月別アーカイブ: 2022年7月

KDDI通信障害の返金についてはサブブランドやMVNOの動きにも注目を

通信だけでなく電話すらできず、さらにその状態が一日では収まらず、人によってはかなり長く続いたKDDI(au回線)のトラブルについて、「一人あたり200円返金」という「おわび返金」という内容がニュースで出てきました。ちなみに、私が契約しているau回線は「UQモバイル」「povo2.0」と「donedone」ですが、UQモバイルはauとの契約ではなく、povo2.0はauの提供しているぷらんではありますが基本料金を払っておらず、donedoneについても基本料金は払っていません。

私の場合は他回線をメインで使っているということもあって、よくて「おわび返金」を受けられるくらいのものなのですが、auの発表ではpovo2.0については1GB/3日間というデータトッピングでおわびをするということのようです。私の場合、少し前にはpovo2.0を通話用のメインとして使っていたのですが、もし障害がその時に起きていたら、広く人に知らせている電話番号でのことなので、向こうからかかってきた電話を受けられなかったり、緊急通報を含む電話を掛けられなかった可能性があります。個人的にはお詫びのお金が欲しいということもないのですが、やはりメインの回線として考えるものにはしっかりお金を掛けておいた方が、もしトラブルになっても明確に対応に差が出たとしてもきちんとした対応を求めるためには必要かなと思ったりします。

ちなみにこの「おわび返金」はauでスマホの契約をしている方へのものだろうと思いますので、これを書いている時点ではUQモバイルではどうなるかははっきりしません。そんな中、auが返金の対象としていないMVNOの「IIJmio」ではau回線で契約している人についてauと同じように200円分の返金を請求金額から差し引くといった対応をすることが発表されています。

今後、他のMVNOはどのような対応をするのかわかりませんが、返金するところと返金しないところが出てくるようであれば、今後いざという時の対応がそれなりにあるところと、ちょっとわからないところをユーザーが選ぶ材料に今後なっていくかも知れないというところもありますね。たかが200円とは言え、単に回線を借りているだけで、自身も被害者の立場であるMVNOが、かなりまとまった契約者全体に払うというのはMVNO自体の経営にも影響が出てきてしまうかも知れませんので、そこまで対応しないMVNOの事をとやかく言うつもりは自分にはありませんが。

またau利用者で24時間以上通信・通話が使えなかった方については、200円とは別にauの方で実態を調査し、確定次第SMSで通知するということです(契約の料金プランの基本使用料等の2日分相当額を請求額から減額)が、これについてもMVNOやサブブランドではどうなるのか、今後の発表を待ちたいと思います。

改めて思うのは、実際にトラブルに遭遇し、電話やデータ通信が2日以上できなかった事による損失というのは200円ではとても賄えないと考えるなら、いざという時に備えて複数の回線を契約して、一つの回線が使えなくても別の回線で賄う方法を自分で考え、できれば2回線を並行して使うことのできるスマホの導入も行なうことを考えた方が良いと思います。

そんなわけで、私自身は今回のことで全く返金処理されなくても別にいいやと思ってはいますが、前に書いた通り、今後の各社の対応などを見ながら今後の契約の見直しについても考えたいと思います。IIJmioのように複数の回線を提供しているところの場合、他社のトラブルでも同じように借り入れ先のキャリアが行なう条件に準じた対応をしてくれる期待がありますが、他のところはどうか、MVNOにとっては大変な状況であると思いますが、ユーザーとしてはシビアに考えることも必要ではないかと現状では思っています。

(追記)ここでは新たに返金発表をしたところについて(全てau回線のプラン)、分かる範囲で記載していきます。

・IIJmio
・JCOM
・NUROモバイル
・BIGLOBE
・donedode(無料プランは対象外)
・mineo(詳細発表は後日)

電気料金の予測は専用サイトからの利用実績から読み解ける

毎日暑い日が続きますが、そんな中で行動制限はされないまでも、自宅で過ごすことがめっきり増えた今、やはりエアコンを利用する時間は確実に増えてしまっています。単なる猛暑の影響だけではなく、現在の日本では火力発電を増やしていこうにも原油価格が高騰していて例年通りに使っていても電気料金が上がると言われています。

テレビのニュースでは一般的な家庭での電気料金を示すことはするものの、実際自分のところはどうなんだ? というのはなかなかわからないものです。少なくとも睡眠時間を確保するために夜はエアコンを付けっ放しにすることは仕方がないと思っているものの、果たして昨年と比べてどのくらいの負担増になるのかというのは、個人ではなかなかわかりにくいものです。

