月別アーカイブ: 2013年1月

トランギア ストームクッカーのグレードアップ化計画

 久しぶりにネットショッピングでお店の都合によってキャンセルを食らいました(^^;)。「サンコスモ(SUNCOSMO) ホットカーシート フロント ブラック DC12V HC01」という車のシガーソケットに接続する12V対応の暖房器具で、シートに載せて使うものです。冬季の運転中に暖を取ったり、使えるならサブバッテリーにつないで電気カーペットのような感じで使えれば面白いかなと楽天のサイトのお店で注文したところ、在庫がないのに注文を取っていたようで、メールが一通来て終わりというありさまでした。興味のある方は商品名で検索すると別のショッピングサイトがヒットすると思います。ちなみにそちらのサイトの方が微妙に安く在庫もとりあえずありそうなのですが、何かケチが付いたような感じがして、あえて頼み直そうとは思えなくなってしまいました。さらに言うと、実はネット上をさまよっているうちに全くジャンルは違うものの興味深い商品を見付けてしまったという理由もあったりします。

 災害用としても使えるキャンプ用調理セットとして、個人的な評価が高いのがトランギアのストームクッカーです。私の持っているのは大きめのLタイプですが、ワンパッケージの中に鍋やフライパン、そして小型ヤカンが付くことの他、効率の良い燃焼をサポートする風防が付き、セッティングも簡単なアルコールバーナーが付きます。たとえ強風が吹いているような状況でも転倒の心配なく安心してお湯が沸かせるということだけでも有りがたいものです。

 ただひとつ、このセットのウィークポイントというと、燃料はアルコールのほか、工夫次第で固形燃料は使えるものの長時間使え扱いやすいガス(特に燃料代の安いカセットガス)が使えないことなのではないでしょうか。しかし、日本では販売していませんが発売元のスウェーデンではこのストームクッカーに仕込むことができるような仕組みのガスバーナーがあります。ネットショップやオークションで純正のガスバーナーは手に入れることができるものの、その値段は決して安くはなく、常に使うものでもなく、さらに専用品ということを考えると購入を躊躇していました。

 しかし、ひょんなことからストームクッカーで使えるガスバーナーが安価で手に入るかも知れないという情報を得ました。中国のメーカーでストームクッカーのコピー商品のような「BL100-Q1」というセットがあり、ストームクッカーを小柄にしたような感じのものなのですが(興味がある方は型番で検索をかければ出てきます)、このセットが本家と違うのは、アルコールストーブ以外にガスバーナーも標準で付いているのです。

 ちなみに、価格は本家の半額といったところですが、製造元から直送するような形でネットオークションに出品されていることもあります。そんな中、予備の品としてガスバーナーだけが千円程度の価格設定でネットオークションに出品されているのを発見しました。中国から発送とのことで相当到着まで時間はかかるようですが、ガスバーナーのみの購入ということで送料も国内発送程度で済みそうで、これくらいなら最初に紹介したホットカーシートを使ったつもりになり、駄目もとでもいいかと思って注文を出してしまいました(^^;)。すでにこのバーナーをストームクッカーに装着している写真がネット上にアップされていたので、まあこれで、キャンプ用のガスを買い足せばジェットボイルに次ぐくらいの速度でお湯が沸きそうですし、いいかなと思いまして。

 さらにいろいろ調べていたら、ご存知の方も多いかとも思いますが、T型ボンベ用の器具にカセットガスを直接つないで使えるようにするアダプタが売られていることを知り、アルバの「つめかえ君」シリーズのうち「TKアダプタ」を入手することにしました。

 どちらも今ある装備にセットして使うものでそれほどお金もかからなかったのですが、これが普通に使えるならかなり大きなアドバンテージになることが予想されます。今回はどちらの注文もキャンセルにはならないかと思いますので、届きましたらストームクッカーとの組み合わせでどういう感じになるのか試してみたいと思います。


ナルゲンボトルで「湯たんぽ」の注意点

 ここのところ、雪が一向に降らない私の地元でもやはり朝夕の冷え込みは強いので、ナルゲンボトルを利用した湯たんぽを使って寝床にしのばせる回数が増えてきました。そうして使う中、最初のレポートでは書けなかった点も出てきています。というわけで、今回はナルゲンボトルを湯たんぽに使う場合、気を付けた方がいい事について紹介していこうと思います。

