月別アーカイブ: 2016年4月

あなたに合うMVNO選び その4 高速クーポン消費後の低速安定プラン

MVNOを契約すると安いという先入観は、高速クーポンが少ないプランの最低料金を強張することで根付いたものであるかも知れません。これまで紹介したデータ通信の無制限プランや大量の高速クーポンを利用できるプランの月額料金は高めになっていますので、びっくりされた方もおられたのではないでしょうか。

逆に言うと、それなりの投資をしなければ高い品質やスピードを得ることは難しいわけで、これは通信の世界の話だけではないでしょう。ただ、携帯大手3社と比べると圧倒的に安いという形で打ち出していかないとインパクトがないことも確かなわけで、乗り換えを考えている方へ提供するプランは使いようによっては便利に使えるものもそこそこあります。

月額の予算が千円くらいのプランが各社の売れ筋のものなので、その中からおすすめのプランを紹介しましょう。これから紹介するプランは低速で接続する分については制限がなく、ネットラジオや音楽のストリーミングサービスを使いたい場合にはおすすめです。(基本はデータ通信専用プランで税抜の価格です)

・OCN モバイル ONE 110MB/日コース 900円/月

月ごとの高速クーポンの管理がめんどくさいという方にうってつけなのが、1日ごとに高速クーポン使用後の規制がリセットされるOCN モバイル ONEの日ごとのプランです。一ヶ月が約30日とすると、1日毎の高速クーポンが110MBあり、さらにその日のうちに使い切れなかった分があれば翌日までくりこせるので、逆に毎日使い切ることが大変かも知れません。

基本的には速度の切り替えは必要ないかと思いますが、専用アプリから高速と低速の切り替えは可能です。ラジオや音楽の聴取には低速でも十分ですので、後から動画を見たり低速でのネット閲覧に速度的な不満がある場合はこまめにアプリで速度を調整しながら使うと高速通信を有効に使うことができるでしょう。



・mineo Dプラン(ドコモ回線)シングルタイプ3GB 900円/月

au回線のAプランも同様のプランが選べますが、今回はドコモのDプランを紹介します。というのもau回線の場合はUQ mobileのところで紹介したように、au本体の方の規制から逃れることができませんので、そうした規制が事前にアナウンスされていないドコモ回線の契約の方が安心して低速回線を使えます。

こちらの方は一般的な月ごとの高速クーポンが付き、その量が3GBあります。専用アプリから高速と低速の切り替えが可能で、余った高速クーポンは翌月まで繰り越しが可能です。最初の一月だけ節約してほとんど高速クーポンを使わないようにすると、翌月には6GBの高速クーポンが使えます。

ここまでは他社の高速クーポン付きのプランと同じですが、mineoの場合は自社のコミュニティ「マイネ王」に加入すると、会員が余らせた高速クーポンをプールする仕組みがあって、不幸にも高速クーポンを使い切ってしまった場合、一定量に限りプールされた中から無料で利用することができたり、逆に自分の余った分をプールしたり特定の人にあげることもできるようになります。


あなたに合うMVNO選び その3 中速でデータ容量を気にせず使いたい場合

一般的にMVNOを使う場合のイメージは、高速クーポンを使い切ったら低速に規制されてしまうという風に思っている方も多いと思います。ただ、プランによっては200kbps以下という低速よりも速い最低速度でサービスを行なっているところもあるのです。高速ではないので動画を快適に見るには高速クーポンを消費する必要はありますが、ネットをストレスなく見たり、ラジオや音楽ストリーミングのサービスを普通に使い続けるくらいでいいというなら、高速ではない「中速」という選択肢も出てきます。

まずそうしたプランで思い付くのは、最高速を3Mbpsにセーブした使い放題のプランを提供する2つのMVNOです。

・ぷららモバイルLTE 使い放題 2,760円/月(税抜価格 以下も同じ)
このプランが出た当時はこれでモバイル環境でも動画が問題なく見られるのではないかと思われた最大3Mbpsまでの速度限定での無制限プランでしたが、残念ながら「最大」という言葉が示す通り、利用者が集中する時間を中心にスピードがかなり落ちるということで失望する方も多く出ました。私自身もサービス開始時に申込んですぐに使ってみましたが、この内容ではもう少し料金を下げてもらわないとと思って解約してしまいました。

それでも、地方で混雑する時間帯以外では1Mbps弱くらいは出ていましたので、そういった時間に使えれば動画を見る用途でも使えなくはありません。

ぷららモバイルLTE
http://www.plala.or.jp/lte/

・ワイヤレスゲート FONプレミアムプラン 月1,556円
ぷららモバイルに加入していた人の不満をつぶすような形で出てきたのが、ヨドバシカメラの店頭で購入することのできる「ワイヤレスゲート」です。こちらもFONプレミアムプランでは最大速度が3Mbpsというふれこみでデータ通信が利用できます。

私自身が現在このプランを使っている関係上、簡単な紹介をしますが、最初こそ3Mbpsに迫るくらいスピードが出ていたものの、ある程度遅くなってきたところで落ち着いてきた印象です。ただ問題は、データのダウンロードに規制がかかっているらしく、1Mbpsでもスピードが出ていればすぐにダウンロードが終わるはずがなかなか終わりません。

明らかにダウンロードの速度が遅くなっていまして、はっきり言って実用には耐えません。その分、サービスをしているWi-Fiスポットに移動してダウンロードや動画閲覧をしてくれと言われているようです。ちなみに、ストリーミングの動画なら場所にもよりますが1Mbpsくらい出ている場所や時間なら何とか見ることはできます。

個人的にはマクドナルドやスターバックスで使えるWi-Fiスポットを使えるという点と、使い放題としては月額が安いということで使ってはいますが、今後の展開によっては続けるかどうかはわかりません。どちらにしても、高速というより中速の使い放題と思って使えば腹も立ちません(^^;)。

