月別アーカイブ: 2021年7月

オリンピックの効果として今こそ議論されてほしい卓球ラバーの「補助剤」問題

色々と問題が挙がる東京オリンピックですが、このまま開催されていれば間違いなく感染者数は増えると思うので、東京在住の方は今だけではなく今後の事を考えると大変だと思います。ただ、家に居てテレビを付けるとほぼオリンピック放送になっていて、つい目に入ってしまうこともあり、今回は単なる「スポーツの素晴らしさ・感動」とは違ったスポーツの闇の側面について書いてみたいと思います。

今回オリンピックの種目にも色々ありますが、基本的には選手の体力・技術によって優劣が決まると思いがちです。しかし、近年の用具の進化によって、それ以外の「道具」によって優劣が決まる場合があります。今は使えませんが、水泳のレーザーレーサーの水着を着ると早く泳げるということがありましたが、これについては水着の使用が禁止されることになったことは多くの方がご存知の事だと思います。

今回オリンピック種目になっている競技の中でも、用具によってその結果がまるっきり変わってしまうものに、最近日本でもメジャーなスポーツになりつつある「卓球」があります。卓球のラケットは、昔は木の板でそのまま打っていた時代もあったそうですが、戦後の日本が世界のタイトルを総ナメにしたのは、卓球というスポーツが日本人の体格に合っていたということもあるのですが、ラケットに貼るラバーについての規定がなかっとこともあり、板より分厚いスポンジをラケットに貼り、打球の威力を何倍にも増やして速攻の卓球を作り上げたことにもその原因がありました。それまでの卓球はラリーを続ける我慢比べのような守備型の選手が多かったのですが、日本選手が自身のサーブが返ってきた球を強打して打ち抜く戦術で、あっという間にテンポの速い打ち合いへと状況は変わりました。それと同時に今まで全く規定のなかったラバーの厚さについての規定が定められ、日本で使われていたスポンジラバーの使用も禁止されました。

ラバーの進化というのはそこからも色々あり、現在ではおおよそ二つの種類になっています。まず反発力が良いものの回転がかかりにくい表面に粒がある「表ソフトラバー」(伊藤美誠さんが片面に貼っています)、表ソフトラバーの粒を高くして相手の打球の力を使って変化する球が打てる「粒高ラバー」(主に守備選手が使用しましたが、福原愛さんが片面に貼って非常にいやらしいボールを打っていました)、そして普通の選手が両面に貼る粒の方を反対向きに貼った回転がかかり反発力もそこそこあるオールマイティーな「裏ソフトラバー」が現在は主流です。かつては裏ソフトラバーながら普通に打っても反発力も少なく回転もかかりにくい「アンチラバー」なんてものもあり、あえて両面を同じ色のラバーにして、どちらで打つかをごまかしながら試合をする人もいましたが、現在のルールではラケットの両面に貼るラバーの色は同色にすることは禁じられています。このように、卓球のスポーツとしての変遷には道具の進化の側面もあり、道具の力を最大限に使って勝とうとする人たちも過去だけではなく今もいるという事があるのです。

かつて、日本の水谷隼選手が国際試合をボイコットしたことがありました。なぜボイコットしたのかというと、世界で卓球の試合に出てくる人の中に、通常のラバー(市販されているもので国際ルールに沿ったもの)に「補助剤」と言われる薬剤を塗り、普通にラケットに貼ったラバーよりも補助剤の力で威力を上げている人がいることを告発しました。本来ならばそうした行為はルールで禁止されていますので、補助剤の使用がわかれば反則負けになると思うのですが、選手のドーピングと同じで試合前・試合後の検査で検出されない薬剤を使った補助剤を使っている場合、そうした補助剤を使っていない人からすると明らかにおかしいと思われるのにその選手が処分されることなく国際大会で好成績を上げているのはおかしいと告発したのです。

ちなみに、そうした告発をした水谷隼選手は補助剤を使わずにリオ五輪の個人銅メダルと、東京オリンピックの金メダルを獲得しました。恐らく、水谷選手はオリンピックが終わり国際舞台から離れた後に、何かしらのアクションを起こすのではないかと思っています。今までは世界の頂点に立てない状況での告発だったこともあり「負け犬の遠吠え」のような感じで告発が見られていたこともあったかも知れないのですが、今後もしオリンピックの金メダリストによるこの告発が取り上げられれば、道具に関してのアンフェアな状態が改善されることで各国の実力は拮抗すると思うので、この問題が多くの人に知られ改善されていくことで、さらにこの卓球という競技も面白くなっていくだろうと思われます。