 まず、お湯をボトルの中に入れ、ふたを閉めるのですが、ゴムによるパッキンがされていないせいなのかどうかわかりませんが、私の場合はふたをちゃんと閉めたにも関わらず逆さにすると音を立てて多少のお湯が出てきてしまう場合があります。一度そのまま袋に入れて寝床へ持ち込んだところ、お湯が漏れてきてしまったのでちょっとびっくりしました。ただ、音がしなくなるまでボトルをさかさまにすれば、後は多少乱暴に扱ってもお湯が漏れることはありませんでした。これから同じようにナルゲンボトルを湯たんぽにしようと思って実行される際は、ぜひ袋に入れる前にボトルをさかさまにしてもお湯が漏れ出ることがないか確認し、出たとしても一通り出尽くすまで待ってから収納袋に入れるようにしてください。

 このようにしてお湯漏れがしなくなったボトルの後処理にも、上の症状が原因と思われるちょっとした問題があります。これもフタの部分にゴムによるパッキンがないからなのか、一度きつく閉まってしまったフタは、朝になって水になったような状態でもちょっとの力ではフタが開かないくらいきつくなってしまっています。私の力は特別弱いとは思いませんが、かなり力を入れないと開けられないのは事実なので、この問題を解決するためにシリコンの鍋敷きを使って、よくビンのフタが開かなくなった場合の対応で滑らないような状況を作って開けることにしています。

 まあ、元々専用品として作られていないものを強引に湯たんぽにしているわけですから、そこまで要求を出すのも酷かと思いますが、以上のような内容も踏まえた上で年間通して使われるのがいいかと思います。山の湧き水を汲むような用途とすれば口が広く中味もしっかり確認できるということでSIGGやLAKENよりもこちらの材質の方が適すると思いますし、それぞれのボトルの特徴をしっかり把握した上で使い分けていきたいと思います。



急須の使い方を知らない人が増えている?

 先日新聞で読んだニュースにこんなものがありました。日教組の調べによると、自分で日本茶を煎れたことがないためか、急須の使い方を知らない高校生が増えているという調査結果があるとのこと。私の知り合いのお宅でも、親の世代はちゃんと急須を使って温かい日本茶(ここでは主に煎茶について書かせていただいております)を飲んでいるものの、子どもたちは日本茶を飲まず、ティーバックを容器に入れて冷蔵庫においておくだけで抽出される麦茶を食事の際にはもっぱら飲んでいます。この他、お茶といえばペットボトルのお茶が当たり前にある現在、テレビコマーシャルでも急須で煎れた日本茶との見分けが付かない(?)ことを売りにしたペットボトルのお茶が売り出されていたりして、ますます葉っぱから煎れる日本茶の肩身が狭くなっていくのではないかとの感じがあります。

 先の調査では、金属製の急須をそのまま火に掛けようとした高校生の例が紹介されていたようですが、急須でのお茶の煎れ方にはちゃんとした作法があり、煎れ方一つでせっかくの日本茶を台無しにする危険性があります。下手に煎れたものと比べれば、ペットボトルの日本茶の方がおいしくなるというのはある意味的を射た指摘ではあるのです。学生時代にちゃんとした日本茶の煎れ方を学べるような機会がないというのも問題であると思いますし、そうして煎れたお茶を飲んだことがない人が多いので、ペットボトルのお茶や麦茶に行ってしまうということも言えるのかも知れません。煎れ方といっても大して難しいことはないので、こうした報道を機に多くの人に茶葉を使ったお茶の飲み方を知ってほしいと思いますね。

 煎茶を煎れる場合は、まず急須に投入するお湯の温度が最重要の項目になります。茶葉にお湯を注ぐと香りが立ちますが、それが熱湯だったりすると茶の香気はすぐに飛んでしまいますので、本当のおいしさを味わうことはできません。玉露の場合は相当に下げて60℃くらいがおすすめですが、一般的な煎茶の場合でも80℃くらいまでは下げたいものです。通常は湯飲みにまず熱湯を注ぎ、しばらく冷ましてから茶葉を入れたお湯を湯飲みから投入するのがいいですが、旅先でおいしい日本茶を飲みたい場合にはいい方法があります。

