防災コラム」カテゴリーアーカイブ

地震が来た場合どんな揺れかによっても対応が変わるので冷静に対応することが重要

全国的なニュースにはならなくても、日本国内では様々な場所で地震が起こっています。昨日は私の住む静岡市を震源とする震度3の地震がありました。
たまたまその時には家にいて、地面から突き上げるような振動がきてからわずかに横揺れしました。すぐにテレビを付けましたが、緊急地震速報が出たような気配もなく、しばらくは地震情報も流れずという状況を見て、この地震は海の方で起こったものでも、遠方で起こったものでもなく、今いる場所の近くで起きた直下型の地震ではないか? と思えました。

案の定、しばらくしたらテレビのテロップが出ましたが番組を中断してのニュースはなく、その後もローカルニュース枠で報じられたくらいで、恐らく他の地域の方は全くそんな事があったのかすら知られていないような感じの地震でした。

もっとも、先日こちら方面では長野で「糸魚川-静岡構造線」が震源の震度5の地震が起こったばかりで、今回の地震もその長野の地震と関連があるのかとも思ってしまいますが、あまり憶測で素人が言うべきではないでしょうし、常に全国どこでも大きな地震は起こる可能性があるということだけは頭にインプットして対応すべきだろうと思います。

現在、自分の災害対策として、もし災害で自宅が何とか住み続けられるくらいの被害で済んだら、何とか自宅で避難生活を送れるような前提でものを揃えているのですが、今回震度3の揺れでびっくりするくらいだったので、何とか車で避難する場合に車に乗るくらいの性能をぎゅっと詰めたようなものも意識して揃えた方が良いのかなという気もしないでもありません。

ポータブル電源は実用的なサイズのものをソーラーパネルとともに車に積めますし、通信環境も持ち出し可能、現在の自分の車ではコットを敷いて一人手足を伸ばして寝られるくらいのものですが、外にテントを出して2人までなら避難生活はできそうです。ただ、食材管理の面で現状では冷蔵庫が9Lのものしかポータブルではないので、その点は不安かなという感じもします。かといって、すぐに揃えるのではなく、今の生活と災害時の両方で使える生活を考えていくことも大切だと思っているので、セール時を狙ってその時にまだ購入欲が残っているようでしたら、今の装備に追加することも考えていきたいと思っています。

山の中の災害が都市部に影響する可能性を認識することがリスク回避につながる

岩手県大槌町の山火事は、大きな地震の直後ということもあって大きく報道されています。地元の方々は大変な事になっているようですが、直接火災の影響が出るのと同時に、今回の山火事が起こった場所にはテレビの中継塔や、携帯電話の基地局があるということで、一部キャリアの通信が不安定になったり、多くのご家庭でテレビが映らなくなる恐れなど、生活のインフラにまで影響が出ています。改めて、山火事の恐さを感じざるを得ませんが、こうしたことはどこでも起こることなので、日頃の準備が大切であることがわかります。

私の住む静岡でも、山火事ではありませんが秋の集中豪雨によって山の中を通っている送電のための鉄塔が倒れたことにより、未明から停電したもののその理由がしばらくはわからず、わかっても大雨の続く山の中なので簡単に崩落した現場に近ずくことができなかったため、停電から復旧するまでかなり時間がかかったということがありました。その日は仕事だったのですが、いつもはエレベーターを使って仕事に使う荷物を上げ下ろししていたのが、その日は人海戦術で階段を大変な思いをしながら移動する他なかった(当初は停電解消を待っていたのですが、いつ復旧するかわからないため)という事もありました。

当時も、何とかつながっていたネット経由で電力会社のホームページやX(旧ツイッター)を確認しながら停電の情報について情報を収集していたのですが、当時は電力会社ですら被害の状況を得るまでに時間がかかっていたようで、都市部から離れた山の中の火事・豪雨・雷などの被害については現場で復旧にあたっている方を信じつつ、ある程度自分で何とかする対策を考えていかないといけないのではないかと思います。

