月別アーカイブ: 2013年12月

2013年の年越しそば

 今年最後の更新ということになってしまいました。個人的な事ですが何とか年賀状出しも終わり、ぎりぎりまであたふたすることもなく、穏やかな年の瀬を迎えています。

 大晦日といえば年越しそばですが、皆さんはどこでどのような感じでいただいたのでしょうか。パターンとしてはお蕎麦屋さんなどへ直接行って食べるか、家で買ってきたそばを茹でて食べるか、カップのそばで済ますか(^^;)など、さまざまな選択があるでしょう。今年は家で作るのはどうもめんどくさいし、かといってお蕎麦屋さんへ大晦日に行くと、多くの人が押し寄せてきているので、待たされた上に早く食べるようにせかされそうなので、何とかして空いているところで年越しそばをいただきたいと思って、考えていたことを今年は実行しました。

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 外でおそばを食べる場合の穴場としては、いわゆる立ち食いそばのお店(富士そばのようなお店)を利用するという手もあると思うのですが、さすがに殺伐とした店内でわざわざ年越しそばを食べるのもどうかと思い、今回は東名高速道路のサービスエリアとしても有名な富士川楽座まで行ってきました。ここの一角あるレストランには県内のお手軽なそばを提供するチェーン店が入っているのですが、飲食スペースはゆったりしていて、何よりも正面に雪をたたえた写真のような富士山を見ながら静岡名物の桜えびのかき揚げの乗ったおそばをいただくことができるので、ちょくちょく今までも利用していたのでした。

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 実際に到着したのが午後1時過ぎということもあって食券売り場はそこそこ混んでいましたが、回転はちゃんとしているので、割とすぐに富士山が見える絶景のカウンター席に座れました。注文したのは桜海老のかき揚げが付いた「おろしそば 富士山盛り」(910円)でした。おろしそばには普通盛りもありますが、富士山盛りは2玉というボリュームがあり、かなり食べでがありました。周辺の帰省客の方々を見ると、おそばを食べている人は少数で、海産物のお寿司やマグロ丼などが多かったですが、あまり帰省中には年越しそばを食べようというところまでは行かないのかなという感じでした(^^)。

 そんなわけで、一年の終わりも車でお出掛けをしてしまった2013年でした。来年はどこに行くことになるかわかりませんが、このブログはぼちぼち続けていこうかと思っています。本年はごらんいただきありがとうございました。また来年もどうぞよろしくお願いします。


冬旅行の服装について

 すでに大移動を終え、まったりしている方もいると思いますが、特に年末年始の長距離を伴う移動は大変です。先日、日帰りの旅行で電車に乗りまくりましたが、車内にはかなり日が差していたので窓の外を見ると雪が積もっているような場所でも、かなり暑いという状態になってしまい着るものをどうするかというのは結構悩んだりします。たまたま乗り合わせた子供さんなどは半袖のTシャツ一枚になってもまだ暑い(^^;)と言っておりました。

 私が今住んでいるところは雪がめったに降らないところですので、どうしても寒い地方の人とは間隔が違ってくるかも知れませんが、電車やバス、飛行機や車の中でも暖房をしっかりかけていれば暑くなってしまうので、どういった着るものの用意をすればいいのかというのは常に考えています。

 私の場合だけかも知れませんが、スマートフォンを携帯するのに、年中胸ポケットに入れておいて必要な時にすぐ使えるようにしているので、冬の時期になるとちょっと考えてしまいます。寒い所へ行く時などは首の部分が閉まったセーターを着込みたいところなのですが、シャツの胸ポケットにスマートフォンが入った状態のままセーターを着てしまうと、いざ使おうと思った際に結構大変なことになるのですね(^^;)。そういった理由があって、今シーズンはセーターやフリースを着ないで、Vネックのカーディガンを利用することにしました。これだと首回りは寒くなりますが胸ポケットにはいつでもアクセスできますし、羽織るのも脱ぐのも楽です。最初に紹介した暖房がききすぎた車内であっても結構身軽にカーディガンを脱ぐことができるというのは結構便利です。

 ただ、シャツの上にカーディガンを着て、その上にコートを羽織ったにしても、相当寒いところへ行った場合はちょっと我慢できないかもと思うので、年明けの旅行用には以前購入したユニクロのウルトラライトダウンを併用することにしました。