ただ、加入している電力会社では、そうした料金についての予測サイトというものがありまして、毎日の電気使用料が現状のまま続くと、請求される時にどのくらいになるかという感じでの予測を見ることができるようになっています。これにはメールアドレスを登録してサイト会員になることが必要なのですが、会員になるとポイントが貯まって、溜まったポイントを電気料金支払いに充当することができるようになるメリットもあるので、比較的私は活用しています。

また、LINEで毎月の料金請求が来たタイミングでメッセージが来るようにも設定しているので、あえてウェブページを開かなくても、過去のLINEのトークを追って行くと今まで毎月いくら請求されてきたかということはわかります。
ちなみに、昨年の7月から8月の料金と来月に来る同時期の料金との差額は、電力会社の予想通りだとした場合、だいたい3千円弱増えることになります。ただ、この料金はAmazon Prime会員用の料金も入っている(月ごとに370円がAmazon Prime会費用に引かれる感じのプランに入っているのです)ので、正味2千5百円くらいのアップになるのではないかと思います。

ただ、今年は昨年と比べても自宅に籠もる場合も多いので、このくらいのアップ幅は仕方がないとも思えますね。恐いのが、必要もないのにエアコンを含む家電製品を使うことで、普通に生活していればもっと節約できていたと嘆くことだろうと思います。もっとも、昨年と比べると電力の消費量自体もこの暑さで伸びてきており、政府が補助してくれるという「節電ポイント」の対象になるのかどうかは正直言ってわかりません。

大切なのは、不要な電気は使わないにしても、必要だと思うところでは使い惜しみはせずに、健康を害さないように冷房を使うことだろうと思います。まだ、そうした専用サイトに登録されていない方については、ぜひこの機会に登録し、日頃の自宅での電力消費のあらましを確認してみることをおすすめします。

外出もままならない状況の中で意外と頼りになった「+メッセージ」

電話番号を使って、LINEのようにメッセージやスタンプ、写真やボイスメッセージまで送受信可能な(ただしお互いに同じアプリを導入している必要あり)、「+メッセージ」アプリの効用というものを以前紹介したことがありましたが、はからずも今回私自身がその恩恵を受けることになりました。

ちなみに、私が主に使っている友人とのメッセージのやり取りはLINEを使うことが多いのですが、必要に応じてemailを使うものの、中にはemailを使っているのかわからないどころか、あまりにご無沙汰してしまっているので、以前聞いたメールアドレス自体が使えるのかどうかもわからないような人に連絡を取りたい場合は、今まではどうしようもなく、直接電話するかはがきを書くかという形になっていました。

そんな中、「+メッセージ」アプリが三大キャリアだけでなく、大手キャリアから回線を借りているMVNOや大手のサブキャリアではしばらく利用できなかったのが、現在では楽天モバイルを除く全てのキャリア利用者なら、同じ「+メッセージ」アプリをインストールしたスマホ同士であれば、いきなりでもLINEのようなメッセージが送れるので、今回必要があって長く連絡していなかった知り合いのところへ連絡してみることにしたのでした。

メッセージの内容によっては、電話番号に送るメッセージということでは、短文を直接送れるショートメールという方法もあるのですが、今回は最初にあいさつ文をのせ、本題を入れ、最後に参考になるサイトへのリンクまで入れたメッセージを送りたかったので、ショートメールで送ると何通にもなってしまい、先方に不審がられる可能性もあります(^^;)。そういう意味では全てを詰め込んでも、LINEのように見てもらえる「+メッセージ」はメッセージも作りやすい感じでした。

結果、文章の最後にリンクを張った部分が別のメッセージのように分割され、先方には文章の最後の文字列ではなく、別メッセージの部分をクリックしてくれれば、こちらが見てもらいたいサイトに直接飛ぶことができるので、より感覚的にリンクをクリックして目的のアドレスに飛んでもらいやすくなっているのが好感が持てます。

ちなみに、現在住んでいるところも違うので、これまで直接会うことができずに疎遠になってしまっていた知り合いの方にメッセージを送ったのですが、以前連絡を取った時に、スマホを持っているなら「+メッセージ」アプリを入れておいてと頼んでいたら、アプリを入れてくれたようで、アプリの「連絡先」の欄にアプリ導入済の印が付いていたので、また機会があればこちらから「+メッセージ」で連絡をしようと思っていたのでした。

