月別アーカイブ: 2013年3月

Panasonic 2013年4月発売のエネループとエボルタの違い

 充電池として国内で多くのユーザーを持っているのが三洋電機のエネループであり、Panasonicの充電式エボルタであったわけですが、ご存知の通りPanasonicが三洋を吸収してしまったことで、今まで最大のライバルとして存在していた2つの充電池が同じ会社で販売されるという変な事になってしまっています。

 Panasonicは2013年4月からこの2つのブランドの充電池をリニューアルして売り出すという事なので、改めて出されている資料から2つの充電池の違いについて見ていきたいと思います。ちなみにここでデータを出して紹介する電池の種類は単三型スタンダードモデルでの比較にしていますのでご注意下さい。というのも、高容量なProではくり返し充電回数が極端に少なくなり、容量の少ないLiteはくり返し充電回数が多いものの、容量が少ない割に価格差が少ないという事で一般的なスタンダードモデルを購入して使われる方が多いだろうと思ってのことです。

 さて、メーカーのホームページでは、以下のようなキャッチコピーが示されています。

【「くり返し回数」重視のエネループ、「長持ち」重視の充電式エボルタ】

 具体的にはどういう事かというと、今までメーカー発表のくり返し充電回数はどちらも1800回となっていましたが、充電式エボルタの方は回数を据え置いていますが、エネループの方は2100回までくり返し充電回数を増やしています。その代わり、充電式エボルタの方は従来の容量である1900mAhから50mAh多い1950mAhになっています。そんなわけでキャッチコピーのような究極の選択を迫られるわけですが、もう一つの違いについても指摘しておきましょう。

 充電池は充電してすぐ使う場合も多いですが、私の場合はかなり多くの電池を持っていますので、充電してからすぐに使わず、数ヶ月間保管したままという場合も結構あります。そこで気になるのが保存時にどの程度容量が残っているかという事です。それがメーカーのホームページでは「1年後容量残存率」というデータで紹介されています。その部分だけ以下に抜き出し、1年後の予想される容量を計算してみました。

・エネループ単三1900mAh 1年後容量残存率約90% 1年後の容量予想値 約1710mAh
・充電式エボルタ1950mAh 1年後容量残存率約80% 1年後の容量予想値 約1560mAh

さらにエネループの方がくり返し充電回数が300回も多いという事になると、常に使用後満充電の状態で使うのでなければ、充電式エボルタよりもエネループの方を私は選ぶと思います。災害用の備蓄として充電池を用意する際にも、エネループはメーカーのホームページでは5年後でも使用可能とうたっていますので、その点にも注目したいと思います。

 新しいエネループは電池に大きく「Panasonic」の文字が入る事で一部の人から必ずしも評判がいいとは言えませんが、こういったデータも冷静に把握して充電池を選ばれるのがいいかと思います。



ラジオに関するニュースがわからん!

 朝日新聞に「ニュースがわからん!」というコーナーがあります。日々のニュースの中でわかりにくいものを対話形式でわかりやすく解説するというものですが、2013年3月29日付の朝刊ではこのブログで何度も紹介させていただいている首都圏のAMラジオ局がFMに移行することを表明したニュースについて解説されています。

 見出しが「AMラジオがFM化するらしいわね」となっていて、もうこうした路線が決定したような感じで受け取られかねませんが、さらに読み進んでいくと、大変に気になる表記を発見しました。

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 AMラジオ局がFMに移行する場合の周波数は90~108MHzとも言われていますが、「今使っているラジオは使えなくなるの?」という質問に対しての答えがふるっています。写真の記事内容の一部をごらんになればおわかりかと思いますが、個人的には果たして90~108MHzに対応したラジオをどれくらいの人が使っているのかまずは疑問に思います。

 もともと、日本のFMラジオに割り当てられた周波数は76~90MHzであり、FMをカバーするラジオはほとんどこの周波数しかカバーしないでしょう。海外のFM用と以前のアナログテレビの1~3chの音声を聞けるように76~108MHzをカバーしたラジオは確かにありましたが、ラジオ全体からするととても潤沢に普及しているとは言えないのではないでしょうか。

 しかも、テレビのデジタル化によって、ラジオ界にも大きな変化が起こりました。それまで90~108MHzの部分をテレビの1~3chの表記にして売られていたラジオはアナログテレビがなくなったことにより改変を余儀なくされたのです。地デジ化の前には全く問題なく店頭に並んでいたアナログテレビの1~3chを受信できたラジオが店頭から消え、多くのラジオが生産自体を中止してしまいました。中にはテレビチャンネルの表示を消して76~108MHzの表示をしているラジオもありますが、これを書いている2013年3月現在は、店頭で見掛けるラジオのほとんどはFMの76~90MHzまでしかカバーしないものになってしまっています。つまり、AMラジオのFM移行に関する記事を読んでラジオを買い換えようと思っても、新しく移行する放送局を聞くことのできないラジオを買ってしまう可能性は限りなく高いということになるのです。

