月別アーカイブ: 2014年8月

ようやくテレビに出てきた「ダンボールベッド」

 先日の広島県の土石流により避難している被災者の方々の様子を映すテレビを見ていたら、このブログで以前紹介させていただいた新潟大学の榛沢和彦氏が現地でエコノミークラス症候群になっていないかの簡易検査や予防のための取り組みをしている様子が出てきました。

 その報道と連動するように出てきたのがダンボールを使ったベッドが設営された様子でした。以下のリンクをご覧になればおわかりかも知れませんが、このベッドは榛沢氏の内覧会で紹介されていたものなので、榛沢氏のグループが一緒に持ち込んできたものかも知れません。

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-c21d.html

 私もさまざまな災害が起こるたびに注意してテレビを見ているのですが、単に体育館や公民館の床に直に寝ている画像は、見ている方が本当に心が痛みます。せめてこのベッドのキットが用意されていれば、単にエコノミークラス症候群回避のためだけでなく、床から高いところに寝床を作ることによってホコリの吸引も少なくなり、体を起こせばすぐに立ち上がれる状態にもなります。結果として避難所での生活を楽にしてくれるでしょう。団体による生活ができない事情のある人をのぞけば、間仕切りで多少のプライベートも保たれるこうしたダンボール組み立て式のベッドがあれば無理をして車中泊をする人も減るでしょう(完全にフラットな寝床を車内に作れる方を除く)。今回テレビにこのベッドが映ったことで他の地域から引き合いか来て、避難所を設営する場合にまずこのベッドを組み立てるような所が増えるといいのにと思います。

 ただ、今回の災害に関しても、既に一部の人たちが仮宿舎に転居が始まっている状態での報道だったのが残念です。できれば早い段階からダンボールベッドのキットが提供され、体の弱い方優先でもいいので必要とされる方のところへ行きわたるような仕組みが望まれます。


MVNO契約の低速でも楽しめる音楽再生

 先日、京都へ電車とバスで往復した際、一番使った端末はスマートフォンではなく第4世代のiPod touchでした。しかも容量は8GBとフラッシュメモリに音楽や動画を入れて楽しむには容量不足が気になるものの、お気に入りの音楽を繰り返し聞く程度ならまあまあ使えるものではあります。

 以前紹介したことがありましたが、このiPod touchはBluetooth経由でモバイルルーターとインターネット接続ができるようになっています。外からみると単なるミュージックプレイヤーに過ぎないものでも、ブラウザやアプリを使ったネット接続や、簡単なメールチェックまで全てこれ一台でできてしまうので、スマートフォンの電池も消費することにならず、大変使い勝手は良かったです。

 アプリが動くということは、実はネット接続とセットで本体機能だけでは実現できない利用の仕方もできてしまいます。私が出掛けた時はちょうど高校野球が盛り上がっていた時だったので、リアルタイムで試合内容を知るためにはネットサービスを使わなくても直接NHKのラジオをアプリの「らじる★らじる」を使えば、若干のタイムラグはあるものの現場の雰囲気から全てを移動しながらクリアに聞くことが可能になります。ちなみに、このような使い方をする場合は、利用するMVNOの格安データカードの中でも種類を選ばなければなりませんが、私が使っているのは200kbps程度の低速でもデータ容量の制限のないocn モバイルoneの1日50MBコースのSIMカードです。場所によっては多少遅延する場合がありましたが、ほとんどのルートでクリアに聞くことができました。