具体的にはテレビが映らないならラジオの用意、停電した場合の代替エネルギー(備蓄してある電池・ポータブル電源やカセットコンロなど)、通信インフラへの対応(複数のキャリア契約や衛星通信の利用)あたりが考えられます。また火を通さないで食べられる食品の備蓄なども考えられます。

このブログでは災害対応というと、まずは地震への対応を中心に書いていますが、自分の住んでいる所から遠く離れた場所での被害が日常生活に影響を及ぼす事もあるという事も考えながら、その対策を考えていくことも大事になってくるでしょう。

すぐ逃げなければならず戻ることも許されない状況で何を用意すべきなのか

東北および北海道に津波警報・注意報をともなう大きな地震が起きたのが、2026年4月20日の夕方でした。実際に警報・注意報の出た地域にお住まいの方は、今後も同じような地震が起こるかも知れないという、気象庁からの注意喚起のある中で、本当に大変だと思います。このまま地震活動がゆるやかに収まってくれることを願わずにはいられません。

日々様々なニュースが流れる中で、もし地震が起こったら? という啓発活動は自ら積極的に情報を入手するしかないと思うのですが、十分津波の恐さをわかっている方でも、つい気が緩みがちになることもあるかも知れません。ここでは改めて、すぐ自宅や勤務先・学校、外出先から逃げるということになった場合、どういう心持ちでいたら良いのか? ということについて差し当たって書いていきたいと思います。

まず、実際に大きな地震がお住まいの地域で起こった場合、その地震が津波を伴う揺れであるのか、津波の心配はない地震であるのかを個人の力量だけで判断することはできません。まずはどう動けば良いのか判断できるように情報を集めましょう。テレビがあればテレビを付け、ラジオがあればラジオ、両方とも無ければスマホでニュースサイトを開き、リロードしながら揺れの後の津波の心配はあるのかどうか、それを確認しましょう。もし、津波警報・注意報が出たらすぐに避難が鉄則です。

もし深夜に地震が起こった場合、危機感がないまま情報が取れないということのないように、自動的にテレビが付く「緊急放送対応」の設定があるテレビがあります。これを「スタンバイモード」にしておくと、テレビの緊急警報放送が行なわれると、テレビの電源を入れニュースを確認することができるようになります。この機能は、普通のテレビでも付いていると思うので、やはりチューナーレステレビでなく普通のテレビを置く意味はあると私は思います。

ただ、今回の津波警報を実際に津波は来ない西日本の方々でも受信してしまうので、その点わずらわしいと感じられる方はいるかも知れません。しかし、もし地元で大きな地震があってもそのまま寝ぼけているような状態になった場合、実際にテレビが自動で付いて、避難を大声で呼び掛けるアナウンサーの声を聞いてはっと我に返ることもあるかも知れません。

その際、例えば家の中にいた場合、何を持って行けるのか考えたことがあるでしょうか。いったん家を出たら戻るような事をすると、それが運命を分ける可能性もあるので、日頃から持ち出せるリュックの中味をしっかり用意しておきたいものです。その際、部屋を散らかしていると、日々持ち歩いているであろうスマホとか財布とか、そういった日々の活動に必須だと思われるものを家に置き忘れたまま逃げてしまうという可能性もあります。家の中でもスマホや財布など、最重要な小物は必ず自分の手の届くところに置いておくというのがまずは大事になります。深夜に地震が起こっても忘れないように、家族それぞれが私物を寝る前にカゴなどにまとめておくなど、ちょっとした工夫も大事です。

すでに災害対策用のリュックを用意している場合、そのリュックはすぐに持ち出せる場所に置いてあるでしょうか。できれば日々使っているものでリュックの中に入れてはいないものの必要なものがあれば、そのそばに置いておき、いざという時にはすぐに持ち出せるようにしましょう。私の場合は、毎日出勤する際に持ち出している小ぶりのリュックにそれなりの用意はしているので、大きめの日々持ち出さないものが入った防災用リュックの中にそのリュックを入れて持ち出せるようにしています。

外出先にいる場合には決してスマホなど情報入手に必要なグッズ、いざという時に使えるお金の入った財布などは置きっぱなしにせず、常に身に付けるか目の届く範囲にバッグに入れて管理しましょう。

