月別アーカイブ: 2024年1月

日常的に使いながら災害用として使えるアルコールストーブを中心にしたセットを改めて考える

前回(前日)の内容を読まれた方も読まれない方も、いざという時に役に立つと思われる、アルコール燃料を使った、自分なりにまとめたセットについて今回は紹介します。アルコール燃料は安く、少ない容量でも使え、煤も出ないので燃料の扱い方に気を付ければ、便利に使えるようになります。こちらの写真にあるものがそれですので順に説明していきます。

まず、アルコール燃料を燃やす「アルコールストーブ」ですが、様々な種類がある中で私がおすすめしたいのが、日本製で定番のエバニュー・チタンアルコールストーブEBY254です。シンプルな道具ですが3千円くらいして、他のメーカーでは安いものも出ているのですが、これをおすすめする理由はストーブの上に直に乗せて調理することが可能だということです。

このアルコールストーブのレビューの中には、「火力は強いが燃費が悪い」というものがありますが、それは直乗せをせずに使う場合で、アルコール燃料を入れて火を付けてから、本燃焼するまで40秒くらい待ってからキャンプ用のクッカーを乗せると、下段からの火だけが使えるようになるので、実に燃費が良い弱火になります。

直乗せするクッカーは、それこそ大き目のシングルマグカップ(100円ショップにも売っています)でも良いですし、こうしたミニマムセットの定番であるスノーピークのチタンシングルマグ450という選択もあるのですが、今使っているのは小型のクッカーです。大き目の取っ手が付いているので安全に取り扱え、マグカップをクッカー代わりにするためには蓋が必要なのですが、当然フタも付いていて、さらにお湯を注ぐ時に便利な切込みが付いているモンベルの「アルパインクッカー9ディープ」が写真のクッカーです。

アルミ製で熱伝導が良いので、炊飯もこなす小型のキャンプ用鍋です。価格は2千円強で、これらを揃えるだけで5千円オーバーになってしまいますが、この2つのセットだけで、あとはご家庭にある金属のバットを持ってきてそこにアルコールストーブを置き、その上にクッカーを乗せるだけで調理が可能になるので、五徳を別に用意する必要がありません。

アルパインクッカー9は容量の400ccと200ccのところに目盛りが付いていて、計量カップを必要としませんが、個人的な感想を言うとこのクッカーの目盛りは若干多目に計量できるようなので、沸騰したお湯を真空断熱ボトルに入れておきたい場合、400mlの容量のボトルでは私の場合溢れてしまいました。できれば、別にお米の一合も量れる計量カップをスタッキングすると良いでしょう。

話を戻しますが、エバニューのチタンアルコールストーブは、使い終わった後にアルコール燃料が余った場合、燃料を回収して再度使えます。このストーブには30mlと60mlのところに目盛りが付いているのですが、今回のセットの場合には30mlよりちょっと下くらいまで燃料を入れて使い、沸騰したら上からフタのできるようなキャンプ用のステンレス製のシングルカップ(写真のものは250mlのステンレスカップ)を被せて消火したら、燃料を回収します。それには主にコスメ用として売っているシリンジ(注射器)を使うと、シリンジには目盛りが打ってあるので、効率的に燃料を回収できるだけでなく、自動炊飯にも使えます。

一般的に一合のご飯を炊く場合、アルコール燃料が20mlあれば良いと言われています(二合の場合は30ml)。つまり、シリンジからアルコール燃料を計量しながら定量分をアルコールストーブに移せば、火が付いたアルコールストーブにクッカーを乗せれば、火が消えるまでそのままにしておけばきちんとご飯が炊けるのです。そのため、100円ショップへ行き、シリンジの他にアルコールを入れておけそうな容器、キャンプ用のシングルカップ、お米の計量カップ(金属製が便利)や安全に火を付けられるライターなどを買い込めば、いざという時だけでなくレジャーでも使えるセットが完成します。

クッカーについては四角いメスティンでも代用可ですが、災害時には複数のメスティンを使って一人分ずつお米を炊き、そのまま器として使うのが良いのではないでしょうか。今回の組み合わせは基本湯沸かし用に考えたものです。このクッカーならお湯が湧いた後に安全にお湯を保温ボトルに移すにはこれがアルコールストーブ直乗せには都合が良いです。

なお、メスティンではなくこのクッカーで炊飯をする場合、水を多く入れると吹きこぼれるお湯が注ぎ口から一気に出てくる危険があります。それは「赤子泣いてもフタ取るな」という炊飯時にはフタを開けるのが悪いという常識があるからです。ただ、フタがカタカタ言い出したら、このセオリーは無視してフタを外し、かき混ぜながら焦げ付かないようにすれば、ちゃんと美味しいお米が炊けます。同じようなやり方は、100円ショップで売っている大き目のステンレスシングルマグで炊飯をする時にも使えるやり方です。基本的には一定時間は水に浸してから火にかけることが大事なので、そうした事は災害時にやるのではなく、レジャーで持って行った先で試しながら行なうのが良いと思います。

