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NEC Aterm MR05LN 前機種との違いを確認する

モバイルルーターといえばNECと言えるほど、国内メーカーの製品として評価を受けるシリーズの最新版として出てきたのがMR05LNです。まずは現行機のMR04LNとはどこが違うのかを調べてみました。

・スロットは2つで変わらないが、SIMサイズがnanoSIMに対応
・電池容量が2300mAhから2500mAh 連続通信時間14時間(Bluetooth30時間)
・スロットの切り替え時間が40秒から10秒に短縮・条件設定で自動切替も可能
・3つの周波数(2GHz+1.5GHz+800MHz帯)を束ねて高速化す3CAに対応

SIMカードのサイズがnanoSIMになり、いよいよここまで来たかという気持ちになりました。現在でも標準SIMこそドコモやソフトバンクの3G対応ガラケーにしか使われていないイメージがありますが、micoSIMは前機種のMR04LNに採用されており、まだ多くのスマホやタブレットで使われています。

ただ、最新のスマホを見て行くと、nanoSIMを採用するケースが多くあり、そうしたスマホと入れ替えて使うような場合を考えると、前機種にSIMアダプターを付けて使うよりも、同じサイズのSIMが使えるようにした方が余分な神経も使わずアダプターもいらずということで、この辺は他に利用する機器のSIMカードのサイズが何かによって変わってくる可能性はあります。

さらに、今後のMVNOのサービス内容を見ていくと、積極的にドコモ回線だけでなくau回線を提供する傾向があるので、一つのルーターにドコモとauのSIMカードを入れて使い分けたり、高速クーポンの一日ごとでリセットされるプランと、月ごとに利用可能な高速クーポンが決まっているプランのSIMを入れておいて、利用状況で入れ替えたりできます。

また、MVNOの中には一定の時間だけ高速利用が可能な「スマモバ」のようなサービスもあるので、高速で使える時間と使えない時間を自動的に切り替えて別のデータプランとの共存を図るといった利用方法も考えられます。

スピードの高速化ということで「3CA」に対応しているというのも変更点ですが、「受信最大375Mbps」という数値は実測で出ないとしても、今までのモバイルルータよりも高速通信ができるということで、歓迎する向きはあるものの、まだそのポテンシャルを使いこなせないサービスで使う場合が多いと思いますので、将来を見据えた技術の投入なのかなという気はします。

なお、別売のクレードルを利用すれば有線での接続やホテルの有線LANを無線に変換することもできるようになります。なお、このクレードルは前機種と同じようにMR05LNの専用品となりますので、前の機種のクレードルを使い回すことはできないようです。まあ、本体サイズが違うためということなのでしょうが、前からのユーザーにとってはモバイルルーターを買い替えるたびにクレードルが増えていくというのは何とかならないものかと思ったりもするのですが(^^;)。

今後、MR05LNが出たことでMR04LNの価格が下がっていく場合、どちらのモバイルルーターを選ぶのか悩むかも知れません。ただこれは、単純に今使っているスマホに入っているSIMの大きさで考えてしまえばいいような気もします。SIMを入れ替える場合「小は大を兼ねる」ことがあります。とりあえずMVNOを契約する場合にSIMカードの大きさも考え、これから新しいスマホに採用されるSIMカードの殆どがnanoSIMになると言うのなら、あえてmicroSIMを採用しているMR04LNを使うには動作が必ずしも保証されていないSIMアダプターを使わざるを得なくなり、それが原因でSIMカード自体を壊してしまうことがあると問題です。

まだまだ身の回りにmicroSIMを採用するスマホやタブレットが多くある場合は、それらのモバイル端末とSIMを入れ替えながら使うためには、MR04LNの方がいい場合もあります。つまり、今後新しいスマホとともに使うならMR05LNを。中古のスマホやタブレットと利用していくのなら、安くなったり中古市場に出てきたMR04LNという選択も有りということになるでしょうか。もちろん新しいものの方が機能的にはいいわけですが、前機種でもau回線で使えたり2つスロットがあることは変わりませんので、自分にはどちらが合うのか考えながら決めるのがいいのではないかと思います。