 ユニクロのもの全般について思うのですが、ここ数年はサイズが同じであっても前とは違って体にフィットするような感じでサイズが小さくなっているように思います。年々体のサイズが大きくなってしまう人には大変ですが(^^;)、体にフィットするダウンジャケットというのは、実はコートの下に着るインナーとしては大変にありがたいもので、しかも収納袋に入れれば小さく持ち運びできるという特徴があります。そこで、暖かい下着なども併用して、もしもの場合にはウルトラライトダウンをコートの中に着込めば大丈夫なようにして出掛けるようにしています。車での旅ではスペースが許す限り持って行くことができますが、公共交通機関の旅というのは何かを持っていこうとすると、別の何かをもっていかないようにしないと現地での行動にも影響が出るかも知れません。その点、軽くてどこにでも押し込めるダウンはもう一枚何か欲しいという場合にはとてもありがたいものです。

 ある程度一定の快適温度を保っている室内にいる時はいいのですが、冬の旅行というのは本当に温度差があるところを出たり入ったりしなければならないため、暑ければ脱ぐ、寒ければ羽織るということをスムーズにできるように気を付けたいと思っています。旅行の移動中の温度変化が原因で風邪を引いてしまっては元も子もないので、汗をかいた際にふき取るタオルのご用意もお忘れなく。


3G/LTE モバイルルータ NEC MR02LN

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 ドコモMVNOのSIMカードを使ったモバイルルータは以前購入し、便利に使っているのですが、今回、OCNのSIMカードとのセットで安く購入できるということで、今まで使っていた標準SIMからmicroSIMに変更しがてら、NEC MR02LNというモバイルルータを購入しました。

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 NECのモバイルルータはWimaxのルータを今も使っていますが、写真のように大きさは同じくらいです。設定も同じような感じなのでだいたいの使い勝手はわかっていたのですが、プロバイダとのセット購入とは違い、最初から接続先の設定をしなくてはいけません。そのためにはウェブブラウザから「クイック設定Web」の画面を表示し、そこから設定する必要があります。しかし、私のものだけかも知れなかったのですが、ルータを設定する画面をどうして表示するのかということが説明書のどこにも載っていなくて、仕方がないのでネットで検索したところ、「198.168.179.1」から入ることができることがわかりました。

 しかし、そこからまた壁があって(^^;)、画面表示の前にIDとパスワードを入れる画面が開くのですが、具体的に何を入れればいいのかというのも説明書に書いてありませんでした。パスワードについては接続した際に入力を求められる自分で決めたパスワードでいいのですが、IDは「admin」と入力したら無事に設定画面が出て各種設定をすることができました。私と同じocnモバイルoneを使っている方はOCNのページに設定までの手順がありましたので参考になさってみてください。少なくとも以下のリンクが事前にわかっていればそれほど設定に苦労することもなかったでしょう。

http://service.ocn.ne.jp/mobile/one/settei/mr02ln/win.html

 その後、タブレットとスマートフォンでモバイルルータ専用のアプリを導入しました。このアプリを使うと電波状況や電池の残量を確認できるだけでなく、スマートフォンから動作中のモバイルルータを休止させたり、逆に起動の操作が端末からできるようになります。これがうまくいくようなら、SIMカードスロットを内蔵していない端末でもネットに繋ぎたい場合のみルータを端末側からのリモート操作で動かして繋ぐようなことができるようになります。そうした連携がうまくいかないような場合でも、ルータの電源をずっと入れておいたとしても、それなりに電池は持ちますので、心配ならば外部バッテリーを併用しながら使えばいいでしょう。

 通信方法は3G/LTEの他に、公衆無線LAN用としても使えるようになっていて、私のルータでは最初から有料の公衆無線LANサービス「Wi2 300」用の設定があります。このルータでは最大10台まで接続ができるので、複数の端末を公衆無線LAN経由でネットに接続するような時にも使えます。

