カテゴリー別アーカイブ: 旅行・交通関連ニュース

車の旅だけにこだわらず、旅全般の面白いにゅーすがありましたらこちらで報告します。

中部横断自動車道の開通見込みの状況

先日、山梨県内にとうもろこしを購入しに国道52号線をひたすら走りましたが、その国道52号線沿いに工事が行なわれているのが「中部横断自動車道路」という高速道路です。現在は山梨県の六郷インターチェンジまでが開通しているのですが(六郷インターからは既に中央自動車道の双葉ジャンクションに接続できます)、特に新東名の新清水インターから直結するはずの静岡県側の工事が遅れ、国土交通省の発表によると、静岡から山梨県内に入った後のトンネル工事が難航しているとのことです。今回の発表をもとにして、その経路と開通情報をまとめてみました。

・新清水インターから富沢(山梨県)インター 2018年度中に開中予定

・富沢インターから南部インター 2019年夏頃に開通予定

・南部インターから下部温泉早川インター 2019年度中に開通予定

・下部温泉早川インターから六郷インター 2018年度中に開通予定

ただ、個人的には2018年度中の開通を目指している新清水インターから富沢インターまでは20.7キロあり、高速を降りないで直接静岡県側から山梨県に入ることができるので、かなり利便性は高まってくると思います。先日のブログで紹介した南部の道の駅について、これが高速道路と共用になる休憩施設になるのかによっても違ってきますが、もし南部の道の駅が国道52号線からしか使えないのなら、静岡から山梨に行く場合はあえて富沢インターで降りて下道でいろいろ買い物をするというのもいいかなとも思います。

今のところ、すでに完成している中部横断自動車道沿いにある休憩施設は「道の駅富士川」と、同じ道の駅ですが規模は小さい「道の駅しらね」がありますが、高速道路からはいったん降りないと利用できません。まあ、新東名から乗り入れる場合、新東名清水のパーキングエリアは充実していますから、中部横断自動車道路はスルーして中央自動車道に入ってから考えるというのも一つの方法ですが、先日国道52号線を通しで走ってみて、それなりに下道の面白さというものを感じたので今後、高速道路開通とともにこの状況もどう変わっていくのかというところについても、調べていきたいと思います。


富士山にはなぜ入山料が必要なのか

私自身、静岡県に住んでいながら富士山の頂上まで登ったことがありません。五合目まで車で行ったことはありますが、これは本当にタイミングと言うか、高校生の時に任意の呼び掛けで夏休みに富士山に登るイベントが有り、それに参加していれば良かったのですが、その時にはあえて疲れることをしたくない(^^;)という気持ちと、山登りのための装備を購入するのに費用がかかることから敬遠してしまい、現在に至るということになってしまっています。

静岡県の富士宮登山口からは7月10日から夏の山開きになるということですが(山梨県では既に7月1日から開山しています)、その際にいろいろ懸案になってしまっている事があるそうで、それが富士山が世界文化遺産に登録された2013年に社会実験として行なわれ、翌年の2014年から本格導入された富士山入山料(保全協力金)の徴収に関する問題です。基本的に富士山に登る人一人あたり1,000円を登山者が支払ってくれるように呼び掛けているのですが、多くの登山者が徴収していることに気付かずにそのまま山に入って行くケースが昨年までには多かったのだそうです。

地元のニュースでは静岡県は入山する箇所を人海戦術で固め、多くの人に呼び掛けるということですが、午前4時から午後9時まで徴収施設をオープンさせるとのことですが、その時間外に来た人は払わなくていいのかと素人的には考えてしまいますが、実は「事前支払」という仕組みも用意されています。インターネットによる支払いとコンビニでの支払いも選べるようになっているので、これから富士山に登ろうと思う人が入山金の支払いについて必要なことだと認識すれば、多くの富士山保全のためのお金が集まるわけです。

では、なぜ入山金が必要なのかということになってくるわけですが、これはやはり富士山や周辺が世界文化遺産に登録されたためだと言うことになります。過去に富士山は世界自然遺産として登録を目指していたのですが、この申請は通りませんでした。なぜかというと、実はその雄大で美しい富士山の姿とは裏腹に、富士山の周辺はゴミの不法投棄問題など、その自然を世界に誇ることができない現実が長く続いていて、改めて文化の面で日本人と富士という山岳信仰や浮世絵の題材としても使われたことを前面に押し出して申請して通ったという経緯があります。

