旅行・交通関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

車の旅だけにこだわらず、旅全般の面白いにゅーすがありましたらこちらで報告します。

2024年3月乗車分から「ぷらっとこだま」は完全チケットレスになりEX会員登録必須に

今後、交通乗車券のチケットレス化はどんどん進んでいき、スマホを持っていないとどうにもならない状況がすぐそこに来ています。リーズナブルに東海道新幹線を使いたいと思う人に必須なのが「ぷらっとこだま」という東海道新幹線こだま号の指定席とドリンクチケットがセットになった旅行企画商品なのですが、この3月乗車分(2月1日から予約開始)から完全にチケットレス化されるということで、その概要についてお伝えするとともに、購入する場合に必要なものについて紹介します。

まず、チケットレスの利用については交通系ICカードやQRコードで乗車するようになり、今までの店頭でのクーポン受取りや、券売機から受け取るのとは違ってスマホのみで申し込み利用することになります。そして、利用にはJRグループのエクスプレス予約(年会費1,100円)か年会費無料の「EXスマート」会員に登録する必要があるとのことです。当然ながら、JR各社が提供している交通系ICカードを持っていればタッチアンドゴーで改札を抜けられるので、以前のように出られる改札口が限られるということもなくなります。

申込み期限は前日までというところは変わりませんが、予約は24時間可能で、前日の23時30分までと利用できる時間は伸びました。また、今まではドリンクチケットはその日に利用できなくても乗車日から1ヶ月間利用できたのですが、ドリンクチケット自体も紙から電子クーポンによるものに変わったため、その有効期間は乗車日当日のみということになっているので、その日のうちに引き換えないとその分が無駄になってしまうので注意しましょう。

個人的には、スマホで予約をしてそのままモバイルSuicaを使ってチケットを購入し、当日は改札にタッチして普通に新幹線に乗れてしまうので便利になったという感じはしますが、家族の分をまとめて発券するような事ができなくなるので、ほとんどこういった作業のできない家族に変わって、EX会員の登録からはじめてモバイルSuicaの取得、専用サイトからの予約までやってあげることが必要になるでしょう。住んでいる場所によっては、私たちのようにほとんど日常的にSuica自体を使うことがないような場合にはめんどくさいと感じる人もいるかも知れませんね。

ただ、全てお膳立てをして改札に向かえば、スマホを改札にタッチするだけで利用できるので、普段電車すら使わない人でも、改めてタッチ決済の便利さを感じられるようになると思います。今後、まずは自分でオールチケットレスでの使い勝手を試しつつ、多少は時間がかかっても快適に旅ができる新幹線こだま号の旅を家族で楽しめるように旅の計画を立ててみたいです。


公共交通機関で遠出する際のリスクを考えた時に優秀なはずの新幹線が止まるとは

大きな災害や大雨、大雪の影響で交通機関が止まるということは良くあることです。昔はそうしたことは無かったですが、今では翌日に天候の急変が予想される場合には計画的に運休措置を取るようになったことで、過去と比べてもそこまで多くの人が立ち往生して困るということは少なくなったかと思いますが、それでも急に突発的な事が起こった場合にはどうしようもありません。

そうした天災のうち、やはり地震は事前に予想ができないという点で、起きた時に公共交通機関に乗っていた場合には諦めるしかないのかなという感じがします。ただ、本当に困るのが天災でも天候不良でもなく交通機関が動かないというケースです。

昨日、JR東日本の東北・北陸・上越新幹線が停電のため動かなくなりました。過去にも停電で新幹線が停まったことはありましたが、復旧までにかなり時間がかかり、今回もJRの方では相当復旧まで時間がかかることがアナウンスされており、途中で停車した車両では乗客を外に出して歩いて避難させるようなことも行なわれているようですが、近場での移動ではなく長距離の移動の途中で停止ということになった場合、本当に大変だろうと思います。

電車に乗っていた人だけでなく、これから乗ろうと思っている人にとっても突然の停電による運休というのはかなりショックだったと思います。出発前の関東(東京近辺を想定)で足止めをされた方については、いかんせん最近の東京付近のホテルは満室が多く、部屋があっても海外旅行客との競争で、通常の価格よりかなり高い価格に設定された部屋に泊まらなくてはならない人も出てくるかと思います。

足止めをされた方にとってはまさに泣きっ面に蜂という感じもありますが、やはり基本的には早めにホテルに入って休む決断をし、通常の価格で泊まれるビジネスホテルを抑える方向で行動し、どうしても高いものしかない場合にはカプセルホテルやサウナへ、さらには個室利用可能なネットカフェの宿泊も考えるべきでしょう。女性専用のエリアがあるところは今もほとんどなので、いざという時のために各種宿泊施設について暇な時にでも、調べておく事をおすすめします。

