月別アーカイブ: 2011年11月

盗電をしないための心得

 車を使って旅行しているとそれほど不便には思わないかも知れませんが、車を降りてしばらく車を離れている時、そこでパソコンや携帯電話、スマートフォンを使う場合にはちょっとした注意が必要になる場合があります。例えば食事をとるために食堂のテーブルでパソコンを広げてメールを送ろうとしたら、あろうことかパソコンがずっとスタンバイ状態になっており、さらに事前の充電も忘れてきたため、バッテリーの残りがわずかになっていたことに気付いたとします。ちょうど自分の座ったテーブルの脇にはおあつらえ向きのコンセントが設置されていますが、この場合お店の人に何も言わずにコンセントを使ってしまうことはないでしょうか。

 実際問題として、ほんのわずかな時間でも他人のコンセントを無断で使用したら窃盗罪に問われます。実刑ということにまではならないと思いますが、ひどい場合には執行猶予の付いた懲役刑を求刑される場合もあるとのこと。たかがそんなことでと思うかも知れませんが、公共の施設や食事どころなど多くの人たちが利用する所で非常に多くの人たちによって勝手に電気を使われたりしたら、ちりも積もれば山となるの例え通り、お店や公共施設の損害はそれなりに出てしまいます。特に今後は、地方公共団体の運営する施設などでは今までのように役所の無駄を許さない状況が進んでいくでしょうから、隠れてコンセントを拝借するような行為が見つかったらひどい場合には有無を言わさずに警察に突き出されるような状況も出てくるでしょう。

 集客のためコンセントをパソコンなどのために開放しているお店ならいいですが、そうでないところでは最初にコンセントを使わせてもらって大丈夫なのかということを一言尋ねるようにすることが大事です。そこで、たとえ良い返事が聞けなかったとしても、それは当然のこととして諦め、後に未練を引きずらないように気を付けましょう。車での移動の際にはノートパソコンの充電ができるくらいのインバーターを常備し、走行中に充電をするなりできればコンセントを借りなくてもいいわけですから、ノートパソコンを旅に持っていく方はそうした準備も考えておいた方がいいでしょう。

 また、車内に持ち込んだものを全て乾電池で動くものにしたり、携帯電話・スマートフォンのようなものでも乾電池で充電できるような用意があればそれはそれでいいでしょう。その際はできれば車から充電できるニッケル水素電池用の充電器を持っていけばベストですが、急に使いたい場合などは使い捨てのアルカリ電池を買うよりも、いわゆるエネループタイプの充電池を購入するのも手です。昨日紹介した東芝の充電地もそうですが、買ってすぐ使えるような状態で販売している充電池が増えてきています。車での移動ということを考えれば、単三型の乾電池というのはそれほど荷物にはならないので、手持ちの数が増えても困ることはないように思います。逆に増えた分を電池が使える家電製品で使うことができるように置き換えていくことによって、どんな旅であっても旅先でコンセントに依存しないスタイルが確立できます。

 私の場合はパソコンの代わりにGalaxy Tabとポメラでやっていることの代替が可能になるならば、ノートパソコン自体を持って行かないようなスタイルに変えてもいいのではないかとすら思っています。実はまだポメラを注文していないので(^^;)、来月以降には乾電池のみで使える組み合わせについてレポートできるよういろいろ考えてみたいですね。


東芝 ニッケル水素電池 充電池IMPULSE

 今まで、充電式の乾電池といえば三洋のエネループかパナソニックのエボルタが主で、東芝の充電は従来と変わらない製品を売り続けていたのですが、先月にいよいよ同じ土俵で勝負するということなのか、エネループ同等の製品ラインアップを出してきました。家電量販店では現在、かなり目立つところに置かれているように思います。

 基本的な単三電池の性能については、他社とほとんど同じだと言っていいでしょう。高容量の2400mAhのものは充電回数500回で、これはエネループプロとほぼ同じ、普通のエネループと同様の1900mAh充電回数1,800回のものもあります。その他、エネループライトと同様の950mAhもあります。通常は1900mAhで十分ですが、充電時間を短くしたい場合や安いものをとりあえずといった場合は950mAh、電池交換の頻度を少なくしたい場合は高容量の2400mAhといった感じになるのでしょうが、それぞれ値段が違いますので十分確認してから購入されるといいでしょう。

