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シェアサイクルを日々活用しているといざという時に役に立つか?

私の住んでいる静岡市において、今多くの場所に「シェアサイクル」が置かれ、電動アシスト自転車で楽に移動できることから、旅行者以外に普段使いで使っている人がかなり目立ちます。私の自宅の周りにはまだシェアサイクルのステーションはないので、自宅から自転車で移動することが多いですが、専用のアプリをスマホにインストールしていると、どのステーションに何台の自転車があり、さらにどこのステーションで返却(基本的にはステーション同士ならそのまま乗り捨てても大丈夫になっています)できるかということまでわかります。料金の支払いもアプリからクレジットカードで支払うことができるので、気軽な交通機関として街に根付いてきたという印象です。

先日の関東地方を襲った震度5強の地震で帰宅難民になりかけた方々のうちで、手早くこの「シェアサイクル」に注目された方もかなりいたと思います。ちなみに、静岡市で普及しているのは「ハローサイクリング」というもので、これは関東にも展開している白い自転車です。他には「ドコモ・バイクシェア」(赤い自転車)、こういう仕組みがあることを知っていて、すぐに使える状況にしておくと、「その場に留まって宿泊場所を探す」「タクシーやバスを待つ列に並ぶ」「とにかく歩いて家に帰る」という選択肢以外の「シェアサイクルで長距離移動して帰る」というパターンが増えることになります。

その際、電車で比較的長い時間移動して通勤通学をしている方は、自宅の近くにステーションがあるかという事も事前に知っておけば、スムーズに利用して家の近くまで体力を消耗せずに移動することができるでしょう。

ただ、こうしたシステムも、シェアであることから常に他の人にも使われる可能性があるということで、早く決断して現在地近くにレンタル可能な自転車が置いてあるうちにゲットする必要があります。今回の地震後の報道によってこうしたシェアサイクルの仕組みも知られることになり、人に先んじて使うことは難しくなるかも知れませんが、逆にこうした利用方法があるということで、日常的に歩かないで短時間でも利用する人が増えることで、シェアサイクルの台数やステーションの数が増える可能性もあります。

ただこうした情報だけを知っていても、いざという時までシェアサイクルの登録もせずスマホアプリも入れていないようだと、使い方がわからずまごまごしているうちに、使い慣れた人に先に使われてしまうような事も起こります。こちらで展開している「ハローサイクリング」は15分70円、12時間1,000円(この価格は静岡市のもので地域によって多少のばらつきがあります)とかなりお手軽に使えるので、いざという場合に慌てないように、今のうちに登録して利用し、その使い勝手をメモしておくなどしておけば、大きな災害があった場合に自分の身を助ける手段として使えるかも知れません。

地方在住の方も、大都市に遊びに行ったもののホテルまで帰れなくなるようなケースもあると思いますので、大手のシェアサイクルのホームベージのリンクを下記に紹介しますので、登録してスマホにアプリをインストールするまではやっておいて損はないと思います。

ドコモ・バイクシェア
https://docomo-cycle.jp/

ハローサイクリング
https://www.hellocycling.jp/


特別な事をせずキャンプ用の装備をするだけでできる防災の考え方

このブログでは早くから車中泊と災害時の生活をセットにして色々と考えを巡らせてきました。自宅でそのまま過ごせるような場合は、寝るための設備は必要ありませんが、避難所で過ごさなくてはならないような場合には、キャンプ用のマットやコットを使ったり、テントを室内に設営したりすることで、避難所生活の苦労が少しはやわらぐのではないかと思います。

今までは、このように主に地震の後の避難生活について考えていたのですが、今年も多くあった大雨による被害についての対応で考えなくてはいけないのが、自宅は大丈夫でも電気や水道、ガスが使えない中でいかに自宅で過ごすようにするのかという事も考えなくてはいけないと思います。

つまり、電気・ガス・水道が使えない場合にどのようにして自宅で過ごしていくのかというような事です。私の場合、徐々にそうした場合に何を用意し、食事をどうするのか? というような事なのですが、その前に電気・ガス・水道が使えなくなるとどうなるのか? という事をまずは考えてみたいと思います。

基本的に電気がないと昼間はいいですが夜はまっ暗になりますので、部屋ごとの明かりを用意する必要があります。また、水道がなければ水を汲みに行くための水ボトルを用意しなくてはなりませんし、お風呂・トイレも使えないことを覚悟しなければなりません。先に水道・ガスが復旧したとしても、ガス湯沸かし器には電源が必要なので、停電が終了しないと何もできない可能性もあります。トイレについては、もし外に災害用の臨時公衆トイレがあるようなら、そちらを使った方がいいでしょうが、外に出られない中で用を足すためには、自宅のトイレに一回ごとに固めて処理する災害用トイレを用意することは必要なこととして、災害用トイレを準備しておくことをおすすめします。

お風呂については体を拭くことで対応し、髪の毛が洗えない場合に備えてベビーパウダーを用意しておくと、「水のいらないシャンプー」の代用品として髪にまぶしてタオルで汚れを取るような事ができます。洗濯も水がなければ難しくなりますので、できれば転がして持って行ける大きめの水タンクか、キャリーバッグに水用の容器を入れて歩いて移動できるような準備をして、頻繁に必要な水汲みに備えることも忘れないようにしましょう。

電気については、今の時期だとエアコンが使えませんし、当然テレビも見られません。冷蔵庫が使えないことで、備蓄食料は常温で保存できるものを多く保存した方が防災の点からはおすすめです。停電がわかったら冷蔵庫に入っていた最低限必要なものは、クーラーボックスに移すにしても停電が長く続けば続くほど中味は傷んで行きますので、冷蔵庫で保存するものは最低限にするか、傷んできたものは体調管理を優先して諦めるしかないでしょう。