世界遺産というものは、申請して通ったから安泰というものではなく、その後の状況の変化で登録を抹消される事もあります。ですから関係者は富士山についての環境を整え、具体的には山小屋のトイレ改修費や救護所などの施設運営のために使われ(主に静岡県側の使い道です)、富士山の環境を守るだけでなく、登山者が安全に快適に登山できるようにも使われています。山の事を知っている方なら、山のトイレについて考えなければならないことはわかるでしょうし、日本人の多くがそれほど頻繁に登るということもないので、富士山に登るための費用の一部として入山料を用意しても別におかしいということはなかなか考えにくいと思います。

富士山の土壌はもろいので、夜中にご来光を見ようと渋滞する中で誰かが石を落としたら、たとえそれが小さな石であってもその勢いで大きな石がくずれて登山者を直撃すれば大怪我をする可能性もあります。またそのような事故で安全に登れなくなった登山道を整備するのにも、地元の方々の奉仕的精神だけに頼るというのは、何か違うと思います。富士登山がブームになりそれをビジネスチャンスと捉える方々もいるかも知れませんが、現地の人達が大挙して訪れる登山者への対応で消耗してしまうような事になってしまっては、元も子もありません。

そんなわけで、このエントリーの最後にインターネットから富士山の入山料が払えるサイトへのリンクを貼っておきますので、この夏に富士山に登る予定のある方は、ぜひそのリンク先をご一読いただけると幸いです。

・山梨県富士山保全協力金 インターネット受付サイト(山梨県側から入る場合)

http://www.cnplayguide.com/asp/evt/evtdtl.aspx?dmf=1&ecd=CNI27456&ucd=&jdt=&kai=

・静岡県富士山保全協力金(静岡県側から入る場合)

http://mountainfuji.jp/


駿河湾フェリーの存続判断は2018年9月

過去にこのブログで紹介させていただいた静岡県静岡市清水区の清水港から西伊豆の土肥港を結ぶ「駿河湾フェリー」ですが、現在営業している「エスパルスドリームフェリー」が今後の営業について見直す中で2019年3月いっぱいでの運行終了が発表されたことを受け、静岡県が何とかしてフェリー航路を残すことができないかとプロジェクトチームを発足させたことを紹介しました。

その話を受け、先日第一回目の会合が行なわれたのですが、こういった話にはタイムリミットがあるということで、実際にフェリーをどうするかということについて一定の期限を設けました。それが2018年9月までにということです。

フェリーの運行を続けるためには現在の会社でない他の民間企業で(一部に県からの補助が入ることで)手を挙げるところがあるのかということと、もしそうした民間企業が現れなかった場合、やっぱり断念するのかそれとも静岡県自体が運行を行なってでも航路を維持するのかというところがポイントになってきます。

そんな中、タイムリミットを区切ったのは、現在の会社がそれ以上は運行できないと言っている期間より先にフェリーが動いていないと団体旅行を扱う旅行代理店や個人でも困ってしまうからだという話です。基本的には6ヶ月前くらいから予約を取り出すだろうということで(2018年9月あたりから2019年4月以降の観光の予約が決まる?)、そうしたタイムリミットの設定になったのだろうと思われます。

静岡県内でのフェリーというと、静岡市から西伊豆に行くのに、途中の東名交速沼津インターから伊豆縦貫自動車道が繋がっていて、まだ未着工の区間もあるものの、下田まで断片的に開通するのが平成30年中期と言われていて、恐らく駿河湾フェリーの営業を中止する場合のタイムリミットになったと考えられます。

ただし、こうした通路が開通したとしても、まだ全ての区間がつながるわけではないので、沼津から下田方面まで行く場合は、途中の渋滞を覚悟しなければなりません。フェリーの場合は船に乗る前後と航行中には運転手は休めますが、沼津から伊豆縦貫自動車道を使う場合にはそのまま走らなければならず、スケジュールを詰めすぎると運転手への負担はどうしても出てきてしまいます。そういう意味から、フェリーが無くなると困ると思っている方もいるでしょう。

ただ、希望的観測で駿河湾フェリーが残るかと言えば、たとえ静岡県が乗り出してきたとしても赤字を垂れ流す体質が続くならやはりきちんと判断されるべきだと思います。もっとも、もし静岡県が「富士山静岡空港」を作らなかったらその分のお金を駿河湾フェリーに投入することも可能だったと思いますので、改めて行政が主導する交通機関の行く先について、利用する私達も真剣に考えなければいけないと思うところもあります。どちらも使う人は使いますが、全ての県民が利用するものではないだけに、観光路線としてしっかり稼ぐことができないことがはっきりした場合には、勇気を出して路線廃止というのも止むを得ないとも思います。ともかく、今後の状況についてウォッチングは続けていきます。


