月別アーカイブ: 2023年5月

「arrows」「らくらくスマートフォン」を展開していたFCNT(株)が民事再生とは

すでに日本国内でスマートフォンと言えば、海外の企業によって多くの端末が供給されている状況ですが、そんな中で国産のスマホとして存在感を示していたのが、通常のスマホというよりも、初心者向けであったり中高年向けの「らくらくスマートフォン」や「arrows」のシリーズを販売していたFCNT(株)と、関連2社が2023年5月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請したというニュースが入ってきました。

元々は富士通が作っていたスマホの製造販売を引き継いで行なっていた会社として、先日母親用に「arrows We」を購入したばかりなのですが、本当に国内生産のスマホは大丈夫なのかと本気で心配してしまいます。

現在、国内のスマホユーザーは多くiPhoneを使っていて、AndroidでもGoogleのPixelシリーズが攻勢を掛けている印象です。FCNTは実売2万くらいの廉価スマホに存在感があるというイメージであり、そういった点でも利益を上げるのが難しかったことは想像できます。

国内メーカーが弱くなるということは、例えば日本と中国・韓国との関係が悪くなり、中国・韓国製の安くて性能がそこそこ良いスマホが、政府の命令で使えなくなるような、かつてのアメリカが中国の華為に対して行なったような状況が日本でも起こった場合、どうなってしまうのでしょうか。すでに世の中ではフィーチャーフォン(ガラケー)の時代は去り、スマホ無しでは生活できない状況になっている中、安くても何とか使える国産スマホが無くなってしまい、さらに中国・韓国産のスマホが使えないとなると、結果的に選択の範囲が狭くなり、高値でローンを組んで米国産のスマホを買わなければならない人が増えてしまう可能性もありますね。

大げさな言い方ではなく、隣国との敵対関係を煽るような状況を作るのもやむ無しと思うなら、極端な話日本という国がお金を出して大衆が手頃な価格で使うことのできるスマホを守っていかないと、これはこれで大変なことになるような気がするのです。市場の流れに任せて、スマホの勢力図も自然淘汰されるような事を続けると、購売力のない人たちが我慢して古いスマホを使い続けるようにもなってしまうかも知れません。

今回のニュースとともに「arrows」シリーズや「らくらくスマートフォン」が無くなってしまうわけではないと思いますが、お金のある人も無い人も、せめてスマホでは同じサービスを受け続けるためには、今後は本気で国産のスマホを継続して作っていき、安価に提供していくためにどうするべきか、考えていく必要があるのではないかと思います。マイナンバーカード関連で色々な議論が出ている中で、そうした技術を実際に利用するためのスマホを安定して国内で安く入手し使えるかによっても、状況は変わってくるでしょう。そんな現在、改めて「公」の意義が問われているような気がします。


個人的にスマートフォンにもズームがあると嬉しいが旅行にはデジカメとの併用が良いか?

先日、車でお出掛けした際に感じたことがあります。外で写真を撮るためにスマホを構えていて、遠くのものを大きく写したい場合には、スマホのカメラの場合、対象に近づくしかないので、かなり歩く歩数が増えました。

個人的には疲れましたが、現状では大きくスマホで写したければ自分で動くしかありません。動く歩数が増えることに問題はないのですが、自分から近づくことができず、近づくことができない場合もあります。近くまで寄りたくても近くまで行けないような状況は世の中にいくらでもあります。野鳥やスポーツ、柵で仕切られた遠方にある被写体を撮影したいような場合です。とりあえず写真を遠くから撮って、対象の付近を切り抜くという方法(トリミング)もありますが、旅先で色々な写真を撮るためには、やはりズームのできるレンズが付いたカメラが欲しいところです。

まだこれほどスマホが普及する前には、片手の中に入るようなコンパクトデジカメ市場が活況で、国内の多くのメーカーから色々な製品が出ていました。残念ながらスマホの普及によって、コンパクトデジカメという市場は無くなってしまい、コンパクトな製品でもセンサーが大きくなって、それなりに高価で高性能なものだけが生き残っていったので、お金を出せば良いものが手に入るものの、スマホの性能に不満を感じる人にとってはなかなか新品を買うのも大変な時代になっているように思います。

ただ、私自身もそうしたお出掛けにすら昔買ったデジカメがあっても持っていかないほどスマホがあれば良いという気になってしまっているのですが、先日はやはりデジカメを持ってくるんだっと思えるような状況になったこともあり、改めて押し入れの奥にしまっていたデジカメを出して動作確認をしてみました。

