月別アーカイブ: 2020年7月

緊急地震速報はテレビ・ラジオと連動で

昨日の朝9時過ぎにテレビを見ていたら、突然の異音がテレビだけでなくスマホからも流れてきました。いわゆる「緊急地震速報」の警告です。さらに、スマホの警報が鳴ったことから明らかだったのは、大きな地震が私がいまいる場所にも起こる可能性があるということで、テレビの画面でも、震源は千葉県ではあったものの、静岡県でも大きな地震が来るということで身構えていましたが、いっこうに揺れを感じることはありませんでした。

たまたま番組はテレビ朝日系列の「モーニングショー」でしたが、番組MCの羽鳥慎一アナウンサーは一向に地震の情報が流れてこないことおよび、緊急地震速報が出てから10分以上の時間が経っても、気象庁の方から緊急地震速報の取り消しの情報はないため、一応大きな地震が来る可能性に言及しながら、今回の緊急地震速報は全くの空振りだった可能性にも話を持っていっていました。

結果的には気象庁が実際には注意を促した地域には全く揺れがなかったことについてコメントを出し、本当に空振りだったことがわかりました。何も起こらないことについては、個人的には気象庁は非難されるようなところではなく、やはり危ういと思ったら空振りに終わっても警報は出して欲しいと思います。
今回はテレビを見ている中で緊急地震速報が来たので、一連の流れを受けて冷静に状況の推移を確認することができました。しかし、そうでない状況でスマホの警報が鳴り、その後に別の問題が起こった場合、自分自身冷静でいられるのか? ということも考えてみました。というのも今回の緊急地震速報が呼び水となって別なトラブルが東京都内で起こっていたのです。

都営大江戸線では緊急地震速報を受けて一時的に運転を休止しましたが、その後システムのトラブルで復旧まで一時間半もかかったそうです。実際にその時に大江戸線の地下鉄に乗っていた方は、さすがに緊急地震速報の誤報を恨んだでしょうが、問題なのは緊急地震情報と地下鉄が長い間止まっていることを関連付けてパニックになってしまわないかということです。

私自身、電車に乗っている時に緊急地震速報を受けてスマホが鳴り、電車がストップした時に乗り合わせた経験があり、その様子はこのブログでも紹介したのですが、その時には地震情報をスマホのニュースで確認した上、車内アナウンスで列車の運行状況を確認しながら終始冷静に対応できましたが、今回のような「何も起こらない」状況の中では情報自体が入ってこないので、自分でもどうなったかはわかりません。

ただ、今回はテレビを見ている中で、どうやら「緊急地震速報が空振りくさい」ということを確認することができるので、ネットから思うような情報を得ることができなかった場合には、別の方法が必要ではないかと思えました。
具体的には、現状で唯一地上波の放送をリアルタイムで流している「NHK+」アプリでNHK総合の同時配信を見て刻一刻変わっていく状況を確認したり、radikoで地元ラジオ局の放送を聴いて、情報集収に務めるということも併用して、刻一刻変わる状況を適切に把握するようなやり方も考えておいた方がいいかなという感じがします。そのため、イヤホンをスマホにつないで(ワイヤレスでもいいですが)画面と音声を一緒に見て正しい情報を早く入手し、自分の行動をどうするべきかを考えるようにするのが今のところいいのではないかと思えます。ただ、そんな経験はあまりしたくないものですが。

将来的にはTik TokだけでなくLINEの代替アプリも考えるべきか

多くのスマホユーザーが利用しているコミュニケーションアプリの定番である「Tik Tok」について、日本政府が米国に追随するような形でアプリを利用しないようにする流れが作られつつあります。

これは、アメリカの対中国の対立の流れにあるもので、Tik Tokを通じてスマホ内の個人情報が中国政府に流れていくことを阻止するという事が言われています。ただ、インターネットのない時代ならともかく、現在はインターネットによって国境はなくコミュニケーションできるようになっていて、このTik Tokについては中国産アプリであることから、中国政府の関与が危惧されたわけですが、スマホユーザーにとっては大変なことになったなという感じがします。