「PaN」サービスで手ぶらで記念写真

NTTcomとパナソニックが立ち上げた現在試験サービスとして行なわれている、特定の施設内で利用できる施設に設置されたカメラで記念写真を撮ってクラウド上から利用できる「PaN」というサービスがあります。

https://pan.ntt.com/business/

上のサイトを見ると、まだ限られた場所での限定サービスですが、このサービスは普通の自撮りでは撮れない高い場所からの撮影や、スマホ内カメラのクオリティをはるかに超えたカメラで撮影することができるというメリットがあります。

最近の報道ではこのサービスを利用できる専用カメラを設置する場所を今後飛躍的に増やすそうで、2019年から本格的な運用を行ない、2020年までには全国500ヶ所にカメラを設置することを目指しているということです。
現在の試験サービスと違い、事前に自分あるいは家族の顔写真を登録することによって人工知能を搭載した専用カメラが自動で顔を登録した人を探し出してベストショットを撮影するようにするのだそうです。撮影したデータはクラウドに保存され、スマホやパソコンから利用できるようですが、その場合の料金などについてはまだ発表がないので明らかではありませんが、コンビニのマルチコピー機からプリントできれば出掛ける場所によっては集合写真などについてはこのカメラで済んでしまい、本当にデジカメがいらなくなってしまう可能性もあります。

自撮りの場合なかなかうまく撮れないと思っている方にとっては、まさにこうした専用カメラでの記念写真専用のサービスというのは面白いかも知れません。一人旅の場合にこのサービスを使ってクラウド上に自分がその場所を訪れた記念の写真を残すことによって、例えばその様子を電子郵便にしてすぐに出せるとか、そんなサービスがあれば国内だけでなく海外から日本にやって来る観光客にとっても興味深いサービスに進化していく可能性があります。

街頭のカメラというと、監視カメラの存在くらいしか感じることはなく、今の世の中ではどこにでもある監視カメラの存在に息が詰まるように感じている方もいるかも知れません。ただ、このように一般の人にも記録を残していつでも利用できるものとしての街頭にあるカメラというのは、料金がいくらかかるかにもよりますが、使えるものなら使ってやろうと考える方も私を含めて考える人はいるのではないかと思われます。ネットを使って操作するライブカメラのようなものはありましたが、将来専用のカメラがあちこちに設置される中で使える場所が増えてきたら、ちょっと登録して使ってみるのも面白いかも知れないので、今後の情報にも気を付けながら旅先で使えるように情報収集は行なっていき、改めてここで紹介できるようになればいいと思っています。


道の駅だけじゃない 今後は鉄道駅も旅の目的地になるか

JR東日本と郵便局が協力をし、地方の過疎地域において郵便局の局舎をJR東日本の駅の中に移転する計画があることが明らかになりました。これは、鉄道の利用者が減る傾向にあるJR東日本が多くの委託業者と提携して駅の業務を行なっている中で、全国どこでも同じようにサービスを提供していく必要がある郵便局と一体化することで、JR東日本の駅に新たな付加価値を付けていこうとする試みとして面白いのではないかと思います。予定では2019年の春までに一部の駅で始めるのだそうです。

先日まで紹介していた沖縄旅行の時、同行した友人が波照間島内で少し現金がこころもたなくなりまして(^^;)、さらにその日が平日でなく土曜日だったことからどうするのかと思ったところ、平然と島内にある郵便局のATMに赴き、そこで現金を引き出して事無きを得たということがあり、国内旅行においてはまだまだゆうちょ銀行の口座とカードを保持しておくことの大切さというのを実感したということがあります。

また、郵便局にはふるさと切手や先日このブログで紹介したその地域限定で販売している「御当地フォルムカード」のような地域色満載のグッズもあります。また、平日の窓口が開いている時に限られますが保険窓口の中ではバイクの自賠責保険を扱っていますし、今後いわゆる「ミニ保険」を扱うようになればさらに旅先で便利に利用できるようになることが考えられます。

一部の駅において、郵便局の局員が駅の業務をするような形で無人駅を有人化するようなことになってくるという話があるのですが、この試みにより一部の無人駅が有人化されるようになると地域にとっても嬉しいのではないでしょうか。駅の大きさにもよりますが、地方の駅というのは車で旅行していても有人駅であればトイレがある可能性も出てくるので、ドライブ途中の中継点として利用することもありますが、これがもう少し大きな規模になれば、道の駅までは行かなくても、地方の人達にとっては物や人、情報が集まる拠点化する可能性というのも出てきます。ちなみに、現在JR東日本の1662ある駅のうち、706も無人駅になってしまっているのだそうです。こうした無人駅が減ってくれば、旅行者にとっても安心な面が出てくるだろうと思います。