 これは、地元にある日本茶専門の喫茶店の方がやっていた方法ですが、100℃に近い熱湯を魔法瓶(ステンレス真空ボトルでも可)に前日夜に仕込んでおいて、翌日の営業には一晩かけてポットの中で適温に冷めているのでそのまま使うという方法です。車での旅の際、出発前にお湯を沸かしてポットに入れるのではなくて、前日に用意するだけで翌日にはそのまま適温で飲めるようになっているというわけです。

 茶葉を旅先で用意する際には最初からティーバックの形でしてもいいですし、市販のお茶用の紙パックにいつも飲んでいる茶葉を入れたものを持っていくのもいいでしょう。日本茶はコーヒーと違って一回だけで終わりではなく、二煎目、三煎目と味の変化を感じながらいただくことができるので、結果的にペットボトルのお茶を行く先々で買うよりも経済的であるとも言えます。車で旅をする状況なら、車内で十分楽しめるお茶のセット一式を持ち運ぶことも可能になりますので、個人的にはぜひこうした外での日本茶を楽しむ人が増えてくれればと思いますね。


ウッドガスキャンプストーブ その3 木質ペレットによる使用レポート

 せっかく購入したのになかなか使えなかったウッドガスキャンプストーブですが、ようやく木質ペレット燃料を手に入れました。木質ペレットはエコ燃料と言われていますが、それは間伐材を原料に生成されているため、燃やして二酸化炭素を出しても、間伐材が生育している間に二酸化炭素を吸収したと判断されるため、単に二酸化炭素を排出するだけの他の燃料に比べれば格段に地球に優しい燃料と言えます。

 今回、私の住んでいる地域で木質ペレットを使ったストーブの施工をされている業社さんがいて、そこで安価に燃料を分けてもらうことができました。10キロの燃料が550円とかなり安い感じがしますが、暖房用として灯油を使ったストーブと比較するとこのくらいの価格設定でも灯油と同等ぐらいかちょっと高いのだということです。一袋だけというのも先方に悪い気もしたので二袋購入しましたが、それでも千円ちょっとと、他の燃料と比べてもかなり安く購入できたので今後は全く気がねなく使うことができそうです。

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 このストーブを購入した先の業者さんによると、「木質ペレット100グラムで2合の炊飯可能」とありました。というわけでとりあえず100グラムの燃料を取ってストーブの中に入れることにしました。100グラムというのはどのくらいの量かといいますと、写真のようにお米用の一合のカップで若干山盛り程度といったところです。ですから水のカップではだいたい200グラムくらいではないかと思います。

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 さていよいよ燃料をストーブに入れてスマートに着火といきたいところですが、これがなかなか木質ペレットに火が付きません(^^;)。とりあえず新聞紙を丸めて着火しましたが当然ながらすぐに燃料には燃え移ることはありません。着火剤を用意すればここまで苦労することはないかも知れませんが、あいにくそうしたものが用意できなかったのでした。その後も新聞紙に火が付いても煙を上げるだけで一向に火は付かず(^^;)、改めて自分の火付けの技術のなさに呆れてしまいました。

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 で、どうしたかというとちょっと反則ですが100円ライターを中に入れて使うSOTOのポケトーチという小型バーナーを使って何とか燃料から火を上げることができました。

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 こんな感じで火が上がったらしめたものです。電池ボックスをつないで電動ファンを回せばあとは何もしなくても火が大きくなるのがこのストーブの特徴で実にありがたいですね(^^)。

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 しばらくすると燃え出した燃料から出たガスがストーブ上部の穴から出てきてそのガスが燃える二次燃焼が始まります。ここまでくれば通常はゴトクと鍋を乗せて調理を開始ということになるのですが、今回は別のものを作ることにしました。

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 たまたまもらった種子島産の安納芋があったのでアルミホイルを巻いてストーブに投入します。本当はもう少し小さいものがあればよかったのですが、火が消えないようトングで位置を変えつつ、煙にも気を付けながら焼き芋を作ります。

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 だいたい30分ぐらいで燃料が炭化してくるのでこのくらいの時間をめやすにストーブから取り出したところ、見事に焼けていました(^^)。今回は最初から芋を入れてしまいましたが、燃料が燃え尽きても十分暖かさを保っているので一通り調理が終了した頃を見計らって芋を投入し、追加の燃料か周辺にある小枝などで火種を維持しながら作るのが理想ですね(^^)。

