カテゴリー別アーカイブ: 充電池活用法

パナソニック電池がどっちかライトBF-BM01P-W をネックライトで使う

過去に旧ページで、今回紹介するライトと同時コンセプトのライト「電池がどれでもライト BF-BM10」のことを紹介させていただいたことがありました。単一・単二・単三・単四それぞれの電池を入れるスペースがあり、それぞれの電池一本でライトを付けることができる画期的な製品として、非常用ライトとして自宅に備えていますが、日々の生活の中でなかなか単一や単二の電池を使っていないというのが正直なところです。

そんな中、また新たにライトを買ってしまいました(^^;)。私が持っているもので乾電池を使うハードの殆どが単三と単四電池で動くものだったので、今回紹介する「電池がどっちかライト」はサイズが小さくなり、さらに電池も単三と単四の二本を別々に消費するということで、いつかは手に入れようと狙っていたのでした。

パッケージは固定されたハンドルを持っての懐中電灯としての使い方や、縦置きにして部屋の中全体を照らすランタンとしての使い方が紹介されています。ただ、この形を見て、もう一つの使い方でも便利に使えるのではないかと思って、今回このライトの購入と同時に、100円ショップでネックストラップとカラビナを購入して繋げると、首にかけて光らせる「ネックライト」になるのではないかと思ったのです。

同じパナソニックではランニングやウォーキング用としてコンパクトなネックライトが販売されています。個人的には大変興味があるものの、肝心の使用電池が充電池が使えないため使い続ける場合のコストも掛かり、ゴミも出ることから購入を躊躇していたのですが、写真のようにネックストラップとカラビナを繋ぎ、さらにそのカラビナにライトを付けると自分の位置を遠くからでもわかってもらえるような光を出すライトとして使えるようになります。

さらに、ハンドルを持つようにしてライトを正面に向ければ遠くを照らすこともできますし、ランニングに使うには飛びはねて使いづらいでしょうが、ウォーキングの時なら十分にネックライトとして使えるような感じです。

さらにこのライトがウォーキングにおすすめな点は、急に電池切れが判明してももう一つの電池で再び照らすことができるということです。中の電池ボックスを単三と単四の電池で満たしておけば、常に予備電池をセットした状態で使うことができるというわけです。

使い捨てながら高性能の乾電池EVOLTAでは単三だと連続約8時間、単四で約2.5時間の寿命になっているので、本格的に災害時に使いたいと思っている時は、充電式のエネループをモンベルのコンパクトヘッドランプで使う方が同じ容量の電池でも、電球色・LOWで60時間、HIGHでも26時間とかなり長く使えるので、どれか一つということならば、これよりもモンベルのコンパクトヘッドランプの方を使った方がいいとは思います。しかし、ハンドルを持ってピンポイントの場所に光を当てたい時や、このネックライトとして使う場合、ヘッドランプを首から掛けても相手の位置によってはこちらの放つ光が全く見えない可能性もありますので、この製品もあればあったで便利です。

とりあえずこのライトにはエネループは入れず、同じく100円ショップで1本売りをしている単三単四の電池を入れて使いながら、電池がなくなりそうになったらその都度充電して日々使うようにし、災害時にはソーラーパネルを使ってまずはヘッドランプ用の電池を確保してからこのライト用に使ったり、電池の消費の早さを逆手に取り、電池のメモリ効果を発生しないように、エネループを充電する前にこのライトに入れてある程度放電させてから充電器に掛けるなど(ただし、空にしすぎると元通り充電されなくなることもあるので、そのまま放置は止めましょう)、充電池好きな人も持っていて何かと便利なライトになるような気がします。

また、充電池を使わずアルカリ電池・マンガン電池を使う方は、液漏れの危険があるので使う時に単三か単四のどちらかを入れて使い、使い終わったら本体から外しておくような使い方をした方が、本体を傷める心配がなく長く使い続けられるのではないかと思います。


乾電池が使えるデジカメはやはり有難い

先日、マウスを紹介した時についに私も乾電池採用のものから充電池内蔵のものへとシフトしたかという感じもあったのですが、その後、やはり乾電池が使えた方がいいのではないかと思えるような体験をしました。

というのも、最近はスマホの手軽さと性能アップのせいか、ひっそり姿を消しつつあるコンパクトデジタルカメラ(通称コンデジ)について、売ろうにも売れずに保管してあったものをいろいろ引っ張り出してみたのですが、改めて思うのは性能はまだしもカメラ一つに一つの充電器があるような状態で本体をケーブルに接続して充電ができないタイプのものばかりだったこともあり、実際に動くかどうかという事もすぐに確かめることができなかったのでした。

そんな中、唯一すぐに正常に動作することを確かめられたのが、リコーの「GRデジタル」初代機でした。広角でも歪みにくいレンズを使ったズームのない単焦点機で、当時は高画質をうたっていましたが、手ブレ補正も付かず、高感度にするとノイズが出まくりという、とても今さらメインで使えるようなカメラではないように思います。

ただ、購入した当時からカラーより白黒にして撮影することで、もし高感度でノイズが出たとしても、フィルムカメラで撮影したようなザラッとした質感が出て、それが味になるということが言われていて、あえて今、白黒での風景専用ということで使ってみようかと思ったのでした。

