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新型コロナウィルスへの感染症対策を考えながらのお出掛けについて考える 日本平夢テラスから三保松原へ

月23日は天皇誕生日で休日なわけですが、この祝日が決まる前から、静岡県と山梨県で特別な日として読みの語呂合わせから「富士山(223)の日」ということで、以前から盛り上がっています。

2021年においても、地元民放ラジオの静岡放送とお隣の山梨放送がリモートで同時放送するなど富士山の日で盛り上がっていたのですが、そんな日であり休日だということで、今回は本当に久し振りに富士山を見るための名所を回ってきましたので、その様子について報告します。

富士山が一年のうちで一番綺麗に見られるのは、冬の雨上がりの日と言われています。なぜなら空気が澄んで、比較的富士山が遠くにあるような静岡市からであってもくっきり富士山が見えるだけでなく、静岡県内が雨だと富士山の上の方は雪が降っていることが多いため、雪の白と山肌とのコントラストが美しい、絵や写真で多くの人が見たことがあるような姿の富士山になりやすいのです。

さらに、富士山を写真に撮る場合にはできるだけ午前中から動きたいものです。光の加減の問題もありますが、昨日もそうでしたが午後から夕方にかけて青かった空に雲が出て来て肝心の富士山を隠してしまう恐れがあるためです。今回はその天候と富士山自体が見える事を確認して、感染症をもらわない事を考えつつ出掛けてきました。

まず訪れたのは、静岡と清水のちょうど中間にある景勝地、日本平夢テラスという、富士山を含む市街地の様子を360度見渡せる施設(展望スペースは野外)に出掛けてきました。駐車場に車を停めて夢テラスに行く前に、ちょうど車を停めたところの近くに河津桜が植えられていて、そこにメジロがやってきたりしていて思わぬところで花見の気分を味わうことができました。いわゆる河津桜の並木というところは、この連休中にはかなりの人出があったといいますし、それほど人がいないところで数本だけ植えられている河津桜を楽しむ方が安全ですし、このような写真も撮れますので、気軽に花見気分を味わうにも良かったと思います。

日本平夢テラスに上るためには駐車場からだとタワーのようになった建物に入って3階まで上る必要があります。建物入口には手指の消毒をするための場所と、検温する場所があります。そこで平熱であれば夢テラスの上に上れるのですが、できるだけ他の観光客と一緒にならないように、少し間を空けて進みます。そうして、富士山と清水港が一望できるポイントで撮影したのが上の写真です。この場所は写真を撮るにはベストポジションなので、他の人とはできるだけ重ならないようにさっと撮影だけしてその場を離れました。

テラス全体は風が十分に通っていて、直接飛沫を浴びることは運悪くくしゃみをした相手の正面にいるような事でもなければほとんどありません。その点は十分に気を付けたので、ここで他の観光客の方々と濃厚接触になることはなかったと思います。

日本平に登る車用のルートは、静岡側と清水側のルートがあります。行きは静岡の日本平動物園のあるところから登ったのですが、帰りはもう一つの富士山絶景ポイントである三保の松原方面に降りていきます。富士山がユネスコの世界文化遺産に指定されたことで、車で三保の松原に入る道は広くなり、安心して行けるようになりました。こちらの方は人出もそれなりにあったとは思いますが、何しろ松原と砂浜が広範囲に渡っているので、松原を見る人や富士山の写真ポイントを探す人、さらに波打ち際まで近づいて水遊びをしている人などもいて、適度に観光客は分散化していたように思います。

スマホからなのであまりうまく撮れませんでしたが、三保の松原の向こうにくっきりと見える富士山を捉えることができました。三保から富士山というとかなり距離はあるものの、それなりに雰囲気が良いロケーションで世界文化遺産の中に三保が入ったのもわかるような気がします。こちらの方も、富士山が見えるところまで歩き、何とか捉えたのであとはできるだけ人と接触しないように気を付けて車まで戻りました。

今回のお出掛けは旅というより単なるお出掛けなので参考にならないかも知れませんが、旅やお出掛けの楽しみの食事については、感染症の恐れがある中でどうするかと思って、あえて外食はせず、帰りにスマホで持ち帰り予約をしたお弁当を自宅に帰ってから食べました。これも、午前中の比較的早い時間から出掛けることができたおかげだろうと思います。なかなかお出掛けができないと思っている方も、車で早朝から動きお昼を自宅でテイクアウトしたもので済ますような予定を組むことができれば、その日の残りも有効に使うことができますし、おすすめの休日の過ごし方ではないかと思います。

自宅から近場を半日で回る場合、当日の天候が悪ければお出掛けそのものを中止することもできますし、しっかりと状況を確認して出掛ければ失敗することもありません。これから春にかけて花見のシーズンは、名所よりも近所で綺麗に咲いている桜の木がどこにあるか事前にチェックしておき、車でなく自転車で出掛けて写真を撮ることを中心に楽しむというのも手です。

感染症予防ということもありますが、ずっと家の中だけで過ごしていてもストレスが溜まってしまいますし、天気予報とにらめっこをしながらベストのお出掛けのためのポイントを探ってみるのも結構楽しいものです。その際、地元の新聞やテレビ・ラジオなどで紹介されたイベント情報も合わせて活用することで非日常感も少しはアップすると思います。まだ県をまたいでの移動が自粛される中、逆に地元のまだ行ったことのない場所を目指してみるのもいいのではないでしょうか。


