先日注文したブルーティのポータブル電源AC50Bと折りたたみ式の60Wソーラーパネルのセットが届きました。到着時には34%くらい容量がありましたので、日の出を待って7時半くらいからエコフローの110WパネルとFlexSolar 100W 折り畳み式ソーラーパネルを使って充電を開始したところ、日の出直後(建物から日が上がった時)60Wくらいだったものが、時間の経過とともに140W以下に下がることはありませんでした。
充電自体はおよそ2時間ちょっとで終了しましたが、今回も快晴の天気でしたので、同じような天気であれば、AC50B(448Wh)をほぼ空の状態から3時間くらいで満充電にできる計算になります。このポータブル電源は通常でも最大700W、アプリから出力を上げると最大1000Wの家電が利用できるだけのポテンシャルを持っています。USB-Cの出力が65Wまでというのがちょっと残念ですが、すでに持っているエコフローのRiver2 Pro(800W出力で768Wh)と合わせると同じくらいの出力(容量は少ないですが)のポータブル電源のスペアができたという感じです。二台はほぼ同じような家電を使えるので、どちらかを使いながらもう一方のポータブル電源を充電するような使い方ができます。
とりあえず、Jackeryの時のような初期不良は出ず、さらにこの製品は新品で購入しているのでメーカー保証が5年付くので安心して使おうと思っています。で、今回の主役はこのポータブル電源におまけとして付いてきた60Wの折りたたみソーラーパネルについてです。
AC50Bの充電とは別に、残量80%ある同じブルーティのEB3Aをこの折りたたみパネルから充電しました。同じように日の出を待って、日が出た段階で30Wくらいから始まり、40Wちょっとで安定した充電を行なうことができました。

小さなパネルが8枚あるので、後ろに支えがあるようなところに立てかけるような工夫が一枚パネルと違って必要になるかも知れませんが、通常の60Wパネルくらいは十分充電できます。また、カタログ値では最大30WというUSB-Cからの出力を試したところ、40Wを超える出力がある環境では25Wくらいは出ていました。これなら40Wクラスのパネルを使うより、こちらの方が持っていきたくなります。

さらに、このパネルの特徴は、写真のように小さく折りたたむことができ、丈夫な取っ手が付いていることです。普通のスマホと比べてみましたが、1.4kgと重いもののかなりコンパクトになり、旅行かばんの隅に押し込めば場所も取らないくらいに小さくなります。

しかし、取っ手がセットになって折りたたむ構造のため、ケーブルなど細かなパネルとの接続ケーブルなどを別に持ち歩かなければなりません。私は100円ショップで買った小さな巾着袋を本体をまとめている部分に通して、アクセサリーと一緒に持ち出せるようなセットを作りました。
製品の中に入っているのは自社のポータブル電源充電用のXT60ケーブルのみですが、これで複数のポータブル電源を充電するためには、ケーブルの買い足しが必要になります。また、本体とポータブル電源を接続するためのコネクタはUSBを除けば、5521のメスになっているので、5521のオス端子の付いた変換ケーブルを用意するか、アダプターを追加購入する必要があるかも知れません。
今回は自宅のベランダに設置して実験しましたが、このパネルは旅行用に持ち出すことで真価を発揮します。それこそ、100Whクラスの小さなポータブルバッテリー(ブルーティの製品であればAORA10(128Wh・200W出力)あたりとの相性はぴったりではないでしょうか(セット販売もあるようです)。
というわけで、バックパックに入れるソーラーパネルということでの私の選択はブルーティの60Wパネルになりそうです。単品でもセールで1万2千円弱、通常時で2万円弱といったところなので、他の安い60Wパネルと大きさを比較した上、展開しづらいことよりも小さく持ち運べることを優先するなら買いではないかと私は思います。