しかし当然ですが中に入っていた充電池も、さらに予備に買っておいた充電池もほとんど放電してしまっていてとても動作確認どころではありません。さらに、この機種の充電器だけどこにしまったものやら、他の充電器をまとめていたところで発見できなかったので、普通に考えると動作の確認どころではないはずなのですが、実はこのカメラにはもう一つの大きな特徴があるのです。

それは、撮影可能枚数は専用充電池と比べると格段に落ちるものの、いざという時のレスキュー的機能として、アルカリ単四乾電池2本でも30枚くらい撮影可能というマルチ電池利用のできる機能が初代GRデジタルには付いていたので、早速満充電したエネループを装着して無事に動作を確認することができたのでした。

ただ、使っているとすぐに電池が切れてしまうくらいの緊急用の使い方ではあるので、もしこのまま専用充電器が出てこない場合に備えて、あえて画面モニターを使わず、初代GRデジタルと同じ28mm換算の画角を持つニコンのデジカメP6000用に作られた光学ファインダーを装着した上でモニターを切って撮影することにしてみました(光学ファインダーの定価は高いものですが、たまたまカメラケースとのセットで安く購入できたものの、ほとんど使っていませんでした)。

この方法だと昔のフィルムのコンパクトカメラのように出来上がった写真だと端が切れてしまう恐れがあるのですが、こちらはデジタルで、必要に応じてこのファインダーと出来上がった写真との相性を見ながら試行を重ねれば、白黒のフィルムカメラを使っているみたいでなかなか楽しそうです。

そんなわけで、後日改めて2GBのメモリーカードを購入したことで(このカメラはSDHCカードは使えない仕様になっています)まさかの単四電池が使えるという仕様のおかげで初代GRデジタルはちょっとした撮影旅行用のサブとして復帰したということになったのですが、それもやはり汎用の乾電池が使えるからこそのことです。

光学ファインダーを装着して撮った写真を一応アップしますが、下手な写真の腕でもそれなりに味わいのある写真になった気がします(^^;)。単三が使えるデジカメは今まで数多くありますが、単四電池が使えるコンデジで、それなりに今でも使えそうなものということを考えると今回紹介したリコーのGRデジタルのシリーズ(I II III IV)のみになるかと思いますので、単四充電池を多く持っている方は、GRデジタルの中古の良品を物色してみるのも面白いのではないかと思います。


AUKEY ソーラーパネル 20W 2USBポート PB-P2

たまたまアマゾンがセールをやっていて、AUKEYの20WでUSBポートが2つあるソーラーパネルPB-P2が安く出ていたので、既に同じようなものを持っている身としてはちょっと迷いましたが購入してみました。この種のグッズは私にとってはまさにお守りのようなもので、いざ停電が長く続いた時に、少なくともスマホくらいは使い続けられるようにということで用意しています。日頃から常用することはないとは思いますが、旅行の際に長くコンセントから充電する機会が得られないような場合にも使うことはあるかも知れません。

同じようなものを数個購入しても、そんな感じで持っていてあまり使わないなら無駄だけではないかという風に思われる方もいるでしょう。現状では家の中に置いておくものと、車の中に常備するものと、災害時や旅行の時に持って行くバックパックに入れて外で何かあった時のために持ち運べるようにということで、今回購入したもので折りたたみ式のソーラーパネルは3つになりました(^^)。こういった使い分けというのは、いつどこで災害に遭うかわかりませんので、様々なケースでどこでどんな風に罹災したとしても、手近なところにどれか一つのソーラーパネルセットがあれば、いつでも充電に使えるような体制が整ったと考えています。

今回新しいものを購入してみてわかったのですが、ソーラーパネル自体の性能は新しいものを使った方が良くなっているようです。写真では右側にある、ソーラーパネルが4面あって購入時はかなり前に多少無理をして買ったAnkerの同じようなソーラーパネルの出力が14Wであるのにに対し、今回購入した左側のAUKEYのソーラーパネルは防水処理がしてあり、多少は横幅はあるもののパネルは3面ながら、出力はAnkerのものよりも大きく20Wになっています。

出力も2つあるUSB出力のうち、どちらのポートも最大で5V2.4Aを出すことができるようになっていますが、これは2つのポートの一つのみを使い、よほど条件が良くないと出ないと思います。2つのポートを同時に使う場合は5V500mAくらいしか出ないかも知れませんが、それでもうまく使えばそれなりに電気をつくって貯められる可能性は出てきます。どちらにしても自然を相手にするものなのでこの数値をそのまま信じるのではなく、あくまで目安として使うのがいいでしょう。

さらにこのパネルの特徴としては、付属のフックを使ってバックパックの背に固柱して利用できるようになっているだけでなく、本体がそのまま自立させることができ、角度も倒れないように注意すれば微妙な調整も可能です。写真のように地面に立てられるので、常に太陽との位置を見ながら長時間にわたり最大の効率を生み出すようにできます。

また、USBポートが付いているところがメッシュの袋のようになっていて、ジッパーで開閉可能です。ここには付属のフックおよび物干し竿に吊り下げて充電するのに便利なS字フックおよび、2本の充電用ケーブルを自前で用意しました。この商品にはケーブルは付いていませんので、何かしら用意する必要があります。AndroidとiPhoneでは用意するケーブルの種類も変わってきます。