しばらくはすき間時間でレジャーを楽しむことに

昨日からいよいよ東京在住の人や、東京に行く人を対象にしたGo Toトラベルキャンペーンがスタートしたということで、本日からのレジャー動向が気にかかります。たまたま先日紹介した久能山東照宮や日本平という静岡市の観光スポットが行程に組み込まれた東京からの日帰りバスツアーもGo Toトラベルキャンペーンの対象になって、相当安く東京から行けることになるという話をテレビの情報番組で知り、あわててGo Toトラベルキャンペーンが発動する直前に出掛けてきました。

当方は静岡市在宅なので、日帰りというよりも数時間の空き時間があれば行って帰ってこられるので、今回は久能山東照宮博物館で特別展示されている「伝・島左近着用の兜」を見に行くことに絞って出掛けてきました。

ちなみに決行日は天気予報では全日天候が安定しないということでしたが、逆に天気が悪い方が人が来ないだろうと思って出掛けたものの、雨は上がってしまって相当暑い中行ってきました。久能山東照宮に行く方法は2通りあって、昔からの参拝の方法は海岸線の道路からいちご狩りで有名な久能山下に車を停め(有料)、そこから1000段以上ある石段を登って行く方法ですが、歩いて登る労力はともかく、途中で大雨になったら困るので、今回はもう一つの方法を使うことにしました。

山頂から雄大な富士山の姿が見られる景勝地・日本平山頂まで車で行き、そこから久能山東照宮までロープウェイが運行されていて、往復は大人1,100円なのですが、ロープウェイ往復券と久能山東照宮参拝券、さらに久能山東照宮博物館入館券がセットになった乗車券が1,750円で売っているので、今回はそのセット券を購入して久能山東照宮と久能山東照宮博物館に行ってきました。

雨は降っていなかったものの、ロープウェイは山と山の間の谷をまたぐように行くので、途中かなり風が強く吹いたときには相当ゴンドラが揺れてスリル満点ではありました(^^;)。本殿は国宝になったこともあり、それなりに認知度はあると思うのですが、平日の午前中に行ったこともあって一緒になったのは個人の観光客はパラパラという感じで密になることはロープウェイの中でもありませんでした。

色々写真は撮ってきましたが、肝心の久能山東照宮博物館は全てが写真撮影禁止で(^^;)、ここでその内容を紹介することはできませんが、一応行った証拠として本殿の写真だけアップします。博物館の中の展示は特別展示の「伝・島左近着用の兜」以外は全て歴代の徳川将軍に関わるもので、その中でも徳川家康が使っていたものは全て重要文化財でした。また、この博物館の目玉は徳川家康がスペイン国王から贈られた時計で、この型の時計は本国にも残っていない貴重な品ということです。

博物館の中も、そこまでして私のようにやってくる人はいないようで、ほぼ展示室を一人占めしてじっくりと島左近のものと伝えられる兜を見ることができました。関ケ原で島左近が討ち取られた際に壊れた前立ての部分(正面から見て左側)の生々しい様子や、逆の方も少し壊れていることで、実際に合戦て使われていたものだということはわかりましたし、島左近は石田光成を守って勇猛に闘ったということも伝えられる中、前立ては必要最低限で、あくまで機能性を考えて作られているということも実際に伝わったものを見てわかったことでした。

この展示以外に展示されている甲冑は全て歴代徳川将軍のもので、秀忠以外は合戦に付けて行く可能性すらなかったものです。そういう意味では一つだけ徳川家とは関係のない展示ということだけでなく、実用を考えて作られた唯一の兜の展示だということで、なかなか面白かったです。

ちなみに、島左近は関ケ原で討ち死にせず別の場所に落ち延びて生きていたという伝説もあります。先日のブログで紹介した隆慶一郎・著「影武者徳川家康」では徳川家康の影武者(この本では関ケ原で徳川家康は討ち死にし、その場で影武者と入れ替ったという設定)の軍師として徳川秀忠と戦い、影武者の死後には現在の浜松市天竜区で妻子を連れて移り住んだということになっているのですが、いかに荒唐無稽な設定であっても歴史には想像を入れる余地があります。そんな中で小説やドラマ・映画を見たり、逆に今回のように実際に今まで伝わっている物を見に行くということもできるので、国内の移動が解禁されたらまた国内を歴史散歩的に回ってみたいです。それまでは、今回のようにすき間時間を利用しながら近場に出向いて、安全に地元の名所などを再訪するのもいいかなと思っているところです。


本当に思い立って出発した「にんじん購入」の旅

どこへ行こう? という欲求は常にあるものの、行く場所が決まってしまうというのが最近の悩みで、いつも行こうとすると行きやすい場所という風になっていて、面白味がなかったというのが正直なところでした。季節が冬になって、さすがに全国で雪の便りが聞かれるようになると、慣れない雪道での運転はできるならしたくないので、さらに行動範囲が狭まってしまいます。

たまたまそんな時にテレビで目にしたのが、2月という冬の季節が旬で、他のものより独特の臭みもなく甘いという人参「へきなん美人」が愛知県碧南市で大人気だという話でした。最近野菜不足の食生活をしていることもあり、とにかく現地へ行ってこの人参が売っているところに行って見ようと思って即座に計画を立てました。

この人参が販売されているのは、碧南市の農業体験交流施設である「あおいパーク」という施設だということがわかったので、グーグルマップで経路計算したら静岡市からなら高速道路を使って2時間ちょっとで行けるということがわかり、施設のオープンが9時ということで、余裕を見て午前6時過ぎに出発すればオープンと同時に購入することも可能だろうということで、本当に出発してしまいました(^^;)。甘いとは言っても所詮人参なのですが、なかなか愛知県の方まで車で走を伸ばすことはなかったということもあり、本当に出発しました。

