投稿者「てら」のアーカイブ

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

LCC利用時には用意しておきたい手荷物ぎりぎりサイズのバックパックをサイズ確認の上で購入

JR各社の乗車券について、往復乗車券・連続乗車券の販売を終了することを発表しました。これにより、往復乗車券を購入する際に一定の条件で安くなる往復割引の仕組みも終了するということです。青春18きっぷの改定もあり、安く鉄道旅行するための裏技が塞がれていく状況には仕方がないと諦めつつ、他の交通機関に本格的にシフトをするために色々と準備の必要性を感じています。

今や格安旅行のための交通機関ということでは、LCCの飛行機を使い、さらにはそのセールで通常料金よりさらに安いチケットを入手すれば、早く楽に遠くまで旅行できます。LCCは通常の飛行機と違って様々な条件があるわけですが、それでも飛行時間が国内であればそれほどかからないので、鉄道や長距離バスに延々と乗り続けるような苦痛もなく、良い時代になったものだと思います。ただ、そんな中で気を付けたいのが、できるだけ基本的なチケット料金だけで済ますような準備です。

特に大切なのは、荷物を預けないで手荷物として機内に持ち込める荷物のサイズと重量についてきちんと把握することだと思います。日本国内で使う機会の多いLCCとしては、ジェットスターとピーチ、そして春秋航空(羽田~広島便がある)あたりになるかと思います。これらの航空会社の機内に無料で持ち込める手荷物は、重量はおおむね7kg以内となっていますが、荷物のサイズが微妙に異なります。

・ピーチ航空   3辺合計が115cm以内(例としてH50・W40・D25)
・ジェットスター キャリーケースがH56・W36・D23
・春秋航空    国内便 H56・W36・D23

つまり、ピーチ航空では大丈夫な大きさの手荷物が、ジェットスターを利用する際には手荷物扱いにならず、別料金が発生する荷物として預けることが必要になってしまう可能性もあります。スーツケースでこの条件を満たすものということになると、キャスターの分とかもあり、ポリカーボネイトを使っていてもそれなりに重量が出てしまうので、LCCをメインに旅をしたいと思った場合、バックパックを利用した方が有利であると考え、これらの規定をぎりぎり満たすようなバックパックを探していました。その中であくまで普段使いではなく、LCCを使った旅行の時だけ使えれば良いと割り切って購入に踏み切ったのが、Inateckの40Lのバックパックでした。

サイズはH55・W34・D20と、上記3社の手荷物の範囲に収まっています。他社のバックバックも、主に40Lのものを検討したのですが、サイズが微妙に小さかったり大きかったりして、高額な海外メーカーの製品でも私にとっては微妙なものでしたが、このバックパックは先日終了したブラックフライデーセールで約5千円で買えることがわかったので、セールが終わって買えなかった事に悩む前にとっとと購入してしまいました。本体の重さが1.6kgなので、中味はだいたい5kgくらい入る見当になります。安いということで、盗難防止用の鍵(TSAロック)やレインカバーは付いていませんが、後から個別購入しても安いものや自分の気に入ったものを後から追加できるので、その辺はあまり気になりません。手荷物として機内に持ち込むなら、TSAロックも必要ありませんので、気軽にLCCを使って旅行に行くにはこのくらいのバッグで十分ではないかと思います。

製品についての口コミを見ると、常用しているとそれなりに傷んでくるという、安かろう悪かろうの評価もされていますが、その辺は十分承知の上で旅行の時だけ使うようにすれば、必要以上にダメージを与えることなくそれなりに使い続けることは可能でしょう。後は、このバックに入れる荷物をどのくらいまで絞り込むかということが大事になってきます。できれば、旅先で買ってきたものも入れて合計7kgに抑えたいと思っているので、これは今後の課題になるでしょう。

実際にものが到着してみると、車の助手席いっぱいに場所を取るくらいの大きさで、これは予想以上でした。縦と横にして片手で持てるようになっており、バックパックとしても使える3Wayです。収納についても、パソコンを入れて持ち運べる部屋が別にあるので、私の場合パソコン関連のグッズと衣類や洗面道具を分けて収納できます。

レインカバーについては、手持ちの20~30Lのザック用のレインカバーがぎりぎり掛けられるようになり、新たにレインカバーを購入する必要がなくなったので、その点は良かったです。今後は主にLCCを予約しての飛行機を使った旅に出る時限定で使っていきたいと思っています。

災害時におけるメディアリテラシーについてのシンポジウムに参加してきました

昨日、地元の日本テレビ系のテレビ局「静岡第一テレビ」が主催する『「災害情報のウソ・ホント」メディア情報を読み解く』というメディアリテラシーシンポジウムに参加してきました。私もこのようにネットを通じて情報発信をする立場にあるので、特に大きな地震が起きた場合にどのように何を伝えていくかということについて興味があったので、入場無料ではありましたが抽選で何とか聴講できるようになり、出掛けてきました。

