モバイルルーター」カテゴリーアーカイブ

使わなくなったワイファイルーターはスイッチングハブとして再利用することに

今月末の光回線設置を待ちながら、徐々に自宅内の通信環境を整備しています。現在は楽天モバイルの回線を使ったホームルーターで自宅のインターネットを賄っているので、ホームルーターを窓際に置いているのですが、通常全てのネット接続を利用するためのWi-Fiルーターは日の当たりにくい別の部屋に置いています。そこから外からの視聴も可能なTVチューナーなどに接続しているのですが、そうなると、ホームルーターの置かれた部屋に大画面テレビなど、それ自体でもLAN経由でインターネットに繋がる機器も置いてあるので、今まではテレビにはあえて繋がないようにしていました。

今後は、家族が一緒に過ごすことが多いテレビのある部屋の方にIP電話を持って行こうと思っているので、「テレビ」「4Kチューナー」「IP電話」をできれば有線でつなぎたいと思っています。すでに窓際のホームルーターの回線をWi-Fiルーターで安定して使うために、長めのLANケーブルを部屋またぎで這わせているので、光回線が来たらWi-Fiルーターの置かれている場所にモデムを置き、そこからテレビ方面に今まで這わせてあったLANケーブルを接続する予定なのですが、その際にテレビ以外のネット接続をするためにスイッチングハブを必要とするのです。

当初、新しいものを買おうと思っていたのですが、考えてみると、少し前まで現役として使っていたものの、無線接続が不安定だったので新しいものに変えて使っていたためお蔵入りになっていたWi-Fiルーターがあったのを思い出しました。スペックを見ると有線LANについては全て1,000Mbps対応のLANポートになっているので、設定で利用形態をアクセスポイントモードにし、さらに混信を防ぐためにWi-Fiを使わない状態にすれば、わざわざスイッチングハブを購入しなくても十分に自宅で有線LANが使えるポートを増やせるとわかり、早速設定および設置をしてみました。

たまたまですが、テレビ台の下に設置していた4Kチューナーの横幅とぴったいサイズが合ったので、例えばインターネットはつながっているものの無線の調子が悪い場合など、テレビのある部屋ではパソコンを有線接続して使うこともできるようになりました。ほとんどの場合、無線で大丈夫なのですが、てっとり早くつなげる場合には、やはり有線が使えるようになっていた方が心強いですから、しばらくぶりに現役復帰ということになったわけです。

この他、現在楽天のSIMを入れているホームルーターについて、今まではサブ回線としてpovoのアクセスポイントを設定していたのですが、それに加えて、いざという時に使う頻度が増えるだろうと思われるdocomo回線のmineoのapnもついでに登録しました。

来月からは待望の夜間フリーが利用できるようになりますし(「ゆずるね。」で権利獲得から翌々月の1日から利用可)、深夜と平日お昼の時間以外は低速でも最大1.5Mbpsで使えるような形で契約しているので、光回線のトラブル対策として、つなぎ直して電源を入れればすぐにネットに繋がるような設定ができました。光回線のトラブルということで言うと、NTTのフレッツ光の回線は2023年4月3日の朝から、NTT東西の一部の地域で数時間利用できなくなり、光でんわも不通になったというニュースが有ったばかりです。自宅のIP電話はそんなトラブル時でも、ホームルーターにつなぎ直せばすぐに電話はできるようになるので(緊急通報は元々利用できないので、その場合は携帯電話から掛けることになります)、トラブルを見越して、やはりこうした用意は必要でしょう。

光回線が開通するとホームルーターはいらなくなり、すぐにネットオークションやフリマに出せばてっとり早くお金にはなるものの、いざという時に改めて新しいハードの買い直すよりも、今まで使っていたものを引っ張り出してきてすぐに使えるなら、その方が私としては良いのではないかと思います。

今回は、同時に大型テレビに付けているFire TV Stickを有線化できるケーブル・アダプターの導入も考えたのですが、これについては実際に光回線を使ってやってみて、それでも頻繁に画面が止まるなら(現在は状況によって画面が止まることがあるのです)、新しく買うのも良いかな? と思ってはいるものの、早くFire TV Stickの電源がmicroBでなくType-CのUSB端子になってくれないかなと思っているので、端子の形が変わるであろう、次世代が出るまで待ちたい気持ちもあります。

どちらにしても使いたいハードがあった場合、すぐに注文ではなく、自宅にストックしてある過去のもので代替できないかという事を考えることも大事ではないかと思います。それこそ、回り回って配送業の方々の労力を削減するには、ネット注文を必要以上に行なわないことも大切なのではないかと思います。


GXP1620というIP電話で050plusを使う設定は先人のデータを利用させてもらうことで可能に

先日のブログに書きました通り、050番号を使うIP電話の「050plus」を専用のIP電話に紐づけて自宅の固定電話のようにして使うことにしました。機種は色々ありましたが、日本語の取扱い説明書がネットで入手でき、050plusの設定の仕方がネットで参照しやすかったGXP1620というIP電話をAmazonで購入しました。

早速届きましたが、この箱には1620/1625とあり、GXP1625というモデルもあります。二つの機種の違いは、ACアダプターを使わなくても対応するルータとLAN接続するだけで電源を供給される統合PoE内蔵かそうではないかという点で、自宅のルータはPoEには対応していなかったので、ACアダプターで電源を取る1620を選びました。

同じ会社からGPX1610という多少安いモデルもありますが、ディフプレイに照明が無いので、やはり普通の電話のように見やすい照明付きの液晶の方が使いやすいだろうということでこの機種に決めました。PRIME会員のお急ぎ便だと1日で届くのはありがたかったです。

