月別アーカイブ: 2011年1月

日本通信IDEOS その6 IP電話サービスと各種音声電話についての考察

 日本通信のIDEOSを検討される方の中には、1月28日からサービスが始まった、同社のb-mobile U300で使える050番号がもらえるIP電話サービスが使いものになるのかどうか注目されている方も多いのではないかと思います。

 ご存じない方のために簡単に概要を説明しますと、元々日本通信のデータサービスはNTTdocomoの広いエリアで使えるということが売りであるため、データ用でしか使えないSIMカードで音声通話を実現するために、最大300kbpsの3G通信でも何とか実用になるだけのIP電話を別料金で実現するというものです。もちろん、無線LANなどで300kbps以上のネット接続環境がある場合はそちらの回線を使ってIDEOSから通話することもできます。ただ、IP電話契約のためには、b-mobile SIMとIDEOSを購入する必要があるそうです。

 初期手数料は3,150円で、特殊なプリペイド方式という性質から、その後は本人名義のクレジットカードで利用料金を本体にチャージしていく必要があります。月額基本利用料は490円で、30秒あたり10円という通話料の300円分が無料通話料として提供されます(無料通話分の翌月繰越はありません)。毎月の利用料を支払うためのチャージ料金は最低500円からとなっていますが、利用開始時には500円が自動的にチャージされるとともに初月の月額基本料がただちに減算される仕組みになっているので、最初は最低1,000円分をチャージしておく必要があるとのこと。チャージする方法は手動と自動がありますが、常に使いたい場合はデフォルト設定の最低額の500円自動チャージを選択しておきましょう。いざという時だけでいいのなら、番号は残高失効から180日保持されるということなので、とりあえず契約しておき、チャージを手動にして残高が0になったとしても、山の中などで手持ちの携帯電話が圏外になる様な非常事態になった場合、そこでチャージするような利用方法も車中泊の旅の場合は想定できます。ただ、チャージが発生するタイミングは月初ということなので、月をまたいで旅行するような場合は2回手動でチャージする必要性も出てくるかも知れません。なお、このサービスは110, 118, 119などの緊急通報や0570や0990が頭に付く番号には掛けられませんので、その点にもご注意を。

 まだサービスが始まったばかりで正当な評価はできないかも知れませんが、上で挙げたような後者の使い方ならば、サービスを申し込んでみても個人的には面白いと思います。というのも、私はドコモの携帯電話を持っていないので、旅先での緊急的な発信について常に不安に思っていたからです。

 今、全ての通信業者において携帯電話を購入する場合、いわゆる通話のみの最安プランを契約することは大変難しいと言えるでしょう。本当はドコモにプリペイド携帯電話のサービスがあればいいのですが、かなり前にサービスを休止してしまっているので、音声通話をドコモのエリア内でしたい場合は、通常契約をせざるを得ない状況があります。今、普通に携帯電話を使っていて、それがドコモ以外のものである場合、あえて非常用のためだけに通常契約をして毎月の基本料や、高い機種代金を払うというのはいかにも非効率でしょう。また、IDEOSのIP電話をメインに使おうとすると只でさえ減っていく電池の減りがさらに加速する恐れがあるので、携帯電話を一本化するためにこのIP電話を導入しようと考えておられる方がいらしたら、少なくとも外付けの大容量バッテリーを用意する必要があるでしょう。とりあえずは一通りのレビューが出尽くすまで待った方が無難です。

 また、通話品質についてどうかという問題もあります。今ある携帯電話の契約を全て解約してIDEOSに一本化しようと思っている方がいたとしたら、日本通信が出しているtalking simを利用するという方法もあります。こちらはb-mobile U300と同じデータ通信に加えて、最大25分の090か080番号での(いわゆる普通の携帯電話と同じ)無料通話が付いて月額3,980円というものです。こちらも、旅に出る前に用意しておき、旅行期間中だけ差し替えて使うなどの方法があります。ただ、常に番号を維持しようとする場合、契約を続けなければならないというディメリットもありますので、個人的にはこれらの電話サービスは今使っているものの補完的に使うのがいいように思います。

 最後に、エリアの話は置いておくとして、SIMフリーなIDEOSならではの方法として、以前紹介したソフトバンクのプリペイド契約をしたSIMを用意し、差し替えることで通話ができるようになります。ソフトバンクのプリペイドは初期費用無料で、通話カードの最低3千円分で1年以上着信が可能になるので(発信をする場合は二ヶ月ごとにチャージが必要)IDEOSを単体で購入し、日本通信のSIMを利用せず電話機として使うというパターンも考えられます。ソフトバンクのプリペイド契約というのはインターネット接続ができないようになっているため、知らない間にネットに繋がってデータ通信料を請求される恐れがないというのも使う側からしたら安心でしょう。これからさらに性能のいいスマートフォンが登場してきたとしても、つぶしが利くハードであるというのは実にありがたいものです。


車中泊が売りの車?