手持ちのコンパクトデジカメの中で、今でもそれなりに使えるなと思うのは、ともにオリンパスの「XZ-10」と「TG-5」でしたが、先に購入したXZ-10の電池の持ちがあまり良くなく、これでは外に持ち出しても少し撮ったら電池切れになってそれ以上撮れなくなってしまうようになっていました。本体動作に問題はないのですが、これでは故障しているのと同じようなものです。「TG-5」は防水機能のあるダイバーにはお馴染みのカメラですが、こちらはそこそこ電池も残っていて使えるのですが、ちょっとゴツゴツしていて、日常のお散歩カメラであれば「XZ-10」も使いたいなあと思い、ネットで探したところ、安い互換電池がまだ売っているので購入することにしました。

写真のデジカメがオリンパスのXZ-10で、これは新品で店頭購入しました。横にある電池のうち上が純正で下が今回購入した互換電池です。このカメラの概要については、作家のたくきよしみつさんのサイトが詳しいので、ここではたくきさんのサイトの方にリンクを貼らせていただきます。中古でももし程度の良いものが入手できたら、今でも十分スマホ内蔵のカメラよりも良い写真を撮影することができると思います。

https://takuki.com/gabasaku/xz-10.htm

デジカメの世界というものも今は変わってしまい、レンズ交換式の一眼レフやミラーレスといったデジカメは新品で買うにはかなり高額になってしまいました。となると、やはり昔からそうですが新品ではない中古カメラを狙うということになってしまいます。といっても、まだスマホが昔のコンパクトデジカメの性能を超えられない部分があるように、古いカメラでも個人で楽しむ分においては十分な部分も多いと思います。これからデジカメを試したいと思っている方は、程度の良い中古カメラやレンズを選び、予備電池については互換電池あたりも物色しながら、お金がないならないなりに楽しめるものにしていきたいところです。フィルムカメラの時代と違い、現象やプリントにそこまでお金が掛からないというのは、写真を趣味にする場合には良い傾向の一つでしょう。

そうは言っても、古いデジカメでもやはりデジカメ本体にはスマホと一発接続できるWi-FiやBluetooth接続機能があり、ワイヤレスでスマホへの撮影データの取り込みおよびクラウドにアップすることによってのバックアップまでできるくらいの機能は欲しいところです。ちなみに、私の持っているコンパクトデジカメではXZ-10では駄目で(いったんケーブル接続する必要有)、TG-5であればワイヤレス接続は可能です。本当は、撮影機能やスマホ連携機能にバランスが取れた、もう少し本格的に撮影可能なデジカメが欲しいのですが、今ある機材とかぶらないように、次の候補についても現在考えながら、今あるものを大切に使い続けていこうと思っています。


ポータブルテレビは車中泊に使うよりも自宅での停電対策に使う方が良いのでは?

車中泊について、ネットではさまざまなニュースと言うか、車中泊について書かれたネット上の記事やブログがリンクされて、私の目の届くところにも届いています。そうした記事の中で、主にキャンピングカーでテレビを後付けするよりも、ポータブルテレビを設置した方が取付工事も不要で簡単に車内でテレビを見られるということで、おすすめのポータブルテレビを紹介するものがありました。

こうした記事というのは、一部正しくもあるのですが、車中泊のためにキャンピングカーを利用するということになると、街の中で泊まることはまずないわけで、トイレやキッチンを完備したキャンピングカーであれば、人が行かないような場所に行ったり山の中の道を進むようなこともあるのですが、そんな時も車の中にポータブルテレビを入れて満足に見られるのでありましょうか。

地デジであれば、地域またぎをすればその場をサービスエリアにしている放送局に移動の都度変えなければなりませんし、移動中も安定して見るには車載アンテナでは不安定になる事は普通にあります。さらに、山の中に入っていくと、その場所で生活していて、きちんと自宅でアンテナを立てている人でもうまく見ることのできない難視聴地域というものはどうしても出てきてしまいます。キャンピングカーで移動した先では人も住んでいないところもあれば、ポータブルテレビの貧弱なアンテナでは、うまく映らない可能性もあります。

日本全国で安定してテレビを見るためには、全国で同じ設備があれば受信可能なBS/CSであれば鮮明な画像を移動中の車内からも見るようにはできます。観光バスなどではBSのアンテナに繋いだテレビを見せるような事をしているところもありますが、車載用のBSアンテナというのは、車が移動するに従って動き、常に南東の方向に向くような高度な技術を持ったもので、その価格や設置費用を考えると私としてはとてもおすすめできません。

かといってポータブルテレビでは、移動中や宿泊先で全く見られない可能性もあります。ポータブルテレビを車中泊でという選択は、私としてはそういう理由でちょっとどうかと思いますが、自宅の災害対策という意味では悪い選択ではないと思います。というのも、自宅が落雷や大雨、地震などの自然災害によって長く停電した場合、本体内蔵の電池やモバイルバッテリー、ポータブル電源などを接続すれば使えるポータブルテレビは、それ自体は貧弱なアンテナでも、自宅で送信所が見えるような場所で固定して使うことによりその真価を発揮できると思うからです。もし購入するなら、外部アンテナ端子のあるものを選ぶのが良いでしょう。

