旅行・交通関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

車の旅だけにこだわらず、旅全般の面白いにゅーすがありましたらこちらで報告します。

今まであった施設やお店が突然なくなってしまう時代に私たちはどう対応すべきか

先週いっぱいで千葉県津田沼に残っていた大型小売店舗のイトーヨーカドー津田沼店が閉店したということがニュースになっていました。多くの小売店がしのぎを削っていた時を思うと、本当に時代は変わってしまったと思います。

こうした大規模校利点ではイオンモールの躍進が目立ちます。先日訪れた長野県松本市でも、イトーヨーカドーが閉店へ向かうのに対し、イオンモールには人が集まっていました。人口は減っても買い物需要はどの地域でもあるわけで、今後も少ないパイをめぐっての競いは続くでしょうが、以前のように大規模校利点の出店ラッシュにはならず、地方住まいの私としても今あるお店が何とかそのまま営業を続けて欲しいという感じにしか考えられなくなっています。

ちなみに、私の自宅周辺にはスーパーが無く、自転車があれば買い物には行けるものの、歩いて行くというような事はもうできなくなっています。数年前までは歩いて行ける距離にスーパーがあったのですが、そのスーパーが経営戦略を変更し、通常のスーパーではなくプレミアム感のある高級品を集めたお店を複数出す方向に転換してしまったので、古くからやっている通常形態のスーパーを閉店してしまったのです。これも、時代の流れといってしまえばそれまでですが、そうした高級路線というのもいつまで続くのかという感じもあり、今後さらに状況が変わってしまうと、我が家の日常の買い物がどうなってしまうのか心配になります。

それでも、自宅からは何とか自転車を使えばJR静岡駅までそこまで苦労することなく出て行けるので、全く買い物ができないということにはならないとは思います。しかし、駅構内のお店はテナント料が高いということもあり、街のスーパーよりどうしても品物の価格が高くなってしまうことになります。それでも何とか買い物ができる環境にあることは幸いですね。今後は、状況によって近くのお店で売っている価格と比較しつつ、すぐに必要でなく定番の商品についてはネット通販(ネットスーパーの利用を含む)によって対応していくしかないのかも知れません。

こうした地域のお店が衰退していくことは、車でのお出掛けをする際にも訪れる事ができなくなるということがあります。地域にあるスーパーでは、全国で販売していないその地方だけの商品が売っていることも多く、それ自体がお土産にもなりますので、私は旅先でその土地のスーパーに入るのが楽しみでもあるのですが、今後はそうした機会も減っていくのかと思うと寂しさはありますね。

あと、スーパーではありませんが、かつて栄華を誇った宿泊施設の栄枯盛衰というのも激しいです。まだ大企業がこぞって団体旅行で利用していた頃には、大規模な旅館・ホテルが有名な観光地ではどこも繁盛してきました。しかし、そうした需要がなくなると、とたんに大規模施設の経営がおかしくなり、場所によっては廃墟になってしまったところも多くあります。

先日宿泊した松本市の浅間温泉では、かつての大規模旅館を買い取ってリニューアルし、経費を切り詰めることで当時では考えられなかった値段で宿泊ができるホテルに宿泊しました。実際に泊まってみて、空調設備が古くて部屋全体を冷やせないような時代を感じる部屋をあてがわれてしまいましたが、それでもスーパーと違って観光地には海外からの宿泊客も来てくれる可能性があるので、コストをかけずに薄利多売で営業する宿泊施設は、そこまで費用を掛けたくない私にとっては有難いものです。

実は、そういったかつての有名旅館を大手リゾート会社が買い取って安く宿泊できるようにリニューアルした施設を予約しました。たまたま平日に出掛けられる事になったので、その日に安く泊まれるプランがあるのを発見し、直前に部屋を抑えました。前回泊まったのは伊藤園ホテルズのグループでしたが、今回は違う系列のホテルグループなので、前回との比較でどうなっているのか、さらにそのホテルが買収前に営業していた時と比べてリニューアルしたようなので、その様子はどうなのかなど、気になるところも多いので、こちらも近いうちに紹介したいと思っています。

以前は東横インやアパホテルのような簡便なビジネスホテルは安く利用できていたのですが、場所にもよりますが海外からの旅行客の影響もあるのか、それなりに値上がりをしているという実感があります。それなら、大型リゾートグループが経営する温泉付ホテルリゾートにすれば、こちらの方は基本一泊二食(バイキング)付きの料金なので、結果的には安くさらにかつてのあこがれの宿に泊まれるというメリットもあります。今回の予約もそうですが、全てネット上で予約を完結させることができ、車での訪問でも駐車場の無料利用への道も用意されているので、車中泊に疲れて行程中にリフレッシュしたい場合でも、部屋が空いていれば利用可能というのも嬉しいですね。どちらにしても、時代というのは自分が思っているのとは違う方向に流れていくこともあるので、それに自分の方から対応しに行くことは大事だろうと思います。

