旅行・交通関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

車の旅だけにこだわらず、旅全般の面白いにゅーすがありましたらこちらで報告します。

運転中の視野を広げることの大切さ

昨日のテレビのトップニュースは事故のニュースで、滋賀県大津市の琵琶湖に面した丁字路で、2台の車がからむ事故が起き、そのうち一台の車が保育園の子どもと保育士が信号待ちをしていた歩道の列に突っ込んで大きな被害が出たという事故について報じられていました。

事故の一報が入った段階では、また高齢な運転者がブレーキとアクセルを踏み間違えたのかと思ったのですが、実際に事故現場からの中継を見たり、事故直後の写真を見るなどしてわかったのが、この事故が信号機のある丁字路で起き、その内容は実際にはどこでも起こり得る「直進車と右折車との出会い頭での衝突事故」であったということがわかってきました。

今回直接歩行者の列に突っ込んだのは直進してきた軽乗用車ですが、あくまで2台の車同士の事故として考えた場合、一般的な過失割合というのは右折車の方に多くあり、割合は8割と右折車の方が悪いという風な解釈となります。2台の運転手はどちらも逮捕されたそうですが、もし信号待ちの人がいなかった場合には右折車の運転手に多くの賠償義務が出てくるわけです。詳しいことはわかりませんが、今回の事故の原因を作ったのは主に右折車が無理に直進車が迫っている中で右折を開始したか、直進する車のじゃまになるような場所で止まっていた可能性を考えなければならないでしょう。

しかし、今回の事故がここまで大きく報道された理由というのは車同士の事故ということでは収まらず、今回の事故については何の過失も責任もない、単に信号を渡って琵琶湖方面に遊びに行こうとした保育士と園児が犠牲になってしまったことにあります。

ここで考えたいことは、車同士の事故では過失割合を基にしてその損害をお金に代えて補償するしかないのですが、事故は起こしても今回のような悲劇を起こさないようにドライバーの観点から何かできないかということになるでしょう。右折車の責任については過失割合が多い分、当然追求されると思いますが、ここからは直進車について、それ以外の被害が出ないようにできなかったかという風に考えてみたいと思います。

まず、直進車は果たして道路の制限速度を守っていたのかどうか、さらに交差点に入る前に右折しようとする相手車を見付けた後、衝突する以前にハンドルを切って相手車を避けようとしたのかしなかったのか。この辺が鍵になってくるように思えます。報道ではそれほど相方の車のスピードは出ていなかったという見解が報道されていましたが、自分が直進車を運転していると仮定すると、前方に交差点に進入して右折しようとしている車があり、自分が通り過ぎるまで待ってくれるのか先に曲がろうとするのかの判断をしなければなりませんが、それと同時に確認したいのが相手車だけに視線を集中しないで交差点周辺まで視野を広げることが大切だと思います。

よく、何も視野を妨げるものがない田んぼの中の信号のない交差点で、多くの事故が起きる魔の交差点があるという話がありますが、これは走りながら前方の一点を注視するだけでは、同じようなスピードで交差点に入ってくる車の確認が遅れ、交差点の直前で急に車が出てくるように見えてぶつかってしまう可能性が増えることも事故の一因だと言われています。

車によっては車の前方にあるピラー(柱)が死角となり、運転しながら左右にわたっての視野を広げていないと、死角に入る前の左右から交差点に向かって進んでくる車の発見が遅れることもあるようです。信号も何もない交差点に向かってくる車はどちらもスピードを上げていたりしますので、かなり遠くにいると思っていても自分が交差点に入る時にはすぐ近くまで来ている可能性があり、事故の危険性が増すと言われています。

今回の事故は田んぼの交差点での事故とは違いますが、直進車の運転手がもし視野を広く取って、右折車をハンドルで避けるのではなく減速や停止の方向で運転操作をしていたら、また早めに信号待ちをしている保育園児たちに気付き、反対方向にハンドルを切っていたら(まだ今回の事故がハンドル操作が原因と特定されているわけではないため直接の原因と言うところまでは言えませんが)、少なくとも信号待ちの人の列に車が突っ込むようなことはなかったかも知れません。

最近の高齢者が運転する事故については、加齢による判断力欠如や誤操作が問題になりますが、そこまで高齢ではなくても年令により周辺の様子を注意しながら走行できる視野が狭くなるところでも深刻な事故を起こす可能性は上がるということはあります。また、加齢が原因でなくても、人によっては一点注視で周辺を見ないというようなことは、若いドライバーでもついやってしまいそうな事でもあります。

こうして考えると改めて車に乗るということは、運転を誤って人の列に突っ込んでしまった場合には凶器にもなり得るため、大きな責任が付いて回るということを理解し、いわゆる「予測運転」「広範囲の目視による周辺を確認しながらの運転」を意識することで、自らが加害者になるような事故はある程度は防げるのではないかと思うところがあります。交通事故での悲劇を減らすためにも、多くのドライバーには実際の事故報道を深刻に受け取めつつその事故から何らかの教訓を引き出して注意することが増々今後は大事になってくるのではないでしょうか。私達が再び悲惨な事故のニュースを聞かないで済むために、ドライバー一人一人が深刻にこの問題について考える姿勢を持っていきたいものですね。