 それを、「カーラジオなど一部は使えない可能性もある」とはよく書いたものです。この記事を読むまで自分のラジオはどうなるのだろうかと心配していたラジオリスナーの方々は、カーラジオはだめでも今使っている据え置き型のラジオなら大丈夫だろうと、大新聞の書くこととして信頼した上で誤読する可能性があります。また、あせってラジオを買い換えたものの新周波数に対応しないものを買ってしまったりすることもあるでしょう。とりあえず、現状では今のラジオを使い続けていて何ら問題ありませんが、現在の状況をまとめると、こんな感じになるのかも知れません。

「お使いのラジオのFMの周波数部分を確認し、108MHzまでの表記かテレビ1ch~3chまでの表記がないラジオの場合、周波数を移行すると宣言している放送局を聞き続けたい場合には買い替えが必要になる可能性があります。しかし現状で売られているラジオの多くはこの部分をカバーしていませんし、はっきりと決まった事でもないため、具体的な放送局側からの動きによってメーカー側から新しいラジオが出るまではあせって高額なラジオを買うような事はしなくても大丈夫です」

 さらにこの問題で気になるのが、ラジオリスナーのかなりの人たちが据え置き型のラジオではなくカーラジオでAMを聞いているという事実です。車の中でミュージックプレーヤーをUSB経由で接続して音楽を楽しんでいる方も多いので、多くの人が一斉に車のラジオを付け換えるまで行かないのではと考えると、周波数の移行はリスナーの数を確実に減らし、むしろFMに移行したAM局の経営にも影響を及ぼすのではないかと考えられます。首都圏のラジオ局が一部FMに移行しても、こうした懸念から完全にAM放送から撤退する事は当分ないとは思いますが、この問題は引き続いて動向を見守っていきたいと思っています。


「車中泊に適した車」は自分で作ろう

 私がブログやインターネットで車中泊に関する事を書くきっかけになったのは、助手席が前方水平方向に倒れることで、人が寝られるくらいのスペースを作る事のできるスズキのワゴンRを購入してからのことでした。

 ネット検索をしてみると、なるべく凹凸のない平面をシートアレンジによって作り出す事ができる車種がいわゆる「車中泊のしやすい車」として紹介されています。もちろん、予算が許されるならばとにかく車中泊のしやすい車を購入した方がいいに決まっていますが、車を持てる台数や駐車スペースに限りがある場合、必ずしもフラットな平面を作り出せる車を持てない場合もあるのですね。

 私自身も車中泊のしやすい事に重点を置くか、日常の使い勝手を優先するかによって希望車種は違ってきてしまいました。本当は車中泊用と日常用の2台を持てればいいのですが、さすがにそうしたことは難しいので悩みも大きくなってしまうわけです。

 現在乗っているのは軽自動車の普通の乗用車で、車中泊の関連サイトではランク的には最高をAとするとEランクあたりの車です。乗り替えて最初の頃には、私でもこれではさすがにシートを後に倒しての仮眠程度に使うくらいで、そうした仮眠が長期に及ぶとエコノミークラス症候群になってしまう恐れがあるのでまずしないと結論付ける車でした。しかし、私が持っている様々なグッズを使うことで、改造などは全くしなくても私の身長175センチでも十分に足を伸ばして寝られる事がわかり、私が車中泊に関しての考えを変えるきっかけになりました。

 さすがに車の中の寸法が自分が寝た時のサイズを下回ってしまっては快適な睡眠は望むべくもありませんが、軽自動車の場合でも身長180センチくらいの方でも何とか手足を伸ばして寝られるようにすることは可能です。私の場合は前後の席をフルフラット状態にしてからキャンプ用のコット(簡易ベッド)を設置しますが、自分で木材を組んでベッドを作ってしまうのもいいでしょう。そこまで工夫して車内に自分の寝場所を作ってしまえば、もうそれが「車中泊に適した車」なのですね。

 もちろん、車中泊をしやすい車を探すというのもそれは楽しいものですが、そのような車を購入して乗っている人だけが楽しめるものなのではなく、自分で今ある環境の中で色々工夫してみることでもかなりの環境が向上するように思います。現在の車中泊ブームを支えているのはキャンピングカーや高額な装備を使っている層であるとは思いますが、やりようによっては今ある車を使って必要最少限の準備でも十分できます。車自体を災害時にシェルターのように使うことも考えながら、私も新しい車の選択とともにできるだけお金と手間をかけずに快適な環境を作ることにチャレンジしていきたいと思っています。


