カテゴリー別アーカイブ: 旅行・交通関連ニュース

車の旅だけにこだわらず、旅全般の面白いにゅーすがありましたらこちらで報告します。

駿河湾フェリーの存続は決定したものの

このブログでその経緯を報告してきました清水港~土肥港を結ぶ「駿河湾フェリー」について、静岡県は関係する6市町村とともにその運営を引き継いで2019年4月以降も存続させることを決定したと発表されました。

現在直接運行を行なっている会社に船の運用を任せ、船自体は無償で県の方に譲渡することになリ、さらに県が今までフェリーの運営を行なっている「エスパルスドリームフェリー」に運行を委託することで、今までと変わらずに航行を継続することになりました。

エスパルスドリームフェリーが撤退を表明した原因である、ここ直近で年間1億円という赤字については県と6市町村で負担をするような形になっているそうですが、このまま赤字が続くと困るわけで、その対策というものがどうなっているかも考えておかないといけないでしょう。

ただこれで、東京オリンピックの自転車競技が行なわれる修善寺まで西から行く場合、車を清水港周辺に駐車した上で車を使わずに自転車や原付で現地に入るようなことも可能になりました。さすがに東京オリンピックの時期は車で伊豆に入るにも大変なことになることが予想されます。さらに、自転車競技は室内の競技だけではなく屋外でのレースもありますので、チケットがなくてもオリンピックを見たいと思っている方にとってはかなりの穴場になるのではないかと個人的には思っています。特に静岡市からの場合は自転車で清水港まで行けば自転車だけで伊豆に入ることもできるようになります。土肥港から会場までシャトルバスが出てくれれば、JR清水駅から清水港までは十分歩いて行ける距離なので、人だけ乗って何も乗せないでフェリーで往復観戦ツアーなんていうのもやってくれると地元民としては嬉しいですが。

そうは言っても、利用者を増やして赤字を解消するためには大変なことも多いと思います。当座の赤字は県と市町村が負担してくれるということにはなるのですが、それだけに頼っていたら東京オリンピックが終わった後にまた同じような議論になってしまうような気もします。

ともあれ、現状の環境では安くフェリーの使える「富士山満喫きっぷ」を使っても土肥港で行き止まりとなってしまって、単に清水港と土肥港の往復になってしまう(人のみ乗船の場合)ところもあり、更なるフェリーを使う際の状況の変化についても、多くの人が利用したいと思えるような変化が出てくることを期待しています。


車に乗っていて道に迷って本当に困ったら?

高速道路や一般道で逆走をする事にはさまざまな原因がありますが、先日山形県の国道で起こった逆走による正面衝突事故は、本当に何とかならなかったのかと悲しい気持ちになる事故報道でした。

事故を起こした軽自動車に乗っていたのは80代のご夫婦で、2018年8月17日のお昼くらいに福島県南相馬市から仙台市にある長男の家を訪れた後、自宅に帰るのに宮城県から道に迷い、宮城県・山形県・福島県を走行した形跡があり、仙台を出発してから1日半後の8月18日の深夜に山形県上山市金瓶の国道13号で逆走による事故を起こすまで道に迷いながらずっと運転を続けていたということになります。

事故を起こした軽自動車にはカーナビは付いていなかったそうで、知らない道を不安で運転しているのと、長時間運転した事の心労が重なって走行車線とは反対側の道路に入ってしまったという風に考えることができますが、ではどうしたら良かったのかということも十分に考えるべきではないかと思います。ちなみに、以下の検証は電話は使えてもスマホを持たずにネットは使えない状況で、道がわからなくなったらどうするかということになるので、同じようにご高齢の両親が車で長距離を走った時のトラブル回避策として、訪れた際に直接対応できることや、別れても後から電話で指示できるような感じで考えてみました。

まず、方向感覚がおかしくなり、さらにカーナビもないということになると、まず偶然に通った道に行きあたることを信じて走るというのはあまりうまい対処法とは言えません。当日の夕方に息子さんが電話をした時点で道に迷っているということだったので、今から思えば電話を受けた地点周辺で動かないでいてもらい、息子さんの方で迎えに行くぺきだったと思いますが、それでも何とか帰ることができるだろうという考えが息子さんの方にもあったのかも知れませんが、今回の結果を見ると大丈夫ではないわけなので、別れ際に「道がわからなくなって不安になればいつでも電話していい」ということを最初に伝えるとともに、とにかく「勘に頼らない走行」を行なうための手段を考えてあげる必要があります。

今回の事故ではそこまで細かく語られていませんが、カーナビがない車で来ているなら、紙の地図はどうだったのかということが気になります。ただ道路地図だけ持っていて安心してはだめです。地図の字は細かく、人によってはなかなかわからない場合もあります。そうしたことが心配になるなら、あえて地図に書き込みをしても自宅までのルートを把握した上で出発することが大切です。