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 あと、このモバイルルータをさらに活用するためのツールとして、専用のクレードルを事前に購入しておきました。充電台として使う他に、背面のLANケーブルジャックを使って有線接続ができるようになります。以前ADSLが使えなくなった時に、モバイルルータを自宅のモデムに繋いで使ったことがあったのですが、このクレードルがあれば同じことができます。また、クレードルのスイッチを切り替えることによって、すでにある有線LANを無線化させることができます。これは旅行先のホテルなどで有線のネット環境しかない場合でも、クレードルに載せたモバイルルータを繋ぐと、ホテルのインターネットをスマートフォンでも使えるようになります。最近では安い専用品もありますが、このセットは普段使っている機材そのままで使えるようになるのが嬉しいですね。モバイルルータ本体とクレードルに付いている電源ケーブルはmicroUSB端子なので、汎用品の5V1AのUSB端子の付いたアダプタがあれば自己責任ではありますが動作はすると思いますので、旅行の時などは便利ですね。また、本体の裏蓋が外れるようになっていて、microSIMカードは押し込むような構造になっているため、nanoSIMをアダプタを付けて使おうとする場合はうまく入らない可能性があります。電池は交換ができますが、本体設定でロングライフ設定を選べるようになっているので、普段はあえて満充電しない設定にして使っていれば長く電池は持つので、単純に外部バッテリーとの併用で十分かと思います。

 私は現状ではdocomoのMVNOで使っていますが、ファームウェアのバージョンアップによりEMOBILE LTEでも使えるようになったとのこと。私が今使っているWimax解約後にどうしようかとも思っているのですが、イー・モバイルの新規契約で端末一括購入の場合、2年間は2千円台で維持でき、5GBくらいまでハイスピードで使えるプランもあるようなので、もしいい条件でイーモバイルの契約ができるようなら(Nexus5に付いてくるSIMカードは他の機器に入れても動作しないので、Nexus5以外のmicroSIMを使っているスマートフォンでの契約が狙い目。Nexus5をイー・モバイルで契約してしまうとSIMカードの使い回しができないので注意)、このルータはイーモバイルで2年契約したmicroSIMを入れて使うというのもありのような気がします。具体的な動作レポートは、年明けに旅行へ行くので、その際に持って行こうと思っていますので、また改めて紹介できると思います。


スズキの軽自動車「ハスラー」Aタイプの装備について

 車中泊という言葉をメーカーがセールスポイントにした車ということではホンダのNbox+がありましたが、スズキから出た軽自動車「ハスラー」も、座席をフラットにしてマットを敷くことで車中泊にも使えるとメーカーのホームページで紹介されています。このシートアレンジ自体は今まであるワゴンRの流れを汲んだものでもあるのですが、今後は車中泊を軽でしたいと思っている人にとってはディーラーのセールストークの中で車中泊にはこの車というフレーズが出てくるかも知れませんね。

 ハスラーには今までスズキが出してきた車に搭載されている様々な先進的な技術が惜しみなく投入されています。ハイグレードのタイプはエネチャージシステム・レーダーブレーキ・誤発進抑制機能・アイドリングストップというメジャーな技術だけでなく、安全のためのさらなる装備として、坂道発進時に後退を抑えるヒルホールドコントロールや、通常運転ではブレーキを踏みっぱなしになるような急坂でも7km/h前後の安全速度で降坂できるヒルディセントコントロール、雪道やぬかるみで脱出できなくなってしまった場合に自力での脱出をサポートするグリップコントロール、急ブレーキをかけると自動的にハザードを高速点灯させるエマージェンシーストップシグナル、コーナーでの安定性を高める車両走行安定補助システムなど、画期的な安全技術がほぼ全部入りになっています。

 しかし、上で紹介した機能の全てはローグレードのAタイプには全て搭載されていないそうです(^^;)、それでもABSとイモビライザーは付いていますから、一昔前の軽自動車並みのの装備といったところです。ちなみに、Aタイプの2WD CVTミッション車では、同じミッションのG・XタイプではJC08モードで29.2km/lであるのに対し、Aタイプは26.0km/lとなっています。

 このAタイプ(2WD CVT)の価格が、メーカーが大きく表示している最安値の1,048,950円ということなのですが、個人的には乗り方によってはAタイプでも十分ではないかと私には思えます。数々の安全装備がないことは残念なものの、ノーマルのエンジンだけで26.0km/lというのは昔の車を考えるとすごい技術の進歩だと思いますし、余分な装備がない分、リコールや故障のリスクが少ないとも言えるのではないかと思います。

