月別アーカイブ: 2014年6月

カケホーダイが当たり前な時代にも番号確認の必要性

 テレビを見ている中で、ちょっと気が付いたのですが、とあるアーティストのコンサートのチケット販売するのに電話番号を案内しているのですが「携帯電話(PHSでは不可)でお掛けください」という表記がありました。コンサートのチケットというと話し中にもめげず何十回も何百回も掛け直していた時代から使っていますが、今回見た番号は携帯電話でないと使えないということがありましたし、電話番号も「0032」というあまりなじみのないものなので、果たしてここへの通話には料金がかかるのか、料金がかかる場合でもいわゆるカケホーダイ契約ではどうなのかとか気になったので調べてみました。

 この番号はNTTメディアクロスの「空電(からでん)」というサービスに付く番号でした。ネットを使ったサービスの中で、件名には名も書かずあて先のメールアドレスのみを書いて送ると、折り返し案内事項が書かれたメールが帰ってくる「空メール」という仕組みがありますが、このサービスは特定の電話番号に掛けるとアナウンスが流れ、折り返し自分の電話番号宛にSMSが届き、インターネット上のサイトなどに誘導するような使い方がされるようです。PHSではSMSが現状では受信できないので使えず(将来的には利用できるようになるとのこと)、固定電話では当然SMSは受信できないので電話を掛けることはできても折り返しの受信ができないため使えないというわけでした。

 あと、気になるのが通話料がかかるのかということになりますが、サービス元の案内によると、折り返しのSMSを受け取るまでは無料とのこと。SMS受信自体は無料ですのでこの点は問題ないかと思いますが、メールの中のURLをクリックしてネット接続をさせることが目的のサービスなので、その通信料は利用者側の負担になるということのようです。

 この方法だとメールアドレスより覚えやすく、テレビなどの告知ではまず使い物にならないQRコードでの案内でも電話番号さえ記憶できればすぐに電話して案内が書かれたSMSを受信することができます。今後「0032」から始まる電話番号を見た場合、とりあえずは使っても大丈夫だということがおわかりいただけたでしょうか。

 これからカケホーダイの契約が一般化してくると、さまざまな電話番号の中で、通話定額の範囲外になるものはどれなのかしっかり確認しておかないと、大した通話料であっても悔しい場合があるので(^^;)、この種の知識は必要になってくるでしょうね。ちなみに、こちらで把握している無料通話対象外の電話番号は今のところ、

・104(番号案内)
・0180(テレドーム・テレゴング)
・0570(ナビダイヤル)

 が主なところです。あと、災害募金用の専用ダイヤルについても募金分については別に料金請求が来ることになると思います。今後、もしかしたら「0570-」とするところを「057-0×××」というように区切りを変えて有料のトラップに引き込むようなことが起こり、もしその業者がこの番号に掛けた場合の料金が利用者側にかかる設定にしていたら大変です(ナビダイヤルの場合はそうした場合には課金のある旨アナウンスが流れますので、事前の回避は可能です)。このようなカケホーダイでいくら掛けても無料だという心理に付け込んだ詐欺まがいの行為もこれから出てくるかも知れませんので、すべて無料だという風には思わない方がいいと思います。

圏央道部分開通でつながった東名と中央・関越

 高速道路を乗り継いで遠くへ行く場合、途中で高速道路を下りることなくスムーズに移動できるかで所要時間は違ってきます。まだ今のように高速道路網が完備する前には、東名高速から関越道・東北道方面に乗り換える場合はとりあえず東名の終点まで行き、そこから首都高速の複雑な道を間違えずに行くしかありませんでした。最近はカーナビ利用が当たり前なので道自体を間違うことは少なくなりましたが、時間帯によっては都心部を抜けるだけでも結構な時間がかかるので、何とかならないかと思っていた方も多いはずです。

 昨日午後から開通した圏央道は、東名高速と中央道を結び、すでに開通している圏央道によって関越道までも結ばれるようになりました。残念ながらまだ東北道まで直結にはなっていないのが残念ですが、今後は従来のルートだけでなく東名~圏央道というルートが加わることになり、状況によって使い分けられるようになるというのは嬉しいことです。

