車検に出していた車がようやく戻ってきました。この2年はちょうど新型コロナのまん延で全国的に活動の自粛が行なわれたため、例年と比べても極端に車を運転する機会がなくなったため、車検費用も若干かさみ、日々それなりの距離を運転することで、部品の劣化を抑えられることがあるということを改めて知りました。コロナ自粛中には、それこそ近くのスーパーなど買い物でわずかな距離しか走っていなかったのですが、できれば週一度は10キロ前後連続して走ることを勧められました。古い車ではありますがそこそこ走るので、そうしたアドバイスを真摯に受け止めて、時間がある時はドライブでもしながら自分のストレス解消も兼ねようと思っています。
そんな感じで、およそ一週間の間、車のない生活をしていたのですが、まずは車を取りに行くことになって、前回は路線バスを乗り継いで行ったのですが、今回は市内あちこちに点在するレンタサイクルを活用して行きました。
自宅近くのサイクルステーションに貸出可能な自転車があることを確認した上で、借りたい自転車をスマホアプリで予約してからステーションに向かいました。そうしないと、ステーションに着いてその場に自転車があっても、他の人に貸し出し予約が先にされてしまって、自転車を使うことができなくなる可能性もあります。
自宅から予約したので、予約が解除になる時間までに自転車を取りに行き、レンタル手続きをすればそこからは電動自転車で移動できます。目的地の近くにはステーションがないのが残念ではありましたが、バスを利用した場合とそれほど変わらず、ステーションから改めて歩くことにはなりましたが、途中で銀行に寄り、追加分のお金を下ろすようなことも自転車を使えばかなり効率的にできます。
私は現在非電動の自転車を使っているのですが、原付に乗らなくても電動自転車があれば、車を使わなくてもかなりの行動範囲を広げられるのではないかと思います。そして、厳格に適用される可能性のある交通違反についても、例えば一時停止の標識が出ている交差点の場合、電動自転車であればきちんと停止を繰り返しても、漕ぎ出しが軽いので、きちんとルールを守って走行しやすくなります。買い物用に前後のカゴ(及び雨が入らないためのカバーも必須)を付けたりすれば、一人で出掛けるには十分という感じもしますが、自転車に依存してしまうと逆に車に乗らなくなり、最初に書いた通り車の調子が心配されるということで、今後の利用には迷うところです。
ただ、自転車の最大の問題は複数で出掛ける時と、雨などの悪天候の時の移動のストレスがあるということがあります。そして、電動自転車を使っている方はおわかりでしょうが、アシスト機能を使うとかなり勢いよく走れてしまうので、対歩行者や自転車と接触や衝突してしまうような場合には、相手にはかなりのダメージを負わせてしまう可能性があるという点もありますね。
ちなみに、そうした自転車に乗っている場合の保険は自動車保険の中で追加してカバーしているので、その点は安心なのですが、それも自動車に乗っていなければ、改めて自転車用の保険に加入する必要があるので(賠償責任だけでなく自身のケガの保険も必要です)、その点も自転車に乗る場合のコストとして考えるべきでしょう。
電動アシスト自転車には、電池のメンテナンスという問題もあります。予備の電池は安くなく、さらに盗難の危険もあります。電池は安くなく、劣化して長く乗るには買い替えが必要ですが、それも考え方一つでしょう。原付の代わりに電動自転車に乗るなら、オイル交換や点検、そしてガソリン代だけでなく、自動車税もかからないメリットは大きいですね。ただ、タイヤの交換ぐらいしか手間を掛けない非電動の自転車と比べてしまうとお金はかかるので、今後も必要に応じて電動のレンタサイクルと併用するのも良いかな? という風に思っています。