と、ここまで書いてきましたが、最後に一番大事な点について言及しておきます。今回紹介したセットはしまったまま災害時だけ使おうとすると、その使い慣れなさで火災や火傷など、大きな問題を起こす可能性があります。ただ、使い慣れていれば間違いをすることはなくなるので、日常のコーヒーを飲む湯沸かしに使ったり、キャンプで一人用のご飯を炊きながらその扱いに慣れることができるような方に向いています。アルコール燃料は使い方を誤ると大きな火が上がり爆発的に燃えることもあります。便利な道具ではありますが、慎重に日々扱いながら非常時に備えましょう。

エバニュー チタンアルコールストーブEBY254


災害用の備えとして湯沸かし用に考えたい「熱源」の分散化について

災害用の備えには絶対というものはありません。ただ、少なくとも水とトイレ、食料だけは必要になるので、そのための備えについて考えるべきだと改めて思います。水については日常的にスーパーの買い物ついでに純水を定期的に給水はしているものの、災害はいつ起こるかわかりません。ペットボトルの水を常に大量に買っておくという方法もありますが、自宅は広くなくあまり普段使わないものを置いておくのもどうかと思うので、今後は違う観点で水の用意や利用を考えておきたいと思っています。

基本として、もし大きな地震が起こった場合、水道の蛇口をひねって水が出た場合は、とりあえず浴槽に出尽くすまで水をためるようにまずはしたいものです。私の住む地域では、数年前に一部地域で断水が続いたこともあり、その時に用意した水用のポリタンクは持っています。ただ、タンクや浴槽に水を貯められても、飲める水が手に入るのかという心配が付きまといます。

そもそも、普通の水道の水でも浴槽に入ったものをそのまま飲みたくないと思う方もいると思います。そんな場合に備えて、今後はペットボトルに付けて水をろ過するフィルターを非常用として用意するのも有りだろうと思います。最悪の場合には近所の川から水を汲んできて、その水を飲めるようにする事も可能かと思います。ただ、フィルターを通しただけでは心配になる場合もあると思うので、その際にさらにできることと言えば、ろ過した水を煮沸消毒することではないかと思います。

しかし、災害によって自宅の水道だけでなく、電気・ガスも使えないという場合も有り得ます。そんな時にどうやって水を沸騰させる熱源を得るか、これは大切なことです。今まで、自分が準備してきたライフラインが遮断されても湯沸かしのできる手段としては以下の準備をしています。

・ポータブル電源と家電製品を使った湯沸かしシステム
・カセットガスが使えるカセットコンロやキャンプストーブ
・アルコール燃料を使ったキャンプ用の湯沸かし・炊飯セット
・ペレット燃料をウッドガスストーブで燃やす湯沸かしセット
・灯油を使ったケロシンストーブ(冬季は石油ストーブの方が実用的)

ポータブル電源の充電はソーラーパネルから可能ですが、ポータブル電源はミニ冷蔵庫の方を優先させたいので、どちらからと言うとキャンプ用品の流用と、日常的に冬季には使っている灯油を使った暖房とともに湯沸かしもするという形で考えています。

今の時期であれば、ある程度は灯油が自宅にストックされているので、そこまで考えなくても湯沸かしと暖房を兼ねることができるので、やかんをストーブの上に乗せておくことで安全な飲水を作れます。あとは沸かしたお湯をキープしたい場合は保温ボトルの準備もできると良いでしょう。

家に灯油の用意がない時期には、お出掛け先での湯沸かし用に一定のアルコール燃料は実は用意してあるので、湯沸かしからメスティンを使った自動炊飯まで何とかできるようにはなっています。災害時に追加のアルコール燃料が入手できるかはわかりませんが、さすがに多くの人がアルコール燃料を買い占めた、なんて話は聞かないので、ホームセンターやドラッグストアが営業をしていれば、何とかアルコール燃料は入手できるのではと思うのですが、すぐに入手できなくてもある程度のことを続けられるように、日々最小限のアルコール燃料で色々できるようにと考えます。

では、具体的にアルコール燃料を使って湯沸かしや炊飯ができるようにするためには何を用意したら良いのでしょうか。その辺については色々なパターンがあるのですが、今回改めて自分で持っているギアを再点検してみました。次回はちょっとマニアックになりますが、基本的には小さくまとまって全国どこでも入手できるもの(一部にはキャンプ用のギアもあります)のセットについて紹介させていただこうかと思います。