 ただ、私のいる静岡県から中央道や関越道を目指す場合、利用を躊躇する状況も有り得ます。それは、半ば慢性化している神奈川県内の東名高速道路の渋滞している時です。時間によって圏央道との分岐まで渋滞がなかったら、東名高速を厚木まで進むのがいいですが、中央道から関越道に至るルートにはいったん高速道路を降りる必要はあるものの、個人的におすすめのコースがあります。

 そのルートは、西から来た場合、東名高速からいったん新東名に入ります。そうして新富士インターまで来たら高速道路を降りると、以前は有料道路だった西富士道路に入ります。西富士道路が終わると一般道になってしまうため時間によってはそこそこ混んできますが、しばらく我慢すると富士宮バイパスに入りますので信号も少なくスムーズに進みます。途中朝霧高原や鳴沢の道の駅もありますし、河口湖の市街地に入れば大型スーパーも道沿いにありますので富士五湖へ向かう車の渋滞に巻き込まれなければこちらの方が私は好きです。そして富士急ハイランドのすぐ隣にある河口湖インターから中央道に乗れば、そのまま関越道へは圏央道を使って行けるというわけです。

 もちろん、高速道路から降りた先が富士五湖周辺に向かう車で大渋滞を引き起こす場合もあるのでこのルートが絶対だということはないのですが、その日の渋滞情報を静岡・清水あたりのサービスエリアで入手できれば、そのまま東名高速に乗り続けた方が早いか、あえて新富士から高速道路を降りて再度乗る方がいいのかの判断はできると思います。こうした選択肢が広がったという点においても今回の圏央道の開通は喜ばしいニュースでした。今回開通したルートの中では、厚木パーキングエリアには全国のB級グルメが出されるブースがあるということで、近いうちにこのパーキングエリアを訪れるために使ってみたいという思いはあります(^^)。果たして週末やゴールデンウィークにどのくらいの車がやってくるのかということもありますが、それでも都心に入って行くよりはましだと思います(^^;)。あとは様々な困難はあるかと思いますが、圏央道がとりあえず東北道まで直結されるよう願っています。

IIJmioの新聞一面広告

 昨日、全国紙の一面を使ってIIJmioが通話機能付きデータ通信「みおふぉん」の利用額を月額300円値引きし、税込で月額1,728円から利用できることを打ち出した広告を打っていたのにはびっくりしました。

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 このプランは私が使っているのと同じ、高速クーポン月1,000MB付きの安定して200kbpsで使えるデータ回線に無料通話などの付かない通話機能が付いたSIMカードです。ドコモ回線の通話といえばカケホーダイが思い浮かびますが、ほとんど発信せず待ち愛け用として使いたいと思っている人には通話のみの月額が700円程度で収まります。広告ではできるだけ安い値段でスマートフォンを持ち、一台でネットも通話もというニーズに応えるものとして一般の人たちに訴えかける効果は大きいと言えるでしょう。

 しかし、普通に考えてみてNTT系列のOCN モバイル ONEではなく、ドコモから回線を借りているとは言え、その対抗会社であるIIJmioがこのように派手な広告をうってドコモから何らかの妨害を受けないのかとも思えます。今回の広告を見た人が携帯電話会社の契約を解約し、MVNO業者にかなりの数が移ったらさすがにドコモ以外のauやソフトバンクも黙ってはいないと思えます。

 最近はインターネット大手のbiglogeだけでなくNiftyさえ身売りをするようなご時世です。IIJmioもインターネットの老舗ではありますが、せいぜい携帯電話会社といい関係を作りながらリーズナブルなプランを今後も出して行ってほしいと思います。

ついに出た「ocn モバイル one アプリ」

 月額千円前後でドコモのデータ通信網が使えるMVNO業者の中で、安心できる大手ということで言うとIIJmioとOCNの2社がまずは挙げられるでしょう。私は両方の会社と契約をしているのですが、OCNがIIJmioと比べて不満のある点は通信スピードをコントロールしたり、通信したデータ量を確認することのできる専用アプリがないということでした。