路線バスが今後も存続していくためには運賃値上げもやむなしとは言え固定費の値上げは厳しいか

私の住む静岡でも、具体的に生活するための費用が目に見える形で上がってくることになりました。現在、静岡市で走っている静鉄バスが値上げを発表したからです。

私自身は、バス自体はそんなに使ってはいないのですが、通勤通学で毎日バスを利用している人には結構な負担になるのではないかと思います。具体的には、現在は市内190円で行ける区間があったのがその料金大系が廃止され、初乗り料金が200円になるそうです。あと、具体的な料金は走行距離に応じた料金に変わるのだそうです。また、観光客向け? という感じで静岡駅などを中心とした短距離区間は一律100円という、旅行者に利用しやすそうな料金もあったのですが、それも値上げになり150円と5割増になるとのこと。

実のところ、現在の自宅は駅から100円で行ける区間内にあったのですが、それが値上りするというのは飲み会の後の足代が上がるのでちょっとショックだったりします。ただ、そうしたケースの場合は、時刻表をよく調べないで停留所に行くと、バスが出たばかりというケースが少なくなく、そうなるとバスを待つより歩いた方が早く自宅に着くので、そこまで利用しない人がとやかく言うこともないのかも知れません。ただ、観光で静岡市内を訪れる場合、過去に100円区間のバスに乗って便利だったと思っていると、いきなり料金が上がっているということが起こるので、注意は必要でしょう。

個人的な感想として、これは運転手さんの賃金を上げて人手不足を解消するためにはどうしても必要な事だと思います。値上がりがあったとしても自家用車を維持する費用や、タクシーを使う費用と比べても安いことには変わりはないので、値上がりしたから利用を止めるという事ではなく、自分の生活パターンを変えるなどして、生活のための固定費を考え直すような事も必要になってくるだろうと思います。

代替のパターンとしては、現在でもなかなか使いたい時に使えない状況にはあるのですが、市内各所にある時間貸し(シェアサイクル)の自転車を利用するというパターンがあるでしょう。基本15分70円という低料金なので、近場で空いている自転車があればバスの代わりに使ってみるというのも手ではあります。私だけでなく静岡市に住む多くの人たちは、市内各所は平坦なので、一人に一台自転車を持っているという土地柄でもありますし、雨が降らなければバスではなく体のために自転車を使う選択肢も十分にあります。

静岡市中心部には多くの駐輪場が整備されていて、数時間の利用なら料金がかからずに利用も可能なので、今後自転車を使って用事を済ませたり観光に使ったりというような機会も増えていくのではないかと思います。ただ、市民としてはバスを使わないという選択をすると、さらにバス会社の経営は大変になってしまいますので、用途に応じて使っていくことも大事です。目の前の状況に一喜一憂しないで冷静に対応することも大切であろうと思います。

旅行の際の交通機関選びを考える場合自分で車を運転できるメリットは有るか

一昨日、松本の浅間温泉で一泊して昨日自宅まで帰ってきました。昨日はたまたま早く目が覚めてしまったので、朝5時くらいから宿の周辺を散歩してきたのですが、ホテルから出る直前にテレビのニュースを見ていたら、現職のアメリカ大統領が大統領選から降りるという大ニュースを伝えている中で、速報という形で流れてきたのが、新幹線に関するニュースでした。

第一報は名古屋と三河安城の間で、保守車両が脱線してしまったということで、新幹線が折り返し運転をしていて、復旧は早朝の段階ではお昼頃か? という感じでしたが皆さんご存知の通り復旧は長引き、事故場所付近では終日運休になってしまいました。新幹線に乗れない人たちは他の交通機関に振り替えるため、この時期に事故のあった場所を通過して旅に出ようと思っていた方々は大変な目に遭ったのではないかと思います。

私の場合は、そもそも松本から静岡に帰るということで、恐らくJRを使ったとしても影響は無かったとは思いますが、今回は車での移動だということで、長野道から中央道、中部横断道から東名という経路での工事渋滞によって時間はかかったものの、おおむね3時間くらいで自宅に帰ってこられました。もし高速道路で大きな事故が起こったとしても、経路で事故場所を通らないように設定してカーナビを検索すれば、時間はかかるものの何とか自宅までその日のうちに到達できます。

ただ、今回の新幹線の事故の場合は、もし予約していた新幹線が運休になった場合には窓口に並んで払い戻しか変更の手続きをしつつ、代替の交通機関をゲットする必要があります。払い戻し自体は後からでもできると思うのですが、振替交通機関というのはあくまで自分で用意する必要があるので、在来線で移動するにしても一部の駅では利用者が多くなってホームが規制されていたようですし、最新の情報を得て次に何をするかは自分で決めなくてはならないので、色々と大変です。

