ソーラー自家発電」カテゴリーアーカイブ

ソーラーパネルによるポータブル電源使用についてのレポートをここにまとめます

BLUETTI 60W ソーラーパネル(折りたたみ)は持ち運びできるパネルとして優秀?

先日注文したブルーティのポータブル電源AC50Bと折りたたみ式の60Wソーラーパネルのセットが届きました。到着時には34%くらい容量がありましたので、日の出を待って7時半くらいからエコフローの110WパネルFlexSolar 100W 折り畳み式ソーラーパネルを使って充電を開始したところ、日の出直後(建物から日が上がった時)60Wくらいだったものが、時間の経過とともに140W以下に下がることはありませんでした。

充電自体はおよそ2時間ちょっとで終了しましたが、今回も快晴の天気でしたので、同じような天気であれば、AC50B(448Wh)をほぼ空の状態から3時間くらいで満充電にできる計算になります。このポータブル電源は通常でも最大700W、アプリから出力を上げると最大1000Wの家電が利用できるだけのポテンシャルを持っています。USB-Cの出力が65Wまでというのがちょっと残念ですが、すでに持っているエコフローのRiver2 Pro(800W出力で768Wh)と合わせると同じくらいの出力(容量は少ないですが)のポータブル電源のスペアができたという感じです。二台はほぼ同じような家電を使えるので、どちらかを使いながらもう一方のポータブル電源を充電するような使い方ができます。
とりあえず、Jackeryの時のような初期不良は出ず、さらにこの製品は新品で購入しているのでメーカー保証が5年付くので安心して使おうと思っています。で、今回の主役はこのポータブル電源におまけとして付いてきた60Wの折りたたみソーラーパネルについてです。

AC50Bの充電とは別に、残量80%ある同じブルーティのEB3Aをこの折りたたみパネルから充電しました。同じように日の出を待って、日が出た段階で30Wくらいから始まり、40Wちょっとで安定した充電を行なうことができました。

小さなパネルが8枚あるので、後ろに支えがあるようなところに立てかけるような工夫が一枚パネルと違って必要になるかも知れませんが、通常の60Wパネルくらいは十分充電できます。また、カタログ値では最大30WというUSB-Cからの出力を試したところ、40Wを超える出力がある環境では25Wくらいは出ていました。これなら40Wクラスのパネルを使うより、こちらの方が持っていきたくなります。

さらに、このパネルの特徴は、写真のように小さく折りたたむことができ、丈夫な取っ手が付いていることです。普通のスマホと比べてみましたが、1.4kgと重いもののかなりコンパクトになり、旅行かばんの隅に押し込めば場所も取らないくらいに小さくなります。

しかし、取っ手がセットになって折りたたむ構造のため、ケーブルなど細かなパネルとの接続ケーブルなどを別に持ち歩かなければなりません。私は100円ショップで買った小さな巾着袋を本体をまとめている部分に通して、アクセサリーと一緒に持ち出せるようなセットを作りました。

製品の中に入っているのは自社のポータブル電源充電用のXT60ケーブルのみですが、これで複数のポータブル電源を充電するためには、ケーブルの買い足しが必要になります。また、本体とポータブル電源を接続するためのコネクタはUSBを除けば、5521のメスになっているので、5521のオス端子の付いた変換ケーブルを用意するか、アダプターを追加購入する必要があるかも知れません。
今回は自宅のベランダに設置して実験しましたが、このパネルは旅行用に持ち出すことで真価を発揮します。それこそ、100Whクラスの小さなポータブルバッテリー(ブルーティの製品であればAORA10(128Wh・200W出力)あたりとの相性はぴったりではないでしょうか(セット販売もあるようです)。

というわけで、バックパックに入れるソーラーパネルということでの私の選択はブルーティの60Wパネルになりそうです。単品でもセールで1万2千円弱、通常時で2万円弱といったところなので、他の安い60Wパネルと大きさを比較した上、展開しづらいことよりも小さく持ち運べることを優先するなら買いではないかと私は思います。

過去の自分のブログ記事を読みながら車中泊での「湯沸かし」について改めて考えてみる

昨日紹介したブルーティのポータブル電源とソーラーパネルのセットは悩んだ結果注文してしまいました(笑)。ポータブル電源が増えても、晴れた日であれば安定した電力供給をソーラーパネルがもたらせてくれる環境がようやく完成したので、今後は今回購入するようなタイミングで、売れ筋から外れた容量のポータブル電源が激安で出るような事があれば買い足すかも知れませんが、恐らく今回購入した分が加わればまず困ることはないのではと思います。災害対策という事で言えば罹災から72時間を何とか過ごせるように頑張れるくらいの電気を備蓄することは何とかなるかなと。

明かりは問題なく使え、冷蔵庫を停電が復旧するまで連続稼働させ、水が出るなら洗濯機も動かし、お風呂のための給湯器の電源も複数あるポータブルバッテリーを使い回すことで確保できると思います。光回線が使えない場合でも楽天モバイルのSIMカードが入るホームルーターを動かしたり、モバイル回線自体が使えない場合でもStarlinkを使えます。テレビは大画面テレビをそのまま使うことはせず、単体チューナーにスピーカー付きのモバイルモニターを接続することで、長時間の視聴を行なってもほとんど電力は消費しないというのも心強かったりします。

調理も都市ガスが使えれば停電でも料理ができますが、もしガスが使えなくなった場合に備え、今ある器具で何とかしようとした場合、以前に紹介した一人用の小鍋「ちょこっと家電」が便利だと思います。

車中泊でポータブル電源を使う方ならおなじみの「ちょこっと家電」はいざという時の役に立つか?