 このように、ネット経由でラジオが普通に低速通信のSIMカードで使えるということは、例えば事前に音楽ファイルをどこか適当なクラウドサービスを使ってアップロードしておけば、たとえ低速であってもスムーズに再生できるのではないかと期待が持てます。実は、以前から自宅でiPod touchに直接つなぐことができるスピーカーユニットを使うために多くの音楽ファイルをネット上にアップして個人の楽しみで使っていたのですが(クラウドサービス自体にパスワードを付け、共有もできないように設定しているので外部の人が使えないように十分気を付けています)、それはあくまで自宅の無線LANのスピードで使うのが前提でした。しかし試しに電車の中でクラウドにアップロードしてある音楽ファイルにアクセスしてみたところ、待たされることなくスムーズに再生することができました。これならアップロードするファイルをさらに充実させるようにすれば、8GBしかないiPod touchでもモバイルルーターとの組み合わせによってこれからも十分使えます。普段の生活バターンではスマートフォンの使用頻度の方が高いのですが、やはりBluetooth経由でモバイルルーターと繋がるメリットは大きいものです。もし、今使っていない前世代のiPod touchがある方は、最近のスマートフォンの中にはBluetoothを使ったテザリングの親機になれるものもありますので、再活用の方法を探ってみるのもいいのではないでしょうか。


知識がなければ想像もできない?

 世の中、殺伐としたニュースがちらほら見受けられますが、そうしたニュースのコメントとして出てくるキーワードに「想像力の欠如」ということがあります。マスコミで大きな報道がされた後で後悔することのないよう、事を起こす前にどうなるかの想像力があれば良かったのにというニュアンスのようです。

 この文章を書いている時期に入ってきたニュースの中に、かなり多くの地域で盲導犬に対する虐待やいたずらをしている事例があるということがありました。もちろん、そんなことをする輩は擁護出来ませんが、実際の盲導犬の性質やその訓練について無知であることが少なからず影響しているのではないかと私は思っています。例えば、通常ではペット禁止の場所に盲導犬が入ってきた場合、知らなければ犬が入ってくるなんてとんでもないから追い出せと言う人が出ても不思議ではありません。

 実際、私が小中高と学校へ行っていて、盲導犬について学んだ記憶がありません。盲導犬をあくまで一匹の犬と見れば、スーパーやレストランに出入りする姿を見て、もし私が犬嫌いだったらあまりいい感情は持たなかったろうと思います。何の偶然かわかりませんが、たまたま昨日夜のテレビで、盲導犬の一生を追った映画「クイール」が放送されましたが私の場合、最初に盲導犬を育てる事の難しさや、どんな訓練をされているかを知るきっかけとなったのは、井上ひさしさんの小説「野球盲導犬チビの告白」(現在は絶版)を読んだことがけっかけでした。特に全盲の方にとっては外に出て一人で移動するために盲導犬が必要とされるのにも関わらず、限られた頭数しか提供できないことや、訓練士の方が薄給でも使命感で続けておられる場合が多い(当時)話も初めてわかったことでした。さらに実際に盲導犬としてデビューしたあかつきには、外では決して吠えずに大人しくしているように訓練をされていて、その積み重ねが評価されて、普通なら入れない食品を扱うお店にも入店することができる信頼が得られていることも知りました。さらに言うと、盲導犬がかわいいからと言って餌を上げようとすることはご法度です。というのも、盲導犬がハーネスを付け、利用者と一緒に出掛けている時は「お仕事の時間」であり、そこに集中力を削ぐ事にしかならない餌をちらつかせることは、注意力を散漫にし、もし食べてしまったらそれがきっかけで体調を崩してしまう危険性すらあります。

 井上ひさしさんの小説はその題名からおわかりの通り、目の見えない主人公が特別に野球用に訓練された盲導犬「チビ」と一緒に当時のプロ野球「大洋ホエールズ」に入り、活躍する様子が盲導犬「チビ」の目線から語られたエンターテイメントですが、単なる娯楽としては終わらない井上さんらしい秀作です。ただ、井上さんの立場としてアンチ巨人および反自民党といった表現が顕著ですので、巨人や自民党を心から応援されている方は避けたほうが無難かとは思いますが(^^;)。私はあまりそういうことが気にならない時期に読んだため、自然と盲導犬についての知識が入ってきましたが、もしこの本に出会っていなければ今話題になっている盲導犬への虐待までは行かなくても、盲導犬に関する間違った偏見を持ち続けてしまうことにもなってしまったかも知れません。今の学校ではこうしたことを教えるカリキュラムがあるかどうか存じ上げませんが、さまざまな生活弱者の実情について、一通り知識として持っているだけでも理不尽な偏見を持つことは避けられるような気がします。