ただ、それでも今回のケースでも全く新幹線が動かなくなった場合には近くの駅などへの移動をサポートはしてくれるようですが、将来的にリニアが開通したらどうなってしまうのか、本気で心配になりました。乗る予定の方が運休になっているような状態であれば、東京や大阪でだったら何とか運転再開まで何とかなると思います。ところが、乗車中に突然停電によって途中で停まってしまった場合、新幹線とは比べものにならない状況に追い込まれる可能性があります。

リニアは駅の数も少なく、経路にはほとんど何もないような場所で、車内から降りて避難するような事になると、避難できる場所まで行くのにどのくらい時間がかかるのでしょう。今の時期の南アルプスの山岳地帯でしたら、救助に来る事自体が大変で、防寒着の用意をしていない乗客がいた場合、その過酷さは想像もできません。長期停電でまっ暗ななかでリニアが動かず、車内でお腹が空いたり気分が悪くなった場合に何とかできるのでしょうか。外から助けが来ても、リニア自体が鉄道の軌道ではないので、避難できる場所までの移動はどうなるのか、実際にこのような新幹線に影響を与える停電というのは起こっているので、リニアでは起こらないという事もないと思うので、その点はちょっと考えてしまいますね。


最新の安性装置の付いた車でも重大な人身事故は普通に起きてしまうのか?

タクシーの運転手の数が少ない事が問題になっている中、昨日朝のテレビニュースを見ていたら20代の運転手の人が運転するタクシーが東京都港区で自転車に乗った高校生と人身事故を起こし、被害者は報道時には意識不明の重体というニュースを見ました。被害を受けた方の意識が戻ることをお祈りしながら、一つの疑問が浮かんできましたのでここに書かせていただきたいと思います。

現在のタクシーは昔のそれと違って、東京の複雑な道であってもその道を全て覚えることなく、カーナビに目的地を入力すれば運転をアシストできる点から、そこまでタクシー運転手の負担は少なくなっています。恐らく今回事故を起こされた運転手の方も、そうした状況があるからこそ、運転手として働いていたのではないかと思います。

さらに、昔と違う点というのは、カーナビだけでなく様々な安性に関わるアシスト機能が車に付いたことです。レーンからのはみ出しを検知したり、衝突するかも知れない状況では自動ブレーキが起動して事故を回避したり、私たちはテレビコマーシャルなどでもそうした素晴らしい機能の付いた新車の性能を見ています。

今回、テレビでは事故を起こした車両が出ていましたが、車名はすぐにはわかりませんでしたが、車に付いていた会社名のロゴから、その会社が採用しているタクシー用車両がニュースで出ていたものと同じだと思い、その車種が個人的にではありますが特定できました。その車種とは、トヨタがタクシー用として作っていると思われるその名も「JPN TAXI」という車ではないかと思われます。

車名がわかれば、その車の安全性能についてもネット上で追っていくことができます。トヨタのホームページで調べると、この車には当然ながら、数々の安全装置が付いています。今回の事故との関連で言うと、衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)やペダル踏み間違い時加速抑制装置など安全運転を支援する装置を搭載しているということです。

運転手は現場で逮捕されたとニュースでは報じられていましたが、ここで一つの疑問が生じます。ニュースでは、高校生が横断歩道を渡っていてタクシーにはねられたという事なのですが、その際に衝突被害軽減ブレーキは効かなかったのか、効いていても相手が意識不明になるほどの衝撃だったのか、その辺が良くわかりません。

タクシー運転手が信号無視をしてかなりのスピードで交差点に侵入するような状況であれば、急ブレーキがかかってもなかなか車を安全に停止させることは難しいので、当然過失運転の責任が問われるわけですが、タクシー運転手は十分に休養をしてハンドルを握っていると思うので、「なぜ安全装置付きの車で重大な人身事故が起こったのか」という点について、しっかり解明をお願いしたいと個人的には思います。

これから、有人から無人へと車の運転はシフトされていくと思いますが、もし安全装置が働かなかったということになると、現在自動運転車を開発されている方々にとっても大きな問題であるとも言えます。と同時に、今後もしタクシーが自動運転になったとして、今回のような歩行者・自転車との重大な人身事故を未然に防ぐためにはどうすれば良いのか、それをきちんとクリアしてもらわないと大変ですし、その前段階の課題もあります。

以前から報道されているように、タクシー運転手の労働力不足を補うものとして、2024年4月から「ライドシェア」のシステムが一部地域で解禁されます。「ライドシェア」とは、一般のドライバーが自家用車を使って有償で旅客を運ぶ仕組みですが、ドライバーの所有する車の安全性能というのはまちまちで、常に正確に動作するのかの点検を定期的に行なえても今回のような事故が起こる場合には、本職のタクシードライバーと同じように、たとえ別に仕事を持っているような方でも、きちんと乗車前には一定時間の休息が必要になってくると思います。そうした勤務管理はどうするのかとか、大きな事故が起こってから検討されるのでは遅すぎます。


2023年の年末から年始に掛けてある交通機関でストライキが行なわれているのを知っていますか?