JTBの「相談料金」は他の業種も追随するか

旅行代理店というのは私自身は事前に調べたチケットを購入するためにしか最近は使いませんが、学生の頃に初めて北海道に旅行に行った時には大変お世話になりました。当時はまだLCCなんて安い飛行機はありませんでしたが、当時のユースホステル協会が企画した商品で、ユースホステルの5泊分の宿泊券と羽田~千歳間の往復航空券がセットになったものがあり、それを使って夏休みに旅行に行ったのです。

ただ、道内の交通費は全く入っていなかったので電車やバスを使って主に道東を回るためにフリープランの一般周遊券を作るために旅行代理店に相談に行き、そこで立てたプランを説明しつつ日程に合わせた移動手段で周遊券を作ってもらいました。現在では周遊券自体がなくなってしまったため、今となってはいい経験になったと思っています。

その後の旅行ではフリーきっぷを使ったり、宿泊については直接宿に連絡をして取ったり(インターネット普及前)していたので、旅の何から何まで聞くということはしたことはありませんが、最近になってネット社会というものの問題が顕著に現われてきたことにより、旅行代理店の中でも最大手のJTBにおいて今までの常識が通用しない変化が出てきてしまいました。

まだ全ての店舗ではないのですが、一部のJTBの店舗において、旅行の相談を受けたものの実際に同じお店でお金を払って旅行の契約を行なわない場合、旅行相談についての相談料を取るということを掲示した店舗があるというのです。相談から10日以内に申し込めば、相談料は旅行代に充てられるものの、11日経っても購入なしの場合、それまでに相談した時間により、国内旅行は30分2,000円(税抜)、海外旅行は30分5,000円(税抜)の相談料金を取るという事がテレビニュースでは出ていましたが、これはJTBの問題と言うよりもお店を利用する人に問題があり、お店がそれなりの損害を被っているということが背景にあるのではないかと個人的な見解としては考えられるような気がします。

どういう事かというと、全く何も知らない所から具体的な旅行の場所と交通手段・宿の情報を聞き出したり見積もりを出してもらい、相談を受けたJTBでは契約せず、その見積もりをJTBが提示する金額より安く提供できないかと他の旅行代理店に持って行って交渉したり、ネットの予約サイトを使って同じ内容でも安く上げてしまおうとしてJTBでの相談を利用しようとする人が実際にいたのであろうことは想像できます。

JTBからすると、旅行内容や宿の提案をするのはそうした提案を理解してもらった上で購入してもらうことで手数料を受け取るビジテスモデルがあるからで、無料で相談を受ける事だけで終わってしまうなら、それこそ従業員の給料も払うことはできないということになるでしょう。あくまで購入することを前提にした相談だから今まで相談には料金を取っていなかったのに、今までは止むない理由で旅行を中止するような場合くらいで済んでいたものが、今は「他に安いところがあればそちらで手配する」というような利用者が普通に出てくるようになった今、その可能性が高いと思われる利用者についてはきちんと報酬をいただくと強い態度に出たわけで、いつまでも無料のものは無料と思って無茶な利用の仕方をした結果だという風に感じることもできるでしょう。

ただ、ネットでの意見を見る中では、以前このブログで書かせていただいた企業サービスの「改悪」という感じで捉えている方もいるように思います。また、携帯電話キャリアの代理店での相談に来るインターネットが使えないシニア層のお客さんに対する批判(一から相談するので待ち時間がかかる原因になる)という観点で批判をされる方もいましたが、今回の相談料が普通にJTBで旅行のための料金を払うつもりで来ている人がした相談から今後も取ることがなければ「改悪」とは違うと思いますし、ネットの使える使えないは個人差があるので、ネットが使える人に向けたお店での新たな対応をJTBに考えてもらうことは今後の課題でもあると思いますが、今回の話とはちょっと別の問題として考えなければならないことだろうと思います。

この問題はJTBや他の旅行代理店だけの話ではなく、他の業種でもビジネスとして相談を受けたり情報の提供を行なっているところについては、今後は相談だけでも相応の料金を請求されることは今後も出てくるかも知れません。例えば最近お店を出して直接契約することができる格安SIMの業者も増えてきましたが、そこで説明を聞くだけ聞いてお店では契約せず、ネット上のキャンペーンやAmazonなどで格安で購入した事務手数料がセットになった加入用パックから加入しようと試みるような人が多く出てくると、さすがにお店の方は家賃も払えずに撤退するような最悪の状況にもなりかねないわけですから、お店で加入せずにそのまま帰ろうとするお客さんについては、契約についての説明自体を有料にするようなところも出てくる可能性は無いとは言えません。

今の風潮としてインターネット万能というような感じで、地元の商店は単なるショーケースのように使って買い物はAmazonや楽天のみという方も少なくないのではないでしょうか。この方式は確かに安く物が買えていいですが、皆が全部そうした方式で物を購入するようになれば地元の商店はたちいかなくなり、さらに日本全国を走る物流業者への負担は増すばかりで、地方の疲弊にもつながりかねません。今回のJTBの措置に対して批判的な意見を持つ方もいるかも知れませんが、自分だけがいいとこ取りをするような事もあまり度を過ぎるとそうした特典自体が無くなってしまう未来が待っていることもあるということを考えて利用すべきではないかと思います。


日本でネット規制は実施されるか?

