月別アーカイブ: 2022年4月

渋滞対策で高速道路の休日割引やETC周遊割引を利用できなくなっている矛盾

ゴールデンウィークは車を利用しての長距離移動をする方が多いとは思いますが、今回のゴールデンウィークも、ETC利用者に適用される休日割引を適用しないようになっており、それは今回だけではなく、お盆や年末年始も利用不可になっています。また、各高速道路会社が独自に行なっている、道路の周遊券とも言うべき「ETC周遊割引」もゴールデンウィークは適用できません。

高速道路会社の立場では、国土交通省からの依頼を受け、繁忙期等は全国を対象として休日割引を適用しないこととしているという事のようですが、これは「渋滞の回避」と言っているものの、それだけではないような気がします。
というのも、ゴールデンウィーク前に利用できた「Gotoキャンペーン」が使えないということもあるのですが、それと共通するのは、それだけお出掛けにお金がかかっても多くの人が割高なお金を払って高速道路を使い、宿泊施設を利用してしまう人がいるからです。

これは以前にも書きましたが、元はと言えば日本の休日というのは暦中心に決まる中で、政府が新たに祝日を決めていく中で5月の祝日が集中する時期をゴールデンウィークとして企業や学校が休みを集中させ、国民の多くが一斉に休むような習慣を作ってきたことが、そもそも行楽渋滞を生み出す原因とは言えないでしょうか。その政府が「渋滞するから」と高速道路の休日割引を止めさせるというのは、仕事や学校から解放されて気分転換にどこかへ行きたいと思っている人の行動を金銭面から圧迫するようなことになるのではないでしょうか。

これは、多くの企業(特に工場)が長期休みを取るお盆や年末年始にも当てはまります。どちらかと言うと個人よりも大企業の論理でこの国全体が回っていると言っても良いのではないかと思います。もし、そうした呪縛から解き放たれたいと思ったら、暦通りに出勤するような生活自体を止めるようにしなければなりませんが、自分は良くても学校に通う子供(学生)は卒業するまでその呪縛から離れることはできません。ですから、自営で自由に休みを決められたり、サービス業で観光的には繁忙期が稼ぎ時で代休を使えるような業種にいたとしても、子供が学校に通っているうちはそんなスケジュールを土日祝日休みの子供に合わせ、割高な料金を払って行楽に行かなければならなくなっているのです。

もし、ゴールデンウィークの渋滞を無くしたいと思うなら、休日割引を無くすよりもゴールデンウィーク自体を無くし、繁忙期・閑散期の区別が無くなるように国民がいつでも休みを取ることができるような休みのあり方を考えるべきではないかと思います。

休みについては、大企業の中には今までより一日多く休みになる「金・土・日」の週休3日制に踏み切ろうとしているところもあるようですが、いくら休みが増えても、今のように暦通りの休みがいくら増えたところで、行楽地の混雑やそこへ向かう車の列は変わらず、いくら割引を無くす政策を進めたとしても、混雑は変わらず、無理をして出掛けることでの事故は増え、無理にお金を掛けて出掛ける事での家計はさらに厳しくなっていくのではないかと思います。

今の状況を政府の方が変えることがないなら、むしろ週末は仕事をして平日に出掛けられるような家族を作るような方向で考えた方が、同じ場所に旅行するにしても、出掛けた印象はかなり変わってくるでしょうし、ストレスも少なくお財布にもやさしい旅ができるのではないかと思います。今後も、ガソリンなどのエネルギーや輸入に頼る食料品を中心にその価格は下がることはないと思いますので、私自身世間の人とは違った価値観で動くことも考えていこうと今では真面目に考えているところです。


povo2.0がゴールデンウィーク中にサービスを行なう「データ使い放題」

ゴールデンウィークに出掛ける予定がある人も無い人も、やっぱりあると嬉しいのがいくら使っても低速になる心配なく思い切り使えるインターネット回線ではないかと思います。車で移動している方は、渋滞対策としてスマホだけでなくタブレットでも良好な動画が見放題になりますし、自宅に籠もっているような場合でも、パソコンで使う他に大型テレビにネット配信の動画や放送を映して見ることで、自宅が映画館やスタジアムの臨場感を感じることもできます。

今回、povo2.0を利用しているユーザーについて、4月29日から5月8日までのゴールデンウィーク期間中に一回だけ使える、24時間の「データ使い放題」のトッピング可能なプロモコードを公式SNSアカウントで発表します。ユーザーは自分が使いたいと思った日にそのプロモコードをアプリ経由で入力することによって、通常330円かかる「データ使い放題」のサービスを受けることができるようになるとのことです。

ゴールデンウィークは平日とは違い、お昼のトラフィックはそれほど増えないと予想されるので、ゴールデンウィーク期間にこうした大盤振る舞いをしても、自社の持つau回線に大きな影響は出ないということを見越してこんなサービスをしているのだろうと思いますが、このように色々なサービスを提供していることで、非加入者にとってのアピールも大きいものになるのではないかと思います。

povo2.0はメインで使えるだけのクオリティを持っていて、通話専用にしてデータをほとんど使わないで運用することもできます。また、何らかのトッピングを半年ごとに繰り返していけば、ほとんど毎月の費用を掛けないで契約を維持することができます。かく言う私も、DAZNをピンポイントで見ることを目的として契約を維持しているのですが、今回提供される「データ使い放題」をトッピングすれば、申し込んですぐ使え、そこから24時間ですので1泊2日の旅であればほぼ出先でauの安定した高速回線を利用することができるわけで、なかなかMVNOには真似のできない事です。

povo2.0の回線は、そういう意味では一時的にメインで使っていたものを次の状況ではほぼ休止のように使うこともできたり、使わなくなってもあえて解約せずにキープしておくことでも今回のキャンペーンのような事があるのでそれなりにメリットが付くこともあるという特徴があります。

