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グローバルキャビン横浜中華街ルポ その6 まとめと車旅での利用について

ここまで、かなり長くグローバルキャビン横浜中華街について紹介してきましたが、今回朝食はサービスされたとは言え、共同宿舎タイプの宿とは言えある程度プライバシーが保たれた部屋でちょっとしたパソコンによる作業も行なえる部屋に泊まり、簡易的なシャワーではなくちゃんと手足を伸ばしてリラックスできるお風呂も2回利用して一泊3,600円は妥当な値段だと思います。

もちろん、外からだけでなく内鍵もかからず、テレビもイヤホンを使って見なければならないなど隣の利用者に気がねしたり、逆に隣がうるさくて寝られなくなる可能性はあるものの、男女別になっていることで女性にも安心でもありますし、半個室のような形でも大丈夫なら一度試してみても面白いのではないかと思います。

恐らくこの価格で提供されるビジネスホテルがあったとしても、設備が古かったりして、あまり気持ち良く泊まれないくらいのグレードになってしまうと思うので、他の宿泊もできる施設との比較を考える場合には、最初にも書きましたがビジネスホテルとの比較ではなく、ネットカフェの仮眠利用とどちらがいいのかという風になってくるだろうと思います。

ネットカフェは厳密に言うと宿泊施設ではないので、鍵のかかる個室が利用でき、すでに部屋にはテレビだけでなく自由にインターネットの利用が可能なパソコンも設置されています。ホテルの場合は公衆Wi-Fiは用意されているものの、個別スペースでのインターネットを行なうためには自分のスマホなりパソコンが必要になる点も違います。

さらに、ネットカフェは漫画喫茶から進化してきたものであるため、様々な設備が整っています。漫画の冊数も多いですし、所によってはカラオケができたりダーツやビリヤードの設備もあります。飲物の種類についても結構多くて、飲み物のバリエーションも多く料金内で利用できるようになっています。また、最近のネットカフェではソフトクリームが食べ放題だったり朝食もサービスされているなど、ドリンクサービスだけではないサービスを提供するところも多くなってきているようです。

ただし、先日私の仮眠したネットカフェの個室というのはベッドのように使えるスペースが有るのみなので、椅子に座ってパソコンを使いたい場合は、個室では椅子付きのスペースが用意されていない場合もあります。椅子のある場所を使った場合、今度は手足を伸ばして寝られません。椅子で寝られる方はいいとは思いますが、やはり体は休まらず、エコノミークラス症候群になる危険もあります。どちらにしても利用状況に応じてどのタイプの部屋を使うかということを考える必要は出てくるでしょう。

そして、キャビンにしろネットカフェにしろ、どのくらいの時間滞在するかによって選ぶということもあると思います。終電を逃して始発に乗るためだったらキャビンに泊まらずネットカフェの方が総じて安く済みます。今回の私の場合、前日に横浜中華街でお土産を買う時間がなかったのでチェックアウト(全員共通)の午前10時のギリギリにチェックアウトし、まだ中華街のレストランは開いていないものの、午前10時という時間は、華正樓の肉まんの売店や重慶飯店の番餅といったお土産の定番を購入するにはちょうどいい時間だったので、ホテルを出てからそれらの売店を回って必要な分だけお土産を購入してから中華街を後にすることができました。ネットカフェの場合、料金との関係でどうしても時間に急かされてしまうようなところがあるので(カプセルホテルと同じくらいまで滞在するとかえって料金高になる可能性もあり)、こういった点を許容できるかというのが、どちらを利用するかという事について考えるなら大切ではないかと思います。

また、車で泊まる場合は、このグローバルキャビン横浜中華街には、事前予約制の有料の駐車場(1,800円)が用意されています。繁華街ではなかなか駐車場を探すのも大変だと思いますが、車で行って中華街を楽しみたい場合は駐車場とセットで複数人での利用というのも面白いのではないでしょうか。

さすがに同じ条件で駐車場付きのネットカフェというのは聞いたことがありませんが、その場合は周辺の夜間利用が定額になっている駐車場を探してみれば、午前8時頃までは格安で定額な駐車場もあるので、翌朝早く出発できるなら、セパレートで利用するパターンも十分有りでしょう。

ただ、郊外の場合はネットカフェでもホテルでも十分に無料の駐車スペースは用意されていることが多いと思います。車で出掛けて車中泊をするつもりが、そもそも泊まるつもりもなく出てきた中、暑かったり寒かったりしてとても車の中では寝られないという場合、無理をして車中泊して体調を崩してしまうよりは、こうした施設を利用することも頭の片隅に入れておくことをおすすめします。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その5 夜食と朝食の内容

ここまで、グローバルキャビン横浜中華街の施設について紹介してきましたが、その他のサービスとして、ずっとキャビンやカプセルのスペースで過ごしたくないか、友人同士でいろんな話をしたいための、宿泊客なら誰でも使え、飲食も可能な食堂のスペースについて紹介します。

まず、フロントの脇には電子レンジが用意されていて、外から持ち込んだ食材を温めることができます。この宿泊施設自体が中華街のどまん中にあるので、わざわざコンビニで購入した食材を温める人は少ないと思いますが、お土産用に購入した中の中華まんをあたためて夜にいただくために使うこともあるかと思いますので、宿泊者にはありがたい設備です。

実際に飲食をする場というのはカウンターとテーブルがあり、奥には宿泊者なら誰でも利用できるコーヒー(ホット・アイス)、お茶(冷・熱)、水が出るマシンが揃っています。