高速道路途中のサービスエリアや道の駅でインターバルを取りながら、何とか開店前の「あおいパーク」に到着することができました。この施設は食堂やお風呂もあり、今だといちご狩りや人参の収穫体験などもできます。しかし、直売所の入口にはすでに人がオープンするのを今か今かと待っていて、テレビで紹介されたせいなのか、それとも地元の人がこうしてやってくるのかはわからないものの、かなりの熱気の中で開店となりました。

人参は主に「へきなん美人」で、このように置かれているのですが、人々のお目当ては写真にあるスーパーでもよく見るサイズのパックでは有りませんでした。これは事前に知っていたのですが、この並びとは別に大きなビニール袋(なぜか鉄人28号の絵が印刷されていました)が置いてあり、その重量は10キロのものがどんどん買われていたのです。

床に置かれているのが10キロの袋です。価格はきちんと選別されたものは一袋800円で、小さいものだけで10キロになったものだと500円とか、不揃いな形のものがまじっていたり、少し割れているものが入っているものの中には10キロで400円というものもありました。とりあえず話の種に10キロ800円の袋をレジに持って行ったのですが、私の前に並んでいた女性は、かごでなくカートの上下に10キロの袋を4つ載せていまして(^^;)、どうやって消費するのかと思いましたが、地元の方は人参の甘さを堪能するためそのまま絞ってジュース用に買っていく場合が多いそうです。

ただ、この「へきなん美人」は甘さを出すために水を与えず人参にストレスを与える栽培方法を取っているということで、ジューサーが必要になり、ジューサーがない自宅では、他の果汁と混ぜてミキサーに掛けるくらいしかジュースを飲む方法がなかったのですが、確かに人参特有の匂いはあまり感じられませんでした。野菜スティックにして食べた時には、そこまで劇的に甘いかというと私の舌ではそこまでの甘さは感じられませんでしたが、このような人参の買い方をする地方があるということを知っただけでも面白かったです。

今回は早く来すぎたので、直売所の中から浴場(午前11時~21時 大人400円で利用できるようです)をはさんでつながっている食堂へ行き、愛知県名物のモーニングをいただいてきました。370円というコーヒー一杯分の値段で、トースト半分、ゆで卵、サラダ、フルーツ、飲み物が付いています。びっくりしたのは、飲み物はコーヒーやアイスコーヒーだけでなく、ソフトドリンクの注文もOKで、その種類が21種類もあったことです(^^;)。せっかくなので、私の出掛けた2020年2月現在の飲み物注文可能なドリンクを紹介しておきます(注文時はドリンクの種類のみ聞かれるので、モーニングの飲み物は○○という風に注文しましょう)。

・コーヒー
・アイスコーヒー
・アメリカンコーヒー
・カプチーノ
・カフェラテ
・アイスカプチーノ
・アイスカフェラテ
・エスプレッソ
・レモンティー
・ミルクティー
・ホットミルク
・アイスミルクティー
・アイスレモンティー
・アイスミルク
・ホット烏龍茶
・アイス烏龍茶
・ホットゆず茶
・アイスゆず茶
・カルピス
・オレンジジュース
・コカコーラ

ちなみに私はその場の雰囲気に流されてホットコーヒーをつい注文してしまいましたが(^^;)、再訪する機会がありましたら他のソフトドリンクを頼んで常連感を出し、さらに日帰り入浴も利用してみたいと思っています。


2020年のお正月らしいお出掛け

お正月休みの前半から中盤に掛けて全く外に出ない生活を続けてしまったので、せめて最後くらいはということで昨日車で出掛けてきました。これは、地元ならではの事なのですが、朝起きて雲ひとつない快晴だったということもあり、これはここで紹介する写真が撮れそうだと向かったのは、やはり何と言ってもお正月とセットでおめでたいと言われている「富士山」でした。

世界遺産となった三保の松原からの富士山もいいのですが、今回はあえて苦行の道を選び、国道一号線を清水方面に向かい、静岡市の由比地区から東海道の「さった峠」(機種依存文字のためひらがなでの表記をお許し下さい)を目指すことにしました。

元々東海道の興津宿~由比宿間は今の国道一号線や東名高速道路のように簡単に通行できたわけでなく、昔からの道はかなり険しい崖の上の街道でした。そこにあるのがさった峠で、その頂上からは天気が良ければ現代でも江戸時代の浮世絵とそれほど変わらない眺望を見ることができます。

基本的には歩いてやってくる人が多く、私は車で近くまで行ったのですが、峠までいたる道というのは相当細くてほとんどの道で車とのすれ違いができないようになっています。私自身、これほどの道だったのかと峠に車を進めて少し後悔したのですが、この部分だけは過去に走り抜いた四国八十八箇所巡礼の時に通った数々の「遍路ころがし」の車道に匹敵する状況になっていると言えばおわかりでしょうか。お正月休みの最終日とあってか車でやってくる人も少なくなく、細く狭い道で延々と後退しながらすれ違いができる場所まで戻らなければならない時もあり、あまり大型の車で出掛けることはおすすめできません。

峠の手前には7~8台が置ける駐車場があるのですが、何とか着いたと思っても駐車場の空きがなく、先に停めた車が観光を終わって出てくるまでしばらく待たねばなりませんでした。ただこれは正月休みだからこれだけ人が集まったと思うので、普段から車で混雑しているわけではないと思いますが、正月休みで、更に天候は最高というところで車で行こうという人が多かったのだろうと思います。