特に私の場合、防災用リュックを持って出ても肝心なスマホを忘れないように、家の中での置き場所や置き方について改めて考えてみたいと思っています。今回の地震の余震でさらに大きなものが起こるかも知れませんし、皆様には引き続き十分にご注意をと思います。

次の大規模被害が出る大きな地震が起こる前に行政に用意してもらいたい「コット」

先日、熊本を襲った大地震から10年が経ったということで、広く当時の状況などをマスコミではレポートしていましたが、その際気になったことがあります。避難所に入ることのできる人がいる中で、あえて避難所には入らず、車の中での避難を続けている人の健康被害についてのレポートです。

具体的には、ペットと一緒に避難していたり、高齢者がいて周りの人に迷惑がかかるのではないか? と心配する中で、他人の目を気にしないで済む自家用車の中で朝から晩まで避難生活をするということになっていく人たちが、最悪生命の危機に見舞われるような体調不良を起こすことが報告されていました。

これは、手足を伸ばすことができない中で同じような姿勢を取り続けることによって体の中で血栓ができてしまう「エコノミークラス症候群」と言われる症状だと思われます。こうした話は、熊本地震よりもはるか前に同様な事があり、何回も何回も繰り返し言われ続けていたことなのですが、今回も同じような問題提起にとどまっているということは、本当に駄目な事だし、何とかするための対応を個人からやっていかないとまずいという事を思います。

私自身は、車中泊の旅用に、普通車でもコットを広げて設置できるようなシートアレンジの仕方を工夫し、何とか一名であれば車内で手足を伸ばして寝られるスペースは確保していますので、行政の手を煩わせることはありません。ただ、家族全員が自宅外での避難生活を強いられた場合まで考え、一人用のツーリングテントの下に少し大き目のコットを置き、テントコットのように使えるようにして、就寝時には何とか家族全員がエコノミー症候群にならないような準備はできています。しかし、そうした知識がない人が無理に車中避難(あえて車中泊という言葉は使いたくないので、こういう言い回しにしています)をした場合、また同じような被害が地震の影響をくぐりぬけて命を保った人に襲ってくることになるでしょう。

公的な避難所での生活については、ダンボールを組み上げて作るダンボールベッドや、同じくダンボールや布を使ったパーティションを使うことで、外からの目を気にすることなくある程度快適に健康を維持するための支援はできつつあるように思いますが、車中避難をしている方への支援について私はそこまでの話をなかなか聞くことができません。

海外では布団でなくベッドを使って寝る文化があるので、例えばハイチで起こった災害の時には軍用のコット(折りたたみベッド)が避難民に配られたことを記憶していますが、日本でも簡易テントとコットは行政の方である程度用意し、健康被害が心配される車中避難者が見付かった時には速やかに使ってもらえるような準備はして欲しいものです。今までの日本で多くの災害が起きているにも関わらず、こうした用意ができない理由は単にお金の問題なのかどうかはわかりませんが、コットが無理ならせめて空気で膨らませるマットでも用意して欲しいですね。これを読んでいる災害に対する意識が高めの方は、できればご自身でそうしたものは用意して、必要な人のところに回せるようにできればと思います。

もしものためにしまっている災害対策の品はいざという時に使えないと意味がない

今年に入って主に中国製のラジオを買い漁った私でしたが、それらのラジオは災害対策用ということではなく、日常的に使うために購入したので、最近は日常生活の中でラジオを使うことが多くなりました。

そんな中、以前から災害対策用として揃えてきた災害用ラジオがあるのですが、これらのラジオは普段全く使わずに、災害用品が入ったリュックの中に一緒に入れています。というのも、現在持っている手回し発電のできるラジオは、中に入っているのがニッケル水素電池やリチウムイオン電池など、化学変化によって劣化するものでなく、単に手回しして作った電気を溜め込むだけのスーパーキャパシタ(コンデンサー)を充電用に使っているので、長い間ずっと電源を入れなくても中の充電機能が劣化する心配が少なく、それこそいざという時にラジオだけでなくLEDライトやサイレンという機能まで普通に使えることが期待できるからです。