その他直接入れて飲むものとして、オレンジとハーブの入ったデトックスウォーターが常備されていて、自由に飲むことができるようになっています。キャビンなど客室内ではたとえ隣同士にキャビンを取った友人でも会話はセーブするような雰囲気になっているので、話をする時にはフロントのある一階に降りてきて、大きなテレビを見つつ、お茶でも飲みながら語らうようになっています。また、このスペースは時間によってホテル側からの様々な食事のサービスがあります。

基本的にドーミーインのチェーンホテルでは、夜食用に夜鳴きそばが提供されるのが普通なのですが、このホテルは宿泊料も安く、専門にお蕎麦を用意するだけの設備もないと思われるので、その代わりとして夜の21時半から23時まで限定でフロア内にドーミーインのパッケージになったカップ麺「ご麺なさい」が用意されています。割り箸とお湯も同時に用意されているので、寝る前に小腹が空いた場合は一階まで降りてくれば宿泊料金の範囲内でこのカップ麺をいただくことができます。

実際のところ、よくある醤油味の安いカップ麺以上のものではないのですが、それでもばたばたしてチェックインを済ませ、時間や天候の関係で外に出て食べたり何か買ってくることも難しいような場合にも重宝するサービスではないかと思います。一つ注意点としては、飲み残したラーメンスープについては、それを捨てるところが専用で用意されているので、他のところに流さないようにする心配りが必要で、他のゴミについてもきちんと分別して捨て、後から来る人の事を考えるようにしたいものです。

そして、朝食は午前7時からとなっていて(最終入店8時半で終了時刻は8時45分)、メニューはほぼ決まっています。東横インのようにおにぎりではなく、中華街らしい中華粥(鶏野菜粥)に、朝食ということではちょっとめずらしいかも知れない、みんな大好きなトマトカレーが朝から用意されています(^^)。和食派の人味噌汁はありませんがコーンスープとコーンコールスローサラダ(サラダはポテトサラダとの日替り)があり、あとはパンが各種揃っていてヨーグルトもあります。

とりあえず、こんなものが出されるということでパン以外のものを全種類取ってみました(^^)。当日は早朝からお風呂に入ったりして動いていたので、十分目の覚めた状態で食事を取れたので、当日のお昼過ぎでも大丈夫なくらい朝食をいただいてしまいました。

また、朝食にはチェックインの時にはなかった雪人参スムージーとオレンジジュース・牛乳が用意されていました。アレンジになりますがホットコーヒーに牛乳を入れてカフェオレにもできますね。この朝食は基本的には有料(800円)ですが、私の場合は公式サイトから予約をする際、「朝食サービス」の宿泊プランで予約したので、追加料金はかかりませんでした。多くの宿を紹介するサイト経由では公式サイトより安い価格が出ている場合もあるかも知れませんが、朝食は別料金になっているケースもありますので、このくらいのボリュームの朝食に出せる金額はどのくらいかを考えながら、格安のさらに格安で利用するのか、それとも食事サービス付きのもので予約するのかを考える必要があると思います。

ちなみに、朝食をセットしているかしないかについては、食堂に入る前にフロントのスタッフに部屋番号を確認してもらう仕組みになっているので、もし事前に朝食を予約していない場合はそこで朝食を別料金でお願いするという流れになってくるのではないかと思います。さすがに一週間も連泊すると同じものの朝食に辟易するかも知れませんが、「中華粥」「カレー」「パン」という3種類の中から選択していただくようにすれば2~3日の連泊だったら十分おいしく飽きずにいただけるのではないかと思います。個人的には前の日に飲みすぎないようにして、おいしく朝食をいただけるようなスケジュールを組んで行くのがいいのではないかと思います。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その4 2つある個人用のお風呂

グローバルキャビン横浜中華街を運営するドーミーインチェーンというのは普通のホテル事業も行なっていて、そこで評判が高いのが自分の部屋のユニットバス以外にも大浴場が完備されているということがあります。

人によってはシャワーだけでも問題ないと思う方もいるかと思いますが、私の場合はできればゆっくり手足を伸ばして湯船に浸かりたいですし、そうした設備があることも宿を決める動機になり得ます。今回の宿泊場所を決めるにあたっても、大浴場ではないものの、宿泊客なら誰でも利用できる貸切風呂が2つ(ファミリーキャビン利用者にはさらにもう一つあります)用意されていることが大きかったと言えるでしょう。

当日はチェックイン開始時間の17時くらいにまずは大きな荷物を預けるために入館したものの、すぐに外出して仲間内で軽く打ち上げの夕食をとり、戻ってきたのが午後8時過ぎでした。そのくらいの時間だとお風呂は利用されているだろうと思って地下にあるお風呂に行ってみました。

貸切風呂を利用する場合、フロントでの受付などは必要ありません。リストバンドキーでエレベーターに乗って移動するためにはチェックインした宿泊客である必要がありますし、エレベーターを出たところにあるパネルで、現在お風呂が利用中なのか空いているかが簡単にわかるようになっています。

個人利用客用のお風呂は「りらく」と「ゆらぎ」で、中に入り内鍵を掛けると「利用中」の電気が点灯するようになっています。上の写真では両方の浴槽が利用中になっていますが、私が行った時には2つの中ではより広い浴槽になっている「ゆらぎ」が空いていましたので、そのまま入ってみました。