今まではごく普通の人の生活にまで政府がその行動を正すようなことはありませんでしたが、今後は日本と特定の国との関係が悪くなった場合(それが米国からのゴリ押しである場合も含みます)、それこそ今回のTik Tokをアメリカが利用禁止にしただけでなく、中国がアメリカに対してやったように、Googleの利用ができなくなるというような露骨な相手国のネットサービスの利用をできなくしてしまう事が当り前に行なわれるような時代になったのかという感じで、多少の恐怖を感じます。

そんな中、個人的に気になるニュースがありました。韓国のとある従軍慰安婦像の前に、明らかに日本の安倍晋三氏を模したと思われる男性が、従軍慰安婦像に向かって土下座して謝罪するような形の銅像がセットされ、その様子が日本でも報道されました。これに対しては日本政府もかなり怒っているようで、今後の日韓関係についてさらなる混乱が予想されます。

となると、同様に現在のスマホユーザーのほとんどが利用しているLINEについても、日本政府が法律を変えてでも日本国内で使えなくするような事もあるのではないかという気がしてきました。膨大なLINEでのメッセージや音声通話のデータを韓国にだだ漏れにしないというような論理が使われるのかも知れませんが、個人的にはスマホを便利に使っている中で、外国だろうと日本だろうとビックデータが利用される点については、ある程度仕方がないと思うところがあります。しかしこのままでは、スマホのアプリそのものが政治問題の中で翻弄され、スマホを便利に使えなくなるような未来が下手をするとやってくる可能性も考えておかなければならないでしょう。

LINEの代替アプリもあるものの、現状ではLINEはかなり日本社会に根付いており、急に使えなくなった場合、経済的な面からもかなりの停滞を起こすことが予想されますが、今回のTik Tokの問題の進行度合によっては、次にやり玉に挙げられるのはLINEになるかも知れないということはきちんと指摘しておきたいと思います。

スポーツについてもそうですが、純粋に能力の高いものを求める人間の欲求を政治的な都合でどうにかしていいのかということは思います。強制的にアプリの利用を制限するよりも、現状のアプリより便利で高性能な国産アプリを作り、さらにそのアプリを国外に広めていくことこそが大切ではないかと個人的には思うのですが、そういった綺麗事で済まないのが政治の世界でもあります。この事はスマホ利用に関しても重大なことなので、今後の情勢をしっかり見ていきたいと思っています。

民放の地上波テレビ同時配信はまず日本テレビから

前日の内容と関連しますが、ここまで主に民放(NHKもかろうじて参加)の放送された番組を後日見逃し配信していたサイト「TVer」において、2020年10月から一部の番組について地上波と同時配信が試験的に行なわれるだろうということがわかりました。

すでにNHKでは専用アプリの「NHK+」でネット配信による同時放送が行なわれていますが、まだ民放では同時配信が行なわれていませんでした。最初は日本テレビが行ないますが、放送開始からずっとというわけではなく、時間帯は午後7~11時の「プライムタイム」を中心に行なうということで、どのくらい利用されるかによって今後の展開が変わってきそうです。

そもそも、インターネットによる同時配信というのは多くのアクセスに耐えられるだけの回線の整備が必要ではあるのですが、果たしてどのくらいアクセスがされるのかは、社会的な状況とも関連するところがあるので、今後の状況をしばらくは見ていくことになりそうです。

さらに、この種の同時配信を危惧する動きの中には、日本全国にある「地方局」の苦悩があります。今回の日本テレビにおいても、全国ネットの番組がほとんどではあるものの、中には関東や一部の地域としかネットしていない独自番組が存在するわけですが(夕方のニュースや深夜番組など)、今回の発表はそうした独自番組が配信されないような時間帯を同時配信する時間帯としたわけで、日本テレビは系列局に最大限に配慮していることがうかがえます。

ただ、多くの人がスマホやパソコン、はたまた大画面のテレビで直接「TVer」アプリを起動してネットからの同時配信を楽しむようになってくると、そうしたテレビ局同士の配慮を超えた部分で事態は動いてきます。一番の大きな変化になると見られるのは、民放各局が横並びでプライムタイムの同時配信を行なう中での「テレビ東京」の動きでしょう。

ちなみに、一部の地域が関東や愛知県の地上波エリアに入っている静岡県では、県庁所在地である静岡市を中心とした静岡県中部地域ではテレビ東京系列が同時ネットされておらず、テレビ東京の番組は地方局に売られ、休日の午後などにテレビ東京の人気番組が県内の民放各局で放送されるような状況になっています。