昨日はそうして長く、いざという時に持って逃げるためのリュックを漁り、ラジオの動作確認をしました。スーパーキャパシタは化学変化を起こさない代わりに、長く放ったらかしておくと中が空になってしまい、それなりの回数を回さないと電源すら入らないので一応200回くらい回して、ラジオやライトの電源を入れてみたのですがうんともすんとも言いませんでした。

これはおかしいと思ったら、ラジオを動かす電源の切替スイッチがあることを忘れていて、乾電池と充電池(このラジオの場合はキャパシタ)という切り替えになっていて、「乾電池」の方にスイッチを入れたまま頑張っていたのでした。
スイッチを切り替えて、これでようやくラジオが聞けると思ったものの、ライトは無事に点灯しましたが、液晶画面に「HLD(ホールド)」マークが付いてラジオが使えない状態でした。果たしてどうしたらホールドを解除できるのか、電源ボタンの長押しなどを色々試したのですが、ラジオが入っていた袋の中に説明書が入っているのに気が付き、よく見たら、さきほど切り替えた乾電池・充電池切り替えスイッチの隣に、サイレンを鳴らすスイッチがあり、そのスイッチの中にホールドを管理するスイッチを見付けました。

このスイッチを切り替えることで、ようやくラジオが聞こえるようになりました。昔購入して全く使っていなかったということが良くわかる話ではありますが、これを実際の災害時に行なってしまったらかなりのパニックになるのではないかと思ってちょっとゾッとしました。

今回試したハードであるラジオ自体の信頼性は揺るぎなく、かなり長く放ったらかしていても普通に使えるのですが、その使い方がわからないのではしょうがありません。今回、先述の通りいざという時の説明書を一緒に保管してあるので、その点は安心ではあるのですが、手持ちのハードの中にはもう説明書のないものもあります。

その場合は、災害が起きる前に製品名でネット検索を掛け、そこで出てきた説明書をクラウド上に保存したり、プリンターで印刷してハードと一緒に保管しておくことも考えた方が良いですね。比較的に直観的に使うことのできるラジオでもこんな事が起こるので、多機能ラジオを防災用として長期保管というのはやらない方がいい気がします。

限られた物の中でいかに効率的にエネルギーを使っていくかという事も大事

自然災害のような危機でなく、国家同士の紛争によってこれほど私たちの生活が影響を受けることになるとは、ロシアとウクライナとの間での紛争が始まる前にはそこまで考えることがありませんでした。ただ、日本は昔から食料などは輸入に頼らなくてはいけない国で、政府も極力国同士の紛争を無くしたり、紛争の解決に努力しないと自国が立ちゆかなくなることは明白であるのに、なかなか思った通りに動けず、難しいところだなあと思いながら、将来の不安についてあれやこれやと考えているところです。

石油は燃料としてだけでなく、様々な石油製品として使われる原料でもあるので、このまま入ってこなくなるとしたら、まず人々の暮らしにとって大切な順で使われていくようになると思います。そうなると、個人の楽しみで旅行へ行くような事も控えなくてはいけなくなることも考えられ、今まで常識的にやっていたこともできなくなるかも知れません。

ここまでは、今起きている事について改めて考えてみたことですが、さらに自分たちの考えていなかったような危機が起こる可能性というものも当然起こってきます。というのも、昨今改めて日本における火山の噴火の危険性が言われることもあり、テレビでは富士山噴火をシミュレーションした番組を放送するという話もあったりして、そう言えば私の住む静岡は富士山とはかなり近いので、その影響が出てくるのではないかと思えるからです。

富士山が噴火すると、ごく近くの地域が流れ出た溶岩で壊滅的な影響が出る可能性があるということと、風向きによってかなり広い範囲で火山灰が降り、その影響も出てきます。またかつて江戸時代に浅間山が大噴火した後、国内の農業に大きなダメージがあり、その後「天明の大飢饉」が起きたというような歴史も忘れてはいけないでしょう。