今回、その水谷隼選手のSNSに誹謗中傷がされたことが問題になりましたが、恐らく水谷選手がぼかした誹謗中傷書き込みをした「かの国」の人というのは、かつてラバー補助剤問題でやり玉に挙がった当該選手の所属する国からのものではないかと思えてしまいます。こうした事情を知らない人からすると、水谷選手側が単に難癖を付けているように思えるかも知れず、感情的に悪いものが今回の金メダル獲得で爆発してしまったという風にも考えられるのですが、検査を通っても不正な処理をした道具を使い続けている人たちが試合で勝ち続けることが今後も変わらないのならば、卓球というスポーツはオリンピックの種目としてふさわしいのか? という話にもなってくるだろうと思います。どの世界にも闇はありますが、今回のオリンピックがきっかけとなって、物事が良い方向に変わっていくことを祈っています。

世界的な半導体供給不足の影響で楽天モバイルの基地局が増えないとは言うものの

楽天モバイルは、2021年夏までに人口カバー率を96%にすると発表していましたが、このほど夏までに達成できないとし、2021年内に96%という修正の発表をしました。エリアを増やし、人口カバー率を上げるためには、とにもかくにも基地局の増設が必要なのですが、世界的な半導体不足によって、基地局そのものを発注することができないという事です。

こう言われてしまうと、致し方ないという風に思ってしまいますが、政府の政策と違って消費者が満足しなければ黙って利用を止め、他社に移るだけになります。そうしたこともあって、楽天は月間のデータ利用量1GB未満のユーザーには課金しない(0円)という料金プランにしていると思うので、極端に回線数が減ることはないとは思うのですが、今回出てきた年内に人口カバー率96%という目標は確実に達成しないとさらに悪い状況が見えてくるかも知れません。

また、私の住む静岡県静岡市内のエリアでは、無料で体験していた時期にはなかなか楽天のエリアでの通信ができず、auのパートナー回線での利用が主で、auの最大1Mbps(高速データ消費後の最大スピード)を無料で使わせてもらえるという感じだったのが、一年間の無料期間が終わりになるくらいの状況は、何とか楽天エリアの端に自宅が入ったのか、最大3Mbpsくらいでつながるようになりました。これで私は長年使っていて、同じくらいのスピードが出ていたADSLを解約したのですが、ただ電波の状況は不安定で、気が付くとauのパートナー回線に切り替わってしまうことが頻繁に起きていました。

最近になり、自宅周りの基地局が増えたのかつながる時にはだいたい15~20Mbpsくらいでつながるようになりましたが、今月もいつの間にかパートナー回線を使っていて月末には5GBのデータを使い切っています。雨の日にはうまく楽天回線につながらないような感じで、使っているルーターが電波の強い信号を優先的に捉えてしまう事も原因の一つかなと感じています。年内に人口カバー率96%いくなら、当然パートナー回線もストップする事になると思うので、その時に(特に入力する電波が弱い時)楽天回線で安定したネットが使えるかというのが自宅でインターネットを使う際の問題になりそうです。

あと、昨日楽天から新しいモバイルルーターが発売になりましたが、これも以前のパンダルーターと同じくモバイル用の単体のルーターで、家での使用を考えたクレードルや、電池を外しての使用については考えられていないと思われます。今の古いNECのモバイルルーター+クレードルで使い勝手に不満はないのですが、人口カバー率が上がらず、日本全国を移動しながらの運用に弱さがあるのなら、固定回線の代わりに使うユーザーのためのハードを出してくれると、そちらの方からニーズは出てくるのではないかと思うのですが、この辺はあまり考えられていないのかなと思ってしまいます。

私の場合は元々自宅の固定回線代わりに導入しているので、年内くらいでもう少し家の回りの電波が強くなってくれれば、auのパートナー回線を休止しても何とか使えるようになってくれるのではと思うので、今年の終わりくらいに安定して楽天回線が使えるようになっているかというのが、これからも楽天モバイルを使い続けていくかどうかの一つの判断基準にはなっていくでしょう。

また、楽天モバイルには他の大手キャリア三社に割り当てられている「プラチナバンド」が割り当てられていないという問題もあります。プラチナバンドがあるかないかは外で使う場合には結構な違いが出てくることにもなるので、まずは年内に人口カバー率が本当に上がるのかということと、人口カバー率が上がったらプラチナバンドを取得できるかというのが楽天モバイルユーザーにとっては注視すべきではないかと思います。

2021年夏のボトル関連の買い物は「ペットボトルキーパー」で決まり?

