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水くみの行列を無くし停電時やエレベーターのない場所にも水を届ける工夫

ここ数日静岡県は残暑で日の光がめっぽう強く、静岡市清水区では全国からの善意の水が届いているものの、給水車を待っている高齢者の中には熱中症になってしまった方もいるという話も出てきています。それにも増して大変なのは、水を入れてもらったあと、その重い水をどうやって自宅まで持ち帰るかということもあります。

車で運べる方は便利ではあるのですが、歩いて水を汲みに来ている人は、坂道があったり、自宅が高台にあったり、さらには停電した場合の高層マンションや元からエレベーターのない集合住宅にお住まいの方は、水を持ち帰るためには相当の体力的負担があるということを考えなければいけないと思います。

そもそも、給水所に来る方には色々な人がいますが、持って来る容器の大きさによって持って帰ることのできる水の量が決まってしまうので、大きなポリタンクを持っている人はいいですが、水容器が何もなくて使い終わったペットボトルしかないような方は大変になります。

そこで、一つの可能性として「誰でも運べるくらいの量に小分けして運ぶ」という過去の災害時に実行された方法にもう一つ工夫を加えることで、給水所での行列を無くす方法について、私の考えを書いてみたいと思います。

具体的にどこの場所で行なわれていたのかは失念しましたが、とある集合住宅で、給水塔の水が無くなり、停電だけでなき建物全体で水が出ない状況になった時、恐らく集合住宅の自治会の方が行なったと思うのですが、まず建物入口に500mlの水の入ったペットボトルを置いておき、自分が必要なら自分で運べる分のペットボトルを持ったり、リュックに入れて階上に運ぶことで、自分だけでなくそこに住む世帯みんなのための水運びができるという素晴らしいアイディアを実践しているところがあったと記憶しています。

500mlのペットボトルであれば、歩いて階段を登ることができる幼稚園児でも一本単位での運搬が可能で、持ってきたペットボトルを各階の共同スペースに溜め込むように置いておけば、必要となった時点で必要なだけ、住民の方が同じ階に取りに来れば足の悪い住民にも水を供給することができるようになります。

これをもう少し大規模に行なうことはできないものでしょうか。給水車を派遣するだけではなく、空のペットボトルに水を詰めたものを大量に運び込み、大きなタンクがなく手ぶらでやってきた人でも、一人に渡す本数に制限を付けて持って行って貰えば(地方自治体の中には自分のところの水道水をペットボトルに入れて商品のように販売しているところもあるので)、現在のようにボトルを持ってきただけ人が給水できることもなくなります。また、少量の水で良ければ給水車の列に並ばずにペットボトルをもらって帰ればいいので、人の流れを分けることになり、結果として待ち時間を解消できます。

もう少し話を進めて、現在の状況でもできそうな事で言うと、自分で水をもらいに行けない人(時間の都合でなかなか水をもらいに行けない人もいる)のために町内やマンションの管理組合、小規模な集落の代表が給水所に行き、ペットボトルを地域の人たちが使う分だけ仕入れて地域に戻り、それを地域住民が自宅近くの水置き場まで取りに行くような仕組みができれば、足などが悪くて水を取りに行けない人への運搬は、集落の人たちでちょっと余力がある人がお宅の前まで持って行ってあげることもできます。

困った時というのは公的な援助だけでなく近隣の助け合いも必要なところがあるので、公的なところと、公ではそこまできめ細やかにはできない部分は自分たちで工夫し合うことで、状況は変わるのではないかと思うのですが。


直接被害がなくても断水が起こった場合にどんな不便が出てくるのか

一昨日降った雨によってだいたい14時間くらい(深夜2時から夕方4時くらい?)の長期停電が続いた静岡市内ですが、そんな中で一部の地域では今後復旧の見通しが立たないくらいの断水が続いています。

私の住む静岡市は、静岡駅から南の「駿河区」と同駅から北の「葵区」というのが昔からの「静岡市」で、それまでは別の市や町であった「清水市」「由比町」「蒲原町」は現在「静岡市清水区」として静岡市の中にあります。今回、断水になったのは清水区内を流れる興津川から取水して水道を送っている「静岡市清水区」でトラブルが起きました。

というのも、大雨によって大きな木などの瓦礫が興津川に流れてきて、水道水として通す場所に大量の瓦礫がたまり、すぐに撤去することが不可能になったのです。この対応について、私がこの文章を書いている段階ではいつまでに水道が復帰するかということについては全く見当がつかないということのようで、興津川から取水した水を水道として使っている清水区の世帯、およそ5万7千世帯で断水が今も続いているのです。