やはり大変だった深夜バス

 少々時間が経ってしまいましたが、京都まで出掛けてきました。今回は昼からの用事を済ませた後、そのまま帰るのももったいなかったので、地元にいる友人と落ち合い、飲みながら時間をつぶし、帰りは深夜バスを使うことにしました。

 深夜バスと言っても様々な種類があり、安い料金のものは観光バスと同じような4列のシートが2席くっついているタイプのものが多いでしょう。トイレがないバスの場合もあり、混んでいれば隣の人と密着しながら夜を過ごす羽目になります。さすがにバス運行側の配慮で男女が隣同士になるようなチケットの売り方はしていないと思いますが、男同士でぴったりとくっついて長時間過ごすのはさすがにいい気持ちがしません(^^;)。恐らくそうしたバスでは睡眠を取ることも難しいと思います。

 私が予約した夜行バスは、独立した3列シートで、トイレも付いています。以前同じバスを利用した経験からすると、行程中に熟睡をすることは難しいと思われますが、バスに乗る前に多少お酒を入れておけばその勢いで寝られるのではと思い、予約したのでした。

 今回は京都から静岡という路線を利用したのですが、そのバスは大阪が始発だったこともあり、私が車内に入った時にはすでに大勢の人が寝に入っていました。私の席の前後は既に埋まっており、どちらの席も思い切りシートが倒れていたので荷物を置いても席になかなか入ることができません。個人的にはもう少し後から乗ってくる人の事を考えてほしいと思いますが、公共交通の場合はやはり自分の思う通りにはいかないことを思い知らされました。

 シート自体はかなり後ろに倒れ、足のせもあるのですが、フラットになるわけではありません。ここを読まれている方は自動車の車中泊をされた方も多いと思いますが、普通の車のシートを後ろに倒して寝るのとそう変わらない感じです。さらに荷物の圧迫感や回りに人がいるという無言のプレッシャーによって、ある程度お酒が入っていてもなかなか寝付くことができませんでした。やはり、自分の車の中で寝るのとは勝手が違います。結局、うとうととしつつも、ほとんど寝ることができませんでした。荷物を車内に持ちこまずに身軽にして席に付けば多少はましだったかも知れませんが、やはり大勢と一緒だと落ち着きませんね。

 それと、気になったのは体を斜めにしたまま寝る体勢を取るため、自分の足のふくらはぎ部分が圧迫され、血流がうまく流れないような気がしました。できるだけ足に負担がかからないように、座席に深く腰掛けるようにはしたものの、時間とともに体がずれていくとどうしても圧迫感があります。1日だけなら我慢もできますが、これが連日だとさすがに体調にも影響しそうです。私の車中泊環境はキャンプ用のベッドを入れて幅は狭いものの普通に手足を伸ばして寝返りもうてるようにしてあるので、車を運転しつつ、要所で仮眠を取りながら進んだ方が睡眠時間も確保できたかも知れません。良かったのはお酒を飲めたことくらいで(^^;)、ここを我慢出来れば自分の車で出掛けた方が良かったですね。

 そうは言っても夜行バスは時間を有効に使え、お酒も飲めるため、1日だけなら選ぶメリットもあります。宿泊しないで京都の夜を十分に楽しんで帰って来られるというのは夜行バスでなければできないでしょう。以前はJRの夜行列車で同じようなことができましたが、今はバスしか選択肢がないため、乗車の際には万全の体調管理の上乗り、降車後には血栓ができないように運動やマッサージをするように気を付けた方がいいでしょう。一つ気を付けていただきたいと個人的に思うのは、今回私が利用した3列シートではなく、普通の4列シートのバスの場合、かなり料金は安いと思いますが、最初に説明した通りかなり環境的には悪く、足への圧迫感も増えると思いますので、健康に不安がある方は安いからと安易に飛びつかない方がいいと思います。