駐車場にはトイレもあり、そこから少し旧東海道を歩いてさった峠の頂上にあるお天気カメラが設置された展望台があるので、そこに登ります。そこで撮った写真が以下のものになります。

実に雄大な景色です。これは午前中に撮ったものですが、午後からは富士山の上に雲が出てきてしまったので、やはり午前中に行った方がいいと思います。様々な道路が通っていますが、一番山側が東海道本線の鉄道で、国道一号線バイパスと東名高速道路が並走しています。まだ新東名がなかった頃にはこの地点で何か大きな災害があれば、東西を交流する電車も車も止まってしまっていました。その理由がこの写真を見るだけでわかってしまうところにこの場所の特徴があるのですね(^^;)。

この日はその後、富士山の麓にある富士宮浅間大社まで足をのばし、初詣をしてきました。年の初めから注文したパソコンが初期不良を起こすという運のなさをどうにかして払拭できればと思うのですが、さてどうなるでしょうか(^^)。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その6 まとめと車旅での利用について

ここまで、かなり長くグローバルキャビン横浜中華街について紹介してきましたが、今回朝食はサービスされたとは言え、共同宿舎タイプの宿とは言えある程度プライバシーが保たれた部屋でちょっとしたパソコンによる作業も行なえる部屋に泊まり、簡易的なシャワーではなくちゃんと手足を伸ばしてリラックスできるお風呂も2回利用して一泊3,600円は妥当な値段だと思います。

もちろん、外からだけでなく内鍵もかからず、テレビもイヤホンを使って見なければならないなど隣の利用者に気がねしたり、逆に隣がうるさくて寝られなくなる可能性はあるものの、男女別になっていることで女性にも安心でもありますし、半個室のような形でも大丈夫なら一度試してみても面白いのではないかと思います。

恐らくこの価格で提供されるビジネスホテルがあったとしても、設備が古かったりして、あまり気持ち良く泊まれないくらいのグレードになってしまうと思うので、他の宿泊もできる施設との比較を考える場合には、最初にも書きましたがビジネスホテルとの比較ではなく、ネットカフェの仮眠利用とどちらがいいのかという風になってくるだろうと思います。

ネットカフェは厳密に言うと宿泊施設ではないので、鍵のかかる個室が利用でき、すでに部屋にはテレビだけでなく自由にインターネットの利用が可能なパソコンも設置されています。ホテルの場合は公衆Wi-Fiは用意されているものの、個別スペースでのインターネットを行なうためには自分のスマホなりパソコンが必要になる点も違います。

さらに、ネットカフェは漫画喫茶から進化してきたものであるため、様々な設備が整っています。漫画の冊数も多いですし、所によってはカラオケができたりダーツやビリヤードの設備もあります。飲物の種類についても結構多くて、飲み物のバリエーションも多く料金内で利用できるようになっています。また、最近のネットカフェではソフトクリームが食べ放題だったり朝食もサービスされているなど、ドリンクサービスだけではないサービスを提供するところも多くなってきているようです。

ただし、先日私の仮眠したネットカフェの個室というのはベッドのように使えるスペースが有るのみなので、椅子に座ってパソコンを使いたい場合は、個室では椅子付きのスペースが用意されていない場合もあります。椅子のある場所を使った場合、今度は手足を伸ばして寝られません。椅子で寝られる方はいいとは思いますが、やはり体は休まらず、エコノミークラス症候群になる危険もあります。どちらにしても利用状況に応じてどのタイプの部屋を使うかということを考える必要は出てくるでしょう。

そして、キャビンにしろネットカフェにしろ、どのくらいの時間滞在するかによって選ぶということもあると思います。終電を逃して始発に乗るためだったらキャビンに泊まらずネットカフェの方が総じて安く済みます。今回の私の場合、前日に横浜中華街でお土産を買う時間がなかったのでチェックアウト(全員共通)の午前10時のギリギリにチェックアウトし、まだ中華街のレストランは開いていないものの、午前10時という時間は、華正樓の肉まんの売店や重慶飯店の番餅といったお土産の定番を購入するにはちょうどいい時間だったので、ホテルを出てからそれらの売店を回って必要な分だけお土産を購入してから中華街を後にすることができました。ネットカフェの場合、料金との関係でどうしても時間に急かされてしまうようなところがあるので(カプセルホテルと同じくらいまで滞在するとかえって料金高になる可能性もあり)、こういった点を許容できるかというのが、どちらを利用するかという事について考えるなら大切ではないかと思います。

また、車で泊まる場合は、このグローバルキャビン横浜中華街には、事前予約制の有料の駐車場(1,800円)が用意されています。繁華街ではなかなか駐車場を探すのも大変だと思いますが、車で行って中華街を楽しみたい場合は駐車場とセットで複数人での利用というのも面白いのではないでしょうか。

さすがに同じ条件で駐車場付きのネットカフェというのは聞いたことがありませんが、その場合は周辺の夜間利用が定額になっている駐車場を探してみれば、午前8時頃までは格安で定額な駐車場もあるので、翌朝早く出発できるなら、セパレートで利用するパターンも十分有りでしょう。

ただ、郊外の場合はネットカフェでもホテルでも十分に無料の駐車スペースは用意されていることが多いと思います。車で出掛けて車中泊をするつもりが、そもそも泊まるつもりもなく出てきた中、暑かったり寒かったりしてとても車の中では寝られないという場合、無理をして車中泊して体調を崩してしまうよりは、こうした施設を利用することも頭の片隅に入れておくことをおすすめします。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その5 夜食と朝食の内容