ポータブル電源がある場合、それを何に使うかというのも大事な選択になるのではないでしょうか。私の場合は日が出ていれば複数のポータブル電源をソーラーパネルで充電することができるので、スマホなどの充電については普段通り使っても問題ないくらいの電源は確保していると思います。スマホが使えれば、テレビとネットの同時配信がされていれば、スマホがテレビの代わりになります。

スマホ充電以上の余剰があれば、今の時期ならDCモーターで省電力の扇風機を回すことを優先するのではないかと思います。逆に言うと、普段の生活で必要がないと思われても、DCモーター採用の扇風機やサーキュレーターをエアコンと併用することは大事ではないかと思います。少ないエアコンの出力でもそこから出る冷気を拡散して部屋全体を冷やすことができますので、今後シーズンオフのセールでDCモーターの扇風機が安く売りに出た場合には購入を考えてみてもいいのではないでしょうか。

非常用食料については、基本的に、日本での備蓄食料といえば「米」に勝るものはないと思います。昔から通貨の代わりとして取引してきたもので、戦の前にはいかに米を集められるかで勝負が決まるようなこともありました。今の時期だと専用の保管庫がないと長期保存はできませんが、日常生活での主食をお米にしておけば、常にストックが有るような感じにはできると思うので、しばらくの食事をキープするには十分だと思います。

そこで問題となることがあります。皆さんはお米を炊く場合、何をお使いでしょうか。電気炊飯器を使っている方は、停電が収まるまでは炊飯器は使えません。自宅ではガステーブルに炊飯機能があるので、ガスで炊いています。ですから、停電でもガスが通っていれば何とか炊飯をはじめとした調理ができるのですが、炊飯の場合はきちんと測って火に掛ければ自動炊飯ができるので、停電でも同じように操作するだけなので慌てずに済むということがあります。

もしご自宅がオール電化の家だったり、IH調理器を主に使っている場合には、別の熱源が必要になるでしょう。一般的にはカセットコンロがあると便利なのですが、残念ながらカセットコンロでは自動炊飯はできません。

私の場合は、キャンプ飯用にメスティン小・大を揃えていて、小で一合、大で二合の自動炊飯ができるようにしています。これは、今では100円ショップでも売っているポケットストーブもどきの小型の五徳に固形燃料やアルコールストーブをセットし、お米の量に応じて固形燃料の大きさやアルコール燃料の量を変えることで、火を付けてから消えるまで何もしなくても炊きあがるようにグッズを準備しているからです。私は主にアルコールストーブを使うのですが、20mlで一合、30mlで二合の自動炊飯が可能になっています。

メスティンを使った炊飯においては、事前にクッキングシートを「メスティン折り」したものを先にセットし、その中にお米と水を入れて炊けば、炊きあがった後には中のクッキングシートのみを捨てれば良いので、洗い物がその分減ります。災害時の調理においては、食器は自宅にありますが、ラップを事前に巻くことで、食事が終わったらラップのみを捨てるようにするのと同じやり方です。そんなわけで、もし自宅で長期避難生活を電気・ガス・水道がない状態で行なう場合でも、温かいご飯をその都度炊いて食べられるだけでも安心するのではないかと思います。クッキングシートを折ってメスティンを汚さない方法については以下の過去に書いたものがありますので、参考にしていただけると幸いです。

https://syachu.net/2021042701

 


新型コロナウイルスワクチンをかかりつけ医で受けていて気が付いたこと

昨日、ようやく新型コロナワクチンの一回目の接種を受けることができました。二回目の接種は三週間後の予定ではありますが、政府が市町村に支給するワクチン供給の具合によっては本当に打てるかどうかわからないので、あまり浮足立つことなく過ごしていきたいと思っています。

私が打ったのは大規模接種会場ではなく、いわゆるかかりつけ医の個人病院でした。事前に2回の接種を済ませた私の親の場合はかかりつけ医での接種を希望したものの予約を取ることができず、大規模接種会場になりましたが、これから予約を考えている方のために、今回の接種について書いてみようと思います。果たしてどちらの方がその人に合っているかということの参考になればと思います。

まず、大規模接種会場の場合、会場に来る人は全て接種をしにくる人だけなので、時間が決まっている場合、並んだ順に打った後は15分くらいの休憩をして終了になりますが、かかりつけ医の場合だと通常の診療との合間に行なうので、他にどんな人が受診してくるのかにもよって、打つ時間を読むことは難しくなります。

さらに、時間帯によっては発熱している方がやってくる場合もあります。ちなみに、私の予約した時間の一時間後からその医院では「発熱外来」を設けていて、受付に発熱外来に来た人が少し早く入ってきたため、同じ空間にコロナウイルス感染が疑われる人と一瞬ですが一緒になってしまいました。その時は受付からかなり離れていましたし、受付では患者同士の接触を避けるため、看護師の方が、車の中で時間まで待機してくれと言い、発熱していると思われる方と同席した時間はほんのわずかでしたが、こうした事例というのは十分に考えられるわけですので、気にする方は対策が必要です。

こういった事にならないように、もしかかりつけ医での接種を希望している方については、まだ具体的に予約をしていないうちに、自分のかかりつけ医ではどんなスケジュールで業務が行なわれているかを調べておくことも必要かも知れません。発熱外来が行なわれていない(もしそうした患者さんが来院しようとしても基本的には入れないようにしている)日に予約ができるようにあらかじめスケジュールを考えておくことも一つの考え方です。