まだこのようにコンパクトにまとまってすぐに使えるようなソーラーパネルの製品が一般的になり、さらに太陽光発電というものの認知が広まってくると、これさえあれば災害時でも安心かと思われる方も少なくないと思いますが、そううまくいかないというのも自然を相手にする発電方法の特徴です。

まずは、パネルに日の光がちゃんと当たらないと効率が落ちますので、常にきちんと全てのパネルに日光が当たっているかを見ていないと、いつの間にか日影になってしまって充電できていなかったということも起こるでしょう。天気に左右されるというのも問題で、曇りの日はかなり効率が落ちますし、雨の日は無理と思った方がいいでしょう。

このように、ちょっと目を離すと出力が上がったり下がったりする自然相手の発電ですので、充電する場合はスマホやタブレットを直接繋ぐと、コンセントからの充電の時のように一定の電圧で充電してくれないので、最悪の場合中部の電池が調子悪くなってしまうのではないかと心配になるので、ある程度使い終わったら買い替えることが意識されたモバイルバッテリーにまず充電して、そこからスマホ・タブレット・エネループに充電するような形の方がいいかなと思います。そうすれば、ある程度ラフに使える分、旅行先でも使う頻度は高くなるのではないかなと思います。

そういう意味では、モバイルバッテリーについても、必要だから購入するというのではなく、普段から比べると半額以下で売られているセールや、ネットで話題の安くてそこそこ使えそうなバッテリーの情報を活用して、新しいのを買った後で「お古」になったモバイルバッテリーや、格安のものををソーラーパネルでの充電用として下ろすような事も今後は考えつつ、まずは旅行先での充電用として使っていきたいですね。


災害による長期停電時でもブログ更新するための準備について

先日紹介したキングジムが今度出す、キーボードからのテキスト入力に特化したモバイル端末ポメラDM200についてネットでの口コミを見ていて感じたことがあります。DM200はそれまでの単三電池対応から内蔵の充電式バッテリーに変わったということで、賛否両論の意見が見受けられたものの、意外と乾電池やニッケル水素電池を用意するよりも、モバイルバッテリーを用意すれば十分だという意見を持つ人も多かったのでした。

確かにスマホやデジタル端末、さらにデジカメやミュージックプレーヤーなどあらゆるデジタル系ガジェットをモバイルバッテリーがあれば充電できてしまうので、端子を合わせるなり変換アダプタをそろえることで、全ての充電をモバイルバッテリーに一元化することも可能です。かく言う私も旅行に持っていくような最小構成の持ち物を考えた場合、全てのデジタルガジェットをUSB出力のACアダプタで賄うのとともに、USB出力が3つある高容量のモバイルバッテリーを満充電させて持って行きます。これがあれば、ガラケー・スマホ・タブレット・デジカメ・モバイルルーター・Bluetoothイヤホンといったものまで電池のなくなる心配はまずありません。

しかし、車やコンセントから充電することが可能な旅先での状況と、停電が起こった災害時の状況はちょっと違います。それでも、できる限りの方法でモバイルバッテリーを充電する算段をしながら、あえて災害時もモバイルバッテリーがあれば十分なのかを検証してみたいと思います。
実際に停電が長期化した場合、発電のための設備のない個人がどうやってモバイルバッテリーの充電をするのか考えた場合、日中に太陽電池パネルを利用して充電するのがてっとり早いと言えます。最近は折りたたみ式でリュックの背中側にせっとして歩きながらでも充電ができるタイプがそれほど高くない金額で入手できるため、災害対策にと考えられている方は、USB出力のある太陽電池パネルを用意しておくことをおすすめします。具体的には以下のリンクのようなものです。

この製品は21WでUSB出力ポート5V 2Aが2つあるので、日差しが強い日中ならかなりの発電をしてくれることが期待できます。製品説明にはスマホを直差接続するような使い方も紹介されていますが、あくまで自然の力を使っての充電なので曇ってきたり太陽の動きにパネルを合わせ損なったりすると出力が落ちる可能性もあります。そのため、直接スマホをこのソーラーパネルにつなぐのではなく、いったんモバイルバッテリーに充電したものをスマホや他のデジタルガジェットにつないで後で充電するような形の方がスマホには優しい充電になると思います。

ただし曇りの日にはかなり発電効率が落ちますし、雨の中には全く充電できなくなる可能性もあるので、避難期間が長くなればなるほど充電した電気を大切に使うという使う側の工夫も必要になります。具体的にはスマホもタブレットも使用する時以外には電源を入れず、使い終わったらこまめに電源を切るような運用が必要になってくる場合もあります。電話についてはそんな状況も考えると、日頃からスマホより電池を消費せずバックグラウンドでの通信も行なわないガラケーに通話を集約して、データ通信はスマホで使うという2台持ちにしておけばかなり効率の良い使い分けができることも確かです。

私の場合、そんな中でもさらにブログから情報を発信したり現場の内容を報告することをできればやりたいと思っているのですが、恐らくコンセントからの充電ができない状態ではノートパソコンを使い続けることは難しいと思います。ノートパソコンが満足に使えれば文章の入力・編集から写真の加工、サイトへのアップまで全てをパソコン内で完結できるのですが、停電で満足に充電ができないとなると、それまでの考え方も一気に変える必要が出てきます。