さらに今は道の駅が旅の目的地化しているところがありますが、地域の駅の広さによるところは多いとは思いますが、無料で車が停められるようなスペースが有る駅であれば、それこそその地域の名物が集まることになるとそこを目的にして人も車も集まってくることが考えられます。そうなると地域にとっても新たな展開が考えられるでしょう。

そんな時、ふと思い出したことがあります。JR九州・肥後線に「嘉例川駅」という有名な無人駅があります。ここでは地方の有志の方が週末限定で駅弁を販売するということで列車だけでなく車で駅弁の販売時刻に合わせて駅に集まる人も多く、本当に嘉例川駅まで行って駅弁を買うことを目的にした旅をする人までいるということです。ちょっとゆだんするとせっかく行っても目的の駅弁が買えなくなることも考えられるわけですが、それがかえって駅弁の人気を高め、集客の原因にもなっているのです。

郵便局との提携をきっかけにして様々な業種の人が集まって常に駅に人がいるということになると、そこを目指して集まってくる人が増える可能性があり、そんな中で嘉例川駅のようなそこに行かなければ手に入らない「名物」ができてくるようになれば、国内旅行をする人や車の流れも今回の駅に郵便局が入ることによって変わってくる可能性があります。まだ今はJR東日本とだけの提携になりますが、来年からどのように東日本の駅周辺が変わってくるのか、それによっては現地に行ってみるのも悪くはないのかもと今は思っています。JRの駅ということは学生のお休みシーズンには青春18きっぷが使えるということもありますし、車でも列車でも行ける旅の目的地になり得る駅が増えることを期待したいですね。


新幹線「のぞみ」と「こだま」の損得感が変わるかも

前回まで飛行機を使わなければ早く行けない沖縄旅行の事を書いていたこともあり、先日起こってしまった東海道新幹線のぞみの車内で起こたナタを持った男の殺傷事件の第一報を聞いた時には、その時に事件の起こった新幹線に乗っていた方の驚きと恐怖を感じると全く他人事には思えませんでした。

飛行機の場合も、最近になってかなり保安検査も面倒になっているということがありますが、それは大きなハイジャックによる事件が起きているためで、現在の検査でも完全に安全とは言えないということがあります。極端な話、持っているボールペン一本でも凶器になり得ますし、今回私も持ち込んだお酒の入った密封されたガラス瓶自体を割って凶器にするようなケースも考えられます。多くの人にとっては便利な道具でも、それを持つ人の心持ち一つで大きな事件を起こすための凶器になってしまうということで、今後の事を考えると派手な凶器を使わずに起こってしまう事件の方が恐ろしいとも思ったりするのです。

さらに今回の事件を受けて、他の国のように高速鉄道でも航空機のような手荷物検査をした方がいいという議論が今後出てくることが予想されますが、日本では銃器の携行が許されていないということもあるので、今回のような銃刀法や軽犯罪法に引っ掛かる刃物類や爆発炎上の恐れのあるリチウムイオン電池あたりまではできるにしても、飛行機のように液体についてペットボトルだけでなく普通のボトルやビニールに入った液体についてまできちんと検査できるのかは疑問です。すでにマスコミ報道で指摘されているように、新幹線でできなければ在来線で起こるかも知れないし、繁華街そのもので起こるかも知れません。現在の飛び込み乗車が可能な新幹線の現在の利便性を損ねるだけの効果が得られるかという事はあります。映画「新幹線大爆破」のような、新幹線車内を舞台にした大規模なテロ事件が起きれば別かも知れませんが、とりあえずは現状のままでどのように危険を回避するかということを考えることが大切ではないかと思います。

もうひとつ、別の面から考えると今回の事件の舞台になった新幹線は、途中停車駅が少ない「のぞみ」で起こったということも大きなポイントではないかと思います。私自身は静岡から東西に移動することもあり、静岡駅から「のぞみ」に乗ることができないので(静岡駅にのぞみが停車しないため)、この辺はちょっと東京・名古屋・大阪に住んでいる人とは意識の違いがあると思います。

基本的に車内で何かがあった時にその場から逃げやすい方法としては、停車駅に止まった時に外に出て逃げるということがあります。しかし、「のぞみ」の場合は新横浜を出てしまうと少なくとも名古屋まで止まりませんし、今回の事件も新横浜を出てから起こったことを考えると、今回の犯人は事件を起こすために「こだま」や「ひかり」ではなく「のぞみ」に乗ったことが考えられます。駅を出発してしばらくするとすぐに次の駅の案内が入って人の出入りもある「こだま」では全ての乗客が落ち着かないわけですから、計画的な行動を起こすには不向きであるのではないかと思えます。