改めて上のリンクを見ると、キャンプクッカー(プリムスのケトル&パン)を合わせることで、20℃くらいの500mlの水を約18分で沸騰させることができていました。この記事を書いていた時と比べるとポータブル電源の数が増えただけでなく、小容量のポータブル電源であれば1~2時間で空の状態からでも満充電できるだけの機材が揃ったので、あまり後の事を考えなくても気軽にこの「ちょこっと家電」を使って湯沸かししたお湯を保温ボトルにキープして、必要な時にいつでもアツアツのお湯を使えるようにできそうです。

自宅にはカセットコンロもあるのですが、カセットガスはかさばるので家でも車中泊でも今は使わないような感じになっています。一応、全く電気が使えなくなった場合に備えて、キャンプ用のアルコール燃料は備蓄してあるので、アルコール燃料を使った火器の中では比較的安全に使える「アルポット」で、最低限の燃料で湯沸かしができるようにはしてあります。ただ、集合住宅住まいなので、もしアルポットが倒れてしまって火事になったら恐いということもあります。車中泊旅でも車の中でアルポットは控えるべきだと思うので、最近のポータブル電源やソーラーパネルの進化および低価格化は嬉しい限りです。

今回ブルーティのAC50Bを買い足した理由の一つに、「ソーラーパネル充電でのパススルーが可能になっている」ということがあります。具体的には、晴天時にソーラーパネル(私の環境では晴れていれば実測150Wくらいで給電可能)とAC50Bを接続したまま「ちょこっと家電」を使うと、太陽を通して発電した電気を直にちょこっと家電を動かすことに使えます。沸騰したら止めれば使った分をすぐに使うことができますので、使用時にほぼ満タンの状態でもソーラーパネル発電能力を使うことができるということになります。晴れているのに充電すべきポータブル電源が満タンで充電できないということがなく、何かに使っていれば太陽からその分を直接給電できるので、今後この機能が役に立つことも出てくるのではないかと思っています。

あと、おまけで付いてきた60Wの折りたたみソーラーパネルはかなり面白そうなので、これについては実際に届いて使ってみた後に改めてレビューさせていただく予定です。

ポータブル電源を防災・車中泊で使う場合「何に使うか?」ということも考えてみる

このブログでは継続的に、ソーラーパネルを使って市販のポータブル電源を使うことについて紹介しています。今のところ、自宅では最大でも300W分くらいのソーラーパネルを設置して、今の季節であれば朝から発電をすればお昼前くらいまでで一時間200Whくらいはためられる目処が立ってきました。市販されているポータブル電源であれば、小容量のものが満充電できるくらいの発電ができる感じです。

今現在、ポータブル電源の売れ筋は大容量へのものにシフトして、今や2,000Whくらいのものにニーズがあるような感じですが、一台でそのくらいの容量のポータブル電源を空の状態から満充電するには、快晴の状態で2~3日ぐらいかかってしまうので、大きなソーラーパネルを設置できるような家に住まないと、そんな大容量のポータブル電源は宝の持ち腐れになってしまいます。

個人的には電子レンジ・エアコンの使用は最初から諦める感じで500~1,000Whくらいの容量のものであれば何とか快晴の日が一日あれば使った後のポータブル電源でも満充電にできるだろうと思います。逆にそういう形で購入するポータブル電源を決めないと、災害時や車中泊の際に使う場合、使った後に再度充電して使うのが大変になるのではないかと思います。

では、実際に災害が起こった際、500~1,000Wh程度のポータブル電源で何ができるのか? という風に考える方もいると思います。調理用の電源として考えている場合、その種のポータブル電源の最大出力は1000W常時出ないものも多いので、そうなるとIH調理器や電気ケトルが使えないということになってしまいます。

災害時や車中泊時の調理について色々調べている中で、自動調理鍋のシャープヘルシオの1~2人分用の製品、KN-HW10Gというものがあるのですが、これは容量が少ないというだけで基本的な使い方やできる料理の種類については変わりません。で、KN-HW10Gの消費電力が何と350Wということで、例えば道の駅で買った食材をそのまま入れて、その日の夕食や朝食をポータブル電源を使って作ることができそうで、実際にやっている方もいらっしゃるようです。

災害時にはコンロが使えないということになった場合、この調理器を使って電源はソーラーパネルから充電した電気を使うという選択肢も出てきます。500Whクラスのポータブル電源でしたら1時間ちょっとは使い続けられるので、一日二食分くらいは一台のポータブル電源で使える感じです。