現在、私の使い方では決してpovo2.0をメインでは使っていないのですが、今回のキャンペーンにはしっかりと乗らせていただき、また状況の変化があれば常時トッピングをするような事にもなるかも知れません。povo2.0にはそうした期待を持たせるようなキャンペーンを今後も続けていって欲しいですね。


将来のキャッシュレス時代を見据えた電子マネーのチャージ方法について考える

SoftBank回線を導入したことで、電子マネーのPayPayが使いやすくなりました。現状ではau系のauPayおよび、docomo系のd払い、さらに楽天ポイントとスマホの中には様々な電子マネーアプリが入っているのですが、とりあえず新たにPayPayを試そうと思って、クレジットカード(後払い方式を含む)を使わない即時決済による複数のチャージ方法を試してみました。

他の電子マネーでもやり方としてはある、コンビニなどのATMを使い現金を使ってのチャージは事前に何の登録もいらずに便利ですが、この方法はよくあるスーパーマーケット独自の電子マネーと同じように、千円単位でのチャージになってしまうので、常にその電子マネーを使っていないと、端数だけが残ってしまい、機会を逃すと使い様がないような事にもなってしまいかねません。ただ、今後の事を考えて一度、端数以外の金額をローソンやセブンイレブンのATMからチャージするのは簡単で、特にコンビニATMからメインバンクの払い出しが出来るなら、同じ機械を使って引き出しとチャージを二回に分けて行なうこともできます。

ただ、これだと現金を引き出して買い物をするのと手間はほとんど同じなので、新たに自分のメインバンクの口座を登録し、チャージの方法の一つである銀行口座からのチャージを試しました。

今回は、たまたま出掛けたスーパーで、私の半ば趣味と化している真空断熱ボトルがこれまで見たことがないような安値で売られていたので、売場の表示を確認の上、スマホ上からその金額分ちょうどになるようにチャージをしたのですが、その際、アプリやウェブサイトのくじで溜まっていたポイントが数円単位で残っていたので、チャージ金額はその端数を差し引いた金額にできればと思いました。

銀行口座からPayPayへのチャージの場合、一円単位でのチャージが可能なので、チャージ直後にレジで決済をして、無事に残高0円という形での支払いを行なうことができました。そのスーパーには私のメインバンクで使えるATMが置かれていたので、支払直後に通帳に記入をしていましたが、見事に「PayPay」という項目で、1円単位でチャージした金額が口座から引き出されていたのを確認できました。

銀行口座の内容についてもネットバンキングをスマホで使っていれば、チャージをする前にいくら口座に残っているかを確認できますので、使い過ぎの心配もなく、いちいち足りない現金を口座から引き落として現金で購入するという手間もかかりません。さらに、PayPayの場合は0.5%のポイントが付くので、わずかではありますが買い物で使うお金を節約することができます。クレジットカード決済のようにポイントの二重取りはできませんが、クレジットカードを持つことを回避したい人にとってはそれでも十分かと思います。

こうした一連の行為は、クレジットカードによる後払いでなく、銀行→PayPayへの現金を移動させることによって、自宅にいながらにしても購入→支払までができてしまいますので、クレジットカードの使い過ぎを心配するような場合でも、口座の中にあるお金の範囲で取引が可能です。現在はPayPayが利用できるお店限定ではありますが、今後どの決済手段がメインのものになるかはわからないものの、直接電子マネーから相手に送金できるような国内共通のお財布のように使える電子マネーが普及した場合、飲み会の割り勘の決済からお店での買い物、ネットショッピングまで銀行口座の残高の範囲内て即時決済できるようになれば、かなり便利になります。また、税金や公共料金も請求書のバーコードをスマホのカメラで読み取れば即時決済が今でも可能です。あえて口座振替を選択しなくても、わざわざ外出せずに支払う事はできるわけで、徐々にではありますが、電子マネーを選ぶことで決済についての状況は変わりつつあります。

一昔前は、旅行中にお金を使い果たした場合、家族に頼んで郵便局の自分宛の口座に振り込んでもらい、山の中でも比較的あった郵便局でお金を出して旅を続けたという経験をした方も少なくないと思いますが、今後は家族で同じ電子マネーを使っていれば、いざという時自分のスマホではチャージができなくなっても、直接送金を電子マネーで行なってもらえば(当然、支払いに使えるお店が全国津々浦々あることが前提になりますが)、あえて電子マネーの仕組みの中で借金しなくても、何とか帰ってこられる分くらいの電子マネーは確保できるのではないでしょうか。

そう考えると、今までクレジットカードアレルギーを持っている人にとっても、こうした電子マネーの使い方をしっかりやっていれば、そこまで毛嫌いするものではないということが改めてわかってもらえるかなと思いますね。ここまでできるようになると、銀行の役割というのは限定的になり、今銀行が統合や業務提携を急いでいるというのもうなづけます。ただそのための条件は、現金の代わりとして使える電子マネーが日本全国で普及することが第一条件になります。