携帯電話網は使えると想定するとネット接続はスマホでしかできないと思われるので、写真を撮ったりブログをアップするのに使うのはスマホに頼らざるを得ません。普段なら文字の入力もスマホでやってしまいたいところですが、画面を付けて長時間考えながら文字を入力するのは電池持ちの点から避けたいところです。

そこで出てくるのがそれ自身ではネットに接続せず、文字を入力することに特化したモバイル端末のポメラDM100だったわけです。ポメラDM100で文章を作ってスマホに読み込ませて発信すればスマホの電池も通信する時だけ使うためかなり電池を節約できます。キングジムのホームページに書かれている充電できる単三電池「エネループ」使用の場合「約25時間」となっています。もちろんデータ移行のためBluetooth通信を使うなどすれば多少は使用時間は減るでしょうが、一日約2時間使ったとして満充電されたエネループ2本あれば一週間はそのまま使える可能性があります。

そこで、改めてエネループを停電時にどうやって充電するかについて考えます。これも時代の流れといいますか、ネットの口コミの傾向にも表われているように、エネループを主に使うライフスタイル自体が時代遅れと見る流れに拍車を掛けそうですが、エネループをUSBケーブルで充電できる充電器というのは新しいものはなかなか見付からず、まだ在庫が残っているものを探すしかないのが現状なのです。しかし当時の三洋電機が発売したモバイルバッテリーとしても使える充電器「KBC-E1AS」と富士通の同様の機能がある充電器「FSC322FX」がまだ新品での入手が可能です。

これらの製品ではモバイルバッテリーとして使えるだけでなく、単三エネループ2本をUSB経由で充電することができます。エネループはモバイルバッテリーの中ではそれほど高容量でもないので、大き目のモバイルバッテリーをソーラーパネルで約1週間かけてそこそこ充電できていれば、比較的単三2本を満充電することは難しくないのではないでしょうか。

少なくともモバイルバッテリーにに接続してスマホやタブレットを利用できる時間と比べても、エネループを充電してポメラDM100で文章を作ることができる時間は桁外れに多いため、その分エネループの電池が切れる前にポメラで使う分くらいの充電ができる可能性は高いでしょう。さらに災害対策的なことで言うと、このDM100は長期間使わずにしまっておいても、スマホや内蔵バッテリー搭載機のようにしばらく本体の充電に時間を掛けなくても、電池を入れ替えればすぐに使えるという特徴があります。またエネループをポメラ本体から外して保管することによって長い期間放置しておいてもそこそこの充電量をキープする性能があることも忘れてはいけません。

メーカーホームページによるとスタンダードモデルなら何と満充電から10年後でも残量70%という驚異の長期保存性を有します。物理的にDM100が壊れていない限り、ずっと避難用の持出袋に入れっ放しでも電池を入れてすぐに使えるという、まさに災害時のもしもの時にでもネット発信に使えるものとしては大変優れている組み合わせであるというのが現在での私の見解です。

また、この組み合わせに合わせてさらに他の災害時に役立つ家電を用意したいと思う場合は、単三電池2本で利用できる製品を加えておくのがいいでしょう。ラジオについては例えばソニーのICF-P36など単三2本を入れて使うものは安いものでもすぐに見付かりますし、ライトではGENTOS閃シリーズのSG-330のようなLEDライトは比較的に安くホームセンターでも入手できます。

ポメラのためだけにエネループを用意する場合は2本使用2本予備の4本で十分ですが、ラジオやライトをもしものために非常用持出袋の中に一緒に入れておきたい場合は8本セットのパッケージを購入して電池は別にして袋に入れておくといいでしょう。私と同じように災害による長期の停電時や、海外でなかなか充電できる環境のない場所に長期出掛けるような方でモバイル環境を作っておきたいという方は、他のものはまだしも、早いうちに手に入れられなくなる可能性が高いポメラDM100とエネループ充電用にKBC-E1ASやFSC322FXを入手しておくことをおすすめします。


モバイルバッテリー全盛の中ニッケル水素電池はどの大きさを選ぶ?

私と充電池との付き合いは深く、古くは民生用デジタルカメラ一号機と言われるカシオのQV-10というレンズが回転して自撮りもできる31万画素のデジカメを使っている時から利用しています。当初は、使い捨てのアルカリ単三電池を旅行のたびごとに買って使っていたのですが、それを続けていくと大量のゴミが出るため、当時はまだ性能の高くなかったニッケルカドミウム電池を入れて使っていました。

今のような長期間使っていなくてもきちんと使えるものではなかったので、充電してから時間が経つにしたがって自然放電していき、きちんと準備して満充電された電池を持ってきたはずが、いざ入れて撮影しようとしたら全く使えないほど放電してしまっていたこともざらでした。それが当時の三洋電器の「エネループ」の登場とともに安定して使えることがわかってから、外に出て安値のものを見付けたり、ネットで安くエネループが売られているのを発見したらどんどん買い込んで行ったので、かなりの数の単三エネループが自宅にはうなっています。