旅先の緊急情報をどう入手するか

 2014年は台風だけでなく局地的な豪雨や土砂崩れなどもあり、いかに早い段階で情報を入手し避難するかということを考えさせられました。地震や津波の場合は携帯電話を契約していれば夜中でも緊急メールが入る設定にしている方は多いと思いますが、その他の災害の場合は情報を入手する術がないというのが正直なところではないでしょうか。

 ただ、旅先でなく自宅にいたとしても、何の対策もしていないと災害についての大切な情報をなかなか入手することができない場合があります。多くの場合はテレビやラジオで知ることも多いでしょうが、困るのは市町村が行なっている広報が聞き取れないことです。これは自宅に立地にもよりますが、私の自宅からだとスピーカーから流れる人探しの情報もうまく聞き取れません。晴れている日でもそうなのですから、大雨の時に重要な避難情報をスピーカーから流してくれても何を言っているかわからないということになってしまいます。

 そうした問題をカバーする方法として、災害情報については市の広報をそのまま配信してくれる携帯メールサービスを私の住む自治体では行なってくれています。確かにテレビやラジオで警報は知ることができるものの、何を言っているのかわからない(^^;)、スピーカーからの情報をメールで確認できるのは安心です。

 このように、自宅周辺にいる時はそれでもいいのですが、旅先の場合は常に場所を移動しているわけですから、自分が今いる場所の情報を得られるようにする必要が出てきます。車で移動中にはカーラジオからニュースの形で気象や避難のための情報を取ることはできますが、ラジオの情報は広域の情報が多いので、正確に自分がいる場所の警報については細かく把握できないというのが実際のところでしょう。

 今や、こうした不安を払拭するような形でGPSの情報を使ったスマートフォンがあり、標準で入っている天気情報をGPSの位置情報を使ってその場での警報を表示してくれるようなことができたり、さまざまなアプリが情報入手の手助けとなってくれています。例えば、アプリの「Yahoo!防災速報」は設定の中にスマートフォンがある現在地の情報を配信してくれる機能があります。ただこのアプリは機種によってはうまく動かないことがあり、私の持っているものの中ではNexus5ではうまく動きませんでした。他にもあるお天気アプリを使う方法もありますが、どうしても情報は広域情報になりがちです。自分のいる場所の状況を適切に知るためには、マップで自分の場所のだいたいのところを特定したら、気象庁の提供しているウェブ上のサービスである「気象ナウキャスト」という降雨・降雪・竜巻に分かれた予想情報を見ながら判断することも必要になってくるかとも思います。しかしこうした情報もあくまで予想であるので、外れることもあります。過剰にネットからの情報を信じるだけでなく、実際に空の状態や雨の降り方を見ながら判断することも大切です。

 そうして気象情報から判断し、その場から逃げる段階になったら、道が通行止めや冠水などによって通行不能になっていないか確認の上出発するようにしないとまずいでしょう。避難して留まっている場所が高速道路のサービスエリアや道の駅なら道路情報が入ってくるところがあると思いますので、そこでの情報も積極的に入手するようにしたいものです。

 ここまで色々と紹介してきましたが、私がこれまで書いたことを実践するためには、外でスマートフォンを使いこなすことができる人はいいですが、スマートフォンの小さな画面では文字が小さすぎてわからないとか、あせって何を検索すればいいのかわからず、絶望的な気分になってしまう状況も起こってしまうかも知れません。しかし、そんな時こそ落ち着くことが大事です。幸いにも今の携帯電話契約の主流は、通話無制限になりつつあります。もし通話無料の契約でなくても、積極的に電話での問い合わせを活用することについても考えておきましょう。例えば天気予報の177は、携帯電話からだと掛からないと誤解されている場合があるかも知れませんが、市外局番の4ケタを先に入れてから電話するとその地域の気象警報を含む天気予報を聞くことができます。現地の市外局番を特定するためには、公衆電話が見付からない場合は、現地で見付けた看板やお店の表記があれば、その地の市外局番を知ることはできるのではないかと思います。