以前は、その方とは掛ける時間を考えながら、直接スマホの方に電話をするような形で連絡を取っていたのですが、電話の場合は仕事中には出られませんし、自分が話したい時に相手も同じような状況であるとは限りません。常に会っていたり仕事でのお付き合いがある人とは専用のチャット用のアプリなどもありますが、今回のようなかなりお久しぶりの方に連絡を取る場合には、いちいち新たなアプリを導入するところからお願いするのも大変です。

今回はたまたまこちらから事前にお願いして「+メッセージ」アプリを入れてもらった方に連絡を入れる機会を持ったわけですが、実は私の知り合いの中でも新たに導入してくれた人はそう多くはありません。すでにLINE交換をしているような人であればいいのですが、今後もう少し普及してもらって、新しいスマホを購入した時にプリインストールされているような状態になってくれると、もっと多くの長く会っていない知り合いと気軽に連絡を取れて嬉しいのですが。

限られた高速クーポンを使ってスマホをネットに接続している方への注意事項

私がメインで使っているスマートフォンでは主にネットからの情報収集や電話、そして電子マネーの決済を行なっています。動画や音楽・ラジオ放送などはサブのスマホに入れている中速安定の回線を使うようにしているのですが、今月はちょっとした事でメイン利用しているソフトバンクデータ専用回線(月3GBまで高速利用可)の残りが現在200MBを切ってしまいました。

なぜこんなことになったのかと言うと、これは私自身が悪いのですが、自宅でメインスマホを使っている時に、自宅のWi-Fiを利用する設定を知らないうちに外してしまっていて、モバイル回線を使って動画などをメインスマホで見ていたことが後になってわかったからです。

この辺は、少ない容量のプランを使っているからこその毎月の料金の安さであるので、高速通信の利用できる容量が尽きてしまったら、低速を甘んじて受け入れなければなりません。ただ、そういった場合の最後の砦として、データ通信に使うSIMを切り替えるという手段も持ってはいます。

ちなみに、私がメインスマホに入れているSIMは、データ用(ソフトバンク回線)、主に電話用(OCNモバイルONEのドコモ回線)という風に分けていて、普段はデータ通信をソフトバンクにしており、普通に外で使う分には月3GBあれば十分カバーできるのですが、今月もしソフトバンクでの高速通信が使えなくなって、その結果電子マネー決済がスムーズに行かなくなるようなストレスを感じた場合、私が契約しているOCNモバイルONEのプランは月500MB高速通信が使えるプランになっているので、いよいよの場合はスマホの設定から通話と通信の両方をOCNモバイルONEのSIMで行なうようにすれば、何とか低速によるストレスで困ることはないとは思いますが、ここのところ外でなく家でスマホを使う時間が増えてしまう中で、ちゃんとWi-Fiのアンテナが出ているかどうかの確認を行なわかなったのは失敗でした。

このブログでは割とスマホにかかる通信料金を下げるにはどうすれば良いかということで書かせていただくことも少なくないのですが、今までと全く使い勝手が同じでもさらに毎月の値段が下がるような場合はあるものの、現在の状況では大手キャリアも基本料金を下げてきたこともあるので頭打ちになりつつあります。さらに通信費を下げるためには、今回の私のように「自宅ではモバイル回線を使わずに自宅に引いたネット回線をWi-Fi経由で利用する」ことによってスマホを使っても中に入っているモバイル回線の高速データ通信を圧迫しないという方法が有効であるので、そうしたやり方を守って使っていないと、月のかなり早い時期に高速通信を使い切ってしまった場合など、かなり追い込まれてしまう可能性も出てきます。

逆に言うと、今回のようなポカを避けながら一応使う時にはスマホの一番上にある電波についての表示を見てから使うようにしたり、各キャリアの設定が簡単にできるアプリを定期的に開き、現在の使用データ量がどのくらいになっているかということを把握し、日常の使い方の中で現在のプランで十分なのか? ということも考えながらそもそもの契約プランを見直したり他の回線に移ったりすることも考えていくことが大事になっていくのではないかと思います。

ちなみに私の場合、現在の使い方であれば(動画や音楽などの利用はしない)、月3GBの高速データ通信をかえって余らせてしまうくらいの使い方をしているので、特に今月は自分のメインスマホを確認しないで使っていたことを反省し、翌月からの利用に活かしていきたいと思っています。

市販の凍ったペットボトルを使った「ダンボールクーラー工作キット」は常用できるか?