箱を開けると電話機本体に取り付け用のスタンド(ジャック類が本体裏にあるので平置きが難しいため)、そして当然モジュラージャックは受話機とつながる部分のみで、基本はLANケーブルだけで通信を行なうようになっています。
設定については、私があれこれ説明するよりも、以下のリンクを見ていただければ一目瞭然ですので、そのリンクを紹介するにとどめます。リンク通り設定を行なえば普通につながるようになります。

https://denwa.dev/GrandstreamGXP1625NTT050plus.pug

ただsip情報の取り方については各サイトで解説があるものの、上記サイトではすぐにデータを取れないので、以下のサイトなどを参照して、自分のIDやパスワードのデータを取得して下さい。

https://cps.saloon.jp/037

その他に私がやった設定は、「設定」→「設定」→「LCDディスプレイ」から、バックライトの明るさ: 待ち受けを「0」にすると、待ち受け時にはバックライトの照明が消えるようになります。また、「連絡先」→「ローカル電話帳」から本体に電話帳を読み込ませることができるので、必要な場合は連絡先と電話番号を追加しておくといいでしょう。

この設定だけでかかってきた電話番号をディスプレイに表示することができ、電話帳に氏名を登録しておけば、漢字での表記もできるようになります。日本の電話と比べるとディスプレイや文字の大きさは小さいものの、きちんと出る前にどこから掛かってきたか、追加料金無しで利用できるので、光回線を申し込む時に「ひかり電話」を申し込まなくても十分だと思えました。

これで、普通の電話のようにIP電話機からダイヤルして電話をすることも、登録していた電話帳を呼び出して電話をすることもできるようになります。050plusの料金は、対固定電話(含NTT契約の0570番号)、携帯電話への通話料とも携帯電話から掛けるよりも安く通話できるようになりますので、自宅からどこかへ電話する時には極力こちらから掛けてもらい、スマホからは外に出掛けている時か、LINE電話が使えるような場合に限定すれば、恐らく相当の電話料金の圧縮ができるのではないかと思います。

こちらの場合、各種「かけ放題」「定額料金」のオプション料金を払うよりも、実際に通話を行なう機会が減っていることもあるので、特に固定電話に3分8.8円(全国統一料金)というのはかなり掛ける場合に余裕ができるだろうと思います。対携帯電話への料金も1分17.6円なので、さすがに30秒以内だとスマホから掛けた方が安くなる場合はあるものの、自宅内からだったらIP電話を使ってもらった方がすっきりしますね。

さらに良いと思ったことは、自宅に固定された電話というメリットです。人によっては携帯電話に掛けることは、運転中だったりすると悪いと思ってなかなか掛けずらかったりしますが、携帯電話番号とともに、このIP電話番号を自宅の電話番号として知り合いだとか企業からのコールバック用に使えば、家にいる時だけ出ることができるので、掛ける方も気を使わずに済むのではないかと思います。

電話機本体に留守番電話機能が無いのは残念ですが、こちらに掛けて出なければ携帯電話番号に掛けてもらっても良いでしょうし、例えば出前の注文とか病院に薬を取りに行くような場合の連絡に使うだけなので、必要十分な機能ではないかと思います。もし留守番電電話を使いたい場合には、スマホにインストールした050plusアプリの方から留守番電話を設定すると、無料で利用することができます。050から始まるコールセンターに電話を掛けてメッセージを無料で再生することもできますし、録音されたメッセージを添付ファイルにして指定したメールアドレスに送ることもできます。自宅で電話が取れない場合はこちらが何もしなくても録音したメッセージをスマホで確認できるわけで、電話機本体に留守番電話機能が入っているものより、かえって便利だったりします。

さらに、この電話機には最大500件の連絡先が登録できるので、お仕事に使い得意先の電話を登録しておいてその名前を見て(非通知や知らない番号でないか)取りたいような場合には、こうしたIP電話を選ぶ方が良いでしょう。付き合いが少なくなった私の親でも電話帳に登録する人の数はそれなりに多いので、少なくとも友人から来た電話とそうでないものだけは分けて表示できるこの電話の機能に満足しています。

ちなみに、現状の自宅のネット環境は無線の楽天モバイル回線なのですが、それでも十分な使い勝手があります。ただ、さらに安定して使う場合には光通信など有線を利用した方が良いかも知れませんが、極端な話、有線LANアダプターを付けられるモバイルルーターと一緒に持ち出せば、車で遠征した先でも自宅の電話を持って移動することができるようになります。これは、携帯電話通信を使って家の電話を利用するサービスの場合、自宅から持ち出しての利用はできないようになっていますので、その点も良いですね。キャンピングカーに設置すれば、全国どこへ行っても同じ番号を使ってあたかも家の固定電話のように利用できます。

というわけで、以前紹介した通称「マンゴールーター」とスマホ・モバイルルーターとを組み合わせても良さそうだと思い、スマホとマンゴールーターをつなぎ、USBテザリングをしてマンゴールーターからGPX1620をLAN接続して通話できるかどうか試してみました。

マンゴールーターはWi-Fiでの接続も可能なので、写真のセットだけでも設定は可能になります。また、スマホの通信速度は電話に使うだけなら200~300kbpsでも十分通話はできますので、高速通信できるSIMをこの電話のために使う必要はありません。さすがにこのセットを持って出ることはないと思いますが、停電してかろうじてモバイル通信が止まっていない場合、通常の電話でないIP電話はそこまで混雑することもないと思いますし、実は優秀な災害時の通信手段になるのではないか? とすら思いました。利用にはACアダプターを差すコンセントが有るポータブル電源は必要になりますが、長期間自宅から離れても、自宅電話と告知した番号を移動先でそのまま使えるなど、色々と応用の効きそうな電話であることは間違いないと思います。