 車の中で寝ると一言で言っても、さまざまな形態はあると思いますが、一般的な物の考えとして、キャンピングカーで寝るのと違い、ほとんどの場合、メーカーがそうした事を売りにするということはほとんどないと言ってもいいでしょう。以前はマツダのボンゴフレンディのオートフリートップが車の中で寝られることを売りにしていましたが、最近になって車中泊をメーカーが売りにした車が出てきました。

 車中泊に興味がある方なら今さらといった感じだと思いますが、今年に入ってホンダのフリードスパイクのコマーシャルで後部座席をフラットにして、そこに寝袋を使って2人が寝るアレンジを紹介しています。フリードスパイクは前モデルのモビリオスパイクから車中泊のしやすい車として定評がありましたが、メーカーの方もそうした車に対するニーズを無視できなくなった現われなのかとすら思ってしまいました。

 まだどうなるかわからないものの、高速道路におけるさまざまな社会実験が繰り返される中、高速道路上で長い時間を過ごす状況はそうそう変わるとは思えません。現状でサービスエリア内の宿泊施設が限られる中、できるだけ高速から降りないで目的地へ向かうためには、必然的に車の中で仮眠を取らざるを得ない状況になってしまいます。高速道路の無料化が実現すれば、いつでも高速道路から降りることができるので、インターチェンジ近くのビジネスホテルに宿を取ることが現実的になるのでそうした装備はいらなくなるかも知れません。ただ、そうなったとしても私自身は車中泊の旅を続けると思いますが(^^;)。

 客観的に考えても、今の状況が劇的に変わり、車内での仮眠が必要なくなるような状況にならないと思いますので、ここは他のメーカーも追随をしていただいて、何も用意しなくても簡単に寝床を作ることのできるような車の提案もご一考いただければなあと思います。


日本通信IDEOS その5 次期PSPの「NGP」との相性は?

 先日のエントリーで、任天堂の3DSへの期待について書いたばかりですが、昨日のソニーの携帯ゲーム機「NGP」の発表にはびっくりしました。PSPで使われていたディスクシステムがメモリカード方式に変更にはなるものの、タッチパネル・GPSとジャイロセンサーを含む各種センサー内蔵とくれば、あとはソフトか常時接続のネット環境さえ揃えば市販の小型カーナビの性能は押さえることができそうですね。画面サイズも5インチで解像度が960×544とスマートフォンより快適になるとのこと(ちなみに、IDEOSの解像度は320×240です(^^;))。

 さらに、携帯電話(docomo?)のSIMカードを差すことができるということで、NGP用に特化されたデータ通信が行なわれる可能性もあります。カーナビについてはソフトでの提供になるのか、月々いくらでのデータ定額制の中に入るのかわかりませんが、IDEOSがSIMフリーの端末であるだけに、NGPのスロットに日本通信のSIMを入れて使えるかとか、逆に日本通信のプリペイドSIMの代わりにNGP用のSIMがIDEOSで使えるかどうかなんてことも気が早いですが気になってきますね。

 現在でもPSPはワンセグ画質で録画したテレビ番組を持ち出せたり、ミュージックプレーヤーとして使えるマルチメディア端末という側面も持っていますが、NGPになって、今出ているスマートフォンの機能すら備わるのではないかという気もしてきました。そういう意味では、これから年末の発売予定日にかけて、あえて2年縛りで携帯電話会社の提供するスマートフォンやタブレット型のandroid端末を契約するより、コツコツとNGPのための貯金をした方が私の使い方には向いているような感じです。