中に入ると脱衣所があり、写真のようにドライヤーも付いた洗面所も完備しています。またこの反対側にはサーキュレーターと体重計があります。マナーとしてはこのフロアを濡らさないように洗い場できちんと体を拭くことが大切です。タオルについては、キャビンの中にバスタオル1枚と小タオル2枚が用意されていますので、そのまま持って行き、汚れた分についてはそのままこの場所に置く場所も分けられています。もし余分なタオルが必要なら、その時にはフロントで出してもらうことになります。

この「ゆらぎ」ですが、個人的に驚いたのが洗い場が畳敷きだということでした。そういった設備のあるホテルは知っていますが、畳の感触が直に足に伝わり、とても気持ちが良く、これだけでもこの宿に泊まった価値があるのではないかと思います。洗い場は2つあり、3名くらいまではどちらのお風呂も同時に利用が可能です。私の場合は一人での利用だったのですが、ホテルの方からは一回の入浴に付き30分程度でお願いしますという掲示がありました。

「ゆらぎ」の浴槽ですが、大きくて立派です。一人で利用するので仕方がないとは言え、この浴槽を一人で占領してしまって申しわけないという感じがしました。そこで、急いで体と頭を洗い、早目に出たのですが、その時にはもはやお風呂に入る人が集まってきていて、すぐに入れ替えという形になりました。

ちなみに、そうしてお風呂が空くまでの時間を潰すため、漫画本が同じフロアに用意されています。ちなみに、キャビンへの漫画本の持ち込みも5冊までは可能になっているので、時間つぶしのつもりがつい続きが気になってしまった場合、そのまま持っていくこともできます。

そして翌日、早朝5時から貸切風呂を利用できるということで、5時になったのを確認してからエレベーターで地階に降りたところ、すでに昨日利用した「ゆらぎ」は利用中になってしまっていました。ただ、どうせ入るなら違うタイプのお風呂に入りたかったので「りらく」の方に待ち時間がなく入ることができてラッキーでした。

「りらく」の方は「ゆらぎ」と比べると洗い場も浴槽も小さいですが、2人くらいまでなら十分利用可能な大きさになっています。湯温はきちんと41℃前後に管理されていて、熱くなく温くもなく、朝のぼんやりとした気分を覚ますには十分でした。

ちなみに、この温度管理の仕組みの一つとしてお湯はどんな時に出てくるのか? という事を気にしている方がいるかも知れませんが、入浴時は常にお湯がいっぱい入っています。当然、浴槽に入るとお湯が溢れるのですが、改めて浴槽から上がった時に自分の体積分のお湯が何らかのセンサーで感知するのかその分のお湯が出てくるようになっています。上の写真は浴槽から上がった直後に撮ったものですが、お湯の減少が出た場合にすぐに補充されるようになっています。温泉とは違うものの、人が入った都度にお湯が足されるということは、表面に汚れが浮いたらすぐに流れていくということで、それなりに安心して利用できるのではないでしょうか。大浴場ではないものの、多少の待ち時間があっても他の人と一緒にならない安心感を求めるなら、このような仕組みのお風呂もいいものでしょう。

ただ、多くの人がお風呂に殺到してしまった場合には入浴を諦めてシャワーだけになってしまう可能性もあるので、その点については事前に理解しておきましょう。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その3 フロア内の共同設備について

グローバルキャビン横浜中華街の私が泊まったフロアは、リストバンドがないとキャビンのある部屋には入れませんが、その他のスペースはリストバンドをかざさなくても利用ができます。

まず、キャビンを出たエレベーター前にあるのが部屋に冷たい飲み物やアイスを持ち込むような場合に便利な設備です。小型冷蔵庫には保冷剤が入っています。この保冷剤は持ち出し自由です。

ただ保冷剤だけでは冷たさを保つことはできませんので、よく買い物の際に使われる保冷バッグもセットで用意されていますので、外に出て買ってきたものや、館内の自動販売機で購入したものを入れて部屋に持ち込んで飲むことができます。また、カップに自動的に氷を出る製氷機も食堂以外にもフロアに用意されていますので、氷を入れたカップに飲み物を入れて飲みたい場合には利用できます。

さらに冷蔵庫の右隣に置いてあるのが、キャビンで寝る際に人によっては役に立つものです。というのも、キャビンは上下に隣接しているので、人によってはちょっとした上下にいる顔がわからない宿泊客の出す音が気になったり、夜中にいびきがひどくて寝られないなんて状況も置こるかも知れません。そのために使い切りの耳栓があります。とりあえず先に一つ取っておき、使わなければ返してもいいでしょう。もう一つ置いてあったのが、逆に自分のいびきで人に迷惑を掛けるかも知れないという人用の鼻孔を広げるノーズプレス(テープ)でした。これも必要に応じて使うようにすればいいでしょう。

冷蔵庫のすぐそばには選択ができるランドリーがあります。洗濯機と乾燥機で、コインランドリーの形式になっています。連泊の場合だけでなく、汗をかいてしまった下着などをちょっとした時間で洗って乾かすことができますので、これも必要に応じて利用するのもいいでしょう。

その隣りにあったのは、電話をするための部屋です。これも宿泊場所が個室ではなく音がつつぬけのキャビンであるために用意されたスペースだと思います。ちなみに喫煙室は同じフロアにはなく、キャビンも禁煙です。タバコが吸いたい場合には地下に喫煙室がありますのでそちらを利用しましょう。