改めて思うのは、災害時や車中泊での湯沸かしに電気ケトルやIH調理器を使うという選択肢もあるとは思うのですが、単純な湯沸かしや炊飯については、車中泊では「アルポット(アルコール燃料使用)」、自宅であれば「カセットコンロ」を使うという選択をした方が折角蓄電した電力を一気に使うことがないので、より効率的な電力の利用ができるのではないかと思いますね。

500~1,000Whクラスのポータブル電源は、車のシガーソケットから充電(100Wくらい)する場合、前日の夜から朝までポータブル電源を使うとして移動して車を走行している時間×100Whくらいの発電を見込むことができます。500Whクラスのポータブル電源ならぎりぎり走行充電だけでも車中泊旅の電力を賄うことができるくらいなのではないでしょうか。私の場合は複数の小容量ポータブル電源を使うことも考えていますが、自分の持つソーラーパネルでの充電や車のシガーソケットに接続して充電する走行充電を主に考え、製品の出力に合わせた家電を揃える方が良いかもと今は思っています。

こんな事を書く気になったのは、そろそろブラックフライデーのセール案内が様々なメーカーから届く中で、500~1,000Whクラスのポータブル電源は現在主流の大容量の製品と比べると中途半端なスペックに映るのか、かなり値引をされて材庫処理のような価格で売っているのを見てしまったからです。ブルーティのAC50B(容量は448Wh)と1.4kgの60W折りたたみソーラーパネルのセットが本日23時まで26,800円で売りに出ています。セットのソーラーパネルはこの容量のポータブル電源を充電するには全く足りませんが、100Wh以下のミニポータブル電源用に使うつもりで、お出掛けの際にバックパックに忍ばせるのにはかなり良さそうなので、ここで思い切ってポチってしまおうかどうか、真剣に考えています。

ポータブル電源を使いながら停電に備えるための設定が可能なエコフローのポータブル電源

自宅の狭いベランダでもソーラーパネルを買い足すことによりかなり安定してソーラー充電できるようになったので、改めて日常生活の中でポータブル電源を使い、使わないまま電池が劣化していくような事を避けることを考えています。

現在、私が持っているポータブル電源のメーカーは、「ブルーティ」「ジャクリー」「エコフロー」という大手メーカーのものが主ですが、細かな設定をして停電に備えるには、エコフローのポータブル電源が自分にとっては便利です。今回挙げたどのメーカーも専用アプリがあり、使用・充電状況のモニターや各種設定はできるのですが、日常使いで便利な設定ができるのがエコフローのポータブル電源です。

専用アプリの「設定」をタップし、「エネルギー管理」から「バックアップ予約」をONにすると、ACケーブルを接続している場合にコンセントを使う場合、ポータブル電源の容量がどのくらいまで落ちてからどこまでAC充電するかを自分なりに設定することができます。

私の場合、電限度~充電限度は10~99%にすることで、使っていてすっからかんになってバッテリーを傷めないようにしていますが、ACケーブルで充電できるのはあえて80%までで抑えることで、通常使用の場合において、充電しながらポータブル電源を使う場合には常に80%容量が残る形で使えるようになります(その状態で家電を使っていると、使った分だけコンセントから電力が供給されるような機能があります)。

このようにして常に容量80%にしておき、晴れた日にはソーラーパネルを使って充電すると、80%から99%まで充電できるようになっているので、停電でない通常使用では手持ちのエコフローのポータブル電源については容量の約20%分を充電するだけで済みます。

私の使い方はそのようにしてAC電源に繋げたまま手持ちの複数台あるエコフローのポータブル電源の容量を全て80%にした後で、他メーカーのポータブル電源を使うようにします。こちらの方はACからの充電はしないで、ソーラーパネルから常に充電して使うようにすることで、ある程度停電時に使える電力をエコフローのポータブル電源に残しつつ、晴れた日には使った分の電気をソーラーパネルから他メーカーのポータブル電源に充電することで、電池に負担を掛けずに充放電をしながら使っていくというような感じで使おうと思っています。

今のところ、他メーカーは自動で給電や充電を止めてくれないので、容量を意識しながら使っていく必要がありますが、メーカーを変えることでその使い方も変わってくるというのは面白いと思います。とにかく、ある程度日々使うことで電池の劣化を防ぐこともポータブル電源を使う上において大切な事だと思います。

安くて軽いソーラーパネルは自分の使い方では最大限の効果を発揮することを実感

先日、カタログ値では60Wと書きながら実測したところ30Wでは? と思われるYIZENTURY 60Wというパネルを買った報告をしました。改めて購入した製品ページを見たら一時私が購入した2,700円弱から元の1万円弱の価格に戻っていました(現在は安値に戻っているかも知れません)。これは心から思いますが、このパネルは定価で60Wのパネルだと思って買うとかなり凹むと思います。と同時に、普通の30Wクラスのパネルとしては使えるので、モバイルバッテリーの充電用として外出用には便利だと思います。興味のある方は安い時に一気に買うことが大事ではないかと思います。

個人的には買い物をする際に月変わりまで待って、新しいものを買うようにしているのですが、たまたまこちらもセールで安くなっていた、FlexSolar 100W折りたたみソーラーパネルが7千円台で出ているのを見て、後先の事をあまり考えずに今回買ってしまいました。