特に私は、停車駅が多く敬遠されがちな「こだま」の指定席とアルコールを含む飲み物券がセットになったJR東海ツアーズが販売する旅行券(新幹線の乗車券ではありません)「ぷらっとこだま」をよく利用しています。静岡から東京までだと指定席で通常期大人4,700円と回数券のバラをチケットショップで買うより安く利用できます。静岡からの停車駅は「新富士」「三島」「熱海」「小田原」「新横浜」「品川」「東京」とかなり多いですし、「ひかり」や「のぞみ」に多く抜かれるために停車時間の長くなる駅もありますが、途中の停車駅に止まらない「ひかり」だと一時間で東京に着いてしまうので(こだまでは約1時間半)、車内で落ち着いて何かやる前に着いてしまいます。30分の差を長いと感じるかそれほどでもないと感じるかによって今までは考えていたと思いますが、今後考える時は単なる利便性だけでなく、停車駅が多いということによるいざという時に降りられる駅が多いというリスクを未然に避けられる新幹線が「こだま」であるという風に考えることができる分、個人的には「こだま」利用のメリットを見出すことができるのではないかと思うのですが。


東京オリンピック時に「駿河湾フェリー」は動いているか

先日、現在清水港と西伊豆の土肥港を結んでいる「エスパルスドリームフェリー(駿河湾フェリー)」の2019年3月末での撤退について報告しましたが、道路が整備されているとはいえ、この航路はかつて静岡県の防災船が動いていたこともあって、何かしら公的な支援を持って存続できないのかと思っていましたが、一昨日の静岡県知事の会見の中で、この駿河湾フェリーについて何とか航路を維持できないかということでプロジェクトチームを発足して検討していくことを発表したことが新たな展開を呼ぶかも知れません。この会見の様子を報じた地元紙によると、このプロジェクトチームでは「事業引受先候補の有無」「事業継続のための費用」「どのような手法を取れば事業継続できるか」などについて検討するとのことです。

元々この航路は清水港~田子の浦港~土肥港という風に清水まで出なくても利用することができたのですが、2002年から田子の浦港に寄稿することがなくなり、現在の清水港~土肥港間の運行になっていたのですが2005年から赤字となり、そのままの状態で運行を維持するのは難しいとの判断の元で撤退が発表されました。もはや伊豆に行くための道路整備が進んでいく中、短い距離のフェリーというのはもはや営業的に成り立たないのではないかという感じがしたのですが、県の方から駿河湾フェリーの存続について具体的に動くということになるとまた状況は変わってくる可能性があります。

今は「フェリー」と言いつつも、清水港には割と大き目な駐車場もあり、車を使わなくても清水港へはJR清水駅や静岡鉄道の新清水駅からも向かうことができます。そのようにフェリーのみに乗ってくる乗客にとっては、もし県の方で乗り出してくるなら今のままの土肥港からの交通機関についても何とかしてもらいたいというのが正直なところなのではないでしょうか。特に土肥港からはバスが走っていて、修善寺方向および堂ヶ島・松崎行きの2本があるものの、これらのバスは周遊きっぷの利用範囲外で、本数もフェリーの数だけに限定されているので、このバスについても県の補助によって本数を増やすとか「富士山満喫きっぷ」で使えるようにしてもらうとか、または土肥港から電動自転車の利用を促して土肥港から修善寺間の乗り捨てに対応するようにするとか、いろいろ伊豆半島への観光のための方法は考えられると思います。

さらに、先日の撤退発表があった時に嘆いたように、せっかく修善寺周辺で東京オリンピックの自転車競技が行なわれるというのに、西側からやってくる人については車を使わないで会場にスムーズに入場することもできるのではないかと思っていました(オリンピック期間中には土肥港からのシャトルバスが増発されることも考えられました)。しかし先日の撤退発表でオリンピックの一年前にフェリーを失くなった状態で世界から多くの人々を迎えるというのは、かなり厳しいだろうと思っていたのですが、もしこのオリンピックを機に「自転車なら修善寺」というような状況を発信できたとしたら、オリンピック後も駿河湾フェリーも自転車に優しいフェリーとして方向転換を図るという考え方もあると思います。清水港にフェリー利用客のための駐車場を増やし、土肥港からのサイクリングロードをオリンピック開催とともに整備するような方向で、伊豆半島の観光資源をロードバイクに乗りながら楽しめるようにするとか、今まで車で直接伊豆半島に入っていた人達をフェリーに誘導するような仕組みを県の補助で作っても面白そうです。