 IIJmioの専用アプリは、アプリから高速と低速を切り替えられ、同時に通信量の確認もスマートフォンから確認可能でした。私はIIJmioのSIMカードを主に低速で使っていますが、気を付けて使わないと3日間のデータ通信量の規制にかかってさらに低速に制限される可能性があります。しかしこのアプリのおかげで1日あたり100MBを超えないように利用をセーブし、必要上大きなファイルのダウンロードをしなくてはならない場合は高速通信のできるバンドルクーポンをアプリの方から有効にして消費するなどかなりきめ細やかに使えるようになりました。

 OCNモバイルONEの方は常に高速で1日50MB使える契約にしているのでIIJmioのようにいちいち使った量を気にしながらということはなかったのですが、高速通信できる50MBをオーバーしてしまうと低速になるため、アプリからその日の使用データ量を確認できるアプリの登場を待ちわびていました。そしてようやく6月25日からアンドロイドで使えるアプリがGoogle Playの方で公開されています。

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 アプリのスクリーンショットはこのようなものですが、私のアクセスしたい情報を簡単に診ることができるようになって大変嬉しいです(^^)。そして、高速通信をあえて使わない設定もアプリでできるようになりました。

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 こうしたことに何の意味があるかといいますと、スマートフォンにこのSIMを入れておくと、使わない状態で電源だけ入れているような場合、バックグラウンドで通信が行なわれるため貴重な高速クーポンを知らないうちに一部消費してしまうことの対策という点があります。アプリから高速通信を通常はオフにしておき、いざネットの閲覧やダウンロードなどで使いたい場合に、アプリから高速通信をオンにすれば、有効に1日50MBを使えるようになるということです。

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 早速「ターボOFF」にして接続スピードを計ってみましたが、だいたい200kbps以上は安定して出ていて、これで十分という方もいるでしょう。ラジコなどのインターネットラジオもこのくらいのスピードでも何とか聞けるレベルかと思いますので、実際に試してみて低速でも問題ないようなら、あえてラジオを聞く時はターボをオフにしておいて、別に高速通信が必要になったらアプリで切り替えて使うというのがいいですね。

 こうした使い方ができるなら、ターボOFFの状態では今のところIIJmioのように3日トータルのデータ通信量による規制はOCNにはないようですので、アプリからターボをこまめにオンオフしながら使うことでかなり便利になると思います。アプリが入れられる端末を持っている方なら、このアプリを入れてデータ通信をコントロールするのが本当におすすめです。ちなみに、アプリを使う際に必要となるデータはサービス登録時に同時に作ったメールアドレスとそのパスワードになりますので間違えることなく入力してから使いましょう。

サッカーワールドカップ予選敗退から考えたこと

 わずかながら予選突破の可能性を残していた日本のサッカー代表は、残念ながら予選敗退となりました。応援する身としては残念な部分もありますが、やはり世界との差というものを思い知らされた感がありました。というのも、日本の対戦国にいた世界のスーパースターたちは、交代で投入されるや否や得点にからむ決定的な働きをし、日本チームの希望をことごとく打ち砕きました。事前のマスコミのあおり文句では、そうした世界のスーパースターに遜色ない働きをするはずの選手もいたはずですが、さまざまな要因があるとは言え、期待されるような働きを見せることはできませんでした。

 私は選手や監督は与えられた環境の中で良くやったと思っていますが、それ以上に世界トップレベルとの差があることを知らされないまま多くの人たちが応援し、それゆえ期待が裏切られたのではないかと思っています。実はこういうことはサッカーに限った話ではありません。マスコミを通じて大きく報道され、賞賛されている人や物が本当に素晴らしいのかというのは、素直に信じられないことが私にはあります。

 イギリスのテレビ番組に「ブリテンズ・ゴット・タレント」という公開オーディション番組があります。この番組はアメリカの「アメリカズ・ゴット・タレント」を逆輸入した番組ですが、基本的にやらせはなく、厳正で厳しい審査員の元、多くの人たちが見て素晴らしいパフォーマンスをした人が賞賛されます。日本の紅白歌合戦にも出たスーザン・ボイルさんが出場し、すぐにスターとして世界中に紹介された番組と言えばおわかりの方も多いかと思います。