もしテレビ東京が他の東京キー局と横並びでプライムタイムの地上波同時配信を開始した場合、週遅れや月遅れでしかテレビ東京の看板番組を見ることができなかった地方の視聴者がリアルタイムで番組を見ることで、地元局が番組を購入して放送しても、一回見たものだからと視聴されなくなる可能性は高まってきます。ただ、テレビ東京においても先行した日本テレビに対抗し、テレビを見なくなったと言われる人たちを自分達の作ったコンテンツに引き止めるためには、同時配信の検討をせざるを得ないでしょう。そうなると、地方のテレビ局の制作に対する姿勢は変わってこざるを得ないでしょう。

車中泊とテレビというのは、インターネットが普及する前から見たい人は膨大なコストを掛けて車内にテレビを設置し、地上波の視聴が難しい場所においても、衛星放送のアンテナまで設置している人もいましたが、今後はスマホ一台で地上波ならリアルタイムでどこでも見られてしまう状況になり、渋滞が続く車の中で見たり、人がほとんどいないような場所で車中泊をしてもスマホでネットが利用可能ならテレビからの情報を入手できるなど地上波同時配信のメリットは大きいです。ただ、ローカルニュースや天気予報は関東中心になってしまいますので、現地の情報についてはGPSを使用するなどしてネットからの情報集収で補うことも必要になります。

衛星放送受信の不安定さとネット配信への期待

一昨日の静岡市の雨はえげつないもので、私の住んでいる静岡県中部には土砂災害警戒情報とともにレベル4の避難勧告が出ました。実際には、自宅は川の近くにも山の近くにも位置していないのであえて猛烈な雨の中で外に出て避難所への移動をするよりも、自宅内で情報を仕入れつつ待機という形を取りましたが、家は大丈夫でもこんな天気の時には衛星放送が全く映らなくなってしまいます。

たまたま一番雨がひどくなった時に、衛星放送の2時間ドラマを見ていて、犯人がわからないまま衛星放送が電波を受信しなくなってしまい(^^;)、結局ドラマの結末がわからないまま離脱ということになってしまいました。別にそこまで真剣に見ていたわけではないのですが、しみじみ今年開かれる予定の東京オリンピックがそのまま開催されていたら、感動的な瞬間を見逃す可能性もあったのではないかと思ってしまいます。

何せ多くの競技が行なわれ、その全てを地上波で見ることは不可能なくらいあるわけなので、いわゆる人気競技以外にどうしても見たいものがあった場合、現状ではどうしても衛星放送BSの生中継に頼ってくるところも出てきてしまいます。

さすがに同じような状況で台風の時には諦めますが、今回のような梅雨の長雨による厚い雲がアンテナと放送衛星を遮り、放送をLIVEで見られなくなるような状況がたとえ来年にオリンピックが開催されることになったとしても起こってくるのではないかと思うのですね。

すでに今回のオリンピックでも計画されていたということですが、オリンピック中継を電波ではなくネット配信で提供するようになり、さらにテレビの画面上で見られるようになってくれれば、アクセス集中時の対策は必要になるものの、少なくとも天候の影響は受けなくなります。まだオリンピックを開催できるかすらわからないのですが、NHKや民放は同時配信にするのか後からの見逃し配信にするかわからないものの、オリンピック動画配信用のコンテンツを作ることは間違いありません。

もしうまく2021年に東京オリンピックが開催できる運びになったとしても、来年も同じような梅雨時の長雨と集中豪雨は高い確率で起こると考えなければならないでしょう。恐らく、ネットによる中継は行なわれると思いますので、感動の瞬間を見逃さないためにも、パソコンだけでなくテレビ上でもネット配信を見られるようにするなどの準備および、少なくとも地上波並みの画質でネット配信を見られるくらいの回線を用意しておくことも必要になるのではないかと思います。