もし無謀にも道路地図も持たないで出てきてしまった場合は、四の五の言う前にどこかのコンビニに車を停めてもらい、雑誌コーナーで道路地図は置いていないか店員さんに聞いてもらうように促しましょう。無事に道路地図をゲットできたら、店員の方にお願いして、その地図上に現在地をチェックしてもらうようにお願いしてみます。基本的には地図を読めないようなら、元々車で長距離を運転するのではなく、公共交通機関を使って出掛ける方がいいので、さすがに今回事故を起こした方も地図は読めるのではないかと思います。地図に書き込むものも持ってないようだったら、コンビニには文具も売っているので赤のサインペンやメモ帳などを購入し、自宅までのルートを地図上で書いたり、メモ用紙により具体的にポイントとなる交差点名とその交差点をどちらに曲がるかということを大きな字で書くとかの工夫が必要になるでしょう。もしそれでも道がわからなければその都度止まって地図を確認し、場合によっては地元の人に書いたルートに出るまでの道順をメモ用紙に書いてもらうようにしてそのメモを見ながら進めば、仙台から福島に帰るのに山形の上山市まで行くことはなかったのではないでしょうか。

そして、今回の事故を起こす前の状況を考えた時、運転している中で休憩や食事はしていたとは思いますが、ご夫妻で軽自動車に乗っていたということになると、車中泊をして体を休めるというのはなかなか難しいと思います。その場合、考えるべき対応策は2つあります。

まず一つは、当日帰りを諦めた時点で迎えに行き自宅に泊めてから改めて対策するか、もし親の方で迎えを嫌がった場合は周辺のホテルや旅館に泊まるという選択です。ただ、今回のケースはお盆休みにあたっているので、数ヶ所の宿泊施設で満室のため断わられてしまうと、気力まで萎えてしまう可能性はあります。その場合、頼りたいのは近くの駅に行き、そこに観光案内所があればそこで探してもらうというパターンは案内所が開いている時間であればおすすめです。

道に迷っているという状況をきちんと説明すれば、親身になって相談にも乗ってくれると思いますので、単に道を聞く手段としてもおすすめだと思います。もし案内所が閉っていたり、そもそも案内所がない駅でも、駅にホテル案内のパネルなどがあった場合にはそのホテルに片っ端から電話をしてみるという方法もあります。ただこうした事は旅慣れていないとできないかも知れません。そんな場合には、親から迷ったと電話が来た時点で、当日中にあくまでも帰る気でいるのか、その日のうちの宿泊を諦めて現地で宿泊するのかという意志表示を確認して息子さんの方から積極的に動くということも考えておきましょう。もし現場で長いこと待って迎えに来られるのがいやなら宿泊するということになりますので、その時点で現地から離れていても両親の代わりにネットでビジネスホテルや旅館などの空室情報を得たり直接宿の予約をすることもできます。

その場合も、とにかく言葉で伝わる誰かが迎えに来てもらいやすい場所で待機をしてもらい、現地までの送迎(実際は車で来て、宿まで先導してもらう)が可能な宿泊施設かどうかを確認する必要があるので、ネットで空室を確認したら、電話で打ち合わせをした方がいいのではないかと思います。

そして、今回の事故で考えてしまったのは、仙台から南相馬市がそう遠くないからかも知れませんが、運転していた方がなぜかかたくなに高速道路を使わずに一般道をひた走ったということです。今回の事故の場合は行きは無事に着いているので、お金を持たず出たということは考えにくく、考えられる一つとしては高速道路を運転したことがないため、流れに乗って走ることが不安だったのか? という風にも考えることができます。

ちなみに、高速道路の一般的な最低速度は50km/hで、夜の国道だったら十分出てしまう速度です。コンビニで地図を買い、そこで道順を教えてもらって近くの高速道路のインターチェンジまで行ければ、自宅近くのインターまで行る可能性は高まります。さすがにそこからは地図がなくても帰ることができるでしょう。高速道路では全ての車が100km/h(通常の高速道路の場合)で走らなくてはいけないということではありません。むしろ車しか走っていないということで一般道よりも安全に走行できるという点もあるので、日頃話をする機会があれば、一般道で無理をしないで高速に乗って左車線をひた走り、サービスエリアでは必ず休憩しながら進むことも必要であるという事を言っておくことも大切でしょう。

ここまで、あえて高齢者の方が自走して長距離を走ることも考えた対策についても紹介しましたが、高齢者の運転についての問題の一つは、そもそも運転すら危ないと家族が思っていても、がんこで決して自分で運転することを譲らないというケースが意外と多いことです。もちろん、日常的な移動に走り慣れた道をいつも安全に利用できているなら、免許を返納する必要まではないと思いますが、長距離運転の経験がない高齢者がいきなり長い距離を走るというのは今回の事故のような事が今後も起こる可能性があるということもあり、そもそも論になりますができれば車を使わずに移動してもらえるように説得することが必要になってくることもあるでしょう。