水が止まり、自由に使えなくなると飲料水だけでなくトイレの水、食器洗いや洗濯、風呂に使う水も使えなくなります。災害対策を取っていないご家庭では、飲める真水を手に入れるためには、ペットボトル入りの水を買うか、地域にやってくる給水車を利用することになるのですが、とにかく清水区の方はほとんど断水状態なので、昨日などは炎天下で相当の行列ができたそうなので、行列に並ぶだけの体力がない場合にはなかなか水を得ることはできません。

水の購入については、私の住む静岡市の駿河区や葵区にあるスーパー・ドラッグストア・ホームセンターなどでもすぐに水が売り切れてしまい、残っているのは炭酸水ばかりといった状況です。給水や知人で水道が使える人に水を分けてもらえるようにポリタンクがあれば便利ですが、それも近くのお店では売り切れています。さらに言うと、断水していない地域の銭湯や温浴施設は清水区でお風呂に入れない人が押しかけているらしく、入場制限を行なわないと人を裁ききれないということもあるようです。

これは、静岡市だけの問題ではありません。大雨はどこでも降ってきますし、家自体に被害はなくても、断水が続いて苦労することも考えてその対策を考えることは必要です。今回の断水からの一連の動きを見た上で私が言えることは、まず大切なのは日常的な水の備蓄の大切さです。罹災した直後はすぐに水を手に入れることができないので、ペットボトルのお水を買い、一定時期に飲んだり調理に使ったりしてローテーションする方法が一般的だと思いますが、家族の人数が少ない場合には、スーパーのサービスでやっているおいしい水の供給マシンから定期的に水を汲みに行く労力を掛けるのも一つの方法でしょう。

私が汲みに行くスーパーは2店舗ありますが、どちらも4リットルの容器2つを用意し、最大16リットルの水をすぐ飲める状態で置いておくことができます。そうして罹災直後の飲料水を確保しつつ、その水が無くなる前に新たなお水を手に入れるためにはネット通販の利用がポイントだと思います。これはそのままペットボトルのお水を買っても良いのですが、罹災してしばらくして、誰か近くに水道水を使わせてくれる人がいるなら(今回は断水した知り合いを私の方が助けるために水道水を分けてあげるつもりです)、大き目のポリタンクをネット通販で購入するようにすれば、近所のショップのどこへ行っても手に入らないものでも、全国的な規模で考えれば、数日でネット注文すれば届くと思います。

逆に言うと、ネット通販で水やポリタンクを購入して、何とか自前で水を用意することができるぐらいになるまでの水の備蓄が必要だということになります。また、この騒ぎが落ち着いたところあたりで、20リットルくらいのポリタンク(水用)を買って置いておくことができれば、少なくともどこかからお水を分けてもらえる目処が付けば、かなり状況は楽になります。多少並んで給水車から水をもらうつもりの場合には、ポリタンクを乗せるための台車やキャリアを用意するか、タンク自体にコロコロ転がしていけるタイヤが付いているタイプのポリタンクを選ぶようにすれば、特に帰りの水運びが楽になります。

基本的に、私自身が長期の断水に見舞われた場合、恐らく殺気立って買えない人と買えた人との間のトラブルにもなりかねない、近所のスーパーでの水争奪戦には参加したくないというのが正直なところです。広域で大きな災害が起こってしまった場合は難しい部分もありますが、地域限定のトラブルの場合にはネット注文をした方が安く欲しいものを確実に買える可能性が高まりますので、そうしたことも考えながら日常的な備蓄ということについても考えていきたいものです。


次第に報道されなくなってくる新型コロナへの対応のために心掛けたいこと

世間ではもはやマスクも必要ないのではと言われる新型コロナ対応ですが、実際に感染してしまったらそんな事は言っていられません。昨日、ついに身近なところで感染者が出てしまいました。

実は本日、ある友人と食事をする約束をしていたのですが、その方の配偶者が新型コロナに感染してしまった可能性が高く、その方は濃厚感染者になる可能性があるため食事会は中止になりました。それはそれでいいのですが、その方にはお子さんがいて、お子さんも濃厚接触者になってしまう可能性があるので、今後個人的には何をサポートしていけば良いのか? という事を今回は考えてみます。

すでにその方の配偶者は熱が出ているということなのですが、もしその方がコロナ陽性になってしまった場合、恐らく自宅待機になると思います。今では無症状の場合は買い物くらいは仕方ないという流れはあるので、友人に症状が無ければ外出は可能という見解に今はなっています。ただ、やはり万全を期すためには診断結果が陽性であればしばらく自宅から出ない方が良いのではないかと思います。