もはや年末年始のテレビ編制になり、ニュースも細切れのようにしか見ることができませんが、この時期には年末年始の交通機関の混雑情報で、駅や空港からの映像が流れています。新幹線はのぞみが全席指定に今の期間なっているので、事前にチケットを入手できなかった人たちが自由席のある「ひかり」に乗る様子が放送されていました。しかし、こうしたニュース項目には個人的に不満な点があります。それが、現在行なわれていて(12月22日から)2024年の1月7日と、年末年始をわざわざ指定してのストライキが、とある航空会社で行なわれていることが報じられていないことなのです。

その航空会社とはLCCの中でも大手の「ジェットスター」です。乗務員の時間外勤務手当の計算方法に間違いがあり、本来支払われるべき賃金の未払い分があるとして、労働組合と会社が話し合いを行なってきましたが会社側が支払わず、ストライキは現在でも決行されています。

そのため、12月29日は15便が欠航したそうですが、ジェットスターのホームページには欠航した便に登場予定だった人に対して、自社の他の便への振替だけでなく、利用者がご自身で他社便や地上交通機関に振り替えた場合にその費用を負担(タクシーは除く)するという告知が掲載されていました。個人的に思うのは、交渉が決裂した場合、これから一週間以上も欠航する便が増えることが予想されるのに、利用者にはお金を出すのに自社の社員には今のところ残業代を払う気がないという、働く人にとってはよろしくないと思える対応ではないか? と感じられます。

LCCにとっては多くの集客が見込める今の時期にストライキを行なうというのは、それだけ従業員が大変な想いをしていることの裏返しでもあり、賃金のアップを要請している政府の見解とも違ってしまっています。今まで、LCCの中ではジェットスターはそれほど悪くない印象だったのですが、話し合いの結果とは言え、年末年始にストライキを起こさせてしまった事について、この会社で働くにはなかなか大変ではないかと思うと同時に、自分が用意したチケットの便が欠航になってしまった事を考えると、利用自体躊躇してしまうことにもなってしまいます。

さらなる問題は、テレビニュース(29日)でこうしたニュースは報じられずに、年末年始に飛行機を使わない人にはこの事がほとんど知られていないという事実です。大きく報道されれば困るのは会社側ですが、もしかしたらマスコミが会社の方に忖度をしてニュースにしないのか? というような事も思ってしまいます。前回書いた高島屋のケーキの話は毎日報道していて、ジェットスターは報じないというのはやはりおかしいと思います。ケーキについてはおよそ注文した3000個のうち800個ぐらいの事で、国内で実際に崩れたケーキが届いた人がいるとしても損害はそれだけですが、事前にジェットスターによる帰省便を確保したものの、ストライキの状況を知らないでいきなり取った便が欠航になるのと、そのダメージを比べればジェットスターの方が大きいと私は思います。2023年も押し詰まってこのような事が起こり、それが意外と世間に広まっていないというのは、やはり今後の私たちの生活を考えると、必ずしも良い方には向かっていないのではないかと思ってしまいます。

個人的にはテレビなどのマスコミに頼らず、多くのメディアから情報を仕入れ、今何が起こっているかということを自主的に入手することを心がけるということが大事だろうと思います。そんなわけで、今後のジェットスターが社員との交渉をどうしていくかということにも気に掛けながら年始に掛けて情報を追っていこうと思っています。


高速道路SA・PA駐車場の有料化への流れは場所によっては仕方ないものの道路も駐車も有料とは

高速道路会社は、サービスエリア・パーキングエリアにおける混雑対策として、長期的な方向性として、駐車場の有料化を検討していることが明らかになりました。ニュースによると、一部サービスエリアでは大型車のエリアを一時間まで無料とする有料で利用するような事をテストとして行なっているようです。今回入ったニュースでは主にトラックの駐車エリアについて混雑軽減のために有料化をするということなのですが、個人的には物流業界の働き方改革によって(2024年問題の原因とも言われている)どう利用状況が変化するのかを見てからでも遅くないような気がするのですが。

