車中泊実践編」カテゴリーアーカイブ

最近増えてきたセルフレジで溜まったポイントを消費する 全国で使えるポイントを貯める意義

今年になって、いわゆる「ポイ活」なるものをするようになり、買い物をする中でポイントカードを使ってポイントを貯めることは、なかなか侮れないという感じです。さらに最近は各種アプリをスマホに入れているので、財布の中をごそごそしなくても色んな種類のポイントが貯めやすくなっていると感じるところがあります。

メインで使っている楽天ポイントは毎月のガソリン代の支払いで一月に一回全て使ってしまってリセットされるのですが、その他のポイントというのはたくさんではありませんが、長期間かけて買い物をしているとそれなりに溜まっていくものです。

近所でよく利用している安いスーパー(非楽天ポイント)のポイントも結構溜まっているのですが、レシートを見ると、そのうち少なくないポイントが今年いっぱいで期限切れになることが最近わかりました。ただ、いつも使うお店はいつも混んでいるので、なかなかポイントを使った支払いをレジ打ち担当の方に言い出せないという事もありまして、どうしようかと思っていたのですが、昨日ようやく期限切れになる分のポイントを有効活用してきました。

それは同系列の別のお店が、最近セルフレジを増やしているという話を聞いていたので、そのセルフレジを使ってポイントを使うことにしました。このセルフレジは、エコバッグをレジの右側に掛けて、一つ一つレジに付いているセンサーを使って商品のバーコードを読み取り、読み取りが完了したものをエコバッグに詰め、最後に支払いになるのですが、その際に現金で払うのか、クレジットカード、電子マネーに加えてポイントで払うという選択肢があるので、今回は全てポイントを使って現金やクレジット残高を減らさずに支払いまで完了しました。

今回使ったのは全国にチェーン店を持つイオングループのポイントだったので、感染症の影響がなく、普通に旅行ができれば、旅先でちょっと訪れたショッピングモールでポイントを使うような事もありだと思います。最近はセルフレジも増えてきましたので、全国で使えるポイントを買い物をしながら貯めて、旅先でセルフレジを使い、飲み物やおかしなどをコンビニより割安な料金でポイントだけで買えれば、旅の費用の一部を節約し、食事の方に費用を投入することもできるでしょう。

ただ、同じ旅行でも車を使った旅というのは自分でポイントの使えるお店を探しながら進めるというメリットもあります。今回は旅先でポイントを使うことができなくて残念でしたが、改めて今後も買い物をしながらいざという時にごほうびのように使えるポイントを貯めることが旅のモチベーションになったりするので今後もまめに来たるべき時にそれなりに使える分のポイントを貯めようと思っています(^^)。


ネットカフェは終電後の利用だけでなく車中泊補助やテレビ視聴にも

埼玉県さいたま市の大宮地区(JR大宮駅前)にあるネットカフェで女性従業員を人質にして立てこもった事件は、コロナ後の状況にも影響が出るのではないかと思えるほど、大きな問題をはらんでいます。

私自身は、一応大手のネットカフェの登録会員になっており、フロアでの利用ではなく主に鍵のかかる個室で仮眠を取ることを目的に利用していたのですが、このネットカフェは都市部でこそ駅周辺にあって終電後の仮眠用に使うようなパターンがありますが、地方では立地的にそこまで駅前にないことが逆に有難かったりします。

どういうことかと言うと、車で長距離を移動する際に、車中泊ができる環境が常にあればいいのですが、同乗者がいるなど普通車では車中泊が厳しいような状況の中でとにかく手足を伸ばして仮眠が取れる施設として、ビジネスホテルより利用する価格が安く、室内のプライバシーが確保されており、さらに室内のコンセントで各種モバイル機器や家電の充電が可能で、フリードリンクやネット利用、有料での食事サービスが有る郊外型ネットカフェは、結構安心して利用できる施設だったのです。

最近のネットカフェは居抜きで出店しているところもあり、駐車場もそれなりのスペースがあります。さらにプライバシーが保てる鍵付きの個室が増えていることから、車の中に貴重品を置かずに、室内に貴重品を置いてシャワーを利用したり公用スペースを利用したり、ビジネスホテルのような使い方ができて利用価格が安いというメリットがあります。今後そうしたメリットが、犯罪防止の観点から、施錠なし外から中の様子が見えるようなパターンになると、ホテル代わりとしての利用を特に女性の方などは躊躇することになるかも知れません。

今後完全個室のネットカフェ営業が難しいとなると、一部のスペースは個室であっても施錠なしになり、貴重品は専用ロッカー利用という感じの形態になっていく方向性もあるかも知れませんが、つくづく、今回のような事例によって人々の自由が制限されるようになるのは悲しいですね。

今回の事件があったことで、改めて自分が会員になっているネットカフェはどうなっているのか検索して見てみたのですが、ここまで書いてきたように出掛けた時に自宅に帰れないから使うという用途だけでなく他の使い方もありなのではないかと思うサービスが掲載されていました。