 そういう意味でも、IDEOSという縛りが発生しないスマートフォンを最初に手に入れたことは、結果的に良かったかなという気がします。今後は、むしろイーモバイルやwimaxなどの高速モバイル通信のポケット無線ルーターを導入し、NGPと組み合わせて使うなどの可能性も考えてみたいですね。旅先では必ずしも高速なインターネットは必要ない気もしますが、肝心のb-mobileのスピードが都市部において低下傾向にあるという報告も多々あります。今後のユーザーの増加具合によっては、b-mobile一本では苦しい状況もあるかも知れません。もっとも、もしかしたら来年の今ごろには、各種ゲーム機で当たり前のようにネット接続が行なわれるようになるかも知れず、こうした外でのインターネット接続導入へのハードルが下がっているかもしれませんので、これから携帯電話やモバイル接続の回線の契約を検討されている方は、最低でも1年縛り程度の条件で契約することをおすすめします。

 まだ、概要が発表されたばかりでいささか気が早いと自分でも思いますが、車中泊に持っていく携帯端末として、IDEOSとNGPというパターンは大きさもその性能も上手に他者を補完するようで、なかなかよさそうですね。というわけで、これからもその動向については注意して見ていきたいと思っています。


ソニーの新しいラジオ ICZ-R50

 先日のエントリーで、アナログ波が停波されることから、日本で売られているポータブルラジオの名機と呼ばれるものがなくなってしまっているということを書きました。そんな中、新たな製品が出るとしたら、ラジオ録音に特化したようなものになるかもと思っていたところ、本当にそういったコンセプトのポータブルラジオがソニーから近日発売になるそうです。

http://www.sony.jp/ic-recorder/products/ICZ-R50/

 上のリンクで見てもらえばわかると思いますが、普通のAMFMが聴けるラジオのようですが、内蔵メモリおよび外部メモリーカードに放送の内容をMP3形式でタイマー録音できるようになっています。メーカーでは高感度をうたっていますが、どの程度高感度なのかは実際に聴いてみないとわからないというのが微妙なところではあります。あと、特徴としては、本体に内臓マイクがあるという、大きめのICレコーダーのような機能を有しており、このラジオは現代のラジカセという感じに仕上がっているのだろうと思います。

 価格はオープンプライスですが、目安として18,000円前後で売られるのではないかと思われ、少々ラジオだけというところでは高くなってしまっています。車中泊の旅にこのラジオを使う場合は、やはり感度がどの程度なのかということに尽きるでしょう。ノイズカットの機能も付いてはいるものの、弱い電波をどの程度明瞭に聞くことができるかは、特に山の中に入ってゆっくりと車中泊をする人たちにとっては重要です。AMの場合、ただでさえ中国や韓国・北朝鮮の放送が強力なので、感度および選択度(放送が重なるように聞こえてきた場合でも、それらの放送局を分けて聞くことができること)が優れていないと、情報収集源としては役に立ちません。

Icfex5mk2

 となると、本当の車中泊にとっての最強ラジオは感度が良く、選択度切り替えスイッチ付きのソニーのICF-EX5MK2になってしまうのかも知れませんが、これも定価で18,000円程度と、気軽には買えないものをここで紹介していいのか迷います。というのも、写真の通りかなり大きめのラジオなので、収納スペースを圧迫する可能性が大だからです。

 今のAMのアンテナは外付けのループアンテナが一般的ですが、車中泊の旅にラジオを持っていく場合、聴くたびにアンテナを付けなくてはならないのでは困ります。ループアンテナでないラジオは、内臓のバーアンテナがあり、その長さが長ければ長いほど高感度となりますが、ICF-EX5MK2の場合は180mmと市販品の中では最長です。ちなみに、ICZ-R50の横幅は195mmとなっているので、どこまでの長さのアンテナが入っているのかがカギとなるでしょう。

 しかし、最初にも書いた通り、すでにポータブルラジオから撤退したのかと思われたソニーが新製品として出してきただけに、期待するところはあります。個人的には短波放送の入るICF-SW7600GRをベースに録音可能なものが出てきてくれれば嬉しかったのですが。


日本通信IDEOS その4 文字を入力するために

 実際にIDEOSを購入された方はわかるかと思いますが、Androidのアプリケーションを入手するためにはGoogleアカウントが必須のため、最初にGoogleのアカウントを作ったり、すでに持っているアカウントを登録するために文字を入力する必要が出てきます。画面に出てくる英語キーボードを指でタップし、アルファベットを入力することになるのですが、このキーボードでは日本語入力ができないのですね。