基本的には、スマホを使って調べたり代替の移動手段を探したりするため、長時間スマホを利用するための電源の確保が必要です。もしモバイルバッテリーを持って来なかったり、小さなモバイルバッテリーしか持っていなかったりした場合には、近くのお店でバッテリーをゲットしつつ、コンセントが使えるお店に入ってスマホを充電しながらバッテリーも同時に充電できるような充電機器を使うことで、いつ復旧するかわからない状況に備えることも必要になります。

車での移動の場合は、今回の私も走行中にシガーソケットからスマホやモバイルバッテリーを充電することはできるので、そこまで充電に神経を使わなくても良いですし、何より車が走れないような天候にならない限りは、何とか移動はできるので、選択肢として自分の運転で移動できるようなことができるかということが大事になると思います。

昨日新幹線が動かないことで商談が飛んでしまうという嘆き節をテレビカメラに向かってしていた方をニュース映像で見ました。詳細はわかりませんが、運転免許があれば代替交通機関を手配できなくても、レンタカーの片道or代替交通機関が確保できる場所まで利用(乗り捨て料金は覚悟で)という手段が取れます。多くの新幹線利用者の方々はそこまで切羽詰まることはないと思いますが、私自身どうしても帰らなくてはならない状況に追い込まれた場合、24時間営業しているレンタカー業者に連絡して自走で帰るという選択肢も考えるかも知れません。

そういう意味では、レンタカーを使うための運転免許を持っているかいないかというのは、今回のような天候に関係ない事故やシステム障害で予約した交通機関が動かない場合には選択肢の一つとして機能するのではないかと思います。車を所有することは止めても、自分の体が言うことを効かなくなって免許返納するまでは、免許は持っておいた方が良いですし、新幹線利用の旅行にも免許は携帯して万が一に備えることも必要になるかと思います。

スマホを使ったモバイルチケットの取得は事前に用意しておく方が良い

今回、松本城を中心に観光に出掛ける予定ですが、実際に使うかどうかはわからないながら、色々調べているうちに気付いた事があるので備忘録的にここで紹介させていただきます。

松本へは車で行くので、基本的にはスマホで行なう決済というのは駐車場に関するものになるかと思いますが、状況によっては一日駐車できるような郊外の駐車場に停められるのであれば、市内観光は公共交通機関を利用するというパターンも出てきます。先々月鹿児島を訪れた際にも、鹿児島市内は路面電車で回るためにフリー乗車券を買おうかと思ってはいたのですが、時間の関係上市内中心部に駐車をして天文館界隈は歩いて回ったのでチケットは購入しませんでした。ただ、状況はその場に行かなければわからないので、あらかじめどうなっても大丈夫なように準備はしておきたいものです。

今回訪問する松本においては、訪問予定の松本城入場券がセットになった市内バスの24時間利用できるフリー乗車券「タウンスニーカーPlus24時間券」なるものが販売されていまして、これがスマホ内で完結するモバイルチケットになっているのです。

個人的にはこうしたチケットは全国どこにもあるので、どうやってモバイルチケットを購入するのかなと思っていたのですが、私も実はインストールして使っているアプリ「乗換案内(ジョルダン)」のメニューにある「チケット購入」のところから利用が可能になっていました。クレジットカードの他、電子マネーでも決済が可能で、販売所をいちいち探さなくても、スマホ上で決済が完了すればすぐに使えるということなので、あわてて母親のスマホにも「乗換案内」アプリをインストールしました。新規ログインはGoogleアカウントからも可能になるので、細かなログインについての作業がなかったので、母親個人の名前で問題なく登録できました。

この乗換案内アプリでは、ジョルダンモバイルチケットを提供していて、多くの地域でこのシステムを利用する形で特別なアプリを利用者が導入することなしに全国各地のお特なフリー乗車券が利用できるようになっています。ただ、これで全ての地域をカバーできるわけではないので、実際に観光を考えている都市がある場合、その地域のフリー乗車券はどうなっていて、どんなアプリが必要なのか、またはQRコード表示で良いのかなどを調べておいた方が良いのではないかと思います。

ちなみに、普通にクレジットカードを決済に使っている場合にはほぼどんなモバイルチケットを使っても問題はないかと思うのですが、今回利用するかも知れない乗換案内のモバイルチケットは、PayPayとauPayが利用できるようです。電子マネーの場合は銀行口座から直接引き落としでもチャージできるので、クレジットカードがなくても対応する銀行口座を持っていればモバイルチケットの決済ができますので、そういう点からも事前に調べておくことは大事だと思います。ちなみに、母親の場合はGooglePayで登録したクレジットカードから決済可能なので、もし現地でバスによる観光に切り替えた場合にもスムーズに利用できるのではないかと期待しています。

海外からの観光旅行客増加とともにもはや平日の方が主要観光地が混雑する?