まだ事件の全貌が伝わってきているわけではありませんが、スリランカ国内での連続している自爆テロと思われる爆発事件は誰が何の目的でやっているのかニュースではそれほど伝わってこないまま時間が経過していて、さらにそこで再び爆発が起こり被害も増えていくという何か今までの事件とは違った様相を見せてきています。

とにかく、原因がわからなければ対策も取れませんし、日本で同じような事が起きたらどうなってしまうのかというのはその場になってみないとわからない部分があります。当然、大きな事件が日本で発生したとしたら、誰が何の目的でやったのかという事についてマスコミの報道以外にも、ネット発のSNSからのデマなのか本当なのかわからないような状況になってしまうのではないかという危惧は、普段の生活の中であまり感じることはないのですが、実際に起こったニュースに触れる中でそんな事も改めて思い出すところです。

今回のスリランカ政府の、この事件を受けての国内でのFacebookなどのソーシャルメディアについて、その利用を一時的に停止する措置を取ったことが注目を集めています。日本でも地震があった直後に様々なデマがネット上で流れ、そのデマを真に受けた人がいたことがニュースになったりしました。今回のスリランカの事件では、それこそ国民の生命が危機にさらされている中、どの勢力がどんな目的で事件を起こしたかという公式なアナウンスが出て多くの国民が納得できないと、どうしても疑心暗鬼になって、日頃仲の悪い勢力同士が罪のなすりつけ合いをしたり、一方的なデマがネットで拡散されたらと思うとこの決断をするまでには当然議論されたのだろうとは思いますが、ネットを切れば切ったで別の拡散方法でデマは国民の中に広まる可能性があります。

過去の日本では大正時代に起きたあの関東大震災後のデマによって、震災の影響による被害だけでなく、人間関係の不信からいわゆる「誤爆」による暴力による被害もあったと言います。当時はもちろんネットなんてものはなく、デマを検証する手段を民衆は持っていなかったので被害がひどくなったという見解もあります。もしスリランカ政府がネットの封じ込めに成功した場合には、極めて極端な思想を持つ一部の人が仕掛けたネットを発信源とするデマに多くの人が踊らされることはなくなるでしょう。しかし、そのデマが口コミで広がった場合、情報が間違いであるということも公的な情報だけでは(特に今回のスリランカ政府は国民が発言することのできるソーシャルメディアを潰したことで、国民の感情の中には「何か隠している」と疑念を持つ人も少なくないでしょう)完全なる火消しは難しいのではないかと思います。そして、少ない人が騒いだだけでもそれがきっかけになった大きな暴動に発展する可能性もあるわけです。今後のスリランカの情勢については冷静に見なければいけませんが、今度のゴールデンウィークにスリランカに行こうと思っている方は、今後のニュースの様子を見つつ、旅の出発に関しては慎重にした方がいいでしょう。

翻って、私達の住む日本では大きな国民生活に直結する事件や災害が広範囲で連続で起きた場合、スリランカと同じようにネットが規制されることはあるのでしょうか。もし規制が行なわれた場合、Facebookを様々な知り合いとの連絡に使っている場合にはその通信が遮断され、特に遠方にいる友人の安否がわからなくなるというような、不具合が全国で起こってくるかも知れません。

スリランカの場合、元々スリランカからの分離独立を主張する勢力と内戦が繰り広げられ、停戦後は安全な国というイメージがあったものの、今回の事件勃発で国内での争いが再燃したり、暴動が起こる危険があると政府が考えたからこその処置だと思います。しかしもし日本でネットが規制されたら、日本ではなかなか起きないと思われる暴動が、ネット規制きっかけで発生したりする危険があるのではないか? と私は思っています。今の日本ではそれだけスマホによる通信に依存している人は多いですし、日常的にラジオを持ち歩くなどして何かあった時にネット以外から情報を入手しようとする人も少ないのではないかと思います。そんな中で、唯一の情報入力手段だと多くの人が思い込んでいるネットでのコミュニケーションが遮断されたとしたら、それが社会に対しての反発につながっていく可能性もあると思っているのです。

今の日本では2020年の東京オリンピックに対してポジティブな方向でしか報道がされていませんが、全世界から東京が注目されることで、今回のスリランカと同じとは思いませんが、単にその場で騒ぎを起こしてやろうと思う輩から綿密に計画の上で世界を驚かそうとする組織まで、華やかなイベントの裏では何が起こるかわかりません。もちろん何も起こらないに越したことはありませんが、何かあれば多くの人はスマホからの情報収集に躍起になるでしょう。

ただ自分としては、もしかしたらそんな時に国のネットが何とかなった場合でも慌てずに正しい情報を入手できるような方法を考えておくことが大切ではないかと思いますね。スマホを使うならワンセグの放送や文字情報から最新の情報を得ようとしてもいいでしょうし、安否確認についてはソーシャルネットサービスが使えない場合に災害用伝言ダイヤル(設置された場合)やショートメール(SMS)での代用プランを考えておくとか、ネットが通じる場合にはGoogleの提供している「パーソンファインダー」サービスが使えるURLをあらかじめブックマークしておくことをおすすめします。

https://www.google.org/personfinder/japan/

このパーソンファインダーでは自分の安否情報だけでなく、他の人の安否情報も名前もしくは携帯電話番号を登録することによって広くデータを検索させることができます。多くの人の名前をこのサイトに登録することにより、人を探している人がいれば、いずれそこで入力した情報にたどり着く可能性が高いサービスです。