THERMOS 真空断熱ケータイタンブラー 0.29L JND-290

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 私がこういったタンブラーを購入するタイミングというのは、価格が下がってからという場合が多いのですが、今回紹介するJND-290についても例外ではありません。とっ手がないきちんと密封できるタンブラーという事で車での旅には便利だろうとは思っていたのですが、さすがに定価近くでは買う気にならず、今回安価に売られていたのを見てあわてて購入した次第です。なぜ安くなったのかというのは様々な要因があると思いますが、こうしたタンブラーは、いかにきちんと密封できると言っても水筒型のものとは違い、保温性能についてはかなり落ちるということは確かにあります。しかし、この製品はあくまでタンブラーにフタが付いたものということであるので、熱々の飲み物でも早めに飲みきってしまう事を前提に設計されているということで、朝にお茶やコーヒーを入れていき昼に熱々の状態で飲みたいという方にはおすすめできないものです。あくまで、デスク回りなどでちょっと時間を置いて冷めることがない程度の保温を必要とする方には便利に使えます。

 このシリーズのタンブラーの大きさには2種類あり、安くなっていたのは小さい方の0.29Lのものだったのですが、もしかしたらこのタンブラーはある事に使えるのではないかと思っていました。それが、今使っているインスタントコーヒーをそのまま入れて使えるコーヒーメーカー、ネスレバリスタに使えるのかという事でした。

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 試してみたところ、写真のように下の台座を外してタンブラーの蓋も外してセットすると何とかバリスタにセット出来ました。実際にタンブラーの中に粉のクリームを入れてバリスタにセットし、カプチーノを作ってみましたが、全く問題なくおいしいコーヒーを煎れることができました(^^)。

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 写真は、カプチーノを抽出した直後のものですが、余裕を持ってコーヒーが入るという感じです。これで、今後自宅でコーヒーを飲む時にはこのタンブラーを使うようにすれば、すぐに飲まなくても温かさを十分に保ったままで最後まで美味しくいただけそうです。自宅での利用だけでなく、外出先ではコーヒーショップでこのタンブラーに直接飲み物の入れてもらう事もできますので(このタンブラーにはショートが入ります)、その点でもありがたいですね。

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 こうなるともう一つ試してみたいことが出てきました。というのも、車での旅の中でも特に高速道路を使った旅では、給茶機を使ってお水やお茶をいただく機会があります。さすがに人でごった返しているサービスエリアでは行ないませんが、人もまばらで紙コップを使わなくても許してくれそうな場所では(場所によっては備え付けの紙コップ以外での給茶機の利用を禁止している所もあります)、直接使い回しのきくタンブラーに入れられた方が便利な場合もあるのです。そこで、比べてみたのが給茶機に余裕を持って入る象印の200mlの小型水筒「象印 ステンレスマグ SM-EA20 0.2L http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/sm-ea20-02l-874.html」です。写真のようにほとんど同じくらいの高さになりますので、普通の給茶機には何とか入りそうですね。

 蓋の部分には匂いが付きそうなので、コーヒーやお茶を入れて飲む場合にはそれぞれ専用にしたいものですが、例えばお茶専用にする場合は色違いのライムにするなどすれば使っている中で間違う事もなく使えるようになるでしょう。私の場合はこのタンブラーはコーヒー専用にして、自宅でも旅先でも目一杯使いまくろうかと思っています。


電池を使ったグッズたち その8 単三4本で動くグッズ

 このシリーズも最後のエントリーになりますが、様々なモバイル機器を使っている中で、バッテリーの充電をニッケル水素電池で行いたいと思う場合、この単三4本という組み合わせがポイントになります。というのも、単三4本をまとめて入れるタイプの外付バッテリーは5V1Aというスマートフォンを何とか充電できる能力を発揮するものも多く、一つはこのようなUSB接続の外付バッテリーを一つ持っておくと便利です。

・サンワサプライ BTN-DC2BK
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/btn-dc2bk-00a0.html

 タブレット端末の充電はこれでは厳しいですが、携帯電話やスマートフォンくらいならこれで充電可能です。常時使わなくても、充電した電池とともに用意しておけば、いざという時に役に立つと思います。また、電話そのものに単三電池4本を使う製品もあります。これは名前の通り携帯する電話とは言えませんが(^^;)、新たに自宅に電話を引くよりも安価に維持できるので、人によっては便利に使えるでしょう。

・ウィルコム イエデンワ WX02A
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/wx02a-da69.html