このブログでは様々なグッズについて紹介していますが、ボトル関連には結構こだわっていると自分でも思っています。昨年はボトルといえばボトルなのですが、主にペットボトルを入れることでペットボトルに入っている飲料を冷やし続けてくれる2wayボトルを購入して使っていました。

セブン-イレブンで買える「マルチステンレスボトル」その1 基本的な使い方

詳しくは上のリンクから読んでいただきたいのですが、セブンイレブン限定で売っていた「マルチステンレスボトル」は、それ自体が真空断熱ボトルとして利用可能なものの、蓋を付け替えることで、ペットボトルを中に入れて持ち運べるというものでした。こうしたコンセプトの製品は様々なメーカーから出ているのですが、どうしてもペットボトルを収納するために大きく重くなりがちなところがありました。

今年新しく購入したものはそうした製品の一つである「ペットボトルキーパー」で、正式名は「ステンレス製真空ペットボトルキーパー」と言います。パッケージの写真が上のものですが、これだけだとよくわからないと思いますので、箱の中味に何が入っているかを紹介しましょう。

本体はステンレス製の蓋のない筒で、中は真空になっていて、保温・保冷効果があります。蓋の代わりに巾着袋のようなカバーを付けて紐で引っ張ることで蓋の代わりにします。このカバーに肩掛け用の紐が付いているか片手で持てるハンドルが付いているだけのものかで値段が決まるのですが、私はより安いハンドルタイプのカバー付きモデルを購入しました。その他には中に入れるボトルが動かないためのシリコン製の製品専用の滑り止めパッドという構成になっています。

対応するペットボトルのサイズについては、直径73mm・高さ170mm~230mmということで、だいたいの500mlクラスのペットボトルが使えると思います。手近なところにあった炭酸飲料のペットボトルをセットすると、巾着型のカバーからうまくボトルキャップが出てくるので、このまま保冷できて蓋は必要ないというわけです。

個人的に興味があるのが、最近持ち出している500mlのナルゲンボトルが入るかということだったのですが、無事にちゃんと入ることがわかりました。セブンイレブン限定のマルチステンレスボトルと比べると一回り小さく、更に軽く、蓋もないことから、片手で持ちやすくなりました。持った感じはとても良いです。

ちなみに、ペットボトルのような形状のSIGGボトルについても問題なく入れて保冷用として使えることがわかりました。このセットはかなり使いやすいので、以降の飲み物持ち出しとペットボトルを外で買う時に使う事を決定したいと思います。

そして、この製品にはもう一つの大きなポイントがあります。長く使い続けると当然駄目になる部分もあるのですが、この製品の場合は巾着型のカバーがへたってくると思われます。ステンレス部分はまず駄目にならないと思うのですが、もしカバーがだめになっても全国どこの100円ショップでも買える500mlペットボトルカバーがそのまま使えるのです。写真は、ダイソーで購入した110円のペットボトルカバーを本体に付けてみたところですが、巾着型のものを選べば、洗い替えのカバーを増やしたり、カバーが破損した場合の代わりをいつでも入手できるということになります。100円ショップのカバーには、肩掛け紐の付いたものもあるので、あえてカバーの違いで高いものを買わなくても十分であると私は思います。

私の場合、これでナルゲンボトルに冷やした飲み物を入れて持ち運び、真空断熱ボトル並みに保冷用として使うことでペットボトルのゴミを少なくすることに貢献ができればと思います。ナルゲンボトルは熱さにも強く匂いもきちんと洗えば残らないので、軽量で扱いやすいペットボトルホルダーとの組み合わせは最強です。ぜひ多くの皆さんに「保冷できるナルゲンボトル」を手軽に持ち運べるこの製品の魅力を知ってほしいですね。

ついに使い切れない高速データの翌月くりこしをすることに決めたワイモバイル

先日、LINEMOのライトプランが3GB・低速最大300kbpsで税込990円で出た時には、これは系列会社のワイモバイルの「シンプルS」プランを潰すかも知れないと思ったのですが、今回新たにワイモバイルの方が「シンプルS/M/Lプラン」の内容を変えることで、単体でさらに魅力のあるプランになることがわかりました。

すでにワイモバイルに加入している方についてはYahoo!関係の特典があるので、今回の改定でも毎月の支出を抑えたいという方はLINEMOに変えるのも有りだと思いますが、そうでない場合は今回の変更を考えるとワイモバイルにとどまることも十分ありのようになってきています。

それだけでなく、ワイモバイルと同じようなプランを持つUQモバイルのユーザーでさえ、ワイモバイルに乗り換えるという選択肢まで出てくるようなプランになっているので、ここでその概要についてお知らせします。

まず、今までワイモバイルがUQモバイルと比べるとウィークポイントではないかと思われていた「データの翌月くりこし」を2021年8月から提供することになりました。これで、主にMやLのプランを契約されている方で、月の高速データ容量Mの月15GB・Lの月25GBを使い切れなかった場合、翌月に使えるデータ容量がまるまる未使用分増えることになります。Sの場合については、月に3GBというのはさほど多くない容量なので、微妙ではあるのですが。