ソーラーパネルは、普通のポータブル電源を充電するために使う場合には出力は大きい方が良いと思います。しかし出力が大きくなるとパネル自体が大きく、重くなるので自宅で使えるのか、さらに持ち出すのに苦労することはないのかなど、バランスについても考えなければいけません。ただ、ソーラーパネルでそれなりに使えるものということになると安い買い物ではないので、今まで色々と躊躇する部分がありました。ただ、100Wでしかも持ち運びに適した折りたたみのパネルが7千円台で買えるというのはにわかには考えられない事でした。

FlexSolarの折りたたみパネルは重さが1.8kgと現在持っている100Wクラスのパネルを比べると半分以下の重さで(4~5kgが普通だと思っていた)、10枚の小さなパネルを折りたたんで14インチのノートパソコンくらいの大きさまで小さくなります。ただし厚みは5センチくらいあるので、その点は仕方ないですね。

自宅ベランダで今までのパネルでは設置できなかった場所に設置した様子です。10枚のパネルの組み合わせのため、横の部分は長くなっていますが、全体の長さが短くなっていることで、このように余裕を持って限られたベランダのスペースにも設置できます。これで、実際どのくらいの発電力があるかと言うと、快晴の朝9時過ぎくらいに最大79Wの出力を確認しました。その後、だんだんと太陽の角度が変わっていくにつれ、徐々に発電量も落ちていきますが、お昼くらいでも50Wくらいの出力はキープできていました。

他社のソーラーパネルとの比較は、写真右に設置したエコフローの110Wのパネル(正式名称は「ECOFLOWソーラーチャージャー110W」)は、同じ折りたたみでも3枚のパネルを折りたたむ構造になっています。セットの方法や設置場所にもよりますが、うまく設置できればFlexSolarが50W台に落ち込んでも70W弱くらいは出るので、さすがにそれなりのお値段がすることはあります。ただ、全体が長いのでうまく太陽に当たらない事もあり、時間によってFlexSolarの方が出力が大きい時間帯もあります。

実はもう一枚、写真にはありませんがエレカンタの120Wのパネルがあるのですが、横にも縦にも大きく、重さも5キロ以上あるためかうまく太陽に物干し竿から吊り下げた場合に効率が悪いのか、常時40Wくらいで安定してしまっています。設置も結構大変で、下に落ちないように気を使うところもあります。

となると、私の自宅の住宅環境の中では大きく重いソーラーパネルを設置しても、吊り下げたスペースをはみ出してしまうので、効率が悪くなるということが改めてわかりました。と同時に、最大限の効率的なベランダ発電を行ないたいと思った場合、あくまで自宅での場合ですが、エレカンタのソーラーパネルは自宅使いを止めて車旅用にして、自宅で使ったりバックパックに入れて持っていくためのパネルとしてFlexSolarの折りたたみパネルをもう一枚追加で購入することにしました。

これはあくまで私の自宅の環境では120Wのパネルよりも小さくて軽く、なおかつ安いFlexSolarの折りたたみパネルの方が合っているということになるのですが、さらに言うと同じパネルを並列に接続するためのコードも持っているのですが、これで2枚のパネルを接続すると出力は倍出ることになりますので、うまく行けば時間によって150Wくらい出て、昼過ぎでも60Wくらい(これはFlexSolarとエコフローのパネルを並列接続した時にお昼過ぎに出た数値を元にしています)出ることが予想されます。朝8時くらいから発電をスタートして昼過ぎまで充電すれば、3台のポータブル電源の同時充電もできますし、容量の違う2つのポータブル電源を同じくらいの充電時間で満タンにすることも可能かも知れません。

その場合FlexSolar2枚とエコフロー1枚の合計で最大200W超えの充電ができるくらい使えるのではないか? とも思えます。これに最初に紹介した30Wのパネルも一緒にベランダに設置できるので、さらに多くのバッテリー充電を狭いベランダでも行なえます。まさか本当に狭いベランダでの太陽光発電がこれだけのエネルギーを蓄えられるようになるとは思っていませんでした。と同時に、今回単に安くて持ち運びしやすそうという理由で購入しただけだったのですが、その実力と狭い場所に合った商品だということをしみじみ感じています。

(2025.11.4追記)

改めて、以前吊るした場合の広げ方に問題があって製品の持つポテンシャルを発揮できなかったと思われるエコフローソーラーチャージャー110Wをきちんと設置した上、雲のない状況で午前7時半くらいからポータブル電源の充電を行なったところ、まだ太陽が低いのに70Wをクリアーし、その後最高102Wまで出力を上げることができました。これで、今回発注した分を含め、FlexSolar折りたたみソーラーパネル2枚を合わせると(合計3枚)、天気が良い状況であれば日の出から昼前までの充電で、常時200Wh以上の充電能力を自宅のベランダで実現できる可能性が高まりました。これなら今考えている早朝の電気ストーブ用の電源をまかなっていける期待が高まりました。となると、石油ストーブとの併用で、この冬の我が家の暖房費における電気代を極力減らすための一つの手段になるかも知れません。

(2025年11月7日追記)