まず、ネットではオールドメディアと揶揄されることもあるテレビによる発信を信頼できるのか? と思う方もいるかと思います。今回参加して感じたことのまず一つが、予定された時間(13時半から15時半まで)のタイムスケジュールはきっちり守られていたという事です。

司会の方が終了のアナウンスをした時に時計を見たら、見事に15時半ぴったりでした。これは個人ではなかなかできないことで、今回のシンポジウムにもきちんとした準備が行なわれていて、裏方の人たちの仕事がきっちりしていることの表れだと私は見ました。ユーチューブで発信している人でもここまできっちり時間を切って行なうということは難しいと思いますし、これだけでもきちんと来場者に向けて情報を発信したいということなのだろうと思います。地道な事の積み重ねでこのような事ができると思うのですが、そうした事を理解することができれば、その放送局の出す情報にも信頼性が生まれます。大きな災害の情報を少なくとも真面目にきちんと報道しようという姿勢の中、会は進行していきました。

シンポジウムの前の講演として、最近テレビでメディアリテラシーについて情報を発信する専門家として登場することの多い、国際大学の山口真一氏のお話がありました。そこで一通りのネット(SNS)によるフェイク情報の拡散についての話を聞きました。

これは私もうすうす気付いていることですが、自信満々に「自分は騙されない」という人はフェイクニュースに騙されやすいだけでなく、ネット詐欺にも引っかかりやすいという指摘をされていましたが、これは本当に自分で常に考えておかなければならない事だろうと思います。ネットからしか情報を取らなくても、情報を選ぶことでフェイクに引っかからない方法というものは、SNSでも自治体やマスコミ、ライフラインを提供している会社のアカウントをまとめておいてそちらから情報を得るなど、やり方はいくらでもあります。しかし、つい情報源が良くわからず、それらしい写真や動画とともにセンセーショナルな情報が出ていると、その内容を信じてしまうだけでなく、自分でコピペして拡散してしまうことによってさらに被害を増やしてしまいます。

シンポジウムに参加いていた元日本テレビのアナウンサーで現在はフリーアナウンサーの藤井貴彦氏は、自らの経験からの話として、興奮して心拍数が上がることでアナウンスでも失敗することがあるという例えから、心拍数を上げた状態でSNSに自ら発言したり情報をコピペして拡散するべきではないと言っていました。これについては、今では常にスマートウォッチやスマートバンドを使っている方が多いですから、興奮しないでネットを見ている時の心拍数が数値化していつでもわかりますので、発言ボタンをポチッとする前にスマートウォッチの心拍数表示を確かめてその数値が平常時より著しく高かったら発言をキャンセルするなどの対応は取れるでしょう。私の場合は運動していないのに心拍数が100以上になったら危険信号です。ちなみに今書いている際の心拍数は75くらいです。

シンポジウムでは10代から30代くらいの人の中で、災害時のSNS発信の情報についての信頼度が高いという事についても意見が出ていたのですが、個人的にはやはりテレビ・ラジオからの情報も災害時には入手して欲しいと思うのですが。シンポジウムの最後に、ライフラインが遮断され、停電が起きるとテレビは見られないのでどうすれば良い? という質問がありました。会場では言及されませんでしたが、アンドロイドスマホがあれば、スマホに入っているFMラジオユニットを使って非通信時でもFMラジオをスマホで聞くことができます。ただ、その場合スピーカーから音は出せず、アンテナの代わりに有線のイヤホンを付ける必要があります。もしご自身のスマホがアンドロイドの場合、自分のスマホのアプリ一覧の中に「FMラジオ」というアプリが入っていればスマホでラジオを聞くことができますので、いつもはワイヤレスのイヤホンを使っている方も、100円ショップへ行って有線のイヤホンを入手しておきましょう。

地震が起こってすぐは、事前に想定された準備情報を使い、自分の意志で命を守るためにまずは物が落ちてきたり家具が倒れてきても怪我をしないような準備をし、足元に注意しながら外に出て海に近ければできるだけ高台に逃げるまでの事をした後にネットやラジオからの情報を使ってさらに自分の身を守る方法について考えるようにしたいものです。

そして、今年の能登半島地震でもありましたが、現地から被災地の様子を頻繁に発信することによって、その発言に反発するだけでなく罵詈雑言を浴びせるような中傷被害に遭遇するような状況もあったようです。目立つこと自体に反発を覚えるような人は災害も関係ないところがあるのかも知れませんが、自分は良かれと思って発信していても、それで自分の行動が非難されると、ひどい時には発信したことで精神を病んでしまうような結果になる可能性もあります。そんな時には自分のアカウントで直接SNSに投稿することはしないで、地元のテレビ・ラジオ局の情報受付窓口に投稿して自分が矢面に立たないような選択をした方が良いでしょう。そのために地元マスコミは大いに利用したいものでもあります。