ニュースリリースを見ると、私が読んだ限りではUQのように低速をアプリで切り替えることはできないようですが、ワイモバイルの方式では確実に高速データ量を使い切りたい方におすすめになるでしょう。UQの場合はM・Lの場合は低速でも最大1Mbpsで無制限でなまじ快適に使えてしまうので、せっかく繰り越した高速データを翌月分までも使えないケースもあるかも知れません。そんな心配をするなら、月初から使った分だけ高速データを消費するワイモバイルのようなデータくりこしの方が合っているのだろうと思います。

このように、どこかの会社が画期的なプランを出してきても、同じ系列の会社であればすでにその画期的なプランとの差別化をはかるプラン変更を用意していたり、競合する会社であれば対抗プランを改めて出すことも十分に考えられます。

現状では、ソフトバンク系列のサブブランドで変化があり、UQ(au系列)はそれを静観し、au系列ではもう一つ別のBIGLOBEがdonedoneという新ブランドで勝負しているという格好ですが、今回のワイモバイルの発表でもう一波乱あるのではないかと個人的には思っています。現状では私はUQモバイルの「くりこしプランS」を継続していますが、今回のワイモバイルの発表で、もうしばらく各社の動向を見極めた方が良い結果になるのではないかと思いは強まり、もうしばらくはこのままのプランをキープすることにします。

具体的には今回変更のあったワイモバイルのプランではなく、料金の安いLINEMOのライトプランとの比較になってきます。LINEMOの方はワイモバイルと違ってデータの翌月くりこしはありませんが、音声通話が使えて月額990円という安さで月3GBのデータが使える(制限時最大300kbps)のが大きな魅力です。ただ、UQの方は低速でもバースト転送でページの読み込みは速いので、3GBの高速データを翌月に残して必要に応じて毎月3GBまで使うパターンを掴むと、月初には最高で月6GB使える余地が出てくるので、これで料金が下がってくれれば先に乗り換えてしまった場合、後悔することになるかも知れません。何より、MNPをして回線を移行することは結構なエネルギーがかかりますので、今は家でおとなしくしながら状況の推移を見ることになるでしょう。

「安かろう悪かろう」ではない「安くても十分実用的に使える」モノを選ぼう

私の現在の腕時計はXiaomi Smart Band 6というスマートバンドになってしまっています。それまではカシオの電波ソーラー腕時計を使っていたのですが、話を「腕時計」というところにもっていくと、現在までの技術の進化というか、インターネットを誰でも普通に使えるようになっての状況の変化というものがあるような気がします。

腕時計というのはいわゆる「精密機械」で、電池の入ったクォーツ時計が出てくるまではスイスや日本で作られた精密な小型部品の組み合わせで時を刻む手巻きや自動巻きのムーブメントが採用されていました。今でも日本の最高級品である「グランドセイコー」は、手巻きや自動巻きのシリーズがあり、その最高峰のシリーズの精度は日差+4秒~-2秒くらいで調整されていると言われています。逆に言うと、機械式時計を使って正確な時間を知りたい場合にはゼンマイを巻く作業の他に、毎日の手作業での時刻合わせ作業が必要になります。

グランドセイコーには年に数秒しか違わないほどの精度を持つクォーツ式や、クォーツと機械式の合わせ技という(電池がいらない)スプリングドライブという新たな方式を持つ時計を出していますが、こうした製品を作るためには高度な技術と部品が必要になります。こうした取り組みを日本の時計メーカーは行なってきたわけですが、こうして作られた時計しかなかった時代は、そのムーブメントの質で時計の値段や性能が決まってしまっていて、多くの人が気軽に腕時計を持つような事もできませんでした。セイコーが開発したクォーツ時計により、部品の数が減り、電池を使った腕時計が安く提供されるようになって変わってはきたものの、やはり機械物ですので長く使っていれば時刻合わせを行なう必要に迫られます。

そこに、新たに登場してきたのは「時計そのものが時刻を自動的に修正してくれる」電波時計の登場でした。基本的にはそれほど精度の高くないクォーツ時計であっても、一日のうちで電波を受信し、常に修正を繰り返すことで、見掛け上は日本の最高技術の詰まったクォーツ式のグランドセイコーよりも正確に時を刻む時計が作れるということになります。

私が使っている電波時計はソーラー発電とセットになり、充電池の寿命までは電池交換もいらないという手軽なカシオのモデルで、1万円以下で購入したものです。こうした腕時計は長く日本メーカーが主導して世界で売られているわけですが、私が今そのカシオの電波時計を外して、Xiaomiのスマートバンドにしているのはソーラー発電の電源ではとうていできない様々な機能が搭載されているからです。

肝心な時刻表示については、SIMカードの入ったスマホとペアリングするので、スマホの方で取得するサーバーの正確な時間をそのまま表示することができます。さらに、着信・メール・SNS通知なども画面上からでき、スマートバンドにあるセンサーから様々な体に関する情報を得ることができ、これらのデータは逆にスマホに送信され、分析ができるようになっています。