そこまで言っても車で出てきてしまうような場合はある意味仕方がないと思ってしまって冷たい態度を取ってしまうことも脳裏をよぎるかも知れませんが、ここまで書いたことを参考にしていただいて、車の中に道路地図の類が全くないようだったら、その場で用意して持たせた上であらゆる可能性を想定した対策を考えてあげた方がいいと思います。それと、無事に自宅に到着するまでは常に電話で連絡をし合うことを明言し、こちらに電話しやすいような状況は作っておきましょう。そして最悪の場合迷った先まで迎えに行き、現地でピックアップをすることも考えた上で面倒を見るようでないと、同じような悲劇は今後も容易に起きてしまいそうな気がしてなりません。

特に今回の事故では正面衝突をした相手の車に乗っておられた方もお亡くなりになっているので、さらに想定される状況が悪い場合もあり得ます。いくら言っても車で出掛けてしまい、一年のうちで何回も事故を起こしているような事がある場合には、もはや自宅まで車で来た時点で帰りは電車で帰るように促し、もしその忠告を無視して出ていってしまった場合は直接警察に保護を届け出ることも必要になるかも知れません。ここまで来ると家族の問題を自分達で解決できないということになってしまいますが、それ以上に車というものは凶器にもなり得るものですので、常に最悪の状況が起こることを考えて対策することが大事になります。


2018年前半のお盆の高速道路渋滞はどうだったか

先日このブログで紹介しましたが、8月11日の土曜日がお盆の帰省ラッシュのピークになるということで、高速道路会社がETC搭載車に限って行なっている休日割引を前倒しにして8月9日、10日の木曜金曜に行なったことについて、どのような事になったのか徐々にその動向が伝えられてきました。

やはりというか、事業用に使われている車の多くは休日割引が使えないと経費の差がかなり出ますから、その点については分散した効果が出たのではないかと思えますし、事前に割引日の前倒しの情報を知っていた一般車についても、休みを早めに取って出掛けた車もいたでしょう。さらに出発を土曜の朝からではなく金曜日の深夜までに出ることで、目的地に着くまで高速道路を降りなけば安く高速道路に乗れるので、多くの車が各地の高速道路に集まることで高速道路だけでなく、高速道路へ向かう一般道では帰宅ラッシュと重なる形での渋滞が起きたりする現象も起こったりなど、普段起きないところで早めに渋滞が起こったということも国内ではあったそうです。

昨日から本日にかけて、いわゆるお盆休みの渋滞のピーク時における報道を見ていてわかるのが、たとえ渋滞がいつも40kmにわたって続くのも30kmくらいで収まるのも、実際に車に乗っていて渋滞にはまっていたり、テレビで車が集中している様子を見るだけでは例年の様子とそう変わらないという感じを受けるということがあります。恐らく高速道路会社は細かくデータを取ればいくらかは交通状況に割引を前倒ししたことでのピーク時の効果が見出せると思うので、そうして算定したデータを根拠に今後の年末年始やゴールデンウィークでも微妙に割引される期間をずらす事が行なわれてくる可能性があります。

ただ、これは考えようによってはサマータイムと同じで全体的に渋滞が発生する時間を前にずらすような形になるので、普段なら朝から起こる渋滞が日付が変わる前から渋滞が起こってくるような感じになり、さらに割引とは関係なくいつも混む所は混むので、首都圏から地方へ向かう道では小刻みな渋滞が連続してあり、ようやくそこを抜けたところで本格的な渋滞に巻き込まれるというような、今までのお盆渋滞に関する常識が変わってくる可能性が出てきます。

もう一つ心配することは、渋滞の一つの原因となる高速道路上での事故についての事です。あくまで割引を受けることを優先する車が今回の実験が本格運用されることになって増えた場合、休みが希望通り取れればいいですが、うまく取れないと仕事が終わってそのまま寝ないでその夜から出発するようなケースも増えてくるでしょう。そんな中、仕事の疲れでつい居眠りをしてしまうような車が出てくる可能性はわずかではありますが上がるのではないかという心配があります。もしそんな事故渋滞に巻き込まれてしまったら、事故渋滞の場合は本当にどこで起こるかわからないので精神的なダメージがさらに上がることにもなります。こうした渋滞にはまってしまっととしても、常時早めに高速道路についての情報をつかむ努力をする中で、最悪の場合高速を降りるという決断が必要になってくるかも知れません。

まずは自分自身が渋滞の原因にならないように、仕事疲れが残る中で出発するような場合は、高速道路に入って大きなサービスエリアにたどり着いたら長距離を走り切れるよう仮眠を快適に取れるような準備をした上で出発し、眠気を追い払った後で改めて出発するよう心掛けることが、事故を起こさないための一つの方法であると考えます。