Chromebookと普通のノートパソコンとの差を今年の地震の後の状況を見ていて感じることになった

昨年からWindows11の入ったノートパソコンを買おうと考えていたのですが、今回ついに我慢できず、セールで安くなったという理由で新しいノートパソコンの注文をしてしまいました。それはChuwiという中国のメーカーが出しているMinibook Xという10.5インチのミニノートで、CPUにインテルの廉価版n100を積んでいるものです。定価は51,900円ですが、その価格でもこのくらいの大きさで、ビジネス用途(動画編集やゲームは基本的にしない)で普通に使えるだけでなく、液晶を反転させてタブレットのようにも使える便利さがあるので、発売開始時からそれなりに注目されていました。

私は最安値ではないと思いますが、たまたま楽天のChuwi直営店で楽天ポイントの還元分を大盤振る舞いしており(現在は終了しています)、そのポイントを毎月の楽天モバイルの支払いとか、ガソリンの支払(私がよく行く出光スタンドでは楽天ポイントで給油が可能)に使うことで、毎月の口座支払いを減らせるので、それを考えるとだいたい3万8千円ちょっとで購入できることがわかったので、用意していたパソコン用の会計の中から支払うことにして注文してしまいました。当初は8万から10万くらいの予算でノートパソコンを購入することを考えていたので、かなり安く済みました。

Minibook Xが採用しているN100は、実は同じChuwiのお店でメモリやストレージの構成も同じMiniPCを購入して使っており、自宅でブログを書いたりウェブを見たり、ちょっとした作業をやるには十分であることを実感していました。ただ、MiniPCといってもデスクトップなので、自宅で使うか、今モバイル用途および部屋の中で気軽に使うために持っているChromebook上でリモートデスクトップを使い、外でも使えるようにはしてあります。当初はこれで旅先で使うにも十分だと思っていたのですが、その考えを変えざるを得なかったのが今年のお正月の地震です。

Chromebookはリモートデスクトップを使う時だけでなく、ほぼ全ての機能を使う場合、インターネットの接続が必要になります。私はそのために日本の携帯キャリア全てに加入し、もし物理的にもソフト的にも通信障害が起きても、何とか生き残っている回線で使えれば何とかなる(Chromebookで作業できる)と思っていたのですが、今回の地震では全てのキャリアで通信できない場所も多くあったようでした。そうなると、残念ながらそういった状態ではChromebookはなかなかうまく使えないということになってしまいます。

そこで、今使っているChromebookは自宅でテレビを見ながら気軽に使う用にすることにし、本格的に外に持ち出すためのモバイル端末としてMinibook Xを選んだわけです。まだ注文しただけで到着していないのでレビューは後ほどになりますが、Windows11が載ったノートを外で使うということになると、かなり状況は変わってきます。全くネットが使えない場合でもアプリを起動して使うことができるというのは当然として、スマホからのテザリングのうちBluetoothでのテザリングが使えるようになるので、スマホの電池を節約しながらテザリングをすることもできるのは嬉しいです。そしてMinibook XはUSB-Cでの電源供給をするタイプなので、本体の電池残量が少なくなっても、PD出力のあるモバイルバッテリーから充電が可能で、今使っているChromebookと同じように使えるのでACアダプタも共通化でき荷物も減らせます。

いざという時に汎用のACアダプターが使えるという環境(WinPCで)ができただけでも大きな進歩です。ちなみに、テキスト入力マシン、キングジムが出しているポメラDM250の実売価格が4万2千円くらいなので、その大きさに比べてできることも桁違いに多くなるMinibook Xには期待しています。中国メーカーを嫌う方もいるかとは思いますが、他の小さなモバイルノートパソコンを購入検討すると、少なくとも15万円くらいは用意しなければならず、できれば他のものにもお金を掛けたいので、出先で最低限の事ができるならと実機に期待しています。


もしもの時の備えに自動車や火災保険に付けられるトラブルサービスを把握する

日常生活のトラブルで、車の場合によくあるのはキーとじ込み(インキー)やバッテリー上がりですが、過去テレビのニュースではそうしたトラブルの際にネットで検索して一番上に表示されたところに連絡を取ってきてもらったら、法外な利用料を請求されたというトラブルがあります。

先日、友人が鍵を落としてしまって途方にくれたという話を聞き、一年中で一番寒い時期に家に入れないどころか、いつドアが開けられるかわからないような状況に追い込まれてしまったらと思うと、ちょっと心配になりました。その後、どうしたのかと聞いたら、友人は直接鍵業者(店舗)に連絡したので、ぼったくられることなく正規料金で解錠してもらったと思いますが、それでも結構な費用になるのではないかと思います。