かつて、着信・メール・LINEなどの到着を手元で確認できるカシオのGショック(Bluetoothによるペアリングをしてスマホと連携)を持っていたのですが、スマホとの通信が増えるほど内蔵電池を頻繁に交換することが必要でした。スマートバンドも内蔵電池は消耗しますが、充電池なので毎日でなくても気付いた時に充電をすれば普通に使えます。また、スマートバンドはスマホの機能そのものを詰め込んだようなスマートウォッチと比べると、かなり安い値段で利用できるので、充電池の寿命で買い替えという形でも考えれば、ある意味究極の腕時計という風にもなってきます。インターネットに接続することのコストも下がってきて、今の時代はそれほどコストを掛けなくても最先端の技術を利用して、新しい製品が出てきやすくなっているわけです。

もちろん、機械式の高精度腕時計には多くの人的・製品としてのコストがかかっていて、交換できる部品がある限りは変わらずに時を刻むことができる「モノ」としての魅力が詰まっています。自分が生活する上で何にお金を掛けるかということで、腕時計の選択についても変わっては来ますが、今の時代は安かろう悪かろうの物はあっても、きちんと判別すれば安くても高性能で使えるものを選ぶことができるようになってきています。今後もスマホと連携する形で面白いものは出てくると思いますので、私の場合は高級品を使うよりも、スマホやインターネットでの連携で動き、その中でも安く便利に使えそうなもの魅力を感じるので、今後もそんなものを紹介することができればと思っています。

気管に水が入ってむせた時の対策について

昨日も全国的に暑い日が続いていまして、外出の際には水を持って外に出て、熱中症対策は万全だと思っていたのですが、昨日は別の問題でひどい目に遭いました。というのも、外で歩いていて信号が変わりそうだったので焦って水を飲もうとして、少量を口に含んだところでどうやら水が気管に入ったらしく、口に含んでいた水をその場から吐き出しただけでなく、一時呼吸ができなくなりました。

今だからこんな感じで書いていますが、その時には全く呼吸ができなくなったような感じがして、何とかして呼吸をしようと喉を動かそうとしたものの全く空気が入ってこなくて、本当にどうにかなってしまうのではないかと思いました。

結局、吸い込むのは止めて詰まったものをまさに路上で吐く人のように、しゃがみ込みながら吐き出すようにしたところ、徐々に呼吸ができるようになり、何とか元に戻ったのですが、その後再び水をしばらくは飲む気にはならなかったですね。

改めて、こうした際にはどうするのが良いのかという事について、ネットで調べてみたところ頭を低くして気管に詰まったものを吐き出すようにするのが良いとありました。つまり、気持ち悪くなって吐くような姿勢を取るみたいですが、その際の自分は自らその行動を取っていたということになります。今回は気管に入ったのが水だったため、気管から水が出たという感じはあまりしなかったのですが、頭を低くして吐くようにしながら、何とか呼吸をしようとしているうちに、何とか呼吸ができるようになりました。

その後、深く深呼吸をしたり、飴を舐めて喉が楽になりましたが、今回の問題はつい焦って水を口に含んだことにあります。これは水だけではなく食事の時も一緒で、いくら急いでいるとはいえ、焦って食べ物を口に詰め込むような食べ方というものは慎まなくてはいけないなと本当に今回の事で思うようになりました。

ちょっとむせるくらいなら問題はないかも知れませんが、もし呼吸ができないほど苦しいむせ方をする人がいたら、早めに吐かせる姿勢を取ってもらうようにし、早めに気管から異物が出るようにしてあげて下さい。

東京オリンピック開会式セレモニーの謎解きとテレビ視聴環境について

昨日から東京オリンピックの競技が正式に始まりました。事前にこのブログでは開会式のセレモニーについて色々書いていたこともあり、当日の開会式の様子は生で通しで見ていました。そこで、ご退屈かとは思いますが今回のセレモニーを見ての感想などをつらつらと書いていきたいと思います。

まず、開会式の音楽を担当する人の中で小山田圭吾氏の進退については、当初かなり組織委員会が擁護したのに(後日本人からの申出を受けて解任という形になりました)、なぜ演出ディレクターの小林賢太郎氏を速攻で辞めさせたのかという点については、セレモニーが進み森山未來氏の舞踏の段になって、その舞踏のテーマが1972年ミュンヘンオリンピックにおける選手村でのイスラエル選手団襲撃事件にテーマを持つもので、初めてオリンピックの開会式で当時犠牲になった選手たちのために黙祷が行なわれた演出を行なうという事情があったのです。