また、今までは地上波や無料BS以外のスポーツコンテンツをテレビで見るためには有料のBSCS放送への加入という方法が主流だったのに対し、まずスポーツの専門チャンネルDAZNがネット配信でサッカーJリーグの全試合および、ヨーロッパのサッカーリーグ、野球も国内プロ野球からアメリカのメジャーリーグ、さらに多くのメジャースポーツの配信を実現しています。もしスマホ・ガラケーでドコモの回線を契約していれば、ドコモの契約とDAZNを紐付けすると月々の料金が安く利用できますし、同様にソフトバンクおよびY!mobileにスマホ契約で加入することで日本のプロ野球のパ・リーグの試合が見られるYahoo!プレミアムに無料で加入できるようになっています。スポーツ好きな方は、今後のオリンピック開催でどうなるかを見ながら、そうした付加価値を評価しつつ利用する回線を選ぶというのも一つの方法です。

7月の4連休はなぜ作られたのか?

様々な事があった7月の四連休が終わりました。今回の連休でお出掛けをした人が新型コロナウイルスに感染しているかどうかは、これから約2週間後の8月第一週から二週にかけて発表されるだろうと思いますが、それは必然的に例年なら旧盆の日本全国で大渋滞が起こるほどの時期にも影響を及ぼします。

すでにオリンピックが一年延期と決まった今、なぜ7月の連休をそのまま「活用」しようとしたのか、もし8月に今より多くの感染者が全国で出現した場合は、今月の4連休を作ってそのままにした責任について問題になるのではないかとふと思いました。

というのも、2020年の7月はオリンピックの開会式があることを前提に特別に23日から26日までの4日間を四連休になるように調整し、オリンピックが順延になっても休日を元に戻すことはなかったからです。

そもそも、普通のカレンダーでは「海の日」は7月の第三月曜日で、今年であれば20日が「海の日」の休日でした。さらに、「スポーツの日」は10月の第二月曜日なので、オリンピックの誘致が失敗していたら2020年7月の連休は18(土)・19(日)・20(祝)の三連休だけなのを、強引に7月24日の東京オリンピック2002の開会式に「スポーツの日」を、前日に「海の日」を移動させて4連休を実際させたのです。

もし今年無事にオリンピックが開催されていれば、この事に誰も文句を言うことはなかっただろうと思いますが、感染症が世界中に蔓延し、オリンピックも2020年に行なわれないことになったことが決まった時点で、7月の四連休は回避するべきではなかったのかという話が出てくるわけです。

ちなみに、2020年は「山の日」も本来は8月11日なのですが、オリンピックのからみで8月10日に移動します。これにより普通の暦の上でも8月に三連休が生まれますが、この連休についても、7月の連休時の人出はかなり多かったと思うので、ここでまた全国で多くの人が旅行に行き、8月末にかけてさらに感染が広まるようになりはしないか? という危惧も出てきますね。

緊急事態宣言がどうこうという話の前に、オリンピックの中止を受けて今回の祝日の並びを翌年に回し、2020年は例年通りの休みの並びにするという選択肢はなかったのか、そんなことをつい思ってしまいます。実際、今回のように四連休は維持し、東京を除いた形でのGoToキャンペーンを行なったことが良かったのかどうか、新型コロナウイルス感染者の数がどのくらいになるかで測れるのではないかと思っています。少なくとも8月いっぱいは毎日の感染者数を気にする生活が続くと思いますので、家にこもる人も外に出なければならない人も、感染症対策をこのまま続け、ご自身が感染することのないように十分注意して下さい。

知らない着信電話番号をどうするべきか?

最近、固定電話をほとんど使わなくなってきたので、さまざまなサービスに登録する電話番号を携帯電話の番号にしています。それはそれで、自宅にいない時でも連絡が入ってくるので便利ではあるのですが、メインの告知番号を携帯電話の番号にすると、明らかに怪しい番号や知らない番号から電話が入ってきて困ることにもなります。

先日、070から始まる知らない番号から携帯に電話が入ったのですが、さすがに私自身にはその番号に覚えはなく、知り合いの番号ならちゃんと電話帳に登録しているので、そこからの電話ではないことは明らかです。というか、最近は友人からの連絡はほとんどLINEに集約しており、音声通話すらもLINE通話でかかってくることも多くなっています。

昔の固定電話と違って、携帯電話・スマホでは常に相手先の番号が通知されるので、こうした事に慣れていないと知らない番号から掛かってきた電話にそのまま出てしまい営業の電話に時間を取られてしまったり、実際に物品を購入させられる可能性も出てきます。