私自身は看護師さんに呼ばれるまで待ち、呼ばれた後に診察室ですぐに接種しました。左右どちらの腕にするかを聞かれましたが、一応効き腕でない方にするのが一般的ではないかと思います。当日はお風呂に入るのは大丈夫と言われ、ちょっとチクっとしたくらいでかなりあっけなく接種は終了しましたが、多少打った方の腕が重く感じたりするようなことはあったものの、体温も平熱をキープしており、今この文章を両手打ちで書けていることもあり、生活に影響が出るほどの副反応は第一回目の接種ということもあってか、なかったのはほっとしました。ただ、全ての事が終わって自宅に帰ってくるまで、予定された時間より前に受付をしたにも関わらず、結局1時間くらいかかってしまったので、スケジュールが詰まっている場合には他の用事に影響を与えるようなケースも考えられます。

まだ当日の段階で副反応は大丈夫だと言い切るのは時期尚早という気もしますが、かかりつけ医で打つ場合は副反応への対応も自分の事を知っている先生や看護師の方に見てもらえる安心感は確かにあります。ただ、会社勤めなどで夜しか接種の時間を持てないような場合には大規模接種会場を利用した方が予約は取りやすくなりますし、スケジュール的なことを考えなくて済むようになります。まだ接種をされていない方は、それぞれの接種会場を選んだ場合のメリットデメリットを考えながら打つ場所を決めるのが良いと思います。

恐らく来年以降には、国産のワクチンも登場することでもっと予防接種がしやすくなると思いますし、状況によっては学校や職場で感染の心配をすることなく打つことができるようになるのではないかと思います。まだまだ我慢の日々が続くとは思いますが、今年は常に最新の情報を入れながらかからないための工夫をしていきたいと思います。私もそうでしたが、なかなかワクチン接種ができなくても焦ることなく、長丁場の感染対策が必要であることを考えながら過ごしていきたいものです。


改めて緊急時の現状把握にはTwitteが信頼できると思った瞬間

一般的に、大きなサイレン音が聞こえたり、明らかに遠方に火の手が上がったりした場合、何が起こっているか知りたいと思う方は少なくないはずです。ただ、それが東京であっても地方であってもピンポイントに知りたい情報にアクセスできるかと言うと、必ずしもそうではありません。

かなり前に、私の住む静岡市内で大規模な交通規制が行なわれたことがあったのですが、こんな時にと思ってブックマークしておいた地元の新聞社やテレビ局のサイトを見ても全く情報が入ってきませんでした。そこで頼りにしたのが現場にいるであろう人たちの「口コミ」情報をリアルタイムに見ることができるTwitterでした。

その時の原因というのは、銀行に不審物の入った紙袋が置いてあることを発見し、警察の爆発物処理班が入っていたというのが真相だったのですが(実際にはいたずらで中に爆弾はありませんでした)、車で出掛けていて何が起こっているか当初はわからなかったのですが、Twitterでつぶやかれている現場での様子を読みながら、そこでつぶやかれている内容を総合して考え、おおよその騒ぎの原因を推測することができたので、本当に近くにいる人からの口コミ情報は、ガセネタもあるかも知れませんが有難いものだと痛感した次第です。特に土地勘のない旅行先で何かただならぬ状況があったとしても、地域が限られていてラジオやネットでニュースサイトを調べても何もわからなかった場合に備え、Twitterでその場にいる人からの状況報告の書き込みを見付けることはその後の行動にも関わってくると思いますので、旅先での心得として多くの人に考えていただきたいところです。

実は、昨日の早朝4時過ぎに急に家族に起こされまして、何事かと思ったら家の中の電気が全く付かないというのです。ブレーカーが落ちたのかと思って見に行ってもそんな事はなく、窓から外を見ると街全体の明かりが消えているので、これは停電ではないかと思ったのですが、別に天候が悪く雷が鳴ったわけでもなく、なぜ停電が起こっているかもわかりません。家族の方では本当に停電なのか、自宅だけが電源が落ちているのか未だにわからないような感じで言われたので、早速スマホを取り出してTwitterからその時刻に現在いる地域内で停電が起こっていないか調べてみたところ、やはり静岡市の全体や川根本町といったかなり広い範囲で停電が発生していたことを匂わせる書き込みがあり、しばらくして中部電力のホームページに原因はわからないものの地域ごとの停電情報が更新されているのを確認し、その画面を見せたらようやく納得したようでした。ちなみに、地元メディアのニュースサイトにその時見た「停電したが原因はわからない」という情報が記載されたのはその日の午後になってからでした。

家族に起こされてしばらくしたら停電は終わっていたので(自宅周辺)、生活自体には影響なく事無きを得たのですが、自宅では些細な被害もありました。最近調子の悪かったWi-Fiルーターがお亡くなりになってしまったようで、正常なランプ点灯をせず、何回電源につないでも同じ状況のままになってしまいました。

おかげでWi-Fiルーターの買い替えという余分な出費ができてしまったのですが、その他には目立った被害がなく幸いでした。それにしてもまさに忘れた頃にと言いますか、改めてTwitterの非常用の情報ソースとしての有用さというものを感じました。もちろん口コミ情報ということで、フェイクなものも入っていることを考えながら見ないといけないのでしょうが、少なくとも現場で何が起こっているのかという事だけでも知りたいような場合には、大手ニュースサイトを始めとした多くの情報ソースは即時性がなく、自分で情報を集めようとする場合にはTwitterの利用というものも大切になってくるのではないかと今回の停電騒ぎでも思いました。