もし小林氏をそのまま続投させていれば、同じユダヤ人に起こった悲劇について、ホロコーストを揶揄したという話が広がっている中で、そのネタを作った人の演出でテロの被害に遭ったイスラエル選手を悼むという、外部から見たら「何か裏の意味があるのでは?」と見ている人の中で思わせないようにという配慮が速攻で働いたのではないかと思いますね。

あと、音楽については各国の入場のバックグラウンドに日本のゲーム音楽が流れていて、日本発の文化というものを出していましたが、国歌を斉唱したMISIA氏は外せないとしても、セレモニーで印象に残ったのはジョン・レノン&オノ・ヨーコの「イマジン」および、クイーンの「手をとりあって」というUKと日本をつなぐ楽曲の導入にありました。なぜUKなのか? 「イマジン」についてはジョン・レノンの曲というより日本にルーツを置くオノ・ヨーコ氏との合作なのでその由来はわかると思いますが、「手をとりあって」の方は、知らないと普通にUKのロックバンド「クイーン」の曲で、日本ではクイーンが人気があるから? という風に思ってしまう方も少なくないと思います。

ただ、この楽曲についてはクイーンのギタリストであるブライアン・メイ氏がクイーンとしての初来日時の熱狂的なファンの姿と、その来日以前にはUKを含む連合軍と日本とは第二次世界大戦で戦っていて、広島・長崎に原爆が落とされた状況があったことを考え、自分達と日本のファンの絆を求めてこの歌詞を書き、サビの部分を日本語通訳の方に翻訳してもらって、ボーカルのフレディ・マーキュリーが日本語でサビを歌う作品に仕上げたとかつてのインタビュー記事では書かれていたように思います。ライブでの演奏は日本国内に限られるとは言え、この曲はクイーンの通常のアルバムに普通に収録され(もちろん世界中で購入し聴くことができます)、曲名もローマ字表記の「Teo Toriatte」となっていて、決して日本だけに向けられたものではないという事が今回のセレモニーで採用された理由なのでしょうか。

ただ、それにしてももっと日本的なものや日本から世界に発信するものを扱えなかったのか? という気持ちを持つ方もいるでしょう。特に復興五輪としての位置付けがある中で、楽曲でもそうしたものを扱えなかったのかという事を思ったことも事実です。

個人的にはそうした開会式で流れた音楽の他にはセレモニーのサプライズ演出というものはなく、それが今回のスタッフ降板騒動につながっているのかとも思えましたが、来賓の挨拶が長いというような事はどうにもならないものの、もう少し日本発というものを強く押し出してくれた方が見ている方も楽しかったのではないかという気がした事は確かです。

オリンピックも一気に競技が始まり、新型コロナウイルスの深刻な状況も忘れがちになってしまうかも知れませんが、あくまで冷静に、必要があれば外に出ないように気を付けることだけは忘れないでこの期間を過ごすようおすすめしたいと思います。昨日もかなりの暑さになりましたので、出掛ける場合にも水分・塩分の補給を考えて体調を崩さないように健康にはくれぐれもご留意いただければと思います。

ちなみに、オリンピックは外に出ないで家で見ることが奨励されていますが、昨日には静岡県がコースになった自転車のロードレースはテレビでの生中継がなく、Fire TVにつないだ家庭用テレビで見ようと思ったTVerアプリでは、スマホではライブ中継を見られるもののテレビにつなぐ場合にはライブ中継が見られないという政府のお願いを叶えられない仕様になっているのには憤慨しました。同時に行なわれる競技数の関係で、ネット経由で自由にライブ中継を見られるようにするのは基本だと思うのですが、こんなところも言行不一致という感じがするのですね。

一応、こちらではFire TVに入れていたウェブブラウザ経由でレース内容は大型テレビでその一部始終を見ましたが、私と同じような視聴環境にある方は、そうしたやり方も試してみて下さい。ロードレースは6時間のレースでも最後のスプリント勝負でメダルの色が決まるというスリリングな展開で、もし世の中がコロナ禍でなかったら、現場に赴いて直接見たいほど面白いレースでした。今後の状況によってはスケジュールをこなすことも難しい局面があるかも知れませんが、その点についてはこの後起こることもあるがままに受け取るようにして冷静に見ていこうと思っています。

スマートバンド Xiaomi Smart Band 6を使って睡眠時間の管理

東京オリンピック2020がついに開幕しましたが、果たして無事にスケジュールを進められるのか不安です。こちら静岡県でも自転車競技が開かれるのですが、出場選手の中には新型コロナ感染により棄権を発表した選手もいるなど、心配は尽きません。

私の住む静岡県内では、今までは名古屋に近い西部地域の感染者が多かったのですが、ここに来てオリンピック開催のためか東京に近い東部地域での感染者が増えてきました。感染症の影響が下がったらロードレースやマウンテンバイクのレースをチケット無しで見に行きたいと思っていたのですが、今回はきっぱりと諦めテレビ観戦に徹しようと思っています。