先日、近くのショッピングモールの文具売り場で、主に小学生向けと思われる、接着剤無しで組んで動くという様々な工作キットが売られているのを見付けました。その中で興味深かったのが、凍ったペットボトルを差し、ペットボトルの後ろから電池で回るモーターの起こした風を通すことで、温かい空気が冷やされて冷たい風を受けることができるという「ダンボールクーラー工作キット」というものでした。

興味のある方はこの商品名でネット検索を掛ければどんなものかというのはわかると思います。最近では車中泊のためにポータブル電源でも動くクーラーがあり、そうした装備を付けて車中泊の旅に出ている方もいると思いますが、多くの人はそこまで夏の車中泊旅に出るということもないと思いますので、このキットなら千円前後で購入でき、どうしても暑くて車内で寝られないような場合には、深夜にコンビニで凍った飲み物を購入してこのクーラーを稼働すれば、一応は冷たい風を得ることはできると思います。

保冷剤を入れる場所がある小型のUSB電源を使ったファンはあるものの、小さな保冷剤よりも大きなペットボトルをそのままセットできる方が良さそうですし、普通の扇風機の前に凍ったペットボトルを置いて同じような効果を出すこともできると思いますが、工作キットの方が専用に設計されているため、効果はさらに上がりそうでつい買ってしまいたくなりましたが、自宅に戻ってネットでの評判を見たら、一つ重大な問題があることがわかったので購入を止めることにしました。

というのも、凍ったペットボトルに扇風機の風を当てて室内の温度を下げようとする実験を行なっているサイトでは、ペットボトルを部屋の中に直置きするのではなく、洗面器などの中に置くようにしないと結露が溜まって部屋の中がびしょびしょになってしまいます。今回紹介した工作キットはダンボールを切って組んで作っているので、一回使っただけでも使い終わった後には結露が本体を侵食するように濡らしてしまうことが考えられるので、恐らく数回使ってそれ以降使えなくなってしまうのではないかと思います。

もし、紙のダンボールではなくプラスチックを材料として作られた「プラダン」なら、それなりに水に強いので、本体の下に大きめの水受けを付ければそれなりに使えると思いますが、もしこの工作キットを使うならパッケージのダンボールをそのまま加工するのではなく、パッケージの部品を使ってプラダンで同じサイズの部品を作り、その上で組み立ててみたらどうかとも思うのですが、そもそも500mlのペットボトルでは一晩ずっと車内を冷やすだけの持続力は期待できないので、どちらにしても「冷たい風を作る」ための学習のための工作という感じのものに過ぎないような感じがします。

逆にいうと、夏の車中泊で一晩快適に過ごしたいような場合は、車内の広さに応じた車内冷却システムを用意する必要があるということです。以前と比べて冷蔵庫やスポットクーラーなど、お金を出して工夫をすれば何とかなるようなところまでは来ているので、本格的に用意した方が結局は良くなってしまうだろうと思います。

ただ、個人的にはそこまでお金を出したり車の装備を充実させるのも難しいと思うので、比較的小さめのポータブル電源でも動く小型の扇風機を利用し、気化熱を使って体を冷やすタオルに当てて涼むくらいのことを、どうしても夏の車中泊を行なわなくてはならなくなったらできるようには準備はしています。

ただ、日々クーラーを使っていると、そうした対策では我慢できない暑さに寝不足になり、翌日の車の運転に影響を及ぼす(居眠り運転の危険があります)可能性もあるので、果たして自分がクーラーを使わないで十分な睡眠が取れるかどうかは、事前に自宅で試してみる必要はありそうです。

セブンイレブンに続きファミリーマートも独自のWi-Fiサービス停止を発表で対応策は?

2022年3月に終了したセブンイレブンやイトーヨーカドーなどで使えた無料Wi-Fiの7スポットのニュースはかなりインパクトが有りましたが、今回は2022年7月一杯で、国内コンビニエンスストアの一大勢力ファミリーマートにおける「Famima_Wi-Fi」のサービスが終了となることが発表されました。

こうした無料Wi-Fiの終了の背景には、コンビニ各社のコストダウンということももちろんあるのだと思いますが、Wi-Fiでないモバイル通信でほとんど用が足り、高速通信を使い切っても最大1Mbpsとネットから情報を取るくらいの用途なら使い続けられるようなプランも大手キャリアやサブブランドから安く提供されてきている事も理由の一つになるのではないかと思われます。