私の場合は、いざという時のためにまだスマホやタブレットにTVチューナーが内蔵されていた頃のタブレットを一台用意しています。そのタブレットにはロッドアンテナの他、充電台には外部アンテナ端子があるので、自宅のアンテナをそのまま利用していざという時にはモバイルバッテリーで給電をしながら地デジ放送を安定して見続けることができます。ただ、車でお出掛けする時にはこのセットを持っていくことなく移動中や山の中でもテレビを見たい時に見ることができるような用意はしています。

といっても必要なものは、1Mbps以上で通信が可能なモバイル回線とスマホ(大きな画面で見たい場合はタブレット)を用意するだけです。ハード的なテレビチューナーなどの用意が全く無くても、アプリ「NHK+」「Abema TV」「TVer」のようなテレビ放送を再配信および同時配信(TVerは夜のゴールデンタイムのみ)できるアプリを使えば、テレビの電波を受信せずともテレビ放送をインターネット経由で見ることができます。テレビ放送の場合はトンネル内は全く電波が届きませんが、携帯電波の場合はトンネル内も通じるようになっている場合も多く、インターネットを利用してテレビ放送を見る方がはるかに安定し、さらに長時間見ていても受信エリアを気にせずに見続けることができます。

地デジだけでなくBS/CSまで見たい場合には、自宅に設置したテレビチューナーとスマホを外から繋ぎ、ネット回線を使って自宅で見ているチャンネル(その場合は地デジは自宅と同じチャンネルになります)を全てモバイル回線経由で見ることも可能ですが、その場合には自宅に専用チューナーを置く必要があるものの、専用チューナーは単なるチューナーで消費電力も大型テレビと比べれば少ないので、ACコンセントのあるポータブル電源で動かし、モバイルバッテリーでも利用可能なモバイルモニターを接続すれば停電時でも十分に実用になります。そうなると私の場合は、停電が限定的であればポータブルテレビすら使う必要は無くなります。

元々外付けテレビチューナーとモバイルモニターのセットは、電気料金値上げ対策で、大型テレビよりも消費電力の少ないセットを構築する中で揃えたものですが(実際、わが家の消費電力はかなり変わり、電気代削減に貢献しています)、私にとっては自宅内だけでなく出先でも移動中でもそれなりに安定してテレビを見られるようにできるセットとなりました。

そんなわけで、私は車中泊用にポータブルテレビを設置することについては消極的です。というか、実際にワンセグがガラケーに付いていた頃に車内でテレビを見ようとしてストレスになったことが今の考えの基本としてあるので、何もキャンピングカーではなく、車中泊用の車の中でテレビを見たいと考えている方は、本当にポータブルテレビで宿泊場所でテレビが見られるのかをよく考えてからポータブルテレビの購入を決められると良いと思います。


楽天Hand5Gの2つ目のeSIMとしてLINEMO契約したことで万全の体制になりました

先日、楽天Hand5Gの2つ目のeSIMは様子見ということを書いたのですが、まさにその時に候補として挙げたLINEMOのミニプラン(月3GB)について、通信料と同じ額のPayPayギフトカードを還元するキャンペーンが行なわれているのを発見しました。

その内容は、「LINEMOの開通手続きを行うこと」「LINEMO回線とPayPayアカウントを連携すること」が条件になりますが、およそ6ヶ月分、通信料金の990円をPayPayで複数回PayPayギフトカードという形で還元し(メールで到着したクーポンを利用する際には30日以内に受け取ることが必要)、PayPay残高決済10,000円で2,000ポイントの還元有りということで、それなりにPayPayを日常生活の中で使っているなら、これは確実に元の取れる良いキャンペーンだと思います。過去にはまた違った内容のキャンペーンもあったようですが、これは入る時のタイミングなので、素直に自分が必要な時に加入する中でキャンペーンを利用するのが良いと思います。

私の場合は、以前PayPayアカウントに紐づけしていた電話番号を変えるのに苦労したので、このキャンペーンの対象になるように電話番号の変更をするかはこれから考えます。最新の詳しい内容はLINEMOのホームページで告知されていると思いますので(時期によってはキャンペーンが終了してしまっている可能性がありますのでその点はご了承下さい)、興味のある方はどうぞ。

ちなみに、eSIMでLINEMOを契約する場合には、パソコン上からの申込みは不可で、スマホからの申し込みに限定されます。後が楽になるのでHand5Gで手続きするのが良いでしょう。色々考えましたが、キャンペーン対象でなくても、今の楽天回線にソフトバンク回線のLINEMOを合わせることで、Hand 5Gだけでもかなり使えるようになると思うので、フリーにHand 5Gを使うためということもあり、契約することにしました。