ちなみに、おしゃかになったWi-Fiルーターですが、現在楽天モバイルを固定化するためにモバイルルーターにSIMカードを入れてWi-Fiルーターにつないで利用しているので、現在は直接モバイルルーターからインターネット接続を行なっていることでネット自体は問題がありません。ただ、ルーターの買い替えをするなら、今回楽天のSIMでも使えるホームルーターの購入もちょっと考えたのですが、唯一使えそうな製品としてアイ・オー・データ機器のルーターWN-CS300FRがあるものの、今のところ4Gのみ対応ということで、通常のWi-Fiルーターを安く購入して、新たに5Gでの通信をサポートするSIMフリーのホームルーターが出るまでのつなぎとして使おうと思っています。

さらに、停電がよくわからない原因で起こったということで、最近ちょっとおろそかになっていた手持ちのポータブル電源についてバッテリー残量のチェックを行ない、改めて先日購入した60Wで取り扱いしやすいソーラーパネルを使って充電を行なったのですが、ソーラーパネルは小さいものでも設置する場所を選ぶことができる分、大は小を必ずしも兼ねないということも今回知りました。60Wのパネルは小さくて軽いので、物干し竿から吊り下げて設置することも可能なので、この場合全体で光を受けられるからか、自宅で使う分においては十分100Wの大きなソーラーパネルと同等かそれ以上の充電量を確保することができるのがわかりました。今後は今回の停電を通じて得た教訓を生かし、さらにトラブルに強い自宅内システムと、それを扱う自分のスキルを上げていかなくてはと思っているところです。


大雨で冠水している道路を多くの車が走っている現状について思うこと

昨日、早朝にスマホがけたたましく鳴って何事かと思ったら、避難指示レベル3の高齢者への避難指示が出たという通知でした。その時にはまだ雨が降っていなかったのですが、午前中にはかなりの雨が降ってくる時間もあり、さすがに表へ出る気はしませんでした。

しかし、テレビのニュースで大雨の様子を見ていると、明らかに道路が冠水している中で通常の速度とは言えないまでもあまり気にせずに走っていく車が多いということがいつも気になっていました。そんな中、あるワイドショーの取材VTRの中で冠水している道路を走ることについての具体的な危険を示すようなものがありました。

それは、ある車のドライブレコーダーの映像で、冠水した場所を通り過ぎた後、トラックの後について走っていたところ、急にブレーキが効かなくなってあやうく前のトラックに追突する寸前で車が停まったところが映し出されていました。

この、「冠水した道路を走行すると極端にブレーキの効きが悪くなる」というのは、ブレーキ部品の間に水が入ることで正常な制動が効かなくなるというもので、最悪の場合は修理工場に持ち込む必要があります。私が見たケースでは事故にならずに良かったですが、もし追突してしまったら保険は効くにしてもこちら側の過失が100%の事故になってしまい、大雨のせいということでの責任転嫁も難しいでしょう。

冠水時に車の内部に影響を与えるという点で言うと、エンジン自体に水が入ってしまう危険についても考えておかなければいけません。エンジンは空気を外から取り込んでガソリンと空気を圧縮したところを爆発させる力で回りますが、もし空気の入り口に水が入ってしまうと空気とガソリンを圧縮する部分にも水が入ってしまうことになり、最悪エンジンは壊れてしまいます。

そうなると、修理するにはブレーキの時のようなわけにはいかず、別のエンジンに載せ替えるか車そのものを廃車にするかという選択になってしまいますので、私などはよほどの命の危険がない限りは明らかに冠水していそうな大雨の中で車を使って移動しようとは思いません。

自宅にいる時はそれでも何とかなりますが、恐いのはそれこそ車で遠方に出掛けた先で大雨になり周辺が冠水するくらい降られてしまうような場合です。まずは知らない道であればあるほどずんずん進んで行くような事は、自ら冠水している道路に向かってしまう可能性があるので、まずはまだ冠水していない場所に車を停めて対策を考えましょう。地元の人からこの場所は冠水するのか(土地が低いのか)聞いて教えてもらえるならそれに越したことは有りませんが、なかなかそうはいかないものです。そんな時にはスマホから危険な場所を調べてみることにしましょう。

・国土交通省 重ねるハザードマップ
https://disaportal.gsi.go.jp/maps/

こちらのサイトに接続すると日本国内での様々なハザードマップの情報を重ねて表示させることができます。「洪水」「土砂災害」「高潮」「津波」「道路防災情報」「地形分類」を重ねて表示できます。スマホではGPSとの連動を許可して「現在地へ移動」ボタンをクリックすると、今いる場所がどういう場所かということがわかるようになっているので、大雨の場合は「洪水」「土砂災害」(山間部にいる場合)「道路防災情報」(道路冠水想定箇所が表示されます)を選んで表示し、地図を見ながら徐行しつつ安全な場所に逃げるようにするために、上記リンクはぜひブックマークしておくことをおすすめします。

もし遠方でエンジンがだめになってしまったら、もはや自走して帰ることも難しく、自動車保険でどこまでレッカー移動を無料で利用できるかにもよりますが、車を現地に置いたまま帰らなくてはならない状況も十分にあります。そんな事にならないように、まずは今回のような長期長雨の情報がある場所には行かないことがまずは第一でしょう。今の状況では日本国内でどこが安全かということもわからないというのが正直なところなので、事前にこうした事を十分に考えて出発するようにしましょう。