まずは、発熱外来へ行くということですが、これは住んでいる地方自治体のホームページから連休中に発熱外来を開いている医院を掲載しています。ホームページでは、まずかかりつけ医に連絡して、どうにもならない場合に当番の発熱外来にという流れで考えればいいでしょう。

濃厚接触のみで無症状なら買い物は行けると思いますが、もし体がだるいなど自分も無症状でないような状況になった場合、最近は外食を提供する普通のお店も配達サービスを提供していますので、弁当の類であれば注文して届けてもらうことで、さしあたっての食事については問題はないと思います。しかし、日数が伸びてしまうと普通にスーパーに買い物に行きたいところですが、そうもいかないとなると、食料の調達が必要になるでしょう。

地方自治体では食料配達のための相談窓口を開いているところもあるので、そうしたサービスを利用することが基本だと思いますが、すぐに必要な時にサービスしてくれるかという問題はやはりあります。もし友人がどうにもならないと連絡があれば、私が買い物代行をしようとは思っているのですが、もし自分だけで何とかすることを考えた場合、ネットから注文して自宅まで届けてくれる「ネットスーパー」についてその友人には伝えました。ちなみに、私の住んでいるところでは大手ではイオングループかイトーヨーカドーでネットスーパーのサービスを行なっています。クレジットで事前決済すれば、配達員と直接の接触はなく買った物を受け取ることができます。

また、ネットスーパーでは配達してもらう場合に手数料がかかりますが、無症状で買い物に出る場合の一つのヒントとして、店内の専用ロッカーに注文した商品をまとめて入れてもらい、商品は自分で取りに行くというやり方で買い物をすれば、スーパー内をうろうろすることなく(他人と接触する可能性は減る)、しかも手数料0円でネット注文した商品を受け取ることができるサービスを行なっていることも覚えておくといいでしょう。

今回のケースでは、そうした感染と台風の直撃か重なってしまいそうなので、個人的に友人には外に出ないで何とか今の状況を乗り切って欲しいと思っています。新型コロナはもはや恐れる事はないという意見もありますが、やはり感染したら色々気を遣って大変なところもあります。他の自然災害と二重の大変さを味わうこともあると思うので、これを読んでいる方々も、台風への準備と同時にご自身の健康にも十分にご留意下さい。


台風だけではない複合災害に備えるためには様々な想象力が必要なこともある

昨日九州に上陸した台風は、統計を取り始めてから一番気圧の低い第二室戸台風と比べると気圧が高い状態(統計が取れている台風では4番目の規模だということです)で上陸をしました。この文章を書いているのは18日から19日に欠けての夜間になるので、細かい状況についてははっきりしたことは言えないものの、福岡県在住の知り合いから、窓ガラスが割れないような対策をした上で台風に対峙するというメッセージをいただきました。「過去最強クラス」という言葉が何度も出てくると、言葉のインフレと言いますか、本来は深刻に受け止めるように発した言葉であっても、一部の人にはうまくその真意が伝わらないこともあるかも知れませんが、準備をしてその準備が無駄に終わる方が被害がなくて良かったということになるので、事前の準備はしっかりすべきかと思います。

今回の台風が接近するさなか、沖縄県の宮古島に津波注意報が出たことで、改めて複合災害の恐さという事を実感しました。一昨日から台湾で大規模な地震が続いていて、台湾在住の方はもし今回の台風でも被害が出るとしたら、大きな地震と台風で二重の被害を受けてしまうわけで、台風だけの対策をしていても足りない事が起きてしまうかも知れませんので、今後の事も考えつつ、夜から朝にかけての台風対策および地震のことも考えた備えについて考えていこうと思います。

台風は時間とともに被害が増えますが、抜ければ直接の被害を受ける危険は無くなります。ただし、外に出ようとして窓ガラスが割れたり、停電で回りが見えずに部屋から出ようとして物を落としてしまい、それによる被害が起こることも考えられます。これは、基本的には地震に対する備えということで、枕元に履物と手袋を置いておき、逃げる際にはガラスの破片を踏んで怪我などをしないようにするというのがあります。