そんな中で車のバッテリーを使わなくても使える家電製品として主に単三電池で使えるものを揃えてきたわけですが、最近になって日常使いでは気にならないものの、災害時の事を考えるとこのままでいいのかという風に考えることも多くなりました。

というのも、安定した充電環境がなくなってしまう極限状態でこそ電池を使った製品を使うことが多くなるわけですから、もしそうした状況が長く続いた場合、手持ちの充電池の中味を使い切った時点で利用できなくなってしまうとも思えます。

さらに、多くの人が買い求めると思うので新品の電池の調達も難しいだろうという中で、いちるの望みを託すのはさまざまなサバイバル充電機能を持つグッズであると言えます。その中には太陽電池パネルだったり、たき火をしたりお湯を沸かすことで発電するぐっずだったり、手回しで人力で発電したりということが考えられますが、恐らく単三エネループを4本満充電にするというのは大変だと思います。

これらの中で一番可能性があるのが大きな太陽電池パネルで発電する方法だと思いますが、毎日晴天になるかというのはわかりませんし、大雨の天気ならたき火も安定してできるかという問題もあります。

あくまで私の場合ですが、かなりの量がある単三充電池については雨でも曇りでも太陽電池パネルにつなげでいつでも充電できる体制にしておくつもりですが、もしかしたら急な用途には間に合わない場合もあるかも知れませんので、もう一つの方法を平行して用意しておくようにしました。

それは、単三だけでなくより容量の少ない単四充電池も用意しておき、さらにより少ない本数で使えるものも用意しておくということです。そうすることによって非常時の充電時間は短縮されますし、最悪のケースでも自分の力だけで数百回手回しハンドルを回すことで、急場しのぎに使えるようにもなると思うからです。

ちなみに、私の持出袋の中には単四を単三電池として使える電池ホルダーも用意していて、とにかく少しの時間だけでも単三対応のラジオやライトを動かしたい場合はこの電池ホルダーを使って急場しのぎにすることも考えています。

最初に用意したデジカメでの利用というのは本当に限られた機種だけになってしまいましたし、スマホの充電ということになると以前には結構あった単三電池を使ったモバイルバッテリーというものはとんと見掛けなくなってしまいました。リチウムイオン電池を利用したモバイルバッテリーは小さくて高容量になり便利になったものの、それも安定して充電できる環境があってこそです。私自身はこうした大容量のモバイルバッテリーも便利に使いながら、単三や単四電池で動く製品やUSB経由で充電できるグッズも大切に準備して使っていきたいと思っています。


単三電池2本で動く アース製薬 電池でノーマット ドーム型

私の住む地域ではすでに蚊が出ているのですが、他の地域でもそろそろ出て来る頃ではないかと思います。自宅の蚊対策はここ数年、スプレーを一回部屋に散布して朝まで効果が出るというものにしていたのですが、今シーズンは考えるところがあって電池式のものを購入しました。「アース製薬 電池でノーマット」の定番です。

電池でノーマット1

以前購入したベープの「どこでもベープ未来」は最初から電池がセットされていたのに対し、アルカリ単三電池が2本パッケージに入っています。ちなみに、その電池はとりあえず使わずに充電池を入れて動作するかテストしたところ問題なく動いたので、メーカー推奨の使い方ではないかも知れませんが、充電池で動かすことにしました。

なぜそんなことをするかと言いますと、電池を新たに購入して捨てるという形にしたくなかったということと、スイッチの部分にあるLEDライトが薬剤の残量だけでなく電池の容量も表示してくれることがわかったからです。

電池でノーマット2

写真のように緑に点灯したLEDが消えたら電池が消耗していることを表わし、黄色のLEDが点滅したらカートリッジの交換時期を表わします。今回購入したセットについていた薬剤は180日用となっていますが、延べにすると1,440時間効き目が続くとのことで、一日8時間使い続けた場合の日数になっています。容量の少ない充電池をあえて使えば、もし本体のスイッチを消し忘れたとしても自動的に電池が切れてファンの回転が止まるわけで、ある意味無駄に動かさなくて済むというところもあります。

ですから、エネループで使う場合はスタンダードタイプではなく容量の少ないものをあえて使ったり、100円ショップで性能が不明なものを用意しこまめに交換するように使うことで、新品のアルカリ電池を入れて使うよりもエコに使い回せるということはあるような気がします。ただ、夜に蚊が出てきたのに寝ている間に止まってしまうのは困るので、私のように充電池で運用される場合は、スイッチを入れた時に緑色のLEDがしっかり点灯するかどうか確かめるようにしましょう。

蚊取り器を用意する場合、蚊取り線香から液体リキッドを使ったAC電源を使ったノーマットタイプや、一日ごとに使えるマット式などいろいろあります。それぞれの状況によってどれがいいのかというものは変わってくるかと思いますが、一つ気を付けていただきたいのが、蚊の駆除を目的にしていながら、肝心の薬剤が蚊に効かないというパターンもあるので、まずはそれに気を付けていただきたいです。

というのも、先述の「どこでもベープ未来」は蚊ではなく「ユスリカ・チョウバエ」に効くもので、他の製品にもこの2つの虫にしか効かないものが売られています。ユスリカというのは迷惑な虫ではありますが人間に付いて血を吸うことはないので、うっとうしいことを我慢すれば何とかなる人もいるでしょうが、蚊に刺されて痒くなることを防止することができない以上、私はこの種の薬剤は使わないことにしています。