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 一通り燃え尽きたストーブ内部ですが、今回は早く撤収するためこの状態の炭をケースに使っていた丸形飯ごうの中ブタに移してから水をかけ、完全に消化した後にゴミ袋に入れて燃料の燃えカスを処理しました。その後しばらく電的ファンを回していましたが、すぐにストーブ内部も冷えてきてすぐに撤収できました。こんなに簡単にストーブ本体も仕舞えるというのは予想していませんでしたが結構便利ですね。もちろん、実際のキャンプでは炭化した燃料まで燃え尽きるまで使うことで冬は簡易ストーブとしても使えますし、燃やしてもダイオキシンを出さない自然由来のゴミを燃やしてしまったりできますので、このストーブを使うためにキャンプをするというのもなかなか面白そうです。とりあえず今回購入した燃料は水に濡らすことさえしなければいつでも使えるので、密封容器に移しつつ車に常備し、来たるべきキャンプ込みの車中泊旅行や災害に備えたいと思います(^^)。


ウッドガスキャンプストーブ その2 ハードケース兼クッカー

 木を燃料として使うストーブの中でも評価の高いウッドガスキャンプストーブですが、私がこのストーブを見て最初に感じたことは、ストーブ自体の組み立てが必要ないので、どこでも簡単に使い始められるという点がありました。また、車で持ち運ぶ事を想定すると、ある程度ラフに扱えるとは言うものの、電動ファンのような装置を含むので、しっかりパッキングできるケースに、もしかしたらあるクッカーが使えるのではないかと期待していました。

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 それは何かというと写真にある丸型の飯ごう(5合炊き)です。とりあえず何かに使えるかなと思って購入したものの、別のクッカーを購入して行く中で全く使っていないものですが、これがストーブ付属のスタッフサックを利用してもすっぽりと中に入ってしまったのでした。これだけきれいに収まると、ハードケース兼専用クッカーとして使ってみたくなりますね。

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 スタッフサックを閉じた後に中蓋を上に載せます。まさにぴったりといった感じですが、実はすっぽり収まるというわけにはいきませんでした。

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 写真のように外蓋をかぶせると完全にははまらず多少隙間が空いてしまいます。これは、中ぶたを反対側にしてからかぶせているからです。しかし、純正のケースではないですし、この上からさらに袋に入れてしまえば全く問題はないので、これはこれで十分なのではないかと思います。飯ごう自体が焚き火によるかまどでご飯を炊くためのものですし、すすで汚れてしまっても気になりません。更に丸型の飯ごうは炊飯だけでなく、湯沸しやパスタを茹でるような場合の鍋代わりにもなりますので、この組み合わせは個人的にはおすすめです。別の鍋をメインに使う場合にも、水を入れておいてもしもの場合の消火用としても十分実用になります。

 今後は実際に燃焼実験をしてみて、それほど鍋底が汚れないようだったら、現在アウトドア用として使っているクッカーを順次投入しようと思っています。


シェアリーのWimax 加入のタイミングとプラン別の評価

 先日のエントリーで紹介した通り、現在使っている1年間契約前提のWimaxが2013年2月に更新月(この期間なら解約手数料がかからない)に入ります。とりあえず2月の1日に速攻で解約はしてしまおうと思っているのですが、その代わりに何を契約するかというのに悩んでいました。

 しかし、ここにきて楽天系クーポンサイトの「シェアリー」で一人一回限定ながら一年間のWimax利用料が月額1,800~1,980円でできるというかなり利用者からするとお得なプランがあり、注目していました。ただ、刻一刻と加入のための状況は変わるので、しばらく様子を伺ってきたのですがちょうど私がこれを書いているタイミングで、一月末のこの時期に申し込んで、発送および利用開始が2月の頭からになるということになっているので、このタイミングでとっとと契約してしまいました(^^)。

 これで数日くらいは空白の期間が出るかも知れないのですが、次回の解約日も今回と同じく2月の頭に解約すればいいということになるのでわかりやすく、忘れずに使っていくことができるようになります。また、シェアリーの契約では月割の計算になるので、できる限り月初に契約できるのが望ましいということもあります。