スマホのアプリでは過去に「迷惑電話」と認定された番号については警告を出すものもありますが、基本的には自分が知らない番号が通知されたらとりあえずは出ないでおき、改めてその番号についてGoogleやYahoo!のような検索エンジンで番号の素性を調べるというのがいいのではないかと思います。

今回、私のところに入ってきた電話は070から始まる携帯電話の番号でしたが、過去には0120から始まるフリーダイヤルのものが多くありました。フリーダイヤルの場合は企業が主に顧客に告知している問い合わせ先の番号であるので、その番号で検索を掛けるとすぐにどこの企業の問い合わせ先かがわかります。過去に資料請求をしたり、プレゼント応募したことによって連絡先を携帯電話にしていると多くかかってくる可能性はあるので、表示された番号がどこのものかを確認したら、簡単でいいので企業名と「出なくて良し」なんてキーワードでも登録しておけば、出たくない場合は間違って出てしまっていやな思いをしなくて済むでしょう。

問題は今回の私のような個人らしい携帯番号ですが、実はこの種の番号についても、携帯番号で検索を掛けると思い掛けない情報がネットで得られたりするものです。今回の私にかかってきた番号については、過去に同じようにいきなり知らない番号から電話を受けて出てしまった人が書き込むサイトなるものが存在し、電話番号からそのページに行き着くことができるようになっています。

私もそうしたサイトを訪問したところ、どうやら光インターネットの営業で掛けてくる番号の中に同じものがあったという書き込みを見付け、早速その番号に印を付けて以降同じ番号から掛かってきても出ないようにする電話帳登録を行なうことができました。

自分の知り合いがどうしても連絡を取りたい場合はメールと併用するか、それとも知り合いを通じて連絡を入れるとかどうとでもなるはずで、たった一回の電話を無視したくらいで問題になることはありません。ネット関係で自分が出した情報が原因となっている点はあるとしても、あえて話す必要を感じなければ話す前に繋がないようにした方が精神衛生上はいいと思うので、「知らない番号から着信」→「出ないで検索」というパターンを今後も守っていくようにしたいと思います。

楽天回線が静岡市でもスタートした模様

昨日の記事に69さんがコメントを下さり、何と静岡県の中でも私の住む静岡市で楽天回線のエリアがサービスをスタートしたことがわかりました。なぜか楽天モバイルのホームページには記載がなく、以下のエリアマップは情報を聞いた上で自分でエリアを絞り込んで見付けた2020年7月22日からのエリアマップに記載がありました。濃い赤色のところがパートナーエリアでない楽天モバイルのエリアになります。

静岡市の中でも中心部ではなく、安倍川の河口から西にある広野地区・下川原地区・用宗(もちむね)地区の一部あたりのみのサービス開始ということで、残念ながら私の居住エリアではなかったのですが、行こうと思えばすぐに行けるエリアではあるので、近いうちに実際にエリア内でのスピードと安定性を見てみたいと思います。ブログに頂いたコメントによるとだいたい20Mbpsくらいは出ているということなので、地方都市でまだまだ楽天モバイルを使っている人が少ないことを考えると、ADSLの代替には十分なりそうな感じなので、大いに期待が高まります。

ちなみに、今契約しているADSLは12Mプランなのでたぶん楽天回線より出ていないのですが、それでも日常的に使うには十分だと思っています。ただ一つだけADSLを使っていて気になるのがファイルのアップロード速度が下りより遅いので、例えば自宅のテレビをサーバー化してモバイル環境を作って日本全国で静岡県内のローカル地上波を見られるようにするには、もう少し上りの速度があればと思っていたのですが、今後静岡市中心部や静岡県内の各地域でサービスが開始されれば、固定回線の代替として使う人も出てくるのではないでしょうか。少なくとも私は固定回線と併用してみて、問題がなければ自宅では楽天回線メインで使うだろうと思います。

逆に、楽天回線を全国を移動して使おうと思っている人については、今回の静岡市のエリアを見ると決して観光地に配置されているわけではなく、恐らく送信用の設備を置かせてもらえる場所が今回のエリア内にあっただけだと思うので、地方都市においては車で移動している方以外での有効活用は難しいと思います。