 私としてはメーカーオプションでバックドアのところに応急用でないノーマルのスペアタイヤが設置できるようになればさらに良かったと思いますが、新しい技術を投入したモデルと、あえて燃費改良のための新技術を使わないという方向でも低燃費へのチャレンジを行なっているスズキの戦略は個人的には嬉しく思います。今後出てくるであろうアルトバンやエブリィバンにもこうした技術が最大限に盛り込まれ、広々空間と低燃費が同時に実現された新エブリィバンが出てくれば車中泊旅行のための決定版になりそうな気もします。軽自動車については増税の動きが現実のものとなるなどユーザーにはあまり好ましくないニュースが続いていますが、スズキの動きからは目が離せません。


草津温泉 3つの立ち寄り湯がお得に利用できる「ちょいな三湯めぐり手形」

 今回、私のいる静岡県からJRの普通列車のみを使って何とか日帰りできるところで、なかなか行くことのない場所はないか探していてはたと思い付いたのが群馬県の草津温泉でした。新幹線の駅のある高崎駅から草津方面には、作る作ると言われつつ今だにできていない八ッ場ダム建設予定地のある川原湯温泉を通って長野原草津口駅からバスで向かいます。途中、テレビでさんざん見たものすごく高いところを通る橋や、ダムができると吾妻線自体のルート変更があるので、建設中の線路があるところを通りぬけ、長野原草津口駅にたどり着きました。

 当初は手前にある中之条駅からバスが出ている四万温泉にしようか迷ったのですが、四万温泉の方がバスで到着に時間がかかるということもあり、温泉としての見栄えも広大な湯畑を持つ草津の方がいいかなと思って決めました。そうは言っても四万温泉も個人的に大好きな温泉地で、近くには川そのものが温泉になっている尻焼温泉なんてのもありますので、改めて車で訪れる際には周辺の温泉も訪れてみたいと思っています。

 草津温泉は写真の湯畑が有名ですがここに直接は入れません(^^;)。昔から地元の方が常用する公衆浴場がたくさんあり、昔は観光客でも地元の方に最大の敬意を払いながらこじんまりとしたお湯に入れてもらった記憶があるのですが、とにかく温度が高いのが入り慣れない観光客にとっては大変です。熱いからといって水でうすめようものなら、せっかくの温泉の成分を薄めてしまうことになってしまうので、温泉の効能を期待している人にとっては大きな迷惑になります。そこで体に無理をしてでも熱いお湯に浸かったのですが、ちょっと浸かっただけでも体が真っ赤になってしまって大変でした。そんな昔と違ったものとして、湯畑のそばに新しい公衆浴場「御座之湯」がオープンしていましたので、とりあえずそこに入ろうと暖簾をくぐりました。

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 今回入った湯は石敷きの「石之湯」で、日替りで男女の浴槽が入れ替わります。もう一つの浴槽は全体が木で作られた「木之湯」で、冬は床に腰掛けても感触が良さそうなこちらの方が良かったですね(^^;)。中には「湯畑源泉」と「万代源泉」の2つの浴槽があるだけの内湯でしたが、何よりできたばかりで気持ちがいいですし、湯畑から引かれたお湯に入ることができるというのは地味にうれしいものです。湯畑自体も一回りして写真をとりまくってきましたが、これだけでも十分草津の湯を感じることができたような感じがします。

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 草津温泉の立ち寄り湯はここ以外にも「大滝乃湯」「西の河原露天風呂」の3つあり、今回利用したのはここを含め他の2つ(都合3湯)のお湯にも入ることができる手形でした。料金も別々に入場料を払うよりも安い1,300円となっており、さらに言うと手形には期限がありません。つまり、今回は一カ所しか入らなくても次に来た時に入ればいいというわけです。写真のようにハガキの大きさで、切手も貼れるようになっているので、郵便局で風景印を押してもらい、温泉好きの友人のところに送るという技も使えます。最終的に3ヶ所のスタンプが集まると、最後に行った施設で完湯(かんとう)認定証がいただけるのだとか。私が行った時の草津は辺り周辺かなり雪が積もっていて、勢いで露天風呂に行ったら風邪を引いてしまいそうだったので今回は一ヶ所だけで我慢しました。残りの二ヶ所は車で行ってもチェーンが必要ない時期にしようかと思っています。