100円ショップのグッズで防災用の火起こし道具を作ってみることにした

キャンプ用品を使うために火器を使う場合、今までは柄の長いライターを使っていたのですが、現在持ち歩いているバッグにライターを入れるのは今まであまり意味がないと思えてそういったものを持ち歩くのは考えていませんでした。ただ、今からの季節でもし大きな地震が起こった場合、明かりも大事ですが停電した中で多少でも暖かさを得るための方法についても考えておかなければいけないと思います。

昔は、LEDライトなどない時代に長時間明かりを得るためにはローソクという選択肢がありました。太い災害用ローソクは、トータルで24時間点灯し続けるので、日が沈んだ後寝るまでの間だったら、数日間は電池の用意がなくても明るさだけでなく手をかざせばわずかに温かさを感じることができます。

当然ながら、大きな地震の後は同じくらいかそれ以上の規模の余震が来る可能性もあるので、ローソクが倒れて火事を起こさないような工夫が必要ですが、周りに燃えるものを少なくすれば、ローソク程度の火であれば、バケツやペットボトルの水で消すことは可能だと思いますので、今でも災害用の用意としてはありだとは思っています。

今回、超小型のオイルランタンを日常持ち運べるようにして災害用品に加えました。100円ショップのベビーオイルでも火が持続できるので、ある意味ろうそくより後始末が簡単で、いざという時には役に立ちそうです。ただ、その場合オイルランタン点火用にライターを持ち歩くのかということになると、ちょっと考えることがあり、ライターの代わりにマッチとマッチを入れる防水ケースを買ってきました。

マッチなど、現在の生活の中でほとんど使うことはありませんが、マッチの軸だけでは火が付かない安全マッチは100円ショップで細々と売られています。小さな箱マッチが6箱で110で、さらにダイソーのキャンプ用品として専用のマッチボックスと一緒に合計220円で購入しました。マッチ箱に入ったマッチをパッキンがあってきちんと締めれば水漏れしないケースも今や110円で買えてしまうのは驚きです。

さらに、このケースの上部にはマッチを擦るための「側薬(そくやく)」が付いています。ただ、この仕組みには問題もあって、もしケースが濡れてしまえば側薬も濡れてしまってマッチが擦れなくなってしまいます。また、もし側薬が濡れなくても多くのマッチを擦っているうちにどうしても減ってきてしまうので、使っているうちに側薬を交換する必要が出てくるということになってしまいます。ネットで側薬について調べたら結構な値段がするので、今回購入したものを使って、トータル220円でケースが水に濡れても、側薬が無くなっても予備を用意することもできる方法について考えてみました。

まず、マッチはケースに入れて使うので、箱マッチにある側薬の部分だけを切り取ります。恐らく箱マッチの本数分くらいまでは擦れるだけの量になっていると思うので、これをケースの中に入れます。

直接マッチの軸と側薬が当たらないように切り取った側薬とマッチ棒を入れて蓋をすれば完成という、かなりあっけない工作になりました。でもこれで、今回買ったマッチを全て使っても、このマッチケースに入れた側薬から着火させるようにすれば、問題なく長く使えるようになるのではないかという気がします。

火器の類ということで旅との相性を考える時、飛行機にこれは乗せても大丈夫なのか? というのがあります。これについては今でも喫煙をしている人がいるため、今回紹介した安全マッチや、ライター一個までなら身に付けておけば国内線では機内持ち込みは可能だということでした。遠方への旅行で喫煙者でもないのに災害用ローソクやオイルランタンに点火する機会があるのかという問題はありますが、もし荷物の中にマッチがある場合はきちんと申告してこのケースをポケットにでも入れておけば問題なさそうですね。

いざという時の着火用品としては、燃え尽きることのない柄の長いライター(チャッカマンは商標なのでこんな表現を使っています)の方が良いのかも知れませんが、少なくとも今回紹介したマッチ・側薬・マッチケースのセットはそれだけで発火や爆発をすることはないので、ライターよりは持ち運んでも安心なのかな? という気はします。ライターの場合は長く使わないとガスも蒸発していざという時に使えなくなるのも困りますので、私は持ち運びできる発火用品としてはこのセットを持ち運ぼうかかと思っています。