恐らくまだ、電子マネーの主導権を取るために熾烈な競争が続くでしょう。そんな中でもポイント還元のような大規模なキャンペーンが今後も繰り広げられるだろうと思います。私の場合、キャンペーンがあっても、あくまで自分の使える範囲のお金の中でちまちまとポイントを稼ぐような事しかできませんが、それでも自分の生活を守るために、現金から電子マネーに移行するというのは、時代の流れの中で起こってくることではないかと思います。今後もそんな状況を見ながら、どういう流れになっても対応できるようにある程度は現金から電子マネー利用の比率を上げていこうと思っています。


あおり運転の被害に遭遇した場合のドライブレコーダーの操作について考える

少し前にドライブレコーダーで撮影した動画がニュースで多く流れることにより、いわゆるあおり運転への処罰が厳罰化されているのですが、それでもこうした行為は無くなることもなく、先日も明らかに走行の邪魔をしていきまいている様子がテレビのワイドショーで何回も放送されました。

多くの方は、こうしたあおり運転を自分がされた場合、録画されているから大丈夫だと思いがちですが、実は状況によっては自分のドライブレコーダーが録画した映像を自ら上書き消去してしまうケースがあることについて、知らない方もいるのではないかと思います。一口にドライブレコーダーと言っても、車を納車する際にセットされているような場合や、簡易的に自分で取り付けるような場合もあると思います。それによって、全く意識しないでドライブレコーダーを使っていると、思わぬ失敗をすることもあるかも知れませんので、今回はその対処法について考えてみます。

まず、自分の車にドライブレコーダーが付いている場合、映像の記録については本体自体で録画されるのではなく、最新の機種を除けば本体にセットするmicroSDカードに記録することになりますが、この場合2つの問題があります。一つは、カードの容量の問題で、多くのドライブレコーダーはカードの空き容量に応じて録画できる時間が決まっており、その時間を超えると、以前に録画していた映像を上書きして直前の動画を保存するようになっています。

ですから、あおり運転を高速道路でされて、きちんと録画した後にしばらく内容を確認しないまま数時間運転してしまうと、カードの容量によってはせっかく証拠として録画した決定的なあおり運転の場面そのものが消えてしまう可能性があるということです。その場合の対処法は、できれば録画したものを保存したい状況が起こった時に、ドライブレコーダーの内部にあるSDカードを抜き、代わりのSDカードと入れ替えることや、もし電源コードを自分で抜き差しできるタイプのものであれば、とりあえず電源を抜いてそれ以降動作しないように強制的にして、後からSDカードを確認するような事も必要なのかも知れません。

また、もう一つの問題としてあるのが、カード自体の劣化の問題です。車の中で使用するSDカードはかなり過酷な条件で使われていることから、ずっと入れっぱなしにしているとうまく録画できていない状況がカード自体の劣化によって起こっている可能性も0ではありません。メーカーでは1年から2年と言われているのですが、対策としては安く今使っているものと同じ容量のものを見付けたら購入しておき、スペアとしてバッグなどに入れて用意しておくことも必要ではないかと思います。

ただ、そのようにスペアを常に用意していても、決定的な場面に遭遇した際に、実はカードの問題だけでなくドライブレコーダー本体そのもののトラブルで正常に録画されていないという可能性もあります。そんな場合にどのように考えるかというと、ドライブレコーダーとは別に動画を撮影できる環境を整えておくという事も必要になるかと思います。

私の場合、車内で音楽を聴いたりカーナビを使う場合には、車にスマホをセットできるようなアダプタを付けているのですが、そこにスマホがセットされていれば、録画が必要になる状況になった際に、スマホ自体で動画を撮影してドライブレコーダーのバックアップ的な動画としておくということも可能です。もし、同乗者がいる場合は、その方のスマホで動画撮影を行なってもらえば、違う角度からの情報が得られますし、もし相手が逃げてしまった場合の対策が強化されるのではないでしょうか。

最新のドライブレコーダーは、動画をWi-Fi経由でスマホやパソコンで確認したりダウンロードできるようになっているものもあるので、カードの抜き差しをしなくてもスマートに内容をすぐに確認することができるようで、これは個人的には興味があります。ただ、今あるドライブレコーダーを買い替えるのもどうかと考える方で、もしモバイル系でもパソコンを持って車旅に出ているなら、パソコンでドライブレコーダーから取り出したSDカードを読み取り、必要な部分だけ切り取って保管するだけでなく、いわゆる決定的な瞬間が録画された場面については、自分で管理しているクラウドに旅先からでもアップロードすることによって、その後事故などでスマホやパソコンが使えなくなってしまっても、安全にデータを保護できます。

そう考えると、今後新しいドライブレコーダーが普及する中では、やはりある程度は車内でのネット環境を作っておくことによって、単に車内で音楽や動画を楽しむためだけでなく、いざという時にはドライブレコーダーから飛ばした動画をスマホで見たりクラウドにアップロードして保管できるようになるなら、たとえ高速でなくとも安定して動画が見られるくらいの通信環境を作っておく方が良いのではないかと思います。ドライブレコーダの会社自体が有料でのクラウド保管サービスを行なっているところもあるようですが、それなりに費用がかかりますので、スマホのテザリングやモバイルWi-Fiとスマホ・パソコンとドライブレコーダーを繋いで、車内で色々できれば今後も安く済むようにはできそうです。