 Wimaxでの接続自体私は気に入っていまして、自宅周辺からよく使っているところではほとんどがエリア内に入るので、スマートフォンやタブレット端末に入れている3GおよびLTEのSIMカードによる通信というのはメールチェックとか旅先でしか使わないことが多いです。また、今回は最安の月額1,800円のプランにはせず、利用機種が今使っているものと同じNECのAtetm WM3600R(月額1,980円)にしたのですが、これは昨年に購入したクレードルがそのまま使えるということで決めました。自宅のインターネットが不調なときに、モデムの代わりとして無線ルータに接続すれば、自宅の通信環境をそのままWimaxに置き換えることができて便利です。また、このクレードルに付いているスイッチを切り替えることで、無線アクセスポイントとしても使えるようになるので、有線のインターネットしかないホテルでも無線インターネットが使えるようになるというメリットも合わせ持っています。さらに、パソコンに繋ぐ場合は無線LANスイッチを切って、USBケーブル経由でのネット接続も可能になり、電源が確保できる場所でパソコンが使えるなら、モデム自体の電池の減りを気にしなくても使い続けられるので月額が余分にかかってもこちらの方をおすすめしたいところです。

 私は当初、他のどのWimaxサービスでも年間契約で3,800円前後の料金がかかることから月額1,980円で同じサービスを出すというのは何かの不都合があるのではないかと思っていました(^^;)。でも、よく考えてみると、現在他のプロバイダでも1年間ないし2年間の契約を継続する条件でおまけを付けたりキャッシュバックをしたりと「実質月額○○円」といううたい文句で新規契約を募っている事実があります。シェアリーのサービスというのは、1年間契約継続前提の場合(私が申し込んだWM3600Rのプランです)契約当初から12ヶ月までは月額1,980円で、13ヶ月目以降は3,880円となり、更新月の13ヶ月目に解約すれば解約手数料なしという条件付のクーポンを利用して契約するということになります。2年間のプランでは12ヶ月目までは同じで、13ヶ月以降は2,980円となり、解約可能な更新月は25ヶ月目となりますので、とりあえずWimaxを安く安定して使いたい場合はこちらの方がいいかも知れませんが、今から2年前の通信状況を考えると、もっと快適で安いモバイル接続できる方法が出てくる可能性が高いかも知れません。昨年の今頃、まさかこの金額でWimaxが使えるとは私自身思いませんでしたし、昨年の段階で2年間の契約にしてしまっていたら、来年にはこうしたクーポンで安く契約できる状況にはないかも知れません。Wimaxのサービスは基本的にUQのサービスを使っているに過ぎないので、本家でない別プロバイダでもそれほど大きな差は出ないだろうとの読みもあります。ただし、契約および解約の手続きについては自分で管理しないと結局高いものについてしまう可能性もなくはありません。私がこのエントリーを書いているのも、実は来年の今頃に「いつ更新月だった?」という疑問が起きた際の覚え書きのような意味もあったりします(^^;)。とりあえず現状維持のまま月額の負担を抑えつつ、新しいサービスについてアンテナを張り巡らせるような感じでこれからは行きたいと思っています。


ウッドガスキャンプストーブ その1 その概要

 間伐材を小さく固めて作る、木質ペレット燃料が使える薪や小枝などを利用することが前提のコンロはいろいろありますが、その中でも評価が高い「ウッドガスキャンプストーブ」を購入しました。現状では肝心の燃料がまだ入手できていないため、まずはこのストーブ(キャンプ用のストーブという言葉は調理コンロといった意味あいが強いため、暖房器具のストーブではありません)の概要について紹介させていただきたいと思います。まず、名前の「ウッドガス」というのは、字の通りですが木材が燃える際に出すガスのことで、このストーブは二重構造になっておりそこに溜まった燃料から出たガスを筒の内側にある穴から出すことができ、出てきたウッドガスは燃料に着荷した火で二次燃焼を起こすことができます。これで単に焚き火をするよりも煙が少なく、効率的な燃焼が可能になっているのだそうです。

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 パッケージの内容は写真のようになっています。ストーブ本体と鍋を乗せるための十字ゴトク、本体を移動させるためのトングのようなハンドルに加え、コードの付いた電池ボックスが付いています。実はこれがさらなるこのストーブの特徴で、電動で本体の底にあるファンが回り、ファンの風量を調節することによって炎の調節が可能になったり、着火する際、燃えにくい燃料を燃やしやすくしたりできます。さらに、片付けの際にもファンを回して送風することにより早くストーブ本体を冷やすことができます。今回紹介するものとはちょっと違いますが、七輪をアウトドアで使う場合、火付けも大変ですが冷ますのも大変なので、こうした機能は実にありがたいですね。