あと、トイレは洋式タイプの個室が複数用意されていますが写真は撮りませんでした(^^;)。トイレの手前が洗面施設及びシャワー室になっています。シャワー室は狭いですが必要十分な設備でしょう。洗面施設の方にドライヤーやブラシ、シェービングフォームなどが揃い、歯ブラシもここに用意されています。紙コップがあるので口をゆすぐこともできます。後で紹介する個室のお風呂が満員で利用できない時にはシャワーの利用をする場合もあるかと思いますが、私は幸い行った時にお風呂が空いていたので2つある浴槽を夜と朝に2ヶ所利用することができました。その様子についてはまた改めて紹介します。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その2 キャビン内部の設備と注意点

今回利用した「キャビン」とは、カプセルホテルほど密集はしていないものの、例えば寝台列車の個室のように上下で分かれたベッドのある個室的なスペースというような感じでした。

入口から撮った写真がこのようになっています。私は念のためというか寝相が悪くてベッドのスペースから落ちても怪我をしないように下段の部屋を取りましたので、左下の部分がベッドになっていて向こう側に枕が置いてあります。正面右の部分が机と椅子でパソコンを置いて作業するスペースには十分です。右の壁にはよくある上着のみではなくスウェットの上下のような館内に出歩きOKな館内着があり、ハンガーもあるのでその格好で出歩くのに支障がなければ(同フロアのトイレやシャワールームの使用なら同性同士しかいませんので比較的大丈夫かも)同時に用意されたスリッパを履いて部屋から出ても大丈夫です。

ベッドの中を改めて紹介すると足先の方には掛け布団とテレビがあります。また、テレビの上に見える取っ手はベッドの中が外から見られないようにするためのスクリーンになっています。ただテレビについては、ビジネスホテルと違ってキャビンの中に入らないと見ることができないというのがつらいところです。そして、前回紹介したようにこのスペースはあくまで共同宿泊所としての設備であるためにテレビのスピーカーからは音が出ないようになっています。

ではどうやってテレビを楽しむかと言いますと、枕元左側にある照明をコントロールし時間およびアラームを鳴らすボタン類の中にイヤホンジャックがあり、そこに事前にホテルの方から提供されて用意されている安いイヤホンを付けて横になりながらテレビを見るようになっています。音の大きさはテレビとセットになっているリモコンで変えられます。

パソコンを机で使いつつテレビを見るというのは難しいのですが、枕元左側にはコンセント及びUSB出力の電力供給端子が用意されていて、スマホが置けるようにもなっています。普通の方ならここで集中的にネットをしながらテレビを見るということが可能になるので落ち着いたらそのままキャビンの中で動かなくても良くなるのですが、私の場合は隣の机でパソコンを使ってブログ更新などもやりたかったので、できれば音だけでも(部屋でパソコンを使うとテレビに背を向ける格好になるので)楽しみたいと思ったのですが、用意されたイヤホンはキャビンで丁度いいような長さしかなかったのでその点は残念でした。ちなみに、机の方にはコンセントが2つあるので、パソコンや他の家電の利用も可能です。

そのような事があり、今後もキャビンでの宿泊やカプセルホテルの利用をするという場合には、通常のイヤホンジャックからの出力をBluetoothでイヤホンに飛ばすような仕組みが欲しくなります。今回はワイヤレスイヤホンを持ってきていたのですが、そうしたトランスミッターは家に置いてきてしまったので、その点は残念でした。

キャビンは個室的なスペースでも誰でも出入りは可能なので、部屋から出た時に同じフロアに出入りする他の宿泊客が入ってきて自分の荷物を盗んで行く可能性はあります。当然、キャビン外のスペースには防犯カメラなどが設置されているとは思うのですが、お金やモバイル機器などの貴重品を部屋の中に入れたまま部屋を出ることは気になります。そんな時に貴重品を入れるためのセーフティボックスが机の一部に作られています。写真はボックスを開けたところで、この中に入るくらいの貴重品であれば4ケタの数字を自分で設定してロックすれば、その4ケタがわからなければ開けることはできません。

ただ、全てのものをセーフティーボックスに入れることはできませんので、どうしても気になる場合には他の荷物を一つにまとめてフロントに預けて外出するべきでしょうが、共同使用のできるスペースに荷物を持って移動するのがおっくうなら、そのまま置いて部屋から出るくらいに割り切るか、そもそも鍵のかかる個室のあるビジネスホテルに泊まるかということになるでしょう。今回の宿泊でちょっとトイレに行くような状況では何も起こりませんでしたが、そのようなリスクが有るという事もあります。鍵のかかるスーツケースをワイヤーで繋いで持ち去られることを防ぐぐらいのことで安心できるなら、こうした部屋の特徴を理解して誰かが入ってきても自分の荷物を盗まれないようにはできると思います。

このように、ちょっとした癖のある宿泊施設ではありますが、事前にきちんと準備して様々な不便や不満を消していくことによって、かえって割り切って考えられるようになるのではないかと思います。さらに、キャビンでの宿泊を快適にするためには、他の宿泊客も利用する共同部分についても知っておくことが大切です。その話は次回にさせていただきたいと思います。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その1 宿泊の仕組みとネットカフェとの違い

横浜中華街の中、関帝廟の正面にある「グローバルキャビン横浜中華街」はそこまでホテルであることを主張していないような外見で、同じ中華街にオフィスのある知り合いに聞いたところ、関帝廟の前にそんな宿泊施設があるということも知らないと言われるくらい、大人しい外観です。

 

写真を見てもらうと、飲食店回りをしている人にはレストランの類でないことはわかるものの、一体何なのか、もしくは宿泊施設とはわかってもビジネスホテルなのか普通のホテルなのか、立ち止まって見ないとなかなかわからないような感じの建物になっています。