セリアの「固型燃料ストーブ」はシェラカップ関連商品と組み合わせると使い勝手が変わる

ネットのブログやYou Tubeを見ていると、この春の100円ショップセリアが出してきたキャンプ用品の中で一番興味深いといわれているものの一つが、「固型燃料ストーブ」ではないでしょうか。見る人によっては薄いスチールの缶の出来そこないのようにしか見えないかも知れませんが、今回のものは何か別の目的で作られた100円ショップの製品を使ったり改造したものではなく、これが紛れもない100円ショップで売っている固型燃料を使って簡単な調理を行なうことができるものです。

一応の使い方を知っていただくために、青色ではなくピンクのパック入りの固形燃料を、これもセリアで購入した固形燃料用受け皿にパック燃料を押し込んでいます。青色の固型燃料に比べると密封性が高いので、購入後一個だけ使ってしばらく使わなくても、ピンクのものの方が比較的長持ちします。もっとも、私の場合はポケットストーブにそのまま入る小さなアルコールストーブを使って調理をすることが多いので、固型燃料を使うことは少なくなってきました。

この写真で固型燃料ストーブとともに注目して欲しいのは、これを上に付けると、このストーブの口径より小さいカップやシェラカップを乗せて調理できる網の存在です。実はこのグッズは以前紹介しましたが、100円ショップのキャンドウに置いてある、シェラカップの底に敷くことで、蒸し料理ができる底上げされた金属網グッズなのですが、何とこのストーブのゴトクとして使えるのです。私はシェラカップに肉まんやシュウマイを入れて蒸すために一個買ってあったのですが、このストーブを手に入れた状況となっては、ゴトクとしても使いたいので急いでキャンドウに飛び、もう一個ゴトク専用に購入しました。これで、ポケットストーブとは違った調理用のコンロを手に入れたことになります。

コンロとしての使い勝手については、このストーブを手に入れた方々がブログやYou Tubeで紹介してくれていますのでここではその内容までは書きません。ここでは、自宅の部屋でも使える、熱源を変えた使い方についてこれから紹介していこうと思っています。

写真は、全国のダイソーで税込110円で売っているティーライトキャンドル(商品名はティーキャンドル)15個セットです。パッケージには一個だいたい4時間連続で点灯可というような事が書いてあります。今回、セリアの固型燃料ストーブで、ポケットストーブとの2台体制になったと書きましたが、ソロキャンプの事を考えた時、複数のものを作ったりすると、先に作ったものが後に作るものが出来上がるまで待っているうちにすっかり冷えてしまうという問題が出てきます。そこで、メインの調理台としてポケットストーブを使いながら、セリアの固型燃料ストーブでこのキャンドルを熱源にして保温用にしてはどうかということを考えたのです。

写真は、固型燃料受け皿をひっくり返し、ちょうど三つある足のところにキャンドルを固定して固型燃料ストーブに入れ、さらにこの固型燃料ストーブを持ち手のあるシェラカップにはめ込んだところです。このようにセットすると、ある程度の風防として使えるだけでなく(写真を撮った際も少なからず風が吹いていましたが、キャンドルの火は消えませんでした)、取手を持って場所の移動が安全に可能になります。このメリットは、固型燃料を使って調理している場合もそうですが、キャンドルをセットして保温用として使う場合には使用する時間が長くなると思いますので、簡単に安全に移動できると言うのは、かなり取り回ししやすくなるのではないかと思いますね。

こうしてセットした移動のできるキャンドルウォーマーに、スノーピークのチタンシングルマグに70℃くらいのお湯を入れ、30分くらい放置してみました。そうしたところ、室内の気温が20℃以上と高いこともあるかも知れませんが、普通に放置していれば比較的すぐに冷めてしまうところ、30分後も70℃前後をキープしていました。ソロキャンプでは先にスープなどを作ってこのキャンドルウォーマーにセットしながらおかずを作り、先に炊いておいたご飯を食べる時にも、温かいスープを食事の時に飲めるのではないかと思います。また、写真は昼間にカーテンを閉じて炎が見えるように撮りましたが、夜に飲み物を飲む時にこのセットを使えば、長いこと放置してもそれなりに保温されているので、単なる照明効果としてだけではなく、実用性もあるのではないかと思います。

ただ、小さいので何かの拍子で倒したりしたら一気に火事の危険が室内ではあるので、その点には十分に注意して下さい。個人的には、キャンドルそれ自体は自然発火することはないので、安全な燃料として車の中にも入れておき、いざという時の明かり取りというところも含めて、今回のセットを活用してキャンプにも使っていければ良いなと思っています。


LINEMOの解約はオンライン上で全て完結したものの本人確認の方法に一つ問題が

昨日、ソフトバンクからマルチSIMカードが届きました。中に入っていた書類は実に簡単なもので、新しく加入したMYSoftBankのIDがどうなっているのかもわからない状況でしたが、何とか私のoppo Reno5 Aでデータ通信ができるようになり、さらには新たなたMYSoftBankのIDでログインするとともに、YahooIDおよびpaypayとの連携も「スマートログイン設定」も完了し、無事にSoftBankの契約をしただけで、Yahooプレミアム会員として特典を使えるようになりました。

とりあえずすぐにしたのは、プロ野球のパ・リーグ中継を見たことですが、一安心するとともにもう一つやっておかなければならない事があります。それが今まで契約していたLINEMOの解約です。