スペアタイヤ搭載なしの車で旅をするならJAF会員限定の「タイヤ貸し出しサービス」の存在を知っておこう

自動車を常に運転するなら、何らかのロードサービスに入っていないと心配になりますが、現在では自動車保険にもロードサービスが付いているので、それで十分だと思われる方も多いと思います。私の場合、今は乗っていませんが昔は原付に乗っていたので、二輪車のロードサービスも行なっているJAFにずっと入っています。年会費は毎年かかるものの、いざという時の安心感というのは十分にあるので、ほとんど疑問を持たずに維続加入しているのですが、今回たまたま興味深いサービスを行なっていることを知ったので、今回はその内容について詳しく紹介します。

それは会員限定の「タイヤ貸し出しサービス」というもので、会員であれば無料でタイヤを貸してくれます。貸し出しされる場合には一定の条件はあるのですが、これを知っていると今の新しい車(スペアタイヤのない車)でも自走して帰ってこられるケースもあります。ただ、利用するには色々な条件があるようです。

まず、このサービスを提供していない地域があるということと、車種は乗用車に限定されます(貨物車や二輪車は不可)。さらに、最初からタイヤの貸し出しに限定しての申し込みはできず(基本スペアタイヤがなかったり、タイヤが修理不可でスペアタイヤも使えないと隊員が判断した場合のサービスだからです)、タイヤのピッチなどの関係で取り付けられない場合もあり、返却時に実費(宅配便で返却するような場合)がかかるということです。

ちなみに、タイヤのパンクのトラブルは私にも経験があります。私の車は古いのでスペアタイヤは装備しているのですが、その時には保険会社のロードサービスでJAFを指定することのメリットとして一般会員でももしタイヤの応急修理が可能な場合、その実費を保険会社が出してくれるというサービスがあったことを思い出し(サービスの内容は加入している保険会社によって異なります)、自分でタイヤ交換をせずにJAFに保険会社を通して連絡を取りました(サービス併用の場合は直接JAFに連絡するのでなく、保険会社の事故受付に連絡してからJAFの出動をお願いするのが基本です)。

その時は、現場でのタイヤ修理はできないという判定だったので、スペアタイヤとの交換になったのですが、まずは空気圧チェックをして(長年使っていなかったので空気が抜けていた)、問題なく使用可能であるかの判定をまずは受けました。そしてパンクしたタイヤが前輪だったため、駆動輪の前輪にスペアタイヤをそのまま付けるのではなく、後輪に付いているタイヤを前輪に付け、残った後輪にスペアタイヤを付けるという、自分でやったらめんどくさいことこの上ない作業をJAFの作業員の方にはやっていただきました。

その時には自分の車にはスペアタイヤがあるので、タイヤの貸し出しという話にはならなかったのですが、もしスペアタイヤの状態が悪いと判断された場合には、もし在庫があって自分の車に合うタイヤがあれば、今ではそのタイヤを借りることができる可能性もあるということになります。

そういう意味でも、スペアタイヤのない車がほとんどになっている現在の状況を見て、そうしたサービスを行なってくれているJAFの信頼性というものは私の中では大きいですね。車で遠出する場合に、車のトラブルになることなどあまり考えない方もいるかも知れませんが、タイヤトラブルでもその場でお金が掛からず、その場から自走して帰ってこられる可能性のあるタイヤ貸し出しのサービスがあるということだけでも、年会費を払ってJAFに加入するメリットが、特にスペアタイヤのない車に乗っている人には十分あるのではないかと思います。車に搭載されているパンク修理キットではうまく対応できない場合もありますので、よくわからないままパンク修理剤を使うよりも、プロに対応を任せるという意味で、先にJAFに連絡をして待ち、ロードサービスを利用する方が私には良いのではないかと思います。

車検で車が使えない時に自転車で遠出することで色々と発見したことと大変だったこと

今回の車検はヘッドライトユニットの交換というめんどくさい作業を伴ったため、一週間ほど車無しの生活を余儀なくされました。一応、車以外には自転車(非電動)があり、自転車は通勤に使っているのですが、職場との行き帰り以外にはほとんど使わない生活をしていたので、かなり大変でした。

というのも、車で買い物に行く場合は大きな買い物袋を二つくらい持って行き、その中にパンパンに中味が詰まるほど一気に買ってきていたのですが、自転車の場合、荷物が載るのは前籠と後ろの荷台しかないため、自ずと一回の買い物で買ってくることのできる量が決まってくるのです。さらに、買い物をするスーパーでろ過水をいただくのですが、一回の給水で5Lいただけるので、重さは5キロになりますので、そうなると一緒に買って来られる物はさらに少なくなります。状況によっては一旦水だけ汲みに行き、改めて買い物のために出直すようなこともあります。

現代の問題として「買い物難民」が多く発生しているということがありますが、買い物をするお店だけでなく、お店へ行く路線バスの便数が減少するような事も起こりつつあります。そう考えると、自分の場合は車を持っていていつでも買いに行きたい時に車で行けるという事に改めて感謝しなくてはいけないとしみじみ感じます。