ここまで、グローバルキャビン横浜中華街の施設について紹介してきましたが、その他のサービスとして、ずっとキャビンやカプセルのスペースで過ごしたくないか、友人同士でいろんな話をしたいための、宿泊客なら誰でも使え、飲食も可能な食堂のスペースについて紹介します。

まず、フロントの脇には電子レンジが用意されていて、外から持ち込んだ食材を温めることができます。この宿泊施設自体が中華街のどまん中にあるので、わざわざコンビニで購入した食材を温める人は少ないと思いますが、お土産用に購入した中の中華まんをあたためて夜にいただくために使うこともあるかと思いますので、宿泊者にはありがたい設備です。

実際に飲食をする場というのはカウンターとテーブルがあり、奥には宿泊者なら誰でも利用できるコーヒー(ホット・アイス)、お茶(冷・熱)、水が出るマシンが揃っています。

その他直接入れて飲むものとして、オレンジとハーブの入ったデトックスウォーターが常備されていて、自由に飲むことができるようになっています。キャビンなど客室内ではたとえ隣同士にキャビンを取った友人でも会話はセーブするような雰囲気になっているので、話をする時にはフロントのある一階に降りてきて、大きなテレビを見つつ、お茶でも飲みながら語らうようになっています。また、このスペースは時間によってホテル側からの様々な食事のサービスがあります。

基本的にドーミーインのチェーンホテルでは、夜食用に夜鳴きそばが提供されるのが普通なのですが、このホテルは宿泊料も安く、専門にお蕎麦を用意するだけの設備もないと思われるので、その代わりとして夜の21時半から23時まで限定でフロア内にドーミーインのパッケージになったカップ麺「ご麺なさい」が用意されています。割り箸とお湯も同時に用意されているので、寝る前に小腹が空いた場合は一階まで降りてくれば宿泊料金の範囲内でこのカップ麺をいただくことができます。

実際のところ、よくある醤油味の安いカップ麺以上のものではないのですが、それでもばたばたしてチェックインを済ませ、時間や天候の関係で外に出て食べたり何か買ってくることも難しいような場合にも重宝するサービスではないかと思います。一つ注意点としては、飲み残したラーメンスープについては、それを捨てるところが専用で用意されているので、他のところに流さないようにする心配りが必要で、他のゴミについてもきちんと分別して捨て、後から来る人の事を考えるようにしたいものです。

そして、朝食は午前7時からとなっていて(最終入店8時半で終了時刻は8時45分)、メニューはほぼ決まっています。東横インのようにおにぎりではなく、中華街らしい中華粥(鶏野菜粥)に、朝食ということではちょっとめずらしいかも知れない、みんな大好きなトマトカレーが朝から用意されています(^^)。和食派の人味噌汁はありませんがコーンスープとコーンコールスローサラダ(サラダはポテトサラダとの日替り)があり、あとはパンが各種揃っていてヨーグルトもあります。

とりあえず、こんなものが出されるということでパン以外のものを全種類取ってみました(^^)。当日は早朝からお風呂に入ったりして動いていたので、十分目の覚めた状態で食事を取れたので、当日のお昼過ぎでも大丈夫なくらい朝食をいただいてしまいました。

また、朝食にはチェックインの時にはなかった雪人参スムージーとオレンジジュース・牛乳が用意されていました。アレンジになりますがホットコーヒーに牛乳を入れてカフェオレにもできますね。この朝食は基本的には有料(800円)ですが、私の場合は公式サイトから予約をする際、「朝食サービス」の宿泊プランで予約したので、追加料金はかかりませんでした。多くの宿を紹介するサイト経由では公式サイトより安い価格が出ている場合もあるかも知れませんが、朝食は別料金になっているケースもありますので、このくらいのボリュームの朝食に出せる金額はどのくらいかを考えながら、格安のさらに格安で利用するのか、それとも食事サービス付きのもので予約するのかを考える必要があると思います。

ちなみに、朝食をセットしているかしないかについては、食堂に入る前にフロントのスタッフに部屋番号を確認してもらう仕組みになっているので、もし事前に朝食を予約していない場合はそこで朝食を別料金でお願いするという流れになってくるのではないかと思います。さすがに一週間も連泊すると同じものの朝食に辟易するかも知れませんが、「中華粥」「カレー」「パン」という3種類の中から選択していただくようにすれば2~3日の連泊だったら十分おいしく飽きずにいただけるのではないかと思います。個人的には前の日に飲みすぎないようにして、おいしく朝食をいただけるようなスケジュールを組んで行くのがいいのではないかと思います。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その4 2つある個人用のお風呂

グローバルキャビン横浜中華街を運営するドーミーインチェーンというのは普通のホテル事業も行なっていて、そこで評判が高いのが自分の部屋のユニットバス以外にも大浴場が完備されているということがあります。

人によってはシャワーだけでも問題ないと思う方もいるかと思いますが、私の場合はできればゆっくり手足を伸ばして湯船に浸かりたいですし、そうした設備があることも宿を決める動機になり得ます。今回の宿泊場所を決めるにあたっても、大浴場ではないものの、宿泊客なら誰でも利用できる貸切風呂が2つ(ファミリーキャビン利用者にはさらにもう一つあります)用意されていることが大きかったと言えるでしょう。

当日はチェックイン開始時間の17時くらいにまずは大きな荷物を預けるために入館したものの、すぐに外出して仲間内で軽く打ち上げの夕食をとり、戻ってきたのが午後8時過ぎでした。そのくらいの時間だとお風呂は利用されているだろうと思って地下にあるお風呂に行ってみました。