インターネットで「LINEMO 解約」で検索すると、すぐにLINEMOの当該ページに飛ぶことができます。手続きを行なう場合には、契約時に通知してもらったLINEMO用のMYSoftBankのIDとパスワードが必要になりますが、すでにIDとパスワードは用意しておいてすんなりログインして解約まで行くと思ったら、思わぬ中断を余儀なくされました。

今回の場合は、メインスマホに入れていたLINEMOのSIMカードをSoftBankのSIMカードに入れ替えて設定をしていたのですが、ログインした後に解約ということでなのか本人確認のために、LINEMOの回線に宛ててSMSでコードが送信される仕様になっていたのでした。さすがにそのままではいくらデータを送ってもらっても、スマホやタブレットでSMSを受信できるようにしておかないと本人確認ができず、解約まで進まないというわけです。

私の場合はメインスマホの他にもう一台SIMフリーのスマホを持っていたので、LINEMOのSIMカードはそちらの方に入れて、何とか本人確認を行なって無事にそのところを突破することができました。この本人確認さえ済んでしまえば、別に引き止められることもなく、オンライン上で解約手続きは完了しました。ちなみに、LINEMOを解約する場合、月の途中で解約しても日割計算ではなく月割になって、解約したその月の利用料がそのまま請求されるようです(解約をするとその日に契約終了。SIMカードの返却は不要)。私の場合は4月末の状態で解約したのでそれほどダメージとはならず、新しく契約したSoftBankは新規の契約事務手数料や、契約翌月から3ヶ月基本使用料が無料なので、回線換えにかかる費用はむしろ少なくなったという感じで、本人確認以外は慌てずに手続きできました。

あと、メインスマホに入れているLINEについては、登録電話番号をLINEMOのものから新たに契約したSoftBankのものに変える必要があります。まあ、Yahooプレミアムを今回の契約とともに取ったので、しばらくはこの回線を維持しながらメインスマホを運用していくようになると思います。LINEMOの時と変化が出そうなのが、やはりWi-Fiが自動で繋がるアプリから設定したことです。

アプリによる決済を行なったりする場合、もしそのエリアがSoftBankWi-Fiのエリアであればデータ通信容量を使わなくて済むので、容量が無くなっていちいち別のスマホなどからテザリングをしなくても済むならそれはそれで便利です。他のスマホではドコモやauのWi-Fiサービスをセットしてあるので、Wi-Fiについても使い分けるような感じで今後は使っていくことになると思います。何にしてもスムーズに契約を移行することができてほっとしているというのが正直なところです。ただし、一台のスマホで新しいSIMを登録しながら古いSIMを解約しようとすると、SIMカードの入れ替えがそれなりに手間になる場合がありますので、その辺は十分理解した上でご利用下さい。


ソフトバンクモバイルの「データ通信専用3GBプラン」の詳細とSIMの組み合わせ(2)

ソフトバンクオンラインショップから「データ通信専用3GBプラン」を申し込んで、何とか無事に審査をパスしました。今後、メインのスマホであるSIMフリーのReno5 Aで使えることを確認してからLINEMOの解約を行なうつもりです。今回は、LINEMOになくてソフトバンクのデータ通信専用3GBプランにあるものについて詳しく紹介しようと思います。

まず、格安で自由に解約できるMVNOのようなプランであっても、ソフトバンク本体との直接契約ということで、申し込み時に確認したのが、今では他のキャリアでは独自のサービスではなくなっているWi-Fiサービスの「ソフトバンクWi-Fiスポット」が追加料金なしで使えるというのは地味ではあるものの、いざという時には頼りになる点ではないでしょうか。

今の時代は、無料Wi-Fiにおけるデータ漏えいの問題などもあり、そこまで自宅外でのWi-Fiに頼ることは良くないとは思いますが、ショッピングセンターや食事の際など、ソフトバンクユーザー限定のスポットを使えるというのは、無料で使えるようになったドコモやauのWi-Fiと比べると、利用人数は少なくなるでしょうし、私か出掛ける先には意外とスポットが多い印象があるので、あえてWi-Fiを利用することで、モバイル通信の3GBを節約するために使ったり、大規模災害に外出中に遭遇した場合、全くの無料Wi-Fiではないスポットが使えるとなると、それだけネットが繋がる可能性も高まるのではないかと期待しています。

次に、ソフトバンク契約者における他社(およびLINEMOを含めたMVNO)との差別化を計っている点は、PayPayにおける優遇措置です。具体的には、

・スーパーPayPayクーポンが利用可能
・PayPayモールで毎週日曜日10%還元

というようなところですが、これは大手キャリアと楽天の中で「PayPay」「d払い」「auPay」「楽天ポイント」というところが競い合っている中で、今後どの支払い方法が生き残っていくのかわからない中、できるだけポイントが貯まるところをという事を追いかけるなら、うまくポイ活ができれば、毎月の通信料がチャラになるくらいのポイントが貯まる可能性も出てきます。この点については、実際に使いながらその効果について試してみたいと思っています。

さらに、個人的には「Yahooプレミアム(税込508円/月)が無料で使えるというのも大きなポイントと言えます。私は最近ヤフーオークションはやりませんが、もし何かの拍子で自宅にあるものを複数出品するような状況になれば、すでにプレミアム会員であれば、制限なしにオークションを利用することができます。ソフトバンクが行なっている様々なサービスで優遇が受けられたり、ポイントが通常より高率で付くなどもありますが、私が期待しているのが、様々なコンテンツサービスだったりします。