 実は私が出掛けたその日には、たまたまイベントで夜に温泉街に灯籠を出してライトアップするということだったのでそのまま勢いで停まってしまっても良かったのかも知れませんが、実は今回の旅は18きっぷを使う旅の前哨戦でありまして、その時の勢いで18きっぷの残りの枚数を消費することはできなかったのです。それでも、今まで何回も行っていてわかったつもりになっていた草津の温泉の新しい面も感じることができまして、行って良かったと思える旅でした。そして手形の方はあと2カ所残っているのでまた改めて車で出掛けて今回は味わえなかった草津温泉の別の面も堪能してきたいと思っています。


長期旅行のためにスマートフォンの予備電池という選択も

 昨日のエントリーを読んでいただいた方にはわかっていただけたと思いますが、旅行の最中にあてにしていたタブレットが使いものにならなくなり、かなりスマートフォンに無理な作業を長い時間させてしまいました。そうなるとスマートフォン使っているうちに本体は熱くなり、電池もどんどん減っていきます。

 一応その対策として外付けのバッテリーを用意していったのですが、今回持っていったのが単三電池を2本使うものだったためか、なかなかスマートフォンを使いながらでの充電で電池残量が増えず、またたくまに40パーセントを割るような極限状態に近づきつつありました。そんな中、あえてスマートフォンの電源を切った状態で充電を試みたり工夫してはみたのですが、それだと今度はメールなどの確認ができなくなることに気付き、その時思い出したのが、念のためということで白ロムの端末を購入時に新品を買っておいた予備の電池のことでした。

 この電池は一応充電はしたものの、それからずっと放っておいてあったのでどの程度容量がのこっているのか不安だったのですが、付け替えてバッテリー残量を見たところ90パーセント代をキープしていて、何とか残りの行程をスマートフォンで運用できました。

 今回の私の場合は込み入った調べものなどは極力タブレットの方でやろうと思っていたのですが、設定していた内容およびアプリが全て飛んでしまうという予想もしなかった状況で、正直ここまでスマートフォンを酷使するようになるとは思っていませんでした。外部バッテリーから500mA程度の最低限の出力で充電する場合は、どうしても使いながら充電池が減っていきます。スマートフォンを使いながらでも充電が行なわれるためにはできれば2Aほどの出力の大きい外部バッテリーを使えばいいのですが、価格も高いしバッテリーそのものが大きく重くなりがちなので、単純に内部電池が交換できたのは結果的には良かったですね。

 私はたまたま今使っているスマートフォンを中古の白ロムで購入し、入っていた電池がどのくらい使えるのか不安だったのですぐに予備電池を手に入れたのですが、元々の電池もそれなりに使えるということであまり予備電池があることを意識しないで済んでいました。しかし、列車での旅で、普通の充電ができない状況では電池そのものを交換するパターンというのは大変頼りになることが今回のことでわかりました。

 電車に乗っていてコンセントからの充電がしばらく難しい場合には先述のように、最低でも1Aでの出力をカバーする外部バッテリーを無理をしても用意して持って行くべきだったのでしょうが、以前充電ケーブルに100円ショップで購入した安いものを使っていて、何かの拍子でマイクロUSBの端子が折れてしまって(^^;)、せっかくの大容量バッテリーが宝の持ち腐れになってしまったようなこともありました。そんなトラブルばかり起こす私がそもそもダメなのだという批判は甘んじて受けさせていただきますが、今回の旅ほど予備バッテリーを持っていて良かったと思ったことはありませんでした。今回の内容が果たしてどのくら役に立つのかはわかりませんが、中古白ロムでスマートフォンを購入するような場合、念のために予備のバッテリーを買って用意しておくことも無駄にはならないように思います。ただそれには、バッテリー一体化されているスマートフォンではなく、自分で簡単にバッテリー交換ができる機種を選ぶということが前提となります。最近のスマートフォンには電池を自分で交換できないものが意外と多いので、特にスマートフォンの白ロム購入を考えられている方は、電池の内容についても考慮した方がいいかと思います。