契約するため、まずはスマホのカメラで本人確認書類の撮影(運転免許証の場合は表裏およびスマホを傾けての免許証の厚みを見せる計3枚のアップを完了した後、自分自身の写真と動画を撮影してそれを本人確認用として使用します。免許証などを撮影する場合、枠からはみ出ないように注意しましょう。私はそれで一回キャンセルになりました。

しばらくすると「eSIMプロファイルダウンロードのお知らせ」というメールが届きますので、メール内にリンクが有る専用のアプリをダウンロードした上でeSIMを使えるようにすればすぐに開通になります。LINEとの連携をすれば、LINEのトークからデータ量や料金の確認ができるようになります(以前契約していたので)。

私の場合、先に楽天に「SIM1」を割り当てていたのでLINEMOは「SIM2」となり、通話とSMSを楽天回線に割り当て、データ通信をLINEMOにしました。この状態でRakuten LINKを使用して電話を掛けると、きちんと楽天回線の番号で相手電話に通知されます。また、逆に電話をHand 5Gに掛けると、これもRakuten Linkの方に着信します。

電話自体では楽天回線をデータ使用として使っても高速クーポンは減らないのですが、LINEMOをデータ通信用にしておくと、LINEに関わるデータ通信や通話(テレビ電話含む)をデータフリーで使えるようになったので、かなり利便性が増したと思います。そしてもし、高速クーポンの3GBを使い切ってしまっても、低速制限は他の回線と違って最大300kbsあるので、radikoやSpotifyなど、音声やラジオ放送をずっと流し続けていても音質に問題なくRakuten Hand 5Gで利用することができます。これで先日購入した完全ワイヤレスイヤホンも活躍する場が出てくるように思います。

ちなみに、ここまでの変更で私の回線移動は一応終了になると思います。その内訳は以下の通りです。

・Rakuten Hand 5G (メイン番号の入ったスマホ)
楽天モバイル(3GB以下で月1,078円)・LINEMOミニプラン(月990円・3GB)
・OPPO Reno5A(主にデータ通信に使うスマホ)
NUROモバイル(NEOプランLite 月2,090円・20GB)
・Windowsタブレット(お出掛けに持っていく端末)
povo2.0(トッピング時に課金、通常は0円)

合計は月4,158円プラスαということになります。これが高いか安いのかということですが、自分の使い方ではこれで通話とデータ通信をストレスなく行なえる目処が立ちました。加えて、今回LINEMOを契約したことで、また大手3社+楽天回線の4キャリアを網羅する中で、4つの中のどこかのキャリアが生き残っていれば何とかなり、旅行先でもつながる回線を使うこともできます。さらに、個々のプランの内容も私にとっては絶妙で、日々の利用の中でもどのプランも無駄にならないという点では現状での私の選択としてはベストではないかと思っています。


NUROモバイルのSIMが到着したので早速のセットアップをしてその使い心地を見る

eSIMであっという間に契約できてしまった楽天モバイルと比べると、その少し後に申し込んだSONYのNUROモバイルは、SIMカード到着まで少し間があったものの、先日ようやく自宅にSIMカードが届いたので、今までメイン端末として使っていたOPPO Reno5Aの中のSIMを入れ替えて開通手続きを取りました。
NUROモバイルは、他のMVNOのように設定や使い方などを詳しく記載したパンフレットなどは同梱されていません。基本的にはSIMカードのセットに記載がある電話番号とパスワードを入れてマイページから各種手続きができるようになっています。パスワードは当然ながら変えることができるので、速攻で変えることをおすすめします。

なお、OPPO Reno5AにはNUROモバイルのapnは入っていなかったので、自分で設定してアクセスポイント名として選択することで使えるようになります。基本、高速と低速の切り替えが使えない「NEOプランLite」を契約しているので、それほどアプリを立ち上げて使うことはないのですが、専用アプリの「NUROモバイル」をインストールすると、電話番号とパスワードを入れるとアプリからの内容確認(利用データ量や請求金額など)が可能になります。いったん設定してしまえば、あとは違和感なく使えると思います。

ちなみに、回線はドコモで最近はあまり評判が芳しくない感じではありますが、mineo利用時には一気に使えなくなった平日のお昼(12~13時)を含め、最大60Mbpsくらいは普通に出ていました。ただ、夕方になるとなぜかスピードが落ちて10Mbpsそこそこまで落ちてしまう時もあります。しかし、テザリングからタブレットで問題なく動画やテレビ番組を継続して見ることも可能でした。ちなみに、8インチクラスでぎりぎり動画が見られるくらいのスピードの限界が1Mbpsくらいだと思うので、このプランは月間の高速クーポンが20GBあって翌月繰越可能なのですが、もし月内に高速クーポンを使い切ったとしても平日お昼にも安定して最大1Mbpsくらいで通信できれば、私の使い方ではまず問題なく使えるので、「Lite」を通常プランにアップグレードしなくても済みそうです。ただこれが、数百kbpsくらいまで落ちてくると思っていたような利用ができないので、外での利用を重ねつつ状況を見たいと思います。