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 ちなみに、このストーブ自体はアメリカの製品ですが、製造はインドとなっていました(^^)。さすがに私もインド製の製品を使うのは初めてです。多少は製造している中での粗さはありますが、これから使っていく中で汚れていくことになると思いますので基本的な動作さえしっかりしてくれれば問題ないでしょう。

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 電池で回るファンは二段階の切り替え式ですが、その切り替えの仕方は実に私の想像を超えたものになっています。普通なら電池ボックスに切り替えスイッチがあると思うでしょうが、写真のように二ヶ所のアダプタがあり、コードを挿し分けることで風の強弱を切り替えるようになっています(^^)。

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 電池ボックスには単三電池2本が入るようになっていて、強風で連続10時間(アルカリ電池使用時)使えるとあります。私は充電式のニッケル水素電池で試しましたが問題なくファンは回りました。以前の製品に付いていた電池ボックスはプラスドライバーを使わないと開け閉めできないということがあったようですが、写真のようにワンタッチで開閉できるように変更されたようで、これはありがたいですね。アダプター端子は汎用のもののようなので、この電池ボックスが壊れたような場合でも電気部品を扱うショップへ行って部品を調達し、半田付けができるくらいのスキルがあれば簡単に代用品は作れるような感じです。ただ、本体のファンについては組み立てにドライバーを使っていないため中を開けるにはある程度壊す必要があるかも知れません(^^;)。さしあたって正常に私のものは動いているので、今後も安定して動くことを祈っています。

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 ゴトクとハンドルはこのようにセットして使うようになっています。普通の鍋であればこれで安定すると思いますが鍋底の半径が小さいものについては、この上に金属の網を載せればまず問題はないでしょう。網は100円ショップで簡単に調達できます。ハンドルがトングを兼ねるようになっているのは一つのアイディアですね。薪や炭などを燃料として投入する時にはこのハンドルが役に立つでしょうが、私の使う木質ペレットはこれではすくえないと思うので(^^;)、この点ではメリットを受けられませんが、うまくまとまった一品だと思います。単なる木や新聞紙でも使用は可能なのですが、できることなら木質ペレットを入手してから火入れをしたいということで、しばらくは使用前のレポートということでどうぞご了承下さい。


ドコモタブレット端末の衝撃価格の実勢価際は?

 一昨日、NTTドコモが新機種の発表会を行なったようですが、折りたたんでおいたものを開くことで二画面になるスマートフォンが「画期的だ」と報道されていました。このスマートフォンは折りたたんでいても普通のスマートフォンとして使えるのは面白いですが、開いて二画面で使えるといえば、ドコモ網が使えるSONY Tablet Pがすでにそうした方向性で端末を出しており、現在は2万円を切る価格で叩き売りされているのはご存知の通りです(^^;)。個人的にはSONY Tablet Pはいい端末だと思うのですけどね。

 そして、もうひとつ新聞やネットで衝撃の(^^;)価格の戦略的な商品として発表されたのがWi-Fi専用端末の「dtab」です。新聞報道によると、発売当初から一定の期間キャンペーンとして9,975円で10.1インチタブレット(Android4.1)を発売するというものです。同社のドコモマーケットにユーザーを囲い込むことで端末の価格を下げたというような事が報道されているのですが、新聞にはこのタブレットを9,975円で買える「条件」については一切書かれていません。

 インターネット上のニュースサイトによると、ドコモ回線を持っていてSPモード加入していて、「dビデオ」に6ヶ月間入ることが購入の条件とのこと(ビデオのサービスを利用するためにSPモードの契約が必要とのことです)。スマートフォンを普通に契約していて、ビデオ視聴をしている方にはいいでしょうが、私の持っているドコモ端末はSPモードも契約していない(^^;)通話専用の回線として維持しているので、こうした条件を受け入れたとしていくらかかるのかということを検討してみる必要がありそうです。