 今回、家電量販店のディスプレイを見て気付いたのは、単四や単三電池だけではなくて、単一や単二電池も常に置かれていて、特に最近全く見なくなった感のある6P(角形)まで揃っています。6P電池の専用充電器(型番はTNHC-622SC)まであり、パナソニックからは同じ6P電池が出ていますが、電池の性能としてはエネループ準拠である東芝の方が扱いやすいのではないかと思います。

 実に特殊な用途ではあるかと思いますが、古い電化製品を使い続けるためにこうした充電池がどこでも買えて継続して使えるようになったというのは本当にありがたいことです。特に6P電池専用の充電器が出ているというのはポイントが高く、今後もずっと使っていくためにも充電器を確保しておいた方がいいと思われる方もいるのではないかと思います。また、単一や単二電池も、単三電池をアダプターで使うよりも容量が大きいので、用途によってはそちらを選んだ方がいいかも知れません。ただし、単三エネループタイプのもの以外については充電回数が500回と少ないので、あえて単三電池をアダプターで使った方が経済的な場合もあります。その点は十分考慮の上導入するようにしたいものです。


ウィルコム イエデンワ その2 だれとでも定額を使いこなすために

 自宅に設置したイエデンワを使ってみましたが、その音質の良さにびっくりしました。元々PHSは普通の携帯電話と比べると音がいいという評価がありましたが、現状ではそこまでの評価を下すほどではありませんでした。しかし、普通の受話器を通して通話してみると、改めてその音の良さを実感したわけです。これは今のPHSの音質がいいというよりも、イエデンワそのものの作りの問題なのかと思います。

 しかしながら、今の携帯電話にあるのが当り前な機能がないなど、やはり通話に特化した端末であることは間違いありません。本体のディスプレイは全てカタカナ表記で、電話帳にはメールアドレスの記載もできるものの、メールの送受信はできません。電話機自体を持ち運んだり移動しての利用ということはできるにしても、携帯電話の扱いに慣れることができない人用との感じはぬぐえないと思います。

 そういう意味から、多くの方はイエデンワを契約し、なかなか携帯電話を使いこなせない人の家において、固定電話との置き換えを想定しているかも知れません。ただ、その場合少々問題が出てくるように思います。ウィルコムの「だれとでも定額」は一部の例外はあるものの、固定・携帯のどちらにも10分間(月500回まで)追加料金をかけずに通話できます。しかし、そうした内容を意識しないあまり、10分以上通話し続けた場合、超過料金は結構高いのです。

 毎月の支払いが安い「新ウィルコム定額プランS」の場合、だれとでも定額を付けなかったり、同じウィルコムとの通話以外で10分以上通話したときの料金は30秒ごとに21円になります。1分で42円ということは、だれとでも定額を付けていても超過時間が20分にでもなれば840円とだれとでも定額の980円に迫る勢いです。固定電話で市内通話の場合、3分8.5円で計算すればその差は歴然でしょう。

 今回はこうした複雑な料金体系を理解できない人にイエデンワを使ってもらうため、とあるグッズを購入しました。だれとでも定額で安く維持するためには、一回の通話時間が10分を超えないようにすることが何より重要です。誰でも簡単に10分という時間を意識してもらうためにはさまざまな方法がありますが、いわゆるキッチンタイマーではセッティングに手間取るだけでなく、アラームが鳴るまでの経過というのを電話しながらでは把握しづらいということもあります。そこで、時間を視覚化しその経過まではっきりとわかるものとして考えたのが砂時計でした。

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 今回購入したのは砂ではなく砂鉄を使った佐藤計量器製作所が出している10分計です。ネットで調べたところ、精度もいいこの砂時計がベストバイだと思い、雑貨屋さんでさがしたのですが、最近こちらにできた大型店のロフトにも東急ハンズでも特に10分計は見付けることができませんでした。そんな中、こちら静岡で老舗として今も営業を続けているはかり屋さんがあるのを思い出し、砂時計はあるかとたずねたところすぐに出てきました(^^)。しかも、かなり長く置いてあるものらしく、恐らく価格改定前の品を入手することができました。製品の特性から考えても古いものであっても全く使い勝手は変わらないのでいい買い物ができたと思います。

 これをイエデンワと一緒に置き、電話を掛ける前にひっくり返して、砂が落ちる前に通話を終了するか、一旦切ってまた掛け直してもらうように徹底すればだれでもその一連の内容を理解できるでしょう。災害時に多くの人に利用してもらうような状況にあっても、砂時計との併用によってスムーズな運営ができるに違いありません。