パソコンやタブレットの安全な持ち運びについて

 今回2013年最後の連休に出掛けたのは日帰りではありましたが、スマートフォンでは調べにくそうなサイトをじっくりと調べたい場合に備えて10インチのdocomoが販売しているWi-Fi専用のタブレット、dtabを持って行きました。一応画面を保護するレザーケースは付けていて、バックパックの中で動かないようにバッグ内部のポケットの中に入れて隙間に荷物を詰め込んで移動していたのですが、さあいよいよここで使おうと思ったところ、大トラブルに見舞われてしまいました(^^;)。

 スイッチを入れて立ち上がった画面が自分でカスタマイズしたものではなく、ドコモのメニューがずらりと並んだデフォルトのものでした。最初はあまりのことに何が起こったかわからなかったのですが、どうやら何らかの力がタブレットにかかったのが悪かったのか、データが全て飛んでしまったのでした。

 こんなトラブルが起こってみてから思うことなのですが、実はdtabについては、他のAndroid端末にはことごとく入れてあるバックアップアプリ「JSバックアップ」が適用外になってしまっていてインストールできませんでした。そのためいつかは他のバックアップアプリを入れようと思ってそのまま来てしまったのです。一応それでも無線ルータと接続してインターネットができるようにし、Gmailのアドレスでログインしたことでネット上の調べものはできたのですが、旅行中に1からアプリを入れ直すなんてことはとうていできるはずもなく、その後は画面の小ささを我慢してすべてスマートフォンでネット接続することになってしまいました。

 今回の旅は日帰りの旅だったので、これでも何とかなりましたが、タブレットをパソコンのようにカスタマイズしていてここからいつもパソコンでやっていたことをやろうと思っていたりしたら、元に戻すには相当大変なことになるでしょう。

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 今回タブレットを持っていくにあたって、カバーは付いているものの、ショックに耐えるようなケースには入れていきませんでした。今のタブレットを使わなくなる日が来るにしても、将来的にも10インチ相当のタブレットは持ち歩きたいと考えているので、多少かさばるにしても多少圧迫されても本体に影響を受けることのないケースを物色し、それに入れて携帯するようにしないと危ないとしみじみ思いました(写真は旅行から帰った後入手した外からの圧迫に強いケースです)。幸いにしてタブレット以外にスマートフォンを持っていたので列車の時間や立ち寄った場所についての情報をその都度仕入れることができましたが、まさかハード的には影響がないままデータだけ消えるようなことが、しかも旅先でいざ使おうとした時に起こるとは思いませんでした。また、データ自体はDropboxを使っているので困ることはありませんが、アプリのバックアップを何とかするよう、dtabでも使えるアプリ、「アストロファイルマネージャー」のバックアップ機能を利用することにしました。これで何とか同じようにアプリが飛んでしまってもその場で再インストールできるようになりました。

 年末年始やお盆の大移動で、私のようにタブレットを使いたいと思っている方は、できるだけ本体にダメージがない持ち運びの方法について考得た方がいいかも知れません。私のように一つの荷物の中に入れる際にはショックを与えないケースなどが必要になるでしょうし、タブレットなど衝撃を与えると良くないものだけ別に運ぶという方法もあるでしょう。私自身そんなにバックパックに衝撃を与えたつもりはなかったのですが、それでも起こるときは起こるものなので、全ての内容をタブレットやスマートフォンに入れている方は日頃のバックアップなども行ない、日本全国大移動に備えましょう。


安売りのエネループは買いか?

 年末年始の安売りで、意外なものが安くなっていて驚くことがあります。今はもう売り切れてしまったのですが、よく行く家電量販店へ年末の連休前に出かけてみたら、松下と一緒になる前に三洋電機から出ていた単三形のエネループがちょっとありえない価格になっても売れ残っていたので8本パックを2つ購入してきました。

 普通に考えると、新しい製品のほうが古いものよりも高性能なので、それほど購買意欲をそそるものではないのではないかと思う方もいるかも知れません。そして、安く売られているものにはそれなりの訳があるのだと考える人もいるでしょう。そのため、ある程度の時間が経っても売れ残っていたのでしょうが、結果的に私にとっては実に美味しい話でした。