この「電池でノーマット」は蚊成虫を室内では駆除し、屋外では忌避に効果があるので、自宅だけでなくキャンプや車中泊の旅でも十分に実用になります。また、もし大きな災害に見舞われて屋外で避難生活を夏にしなければならなくなった時には大いに役立つように思われます。

蚊が出てきたら屋外にいても自分の近くに置けばそれなりに効果が期待できるでしょうし、単三電池2本で動くことから急に電池切れになっても充電や再入手が容易です。さらに、ワンプッシュタイプのものと併用すれば、蚊が入ってきた時だけスイッチを入れて逃げたら止めるとか、180日タイプでも一シーズン持つような運用の仕方も可能でしょう。

また、コードレスであることを生かして部屋を移動する際には持って移動するなど、それぞれの部屋に置かなくてもいいような使い方もできるように思います。これを非常用持出袋に入れておく必要はないと思いますが、いざという時にはこれをバッグに入れて逃げられるようにしておけば、後で必ず役に立つでしょう。


東芝充電ラジオ TY-JKR5の研究 その5 まとめと今後への期待

ここまで、TY-JKR5という小型の防災ラジオについて様々な面から見てきました。一般的には防災ラジオを選ぶ際には家電量販店で目に付くものを選んでしまう状況はあると思いますが、単にメーカーの名前を見て選ぶだけでは不十分な面があることがおわかりいただけたのではないかと思います。実際に災害にあった時に役に立つものはどれかと思いながら見ていくと、ラジオで有名なメーカーも手回し発電のラジオは出しているものの、TY-JKR5と比べると備蓄するには不向きであると思われるのではないでしょうか。

内蔵充電池にニッケル水素電池を使うことは悪いことではありませんが、内部のしかも交換できない電池が劣化してしまった場合はユーザー側では保証の無くなるのを前提にバラすしかなくなってしまいます。せめてエネループなど乾電池型のものか、コードレスホンの交換電池のようなコードのある充電池を内蔵電池が劣化した場合に交換できる設計にしてあるものが出ていれば、同じラジオを長期にわたって使い続ける選択もできたでしょう。メーカーもニッケル水素電池に固執するなら、交換可能なものをという風にお願いしたいものです。

現在、このTY-JKR5くらいの大きさのものしかコンデンサー内蔵のものでは作れないのは、技術的にもっと大容量の電気をためることができるコンデンサーが開発されていないということに尽きます。しかし、世の中には大容量を貯めこむことのできるコンデンサーを開発している人もいるので、その流れに大いに期待したいところです。

具体的な話では、今ある電気自動車も化学反応を伴う電池を使っており、何しろ充電に時間がかかりますし劣化すれば高額の負担をして新しい充電池に交換しなければなりません。もしこれがこのラジオと同じような仕組みで電気をためることができるコンデンサーで動くなら、化学反応を必要としない分充電は瞬時に終了できますし、耐久性も電池と比べるとかなりいいため、今のような電気自動車が普及するためには大容量の電気をためられるコンデンサーを開発し、安全に走行できるような周辺技術を開発できればという事はあるようです。

もちろん、コンデンサーは放電した場合に一気に電圧が下がるので、何らかの対応策が必要になる分実用化も難しいのでしょうが、ラジオを動かす分の電源としてなら、今後の研究いかんによっては数日間は使い続けられるようなラジオが出てくれば、かなり面白い分野だと言えるでしょう。

また、ラジオに太陽電池パネルを付け、数時間でコンデンサーに満充電できるだけのものが出たら、こうしたラジオに付きものであるハンドルを回す音についてうるさいとトラブルになることも減るでしょう。昼間曇り空でも外に出しておけば、夜通しラジオが聞けるくらいに太陽電池自体も進化してくれれば、容量の大きいコンデンサとあいまってコンデンサーだけで日常生活でも十分に使えるラジオが出てくるのではないかとも期待できます。今後はそんなラジオの登場を待ちながら、TY-JKR5を今は使っていこうと思っています。

※東芝の非常用ラジオ「TY-JKR5」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 外観とその機能について
その2 コンデンサー充電についての覚え書き
その3 機種比較1 TY-JR10からの進化点
その4 機種比較2 KOBAN ECO-5との比較
その5 その5 まとめと今後への期待
その6 常時持ち出し時の電池問題


東芝充電ラジオ TY-JKR5の研究 その4 機種比較2 KOBAN ECO-5との比較

ECO-5 大きさ比較

ここまで紹介している東芝のTY-JKR5が出てくる前までは、コンデンサー(キャパシタ)を充電池として使っている防災ラジオの中での一番のおすすめは、写真のKOBAN ECO-5が唯一だったように思います。この機種の後継機が出てくればTY-JKR5の正統なライバルになると思いますが、このECO-5もまだ十分防災ラジオとして通用する部分はあります。2台を比べてみればわかりますが、ECO-5の方が大きさと厚さが一回り小さくなっています。