今回はこれに加えて、半袖半ズボンではなく、長袖長ズボンで体の露出部分を隠す用意もしておいた方が良いと思います。夜間に状況に変化が起きたのでと焦って動くと、部屋の中で物が倒れていなくても、角に手足をぶつけて怪我をする可能性があります。素肌を晒すことは移動するときには控え、熱帯夜の続く地方の場合には、上Tシャツに半ズボンで寝ているというケースは多いと思いますが、長ズボンやスパッツなどはしっかりと履き、またできれば靴下を履いた上から、履けばそのまま外に出られる履物を履いた上で移動しましょう。

上半身は上から長袖のシャツを羽織っても良いですが、最近は日焼け止めのために手首からひじの上まで覆うことのできるアームカバーもあるので、長袖はちょっとと言う場合には、そうしたものも用意した方がいいでしょう。カバーがあれば、多少強く何かにぶつかっても血が出るまでの怪我にはならない可能性は増えます。ちょっとしたことですが、用意しておくと役に立つのではないでしょうか。

停電時にあわてないためには、明かりは必要です。できれば、ランタンのように部屋全体を照らすものを用意した上で、スポットライト的に見たい場所をはっきり見ることができる懐中電灯やヘッドライトのようなものがあると、自分の回りにある危険を発見することができます。ずっとテレビやラジオから情報を取るために起きていようと思っても、寝落ちしてしまうことは普通に起こるので、最悪な状況を考える中で、「体を露出させない服装(靴を含む)」「停電でも周辺の様子を確認できる明かり」は用意した方がいいです。

最後に、自宅にいて自宅に留まること自体に危険を感じない場合には、周辺が明るくなるまではやみくもに動かない方が良いでしょう。無理に暗い中で動くことで、大変危険な状況に身を晒してしまうことも考えられます。ともあれ、人命を第一にして安全にお過ごし下さい。


お店のサービスが次々に終了していく今の世の中に未来はあるのか

先日、買い物の際に必ず同時にやるようにしている、スーパーのお水(水道水を濾過して雑味のない純水として提供してくれるというサービス)を汲んで帰ろうとしたら、給水をする機械の調子が悪く、容器の洗浄も水の供給もできない状態になっていました。全国多くのスーパーでお水を提供するサービスは有るのですが、現在の物価高騰で経費も上がり、スーパー自体の経営が大変だと思われる中で、こうした無料の(当然スーパーの買い物を利用する方へのサービスなので、全くお金を払わずに給水されることは推奨されないでしょう)サービスというのは、例えば機械の故障というような、ちょっとしたきっかけで無くなってしまう可能性があります。

先日のニュースで、全国の牛丼チェーンの中で唯一牛丼を頼むとサービスで味噌汁が付いてきた「松屋」において、北海道の店舗では味噌汁の無料サービスの提供を中止するというアナウンスがあったことを知ったこともあり、今まで当たり前に水を汲んでいた私は、それなりに買い物をすることで、このサービスがまだ続くことを願わずにはいられません。

というのも、この給水のサービスというのは一回の給水で4リットル近くの純水を得ることができ、そうして汲んできた水を順次飲料水や料理用に使っていくことで、意識することなく災害用の水を備蓄するようになっていきます。夏などは頻繁に水を汲むために買い物をするので、大量買いではなく必要なものプラスαという感じで買っていくのですが、その中でも常温で保存することのできる缶詰やレトルト食品については、用意しているものが少なくなった分を買い足すような感じなのですが、そうした買い物行動自体が、いざという時の家庭内の食料確保に役立ちます。

水・食料ともに過不足なく頻繁に行なうことで、いざという時に備えているわけですが、もし全国のスーパーで水の提供が無くなったらどうするかということも考えないといけないかも知れませんね。

私の住む静岡市は比較的水道の水については純水と比べても著しく味が変わるということはありませんので、大きなジャグに水道の水をためて毎日ジャグが満タンの状態をキープするとか、あとはお風呂の残り湯や雨水ならフィルターを通して飲める水にできる災害用の浄水器があるので、いざという時のために用意し、ジャグとは別に夜入ったお風呂の水は朝になるまでこぼさないようにするとかなどの方法は考えられるものの、給水と買い物は私の中ではセットで行なっているので、この状況が変わると正直大変だなあと思ってしまいます。

当然ながら、企業が消費者に行なってくれているサービスについては有難く受けさせていただくものの、そのサービスが終了したからといって責めるべきものではありません。社会全体の逼迫状況というものがあり、それが原因で企業サービスが無くなってしまうことは残念ですが、今後もそうした社会の状況を見ながらよりよい生活パターンを考えていきたいと思っています。