 そういう意味ではこの砂時計は今後もっと注目されてもいいアイテムだと言えるでしょう。特に携帯電話をなかなか使いこなせそうにない人にこのイエデンワを使ってもらおうと思っている方はぜひセットでどうでしょうか(^^)。


ネスカフェ 香味焙煎

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 普段の生活では煎茶を中心に飲んでいるため、なかなか紅茶やコーヒーを飲む機会が私の場合はありません。それでも、以前静岡を離れた時には近所に売っているお茶はそれほどおいしくなかったということもあって、コーヒーにはまりました。その当時は下宿による半共同生活を送っていまして、学校の先輩の部屋がすぐ横にあり、その方が煎れて下さるコーヒーをみんなでいただいていました。

 ただし、そこではある意味鉄の掟があって(^^;)、決してコーヒーにはミルクも砂糖も入れて飲んではいけないことになっていました。小さいころから甘いものがおいしいという感じで脳にインプットされていたこともあって、最初の頃はなぜこんなに苦いものをそのまま飲まなくてはいけないのかなどとその先輩の行動が理解できませんでしたが、さまざまな種類のコーヒーをブラックで飲んでいくうちにその味の違いというものに気付き、私もむしろ砂糖もミルクも入れないでコーヒーを飲むことに慣れてしまったのでした。

 そうすると、そこであることがわかってきます。不味い出がらしのコーヒーを出す格安のファミリーレストランがその当時あったのですが、そのコーヒーをブラックのままのむと、思わず大声で叫びたくなるような不味い味であることに気付くのです(^^;)。そこで、そのまずさをごまかすためにミルクやコーヒーを入れるわけですが(もちろん、ミルクや砂糖を入れる意味というのはそれだけにあるのではありませんが)、個人的には適度な濃さのコーヒーをブラックで飲むほうが性に合っています。

 そういう意味で、今まではインスタントコーヒーもあまり飲まなかったのですが、いろいろなところの評判がいいので、試してみたのがネスカフェの香味焙煎です。インスタントですからカップにコーヒーを入れ、そこにお湯を注ぐだけなのですが、私としてはブラックで十分にこのインスタントなら楽しめるので、以前紹介したナルゲンボトルにこのコーヒーを入れて旅に持っていくようにしています。

 車中泊の旅というと車内に実にさまざまなものがあふれます。そんな中、紙コップと一緒になった砂糖ミルク付きのコーヒーセットなども出ていますが、お金もかかるしゴミも出ます。その点、シンプルにいつでもどこでも温かいお湯さえあれば飲むことのできる普段飲みのコーヒーを旅にも持っていくことで、旅の荷物もへらすことができますのでいいですね。インスタントコーヒーの場合は味の濃さをコーヒーの量とお湯の量とで調整できますから、体に変調をきたさない程度に濃くしたり、逆に薄めにして飲んだりということもできるので、缶コーヒーをその場で買うよりも私は好きです。これからの寒い時期には、大きめの保温水筒に熱めのお湯を入れてから出発したいですね。



ウィルコム イエデンワ WX02A

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 現在、ウィルコムの契約を新たにする場合、以前のようなデータ通信中心という考えは転換する必要があるでしょう。通話のために契約をすることで、使い方によっては毎月の通話料を劇的に下げてくれる可能性があります。今回、携帯電話というよりは全く普通の電話機にしか見えないイエデンワを契約したのですが、決してこれをそのまま外に持って行ってウケを狙おうと思ってだけで購入したのではありません(^^;)。

 まず、この電話を契約するにあたり、私の持っているウィルコムの契約電話の副回線として申し込んだのですが、期間限定のキャンペーンとして、主回線のプランを変更しない限りは基本料金が無料になるという条件での契約が可能でした。機種代金は月980円の24回払いということでその分の支払が発生しますが、これに「だれとでも定額」を付けると、その分のオプション利用料は分割払いの期間に限ってかからなくなります。留守番電話や故障などのサポートを外してしまえば、月980円とユニバーサル利用料7円のみで10分間一般電話・携帯電話への通話料がそれ以上かからず、ウィルコム同士はごく一般的な利用の仕方の場合、時間を気にすることなくいつかけても通話料無料になりますので、家の中でだれでも使える据え置き型電話という形での設置はそこそこ便利だと思います。もちろん、自宅には固定電話がありますが、だいたいの用事は10分以内で済んでしまうため、今後自宅から電話をかける用がある時にはこのイエデンワから発信してもらおうと思っています。他の機種の場合、端末料金がもう少し高いのが普通ですが、このイエデンワは出たばかりなのに、実質の端末料金が安く、誰とでも定額のオプションを使う前提なら、端末代を考えなくてもいいというのが購入のポイントでした。