後、プラン名にもなっているFONというWi-Fiネットワークが2020年の東京オリンピックを迎える中で、どのように成長していくかという点にも注目すべきでしょう。海外では自宅のWi-Fiの帯域を一部開放するような形で相互扶助的なサービスとして利用者を増やしているFONですが、まちぐるみで海外からやってくる旅行者達のためにFONのルーターを配って簡単にWi-Fiエリアを増やすような事が全国で行なわれれば、国内でFONのアクセスポイントを自由に使えるこのプランの利便性は上がりますので、今後このプランが気になる方にはFONの日本での普及にも期待しましょう。

ワイヤレスゲート
http://www.wirelessgate.co.jp/service/sim.html

・UQ mobile データ無制限プラン 1,980円/月
こちらのプランからはさらに遅いスピードになります。UQ mobileとはauの系列の会社で、回線もドコモでなくauの回線となりますので、利用できるスマホやモバイルルーターが違ってきます。それでも国産のベストセラーのモバイルルーターNEC Aterm MR04LNではそのまま利用可能ですので、MR04LNのスロットに空きがある場合はハードを追加しなくても利用可能です。回線の関係で使えるスマホの機種はドコモの回線で使えるものとは違ってきますので、利用しようと思っている場合は確認をお願いします。

データ無制限というプランにしては遅めの最大500kbpsということですが、多くの人が使っていない分、ネット上の口込みではそれほど遅くなることは少なく、下りのスピードも700kbpsくらいが出ることもあるという書き込みも見付けることができます。ただし、こうした情報は確実に裏が取れたわけではないので、あくまでも自己責任でお試しいただきたいと思います。さらに、UQ mobile自体ではデータ規制がされなくても、元回線を含むAUの回線を使っている場合は3日間のデータ使用量が3GBを超えると規制が入る可能性があるとされています。この点についても私がそこまで利用しているわけではないため(mineoのau回線の契約で利用しています)不確定です。

また、auのMVNOを使う場合はドコモと違って3Gエリアでは使用できず、LTEサービスのエリアのみでの利用になります。今後、auでは3Gを廃止しLTEのみにするという方向はあるようなので、長い目で見れば問題はないとは思いますが、ドコモとのエリアの違いはあるので、山の中で使いたいと思う場合は注意が必要になります。

・Wonderlink F-使い放題700プラン 1,580円/月
このWonderlinkというところは、Panasonicが展開するサービスです。回線はドコモですが、Fプランというのは最低速度が最大700kbpsとなっています。高速クーポンは1GBあるのですが、高速ではすぐに使い切ってしまうと思いますので、実質的には最大700kbpsでの中速の定額ということになります。

このプランの規制についてはホームページの方には直近1日(24時間)の通信量が1GBを超過した場合にネットワークの状況を見て規制がされるとの記載があります。また、このプランについてはSMSオプションも音声通話プランもなく、データ通信専用のSIMだけになりますのでこの点もご注意下さい。

セルスタンバイ問題が発生するスマホでの利用は電池の急な消耗を招く恐れがありますのでおすすめしかねます。そうした問題のない端末か、タブレット端末・モバイルルーターに入れて使うのがおすすめです。

Wonderlink
https://ec-club.panasonic.jp/wonderlink/top.html

今回紹介したものの中には自分で使っていないプランも混ざっているので、実際にどの程度のスピードが出るかは地域や時刻によって変わってくると思いますが、大体月額2千円前後くらいの予算でも十分に使えるプランもあるということです。月額千円で3GBくらいのプランに限界を感じたら、今回紹介したプランを検討してみるのもいいかも知れません。


あなたに合うMVNO選び その2 動画を見たりダウンロードにも使いたい場合

前回も説明しましたが、今回解説する出先でも動画を見たりダウンロードも十分にできるというプランは厳密にはあり得ません。しかし、今出ているプランの中でも高速無制限をうたっていたり、高速クーポンの量が携帯大手よりも多く用意されているプランもありますので、その範囲や時間の中で利用する分については快適に使える可能性はあります。まず、高速無制限でのプランを提供しているMVNOについては2社あります。

・b-mobile 高速定額 1,980円/月(税抜 以降の表示も同様です)

無制限プランを行なっているMVNOでは最安ですが、スピードテストでは高速が出ていても、YouTubeでは5~600kbpsあたりまで制限されているのではと発信しているネット上の口コミがあります。そもそも混雑する時間になると200kbps以下になったとスピードテストの画面をアップしている方もいました。こうした例示だけでは信ぴょう性に欠けるところはありますが、逆に全ての時間で高速を維持できるかと言うと、そうでもないでしょう。他のMVNOのプランと同じように、やはり多くのアクセスが集中する場合には速度低下が出るようです。

・U-mobile 無制限プラン 2,480円/月(税抜)

それなりに高速で使えるというネット上の口コミはあるものの、無制限プランでも規制されると普通のMVNOの最低速度より遅い128kbpsまで落とされる可能性が0ではないことがU-mobileのホームページに記載されています。制限される目安が公開されていないので確かな事は言えませんが、以前は3日間で1GBだったのが今では2GBでその日一日は規制されるようになったというような話もネットでは出ています。この話が真実だとすると、現実には無制限とは言えないような気もするのですが、だからこのプランがだめかというとそうでもありません。制限されないように使う工夫をすることで、後述の高速クーポンのプランよりも安く使える可能性があります。

以上のような内容はあくまでネット上の情報を見て書いたものに過ぎないのでどこまで信ぴょう性があるかというのは明らかではありません。ただ、どちらの高速無制限のプランであっても、動画を見続けたり大きなファイルをダウンロードし続けるような事をやると規制されて低速での通信を強いられることは間違いなさそうです。そういうわけで、紹介した無制限プランを契約する場合は、加入前からこうした規制が掛けられる可能性があるということを十分理解した上で契約するべきでしょう。

それでも、高速通信を大量に使いたいという場合は、無制限プランを契約するよりも高速クーポンが大量に付いたプランにするという方法があります。ここでは携帯大手三社が普通に提供する7GBより相当多く使い出がある月/20GB以上のデータプランがあるところをピックアップします。