簡単に日本国内を移動したかのような効果がある? 「radikoプレミアム」

この県またぎの移動がなかなかできない、自宅に引きこもっていることが普通になっている中、旅に出られないストレスというものを感じている方は少なくないと思います。ただ、私の場合はそこまでストレスを感じてはいません。自宅でアルコールストーブを使って新たな使い方を模索するようなことを行なっていることもあるのですが、もう一つの「旅行に行ったつもり」になるアイテムがあります。過去にも何回か書いているので、おわかりの方もいるかと思いますが、それがパソコン・スマホでインターネット経由で全国のラジオが聴ける「radikoプレミアム」の存在です。

普通にradikoというアプリを使う場合には、アプリが地域判定をして現在地で聴けるラジオ局と短波放送のラジオ日経や放送大学という全国サービスのラジオ局しか楽しめないのですが、毎月別途385円(税込)の費用がかかるのですが、これだけでradikoに対応している放送局なら全国どこのラジオ局でもクリアな音質で聴くことができるようになります。

と書いても、普段ラジオを全く聴いていない方からすると、わざわざお金を出してなぜラジオを聴くのか? という風に思うかも知れません。私の場合は主に車に乗っている際にはラジオ中心に聴いているのですんなりラジオと付き合っているのですが、テレビよりもラジオの方が地元感が強く、テレビなど別の音源をシャットアウトして部屋でradikoの音を流していると、その地域にいるかのような錯覚をするくらい没入してしまいます。

というのも、ラジオパーソナリティは天気の話をしたり、地元に密着した話題を主に番組が展開されていくことが多いのです。私自身は沖縄のラジオ番組が好きで休みの時などは午前中から夕方まで沖縄の放送局の番組を流しっぱなしにしているのですが、先日「沖縄慰霊の日(6月23日)」に沖縄のラジオ局を聞いていたのですが、普通ならお笑い要素の強い番組でも通して慰霊をメインテーマにして、慰霊祭の生中継が入ったり、関連する話題が入ったりして、同じニュースとして聞くにしても、東京中心の報道が普通な私の地元である静岡とは全く違う状況が遠方ではあるということを再認識させてくれています。

改めてこんな事を書きたくなったのは、香港で必ずしも党中央に忖度しない記事を書く林檎日報が廃刊になったニュースを目にしたからです。私が知っている過去の香港は、当然共産党に全面的に賛同するメディアもありましたが、違う目線からの問題を提示するメディアも同居しており、かつての香港では人々は多くの意見から自分の考えを構築する事ができていたように思います。

それが今や、党の方針に逆らうような言動をしただけでも逮捕されてしまう状況になってしまっています。このブログもそうですが、自由に何でも書くことができる状況というのは無くなって欲しくないですし、現状でなかなか変わった意見を聞く機会が減っている(特にテレビ)で感じる中、ラジオではまだまだ言いたいことが言える状況が残っているように感じますし、さらに地方で当事者的な意見を晒すことができるメディアとして、ラジオというのはもし今後ネット規制が行なわれてもいくらかは独自の意見を出して行けるメディアとして価値があると思っています。

今回はたまたま沖縄でしたが、地方で大きなニュースがあった場合にはその地方のラジオ局を選んで聞いてみると、こちらでは感じられないような臨場感を感じることができ、自分がそこまで出掛けてラジオを聞いているような錯覚を感じることもあります。今こんな状況なので、テレビや新聞ではどうしても東京中心のニュースが中心になってしまうのですが、意識的にradikoプレミアムを使って地方の雰囲気を感じることによって、東京中心ではない今の日本というものを感じることもできるようになります。

今は、こうしてラジオでその地方の息吹を感じているだけですが、思い入れが強い地方が増えれば増えるほど、今の騒動が収まったら実際に出掛けてみたいと思いますし、それなりにその地方の知識も増えているということもあります。ニュースやradikoを聴いただけでわからないことがあれば、直接その場所へ行こうという気持ちになることもできます。車で聴く場合、スマホやタブレットからBluetoothでモバイルスピーカーを鳴らせば、車内でも安定して聴くことができますので、今後長距離で目的地に向かっての車旅をする際には、radikoプレミアムを使って移動中から目的地のラジオを聴きまくって「予習」しながら行くのもいいでしょう。そのような状況が早く訪れることを期待したいものですね。


新型コロナワクチン予約にはより多くのプランを用意しある程度の妥協が必要

全国のニュースではかなり多くの人たちが新型コロナワクチンを接種していることが報じられていますが、私の住む静岡県静岡市は、自分の親世代でも昨日まで予約することができませんでした。

自宅にも郵便で接種券は到着していたのですが、到着したその日の夜にその番号を使って静岡市の予約専用ホームページにアクセスしたところ、集団接種会場には明きがあったものの、いわゆる「かかりつけ医」での接種については自分達のかかりつけ医の名は予約可能な施設の中にはなかったので、その日は予約をスルーしたのですが、何と翌日になって静岡市の予約ページがトラブルを起こし、昨日(6月14日)の朝まで全ての予約受付が止まっていたのでどうにもならなかったのでした。

一応、親の方では今回の接種対象になっていたかかりつけ医を受診したついでにワクチン接種の事について聞いたそうなのですが、割り当てられたワクチンは6月中の接種はすでに終わっており、7月以降の予約については静岡市のホームページが復旧したらそちらから申し込んで欲しいという話を受けていたので、そのまま待つしかありませんでした。