 もし日本でもこうした番組が企画されたとして、スーザン・ボイルさんのようなスターが誕生するかと考えてみてください。日本のシステムというのは決して芸や歌の実力だけでは売れないというところがあるように思います。その昔、日本でもやらせなしをうたい文句にして、素人でもプロでも出場することのできた歌の勝ち抜きオーディション番組「全日本歌謡選手権」が人気だったことがあります。五木ひろしさんや八代亜紀さんという人たちがこの番組を勝ち抜いてスターへの階段を上がりましたが、同じように勝ち抜いてチャンピオンになった天童よしみさんはしばらくは不遇の境遇を過ごしました。後援者やプロダクションの力が複雑にからみあって、単に歌がうまいだけでは売れないというのが今も日本の芸能界の傾向になっている中、天童よしみさんは相当努力されたのだと思います。結局、実力のみで勝ち抜ける画期的な番組は日本では根付かず、厳密な意味で、以降同じような番組は出てきていないように思います。

 ひるがえって、車中泊関連の話ですが(^^;)、先日本屋で車中泊関連の雑誌やムック本を見る機会がありました。そこには数々のいわゆる「車中泊グッズ」が紹介されていたのですが、これがもう商品の紹介というよりも車中泊グッズを売りたい企業の広告に近いのではないかと私には思われるものが結構ありました。この種の中で一番顕著だと思ったのは、車内でお湯を沸かすための車用電気ポットの類です。

 車のシガーソケットから取ることのできるワット数は150Wがせいぜいで、その電力を使って500cc程度の常温の水をお湯(80℃~90℃程度)にするには30分以上かかるそうです。しかもプラスチック製品がほとんどなので沸いたお湯に匂いが付いてしまうなどのディメリットがあるため、個人的にはおすすめできない品の一つです。しかし必ず車中泊関連の本にはこの類の品物が「おすすめグッズ」として載っているのですよね(^^;)。世の中には様々な意見があり、この種の製品を便利に使っている方も当然おられるとは思いますが、これを買うなら熱効率がよくすぐにお湯が沸く「ジェットボイル」を私は選ぶでしょう。同じ500ccの水が3分で沸騰するのですから(水温や外気温の状況によって異なる場合があります)、電気ポットの準備をしている間にお湯が沸いてしまいます(^^;)。

 消費が増えることによって経済もよくなるのですから広告も大切ではあると思いますが、同じお金を使うならより便利なものを購入したいと思うのは当然のことですし、そうした購入を助けるようなアシストを専門誌にはやって欲しいと切に願います。サッカー日本代表でも現状の戦力を冷静に把握し、身の丈に合った戦い方をするように仕向けるような論調がマスコミや関係者にあれば、今回の日本代表の結果も違うものになったかも知れません。少なくとも、これからも続くであろうマスコミを使った広告に乗せられて自分で確認することなく製品を購入し、後で考えると無駄にお金を使ってしまったと思わないように気を付けたいものです。

自由に移動できる車旅のメリット

 今回のエントリーはかなりローカルな話題なのですが、地元の新聞からの情報を元にして書き始めました。2014年の6月19日に行なわれたという、静岡空港の2次交通(アクセス)改善を検討する静岡県の有識者会議において、一部の委員からこんな意見が出てきたそうです。

「(駐車場)料金を徴収し、2次交通の財源に回すべき」とのこと。2009年の開港以来、無料で駐車できることは静岡空港の売りの一つであり、私もこのブログで駐車料金無料ということを前提に、どうしたら利用者が集まるのかということを考えながら紹介してきたつもりです。この意見を受けた静岡県知事は即座にこの意見を一蹴するような発言を会見で述べたとのことですが、これも知事が変わればどうなるかわかりません。

 有識者のご意見としてはそれなりに考えあっての上なのでしょうが、もし現状の静岡空港の駐車場が有料になったら、私は国内を航空機で旅行する場合は利用する空港から静岡空港を外して計画を立て、恐らく羽田かセントレアを使うことになるでしょう。さらにいわゆる見学にも立ち寄ることはしなくなると思います。交通アクセス云々を言うなら、今の場所ではなくもう少し市街地に近い場所に空港を作るべきだったと思いますし、逆に回りに何もないところだからこそ、自家用車に優しいというコンセプトだけは崩してほしくないと思っています。