・DMM mobile 20GB/月 4,980円

テレビコマーシャルでもお馴染みのDMM mobileですが、元回線はIIJmioなので信頼感があります。さらに、余った高速クーポンは翌月に繰り越しができたり、専用アプリで高速と低速を切り替えできるので、使う時だけどっと使うようにすれば、無制限プランが使えないと嘆いている方には以外に使える可能性もあります。余った高速クーポンは翌月まで繰り越しも可能です。

・イオンモバイル 20GB/月 4,980円 30GB/月 6,980円 50GB/月 13,800円

人気集中でサービス開始後すぐに契約できなくなるなど、いろんな話題が出たイオンモバイルですが最大で月50GBプランまであります。さらに残したデータは翌月繰り越し可なので、あまり使わない人が紹介した高速クーポンの多いプランを契約していまうと高速クーポンを余らせたまま使わずに終わってしまうので注意が必要です。元回線はIIJmioで、高速と低速の切り替えも可能です。

・イオンデジタルワールド
https://shop.aeondigitalworld.com/shop/c/ca116/

・Tikimo SIM 30GB/月 6,400円 50GB/月 11,000円

Tikimoという名前にピンと来ない方もいるかもいるかも知れませんが、ここは昔からインターネットプロバイダとして事業を行なっている「TikiTikiインターネット」です。

ここには20GBのプランがありませんので30GB以上のプランを紹介しますが、携帯大手3社が7GBそこそこしか高速で使えないと思えば、30GBのプランなどはなかなか使えるのではないかと思ってしまいます。ここも元回線はIIJmioであるそうです。こちらも使い切れなかった高速クーポンは翌月にのみ繰り越せます。

ただし、ここはイオンモバイルと比べて30GB以上のプランが安い代わりに気を付けなければならないところもあります。まず、通信カードの種類において、今ではほとんど利用する人がいなくなったからとは言え、標準SIMが用意されていませんので、対応の端末を利用しようと思っている方は注意して下さい。また、ここはデータ通信専用の契約であっても3ヶ月までに解約すると解約金が別途2,000円かかります。

こうした事を総合すると、常に30GB以上使うような方にはおすすめですが、毎月のばらつきがある場合はプラン変更にも手数料がかかるのでご注意下さい。

結果的に、ここで紹介した定量プランのコースを提供するMVNOは全て回線をIIJmioから借りて提供していることがわかったので、高速クーポンを使い切れば200kbpsとなり、低速で3日間366MB以上使うとさらなる速度規制がされるのですが、これだけの大量に高速クーポンが付くプランであれば、クーポンを使い切った時点で無茶な使い方をすることもないでしょうし、その後の規制の事までは考えなくてもいいでしょう。

ちなみに、私がスマホとパソコンで思い切り動画なども使いつつWindowsUpdateまでやった時の最高消費量がぷららモバイルLTEの無制限で使った時で、月30GBあたりでした。月30GBで収まるなら、予算としては5千円から6千円くらいが目安となるでしょう。自宅だけでなく外でもバリバリネットを使いたいという場合は、実際のスピードと規制の内容があやふやなデータ無制限プランよりもここで紹介したプランを契約した方がいい気がします。

紹介した中でDMM mobileとイオンモバイルの20GBクーポンの料金が同じになっていますが、実はイオンモバイルが格安のプランを出すまではもう少し高い料金になっていました。ある意味、DMM mobileの営業方針には別のMVNOがさらに安いプランを出してきたとしてもその料金に追随してくれるのではないかと期待が持てるとも言えますが、イオンモバイルには店頭で簡単に手続きをしたりアフターサービスを受けることができるというメリットも有ります。どちらがいいかというのは個人の好みで決めることになるでしょうが、ネットで完結させたいならDMM mobile、実際に店頭でいろいろ聞きながら契約したければイオンモバイルがいいでしょう。

また、毎月多量のデータを使うのではなく、旅行に出る時だけ使うような場合は、賢い運用方法があります。例えば、ゴールデン・ウィークや年末年始、お盆期間など旅行に行く期間が決まっていて、その時しか多くは使わないというなら、普段はDMM mobileやイオンモバイルで月間3GB程度の月千円くらいの契約で使っておき、旅行に出る前の月から20GB以上のプランに変更すれば、翌月くりこしの恩恵を受けつつ2ヶ月間は十分にデータ通信を使えます。その点ではDMM mobileやイオンモバイルでは高速と低速の切り替えが可能ですので、旅行へ出る前にはできるだけ低速でやり過ごしておいて、旅行中は十分に高速通信が使えるようにデータ量を調整するという方法もあります。あくまで自分のお財布と相談になりますが、どうしても外で高速通信を使いまくりたいという方は、このような方法についても参考にしてみてください。


あなたに合うMVNO選び その1 自分の使い方をまずは把握しよう

旧ブログからこのブログでは、車中泊の事を語るような題名と書いている事が合わないのではないか? と自分でも思ってしまうほど(^^;)、携帯大手3社の契約より安く利用できるMVNOの格安SIMを使った通信についてかなり力を入れて紹介してきました。

しかし、そうして書いて行った中で常に意識していたのは、もし自宅の有線によるネットが使えなくなっても何とかしてネット環境を維持できないかという事でした。以前は本家の携帯大手3社と比べるとMVNOは安いものの制限が多くあり、我慢しながら使っていた時もありましたが、今ではある部分においては携帯大手3社より優れているサービスを提供しているケースもあります。

このブログでは特に車で移動しながら使う事が多くなることを想定し、自宅で行なっていることを山の中でもできるようなものを目指しつつ、私の興味あるサービスについて紹介していくつもりでいます。

ただ、そうは言ってもその人その人によってモバイル通信に求めるものは違ってくるように思います。そこで、最初に考えていただきたいのは、今自分はどんな事にどういう風にネットを使っているかという事を冷静に判断することです。