そういった全国どこでも便利に使えるモバイル回線を求めるなら、昨日の繰り返しになりますが安くてバランスのいいところではUQモバイルのスマホプランRかFUJI WiFiあたりがまだ無難です。全てのインターネットを無線で完結することができれば、日本全国を旅行するようなケースだけでなく、転勤で引っ越しを何回もするような人についても、インターネット利用のための工事が必要ありませんし、引っ越しの条件として楽天モバイルのエリアを指定することで、常に安定した自宅でのネット利用を楽天回線で行なえることにもつながります。

そんなわけで、日々の楽天モバイルのエリアチェックは私にとって欠かせないものになりそうです。今年中に駅周辺で使えるようになると嬉しいのですが。

OCN旧プランよりmineoのパケット放題が良いか?

現在、楽天モバイルの0円契約の恩恵を受けている状態なのですが、この状況が続くのも来年の3月いっぱいくらいまでです。私が利用しているのは、まだ肝心の楽天エリアが使えない状況ですが、それでもauの電波が最大1Mbpsで使えるメリットは大きく、スマホで見る動画サービスには全く困りません。

さらに、国内通話が時間無制限で定額になるメリットは大きく、こちらから番号を知らせる必要のないお店や企業への問い合わせや注文の電話はほぼ楽天linkアプリを使って掛けています。このまま自分のメイン番号を楽天に変えてしまうべきか? ということが今後のポイントになってきますが、現状ではあえて楽天エリア外・auのエリア外でもコンスタントに使えるように、楽天linkの入ったスマホには旧OCNモバイルONEの安定した低速の出るデータプランを入れています。

OCNの旧データプランは、データが日ごとに110MB使え、低速でも安定して200kpbs以上の通信ができるので画質を落とした動画サイトの利用はできますし、悪くはない使い勝手なのですが、ここにきて既に新規契約を取り扱っていないプランを続けていていいのかという考えも出てきてしまいました。それは、同時に契約していて旧OCNプランとほぼ同じ月千円くらいのコストで利用できるmineoの最低データプランにオプションの「パケット放題」を付けたものがかなり使えるというように思えてきたからです。

mineoのデータプランの最安は月500MBしか高速クーポンが付かないプランですが、低速通信のスピードを最大500kbpsに上げるオプションを付ければ、スマホではYou Tubeだけでなく民放テレビ見逃し配信のTVerも何とか見られるようになりますし、音楽ストリーミングも安定して使えます。さらに、mineoならではの特徴が私にはぴったりとはまっています。

mineoの高速クーポンは翌月繰越が可能ですが、さらに毎日アプリからログインすることで高速クーポンがプレゼントされたり、昼12時から1時間使用を控えることを宣言してそれを実行するとポイントがたまり、月に10回宣言を実行すると翌月の夜11時から翌朝7時まではいくら高速通信をしても高速クーポンが減らないという「ゆずるね。」というサービスがあります。私の場合は複数のSIMを使っているので、mineoのSIMが入っているスマホをお昼に使わないようにするだけで、毎月夜間早朝のハイスピード通信を利用できることになります。

今後、楽天のハイスピード通信が使えるようになったらまた変わってくるかも知れませんが、楽天がパートナーエリアとして現在使えているauの電波というのは、楽天の電波が使えるようになってくるなかでだんだんと廃止されるようになると思います。個人的には楽天のSIMを契約し続けるなら、自宅で楽天のハイスピードネットが使えるようになった時点で固定電話と紐付けしているADSLを解約し、自宅内のネットを楽天に一本化(その場合、楽天のSIMはモバイルルーターに入れることになります)することも考えています。

そんな中、モバイル通信の利便性を考えた時、低速通信の最大がせいぜい200kbpsを超えるくらいの旧OCNモバイルONEよりも、常に500kbpsのスピードが出て、夜間早朝には最高スピードで使えるmineoをメインにした方が安くて最大の効率を得られるのではないか? という風に考えたわけです。

スピードと安定性という面ではau回線を使っているUQモバイルのデータプランの方が普通に使える高速クーポンが月10GBと多くて安定していて、こちらの方も低速でも最大で1Mbpsで使えるので、旧OCNとmineoの両方を解約してUQモバイルを選んだ方がいいかも知れませんが、エリアがauのみに限定されるのと電話をかけ放題にすると基本料の2,980円に通話無制限分1,700円がかかり、合計では4,680円(税別)になってしまいます。