現在のメタル回線の電話もIP電話化されるとは言え、基本料金の方は現状と変わらないようです。通話料金は全国一律料金になるようですが、ちょっとした設定さえできれば、基本料は10分の1(OCNモバイルONEとセット契約の場合)で、留守番電話も無料で利用できるなど、多少苦労してでもやる価値はあるのではないかと思います。固定電話を解約したものの何かと不便さを感じておられる方の参考になればいいのですが。


MP02LNについてのレビューとあえてスマホテザリングでなくモバイルルーターにこだわるわけ

IIJmioで2023年2月末まで、回線を伴わない単体契約でも1,780円という破格で購入できるNECのモバイルルーター「Aterm MP02LN SA」が昨日届きました。大きさは下の写真を見ていただき、大きさ比較用のスマホとの差を感じていただければ幸いです。回線契約がなくても、IIJmioからの購入の場合、何と予備の電池か最初から付いてきますので、これだけでもスマホをテザリングしてネット接続を行なう場合よりもモバイルバッテリーに負担をかけないということはおわかりでしょう。まずは早速、現在外での動画視聴に使っているUQモバイルのSIMカードを入れて(高速運用中)設定を行ないました。

ちなみに、このままではUQモバイルのアクセスポイントは入っていないので、いったんパソコンでもスマホでもこのモバイルルーターをWi-Fi設続して、APN設定を行なう必要があります。説明書に書かれた設定用のアドレスを入力すると自動的にIDとパスワード入力画面が開くのですが、IDはそのまま「admin」で良いのですが、パスワードについてはモバイルルーター本体の電池蓋を取って中に書いてある「web PW」を入力しないと設定画面に入れないので、事前にモバイルルーターの暗号化キーとともに控えておくことをおすすめします。

UQモバイルの設定をしたところで無事インターネットにつながるようになりました。設定をした上で「オート接続設定」の更新を行なうことで、今後SIMを入れ替えても自動的に接続されるようになるのではないかと思います。当然WPSでの接続もできるのですが、事前に説明書をじっくり読んだ上で利用されることをおすすめします。

その上で、まず最初にやることは、本体のファームウェアを更新することと、電源メニューで「ロングライフ充電」を選びましょう。NECのモバイルルーターをお使いの方にはおなじみのメニューですが、この設定にすると中に入っている電池パックを満充電するのではなく70%充電した状態でストップします。ACアダプタを付けて固定化するような場合でも、必要以上に充電しないことで電池を長く使えるだけでなく、過充電を防ぐ効果があります。今回のセットでは予備の電池パックもおまけに付いているので、恐らくほとんどのお出掛け先ではモバイルバッテリーやACからの充電なしでも使い続けられるのではないかと思います。

そして、今回私がこのモバイルルーターによる外出先でのインターネット接続をしようと思った最大の理由について紹介します。他のサイトでも、「スマホのテザリングと比べてモバイルルーターの強みとは?」というような題材で書いているサイトは多いですが、スマホと比べて長く使えたり、通信が安定しているというような事が主に書かれているだけです。私自身、スマホを複数台持ち歩くようになったことで、あえてモバイルルーターは必要ないのでは? と思っていたのですが、最近になってLANに繋がりリモートサーバーを使ってスマホで自宅で受信したテレビ番組をリアルタイムに視聴できるTVチューナーを購入したのですが、それを使っていくうちに、スマホのテザリングではできないことが出きてしまったのです。

私が購入した品物はIOデータ通信が出している、EX-BCTX2という地デジ・BS・CSチューナーが2台内蔵されているモデルです。リモートでテレビ視聴のできるアプリが、スマホやタブレット(IOS・Android)だけでなく、Windowsパソコン用のソフトもあるのが特徴です。このアプリを使って、SIMカードの入ったスマホやタブレット、パソコンから自宅内からだけでなく、テレビサーバーに外からつなげることはできるのですが、説明書にはSIMカードを差すことのできないタブレットやパソコンから外出先でテレビを見るためには、iPhoneのテザリングでは接続可能なものの、Androidのスマホのテザリングでは動作しないというような事が説明書に書かれてしまっていました。当然、Androidスマホでのテザリングで使えると思っていたので、買って失敗したと一瞬思ったのですが、iPhoneでテザリングできるなら、専用機であるモバイルルーターであれば利用可能ではないかと思い、まずはモバイルルーターに接続したAmazon Fireタブレットで試してみたら、見事にリモート視聴ができることを確認しました。

ちなみに、私が主に使っているのは8インチのもので、自分の車にはタブレットもセットできるホルダーがあって走行中に固定して使えるようになっています。今まではスマートスピーカーの機能を使い、「radikoプレミアム」を登録したものを使い、声で自由に全国のラジオ放送を車内で楽しんだり、音楽を配信で聞いたり、動画配信系のアプリを使ったりしていたのですが、Fireタブレットに限らずWi-Fiのみ対応のタブレットとモバイルルーターとのセットで使えます。さらに、私の購入したテレビチューナーはパソコンでのリモート接続が可能なので、タブレットよりも大きな画面で車内でテレビを楽しめるようになりました。

車の中で長い夜を過ごすのに、テレビを導入するのは邪道だと考える方もいるかも知れませんが、中には相当な費用を掛けて(走行中も常に衛星の方を向くアンテナもあります)車にアンテナを装備したり電源を付けたりして部屋と変わらないような環境を作っている方もいます。私の場合、自宅で見られる地デジ・BS・CS(契約がある場合のみ)のテレビ放送をそのまま、モバイル通信が使える場所であれば問題なく見ることができ、さらに外出先からハードディスクに録画したものを出先で楽しめるようになっています。しかも費用的には2万円くらいで買えるテレビチューナーにモバイルルーターを揃え、テレビを見るためのハード(スマホ・タブレット・パソコン)を持っていくだけで、必要に応じてポータブル電源を持っていくぐらいで、簡単に車内テレビの利用が成立してしまいます。