旅行に行くのに土日祝日の「休日」に出掛けるか、それ以外の「平日」に出掛けるか、それによってかつては差が出たり、注意すべき事もありました。具体的に言うと、イベントなどは休日を中心に組まれる事が多いので、イベントを目的にするには「平日」の選択肢はないということがあります。

ただ、休日には多くの日本人が移動するため、道路は渋滞が起きたり、イベント会場はかなり混雑が出るので、あえてイベントを狙わずに自分なりの観光をするために平日に出掛けるというパターンもあります。ただ、今までは休日狙いで観光業の方々が動いているので、平日の場合食事処や土産物屋、観光施設などが定休日になってしまう事も有るため、事前にお目当ての場所が開いているかを確認する必要が出てきていました。

それでも、平日に旅をするというのは、今までは混雑を避けるという点では旅行がし易いと思えるところはあります。通勤時間には電車・道路とも混雑する事はありますが、その時間に気を付けて移動することで、イベントには関われないものの、ゆっくりと観光することが今まではできていました。日本旅館などは日曜宿泊を含む平日利用の方が料金は安いということもあります。

ただ、ここのところの海外からの観光客の増加によって、有名な観光地を中心に、平日も休日と変わらない混雑が起きています。それだけでなく、今まで混雑対策の為観光地周辺の道路を土日祝日のみ通行規制していたところに海外からの観光客がおしよせることによって、休日より平日の方がかえって混雑し、観光客と地元の人たちとの折り合いが悪くなっているケースもあるようです。

一例として挙げると、京都の嵐山のメイン通りは、現在土日のみ片側通行にして混雑を避けているのですが、平日は二車線の道路は対面交通になります。その状態で海外からの観光客が土日並みに押し寄せているので、道路は観光客が出てくる午前8時頃から終日渋滞し、渋滞して止まっている車の脇を通ろうとして歩行者(観光客)が出てくるので、今後大きな人身事故が起こるのでは? と危惧されています。

地元ではメイン通りを平日も片側通行にしようと考えている方もいるということなのですが、それだと本来平日の生活をしている地元の人の中にはバスに乗るのが大変になったり、車で家を出ることも難しくなるケースもあるようです。観光客によって定住する人たちの生活が不便になる中、今までは平日は普通に使えていた道路が、渋滞だけでなく事故の危険が新たに出てくるということになると、これは地元の人たちの中でもうまく収拾が付けられない可能性もあるそうです。

京都というのは以前から多くの観光客によって支えられている部分はあるものの、地元で生活している人の中には、観光とは関係なく生活をしている人もいます。その人たちは、観光客が増えても何もメリットがなく不便になるだけだということでストレスを貯めるような事にもなってきてしまいます。

今後、嵐山と同じような事が全国で起こって来るようになると、あえて平日に有休を使ったり、子供の学校の休みを申請して平日に動くよりも、休日に出掛けた方が良いのではないか? とも思えますが、今後の日本の観光業というのは休日・平日に関係なく人が集まりホテルは埋まるような感じになってくると思うので、私は発想の転換が必要になると思います。

今回例に挙げた嵐山は、午前7時くらいなら地元の人が犬の散歩などもできるくらいらしいのですが、だったらもう、平日休日関係なく自分が休める時に、日が出る前から動いて有名で人の集まる観光地に行くような感じにして、多くの観光客が出て来た段階で、別の交通の便が悪そうな観光地に移動するような感じの車での観光が良いのかなと思ったりします。あとは、観光地など回らずに宿泊場所とするところで長くリラックスできるような旅(旅館・ホテルだけでなくキャンプ場などでも)をしてリフレッシュするというのも有りかも知れません。

とりあえずは、有名な観光地についてはもはや平日休日関係なく多くの人が来ると思った方が良さそうです。自分の住んでいる周辺にそうした観光地・観光スポットがある場合には、その場所を通る場合にも気を付けて混雑の中に入りこまないように気を付けましょう。

電動系の乗り物をまだメインの乗り物として使うことに躊躇する理由

先日、原付バイクの生産終了における話題について取り上げましたが、その理由には排ガス規制の問題に繋がるクリーンエネルギーへの転換という流れがあるのではないかと思います。日本では電気自動車こそまだそこまで多くはありませんが、電動アシスト自転車はもう相当普及していますし、電動スクーターの電池も自宅コンセントから直接充電できることから、普通の家でも持ちやすくなっているのではないかと思います。

ただ、海外で販売されているものをネット通販などで入手したものの、日本の交通法規では原付扱いになるものをそのまま乗ってトラブルになったり、海外からの旅行客が「電動スーツケース」で街中を走行していて摘発されるなど、様々な問題ある電動の乗り物が出ているのも確かです。