 そんなわけで、日本通信が推奨する日本語入力システムとして「OpenWnnフリック入力対応版」が紹介されているのですが、私は入れていません。というのも、今回紹介する入力ソフト「Graffiti」がandroidで日本語入力に使えるようになっているという情報を入手し、IDEOSの購入を現実のものとして考えるようになったという事情があるのです。

Graffiti

 写真が文字の入力画面で、画面の狭さからわかりにくいところもあると思います。下半分の入力画面ではアルファベットと数字入力に分かれていて、一筆書きのようにアルファベットと数字を入力します。アルファベットをそのまま入力するのではなく、写真のような入力をするとちゃんとアルファベットを認識し、ローマ字入力ができます。全ての日本語を手書き認識で入力するというのはストレスがたまりますが、アルファベットのみを認識させるということで認識ミスも少なく、ストレスなく入力が行なえます。数字の入力位置も独立しているので「1」と「l」などのまぎらわしい文字も問題なく認識します。

 これは元々、PDAとして普及していたpalm用に開発された入力方法で、記号などの入力には学習が必要ですが、写真のようにいつでも入力方法を呼び出すことができますので、徐々に慣れていけば片手に持ちながら親指だけで文章を書くことも可能です。IDEOSはその小ささゆえ文字入力にはそれほど期待していませんでしたが、Graffiti導入で旅先のちょっとした調べものでも、キーワードを携帯電話と比べても簡単に入力できるので、出先での機動力に差が出てくるのではないかと期待しています。

 そうはいっても、複雑な記号が出しづらかったり、日本語の変換候補の数が少ないなどの問題はあるので、全ての人に向けておすすめできるものではないかも知れませんが、画面に出てくるキーボードを押し分ける自信がない方は一度試してみる価値はあるソフトだと思います。


日本通信IDEOS その3 インターネット接続の使い分け

 旅先でのインターネット接続を考える際、携帯電話のみで十分という方もいれば、パソコンでどこでもネットに繋ぎたいと思われる人も多いでしょう。その中間としてスマートフォンやタブレット端末などがあるわけですが、IDEOSはスマートフォンの範疇に入るだろうと思います。

 スマートフォンならもっと画面が大きく、ワンセグやおサイフケータイの付いたものの方がいいという方もいると思いますが、IDEOSの特徴として、さまざまな方法でネット接続を使い分けることができるというのがあります。

 以前紹介したことの繰り返しになりますが、IDEOSはSIMフリーなので、日本通信のプリペイドSIMの他、ドコモ・ソフトバンク・イーモバイルのSIMを差しても設定を変えれば3G(携帯電話の電波)での接続が可能です(ドコモ・ソフトバンクのSIMカードの場合は、パソコン接続の場合のデータ接続料が適用されますので、安易に今使っている携帯電話のSIMカードを差し替えて使う場合は注意が必要です)。そうしたカードがない場合でも無線LANでネット接続をすることもできます。ただ、やはりIDEOSはSIMカードを差して使うことでその真価を発揮するものだと思います。動画を見る事が多いなど日本通信のSIMでは遅いと思われるならイーモバイルのSIMに差し替えてもいいですし、イーモバイルのサービスエリアでは使えないと思うのなら、多少のスピードの遅さに寛容になった上で日本通信のSIMをそのまま使うのがいいと思います。

 さて、今回紹介したいのは、IDEOSを使って他の機器をネット接続させる手段についてです。androidのバージョンの関係で、3Gの電波を本体内蔵の無線LANを使って飛ばし、外部機器をネット接続させることができるのです。従来はそのために専用の無線LANルータを導入していましたが、IDEOSは無線LANルータの代わりになるスマートフォンなのです。さらに、ウィンドウズ7を搭載しているパソコンなら、USB接続で有線で繋ぎ、IDEOSをモデムのように利用できるUSBテザリングにも対応しています(この場合、パソコンの側にActiveSyncというマイクロソフト社の提供するシンクロソフトをインストールする必要がありますのでご注意下さい)。実はこうした多様性が結構旅行中のネット接続には大事だったりします。

 無線LANルータとして使えばパソコンだけではなくNintendoDSiやPSPでも使え、確かに便利ですが、その分、IDEOS本体の電池が勢いよく減っていきます。そのように使う場合にはシガーソケットに差すUSBアダプターを使った充電システムや、外付けバッテリーの用意も必要になるでしょう。ただ、無線ではなくノートパソコンを使う時にUSB接続で使うとIDEOSはむしろ充電されますので、パソコン自体のバッテリーの容量と相談しつつ使うようにして、走行中にインバーターを利用してパソコン自体の充電を行なうサイクルにすればいいでしょう。このように、状況に応じてさまざまなネット接続手段一台で構築することができるハードがあると、旅先ではいろいろ活躍できる状況も出てくるでしょう。