災害時のために揃えるラジオについて電波障害の可能性も考えることが必要

昨日、車に乗りながら地元のAM放送を主に送信しているラジオ局を聴いていたら、ちょっとした案内を耳にすることになりました。

私が住んでいるのは静岡県の中部地方なのですが、静岡県全てをエリアにして放送しているその放送局では、西部にある浜松市の一部の地域で、AM放送がうまく伝わっていないところがあるので、同時放送をしているFM局か、ネット配信をしているradikoを利用してくださいというものだったのですが、送信所のトラブルとかではなく、大雨という天候の影響ではないかとリスナーに思わせるものでした。

確かに、インターネットの携帯回線も雨や雪の時に、晴れや曇りの時に比べてうまく飛んでこないのではないか? という時があるのですが、AMの周波数の場合にも大雨が降るとうまく聞けなくなるのかということを正直なところ初めて知り、実際に自分が災害時にうまくラジオが聞けなくなった時に備える必要があるのではないかと思いましたので、改めてここでその対策というものをまとめておこうと思います。

まず、災害用に用意するラジオを選ぶ時、新しく購入する場合は考えなくても良いと思うのですが、ずっと家にあるラジオを使う場合や、中古を扱っているショップやネットオークション等で買ったものを使おうと思っている場合には、FMの周波数を受信できる範囲がどうなっているかを確認することが大事です。

というのも、以前はFMラジオでテレビ音楽を聞けるという触れ込みのラジオがあったのですが、その仕組みというのはアナログテレビの1chから3chまでを、およそ90MHzから108MHzまでの周波数でカバーしていたので、FMラジオのスケールに1chから3chまでの目盛りが打ってあるラジオについては、AM局がFM電波で同時放送をするための周波数をカバーすることができます。

現在のAM局のFM化という中で、今売られているAMとFMの両方を聞けるラジオでは問題ないのですが、「テレビのアナログ放送終了」から「AM局のFMとの同時放送」にいたる間には、FM局を聞ける範囲が76MHzから90MHzしか聞けないモデルも結構出ていたので、特にフリマアプリやネットオークションでラジオを安く買おうと思っている方は、FMラジオの聞ける周波数がどうなっているかを調べてから購入しましょう。当然、90MHz以上が聴けないラジオの方が安いですが、AM局のFM同時放送化はもはや止められず、現在のAM局の中にはFMだけの送信になるような所も出てくると思われます。そうなると旅先で大事な情報収集にも苦しむことになってしまうかも知れません。古いラジオを買うなら「ワイドFM」表示があり、スケールにテレビチャンネルの表記のあるものを買うように心掛けましょう。ちなみに、手持ちのラジオの中でワイドFMおよびテレビ受信に対応しているラジオのスケールの写真を載せますので、参考になさって下さい。

古いものでも上の写真のような表示のラジオを使えば、もしAM局の受信状況が悪い時には、FMの同時放送の周波数に合わせれば、最初に書いたようなAM局の受信トラブルにも対応できます。もし、どちらのバンド(AM・FM)ともうまく聞こえない場合には、あらかじめスマホに「radiko」アプリを入れておいて、ネット配信される放送の方を聞くようにしましょう。もし受信トラブルの原因が自分のラジオ以外にある場合には、トラブルが解消したというアナウンスを番組の中でやってくれると思いますので、一通り「AM・FM・ネットラジオ」という三つの受信方法をいつでも変えて利用できるようにしておくと、慌てずに済みます。


何でもインターネットに依存する生活は確かに便利だがそのバックアップもすべき?

腕時計の代わりにスマホと連絡するスマートバンドを使うようになってしばらくになるのですが、アップルウォッチを付けている方も同じように今までの腕時計とは比べものにならない機能と情報量を表示できたり、電話と連動して本体が震えて着信を知らせたり、タイプによってはスマートウォッチだけで通話・通信もできるようなものもあるので、昔のテレビドラマ(SFもの)で見た未来の腕時計そのものという感じがしています。

そして改めて思うのが、今まで時計業界が一生懸命努力して実現してきた、腕時計単体での時を刻む正確さというものからはこれらのスマートウォッチ・スマートバンドとは無縁です。かなり遅れたり進んだりする個体であっても、スマホと連携したりインターネットとつながっていることにより、ネット上にある正確な時刻に常に合わせることで、正確な時間を表示し続けることができるので、私の購入金額6千円のスマートバンドでも十分に時計として実用になるわけです。

