JR各社の乗車券について、往復乗車券・連続乗車券の販売を終了することを発表しました。これにより、往復乗車券を購入する際に一定の条件で安くなる往復割引の仕組みも終了するということです。青春18きっぷの改定もあり、安く鉄道旅行するための裏技が塞がれていく状況には仕方がないと諦めつつ、他の交通機関に本格的にシフトをするために色々と準備の必要性を感じています。
今や格安旅行のための交通機関ということでは、LCCの飛行機を使い、さらにはそのセールで通常料金よりさらに安いチケットを入手すれば、早く楽に遠くまで旅行できます。LCCは通常の飛行機と違って様々な条件があるわけですが、それでも飛行時間が国内であればそれほどかからないので、鉄道や長距離バスに延々と乗り続けるような苦痛もなく、良い時代になったものだと思います。ただ、そんな中で気を付けたいのが、できるだけ基本的なチケット料金だけで済ますような準備です。
特に大切なのは、荷物を預けないで手荷物として機内に持ち込める荷物のサイズと重量についてきちんと把握することだと思います。日本国内で使う機会の多いLCCとしては、ジェットスターとピーチ、そして春秋航空(羽田~広島便がある)あたりになるかと思います。これらの航空会社の機内に無料で持ち込める手荷物は、重量はおおむね7kg以内となっていますが、荷物のサイズが微妙に異なります。
・ピーチ航空 3辺合計が115cm以内(例としてH50・W40・D25)
・ジェットスター キャリーケースがH56・W36・D23
・春秋航空 国内便 H56・W36・D23
つまり、ピーチ航空では大丈夫な大きさの手荷物が、ジェットスターを利用する際には手荷物扱いにならず、別料金が発生する荷物として預けることが必要になってしまう可能性もあります。スーツケースでこの条件を満たすものということになると、キャスターの分とかもあり、ポリカーボネイトを使っていてもそれなりに重量が出てしまうので、LCCをメインに旅をしたいと思った場合、バックパックを利用した方が有利であると考え、これらの規定をぎりぎり満たすようなバックパックを探していました。その中であくまで普段使いではなく、LCCを使った旅行の時だけ使えれば良いと割り切って購入に踏み切ったのが、Inateckの40Lのバックパックでした。
サイズはH55・W34・D20と、上記3社の手荷物の範囲に収まっています。他社のバックバックも、主に40Lのものを検討したのですが、サイズが微妙に小さかったり大きかったりして、高額な海外メーカーの製品でも私にとっては微妙なものでしたが、このバックパックは先日終了したブラックフライデーセールで約5千円で買えることがわかったので、セールが終わって買えなかった事に悩む前にとっとと購入してしまいました。本体の重さが1.6kgなので、中味はだいたい5kgくらい入る見当になります。安いということで、盗難防止用の鍵(TSAロック)やレインカバーは付いていませんが、後から個別購入しても安いものや自分の気に入ったものを後から追加できるので、その辺はあまり気になりません。手荷物として機内に持ち込むなら、TSAロックも必要ありませんので、気軽にLCCを使って旅行に行くにはこのくらいのバッグで十分ではないかと思います。
製品についての口コミを見ると、常用しているとそれなりに傷んでくるという、安かろう悪かろうの評価もされていますが、その辺は十分承知の上で旅行の時だけ使うようにすれば、必要以上にダメージを与えることなくそれなりに使い続けることは可能でしょう。後は、このバックに入れる荷物をどのくらいまで絞り込むかということが大事になってきます。できれば、旅先で買ってきたものも入れて合計7kgに抑えたいと思っているので、これは今後の課題になるでしょう。
実際にものが到着してみると、車の助手席いっぱいに場所を取るくらいの大きさで、これは予想以上でした。縦と横にして片手で持てるようになっており、バックパックとしても使える3Wayです。収納についても、パソコンを入れて持ち運べる部屋が別にあるので、私の場合パソコン関連のグッズと衣類や洗面道具を分けて収納できます。
レインカバーについては、手持ちの20~30Lのザック用のレインカバーがぎりぎり掛けられるようになり、新たにレインカバーを購入する必要がなくなったので、その点は良かったです。今後は主にLCCを予約しての飛行機を使った旅に出る時限定で使っていきたいと思っています。