今回のブログを書くにあたって、富士山噴火の複数のシミュレーションを見てみましたが、東京および関東に灰が降り注げば直接の影響だけでなく首都圏に食料を供給する農業地域にも多大な被害が起こることが予想されます。風向きが変わった場合、灰は私の住む静岡市(富士山から見て西方向)にもかなり降ってくることが予想されています。この辺は本当に、人間の都合でどちらに風が吹くかわからないので、富士山が噴火して近所が灰まみれになるような状況も考えておかねばなりません。

常に火山灰と隣合わせで生活している鹿児島の場合、大規模な噴火で火山灰の降灰があった場合、太陽光発電の出力が平常時と比べて低下したというようなデータもあります。災害で電気が供給されなくなってもソーラーパネルからの発電で何とかなるというような事にならない可能性もあるということですね。

我が家のソーラーパネルは、晴天時に展開して大雨などの時には部屋の中にしまうようにしているのでパネル自体についての被害はないと思うのですが、天気が晴れていても灰の影響でポータブル電源への充電ができないということは覚悟しなければならないと思います。そのため、それなりに蓄電池を持っていたとしても(電気自動車内の電池を使っている場合も同様)、大事に電気を使うことも考えなくてはなりません。

具体的には、調理には電気はあえて使わずにカセットコンロやキャンプ用の燃料、さらには身の回りにあるものを工夫してお湯をわかしたりご飯を炊く技術についてもそのノウハウを持っていた方が良いでしょうし、夜の明かりにも明るさを落としたりエネループで照らせるライト・ランタンを優先して使うようにして、ポータブル電源の持続時間を増やすように工夫するような事も必要になってくるのではないかと思います。

単に計画停電だけだったら停電時にポータブル電源を使い、通電したらコンセントから充電をするだけで十分なので、かなり贅沢にポータブル電源で何でもやってしまえる所があると思いますが、さらに過酷な状況が起きることも考えつつ、改めて「非電化技術」についても考えていく方が良いかなと思っています。

自分で発信する前にもう一度その内容が正しいのかを確認することでトラブルは防げることもある

今回、単なる火事のニュースとしては火元が有名人だったことから注目された、タレントの林家ペー・パー子ご夫妻の火事について思うところを書こうと思っておりました。最近はモバイルバッテリーから発火する火災が起こったことで、バッテリーの不始末ではない林家ペー・パー子さんのケースについても考えてみようかと思ったのです。

当初、火が出た時にその場に居たパー子さんの話が原因のようにテレビで報道され、お仏壇のローソク(線香?)に火を付けようとしたら一気に火が回ったと、火を自分で付けたことによる失火だという報道でした。私が家では火を使うことはガス台を使う時ぐらいしか火を使うことがない生活を送っていますが、もし大きな災害で電気・ガスが使えなくなった場合にはアルコール燃料を使ったキャンプ用具を使ってお湯を沸かしたりお米を炊いたりすることを考えていたので、やはり部屋だけでなくベランダに出して使っても火事の危険があるから使わない方が良いのかと思っていたのですが、そもそも林家ペー・パー子宅の火事の原因が仏壇周りの火の不始末ではないという後追い報道があったのです。

これは、私がブログを書こうとしてネットニュースの検索をしなければ、最初のテレビ報道を信じたまま終わってしまっていました。ですので、当初書こうとした題材も変化する事になってしまいました。

後追い報道によって消防から原因の発表があったのですが、それは家の中の延長コードから火花が散り、それで火が上がってしまった「漏電」が原因だったとのことでした。恐らく古い延長コードをタコ足配線したり、コード自体を家具で踏んづけるような形で使っていたりして、コード内部が一部断線し、熱を持つようになってしまったのだと考えられます。

対策としては長く使い過ぎている延長コードを交換したり、タコ足配線を無くすような家電の使い方をするなど、安全に電気を使うように務めることになります。実際のところ、最初に書いたモバイルバッテリーの火災と同じで、製品としては問題なくてもその使い方が悪かったり、物として寿命になっているのをそのまま使い続けることで火災を起こす危険性が上がるということになります。