今回、モバイルルーターを介せば他のハードでもリモートで放送中のテレビが外でも楽しめることがわかったので、改めてモバイルルーターの中に入れるSIMカードを発注することにしました。特に、車中泊では深夜とか早朝に車内での時間つぶしがあると有難いと思うので、あえてpovo2.0の流用ではなく、mineoの「深夜フリー」が使える「マイピタ」のシングルプラン(データ通信のみ)を契約することにしました。今後は機会を見付けて出歩きたいと思っているので、新品のモバイルルーターがこんなに安く、さらに予備電池付きで購入できてラッキーでした。車中泊の車内でテレビを見たいと思っている方は、やはりモバイルルーターでテザリングした方がスマホの利用に影響を与えないだけでなく、今回紹介したようなメリットもありますので、私の体験が参考になればと思います。


IIJmioのキャンペーンに乗っかりSIM契約無しでモバイルルーターを購入した顛末

現在利用しているモバイル回線が固定してしまうと、なかなか新規契約やMNPとセットでないと安くならない通信端末の購入については、考えがちになってしまいます。そのための今まで眠っていたファーウェイP30Liteの電池交換だったのですが、たまたま色んなMVNOでのキャンペーン記事を見ていて、2023年2月末まで行なわれているIIJmioのキャンペーンが目に止まりました。

ギガプランというIIJmioの2・4・8・15・20GBから選べる音声通話付きプランとNECの小型モバイルルーター「Aterm MP02LN SA」を同時に申し込むと、初回手数料が半額の1,650円(税込)になり、モバイルルーター本体が30円で購入できるとのことでした。

ただ、手数料が安くなるといっても一回線何の考えもなしに増やしても何かなあと思っていたところ、何とSIMと同時購入しなくてもモバイルルーター単体での購入もでき、何とその価格が2月末までの期間限定ながら税込1,780円となっていて、本当かと一瞬目を疑いました。

IIJmio以外では7千円台の価格が付いているこのルーターは、SIMフリーではあるのですが、接続がmicroBとType-Cではない古いものであるということと、ソフトバンクのプラチナバンドであるBAND8には対応していません。ただ、IIJmioが売るということで、docomoやauのMVNOでならそこそこ使える、LTEでは1/3/19/26・3Gの1/6/19に対応しています。

今のところ、モバイルルーターに差せるSIMカードはUQかpovo2.0のSIMだけなのですが、どちらもauですし、今後データ通信用のSIMを増やす際にはdocomo回線を考えているので、色々と私には使いこなせそうだということで、申し込むことにしました。

ただ、一つ注意したいことは、回線を伴わない購入であっても、IIJmioのIDを取得し、本人確認書類のアップロードなど一連の通信会社との取引に必要な手続きはしなくてはいけません。それでも、ほぼ初回の登録手数料の半額とそう変わらない出費だけで、docomoとau回線で使える(楽天はパートナー回線も入るので、楽天の高速エリアのみで使いたい人には良くないかも知れませんが、楽天のエリア外に出た場合でもパートナー回線が使えるので旅行では有効?)モバイルルーターを手に入れることができるというのは、かなりお得ですね。

実は今までmicroSIM用の古いモバイルルーターしか持ってなくて、今使っているnanoSIMをそのまま入れられるモバイルルーターを手元に置いておきたかったので、今回のキャンペーンは有難いものでした。

実はこのモバイルルーターで試したいことがありまして、実機が到着しましたら改めてその事を含めて紹介しますが、今後はこのモバイルルーターの中に入れるSIM回線についても今後は考えていきたいと思っています。


UQWiMAXのホームルータSpeed Wi-Fi HOME 5G L11は楽天回線の自宅運用にベストバイか?

フリマサイトで発注していた、本来はWiMAX用(SIMカードとの併用も可)のホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」が届きました。実物は外観も問題なく、説明書類などはありませんでしたが、設定も簡単ですぐに今まで使っていたモバイルルーターとの置き換えが完了しました。

実物はこんな感じで、アマゾンのechoスピーカーと比べても結構な大きさではありますが、逆に自宅に据え置きにして使うので安心感があります。写真だとルーターのランプが全く点灯していませんが、これは実はルーターの設定から時間によってLEDランプを消灯する設定が可能なのです。夜間など、置き場所によってはチカチカとLEDランプが点灯する事が気になる方もいると思いますが、このルーターは物理的にテープなどで目隠しをしなくても、設定で消せるというのは便利ですね。

楽天モバイルでのAPN設定やBand3に固定する方法(月5GB使い切ると最大1Mbpsに制限されるパートナーエリアをつかまないので常に高速通信が可)については、すでに先人の方々が紹介してくれていますので、詳しい説明については省きますが、個人的に嬉しかったのは底面から差し込むようになっているSIMカードがスマホで使っているnanoSIMサイズであったことです。今まではmicroSIM対応のルーターにアダプターを付けて使っていました。アダプターを付けてもルーターは使えるのですが、SIMの使い回しをするために何回も抜き差しをする場合、うまくはまらなくなってしまう不具合が出ることもあるので、ホームルーターでも「標準SIM」「microSIM」対応のものでなくnanoSIM対応の製品があれば、そちらを選んだ方がいざという時にSIMの差し替えを安心してできるのいうのは良い点でしょう。