高速バスに急に乗れない理由は様々

名古屋駅から大阪駅に向かう高速バスにおいて(名古屋20時30分発→大阪23時30分着)、名古屋から乗り遅れた40代から50代くらいの男性の乗客とおぼしき人物がバスの前に立ちはだかり出発バス停から100メートル位行った道路上でバスを止め、運転手が警察に通報するとその場から逃げるという事件が起こったというニュースが有りました。その様子は動画で撮影されていてYou Tubeでもアップされ、すでに乗って出発していた運転手および乗客にとってはちょっとした恐怖体験ではなかったのかと思います。

このニュースを考える上で、問題になることは複数あって、「バス停以外では乗客の乗降はできない」という事が主に論評では取り上げられ過ぎているように思います。田舎でなくてもバス停に走って、もはやバス停を出ようとするバスを呼び止めるような光景は私ですら見たことがありますが、場合によってはバスは停まって走ってくる乗客を乗せるところも見た事があります。一部の方はそうした「温情」をバス会社側が出してあげてもいいのではないか? という風に考える人もいるようではありました。しかし、最初に書いたようにこのバスは「路線バス」ではなく、さらに「名古屋発20時30分発」ということで、このバスに乗り遅れたとしても、他のバスや在来線・新幹線を使って大阪に行く手段が確保された中での話だということを忘れてはいけないでしょう。

もし深夜バスでこのバスに乗れずに深夜の名古屋駅で行き場がなくなるような状況だったら変わっていたかも知れませんが、そうではないわけですから法令で規定されたバス停以外での停車が禁止されている理由で走り去ってしまっても文句は言えません。少々のお金をケチらないで現金がなければクレジットカードで在来線や新幹線の乗車券を購入し、別の方法で大阪へ行くべき状況であると言えるでしょう。もっと言うと、このバスに乗っている人の中には自宅は大阪駅近くではなく、そこから改めて在来線や私鉄の最終電車に間に合わせようと定時運行を願っていた人もいる可能性があるということです。たった5分前後の遅れでも、次の電車にそのせいで乗れずに終電を逃し当日帰りが不可能になった場合、単なる威力業務妨害だけにはとどまらない賠償義務が出るかも知れません。

さらに、高速バスの場合は路線バスと決定的に違うことがあります。というのも、週末に東京まで出掛ける予定にしているのですが、18切符のシーズンは終了しているのでできるだけ安く静岡から東京まで往復するために何の交通手段を選んだかというと静岡駅と東京駅を結ぶ高速バスで、過去に何回もその路線は利用していることから、だいたいの乗車の仕組みは知っているので、その流れから言うと発車後の路上から高速バスに乗ることは難しいと言わざるを得ません。

あくまで私の経験した乗り方をここでは紹介しますが、バスが出発時間に近づいて乗客が集まってくると運転手さんがお客さんを集めるような形で、乗車券(Web乗車券を含む)の確認作業を行ないます。路線バスのようにどの席にでも座ることができ、立っての乗車が認められるバスではなく、高速道路を走るということできちんと席が決まっていてシートベルトをすることが求められるバスの事なので、事前にチケットを購入していて(事前に料金を払っているか)、どの席に座るかまでを運転手さんがいちいちチェックしてから乗り込むようになっています。詳しくはわかりませんが、もしその際の座席の状況はバス会社とオンラインで共有されているとしたら、一名欠員と登録して出発したバスで、出発してから改めて「キャンセル扱い」の席の設定を変えて乗車するように変えることはシステム上からも無理な場合があるのではないかと思うのです。特に運転中の運転手にその作業を強要させる事は運転しながらスマホの操作をする事とほとんど同じでしょうから、ワンマンバスの場合は物理的に不可能なのではないかと思われるのです。

繰り返して書きますが、これが全席指定でなく立ったままでの乗車も大丈夫な路線バスであるならそこまでしないと思いますが、全ての座席の管理が安全な運行のために義務付けられている以上、こういった場合のゴネ得というのは無いと考えた方がいいような気がします。と同時に「高速バス」「夜行(非深夜)バス」「全席座席指定」というキーワードを抜かして説明すると、そのニュースを受け取る人の間には間違った考えが入ってくることにもなりかねません。ニュースを伝えたり解説したりする方にもこうしたバス会社の事情というものを理解して利用を促すようにしないと同じような事件がまた出てきてしまうような気がしてなりません。

ここを読んでいる方が全席指定の高速バスを利用する場合には、出発ぎりぎりではなく少し前には乗車口に到着し、乗り遅れた場合にはバスの運転手に直接言うのではなく、チケットを購入したターミナルやバス会社に直接電話をしてその後の対応をお願いするなどの配慮を持って高速バスの利用をした方がいいのではないかと思うのです。


高速道路のパーキングエリアで駐車スペース予約は浸透するか

NEXCO中日本は東名高速の下り線に新設する豊橋PAにおいて、「駐車場予約システム」の社会実験を4月12日(金)13時から開始すると発表しました。これだけ読むとどういう事なのかと思われるかも知れませんが、この実験は特大車や大型車など主にトラックやバスのような営業車の利用を想定しています。

さらに、予約を行なうためには車にETC2.0の車載器を搭載している必要があり、専用駐車場への入場管理を行なうそうです。今後こうしたサービスが一般車にも広がる可能性があるとしたら、従来のETC搭載機では新たなサービスを受けられなくなることが予想されます(以前このブログで紹介した一定時間内なら高速道路を出て給油や食事をして戻っても通しの料金で精算される実験がありました)。現在、車の買い替えを考えている方や、新たにETCを付けようと考えられている方は、こうした動向を考えた上で決めることをおすすめします。