とは言ってもなかなか月に20GBを使い切るのも大変なので、いざという時に備えて無駄に高速通信は使わずに今後も様子を見て、高速でも極端にスピードが下がるようなことがあったら、その後の事を考えることにします。基本的には電話機能も必要なく、1~3Mbpsで、高速通信はなくてもいわゆる「中速」で接続できるプランが出てくれば言うことないのですが、問題がそのプランがこの「NEOプランLite」の月2,090円という価格と比べてどうかということもありますね。とりあえずはこのまま使い続けることになると思いますので、また実際に旅行などでデータ通信を色々な場所で使っている中で何か気付くことがあったら、改めてレポートしたいと思います。


楽天Hand5G購入後に揃えておきたいアクセサリは2,000円以下でも十分揃う

Rakuten Hand 5Gというスマホはその小ささに特徴があり、シャツの胸ポケットに入れてもそれほど負担にならないくらいです。逆に、今まで6インチクラスの普通の大きさだと思っていたスマホと比べると、6インチスマホが本当に大きく重く感じます。今後は身軽に色々なことをこなせそうなのですが、そうしたHand5Gにもその小ささゆえの弱点があります。今回はそうした弱点を克服するための私が購入したグッズについて見ていきたいと思います。

といっても、この写真のものが全てなのですが、今回はネットストアで在庫が復活していたレッドを購入したのですが、裸で持つにはちょっとその小ささが気になるのですね。そこで、ストラップホールの付いたソフトケースとガラスカバーのセット品をAmazonで注文しました。セットにはストラップも付いているのですが、ストラップだけは100円ショップのガラケーの時代からあるストラップを付けています。このセットは以下のリンクのものですが、購入当時は本当にHand5Gに合うのか? と思ったものの、Hand5Gの大きさは以前からあるHand(4G)と大きさは同じだそうなので、以下のリンクの製品(私が注文したもの)で大丈夫だと思います。Hand5Gは生体認証を画面に指紋を付けて行なうので、ガラスカバーを貼る前の裸の状態で行なった方が良いということなので、作業の順番にはお気を付け下さい。

カバーを付けてガラスカバーをセットすれば通常画面が割れるようなショックを受けても本体を守ってくれると思いますが、そもそもHand5Gは本体が小さいので、首からネックストラップで吊り下げて、さらにシャツの胸ポケットに入れていれば対策としては万全ではないかと思います。こうしたスタイルで問題ない方はぜひお試し下さい。

あと、使ってみてあれっと思ったのは、Hand5Gにはイヤホンジャックが無いのですね。同時に今まで使っていたOPPO Reno5Aも併用するので、そちらの方で有線イヤホンを使うケースはあるのですが、有線イヤホンをアンテナ代わりに使うFMラジオは基本的に使えないのが残念ですね。本体せっとには充電用のCタイプUSBをイヤホンジャックに変換する短いケーブルは付いているものの、これだとそのままでは充電しながらイヤホンを使うことができなくなります。

ということで、加えて購入したのがダイソーで売っている完全ワイヤレスイヤホン「TWS002」(税込1,100円)を購入しました。最初の写真でHand5Gの左にあった卵のような物がそれです。開くとこのようにイヤホンが入っていて、充電はケースにケーブルを繋いで行ないます。ケースと両方合わせても2千円以内で収まったのは、安い本体価格1円と比べても高いのですが、それでも十分に使える印象です。このワイヤレスイヤホンは充電用のケーブルを用意する必要がありますが、Hand5Gと同じTypeCの端子から充電するので持ち運びのケーブルを兼用することができます。

音質や案内音声は安っぽい感じがするものの、それでも安くて失くさない限りは使えますので、radikoなどを聞くには十分だろうと思います。ちなみに、完全ワイヤレスイヤホンは、定期的な安売りがありだいたい2千円くらいで買えるXiaomiのスタンダードタイプのものも持っているのですが、こちらはOPPO Reno5Aの方とペアリングしてあるので、機種別で使えば良いかなと思っています。失くしたり落としたりしてもそこまでショックのない価格で使えるなら、Hand5Gとのセットとしては、本体電池の容量が少ないこともあり、小さめなものでもモバイルバッテリーとTypeCのケーブルがあれば何とかなります。モバイルバッテリーは元々持っている方もいると思いますので、これ以上のアクセサリーは購入せずに安上りに済ませることにします。