 なお、USBテザリングを利用したり、本体に装着したmicroSDカードにアクセスするようにしてケーブル接続を使う場合は、本体に付属するケーブルを使用するようにしましょう。充電用のケーブルではデータ通信はできませんので、購入の際にはデータ通信ができるのかできないのかも確認しておくことが大切です。


誤解に注意

 昨日はテレビの地デジ移行まで半年ということで、さまざまな形での告知が行なわれていたようです。そんな中、これからも起こってくるであろう問題として、今まで使っていたアナログテレビを不法投棄する人たちについて注目したテレビの特集がありました。

 テレビはゴミとして捨てられず、リサイクル料として5千円前後がかかるということで、手っ取り早く人気のないところに捨てて行く人が後をたたないそうなのですが、テレビの特集では不法投棄されやすい場所として、道路脇でも車が停めやすいところだということです。役所では不法投棄が多いところには監視カメラを設置したり、見回りをしているものの、なかなかテレビの投棄はなくならないようでした。

 何でこんな事を書くかというと、これからの時期、きちんと管理された場所(長時間の駐車が黙認されているような駐車場など)でないところで仮眠を取るような場合、下手をしたら不法投棄のためにやってきた県外ナンバーの車と間違われる可能性も出てくるとふと思ったからです。高速道路のサービスエリアのゴミ問題を扱ったテレビ特集でも、建物の隅にテレビを捨てていくような輩がいることが紹介されていたように記憶しています。車でやってきて、勝手にゴミを捨てていく人たちがゴミを捨てる手段としての旅をしているとは思いませんが、県外ナンバーの車が夜中に長時間停車しているという事実を捉えて、投棄現場の地元の方々からあらぬ誤解を受ける可能性がこれからテレビのアナログ波停止の流れの中で増えてくるかも知れません。

 車中泊旅行におけるゴミ処理の問題は、不法投棄はもとより道の駅や高速道路のサービスエリアのゴミ箱でさえ、外から持ち込んだゴミを捨てるような行動は理解を得がたいものだろうと思います。不法投棄が目的の人たちと同じような感じで地元の人たちに見られるというのはこちらとしてもいい気分ではありませんが、だからこそ、旅行中の行動には十分注意し、後ろ指を刺されるような行動をしない事ががこれからは必要になってくるのだとしみじみ思います。

 ちなみに、まだアナログテレビのままの方がいらした場合、リサイクル料金を払って引き取ってもらう以外にも手段はあります。アナログテレビに接続する地デジ用の単体のチューナーを付けて使えば、アロナグ波終了後でもテレビは使えるのです。地上波専用のチューナーなら安いものならアナログテレビのリサイクル料より安く買えますから、何も急いでまだ使えるテレビを不法投棄のような形で処分しなくてもいいと私は思うのですが。私個人の事ですが、昨年の大掃除でついまだ使えるアナログテレビを処分してしまったため、今寝室でテレビを見るためには、パソコンにUSB接続のチューナーを付けて見るしかない状況になってみて、改めてテレビ単体の存在の大きさを、たとえそれがアナログテレビでもしみじみ感じているところです。


日本通信IDEOS その2 車内セッティング

 IDEOSを手に入れるにあたって何を用意したらいいかということで、昨日の写真にはすでに装着した状態ですが、落下および激突に耐えるため、シリコン製のジャケットおよび画面保護シートは同時に用意しようと思い発注しました。たまたまジャケットと画面保護シートが2枚セットになった製品がありましたので、紹介しておきます。レイアウト Pocket WiFi S イーモバイル S31HW用シルキータッチシリコンジャケット/ブラック RT-S31HWC1/B というのがそれで、ここで「Pocket WiFi S イーモバイル S31HW用」という違う機種名が出てきますが、多少SIMロックの仕組みやIP電話が使えないなどの違いはあるものの、ハードとしては全く同じものなので、イーモバイルの製品用のものが使えるということは頭に入れておけば、店頭で専用品を探す際にあわてなくてすみます。