車関係のトラブルにおいて事故以外の故障やインキーであっても、自動車保険には普通、加入時に意図的に外さなければ、トラブル時のレスキューサービスがほぼほぼ付いているので、まずは保険会社に連絡するというのが、支払いを気にしなくて良いという点でもおすすめです。私の場合はJAFの会員にもなっていますが、その場合でも保険会社経由でJAFに連絡してもらうことで、メリットを付けているケースもありますので、私の場合は何かあった場合には警察や消防と保険会社に連絡することが基本でしょう。

また、住宅のトラブルについても付けている火災保険に「住まいに関するトラブル対応」のサービスが付帯されているものがあります。私の入っている火災保険の場合は、水のトラブル(トイレづまりや水道)、鍵のトラブル(鍵を落として部屋に入れない)、ガラスが割れた際のトラブルについて365日24時間、保険会社の専用ダイヤルに電話すれば業者を手配して最低限のトラブル対応を無料で提供してくれます。

友人からの話を聞いた直後、自分の事が心配になったので加入している保険会社のホームページを見たので、その情報に基づいて書いています。ただ、本格修理や交換については保険適用にはならない場合には自費となるので注意は必要です。これもネット情報なので正確ではないかも知れませんが、トイレづまりや鍵の解錠(保険会社のホームページではドアスコープを外してのサムターン回しの事例が紹介されていました)をお願いするだけでも出張料と技術料で1万6千~7千円くらい普通なら請求されるということなので、いざという時の事を考えると、そうした生活関連のサービスのある火災保険のチェックをしながら、自分の家の状況に合ったものに入るようにするのも大事だと思います。

一人暮らしであればもちろん、家族と同居している場合でも、鍵を落としたり盗まれたりして家に入れないというのは、季節的にも今の時期はつらいものです。こうしたサービスがないと実費を請求されるだけでなく、運悪く悪徳業者に当たってしまったら、さらなる負担を現場で要求されてかなりのストレスになることが予想されます。

また鍵のかかったドアの解錠をする場合、その家が本当に依頼者の家であるかについて、住所の書かれた証明書を提示する必要が出てくるだろうと思います。そんな場合でも、火災保険付随のサービスは、自分の家にかけているわけなので、本人確認はスムーズに行くのではないかと思います。旅先で鍵を落としてしまうということも考えられなくもないので、トラブル発生時に金銭的負担を減らすためには、家の中にスペアキーを用意しておきながら保険の付随サービスだけで問題が解決できるような準備をしておく事が大事だなとしみじみ思いました。


2024年3月乗車分から「ぷらっとこだま」は完全チケットレスになりEX会員登録必須に

今後、交通乗車券のチケットレス化はどんどん進んでいき、スマホを持っていないとどうにもならない状況がすぐそこに来ています。リーズナブルに東海道新幹線を使いたいと思う人に必須なのが「ぷらっとこだま」という東海道新幹線こだま号の指定席とドリンクチケットがセットになった旅行企画商品なのですが、この3月乗車分(2月1日から予約開始)から完全にチケットレス化されるということで、その概要についてお伝えするとともに、購入する場合に必要なものについて紹介します。

まず、チケットレスの利用については交通系ICカードやQRコードで乗車するようになり、今までの店頭でのクーポン受取りや、券売機から受け取るのとは違ってスマホのみで申し込み利用することになります。そして、利用にはJRグループのエクスプレス予約(年会費1,100円)か年会費無料の「EXスマート」会員に登録する必要があるとのことです。当然ながら、JR各社が提供している交通系ICカードを持っていればタッチアンドゴーで改札を抜けられるので、以前のように出られる改札口が限られるということもなくなります。

申込み期限は前日までというところは変わりませんが、予約は24時間可能で、前日の23時30分までと利用できる時間は伸びました。また、今まではドリンクチケットはその日に利用できなくても乗車日から1ヶ月間利用できたのですが、ドリンクチケット自体も紙から電子クーポンによるものに変わったため、その有効期間は乗車日当日のみということになっているので、その日のうちに引き換えないとその分が無駄になってしまうので注意しましょう。

個人的には、スマホで予約をしてそのままモバイルSuicaを使ってチケットを購入し、当日は改札にタッチして普通に新幹線に乗れてしまうので便利になったという感じはしますが、家族の分をまとめて発券するような事ができなくなるので、ほとんどこういった作業のできない家族に変わって、EX会員の登録からはじめてモバイルSuicaの取得、専用サイトからの予約までやってあげることが必要になるでしょう。住んでいる場所によっては、私たちのようにほとんど日常的にSuica自体を使うことがないような場合にはめんどくさいと感じる人もいるかも知れませんね。