状況的に他の地域と比べてかなりの遅れになってしまったのは、昨日までネット予約ができなかったのでしょうがないのですが、満を持して昨日の朝にネットから予約ページにつなぎ、「医療機関」「集団接種会場」「特設集団接種会場」の三つからかかりつけ医での接種を選べる「医療機関」からの予約をしようとしたところ、開始からつながらず、受付開始から数分後に何とか進むことができたものの、途中でこんなページ表示になっていました。

この表示の通りだと、パソコンの画面をこのままにしながら(10分間表示されないと無効になる)一時間半待ってようやく予約のために個人情報を入力する画面にたどり着くわけですが、たどり着いたとしても同地区の方々が先んじていて、いざ予約しようとしてもかかりつけ医での定員がすでに埋まっていたらそれまでということになってしまいます。そして、その後に他の接種会場から予約しようとしても、もしかしたらこちらの都合に合う時間が取れなかったり、今月中に打てないスケジュールしか取れない可能性もあります。

そこで、こういう時は諦めが肝心と腹をくくり、今回の予約から新たに設定された「特設集団接種会場」の方に予約することにしてそのバナーをクリックしたら、こちらの方はサーバーの影響が全くないのではないかと思えるほどスムーズに個人情報入力画面に進むことができ、思惑通り全ての日程で予約可能でした。

その後もパソコン上から作業をして何とか6月中に一回目の接種ができる予約を取り、二回目も同じ会場で三週間後きっかり打つ(一回目の接種から二回目の接種日が決まるようになっています)ことが現状で確定させることができました。結果として何とか政府が目標にするという7月いっぱいには二回目を打つことができるスケジュールを確保できたことで、我が家の感染対策は一歩前進といったところでしょうか。

今回のネット予約スタートのタイミングでは、どちらにしろアクセスが集中し、簡単には予約画面にたどり着くことは難しいと思っていたのですが、今回の場合はそこまでかかりつけ医に固執しなければ、スムーズに進めることができ、これはラッキーでした。こういうことはある程度の割り切りが大事ですが、これを書きながら再度予約サイトを確認してみると、条件的には「特設集団接種会場」とほとんど同じ常設の「集団接種会場」の予約も順番待ちになっているようで、この辺は人間の思い込みというか、「これでなくてはならない」と思い込むことで簡単に予約できる「特設集団接種会場」の存在が見逃されているということがただただ不思議でした。

あと、これは今回の内容には直接関係ありませんが、地域ニュースでまさに静岡市のワクチン接種予約再開のニュースが流れていまして、インターネットが使えない方々は直接市役所の窓口に並んで予約をしようと集まっていたようで、かなりの長い列ができているのがテレビからでもわかりました。こうした密に関しては、パソコンの前で数時間待つ方がまだましだとは言え、こちらは予約開始から5分以内で予約完了してしまったのですから、つくづく情報とネット利用の大切さを思い知った次第です。

ちなみに、静岡市では6月17日になると別の世代への接種券の発送が始まるということなので、もたもたしていると新たな競争相手の参入によってさらに接種の予約を取るのが難しくなる可能性もありました。これからネットを使って接種予約をしようと考えておられる方は、事前に十分に情報収集を進め、最初に考えていた希望通りに行かない部分はあっても、早く進めるためにはプランB・プランCなどの別の方法を想定した上で行なう事をおすすめします。むろん自分の番が来た時にも同じように行なうつもりでいます。


全国で感染症が広がる理由を目で見えるように紹介してくれた「日々のマナー問題」

昨日は、朝からテレビのワイドショーを見ていて、「また定期的に同じようなネタをやっている」と感じる、カメラを出して単なるマナー違反では済まないような危険な事をやっているにも関わらず、カメラを持って注意しに行ったら逆切れする釣り人についてVTRを流しているのを見ました。

今回のケースは防波堤に行って釣りをする人たちが、かなり波の荒い日でも行くため波にさらわれて海に落ちるような事故が頻発しているということで、そもそも一般の釣り人が防波堤に行けないように、入り口にある大きな門に南京錠を付け、人が乗り越えられないように壁の上には有刺鉄線を付けて、容易に乗り越えて入ってこられないような対策を地元では行なったものの、そうした対策をものともせずに壁を乗り越えて入る人がいることをカメラは写していました。

さらに、関係者から仕入れたのか、南京錠の番号から発注したのかわかりませんが、門にかけられた鍵の合鍵を持って普通に入っていく地元人らしき釣り人もいて、こうなると取り締まる方も実力行使に出ないと釣り人の侵入を根絶できないような感じでした。

こうしたVTRの中でのあるある通り、テレビクルーが侵入しようとした釣り人にインタビューしていると、中には逆切れして大声を挙げる人もおり、テレビ局はこうしたVTRを警察に提出して何とかできないのかと思いますが、相変わらずの問題提起のみでコーナーは終了してしまいました。

なぜ釣り人は立ち入り禁止エリアの防波堤に向かうかというと、やはりそこは魚が良く釣れるからという理由になるのですが、波にさらわれて命の危険があるのに通ってくるというのは、もはやこれはある種の人間の性とも言うべきで(魚が釣れた時の成功体験が忘れられない?)、どんなに厳しく取り締まってもこういう人は出てくるのではないかという風にも思えました。

このVTRの後に、同じワイドショーでは先日東京で行なわれた警察と東京都職員が週末に多くの人が出ている場所で新型コロナウイルスに感染しないように外出を控えましょうという呼び掛けを行なっていることを報じていたのですが、先の命よりも魚釣りを優先させる釣り人の後にこうしたニュースを見ると、これはもう緊急事態宣言を出しても一部の人たちの外飲みや外出を止めさせることは無理だろうと思わずにはいられませんでした。