追加購入したFlexSolar折りたたみソーラーパネルが届いたので、性能確認も兼ねて、エコフローの110Wパネルを接続してその出力を見てみました。ブルーティのポータブル電源EB3A(268Wh)に接続しての実験でしたが、残量40%(満充電まで約160Wh)のところで朝の7時半から始めて9時前にはもう充電完了となりました。個人的にはピーク時の出力を見たかったのですが、その日の最高出力は2枚で合計140Wでした。追加購入のパネルも問題なく出力されていてほっとしました。今後、2枚同時に一台のポータブル電源を充電する場合、天気が良ければ朝から昼前までの充電で500Whクラスのポータブル電源ならほぼ0からでも満充電にできるのではというくらいの実力があります。これからの事を考えると、容量が少容量でも、ソーラーパネルからの充電が200Wに対応するポータブル電源の導入が課題です。

バックパックに詰め込める最も使えそうなソーラーパネルの出力について考えてみる

またソーラーパネルを買い足してしまいました。当初はスペックを見ていて、最大出力と実際に利用する際の出力には違いがあり、普通のポータブル電源を充電するには適さないとして購入候補から外していたのですが、さきほどAmazonのサイトをウロウロしていたら、そうした内容を受けてなのかわかりませんが、驚異の値下げをして売っていたので(定価約1万円→通常時約7千円が約2,600円になっていたのです)、60Wで重さが1180gというYIZENTURY 60Wを注文しました。(Amazonで「YIZENTURY 60W」と検索すると出てくるパネルです。

何がこのパネルの問題かというと、出力端子がUSB-A2つにUSB-C(PD)1個という形で、USB出力しかサポートしていません。さらに60Wというのはトータルの出力が60Wということで、PD出力だけだと最大50Wとソーラーパネルのスペックを生かし切れない仕様になっています。

また、当然ながらこのソーラーパネルに限らず最大50Wといっても、よほど条件が合わない限り上限ぎりぎりの出力にはならず、最大発電しても30W台くらいしか出ないのでは?(もちろん、実際に試せばさらに出力が下がる可能性もあり)というところまで予想し、購入候補から外れていたのですが、価格が2,600円なら話は別です。この金額では20Wクラスのパネルも買えないくらいで、そのクラスのパネルを買ったとしても、せいぜいモバイルバッテリーを時間を掛けて充電し、スマホの電源の足しにするくらいしか使い道がありませんが、スペック上最大50W、うまく行けば晴天時に30Wくらいの発電ができれば、手持ちの100Whクラスのミニポータブル電源が3~4時間で充電できる計算になります。

バックパックに入れて持ち出せるバッテリーの上限は、個人的には100Whくらすの小さなポータブル電源になりますが、この種のものでも、ノートパソコンの充電だけでなくStarlink Miniを接続して動かすことができるので、電源のないキャンプ場で継続してモバイル機器や通信手段を確保するためにはぎりぎり使えそうな感じではあります。当然、災害時に自宅が倒壊したような場合、セルフでスマホ・パソコン・インターネットを使い続けるために持ち出すセットとしても良さそうですね。

実物が届きましたら、今まで書いたことが全く目算外れだったのか、予想通りだったのかをレポートしたいと思います。出力が予想以下だったら、手持ちのモバイルバッテリー充電用のパネルとして使っていこうとも思っています。

(2025.10.24追記)

今回紹介したソーラーパネルが届きました。天気が悪いためまだ実際に試してはいないのですが、重さはともかく本体のサイズが小さく、物理的に大きなパネルで大きな電力を発生させるという事で考えると、この製品が本当に60Wパネルであるかどうかは疑わしい状況だと思います。

改めて他のサイズのパネルのワット数と比較してみると、「もしかしたら60Wでなく30W?」と思えてきました。ただ、実際に試していないので何とも言えないのですが、それでも晴天時に吊り下げれば12Wくらいの出力があったという口コミ(アマゾンの口コミ)もありましたので、全く使えないものではないとは思いますが、100Whクラスのポータブル電源を外で普通に充電するのにはちょっと力不足ではないかと考えます。

ということで、当初貼っていたリンクを削除させていただきました。ただ、30Wクラスの持ち運びできるパネルで2,600円なら悪くはないと思いますので、モバイルバッテリーやスマホを外で充電するために購入したり、非常用の持出袋に入れておいても良いかと思います。実際に自分で晴天時にどのくらいの出力があるのか(USB端子が3つあるので各々の出力についても)試しましたら、改めてここで紹介したいと思います。

(2025.10.28追記・改変)

本日は雨こそ降りませんが、かなり厚い雲に遮られていたので実験はしないつもりでしたが、午後12時くらいになってちょっと日差しが差し込むようになったので、あわててパネルを外に出し、PD(USB-C)経由でJackeryのポータブル電源(240 New 256Wh)に接続してその出力を見たところ、曇りの状態では1Wから少々伸びる程度でしたが、日が出た時には最高瞬間で23Wくらいまで出ました。普通に日が当たっていても最低18Wくらいは出ていました。

しかし、同じように接続してJackery Explorer 100 Plusで試したところ、充電出力は10Wで止まってしまっています。同じUSB-Cポートで接続するにしても相性があるようです。また、USB-Cポートから充電できるはずの、エコフローのポータブル電源には充電できませんでした。