トラックについては、業務として物流の一翼を担っているわけなので、時間調整をしながら体を休め、事故のない物の運搬を行なっていただけるのなら、一部の本当にマナーの悪いトラック以外については、安心して仮眠できる環境作りを高速道路会社はして欲しいと私は思ってしまいます。もし全国で有料化がされたら、今まで迷惑駐車をしてきたトラックはどこに行くのか。恐らく高速道路を降りて少しでも車が停められる場所に違法駐車してしまう可能性があります。そうした場合については高速道路会社は関係ないわけではありますが、常にトラックの休憩場所として使われる人も出てくるわけで、その辺も十分に考慮していただきたいところです。

といっても、今回の話がニュースになったことで、今後同じように高速道路会社が普通車エリアでも車中泊対策として駐車場を有料化する可能性も出てきたわけなので、今からそうした事に対する対策を考えていかなければいけないと思っています。レジャーで高速道路を使う場合、車中泊前提で出る場合、もし高速道路のSA・PAの駐車場が1時間以上の利用で有料になってしまうのなら、逆に「車中泊・仮眠エリア」を作ってもらえないかなと思います。例えば12時間まで定額でそれほど高くなく、他の頻繁に入れ替わるエリアとの差別化が図れるとしたら、むしろ積極的に有料エリアで車中泊をするようなパターンも出てくると思われます。トイレや食事の目的で駐車場を使う車からすると、待っていれば満車でもそれなりの時間が空きが出るわけなので、うまく住み分けられるような気がします。

今回のニュースにおける批判的な意見として、有料になったら今まではちょっと仮眠を取るくらい運転疲れがある場合でも、落ちるように寝入ってしまうと予期せぬ出費になったり、本来短時間用のエリアで長時間駐車してしまうことでのペナルティが怖くなるので、休憩せずに走り続けることで事故につながるのではという指摘も有ります。

もし、そうした希望が全く叶わないまま全国の高速道路の駐車エリアが有料になってしまった場合は(普通車の場合)、とっとと高速を降りて、事前に調べた、一日以内での利用が格安な駐車場に車を止めて仮眠や車中泊をするように行動を変えると思います。当然、下道のお店の方がサービスエリアのお店よりも色々なものが選べ、安く食べられたりするようになると思うので、下道のお店にお金を落とすような旅の方法に私なら変えるでしょう。現在でも、高速道路では周遊チケットが販売されているので、「乗り降り自由区間」を有効に使って、あえてサービスエリアを使わず高速道路を降りたところで休憩・仮眠を取る事は現在でもできます。

今後、トラックドライバーの仮眠による長時間駐車は、ドライバーの立場に沿って考えていくことが必要になります。今でも高速代を出せずに下道を走らざるを得ないケースもあると聞くのに、さらに駐車料金まで負担するようになったらどうなるのかと思うと、有料化については慎重に考えて欲しいと私は思います。また普通車については、今後の検討結果についての報道を待ちたいと思いますが、今回高速道路会社が駐車を有料化したいとする背景にはそれなりの理由があり、数多くのマナーの悪いドライバーの行動に業を煮やしてこのような実力行使に出てくるのだろうとは思います。しかし、普通に使っているドライバーまで一緒にされるとなると、それはそれでいたたまれませんね。今の大きな混雑するサービスエリアの中には、その場所が目的地になってしまうようなところもありますが、その場所も全て駐車代が有料になったらどうなるの? という事については高速道路会社は考えないのでしょうか。イオンモールあたりにお客を取られるような気がするのは私だけではないでしょう。


ニュースでは「値下げ」を強調するものの実際のところは値上がり感がすごいJR東日本普通列車のグリーン券

JR東日本では新たに中央線に普通車のグリーン車を連結し、東京方面から山梨県の大月まで運転する予定になっています。通勤通学に便利であると同時に、ゆったりのんびり普通列車の旅を楽しみたい場合には、青春18きっぷとの併用も可能なので、個人的には使う機会も多く、新たな路線で使うことを楽しみにしていたのですが、肝心の普通列車のグリーン券自体に料金変更がされるということがニュースになっています。

今までは、「平日料金」と「ホリデー料金」で分けられ、Suica利用でもみどりの窓口で紙のグリーン券を買っても「事前購入」か「車内精算」かで料金に差を出し、さらに利用区間の距離が「50キロ以下」か「51キロ以上」で分けていました。これだと、土日祝日の休日に、事前購入した場合、長距離を利用してもグリーン料金は800円しかかかりませんでした。

新しく変わる料金については平日と休日の料金の差はなくなり一律になります。また、事前購入と車内精算の差もなくなり、新たにSuicaで購入した場合と紙での出券をした場合にも料金を変えます。距離については細分化され、「50キロ以下」「51キロ以上100キロ以下」「101キロ以上」に分けられ、長く乗り続ける場合の料金も上がります。ちなみに、紙のグリーン券で101キロ以上利用する場合1810円、Suicaを使っても1,550円と、ホリデーの51キロ以上の場合の800円と比べると、価格が安い方でもおよそ2倍くらい値上げということになってしまっています。