さらに、無料Wi-Fiを使ってネットにつなげていると、そのセキュリティの甘さを突かれて、スマホやパソコンが攻撃を受ける可能性も起こってきてしまいます。そう考えると、あえて外出先でもWi-Fiを使わなくても済むプランに変えるのが良さそうですが、先日の事件でちょっとそういう風な事だけでは困る状況が発生しました。

最近は、ユーザーへの賠償問題が話題になっているKDDI(au)回線を使っていたユーザーが、データ通信利用だけでなく電話の発着信ができず、それがかなり長く続いたような事が起こってしまったため、一つのスマホで一つの回線しか使っていない方は、もし利用している回線が先日のauのような大トラブルを起こした場合、自分から発信することも情報をその場で得ることも難しくなります。

ただ、スマホ自体はモバイル回線だけでなくWi-Fiと接続してもネット利用が可能なので、いよいよという場合にはデータ回線だけで音声通話が可能なLINEやLINEの中でも電話番号に発信できる「LINE OUT(最大5分間まで通話可能なサービス)」を使うなどすれば、モバイルデータ通信のアンテナが立っていないところでも何とか情報を得たり発信することも可能です。

普通、国内でモバイル回線によらないインターネットがスマホで利用できるサービスを探す場合、やはり公衆Wi-Fiを探すということになると思います。そんな中、今までは大きなコンビニに入れば必ずWi-Fiを利用することができたのですが、今後はお店独自のWi-Fiサービスを利用できるのは、ローソンだけということになるのですが、今回の発表の中に、ファミリーマートではNTTdocomoが自社契約者以外にも無料で提供している(IDの登録が必要)「d Wi-Fi」の利用を促しています。キャリア別ではソフトバンクやauもWi-Fiを提供しているところがありますが、セブンイレブンはセブン&アイが提供している店舗に限り「d Wi-Fi」が使えるという発表があるので、全くWi-Fiが使えない事もあります。

ということで、今後大きなモバイル通信サービスのトラブルに備え、auやソフトバンクのWi-Fiが使える方はその設定をした上で、ドコモのIDを無料で取得し「d Wi-Fi」を使えるようにしておくことで、セブンイレブン以外のコンビニに飛び込めば、現状でもまだ何とかなる可能性はあるということを覚えておきましょう。以下にその詳細が書かれたドコモのページをリンクしておきますので、もしもの時の備えということで、事前に設定をしておくことを個人的にはおすすめします。

https://www.docomo.ne.jp/service/d_wifi/

新型コロナのワクチン接種四回目は果たして利用可能なのかワクチンの選択肢は?

ここのところ、めっきり新型コロナへの感染者が増えてきたこともあり、すでに3回目の接種を完了している母親が三回目接種から五ヶ月が経過したということもあり、4回目の接種をどうするのか、ネットからワクチン接種の予約のできるサイトを見ながら色々と話をしてみました。

現在私の住む自治体では、4回目の接種ももちろんですが、まだ一回もワクチン接種をしていない人向けだったり、3回目までの接種を進めるための枠しかないところも多いので、今まで3回の接種予約をしてきた経験が役に立たないような事になってしまっているという感じでした。

本人の希望としては1回目から3回目まで全てファイザー社製のワクチンを打ってきて健康上の問題がなかったことから、4回目もファイザー社製のワクチンを打ちたいということでしたが、ファイザー社製のワクチン接種が可能な所は、1~3回目までの接種のみでした。つまり、4回目についてはファイザー社製ワクチンを希望してもかなり難しいという状況に私のいる地域ではなっているということです。

また、いわゆる「かかりつけ医」での接種ができれば良かったのですが、これについても私たち家族の「かかりつけ医」では全てのワクチンについて「予約不可」ということになってしまっていました。今後、この状況が変わるのかどうかもわからない中で感染者数だけが増えていくということになると、とにかく「打てるワクチンを打てる所で」というようになって、利用者の希望というものはほとんど通らなくなってしまいます。仕方ないこととは言え、3回目までとあまりに違う状況に戸惑っているというのが正直なところです。

結局、どうするか話をして、今月中に集団接種会場でモデルナ社製ワクチンなら打てることがわかったので、とりあえず予約をすることはできました。接種することで体内の免疫は増えるでしょうから、副反応がひどくならなければ悪くないとは思いつつ、体に異物を入れることには変わりはないので、できれば本人の希望に合った接種日程があれば良かったなと思います。