当面は無料で実験は行なわれるものの、今後は有料化も視野に入れた考えではあるようです。先に大型車で実験が行なわれるのは、政府の出している「働き方改革」と関係があるということがあると思います。

普通の労働でもそうですが、あまり長い間連続して働かせたり、残業を長時間連続で強要したりすることは、昔は当り前であっても現代では適当ではありません。さらに、長距離ドライバーに長時間の運転を強要することは、事故の可能性も高まるのでトラックの積荷やバスの乗客を安全に定刻に届けられなくなるだけでなく、会社としての信用も失いかねません。

ただ、多くの車が行き交う高速道路では、会社の指令でサービスエリアやパーキングエリアで休憩を取ろうとしても、駐車スペースが全て埋まっていたり、一般車両が大型車両スペースに侵入してきて平然と停めているような事もあり、休憩エリアでトイレや仮眠をしたくても、停めるところがなく仕方なくそのまま走らざるを得ない状況や、危険を承知で路肩に車を停めて休憩・時間待ちをするという状況は全国いたるところであります。

今回の実験では予約の受付期間は利用の2週間前から予約日時の5時間前までで、予約可能時間は最大24時間までということで、あくまで貨物車の仮眠・休憩に使うということになりそうです。実験が行なわれる場所は中部の豊橋ということで、定期便のある大手にとってはとても便利になると思われますが、もし多くの新しく作られるサービスエリア・パーキングエリアの駐車場が拡張され、大型車両の予約が多くの場所でできるようになったとしても、今の状況は劇的に変わるとは言えないでしょう。それは、特に個人事業主については上記の「働き方改革」の手法が取れないからです。

大手コンビニで働くアルバイトについては最低賃金の規定もありますし、連続しての勤務・一定の時間を超える残業について無茶な働かせ方はできないように保護されていますが、その反面、労働者ではない店のオーナーがオーバーワークになっていて、その対策がなかなかできないというのはまさにこの問題と同じような感じがします。個人で荷物や人を運ぶ仕事を大手から請け負って行なっているようなケースでは、会社から雇われているわけではないので、大手との競争に勝って仕事を得るためには深夜割引の始まる・終わる時間ギリギリで高速道路に乗るか降りるかすることで経費を抑える必要もあるので、どうしても多くのトラックが高速道路の入口やパーキングに殺到し、休憩できずに困るところがあります。また、約束した時間通りに運ぶため、もし大きな事故で渋滞が起こるなど不測の事態が起こった場合には、いくら推奨されていると言っても途中で休みながら進むわけにはいかない状況というのも場合によってはあるでしょう。

そんな場合でも多くの人を確保できる大手の会社なら仕事を分けることで何とかできることもあります。今回の実験の恩恵を受けるのは正にそうした大手の会社ではないかと思うのです。こうした大手は優遇され、中小・個人にしわ寄せが来る傾向はトラック・バスを運用する企業だけの問題ではありませんが、特にこうした業界は仕事上のミスがすなわち大きな事故につながり、人命が危うくなるばかりでなく日本の交通網の一部をストップさせてしまうリスクもはらんでいます。ですから、大手や中小、個人に限らずに仕事で荷物や人を運ぶという仕事を行なうについて、少なくともどうしても停まって休みたい時に休める環境を作ることが大切です。今回の実験はいわゆる「ハード面」での対策ですが、それだけでは不十分であり、日本の社会の仕組みにもつながる「ソフト面」の改革(高速道路の料金改革やそもそものドライバー全般における働き方規定の徹底など)を全ての営業車において実施させるような政治的な決断事がないと、今の状況はそう簡単には変わっていかないのではないでしょうか。


原付バイクのナビアプリについて

先日、テレビで自動車専用の高速道路上をママチャリらしき物体が(^^;)道路を逆走してくる動画を見る機会があり、「なぜ自転車が高速道路に乗り、さらに逆走するのか?」ということを考えてしまいました。逆走がブームということもなければ、車がビュンビュン対向して走ってくるところを走るというのは、正常な精神の持ち主なら明らかにおかしいと思うのでしょうが、テレビのコメンテーターがその原因として考えられる事の一つとして、スマホのカーナビアプリが普及するあまりに歩行者や自転車用のナビでなく、車用のナビ画面を使ってスマホを見ながら移動しているうちに気が付いたら高速道路に乗っていたということもあるとのこと。

そういえば、過去に歩行者が高速道路に入り込んでしまうことが注目された時があったのですが、その時も、料金所のない高速道路の出口からスマホの画面を見ながら周りを見ずに入ってしまうことで高速道路に入ったことに気付かずにしばらく歩いてしまうことがあるという話を聞いたことがありました。果たして今もそんな状況があるのかはわかりませんが、カーナビをスマホアプリで実現することが当り前になると、そんな事が出てくるのかという気はします。

個人的に思うのは、首都圏を中心に車に乗らない人が増えている中で、大きな駐車場がなくても気軽に利用できる原付バイク(今後出てくるであろう電動バイクを含む)あたりがもう少し普及しても良さそうだということがあります。それこそピザ配達用の屋根が付いたものを選べば、少々の雨でも使えそうですが、あのタイプのバイクは車並みに高額になるのがネックではありますが(^^;)。

その際、やはりあった方がいいのがバイクにカーナビがセットされていることですが、これはスマホを利用してバイクにセットするホルダーさえ設置すれば、車と同じようにスタート前にセットすればいいわけです。しかし、車と原付は制限速度だけでなく大きな交差点では二段階右折になったり、一部の自動車専用道路には入れないなどの違いがあります。