 また、道路情報については全国の地域別の番号が記載されたpdfファイルが日本道路交通情報センターによって公開されています。時間によってはオペレーターが直接出てくれますので、目的地までの道路はどこが安全に通行できるか(その場から動かない方がいい場合もあります)を教えてくれるかも知れません。いざという時のために以下のリンクから入手したファイルを印刷して持っておくのもいいでしょう。ただ、インクジェットプリンタで印刷すると雨でにじんでしまうので、その点はどうぞご注意を。

http://www.jartic.or.jp/jartic_web/pdf/telNumberList.pdf


テレビのフルセグにこだわる理由

 外でテレビを見る方法として、一般的なのは携帯電話やスマートフォンのテレビ受信機能が思い当たると思いますが、車の中ということで言えばカーナビにもテレビ受信ができるものがあります。テレビ受信の方式としてはワンセグとフルセグがあり、主に携帯電話などの小さな画面で見られるように工夫されたワンセグと、通常のテレビで見ている画像と同じ情報を受信することのできるフルセグがありますが、個人的にはフルセグが受信できる端末なら、受信状態が悪い場合には自動的にワンセグに切り替えて視聴を続けられる機能があるので、フルセグを見られるものの方がおすすめだと思います。

 しかし、テレビが見られればいいと感じる方の中には、ワンセグのみでも不都合はないと思われる方も多いでしょう。ただ、それでも私はフルセグ受信のできるものを手に入れることをおすすめします。それは、単に画面がきれいだからという理由のみではありません。

 アナログ放送からデジタル放送になって大きく変わったことは、今までは1つのチャンネルで1つの放送しか放送することができませんでしたが、デジタルの場合は「サブチャンネル」というもう1つのチャンネルを持っていて、2つのチャンネルで別の放送を流すことができます。このサブチャンネルは、ワンセグでは今のところ見ることができず、フルセグの受信機のみで見られるようになっているようです。今のところよく使われているのは、衛星放送で大リーグ放送をやっていて、試合が伸びた場合に予定されていた定時の放送はメインチャンネルで流し、野球の続きはサブチャンネルで流すような場合です。この場合は衛星放送なので小型端末にはあまり関係ないのですが、先日、こんなことがありました。

 夏の高校野球がNHKの総合と教育でリレー放送をやっていることはご存知だと思いますが、大雨による広島の災害のニュースを総合テレビで連続して伝えていたため、リレー中継ができなくなってしまいました。その時間には高校総体の中継があり、同じ高校生の全国大会であくまで野球を優先するというのは快く思われない方も多いでしょう(^^;)。そこでなのかどうかはわかりませんが、NHK教育ではサブチャンネルで高校総体を流したのでした。

 こうしたサブチャンネルの使われ方の例として、今回はスポーツ中継の例を出させていただきましたが、災害時の放送においてサブチャンネルを使ったローカルニュースが放送されるような状況があれば、その放送を外にいても見られるというのは心強いものです。まだサブチャンネル自体の有効活用化がされているかどうかわかりかねる中ではありますが、いざという時に備えるという意味でも、購入しようとしているスマートフォンにフルセグが付いているか確認しておくといいでしょう。


さまざまな災害と自動車保険との関係

 大雨による広島の土砂災害の様子は時間の経過とともにその全容がわかってきていますが、予想をはるかに超えるほどの被害が出ているようで、罹災された方には心からお見舞い申し上げます。