あと、実際に火花が散っても慌てずにブレーカーを落とし、消火器を使えるようにその使い方を覚えておくことも、放水で階下の住民に水漏れ被害を与えてしまうような大事にならずに済ませることもできたかも知れません。ただ、初期の報道のように、自分が仏壇にお線香を供えようとして火を使った事が原因だと思い込んでしまったら、全然見当違いのところへ水をかけたり消火器を使ってしまって、火事の拡大を防ぐことができなくなります。

今回は、実際にこの火事の事を書く前に本当の原因がわかった上で書けているので、あらゆる火事が起きる可能性というものを頭に置いた上で紹介できていますが、この確認を行なわないまま書いてしまうと、誤った対策や考えを広めてしまうことにもなります。

ブログを書くというのは日記とは違って公開することが前提になっているので、安易に書いてしまうことの影響というものを考えて書き、間違いに気付いたりコメントで指摘された場合は、すぐに訂正して別にメッセージを添えるくらいはする気持ちで書かないと、単なる炎上では済まないような事にもなるかも知れません。日々色々とネットやSNSを見て回っていると、書き込んで公開するのに何も躊躇しなかったのかと思えるような内容のものを見掛けることがありますが、私自身も無意識に間違った考えを広めてしまうこともあります。

話は火事の話に戻りますが、災害時に停電になった際に湯沸かしや調理にアルコール燃料を部屋の中で使うというのは、特に集合住宅の場合、こちらが粗相をしなくても大地震の後で大き目の余震が来た時に火器が倒れて一気に火事になってしまう事は十分考えられますので、建物の外に出てこっそり、手持ちのキャンプ用火器の中では目立たず煮炊きできる「アルポット」を使うか、大きな地震で停電したらまずブレーカーを落とし、必要な電気については、ポータブル電源で使える家電を使うかという風に決めて中途半端な行動はしないように気を付けようと思います。

備蓄用の食品を準備する中で「冷凍食品」から常温食品への切り替えを進める

安いだけがなく価格が安定しているということで、ついスーパーに行っても手が伸びてしまいがちになる「冷凍食品」。最近はおかずだけでなく、お弁当のような形式で出ているものもあり、全く食事を作ろうと思わないような時に本当に有難いものです。

また、時間がない場合の朝食用にもパスタとかチャーハンとか、それ自体を解凍すればすぐに食べられるのも良かったので、今までは常にすぐに食事として食べられるもの系の冷凍食品は冷凍庫に常備し、追加で冷凍食品用の冷凍庫を買ってしまおうかなとも考えたこともありました。

しかし、最近はある理由で備蓄してあった冷凍食品を食べ切って、必要な分の少量のみを買うような感じにしています。それは、ポータブル電源を購入して色々使っているうちに感じた冷凍物の保存の難しさというものがあります。

大量に冷凍食品を専用の冷凍庫に保管している場合、もし停電が起きた場合の事を考えると、せっかく備蓄しておいた冷凍食品が台無しになってしまう可能性があります。起きている時だったら停電にすぐ気付くので、冷蔵庫のコンセントをポータブル電源に付け替けてしばらく状態を保つことはできると思うのですが、もし寝ていたり忘れてしまったりして、電気が来ない状態で冷蔵庫を放っておいてしまったら、冷蔵品は多少中の温度が室温になるまでは猶予がありますが、冷凍食品については修復不可能なくらいになってしまう可能性が大きいと言えます。

私は現在、家の冷蔵庫で凍らせた保冷剤を入れ替える方法で、容量のある6面真空パネルのクーラーボックスを「第二冷蔵庫」のように使っていますが、ちょっと気を許すと中の温度が12~14℃くらいまで上がってしまいます。カチンカチンになった保冷剤をクーラーボックスに入れ替えると一気に7℃くらいまで中の温度を下げることができますが、冷凍状態をキープできる保冷剤を凍らせるのにも時間がかかるので、クーラーボックスだけで中味を冷凍庫状態にするのは難しいと思います。