現在、日本で販売されているMVNOのプランはデータ通信量に気を付けて使えば、毎月0円での運営も夢ではないso-netの「0SIM」から、高速が24時間使い放題というプランまで色々あります。ただ、この使い放題という言葉には注意しましょう。

というのも、表面上の制限を受けることなく無制限にインターネットが使えると言われていた有線の光インターネットでさえ、常時大量のデータ通信を行なっているヘビーユーザーに対しては何らかのペナルティとして通信制限を行なうことを示唆しています。

有線でさえそうなのですから、無線であればなおさらです。今でも多くの通信が集中するお昼前後の時間や、夜間から深夜にかけてはスピードを制限する「無制限」のプランというのも存在します。ある程度高速が安定して出る業者では割と厳しい規制があったりすることも多いので、いつでもどこでも自宅と変わらないようなスピードで動画もファイルのダウンロードも何でもやろうとするのは無理だということをまずはご理解下さい。

そうした中で、MVNOのプランを決めるためには自分は特に旅先で何を一番やりたいのかということを考えて、その希望をできるだけ叶えてくれそうなプランを選ぶのがいいでしょう。大まかにMVNOに求めるニーズを分けてみると、以下のようになります。

1.動画を見たりダウンロードにも使いたい
2.高画質の動画は見られなくても仕方ないが、そこそこの速度で容量を気にせず使いたい
3.高速クーポンは制限されても低速の200kbpsはキープしてもらいたい
4.多少制限はされても高速のスピードは維持したい
5.最悪高速が使えなくても、安い値段で使い易いものが欲しい

また、具体的に使いたいアプリによっても利用すべきプランは違ってくるでしょう。マップをダウンロードするには低速では厳しいですが、カーナビを使うくらいなら低速のままでも十分です。また、ラジオを聴くにも低速で十分ですが、低速における規制を行なっていないプランで契約しないと実用的に旅先で利用することはできません。

改めて、旅先で使うことを見越しての利用状況を考えてみて、必要であれば携帯大手3社からだけではなくMVNOの中でも乗り換えの算段をした方がいい場合も出てくるでしょう。このカテゴリーでは、とりあえず上記の5つのパターンで使いたい時にどのMVNOがおすすめなのかということを紹介していく予定です。目先のプランに飛び付く前に、改めて自分はモバイル通信で何ができればいいのかということをはっきりさせていくと、自分に合ったプランが決めやすくなります。


車の色にまつわる経済学

ちょっと前の話ですが、いつも車検でお世話になっている修理屋さんへ行ってタイヤの空気を入れてもらったかわりにと買い物を頼まれました。別のお客さんの車の車検を通すのに預かった車にちょっとボディの傷みがある事を気にして、安く補修するために、市販のカーペイントを使おうということで、カー用品屋さんに置いてあるスプレー式のカラーナンバーの色が入った缶を買ってきてくれと頼まれたのです。

ご存じない方のために車の色を示す「カラーナンバー」について少々説明しますと、多くの車では車体自体に刻まれた車台番号とは別に車台番号の記載のあるプレートが付いています。多くはボンネットを開けるとあるのですが、そこに書いてあるのがその車の色を示すカラーナンバーなのです。

ペイント色はカラーナンバーによって示されるので、カー用品店へ行き自動車メーカー別に分けられているコーナーへ行くと、ほんのわずかな傷を直接塗ることで補修できるタッチアップ型のものと、スプレー缶タイプのものが並んでいるはずです。

とりあえずは車のカラーナンバーをメモ用紙に控えていったので、その番号に合う製品があるかを探すのですが、残念ながら既成品として店頭に並んでいるものの中には目的の色はありませんでした。ちなみに、この時点で見付かれば、スプレー缶タイプで1,200円前後で手に入ります。

ただ、皆さんもおわかりと思いますが、世の中に車の色というのはごまんとあるので、店頭にあるもの以外使えないのでは困ります。そこで、大きなカー用品店では「調色」というサービスを行なっています。

色というのは様々な色を混ぜる事で作り出すことができるため、日本のカーペイントを取り扱っているメーカー「ホルツ」や「ソフト99」の代理店では店頭にない色でもその配合がわかれば作ってもらえます。一本作るのに30分以上時間がかかり、値段も既成品の倍ほどかかるものの、一般の人でも簡単に車の塗料が手に入るという事は有難いことです。

今回のようにお使いを頼まれる事はそうそうあるわけではありませんが、自分の車の補修を安くやってもらった時にこの話を聞いていて、実際に自分の車の色を作ってもらったことがあったので、店頭に色がないことがわかるとすぐにカウンターに行き、調色できるかどうかカラーナンバーを示して調べてもらいます。最初に訪れたのが「ホルツ」を扱うオートバックスだったのですが、残念ながらここでは資料がないということで、作ってもらうことはできませんでした。

しかし、ここでへこたれてはいられません(^^;)。近所にはもう一つのカー用品店であるイエローハットがあり、そちらではオートバックスとは違う「ソフト99」の調色ができるのです。この辺になると自分の仕事はどうするんだと言われそうですが、なかなか外をウロウロすることもないので、頼まれ仕事と言えどもきちんとやりたいのです。

イエローハットに着いて改めて調色をお願いしたら、何とここでも調色が不可能だとのこと。どんな復雑な色かと思われる方もいるかも知れませんが、色自体はよく見るパール(白色系)で、車も今の型のスズキ・スイフトなので調色できないことが信じられませんでした。

たまたまイエローハットのそばにスズキのディーラーがあったので聞いてみたところ、そのカラーナンバーではタッチアップの小さいものはカー用品店で出ているのと同じ価格で用意できるものの、スプレー缶での提供は元々していないという衝撃の答えをいただきました(^^;)。