チェックインは普通のホテルより遅め(?)の17時からで、私は17時過ぎにいったんチェックインしてまた出掛けたのですが、その際予約した画面を見せながら名前を名乗ると問題なく手続きが完了し、ICチップの付いている部屋番号の刻印されたリストバンドを受け取ります。このリストバンドがこの宿泊施設を利用する場合のカギで、このリストバンドを身に付けて行動しないと困ることになります。

まず、フロント正面にあるエレベーターを使って自分のキャビンのある階に上がるのですが、エレベーターに乗って階数ボタンを点灯させるにはリストバンドのICチップをタッチして入力スタンバイ状態にする必要があるのです。こうした仕組みは普通の会社でも自分の働くオフィスに入る時に社員証に入っているICチップが必要なのと同じ理屈で、チェックインカウンターを通っていない人が進入してくることを防ぐための仕組みです。ですから、外に出る時にもこのリストバンドを付けたまま出るようにした方がいいと思います。何と言ってもこのリストバンドには部屋番号の数字が書いてあるので、いちいち自分に割り当てられた部屋の場所を覚えなくても済みます。

エレベーターを降りると共同部分(トイレ・シャワー・ランドリーなど)とキャビンへの入り口があるのですが、ここでもリストバンドをタッチしないと自動ドアが開かないようになっています。逆に言うとキャビンの中にリストバンドを忘れたまま共同部分に出てしまうと、そこからどこへも行けなくなる(エレベーターにも乗れないので)という事になりますので、常にリストバンドは付けたまま動くのが基本です。

そして、キャビンの集まる部屋はこのような感じになっています。隣り合う部屋はベッドが上下にあり薄い壁で仕切られているのみです。そして、入口がアコーディオンカーテンで閉じられているだけで、他の宿泊者が入ろうと思えば入れてしまう構造になっています(内鍵もありません)。この点については、カプセルホテルと同じ理屈で「ホテル」と言われてはいるものの旅館業法で言う宿泊する場所を多数人で共用する「簡易宿泊所」扱いの宿泊施設だというところがあります。

ホテルや旅館の場合、一部屋ごとに個室である必要がある分、同じ大きさの建物でも収容人数に制限が出てきますが、このキャビンの場合は同じ大きさでも多くの人が泊まれるような作りになっており、この利便性を維持するためにはあくまで「共同で宿泊する」形の宿である必要があり、カギを付けるわけにはいかないということなのだそうです。

同じくらいの料金で利用できる施設として、先日利用した鍵のかかる個室があるネットカフェがありますが、利用していて思ったのは、個室内はカプセルホテルと同じような設備だと思うのに、こちらの方は部屋はオートロックになっているので、部屋自体をロッカーのように使うことも可能で、利便性は高いと言えます。なぜネットカフェでは鍵付きの部屋が提供できるのかということは、ちょっと気になるところなので、改めて調べてみました。

そうして調べたところ、ネットカフェの方が旅館業法上の宿にあたらないような営業形態で運営されているというところに違いがあるということのようです。旅館業法が適用されるかどうかの判断基準としては、「宿泊料金を徴収しているか」というのがあり、私が事前予約の際に一泊の宿泊料金を払ったのは宿泊施設に該当するからで、ネットカフェの場合は料金はあくまで利用時間に応じて決まるようになっています。

つまり、元々ネットカフェは漫画喫茶から漫画だけでなくネットも利用できるようになり、そこにシャワーや朝食のサービスなどが追加されたようなところがあるので、利用する単位は「一泊いくら」ではなく「時間いくら」という風になっているので、夜間パックや12時間以上利用したとしても「ネットカフェで宿泊する」という想定はされていないということになるのです。

その辺はグレーゾーンで、まさに道の駅やサービスエリアで問題とされる車中泊における「仮眠」なのか「宿泊」なのかという問題と似ているとも言えます。改めて思い返してみると、先日利用したネットカフェでは足を伸ばして寝られそうな部屋の中にあるのはクッションと簡単な毛布だけで、ちゃんとした布団と枕が用意されていたキャビンとは微妙に違っていました。また、ネットカフェの方には滞在時間に応じて今出るといくらかかるかという料金がリアルタイムに表示されていたので、チェックアウトの時間が早いならその分安く利用できるということにもなります。

この辺の差をどう考えるのかというのもキャビンタイプの共同宿泊施設に(つまりカプセルホテル)泊まる前に考えておいた方がいいというところになります。個別スペースは確保されているものの仕切りは薄かったりするスペースというのは、相手も自分も発する音が筒抜けになるということです。その細かいところなどは次回以降で紹介しますが、決して人が入ってくる心配なくプライベートな空間を持ちたいなら個室ネットカフェの方が向いているということはあるのです。その点を理解した上で改めて次回はキャビンの設備について紹介していこうと思います。


ラグビーワールドカップ観戦記 その5 まとめ 機会があれば直接見るべきか?