なお、今回あからさまに紙のグリーン券の価格が上がるということになっているので、カードのSuicaでグリーン券を購入する場合、JR東日本管内の駅では、JR東海とJR東日本をまたいで乗るための購入画面が自販機に出てくるようになったそうですが、モバイルSuicaではそうした事には対応できないようです。逆に、JR東海の駅ではSuicaグリーン券の券売機がないため、カードを提示して乗務員に処理(支払い)してもらうか、高くなることを承知で紙のグリーン券で乗るかという形になるようです。現状ではカードのSuicaが新規購入できなくなっているので、私のように沼津から高崎・宇都宮・水戸というような形でグリーン車に乗るためには、かなり複雑になりますのでどうすればいいのかということは、実際に乗務員の方に教えてもらい、指示を仰ぐのが確実だと現在の状況を見ると言えないというような状況です。

こうした料金変更のニュースの見出しには「値下げ」という言葉を付けて出していむものもあります。何が「値下げ」なのかというと、今回の変更で平日と休日の価格差を無くしたため、平日に50キロ以下の範囲でグリーン車に乗る場合には、新しいグリーン料金は750円になり、今までの「平日」「事前購入」「50キロ以下」という条件で購入した場合の780円と比べて値下げになるということからのようです。逆に言うと、違うパターンであればほとんどの利用料金が値上げになってしまうわけで、こういう報道のやり方には何か腑に落ちないと感じてしまいます。

事前購入と車内精算の料金差を止めるのは、もしかしたら海外からやってきて利用する方に対しての配慮なのかも知れませんが、今回の料金改定をしても使う人は使うかも知れませんが、何とか安く旅行したいという人の選択肢を狭めるような感じがしますね。先日、普通列車のグリーン車を熱海~横浜間で利用したのですが、今後同じように横浜へ行くような場合、静岡からなら、小田原で小田急に乗り換えてそちらから私鉄で横浜を目指した方が小田原~海老名間をロマンスカーに乗っても安いので、今まで通しで買っていたきっぷを分けて買うような事になると、今までJRに払っていたお金が別の方に回るようになってしまうでしょう。公式発表での事なので、今後使うとしたら通しで遠くへ行く場合に利用することはあるかも知れませんが、状況によってはあえて普通列車を止めてJR東海の「ぷらっとこだまエコノミープラン」の方が早いし安いしとも考えてしまうので、東京方面の移動であれば、あえてグリーン車には乗らなくなるかも知れません。


社会がコロナ前の状況に戻る中で観光地でのルールや状況が元に戻る可能性も

一昨日、地元のラジオを聞いていたら、今の時期東京でホテルを探すのが難しくなっているようです。コロナ期には1万円以下で泊まれていたビジネスホテルが2万円以上に宿泊料が上がっていたりするのが当り前だということで、これは需要と供給の関係から当り前のように見えますが、それまで6千円くらいで泊まれていた部屋を2万円くらいで提供されるのなら、もし今後需要が落ち込んで宿泊料金がまた6千円に戻ったとしても、私はそのホテルには泊まらず、現在でも価格をキープしてくれているホテルを選ぶか、そもそも宿泊自体をせずに車内仮眠の車中泊旅を選ぶのではないかと思います。

また、コロナ以前に海外旅行客の団体が押し寄せていた時に、主に高速道路の給茶機から水筒に入れることを禁止している所が多くありました。これも、水やお湯はともかくとして、お茶を出すコストというのは一定の料金がかかるわけですから、安易に大量のお茶を汲まれてそのまま帰られたのではたまらないでしょう。そういう意味もあって、先日このブログで紹介したような粉末茶を使った外先でもお水やお湯があればすぐに美味しいお茶が飲める「茶ッキー」のような商品もあるのです。水自体はスーパーに行けば旅行先でも安く買えますし、現在の私の環境ではポータブル電源を使ってお湯を作るシステムはすでに完成していますので、もし出先で水やお湯まで水筒に補給することが禁止されるようになっても、きちんと対応はできると思います。

そんな中、たまたまX(旧ツイッター)の動画を見ていてびっくりしたのが、回転寿司のチェーン店での動画だと思うのですが、カウンターに粉末茶が用意してあって、湯のみに粉末茶を入れ、湯呑みをレバーに押し付けるようにしてお湯を出すシステムがあるのはご存知でしょう。このシステムを使えば、お茶だけでなく他の飲み物や味噌汁なども直接お湯を入れて作ることができるので便利です。