そんな中、こんな時期だからこそ自分の健康に気を付けようと購入したスマートバンドですが、私の購入したXiaomi Smart Band 6はお風呂の時間以外はずっと付けていて、スマートバンドやペアリングしたスマートフォンに表示される数字に気を付けています。今回はその中でも睡眠に関する内容を気に掛けているので、その内容について紹介します。

スマホ用のアプリ「Mi Fit」からは睡眠の他に心拍数、ストレスの状況を見ることができますが、やはり睡眠は体の疲れと連動するような気がするので、その数字はチェックしています。確認できるのは、以下の内容です。

・トータルの睡眠時間
・深い眠りの時間
・浅い眠りの時間
・レム睡眠の時間
・覚醒時
・仮眠した時間

こうした数値はスコア化され、100点満点で評価されます。生活と仕事の関係で、現状では最良とされる7時間から8時間の睡眠時間確保が難しいため、スコアも高くはないのですが、20分以上仮眠するとアプリに仮眠時間が記録されるため、体を昼に休めることができる時には極力寝るようにしています。

また、睡眠時間が少ないだけに、毎日気になるのが途中で覚醒することなく深い睡眠の時間をできる限り伸ばしたいということはあります。今まではあまり意識していませんでしたが、寝る前の飲酒や多量の水分の摂取は抑え、朝起きてからトイレに行き、水を一杯飲むような形に生活のリズムを変えつつあります。

そして、Xiaomi Smart Band 6を購入した動機の一つでもあるベータ版の「睡眠時呼吸の質」についてですが、これは具体的な数値ではなく100点満点の点数で表示されます。アプリによると90点以上が合格ということで、幸いにも私の場合は90点以上の値が出ることが多く、心配していた睡眠時無呼吸症候群のような、寝ていて呼吸が頻繁に止まるような事にはなっていないのではないかと思われます(スマートバンドは医療器具ではないので、よほど心配な場合は早めの受診をおすすめします)。ただこれについても、寝む前に呼吸を妨げないように鼻の通りを良くして、仰向けでなく横になって寝ることで気道を確保することは心掛けています。ただ、このスマートバンドを買って色々と調べなければ生活習慣は変わっていなかったでしょうし、私の場合は自分の体のデータを見ながら生活習慣も変えることで体調の維持を目指しています。

また、この端末の売りである「血中酸素濃度測定」については、スマホのアプリと連動してのモニタリングをするのではなく、必要に応じて手動で測るような形になってしまっているのは残念です。毎日測っていて正常の範囲内であることを見てほっとはしているものの、これについても常時モニタリングし、極端に下がった時にバンドを震わせて知らせてくれるようなバージョンアップを望みたいです。まあ全体的には投資金額以上の効果が出ているというのが現状での印象でした。

mineoアプリにある「mineoスイッチ自動節約設定」でパケット放題Plusの活用を

携帯電話の大手三キャリアが新たなブランドでプランを出してくる中、その大手キャリアから回線を借りて運営するMVNOには厳しい時代が続きますが、そんな中で孤軍奮闘しているのがmineoではないかと思われます。各社のサブブランドでは三千円弱で低速時最大1Mbpsが出るプランを出す中で、サブブランドでは「月3GB・低速時最大300kbps」がせいぜいの千円強の月額で(データ専用プランの月1GBプランに「パケット放題Plus」を付けた場合)、低速時でも最大1.5Mbpsのスピードで通信できるのですから、この数値だけ見ると相当お得にネットが使えるプランだと言えます。

ただ、安いものにはそれなりの制限もあります。低速で使っていても(mineo節約スイッチをONにしている低速時)、直近3日間で10GBのデータ量を超えてしまうと最大200kbpsにスピードを制限される場合があります。一日にすると3.3GBあまりで、そこそこ動画を見るでもしないとこの制限は超えないと思いますが、盲点もあります。

元々mineoは平日の昼12時から午後1時までのスピード低下が避けられないので、この時間の利用をしないと宣言して本当にデータ通信を使わなかった場合に、その回数に応じて様々な特典のある「ゆずるね。」というサービスがあります。月20回この宣言を達成した場合に翌月から適用されるのが夜11から翌朝の7時まで、mineo節約スイッチをOFFにしておいても高速クーポンが減らないという「夜間フリー」の特典です。