デュアルSIMが利用できるスマホで楽天モバイルを使う場合エリア外対策はどうするか

私はずっと0円の頃から楽天モバイルを契約してきたのですが、その使い方はモバイルルーターやホームルーターに入れて固定通信の代用として使ってきたので、今回電話番号をメイン番号にして本格的に電話として楽天モバイルを使うにあたって、色々と考えることがあります。

6月1日からauのパートナー回線の制限が無くなるだけでなく、エリアも変わるということですが、逆にパートナー回線が使えなくなった場所ではau回線を再び使えるようにはならないと思うので、普段の生活パターンの中では大丈夫だと思うのですが、旅先などではエリアの穴に入ってしまった場合にどうするかという問題は残ります。

まだ楽天のエリアが整備されていなかった頃は、デュアルSIMが利用できるスマホで通話を楽天SIMにして、データ通信を他のSIM(パートナーエリアの関係からドコモかソフトバンク回線になった)のデュアルSIM運用ということもやっていた方は少なくないと思います。

果たしてこの6月からは楽天モバイルは新しくなったauのパートナー回線とのセットで大体は使えるようになるのかが、個人的には興味深いですが、一応対応策というものは考えています。というのも、私の場合はあくまで通話中心に楽天モバイルの回線を使おうと思っているので、データは3GB未満に抑えるつもりで、その際のデータ専用回線は、外でもそれほどストレスなく使えるデータ通信用のSIMを契約し、それを今まで使っていたOPPO Reno5Aに入れて、動画や音楽・ラジオやじっくりウェブを見たりSNSをしたい場合には楽天回線を使わないようにと考えています。そうした要求に応えられるように、先日書いた通りにNUROモバイルの「NEOプランLite」(回線はドコモのみで月20GBで使い切ったら最大1Mbps)のSIMを申し込みました。何度も書きますが、このプランは2023年5月一杯で新規申込手続完了になるので、興味のある方はお調べになると良いと思います。

今後は電話・LINE・電子決済などを楽天回線の入っているHand5Gで済ませる予定なのですが、電話を主に使う場合に有難いのが、楽天の留守番電話の全ての機能は「Rakuten LINK」アプリを使えば追加料金なく利用できることです。旅行中は車のハンドルを握っている時も多いので、電話がかかってきてもすぐに出られるとは限りません。その場合には留守番電話に切り替わるので、どうしても連絡を付けたい相手であれば留守電に吹き込まれるでしょう。

留守電ありのメッセージが来たら、Rakuten LINKアプリを開き、留守番電話をチェックすればそこから吹き込まれた内容を聞くことができます。ただ、もしその場所が楽天およびauのパートナー回線が圏外だったり通信が不安定だったりした場合にどうするかと言うと、ドコモ回線の入ったもう一台のスマホでテザリングをしてあげれば良いわけです。

そうすると、自宅のWi-Fiを使っているのと同じになるので、テザリングした電波の状態が良ければ、楽天・パートナー回線だけでは通話が難しい場所であっても、テザリングの電波でコールバックをすることが可能になります。もっと言うと、フリーWi-Fiが使える施設がある場合にも、同様にRakuten LINKを使った通話や留守電の内容聞き取りができます。

私の場合、2台体制で(楽天とドコモ)使うことを考えているので、あえてHand5Gにもう一枚eSIMを入れて使わなくても、必要に応じてテザリングすれば、ドコモ回線が使えるところであれば何とかなりそうな気もするので、今後こうした運用で問題がないようなら別回線をあえて追加しない方向でいこうと思っています。

あとは、Windowsタブレットの中にpovo2.0のSIMを入れているので、パートナー回線でもau回線が来ているのに使えない場所でも同様にテザリングで何とかなりそうなので、あえて回線を追加するならソフトバンク系のLINEMO(ミニプラン990円・LINEMOのホームページで動作確認が取れています)が候補に挙がりますが、これは実際に色々と出掛けてみて必要であればという感じですね。

ただ、Hand5GにはLINEも移動させてきたので、LINMOのeSIMでデュアル運用すれば、LINE電話やLINEを使ったテレビ電話を使う場合にはNUROモバイルの「NEOプラン」に「NEOプランLite」から移行するよりも、使い勝手は良くなるのではないかと思いますが、まずは今の2回線でどこまで使えるかを試してみるつもりです。


UQモバイルの新しい「コミコミプラン」の評価とUQを選ばなかったわけ

2023年5月22日に、2023年6月1日からのプランとして3つのプランをUQモバイルは発表しました。そのうち「トクトクプラン」「ミニミニプラン」は多くの条件付きで値引くという、従来の割引と変わならない方法で安さを強調するものでした。私はそうしたやり方については、契約しているうちは良いものの、解約する時に大変なので割引額が多ければ多いほど後が大変という印象があり、それらのプランについては今のところ言及するつもりはありませんが、もう一つのプランはそうした割引とは無関係なプランなので、ここで紹介することにします。