残念なのは徒歩や自転車には無料で使えるナビゲーションアプリがあり、事前にそうしたアプリや専用の設定を利用すれば歩いて高速道路に入ったり逆走することはなくなると思うのですが、原付には無料ではナビゲーションアプリがないということです。有料でもきちんとしたナビが使いたいという場合には「NAVITIMEツーリングサポーター」をインストールし、ご利用のバイクの排気量を入力すると、その排気量に応じたナビゲーションがされるという優れものになっているので、現状で原付バイクで遠出をするのに使うアプリということではこれ一択のような気がします。

しかし、もう少し原付を含むバイクを売りたい気がメーカーにあるのなら、メーカー主導で原付や125cc以下のバイク用ナビアプリを作ってくれた方が一人で近くに行く用途であれば車でなく原付や電動バイクで代用するようなライフスタイルの変化につながってくるように思えるのですが。

もしどこかの観光地で、周辺に車を置くスペースを用意し自家用車を観光地内に入れず、その代わりに電動自転車や電動バイクを使えるようにし、各観光地に充電スタンド付きの駐輪場所を整備して時間貸ししてくれるようなシステムがあれば、限られた時間の中で観光地を早回りしたいような場合は電動自転車よりも電動バイクにし、それをナビゲーションアプリでモデルコースを回るようにすれば、自己責任にはなりますがスマートに観光地を回りながら、途中で面白い所を見付ける楽しみも増えます。

バイクという乗り物自体が今後は利用者が少なくなっていくような傾向があるので、なかなか企業も投資しないような感じですが、私が現在持っているガソリンエンジンで走る原付でさえハイブリッド車くらいの燃費で市内走行できることを考えると、今後は折りたたんで袋に入れることで公共交通機関で運べるペダル付き電動バイクを作る和歌山県のglafitという会社にヤマハ発動機が1億円の資金を入れて業務提携したというニュースがありました。glafitでは現在販売しているモデルからの派生したモデルを2020年春に出す予定だということで、個人的には日常の足としてだけではなく車中泊旅のお供にできるのではないかという期待があります。できればそれくらいまでに無料で使える実用的な原付用のナビアプリが登場して欲しいものであります。

・glafitのホームページ
https://glafit.com/product/glafit-bike/


逆走に気付いた後の対応こそが問題だ

一昨日になりますが新東名の浜松周辺で80代の男性が運転する軽自動車が高速道路を逆走する騒ぎがありました。そうした報道はしばしばありますが、今回このブログで改めて紹介しようと思ったのは、逆走した車が恐らく中日本高速道路会社の職員によって止められる所を車の中からビデオ撮影していた動画がツイッターから拡散してテレビニュースでも放送されたことにあります。恐らく、このブログを読んだ方にも見た方はいらっしゃるでしょう。見ていない方のために、そのツイッターのリンクを貼らせていただきたいと思います。

ニュースによると新東名のネオパーサ浜松(サービスエリア)を東京方面へ進むはずが本線への入口を間違えて約15km逆走したということです。それだけ長く走っていれば、多くの車が警察への通報をしたことが想像されます。ビデオでは、恐らく逆走してくるという情報を受けた高速道路会社の巡回車の誘導に従って高速道路を走っていた車が走行車線および追い越し車線を塞ぐ状態で止まっている中、逆走車が入ってくる直前から始まりました。そうした中、逆走してくる車からは全ての車線が対向してくる車で埋まっているのを感じ取ったのか、高速道路会社の職員に誘導されたのか、今回逆走してきた車が高速道路の路肩に避けてきたのですが、その後さらにびっくりする動きをしたのでした。

普通は逆走をしていることを意識していなくても、前に全く進めずに高速道路の職員から停止を求められればまずは止まって気持ちを静め、さらにキーを渡して車の向きを変えて安全に今来た道を戻るようになるかと思ったのですが、一昨日の事例ではそれでもなお逆走して路肩を進もうとしたばかりでなく、車を止めるために前に立った高速道路会社の職員にも構わずに進もうとしていました。見ようによっては前に立つ人に車をぶつけようとしたと見られてもしょうがない状況が動画になって残っていたのでした。

その後、何とか職員の方が車を止めて運転席のドアを開け、そこでようやく車が停止したことになるのですが、そこまでしてなぜ車を逆走させなければならないのか。そもそも逆走という意識はあったのかというところが気になります。その点について地元のテレビニュースでは車を運転していた80代男性が逆走をしていた認識はあったという恐らく警察からの発表が伝えられました。このコメントは警察からのものだと思うので、取り調べを受ける中でつい言ってしまった可能性も0ではなく、本当はどうだったのかという点についてはもしかしたら違うこともあるかも知れませんが、何せ15kmも逆走したのですから、走っているうちにある程度の違和感に気付いたので、全く逆走している認識が全くなかったとも言えないでしょう。

特に、今回のビデオで撮影された職員に止まれと指示されているにも関わらずそのまま逆走を続けようとしたということは、そこにあるのは自分が高速本線に入ることを間違えたのに、それ自体を何とかなかったことにして次の出口でしれっと出ようと考えてしまったことが少しはあったのではないかと思うのです。幸いなことに今回の逆走で事故にはなりませんでしたが、逆走をした時点で警察に通報されていますし、急ぐ車も多い中で交通を止めて安全を確保されているわけですから「ただで済む」わけがありません。それでも、自分の犯した過ちに正当に向き合わず、何とか手先口先でなかったことにしようとする人間の弱さに起因する現象だったのではないかと私は思います。