2022年4月現在では雑誌やマンガが読み放題になるサービスや、国内のプロバスケットリーグの同時配信中継を見られる他、プロ野球パ・リーグの試合も同時配信で見られるようになるというのが、個人的にはかなり心を動かされました。今年のプロ野球の話題は、開幕前の北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督の動向や、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希役手の活躍など、パ・リーグの話題で満ちています。あと、地域性ということで、私の住む静岡県出身で活躍している選手がパ・リーグに多いということもあるので、パ・リーグの試合を見るためにDAZNのトッピングをする必要がなくなるというのは、地味ではあるのですが個人的に嬉しい点です。予定ではクライマックスシリーズまで配信予定だということなので、私の場合は秋まではサッカー以外のスポーツについてはDAZNは必要ないのではないかと思っています。

あとは、プレミアム会員の特典があるから利用するのではなく、普段の生活の中でお金を出すような場面で使えるクーポンや割引などがどのくらいあるのかによって、この特典の持つ意味は変わってきそうな感じがします。基本的には今までの生活パターンを変えずに、今までよりお得にポイントを貯められるのなら、基本料の割引期間が終了するまで5年という時間がありますので、しばらくは「OCNモバイルONE」(音楽通話用)「データ通信専用3GBプラン」(データ通信専用)のSIMを組み合わせて、通話や動画以外のデータ通信に使っていきたいと思っています。


ソフトバンクモバイルの「データ通信専用3GBプラン」の詳細とSIMの組み合わせ(1)

データ通信のみを利用するようなモバイル回線は、普通は大手キャリアで契約すると言うよりも、MVNOで契約する方が一般的になっています。最近ではデータ通信だけの契約でも、電話番号を持ち音声通話もできる回線の基本料金の方が安くなっている逆転現象が起こっているところもありますし、それならあえてデータ通信専用の回線を使わなくても良いのではないかと思うところもありますが、今回紹介する大手キャリアの一つ、ソフトバンクモバイルが取り扱っているデータ通信専用の回線は、使いようによっては面白いプランではないかと思い、今回自分で申し込んでしまいました。そんなわけで、契約に至った敬意及び、その魅力について2回に分けて紹介してみようと思います。

現状で私はスマホを複数台持ちをしているのですが、基本的に電話を受けたり電子マネーの支払いをしたり、SNSでの連絡を取ったりするメインスマホには現在2枚のSIMカードを入れています。というのも、音声通話に使うSIMとデータ通信用に使うSIMを分けることで、2回線のメリットとディメリットをうまく融合することができるからです。

私の場合は通話用のSIMとしてOCNモバイルONEの500MBプラン(税込550円)を入れているのですが、この回線は通話専用に使うには、そこそこメリットが有るプランなのです。月額が安いのに、自動的につながる「OCNでんわ(30秒11円)」の通話料が毎月220円分までは基本料金のみで使えたり、国内へのSMS送信が月5回まで無料で使えるのです。しかし、データ用としても主回線として使うのは多少無理があります。

動画や音楽、ラジオなどを流し続けるような使い方はしないものの、アプリを動かしたりSNSを見たり、ウェブから情報を得たりするには、やはり月500MBでは足りないというのが正直なところです。そこで、現在使っているのは月3GBまで高速で使えるLINEMOのミニプランなのですが、このプランは高速と低速の切り替えはできず、3GB使い切ったら低速制限されます。ちなみに、2022年4月については一昨日の21日までで(月の約3分の2)、使用量が1.17GBでまだ1.83GB私の使い方では残っているので、3GBあれば余裕を持って使えるということになるでしょうか。

LINEMOの場合は、LINEに使う分のデータはカウントされず、低速制限される際のスピードは大手キャリアの最大128kbpsや、他のMVNOの最大200kbpsより少し早い最大300kbpsで、低画質のYou Tubeなら何とか見られるくらいのスピードなのですが、このように高速データを使い切らないぐらい、ある程度余裕を持って高速通信を利用できるような使い方をしているので、私の使い方ではそこまでLINEMOにこだわらなくても良いということがわかってきました。そこに登場してきたのが大手キャリアの一つであるソフトバンクモバイルが提供する「データ通信専用3GBプラン」だったのです。

このプランはLINEMOと比べるとその名の通り音声通話はできないデータ専用月3GBまで高速通信が利用できるプランになります(SMS送受信は可能)。SIMカードのみの契約は可能で、初期登録手数料は0円、通常は月額税込1,408円なのですが、現在キャンペーン中で、契約翌月から5年間は月額税込990円とLINEMOのミニプランと同額で使え、さらに契約翌月から3ヶ月は基本料金が無料で利用できるようになっています。

ただし、ソフトバンクの方では「タブレット(iPadおよびAndroid)」「パソコン」に限って使えるとしており、iPhone用の接続のためのプロファイルの提供はされていません。ネットを見るとiPhone用のプロファイルを入手する方法というようなページもありますが、iPhoneの利用については保証外利用になってしまうので注意が必要です。私の場合は申込時にAndroidタブレット用のSIMということで申し込んだのですが、できれば今メインで使っているAndroidスマートフォンで使おうと思っているのですが、Androidの場合は手動でAPNを入力することで接続できるので(スマホもタブレットも同じ手順を使います)、何とか大丈夫ではないかなと楽観しています。ただもし今のメインスマホで使えない場合でも、早期解約をしても解約料がかからないというのもMVNOやサブブランドと同じようになっているので、「SIMカードのみ」「タブレット使用」ということで申し込みました。