 そうは言ってもこのように一部の有識者の意見を元にしてさまざまな事が決まってしまうのだと思うと、自由に自分の好きなところへ移動できる車の旅というのはやめられないと思います。行政の決めたものが影響するような場所へ行くのは極力避けつつ、自分で旅の行程を決められる旅を今後も続けていこうという思いを強くした一連の出来事でした。

スマートフォン関連文具の行く末について考える

 先日、ほとんどなくなったボールペンの替え芯(リフィル)を買い足すために大き目の文房具店に行ってきました。最近はあまり文房具を買うことがないので、今どきの文房具はどうなっているのかという偵察も兼ねてみたのですが、一つ明らかに変わった事が見て取れました。

 私の訪れたお店だけかも知れませんが、以前はメモ帳のある棚にはかなりスマートフォンに保存できるメモ帳やマーカー類が出ていたように記憶しているのですが、今回見たのはかなり売り場スペースが少なくなり、種類も限られてしまっていました。具体的にはスマートフォンのカメラでメモを撮影してアプリを使ってそのファイルをスマートフォンの中でも分類できるものなのですが、よく考えてみるとここでも紹介したことのある製品は手帳ではなく単なるメモ帳なので、スマートフォンでは分類できても直接書いたメモを保存する場合に意外と困ります。そして、わざわざメモを特別なアプリを使って保存しなくても、今では直接カメラで撮影した書類をPDFファイルにして出力してくれるアプリも有ります。私はそのアプリで必要な書類を撮影したらクラウド上に保存することにしています。こうすると単にスマートフォンの中だけで見られるのではなく、パソコンでも見たりすることができるので、あえて専用のメモを購入する気は失せてしまいました。

 その他でスマートフォン関連のものというと、画面をタップするためのスタイラスペンが他の筆記具と合体したものくらいでした。画面が汚れて困るという方には購入意欲が湧く製品かなとは思いますが、この種の製品は昔からあり、それほど多くの人が使っているとも思いません。結局のところ、アナログな文房具とスマートフォンの融合は難しいのかとも思えるのですが、そういう意味では私が一番すごいと思うのは電子文房具としてのテキスト文書入力マシン、キングジム・ボメラDM100だったりするわけです。現状の私のスマートフォンの使い方としては、スケジュールは直接専用アプリに書き込み、Googleのスケジュールと同期をしていますのでペンで書くということはほとんどありません。あるとしたら未定の予定を書き出してみるとか、走り書きするメモの類ですが、これらはまとめてしまえばスマートフォン上で清書をした上で電子ファイルとして扱ってしまった方がはるかに楽になります。そこで私が行なっているのが、スマートフォンを手帳のようにカバーの付いたケースに入れ、ケースの内側に部分にポスト・イットを貼ってメモ書きに使う程度で足りてしまいます。しかしこのブログのように長い文章を書きながら考える場合、さすがにスマートフォンの日本語入力ではやってられない気分になるのです。

 そこでポメラで作った文章をテキスト形式のファイルにしたら、アプリや無線LAN機能付きのカードを使ってスマートフォンに取り込むことになります。ただ、ポメラが厳密な意味で文房具と呼べるかどうかという事もありますので、今後のスマートフォンと文房具の融合は先細りのまま廃れてしまうのではないかと不安にはなりますね。

 個人的に欲しいなと思うのは、スマートフォンと文房具を融合されるために、小型のリフィル手帳くらいの大きさの用紙を出力し、単三電池4本くらいまで(できれば単三2本くらいで)で動いてくれる安価なプリンタです。スマートフォンの中で作ったファイルを手書きの手帳の一部として外出先でそのまま増やすことができれば、常にスマートフォンを手元に置いておかなくても紙の手帳を持っていればいいのでスマートフォンの電池の節約になりますし、もし手帳をなくしたとしてもその内容は全てクラウド上にあれば改めて出力し直せばいいわけで、メリットは結構ありそうな感じがします。どこかのメーカーがリフィル手帳を作ることができるアプリとセットで出してくれれば今すぐにでも欲しいです(^^)。