今の世の中は、今回の報道で動画が出てしまったように、あらゆることが監視され、通報される社会であると言えます。もし旅先で何かまずい失敗をしてしまった場合、なかったことにしようとして逃げるというのは、もしそれが動画に残されておりネットに拡散されてしまったら、ケースによってはその方の仕事や学業にも影響を与える可能性があります。さらに、「あおり運転」の実状を紹介するビデオが車に搭載されたドライブレコーダーで録画したものであることを考えると、今後ますます「逃げ得」というのはあり得なくなると考えておいた方がいいような気がします。失敗はしないに越したことはないですが、ツイッターで炎上する以上に車での悪行は多くの人の心象を悪くしますので、車のハンドルを握るということはそれほど重大な事だということを考えて出掛けるようにお互いにしたいものです。


大手企業の不正は利用者の倫理の欠如を生む

テレビや新聞ではなかなか伝わってこないニュースをネットで見たりすると、なぜ伝えられないのかと不思議に思うことがあります。今年に入って大きく報道されている「レオパレス21」の手抜き建築がわかり、物件のオーナーと居住者を巻き込んだ騒動に発展し、ある意味以前からあった事が溜まりに溜まって爆発したことでニュースになりお互いに大きなダメージを受けているのを見ると、なぜもっと早いうちから問題にしなかったのかと思います。同じようなオーナーへの家賃保証、一括借上を行なっている業者についても、しっかりと調べて同じような事が起きる前に問題にしておいてもらいたいと思います。

今回はさらにそうしたテレビなどで報道されない企業の不祥事として「京王観光」によるJR乗車料金不正についての話題を先日になって初めて知ったので、その事について書かせていただきたいと思います。最近ではほとんど旅行代理店を使わずに自分でネット予約をして宿も交通手段も手配しているのですが、唯一旅行代理店に頼んでいるのは新幹線こだまを使った日帰り旅の「ぷらっとこだま」くらいなので、具体的に旅行会社がどういう不正をやっていたのかはわからないところがあるものの、団体旅行ツアーにおけるJRの乗車券を人数分発券せず、実際に参加した人数との差額を会社の利益にしていたという話があるのです。ここには、JRと旅行代理店が持ちつ持たれつで、実際に利用する人数の勘定をいちいち確認しないことを逆手に取った不正ということが言えるのではないでしょうか。

ただそれは、JRと旅行会社との問題で、同じように通常の料金を払っている利用者にとってはそんな不正が通るなら運賃を値下げしろという話になってしまうでしょう。両者の間には現場で問題にできればしたくないので、いい加減に人数を数えないでもツアー客を乗車させてしまっていたのかも知れませんが、もしこうした行為が京王観光だけではなく他の旅行代理店でも行なわれていたとしたら大変です。京王観光の場合、10年で2億円という被害額だそうなので、JRが改めて全ての旅行代理店に内部調査を依頼して同様のケースが出てきたら、いったいいくら本来入るはずだった運賃が払われていないことになるのでしょう。

こうしたことが大きく報道されるようになると、利用者の中には、「不正が当り前なら、自分もばれなければ不正をやってもいいだろう」と思って実行する人が出やしないかと心配になります。過去のブログで私が居合わせた電車の車内で行なわれていたかも知れない不正疑惑について書かせていただいたことがありますが、検札が来たら払うつもりで乗車していても、もしそのまま検札に会わずにグリーン車や特急列車に乗れてしまったとしたら、改札から出る前に精算をせずにそのまま抜けてしまおうと思う人が増えるかも知れません(通常は、車内で検札が来ない場合でも駅員に申請し正規の運賃を払うことが必要になります)。

こういう状態をモラルハザード(倫理の欠如)と言い、「赤信号皆で渡れば怖くない」というかつての漫才のネタのように、明らかに不正なことが当たり前のように行なわれる社会になってしまう可能性もこれからの日本で起こらないとも言えません。鉄道会社の出している様々なフリーきっぷや鉄道規則を研究し、正規の料金で安く乗ることについては問題ありませんが、ネット自体も不正のやり方を共有することに使われる可能性があり、日本社会のモラルの崩壊につながっていく可能性もあります。

まずは、旅行会社においても、今回問題となったJRの運賃だけでなく様々な名目で水増し請求がされているのかどうか、また宿や観光施設にきちんと約束した料金を入れているのかどうかなど、企業としてのモラルが疑われないようにきちんと業務全体において検証し、その結果をきちんと紹介してもらう必要があると思います。実際に安いツアーであっても、宿には正規の宿泊金額よりかなり安い金額しか払われないような事があれば、ツアー先のサービスの低下を生むかも知れませんし、利用者も旅行企画を立ててもらうことでのメリットもあるわけですから、その分はしっかりツアー料金に上のせしても大丈夫な状況というものを作っていく必要があるでしょう。それは、まさに先日紹介したばかりのQBハウスの値上げと同じような事であり、消費者は値上がり分の理由がわかれば納得して払う人もいるわけですから、いつまでも古い体質を引きずらないで欲しいと思います。