 この製品を購入したり、購入を検討している方の中には、基本的に無線LANのアクセスポイントとしての利用が主で、この画面の小ささでは大型画面を持つスマートフォンのように使うことは無理だと思われている方も多いことでしょう。ただ、日本通信のb-mobile SIMを差して300kbpsを限度とするスピードで使うことを考えた場合、これぐらい情報量が少ない方が携帯サイズのブラウザ表示にしたり、Googleマップを利用する際などは、単体での情報の読み込みも少なくて済みます。というわけで、とりあえずIDEOSで、Googleの提供するナビゲーションソフトを使ってみることにしました。

 車内でスマートフォンを使う際には、まず電源の供給を先に考えるべきでしょう。以前紹介した車のシガーソケットに差すUSBアダプタが必要ですが、USB出力が500mAしかないと、運用しながらだと電力供給が間に合わない可能性があります。出力が1Aあるものを導入し、microUSBで電源供給ができるコードを用意します。これについては本体に付属のコードで差しつかえありませんが、xperia用と銘打たれたものがパソコンショップや場所によっては100円ショップでも置いてあるところがあるので、入手しておけば便利に使えます。

Ideos2

 車内にIDEOSを固定するためには、写真のような携帯電話用の車用アダプターを使いました。これも100円ショップで見付けたものですが、両面テープで貼り付ける構造になっています。下部にはコードが通るようになっていますので、シリコンジャケットで滑りにくくなっている本体とは意外とマッチします。

 Googleの提供するナビゲーションソフトは現在ベータ版ということで、案内ルートを通っているのに道を外れたことになってしまうなど多少の不具合もあるものの、最初に衛星からの電波を掴んでしまえば、結構正確に動いてくれます。一般道を走っていても地図が表示されなくなるようなこともないので、これも画面の小ささのおかげなのかなとも思います。音声ガイドもちゃんとしてくれるので、極端な話、画面を全く見なくても私の場合は全く知らない道でなければ何とかなるような気もします。

 むろん、これだけで旅行の際のナビゲーションを全て任せるわけにはいかないでしょうが、メインナビゲーションのバックアップ用としてもいいですし、徒歩の場合などはむしろこれだけ小さく、手にすっぽりと入るサイズの方が回りの目を気にしなくて済むのでいいですね。スマートフォンのナビの場合、目的地を入力するのに音声入力を使えるというのもなかなか面白いです。電話でしゃべるように音声を入れれば簡単ですし、ゆっくりとしゃべればびっくりするような誤認識も私の場合は起こりませんでした。

 今までは地図データをお金を出して更新しないと最新の街情報はわかりませんでしたが、全てをネット通信に委ねることで、いくら遅くても常時接続の環境さえ整えれば、ネット接続料以外の料金がかからないというのもいいですね。ちなみにIDEOSとb-mobileのSIMとの組み合わせは山間部などのFOMAプラスエリアに対応していますから、とりあえずドコモの携帯電話が通じるところなら通信が続けられます。カーナビに使おうと思っている方は、スピードだけではなく、この辺についても考慮の上導入されてみてはいかがでしょうか。


日本通信 スマートフォン IDEOS その1

Ideos

 ソフトバンクがiPhoneを日本で発売してから、他の携帯電話会社もGoogleの開発したandroidを採用したスマートフォンで攻勢をかけ、よくわからないような人も巻き込んで携帯電話の契約もスマートフォンが伸びているとのこと。将来的にはすべてスマートフォンに変わってしまうかのような勢いでテレビコマーシャルも店頭も推移しているようですが、私もついにスマートフォンを手に入れました。

 元々、電子手帳から端を発し、パソコンのデータを持ち出せたり、インターネット接続ができるようないわゆるPDAは多数使ってきましたが、携帯電話会社が出しているスマートフォンは今まで敬遠していました。

 というのも、特にandroidを乗せたスマートフォンはGoogleとの連携を図っているため、Googleのアカウントで提供されるGmailやカレンダー(予定表)、電話帳などを常にネットにアクセスしながら同期するようになっています。最初の設定のまま使うと、いつの間にかかなりのインターネットアクセスが行なわれることで便利に使えるようになっているので、今までパケット料金を節約しながら使っていた人にとってはほぼパケット通信料が定額制の上限まで使われることを覚悟して乗り換えなければならなくなります。その他、端末を安く購入するためにさまざまな縛りがあるというのも個人的にはいただけない点でした。

 そうした問題点をクリアにしたものが、b-mobile U300というプリペイド式のデータSIMカードを安価に提供している日本通信が出してきたスマートフォンIDEOSだったのでした。