ただし、県のプロジェクトチームが発足したからと言って駿河湾フェリーが存続するという甘い事ではないということも事実です。そんなわけで、この件については新たな情報が入りましたら改めて紹介し、できることなら駿河湾フェリーが存続するような形でこちらも何らかの協力ができないか考えていきたいと思っています。


自動運転にまつわるニュースから未来を読み解く

先日、自動運転について国内外で複数のニュースが入ってきました。海外からのニュースは、アメリカのアリゾナ州の州都フェニックス近郊テンピという場所の道路で、有人による自動運転車の実験を行なっていた米大手のウーバー社の自動車が一人の女性と衝突事故を起こし、その女性が亡くなったというものでした。これが自動運転車の事故における初の死亡事故なのだそうで、このためウーバー社は自動運転車の実験を中止することになったということですが、そもそもアリゾナ州はアメリカの中でも一般道の自動運転車の運行について寛容な政策を打ち出していた州だったとのこと。ただ今回の事故を受けて、未来の自動運転車実現に向けて一般道を今まで通り走行しての実験が続けられるかというのは現時点ではわからず、しばらく一般道でのテストが行なえないということになると、自動運転車の開発についても暗雲が垂れ込める可能性もないわけではありません。

ただ、テレビのニュースを見ると、車とともに自転車もかなり壊れていたので、もしかしたら自転車を押しながら横断歩道のない道を渡ろうとしていたのか? という疑問点も浮かんできます。自動運転車は無人ではなく人が乗っていたそうですが、それでも事故が起きたというのは人間が運転している車が同じ時間と場所に居合わせた場合、事故自体および死亡事故を回避できたのかという問題も出てくると思います。当然ながら実験走行であるということもあり、前方の様子を含む多くのデータを取りながら走行していたことが予想されますので、これからの自動運転の実験をどうするかということについては、冷静に判断をしてほしいと思います。

国内でも自動運転車についての議論は盛んではあるものの、まだ一般道でアメリカと同じように走行実験をするまでには至っていません。日本ではそれ以前に、実際に自動運転車が事故を起こした場合の責任の所在はどうなるのかというガイドラインもまだ定まっていないというのが現状だろうと思います。先日報道されたのは、国の管轄する自賠責保険の支払い要件について、従来と同様に車の所有者に責任があるとし、もしその後に自動運転車の構造的な欠陥が明らかになった場合には車を製造したメーカーが責任を負うような場合もあるという風な流れに有識者の会議では話が出ているようです。今回の「自動運転における損害賠償に関する研究会」では、被害者救済の立場からレベル4までの自動運転では自賠責の使用は可能とする方向の答申だったようです。

この方向性というのは過去にもこのブログで書かせていただいたことがありましたが、基本自賠責保険の動向が任意保険の運用にも関わってくることになると思います。というのも、民間の任意保険のうち対人賠償保険というのは自賠責保険の上乗せ補償になっているので、この形で行くとなればそのまま任意保険でも適用されるでしょう。対物など自賠責保険の対象外の補償についても、保険を誰が負担するかという考え方では同じだと思うので、ニュースは自賠責保険の話ではあるものの、自動車保険全体の話として捉えてもいいかなと思います。

ただ民間の保険会社の中にはすでに自動運転に限らず運転手の意図とは違う車の動きをした事故の事についても想定済みで、例えばアクセルに触っていないのに車が前か後ろに暴走してしまったような事故が起きた場合、とりあえずは運転者および車の所有者の責任で任意保険を使って相手の怪我や物損に対する補償を行なったとしても、事故の原因が車の構造的な欠陥にあるとわかった場合、車のメーカーに対して保険会社が支払った保険金を払ってもらえるような請求を起こす余地を付けています。従来はもし早いうちから事故の原因が車の欠陥だとわかってしまったら、車のドライバーや所有者には事故の責任がないとして事故の被害者に対する賠償が遅れる可能性が指摘されていましたが、2020年に日本でも高速道路で自動運転のできる車を発売する予定で開発が進んでいると聞きますが、そのような車が事故を起こしてもとりあえずは自動車保険で被害者を救済するための仕組みはできています。

そのような環境整備が行なわれ、世界中のメーカーが自動運転車の実現に対して競争をする中で、今回のアメリカでの事故があったことによって全てがいい事ばかりでないと私自身実感することもあります。今後は車だけでは減らせない類の事故も起こる可能性があるので、歩行者や自転車についても自動運転車の普及を見越したルール作りがあった方がいいような気がします。例えば今回のアリゾナ州の事故では歩行者が横断歩道のない道路を渡ろうとしたことで、自動運転車が歩行者を認識するのが遅れたのではないかと思われます。鉄道や軌道、高速道路のようにいかないのが一般道路ではあるにしても、横断歩道の周辺には必ず明かりを付けて横断歩道そのものとこれから渡ろうとしている人を認識しやすいようにし、自動運転車のプログラムにも横断歩道の近くでは減速するようなプログラムを付けて歩行者や自転車が自動運転車の挙動に合わせて動くような交通の仕組みを作ることも今後議論されてくるのではないでしょうか。