最近紹介した最安(月間3GBを超えると低速に制限)で月々2,480円で24時間の通話定額を実現した日本通信の「合理的かけほプラン」にmineoのシングルタイプ 500MB(月額700円)に「パケット定額」(月額350円)を合わせると、合計3,530円(税別)で二台持ちないしキャリアの違う2つのSIMを運用できます(日本通信はドコモSIMで、mineoは3社から選べます)。現状ではあえてmineoはau回線で契約しているのですが、これはオプション料金を払わなくてもSMSが使えるからです。

もし今後楽天独自のエリアでの回線スピードがADSL並みのスピードを維持できるなら、来年の4月以降月々2,980円を追加しても、日本通信+mineoをモバイル利用する場合なら、家とモバイル回線を合わせて6,510円(税別)で回すことができます。これだと固定回線を解約できるので、もはや自宅内だけで使うという概念が無くなり、引っ越ししても工事料がかからず、車の中に全ての装備を乗せれば、車の中が自宅インターネットと同じ環境にすることもできます。

OCNモバイルONEのメリットとしてSIMの安定性とともにあったのが、無料でドコモ系統のWi-Fiサービスを使えるというものがあるのですが、これも今ではドコモ回線がなくてもdポイントを使えるようにすると、ドコモのWi-Fiサービスが誰でも使えるようになっている現在、そこまでのメリットにはなっていません。

今回紹介したプランはどれも、大手キャリアのように期間によるしばりがなく、他に更に良いプランが出てきた時にはすぐに移ることができるというのもオススメしたい点です。とりあえず今使っているmineoのau回線をそのままにするのか、広い範囲で使えるドコモ回線に変えるべきかなど、細かい判断も必要になってくるので、色々考えつつ今の時代に合って価格と品質のバランスが取れる組み合わせを考えていきたいと思っています。

新東名浜松いなさJCT~御殿場JCTは120km/hで走れるか

警察庁は2020年7月22日、新東名高速道路などの一部区間で、最高速度を法定の時速100キロから120キロに引き上げることができるよう、近く交通規制の基準を改正する方針を決めたことがニュースになっています。今まで試験的に高速道路の一部区域の最高速度を上げることが行なわれてきましたが、そうした候補地の一つが静岡県を横断する新東名高速道路の浜松いなさJCT~御殿場JCT間のエリアです。

「JCT」とはジャンクションと読み、この二つのジャンクションと、静岡市清水の清水JCTでは東名と新東名を行き来することができます。東名との併走区間でもあり、もし新東名の静岡県内区域について最高速120km/hが実現できれば、新東名が東名より所要時間がかからずに合法的に走れ、安全にゆっくり行きたいか高速で進みたいかをジャンクションで東名か新東名かという風に選ぶことができるようになります。

新東名はできてからずっと移動に使っていますので、東名と比べると車がガタつきなく安定して走ることができるように感じ、たとえ最高速が120km/hになっても、そこまでのスピードで走っているとは感じないくらいになっています。もちろん制限速度を超えての走行はご法度ですが、最高速度が120km/hになったからといってそこまで飛ばすような感じにはならないのではないかと思います。

今のところ、候補とされていて報道されているところは以下の通りです。

(1)東北自動車道花巻南IC―盛岡南IC
(2)常磐自動車道柏IC―水戸IC
(3)東北自動車道浦和IC―佐野スマートIC
(4)東関東自動車道千葉北IC―成田JCT
(5)静岡県の新東名高速道路御殿場JCT―浜松いなさJCT

これら候補の中では、やはり新東名の静岡県横断区間の最高速度upにはインパクトがありますし、関東から中部~関西への往復に利用する場合、一番ドライバー泣かせと言われる静岡県横断の負担をいくらかか解消できるのではないかという気がします。

逆に、静岡県内をゆっくり走りたい場合には東名に流れればいいわけで、静岡県内の観光関係者にとっては、いかに新東名でなく東名を走ってもらうように魅力的な東名を作っていくかが大事になってくるのではないでしょうか。