ただし、それもインターネットが普通に使えることを前提にした話であることは、物事が正常に流れている今のうちから頭の片隅に入れておくべきだろうと思います。スマートウォッチの前に、正確な機械時計やクォーツ時計ほどのお金がかからずに正確な時間を刻み続ける時計として「電波時計」が流行りました。安いものであっても一日に数回、日本標準時の電波を受信して、何もしなくても正確な日時(カレンダーが付いていれば日付も)を表示できる電波時計、さらに言うと中に充電池が入っていて文字盤のところにあるソーラーパネルで充電することで電池交換も不要な電波ソーラーが一つの完成型だと思います。

値段はピンからキリまでありますが、Gショックで2万円ほど、安いものなら1万円を切るものもあるのですが、この電波による時刻修正ができなくなった時があったのを覚えているでしょうか。それがあの東日本大震災の起きた2011年3月11日以降のことでした。

時刻修正用の電波発信塔は日本には二ヶ所あり、一箇所は九州(西日本の時刻修正をカバー)、そして東日本をカバーするのが福島県に有り、その福島県にある電波が地震の影響で届かなくなったのです。

電波時計にも手動で時刻を合わせる方法はあるのですが、もともと時刻の修正の手間を無くすために作られた製品であるため、説明書なしでは時報によって時刻を修正することは難しく、正確な時刻を知るためにはスマホを見たり電話の時報を使ったり、テレビ・ラジオのお世話になることになったのですが、そこで腕時計の時刻を合わせることができない人は多かったと思います。その時には、私はソーラー電池付きのクオーツを持っていて、アナログ表示のもので時刻合わせが簡単だったため、正常に電波が送信されるまではその昔使っていた腕時計を使っていました。

現在は電波ソーラーよりもスマートウォッチを日常的に使いこなす人が普通にいる時代です。そんな中、もし大きな災害で携帯電話を使うための電波自体が止まってしまった場合、恐らくその時には停電も長時間起きていることになっているでしょうから、スマホを使って調べものができないだけではなく、正確な時間すら確認することができなくなる可能性があるということを考えた上で、災害時に備えるものを考えるべきだろうと私は思います。

ちなみに、手持ちのスマホにはFMラジオが付いているのでポケットラジオ自体は持ち歩かなくても大丈夫ですが、FMラジオを聞くためには有線のイヤホンをアンテナ代わりにして使うことになるため、イヤホンジャックのないiPhoneや他の一部のスマホでは別にラジオを持っていないと自分での情報入手ができない可能性があります。

また、ラジオの場合は別に電池が必要になるので(手回し発電ラジオを除く)、その携行についても考えなければなりません。個人的には常に持ち歩くものの中にラジオを入れずに、FMラジオ機能のあるスマホと有線イヤホンをセットで持っていれば良いと思いますが、避難持ち出し袋の中とか、家の中のわかる所に乾電池を使っていてスピーカーから音の出るラジオを置いておく方が、多くの人と一緒に情報を共有できます。

そのようにして得た情報は単に聞き流すのではなく、必要な情報はアーカイブした方が当然良いわけです。スマホが普通に使えるなら録音するとか写真を撮るとかできるわけですが、簡単にスマホが充電できない中では、アナログ的な手法だと言われようと「メモ用紙にメモ書き」という昔からの方法が取れるように、防水用のメモ用意があるといいと思います。私は日常的に100円ショップでも売っている一枚ずつ破って外せる小型の防水メモ用紙に、どんな態勢でもインクが出なくなることがない加圧式ボールペンは携行しているので、電気が使えない状態になったら、災害時に必要な情報をメモしておき、できれば他の人と共有することで広範囲な情報をゲットできればと考えています。


雨と風との対策の違いは大きいので台風直撃の恐れがある場合は早めの避難を

2022年8~9月に日本に接近した後通過する可能性のある台風11号は当初、小笠原諸島に被害を与えた後沖縄方面に向かい、沖縄県の石垣島・宮古島を通過してから沖縄本島方面に向かい、朝鮮半島方面を経由して日本海を通り北海道にまで達する見通しです(9月3日時点の進路予想に沿って書いています)。

また、直接台風の通り道にない地域でも大雨になる可能性があり、すでに滋賀県ではキャンプ場にやってきていたと思われる人の車が相当のダメージを受けた状態で発見されており、その車に乗って来ていた方々の安否はまだわかっていません。山の天気は急に変わるので、今の時期のレジャーについては慎重にする必要があり、自分から危険のある方へ進んでいってしまう事は避け、車ごと安全な建物に避難させることが大事ではないかと思います。