個人的には今あるコミュニティバスが自動運転で他の車両に優先するような形で運行することができれば、かなり今後の状況も変わってくるのではないかと思っていて、その際本当の専用レーンを使って運行できるような法律の改正があればそのレーンには人や車が入りづらくなるので事故も減るでしょう。鉄道ではありませんが、線路のない軽便鉄道のようなものを個人的にはイメージしています。自動運転ができる市販の車が定期的に駅や病院と集落との間を定期的に結ぶようなことができれば、その車を旅行者でも使えるならその車を乗り継いでいろんな所に行ってみたいとも考えてみたりします。

ただ一般道を普通に走る自動運転を完全に行なうこと自体は大変難しく思え、たとえ全く間違いなく車が動いていたとしても、電車の人身事故が亡くならないくらい事故を0にするのは難しいだろうと思います。恐らくアメリカでは自動運転の安全性に疑問が出され、今までのように多くの実験が行なえないような状況がしばらく起こるかも知れませんが、飲酒運転撲滅のためにも自動運転の研究自体は滞りなく続いていって欲しいと思います。


東名日本坂PA付近の逆走事故についての警察の見解を聞いて

過去のブログ記事の中で書かせていただいた、東名日本坂PA下りの入り口から東名を逆走して、運転した本人と事故に巻き込まれた形のトラックドライバーの2名がお亡くなりになった事故について、警察が捜査の結果及び起訴内容について発表しました。ちなみに、下にあるリンクの記事は事故の後に書いたもので個人的な憶測で書いた部分も混じっていますので、改めてここでそうした結果とからめて書かせていただこうと思います。

東名の逆走事故とスマートインターの問題

 

まず、事故報道のニュースではわからなかった新たな事実がありました。乗用車のドライバーを解剖した際に、血中から酒気帯び運転の基準値を超えるアルコールが検出されたのだそうです。その事実を基に捜査した結果、事件前に静岡市内の飲食店で飲酒していたことが確認されたのだそうです。となると、逆走前にも飲酒運転していたことになります。さらに事故時、乗用車は時速100キロ以上のスピードが出ていたことが類推されるのだそうで、さらにトラックのドライブレコーダーに走行車線を直進して、100キロ以上のスピードで減速せずにトラックと衝突する乗用車の映像が撮影されていたという確認もされたそうです。

警察は以上のような操作結果及び、日本坂PA下りの高速道路と本線の連結構造を見て、ごく単純に本線とPAがつながっているだけというところから、間違えて本線に入り逆走した可能性は低いと判断したようです。その結果、静岡県警高速隊と県警交通指導課は2月27日に、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで被疑者死亡のまま書類送致したということです。

事前に酒を飲んで逆走したということになると、先のブログで書いた「テロ」までは行かないものの、十分事故を起こした後に他人を巻き添えにして、その巻き添えになった人がお亡くなりになるかも知れないと感じた「未必の故意」のある自殺行為ということで決着になるのかも知れませんが、問題はこういう人に現場で関わってしまった場合、自分はどうすればいいのかということになるでしょう。

一つ疑問に思うのは、乗用車のドライバーは果たして日本坂PAで降りていたのか、それとも車に残っていったんその場に留まり、改めて逆方向へ向かって出発したのかという点です。発表によると乗用車のドライバーは日本坂PAに約1時間滞在した後、逆走したということです。もし車の中で寝込むなどしてトイレにも売店・フードコートにも立ち寄らなかったらその前兆をつかむことができなかったかも知れませんが、もし外に出てフラフラしながら歩いていたり、明らかに酒臭いということがわかった場合、念のためSAPAの従業員の方に知らせて、その動向を(自分で車を運転しないか、逆走を行なわないか)観察してもらい、状況によっては警察への通報をお願いするような事も、一般ドライバーとして高速道路を使っている中で必要になってくるのではないかと思います。