 今回のような大雨による被害の場合、復旧に向けてどうなるのかというのは多くの人の関心を呼ぶことだと思いますが、家の場合は地震保険のように別契約で加入していなくても、火災保険の総合プランでまとめて補償される場合が多いと思います。しかし、契約の時に災害を火事に限定しているとだめなので、心配な方は契約している保険証券を確認してみて、台風や水害・落雷などでも保険が下りるか確認しておいた方がいいでしょう。

 今回の災害について取材されたテレビの映像を見ると、家屋の被害はもちろんですが、車の被害が多いことが見て取れました。車で旅をする私としては、車で災害に遭った場合どうなるかというのは気がかりです。果たして今回のような水害の場合、自動車保険で補償されるのでしょうか。

 まず、自動車保険を契約する場合、人に怪我をさせたり物を壊したりした場合の保険と、自分が怪我をしてしまった場合の保険、そして車自体の保険があり、私たちはその中から任意に契約しています。この中で、自然災害によって車が壊れた場合には車自体の保険に入っていないとだめなので、いわゆる車両保険というものに入っているかが問題になります。もし車両保険に入っていない場合には、契約の途中からでも付けることを検討することになるでしょう。

 ちなみに、車両保険に入ると保険料が上がるので、保険会社では2種類のタイプを販売しています。ネットで調べた名称で紹介すると、「一般型」「エコノミー型」に分かれます。「一般型」は単独事故や当て逃げにも対応し、「エコノミー型」は単独事故や当て逃げには対応しない代わりに保険料が安くなっています。では自然災害に対応するためにはどちらの方に入っておけばいいかというと、災害の内容によって変わってくるようです。

 「エコノミー型」の保険金が出る場合の説明では(今回紹介する内容についてはソニー損保の内容を紹介しています)、「火災・爆発」「台風・竜巻・洪水・高潮」となっています。今回の広島の土砂災害は台風でも竜巻でもないし、鉄砲水ではなく土砂で流された場合には大丈夫か不安になります。実際のところどうかといいますと、同じソニー損保のサイトで説明がありました。

http://with.sonysonpo.co.jp/wisdom/auto/detail_158405.html

 この説明によると、火山噴火・地震・津波に関してはどちらの車両保険でも支払いはできないものの(契約条件をプラスすることで一部保証できる場合もあり)、水害に関する被害についてはエコノミーの方でも保険が下りるようです。全ての保険会社で確かめたわけではありませんが、とりあえずエコノミー型の車両保険を付けていれば車が被害に遭った場合でも保険で何とかなる可能性があります。ただ、個人の契約の内容については保険証券に書かれていることが全てとなるため、不安な場合はまずは保険証券に書いてある内容を確認の上、不明な点は保険会社に照会し、不足があるところを補うように内容の見直しを行なっておくべきだと思います。


auスマートフォン シャープ SHL23 その6 一通り使ってのまとめ

 ここまで、主に周辺機器を中心にSHL23の魅力について紹介してきました。本体そのもののレビューというのはそれほどしていないのですが、それは逆に言うとほとんど不満点はないということの裏返しでもあります。MVNOで使っているので、auのIDがないと使えない機能があるのは仕方ないとしても、アプリの「ウェザーニュースタッチ」を動かすのにauのIDがないと駄目なのは計算外でした。できればこの仕様は、auでのMVNOが一般化するに従ってこうした制限がなくなっていくことを希望したいところです。

 これまで紹介してこなかった中で注目すべき機能といえば、MVNOのSIMであってもWi-FiおよびUSBケーブルによるテザリングができる点で、いざという時には役立ちます。しかしせっかくの電池持ちの良さなのですから、Bluetoothによるテザリングの親機になれないというのは残念です。まだauのMVNO業者が1つしかなく、契約のバリエーションに乏しいので、テザリング中心で運用するには躊躇するところもあるところもあるので、これは今の所はまあ十分我慢できる範囲だとは思います。