ECO-5がTY-JKR5と比べて残念な点は、多少感度が悪いことの他に、FMワイドバンドをカバーしないことがありますが、さらにAMもカタログ上1600kHzまでしかカバーしないので、高速道路や国道の沿線で放送している交通情報サービスが聞けないということがあります。

さらに、電源スイッチを兼ねたボリュームと選局ダイヤルが昔のラジオのように少々出っ張っているので、カバンの中でスイッチが入ったり、合わせておいた放送局がずれてしまったりということがTY-JKR5と比べると起こりやすいという事があります。まあ、この辺は製作コスト的には仕方のない部分ではありますが。

ECO-5は設計の割り切りによって乾電池での動作はできず、手回し発電によるコンデンサからの充電のみで使えるラジオです。ただ乾電池による利用ができなくなっているという事は悪いことばかりでなく、ある意味割り切りを感じさせます。その分本体が小さくて軽くできますし、長い間電池を入れっ放しにして液漏れを生じさせる心配もありません。

また、ECO-5には防水防塵機能はありませんが、イヤホン端子やUSB出力のところにゴムカバーがないのでいちいち開けたり閉めたりする手間はなくなり、直接コードが差せて便利は便利です。ただ、放送局を合わせるための同調ライトは付けてくれても良かったのではないかという気がします。

個人的には周波数をFMワイドバンドおよびAMの交通情報が聞けるよう改善し、同調ライトを付けて今の売り値である3千円前後をキープすることができれば更にバランスのいい製品になるような気がします。また東芝のブランドに固執しない人で、乾電池で使う事を想定していない人なら買いの防災ラジオになるでしょう。

ECO-5 ハンドルの比較

KOBANというブランドの「太知ホールディングス」という会社は早くから内蔵充電池にコンデンサーを採用した防災ラジオを販売していた実績があり、過去からの一定の評価はされてきたように思います。ある意味、この製品があったからこそTY-JKR5が出たとも言えます。何よりTY-JKR5がこのラジオの形であったり、写真のようにハンドルの収納方法が同じようになっていることからもその事は類推できるのですが、細かいことは抜きにしてもここまで紹介してきたように、TY-JR10からECO-5になり、さらにTY-JKR5まで進化してきたポケットラジオタイプの防災ラジオの状況というのはもっと多くの人にこういうラジオがあるということをわかっていただきたいなと思います。

TY-JKR5自体はまだ出たばかりで小型ラジオとしては高めの価格になっていますので、コンデンサーに充電するタイプの小型ラジオがとりあえず欲しいという方で、ワイドFMは現状では必要がないというならば、このECO-5を商品の名前通り備蓄ラジオとして手に入れておくのもありではないでしょうか。

※東芝の非常用ラジオ「TY-JKR5」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 外観とその機能について
その2 コンデンサー充電についての覚え書き
その3 機種比較1 TY-JR10からの進化点
その4 機種比較2 KOBAN ECO-5との比較
その5 その5 まとめと今後への期待
その6 常時持ち出し時の電池問題


東芝充電ラジオ TY-JKR5の研究 その3 機種比較1 TY-JR10からの進化点

TY-JR10正面

東芝の充電ラジオと言えば、私が今でも使っていてTY-JKR5にも通じる小型ラジオ、TY-JR10の存在を抜きに語ることはできないでしょう。写真のように大きさはほとんど同じですが、当時同じようなハンドル付きのラジオ「充電たまご」を意識したフォルムになっています。

このラジオはその大きさもそうですが、手回しハンドル付きでFMワイドバンド仕様(当時はアナログテレビの1~3チャンネルの音声を聞けるという事でその表示がありました)、充電池の他、単四電池2本でも動き、付属のケーブルを使って携帯電話の充電が可能という、ほとんどTY-JKR5の特徴に通じるコンセプトのラジオに仕上がっています。

TY-JKR5との違いという点では内蔵充電池がニッケル水素電池からコンデンサーに変わった事の他、携帯電話充電のための接続ケーブルが独自規格で、無くしたらこの機能ごと使えなくなってしまうということと、けたたましい音を立てるブザーが省略された事が挙げられるでしょう。

TY-JR10裏

また、ハンドルの収納部は写真のように作リが甘いので、ハンドルを折らないように気を付ける必要がありました。

実は私は今でもこのTY-JR10は車のダッシュボードに入れて使っているのですが、気が付いた時にハンドルを回すことで充電池の容量を空にしない事を常に気を付けています。残念ながら携帯電話充電用のケーブルを無くしてしまったのでハンドルはラジオの内蔵電池を充電するのみになってしまいましたが、きちんとメンテナンスをしていればすぐに内蔵電池がダメになるほどの事はないということも実証できています。

ただ、そうだからといって非常用持出袋に放り込んだまま5年も6年もそのままにしておいたらその時にも普通に使えるかどうかはとても保証できません。もし現在このラジオと同じような内蔵充電池にニッケル水素電池を使っている防災ラジオを使っている方は、普段も手回し充電をしながら使うことをおすすめします。

逆に言うと、こうした手間がかからない分、TY-JKR5を買っておけばいざという時に役立つツールになるだろうと思えます。ラジオを多く持っているような方は、どうしても使う時と使わない時との差が出てくると思いますが、ある程度全く使っていなくても必要な時に活躍が期待でき、さらに充電用のケーブルも付属のものでなくても汎用のケーブルが使えるので、TY-JKR5はTY-JR10の正常進化でできた製品であることが改めて確認できました。