動画では、このレバーのところに「湯たんぽ」とおぼしきものを近付け、中に入れていた様子が映し出されていました。お湯を湯たんぽ用として使っているわけですが、さすがにこの行為は店側からすると目的外利用ということになるのでアウトになると思うのですが、今後はその動画が拡散していくに従って問題行為は広く多くの人の目にさらされることになるでしょう。実際、国内の人なのか国外から来た人なのかはわかりませんが、多くの人が入ってくるということは、当然このような普通では考えられない事が起こってくるということでもあるでしょう。逆に言うと、その場で直接湯たんぽには入れないものの、一旦湯呑みに入れてから真空断熱ボトルに移すという行為についても、色々な可能性が考えられるので、今後回転寿司チェーンでは注意をされるようになってくるのではないかと思います。

そのような事例というのは、実はお湯だけを有料で提供するようなスペースが日本ではないということにも原因があるのではないかと思ったりもします。もし、汎用の真空断熱ボトルを最初に買うことで、全国で専用の機械にセットすることで容量分のお湯を得ることができるようになれば、個人的にはそのボトルをまずは購入し、出先で有料であっても使ってみたいと思います。日頃は自宅で湯わかししたものを持って行くために使いながら、持ってきたお湯が切れた場合や、旅行先でお茶やコーヒー、カップ麺などを食べたい場合にも使えますし、無印良品の給水器のように、隣に粉末茶を置いておき、必要な人にお茶も買ってもらうような取り組みが全国規模でできたらいいと個人的には思うのですが。


ライドシェアへの急激な移行の前に考えた方が良い地域と働き手への対応

以前このブログでも紹介したことがありましたが、現在国内だけでなく海外から多くの観光客が訪れることによって手薄になっている地域の交通であるタクシーの輸送を補完するものとしての「ライドシェア」について、政府がテコ入れするというニュースがありました。当然、タクシー業界は猛反発していますが、タクシー会社の中には運転手不足ということで使われていないタクシーをライドシェア用に提供したり、運転手への研修などを請け負うというような形で協力していく向きもあるようです。

ただ、このニュースが個人的に気になるのが、以前コロナで人々が出歩かなくなり、海外からの観光客も来なくなった時期に、仕事がなく収入を得られないという理由でタクシーの運転手が減ったように思えるのですが、今後もし同じような事が起こった場合、タクシーおよびライドシェアに携わる人々の雇用が守られ、生活が続けられるような事ができるのか? という事です。今のニュースは、それこそ空前絶後の中国からの観光客が来ていて、そのおかげで儲かっている観光に携わる人たちの様子を報道していた時の事を思うと、今タクシーが足りないから、すぐにそれを埋めるためにライドシェアの方向に走ってしまって良いのか? という事も思うわけです。

業種は違いますが、メール便をヤマト運輸が止めるにあたり、相当な人数の雇用を切ることになり、一部の地域では新たにパート従業員が労働組合を作って会社と交渉を行なうということがニュースになっています。ニュース報道によると、たまたま宅急便の荷物の方でなく、メール便の方に配置換えになったために解雇通告を受け、荷物の仕事に戻ることもできないと言われた人もいたようで、会社は人を減らしたいと思っているのでしょうが、そこで働き生活を維持している人にとってはたまったものではないでしょう。

ライドシェアの運転手として働こうと思った場合、需要があれば良いですが全く仕事がない状態で経費の支払いばかりになり、とても続けられないとなった時に運転手を雇用する側が助けてくれるのか、その辺がはっきりしないままライドシェアを始めてしまうと、特に過疎地域の公共交通そのものがボロボロになってしまう恐れもあるのではないでしょうか。

例えば、その辺の議論をしっかり詰めないままライドシェアを行なうことになって、地域で営業してきたタクシー会社が廃業に追い込まれたとします。その後、ライドシェアがうまくその地域で回っていけば良いですが、もしまた感染症蔓延が再び日本国内で起き、観光客はおろか地元の人も出歩かなくなるような事になると、ライドシェアの仕組み自体も地域では成り立たないような事になったらどうなるでしょうか。

少なくとも専業で地域の交通を担う人がいなくなると、元々過疎化していた地域もさらに寂れてしまう可能性があります。そうなればその地域自体が無くなってしまうような恐れも出てきます。それも時代の流れだと言ってしまえばそれまでですが、山から人がいなくなると、山の中でもきちんと人の手を入れていた頃とは明らかに変わってくる事になるでしょうから、様々な野生生物が里に下りて来るような流れもなかなか止められなくなってしまうのではないでしょうか。最近の熊が人を襲うニュースを耳にするたびに、単に気候変動の影響だけではない生態系の変化が、私たちの社会の変化によって作り出してしまっているのではないかという事も思います。