ちなみに、今回血眼になって探しまくったあげく入手不可能だとわかったカラーナンバーはスズキの【ZMT】というカラーナンバーのものです。私自身の車の話でないので他人事というところはあるのですが、この車をきちんと塗装するには専門の工場に出さなければならないわけで、ちょっとした色の違いだけでもその補修費は相当に変わってくることもあるということを実証することになってしまいました。

最近の新車を売るためのテレビコマーシャルで、車のセールスポイントとして実にバラエティに富んだ色の中から選べるというのがあって、人の乗っていない色の車に乗るということはそれだけで嬉しいということはあるかも知れませんが、事故やいたずらで補修する必要に迫られた時に、自力で何とか安く補修できる車の色もあれば、専門業者に任せないと自力ではどうにもならない色もあるということもあるということを考えた上で色を選んだ方がいい場合もあるのではないかとしみじみ思えました。

ちなみに、どうしても見付からなかったと修理屋さんのところに行ったら、じゃあ適当に前使って余った同じような色を合わせてやるよと、いともあっけらかんと言われてしまいました(^^;)。こういう職人さんというのは今の世の中ではそれなりに貴重だと思いますが、ディーラーさんからしたらそんなことをされては困る存在なのかも知れません。


真夏の車中泊の対策は多くない

季節は春から初夏へと変わっていく中、車中泊をするにはいい季節になってきました。車の中で夜から明け方まで過ごす中で、それほど着込んだり寝具を沢山使わなくても済むので、気軽に車中泊できるようになります。しかし、そうした時期も梅雨の終わりとともに変わってきます。

日本では四季があり、それぞれの季節によって車中泊のために用意するものも違ってきますが、個人的に一番厳しい季節だと思うのが夏です。寒い中での車中泊は冬山で使われるシュラフや湯たんぽを使ったりすることで、少なくとも地面から直接冷気を感じず風も通らない車の中でなら何とか車内で一夜を過ごすことは可能ですが、暑さというのは裸になって窓を全開にしたところでたかが知れていますし、雨や虫の侵入があった場合の対策が必要になります。

夏の車中泊をしている方の中には窓を全開にして網戸をはめ込んでいるような方もいるようですが、そこまでの準備をしても風がない熱帯夜の車中泊はきついと思います。
旅の中の車中泊という事なら、対策としてあるのが、可能な限り標高を上げることによって快適な気温に感じろところまで移動するか、電池式やモバイルバッテリーを使った扇風機を掛けながら寝ることですが、明け方になって急に寒くなると暑さ対策があだとなって体調を崩すこともあり得ます。また、暑さの感じ方は人によってまちまちで、自分は我慢できる暑さでも子供にとっては扇風機を付けても我慢できない暑さだったりすることもあり、とにかく夏の車中泊というのは鬼門であると言えるでしょう。

そのためということもあり、私は車に網戸を付ける変わりに、乾電池式の大きな扇風機を用意して回しながら寝たり、それでも我慢できない場合に備えて風が通るメッシュの付いたテントを用意していますが、そうなるともはや車中泊ではなくキャンプになってしまいます(^^;)。それくらい夏の車中泊は大変だということです。

この文章を書いている現在、熊本地方を震源とする地震活動は未だ収まらず、避難所にも新しく用意された住居にも入れない人が車中泊というよりも車上生活を続けているという現実があります。今後、日々の気温が上がり車中泊の環境が夏の車中泊に近づいていくにつれ、状況はさらに過酷になることが心配されます。

車中泊についての知識がない方は、エンジンを付けてエアコンを使えばいいではないかと簡単に考えるかも知れませんが、アイドリングを続ける多くの車があれば駐車場所付近の環境は悪くなるだけではなく車自体の問題も起こってきます。ガソリンを補給し、常に夜にアイドリングをしながらエアコンを使っていると車の発電機で作った電気以上にエアコンが電気を消費するため車のバッテリーがなくなってエンジンがかからなくなります。

そうした車が多く出た場合、必然的にエアコンが使えなくなりますから車中泊で過ごす環境はさらに悪くなり、今の春先と比べるとかなりのストレスが車中泊をしている人たちの間に溜まってくるのではないでしょうか。

今回の地震は真夏には起こらなかったのでこうした問題は表立っては起こっているようには感じませんが、今後の状況によってはその日の天候次第ですぐにこうした問題が起こってくる可能性はあります。それでもなお車の中に人々が留まった場合、精神的にもかなりタフな状況になる事が予想されます。

避難する中での車中泊は標高を上げることもできませんし、車に網戸を付けることもできません。また、全ての車に電池で動く扇風機を設置することもできないでしょう。となると、やはり取るべき方法は車中泊をしている人をテントに誘動することではないかと思うのです。ただ、そのためには全国の自治体が真夏に大きな災害が起こったことを前提にした準備が必要になると思います。

扇風機の用意は無理としても過去のイベントなどで余った団扇を非常用としてストックしておいたり、車の窓を全開にしても虫が入って来ないように、軽自動車くらいの小さな車なら車の上からすっぽりかけられるくらいの目の細かいゴミ集積所用のネットを余分に用意しておくとか、今からでもできることはあると思います。本当は風を通せるテントがあれば一番いいのですが、それには、今まで起こったことのない想定外の季節に大きな災害が起こったらどうなるのかということを常に考えていないといけません。

今後の事を考えた時に、支援物資としておでこに付ける冷却シートや水の蒸発する気化熱を利用して体を冷やす製品、氷をクーラーボックスで保持できるようなら体に当てることで冷やせる氷のうがあれば、多少は寝苦しさを軽減できるでしょう。そういう意味ではこれからの避難生活を乗り切るためにはクーラーボックスの用意が必要になってくる場面が出てくるかも知れません。心配な方はエアコンがない夜を過ごすことを考えて、非常用持出袋の中に入れる物について、改めて考えてみることが大事だと思います。


エリアフリーTV Plus SB-TV06-WRIP その6 ハードディスクは接続するべき?