現状でステイホームしないで、用もないのに多人数で会食や外飲みすることは、防波堤に立って波にさらわれ、命を落とす可能性と比べてどたらが確率が大きいのかは実はにわかにはわかりません。どちらも、過去に多くの事故(感染)があっても自分だけは大丈夫だろうと思い込んでしまうという事においては変わりがありません。

一つ違うのは、防波堤に侵入する釣り人は(感染症の危険がない時期であることが前提ですが)迷惑を掛けるのは近くの漁師さんや海上保安庁の方々だけなのに対し、今の時期に外出する人たちは常に週辺および家族・職場など近いところにある人たちにも感染させる可能性があるということです。しかもウイルスは目に見えないので、誰から感染したかというのは正確にはわからず、それがさらに状況を悪くしているのではないかと思います。

この文章は不要不急の外出をしている人に書いているというよりも、現在ステイホームをしていて、ストレスが溜まってきているような人に向けて書いています。考え方として「これだけ人出があるのだから、自分も同じように出掛けても大丈夫だろう」と考えてしまいがちになるかも知れませんが、何しろ国内ではほとんどの人が免疫を持っていないわけですから、ちょっとしたいつも会わない人との接触が外であってもかかる可能性は大です。さらに下手をしたら重症化してしまって現在の生活が根底から崩れてしまう可能性が大いにあるという風に考えると、人が出掛けているから自分もと考えるのは自らが免疫を獲得した後に考えるべきことだと思います。引き続きこのブログでは来たるべき車中泊旅解禁に備えて、色々な下準備についても試行していこうと思っています。


何の根拠もない思い込みが感染症を増やすことも 国外の事件ともからめて考える

昨年から続いている新型コロナウィルスの感染症による生活の自粛は、過去の第2次世界大戦を乗り切ってきたお店さえ閉店に追い込むくらいの破壊力があるという事実を感じていました。コロナウィルスが活性化して多くの患者が出る傾向にある冬が終わり、昨日などは私の住む静岡では夏日となるくらいの気候の変動があり、桜も満開となってついお出掛けをして会食もという風になりがちではあるものの、とにかく今まで人類がかかったことのないウィルスが拡散している事実に変わりはありません。

さらに、世界ではこの感染症との戦いの中でまさに人災とも呼ぶべき内戦のような状況が発生しているミャンマー(ビルマ)のような地域もあります。デモに容赦ない攻撃を行なう警察や軍の行動を見ていると本当に心が痛みます。自分の意志で外出しないなどの行動を行なうことで、何とか私は今まで新型ウィルスによる感染症には今までかかってはいませんが、ミャンマーでは家にいても治安部隊による検挙からの収容所連行が多数行なわれるような状況にもなっているようです。そもそも世界中で感染症を何とかするための努力が続いている中での行動であるだけに、国内の収容所内や、国外に脱出した人が隣国での感染を起こしその数が爆発的に増えることも考えられなくもありません。そうして増えた感染者の一部がまた移動するということになると、日本に全く影響がないとは言えません。感染症対策の立場からミャンマーの軍事政権にどの国も物申せないなら、いくら新型コロナウィルスの自国対策をしていても、今後の状況についても暗い見通ししかないのではないかとすら思います。

そんな中で、新型コロナウィルス関連のニュースと同じくらいの頻度で入ってくるのがオリンピックの聖火リレーのニュースであったりするのですが、かくいう私の地元でも、規模は縮小するものの4月に入ってから毎年の春に行なわれるパレードを伴ったお祭りは開催されるそうなので、仙台や山形のように感染者が増えてしまうのではないかと心配しています。

人によっては現在のお花見にも出掛けられる方はいて、私のようにナーバスになっている人たちとは違った行動をする人もいるのですが、まだ日本国内ではワクチン接種ができている人は限られているので、外に出て不特定多数の人と遭遇しても感染しないという根拠がない状態が続いています。今はもう季節も変わり感染者も少なくなったから大丈夫という思い込みは、個人的には危険ではないかと思います。最初にも書いた通り、まだ人類が感染したことのないウィルスなので、季節に関係なく体内に入ってしまうと感染する危険は続きますので、手洗い・消毒・マスクのケアは基本にして、できる限り普段会わない人とは喋ったり食事したりするのは避けることを続けています。

先週は、友人が実家に用事があったので帰ってきていたのですが、いつもならそうした時には集まって飲みに行っていたのですが、昨年から飲み会も会食も中止し、今回も直接会わずにメッセージのやり取りだけに終始しました。ワクワクすることも少なく生活も停滞しがちですが、個人的にはその点は我慢し、改めて自宅でできることでこのブログのネタも作っていきたいと思います。皆様も十分健康にご留意していただきたいと思います。


古い携帯端末は捨てたり返さずにとっておく事に意味がある(ただしワンセグ・フルセグ対応機限定)

一昨年のお正月明けくらいまではまだ今のように感染症が日本国内で案じられるような事はなかったので、友人宅で集まって軽い飲み会をしていました。今考えるとその頃が懐かしいですが、当時の友人宅では何とテレビが無かったのでした。

飲み会にテレビなど要らないという事もあるのですが、飲み会も後半に入ると流石に話すこともなくなりだれてきたので、そこでさっそうと取り出したのは、ドコモでかつて販売されていた7インチタブレット、シャープのSH-08Eと卓上ホルダ(専用クレードル)でした。

このタブレットは一応防水で、しかもワンセグ・フルセグ(これが重要)でのテレビ地上波放送を受信に対応しているので、常に持ち出したりはしないもののいざという時のために取っておいたのです。