ただ、今のところ4回目接種は3回目を打った人全てができるわけではなく、状況の変化によっては私自身もこれ以上打てない可能性もあります。そんな中、自分が感染してしまって親に伝染させてしまうような事はしたくないので、今回の4回目接種で副反応が出ないことを祈るのみです。ただ、個人的に全てをあきらめているわけではなくて、予約サイトでは直前まで予約変更が可能なので、もし本人の希望通りに打てるだけの枠が新たに出てきたら、すぐに予約変更ができるようにできればと思っています。

非常用の湯沸かしセットは主に一人用の湯沸かし専用と考えると最小構成でも十分

もし日本でも大きな地震などの天災が起き、避難生活を送らなければならない中で電気ガス水道というライフラインが使えない場合、自力で温かいものが食べられるように色々考えておきたいものです。普通の方は、カセットコンロやカセットガスを使うキャンプ用バーナーと鍋(キャンプ用クッカー)のセットがあれば、比較的安価で燃料の備蓄をしながら、いざという時に湯沸かし炊飯調理と何でもこなせるので便利だと考える人もおられるでしょう。

ただ、普通に考えて水道が使えないという場合には手間を掛けて料理を作るというよりも、数々あるうちの食器とパッケージが一体化されたもの(アルファ米のパッケージやカップめん)を用意しておいた方が洗い物が出ず、鍋は湯沸かしのみで何度も洗わずに使用できますのでそうしたものをいくらか用意しておくと、通常時で賞味期限切れ寸前でもおやつとしていただけると思いますので、個人的には最低限のものでも良いと私は思っています。

その際、こうしたものをお湯で作るためにはどのくらいの量が必要なのかということが問題になります。アルファ米では尾西食品のものが有名(100g)ですが、うるち米の場合約160ml、おこわの場合は約110mlで美味しくいただけるようです。一袋の容量は、お茶碗二杯分くらい食べられるそうで、効率は良いですがパッケージ一つの価格はカップ麺より高くなるのではないかと思います。

またカップめんの場合、通常のカップヌードルタイプ(78g)では300~320mlといったところで、ビッグサイズ(104g)になると400mlくらい必要になるようです。また、丼タイプのものだとどん兵衛や赤いきつねなど、普通の丼タイプ(96g)だと400mlくらい必要になるようですが、サッポロ一番の丼タイプ(74g)については約350mlと少な目で収まるというのが有難いです。というのも、実際の災害時にはどのくらい水を食事で使えるのかわかりませんので、もしカップめんを備蓄する場合には、一回につき500ml以上のお湯を沸かせるような装備があれば何でも良いですが、そうでない場合は、逆に一回につき350mlくらいのお湯を沸かすことのできる装備にすることで、持ち出し品として備える量を減らすことも可能だと思います。

私の場合には、一回の湯沸かしで約350ml沸かせれば、保温ボトルの中でもカップ付きの同容量のものを複数持っているので、いったん沸かしたお湯をボトルで保管しながら次の湯沸かしにかかることで、複数人いても順番に食事や飲み物のためのお湯をわかすことができます。沸かすお水の量を計る時にも、まず保温ボトルに満水になるように水を入れ、その水を沸かすようにすれば、確実に350ml前後の量を沸かせます。そんな中で私自身、「最小の湯沸かしセット」を再考しました。

多くの方が最小の湯沸かしセットのクッカーとして用意するのは、実は鍋ではなく金属製のチタンカップであることが多く、私もスノーピークの「チタンシングルマグ450」と、昔100円ショップで購入したマグカップのフタがスノーピークのマグにぴったりだということで、セットで用意しておりました。これなら350mlのお湯を余裕を持って作ることができます。

湯沸かしに使う道具については、全てこのカップの中に入るようなものを揃えています。ごちゃごちゃと詰まっていますが、全て入れた状態で問題なくフタが閉まります。中味を全て出してみると以下のようになっています。

・スノーピークチタンシングルマグ450
・マグ用蓋
・チタン製巻取式風防
・自作のアルコールストーブ(グルーブストーブ)
・ステンレス皿(グルーブストーブの台として使用)
・ファイヤースターター
・シリンジ(アルコール燃料取り分け用)
・折りたたみスプーンとフォーク
・アルコール燃料入れ(30ml)