それは、データ通信と通話オプションを合わせた感じの「コミコミプラン」なる新しいプランです。翌月繰越可能な月20GBのデータ通信(アプリにより高速~低速の切替は不可、高速クーポンを使い切ったら最大1Mbps)と、10分以内の通話定額が付いて月額3,278円というものです。ahamoや楽天モバイルを狙った料金という感じで、平日昼間でも安定して使える回線で、料金の落としどころを3千円ちょっとと睨んでの新プランという感じがします。

私の場合、このニュースを知る前にUQモバイルの回線は解約してしまったのですが、一回線で3千円というのは、一つの回線に集約するには良いものの、複数回線を使いたいと思った場合はここからさらに追加の負担になるわけで、新しいプランを待たずに解約してしまったという感じには全くなりませんでした。ただ、海外で使うつもりがなければ、ahamoと比べると内容は悪くないので、検討してみると良いかも知れませんが、現在のプランは2023年6月からは契約できないということなので、アプリから高速~低速の切り替えで運用したい方は、現在のプランへ加入される方が良いのではないかと思います。

UQがもう一つの「コミコミプラン」のライバルとしているかも知れない楽天モバイルは、通話中心に使えば(通話でデータ通信を使っても高速データ通信を消費しません)、20GB以上使った場合の3千円ではなく、月3GB未満にまとめれば、千円あまりで国内での通話およびショートメッセージは回数・時間に関係なく使い放題になるので、同じ3千円を使うならこれに2千円くらいのデータ通信を主に使うための回線と合わせた方が、私の場合は端末を分けられるし、UQモバイルの方が逆に中途半端に思えてしまう感じになります。

安くデータ通信を使えるようにするには、例えばmineoの最大1.5Mbpsのプランなどありますが、その場合は平日昼にスピードが落ちるのがネックです。そもそも当初、mineoからもう少しグレードアップするためのデータ通信用として加入する気満々だったNUROモバイルの「NEOプランLite」(月額2,090円)は、「NEOプラン」ではできる専用アプリからの高速~低速の切り替えができないということが後になって発表されたので、UQモバイルと同等にはならないのが残念でした(高速クーポンを使い切った後に最大1Mbpsとなります)。ただ、月に使えるデータ量は20GBで、データは翌月繰越があるので、毎月20GBも使わないならば安い方でもいいかなという気はしています。その場合は、回線を2つ持てるだけでなく、楽天はauを補完として使え(パートナーエリアも無制限で使え、使えるエリアも広がりました)、NEOプランLiteはドコモ回線なので、かなりバランス良く複数回線を使えるのではないかと思ったりします。

ちなみに「Lite」の付かない「NEOプラン」(月額2,699円)の場合は、アプリで高速と低速の切り替えができる以外に、LINE、Twitter、Instagram、TikTokを利用した場合に高速クーポンが減らない特典、アップロードも高速クーポンが減らず、さらに3ヶ月に一回、翌々月まで繰り越し可能な15GBのプレゼントもあります。この場合は「楽天」「NURO」の合わせ技だとUQの「コミコミプラン」より高くなってしまいますが、今回のUQの新プランでは低速最大300kbpsの「ミニミニプラン」以外はアプリによる速度切替ができなくなるようなので、「NEOプラン」にする意味は6月以降は出てくるでしょう。そうして2回線を一つのスマホに入れて使うと、SNSを使う人なら高速クーポンを温存したまま通常使いできるので、それなりにメリットは出てくるでしょう。ただ「NEOプランLite」の申し込み期限が2023年5月末までという期限があるので、安くてそこそこ使いたい場合は、UQの新プランとほぼ同じで安いので、契約できる期間は短いですが、個人的にはこの組み合わせがベストかなと感じているので、とりあえず「NEOプランLite」の方を申し込んでみようと思っています。


楽天の1円端末「Hand5G」が到着して手にした感じと今後への期待

現在、回線の大幅な更新を行なっているのですが、まずはOCNモバイルONEに紐づけていたメイン番号の回線を楽天モバイルに変更する方が先になり、週末に申し込んでおいたRakuten Hand 5Gが昨日になって早くも届きました。eSIMにするのは初めてなのですが、開通手続きを済ませてからプロファイルをダウンロードできるまで少々時間がかかってちょっとじれましたが、何とか無事にeSIMが使えるようになり、現在は膨大なアプリの設定をやり直しているところです。

そんな中、元のメイン端末の方から「緊急地震速報」が急に鳴り出しました。ただ、元メイン端末はHand5Gの回線開通とともにSIMカードは入っているものの、LTE通信は使えなくなっているので、Hand5Gの方は緊急地震速報が鳴らず、元の端末だけなぜ警報音が鳴るのかちょっと不思議だったのですが、これは元端末の方に「Yahoo!防災速報」アプリが入っていて、アプリの設定で震度3の揺れが予想される地震が自分の居場所で起こることが感知された場合、アラームが鳴るように設定されていたのです。