私自身は、車はガソリン車のままで使っていて、自転車も同時に使っていますが、古い実用車を今も使っていて、電動化率は0です。知り合いの自転車屋さんには、電動アシスト自転車に乗ると世界が変わると新しい自転車の購入を進められているのですが、実用車がまだ壊れる兆しがないことと、ある一つの理由で電動アシスト自転車の購入には踏み切れないでいます。

というのも、これも少し前の話ですが、毎日電動アシスト自転車で通勤している職場の同僚が、ついに使っていたバッテリーの寿命が来たそうで、全く充電しても距離を走れなくなったので新しいバッテリーを購入したそうですが、このバッテリーはなかなか安くないということで、これから長く使うことを考えると、どうしても購入を躊躇してしまいます。

自転車に関する話題が載っているネット情報で見ると、利用の仕方によって前後するとは思いますが、新品購入から3~4年、充電回数にして700~900回ぐらいで買い替えが必要になるという話がありました。リチウムイオンのモバイルバッテリーでは約500回の充電で劣化するという話がありますので、それよりは長く、メーカーの技術力によって伸びてはいると思うのですが、バッテリーの価格自体が3~4万円もするので、ちょっとした自転車であればバッテリー代で買えてしまうので、それなら変速機のある非電動自転車でも良いのでは? と思えてしまうこともあります。

個人的には、現在ポータブル電源に使われている「リン酸鉄リチウムイオン電池」が電動アシスト自転車や電動スクーターに採用された時に購入を考えてみるのも良いかな? と思っています。その理由は、爆発する危険が普通のリチウムイオン電池より少ないことと、従来のリチウムイオン電池と比べると圧倒的に長持ちな電池の特性にあります。

私の使っているリン酸鉄リチウムイオン電池が入ったバッテリーは、理論上満充電3千回行なっても残量80%という性能になっています。当然、電池内部が原因でない故障もあるためこの理論通りには行かないと思うものの、ほぼ毎日充電と放電を繰り返しても10年前後の寿命になることが期待できるわけです。以前のリチウムイオン電池と比べると約6倍の寿命を誇るわけですが、もし電動アシスト自転車でもリン酸鉄リチウムイオン電池搭載のバッテリーで使えるということになれば、中古の自転車に新しい充電池を加えることによって、もし同じバッテリーで10年くらい使い続けられるようになれば、コスト的にはかなり良いと思います。

もしかしたら技術的に難しいところがあるのかも知れませんが、国内のメーカーには今あるバッテリーとの置き換えでリン酸鉄リチウムイオン電池が使われている新バッテリーでも動くような型での進化を期待したいですね。もちろん、今の状態でも自転車でない他の乗り物(原付や車)と比べると、整備費と維持費は格段に安く、自分の身と少しの荷物を持って出掛けるだけならかなり広範囲を移動できる魅力的な乗り物である事には変わりありません。私自身も将来車の免許を返納した後でももし体が普通に動くのであれば、自分の体の衰えをカバーできる電動アシスト自転車へという考えはあります。それでも、コストは安く、さらに安全にということもあります。

私自身、最初の方に書いた電動スーツケースや電動スケートボードというのは、たとえ原付扱いにならない交通乗用具だとしても、電池の問題と長く利用することでの耐久性という観点で購入しようとは思っていません。自分が買うなら、やはりしっかりとした作りになっていて、もし不具合が出たとしても近くに自転車店があればすぐに対応してもらえる電動アシスト自転車になると思います。電動スーツケースも10万円くらいの価格だそうですので、同じお金を出すなら長く使えるだけでなく、使わなくなった場合にも欲しい人はいると思うので、後処理という点についても優れていると思います。今後の新製品ニュースなどで、普通にリン酸鉄リチウムイオン電池搭載のバッテリーを積んだ電動アシスト自転車が普通に走るようになることを今は期待しています。

旅先中のトラブルにはカスハラ方向ではなく事前準備と様々な知識で対応を

JALとANA(国内航空会社のトップ)が新たなカスタマーハラスメント対応についてマスコミに発表しました。個人的な感じとして、飛行機においては客室乗務員の方にマスクの着用をお願いされても頑なに拒否した(新型コロナ感染数が増えている時期の話)乗客が強制的に飛行機から降ろされた話とか、社会的な地位のある方がかなりの無理を客室乗務員の方に強要していることなどがSNSで拡散し、広く知られるようになったと思っています。

飛行機の場合、鉄道と比べるとトラブルして事故になるということ自体、命の危険を伴いますので、かなり自分にとって具合の良くない変更や対応があったりしても、無事に飛行機から出られること自体を大事に思わないと、それこそ自分だけでなく他に乗り合わせた乗客の方や、スタッフの方の命も危険に晒すという点では、スタッフの指示には従うというのが本筋だと思っています。