 さらに欲を言ったらきりがないということもあるのですが、あえて個人的な願望を書けば、やはりROMが16GBというのは少々心もとないというのが本音ではあります。そして、Android自体のバージョンアップが予定されていないという点も長く使い続けるには問題が出てくるかも知れません。現状では最新OSの4.4というのは、アプリをSDカードに移すことができない仕様になっているため、ROMが少ない本機ではアプリをSDカードに移動させる使い方がバージョンアップしてしまうとできなくなるという点で、微妙なウィークポイントになるのではないかと思います。

 4.8インチと画面も大きく、テレビ・防水防塵・おサイフケータが入り、電池持ちもいいという穴のない端末が、安いと思って契約したNexus5よりも気軽に安く買えてしまったのはラッキーでした。最近テレビコマーシャルもある、家電量販店や大手スーパーで売られている格安のSIMフリースマートフォンと、MVNO契約とのセットと比較しても、私が約17,000円で購入したSHL23は24分割した場合(白ロム購入なのでそんなことはありえないのですが、あくまで比較のためです)、一月ごとの端末代の負担は約708円で、それにmineoの高速1GBの月額を加えても月額1,766円と余裕で月二千円を切るコストになります。通話機能込みでも2,425円となり、端末の機能を考えると、auのエリアに不満がなければ(データ通信はLTEのみですが、通話エリアは3Gも利用できます)なかなかいい選択でしょう。今後auの未使用のLTE対応スマートフォンが2万円を切る価格で市場に出てきた場合も、SHL23のような比較はできるでしょう。

 ここまで紹介してきた通り、MVNOの契約を解除してもWi-FiやBluetoothによるテザリング(SHL23は子機として使う場合)を使って利用し続けることもできますし、テレビ専用機として使うなら、ACアダプタや外付バッテリーとセットで使えるなら本体が壊れるまで使えるという、いわゆるつぶしの効く端末でもあります。すでに同メーカーから新型機が出ているので、高値で買うことはないと思いますが、程度のいい中古がさらに安い値段で買えるなら、選択肢の一つとしてチェックしておくと幸せになれるかも知れません。


auスマートフォン シャープ SHL23 その5 フルセグを活用する

 SHL23用の卓上ホルダには、前回のエントリーで紹介した通り、接続した状態でテレビを見るために便利な機能が付いています。裸のスマートフォンで音を出す場合、スピーカーは本体裏になってしまい、音量を上げても聞こえにくかったりしますが、卓上ホルダに付ける音の通り道が内部にあることで、うまく前面から音が出る構造になっているのです。

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 この機能および、TVアンテナを本体につなぐ接続ケーブルがmicroUSBになっているので、充電をしながら安定した電波を受信しながらフルセグの視聴および録画ができるようになっています。写真のような接続の仕方を行い、自宅で使えば停電時の代替テレビとしても使えますし、別売の接続ケーブルを使えば家のテレビにつながっているアンテナケーブルを付け替えることでフルセグの安定した状況でテレビを見ることが期待できます(もちろん、使う場所の電波状況により結果が違ってくることはご了承下さい)。

 実は、これは何も停電時のみの使い方だけではなく、室内アンテナを使って本体のアンテナのみではフルセグだけでなくワンセグも受信が難しそうな場所での受信環境の改善をはかったりすることもできます。外付アンテナの選択によるところは大きいですが、どうしてもテレビを外で見たい場合には有難い機能です。普通のテレビでは信号が弱い時にフルセグからワンセグに切り替える機能は付いていませんので、旅行先の山の中でチャレンジしてみる価値はあるかも知れません。さらに言うと、もし大きな災害に巻き込まれたような場合、SHL23と卓上ホルダ、さらにTVアンテナ接続ケーブルをセットで持っていれば、アンテナさえ破損しないで残っていれば、このセットでどこでもテレビを見ることができる環境を作ることができそうです(テレビ送信アンテナが無事な場合)。SHL23自体は内蔵バッテリーおよび小さな外付バッテリーで長時間使い続けることができますので、いざという時の備えとしても重宝します。将来的にスマートフォンを乗り換えたとしても、このテレビ機能のみを使うために本体と卓上ホルダ、アンテナ接続ケーブルのセットを非常用持出袋の中に入れておくという活用の仕方もありでしょう。