もちろんサービスエリアは車中泊のために作られたわけではないのですが、高速道路会社は毎年の渋滞対策ということで色々考える中でこうした休日割引の前倒し実験など様々な方法を試しているところもあります。そんな状況の変化の中でできるだけ高速道路を安く利用するためには、普段通りの利用の仕方とは違うところはあるかも知れませんが、とりあえず高速道路に乗ってすぐに休むという事をしなければ、事故を起こる可能性が高くなるなら休むべきだと個人的には思います。

ただ、高速道路に入った時点で混みだしていて、体は疲れて目も虚ろになっても近場のサービスエリアに駐車できないという状況も考えられるので、出掛けられる際はサービスエリアの混雑状況も調べられるものならSNSなども活用して事前に調べてから、料金を節約するよりまず安全というスタンスで、家でじっくり休息を取ってから出発するというのも一つの考え方です。ともあれ、来週にまた出るUターンラッシュも考えつつ、早めの行動を心掛け、走行に無理をせずに無事に帰ってくることを何よりも優先されることをおすすめします。それから、高速道路会社の方々には大変だとは思いますが、直接の渋滞対策になる新しい建設中のルートを早く完成させて楽にドライバーが走れる環境作りについてもお願いしたいと思います。


高速道路会社の「休日割引移動」は成果を上げるか

すでにお盆休みでゆっくりしている人というのは、安定した収益を挙げる会社のサラリーマンの方が多いのでしょうか。そんな会社でも金融関係やサービス業の方々はそろって休みを取ることが難しい部分もあるかもしれません。

私自身は今年のお盆休みは暦通りの休みなので、2018年は8月11日と12日が休みなのですが、一つ残念なことがあります。というのも、2018年は高速道路会社がお盆休みの混雑を避けるため、旧盆に近い土曜日曜をあえてETCの休日割引の扱いにせず、前倒しにするような形で8月9日と10日の木曜日と金曜日に休日割引を実施することになりました。この書き込みがアップされる10日までに地方路線の高速道路に乗れば割引になりますが、翌日の11日になって高速道路入ってしまうと平日と同じ料金になってしまいます。

私はあえて人でごった返す時期に車で出かけるなら近場でと思っていますので、高速道路は利用しないと思いますが、ケース的に悲惨なのが金曜の夜に出て、なまじ休日割引があることを知っているために、時間的に金曜日の深夜に東京・大阪近郊区間以外の高速道路に乗れるにも関わらず、土曜日の午前0時になるまで待って高速道路に乗って長距離を走ってしまう場合です。

そうなると3割引きだと思って走っていても、高速道路を降りる際には通常料金を払う羽目になるのですから、現地に着いた時点でどっと疲れが出るようなことも起こりそうです。特に今年は関東から東北地方におられる方々は台風の影響で車で出掛ける場合には出発を自粛されていた方もかなりいると思われますので、もし気付いた方は車でのお出掛けには注意をして下さい。

なお、ETCの休日割引については常に決まっているわけではなく、定期的に数ヶ月先までの休日割引対象日が発表になるようです。

https://www.driveplaza.com/traffic/tolls_etc/etc_dis_weekend/calender.html

リンク先のカレンダーは2018年の11月までしかありません。高速道路会社にとっては、渋滞を減らすためとは言いつつも、多くの車が集中する日に割引料金でなく通常料金が取れればかなり会社にとっての儲けが増えますので、年末年始にも同じように土日が年末年始にかかる時に休日割引を行なわない可能性もあります。最近はガソリンの価格も上がっていることもあり、あえて車でのお出掛けを減らす傾向というものがあるのかも知れませんが、今回のお盆の高速道路混雑の状況がどうなるのかということを観察しつつ、このままお盆と年末年始の休日割引除外の土曜日曜が定着してしまうのかということを、冷静に見て行く必要があるのではないかと思います。

なお、この休日割引の適用を受けない高速道路もあります。「安房峠道路」「広島呉道路」については8月11日と12日が休日割引の適用日となりますので、実際に出掛ける場合には高速道路会社のアプリを使って運賃計算を行なうなど、事前に十分料金を確認して出発するようにしましょう。


テレビで紹介されたバス路線が使えなくなる?