先日、無謀にも日帰りで鹿児島旅行の計画を立てましたが、その時はかなり気流の関係で行き帰りとも揺れたものの、無事に定刻で到着したので、予定通り鹿児島観光を楽しむことができました。もし、当日天気が悪くて便が欠航や、出発した空港へ戻るのであればそれでで良いのですが(私の場合空港の駐車場に車を停めているので)、飛び立ったものの目的地ではない場所に着陸したような場合、航空会社とは出発地に戻るためにはどうすれば良いのかを話し合うとは思いますが、特にLCCなどを利用する場合は、単に予約した便の運賃だけが返ってきて、出発地までの交通費が出なかったとしても、実はその事を了承した上でチケットを購入しているということがあります。

今回の鹿児島旅では、日帰り旅行ではありますが、国内旅行(航空)保険に同時に加入して出掛けました。天候不良の場合の交通費は保険から出ませんが、目的地や着陸地からその日のうちに出発地や目的地に行けない場合の宿泊費については1万円まで保証される(実費なので1万円出るわけではない)保険には入っていきました。安いチケットを購入した場合、帰りの飛行機が飛ばなかった場合の負担は結構出ますので、それは仕方ないと思わないと、飛行機による旅はできないと個人的には思います。

また、機材トラブルで出発が遅れたり、電車のない時間に到着した場合も、その不満のはけ口がどうしても航空会社のスタッフにぶちまけたくなる気持ちもわかります。特にVIP待遇に慣れた方は、自分の事が顧みられないと感じるだけでも言いたい事がある方もいるとは思いますが、公共の乗り物で、我慢する場合は乗客みんなが我慢しなければならないということは考えた上で行動することが大事だと思います。

もし自分が頭に血がのぼり、多くの人がいる前で怒鳴り散らしたい衝動に駆られた場合、もしかしたらその様子がその場にいる誰かによって撮影されており、感情が爆発するまでの過程をすっとばしてネット上で拡散され、一方的に非難を受ける可能性についても考えておくことも今の時代は必要なのかもと思います。もし、本当に理不尽な仕打ちを旅先で受けた場合には、その場で爆発しないで、誰が見ても納得する証拠を固めて後から正式に企業に抗議する方がきちんと企業の方も対応してくれると思います。

旅のトラブルというのはあったら大変なことになってしまいますが、その対応についても考えながら出掛けることも大事です。あと、最後になりますが、旅行の日程を決める際には、ギリギリの日程ではなく、トラブルがあっても何とかその後の学校や仕事に間に合うような日程で行くことをおすすめしたいと思います。と同時に、どうしても間に合わない場合に備えて、事前に学校や職場にはきちんとその事を伝えておき、もし帰ってこられない場合に電話一本で話が通るようにしておくことも大事だと思います。そうした対応をしておくことで、最悪の状況でもストレスを他人に巻き散らかすことを防げるかも知れません。

大型車両ドライバーの2024年問題が地方のイベント開催にも影響する?

国内の流通を担うトラックドライバーや、地方交通の足として利用される大型バスの運転手の労働時間を無理に伸ばさないように法令が改正され、今後の影響が心配されています。

先日、鹿児島に旅行した時に下調べしていたら、過去にはあった観光バスの定期運転コースが今後復旧見込みなしの運転中止になっていたことでレンタカーの利用を余儀なくされました。自分は運転免許を持っていれば良いのですが、元々自分で車を運転できない人の場合は、当然ながら観光する先も制限されてしまうことになります。

ただ、観光プランが少し減るくらいならそこまで影響はないかなと思っていたのですが、先週になって私の住む静岡市においてあっと驚くようなニュースが入ってきたのでした。

毎年7月に静岡市で一番大きな花火大会である「安倍川花火大会」が開催されます。大雨になれば中止にはなるものの、開催されれば相当多くの見物客が押し寄せる夏の恒例行事になっています。
花火大会自体は今年も開催されるのですが、開催時に駅やバスターミナルから会場に見物客を送るシャトルバスが一切運行できないというのです。その理由が大型ドライバーの労働条件に関する「2024年問題」がからんでおり、はっきり言うと今のままだと人手が不足していて例年通りシャトルバスを運行するためには、現在在籍しているドライバーの労働時間をずらさなければならなくなります。逆にそうなると、通常業務の路線ばすの運行に影響が出てしまうため、バス会社は通常運行の路線バスを優先するのはある意味当り前で、そのためシャトルバスが一切走らなくなるということなのです。

ちなみに、昨年のシャトルバス利用者は1万3千人いたということです。その中には、静岡市内からではなく、近隣の市町村から静岡駅までやってきて、そこからシャトルバスを使って会場に行っていた人もいたでしょう。今年はそうして静岡駅までやってきた人たちは、タクシーかレンタサイクル、あるいは徒歩で会場まで向かなければならないでしょうし、帰りは一斉に大勢の人が帰るので、もはや歩いて帰るような状況にもなりかねないでしょう。