この文章を書いている中で、2020年の東京オリンピックにおいて男女マラソンと同競歩について、予定していた東京のロードでは行なわず、北海道の札幌で行うべきであるというIOCのバッハ会長の発言が出てきました。

元の話がIOCから出たものだけに、今までの準備は反故になり、札幌開催という状況も現実味を帯びてきました。これは札幌在住の方にとっては降って湧いたようなオリンピック観戦の機会ではありますが、すでにチケットを購入したり無料で沿道に出て見ようと思っていた関東近郊の人にとってはショックなニュースです。選手ファーストという観点からすると当然札幌での開催が正しいのですが、今回ラグビーワールドカップのチケットを入手し、試合日をワクワクしながら待って出掛け、期待以上のパフォーマンスに興奮した私からすると、何と観客にとって残酷な決定かと思ってしまいます。

今回のラグビーワールドカップでも私が観戦した翌日の試合と、その次の日については台風の通り道になった関東および釜石のスタジアムの試合は中止になってしまいました。ただこれは普通の雨や風ではなく(今回観戦した試合も結構強い雨や風の中で行なわれました)最大級の台風が直撃したわけなので、全くそうした状況を予想できなかったわけですからいたしかたない部分もあり、試合の中止を決めた大会本部を非難するのもおかしな話になってしまいます。

しかし、東京オリンピックについては、台風が大会中にやってきたらと思うとそれは大変なオリンピックになってしまいますが、現在出ている話というのは台風や竜巻、地震が起こるというような事とは全く違う、何のアクシデントも起こらない中での場所変更ということになるわけで、特に今回の中止になったラグビーの試合を見に行こうと思っていた人にとっては、偶然の災害により見られなくなるのでなく、運営の都合でせっかく手に入れたオリンピックのチケットが反故になってしまうかも知れず、まさに人災と呼ぶしかない状況に、何とも言えない感想を漏らすのではないでしょうか。

このような事があっても、今回のラグビーワールドカップの盛り上がりを見ていると、やはり東京オリンピックもそれなりに盛り上がっていくと思うのですが、今回の騒動から発展して今回移転が検討されているマラソン・競歩以外の野外競技でも(トライアスロンや自転車のロード、ビーチバレーやテニスなど野外で長時間行なう競技は多くあります)不満がくすぶったりして、後味の悪さが残る大会になりそうな感じもあります。

2019ラグビーワールドカップは日本チームの単なる活躍だけでなく、スコットランドに対して前回の大会の見事なリベンジを果たし予選リーグ突破が決まり大いに盛り上がり、準々決勝で逆に前回大会で勝った南アフリカに敗れてベスト8に終わっても、日本で開催して良かったと多くの人が思うような大会になっていると思います。そんな大会をもし直接見られる可能性があるならば、チケット自体はネットで購入して発券しなくてもデータ印刷をして入場も可能になるならば、何とかチケットを入手して直接見ることはいいことだと思います。

ただし、競技によっては野外の屋根のない席や沿道で長時間動かないで見ることも必要になるかも知れません。その場合にはやはりそれなりの準備が必要になるでしょう。スタジアム入場について、今回のラグビーワールドカップのようにテロ対策の持込物制限が行なわれるとは思うのですが、個人的には早くそのルールを明らかにして欲しいと思います。自宅から保冷剤とクーラーボックスを持って行けるような方は、もしオリンピックでも水筒の持ち込みが許可されるなら複数のボトルに粉のスポーツ飲料と冷水をセットにして持って行くとかできますが、そもそもパッケージに入った食品の持ち込みが禁止されたり、ボトルすら持ち込みが禁止されたような場合、もはや見に行くだけで命の危険が出るような事にもなりかねません。

東京オリンピックの話はこれからでも決まったことがどんどん変わっていきそうな感じがあるのでこれ以上は書けませんが、今回のラグビーワールドカップはその開催時期も台風の事はあるにしてもベストシーズンで、テレビだけでなく実際に会場に試合を見に行くことができ、本当に良い大会として私の記憶に残ることは間違いありません。来年の東京オリンピックを見に行けるかどうかはわかりませんが、まずは様々な情報を入手することから始めたいと思います。


ラグビーワールドカップ観戦記 その4 試合会場から出るタイミング

今回の試合観戦のタイミングというのは、たまたま台風が静岡に向かって押し寄せてくる直前で、JRを始めとする鉄道会社や、高速道路などで事前に翌日からの運休および通行止めが発表されていたことで、改めて考えなくてはいけなくなりました。

試合開始前から結構な雨が降り続いたことが原因なのか、オーストラリア対ジョージアの試合はエコパスタジアムで行なわれた試合の中では一番少ない観客数だったということですが、それでも数万人単位の人が試合終了後には動くわけですから、一体どのタイミングで帰るかということを出発する前から考えていました。

私の状況は、静岡市内にある自宅から静岡駅まで車で来て、駅からJRの在来線を使って東海道本線のエコパスタジアム最寄駅の愛野駅まで行き、さらにそこから徒歩20分でスタジアムに到着したわけですが、電車は一本で、しかも新幹線でなく在来線のみの利用でしたが、帰りの駅の混雑については当然予想していました。

たまたまエコパスタジアムでの他の試合を見に行った人から聞いていた情報によると、試合を最後まで見て試合後の余韻に浸っていると、恐らく愛野駅には帰宅のための人であふれ、駅に入場制限がかかってかなり待たされるだろうと言われました。これは、新幹線を利用して掛川駅までシャトルバスで戻り、そこから新幹線こだま号に乗って帰ろうとしている人にもあてはまります。

今回の状況は平常の状況と違い、翌日に東海道新幹線が計画運休という発表がすでにされていたので、その日の早いうちからこだま号の指定席は売り切れ、夕方の時点では列車によってはグリーン車の指定席が残っているようでしたが、こうした混雑を見越して事前に指定席券を購入するとスポーツ観戦の場合はしばしば問題にぶちあたります。