貸切風呂を利用する場合、フロントでの受付などは必要ありません。リストバンドキーでエレベーターに乗って移動するためにはチェックインした宿泊客である必要がありますし、エレベーターを出たところにあるパネルで、現在お風呂が利用中なのか空いているかが簡単にわかるようになっています。

個人利用客用のお風呂は「りらく」と「ゆらぎ」で、中に入り内鍵を掛けると「利用中」の電気が点灯するようになっています。上の写真では両方の浴槽が利用中になっていますが、私が行った時には2つの中ではより広い浴槽になっている「ゆらぎ」が空いていましたので、そのまま入ってみました。

中に入ると脱衣所があり、写真のようにドライヤーも付いた洗面所も完備しています。またこの反対側にはサーキュレーターと体重計があります。マナーとしてはこのフロアを濡らさないように洗い場できちんと体を拭くことが大切です。タオルについては、キャビンの中にバスタオル1枚と小タオル2枚が用意されていますので、そのまま持って行き、汚れた分についてはそのままこの場所に置く場所も分けられています。もし余分なタオルが必要なら、その時にはフロントで出してもらうことになります。

この「ゆらぎ」ですが、個人的に驚いたのが洗い場が畳敷きだということでした。そういった設備のあるホテルは知っていますが、畳の感触が直に足に伝わり、とても気持ちが良く、これだけでもこの宿に泊まった価値があるのではないかと思います。洗い場は2つあり、3名くらいまではどちらのお風呂も同時に利用が可能です。私の場合は一人での利用だったのですが、ホテルの方からは一回の入浴に付き30分程度でお願いしますという掲示がありました。

「ゆらぎ」の浴槽ですが、大きくて立派です。一人で利用するので仕方がないとは言え、この浴槽を一人で占領してしまって申しわけないという感じがしました。そこで、急いで体と頭を洗い、早目に出たのですが、その時にはもはやお風呂に入る人が集まってきていて、すぐに入れ替えという形になりました。

ちなみに、そうしてお風呂が空くまでの時間を潰すため、漫画本が同じフロアに用意されています。ちなみに、キャビンへの漫画本の持ち込みも5冊までは可能になっているので、時間つぶしのつもりがつい続きが気になってしまった場合、そのまま持っていくこともできます。

そして翌日、早朝5時から貸切風呂を利用できるということで、5時になったのを確認してからエレベーターで地階に降りたところ、すでに昨日利用した「ゆらぎ」は利用中になってしまっていました。ただ、どうせ入るなら違うタイプのお風呂に入りたかったので「りらく」の方に待ち時間がなく入ることができてラッキーでした。

「りらく」の方は「ゆらぎ」と比べると洗い場も浴槽も小さいですが、2人くらいまでなら十分利用可能な大きさになっています。湯温はきちんと41℃前後に管理されていて、熱くなく温くもなく、朝のぼんやりとした気分を覚ますには十分でした。

ちなみに、この温度管理の仕組みの一つとしてお湯はどんな時に出てくるのか? という事を気にしている方がいるかも知れませんが、入浴時は常にお湯がいっぱい入っています。当然、浴槽に入るとお湯が溢れるのですが、改めて浴槽から上がった時に自分の体積分のお湯が何らかのセンサーで感知するのかその分のお湯が出てくるようになっています。上の写真は浴槽から上がった直後に撮ったものですが、お湯の減少が出た場合にすぐに補充されるようになっています。温泉とは違うものの、人が入った都度にお湯が足されるということは、表面に汚れが浮いたらすぐに流れていくということで、それなりに安心して利用できるのではないでしょうか。大浴場ではないものの、多少の待ち時間があっても他の人と一緒にならない安心感を求めるなら、このような仕組みのお風呂もいいものでしょう。

ただ、多くの人がお風呂に殺到してしまった場合には入浴を諦めてシャワーだけになってしまう可能性もあるので、その点については事前に理解しておきましょう。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その3 フロア内の共同設備について

グローバルキャビン横浜中華街の私が泊まったフロアは、リストバンドがないとキャビンのある部屋には入れませんが、その他のスペースはリストバンドをかざさなくても利用ができます。

まず、キャビンを出たエレベーター前にあるのが部屋に冷たい飲み物やアイスを持ち込むような場合に便利な設備です。小型冷蔵庫には保冷剤が入っています。この保冷剤は持ち出し自由です。

ただ保冷剤だけでは冷たさを保つことはできませんので、よく買い物の際に使われる保冷バッグもセットで用意されていますので、外に出て買ってきたものや、館内の自動販売機で購入したものを入れて部屋に持ち込んで飲むことができます。また、カップに自動的に氷を出る製氷機も食堂以外にもフロアに用意されていますので、氷を入れたカップに飲み物を入れて飲みたい場合には利用できます。

さらに冷蔵庫の右隣に置いてあるのが、キャビンで寝る際に人によっては役に立つものです。というのも、キャビンは上下に隣接しているので、人によってはちょっとした上下にいる顔がわからない宿泊客の出す音が気になったり、夜中にいびきがひどくて寝られないなんて状況も置こるかも知れません。そのために使い切りの耳栓があります。とりあえず先に一つ取っておき、使わなければ返してもいいでしょう。もう一つ置いてあったのが、逆に自分のいびきで人に迷惑を掛けるかも知れないという人用の鼻孔を広げるノーズプレス(テープ)でした。これも必要に応じて使うようにすればいいでしょう。