そして、気になる速度ですが、今までのモバイルルーターではだいたい40Mbpsくらいがせいぜいだったのですが、窓際に本体を設置した鉄筋コンクリート造の建物でもスピードテストでは60Mbpsという数値が出たことで、通信品質という点でもルーターを変えた効果は出ているなと思います。

ちなみに、この製品はドコモ・ソフトバンクのSIMでの利用については対応バンドの関係で回線の能力を十分に発揮できない場合はありますが、auのSIMであれば普通に使えます。現在、予備の回線としてpovo2.0のSIMがあるので、楽天の回線に不具合が出たり、災害時に楽天回線がつながらず、au回線が生きている時には差し替えることで使い続けることができます。また、旅行中などでも、いわゆるポータブルバッテリーがあれば動かすことは可能です。そうでなくても、登録した場所でしか使えないドコモのhome 5Gと比べると滞在先のホテルや里帰りした実家で使うことも可能になります。

今後、5Gが本格的に整備されれば、楽天が将来的に出してくると思いたい専用のルーターの方が良い結果になるかとは思いますが、自宅が楽天LTEのエリアであれば一人ないし二人での生活であれば最安の自宅Wi-Fi環境を楽天モバイル回線とともに使えば実現できる組み合わせだと思います。このルーターが安く買えるようだったらあえて楽天モバイルは物理SIMと格安で購入できるスマートフォンの組み合わせで回線を契約すれば、スマートフォンは基本SIMフリーのものなので、今使っているスマホの乗り換えを安くできるというようなメリットも出てくるかも知れません。


すでにスマートリモコンを駆使した生活をされている方は自宅ルーターの入替に注意を

最近、普段使いしていたルーターが一時的に接続が切れてしまう不具合があり、何とかならないかと思っていたところ、今年の初売りで安い国産のルーターが安く売られているのを発見したので、とりあえず入手して機器の入れ替えを行なおうと思い立って実行したものの、これがなかなか大変な作業になってしまいました。

今まではこのようにして、ルーターを交換した場合には、ネットにつなげているパソコンやスマートフォン、タブレットなどをそれぞれ新しいルーターにつなぎ直して終了だったのですが、今回はそう簡単には行かなくなりました。

現在、スマートスピーカーを日常的に使っているので、そちらの方のWi-Fi設定もスマホのアプリ経由で直したのですが、問題なのは、スマートスピーカーと連動している照明や各種家電のリモコンなどをスマホのアプリおよび音声による呼び掛けで作動させることが可能なリモコンの設定にもたついていまして、半日ぐらいではどうにもならないので、当初は一部のリモコンが使えない状態で使っているということになっていました。

今のところ、使っていての不具合もなく、ルーター自体は変えて正解だったかなという感じはするのですが、まさか単に端末をネットに接続し直すことだけでなく、それから先の設定についても考えておかないとかなり苦労することになるとは思いませんでした。

当初設定ができていなかったリモコンは、照明やテレビ、エアコンの赤外線リモコンを学習させているのですが、どうやらこれも一旦工場出荷状態にリセットして、新たにWi-Fi設定をしなければならないので、急いでいる時に一気にやってしまおうとしてもなかなか難しいという状況になってしまいました。

たまたま昨日から三連休に入ったことで、色々なことを考えながら何とかスマートリモコンの設定を終えることができました。ですが、結局のところ試行錯誤しながら一日仕事になってしまったりしますので、スマートハウスをすでに実行されている方であれば、十分時間のある時に行ない、その日のうちに設定できるものは全て設定してしまうようにした方が良いと思います。

と、ここまで書いて、まだWi-Fi経由で出力していたプリンタの設定変更がまだであったことを思い出したので、これから改めて設定に入ります。今は、軽い気持ちでホームルーターの設定に入ったことを後悔しています。特に私のようにスマートスピーカーやスマートリモコンを駆使しての生活が当り前になっている方は慎重にその設定をメモしてから取り替えることをおすすめいたします。


ドコモのhome 5Gはオンラインショップでなく家電量販店で本体一括0円を見付けられればアツい

我が家の自宅インターネットは、楽天モバイルのSIMカードを過去に使っていたSIMフリーのモバイルルーターに入れ、ルーター本体と同時に購入したクレードルを使って有線化し、普通のWi-Fiルーターをつなげて使っています。ただこうした使い方は一般的ではありませんし、ハードを一から揃えるのも大変です。例えば今まだADSLを使っていて、安く手軽に安定したインターネット環境を構築するためには、私と同じ方法というのはなかなかおすすめするわけにはいきません。

現状で色々考えると、やはり無線インターネットを自宅で使う場合のおすすめは、ドコモのホームルーターhome 5Gを契約して使うというのが良いのではないかと思うわけです。このプランはいつでも解約自由ですが、基本使用料は税込月4,950円と楽天モバイルの税込3,278円と比べると少し高いのですが、今回はその基本使用料を抑えられるかも知れないという話を聞いたので、その内容について紹介します。

home 5Gの通信料は税込4,950円ですが、その他にホームルーター本体代金が39,600円します。ただし36回分割でホームルーターを購入すると、毎月の本体料金の分割分である1,100円がドコモの方で2ヶ月目から37ヶ月目まで割引されますので(一括や36回以外の分割でも割引は適用されます)、3年使い続けるなら本体代はチャラになります。また、このルーターについては公式には当然発表されていないものの、中に入れるSIMカードを入れ替えることで、楽天モバイルのSIMや、ドコモMVNOのSIMカードを入れて使える(?)という情報があります。そうなると、ある程度通信料が楽天モバイルより高くても、購入してしばらく使った後に解約し、SIMを入れ替えて使うこともできるかも知れません。