ラジオの形には好みがあると思いますが、TY-JR10はその形のせいかなかなか安定して置きにくいということがあり、TY-JKR5の直方体の形状の方がどこでもどんな風にでも安定して置けるので、私はこの点も正常進化をしたのではないかと思っています。

※東芝の非常用ラジオ「TY-JKR5」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 外観とその機能について
その2 コンデンサー充電についての覚え書き
その3 機種比較1 TY-JR10からの進化点
その4 機種比較2 KOBAN ECO-5との比較
その5 その5 まとめと今後への期待
その6 常時持ち出し時の電池問題


東芝充電ラジオ TY-JKR5の研究 その2 コンデンサー充電についての覚え書き

このラジオを購入した方は、まず手回しハンドルを回してしっかり充電ができてラジオが聞け、ライトが付くのか確認したくなるでしょう。しかし、このラジオは充電した電気を貯めるために従来のニッケル水素電池ではなくコンデンサー(キャパシタ)を使っているために、少々戸惑うことも起こるかも知れません。

というのも、購入時には内部のコンデンサーには全く充電されていない状態になっていると思いますので、ハンドルが軽い状態で多少回したくらいではラジオをスピーカーから聞けるだけの電気をためられていない可能性があるのです。これを他の内蔵電池にニッケル水素電池を使っているラジオと同じような感じで使おうとすると、もしかしてこのラジオは内蔵電池に欠陥があるのではないかと感じてしまう事も起こり得ます。

かなり回したのにラジオが聞けないと思った方は、まずはハンドルの回した感じが軽いのかある程度重くなっているのかを感じてください。ある程度重くないと電気を貯められないということもありますので、重い状態でまず100回を目安に回してみましょう。ライトが付くぐらいまで電気を貯められたことが確認できればラジオも聞けるようになるはずです。

ここだけ紹介すると空になってから使えるようになるまで大変なので、いざという時に役に立つのかというような感じも受けるのではないかと思いますが、空になってしまうからこそいざという時には満充電まで電気をためることができるわけで、それゆえ災害用として使えるラジオであると言えるのです。ニッケル水素電池のような電池というのは化学変化の仕組みを利用して電気を発生させている関係上、ずっと充電させないまま放っておくと中味が不活性化してしまい充電しようとしても充電されない状態にまで中味が劣化してしまう可能性があります。それほど回さなくてもすぐに使える代わりに、満充電にいつなるのかというのは電池の状態によって変わってくることになってしまいます。

ニッケル水素電池を使った防災ラジオの説明書には、一定の期間ごとに手回しハンドルを回して内部電池の不活性化を防いで欲しい旨の記載があるのですが、このキャパシタラジオは何しろ購入時に空になっているのですから、放置して充電池が空になっていても大丈夫です。最初に紹介したようにコンデンサの中にラジオが聞けるほどの電気を貯めこむために時間はかかるものの、単に手回しハンドルを回すモーターが作った電気をコンデンサに物理的に貯めるだけなので、コンデンサ自体が壊れなければ長期にわたって使用していなくても最初に使い始めた時のように性能を復活させることができるのです。

このような特性があるコンデンサを使ったラジオであるだけに、長時間このラジオを聞き続けようと思った場合には手回しハンドルの充電池による運用よりも単四電池2本を使って安定して運用した方がいいと思います。ちなみに、私が使っているのはニッケル水素電池としては高性能を誇るパナソニックのエネループで、満充電したものを入れれば安定して動作します。

もし寝ながら放送を聞きたいという場合には、乾電池では朝まで鳴り続けてしまうので、電池を充電池に切り替えて手回し発電で使えば、内蔵電池が切れるまで数十分間ラジオが聞けるという、スリープ機能のようにしてラジオを使えます。このラジオの場合、最大充電量が少ないこともあり、延々とハンドルを回してもラジオが聞ける時間が決まっていますので消し忘れても安心です。

だいたい1分間に150~180回くらい(一秒に3回以内)回すとラジオもライトも約30分くらい連続して使えるようになるそうですが、満充電になるにはこの倍くらいハンドルを回せばいいそうです。最大でも約1時間のラジオを聞き続けられる勘定になりますが、ちなみにアルカリ単四電池2本ではラジオもライトも約40時間くらい使えるという目安の数字が説明書には掲載されています。

決して容量が多いとは言えない単四電池の1/40しか容量がないコンデンサーの能力というわけですが、それでも何とかラジオも聞け、ライトも使えるというのはラジオというハードの省電力性とともに、LEDの技術が進歩したことの証でもあるわけです。

ですから、手回し発電の能力だけで言えば、くれぐれもコンデンサーの蓄電能力に過大に期待はしないで必要な時に必要な時間だけ使うラジオということで評価されるのがいいでしょう。

※東芝の非常用ラジオ「TY-JKR5」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 外観とその機能について
その2 コンデンサー充電についての覚え書き
その3 機種比較1 TY-JR10からの進化点
その4 機種比較2 KOBAN ECO-5との比較
その5 その5 まとめと今後への期待
その6 常時持ち出し時の電池問題