おかげで、テレビを付けていない状態で緊張感を持って揺れに備えることはできましたが、もしこれが外で普通にアラーム音を鳴らすようなことはマナー違反になるような場所にいたらと思うと、今後のアプリ設定にも気を付けなければならないなと改めて思います。

Hand5Gは、今まで使っていたスマホと比べるとかなり小さく、文字を見るのには少々厳しいと思う人もいるかも知れませんが、私にとっては十分ではありませんが、見えないという感じではありません。小さな端末で持ち運びについても苦にならず、通話中心の端末としてはこれ以上ない端末だと自分でも思います。ただ、楽天モバイル回線は今回5G対応のものにしたため、自宅でも5Gの電波で使えるようになり、自宅の光通信では90Mbpsがせいぜいなのですが、楽天5Gではさっき計って130Mbpsと光回線より早い(自宅の光はモジュラージャックからなので最大100Mbpsが限界なのです)ので、ちょっともったいないですね。

ちなみに、今まで使っていた元端末は動画など大量のデータ通信をカバーするための回線のSIMを入れて利用予定にしています。Hand5Gの方のデータは月3GB未満に抑えて、主に通話と電子決済などに使っていこうと思っています。
それにあたっておサイフケータイの引っ越しと、先日導入したばかりのマイナンバーカードの電子証明書の移動も行ないました。当初は何度やっても進まないのでイライラしていましたが、実はマイナポータルアプリだけでなく「おサイフケータイ」アプリも更新しておかないとうまく進まないことを理解してからは、あっという間に電子証明書を読み込むことができました。小さな端末の方が持ち運びしやすいですし、データ使用と通話・電子決済で使う端末を分けることで、今よりも使い方にメリハリが付くような気がします。

ちなみに、ケースと保護カバーは同時に注文せず、別の安いところのものを購入したのですが、到着は一週間後ということになってしまいました。それまでは落下や破損に十分気を付けて、元端末と同じように使えるように設定を続けていければと思っています。


1分単位の駐車場が登場した背景にはスマホのQR決済普及があったのでは

昨日、車で外出していたら、まだ整地もされていない土地が駐車場として営業しているところがあったのですが、その料金体系にびっくりしました。

というのも、普通の駐車場は一日定額の安いところが出てきましたが、まだ一時間、10分単位というような形での営業が多いと思います。私が見たところは、課金が1分単位というもので、私が見たところは「1分5円」だったのですが、ネットで調べたら「1分1円」というような駐車場を運営しているところもあるようです。

1分5円の場合、30分150円、一時間になると300円と、それほど安いという印象はありませんが、用途にとっては駐車時間を短くしてもその場所に停めたいというニーズは前からあったように思います。例えば、大きな問題になっている宅配業者の駐車場所の問題があると思うのですが、早く帰れば帰るほど、駐車にかかる費用は微々たるもので済むので、こうした駐車料金を多くの駐車場が採用してくれれば、運送業者のコスト(駐車違反の罰金支払い)は減ってくるのではないでしょうか。

また、大きな駅の駐車場に1分単位の駐車料金を設定してもらうと、送迎で駅まで車で送っていく場合、単に車で下ろすだけではなく、荷物を持って改札の前まで行ったとしても大した負担にはならないので、利用する人も増えるのではないかと思います。

こうした1円単位での駐車場サービスが出てきた背景には、駐車場内に料金箱を置かずに料金を支払える仕組みが一般的になってきたことが挙げられるでしょう。私が見た駐車場も決済は「スマホ専用」となっていました。つまり、QRコードで決済を自分のスマホから行なうことによって、カメラなどでどの車がどのくらい駐車しているのかを把握できるようにすれば、それだけで駐車場として使えるようになります。無人でもカメラで監視されているので、決済をされないで駐車してそのまま出ていくような事をしたら、しっかりとお灸を据えられる仕組みになっていると思いますが、そうした駐車場の仕組みを知らないで利用した人への対策をどうするのかという課題はあると思いますが、使う方としてはそこまで考えずに最短で停めてすぐに出ていくための駐車場として認識していれば便利に使えるでしょう。

となると、今後は日常生活の中で、今まで大雑把な分類で支払い金額を決めていたものについても、きちんと利用した分だけ払うようなことも、スマホを使った電子決済では可能になっていくであろうと思います。つくづく、現在ガラホを使っている方であっても、スマホ決済を使えるようにすることで便利なだけでなくお金の節約にもなるだろうと思えます。さしあたって、今後の1分単位課金駐車場が全国でどうなっていくかを注目して見ていきたいですね。