 夏の車中泊での環境を変えるための扇風機も、単三電池4本で動くものがあります。サイズは手に乗るコンバクトサイズになるため、多人数での利用には適しませんが、個人で使う分には何とか使える程度のスペックではないかと思います。季節ものという事で一年中店頭に並んでいるわけではありませんが、反対側に向けて換気扇としての使い方もいいかと思いますので、同様な製品がありましたら、ぜひ専用電池を使ったりACやDCのコード専用のものではない、単三電池使用のものを手に入れておくと意外なところで役に立つかも知れません。

・ドウシシャ コンパクトデスク扇風機 LPM-1081U
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/lpm-1081u-1247.html

 このように、多くの機器をそろえる中でメインが単三4本という形で充電池をローテーションしていく場合、車内の明かりについても単三4本を使ったものを用意していると充電した電池を無駄なく使えるというメリットがあります。本体の大きさや効率の点で優れる単三3本を使ったものより大きく重くなりますが、以下のリンクで紹介するEX-757MSはランタンにも懐中電灯にも使え、そのまま吊るせるなど、これはこれで多くの特徴を持ったキャンプ用LEDランタンです。単三4本を使う明かりを探す際に参考にしていただければ幸いです。

・GENTOS LEDランタン エクスプローラー EX-757MS
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/gentos-ledex-75.html

 そして、旅先での運用には大切な充電についても考えなくてはいけないでしょう。私が車に積載している実用的な太陽電池パネル充電キットのGOAL ZERO Guide 10 Plus Adventure Kitに付属している充電器兼モバイルバッテリーは単三および単四を4本まとめてしか充電できません。下のリンクのセットを使われる場合は半端な本数を使うようだとかなり充電のロスが出ることが予想されるため、単三4本で使えるものを多く集めて使われるのがいいと思います。ラジオでも大きなものは単三4本で動くものも意外と多いですし、改めてどういったものを使うかに合わせて充電器や使用グッズは変化していくということが普通だという事ですね。

・GOAL ZERO Guide 10 Plus Adventure Kit
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/goal-zero-guide.html

 エントリーの中にも書きましたが、すでに生産が中止されてしまっているので入手は難しいかもしれませんが、電池で水やお湯が注げる魔法瓶構造を使ったアウトドアや災害時にも頼りになる製品です。

・THERMOS ステンレス電池給湯ポット TAL-2200
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/thermos-tal-220.html

 以上、様々なグッズを使用する電池の本数でまとめてみましたが、どの電池を何本使ってもそれなりに使えるものは結構あるというのが実感です。今後も新たなグッズが出てきたらこれらのエントリーに追記する形でのばしていきますので、このカテゴリの方もご注目下さい。


電池を使ったグッズたち その7 単三3本で動くグッズ

 単三電池3本で動くというものはそれほどあるわけではありません。そして、充電池を利用して使い続けるには結構大変だというのが正直なところです。しかし、魅力的な製品があればそんな事は言ってはいられないわけで、私が常用している2つの製品はどちらにもそれなりの味があります。

・TECSUN PL-398MP とGENTOS EX-837NX
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/tecsun-pl-398-1.html

 元々小型ランタンのEX-837NXを気に入って使っていました。この製品は明るさと電池寿命を両立したいいものなのですが、単三電池3本という使用電池の数がネックでした。それが、新しく単三電池3本で動くラジオ兼外付スピーカーにもなるPL-398MPが加わったことにより電池の組み合わせがしやすくなりました。上記リンクの記事でも説明していますが、私の場合は充電池をローテーションして使い回しているので、同じ本数で使える機器が増えていくとさらに使いやすくなるのですね。

 ただ、一般的には単三電池3本というパターンの製品はなかなか扱いづらいものである事に変わりはありません。改めて購入する前にはどんな電池を何本使っているのかを確認することが大切でしょう。この他にこのブログで紹介したものとしては、レジャー用の連絡用として使えるものもあります。

・特定小電力型トランシーバー ICOM IC-4008
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/icom-ic-4008-a5.html

 現在は携帯電話の普及で用はないかも知れませんが、複数の車での移動通信用とか、携帯電話の通じない場所での使用、更にはライフラインが止まった災害時の連絡用としても使えない事はありません。旅先でトランシーバーをよく使っている方は、単三3本で使える機器を探して揃えてみるのもいいのではないでしょうか。


データ放送の存在意義とは

 昨日は私の住んでいる地方自治体で、市議会議員選挙が行なわれました。私自身はしっかり投票をしたのでその結果が気になっていたのですが、残念ながら全く開票に関する情報が入ってきませんでした。