一応ラグビーの試合は前後半40分と決まっていますが、サッカーほどではないにしろけが人が出たりビデオ判定になったりするとそれが終了時間までひびいてきます。そんな中、過去の日本チームの試合のようにラストプレーのホーンが鳴ったあとで劇的な展開が起こった場合、肝心なシーンを全く見られないままスタジアムを去らなければならないという状況も起こります。

ですから、行きの分の指定席は購入しても、帰りの分の指定席は事前に用意しない方が臨機応変に試合を楽しめるということもあるわけで、個人的には混雑を気にする場合には試合終了と同時か少し前にスタジアムを出る体制を整えておいた方がいいでしょう。もはやその夜をスタジアム周辺でしばらく過ごそうと気持ちを切り替えれば残るのもいいでしょうが、今回の試合では試合終了後の花火も中止になり、途中まで僅差の試合だったものの最後にはオーストラリアが地力を発揮してジョージアにとどめとも言えるトライを奪ったところで、まだノーサイドの笛が吹かれていない中で、私は席を立つことにしました。

事前に試合を観戦した人から聞いていた、エコパスタジアムでのもう一つの混雑回避策というのがありました。もちろん行きと同じように歩いて愛野駅まで戻って在来線に乗って行ってもいいのですが、帰りは違うゲートを出ると主に新幹線利用の人向けの掛川駅までの無料シャトルバスが出ているので、そちらに乗って掛川駅まで行けば、新幹線の入口は混んでいても在来線の入口はがらがらだからと言われ、そのコースを使うことにしました。

ちなみに、掛川駅は愛野駅から東京に向かう方面の次の駅で、乗車券も少しですが静岡駅までの料金が安くなっています。バスのりばまでは愛野駅までの所用時間と同じく約20分かかりまして、うまく行けば愛野駅には停まらずに静岡駅に直行できる「ホームライナー号」に間に合うかな? と思いながら進んだのですが、試合展開の中で完全に試合の動向が決着するまでスタジアムにいたおかげで、快適なホームライナー号の利用は叶いませんでした(なお、この列車は全席指定で、ホームで300円ちょっとの乗車整理券の購入が必要・事前予約不可です)。

しかし、ある程度の混雑を覚悟して行った在来線の入口は人もまばらで、まだ試合の終わる前に出てきたこともあって愛野駅を出てから到着した普通列車は全く混んでいなくて、帰りは静岡駅までずっと座って帰って来られました。今回は猛烈な台風19号に備えるため早く帰ると必要もあったので、帰りの電車で苦労しなかった分、今回の選択は成功したのではないかと思います。

ただ、静岡駅から車に乗り換えて帰る途中に24時間営業のスーパーに寄ったら、もはやお惣菜・パン・カップ麺は全て陳列棚から消えており(^^;)、結局はほとんど何も買って帰ってこられませんでした。こうした買い物についてはやはり前日あたりにサクッと済ませ、帰りの食事は外食せずに家で用意していただく方が良かったなと思いました。

来年の東京オリンピックを実際に見に行かれる方についても、現地までの行程だけでなく、帰りの時間をどうするのかということとともに、もし悪天候になって移動が難しくなったらどうするかというところも考え、思わぬ試合展開になり試合終了後もつい余韻を求めてスタジアムにとどまってしまうとどうなるかということについても考えておきましょう。最悪途中で電車が終わってしまった場合の宿泊の手配も必要になるかも知れません。スマホから宿の予約はできそうですが、多くの人が同じ事を考える傾向もあり、もしホテルがダメそうならネットカフェで時間をやり過ごすとか、様々な観戦後の帰宅プランを考えておくのがいいと思います。


ラグビーワールドカップ観戦記 その3 悪天候だから見られた僅差の試合

今回のチケットはカテゴリー的には最安の席ということもあり、正面ではなくゴール裏に位置していました。私の席から撮ったスタジアム全景の写真はこんな感じになります。

ゴールの真裏ではなく、攻撃側から見ると左サイドに寄ったところではありますが、ゴールラインを巡る攻防は正面というより左右のサイドアタックからということになるともし席から正面のところで攻防が行なわれればかなりその様子がわかる席ではあります。さらにコンバージョンキックとペナルティーキックが入ったかどうかというのはしっかり見られます。また、手前のゴールラインぎりぎりのところでのラインアウトは迫力があり、少し遠いとは言え写真でも記録できるくらいで十分楽しめました。

また、正面が大画面のモニターになっているのでスローでのプレーの再生や、点数の確認も見やすいですし、5千円という料金を考えると十分な席だと思いました。試合の方は予選リーグでなかなか調子の上がらないものの順調に勝ってすでにベスト8入りを決めていたオーストラリアに対し、ここまで1勝のみで予選敗退が決まっていたものの、フォワード戦を挑むジョージアがどこまで善戦するかという点にありました。前のエコパスタジアムのスコットランド対ロシア戦はスコットランドの強さばかりが際立ったのですが、今回は雨で状況は良くないこともあり、どんな事が起こるかわからない中でジョージアの善戦を期待したのですが、前半からジョージアのビックタックルが出るたびに場内には歓声が上がり、試合を十分に楽しむことができました。席は前半オーストラリアの方が攻めてくる方向にあったのでどんどん点を取るのかと思いきや、前半はオーストラリアが1トライしかできず、10対3という僅差だったということもあり、後半に向けての期待も出てきました。