基本的には今までと変わることはあるものの、元々LINEMOのSIMでは音声通話は全く使っていませんでしたし、データ使用量も3GB未満で済むような使い方をしているので、費用的には全く変わらない事になります。ただ、それならLINEMOのままでも良かったのでは? 高速通信を使い切った場合の低速が300kbpsの方がソフトバンク回線の最大128kbpsと比べても応用範囲が広いのでは? と思われる方もいるかも知れませんが、実は「データ通信専用3GBプラン」にはそれだけではないメリットが有るのです。ただそれを説明するとかなり長くなってしまうと思うので、その内容については次回紹介します。


mineoの「マイそく」を中心に改めて1Mbps前後の「中速」の実力を計算しながら探ってみる

モバイルインターネットの回線を安い価格で提供するmineoの「マイそく(スタンダード)」は税込990円/月という価格で平日お昼を除いては最大1.5Mbpsというスピードが出るわけですが、今回はそのポテンシャルについて具体的に考えていきたいと思います。このスピードでは何がどのくらいダウンロード・アップロードできるのかということについてまずは見ていくことにします。

1.5Mbpsというのは、1秒あたり1.5Mbitのデータをダウンロードできますが、ここで言う「1bit」というのは、アプリなどの容量を表す単位として使われているものではあるものの、私たちがよく使っているデータ容量についての単位は、「1byte(1B)」を基本にしています。したがって、ここから単位への変換が必要になります。bitとbiteとの関係は「1byte=8bit」ということになるので、1.5Mbitは8で割って0.18MB(正確には0.1875byte)となります。これは1秒あたりにやり取りできるデータ量なので、1分間(60秒間)かけてこのスピードを保ってダウンロードした場合には、大体ですが、10.8MBのデータをダウンロードできるということになります。

例えば、50MBのアプリをダウンロードしようと思った場合、「マイそく」で1.5Mbpsが出ていれば、5分弱でダウンロード完了になるという風に計算ができるわけです。これは、外出で早くダウンロードしたいと思う場合にはイライラして待たされると思う人もいるかも知れませんが、ダウンロードサイトではそのアプリの容量についてはちゃんと記載されているので、ダウンロードする前に完了するまでのだいたいの時間はわかります。買い物をしていて、そのお店のアプリをその場でダウンロードしたいような場合には、お会計の間際ではなく、買い物の途中に作業を行なってしまえば、それほどストレスが溜まることはないとも言えます。ただし、かなり容量が大きいアプリの場合にはその容量に比例してダウンロードする時間も増えますので、注意が必要になります。

今回、こうした計算をしてみたのは、mineoの「マイそく」には、3日間で10GBを使うと最大32kbpsの低速制限が起こるということなので、計算上だけでも一日どのくらいまでならダウンロードしまくりという状況に近い、ネットでの動画視聴ができるのかということを具体化したかったという個人的な欲求からスタートしました。規制を受けない1日のデータ使用量の目安として、10GBの3分の1は3.3GB(少数点以下四捨五入)で、MBに直すと3333MBとなります。このデータ量を1.5Mbpsのスピードでやり取りするとどのくらいで指定容量に到達するのかということがここでの問題になります。

先ほどと同じように計算すると、1分で約10.8MBであるので、1時間(60分)だと648MBとなります。3333MBを使い切るには、3333MB÷648MB/時=5.14時間(少数点以下四捨五入)となります。もっとも、時間や混雑具合によって、最大スピードの1.5Mbpsまで出ない場合もよくあると思うので、実際にはこれ以上見られる可能性はあります。

ちなみにこの数字は、1.5Mbpsのポテンシャルでダウンロードを続けた場合のものなので、動画の質を落としたりすることによって、さらに動画視聴時間を伸ばすことも可能ですが、電波の状況に合わせて何の設定もしないで自動で動画を見ても、一日毎にしたら「マイそく」の回線だけでもだいたい5時間は余裕で動画が見られるということになるわけです。

車を使っての旅行などにおいては、車の中で動画を付けっぱなしにしてゴールデンウィークの渋滞対策とする場合も考えられます。事前に渋滞の中を走ることが想定できる場合には、旅行前日にデータを利用することをあえて止め、行きと帰りの車中だけ動画を見まくり、旅行翌日にはまたセーブするように使用前後一日を空白にすることができれば、一日5GBくらいまではデータ使用量を伸ばすことも可能ですので、その場合は5000MB÷648MB/時=7.71時間くらいまでは利用時間を確保できます。

個人的には渋滞対策としては動画の他に、「radiko」や「らじる☆らじる」というアプリを使った全国のラジオ放送を聞きながら移動することや、お気に入りの音楽をストリーミングサービスで利用するようなこともできると思いますので、車内や出先での動画視聴が一日4時間を超えそうだったら音声のみサービスを利用して車内での時間を過ごすようにすれば、1ヶ月税込990円でも旅行用の暇つぶしとしての動画視聴は十分できるのではないか? という気がします。