 これが平日ならテレビでもラジオでも情報系の番組があり、ローカルニュースの枠を使って伝わるか、開票速報の時間を作ってくれるのかも知れませんが、日曜夜のテレビ番組表を見てもらえればおわかりかと思いますが、最近は日曜夜はバラエティ番組の放送も多く、開票が始まっても何の情報も得る事はできません。

 さすがにインターネットでは開票経過についての情報は出てきますが、これは市の選挙管理委員会のPDFファイルによる無味乾燥なもので、国政選挙によくある出口調査に基づく当落予想などは全くありません。まあこれは、選挙が大きなものではなく、県内全体のものでもなく、県内の一地域の人だけに関係するものであるので、他の地域の人にとってはあえて放送で伝えるものではないのかも知れません。そこで、ふと思い付いたのが地デジと同時に放送しているデータ放送の事でした。

 テレビやチューナーによってはデータ通信の機能が付いていないものもありますが、幸い私の家にあるテレビにはデータ放送を受信する事ができました。NHKを始め民放のデータ放送で市議会議員選挙の速報を探したのですが、データ放送の県内ニュースで選挙の事が出てきたのが一社だけで、そのニュースは投票率に関するものでした。データ放送画面の中には自治体からのお知らせを表示する所もあり、ここなら投票結果の速報があるのではと期待して見てみたところ、ここにも全く情報はありませんでした。

 結局、NHKの見たくもないドラマを見ながら日付が変わった定時の全国ニュースの後に流れたローカルニュースの枠で開票に関する速報を見る事ができたのですが、こうした素材があるのならそれをそのままデータ放送に流用する事がなぜできないのか、大変不思議に思います。

 実はこの文章は刻々と変わる状況をふまえつつ、ほぼリアルタイムに書いているのですが、地元新聞社系列の放送局の文字ニュースで時間の経過とともにようやく開票状況が入ってきました。その情報は先に出てきたNHKの情報と比べ、開票率が低い段階のデータを一部の選挙区のみ報じただけで、速報性を求めてデータ通信を覗く方がほとんどだと思うので、多くの人ががっかりしたと思います。こうなると、改めてデータ放送の存在意義というのは何なのか考えてしまいます。

 単純に考えて、放送局のスタッフがキーボードから入ってきた開票速報(今回の選挙では23時から30分ごとに0時30分まで選挙管理委員会から出されます)を入力して出せば済む話だと思います。しかも選挙速報ですから突発的に入るものでもないので、データ放送用に人員を確保すればいいだけだと思うのですが。今回のように通常放送に乗せる事が難しいニュースがある場合、もっとデータ放送を活用すればインターネットが使えない人にとってもいいと思うのですが、これでは地デジのデータ放送は(私の住んでいる地域だけなのかも知れませんが)速報性のないニュースとして認知されるだけだと思いますね。


電池を使ったグッズたち その6 単三2本で動くグッズ

 個人的にはこれから紹介する単三2本で使える機器は数も多く、電池を充電池にしてローテーションしていくのにも便利ですので、常用するのにおすすめの機器が多いです。それでは、具体的に紹介していきましょう。

・ソニー ステレオポータブルラジオ SRF-18
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/srf-18-d57e.html

・SONY ポータブルラジオ ICF-9
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/sony-icf-p21icf.html

・SONY 野外作業用ラジオ ICR-S71
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/sony-icr-s71-11.html

・SONY 災害用ラジオICF-B100
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/sony-icf-b100-e.html

 スピーカーを鳴らすことのできるラジオは、単三2本のものが使いやすいものです。この中でICR-S71は単一2本のものですが、私は単三電池を単一スペーサーの中に入れて使っています。これらの中で一番電池が持つのが、ICF-9のようなオールアナログタイプのラジオで、常用でなくても防災用として用意しておくのもありだと思います。

・ICレコーダー TASCAM DR-05
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/tascam-dr-05.html

 単四1本のICレコーダーと比べると持ち運びに躊躇するほど大きくて重いものですが、それだけ質実剛健で、長時間安定して使える安心感があります。また、私独特の使い方かも知れませんが、FMトランスミッターをつないで車内で音楽を聞く場合に、かなり大きな音で音を飛ばせるだけのパワーがあるので、ラジオ放送から切り替える時でもボリューム調整はせずに済むので私はむしろミュージックプレーヤーとしての出番が多かったりします。もちろん、本格的に音楽を録音したいと思われる場合にはコストパフォーマンス最高のレコーダーであることも大きな特徴です。

・パナソニック コンパクトソーラーライトBG-BL01G
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/bg-bl01g-e3d1.html