 私が購入したのは容量は変わらないものの、繰り返し充電の回数が1800回(新しいものは2100回)と300回だけ耐久性に劣るものですが、8本の価格が780円という破格のものでした。かなり前から店頭在庫になっていると思われましたが、念のため充電器にかけたところ、すぐに充電は終了しました。おそらく70から80%くらいは容量があったのではないかと思われます。私は三洋電機がエネループを発売した時から愛用していますが、発売当初からノーマルのエネループでは容量の変更はありません。容量を少なくした分安価Liteや、容量が多いものの繰り返し充電できる回数が少ないproという姉妹品もありますが、トータルバランスはノーマルなものが優れていると私は思うので、多少耐久性が劣ってもその分安ければ安い方を選ぶでしょう。また私は多くの電池をローテーションして使っているためか、このように買い足したものをローテーションするようになれば充電の回数は結果的に減っていき、むしろ旧エネループの寿命を伸ばすことにもなります。

 もちろん、長期保存により多少内部の劣化はあるものの、専用電池ではない単三形のメリットはあります。電力を使う機器では使えなくてもラジオやリモコン用として使える場合も多いですし、エネループの特徴の一つに満充電しておけば数年間はある程度の容量を維持しているということがあります。これは災害用の備蓄品としてもあると助かると思いますので、年末年始に古いノーマルのエネループが安売りされていたのを発見したら、とりあえず確保しておいたほうがいいのではないかと思います。そうして購入した電池を何に使うのかという点については、私のブログのカテゴリの中で種類と本数別に紹介していますので、参考にできる点があればなさってみてください。


普通列車のグリーン券を利用して乗り継ぐ場合の注意点

 今回私が旅で利用した関東近郊を走る普通列車のグリーン券は安く遠くまで快適に行けるのでおすすめではあるのですが、利用方法について注意する点があります。まず1つ目は、平日と土日祝日では料金が違い、さらに車内で購入する場合に料金が違うということです。

 まず平日と土日祝日(ホリデー)では平日の方が料金が高いのですが、これは平日の方が多くの利用者があるということの裏返しでもあります。これから18きっぷで旅行する際には、学生にとっては休みでも世間ではそうでない場合、グリーン券は高くなることを十分確認しておくことが大事です。利用距離や平日休日による違いについては以下のリンクからご確認下さい。

http://www.jreast.co.jp/tabidoki/green/about.html#04

 そして、グリーン券1枚で複数の列車を乗り越す場合に気を付けたいことがあります。基本、グリーン券は1枚で1つの列車について有効なのですが、関東近郊の特定区間では乗り換えた場合でもグリーン車からグリーン車という形で乗り継げる場合は例外的に1枚のグリーン券で乗り続けることができるようになっています。

 例えば東海道線を沼津から宇都宮方面に乗り継ぐ場合、経路検索サイトやアプリでは、早く目的地に到着する設定にしておくと、いったん東京や品川で乗り換え、上野まで山手線を乗り継いで行く経路が最初に案内されることもあると思いますが、これを信じてそのまま乗ってしまうとまずいことになります。どういうことかというと、山手線や京浜東北線にはグリーン車が設定されていないので、本来は一筆書きのようにグリーン車を乗り継がなければいけないところを中断してしまうということになるので、目的地の宇都宮までのグリーン券を買ってあっても改めて上野から宇都宮までのグリーン券を購入しなければなりません。ちょっとのことだから勘弁してくれということは通りませんので(^^;)、車内検札にひっかかったら高い料金の車内でグリーン券を買うか、いったん下りてホーム上にある券売機やモバイルSuicaから買い直すか、どちらにしてももう一枚のグリーン券を買わなければなりません(追加料金をどうしても払いたくない場合は普通座席に移るしかありません)。

 このようなことが起こらないよう、東海道線から高崎線・宇都宮線・常磐線に乗り継ぐ場合には終点の東京まで行かずに途中駅から湘南新宿ラインや横須賀線に乗り換える行程で予定を立てることが大事です。どの列車にグリーン車が連結されているかは紙の時刻表を見れば一目瞭然ですので、紙の時刻表を持たないで出てきてしまった場合には、駅のみどりの窓口にある時刻表でしっかり確認してからグリーン券を購入し、乗換駅を間違えないで確実に乗り継ぐ計画を立てることが重要です。以下のリンクの内容も参考にしてみてください。

http://www.jreast.co.jp/tabidoki/green/answer.html#15

 もし生半可な知識のままこうした間違いを起こしてしまい、たまたまそれが自分が幹事をしている仲良しグループの旅行だったりしたら、考えただけでその後の行程の仲間内の雰囲気が予想できますので(^^;)、くれぐれもこれらの事には気を付けて快適な旅の計画を立ててみてください。