自宅には消費電力の少ないポータブルの冷蔵・冷凍庫(空間は一つなので温度調節で機能を切り替える方式)を持っていますが、電力を使わない分、当然ながら冷やすのに家の冷蔵庫よりもさらに時間がかかります。自宅の冷蔵庫をポータブル電源で使うにしても、それなりに消費電力も多くなるので、凍らせた保冷剤はポータブル電源があっても貴重なものになるでしょう。実際、停電が長期間にわたるとソーラーパネルによる充電が追い付かないという問題も起こりますので、通電させた小型冷凍庫に入れた保冷剤を少しずつ交換しながら使っていくことになるでしょう。また、家で使う電気は冷蔵庫とは別のものにも使うので、やはり我慢すべきところはしなくてはならなくなると思います。

というわけで、これからは徐々にではありますが本格的に備蓄食糧の常温化を計ることにしました。レトルト食品、缶詰に加えてカップ麺やアルファ米(カップ飯含む)とかなら安く買えるので食べながらローテーションしていく方が、停電になった時点で中の食材を保冷剤を入れたクーラーボックスに移し、それを消費した後は、夏にはペットボトルの飲み物を冷やすことに使ったりしながら復旧を待つというところまでを今は「最悪の場合」として想定しています。

全く電気が使えないということになると、様々な必要なものが実際にそうした場面に遭遇した場合に新たに出てくることが想定できますし、十分にポータブル電源に電気を貯めてあっても、大事に使う算段はしておきたいと思っています。

スマホが当り前に使える世界が無くなってしまったら何をどうすれば良いのか

昨日は映画「8番出口」を見てきました。有名なゲームを映画化したわけですが、スマホでもできるゲームではあるものの、映画の中での「ゲーム」では当然ながら「スマホは使えない設定」になっていました。

最近はAIが自分で考えなくても代わりに考えてくれますので、動画を撮りながらその内容に違和感がないかをスマホに分析させれば脱出することはできそうですが、それだと映画はすぐ終わってしまいますので、実際にWiFiやモバイル通信が届いているはずの地下通路では、カメラ自体もまともに動かない物語の設定で、それが物語の展開に一役買っていました。

映画の内容について、ここではこれ以上述べませんが、地下鉄の中や移動中にもスマホを操作しながら通勤・通学している人がほとんどの今の世界では、もし地下鉄でスマホが使えなくなったらどうするか? という視点で考えている人がどのくらいいるかということを映画を見ながらつい考えてしまいました。

地上にいる場合でなく、地下鉄に乗っていたり駅を出て地上出口に行く途中で大きな災害に見舞われ、停電が起きるということは容易に想定しうる状況です。その際、スマホのライトを使って周りを照らしながら進むというのが普通に考えられるやり方ではあるのですが、これは実はあまり良い方法だとは思えません。

スマホの電源を入れたまま携帯電話の電波を全く受け取れなくなった場合、スマホは本来発信されるべき電波を探すために通常時(スマホにアンテナが立っている状態)より多くの電池を使ってしまいます。ですから、スマホでモバイル通信ができなくなった時点で、まずは本体の設定から「機内モード」を選択し、スマホの方で電波を受信しない設定にした上でスマホを使うようにするという心掛けが大切になります。特に地上から直接電波を受信できる場合は良いのですが、地下で停電した場合はまずはスマホの「圏外」表示を確認した時点で機内モードにしましょう。

そして、スマホのライトを長時間付け続けていると、当然ながら電池は減っていきます。本来スマホは通信が利用できるようになった時点で通話やメールなどの連絡、さらには状況がどうなっているかの確認のためにデータ通信を行ないたいところです。外に出ていてモバイルバッテリーを持っていたとしても、大きな災害の場合、いつ通信が復旧するか、停電が解消されるかということもわからない中では、本来スマホの電源は切った状態でその場から脱出できるような用意をすることを考えるべきではないかと思います。

特に地下鉄で通勤・通学をされている場合には、スマホのライトとは別に頭に付けるヘッドライトをバッグの中に忍ばせておくことをおすすめします。もし停電で全く周辺が見えなくなってしまった場合でも、両手をフリーにした状態で動くことができます。登山用のものなら、防水加工されているものがほとんどなので、大雨で地下道に水が入ってきた場合でも安心して使えます。スマホのライトは別に用意したバッグに入れたライトを探すためぐらいに個人的にはとどめておきたいです。