基本的には燃料用のアルコールを使った湯沸かしになります。大きな音をさせず、350mlの水を沸かすのに(夏)、アルコールの量は15mlあれば10分ちょっとで自作アルコールストーブの上にマグカップを直飲せして蓋をすると沸かすことができます。いざという時にはこのセットに常備してある燃料用アルコールと、350mlを保温できる真空断熱ボトル(カップ付)と一緒に持ち出せば、しばらくは温かい飲み物や食べ物(事前に350mlのお湯で戻せるものを選ぶ必要はあるものの)を作るには十分です。

もちろん、お米を炊くようなクッカーや、ガスを使える環境も持っているものの、片手で持てるくらいの容量に収まるもので、湯わかしさえできればいいと割り切れば、限られた水を全て食べ物・飲み物に使えるという点からも、災害時の環境に適応するものであると思います。ちなみに、上記の品物はマグカップと蓋はきちんと購入した方が良いと思いますが、風防については工夫次第で自作も可能です。他のものはあらかた100円ショップで揃ったり、自作で賄えるものであるので、比較的用意しやすいのではないかと思います。

なおこのセットは、外で湯沸かしの出来るような場所へ行くような場合に持っていくのにも荷物にならないので、すでにキャンプ用の調理器具を揃えている方も、趣味の延長線上で作ってしまうのもいいかも知れません。

車を運転中横断歩道上で道を譲られても進入せずに道を譲った方が良い理由

ここ数日のニュースの中で、自動車を運転していてよく感じることについての問題提起をするようなニュースがあると、つい反応してしまいます。今ではほとんどの車にドライブレコーダーが付いていて、テレビやネットの動画として見られるので、ニュースソースの事柄について、図や口、文章で説明するだけでなく、実際の現場で何が起きていたのかということを理解しながら考えることができるので、より自分の事として考えやすくなっている傾向になっています。

今回取り上げたいのは、横断歩道上にいる歩行者の通行を自動車が妨害した場合に「歩行者妨害」という違反で行政処分を受ける事についての話です。普通車でこの違反を犯し、警察官に指摘されると反則金9,000円、点数2点の減点になる地味にドライバーにとっては痛い違反行為です。ちなみに、自動車だけでなく原付のようなバイクでも摘発されると反則金の額は変わりますが(二輪は7,000円、原付で6,000円)、点数は2点のまま変わりません。

今回のニュースは、運転者にとっては「あるある」ではないかと思うのですが、駅のロータリーらしいところにある横断歩道において、渡り始めたものの車の存在に気付き、歩みを止めて手まねきで車を先に行かそうとした男性の行動を見てから横断歩道に侵入し通行した車がその直後に警察官に交通違反キップを切られたことに対し、「歩行者の意志で止まって手まねきをしているため通行妨害には当たらないのでは?」としてドライブレコーダーの映像を公開したものがニュースで取り上げられていたということになります。

この事例は、今後裁判にかかってくると思うのですが、反則金の額を考えると、このドライバーはそれ以上に納得がいっていないのだなあと思うのですが、こうした自動車と歩行者との関係については、どうしても「歩行者保護」の名目のもと、車やバイクを運転している方が違反で摘発されてしまうことが多いのではないかと思うので、このブログ的にはこの事例で違反を取り消されるかという点については一旦置いておいて、いかにしてこうしたトラブルを防ぐかという観点で考えてみたいと思います。

同じような事例として、自分が右折しようと待っていたところ、パッシングなどで正面の車や二輪車に同じように道を譲られるような場合があると思います。ただ、そうした意志に応える形で、その交差点を抜けようとしたところ、横断歩道を渡っていた歩行者や自転車がいるのに気付くのが遅れ、道を譲ってもらったがために事故を起こしたり、それこそ歩行者妨害の違反に問われるような事も起こる可能性は高くなります。

これはあくまで個人的な見解ですが、私が同じように手招きで「先に行ってくれ」というようなジェスチャーをされたとしても、その歩行者が横断歩道を歩いたり、横断歩道上にいれば、法律的には車は停まらなければなりません。その事を歩行者の方が知らない場合も考えられるので、こちらからジェスチャーをして道を譲るか、それでも同じように道を譲られようとした場合、窓を開けて正直に「車は歩行者が横断歩道にいると進んだら反則切符を切られるのでお先にどうぞ」というような声掛けをするしかないかなと思います。その事でもし揉めて(歩行者だけでなく後ろから来る車のドライバーとのトラブルも考えられます)しまったとしても、その事自体は反則金や点数とは関係ありませんし、ドライバーの側としては歩行者に対して弱いものの、自分が違反になる事についてはしっかりと主張して理解を求めるべきだと思います。