ただ、この一週間日常の足が自転車だけだったので、通勤や買い物以外にも自転車を使って移動するような機会もありました。一応、自宅から自転車で30分くらいかかる場所を目的地にして、用足しに行ったのですが、普段そのように自転車を使っていないこともあり、新しい発見というのもありました。

というのも、車を使う場合、昔ならいざ知らず、今は目的地をカーナビにセットしてそのままカーナビの案内通りに車を進めるだけで目的地に着いてしまいます。点から点への移動といいますか、車窓から景色は見えるものの、途中に何があるかということについてはさっぱりわからない中移きをするような感覚に慣れてしまっていました。

今回は、自転車で目的地を目指したのですが、最近はスマホを見ながら自転車を運転しても交通違反のきっぷをきられてしまう可能性が出てきたので、今回はスマホを出さずにだいたい自分の中で覚えている勘に頼って進んだところ、見事に目的の場所がわからずに迷いました。さらに、経路についても自転車の場合は自動車が一方通行の道でも入っていけるため、狭い路地などにわざわざ入って進むこともできます。そうすると、近くに住んでいるのに今まで全く知らなかったお店やスポットがあることを発見できます。自転車の場合はそうしたものを見付けたらすぐ停まって確認することが可能なので、ずっと地域で生活していながら限られたお店やスポットしか利用していないという残念な自分の生活を知ってしまいました。

これは、逆に言うと今後に向けての楽しみでもあります。今まではネットで地元のお店を紹介しているサイトやテレビのローカル番組を通じて地域の情報を知ることが多かったのですが、今後は自分の足で稼ぎながら自分の好きなスポットやお店を開拓していく楽しみができてきたとも言えます。

車は便利で、特に雨が降っても濡れずに移動できる大きなメリットもありますが、暇をもてあましたような場合には、あまり考えずに往復1~2時間くらいかけて自転車で回ることのできる場所を旅に出るかのごとく見に行くというのもなかなか面白そうです。目的地のあるお出掛けでも、時間に余裕があれば行き帰りに最短経路を取らず、自分の感性でちょっとより道をするのもよさそうですし、そうすることで、このブログに書くネタが増えれば、それはそれで有難いものです。

今年の夏は暑すぎて、全く自転車で出る気はしませんでしたが、今後は徐々にそうした時間を増やして行ければと思っています。

今後は新しい車の整備・車検の費用がどうなるのかの話を聞いていて恐ろしくなった話

およそ一週間車のない生活を続けましたが、その間にも実は新たな発見がありましたが、それはまた別の機会に書かせていただくとして、今回は車検の話を修理屋さんとしていて思ったことがあったので、それについて書かせていただきます。

今回の車検費用は樹脂が曇ってしまって車検を通らない(下向きのライトで一定の明るさが必要)事によるヘッドライトユニットを2つ交換したことで、トータルの車検費用が約20万になってしまったのですが、その他にもプラグを全て交換し、ファンベルトも交換してもらいました。ブレーキパッドは前回の車検で交換してもらったので、今回は交換の必要はないということで、その点はほっとしました。

とりあえずは、少なくとも次回の車検では今回くらい費用がかかる事はないと言われました。エンジンについては調子は良いし、もし何かあってもバラして調整はできるので、まだまだ余裕で乗れますよと修理工場の方には言っていただきました。そんな話の中、話は新しめの車についての話になりましたが、アイドリングストップとか、事故防止のための各種センサーが付いた車は、車検とは別にセンサーが正常に作動するかどうかのチェックをするのですが、そのためのテスターを揃えている中小の修理工場は少ないらしく(今回お願いした工場もそう)、なかなか大変だとのことでした。

もっと大変なのは、新しいセンサーやコンピューターに異常が出た場合、それを直すと言うよりも、ユニットごと全交換になる可能性が高いということなので(センサーが作動しないと車検が通りません)、私のようにのほほんと構えていて、エンジンの調子が良いから大丈夫だろうと思って車検に出しても、もろもろの部品を交換しなければならなくなると、もはや車検を通すよりも中古車で程度の良いものに買い替えた方が良くなるレベルの請求が来る可能性がある状況は今後は予想できるとのことでした。

まあ、この辺は時代の流れであらゆる部分でコンピューターによる制御が行き届いていて、事故防止のためのセンサーを付けていない車を探す方が難しいわけで、そうなると車に乗り続けること自体が贅沢な行動になってくるのかなという感じはします。といっても、今から車を買って乗る人は、各種安全装置の付いていない時代の古い車を買ってもあまり良い事はないわけなので、そこそこ安い車を買い替えて乗っていく選択をする方が安上りになるような状況も考えられます。