ただ個人的にはJackery 240 New 256Whと相性が良いので、他のポータブル電源を充電しながらこのパネルでちびちび充電できるメリットはあると思います。理想の持ち出し用小型パネルについては改めて考えるとして、無駄にはならなかった買い物だとわかって今はほっとしています。

自給自足生活の中にもはや組み込まれている「電気自動車」の使い方について考える

自給自足生活というと、山の中にあるポツンと一軒家というものを想像してしまいますが、最近は必ずしもそうでないやり方で実践されている方もいると思います。家の屋根にソーラーパネルを設置して、その電気を生活に使うような事を考える方はいると思うのですが、その場合に起こる問題は、発電している電力を使い切れれば良いのですが、日々の天気によっては生活する分の電気を発電できなかったり、逆に生活する以上の発電ができてしまっているような場合があります。

昔は、そうして余った電力を電力会社に売ることで収益を上げ、ソーラーパネル設置費の費用を回収するような考え方で新築の家にソーラーパネルを付ける方もいたと思いますが、売電価格は今は昔と比べるとかなり安くなっているという話も聞きますし、自宅で使う電気は自宅で使うという感じで自宅のソーラーパネルを活用するような方向へ向かっているのではないかと思います。

私の場合は、100~200Wくらいのソーラーパネルで発電した電気を小型のポータブル電源に充電していますが、それだと普段遣いの家電を全部動かすのは無理で、そもそも今年のような暑い夏を乗り切るエアコンを動かすこともできません。自宅で雨の日や夜にも普通に電気を使えるようにするためには、大規模なソーラーパネルの設置とともに必要なものは、大容量の蓄電池を用意する必要があります。

私がたまたまテレビで見たのが、自宅に置く蓄電池の代わりに電気自動車を導入し、家で使う電気の余剰分を電気自動車に充電するようにすることで、夜や天気の悪い日には電気自動車の蓄電池を使って家の電気を賄うようなやり方をされている方でした。電気自動車を蓄電池代わりに使うことのメリットは、蓄電池としての用途だけでなく、車として移動に使うことができるということがあります。

ただ、本当に家に設置したソーラーパネルだけで家の全ての電気を賄えるのか不安な点もあるので、今から始めるとしたらガソリンを給油しても走ることのできるプラグインハイブリッド車を蓄電池代わりにするのが現実的な感じがします。ただし、電気自動車とプラグインハイブリッド車を比べると、ためることのできる電気の量は変わってきます。予算があれば電気自動車とプラグインハイブリッド車の二台持ちにしたいところですが、とりあえずこうした環境を整えれば、車の方に車中泊できる環境を作ることで、いざという時には多くの電力を必要とする家の中ではなくて、寝るのは車の蓄電池でエアコンを動かすことで、真夏の災害時でも何とか暑さから逃れることのできる環境は作りやすいのではないかと思います。

問題は、こうした生活を長く続ける場合、どうしても車の内蔵電池がヘタってくるので、その場合車の買い替えになるか、電池ごと交換になるかわかりませんが、どちらにしても定期的な蓄電池利用のためのコストがかかってくるので、果たしてその費用までを自給自足できるのかという問題も出てきます。

そもそも、電気自動車の電気を家に引き込んで使えるようにするには工事が必要で、古い集合住宅では実現不可能ということなので、こうした生活を実現させるためにはまずは一軒家に引っ越す必要があります。今後電気自動車が普及することで、その電池を含むコストが下がってくるようであれば、古くても普通に住めそうな一軒家を探して引っ越して、一定のメンテナンス費用をかけつつも、電気自動車の電池に満充電できるくらいのソーラーパネルを設置することで、毎月の電気代とガソリン代がチャラになるような状況も来るのかな? と期待してしまうところもあります。

さらに、今後車のボディ全面に一体化するような形で、フレキシブルなソーラーパネルを付けた電気自動車ができたとして、あえて屋根のない場所で保管することで、プラグからの充電が必要ないくらいに充電できるくらいのソーラーパネルの進化があれば、それこそその車に乗って車中泊旅のコストを下げたり、住む場所を選ぶことなく電気自動車の電池を生活に使うことができるようになるかも知れません。

今の世の中、大規模ソーラーパネルについて巷では色々言われているところがありますが、そういったアプローチではなく、自分や自分の家族のために設置したソーラーパネルで自分の使う分だけ電気を作るようなライフスタイルが一般的になれば、私たちと電気との付き合いも変わってくるのではないでしょうか。もしかしたら、電力会社と契約しない生活というのはすぐそこまで来ているのではないかと思ったりもします。

三度目の正直で無事に使用可能なポータブル電源が送られてきてトラブルは終了しました

先日書かせていただいたポータブル電源の初期不良トラブル(2台続けて利用できない製品が送られてきました)について、三台目の製品が送られてきました。これだけ同じようなメッセージが続くと、今回もまた同じエラーが出るのではないか? と思いつつ電源を入れたところ、今回は普通に起動させることができました。

トラブルは解決したので、改めてメーカー名と型番について紹介すると、Jackery 240New(JE-240A)という容量が256Wh、定格が300Wという小型タイプのもので、公式ページで整備済の品が1万円を切る価格が付いていて、先日購入した製品Jackery Explorer 100 Plusのレビューを書いたことでさらに2000円引きで購入でき、実際は8千円くらいで購入していたのでした。