2018年の年度末(2019年3月末)で廃止されるのではないかとこのブログで紹介していたのに清水港~土肥港を結ぶ「駿河湾フェリー」の存在がありました。ただ、かつては海上を結ぶ県道としても親しまれたものだけに大きな反響を呼び、現在はまだ県をリーダーにした継続を目論むプロジェクトチームが発足しています。

そんな同じ時期に、静岡県ではもう一つ、ひっそりと変わろうとしている地方交通の流れがあります。たまたまテレビを見ていたらテレビ朝日系のゴールデンタイムで「秘境路線バス旅」として、サンドウィッチマンのお二人とゲストがサイコロを振って、出た目の停留所にある飲食店を探して進むというテレビの企画に大井川鉄道の千頭駅から寸又峡温泉を結ぶ路線が紹介されていました。

寸又峡温泉と聞くと、年配の方はあまりいい印象はないかも知れませんが、現在はアルカリ泉の「美女づくりの湯」として有名で、温泉から歩いて行ける距離にテレビでも紹介された「夢の吊り橋」があり、首都圏から車を使わなくても安く早く行ける温泉として通年にわたって魅力がある温泉だと思います。18きっぷのシーズンなら、金谷駅までは関東からも関西からも安く行きやすく、金谷駅から大井川鉄道に乗りかえ、古い私鉄の車両や蒸気機関車に乗って千頭駅まで行き、そこから寸又峡温泉行きのバスに乗れば、一気に温泉まで到着します。様々な乗り物に乗って行く途中も十分に楽しめる路線です。

ただ、今回テレビに出たバスはシーズン以外には赤字を常に出しているらしく、先日の報道では2019年3月をもって通年の運行を終了すると発表されました。これは、寸又峡温泉の関係者だけでなく今回紹介された途中の停留所や駅周辺で営業し、今回のテレビで紹介された飲食店や日帰り温泉、民宿にとっては相当の痛手になるでしょう。もっとも運行する大井川鉄道自体が本業の鉄道事業が大変で、「機関車トーマス」を走らせていることで多くの売上げは上がっているものの、トーマスの走行には権利関係もからみ、来年以降も走るかどうかははっきりとはわからない状況です。そんな中とても今走っているバス(狭い道を走るため普通のバスより長差が短い特別製なのだそう)を維持することができないというのが正直なところだろうとは思います。

シーズンがいつからいつまでなのかという事ははっきりとどの新聞にも書いてありませんでしたが、夏のシーズンだけということになると綺麗な秋の紅葉を見に行く時にはどうするのかとか、春の桜のシーズンはどうかとか気になります。宿泊とセットなら宿でも送迎バスを持っているところでは千頭駅まで迎えに来てくれるとは思いますが、日帰りでの観光を考えている場合は、人数がまとまればジャンボタクシーに乗り合わせて行くにしても帰りのタイムテーブルはタクシーの都合に合わせるようになってしまうので、現地まで車で行くしかなくなってきます。

レンタカーやカーシェアリングを使うという場合でも、誰かが運転をしなければならず、一部の区間ではすれ違いができず、状況と混雑具合によっては延々と後退しなければならないというドライバーにとってはなかなか大変な山道なので、できれば運転したくないなという人も少なくないと思います。仕方がないこととは言え、全国でこれに類する事が次々に起こっているということになると、車を使って観光している身としても、たどり着いた所にはゴーストタウンが残っているだけだったという風にあと数十年もすると今後の日本がなっている可能性があります。

どちらにしても、過疎と観光の問題について何らかの方向性を示してもらわないと、都市でも山村でもどうして生きていくのかという問題がいつまで経っても解決しないように思います。山の奥にある観光地はことごとく大手のリゾート会社が経営するような施設だけになり、そこには人々の生きる集落はないという方向性も十分にありだとは思いますが、その場所も何かのきっかけで人が来なくなったら民間企業ではその場から撤退するしかありません。

こんなニュースを聞くと、もし大井川上流で今よりさらに人口が減り、そこで大雨が降った場合、手入れされない森林がその時に増えていたら下流に生きている人たちにどんな影響を及ぼすのかも気になったりします。「国破れて山河あり」という言葉が、「山河消えて国破る」という事にならないように、都市と地方との関係についても考えていく必要があるのではないかとしみじみ思います。


中部横断自動車道の開通見込みの状況

先日、山梨県内にとうもろこしを購入しに国道52号線をひたすら走りましたが、その国道52号線沿いに工事が行なわれているのが「中部横断自動車道路」という高速道路です。現在は山梨県の六郷インターチェンジまでが開通しているのですが(六郷インターからは既に中央自動車道の双葉ジャンクションに接続できます)、特に新東名の新清水インターから直結するはずの静岡県側の工事が遅れ、国土交通省の発表によると、静岡から山梨県内に入った後のトンネル工事が難航しているとのことです。今回の発表をもとにして、その経路と開通情報をまとめてみました。