ともあれ、私の車については次回事故なく過ごすことができれば、今回ほどの費用はかからないそうなので、今後かかってくるであろうタイヤ交換にも備えながら、大事に乗り続けていこうと思っています。車を買う時に次の車検とか点検整備費、あとタイヤの価格などを調べて買う人は少ないかも知れませんが、タイヤ交換の必要性に迫られても、安い(よくカー用品店で激安なタイヤが売られることがあります)タイヤが付けられず、高い定価のタイヤしか付けられないような事も起こってくるので、車を買う時にはそうした下調べをした上で、乗り続けていくことのコストについてもこれからは考えていく必要があるのではないかと思います。

また、車検の話とは違いますが、最近の車にはスペアタイヤが付いていない車が多いので、昔の車には当り前に付いていたタイヤ交換のためのジャッキも付いていない(オプションになっている)車も多いようです。先日、地震が起きた時に役立つグッズの一つとして、このジャッキの存在がありました。今年の能登半島の地震でも家屋が倒壊し、倒れてきた建物に挟まれて脱出できないようなケースがあったのですが、力のない人間一人でも、隙間に車に積んであるジャッキを使って隙間を広げ、そこから救助するための道具としても使えるので、その点でもスペアタイヤとジャッキが積んである今の車に乗り続けることは個人的には悪くない選択だと思っています。

Windows10から11への移行ハードルが下がっても古いパソコンを使い続けることは難しい?

正確でない情報をこのブログで論じるのはあまり良いことではありませんが、たまたまネットニュースで見た話として、マイクロソフトがWindows10から11にアップデートできるパソコンのスペックをゆるくするのではないかという憶測が語られるようになっています。

現在もWindows10の入ったパソコンを使い続けている方は、新しくWindows11が快適に使えるパソコンへの買い替えを模索している方も少なくないと思いますが、今使っているパソコンが11にアップデートできないとなると、Windows10のサポートが終了してしまうと、セキュリティの観点から古いパソコンをずっと使い続けるというのはおすすめできなくなります。そうして廃棄されるパソコンの数もかなりのものになるのではないかとの危惧もある中、Windows11へのアップデート基準を緩くすることができるなら、多少の古いパソコンも使い続けるようになるのかも知れません。

ただ、古いパソコンでWindowsのアップデートを続けながら使い続けること自体に無理があるということも事実なのです。今回の文章を書くにあたって、当初はWindows10から11への対象になったので一時はWindows11を入れて使っていたLenovoのIdeaPad D330を使って書いています。このパソコンは現在Linux mintにOSを入れ替えていますが、それはWindows11を使い続ける上において、本体メモリーの64GBでは容量の関係からアップデートすらできなくなってしまったということが原因でした。現在Linux Mintを入れていてもOSその他で45GBくらいを消費しているので、軽いと言われるLinuxでもぎりぎりといった感じになっています。

特にモバイル用途で購入し、価格が安いかわりにメモリが少ないなどスペックを現状のOSがぎりぎり使えるくらいのノートパソコンにおいては、たとえWindows11へのアップデートが今後できると判定されたスペックであっても、内蔵のSSDを換装するなどしないと、使い続けるのは難しいでしょう。軽いChromeOSやLinuxの場合はそれで何とかなりそうですが、Windowsの場合はある程度のCPUパワーがないと、アップデート時の作業すらうまくできなくなってしまう可能性があります。そうなると、私などはもはやそのPCについては少なくともWindowsOSを入れて使い続けない(廃棄することを含めて)という結論に達するのではないかと思います。

かく言う私も一応Windows11が事務的作業においては快適に使えるくらいのスペックのパソコンを新たに買い足してはいますが、今まで使っていたパソコンのOSをLinuxに変えて使っていると、それだけでできることが増えてきているので、現在はどうしても使いたいソフトを使ったり、相手と使っているソフトを合わせないと書類のやり取りができないような場合に限って使っているといった状況です。

Windows11を入れるともはや使いものにならなかったIdeaPad D330は、現在多少の問題はあるものの過去にWindows10を使って動かしていた時と同じように快適に使うことができるようになっています。バッテリーにも問題はないので、モバイルパソコンとしても使える感触も持っています。ですから、今回紹介したネットでのうわさ話が本当であり、将来マイクロソフトがWindows11へのアップデートができるスペックを下げてきたとしても、私にとってはあまり関係のないニュースとして処理をするようになってしまうかも知れません。

現在、Windows10の入ったパソコンを使っている方は、新しくWindows11が快適に利用できるパソコンに買い替えることとともに、今後の事を考えつつ、今使っているパソコンを処分してしまわないで、軽くて長く使い続けられるChromeOSやLinuxに入れ替えてWindows11と併用しながら今後の事を考えてみるのも良いのではないでしょうか。