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 自宅で使う場合はACアダプタから給電しますが、入っていたアダプタはソフトバンクのスマートフォン用というマイクロUSBコネクタのものでした。写真のようにACアダプタの表示があるのがマイクロUSB端子です。となるとひょっとしてと思い、スマートフォンや携帯電話を旅先で充電するために購入したリチウムイオンバッテリーをつないで見たら、最初の写真のように問題なく起動し発信着信とも問題なくできるではないですか。ACアダプタの表示を見ると5V1Aの表示がありましたので、たいがいの1A出力のバッテリーで動くと思います。ただし、こうした行為によって本体の不具合が出た場合、メーカーの保証が受けられなくなる可能性はありますので、その点にはご注意下さい。

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 もう一つのイエデンワの特徴として、写真の電池蓋の中に電池を入れ、単三型の乾電池4本で動かすことができるということがあります。乾電池使用の際には電池マークが出てきますので、その表示を見ながら使うのもいいでしょうし、乾電池を装着したままACアダプタや外付けバッテリーで使っていれば、不意の電池切れや停電時でも、ウィルコムの回線がストップしない限りは電話を使い続けることができます。とりあえず今のところは完全な一般回線の代替には使わず、電話を掛ける際のみに使おうと思っていますので、電池は充電可能なニッケル水素電池を入れて使用することを考えています。本体後ろに電源スイッチがありますので、使わない時や移動中には本体の電源を切っておけるのも、携帯電話としては当り前ですが便利です。

 完全な固定電話の入れ替えで考える場合も、電波状況さえちゃんとしていればかなり安く便利に使えると思います。普通の電話の場合電話番号を表示するためには別料金がかかりますが、そもそもPHS電話にはその機能は最初から付いていますし、電話帳を赤外線で転送可能です。外出時にはボタンを押せば留守録モードになります。ただ、留守録が入ったのを電話機本体で転送する機能はないようです。通話料については先述の通りですが、一つ問題なのは、10分間を超える電話の場合、30秒ごとに21円かかるので長電話するととたんに通話料が跳ね上がってしまいます。

 この対策としては、電話機の隣にでも時間を計るタイマーを設置するのがいいでしょう。キッチンタイマーでもいいですが、イエデンワとぴったりはまりそうなのが、10分間計れる砂時計ですね。特に砂時計は見た目で時間の経過がわかりますので、いったん切って掛け直すという手が使える相手ならそうことわって掛け直せばいいでしょう。

 なお、契約するにあたり下4ケタの希望番号を聞かれたので、自宅の固定電話の下4ケタを言ったら、見事にその番号がありましてまさに家の電話番号と似た番号をゲットできました。自宅電話の代替や、ひかり電話の停電時のバックアップ用途にと考えられている方は、御自宅の番号の下4ケタが使えるかどうか聞いてみてもいいかも知れませんね。

 このように、固定電話の使い勝手に携帯電話のような機動性を加えたイエデンワは、ウィルコムの回線が使えるという前提で言うと災害用としてかなり効果を発揮するのではないかと思います。とりあえずACアダプタは後からでも何とでもなりますので、いざという時には本体だけを持って逃げれば、落ち着いた先での連絡用電話としてだけでなく、だれとでも定額を付けていれば月500回までは10分以内の通話が無料なので、気軽に周辺の人に貸してあげることもできそうです。既にウィルコムの通話プランを使われている方なら私のように格安で維持できますので、こういう特殊な機種はその動向をじっくり見ながら契約を考えるのもいいでしょう。ただ、全く使わないならお金の無駄になってしまいますので(^^;)、その点はしっかり考えましょう。