冷蔵庫のすぐそばには選択ができるランドリーがあります。洗濯機と乾燥機で、コインランドリーの形式になっています。連泊の場合だけでなく、汗をかいてしまった下着などをちょっとした時間で洗って乾かすことができますので、これも必要に応じて利用するのもいいでしょう。

その隣りにあったのは、電話をするための部屋です。これも宿泊場所が個室ではなく音がつつぬけのキャビンであるために用意されたスペースだと思います。ちなみに喫煙室は同じフロアにはなく、キャビンも禁煙です。タバコが吸いたい場合には地下に喫煙室がありますのでそちらを利用しましょう。

あと、トイレは洋式タイプの個室が複数用意されていますが写真は撮りませんでした(^^;)。トイレの手前が洗面施設及びシャワー室になっています。シャワー室は狭いですが必要十分な設備でしょう。洗面施設の方にドライヤーやブラシ、シェービングフォームなどが揃い、歯ブラシもここに用意されています。紙コップがあるので口をゆすぐこともできます。後で紹介する個室のお風呂が満員で利用できない時にはシャワーの利用をする場合もあるかと思いますが、私は幸い行った時にお風呂が空いていたので2つある浴槽を夜と朝に2ヶ所利用することができました。その様子についてはまた改めて紹介します。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その2 キャビン内部の設備と注意点

今回利用した「キャビン」とは、カプセルホテルほど密集はしていないものの、例えば寝台列車の個室のように上下で分かれたベッドのある個室的なスペースというような感じでした。

入口から撮った写真がこのようになっています。私は念のためというか寝相が悪くてベッドのスペースから落ちても怪我をしないように下段の部屋を取りましたので、左下の部分がベッドになっていて向こう側に枕が置いてあります。正面右の部分が机と椅子でパソコンを置いて作業するスペースには十分です。右の壁にはよくある上着のみではなくスウェットの上下のような館内に出歩きOKな館内着があり、ハンガーもあるのでその格好で出歩くのに支障がなければ(同フロアのトイレやシャワールームの使用なら同性同士しかいませんので比較的大丈夫かも)同時に用意されたスリッパを履いて部屋から出ても大丈夫です。

ベッドの中を改めて紹介すると足先の方には掛け布団とテレビがあります。また、テレビの上に見える取っ手はベッドの中が外から見られないようにするためのスクリーンになっています。ただテレビについては、ビジネスホテルと違ってキャビンの中に入らないと見ることができないというのがつらいところです。そして、前回紹介したようにこのスペースはあくまで共同宿泊所としての設備であるためにテレビのスピーカーからは音が出ないようになっています。

ではどうやってテレビを楽しむかと言いますと、枕元左側にある照明をコントロールし時間およびアラームを鳴らすボタン類の中にイヤホンジャックがあり、そこに事前にホテルの方から提供されて用意されている安いイヤホンを付けて横になりながらテレビを見るようになっています。音の大きさはテレビとセットになっているリモコンで変えられます。

パソコンを机で使いつつテレビを見るというのは難しいのですが、枕元左側にはコンセント及びUSB出力の電力供給端子が用意されていて、スマホが置けるようにもなっています。普通の方ならここで集中的にネットをしながらテレビを見るということが可能になるので落ち着いたらそのままキャビンの中で動かなくても良くなるのですが、私の場合は隣の机でパソコンを使ってブログ更新などもやりたかったので、できれば音だけでも(部屋でパソコンを使うとテレビに背を向ける格好になるので)楽しみたいと思ったのですが、用意されたイヤホンはキャビンで丁度いいような長さしかなかったのでその点は残念でした。ちなみに、机の方にはコンセントが2つあるので、パソコンや他の家電の利用も可能です。

そのような事があり、今後もキャビンでの宿泊やカプセルホテルの利用をするという場合には、通常のイヤホンジャックからの出力をBluetoothでイヤホンに飛ばすような仕組みが欲しくなります。今回はワイヤレスイヤホンを持ってきていたのですが、そうしたトランスミッターは家に置いてきてしまったので、その点は残念でした。

キャビンは個室的なスペースでも誰でも出入りは可能なので、部屋から出た時に同じフロアに出入りする他の宿泊客が入ってきて自分の荷物を盗んで行く可能性はあります。当然、キャビン外のスペースには防犯カメラなどが設置されているとは思うのですが、お金やモバイル機器などの貴重品を部屋の中に入れたまま部屋を出ることは気になります。そんな時に貴重品を入れるためのセーフティボックスが机の一部に作られています。写真はボックスを開けたところで、この中に入るくらいの貴重品であれば4ケタの数字を自分で設定してロックすれば、その4ケタがわからなければ開けることはできません。

ただ、全てのものをセーフティーボックスに入れることはできませんので、どうしても気になる場合には他の荷物を一つにまとめてフロントに預けて外出するべきでしょうが、共同使用のできるスペースに荷物を持って移動するのがおっくうなら、そのまま置いて部屋から出るくらいに割り切るか、そもそも鍵のかかる個室のあるビジネスホテルに泊まるかということになるでしょう。今回の宿泊でちょっとトイレに行くような状況では何も起こりませんでしたが、そのようなリスクが有るという事もあります。鍵のかかるスーツケースをワイヤーで繋いで持ち去られることを防ぐぐらいのことで安心できるなら、こうした部屋の特徴を理解して誰かが入ってきても自分の荷物を盗まれないようにはできると思います。

このように、ちょっとした癖のある宿泊施設ではありますが、事前にきちんと準備して様々な不便や不満を消していくことによって、かえって割り切って考えられるようになるのではないかと思います。さらに、キャビンでの宿泊を快適にするためには、他の宿泊客も利用する共同部分についても知っておくことが大切です。その話は次回にさせていただきたいと思います。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その1 宿泊の仕組みとネットカフェとの違い