 ちなみに、私の見たサイトにある「dビデオ」とビデオストアが同じものなら、サービスを利用するための月額は税込525円なので、スマートフォンを使っている方の場合でも実質的な端末購入に関する負担は13,125円(最低の6ヶ月でビデオストアを解約した場合)となります。私の場合はこれに月315円のSPモードの利用料がかかりますので、6ヵ月後にオプションを全て解除することを前提で15,015円となります。さらに、こうしたオプションを付けずに購入する場合は通常価格の25,725円とのこと。ドコモの回線契約をしていない人誰もが同じ価格で購入できるという前提なら、アマゾンのキンドルやグーグルのネクサス7と比較して安いということになるかと思いますが、現在ドコモの回線を持っていない方には価格的な魅力はそこまでないのではないかという気もしますね。

 改めて書くまでもなく、スマートフォン以前の携帯電話の時代から「実質○○円」というような形での価格設定が回線契約を伴うモバイル端末ではされていました。これから日本全体でインフレが進んでくるようですと、こうした複雑な条件をクリアすることで購入価格を安くするというトリックのような売り方がますます幅を利かせてくるのではないかと思います。そして、こういう販売方法をよくわからないまま購入し、結果的に高い買い物になってしまうことで毎月の支払いで苦労する人たちも出てきてしまうかも知れません。

 個人的には明朗会計で携帯電話会社に端末の販売を行なってほしいものですが、今後も同じような最初の購入金額のみがアピールされる販売パターンが続いてくると思われます。通信費にかけるお金も無限ではないので、つとめて冷静にこういった報道は受け入れたいものです。さて、その上でこの端末はドコモ契約者にとって買いかどうかということですが、客観的にはハード的な性能に比べれば十分に安い価格と思いますし、購入しても毎月の負担はわずかです。6ヶ月後にオプションサービスを解約することを忘れなければ、以降タブレット導入前と同じ月々の負担に戻ります。大画面タブレットは入力をそれほど考えなければ見やすくてあってもいいのではと思うのですが、ノートパソコンで十分という方には使う機会が見い出せないかも知れません。いくら安いといっても万単位のお金を出すことには変わりありませんし、後からもっとコストパフォーマンスが高いものが出てくるかも知れません。逆にこうしたタブレットがあるということをわかった上で他の端末を物色することで、結果的に安く高性能のものを手にすることができるかも知れませんので、興味のある方はいろいろ研究してみるのもいいでしょう(^^)。


ナルゲンボトル広口1リットルとネオプレーン製専用ソフトボトルケースを組み合わせる湯たんぽの実力は?

 今まではあえて導入してこなかったポリエステル樹脂のボトル、ナルゲン広口タイプの水筒(1リットル)を購入しました。さしあたって、水筒として使わない場合でも木質ペレット燃料の入れ物として使えるかなと思いながらアウトドアショップの店内をウロウロしていたのですが、ネオプレーン製の本体にぴったりとはまるソフトケースが並んで売られているのを見るにつけ、冬の間は湯たんぽとして使いやすそうだと思ったのでケースと一緒に購入しました(^^)。

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 ボトルの色は透明(クリア)にしたのですが、これには理由があります。水道から直接ボトルに入れる時、自宅の水道は古いため、しばしば鉄錆が入って赤く染まってしまうことがあります。色の付いたボトルや中が見えないボトルの場合はそうした水道水の変化はわかりません。安全な水を飲むためにもクリアの方がいいだろうということで選択したのですが、同時に青色のソフトカバーを用意しているので、擦れやキズをふせぐことができます。

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 実際にソフトケースをはめ込んでみましたが、ぴったりとボトルに張り付くので、ケースを付けたことでかさばることはありません。ボトルの口が広いので、このままでもヤカンだけでなくクッカーから直接お湯を注いでも大丈夫というのがアウトドアで湯たんぽにして使う場合に適していることだと思います。以前紹介したSIGGボトルやLAKENのボトルの場合、割と口の広めのLAKENのボトルであっても、ナルゲンのボトルほど口は広くありませんので、ヤカン以外の丸型クッカーからのお湯投入は難しい面があり、お湯を注ぐための漏斗が必要です。その点このナルゲンボトルはそうした用意がいりません。なおかつフタが実に開けやすく確実に閉まり、本体から離れることなく付いている仕様なので、特に野外での利用においてフタを落として失くす心配なしに使えます。