・新清水インターから富沢(山梨県)インター 2018年度中に開中予定

・富沢インターから南部インター 2019年夏頃に開通予定

・南部インターから下部温泉早川インター 2019年度中に開通予定

・下部温泉早川インターから六郷インター 2018年度中に開通予定

ただ、個人的には2018年度中の開通を目指している新清水インターから富沢インターまでは20.7キロあり、高速を降りないで直接静岡県側から山梨県に入ることができるので、かなり利便性は高まってくると思います。先日のブログで紹介した南部の道の駅について、これが高速道路と共用になる休憩施設になるのかによっても違ってきますが、もし南部の道の駅が国道52号線からしか使えないのなら、静岡から山梨に行く場合はあえて富沢インターで降りて下道でいろいろ買い物をするというのもいいかなとも思います。

今のところ、すでに完成している中部横断自動車道沿いにある休憩施設は「道の駅富士川」と、同じ道の駅ですが規模は小さい「道の駅しらね」がありますが、高速道路からはいったん降りないと利用できません。まあ、新東名から乗り入れる場合、新東名清水のパーキングエリアは充実していますから、中部横断自動車道路はスルーして中央自動車道に入ってから考えるというのも一つの方法ですが、先日国道52号線を通しで走ってみて、それなりに下道の面白さというものを感じたので今後、高速道路開通とともにこの状況もどう変わっていくのかというところについても、調べていきたいと思います。


富士山にはなぜ入山料が必要なのか

私自身、静岡県に住んでいながら富士山の頂上まで登ったことがありません。五合目まで車で行ったことはありますが、これは本当にタイミングと言うか、高校生の時に任意の呼び掛けで夏休みに富士山に登るイベントが有り、それに参加していれば良かったのですが、その時にはあえて疲れることをしたくない(^^;)という気持ちと、山登りのための装備を購入するのに費用がかかることから敬遠してしまい、現在に至るということになってしまっています。

静岡県の富士宮登山口からは7月10日から夏の山開きになるということですが(山梨県では既に7月1日から開山しています)、その際にいろいろ懸案になってしまっている事があるそうで、それが富士山が世界文化遺産に登録された2013年に社会実験として行なわれ、翌年の2014年から本格導入された富士山入山料(保全協力金)の徴収に関する問題です。基本的に富士山に登る人一人あたり1,000円を登山者が支払ってくれるように呼び掛けているのですが、多くの登山者が徴収していることに気付かずにそのまま山に入って行くケースが昨年までには多かったのだそうです。

地元のニュースでは静岡県は入山する箇所を人海戦術で固め、多くの人に呼び掛けるということですが、午前4時から午後9時まで徴収施設をオープンさせるとのことですが、その時間外に来た人は払わなくていいのかと素人的には考えてしまいますが、実は「事前支払」という仕組みも用意されています。インターネットによる支払いとコンビニでの支払いも選べるようになっているので、これから富士山に登ろうと思う人が入山金の支払いについて必要なことだと認識すれば、多くの富士山保全のためのお金が集まるわけです。

では、なぜ入山金が必要なのかということになってくるわけですが、これはやはり富士山や周辺が世界文化遺産に登録されたためだと言うことになります。過去に富士山は世界自然遺産として登録を目指していたのですが、この申請は通りませんでした。なぜかというと、実はその雄大で美しい富士山の姿とは裏腹に、富士山の周辺はゴミの不法投棄問題など、その自然を世界に誇ることができない現実が長く続いていて、改めて文化の面で日本人と富士という山岳信仰や浮世絵の題材としても使われたことを前面に押し出して申請して通ったという経緯があります。

世界遺産というものは、申請して通ったから安泰というものではなく、その後の状況の変化で登録を抹消される事もあります。ですから関係者は富士山についての環境を整え、具体的には山小屋のトイレ改修費や救護所などの施設運営のために使われ(主に静岡県側の使い道です)、富士山の環境を守るだけでなく、登山者が安全に快適に登山できるようにも使われています。山の事を知っている方なら、山のトイレについて考えなければならないことはわかるでしょうし、日本人の多くがそれほど頻繁に登るということもないので、富士山に登るための費用の一部として入山料を用意しても別におかしいということはなかなか考えにくいと思います。

富士山の土壌はもろいので、夜中にご来光を見ようと渋滞する中で誰かが石を落としたら、たとえそれが小さな石であってもその勢いで大きな石がくずれて登山者を直撃すれば大怪我をする可能性もあります。またそのような事故で安全に登れなくなった登山道を整備するのにも、地元の方々の奉仕的精神だけに頼るというのは、何か違うと思います。富士登山がブームになりそれをビジネスチャンスと捉える方々もいるかも知れませんが、現地の人達が大挙して訪れる登山者への対応で消耗してしまうような事になってしまっては、元も子もありません。

そんなわけで、このエントリーの最後にインターネットから富士山の入山料が払えるサイトへのリンクを貼っておきますので、この夏に富士山に登る予定のある方は、ぜひそのリンク先をご一読いただけると幸いです。