GoToトラベルのキャンペーンが始まったとはいえ、レジャーでお出掛けする人はそこまで増えないとは思うのですが、今後観光で生きていくためには、こうした様々な状況を利用してお客さんを呼び込むようなことを今から考えておいた方がいいだろうと思います。個人的には、まずその地域周辺に住んでいる人に向けてサービスを提供し、そこで手ごたえを掴んでから、その後にある全国移動の解禁後について考えていくべきだろうと思います。

他の地域でも、安全に最高速120km/hになれば、単純に移動時間の節約になりますし、経済的にも良い影響が出てくるだろうと思いますが、早急になんとかなるとは思わずに、徐々に社会の仕組みを戻していくようなアプローチでないと、さらに新型コロナウィルス感染が広まっていくだけだと思います。ただ、どうしても用があって県をまたいだ移動をしなければならない時には、公共交通機関はできるだけ使いたくないので、なるべく人と会わないようにするため、車での移動という選択になると思うので、目的地へ行くまでの行程に今後最高速が120km/hになるルートがあれば、余裕を持って目的地に向かうために利用するようになるかも知れません。

お店のサービス内容と価格のバランス

昨日新しく私の住む市内に100円ショップのダイソーが新規開店したので、期待に胸を膨らませて行ってみました。このブログでは最近になって、100円ショップで扱っているキャンプグッズを紹介していますが、一連の話題の商品の中で、私が店頭で見たことがないものの一つに100円でなく500円商品の「メスティン」という一合のご飯が炊けるアルミ製の飯盒なのです。

私はトランギアのメスティンはすでに持っているので買い足しても用途がかぶるのでもしかしたら無駄遣いになってしまうかもしれませんが、情報によるとバリ取りの必要がなく、トランギアのメスティンの中に収納可能という話なので、ダイソーのメスティンを買い足せば、かさばることなく二人分のご飯を分けて炊くことができそうで興味深い製品です。

今回は新規開店店舗ということで期待したのですが、残念ながらキャンプ用品のコーナーにメスティンは置かれていませんでした。先に買われたのかもしれませんし、もともと入荷がなかったのかはわかりません。ただ、ダイソーでは売れ筋商品でもこの先どのくらい売れるかということを考えて仕入れることはしないようなので、消費者目線では店頭で見つからなかったらそれまでというドライな考え方をしないと、私達はお得な商品を安く今後は入手できなくなるかもしれません。

ダイソーのホームページでも、商品の取り置きはできないということははっきり書いてあり、取り置きの手間を店側がかけないことで価格が守られているような感じになっています。ですから、今回のように狙って出かけてもお店に品物がなければ、諦めるか更に他のお店を巡るかの選択を買う側がすることになるのです。

わざわざそんなことを書こうと思ったのは、そのお店でくどくどと複数の店員さんに大声でクレームを言っていた男性の中高年らしい人に遭遇してしまったからです。

その人は、とある商品の色を合わせて複数個欲しかったようなのですがお店には同じ色の在庫がなく、希望の色の商品を店頭に出さないで取り置きを行い、入荷したら電話連絡することがなぜできないのか? ということで店員に食って掛かり、アルバイトの店員では話にならないと、社員らしき男性の店員にも同じことを言っていたようですが、こうした行動がエスカレートし、同じようなクレームを付ける人が全国で続発してしまったら、100円ショップの展開にも影響が出てくるのではないでしょうか。

サービスというものは直接目に見えないもので、手厚いサービスを行うところで商品を購入するのと、とにかく安いところで買うのとではサービスに差が出て当然です。モバイル通信のMVNOで格安SIMを購入し、大手キャリアで行っているサービスと同じようなサービスを要求されても困るわけです。また、安価なネット通販でもひとたびトラブルに巻き込まれると、ある程度は自分で解決するだけのスキルが求められたりもします。

個人的にはダイソーのメスティンはあれば欲しいので、自分の足で店舗を回り、もし運良く在庫のあるお店に入ることができたら購入したいとは思っていますが、在庫がないことでダイソーを恨むことはありません。セリアともどもさらに魅力的なキャンプグッズを出していただけるように、お店に手間を掛けさせずにまたいろいろ買って早めに紹介できればと思っています。