ライドシェアの考え方自体は悪いものだと思っていないのですが、単に急激に増えた需要を満たすために、その時だけ使える人材を用意すれば良いという感じで考えられてしまうと、最悪の場合、その地域そのものを潰すような事にもなりかなねい仕組みでもあるので、まずは地域できちんと永続したサービスを続けられるように、タクシー業者の方々ともよく話し合い、さらにはライドシェアに関わる人材を使い捨てることのないような仕組みについても考えた上で実施する方向で考えていって欲しいと思うのですが。


「フル電動自転車」だけではなく電動自転車でも乗り換える場合には注意が必要か

フル電動自転車なるものがあるということをテレビのニュースで知りました。ペダルを子がなくても進むといいますから、自転車のなりはしていますけれど、原動機付自転車(原付)そのもので、ナンバー取得およびヘルメットの着用が義務になり、保険に入る場合には原付の保険に入る必要が出てくるそうです。

一部の場所において、この「フル電動自転車」をノーヘルで自転車と同じように乗り回している人がいることが大きな問題になっているということです。ただ、知らないで買ったという言い訳は通らないと思うので、原付と自転車の違いを理解するとともに、ヘルメットも努力義務で、保険も安い「電動アシスト自転車」の方を買って乗るようにするのが、生活のコスト面を考えれば良い選択だと思います。

ただ、私もそうですが、ずっと電動アシストでない自転車に乗っている人が急に電動アシスト自転車に乗ると、アシストする場合のスピード制限は付いているものの、軽車両としてはかなりのスピードが出るので、今までと同じように運転するのはちょっと注意が必要ですし、スピードが出ているところに飛び出しが起きた場合、今までならそれほどスピードは出ていないのでブレーキをかければすぐに停まれる感じなのが、スピードに簡単にのれてしまう中できちんとブレーキについての整備を行なわないと、思わぬ事故につながる危険性はあるでしょう。

JAFのページでもこの電動アシスト自転車の利用方法についてのページがあるのですが、電動スイッチを入れて使う場合、軽くペダルを踏んでも急発進してしまうことがあるため、ペダルに足を載せた状態でスイッチを入れないことがまずは大事ということでした。そして、勢いを付けて乗る「ケンケン乗り」や、立ちこぎはバランスを崩しやすくなり(電動のアシストがあるので、思ったより進んでしまうため)、坂道でもゆっくりとペダルを回すことが大事になるということです。

ちなみに、電動アシストを行なう場合は速度が24km/hを超えたところでアシストがなくなります。逆に言うと、混雑しているようなところでも簡単にそこまでの速度が出てしまうということになります。車と人との衝突実験などでは、20km/hだと1,5m上から、30km/hでぶつかったら3m上から落下するぐらいの衝撃になるのだそうです。電動の場合はスピードに簡単にのれますので、もし運転を誤って人身事故を起したり、転んだりした場合の自分のダメージも心配になります。

以前、ロードバイクもどきの細いタイヤの自転車に乗っていて、見事にこけたことがありました。その時には歩道の車道の段差のところでつまずくような形になってしまったので、当然ながらすり減ったタイヤを使っているとタイヤ自体の破損の心配もありますが、突然タイヤがパンクした場合にはバランスをくずして転倒するかも知れませんので、ブレーキとともにタイヤの整備というものも大切になってきます。もちろん、今までの自転車もきちんとした整備をして乗ることが必要なのですが、電動自転車の場合は整備不良が重大な事故に結びつきやすいのでは? と私には思えます。

と、いいながらも将来的には電動アシスト自転車に乗り換えることも考えています。今までより自転車に掛けるお金が多くなったとしても、タイヤもブレーキを含めた整備費もバイクより安いですし、何より任意保険の安さというのがあるので、うまく使いこなせれば、原付の代わりには十分なりえる存在でしょう。

話を最初に戻しますが、どうやら無免許・ノーヘルで「フル電動自転車」に乗っている人は、「電動アシスト自転車」だと思って購入したケースもあるということでした。せっかく購入しても、「フル電動自転車」というよりも「電動の原付」という方がふさわしい乗り物なので、もし原付の免許がなかったら公道は乗ることができなくなってしまうだけでなく、警察に検挙されれば原付の無免許運転になるので、それだけでも「3年以下の懲役か50万円以下の罰金」ということになってしまうかも知れません。

どちらにしても乗り出してからも定期的な整備が必要になってくるものなので、ネット販売の場合であれば、近くの大手販売店のサイトで店頭受け取りを選択して、その後はそのお店でアフターサービスを受けるようにするとか、直接自転車屋さんで購入する方が、最初の購入費用はかかるかも知れませんが、長く乗れば乗るほど運行コストは下がっていくと思います。毎日乗るなら、その後の事も考えて購入しようと私は思っています。


首都圏のJR普通グリーン車内で天井のランプが赤なのに座っている人は不正乗車なのか?