私の場合は昼に強い他の回線も持っているので、この夜間フリーを毎月獲得するために平日の宣言は欠かさずにやって昼間は使わないことを徹底しているのですが、夜間フリーを使うためにずっとmineoスイッチをOFFにしてしまうと、夜間はよくても昼間にはあっという間に高速クーポンを消費し、mineoスイッチが夜間フリーの時間以外には意味がなくなってしまいます。月1GBと少なくても、制限を避けるためにも必要に応じて高速クーポンを使い、最大限にmineoのパケット放題Plusを使い尽くすためには手作業でmineoスイッチを切り替えるしかないのでしょうか。

しかし、mineoでは専用アプリに私のような使い方をする人のために、便利な機能を付けてくれていました。それが「mineoスイッチ自動節約設定」です。専用アプリから毎曜日ごとにmineoスイッチのON・OFFをアプリの方で自動的に切り替えてくれる仕組みなのです。私の場合、mineoスイッチを午後11時前に切り(ここから高速クーポンを使う仕様になりますが、夜間フリーが有効になるためクーポンは減らなくなります)、翌朝7時になったら「節約ON」に切り替わるように設定しています。希望者が多いと自分の希望する時間ぴったりに設定することはできない場合もありますが、多少時間は前後しても自分でいちいちアプリから変えるよりも気楽に使えます。

これで、毎月の夜間フリーを獲得し続ければ、3日で10GBの制限は朝7時から午後11時までの使用量だけを気を付ければ良く、一気にデータを使う可能性のあるウィンドウズのアップデートファイルダウンロードなどは、モバイル通信を使う旅行の時には「更新の一時停止」にチェックを入れておき、必要に応じて手動でのダウンロードをするようにすれば、長期間の車での旅行でもmineoでの高速クーポンの消費やデータ消費での制限とは関係なく安心してパソコンを使い続けることもこれで可能になります。

これはあくまで私見になりますが、mineoの1GBデータプランにパケット放題Plusを付けたSIMは旅行時にはモバイルルーターに入れて使い、常用するスマホには昼間でも他の時間と関係なく高速でデータ通信が使えるahamo・povo・LINEMOやUQモバイル・ワイモバイルのSIMを入れて2枚体制で使うようにすると、最安ではLINEMOのライトプランと組み合わせることで、月2千円ちょっとでの快適な利用が可能になります。ソフトバンク系のLINEMOを使う場合は、mineoはソフトバンク系以外のプランであるdocomo回線かau回線を選ぶと、どちらかが地域性によりつながらなかった場合の保険になります。ちなみに、docomo回線にした場合、mineoのデータプランでは3Gが使えないので、あえてau回線でもそこまで差はないと思います。今回紹介した設定をうまく使い、安くても使いでのあるデータ通信を活用しましょう。

中部横断自動車道の「新東名」から「中央道」が2021年8月29日に全線開通

ここのところの新型コロナに関するニュースの中で全く忘れていたのですが、私の住む静岡県中部から西に住んでいる東名高速を利用される方にとって、山梨・長野・新潟方面へのアクセスを考えた時に、高速道路を降りずに行けるようにようやくなるということが来月末までに実現しそうです。

それこそ少し前までは、長野方面に車で出掛ける場合には、静岡市清水区の興津からつながっている国道52号線をひたすら走って山梨県に入り、一般道を走り続けて韮崎に入り、そこからようやく中央道に入って諏訪方面に向かうというのが常のルートでありました。

それが、新東名ができて新東名の清水インターが山梨県との県境までつながるようになったので多少は楽になったのですが、それでもそこからの高速道路が長く開通せず、現在も南部から下部温泉までが未開通になっていました。
今回のニュースでは2021年8月29日に未開通部分も開通するようになり、私の場合ですと東名の静岡インターから高速道路に乗り、清水ジャンクションで新東名に乗り換えると、そこから中部横断自動車道に入り、中央道方面に直結するような使い方が可能になるということになります。

ニュースサイトによると、静岡から山梨への所要時間は、全て国道52号線を使う場合と比べると一時間もの短縮になるということです。さらにその先については、諏訪→松本→長野→小布施→妙高高原→上越→新潟方面へという感じでつながります。善光寺や新栗の季節の小布施、日本海のヒスイ海岸など、これまで時間がかかって強行軍になっていた行程も下道を通らないで進める事で、出掛ける機会ができれば近場ではなくそれなりに遠くへも行こうと思えるような状況になることは嬉しいですね。東名を通って山梨・長野・新潟への旅を考えられている方にとっても朗報に違いありません。

ただ、休日や夜間などの割引については未だに休止されたままですが、逆にそうした環境が整うまでに、色々な旅の予定を立てながら何の気がねもなく旅行に行ける状況が来るのを待つしかないですね。今後の状況に不安はあるものの、高速道路の割引については時期が来れば必ず戻るものと信じていますので、今後の車旅に向けてルート作りの中にこの新東名から中部横断自動車道というルートを加えて検討してみることで、今までなかなか行けなかったところへ行くチャンスが出てくるかも知れません。