いざという時に動かしたいグッズを「単四電池使用」のものにまとめることを考えてみる

昨日、私の住む静岡県限定ではありますが、大きな地震が来たという想定の元に訓練があったようです。朝、けたたましくスマホの緊急通報が鳴りまして、一瞬怯みましたが「訓練」という文字にほっとしたとともに、最近また能登半島で大きな地震があったり、相変わらず東北地方では地震が頻発しているので、いざという時の対策というものはきちんとしなければと改めて思いました。

そんな中、自宅にいる時は良いのですが、通勤時や仕事中に大きな災害が起こった時に備えて、持ち歩くバッグの中に少しではありますが防災グッズを入れています。といっても、基本的にはスマホの充電をするためのモバイルバッテリーだったり、暗闇を照らすライトだったり、スマホが使えない場合にも情報を入手できるラジオだったりします。

私の場合、タブレットも持っているので、いざという時にはタブレットやスマホを使ってスムーズな長文入力ができるようにBluetoothキーボードも携行しているのですが、今回改めてそうした電池使用のグッズについて、あえて「単四電池」を使うものに統一することにしました。

なぜそんなことをするのかというと、単三電池と比べると小さいので容量が少なく、使い切ってしまった場合に充電する時間がかかりませんし、少ない電力で充電が可能だということがあります。このブログでも紹介しましたが、携行品の中には一枚6Wのソーラーパネルを2枚つないで充電できる小型システムもありますので、天候に発電が左右される中でも、ソーラー発電でためた電気をできるだけ効率よく使うためには、やはり小容量の電池を使った方が良いだろうと思ったこともあります。

そうした中で、今回のブラックフライデーセールの中でアマゾンの充電池が安くなっているので、今回まとめて購入しました。たまたまそれ以前に、近所の100円ショップで、単三電池なら6本、単四電池だと8本を入れることのできる電池ケースが売られていたので、単四電池8本のニッケル水素電池を購入しました。

今使っている電子機器では大体単四2本で動くものが多いので、ラジオ、ライト、キーボードを同時に使っても2本余る勘定になります。これでうまくローテーションしていけば、最初はモバイルバッテリーにUSB経由でニッケル水素電池2本を充電できる充電池にかけることで、ラジオを使いながらBluetoothキーボードを夜でも使えるようにできそうです。

他に単四電池が使えるものというと、各種リモコンがありますので、リモコンの電池が切れた場合の一時しのぎにも使えるのでそこも便利だったりします。今回、電池だけを増やしましたので、改めて単四電池を採用している家電について色々調べながら、旅行や非常用として使えるものを増やしていきたいと今は思っています。

「地獄の深夜バス」から「快適な寝台夜行バス」への転換ができれば旅行には大きな変革となるのでは?

国土交通省は、2024年11月19日に高速バスのフルフラット座席に関する新しいガイドラインを発表したそうです。私はバスの座席をフルフラットにすることによって、事故が起きた場合の影響が心配な部分はあるのですが、社会的な流れの中で深夜バスの利用環境が良くなるのなら、どんどんやって欲しいと思っています。

一口に夜行バスと言っても、その内容というのはかなり違います。まず、座席が観光バスのように4列シートのバスは隣席との間が狭く、もはや寝ることを拒否するような環境であるだけでなく、隣の乗客から痴漢行為を受ける可能性もあるので、全ての人が安心して使うことは難しいと思います。ただ、私の住む静岡から出たり、静岡へ向かう夜行バスは殆どが従来型のバスを流用しただけの4列シートなんですね。これだとよほど神経が強い人でないと目的地まで熟睡することは難しく、翌朝から観光をするにも疲れてしまいます。

今後、大都市のビジネスホテルでも海外からの観光客との競争になる中で、少し前なら5~6千円くらいで泊まれたところが、平気で一万円以上かかることも珍しくありません。そうした状況の中で夜行バスの環境も変わっていくことが望まれます。

今あるのは、4列でなく3列で全ての座席と座席との間に通路があるようなタイプのバスですが、これなら少なくとも隣席の知らない人との接触は避けられます。しかし、前後の空間が狭いとリクライニングをする場合、例えばそれが途中から乗って行く場合には後ろの乗客に迷惑を掛けないかというストレスになってしまいます。

そうした状況の中で国土交通省がガイドラインを出してきたのだろうと思うのですが、走行中に寝るので完全にフルフラットになってしまうともしバスが交通事故を起こしてしまった場合に体がシートに固定しにくくなるかも知れないので、シートに工夫をして背もたれをそれなれに倒すことができ、さらに最大限座席を倒した状態でカーテンを使って他者とのコンタクトを遮断するようなスペースを確保できるような夜行バスが一般的になれば、隣の人のいびきがうるさければ耳栓をし、車内の明かりが気になるならアイマスクをして、何とかバスの中で寝る体勢が取れるだけでもかなり違います。