前回のレポートで終了の予定でしたが、部屋の中で使わずにあった500GBのポータブルハードディスクを発見したので、最後に録画の使い勝手と使うメリットについて紹介させていただいてこのレポートを締めたいと思います。

ちなみに、500GBのポータブルハードディスクはエリアフリーTV PlusのUSB端子からだけの電源供給で動くことを確認しています。ハードディスクを接続すると、一応先にパソコン経由で再フォーマットしたのですが、エリアフリーTV Plusにつなぐど改めて本体からのフォーマットを求められます。使い古しのハードディスクを流用する場合、中に重要なファイルが入っていないか事前に確認しましょう。

500GBのハードディスクがまるまる空いている場合、録画可能時間は約46.4時間となっています。私の場合は旅行前にどうしても保存しておきたい番組があれば事前に録画予約してから出掛けるのが常のため、こちらのチューナーを使って録画することは出掛けてから知った番組があるか、電波状況により持っているLTEデータ通信のスピードでは満足に見られない可能性が高い場合の「後で見る」ための録画なので、基本的には見たら消すということを繰り返すと思うので、感じとしてはもっとハードディスクの容量が少なくても大丈夫なくらいです。

今ちょっと書きましたが、わざわざ自宅にある録画用機器とは別にエリアフリーTV Plusにも録画のできるハードディスクを繋ぐというのには、意外な効用があります。以前の書き込みで紹介したように、LTEで低回線画質でもほぼリアルタイムでテレビ番組を楽しみたい場合はやはり常に600~700kbpsくらいのスピードが欲しいところです。
これが時間や人の集中によって極端にスピードが落ちてしまう「無制限」SIMだったり、最初から視聴は無理の低速SIMの場合ですが、そのようになかなかうまくLTE通信でテレビ放送が見られない場合にも外出先でテレビ番組を楽しめるのがこの製品の特徴でしょう。

アプリを開いたら(録画予約のみ)にチェックを入れた状態で起動させ、とりあえず番組の録画予約だけを行なっておき、その後、自分で移動してWi-Fiスポットのある場所に移動することができれば、SIMのプランに関係なく録画しておいた番組を自宅に帰らなくても見ることができるようになります。それが、同じように外出先から録画できるだけの機器との違いです。

そのように考えると、あえて外からの同時視聴にこだわらなければ、MVNOの低速専用の契約でも、Wi-Fiスポットが使えるようなサービスが付いているものを選べば、道の駅やコンビニ周辺でちょっとした時間の合い間に録画番組を見ることもできます。このような利用方法に興味がわけば、エリアフリーTV Plusを購入するのも面白いような気がします。

そして根元的なところに戻りますが、今あるスマホやタブレット端末をテレビに変え、無線接続で地上波だけでなくBS番組も家の中でならどこでも見られるようになるという特徴は、今までこういった製品を使ったことのない人にとってはかなり便利ですよ(^^)。お風呂の中でもBSが見られるというのは、フルセグ搭載のスマホでも実現できない事ですが、それをSIMフリーのスマホやタブレットで実現できてしまうので、次は防水タブレットでも買おうかと思わせてしまうような今回のエリアフリーTV Plus購入でした。


軽自動車のメーカーはユーザーのニーズを把握しているか?

三菱自動車と、同社が生産した軽自動車を販売している日産から出ている車にカタログにおける燃費表示を偽装したものがあることがわかり、大きな問題になりつつあります。現在の日本の車の中で一番の売れ筋が軽自動車で、さらに最近は様々な装備が付いて高額化している関係でどのメーカーも力を入れて新型車を開発している中での不祥事発覚でした。

ただ、今回のことで三菱自動車だけが悪いとして矛を収めてしまうと、この問題の根元にあるもう一つの問題を見のがしてしまうことになりかねません。なぜメーカーがそこまで細かな燃費にこだわるのでしょうか。知っている方はよく知っていると思いますが、車に関する様々な税金がカタログで紹介される燃費性能によって減免できるかどうか決まり、もしわずかの差で他社と同レベルまで減免できなくなったら、他の性能がどれだけ素晴しくても、ユーザーは税金の安い方になびくことになります。そのため、三菱を含めて他のメーカーも細かい数字に気を使って他のメーカーより数値を出すことへのプレッシャーを感じながら開発をしているのではないかと思われます。

さらにおかしいと思うのは、カタログに記載されている燃費というのは実際の走行で叩き出す燃費性能とは別だということです。その結果、ユーザーの想いとは裏腹に、役所に届けて新しい車が減免できるラインをいかにクリアした車を作るかがメーカーにとっての至上命題になるという、ユーザー目線から考えるとおかしな状況になっているように思えるのです。

そして旧ブログでも何回も指摘させていただいた事ですが、基本的には車は軽ければ軽いほど燃費が良くなりますから、以前から積載されていてもそのほとんどが使われないままで廃棄されるケースがあるということで、以前の車では必ず用意されていたスペアタイヤを省略したり、ガソリンタンクの容量を少なくすることで車重を軽くして燃費をかせいだり、エンジンに負荷を与えることはわかっていても、できるだけ走行中にアイドリングしてガソリンを消費させないためのアイドリングストップ機能を取り付けたりしています。

別にアイドリングストップ用のバッテリーを載せたり、さらにエンジンの入切を繰り返すため、その分のメンテナンス代がかかっても仕方がないというスタンスでメーカーはカタログ上の燃費にこだわってきたのではないかとすら私には思えます。

ただ、メーカーだけが悪いというのではないような気もします。できるだけ税金の安い車を作るということもユーザーから求められていることでもあり、実際に売上に直結するわけですから、政府が減税のためのガイドラインを出しているならば、様々な技術をつぎ込んでそのラインをクリアするというのは企業としては当然のことです。ただ、そうしたカタログ上の燃費が日常の走行で出るかというとそれはまた別問題で、カタログ上の燃費がいいからユーザーの満足度につながっているかということは改めて考える余地が出てくるでしょう。

