アメリカのトランプ大統領は、物価を下げることを宣言したものの、なかなか物価が下がっていないようで今回、サッカーのFIFAワールドカップを見に行く人たちは、色々と工夫している様がテレビニュースで紹介されていました。荷物の中にパックごはんやレトルト食品を入れて持って行き、現地では外食をせずに滞在費を抑える努力をしているようです。
それにしても、会場で見るためのチケットは日本で開かれたワールドカップ(2002年)よりもかなり上がっています。その当時にはなかったチケットの公式再販サイトでは試合によってはチケットの価格が上がり、日本対オランダの試合では抽選に当選した場合でもカテゴリー1(約9万6000円)、カテゴリー2(約6万9000円)、カテゴリー3(約3万5000円)と結構なお値段なのに、再販サイトでは最安でも約12万円くらいの値段が付いているというびっくりするような話が出てきています。
公式チケットの中には13,000円くらいで見られるチケットもあるそうなのですが、そういったチケットはすでに入手は不可能で、いわゆるにわかファンにはとてもスタジアムでの観戦は無理という状況なのですね。そう考えると、2002年の日韓ワールドカップの時には、結果的には公平な競争のもと直前であっても「定価」でチケットをインターネット経由で取ることができたので、私も私の家族も実際に見ることができました。
当時の事を改めて振り返ってみると、私自身は最初からスタジアムで見るのは諦めて、チケットの予約のための事前抽選には参加しませんでした。しかし、いざ開催してみるとなぜか多くの試合で空席が出ていたので、FIFAは急遽公式サイトからインターネットを通じてのチケット販売をすると聞き、にわかにチケット争奪戦に参加する気になりました。
とにかく公式サイトからチケット購入画面に行くまでが大変なのですが、夜通しずっとパソコン上からリロードを繰り返し、運良く最後の画面にたどり着き、購入できた場合は国内数ヶ所にあるチケットセンターまで直接出向き、チケットをゲットできました。私の住む静岡県ではそのセンターが浜松にあったため、車で少し時間はかかりましたが、地元のエコパスタジアムで行なわれた一次リーグの「ドイツ対カメルーン」、さらに埼玉スタジアムで行なわれた準決勝の「ブラジル対トルコ」の2試合(どちらもカテゴリー3)のチケットを入手できました。一次リーグは一枚7,000円、準決勝でも一枚20,000円と格安で、結果として本大会ベスト4の内、日本では試合のなかった韓国チームをのぞいた3チームの試合を生で見ることができました。
日韓ワールドカップはかなり前の話なので、今の常識とはかけ離れたところもありますが、それでも今回のワールドカップでは空席が目立つ試合もあったというのに、空席をそのままに試合を行なうような運営の仕方には疑問を感じざるを得ません。せめて再販サイトを使ってマネーゲームのようにチケットの価格を釣り上げるのは、根本的にそのスポーツを見たいと強く思っている人には厳しい状況ですし、せめてスタジアムの地元の人には定価に近い形でチケットを入手できるように配慮してもらいたいです。私がそうした配慮のもと、家族で直接スタジアムに出向いて世界のプレーを見ることができたことには十分感謝しているので、そうした流れに今後変わっていくことを期待したいものですが。