今回事故が発生したのは2017年12月14日午後3時10分ごろと昼過ぎの事故であったことを考えると、乗用車のドライバーは昼前後からお酒を飲んでいた(ニュースでは静岡市内の飲食店となっていました)という事が考えられ、そのお店に車で来ていたのか、それともいったん電車やバスで自宅に戻ってそこから運転したのかという事によって対応の違いは出るものの、これも明らかに車のキーらしきものをテーブルに置きながらお酒を注文して飲んでいる人を発見した場合の対応をきちんとお願いしたいところです。現在は運転手にお酒を勧めた友人も処罰の対象になるわけですから、ある意味最悪の結果を迎えてしまった今回の事故について、何とかして大切な人命が奪われずに済ます方法はなかったのかという観点から今後様々な対策が出てくることを希望したいですね。


温泉地の立入禁止場所には理由がある

ネコが施設内に入り込んだという通報を受け、神戸市北区有馬町の資料館「神戸市立太閤の湯殿館」(注・入浴できる温泉施設「太閤の湯」とは違います)の中に展示されている「岩風呂遺構」の中で倒れている同施設職員の男性がお亡くなりになりました。このニュースでは現場ではない入浴施設や、有馬温泉全体への風評被害が今後起こるかも知れないので、あくまで冷静に現状をとらえることにします。

話は阪神淡路大震災の時にさかのぼるのですが、今回事故のあった「神戸市立太閤の湯殿館」という建物はその場所には建っておらず、極楽寺というお寺がある場所でした。震災によって極楽寺の書庫を建て替えることになりその場の発掘調査をしたところ出てきたのが豊臣秀吉が入浴したという「岩風呂遺構」を含む湯山御殿跡の数々でした。豊臣氏から徳川の世になったことで豊臣の世がしのばれる施設はそのほとんどが潰され、その跡地に極楽寺と念仏寺が建てられたということなので、震災後の調査をきっかけにして神戸市はその遺構を約400年振りに再現して保存するための施設を作りました。それが「神戸市立太閤の湯殿館」なのです。

当時の庭については埋め戻してあるものの、蒸し風呂と岩風呂については復元して豊臣秀吉が入浴した時の姿を今でも見ることができます。今回事故が起きたのは岩風呂の中だと思われ、さらにこの遺構は室内に展示されているものだったので、岩風呂遺構のところから有馬温泉特有の炭酸ガスが出ていたとすると、展示室の一番下の部分にはほとんど空気がなく炭酸ガスだけだったことが事故につながったものと思われます。炭酸ガスは空気より重いので、建物の一番低いところにある岩風呂の底に溜まっていたものと思われ、そこまで人間やネコが降りてしまったとしたらすぐに意識を失い、命の危険のある場所であったことは今回の事故の結果を見ても明らかでした。

恐らく一般のお客さんが上から岩風呂遺構を見るだけなら問題ないと思われますが、温泉の様子も再現しているということになると昔から変わらずに炭酸ガスが出ていたということになると思うので、なぜ職員に無防備で岩風呂の底まで行かせてしまったのかということが、事故の検証をする中で今後問題になってくると思います。

今回は建物の中で普段人が入ることのない場所であったこともあり、そこまでの危険性が徹底されていなかったことが考えられますが、温泉というものは単に温かいお湯が出てくるだけでなく、その泉質によっては有毒なガスが出てくることもあります。今回の炭酸ガスのように炭酸水など人の役に立つものではあってもまともに吸い込んだら命に関わる事もあるので、むやみに入浴や立入禁止の区域に入っていくことは避けた方がいいでしょう。

古くは福島県の安達太良山で火山性ガスの硫化水素を吸い込んでしまったことにより多くの犠牲者を出してしまった事故がありました。この時には危険な地域に人が入らないように柵やロープで人が入らないように対策されていたそうですが、霧が出ていて不幸にも火山性ガスが出ている場所に迷い込んだ人がいた事が悲劇につながってしまいました。

ガスはたとえ屋外であっても窪地に溜まりやすく、有名な温泉地でもそうしたガス中毒の危険があるところでは立入禁止区域として規制されているのが普通です。しかし、以前北海道の登別温泉に行った時、河原から湯気が上がる場所に入って遊んでいる観光客の姿を見たのですが、その人たちは温泉から発生するガス中毒の恐さというものを知らないのでしょう。河原から湯気が吹き出しているということは、状況によっては急に吹き出してきた水蒸気で火傷をする危険性もあります。

また、車中泊の旅では見知らぬ土地で自然の温泉に入浴するような事をされている方もいると思いますが、地元の人が管理している温泉の場合には地元の方の指示に従い、立入禁止になっている場所にはその理由があることをまずは連想し、決して無理に入ろうとしないことも大事です。また、全く人の手が入っていない場所で温泉に入るような場合も、事前に情報収集したりその時の風向きに気を付けたり、どうしても入りたい場合はガイドしてくれる人に同行をお願いするなど、くれぐれも自然の力を甘く見ないように心掛けていただきたいです。