私が同じ状況だったら、最初から花火大会に行くという選択肢はなくなるかも知れません。今回のイベントはシャトルバスが動かなくても会場以外からも見えるので、実行委員会は大会自体の中止ということはなく、そのまま開催されるようです。しかし花火大会ではなくその場所に行かないと楽しむことのできないイベントの場合は、シャトルバスがなくなればイベントの開催自体が危ぶまれるような状況ではないかと思えるのです。

もちろん、人手不足の問題をそのままにしてバスの運転手の方々の残業を増やし、乗務員の方々の健康に影響が出るような事もこのままでは十分あり得るので、労働問題の抜本的な解決を考えないといけないことはわかっています。そして、まず最初に過度な残響問題を解決した後に、バス会社も建全な運営を考えなければ対策は付け焼き刃に終わり、知らないうちに破綻する可能性すらあります。

そう考えると、イベント開催をする立場の方々も、今までのように当り前に地元のバス会社に依頼すれば良いと考えるのを止めて、別の対策を考える必要が出てきます。逆にそうした対策を講じなければ、大きなイベントは地方では開くのは難しい時代になってきたのではないかとも思えます。
今年の花火大会がシャトルバス無しでどういう状況になるかはわかりませんが、静岡市の花火大会関係者の方々は、逆に今年の人の流れを分析し、シャトルバスなしでも何とか多くの人が楽しめる花火大会へと進化していって欲しいと切に祈っています。

ホンダが原付バイクの生産を終了する中で日常の足はどう変わっていくか?

すでに予定されていた事ではありますが、今後世界的な流れとして、日本独自の50ccのバイクである「原動機付き自転車(原付)」がもはや生産されないというのは何か淋しいものです。

ホンダが、一時代を築いた「スーパーカブ」を始めとする原付の生産を終了することを発表しました。これを受けて他のヤマハやスズキのような国内メーカーも新たに原付バイクの生産から手を引くだろうと思われます。これは、原付の出力だと排ガス規制への対応がかなり難しくなるので、国際的なバイクの排気量である125ccクラスの生産に切り替え、そのバイクに普通免許があれば乗れるようにする方向であることも合わせて発表されています。

私は現在、原付は廃車にして自動車と自転車で移動を行なっています。新しい基準のバイクに自分なら乗るかということを考えた場合、二つの理由で難しいと考えているのですが、その理由について自分なりの考えを書いていきたいと思っています。

まず第一に、今まで制限速度30km/hの原付でしかバイクの運転をしたことのない人間にとっては、法令上二段階右折がなく、道路も流れに乗って走行できるクラスの排気量のバイクに乗ることは、自分の命の問題が起こるほど危険なのではないかと考えてしまうのです。

というのも、自分の知り合いが原付二種で通勤していて、二車線ある右車線を流れに乗って走っていたところ、急にUターンしてきたトラックにぶつけられてしまい、貴重な命をなくしてしまったのがトラウマになっています。彼はバイクが趣味で、休日には大型バイクで良くツーリングをしていたのですが、バイクの運転技術は私などより数段上で、私はヨタヨタと原付でビクビクしながら道の左端を走っていたのですが、バイクの弱点としては車のように全面が全く守られていない状態で走ることになります。その知り合いもツーリングに行く時には皮のツナギを着て安全対策をしていましたが、毎日の通勤に利用する原付二種ではそこまでの安全対策はしていなかったようです。これは私が単に臆病だからかも知れませんが、単独事故で一コケしても大怪我になるか、運が悪ければ命の問題になるのが恐いというのが正直なところです。

また、現在私の免許証はブルーなのですが、これは車で違反をしたのではなく、原付に乗っていて一時停止違反を取られたことによる減点が響いています。どうしてもバイクは事故になると大変なので、交通違反を取り締まる警察の方も、その様子についてはしっかりと見られているのではないかと思います。違反を摘発され、反則金を払うことで運転に注意し、結果命に関わる事故を起こしていないので、当時私を止めた警官の方を恨むことはありませんが、自動車と比べると色々と気をつかう分がバイクにはあるということが、もう一つのバイクを持たない理由ということになるでしょうか。

バイクの場合、出掛けた先に駐車スペースがないということだけでなく、集合住宅では駐輪場には停められず、別にスペースを借りることになると思うのですが、なかなかバイク用の駐車場を提供してくれるところは少なく、これも今後は今の原付より大きくなると思うので、駐車関係の事は何とかならないと、物理的に購入すること自体難しくなるのではないかと思います。