SIMアダプター 私なりの選び方

 先日、ネットで購入した電子書籍を読んでいたら、MVNOのデータ通信用SIMカードを購入するなら一番小さいnanoSIMを選択する方がいいというようなことが書いてありました。確かにSIMカードの場合、小は大を兼ねるようなところがあります。そのために各種SIMアダプターが売られていますが、私は少なくともiPhoneを使う予定がないのならあえてnanoSIMを選ぶ理由はないように思います。

 というのも、SIMアダプターを付けてうまく収まればいいですが、何かの拍子でアダプターが破損してしまい端末に挿入できなくなるだけならまだしも、無理に入れようとして端末自体を壊してしまう可能性もあります。また、アダプターによっては厚みがあって最初から入らない場合だってあります。メインで使っている端末がmicroSIMを使っていて、nanoSIMを使う機会がない場合は、素直にmicroSIMを使った方が差し替えの際のトラブルは減るので、面倒なことを避けたい場合はそもそもSIMアダプターを使わないことがまずは肝要のように思います。

 ただ、使っている端末が増えてくるとどうしても扱うSIMの形状にもバラつきが出てくるわけで、アダプターのお世話になる場面も出てきます。そのために用意するアダプターについては、使う端末によって分けたり、破損に備えて予備を多めに入手しておくことが大事になってくると思います。

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 写真は、私の持っているSIMアダプター各種ですが、中央の2つはnanoSIMをmicroSIMと標準SIMに変換するアダプターです(^^;)。nanoSIMは使わないと言っておきながら何ですが、実は右側3つはセットになって売っているものなのです。一番左のものは単体で購入したものです。他の3つとは装着の仕方が違い、microSIMをプラスチックの爪に挟んで固定するようになっていて、それなりの耐久性はあるように思います。しかしその分、アダプター全体が厚くなってしまうので、かなり使う端末を選びます。現在はUSBに差して使うデータ端末を使う場合に利用していますが、この端末のSIMカードスロットは作りが単純で差し込むだけなので、ある程度厚みがあった方がしっかり固定されるようなので、このアダプタで十分使えます。しかし、トレイに乗せて滑らせるように挿入する端末や、SIMカード自体を中に押し込むようにして固定する(もう一度カードを押し込むと出てくる)ような端末ではアダプタ自体が入りません。

 写真右側3つのアダプターは、表面に薄いフィルムが付いていまして、裏側からSIMカードをはめ込むと固定される仕組みですが、爪で固定する仕組みと違って多少外れやすくなります。フィルム自体は薄いので、使える端末の種類は多いと思いますがその分アダプターの耐久性には不安があるので、このアダプタを常用して標準SIMを使った端末からmicoSIMに対応した端末と使い分ける場合は、ある程度の予備を持っておいた方がいいように思います。

 今回は、アダプターとSIMの固定に何も使わないタイプのものを紹介しましたが、他には上からテープを張って固定するもの(違うサイズのものを使い回すような使い方には向きません)があります。そうしたものを含め、アダプターを使わざるを得ない場合はできるだけ自分の持っている端末でSIMカードをセットする際に違和感が出ないものを入手して使うよう心掛けた方がいいでしょう。現実問題として、今後ドコモのガラケーを使ってカケホーダイを使う場合、古い端末はほとんど標準SIMなのに対し、新しいものの多くはmicroSIMに置き換わっている現状があります。私自身今の標準SIMで使えるガラケーを複数持っていますし、必要に応じて差し替えて使う場合も出てくるかも知れません。また、災害時に使っていたガラケーが水没や破損し、とりあえずの代替機を入手した際にSIMカードの形状が違った場合に備えて、こうしたアダプターを使わざるを得ない状況もあることを考えつつ用意だけはしておきたいと思っています。

「旅の手帖」2014年7月号 付録の「全国鉄道路線図」

 旅の手帖と言えば旅行に関する雑誌のひとつですが、今回購入した2014年7月号はJR普通列車乗り放題の「青春18きっぷの旅」を特集していました。雑誌の内容は今回置いておくとして、今回綴じ込み付録の内容に興味があったので買ってきました。