7インチということで家庭にあるテレビと比べるとかなり小さいですが、写真のように卓上ホルダ(専用クレードル)の裏にはアンテナケーブルを取り付ける端子が付いているので、上記友人宅ではテレビのアンテナは残っていたので、ケーブルをクレードルに接続したことでフルセグの画質での視聴およびサブチャンネルも使用可になり、家庭用地上波テレビと遜色ありません。そんな感じで、飲み会の後半はもっぱらテレビ番組を見ながらゆるい話に終始したということがあります。これを見て中古品を物色される方は、本体のみではなく卓上ホルダ付きで安いものを探すと、いざという時には自宅のテレビの代替として使えると思います。

現在売られているスマホやタブレットにはテレビチューナーが付いていないものがほとんどだろうと思います。中にはFMラジオが聞けるようなチューナー付きのものもありますが、主にイヤホンを使った(イヤホンコードをアンテナの代わりにするケースが多いだろうと思われます)個別使用になる用途が主でしょう。

スマホにFMチューナーを付けて、災害が起きた場合にネットが繋がっていればネットのライブニュースやRadikoを利用し、電波が使用できない時にはFMラジオで情報収集するという考えは悪いものではありません。ただ、日頃の情報収集ツールがテレビである場合、災害で停電したような場合、さらにネットにアクセスが集中しネットがうまく繋がらないような場合にはワンセグで地上波テレビが見られるものがあると便利です。

先日、毎年のことながら「非常用持出品」をセットにした通販の案内が来ましたが、その中に入っているグッズの一つの情報収集ツールはラジオとワンセグが利用できる専用端末でした。こうしたものは単体購入でも1万円前後で買えるようですが、いつ起こるかわからない可能性のために新品のワンセグチューナーを用意しなくても同じ効果を得ることが出来る場合があります。それが昔使っていたスマホやフィーチャーフォン(ガラケー・ガラホなど)、タブレット端末を活用する方法です。ワンセグ使用のみの場合はSIMカードは入れなくても使えます。

私自身は現在も通話用として常用しているガラホSH-01Jがワンセグ付きなので、全くネットが外出先で使えなくなっても、電波がつながる所まで移動すれば地上波のワンセグ放送を受信することができます。ワンセグ付きのガラケーは複数持っており、さらに面白いものとして、ガラケー自体にビデオプロジェクターが付いていて、白い壁に向ければ大型テレビくらいの大きさにはワンセグ放送を拡大することができるドコモのFOMA(3G時代のガラケー)SH-06C(シャープ製)も持っているので、昼はSH-08Eで夜はSH-06Cと使い分け、電源はモバイルバッテリーから供給することができ、停電が続いても少なくともテレビからの情報は受け続けることができるのではないかと思っています。

ワンセグを外で使う場合、エリアをまたいで移動すると連続視聴ができなくなったり、山間部で使えないなどのディメリットがあります。現在はネットの整備が進み、普通にテレビ放送を同時配信できるような早さでも安くネットを使える環境が整っているので、あえてワンセグを搭載しないような所はあると思うのですが、自宅や避難所で使えるように昔に使っていたワンセグ付きのガラケー・スマホ・タブレットをとっておくのはお金の節約(防災用品としてのワンセグチューナーを買わなくても良い)にもなりますし、ネットに繋げなくても使えます。このように、昔のものに価値を見出して使うことにもなるので、悪くない使い方ではないかと思っています。

あと、これはあくまで個人的な意見になりますが、持っているスマホがFMチューナー付きのものであっても、スピーカーとロッドアンテナのあるポータブルラジオは持ち出しする・しないに関わらず持っておいた方がいいと思います。ロッドアンテナがあれば、主にFM放送についての感度は上がり、イヤホンからだけでなくスピーカーを鳴らして他の人とも情報を共有できます。できればその際、ラジオは90MHz以上の周波数も選局できるFMワイド対応のものにしておくと(少し古いもので安い製品の場合、ワイドFMに対応しないものもあるかも知れないので注意して下さい)、AM放送がうまく入らなくても、FM波で電波を出しているAM局の放送をクリアに聴けるので、状況の変化に応じた使い方ができます。

先日起きた地震の事もあって、常に持ち歩くバッグに過去紹介した東芝のキャパシタに手回し充電した電気を貯めるタイプの防災ラジオTY-JKR5を改めて入れて外出するようにしています。このラジオの内容についてはこのブログで複数回に分けて紹介していますので、ご存知ない方は以下のリンクからその内容と活用法をご覧下さい。

東芝充電ラジオ TY-JKR5の研究 その1 外観とその機能について

なかなかこのラジオでスマホやタブレットを充電することは難しいものの、太陽電池パネルも使えないような天気が避難所周辺で続くような場合には、スマホの電源を切った上で接続して充電を行なえば、わずかに端末の使用時間を伸ばしてくれる期待はあります。また、このラジオを持ち歩くことによって懐中電灯の機能を兼ねるというメリットもあります。

停電してネットも繋がらないというような状況では、防災ラジオ中心に情報収集を行ない、ワンセグで具体的な情報を視覚から入手するようにすると、スマホの電池も減らないで済みますので、いつ終わるかわからない避難生活でも、正しい情報を基にした行動ができるでしょう。以前に契約していた携帯電話端末が家のどこかにあると思っている方は、その端末が電源が入りワンセグが使えるかを調べてみて、使えるようなら手持ちのモバイルバッテリーと充電ケーブル(100円ショップで改めての入手も可能)を使って充電・給電できるかどうか試してみて、使えるようだったら家のわかる所に置いておきましょう。