ただ、全てお膳立てをして改札に向かえば、スマホを改札にタッチするだけで利用できるので、普段電車すら使わない人でも、改めてタッチ決済の便利さを感じられるようになると思います。今後、まずは自分でオールチケットレスでの使い勝手を試しつつ、多少は時間がかかっても快適に旅ができる新幹線こだま号の旅を家族で楽しめるように旅の計画を立ててみたいです。


電車移動や行列必須のイベント用の椅子はできるだけ場所を取らず余分な部品がないものの方が良い

先日購入したワークマンの背もたれ付き折りたたみ椅子は、狭い自宅にお客さんが来た時の客用椅子としてかなり便利なことがわかりました。常に出している必要はなく、折りたたんで収納袋に入れるとバックパックに余裕を持って入るので、今現在は少し大きめのバックバックに、これも先日紹介した折りたたみコットと、簡易寝袋としても使えるシーツと一緒に入れています。いざという時はそのバックバックを担いで行けば、二畳くらいのスペースがあれば、どこでも生活空間になります。将来的にはコンパクトになるテントかツェルトなどを加えることで、バックパック一個でどこでもプライバシーも確保できるような装備にしたいとは思っていますが、今回は別の椅子の話をさせていただきたいと思います。

電車を使っての旅行の場合、問題なく乗り継ぎができれば良いのですが、トラブルや利用者集中などでホームで長いこと待たされるということも普通にあります。そんな場合、多くの人がいる中で地ベタに直接座ることなく体を休めるための椅子ということを考えると、置いた時の専有面積はどうしても背もたれ付き折りたたみ椅子というのは大きくなってしまいます。イベントや花火大会などゆったりと座って見るためにはこうした椅子は適してはいるものの、ちょっと出して狭い空間内でも他の人の邪魔にならずに座るということになると、別の観点から椅子探しをする必要が出てくるのです。

そんなわけで、小さくて軽くて、さらに簡単に組み立てられてかさばらない、背もたれがない椅子というものを探していたのですが、当初はロゴスのワンタッチで折りたたむことができ、フレームがジュラルミンで丈夫な「キュービックチェア」の購入を考えたのですが、座面がおよそ20センチとかなり小さいのがネックでした。耐荷重目安が120キロもあるので、体の小さな人であればベストな選択ではあるのですが、今回はネットでのレビューを参考にしながら、別の組み立て椅子をチョイスしました。

収納状態のパッケージはスマホと比較してもかなり小さいことがおわかりでしょうか。32cm×10cmのサイズで、全体の重さは520gと、背もたれ椅子と比べたら、その座り心地は劣るものの、これだけ小さく済むというのだけでも私には魅力です。

そして、椅子を組み立てたのがこれです。フレームを組み立てた後、座面をはめ込むという背もたれ椅子と同じ組み立て方をするもので、フレームはジュラルミンではありませんが比較的しっかりしたアルミニウム合金で、座面も約30センチ四方あるので、私でも何とか体を預けて座ってもそこまで大変ではありません。耐荷重の目安は100キロとなっていますが、これも必要十分で、設置にそこまでスペースを取らずに座ることができます。

また、この製品の特徴は座面の布にマジックテープとポケットが付いており、片付ける際には足を折りたたんだものをポケットに入れ、座面の布を巻きマジックテープで止めることで、座面が収納袋の代わりになっています。これは特に旅先で組んだり片付ける時に、収納袋を失くす心配のない、良いアイデアではないかと思います。重さも仕舞寸法も問題なく、これであれば例えばバックパックと折りたたみ椅子が一緒になった製品を買うよりも、かなり実用的に使える椅子になると思います。

また、背もたれ付き椅子と組み合わせてこの椅子を足載せにしたり、耐荷重が100キロあるので荷物置き用として使ったりもできます。組む場合にはちょっとしたコツが必要ですが、布を伸ばしながらフレームをセットする際には、4つの穴のうち2つにバックルが付いていて、最初フレームをバックルの無いところに差した上で、バックルを持って布を引っ張りながらフレームを穴に差し込むようにすると、それほど力を入れることなく組み上げることができます。耐久性がどうかという点はありますが、私は今回アマゾンで2,000円弱で買えたので、布が破損した場合には追加購入をしながら余ったフレームはスタンドや、上に板を置いてテーブルとして使うのも有りだと思います。

このようなキャンプ用品というのは、結構日常的に使えるものが多いので、登山やキャンプはやらないという人でも注目してみると、普通のホームセンターに置いてあるものとは一味違った使い勝手を感じることができるでしょう。