横浜中華街の中、関帝廟の正面にある「グローバルキャビン横浜中華街」はそこまでホテルであることを主張していないような外見で、同じ中華街にオフィスのある知り合いに聞いたところ、関帝廟の前にそんな宿泊施設があるということも知らないと言われるくらい、大人しい外観です。

 

写真を見てもらうと、飲食店回りをしている人にはレストランの類でないことはわかるものの、一体何なのか、もしくは宿泊施設とはわかってもビジネスホテルなのか普通のホテルなのか、立ち止まって見ないとなかなかわからないような感じの建物になっています。

チェックインは普通のホテルより遅め(?)の17時からで、私は17時過ぎにいったんチェックインしてまた出掛けたのですが、その際予約した画面を見せながら名前を名乗ると問題なく手続きが完了し、ICチップの付いている部屋番号の刻印されたリストバンドを受け取ります。このリストバンドがこの宿泊施設を利用する場合のカギで、このリストバンドを身に付けて行動しないと困ることになります。

まず、フロント正面にあるエレベーターを使って自分のキャビンのある階に上がるのですが、エレベーターに乗って階数ボタンを点灯させるにはリストバンドのICチップをタッチして入力スタンバイ状態にする必要があるのです。こうした仕組みは普通の会社でも自分の働くオフィスに入る時に社員証に入っているICチップが必要なのと同じ理屈で、チェックインカウンターを通っていない人が進入してくることを防ぐための仕組みです。ですから、外に出る時にもこのリストバンドを付けたまま出るようにした方がいいと思います。何と言ってもこのリストバンドには部屋番号の数字が書いてあるので、いちいち自分に割り当てられた部屋の場所を覚えなくても済みます。

エレベーターを降りると共同部分(トイレ・シャワー・ランドリーなど)とキャビンへの入り口があるのですが、ここでもリストバンドをタッチしないと自動ドアが開かないようになっています。逆に言うとキャビンの中にリストバンドを忘れたまま共同部分に出てしまうと、そこからどこへも行けなくなる(エレベーターにも乗れないので)という事になりますので、常にリストバンドは付けたまま動くのが基本です。

そして、キャビンの集まる部屋はこのような感じになっています。隣り合う部屋はベッドが上下にあり薄い壁で仕切られているのみです。そして、入口がアコーディオンカーテンで閉じられているだけで、他の宿泊者が入ろうと思えば入れてしまう構造になっています(内鍵もありません)。この点については、カプセルホテルと同じ理屈で「ホテル」と言われてはいるものの旅館業法で言う宿泊する場所を多数人で共用する「簡易宿泊所」扱いの宿泊施設だというところがあります。

ホテルや旅館の場合、一部屋ごとに個室である必要がある分、同じ大きさの建物でも収容人数に制限が出てきますが、このキャビンの場合は同じ大きさでも多くの人が泊まれるような作りになっており、この利便性を維持するためにはあくまで「共同で宿泊する」形の宿である必要があり、カギを付けるわけにはいかないということなのだそうです。

同じくらいの料金で利用できる施設として、先日利用した鍵のかかる個室があるネットカフェがありますが、利用していて思ったのは、個室内はカプセルホテルと同じような設備だと思うのに、こちらの方は部屋はオートロックになっているので、部屋自体をロッカーのように使うことも可能で、利便性は高いと言えます。なぜネットカフェでは鍵付きの部屋が提供できるのかということは、ちょっと気になるところなので、改めて調べてみました。

そうして調べたところ、ネットカフェの方が旅館業法上の宿にあたらないような営業形態で運営されているというところに違いがあるということのようです。旅館業法が適用されるかどうかの判断基準としては、「宿泊料金を徴収しているか」というのがあり、私が事前予約の際に一泊の宿泊料金を払ったのは宿泊施設に該当するからで、ネットカフェの場合は料金はあくまで利用時間に応じて決まるようになっています。

つまり、元々ネットカフェは漫画喫茶から漫画だけでなくネットも利用できるようになり、そこにシャワーや朝食のサービスなどが追加されたようなところがあるので、利用する単位は「一泊いくら」ではなく「時間いくら」という風になっているので、夜間パックや12時間以上利用したとしても「ネットカフェで宿泊する」という想定はされていないということになるのです。

その辺はグレーゾーンで、まさに道の駅やサービスエリアで問題とされる車中泊における「仮眠」なのか「宿泊」なのかという問題と似ているとも言えます。改めて思い返してみると、先日利用したネットカフェでは足を伸ばして寝られそうな部屋の中にあるのはクッションと簡単な毛布だけで、ちゃんとした布団と枕が用意されていたキャビンとは微妙に違っていました。また、ネットカフェの方には滞在時間に応じて今出るといくらかかるかという料金がリアルタイムに表示されていたので、チェックアウトの時間が早いならその分安く利用できるということにもなります。

この辺の差をどう考えるのかというのもキャビンタイプの共同宿泊施設に(つまりカプセルホテル)泊まる前に考えておいた方がいいというところになります。個別スペースは確保されているものの仕切りは薄かったりするスペースというのは、相手も自分も発する音が筒抜けになるということです。その細かいところなどは次回以降で紹介しますが、決して人が入ってくる心配なくプライベートな空間を持ちたいなら個室ネットカフェの方が向いているということはあるのです。その点を理解した上で改めて次回はキャビンの設備について紹介していこうと思います。