当然、長時間の乗車になるわけですからエコノミークラス症候群にならないくらいのシートは必要ですが、そうしたシートが夜行便で当り前になってくれば、移動しながら快適に一夜を過ごせる乗り物として、今よりも更に注目が集まるようになると思います。

ただ、車内の快適さを求めれば求めるほど、バスの定員が少なくなり、バス会社の収入という点では魅力が薄れることは確かです。ただこれも、最近の路線バスでは一台のバスにもう一台の「客車」を連結する「連節バス」が走っていますので、このバスに高速道路を走らせる事ができれば(現在は連節バスは高速道路は走れないようです)、また状況は変わっていくだろうと思います。

今後、夜行の列車について新しいものが出てくるどころか、今走っている車両もかなり古いものなので、いつ無くなってもおかしくありません。バスの中の寝台をどうするのかという問題はあるものの、多くの乗客を乗せて乗客が快適に過ごすことができるような知恵を関係される方に考えていただくことで、新たな旅の形としての「夜行バスによる車中泊からの観光」というリーズナブルな旅の形も現実味を帯びてくるのではないかと想像します。バスの自動運転とともに寝台の進化が行なわれることを期待したいですね。

日本通信が始める新しい電子マネーはマイナンバーカードの電子証明書で本人確認をしてIDパスワード不要に

具体的にサービスが始まらないとわからないところも多い、スマホを利用する電子マネーの一角に、日本通信が割って入ることが明らかになりました。すでに電子マネーやクレジットカードなど、キャッシュレスでの決済を使っている身としては、新しいものが出ても普及しなければ意味がないと思うのですが、今回のニュースで気になるところがあったので、自分でも完全には理解しているとは言い難いのですが、自分の思うところを書いてみたいと思います。

ニュースによると、この新しい電子マネーは、マイナンバーカードを持つことが前提になるようで、スマホにマイナンバーカードをかざし、マイナンバーカードのICチップに入っている情報を読み込んで電子証明書をスマホに保存し、その証明書にアクセスすることで本人確認をするという仕組みのようです。

他の電子マネーの場合は、電話番号やメールアドレスと紐付けし、IDとパスワードを入力することによって本人確認するので、以前PayPayであった、モバイル回線の契約を乗っ取って他人のPayPayを使うというような詐欺行為のような事はこの電子マネーではできなくなるのでしょう。もし強引に他人の電子マネーを使うためには、電子証明書の入ったスマホを強奪し、ロック解除を行なってそのスマホ自体で使うようにしないと、電子マネー自体が使えないという私的な理解なのですが、ニュースの見出しではIDパスワード不要ということでしたので、恐らくそんな事だと思います。

ということになると、ちらにしても安全に電子マネーを使うためには、他人に勝手にスマホを使われないようなロック(指紋認証がおすすめ)をしていない方は、しっかりと設定をしておくことが大事になってくるのではないかと思います。

私の中では、近々マイナンバーカードと健康保険証を一体化するマイナ保険証への移行が行なわれることで、かなり認知度は上がってきているように思います。現状ではもしマイナンバーカードを病院のカードリーダーで読み取れないような場合に、スマホの中に「資格情報」入れて画面で見せれば問題なく受信できるようになるので、マイナンバーカード及び、マイナポータルアプリ及び電子証明書の組み合わせをスマホで利用する事が当り前になってくるのではないかと思います(スマホがない場合は紙の資格情報を用意する必要があります)。

以前から書いていますが、将来的にマイナンバーカードは持っていなくても、マイナンバーカードの中のICチップの情報を電子証明書にすることで、スマホが健康保険証や運転免許証としても使えるようになると個人的にはマイナンバーカードを外で落とす可能性が消えるため、そうした状況になって欲しいです。ただ今回の電子マネーは、マイナンバーカードから情報を読み取った電子証明書で本人確認を行なってスマホで決済できるようになるようなので、スマホだけ持ち出しても電子マネーは使えるということなのでしょう。

このように、色々な事がスマホでできていくようになれば、事前に電子証明書をスマホ内に入れておけば、いちいちサービスを受ける際に本人確認を受ける必要も無くなっていくのではないでしょうか。紙のものだとなりすましで使えてしまうコンサートチケットを電子化する中の一つの方法として、こうした方法があれば、ID・パスワード自体が無いので、ハッキングされて被害に遭う可能性も無くなるのではないかとか、色々便利になる半面、スマホを持つ人と持たざる人との差というものは決定的になっていくことが想像できます。

ただそのためには、誰でも不安なく電子決済などの日常生活に起因するサービスが使えるだけの通信速度を安価に提供するための通信プランおよび安価な端末の整備は必要だと思います。マイナンバーカードを推進する場合、そのような生活に必要不可欠なスマホを全ての人が普通に持って使えるような環境の整備を改めてお願いしたいですね。