中部横断自動車道が3月10日に静岡県内開通

静岡県に住んでいて、山梨や長野方面に出掛けることが多い身としては待ちに待ったニュースが入ってきました。静岡県静岡市清水の新東名新清水インターから山梨県の双葉ジャンクションまでを結ぶ「中部横断自動車道」は長らく静岡県内での工事が続いていましたが、ようやく2019年3月10日に新東名の新清水ジャンクションから山梨県の富沢インターまでの20.7kmと山梨県内の下部温泉早川インターから六郷インターまでの8.4kmが開通することになりました。これで残るは2019年夏ごろに開通予定に変わった富沢インターから南部インター間6.7kmと、2019年度中に開通予定の南部インターから下部温泉早川インターまでの区間が未開通ですが、来年の今ごろまでには現状では工事が終わる予定になり、そこまでで完全に新東名から中央自動車道に行けるようになります。

これまでは、新東名高速道路の新清水インターから出ると国道52号線に出て、そこから身延・甲府方面に行けるようになったものの一般道を走る距離が長く、ちょうど山梨県に入る直前の国道52号線はかなり大きなカーブが連続する区間があるので、人によってはなかなか運転がしずらく行きずらさを感じているケースもあったのではないかと思います。それが今回の一部区間開通によってまだ工事区間が残っているとは言えかなり山梨・長野方面に行きやすくなるのではないかと期待しています。

将来的に中部横断自動車道が全線開通した場合、西から来た人が東京都心を通らないで関越方面や東北方面に行きたいと思う場合、「中部横断自動車道」→「中央自動車道」→「圏央道」という形で経由すれば都心を通るよりもスムーズに抜けることができます。もとより、来年の東京オリンピックを見込んで関係ない車両が東京都心に入ってくることを避ける目的で整備されているところもあるのでしょうから、現在でも一般道を経由することに抵抗がなければ来月の一部開通時には清水から新東名に入り、そこから中部横断自動車道に入るルートで進むというのも一つのルートとして考えてもいいのではないかと思います。いつも使っている立場からすると、この道路がメジャーになって混雑はしてほしくないのですが(^^;)、恐らく東京オリンピックの時期には通らざるを得ない状況になってしまうと思うので、早めにこのルートを知っておくだけでもいざという時に役に立つこともあると思います。

というのも、東名の清水インター以東の区間は昔も今も交通の難所と呼ばれる「薩た峠」で、台風の時に波が大きくなるとそれだけで通行止になってしまいます。そうした天候の変化を早めに捉えると、単に新東名を東京方面に進むだけではなく、中部横断自動車道から中央自動車道に入るというパターンも選ぶことができるようになるでしょう。目的地がどこかによって使えないケースもあるとは思いますが、3月10日を境に使い勝手が相当違ってきますので、山梨や長野を目的地とする車の旅をする場合は、気に留めておくのもいいのではないでしょうか。


新東名の最高速度実験は次の段階へ

このブログで以前に紹介したことがありましたが、東海道を高速道路で結ぶ2本のうち、新しくできた新東名高速道路の新静岡~森掛川インターチェンジ(上下道約50km)において、2019年3月1日午前10時から、一部区間における乗用車・軽乗用車・バス・125CC以上の二輪車における(大型トラックは対象外)最高速度を現在の110km/hから120km/hに上げる実験が行なわれることが発表されました。交通渋滞や事故との関連性を見るため、試行開始から1年以上かけて走行データなどを分析する予定だということです。

この区間は3車線の区間が全体の6割あるそうで、東名高速道路との分散化が行なわれていることから、最高速度を110km/hに上げてもそこまで影響が出なかったということらしく、今回はさらに最高速度を上げてみるということですが、机上の空論で結果を出すのではなく、実際にやってみることは必要だと思います。そういう意味で、今回の決断は決して無謀ではなく有効なチャレンジではないかと個人的には考えます。

ただ、気になるのは大型トラックの最高速度が80km/hに据え置かれるため、その影響が出ないかということと、乗用車が80km/hくらいの速度で走っていた際に「あおり運転」を行なうような車が出ないかということが気になると言えば気になります。

静岡県警察では、巡回するパトカーやヘリコプターの数を増やし、今以上にあおり運転や速度超過、追い越し車線をずっと走り続ける通行帯違反について厳しく取り締まることをアナウンスしています。こうした取締も功を奏しているのか、今まで最高速を上げても人身事故が前年度と比べても四割減ったというデータもあるため、今回の試行でどうなっていくのか気になるところです。

前にも書きましたが、私自身が新東名の静岡県の区間を走った経験からすると、抵抗なく走れる道路のおかげかも知れませんが、110km/hに上げても車がスムーズに進み、ぶれてくることがないので気が付くと制限速度をオーバーしそうになるということが何回かありました。エンジンの回転は少なくてもスピードが出ることから、無理に速度を上げないでエンジンの回転数を意識して走っている中で速度が120km/h付近まで上がってくる状況なら、車の燃費に影響を与える状況も少なくなるのではないかと思います。

こうした事があるので、速度を落としてゆっくりマイペースで走りたい場合や、大型トラックで走る場合には東名高速道路を走るようにし、平均速度を100km/h前後に保ちたい場合には新東名に入るようにすれば、結構スムーズにどちらの道路でも走ることができる気がします。個人的にはこうした試行に水を差すような故意による無謀運転をする輩が出て来ないで欲しいですし、日本にはもっと速度100km/h以上を出すことのできる高速道路が増えればいいと思っているので、今回の実験がうまく行くことで、新東名の最高速が今回実験されるルート以外にも広がるといいなと思っています。