さらに、自分で声を挙げられなくなる中で外からの救助を待たなければならなくなった場合に備えて、電池がなくても大きな音を出すことができる災害用ホイッスルはあった方が良いと思います。家の鍵などと一緒にホイッスルをキーホルダーに付けて持ち歩くだけでも、いざという時には役に立つのではないかと思います。

あと、映画とは関係ないのですが、最近になってスマートバンドだけだと時間を見るだけでも腕を上げたり画面をタッチしないと時刻の表示ができないので(今使っているスマートバンドは最新の常時表示には対応していないのです)、空いているもう片腕に昔使っていた軽いチタン製のソーラー発電のアナログウオッチを付けるようにしました。スマートウォッチ・スマートバンドがあれば普通の時計は必要ないと思っていたところもあるのですが、災害時にスマートバンドの充電ができなくなったらアウトだということに今さらながら気付いたので、最近は両腕に時計をはめて外出しています。

生まれた時からスマホがあり、常にネットにつながっているのが当り前だと思っている方も普通にいると思いますが、そうなくなってしまった時に最低限の準備をすべきかということを、完全にフィクションの物語ではありますが、今回見た映画を見ながら改めて考えてしまった次第です。私は毎日自転車通勤なので、電車・地下鉄とは無縁の生活を行なっていますが、毎日いつ止まるかわからない公共交通機関で動いている方は、ご自身の行動を一度しっかりと検証してみることをオススメします。

インスタント食品のローリングストックは計画的に賞味期限をずらしながらした方が良いか

昨年、南海トラフ地震への警戒が言われている中で近くのスーパーで一個100円前後でカップ麺が安売りされていることに注目し、いざという時に食べられるように購入しつつ、賞味期限が来る前に日常の食べ物としていただきながら災害に備えるという「ローリングストック」を行なっているのですが、ここ最近でちょっとしたストレスになっています。

というのも、私自身は好きだからこそ日常的にインスタントラーメンやカップ麺を食べないというような、体に気を付けた生活を送っているのですが、先に説明したように、近所のスーパーで格安のカップ麺が売られる時期というのが不定期であるため、自分で見て食べたいなと思ったものを見付けた時、とりあえず複数買いをしてしまうことがそのストレスの原因であることは確かなようです。

同じ時期に購入した製品の賞味期限というのは、同じ商品であれば全く同じ日であったり、かなり日数が詰まっているという感じになっています。先月あたりから、複数個まとめて買っていたカップ麺の賞味期限切れが一気に迫ってきたので、意識して連続して食べるようになり、ここのところ意識して以前に購入したカップ麺の消費期限が切れる前に食べることになってしまって、確実にここ数日は3食のうちどれかにカップ麺を合わせるようなちょっと変わった食事になってしまっています。

こういう感じになってみると、やはりお金の使い方と一緒で、安いから一気に買うというよりも、保管しているものの賞味期限をチェックして、少なくとも月に一度くらい食べるようにしてできるだけ同じ月での購入は避け、バランスの取れた賞味期限の商品を備蓄して回していくような買い方がベストだと改めて思いました。

こうしたデータはスマホで管理可能なので、切羽詰まって一気にカップ麺を食べ続けるような事にならないために、せめて月一回くらいにできるように、購入時にチェックした賞味期限を記録しておいて、店頭でそのデータを見ながら、食べ物を無駄にせず、自分の健康にも影響が出ないような計画的な購入をこれからは目指していきたいと痛切に思っています。

家族がいる場合でも、家族が災害時以外の時期に賞味期限が切れそうだからと残ったインスタント食品を喜んで食べてくれる保証はありません。そうなると、責任はやはり率先して買った人が取らなくてはいけないので、災害に備えて多くの食品のストックを考えている方についても、最初から一気に買うのではなく、時期を置いて少なくとも前回購入したものから一ヶ月以上先に賞味期限のあるものを徐々に買っていくような事も無理なく消費するためには必要ではないかと思います。