HADUKIアウトドアチェア


スポーツ配信サービスのDAZNが「DAZN Freemium」を開始した意味とは

スポーツをテレビ観戦される方も多いと思いますが、ここのところ地上波のテレビで見られないコンテンツが増えてきています。最近は日本中で注目されそうな井上尚弥選手のボクシングの世界統一戦は地上波では見られず、NTTドコモが提供する配信サービスのLeminoで生配信されたことで、スマホやタブレット、パソコンを使って見ている人も多いでしょう。一昨日はボクシング界に転身した那須川天心選手の試合を、アマゾンプライムで配信が行なわれていました。特にボクシングについては、もはやテレビよりもインターネット配信に流れが移ったかのようです。

ただ、こうした動画配信サービスは、将来の有料化への布石というものは当然あるものの、少なくともネット環境を自分で用意できる人に対しては、特別に配信を見るための料金を課さないで、見ることは現在できています。テレビにネットをつなぎ、配信サービスの映像を出すことも比較的簡単にできるので、普通にテレビを見る感覚でネット配信を楽しんでいる方もそれなりに多いだろうと思います。

そんな中、日本の中でもメジャースポーツであるはずのサッカーについて、日本代表の試合が地上波テレビで放送されない事態がまた発生しました。これは、Jリーグだけでなくアジアサッカー連盟が主催する試合までDAZNが契約を結んでいるためで、今回のアジアカップでも、日本チームの予選リーグの試合のうち、ベトナム戦は中継されませんでした。
そんな中、突如DAZNで出てきたのが、「DAZN Freemium」という一部のコンテンツおよび生配信をログインすれば無料で見ることのできるプランです。今のところ、当然ながら日本チームの試合は無料では見られないようになっていますが、アジアカップでも注目の試合を生配信で利用できるようにしていたり、それなりに無料コンテンツはあります。Jリーグについても、J3の一部の試合を生配信で見られるようにするという話もあるのですが、その辺のコンテンツの選定の仕方は、有料会員になって欲しいからということもあります。

ただ、今後国内であまりにも注目される試合がDAZN有料会員独占生配信ということになってしまうと、かなり世間からの反発が出てくるのでは? と思うところもあります。個人的にはぜひ一試合だけのパッケージというものを導入していただければ、毎月支出されるコストは少なくて済むので、そういった方法もやっていただきたいですが、そうした中で無料で注目の試合が生配信されるのであれば、それはそれで喜んで見るとは思います。

過去のうらみつらみではありませんが、日本がアメリカワールドカップの出場がかかっていた日本対イラク戦(いわゆる「ドーハの悲劇」)は、当時地上波ではテレビ東京が放映権を持っていたので、当時代表選手も多くいた静岡県の地上波テレビでは生中継が見られないという事態が起こりました。その時にはNHKBSで中継はしていたのですが、衛星放送の設備を持っていない人が当時は多かったので、負けたショックも当然あったでしょうが、そもそも中継映像を見られないストレスを周りの人たちは持っていました。DAZNでもこうした無料視聴の仕組みがスタートしたことにより、状況によっては生配信を無料で見られる可能性は出てきたということで、今後のDAZNの動きには注目して見ていきたいと思っています。現在、FireTV Stickを持っている方は、まずはDAZNのアプリをインストールして、無料登録をまずはされる事をおすすめします。


公共交通機関で遠出する際のリスクを考えた時に優秀なはずの新幹線が止まるとは

大きな災害や大雨、大雪の影響で交通機関が止まるということは良くあることです。昔はそうしたことは無かったですが、今では翌日に天候の急変が予想される場合には計画的に運休措置を取るようになったことで、過去と比べてもそこまで多くの人が立ち往生して困るということは少なくなったかと思いますが、それでも急に突発的な事が起こった場合にはどうしようもありません。

そうした天災のうち、やはり地震は事前に予想ができないという点で、起きた時に公共交通機関に乗っていた場合には諦めるしかないのかなという感じがします。ただ、本当に困るのが天災でも天候不良でもなく交通機関が動かないというケースです。

昨日、JR東日本の東北・北陸・上越新幹線が停電のため動かなくなりました。過去にも停電で新幹線が停まったことはありましたが、復旧までにかなり時間がかかり、今回もJRの方では相当復旧まで時間がかかることがアナウンスされており、途中で停車した車両では乗客を外に出して歩いて避難させるようなことも行なわれているようですが、近場での移動ではなく長距離の移動の途中で停止ということになった場合、本当に大変だろうと思います。

電車に乗っていた人だけでなく、これから乗ろうと思っている人にとっても突然の停電による運休というのはかなりショックだったと思います。出発前の関東(東京近辺を想定)で足止めをされた方については、いかんせん最近の東京付近のホテルは満室が多く、部屋があっても海外旅行客との競争で、通常の価格よりかなり高い価格に設定された部屋に泊まらなくてはならない人も出てくるかと思います。