時間に追われる旅から得る車旅の有り難さ

 今年最後の三連休の初日を利用して、青春18きっぷを使った普通列車の旅を楽しんできました。車の旅と違って自分で運転しないので寝ているうちに目的地に着いてしまう気軽さはあるものの、列車の時間に縛られて行動が制限されたり、悪天候や人身事故などで運転がストップしてしまったら待たなければならないという不自由さもあります。まあ、その辺は十分納得の上で出掛けているのですが、今回の旅はのっけから自分の思惑が外れたハプニングがありました。

 今回の旅のルートは東海道線を東京の方まで上っていき、そこから乗り継いで目的地に向かうことを考えていたのですが、旅の途中でこのようなブログのための文章を書くためには、よくあるクロスシートの雑然とした中ではなく、ゆったりとした普通車のグリーン車を使った方が快適度が違います。前にも紹介しましたが首都圏の中を走っている列車の中には普通車のグリーン車を連結しているものがあり、そのグリーン車には青春18きっぷであっても普通車のグリーン券を買えば乗車することができます。さらに首都近郊であれば目的地を指定することによって当日に限って複数の列車を乗り継ぐことができるので、かなり重宝します(この点については注意したいところがあるので、次のエントリーで紹介する予定です)。東海道線では、グリーン車連結の列車は沼津から走っているので、今回は沼津から高崎までのグリーン券を買おうと静岡駅のみどりの窓口へ行ったところ、何とシャッターが閉まっていました。

 営業時間のところをよく見ると、午前5時からとあったので、これはまずいと思いました。グリーン券は車内でも購入はできるのですが、事前に購入する場合と車内で購入する場合とでは購入金額にかなり開きがあるのです。もしかしたらホームに券売機があるのかも知れませんが、なかったら大変なので、沼津駅での乗り換え時間が9分あったこともあり、ダッシュで改札外のみどりの窓口を目指しました。

 ここまで読まれた方の中には、普通列車のグリーン券を買うには、直接窓口で買わなくてもおサイフケータイでも使える「モバイルSuica」を使えばいいのでないかと思う方もいるかも知れません。しかし、ここがまた問題であって、私もスマートフォンにインストールしてあるモバイルSuicaのアプリを使い、グリーン券購入を試したのですが、結局うまくいきませんでした。というのも、始発を沼津として購入しようとすると該当する駅がないとされてしまい、熱海からしか買うことができないようなのです。これは、JRが分社化され、熱海を境にJR東日本になっているためだと思われます。西の方から東海道線を使い、東京を経由して新潟や東北に行くため、普通車のグリーン券を買おうと思っている方はモバイルSuicaを過信していると沼津から熱海間をグリーン車で乗ることができなくなりますので注意しましょう。

 そうしてダッシュしてみどりの窓口に着いたところ先客がいてちょっとドキドキしながら順番を待っていたのですが、何とかグリーン券を購入してその足で待っている列車に飛び込み、何とかタイムロスによる乗り逃しもなく行程を続けることができましたが、もし大勢の人が切符売り場に並んでいたらどうなっていただろうと今考えてもぞっとします。

 もし事前にみどりの窓口の営業時間がわかっていたら、前の日に翌日分としてグリーン券をゲットし、もう少し旅に余裕ができていたと思います。それと改めて思うのは、事前にそれほどさまざまなものを用意しなくても、多少のハプニングがあって行程が中断されたとしても、車を使っての旅なら何とかなってしまうのに対し、公共交通機関を使った旅ではそうしたミスやハブニングが致命傷になったりするので、車の旅のようにのんきに構えすぎるのもよくないということです。車の中で寝られる環境さえ作っておけば、多少体を休めることでまた旅を続けられますので、車中泊の備えというのは私の旅にとってはやはり必要不可欠であることが今回の旅をしてみてしみじみわかりました。また、このように時間にシビアな旅も経験しておくと、車の旅であってもかなり先手を打つような形で楽な旅ができるように思います。私の場合は雪道の走行が心配な季節は車での移動は避けるようにしているのでこのような公共交通機関を使った旅が増えるのですが、うまくこうした体験を車中泊の旅でも活用できればと思っています。