今回の台風が恐しいのは、雨もあるのですが風による被害が懸念されることです。先日、私の住む静岡では大雨に関する警報が出て、手持ちのスマホからは何度も非常事態を知らせるアラームが鳴りました。ただ、水害が起こる地域というのは同じ地域の中でも全てに影響が出るかというとそうではなく、その時も自宅に戻って大人しくしていて、避難所に行くようなところまで考えることは避難勧告が出ていてもありませんでした。

ただ、今回の台風が直撃する所は雨もそうですが風が相当強いので、本格的に台風が近づく前に避難所に行くという選択もあります。古い木造のお宅にお住みの方の場合、家そのものの屋根が飛ばされてしまうだけでなく、様々な重い物まで飛ばしてしまう可能性も十分にあるので、過去に突風が吹くことによる不安を感じられている方は、家自体の対策をした上で丈夫な建物の中に避難し、台風が通過するのを待つという選択は必要だと思います。

風そのもので建物が倒壊する可能性が少ないとしても、外から風に飛ばされてきた物が窓に当たり、窓が割れてその破片で怪我をすることも無いことではないので、これも過去の同じような状態をシミュレーションして外から物が飛んでくるかも知れないと思う方は、雨戸があるなら早目に雨戸にし、そうでなければ窓の内側にテープを貼り、その上からダンボールを補強するなどして、もし物が当たって窓が破損しても、中にいる人が怪我をしないような対策をしましょう。

そして、外に出してある車や、田んぼの状態が気になって見に行きたくなる気持ちは十分わかるものの、雨の時よりも外へ出ることの危険性はかなり広範囲に影響を受けるのではないかと思います。車で旅行中に台風に遭遇し、車を降りて安全な場所に避難した場合でも自分の車が大丈夫か気になることもあるかも知れませんが、風が強い状況では命にもかかわる色んなものが飛び交うようなことになると、車よりもまずは自分や家族の命を守ることを最優先に、いざという時には車を捨てて避難する方法も必要ではないかと思います。ここ数日は日本全国のどこでどんな被害が起こるかわからない部分もあるので、最新の情報を入手した上、早めの対策をお互いするようにしたいですね。


新型コロナの新規感染者が減っていかない中での生活をどうしていくべきか

お盆休みの季節も終わり、社会はレジャー主体から学生以外は働きに出る人が普通になるようになってきました。私の住む静岡県でも、一昨日から昨日にかけては新型コロナの新規感染者は1500人ほど増え、感染者数が7千人を突破しました。

今回の休みで全国のいろんな地域に出掛けてきた人も少なくないと思いますので、検査件数が元に戻って行く中で、新規感染者数の推移がどうなっていくのかと考えた場合、私は楽観的にはなれないと思っています。

私自身はこのお盆は結構仕事が入っていたので、ここ最近のブログで紹介しているように、アルミ缶を使ったアルコールストーブを自作してその性能を試験するという、ひどく内にこもった楽しみの中に救いを見出していましたが、現在私の職場にも、新型コロナ新規感染者の波が押し寄せつつあります。

同僚が感染し、陽性になった場合、それまであった休みのシフトを変更し、かかっていない人に代わりに出勤させるような形になることは仕方がありません。今まではそこまで切羽詰まることはなかったのですが、今後状況によっては私の今後の仕事の内容にも影響が出てくるのではないか? と思うほどコロナ感染で出てこられなくなった同僚が続出しています。休んでいる人間の代わりに誰かがその仕事を行なわなければならないのですが、仕事を任された人間についても、このままではいつ陽性になって休んでしまうかわからないようなところに来ているのではないかと思います。

最近感染している人というのは、私が把握している限りワクチンを3回接種していると思うので、4回目の対象になっていない自分的にも感染する可能性はあると言えます。具体的な感染対策は当初言われていた「手洗い」「うがい」「マスク」という元々の対策以上のものが示されていない(ワクチン接種は除く)ことを考えると、いつ自分が感染してもおかしくない状況は当分続くと思いながら過ごしていくしかありません。

私が色々な情報を見ている中で、具体的な感染対策が出てこない中、このまま感染者数が減少し、医療関係者の方々の負担は収まっていくのかということですが、ただ黙って推移を見ていくしかないわけで、そう考えると感染しない事を第一に考え、外に出るのを極力控え、家の中でできることをまだしばらく考えていくというのが一つの考えです。しかし流石にずっと家にいるわけにもいかないので、日常の生活の中で感染することも止む無しという気持ちで生活するしかないというのが正直なところです。