足止めをされた方にとってはまさに泣きっ面に蜂という感じもありますが、やはり基本的には早めにホテルに入って休む決断をし、通常の価格で泊まれるビジネスホテルを抑える方向で行動し、どうしても高いものしかない場合にはカプセルホテルやサウナへ、さらには個室利用可能なネットカフェの宿泊も考えるべきでしょう。女性専用のエリアがあるところは今もほとんどなので、いざという時のために各種宿泊施設について暇な時にでも、調べておく事をおすすめします。

ただ、それでも今回のケースでも全く新幹線が動かなくなった場合には近くの駅などへの移動をサポートはしてくれるようですが、将来的にリニアが開通したらどうなってしまうのか、本気で心配になりました。乗る予定の方が運休になっているような状態であれば、東京や大阪でだったら何とか運転再開まで何とかなると思います。ところが、乗車中に突然停電によって途中で停まってしまった場合、新幹線とは比べものにならない状況に追い込まれる可能性があります。

リニアは駅の数も少なく、経路にはほとんど何もないような場所で、車内から降りて避難するような事になると、避難できる場所まで行くのにどのくらい時間がかかるのでしょう。今の時期の南アルプスの山岳地帯でしたら、救助に来る事自体が大変で、防寒着の用意をしていない乗客がいた場合、その過酷さは想像もできません。長期停電でまっ暗ななかでリニアが動かず、車内でお腹が空いたり気分が悪くなった場合に何とかできるのでしょうか。外から助けが来ても、リニア自体が鉄道の軌道ではないので、避難できる場所までの移動はどうなるのか、実際にこのような新幹線に影響を与える停電というのは起こっているので、リニアでは起こらないという事もないと思うので、その点はちょっと考えてしまいますね。


近い将来にやってくるであろう「衛星基地局」を使えるサービスの整備は前倒しで行なわれるか

私自身、災害に関してのブログも書くことが多いので、様々な先の見えにくい将来への可能性を見越していたつもりなのですが、今年1月1日の能登半島の地震による携帯電話のネットワークの大幅な休止状態までは予想できませんでした。あの東日本大震災の時ですらも、多少のタイムラグはありましたが携帯キャリアの方々の懸命な努力によってスマホ通信の復旧も早かったですし、それによって助かった人も少なくなかったと思います。

しかし、いたるところで被災地までの道路が寸断され、海岸線が隆起したことにより、船上の基地局ですらなかなか被災地には近づけないような状態になり、結局のところ地震前から過去の衛星携帯電話と比べて維持費がかからない衛星インターネットのStarlinkが来るまで全くスマホでの連絡ができなかったという状況を見ていくと、今までのような人口比率でエリアを地上に作るよりも、衛星を使った電話・インターネット網を作る方がはるかに災害に強いということがわかってきました。

たまたまこの文章を書いている少し前の日のニュースで、楽天の三木谷氏とAST SpaceMobileのAbel氏が低軌道衛星と市販スマホの直接通信試験を行ない、多少の遅延はあるものの通話は普通にできていることを発表しています。現在の楽天モバイルでは、特に室内での電波の状況が他のキャリアに比べて悪いという評判があり、さらに山間部では楽天回線のエリアが狭いという事もあります。ビルの中などについては、プラチナバンドの開通を待つ必要がありますが、もしこのプラチナバンドの運用と時を同じくして衛星を使った電話・ネットが楽天モバイルで使えるようになるなら、他社を先んじて災害に強いキャリアとして一気に脚光を浴びる可能性はあります。

少し前に書きましたが、楽天モバイルを使っての電話は、専用アプリであるRakuten linkを使ってIP化することによって、楽天の電波が届いていない場合でもWi-Fiが使えれば発信(SMSを含め)できるのですが、着信およびSMSの受信については難しいので災害の時に使えはしても一方向でしか連絡が取れないため、例えばLINEのIDなどをメールやSMSで相手に伝えた後に、LINEでの連絡に切り替えるというような方法があります。また、楽天回線の電波をスマホがつかめない場合には発信した相手に対して番号が通知されないので、今の状況では通話用の回線として最安でかけ放題が使えても、まだまだ他のキャリアと比べて不便さはぬぐえないでしょう。

そうしたディメリットを払拭する切り札が低軌道衛星を使っての楽天モバイルのエリア構築ではないかと思っています。この方式はニュースにもあったように今多くの人が持っているスマホで利用可能という点です。天候や天災の影響がない高度で動いている衛星基地局を経由しての通信ですので、国内での利用エリアは室内はどうかわかりませんが、空が見渡せる場所でなら100%ということになれば、Rakuten Linkを使っての番号通知も問題なく、さらにネット通信も楽天回線のもの(衛星通信でも無制限?)を安心して使えるようになります。