ただ、この方法のネックは、今後ドコモの方で仕様変更になって他社(ドコモ系MVNOを含む)のSIMを入れての使用を塞がれる可能性があるということと、やはりそれなりに高い本体代金にあります。すでに契約を解約した人が放出した中古品を探すというやり方もありますが、新品を安く売っているケースが有るということを最近になって知りました。

具体的にいつどこでというのは、はっきりした事は言えないのですが、家電量販店の中には目玉企画として、定価39,600円のホームルーターを「一括0円」であるとか「一括6,000円」で販売しているケースが有るというのです。もし安く一括でホームルーターを購入することができれば、オンラインショップでの購入と違って事務手数料の3,300円がかかり、dポイント15,000Pはもらえませんが(逆に言うと、dポイントを何かの支払いで消費できれば、オンラインショップでホームルーターを定価で購入しても実質的には21,300円の負担という風に持っていくこともできるのですが)、何せ本体代がかからないか、格安で購入できることでのメリットが出てきます。

0円でも一括で購入して契約すれば、毎月の支払額は4,950円から割引額の1,100円が36ヶ月は続くので、2ヶ月目から37ヶ月目までの実際の引落し額は3,850円となります。楽天モバイルの場合はルーターを別に用意しなければならない事を考えると、月ごとの差額が572円となりそれを36ヶ月続けたとしても、割引分だけでは楽天モバイルとの差額は20,592円となります。

これくらいなら、ドコモのホームルーターでのネット接続を続けた方が良いと判断される方もいるでしょう。ただ、ドコモの場合今後ユーザーが爆発的に増えて、今はほぼないと言っていい通信制限を課される可能性がないとは言えません。ちなみに、現在の楽天モバイルの制限は、一日10GBを超えてしまった場合、当日の午後23時59分まで最大スピードが3Mbpsになります。もしこれより条件の悪い規制内容になってしまったら、もしその時にまだ楽天モバイルのSIMカードが使えるようでしたらドコモのSIMを解約して楽天に乗り換えるという決断も十分に有りでしょう。また、日中ほとんど家にいなくて夜から深夜に活動されるような生活をしている場合には、アプリから宣言して実行すれば「夜間フリー」の権利を得ることのできるmineoのデータ通信専用SIMを入れて使えるようなら、それはそれで面白い乗り換え方法と言えそうです。

私の場合はすでに過去に購入したハードで楽天モバイルを使えてしまっているので、そこまで急激に変えようとは思っていませんが、もしショッピングモールに入っている家電量販店でhome 5Gが一括0円で売られていたら、楽天モバイルのSIMを入れるためのルーターとして買うのも有りかなとも思ってしまいます。

まあ、最初から楽天モバイルのSIMを入れて使いたいと考えている人については(現在他のハードで使っている方限定にはなりますが)、ドコモがhome 5Gの規制を行ない、その内容がえげつなかった場合、今まで契約していた方が解約して、ホームルーター本体をネットオークションに出したり、お店で売ることも考えられます。その場合はそこまで強気の価格設定はできないでしょうから、そこまで焦って導入しなくても良いかなとは思います。何より、こうした事はちょっとした状況の変化で一気に変わってしまいますので、あまりあせらず、現在ADSL代替のネットをどうしようかと考えている方については、もし一括で安売りしているお店があったらまずはお話を聞いてみるのが良いのではないかと思います。


ドコモのhome 5G HR01は他社のSIMが使えたという報告が 今から楽しみな中古市場

2021年8月末からサービスが始まった固定運用が基本のドコモのWi-Fiサービス「home 5G」とルーター「home 5G HR01」どんなサービスで、ルーター自体の性能は実際どうなのかということが個人的には気にかかりますが、ネットを見ていると、サービスに申し込まれた方からの使用レポートがそれなりに上がってきています。

通信スピードは有線の光インターネットとほとんど遜色ないであろうことはわかっていましたが、安定のドコモ回線を使ってのネット環境は、使っている方のレポートを見るとかなり良さそうで、これなら工事費用を掛け、工事を待って光インターネットを引かなくても十分ではないかとネットの報告を数件見ただけですが思いました。

その辺については何となく想像していたのですが、気になっているのはやはりデータ通信使い過ぎがどのくらいで、その場合どんな制限になるのかということですが、これについてはまだサービスが始まったばかりなので、そこそこ使っていても制限も掛かっていない模様のようです。

ただ、これからユーザーが増えて無茶をしてデータのダウンロードをしまくる人が出てくれば、有限である無線によるインターネットを提供しているドコモとしては、3日間のデータ量によっては具体的な数値を表示して制限を行なうようになるのではないでしょうか。その時にユーザーはどんな行動を起こすのか、その点が個人的には気になります。

というのも、このドコモの「home 5G」サービスについてはいつ解約しても違約金は発生せず、支払うのはホームルーターである「home 5G HR01」の料金39,600円と毎月の通信料4,950円だけです。ルーターを分割で利用している方は3年間使い続ければルーターの料金が割引の適用で実質無料にはなりますが、思っていたパフォーマンスで使えなくなった場合、解約を考える人も出てくると思います。

今のところ、一部のサイトでの情報として出ているのみなので本当に使えるかどうかはわかりませんが、「home 5G HR01」は他社のホームルーターと違って他社のSIMでも使えるという話が出ています。ドコモ系の格安SIMだけではなく、私の使っている楽天モバイルのSIMでも使え、さらに楽天のオリジナルエリアのみを掴む(auのバンド18は掴まない?)という話もあるので、例えば今ドコモと契約して「home 5G HR01」を手に入れて、制限がかかった時点で楽天モバイルを契約するか、それまで0円で維持していた楽天モバイルのSIMに入れ換えて使うような事も可能になるかも知れません。