車内での暇つぶし考

 車中泊と一言で言ってもさまざまな形の旅があるので、表題のような車内での暇つぶしが必要であるかという根本的な問題を含めて、全ての方にあてはまるものという事ではないのかも知れません。かくいう私の場合は、気合いの入った長距離の移動を伴った旅では場所のセッティングをしたらすぐに寝てしまうので、あまり車の中での時間つぶしについては考えなくてもいいことが多いです。また、多少時間がある場合には、ラジオでも聴きながらキーボートに向かってその日にあった事をつらつらと書き連ねていく事も多く、それで少々寝る時間が遅くなってしまう場合もあったりします。こういう暇の潰し方というのはあまり一般的ではありませんね(^^;)。

 ただ、旅に出る中で何が起こるかわかりませんので、車の中で時間つぶしできる方法については多少考えておいてもいいように思います。というのも、昨年の冬などは豪雪で道路から身動きが取れなくなるような状況というのもありましたし、特にご家族で出掛けられている場合は子供さん達をどうなだめるのかという事もあるでしょう。強力なサブバッテリーを搭載していればテレビを見たりゲーム機の充電に使ったりという事もできるでしょうが、なかなかそこまでの準備をされる方も少ないとは思います。

 車の中で時間をつぶすということでは、車内レクレーションなどという言葉が思い出されます。私などはそこで修学旅行のバスの中を思い出すのですが(^^;)、なぞなぞやしりとりなど、電源のいらないこうしたゲームをもしもの時のために、経験のある方は思い出しながらやってみるのもいいかも知れません。というのも、2004年に台風が舞鶴市を直撃した際、観光バスが水につかり、乗客の人たちがバスの屋根に上ってみんなで歌を歌いながら助けを待ったというニュースをご記憶の方も多いでしょう。自分の車だけでなく周辺の車に乗っている人たち全体が身動き取れなくなってしまった場合、自分だけでなく周辺の人たちを巻き込みながら壮大な時間つぶしをする必要が出てくることも頭の片隅にでも入れておいた方がいいのではないかと私は思っています。

 この他、車の中に入れておいても別に困らないものにトランプがあります。旅とトランプというと、飛行機に乗った際にもらった方もいるのではないかと思いますが、何もすることがないまま時間つぶしをする際のアイテムという色あいというのは今も有りだと私は思います。同じカードゲームのUNOと比べても、さまざまなゲームが楽しめ、さらにはゲームへの参加年齢を問わないというところがありますね。今ではテレビゲームやポータブルゲーム機に取って代わられてしまった感のあるこうしたアナログなゲームですが、電源もいらずみんなでできるものには違いありませんので、車内レクレーションにも疲れ(^^;)、ラジオも面白くないような場合にはおもむろに取り出して眠れない夜のお伴にいかがでしょうか。


SIGG アクティブキャップボトル 0.6L

以前同じSIGGボトルトラベラーの1.0Lサイズを湯たんぽにする試みについて紹介しましたが、同じスポーツ用品店でその時からずっと売れ残っていたSIGGボトルがかなりディスカウントされて売られていたのでついまた購入してしまいました。改めてボトルを見てみると、0.6Lというサイズは水分補給にも簡易湯たんぽとしても便利なサイズです。

トラベラーの単純なねじ込み式キャップとは違い、付属のアクティブキャップは水分補給をするには便利にできています。フタを上げたら回転してロックをはずし、押し込むことによって少量の水が出るようになっています。この形のキャップの使い方として、よくスポーツ選手がやっているように、飲み口に口を付けないで直接水を口に放り込むことも可能です。こうした飲み方をすれば、飲み口に雑菌が繁殖することをある程度抑えることができるというのは、なかなか容器の洗浄ができないような際にも(中に水を入れている場合)役に立つでしょう。上手な水分補給のコツというのは、ノドが乾く前に少しずつ飲むのが効果的と言われています。そして、体を労わるためにも常温のものを摂る事が推奨されます。保温保冷には向かないアルミボトルですが、こういった用途には十分ということでしょうか。

水分補給というと夏というイメージがありますが、車中泊旅行のような長距離のドライブの途中にも水分補給は重要なテーマです。いわゆるエコノミークラス症候群を防止するためにも、移動中にこまめに休憩して手足を伸ばすことと、適度な水分補給が重要だと言えます。ノドがそれほどかわいていなくても、時間をかけながらボトルの中の水を体内に入れていくためのボトルとして、アクティブキャップは割といい選択だと思います。ただし、車の中で使うには若干の問題があります。

写真のように、このサイズは私のワゴンRのドリンクホルダーには入らないので逆向きにして入れるしかありません。ただこうしても水が漏れてくることはありませんので、これはこれでいいかなという感じがしますが、もう少しスマートに車内に置く方法も考えたいですね。

