昨日の朝9時過ぎにテレビを見ていたら、突然の異音がテレビだけでなくスマホからも流れてきました。いわゆる「緊急地震速報」の警告です。さらに、スマホの警報が鳴ったことから明らかだったのは、大きな地震が私がいまいる場所にも起こる可能性があるということで、テレビの画面でも、震源は千葉県ではあったものの、静岡県でも大きな地震が来るということで身構えていましたが、いっこうに揺れを感じることはありませんでした。
たまたま番組はテレビ朝日系列の「モーニングショー」でしたが、番組MCの羽鳥慎一アナウンサーは一向に地震の情報が流れてこないことおよび、緊急地震速報が出てから10分以上の時間が経っても、気象庁の方から緊急地震速報の取り消しの情報はないため、一応大きな地震が来る可能性に言及しながら、今回の緊急地震速報は全くの空振りだった可能性にも話を持っていっていました。
結果的には気象庁が実際には注意を促した地域には全く揺れがなかったことについてコメントを出し、本当に空振りだったことがわかりました。何も起こらないことについては、個人的には気象庁は非難されるようなところではなく、やはり危ういと思ったら空振りに終わっても警報は出して欲しいと思います。
今回はテレビを見ている中で緊急地震速報が来たので、一連の流れを受けて冷静に状況の推移を確認することができました。しかし、そうでない状況でスマホの警報が鳴り、その後に別の問題が起こった場合、自分自身冷静でいられるのか? ということも考えてみました。というのも今回の緊急地震速報が呼び水となって別なトラブルが東京都内で起こっていたのです。
都営大江戸線では緊急地震速報を受けて一時的に運転を休止しましたが、その後システムのトラブルで復旧まで一時間半もかかったそうです。実際にその時に大江戸線の地下鉄に乗っていた方は、さすがに緊急地震速報の誤報を恨んだでしょうが、問題なのは緊急地震情報と地下鉄が長い間止まっていることを関連付けてパニックになってしまわないかということです。
私自身、電車に乗っている時に緊急地震速報を受けてスマホが鳴り、電車がストップした時に乗り合わせた経験があり、その様子はこのブログでも紹介したのですが、その時には地震情報をスマホのニュースで確認した上、車内アナウンスで列車の運行状況を確認しながら終始冷静に対応できましたが、今回のような「何も起こらない」状況の中では情報自体が入ってこないので、自分でもどうなったかはわかりません。
ただ、今回はテレビを見ている中で、どうやら「緊急地震速報が空振りくさい」ということを確認することができるので、ネットから思うような情報を得ることができなかった場合には、別の方法が必要ではないかと思えました。
具体的には、現状で唯一地上波の放送をリアルタイムで流している「NHK+」アプリでNHK総合の同時配信を見て刻一刻変わっていく状況を確認したり、radikoで地元ラジオ局の放送を聴いて、情報集収に務めるということも併用して、刻一刻変わる状況を適切に把握するようなやり方も考えておいた方がいいかなという感じがします。そのため、イヤホンをスマホにつないで(ワイヤレスでもいいですが)画面と音声を一緒に見て正しい情報を早く入手し、自分の行動をどうするべきかを考えるようにするのが今のところいいのではないかと思えます。ただ、そんな経験はあまりしたくないものですが。