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 その付録とは別冊の「定番駅弁100」という小冊子および、雑誌に綴じこまれたJR全線掲載の「全国鉄道路線図」です。出版元の交通新聞社は「JR時刻表」を出しているところであり、路線図は時刻表の頭に載っているものそのままになっています。単独で使うには雑誌を綴じている所から取り出し、改めて綴じなければなりませんが、古い雑誌から外した金具を付けました。

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 青春18きっぷを使った旅行用に編まれたものだと思うので、首都圏の拡大図は関東周辺のものしかありませんが、このような路線図を単体で入手できるというのは、同様の雑誌やムック本の付録で出るのを待つか、時刻表本体から切り取るかということになります。そういう意味では大きな時刻表を買っても良かったのですが、時刻表は改正があれば新しいものが必要になりますし、最新の時刻表はインターネットで調べられることを考えると、あえて時刻表を買おうとは思わなかったので、今回地図のみを入手できたのは幸いでした。車の旅でもこの地図を車内に置いておくと、駅の位置関係が簡単にわかるので、車を郊外に停めて自転車を使って移動したり、鉄道と組み合わせた旅をするような場合、どんな駅が周辺にあるかということが簡単にわかるので、そこから駅前駐車場の有無や料金を調べて安いところを探すとか、いろいろ利用価値があったりします。また、旅の同行者を駅まで迎えに行ったり途中で降ろしたりする場合にどこの駅を使うかということを考える際にも結構便利ではないかと思います。

 もちろん、車とは関係なく青春18きっぷであてのない旅をする場合にも、時刻表はスマートフォンで調べられるものの、一覧性のあるこの地図と合わせて使うと周辺の観光地にも目を配ることができるので、旅のお供には結構いいかも知れません。

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 さらに、たまたまこの時期に届いたJAFの会報に地域のロードマップが付録で付いてきたので、この夏の車の旅用としてセットで置いておきたいと思っています。ロードマップには道の駅が掲載され、高速道路の案内図も充実しています。今までは時刻表以外の雑誌付録はノーマークでしたが、最近ではこのような魅力的な別冊付録が増えてきたので今後も雑誌やムック本をチェックしてみたいですね。

カーナビの目的地検索の穴

 今私の車に付いているカーナビはDVDのかなり昔のものなのですが、それなりに使えてしまうのであえてスマートフォンのカーナビを使う機会が減りました。新しい道路が掲載されていない不具合はあるものの、目的地さえ地図上に記載があれば何とか行けてしまうものです。

 しかし、その目的地設定の段階で、古いカーナビには穴がありました。先日、インターネットで見付けたお店へ行くため、お店の情報をメモしたものを使ってカーナビに入力しました。そのままカーナビの指示通りに進み、目的地に到着のはずがそのお店はなく、あやうく辿りつけなくなるところでした。

 なぜ目的地に辿りつけなかったかというと、目的地を特定するための入力をNTT電話帳に登録されている電話番号でしてしまったことに原因があります。電話番号を入れるというのは住所を入れる方法と違って数字だけ単純に入れればいいので良く使っているのですが、実は電話番号検索には意外な落とし穴があるのです。

 店舗が同じ市内局番の範囲で移転した場合、電話番号が変わらずにそのまま使っているケースがかなりあります。特に長年商売をしている立場なら場所が変わったとしても電話番号はできるだけ変えたくないでしょう。そうなると、昔のカーナビで電話番号を入力して特定した目的地が移転していた場合、全く見当違いの方向へナビされてしまうことになってしまうのです。

 幸いにしてネットから店舗情報をメモした際に、住所もメモしていたのですぐに住所を入力し、移転先の店舗へ予定していた時間内に到着することができました。このようなトラブルは、最新のカーナビであっても全くないとは言えません。地図や電話番号の更新は移転したての場合には対応していないと考えるのが普通ですから、必ず時間内にその場所に直行したい場合には、電話番号や名称による検索よりも、最新の住所での検索で行なうのがいいでしょう。最新の店舗情報を入手するためにはやはりインターネット経由がおすすめです。店舗が独自にホームページを持っている場合にはそちらの情報を優先するようにします。まとめられたところの情報は更新がワンテンポ遅れることがしばしばありますので、その点にも注意しながら古いカーナビと付き合うようにしたいものです。