水分補給には便利なアクティブキャップですが、このキャップは普通のトラベラーキャップに差し替え可能です(アクティブキャップのみの購入も可能)。ただ、純正品は税込み892円と少々高いので、代替品としてたまたま入ったモンベルショップにあったモンベルのアルミ水筒用のキャップを購入してきました。こちらの方は税込みで200円とかなりお買い得です。サイズが合うかどうか合わせてみるまではちょっと不安でしたが、写真のように問題なく装着することができました。状況によって付け替えることができるのもSIGGボトルのいい点だと思います。これから冬に向けて、就寝前にこのボトルにお湯を入れて湯たんぽ代わりにして使い、翌日はキャップを付け替えて水分補給用として使い続けるという技も使えます。

こうして紹介するごとにどんどんボトルが増えてしまいますが(^^;)、旅先では名水があれば積極的にさまざまなボトルに補充することもできて、結構便利なのです。またぞろボトル購入欲が出てきたら改めて紹介させていただくかも知れません。


ユニクロ ルームシューズ

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 昨年、一昨年と付属ポーチに詰め込んで持ち運び可能なウルトラライトダウンジャケットを購入し、ここで紹介させていただきましたが、今年のものはほとんど昨年のものと変わらない感じだったので、先週末に値引き価格で販売された際には購入しませんでした。もちろん、あんぱんと牛乳をもらうために並ぶこともありませんでした(^^;)。

 ユニクロは夏よりも冬にいろいろなものを買うことが多いのですが、本当は衣類以外のものが欲しいのですが、今年もエアテック布団の販売はありませんでしたね。以前行なっていたように、他のジャンルにも幅を広げれば結構売れそうな気もするのですが、今回購入したものも衣類ではなく室内用のルームシューズです。ウルトラライトダウンジャケットの陰に隠れて、かなり値下げをしていたのでこれ目当てで出掛けました。

 単なるスリッパと違って多少土ふまずの部分がふくらんでいるのか、素足で履いても十分温かさを保つような形状になっています。部屋で使うためのものですが、これを車中泊の旅に連れて行くのもなかなかいいかも知れません。

 私のようにほとんど寝るスペースしかないような小さな車でも、車の中でリラックスするためには脚の疲れを取るために靴下は脱ぎたいものです。しかし、これからの季節は素足のままでは足元が相当冷えてきますので、人によっては靴下を履いたまま過ごされる場合も多いでしょう。

 寝袋を使っての就寝時には湯たんぽやカイロを足元に置くことで寒さが解消されますが、寝るまでの間、足元を快適にしながら過ごすためにも、こうしたルームシューズの流用というのが理にかなっています。これをはいたまま外に出ると一気に傷んでしまいますが、室内および車内限定ということで車内では積極的に履き替えることで足元からの冷えはある程度抑えられるように思います。

 今回紹介したユニクロ以外のものでも、足元を保護するルームシューズというのは多く出ています。ものによっては意外と暖かくなかったり、足にきちんとフィットしないということもあるかも知れませんが、昨日は無印良品の同様の商品を見てきましたが、やはりそこそこのお値段がします。ユニクロの場合は必ずと言っていいほど期間限定の値下げを行ないますので、店舗へ行かれることがあったら御自身でその履き心地を確かめられるのをおすすめします。


ホンダのEV MOTOR COMPO

 先日発表されたホンダのN BOXの明細は12月開催の東京モーターショーを待たなくてはなりませんが、同じ東京モーターショーで発表されるコンセプトモデルであるEVの2輪車もなかなか面白そうで気になります。その中でも、MOTOR COMPOは以前このブログでも紹介した乗用車シティと一緒に発売されたモトコンポを髣髴とさせるデザインになっており、実に興味深い製品だと思います。

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 本体サイズは930×489×957mmで、縦置きも可能ということで車中泊のスペースをそれほど妨げずに設置できる可能性があります。着脱式のバッテリーで動き、非常時の携帯用電源としての用途も見込めるとのことなので、サブバッテリーでのさまざまな家電製品を車内で使うためにバッテリーのみを使うという用途でもいいですね。車載して走行中のバッテリーから充電可能ということなら、あとはヘルメットをどこに収納するかというところが問題になるかも知れませんが、車中泊用の車に常時搭載しておいていろいろな場面で活用してみるのも楽しいかも知れません。