楽天モバイルの固定化利用について色々な方法を考えている方は、もし情報通りに他社(楽天)のSIMを入れて使えるルーターであるなら、多少お金を出しても中古白ロムが欲しくなるでしょう。そうなるとお店での買い取り価格は高止まりし、ネットオークションやフリマで高額で取引されることも可能になります。さしあたっての快適さを求めて「home 5G」に先走って加入し、一括でモデムを購入したもののその後不満を感じ解約するような事になっても、その高額なハード購入資金を回収する手段が出てくるため、そこまで覚悟しなくても「home 5G」にまずは加入するという方も出てくる気もしますね。

逆に、楽天モバイルの固定化をすでにして使っている私などは今後の展開を見つつ、「home 5G HR01」が中古市場で一定数出てきて、白ロム・中古の良い状態のものを安く手にすることができれば、今のモバイルルーターに入れての運用より高速で安定した楽天モバイルでの運用を目指すことも可能になるかも知れません。

もちろん、今後こうした報告を見たドコモの方で対策がされ、ドコモの専用SIMしか使えないようになってしまう可能性も0ではありませんが、そうなれば市場価格は一気に下がると思いますので、今後はhome 5Gの通信制限の状況と「home 5G HR01」の中古価格の推移を見つつ、別に楽天モバイルのSIMをを入れて安定して使えそうな製品としてのルーターが出るのを待つというのもいいかも知れません。

また、ドコモが行なう制限が楽天の1日10GB使用で最大3Mbpsというものよりゆるく設定され、それが安定して運用されるようならいったんドコモと契約して楽天の契約は0円で維持しつつ、状況を見てドコモ解約楽天復活というパターンもありかも知れません。そんな事ができるプランを提供しているのも楽天の強みと言えるのかも知れませんが、とにかくこのドコモのプランとルーターの状況には個人的にはかなり興味があるので、ある程度多くの契約者が出て、その中で状況が落ち着くことを期待しながら推移を見守りたいですね。


ついにドコモがモバイル通信のホームルーターを販売「home 5G」で光回線はどうなるか

大手キャリアの中で、一応UQモバイルのWimaxもauに数えれば、今まではWimax2とSoftbankのSoftbank Airが参入し、ドコモは全くそこに参入する気配は感じられなかったのですが、スマホでの無制限プランが出てから筋目が変わったような気がしています。

私自身は自宅でのネット利用に加えて車で移動しながらも家と変わらないネット環境をキープしたいと思っていますが、そうなると自宅で工事をして回線を引き込むよりも、モバイル回線を本回線にして使うという選択も5Gが当り前の時代になれば十分にありではないか? と思いつつ、現状では一番モバイル回線での制限が無いと思われる楽天モバイルの無制限(一日10GB以上使うとその日のうちは最大3Mbpsになるが、日をまたげば戻ります)プランを使っていました。

しかしここにきて、ドコモから本格的なホームルーター「home 5G HR01」が出て、2021年8月下旬(予定)から始まるという、その料金プランについても発表がありました。月額4,950円(ルーター料金は別)で使用できるのは登録している住所に限るようなので、Softbankの「おうちのでんわ」や「Softbank Air」と同じような仕組みです。ただ、Softbank Airと比べると今回のドコモのホームルーターの方が制限は少ないだろうと思いますので、すでにSoftbank Airを使っていて不満点がある方は、真剣に乗り替えを考えてもいいのではないかと思います。

私の使い方だと移動しながらは使えないというのはまずは残念ですが、それでもドコモの回線があって指定のプランを契約していたり、複数回線(3回線以上)があったり、dカード支払があると、スマホの方のプランを割引く仕組みがあるようで、トータルの支払いを安くするためにも家と外で2回線をドコモで囲い込もうという意欲的なプランであると言えます。

楽天の回線エリアにすぐには入らない場合は(現状auの電波で楽天モバイルを使っているような場合はパートナー回線の解消によってデータ通信ができなくなる可能性もあります)、このホームルーターがあれば5Gと4Gのドコモエリアでなら使えるので、かなり使えると思います。申込および利用が集中した場合の通信規制がどうなるかがポイントだとは思いますが、かなり全国で同じように使えるのではないかと思いますね。外でもハイスピード・無制限に固執しなければ、家ではドコモのホームルーター、外ではUQモバイルの「くりこしプランM」との組み合わせで余裕で1万円を切ります。このブログでも紹介しているように、いざドコモのモバイルネットワークが使えなくなったとしても、UQモバイルでも最低限の事はできるので、かえって一社に回線をまとめるよりも、複数の別会社回線を使うことでトラブルに強くなるということは出てくるでしょう。

で、私自身がこのドコモのホームルーターにすぐに乗り換えるかということになると、そこはまた考えてしまいますね。たまたま同じ時期に携帯電話会社全体のプラチナバンドの再割当を政府が目指すという話も出てきているので、これの実現は数年後にはなりますが、今後楽天モバイルの電波についても他のキャリアと同じように安定することが考えられます。そうなると自宅限定で使うなら十分になるでしょうし、こちらの方は固定だけでなく移動しての運用も可能です。気がかりなのが、その安さのためユーザーが増えているためか現状自宅で使っていても不安定な時もあるので、常に安定したネットを使いたい場合は、楽天に依存するのではなく他社も試してみるということは考えながら使い、トータルコストでどこの会社を主に使うか考えるようになるのかなと思います。