 太陽電池パネルが付き、単三2本を充電できるだけでなく(付属のコードによってUSB端子経由の充電も可)、携帯電話用の外付バッテリーとしても使えたり、三脚を取り付けて室内を照らすランタンとしても使えるマルチライトです。オールインワンでこれ一台でまかなえるということはあるものの、やはりいろいろそろえていくと、それぞれの機能を別のグッズでまかないたくなってしまいます。ただ、非常用持ち出し袋にこれを入れておけばそれなりに役に立つと思いますが。

・PYXIS デジタル 目覚まし付き電波時計 NR525W
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/pyxis-nr525w-55.html

 安い電波時計の中で表示が見やすく、さまざまな機能も付いた私が枕元で使っている目覚ましです。単三2本使うのでちょっと大きいかなという気もしますが、車の旅くらいなら旅のお伴に持って行っても苦にならないと思います。ただこの辺は個人の趣味というところも多いと思いますので、大きさやデザイン、使っている電池の種類と本数などで自分に適していると思われるものを買われてもそう差はないと思います。

・フィリップス 乾電池式シェーバー HQ904
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/hq904-9e19.html

・フィリップス 乾電池式シェーバー PQ208

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/pq208-369f.html

 普段は充電式やコンセントから使う髭剃りを使っている方も、電池で動く髭剃りを持っていればいざという時に役に立ちます。他のメーカーからも単三2本で使える小型の髭剃りが出ている中、なぜフィリップスの丸形刃のものを選んだかといいますと、そり方には違いはあるものの、そこそこ実用的に髭が剃れ、音も比較的静かであるということです。災害時に使う場合は、周辺へ爆音を撒き散らさないような配慮も必要かと思いますので、この点についてはぜひ他の電池式シェーバーと比べてみていただきたいと思います。

・キングジム ポメラDM100
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/dm100-eb3b.html

 パソコンやスマートフォンが使えているうちはいいですが、連続して電源を確保できなくなると、かなり早い段階で文字入力は手書き以外選択肢がなくなってしまう場合が多くなってしまいます。しかし、ポメラは電池でかなり長時間使えますので、旅行の際だけでなく意外と災害時にも役に立つのではないかと思っています。

・任天堂 バトル&ゲット ポケモンタイピングDS キーボード
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-fc15.html

 もともとはゲームをするための付属品なのですが、持ち運びできるBluetoothキーボードとして重宝する一品です。そして、単三電池で動くというのが大きなポイントです。他のBluetoothキーボードが電池や電源の問題で使えなくなっても、電池の入手がしやすい単三なら使える場面も出てくるでしょう。ゲームでは使わなくても、いざという時のために用意しています。

・ウッドガスキャンプストーブ
http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-2a37.html

 薪や本質ペレット燃料を燃やす場合、コンロにファンがあるかないかで燃焼効率は相当違ってきます。かまどに竹筒から息を吹き込んだり、団扇を使ってあおぐことで火の勢いが強くなりますが、これを電池でやってしまおうというわけです。しかも単三電池2本でファンを回すことができるこのストーブは、単三の充電池をたくさん持っている人ならば十分メリットがあるでしょう。

 この他にも携帯電話の充電ができる外付バッテリーのうち単三2本を入れて動かすものが多くあり、必要に応じて入手しておき、いざという時に備えるのもいいでしょう。ここで紹介する以外にもまだまだ多くの機器がありますが、このような機器が増えていくと必然的に充電池の数が増えてしまいますね。

(2013年11月27日 追記)

・パナソニック ハンディトワレ DL-P200

http://syachu.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-62ae.html

 いわゆる「携帯用シャワートイレ」を実現する主に海外旅行用に考案された便利グッズです。電池を使うことで便座内蔵のものに迫る使い勝手を誇ります。

 


2013年4月からのIIJmio高速モバイル/Dサービスと他サービスの比較

 私はすでに解約し、楽天ブロードバンドに移行してしまいましたが、安定してそこそこのスピードが出るIIJmioのSIMカードで通信するプランのサービス内容変更が先日アナウンスされました。これまでも一番安いミニマムプランで最大128kbpsと言いながら、200kbps近くまで私の地域では出ていたのですが、2013年4月からはプロバイダの方でうたうスピードが、最大128kbpsから最大200kbpsに変更されるとのこと。今までの状況からするともしかしたら200kbps超のスピードで連続した通信ができるような状況になるかも知れず、多方面からかなり速度への期待がされているのではないかと思われます。