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 沸騰してから少し冷ました状態でお湯を入れるのが基本ですが、一応この材質でも100℃まで耐熱性はあり、ネオプレーンのソフトケースを付ければ多少熱くても手で持って移動できるくらいです。持てない場合でも写真のようにフタと本体を繋ぐ部分を持てば簡単に持ち上げることができます。ただ、フタの部分は相当熱くなっていますので、直接触らないように注意することが必要でしょう。

 このまま寝袋や布団の中に投入して寝床を暖めてもいいのですが、寝ている時にこの湯たんぽを使っていて、フタの部分に体を当ててしまうとやけどをする危険性がありますのでタオルでくるむか、湯たんぽ用の収納袋に入れておけばさらに安心です。

 あと、市販の湯たんぽと比べてメリットになるかも知れない点は、ナルゲンボトルは通常の湯たんぽのように水漏れを防ぐ栓に付いているゴムが必要ないことかも知れません。ただし、本体およびフタが破損していれば当然水やお湯は漏れてくるわけで、お湯を入れる前に水漏れがしないか十分確認の上使うようにしましょう。

 このように一通り紹介していくと、ナルゲンボトルを湯たんぽに流用するのが、SIGGボトルと比べてかなり有利であると思われる方もいるかも知れませんが、話はそう単純でもないでしょう。金属製のボトルは強い衝撃が加わったとしても割れることはまずないでしょうが、ナルゲンボトルの場合は表面が割れてお湯が漏る可能性は各種金属ボトルより高いと言えます。こうしたポイントを考えながら水筒および湯たんぽとして使えるボトルの選定をされることをおすすめします。



あえて飛び石対策をするなら

 先日、知り合いの方と話をしている中で、高速道路走行中に受けた飛び石についての話になりました。その方の知り合いの方が高速道路で飛び石の被害を受けたらしく、ディーラーで見積もりを受ったらだいたい15万円ぐらいとのこと(その方の車は普通乗用車だそうですが、もちろん車種によってこの金額は違ってくると思われますのでご注意下さい)。

 ガラス交換について、それほどの費用負担はできないという場合は、直接自動車ガラス屋さんに問い合わせをして、中古品や輸入ガラスを扱っているところなら、そうした安いガラスで間に合わせるという手もあります。そうすれば、純正ガラス+工賃よりもかなり安くできるようです。飛び石の被害というのは私ももちろんですが、車に乗っている方なら誰でも被害を被る可能性があるので、こういった対処も覚えておいて損はないと思います。

 車の保険でも飛び石による被害に対応している場合があるので、購入時と同じような純正ガラスにこだわるなら、一度ご加入の自動車保険の内容を確認しておくことをおすすめします。しかし、被害を受けて直してもまたすぐに被害に遭ってしまう可能性があるのがこの飛び石の被害というやつで(^^;)、保険対応だけではどうにもならないこともありますので、かなり消極的ではありますが、飛び石をできるだけ避ける方法について考えてみたいと思います。

 まず、どういう状況で飛び石が窓ガラスに当たるかということを類推してみます。具体的には、

・前方のダンプカーなどから転がり落ちてくる
・対面交通の道路で、反対側から来た車のタイヤがはねる
・二車線以上の道を走行中、隣のレーンを走っている車のタイヤがはねる
・子どもなどのいたずらで投げた石が当たる(さすがにこれは可能性としては僅かでしょう)

 この中で、一番勢いが強いだろうと思われるのが2番目の対向車から受ける場合でしょう。ボクシングのクロスカウンターのように石が当たる速度が増すことになります。私は今まで、ダンプカーの後ろは走らない、必要以上にスピードを上げない(スピードが上がれば上がるほど飛んでくる衝撃は大きくなる)ぐらいのことぐらいしか考えていませんでしたが、こうして冷静に考えていくと、三車線以上の道路を走る場合は左側の走行車線を走るようにすれば、車線の真ん中を走る場合より飛び石を受ける可能性は少なくなると思われます。

 もちろん、こうした注意をしても当たる時は当たってしまうのであり、それがほんの僅かなキズで走行に支障のないもので終わるか、最初の例のように修理不能なくらいのヒビが入ってしまうかも運です。それでも、旅の途中でこのようなトラブルに見舞われたら泣くに泣けませんので、せめて後から考えてこうしておけば被害は防げたのにと後悔しないような対策をしておくのも案外無駄ではないような気がします。