この時、生きてくるのが楽天の料金大系でしょう。私の使っている楽天回線は1回線のみなので、もし他の回線を主に使うようになった場合は、楽天のデータ通信をほとんど使わなくなるので、月間1GB未満に使用量を抑えれば、0円運用が可能です。果たしてプラチナバンドを楽天が取得できるのか、さらにそのプラチナバンドを使い、制限ある中でもそれなりに使えるようになるのかというのは試してみなければわからないので、いったん楽天の契約を塩漬けのようにしてドコモのホームルーターをつなぎで使う事もありでしょう。

さしあたってはこの「HR01」というホームルーターの価格と、どこまで無制限で使えるかおよび、自宅が5Gのエリアになるかならないかというのも乗り換えを考えるにあたっては重要な点でしょう。5Gの方がスピードも早く、快適に家庭内ネットが使えるとは思いますが、早く一定量のデータを消費してしまうということもあります。それで一気に規制されてしまうなら、4Gで使った方が良い場合もあるわけですが、その辺も気になりますね。

ただこうなると、楽天モバイルでも新製品として5G対応のホームルーターを出して欲しいですね。UQとauでもWimaxと4G・5Gの使えるホームルーター販売(こちらは価格が2万円台)をアナウンスしていましたので、複数の会社の中で自宅用のワイヤレス通信を選べるような感じになってくれるといいと思っています。光インターネットを多くの方が使っているとは思うのですが、工事が必要なことと完全な無制限とは言えない状況もあるので、今回のドコモのホームルーターで安定してのデスクワークが利用可能であれば、全体的な傾向として自宅用のネットも有線から無線へ移行する可能性もあり得ます。とりあえずはこの夏からのドコモのホームルーターの状況に期待をして待ちましょう。


スマホをUSBテザリングして自宅無線ルーターに有線接続できる GL-MT300N-V2 その概要と活用の仕方

現在、自宅のインターネットを契約している方は光回線を利用されている方が多いと思いますが、もし自宅のインターネットが停電ではなく回線のトラブルで止まってしまったらと考えたことはあるでしょうか。

そんな事は考えたくないと誰もが思うでしょうが、私自身も過去に有線のADSLが使えなくなり、ほとんどの場合ではモデムの電源入れ直しで正常に戻るのですが、一回だけ自宅でのネットが使えなくなって困ったことがあります。

現在、私の自宅でのネット事情はADSLを解約してRakuten UN-LIMITに変えているので、もし楽天回線がトラブルで使えなくなった場合に途方に暮れることになります。そしてその可能性は有線のインターネットと比べるとどうなるのかと思いますが、楽天モバイルが新しい会社なだけに、災害でなく会社内のシステムトラブルで止まってしまうことも考えなくてはいけないでしょう。

もちろん有線の場合も回線自体の破損や災害によって停電・回線の切断や、自宅周辺の工事で誤ってケーブルを切ってしまったような場合も考えられなくはないので、自宅のインターネット回線が使えなくなった場合にどうするかのシミュレーションは事前に作っておくべきだと思います。

代替回線としては、楽天モバイルと同じように携帯電話のLTEを使った回線をターゲットにします。それこそ大手キャリアを中心に格安のプランとして出てきている「月20GB・速度制限時最大1Mbps・月額2,700円のahamoや、通話オプション無しで2,480円のpovoやLINEMOのプランでも十分代替にはなります。

ahamoなどで高速通信を使い切ってしまった場合には最大1Mbpsとスピードは制限されるものの、必要最低限のネット利用をするなら、パソコン上で使っても、テレビで動画を見るにも、何とかぎりぎりこなせるくらいのポテンシャルを持っています。というのも、私自身、一時ADSLが使えない際に楽天のパートナー回線の最大1Mbpsで数日過ごした経験を持っているからです。

代替回線とは言っても、モバイル通信時にスマホにSIMを入れて通常は利用しておき、非常時にスマホに入っているSIMをカードの通信を家庭用に使うということです。その場合、自宅でスマホのインターネットを使う場合には「テザリング」という方法があります。

一般的なのはWi-Fiによるテザリングだと思いますが、私の場合自宅ではパソコンだけでなくTVにつないだamazon fire stickや各種スマートスピーカー、プリンターや自宅で受信可能なテレビ放送を家庭内および外出先のスマホに中継するサーバー機器までインターネットに繋がっているので、できればスマホのインターネットを自宅ルーターに接続した上で利用したいというニーズがあります。

前置きがかなり長くなりましたが、この問題を解決するためのハードが今回紹介するGL-MT300N-V2という、通称mangoという黄色の小さなトラベルルータになります。各通販さいとでは二千円くらいで買えるものなので、導入についてのハードルもそれほど高くありません。

このルータは有線のWAN・LAN端子およびUSB端子を持ち(別にUSBのmicro-B端子で給電する電源端子があり、上の写真では白色のケーブルが接続されています)、スマホやモバイルルーター、メモリーをつなぐための通常のUSB端子(写真ではピンクのケーブルを接続しています)も付いています。このUSB端子にスマホをつなげ、スマホから「USBテザリング」の機能をONにすると、いったん使っている無線ルーターの電源を切ってから無線ルーターから伸びたLANケーブルをこのmangoに接続すると(LAN端子の方)、スマホのインターネットを今まで通り家庭内で使うことができるようになります。

すでに無線ルーターと関連付けてある機器の設定を変更することなく回線だけ変えて使えるというのは、かなり自分にとって便利で、もし何らかの原因で楽天モバイルが不通になっても安心することができます。

もちろん、これ以外の使い方も色々できます。ホテルのインターネットが有線しかなかった場合にはWAN端子にケーブルを繋げば、このルーターにアクセスすることでWi-Fiを複数の端末で利用できますし、パソコンは有線、スマホは無線というように分けることもできます。本体も小さいですし、どこにも持って行けますので、新たなモバイル系持ち出しグッズの一つとして今後活用していこうと思っています。