ちなみに、私が現在乗っている平成18年式のFit1300ccは、本当に市内の短い距離だけしか走らないと燃費は10km/lを超える程度ですが、少し郊外を往復するだけで15km/lくらいは走るようになります。また、遠距離で高速道路を制限速度で止まらずに走っていれば、そこで初めてカタログ値にある22kmくらいは出てきます。

さらに時を遡って私の過去の車の中で最高の燃費を叩きだした車を紹介すると、当時舘ひろしさんがコマーシャルをやつていた初代のスズキ・カルタス5速マニュアル1000ccで、夜中の国道4号線を延々と制限速度で止まることも少なく走り続けた時に、ガソリン給油時の実測値で約28km/l出ました。およそ30年前の車でも今と変わらぬというか、今の車よりもしかしたらいいかも知れない燃費を叩き出していたのですからすごいものです。

当時は同じ1000ccでダイハツがシャレードのディーゼルターボを出していましたが、この車なら同じ条件で30km/lを超えたのではないかと思われます。当時はまだクリーンディーゼルという車はありませんでしたからその車を今も乗り続けていたら大気汚染という別の問題が出てきてしまいますが、今年からの自動車税について、13年以上経過で新車と比べると高い自動車税を取られる車の中にも(ディーゼル車は11年)、今回の燃費偽装で減免を勝ち取ったかも知れない三菱の軽自動車より燃費が良い車もあるかも知れません。

個人的に思うのは、今回の燃費偽装問題でメーカーを叩くのは当然としても、偽装問題の裏にある税金の減免について、古い車だからと一律に前年よりも課税額を増やすということは、本当に環境にいい車として残っている古き良き車を排除することになってしまい、エコという観点からするとこれでいいのかと思えてしまうことです。昔のままの税制だったら古くても燃費の良い車なら乗り続ける人も多かったでしょうし、三菱自動車がここまでして燃費偽装をしたかどうかもわかりません。

三菱自動車の燃費偽装は、軽自動車という日本だけの特殊な市場の中で利益を挙げようとしたひずみがもろに出た形になったものだとも思っています。今後、燃費至上主義ではなく、それこそ家族4人でも手足を伸ばしていざという時には避難生活にも使えるコンパクトな車が出てきたら、多少燃費性能が悪くても購入したいと思う人は結構出てくるのではないでしょうか。


エリアフリーTV Plus SB-TV06-WRIP その5 一応のまとめ

今回、エリアフリーTV Plusを使った外からのインターネット回線を使ったテレビ視聴までの顛末を紹介させていただきましたが、これほど簡単にスマホやタブレット端末を使ったテレビ視聴環境を作ることができるとは正直思いませんでした。

今後に向けての課題としては、自宅およびモバイル回線の改善により、もう少しいい視聴環境が作ることができればと思いますが、車内ではワンセグを見るくらいのクオリティでも個人的には十分といえば十分なので、今回のエリアフリーTV Plus導入で、地上波のサブチャンネルやBS・CSも外で見ようと思えば見られるようになり、今後はネット環境の関係で十分に見られる場所で休めるようになったら使ってみようと思っています。

また、ここまでは紹介しませんでしたが、USB端子にハードディスクをつなげると録画ができ、その予約を出先から行なうこともできるので、どうしても見たい番組があり、さらに事前の予約を忘れてきたような場合の万が一の手段として使えるというのは大きいですね。ちなみに、予約をするだけなら低速200kbpsの回線でも使えるので、自宅に帰って後から見ることに徹すれば、それはそれで使えるサービスかと思います。

ただ、そうして見た番組は他の機器に出力して見ることが難しく、あくまで自宅に帰ってもスマホやタブレットで見るようになるので、私自身はそこまでエリアフリーTV Plusで予約録画はしないと思いますが、使い古しのポータブルハードディスクを念のために付けておこうとは思っています。

ここまで紹介した私のネット環境(特に自宅)はかなり悪い方だと思うので、モバイル回線をきちんと選ぶことで旅先でテレビを見たいというニーズには、このエリアフリーTV Plusは安く購入できるならいい選択になると思います。リンクで紹介しているサイトはAmazonへのリンクなので買い物用の最安値紹介サイトではなく、安値情報を逐一提供することはできませんが、欲しいと思っている方は型番で検索して最安値を狙ってみてください。


災害に関する「デマ」に惑わされないために

熊本を中心とする地域に大きな地震が起こってから一週間が経ち、まだ終息したとは思えない中で多くの方が現地で不安を抱えながら過ごしていることと思います。日常とは違う非日常の中で、現在さまざまな震災に関するデマの流布が問題になっているようです。

避難生活の中で様々な話が交わされると思いますが、その中で話された単なる居酒屋談義のようなたあいもない話に尾ヒレが付いて、大きなデマとして流れていってしまうということは今後も起こる可能性がありますので、出所のわからない情報の受け取り方には十分注意をしていただきたいと思います。

震災というのは、一般的に言って単純に誰が悪いという判断は付けられないものですが、不自由な生活をする中で誰が悪いのかという事を言っても仕方がないものの、あえて悪者を作ってストレス解消を図るような会話をする方もいるかも知れません。それがまともな情報のように流されることによって、あたかも真実のようにネットを通じて拡散していくという事は十分に考えられることです。

ここでは、過去の例もひきながら、具体的なうわさの傾向からその対処方法について考えていこうと思います。

・その1 (具体的な日付を挙げて)大きな地震が起きる?