逆に自分が歩行者の場合は、もし車がなかなか横断歩道のある道を通ることができずにもたもたしていた場合は、横断歩道に決して足を踏み入れない状態で、できれば渡りたいと思っていても渡ろうとする意志を車に悟らせないようにするでしょうね(^^;)。自分のせいでドライバーに違反切符を献上させるような真似は、同じドライバーとして決してしたくないので、横断歩道を渡りたいと思っていても、近くの車の動きに気を配り、逆に車が横断歩道の前で止まっているならさっさと渡ってしまうこともドライバーのためになりますので、曖昧なゼスチャーでドライバーを結果的に陥れることのないように気を付けたいと思います。

カーシェアサービスの「ナイトパック」で車中泊の是非とその代替案

現代はスマホからさっと予約すれば電話を掛けたりして交渉する必要なく必要なサービスを受けることが当り前になっていますが、そうした流れを受けて、「これはマナー違反ではないもののいかがなものか?」というようなサービスの利用方法があるのだそうです。

というのも、もし終電を逃して始発電車を待つまでの間を過ごす時に、色々な対応策があるかと思いますが、私がネットニュースで見た一つの方法が、「カーシェアサービスのナイトパックを利用して車中泊する」というものがあり、カーシェアサービスを提供している会社ではちょっと困っているのだそうです。

ちなみに、大手の「タイムズカーシェア」では夕方6時から翌朝9時の間にカーシェアを利用する場合には「ナイトパック」料金が適用され、「ベーシック車種(軽~コンパクトカー)」で2,640円の基本料金と、走行距離1kmごとに16円がかかるようになっているのですが、始発待ちの車中泊利用者の中には車をカーシェアサービスのスタート地点から動かさずに、車中泊に利用して返すのですが、中にはアイドリングをしながらエアコンを使ったりスマホの充電に使ったりということをする方がいるそうなのです。

これだと、夜間とは言え、カーシェアサービス側の駐車場が空かないので、次の利用者が使おうと思ってもその場が埋まってしまっているので、営業に一部支障が出たり、アイドリングをすることで周辺の家などへの迷惑行為になり得るという話が出ています。こうした利用者が増えれば、その場に留まっての利用が制限される可能性がありますし、走行距離以外にも使ったガソリン(電気自動車の場合は使用電気量など)分にも請求が出てくる可能性があります。

それでも借りた車の中で車中泊をしたい場合には、自分で車を近くのコインパーキングまで動かしてそこで車中泊をする分には文句は言われないと思いますが、その前にお酒を飲んでいた場合には車を動かせないのでアウトになります。まさに、カーシェアサービスの隙間をつくような利用の仕方ではあるのですが、同じようにスマホから予約をして使うのだったら、私ならネットカフェのナイトパックを利用するかなと思います。

ちなみに、ネットカフェ大手の「快活クラブ」ではナイトパックを提供している所としていないところがありますが、首都圏の新宿歌舞伎町店では午後6時から翌午前4時までの入店の場合、入店から8時間までなら2,650円で個室が空いていれば利用可能です。ネットカフェはフリードリンクでシャワールームもありますので、借りた車の中で過ごすよりも快適ではないかと個人的には思います。

もちろん、ネットカフェの個室が埋まっている場合や、最寄りの駅にネットカフェがないという事があれば、あくまで個室を求めるならカーシェアサービスの車中泊利用というのは緊急避難的には有りという気もしますが(最悪車の定員分は中で寝られますが、エコノミークラス症候群になってしまう危険性があります)、今後カーシェアサービスの車中泊利用の場合は、少なくとも自走できる状態で利用し、近場で車中泊するにしてもアイドリングは極力控えるような事を心掛けた方がトラブルを未然に防止できると思います。

また、このニュースが入ってきたタイミングがたまたまと言うかエアコンを使わないと熟睡できそうもない真夏だからということもあり、アイドリングが問題になるという気もします。レンタカーやカーシェアサービスが駅前にあっても、地方のネットカフェは駅前というよりも車で出掛けやすい場所にあったりしますので、真夏に泊まるところがなく途方に暮れた場合には、カーシェアで車を借り、近くのネットカフェへ移動し、ネットカフェのナイトパックで夜明かしをするというのも、料金によっては考えてみてもいいかなと思います。