 また、月額千円以下のミニマムプランには付きませんが、1GBの高速データ通信が付くライトプランやファミリーシェアプラン(三枚のSIMカード合計のデータ通信量が1GBで月三千円弱)で使い残したバンドルクーポンは今までは月末でリセットされたのが、4月以降は翌月まで繰り越され、さらにホームページやスマートフォン用の専用アプリ(最初に提供されるのはAndroid用)から使う使わないの切り替えができるようになるとのことです。つまり、月1,980円で1GBのバンドルクーポンがある場合、月のデータ通信の使用量が1GB未満なら常に月初にはハイスピードで使える容量は最大2GB(前月ハイスピードでの通信を使わなかった場合)という事になります。普段は使わないものの、旅行や災害などでスマートフォンを使ってのデータ通信しかできない場合でも比較的余裕を持って使い続ける事ができるでしょう。

 こうしたバンドルクーポンが付かないミニマムプランであっても、安定して200kbps以上のスピードがが出るようになれば、050番号を使ったIP電話サービスアプリをスマートフォンにインストールすることで、普段の通話をまかなうような使い方も現実的になるのではないかと思います。私の場合はとりあえず今年一年は月1,980円のWimaxを使うのがモバイル使用では主になり、外出先ではWimaxのルーターを使う事が多く、楽天ブロードバンドの200MBすら使い切れないので、いざという時にはこの200MB分で何とか旅行先でのハイスピード通信を行なおうと思っていて、その考えに今のところブレはありません。通話用の契約も050でないドコモの通話契約を最低基本料金で維持していますし、あえて今またIIJmioに戻すだけの動機付けが少ないというのが正直なところです(^^;)。

 しかしながら、この4月からスマートフォンを持ちたくてたまらないお子さんや、通話は従来のガラケーから変える予定がないがスマートフォンは使って便利に使ってみたいと思っている人にとっては、スマートフォンの白ロムと組み合わす同種の通信サービスの中ではかなり魅力ある商品だと思います。

 今までのIIJmioのミニマムプランでもIP電話が普通に使える事がメリットとして挙がっていましたので、IP電話が使えるスペックを持つ白ロムのスマートフォンにミニマムプランのSIMカードを入れ、例えば050Plus(月額315円)の申込をしてアプリを入れれば、月額1,200円台から通話を込みにしたスマートフォンが始められます。仲間内で同じIP電話サービスに加入することが可能な環境があり、その種の通話がほとんどなら、同じサービスに加入している人同士なら通話料は無料になりますから、同じIP電話のサービスでもFusionのIP-Phone SMARTのβサービスなら2013年3月現在は月額基本料がかからず050番号がもらえて、同サービスを使っている人と多く通話すればかなりの通話料の節約になるでしょう(他の電話へ発信する場合は050plusの方がいい場合もあり)。もっとも、こうしたIP電話はネット状況に影響され通話できない場合もありますので、その点を承知して加入する必要があります。そういった選択ができるのも低速ですが安定して200kbpsが出るサービスであればこそです。とりあえずはサービスが変更される4月以降のスピードの変化がどうなるかというのも注目ですので、迷っている方は4月以降に報告されるであろうサービス加入者のレポートを待つというのも手です。

 最後に個人的な感想ではありますが、月額千円前後で高速クーポンを付けないという条件で同種のサービスの特長について月額料金順にまとめてみました。(2013年3月23日現在の状況です)

・DTI ServersMan SIM 3G 100(月額490円)
…とにかく料金が安いというのがポイントです。スピードは深夜などをのぞけば30kbps程度と爆遅なものの(^^;)、カーナビやテキスト関係の閲覧だけと割り切れば、むしろセキュリティの観点からすると安心して使えそうな気もします。この契約なら現実的に巨大なウィルスやスパイウェアを知らないうちにダウンロードしてしまうことはまずないでしょうし、音声や動画の形でこちらの情報がつつぬけになることも防ぐことができそうです。状況に応じて使い分けることで味が出てくることから、初心者向けというよりスマートフォンに慣れた人が状況に応じて使いこなすSIMではないかとも思えてきました。

・IIJmio ミニマムスタートプラン(月額945円)
…携帯電話の通常契約のような高速でない代わりに、それほど遅くもなく、IP電話やradikoなどのサービスも普通に使える速度が常時使えます(3日で360MBを超えるデータ通信を行なうと速度面での規制を受けるためデータの流しっ放しには注意)。動画を見たり重いアプリをダウンロードするような使い方には不向きですが、情報を得るくらいの用途ではストレスなくスマートフォンが使え、その点では初心者を含む多くの人におすすめです。

・楽天ブロードバンドLTE エントリープラン(月額980円)
…常に月初になると高速通信できるデータ通信200MB分が付くというのが最大の特徴です。スマートフォンのデータ通信量が少なくする使い方ができるなら、常に高速なデータ通信をスマートフォンで使えることになります。しかし200MBを超えるとスピードは100kbps以下に落ちると言われていて、使い勝手は相当落ちるので注意が必要です。対策として他の無線LAN接続ができる環境ではそちらの方を優先して使い、アプリのアップデータなど大きなファイルはSIM通信を使って入手しないようにするなど通信量を抑える努力が必要です。さらにIP電話を安定して使いたいというような場合はIIJmio ミニマムスタートプランの方をおすすめします。