関東近郊を走るJRの普通列車の中には、グリーン車を連絡している車両があります。普通車のグリーン車は座席指定ではなく、満席でなければグリーン券(距離および、車内精算と事前購入およびSuicaグリーン券の価格は変わります)を購入すれば自分で決めた席に座ることができるようになっています。

現在はほとんどスマホからSuicaグリーン券を購入し、空いている席があったらスマホを赤ランプの付いている場所にタッチすると、購入情報が送られてランプが録色に変わり、グリーン券を購入していることが外からわかるようになります。

たまたま色んなネットニュースを見ていたら、JR運行の普通列車のグリーン車でのグリーン券を購入しないで乗車している人がいるのに、人員不足でそうした不正を見逃してしまうのは頭の痛い問題だというような記事でした。その中で、書き手の方の意志とは違うと思いますが、あえて赤ランプを緑ランプに変える事をしないで乗っている人全ての不正乗車だとミスリードさせるような書き方があったと、ニュース記事に対してのコメントで書かれているのも見ました。

ちなみにですが、Suicaのない時代には紙でグリーン券が出されており、それは今でも事前に購入すればみどりの窓口で他の乗車券と同じ紙の切符を発行してくれ、車内で購入する場合には車内乗務員が発行するペラベラの紙のグリーン券が発行されます。天井上のランプが赤なのに座っている人の中には最初からグリーン券を買わずに、何も言われなければそのままタダ乗りしてしまおうと思いながら乗っている人もいるかも知れませんが、もしグリーン車を回る乗務員に聞かれてグリーン券を事前に用意していなかったら、事前購入より高額なグリーン券の代金を車内精算させられることになります。ただ、その場合もぎりぎりに列車に飛び乗り、スマホも持っていない場合にはあえて乗務員が来るのを待って車内精算でグリーン券代を払おうと待っている人もいます。

ですから、もし自分が普通列車のグリーン車に乗った時に、天井のランプが赤のままで平然としているからと、避難したり写真を撮ってSNSにアップすような早とちりは控えた方が良いでしょう。そして、今のJR東日本の普通列車のグリーン券については、一部の区間を利用する場合にはSuicaグリーン券が購入できないこともあるのです。

試しに、スマホにモバイルSuicaアプリを入れている方は、東海道線から高崎線に乗り入れる列車に始発から乗るための区間である「沼津から高崎」までのSuicaグリーン券を買おうとしてみてください。高崎は候補の中にあり入力ができますが、沼津については候補も出なければ購入のための入力自体ができません。

なぜこんなことになるかというと、Suicaというサービス自体がJR東日本のもので、沼津駅というのはJR東日本でなくJR東海の駅です。つまり、JR東日本から別会社(この場合はJR東海)にまたがったグリーン券を購入するにはJR東日本提供のモバイルSuicaでは無理ということになります。

ただ、だからといってJR東日本の駅である熱海から高崎までのグリーン券をSuicaで購入し、始発の沼津から乗った場合、いったん普通席に乗ることになりますが、普通車両とグリーン車両は通路が通っておらず、いったんホームに降りてから改めてグリーン車内に入る必要があります。熱海は最近多くの観光客が訪れますから、満席にはならないものの、4人のボックス席を確保したいと思う場合は、やはり沼津~高崎間のグリーン券を買って乗り込みたいと思うのは人情でしょう。その場合はSuicaでは買えないのですから、乗車前にみどりの窓口で紙のチケットを購入するしかないのです。

これは静岡県に住んでいる人だけでなく、青春18切符シーズンに静岡より西から乗る人や、関東方面から静岡より西に向かう人であれば、熱海起点ではなく沼津起点のグリーン券を持っていた方が便利で安心できることは十分わかるでしょう。その場合は、車内乗務員にグリーン券を見せてそちらの方の操作で天井のランプを録色にしてもらう必要があるのです。こればかりはJR東海からJR東日本に入るような乗り方をする場合には避けることができません。

本来なら、列車自体が沼津まで伸びているのですから、モバイルSuicaアプリで沼津発着のSuicaグリーン券を買えるようにしてくれれば良いのですが、そうしないのは利用者が悪いわけではないということはここで主張させていただきたいと思います。2024年度末には中央本線にもグリーン車を連結させることになると思うので、この問題はずっと続くことになります。私が乗る場合にはあえてテーブルを出してその上に紙のグリーン券を置いておくことで、自分は決して不正乗車を狙っているわけではないということをアピールするつもりですが、今後も早とちりでSNSにアップすることによって騒動になることが起きてくることも考えられます。それならば、紙の切符自体を無くす流れの中で、きちんとSuicaだけではなく他のJR系会社のアプリからも関東方面へのグリーン券が買えるようにしてもらいたいものです。