同じような容量のポータブル電源のエコフローRiver2との比較では、ACコンセントが1つしかない代わりに(River2は2つある)、LEDライトが付いています。ACコンセントからの充電はどちらもACアダプターを使わずケーブルだけで利用可能(相互のケーブルは互換性あり)ですが、ソーラー発電については、River2は専用の端子が用意されているのに対して、USB-C端子から変換アダプターを使ってソーラーパネルと接続しなければなりません。ただ、Jackery Explorer 100 Plusの整備済製品に付属していたソーラーパネル接続用の変換アダプターがそのまま使い回すことができたので、実際のところ本体のみで普通に使えるということで、使い勝手は変わりません。

使い勝手と言えば、スマホに入れた専用アプリからポータブル電源の状況がわかったり、本体の操作ができるようにもなっているので、その点もRiver2と使い勝手は変わりません。よりアプリで設定ができるのはRiver2の方ですが、パススルー充電機能やUPS機能も付いています。今回はRiver2の整備済製品より安く買うことができたので、とにかく普通に動いてくれさえすれば不満点はありません。ただ、これだけトラブルが続くとサポートが途中で打ち切られないかという不安はありました。

今回のサポート対応は、電話ではなく全てメールで行ないました。今回の場合は本体ディスプレイに明らかに説明書にある(出た場合はサポートに連絡してと書かれてあった)エラーメッセージが出ていたので、そのメッセージを写真に収め、対応をお願いしたいとメールしました。サポートは土日・祝日が休みでしたが、考えられる限り最速で対応・再発送をしていただきました。こちらの問い合わせ内容を真摯に受けてくれて、具体的に何を試せば良いのか、再発送をするために何を連絡したら良いのかという事もきちんとメールに書かれていたので、こちらはその通りに連絡するだけでした。

ただ、再発送の際の細かい荷物番号などの連絡はありませんでした。もっとも、私自身は大手の宅配業者においては、無料会員になって登録した自宅の住所に荷物が届くような場合には、事前に運送会社からLINEやメールが入るようになっていたので、そちらの方で対応し、自分が在宅中に受け取れるように発送日時の変更は行なうことができました。

というわけで、私と同じようにネット通販での買い物が多い方は、少なくとも「ヤマト」「佐川」「日本郵便」の無料会員になって自宅住所を登録しておくことをおすすめします。

自然エネルギーの利用は計算通りには行かないのでソーラーパネルの選び方にも余裕を

先日、飛行機にも持ち込み可能なミニ・ポータブル電源Jackery Explorer 100 Plusを購入したこともあり、これを常用するバッグの中に入れ、先日紹介したメーカーの回収が発表されたものの私の購入したロットについては問題がなかったXiaomi 33W Power Bank 20000mAhを部屋の中でどこでもスマホ充電ができるような形に変えました。

また、スマートバンド(これもXiaomiのスマートバンド)用のUSB-Cアダプタを一緒にして、スマホ・タブレットとスマートバンドをケーブルレスで部屋の中でいつでもどこでも充電できるようにしました。Xiaomi 33W Power Bank 20000mAhはケーブルが付いているので、バッテリー単体での充電ができるので、手元に置いておくとかなり便利で容量も大きいので、2~3日くらいは充電なしで使えます。気付いた時に充電はするのですが、先日はACコンセント経由でなく、容量が256Whある小容量のポータブル電源から充電しました。

モバイルバッテリーが満タンになるまで、大体25%くらいの電力をポータブル電源から取ったのですが、昨日は台風が通り過ぎて晴れたのでソーラー充電をすることにしました。自宅には100Wクラスのパネルが二枚あって、それを並列接続することで、100W以上の発電力を持たすことができるのですが、ポータブル電源のソーラー入力が100Wまでということと、残量が75%くらいからの充電だと100Wパネル2枚というのは流石にオーバースペックだと思ったので、それらとは別に持っていた、折りたたみの60Wのパネルを使って充電してみました。

まだ太陽が昇りきらないうちの7時過ぎくらいから始め、自宅からだと東方向は山がある関係で充電のし始めは60Wクラスのパネルでも15Wくらいしか出力が上がらず、ほとんどポータブル電源の充電ができないような状況だったのですが、日が昇るにつれて出力は上がり、20から30Wの出力が出るようになってポータブル電源に目に見えて充電できるようになり、昨日の最高は40Wくらいでした。

これは、単に物干し竿にパネルを吊るしているだけというスペースの問題もありますが、気温が高いと効率が悪くなるということも関係しているのかも知れません。それでも、昨日は連日の猛暑と比べれば多少気温は下がっていたので、60Wのパネルの2/3の出力の40Wまで出たのだろうと思います。