スマホをハッキングから守るアナログ的手法

テレビを見ていて、様々な状況でパソコンやスマートフォンが登場する事があります。見ながらつい画面に向かって突っ込んでしまうのが私の悪い癖なのですが(^^;)、今回は超人気ドラマ、テレビ朝日の「相棒season11 最終回スペシャル」に出てきたスマートフォンの話から始めましょう。ドラマではハッキングされたスマートフォンが物語に大きな影響をもたらしていました。

 ハッキングされたスマホは、水谷豊さん扮する杉下右京の相棒、甲斐亨刑事(成宮寛貴さん)のものです。名刺を被疑者に渡し、そこにスマホのメールアドレスが書かれていたため?(ここは結果からの推測になります)、犯人グループからスマホにスパイアプリが添付されたメールを送られ、あろう事かそのメールをアプリごと自動読込してしまったため前面のカメラとマイクを通してスマートフォンを盗聴器のように使われてしまったため、彼らの行動は犯人グループに筒抜けになってしまったのでした。

 当然こうした被害はあり有る事なのでしょうが、警察の仕事としてスマホを使っていて、どんな悪意を持ったメールがやって来るかわからない中、わけのわからない所から来たメールの添付ファイルを自動受信してしまう設定にしておくというのは、いかんせんドラマを面白くするための設定で現実的ではないと言わざるを得ません。私は通話に使う端末は極力スマートフォンは使っていないのですが、単純なこうしたハッキングへの対応策として、実のところスマートフォンを使わないというのが確実にな防御策と言えます。今回のドラマではその一回だけでなくさらにもう一回スマートフォンに送られてきたメールの自動受信にともなうハッキングに甲斐刑事はひっかかってしまったので、ドラマとしての面白味は全くなくなりますが、リアリティを突き詰めるならこのような通話専用の携帯電話に次のシーズンから変える方がいいかも知れませんね(^^;)。

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 さらに、私の場合はたとえドラマのような設定でスマホを盗聴器として使われそうな場合でも、満足に盗聴器として使えないようなアナログ的なセッティングを結果的に施している状態になっています。スマホに差さっているSIMカードはデータ専用なので通話関連の盗聴とは無関係で、さらにデータ通信速度が普通のパケット通信スピードと比べると極端に遅いので、たとえハッキングされても相手はまともに内容を見たり聞いたりできないでしょう。DTIの月490円で使える通信カードは30kbpsくらいしかスピードが出せず、これで音楽や動画を見る事はまるで不可能ですし、大きなファイルをダウンロードすることもほぼ無理です(恐らくタイムアウトするか途中でフリーズする可能性があります)。ですから強制的に大きなファイルをダウンロードさせるようなトラップに引っかかっても、そこから先に進んでスパイウェアをインストールまで進まないでしょうし、連続する動画や音声のような大きなファイルを送信するような事も低速SIMではほぼ無理と言っていいと思います。してみると、低速のSIMというのは全てにおいて駄目ということではなく、最低限の情報はそれなりに引き出せ、人に勝手にデータを改ざんされにくいという特徴もあるという私の今までの評価とは違ったメリットも浮かび上がってきました。ですから、単にお金がないから安くて低速なSIMの通信カードを使うということではなく、あえてこのような格安SIMをセキュリティ対策の観点から使うという選択もありということに、場合によってはなるのかも知れませんね。

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 ただ、低速SIMを使っていても、画質の悪い連続写真のような形でこちらの様子を遠隔操作で見られてしまう可能性もあります。しかしこれに関しても写真のようにカメラの部分にガムテープを貼って隠し、カメラアプリを起動して自分の顔が写らないようになるまで重ね貼りを繰り返すという極めてアナログ的な対策というのもあるのです。私の場合はさらに念のため、GPS機能はマップやカーナビで使う場合を除いてOFFにしてあります。

 このように、極めて単純でアナログ的な対策の数々ではありますが、複雑な手法でウィルスやスパイウェアに対抗する前に、こうした対策を施すことによっていくらかは安心できるのではないかと思います。もちろん、物理的にカメラをふさいだり通話とデータ通信の端末を分けたり、通信スピードを遅くしたりするなどストレスがたまる部分も否定しませんが、まだスマートフォンについての安全対策は不完全な部分もありますので、私自身はパソコン並みのセキュリティーが確保されるまでは以上のようなアナログ的な対応策と併用していきたいと思っています