こうした情報は地震が起きていない地方でも起こり得ます。過去には富士山が噴火するといった話もまことしやかに語られたことがありますが、それこそ今回の熊本の前震や本震を予知することができなかったのですから、気象庁発表の警戒情報以外には信頼に足る情報というのはほぼないと言うのが実際のところでしょう。ですから、こうした情報が具体的であればあるほど、その本質を疑う事が大切てす。

・その2 原子力発電所の火災や事故関連のうわさ

東日本大震災で実際に放射能漏れが起きてしまったことにより、九州や四国にある原子力発電所が放射能漏れを起こしたというデマも起こるかも知れません。ただ、そんな事故が本当にあったら、テレビやラジオですぐに報道されるでしょう。電力会社や政府の中枢にいる人が事故を隠すのでは? という不安がこうしたデマを拡散する可能性はありますが、特に現在の事を言えば、もし事実を隠した事が後から発覚したら、電力会社も政権も今まで行なってきた政策全てがふっ飛んでしまうくらいのしっぺ返しを受けることは容易に想像できます。

また、放射能に関する誤った情報が回ってくる可能性があります。東日本大震災の時にはうがい薬を飲むと内部被爆を抑えられるだとか、塩が放射能に効くといった誤った情報から商品の買いだめが起こったほどです。もちろん、そうした情報は正しくなかったことが後で判明しています。

ただ、東日本大震災の場合には放射能汚染が心配される地域の発表をすぐには行なわなかった事により、政府の避難行動についての発表を信じてその場に留まって被爆してしまった方少なからず出てしまいました。こうした教訓を踏まえると、きわめて深刻な事態が予想されるほどの事故が起きたことが明らかになった場合は、日本のマスコミだけでなく、ネット上で海外から危険情報を入手することも重要です。

特に周辺国では風向き一つでいつ自分の国が汚染されるかということには神経を尖らせているので、日本政府やマスコミの出したくない情報もつぶさに明らかにされる可能性があります。ただその際も、データの発表元に直接当たって確かめることをしないと、間違った情報に躍らされることになりかねません。、現地周辺でモニタリングを過去から継続して行なっている方が発信している情報があれば、そちらの方の情報にも合わせて当たってみることも大事です。

・その3 現地状況における悪意あるうわさ

今回の熊本地方を襲った地震では、大きな余震が何回も起き、まだ終息しているとは言い難い状況のため家に入ることができないまま避難所や他の場所で避難生活を続けている方が多くいます。そのためどうしても起こってくるのが、空き屋を狙った空き巣の存在で、その事がうわさの元になっています。

過去の東日本大震災においても、空き家を狙った外国人窃盗団が暗躍しているというデマが起こりました。逮捕された窃盗犯の中には外国籍の人間がいた可能性はありますが、そもそも窃盗団のような組織化がされていたのかどうかはわかりませんし、窃盗という事実よりも特定の外国人の存在の方がクローズアップされて、例えば避難所で一緒にいる外国人にも嫌疑の目が注がれる事も起こり得ます。

また、被災地に支援物資が届かないのは誰のせいだとか、避難所周辺で放していた(大型)犬が人を襲って大怪我をさせたとか、普通に考えればおかしいと思えるようなデマも避難生活の不安とともに広がり、避難している人同士のイザコザの種になったりするかも知れません。

もしそうしたうわさを口コミで聞いた場合は、誰から聞いた話か確認するとともに、それが具体的にその場で起こった事なのか、単なる伝聞に過ぎないのか確認してみましょう。本当か嘘か判断に困った場合は、避難所の運営を行なっている責任者に直接聞いてみたり、現場で取材を行なっているマスコミにこのような噂があるが本当に起こったことなのかと直接問い合わせてみる事も効果的です。

うわさやデマの出所として最近クローズアップされているのが、元が口コミであったとしてもそれがネットのSNSで拡散される場合や、最初からネットで嘘の情報を流される場合です。もし、ネットの情報で【拡散希望】とあったとしても、自分で拡散する前にしっかりと情報の出所を確認する必要は出てくるでしょう。

ネット掲示板の情報の場合、リンクで大手ネットニュースやマスコミのニュース記事がリンクされているかどうか確認した上で拡散するようにした方がいいですし、ツイッターでの情報については、元発言がどこなのかを確認してみましょう。

あと困るのが、悪意ある情報発信者が信頼できるアカウントを騙って情報発信をしている場合もあるということです。情報ソースを見付けて間違いないと感じた場合も、改めてそのアカウント全体の内容を閲覧し、そのアカウントが本当に信頼すべきアカウントで、過去の災害においても情報発信をしているのかということまで確認しておいた方がいいでしょう。早まってアカウント偽装が発覚する前に拡散させてしまったら、自分が悪意あるデマ拡散に一役買ってしまうことにもなりかねません。

もしお互いに疑心暗鬼になって収集が付かなくなったら、必要に応じては大手マスコミに電話して確認することも必要になってくるかも知れません。こんなデマがあったということがニュースになれば、以降はそうした情報に踊ってしまう人も無くすことができるでしょう。

今後、地震活動そのものが少なくなることによってこうした流言も減っていくと思われますが、こうしたデマが回る時というのは、一般的に以下のようなケースが考えられます。多くの人が災害についての情報を求めている中で曖昧な情報しか入ってこないため、マスコミも不確かな事を報道できないような状況が長く続くような場合が危ないです。多くの被災者は情報に飢えているようなところがあるので、裏を取っていないため、まだマスコミに載らないような不確かな情報が口コミ(口コミを聞いたネット発信も含みます)で回ってしまうという可能性は高いと言えます。

テレビやラジオから情報が取れる場合はまずはその内容を十分に確認し、口コミ情報として流れてきた情報がマスコミの発した内容と一致したら、少なくともデマに惑わされることはなくなります。心理的に弱くなってしまう中で平常の心理状態を保つのは難しいとは思いますが、誤った情報を基に行動を起こすことは更なる疲弊だけでなくその後の人的な対立をも生むかも知れません。情報を受け取る時にはもちろんですが、入手した情報を伝えようと思っている時も一呼吸置いて十分確認してから行なうことを心掛けていただきたいものです。

これは、被災地だけの問題ではありません。私自身も十分に誤った情報を発信してしまうことの恐さを認識していますし、これから被災地のためにブログを書いたり、ツイッターで情報発信しようと思っている方も、もし自分の流した情報がデマだったとわかった時の恐ろしさを考えていただきたいと思います。