そうしてほぼほったらかしにしておき、お昼前には充電が完了しました。大体4時間ちょっとで25%という計算になるので、60Wのパネルだと一日中充電しても半分くらい充電できるかどうかというのが正直なところでしょう。私が小容量のポータブル電源を複数購入しているのにはそうしたシビアなソーラー充電の状況とも関係があります。100Wクラスのパネルを連結して200Wのパネルにしても、最大130~140Wくらいで、平均すると100Wを切るくらいになるので、空の小容量のポータブル電源を一日で満充電にするためにはやはり200Wくらいのパネルを用意しないと難しいだろうという見通しになります。

また、小容量のポータブル電源の中には最大100Wまでしかソーラー発電から充電できないものもあるので、できれば最大200Wくらいでも充電できるポータブル電源を買っておくことで、充電時間を短くできるだろうと思います。

メーカーの中には、250Whクラスの小容量のポータブル電源にセット売りしているソーラーパネルが40Wのものがあります。これだと今回紹介した発電効率の最大の機能を引き出せた場合でも25Wくらいになり、トータルでは20Wを割り込む可能性もあります。そうなるとこのパネルだけで十分なポータブル電源の充電は難しいのではないかと思います。

かといって、100Wクラスのソーラーパネルの場合、現状では気軽に持ち運ぶのは難しいので、今バックパックに入れて外でもモバイルバッテリーだけでなく小容量のポータブル電源にも充電することを考えると、軽くて取り回しのよい60Wの折りたたみソーラーパネルを探す方が良いのではないかと思います。40Wクラスのソーラーパネルの場合、100Whクラスの航空機に持ち込みできるミニサイズのバッテリーの方が相性は良いように思えます。ただ、その利用はかなり限定されてしまうので、できれば自分で考えているパネルよりも余裕があれば大きなものをまずは手に入れ、どうしても持ち出すのに大きく重いならば、限定的に使うことを考えた上で小さなソーラーパネルを考えるべきだろうと思います。

ソーラーパネルの場合、滅多なことでは使っていていきなり使えなくなることはないだろうと思うので(私の使っているパネルは長期間押し入れに入れていても、再び出して使えば普通に使えていますので)、アウトレットや整備済製品を狙ってみるのも良いでしょう。ただし、以前にも書きましたがペロブスカイト太陽電池が一般的になったらここで書いた状況はがらっとひっくり返ると思うので、そうなった時に後悔しない程度にたくさん買い足さないことも大事だろうと思っています。

ポータブル電源をソーラーパネルとのセットで購入した結果使い勝手は上がったか?

先日購入の報告をした、ポータブル電源「エコフローRiver2Pro」ですが、今回はそれに同じエコフローの110Wのソーラーパネルをセットにしたものを購入しました。セットの割引価格が46,870円で、それだけでもかなり安かったのですが、ポータブル電源単体だとコストコへ行けばさらに安く(36,000円くらい?)で購入できるので、個人的にはセットで付いてきたソーラーパネルは実際のところ使えるのか? という点が気がかりでしたがようやく晴れ間になり比べることができましたのでここで報告します。

写真のように、狭いベランダにせり出すように二枚のパネルを設置しています。手前が今回購入したエコフローの110Wのパネルで、奥にあるのがすでに持っているエレガンタの120Wのパネルになります。これをエレガンタのパネル用の並列接続ケーブルを使って二枚のパネルで発電した電力をポータブル電源に充電していたのですが、雲が晴れた状態でも100Wには届かなくて(晴れていて70Wくらい)、これはもしかしたら不良品? はたまた二枚のパネルの相性が悪いのか? と思いました。

エレガンタのパネルでは冬には単体で80Wくらい出ていたので、こんな感想になりまして、また以前から持っている60Wのパネルと並列接続したら余裕で100Wオーバーの出力を叩き出していたのでまずはその60Wのパネルを引っぱり出してきて、同じように接続して出力を見てみたら、何と二枚でも50W出ていないことを確認しました。

そこで、改めて連日続く暑さがパネルの効率に悪影響を及ぼしていることを確認し、この組み合わせを秋から冬にかけて使えば、それなりの効率で充電できるであろうことが類推できました。まず何よりも手持ちの並列接続ケーブルとエコフローのパネル用の出力変換ケーブルがうまく動作していたことにほっとしました。

そうなると、今回セットで買えたということは無駄ではなく、より大きな充電量を確保するためには今の環境で最大限の使い方ができるということがわかりました。そもそも、今使っているソーラーパネルは条件が良い場合でも曇ってきたりパネルに影がかかったりするとがくっと発電量が減ってしまいますし、野外に持ち出し良い角度でパネルに太陽光を当てることができれば、ベランダに吊り下げるよりも効率は上げられると思います。気温が高く、パネルの温度が上がることでこのように発電量が落ちてしまうことを十分に承知の上で今後はこの二枚のパネルを使うことにします。

そうしてみると、小容量のポータブル電源なら100Wクラスのパネルで十分だとかいう話もありますが、やはり様々な状況(雲の状況や影、気温の上昇)を考えて大出力のパネルを揃えたり、一枚だけでなく接続して出力を増やすことを考える方が良いという事を感じました。さすがに自宅のベランダでは一枚200Wクラスのパネルを設置することは難しいので、今回紹介したような100Wクラスのものを複数用意して、必要に応じて接続するようにすることで、様々な大きさのポータブル電源の充電に合わせて使い分けることを考えていきたいと思います。