楽天のモバイル事業については様々な意見はあるかと思いますが、後発で基地局が整備できないというところを逆にメリットとして、他のキャリアより衛星通信を早く使えるようになれば、今回のような孤立する集落でも特別なハードを必要とせず、楽天の回線の入ったスマホとポータブル電源にソーラーパネル、さらにパソコンが一台あれば滞ることなく相互連絡が可能になります。もちろん、衛星基地局を使うに費用はかかってくるので、現在の料金大系を変えるのか、それとも衛星通信利用をオプションにするのかわからないものの、個人的にはそうなったら嬉しいですね。

というのも、例えば今でも長距離フェリーに乗って旅をするような場合、当然ながら地上の基地局から遠く離れてしまうので、当然携帯電話のエリア外となることが多く、乗船中はネットも電話もできないという可能性が大きいのですが、それもこうしたシステムが整えばかなり問題は解消されるのではないかと思っています。今回の事で、私たち利用者の方も、今まで山間部や海上ではドコモというような常識が破壊されたような感じがしていて、旅をする中でいざという時に連絡を取ったりメールをしたり、SNSに投稿できるような環境を保持したいと思っている方は多いでしょう。そうしたユーザーの声に応えるためにも、今回紹介した楽天だけではなく、他の事業者についても前倒しで災害が起きてもつながるネットワークについて考えて欲しいものです。


MoonLenceの折りたたみコットを購入してより機動性のある旅のパックを作る

このブログでは、かなり前から折りたたみ式のキャンプベッドである「コット」について紹介していました。今は売っていませんが、かなりしっかりと設置して使えるロータイプのコットを主に使っており、「ボイジャーコット」を車載して車の中で組み上げることで、現在の普通車でもきちんと設置していざという時は普通車での車中泊でもエコノミークラス症候群になるような恐れを極力減らし、ゆったりと手足を伸ばして寝られる環境を作っています。

ただ、手持ちのコットは折りたたんでもかなり仕舞寸法が大き目で、車の中に入れて運ぶなら良いのですが、交共交通機関を使っての移動には、そもそも持って出掛けようとは思いません。昔はバックパッカーが良くやっていた「駅寝」というまさに野宿じみたことをやっている人もありましたが、今ではなかなかそんな人はいないものの、状況によっては災害時以外でもフラットな床があればコットを設置して仮眠を取るような状況は色々と考えられます。

具体的には、LCCで早朝便を利用する場合、前日のホテル代を出さずに深夜でも開放されているロビーにコットを設置すれば、それなりに楽な姿勢で仮眠を取ることができます。また、最近は減ってきましたがフェリーのエコノミーで雑魚寝用のフラットな船室に設置すれば、毛布などは船のものを借りながら、ただ床に寝るよりは快適に過ごすこともできます。

もちろん、災害対策という面でも優秀で、手持ちのバックパックに収まるくらいのコットを手に入れようと考えていたのですがようやく購入できたのが、MoonLenceというメーカーが出した5本足のコットです。

まず、収納袋に入れた形ではこのくらいの大きさになります。隣にあるのは日常使いも旅にも持っていくことのある32Lのバックパックなのですが、何とこのバックパックの中に折りたたんだコット一式が入ってしまうのです。収納袋を入れた重さも2キロちょっととそれほど持ち運びに負担にはなりません。

バックパックの中にはパソコンを入れるためのスペースもあるので、パソコンを入れた上でコットを差し込み、残りの空間にシュラフとしても使えるスリーピングシーツも一緒に入ります。単なる電車での旅には必要ないものの、旅で何が起こるかわらなないような気ままな旅だったり、飛行機やフェリーを利用しての旅であれば、このコットは持って行って休みたくなったらコットを組み立てて休むというのも面白いかなと思います。

実際に組み上げたのが上の写真です。布の両側にパイプを通したら、組み立てた足を付けていくのですが、多少コツは要りますが、パイプを多少しならせるように力を入れてはめ込めば、私の場合はそこまで苦労せずに組み立てることができました。もっと簡単に組み立てられるものも同メーカーから出てはいますが、それだと仕舞寸法や重量の点で私の求めるものとは合わないという感じでしたので、今以上に組み立てに慣れていけば、そんなにトラブルは起こらないかと思います。

ちなみに、メーカーがうたう耐重量は160kgあるので、かなり体格の良い人でも利用できるし、利用させられるというのも良い点だと思います。この種のコットは毎日使うものではないので、そこまで耐久性を持たなくても私は大丈夫ではありますが、いざ使うという場合にはちゃんと使えるようなメンテナンスはこれからもしていきたいと思っています。

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