 個人的な話ということでご勘弁いただければ、現状の電池では電気自動車が主流になることや、車中泊を前提とする長距離ドライブというのは難しいだろうと思っています。ただ、車の中に電動アシスト自転車や今回紹介したようなEVのような補助移動装置を積載して出掛けるというのは十分にありでしょう。車での移動が主でちょっと散策というような場合は電動アシスト自転車でも十分だと思いますので、そのままではペダルが重くて乗りにくいようなかなり特徴的なデザインでもそこそこ乗れるようにはなると思うのですが、今後はそういった車載用自転車にも期待したいところです。

 また、今回紹介しているEVにも搭載されている大型充電池電池についてですが、常に電池を寿命まで使い切った後にどうリサイクルするかということをまず私は考えてしまいますので、そうした回答を早めにメーカーも提示してくれればと思います。今回のコンセプトモデルの電池パックがある程度汎用性を持ってくれれば、価格もこなれてくるでしょうし、リサイクルもしやすくなって行くのではないかと。市販されるあかつきには、電池自体の安全性とともに、そうしたところも考えながら商品展開してほしいものですが。


空気圧を気にしよう

 日本の車というのはトラブルが少ないと言われていますが、それもあまりに放っておきすぎるとやはりトラブルは出てくるでしょう。ましてそれが旅に出る前ということであればなおさらです。日常的に気を付けていることとして、走行距離におけるオイルおよびオイルエレメントの交換だけはきちんとしながら、車検の際には格安でやってくれるところではなくきちんと部品の磨耗などを見てくれる修理工場に頼むようにしています。それと同時に万が一のトラブルの際には、ロードサービスにも入っています。これでまずは大丈夫かなとも思うのですが、以前紹介したように私の乗っている現行のワゴンRにはスペアタイアが標準で装備されていません。同じように、自動車メーカーが燃費のいい車を競って発売する中、スペアタイアを乗せない分車体を軽くし、燃費をかせぐような事が行なわれています。最近軽自動車を買われた方は、まずはご自身の車にスペアタイアがあるかないかまずは確認することが重要だと思います。

 そういうわけで私の場合、旅先でタイヤ関係のトラブルが起きたら、簡易修理をしながら修理をしてもらえる所まで走るか、現場に修理業者を呼んで修理をしてもらうかということになってしまいます。できるならそんなトラブルに見舞われることがないよう、事前のタイヤチェックはしっかりしておかないといけません。適正な空気圧を出発前に確認し、極端に高くしないように気を付けます。また、空気が減りすぎているとタイヤ破損の他、もう一つ問題があるのですね。

 先日、人のお宅の自転車を借りる機会があったのですが、カギを借りて乗り始めた瞬間まずいと思いました(^^;)。前後のタイヤのうち後ろのタイヤの方に特に空気が入っていないのを実感できたからです。

 そういう空気の極端に抜けた自転車に乗られた方はわかると思いますが、小石や段差を気にしながら走ろうとしても、ペダルで伝えようとした力が推進力になかなか繋がっていかないのです。それでも、だましだまし目的地であるショッピングセンターに到着したところ、天の助けとはこのことか、自転車置き場に据付の空気入れが設置してあったのです。すぐに前後のタイヤの空気を入れ、改めて自転車にまたがったところ、まさかと思うほどペダルが軽くなり、その推進力の差たるや歴然でした。つくづくタイヤの空気圧の管理は大事だなと自転車に乗りながら実感してしまったというわけです。

 こうした差というのは、自分で漕いで進まないバイクや自動車では実感しにくいと思いますが、適正な空気圧にしておかないと、エンジンを通常よりも多く回すことになり、結果として燃費も下がってしまいます。燃費が下がるだけでなくエンジンにもかけなくてもいい負担をかけてしまうので、その時はどうにもならなくても、長い目で見れば不調を引き起こす原因につながってしまうかも知れません。スペアタイヤが用意されている車に乗っている方でも、できるだけエンジンに負担をかけないようなタイヤのセッティングを考えながら運行するようにしたいものです。また、車のタイヤを標準の大きさ以外にして乗られている方は、車のドアのところに記載のある空気圧の値とは若干ずれる場合があります。タイヤを交換する際はお店の方にどのくらいの空気圧であればいいのかということを十分確認の上乗るようにしましょう。