・山梨県富士山保全協力金 インターネット受付サイト(山梨県側から入る場合)

http://www.cnplayguide.com/asp/evt/evtdtl.aspx?dmf=1&ecd=CNI27456&ucd=&jdt=&kai=

・静岡県富士山保全協力金(静岡県側から入る場合)

http://mountainfuji.jp/


駿河湾フェリーの存続判断は2018年9月

過去にこのブログで紹介させていただいた静岡県静岡市清水区の清水港から西伊豆の土肥港を結ぶ「駿河湾フェリー」ですが、現在営業している「エスパルスドリームフェリー」が今後の営業について見直す中で2019年3月いっぱいでの運行終了が発表されたことを受け、静岡県が何とかしてフェリー航路を残すことができないかとプロジェクトチームを発足させたことを紹介しました。

その話を受け、先日第一回目の会合が行なわれたのですが、こういった話にはタイムリミットがあるということで、実際にフェリーをどうするかということについて一定の期限を設けました。それが2018年9月までにということです。

フェリーの運行を続けるためには現在の会社でない他の民間企業で(一部に県からの補助が入ることで)手を挙げるところがあるのかということと、もしそうした民間企業が現れなかった場合、やっぱり断念するのかそれとも静岡県自体が運行を行なってでも航路を維持するのかというところがポイントになってきます。

そんな中、タイムリミットを区切ったのは、現在の会社がそれ以上は運行できないと言っている期間より先にフェリーが動いていないと団体旅行を扱う旅行代理店や個人でも困ってしまうからだという話です。基本的には6ヶ月前くらいから予約を取り出すだろうということで(2018年9月あたりから2019年4月以降の観光の予約が決まる?)、そうしたタイムリミットの設定になったのだろうと思われます。

静岡県内でのフェリーというと、静岡市から西伊豆に行くのに、途中の東名交速沼津インターから伊豆縦貫自動車道が繋がっていて、まだ未着工の区間もあるものの、下田まで断片的に開通するのが平成30年中期と言われていて、恐らく駿河湾フェリーの営業を中止する場合のタイムリミットになったと考えられます。

ただし、こうした通路が開通したとしても、まだ全ての区間がつながるわけではないので、沼津から下田方面まで行く場合は、途中の渋滞を覚悟しなければなりません。フェリーの場合は船に乗る前後と航行中には運転手は休めますが、沼津から伊豆縦貫自動車道を使う場合にはそのまま走らなければならず、スケジュールを詰めすぎると運転手への負担はどうしても出てきてしまいます。そういう意味から、フェリーが無くなると困ると思っている方もいるでしょう。

ただ、希望的観測で駿河湾フェリーが残るかと言えば、たとえ静岡県が乗り出してきたとしても赤字を垂れ流す体質が続くならやはりきちんと判断されるべきだと思います。もっとも、もし静岡県が「富士山静岡空港」を作らなかったらその分のお金を駿河湾フェリーに投入することも可能だったと思いますので、改めて行政が主導する交通機関の行く先について、利用する私達も真剣に考えなければいけないと思うところもあります。どちらも使う人は使いますが、全ての県民が利用するものではないだけに、観光路線としてしっかり稼ぐことができないことがはっきりした場合には、勇気を出して路線廃止というのも止むを得ないとも思います。ともかく、今後の状況についてウォッチングは続けていきます。


「PaN」サービスで手ぶらで記念写真

NTTcomとパナソニックが立ち上げた現在試験サービスとして行なわれている、特定の施設内で利用できる施設に設置されたカメラで記念写真を撮ってクラウド上から利用できる「PaN」というサービスがあります。

https://pan.ntt.com/business/

上のサイトを見ると、まだ限られた場所での限定サービスですが、このサービスは普通の自撮りでは撮れない高い場所からの撮影や、スマホ内カメラのクオリティをはるかに超えたカメラで撮影することができるというメリットがあります。

最近の報道ではこのサービスを利用できる専用カメラを設置する場所を今後飛躍的に増やすそうで、2019年から本格的な運用を行ない、2020年までには全国500ヶ所にカメラを設置することを目指しているということです。
現在の試験サービスと違い、事前に自分あるいは家族の顔写真を登録することによって人工知能を搭載した専用カメラが自動で顔を登録した人を探し出してベストショットを撮影するようにするのだそうです。撮影したデータはクラウドに保存され、スマホやパソコンから利用できるようですが、その場合の料金などについてはまだ発表がないので明らかではありませんが、コンビニのマルチコピー機からプリントできれば出掛ける場所によっては集合写真などについてはこのカメラで済んでしまい、本当にデジカメがいらなくなってしまう可能性もあります。