原付というのは元々、自転車にエンジンを付けて、なかなか人力では登れないような坂のところだけでもエンジンを使って登れるようにするというような使い方から始まっていると思われます。ただ、そうしたニーズであれば現代の「電動アシスト自転車」で十分カバーすることはできます。ただ、最近は自転車の歩行者に対する深刻な事故も起こっているので、単に電動アシスト自転車にするのではなく、安全に乗ることができないと、力を入れずにそれなりの速度で走れてしまう電動アシスト自転車は危険ということもあります。

私は現在普通の自転車を使っていますが、電池の性能が上がって長期間使い続けられるようになったら、その電気はソーラーパネルからの発電で賄って使いたいとは思っているのですが、そうなってくると本当にバイクというのは選択肢から外れてしまいます。

今後は今の原付クラスの電動バイクが主流になるかも知れませんが、これも駐車の問題とバッテリーの問題、そして何より安全の問題がクリアされないと、なかなか私自身は使えないのではないかと思ってしまいます。

行けるようならバイクで長距離ツーリングというのにも憧れるのですが、近い将来は車の運転にも支障が出るような年になった時、もはやバイクに乗ることすら考えられない状況になるかも知れません。

安全の面から言うと専用レーンで自動運転ということも考えられますが、今の道路にバイク専用道を作ることも難しいのではどうにもなりません。保険ということでは、車の保険に任意で付けられる「ファミリーバイク特約」は新基準のバイクでは補償されるのかというのも気になります。バイクメーカーにとっては大変な時代になるとは思いますが、充電のための施設および専用道の整備も今から行なっていかないと、国内での新型車両の普及にも影響するのではないかと心配になります。

JRの発表がなかなか行なわれなかった2024年夏の青春18きっぷについて

ここ数日のJRに関するニュースと言うと、新幹線路線のテストをしながら走行する「ドクターイエロー」の運行を止めるというのが一番で、コスト削減のためなのかと思っていました(今後は普通の新幹線を使って今と同じような事はできるようです)。

こうしたJRの動きは、私が良く使わせていただいている季節のきっぷ「青春18きっぷ」にも影を落としていました。今までは年ごとに季節ごとの発売日についてのアナウンスがあって、利用するものからすると、毎年売られるのが当り前という感覚があったのですが、今年(2024年)の夏の発売についてのアナウンスがなかなかされず、もしかしたら青春18きっぷもドクターイエローと同じようにひっそりとなくなってしまうのかという心配をしていました。

例年は7月10日から発売され、同20日から9月10日まで有効なものが売られるのですが、今年は発売日から一ヶ月を切った状況の中で、例年と同じく販売されることがようやく発表されまして、個人的にはほっとしています。料金は5回分がセットになって12,050円で、一回あたり2,410円でJRの普通列車が一日乗り放題になります。今年は北陸新幹線の福井県への乗り入れによって、18きっぷで行くことが難しくなった場所も増えましたが、それでも普通列車が走っているエリアはそれなりにあるので、勝手気ままに出掛ける旅をとりあえず今夏も行なえます。

18きっぷを使わない人にとっては、そもそも興味がないという方もいるかも知れませんが、このところ生活にかかる費用が軒並み上がっている中、お金はないけど体力だけはあるという人にとっては安く帰省ができたり、旅に出られたりと、このきっぷが出た当初のコンセプトに合った人たちの利用がなされて欲しいと切に思います。今の社会状況を考えると10代の学生ではなかなか豪華な旅はできないと思いますが、その世代に「旅の楽しみ」というのを今の時期に理解できれば、年を経るにしたがって観光地にお金を落とすような旅を楽しむ消費者として、JRだけではなく他の事業者や観光業全般に関わる人にとっても好影響を与えるのではないかと思います。

私自身の場合について考えてみても、自分の車で出掛けたり、船や飛行機を使ったりするなど、18きっぷの旅しかしないということでもありません。ただ、学生時代は移動費を極端に切り詰めた、体力的にも苦しい旅行を行なってきたことで、今に至っても旅行に対しての意欲は衰えていません。さすがに新型コロナの時には出たくても出られないような状況にはなりましたが、騒動が収まってまた出掛けようと思えています。

もしかしたら、JRとしては今回の2024年夏の18きっぷの発売について、止めようかどうしようかという考えはあったのかも知れません。乗り放題というのは、ネットの使い放題と同じく、使えば使うほど利益が上がらないということにもなってしまうので、経費削減という点から言うと、今年は大丈夫かも知れませんが来年はどうなるのか東海道新幹線を走らせているJR東海にとってはリニア工事にお金を掛ける決断をした場合、一気になくなってしまう危険性は今後も有ると思っています。

そんなわけで、今回の発売アナウンスにより、この夏に18きっぷが使えることが確定したので、個人的には多くの人に普通列車の旅の面白さを感じて欲しいものです。