 また、本体のみでテレビ番組をフルセグでも録画できることを生かし、見たいと思う番組をタイマー録画して外で楽しむパターンもあります。MVNOでの利用の場合、番組表を使った簡単予約(Gガイド)はauのIDがないと使えないのが残念ですが、タイトルと時間を手動で入れることで録画予約は可能です。お目当ての番組の正確な放送時間はインターネットで調べられますし、タイトルについては自分の好きなように設定できるのでその方がわかりやすいと思う方もいるでしょう。大きめのメモリカードを入れておけば、夜の時間の過ごし方に困った場合や、子供さんがぐずり出してしまった場合、見れば必ず泣き止むような番組をスマートフォンの中に入れておくと、車の中だけでなく多くの場合で助かる状況が出てくるのではないかと思います(^^;)。録画の際、外部アンテナを付けないでもフルセグで安定して録画出来ればいいですが、頻繁にフルセグとワンセグを行き来するような電波状況が不安定な場合や、画面そのものが映らない場合は、やはり接続用のケーブルを追加購入するのがいいでしょう。私も予備の卓上ホルダと一緒に注文しましたが、深夜や早朝に放送されて見られないような番組を中心に自分の見て楽しい番組をライブラリ化する計画です。ちなみに、ワンセグの録画については本体メモリーにのみ録画可能で録画後のデータの移動もできないということなので、番組をメモリカードに入れて持ち歩きたい場合は、フルセグが視聴できる環境を作ることが必要です。本体内蔵のホイップアンテナでフルセグ放送がどうしても受信できない場合は、アンテナケーブルを用意しましょう。


auスマートフォン シャープ SHL23 その4 USBホスト機能と卓上ホルダ

 androidスマートフォンの中にはケーブルを介して充電だけでなくメモリの読み出しや周辺機器が使えるようになる「USBホスト機能」を搭載しているものとそうでないものがあります。これは、メーカーの仕様表に載っていないこともあるのですが、このSHL23では使えるようになっているというのは先日のエントリーで紹介した通りです。しかし、スマートフォンの場合、外部との接続端子がこれ一つしかないため、単体で使用する場合は充電しながら外部機器を使うことはできないという問題が出てきます。

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 ただ、このSHL23の場合は少々状況が違います。というのも本体購入時の付属品である卓上ホルダには充電用のmicroUSB端子がホルダの裏にあり、そこからACケーブルを繋いで充電するようになっています。その際、本体にあるmicroUSB端子はどうなっているかというと、ホルダに差したまま使えるようになっているのです。

 これは、別売りのTVアンテナ接続ケーブルを本体に接続するためケーブルの形状がmicroUSB端子になっているため、SHL23をホルダに載せたまま外部アンテナにつないで使えるようにするためだと思いますが、当然TVアンテナ以外の機器も使えるようになっています。つまり、卓上ホルダをうまく使うと、ACアダプターからでもセカンドバッテリーからでも、充電しながら外付けの様々な機器が使えるようになります。

 私の場合は、卓上ホルダをスタンドの代わりにしてUSBキーボードからの入力に使ったり、ホテルでのインターネットを使うのに有線LANアダプターを使ったりするのに便利になりそうです。

 そうなると、実際に旅に出た場合も卓上ホルダは使いたくなるので、本体に付属してきたものは自宅に置いておくものとして残すことにし、改めて追加で卓上ホルダを注文してしまいました(^^;)。それだけ、SHL23と卓上ホルダとは切っても切り離せないものであると私は思います。外で充電するような使い方をする場合にはホルダごと持って行こうと思う私の使い方はあまり一般的ではないかも知れませんが、実は次回紹介しようと思っているテレビとしての利用にあたっても必要になってくるのです。詳しい話については稿を改めることにします。