自撮りの場合なかなかうまく撮れないと思っている方にとっては、まさにこうした専用カメラでの記念写真専用のサービスというのは面白いかも知れません。一人旅の場合にこのサービスを使ってクラウド上に自分がその場所を訪れた記念の写真を残すことによって、例えばその様子を電子郵便にしてすぐに出せるとか、そんなサービスがあれば国内だけでなく海外から日本にやって来る観光客にとっても興味深いサービスに進化していく可能性があります。

街頭のカメラというと、監視カメラの存在くらいしか感じることはなく、今の世の中ではどこにでもある監視カメラの存在に息が詰まるように感じている方もいるかも知れません。ただ、このように一般の人にも記録を残していつでも利用できるものとしての街頭にあるカメラというのは、料金がいくらかかるかにもよりますが、使えるものなら使ってやろうと考える方も私を含めて考える人はいるのではないかと思われます。ネットを使って操作するライブカメラのようなものはありましたが、将来専用のカメラがあちこちに設置される中で使える場所が増えてきたら、ちょっと登録して使ってみるのも面白いかも知れないので、今後の情報にも気を付けながら旅先で使えるように情報収集は行なっていき、改めてここで紹介できるようになればいいと思っています。


道の駅だけじゃない 今後は鉄道駅も旅の目的地になるか

JR東日本と郵便局が協力をし、地方の過疎地域において郵便局の局舎をJR東日本の駅の中に移転する計画があることが明らかになりました。これは、鉄道の利用者が減る傾向にあるJR東日本が多くの委託業者と提携して駅の業務を行なっている中で、全国どこでも同じようにサービスを提供していく必要がある郵便局と一体化することで、JR東日本の駅に新たな付加価値を付けていこうとする試みとして面白いのではないかと思います。予定では2019年の春までに一部の駅で始めるのだそうです。

先日まで紹介していた沖縄旅行の時、同行した友人が波照間島内で少し現金がこころもたなくなりまして(^^;)、さらにその日が平日でなく土曜日だったことからどうするのかと思ったところ、平然と島内にある郵便局のATMに赴き、そこで現金を引き出して事無きを得たということがあり、国内旅行においてはまだまだゆうちょ銀行の口座とカードを保持しておくことの大切さというのを実感したということがあります。

また、郵便局にはふるさと切手や先日このブログで紹介したその地域限定で販売している「御当地フォルムカード」のような地域色満載のグッズもあります。また、平日の窓口が開いている時に限られますが保険窓口の中ではバイクの自賠責保険を扱っていますし、今後いわゆる「ミニ保険」を扱うようになればさらに旅先で便利に利用できるようになることが考えられます。

一部の駅において、郵便局の局員が駅の業務をするような形で無人駅を有人化するようなことになってくるという話があるのですが、この試みにより一部の無人駅が有人化されるようになると地域にとっても嬉しいのではないでしょうか。駅の大きさにもよりますが、地方の駅というのは車で旅行していても有人駅であればトイレがある可能性も出てくるので、ドライブ途中の中継点として利用することもありますが、これがもう少し大きな規模になれば、道の駅までは行かなくても、地方の人達にとっては物や人、情報が集まる拠点化する可能性というのも出てきます。ちなみに、現在JR東日本の1662ある駅のうち、706も無人駅になってしまっているのだそうです。こうした無人駅が減ってくれば、旅行者にとっても安心な面が出てくるだろうと思います。

さらに今は道の駅が旅の目的地化しているところがありますが、地域の駅の広さによるところは多いとは思いますが、無料で車が停められるようなスペースが有る駅であれば、それこそその地域の名物が集まることになるとそこを目的にして人も車も集まってくることが考えられます。そうなると地域にとっても新たな展開が考えられるでしょう。

そんな時、ふと思い出したことがあります。JR九州・肥後線に「嘉例川駅」という有名な無人駅があります。ここでは地方の有志の方が週末限定で駅弁を販売するということで列車だけでなく車で駅弁の販売時刻に合わせて駅に集まる人も多く、本当に嘉例川駅まで行って駅弁を買うことを目的にした旅をする人までいるということです。ちょっとゆだんするとせっかく行っても目的の駅弁が買えなくなることも考えられるわけですが、それがかえって駅弁の人気を高め、集客の原因にもなっているのです。

郵便局との提携をきっかけにして様々な業種の人が集まって常に駅に人がいるということになると、そこを目指して集まってくる人が増える可能性があり、そんな中で嘉例川駅のようなそこに行かなければ手に入らない「名物」ができてくるようになれば、国内旅行をする人や車の流れも今回の駅に郵便局が入ることによって変わってくる可能性があります。まだ今はJR東日本とだけの提携になりますが、来年からどのように東日本の駅周辺が変わってくるのか、それによっては現地に行ってみるのも悪くはないのかもと今は思っています。JRの駅ということは学生のお休みシーズンには青春18きっぷが使えるということもありますし、車でも列車でも行ける旅の目的地になり得る駅が増えることを期待したいですね。