個人的には感染してしまった事に気付いた後の対応について、きちんとその後の流れをどうすれば良いのかをはっきりさせて欲しいですね。私の友人の場合は発熱があったことで、発熱外来を開いている医療機関を訪れ、そこで感染がわかったので、自宅で10日間療養をし、今は元気に復帰していますが、重篤な症状ではない場合には私も同じような感じで自宅から出ないで過ごすことになると思います。

家族についても濃厚接触者ということで、5日間は様子を見なければなりませんが、この関係は家族が感染した場合には逆転することになります。濃厚接触者として自宅待機をしている間に感染する可能性もあるので、月半分を家から出られないで過ごさざるを得ないような事も考えると、やはり何とか感染しないようにもう一度気持ちを引き締め、マスク・手洗い・うがいという基本動作をしっかり確認しながら活動を自粛するしかないでしょう。今後は休み明けということで、業種によっては溜まっていた仕事を一気に片付けるような忙しい日々になる方もいるかも知れませんが、職場で感染者が新たに出れば、さらに職場は危機的な状況になってしまいます。

会社の場合、個人の力にそこまで頼ることはないので、自分が休んだとしてもそこまでの影響はないかも知れませんが、確実に残った人への負担が増すことだけは確かです。ただ、だからといって目の前の仕事にとりかかるあまり、自分の能力を超えて向き合ってしまうと、体や心にストレスとなり免疫力が低下し、結果として感染症にかかりやすくなってしまうでしょう。こんな時だからこそ、できることとできないことについて把握し、今以上の戦力の離脱を無くすためには、必要以上に仕事を頑張らず、仕事が終わったらそれ以上は心配せず、さらに睡眠を取り免疫力を上げるための行動も感染予防と一緒に取っていくことが望まれます。


2022年台風8号の被害状況と改めて今後の台風を迎える際に考えたいこと

中心の気圧が1,000ヘクトパスカルと、必ずしも大きくて強力な台風だとは思わなかった2022年台風8号は、最近あまり行き来がなかった遠方に住む友人からも心配してくれるLINEが入るほど、静岡県を通って伊豆半島に上陸し、抜けていきました。

昨日は早朝から起きていたのですが、未明にはいったん雨は小康状態になったものの、時間が経つにしたがってものすごい雨になりましたが、それはまだ上陸前のことでした。その後雨も風も強くなったり弱くなったりを繰り返しつつ、夕方には伊豆半島に上陸し、関東方面に抜けていったものの、まだ大雨の危険性が去ったわけではないというのが厄介です。

実際の被害については無く、自宅に留まることで安全は確保されていたので、結局昨日は買い物にも行かなかったので、食事の内容が冷蔵庫の残りものを使って作ったというくらいがストレスだった程度で、今このようにブログ記事を書けている幸運に感謝したいのですが、少し前に朝鮮半島を直撃した台風の影響で日本の東北や北海道地方に大雨が降ったというような、台風とは直接関係ない場所での大雨ということもありえます。

今回の台風では、私のいる静岡市では市街地はそこまでの被害がなかった代わりに、南アルプスに迫る山間部では複数箇所のがけ崩れが起き道路が塞がれ、一部の地域では孤立している場所もあるということで、やはりお盆だからと言ってキャンプを強行するような事はすべきではないと強く思いますね。と同時に、私が今情報収集している中では、レジャー中の事故のようなケースは報道されていないということです。

今回の市街地被害で目立ったのは、農業用のビニールハウスや建設作業用の足場が崩れたりしたことでしたが、そんな中で全国に報道されてしまったのが、危険な時間帯に外に出て転んで怪我をした人がいたという報道でした。農業をやっていたり、自宅と別な場所で商売をやっておられる方については、どうしても外の様子が気になるということはあると思います。ただ、今回転倒された方も、打ちどころが悪かったり、風で飛んできた大きなものにぶつかったりしたら命の危険があります。

避難するなら事前に済ませておき、逃げられない場合には垂直避難をして助けを待つというような、まずは自分やご家族の命を第一に行動することを考えることをおすすめしたいです。そんな中、持ち出すものを最少限にするために、色々と自分でも考えています。今の季節はまだ暖かいですが、それでも水害で水に長時間浸かってしまうと、「明かり」「情報」もそうですが、「温かい食事」を作ることのできる装備も必要な場合もあるでしょう。前回のブログで紹介したようなアルミ缶で簡単に自作できるアルコールストーブは、いざとなれば消毒用のアルコールを燃やして暖を取ったり、湯沸かしもできます。もし何も持たずに逃げても、避難所にあるものを使えばそれほど難しくなく作ることができますので、今後も色々な災害時のノウハウについて提供することができればと思っています。