さらにこの試合は、ずっと雨が降り続いていたことから全体的ボールをファンブルして落とすなど、ミスの多い展開になったため、地力に勝るオーストラリアの攻撃をジョージアがどう凌ぐかという興味で見ていたのですが、ジョージアが攻勢になっても肝心な所でボールを落とすミスを連発する中、後半になってオーストラリアが先にトライを取り、もはやジョージアもこれまでかと思ったところ、何とそれに奮起したのかジョージアの選手がこちらの見ている前で、その目前に飛び込むように、オーストラリアのディフェンスを振り切ってトライを取ったのには興奮しました。恐らくこの試合一番の歓声が上がったのがこの瞬間だったのではないかと思います。

ただ、試合開始からずっとオーストラリアに攻められて防戦一方だったジョージアの善戦もここまでで、地力に勝るオーストラリアがその後立て続けに2トライを決め、終わってみればトータル4トライでのボーナスポイントを獲得しての勝利ということで、実力通りの結果になったということですが、だからこそ日本チームがこうした強豪チームの一角であるアイルランドを同じエコパスタジアムで破り、スコットランドにも勝利しベスト8に進んだ事の凄さというものをひしひしと感じることになったということもあります。

少なくとも、両チームのトライを正面から見られたということはこの試合を選んで見に行って良かった点です。天候が雨でなかったら地力に勝るオーストラリアの一方的な試合になっていたかも知れませんし、雨で大変だったということとセットで記憶に残る試合でした。


ラグビーワールドカップ観戦記 その2 荷物チェックから観客席へ

愛野駅からエコパスタジアムまでは徒歩で15分から20分ぐらいかかります。一部の階段に動く歩道が付いているものの、雨が降る中ではいくら歩いても着かないという気分になるから不思議です。晴れていればスタジアムで行なわれる試合を表示している大きなパネルの前で記念撮影しようとも思うかも知れませんが、歩いているうちに足元が濡れてくるし、とにかく早くスタジアムに入って落ち着きたいと思う中ではそういうことは私自身は無理でした(^^;)。

そのまま歩くと「Gate1」にたどり着きました。こちらのゲートは愛野駅から来る場合の入場ゲートで、掛川駅からシャトルバスやタクシーを使ってやってくる人が使う「Gate2」もあるのですが、行きはそちらのゲートは使いませんでした。そこから、入場する前に通らなければならないのが荷物チェックです。

荷物チェックの下準備として持ってきたバッグを開けた状態で入ってくれということだったのでそうしたいのはやまやまなものの、雨がバッグの中に入ってきて濡れるのがいやなので、ギリギリまでバッグを開けた状態のままレインコートの中に隠して進みます。チェックする際にこちらで一応中味を申告し、一番心配していた水の入った水筒についても実際にボトルを開けて一口飲むことでそのまま持ち込むことができました。周辺にはその場所で没収されたと思われる多数のペットボトル飲料があったので、事前にナルゲンボトルを購入してまで水を持ち込んだ甲斐があるというものです。

その後、ハーフタイムの時に無料で利用できるという「給水所」というものを探したのですが、トイレと売店はあったものの、給水所はついに見付けることはできませんでしたので、今回事前情報により水を持ち込めたのは本当に良かったです。

そこを通りぬけるとチケットのチェックがありますが、スタッフがQRコードを読み込める端末を持っていまして、実際のチケット以外にも印刷されたQRコードを機械で読み込んでチェックを行なっていました。

いわゆるチケットの「もぎり」はなく、そのまま通ってきたのですが、今考えると貴重なチケットを雨晒しにするならパソコンのプリンターで印刷したものを別に用意してくれば良かったと思いつつも、私が使っているプリンターは染料インクを使ったプリンターなので紙が水に濡れると肝心なQRコードが滲んでしまって読み取り不能になる可能性があったのでそういう手の込んだことをしないで結果オーライだったということになるかと思います。

今だから書けるのですが、今回のように実際のチケットでなく自分で印刷したQRコードで入場のチェックをするようなイベントに行く時は、特に印刷したものが水に弱い染料インクを使っている場合は出力したものを改めてコピーし、念のため複数枚用意して出掛けた方が、例えばバッグごと中味が濡れてしまったとしても何とか機械に読み込んで認識させることはできると思います。今回私の場合はチケットも何とか無事で、スムーズに入場することができましたが、最悪の場合チケットを買ってあってもすぐには入場できず、改めてスマホから購入証拠の画面を出すまでに時間がかかったりすることもあるかと思うので、この点については事前にしっかりと準備しておくことが必要だとしみじみ思いました。

そうしてようやくスタジアムの中に入り、あとは自分に割り振られた席へ行くだけなのですが、写真にあるようにスタジアムの周りを歩きながら、チケットに書かれたゲートから入場し、無事に自分の席に到達することができたのでした。

チケットに印字された場所は、2段ある観客席の下段の一番上で、しかもコンクリートの柱がちょうど背もたれになっている場所でした。まわりは私と同じようにしてチケットを購入した日本の人がほとんどでしたが、なぜか一人だけ顔をジョージアの国旗でペインティングした男性が一人ジョージアの応援で盛り上がっていました(^^)。写真のように真上はすっぽりと上の席に覆われているので雨が吹き込んでくる心配は全くなく、今までうっとうしかったレインコートを脱いで、観戦の準備は整いました。

これは結果論ですが、席が雨の心配がなかったことは救いでした。もちろん、雨でビショビショになっても選手に近いところで応援できることを良いと思う方も多数いらっしゃるとは思いますが、基本的にはにわかラグビーファンである身としては、これからラグビーを見たくなる経験をするには最適な場所であったのではないかと思えました。