ただし、今回紹介したmineoの「マイそく」は、平日の昼間もそうですが、3日で10GBに到達した場合の低速制限が最大32kbpsと、ほとんどの作業において使いものにならないと思われるので、mineo一回線だけではなく、できれば速度制限を受けた場合の予備回線を持っておくのが良いと思います。利用している端末がソフトバンク回線に対応しているSIMフリーの端末なら、LINEMOのミニプランは月3GBまで(LINE電話などの利用は残量0でも常に高速で利用可)は昼夜問わずソフトバンク回線に準ずるスピードが得られますし、もし容量を使い切っても最大300kbpsで月末まで制限なく利用できますので、個人的にはその組み合わせがおすすめですね。恐らく、「マイそく」の低速制限対策に使うなら、月3GBも使わないと思いますので、2回線でだいたい2,000円くらい(通話料は除きます)の通信費で、どちらかの回線がトラブルで使えなくなってもストレスなく利用は可能ではないかと思います。その際は2つのSIM(eSIMを含む)を同時に利用できるスマホの利用がスマートです。

もし端末を複数持ち運ぶことに抵抗がなければ、スマホにはLINEMO、そしてmineoの「マイそく」のSIMカードは8インチクラスのタブレットに入れると、動画視聴用としては申し分のない結果が出るのではないかと思います。私も同じような使い方をしていますが、メイン使いのスマホ上で動画を見ずにその他の利用をするくらいなら普通に使っていれば月3GB以内に収まると思いますし、いざという時にはタブレットからスマホにテザリングして、アプリのダウンロードや低速ではもたつくサイトやアプリの利用をすることができますので、双方の回線で低速制限を受けた場合の対策もばっちりです。

さらなる応用として、二台持ち可能で通話定額も付けたい場合には、そのままLINEMOの通話定額を使うのも良いですが、タブレットは「マイそく」のままで、スマホの方にau回線を使っているpovo2.0をLINEMOと同時に使い、povo2.0の通話トッピングを付けるようにすれば、povo2.0の自動解約の恐れもなく大手3キャリアの回線を維持しながら安くても安心なモバイル通信を確保できるわけです。

このように回線の整理をして、その時々のベストな組み合わせを利用できるように、携帯電話の契約に縛りを付けるような事についても見直すことが、安くても十分な外でのインターネット利用を行なうためのコツと言えるかも知れません。生活に関わるあらゆる価格が上がっていく中で、通信費だけは工夫をすればまだ下がる余地があります。まずは今の通信費がいくらかかっているかを考えた上で、戦略的に通信会社の乗り換えを考えていきたいものです。


ゴールデンウィークに出掛けざるを得ない人が多い現状こそ問題ではないか

先日、友人と少し2022年のゴールデンウィークの予定について話す機会がありました。友人は休みが暦通りなので、ゴールデンウィークにどこか家族で出掛けたいと話していたのですが、今年のゴールデンウィークも、出掛けたら主要な観光地は人であふれ(今のところ県またぎでの移動を自粛という流れにはなっていないので)、車で出掛けたら新型コロナが広がる前くらいに高速道路は渋滞するのではないかという話をしても、でも家族から遠くへ行きたいと言われると、どこかに行かなくてはならないんだよねというようなため息交じりの話が返ってきました。

私も、かつて暦通りにしか出掛けられない時期には混雑を承知で出掛けたものですが、政府からの補助が出る旅行割引きについては本来2022年4月末で終了と言っていたのが翌月まで延長されるものの、ゴールデンウィーク時期には適用不可になるということで、費用がかかることを理解した上で出掛けるような形になってしまうでしょう。

さらに、現在は20年振りの円安になっていて、今回のゴールデンウィークでは影響は少ないものの、夏休みに海外旅行に行く場合にはツアー料金や燃料サーチャージ、さらに現地での滞在費が跳ね上がることがほぼ決定しているような感じです。使うのに困るくらい稼いでいる人はいいでしょうが、今後生活に関わる費用が上がることが確実な中で、そこまでしてゴールデンウィークやお盆など、人が集中し旅行代金が高騰する時に旅行に行かなくてはいけないのか? という疑問も生まれてきてしまいます。

そもそも、就学しているお子さんと一緒に行く場合、両親の仕事に関係なく出掛けられるのは土日祝日に固定される場合がほとんどでしょう。仕事によっては土日祝日に稼ぐような仕事もあり、本来なら休日出勤する代わりの代休を使って旅行に出た方が、道はそこまで渋滞しないでしょうし、公共交通機関も混んでいなかったり料金が安くなっていたりします。宿泊についても平日の方が安いというのが定番の中、なかなか両親の仕事に合わせてお子さんの学校を休ませて旅行に行くというのは、難しいと考える方もいると思います。

一つの考え方として、学校で学ぶ生徒みんなが一日も休まずに登校するような事が良いという風潮は、私の学生時代にはあったものの、年間数日でも自由に平日休める(当然事前申告は必要だと思いますが)ような仕組みを作るだけでなく、その権利を全ての生徒が行使するのが当り前というように思えるような世の中になった方がいいなと思っているのですが、まだ私の回りではそういうところまでには行っていないようです。

その友人は、ゴールデンウィークが終わると、子供はテスト前ということで旅行へ行くことは難しいと言っていたのですが、そこまで学校が土日祝日休みが当り前というような感じでカリキュラムを組んでいるとなると、もはや家族全体が自分の好きな時に出掛けられないような状況に甘んじる事も出てくるでしょう。

ちなみに、私の場合はゴールデンウィークは仕事になりそうで、世間が連休気分になっている中で働き、連休が終わった後の代休でのんびりどこかへ行ければいいなと思っているのですが、これから2週間の天気予報を見たら曇りや雨の予報が多いので、混雑を気にせず出掛ける決断をしている人も、できるだけ無理はせずに楽しいゴールデンウィークであって欲しいと思います。