 写真のものがIDEOSですが、画面サイズが320×240と一般のスマートフォンから比べるとかなり小さく、普通の携帯電話の画面サイズにも劣るほどです。そのかわり、このスマートフォンはドコモ・ソフトバンク・イーモバイルのSIMカードと差し替えができるSIMフリー機になっています。もちろん、b-mobileのSIMカードもドコモ回線なので使えます。スピードは300kbps以下に抑えられていて、動画やWindowsUpdateなどのサービスは使えないという制限はありますが、人口カバー率が最も高いドコモのエリアで使えるのが旅行者にとってはありがたいものです。上に挙げた会社のデータ通信コースに契約していれば、スピードはb-mobileより出ますし、状況によっては動画の閲覧も可能です。私は本体のみを24,000円程度で買いましたが、この値段はNintendo 3DSと同じくらいということで、どちらの方がいいかは使い方によるとは思いますが、さすがにスマートフォンだけあって、この一台で実現できることはかなり多く、使いこなせればかなり旅行先で便利になります。

 差し替えて使う場合、データ通信以外のコースで契約している場合は、通話のみで使うつもりであっても設定をいじらないと勝手にアクセスしてしまう問題があるので、そうした心配のない料金コースに変更するか、単体および本体を無線ルータにしても安価な日本通信のプリペイドSIMを使っての運用のみにするかの判断になります。日本通信ではデータ専用のプリペイドSIMを使う人向けにIP電話のサービスを始めるということなので、050から始まる電話番号をスマートフォンで使うことができます。まだサービスが始まっていないので不透明な部分もありますが、300kpbs以下というスピードでも待ち受けが可能な感じになるのではと言われているので、旅行中に携帯電話が繋がらず、ドコモの携帯電話を検討していた人にとっても、興味深いサービスではないでしょうか。ほとんど待ちうけにしか使わない方ならこれ一台に集約すればいいでしょう。同じ会社同士で時間帯無料通話を活用している方であっても、ウィルコムのだれとでも定額との二台持ちにすれば、月額6千円程度で音声通話もデータ通信もほぼ使い放題の環境が実現します。逆にウィルコムだけではエリアに不安があった人でも、日本通信のIP電話の品質如何によっては050番号に転送をかければどこでも連絡が取れる環境が実現し、なおかつパソコンを含む外でのインターネットが定額になるわけですからメリットは大きいと言えましょう。

 とりあえず、これから設定をいじりつつ、その内容についてしばらく紹介していくつもりです。話題に偏りが出てくるかも知れませんが、どうぞお付き合いください。


冬こそ余裕ある計画を

 いよいよというか、巷ではインフルエンザが蔓延してきているようです。昨年には高校生以下の人たちがかかる数が多かったらしいですが、今年は20代から30代と、昨年かからなかった人に多く新型インフルエンザが広まっているようです。

 いくら車中泊の旅とは言っても、休憩する場所によっては多くの人が集まるであろうところで降りたりするわけですから、健康な体では何ともなくても、体力的に弱っているような場合はインフルエンザウィルスをもらいやすくなります。もちろん、うがいや手洗い、マスクや除菌は大切であるものの、大人より子供やお年寄りがかかりやすいということは、抵抗力のない人がまずかかるということですから、いくら体力に自信があったとしても、体力や気力を削るほどの無理はしない方が無難です。

 単なる風邪ならまだ何とかなるかも知れませんが、もし不幸にも旅先でインフルエンザにかかってしまったとしたら、車を運転して帰ってくることすらできなくなる可能性もあります。予防接種が万全の方策とは思いませんが、あらゆる状況を想定して、冬に入る前からしっかりと対策をしておくことが、冬の長旅を計画するにあたっては大切な事だと言えるでしょう。お子さん連れの場合はさらにインフルエンザに感染する可能性は上がりますから、ある程度の回数を車中泊の旅で慣れさせてからでないと、これからの時期に初めての車中泊の旅というのは厳しいのではないかと思います。

 この時期は、多少でも体に違和感を感じるような場合は車中泊をビジネスホテルに振り替えるとか、当初の予定よりも緩やかな日程を組みなおすなどの配慮が必要になってくることもあるかも知れません。無事に家に帰れてこそ、再び出掛けることができるということもありますので、くれぐれも無理をしないで車中泊の旅をお楽しみ下さい。