といっても珍しいものではありません。自宅においてテレビとインターネットはあっても、BSは契約していないので見たい番組(スポーツ中継含む)を見られない場合だけでなく、通常時であればスポーツ観戦の場合スポーツバーでみんなで楽しみたいという方もいるとは思いますが、さすがに今回東京オリンピックが開催された場合にはスポーツバーの営業も難しいでしょう。そこで、個人での利用にはなってしまいますが、ネットカフェを利用すれば安全に個室内でパソコンのモニター画面にはなりますが、BS放送やネット中継(DAZNも利用店舗では見られるようでした)をフリードリンクを飲みながら楽しむことができます。

番組やスポーツの内容によっては有料放送でしか見られないのでこの方法は使えないかも知れませんが、わざわざ一試合・一番組だけのためにBSアンテナを設置したり、ネットの有料会員になりたくない場合は近所のネットカフェで基本料金のまま利用できるのであれば、感染症に気を付けて人との接触をうまく避けながら利用するのも有りなのではないでしょうか。

ちなみに、直近で言うとボクシング井上尚弥選手の世界タイトルマッチなど、どうしても有料BS放送のWOWOWをその一試合だけ見たい場合は、ビジネスホテルになりますが全国のルートインホテルの客室でWOWOWは提供されているようです。ちなみに、宿泊の場合は今回のタイトルマッチは放送時間の関係で利用は難しいですが、実はルートインには「日帰りデイユースプラン3,000円」があります。最大午前8時から午後8時まで12時間利用可能で、8時利用開始なら8時から9時まで提供される朝食バイキングや、時間指定になりますが大浴場の利用、ロビーでのコーヒー無料サービスが利用可能というかなりお得なプランです。自宅でWOWOWを契約しているなら録画対応や契約者向け配信サービス、テレビサーバー機能を使えば外出時でも見られますが、そうでない場合でどうしても見たい場合は、個室でゆっくりできるこうした方法もあるということで覚えておくといいかも知れません。


宅配便の発送はどこが一番安いのか? 安さと手間と割引を総合的に判断するために

色々考えることはありましたが、ついにインターネットのADSLサービスを解約することを決めました。同時に、固定電話も解約予定ですが、その代替としてはしばらく楽天モバイルの回線を自宅用に使うつもりです。無線がゆえの不安定さもありますが、速度が落ちる時は電波の入りが悪い楽天回線を捉えきれず、最大1Mbpsのauパートナー回線を掴んでいることがあるので、モバイルルーターの電源をいったん切って再度電源ONすると復活します。安定した有線の回線と違って戸惑うことは多いですが、今後の楽天回線の拡大(および安定)に期待したいです。

さて、ADSLを解約するについて、加入していたYahoo!BBではモデムをレンタルしていて、契約終了とともにモデムを返す必要があります。そして、Softbankらしいと言うべきか、モデム返却の送料はユーザー持ちということなので(^^;)、できるだけ安く送れる方法について調べてみました。

モデムは何とか宅配便の最低サイズである「たて・よこ・高さ」の合計が60センチ以内で重量が2kg以下である「60サイズ」に収まるように梱包できたので、その内容でいわゆる送料比較サイトに行き、検索をかけてみました。ちなみに静岡(中部)から千葉(関東)への料金ということで各社の料金を見てみました。

結論から言うと、一番安かったのが佐川急便の「飛脚宅配便」で、料金は770円で営業所持込をするとさらに100円引きで670円で送れることがわかりました。ただ、自宅から佐川急便の担当営業所までは結構距離があるので、自宅まで取りに来てもらうようになると、料金的な事では別の業者の方が安くなります。

ちなみに、ヤマト運輸の宅急便は930円で、営業所に持ち込むと100円引きとなります。同じ条件では郵便局のゆうパックは870円で、郵便局持ち込みで120円引きです。さらに、最近スマホにインストールした専用のアプリを使うと、料金をクレジット決済にして宛名書きを郵便局にあるプリンターから印刷した上、「スマホ割」で基本額から180円引きとなり、近くの郵便局から今回の荷物の場合690円で送ることができることがわかりました。

ゆうパックで最大限の割引を付けても佐川急便の営業所に直接持ち込んだ方が安いのですが、手間などを考えるとゆうパックの方が楽だったので今回は近くの郵便局で発送を完了しました。

これは、各々の方の状況によって選ぶ運送会社は変わってくると思われます。自宅に電話一本で取りに来てもらうことを考えるなら、安さの点で言えば佐川急便が一番になるでしょうし、お買い物のついでに営業所やコンビニで発送したいならゆうパックか宅急便を選ぶことになるでしょう。また、友人に送る場合にはどの会社を使った方が相手にとって受け取りやすいか(営業所や郵便局・コンビニが近くにあるか、相手が専用アプリをスマホにインストールしているかなど)も計算に入れながらどこから送るのか決めた方がいいのではないかと思います。

今回は使い終わったモデムの返却なので、その辺は全く考慮に入れずに料金と発送の手間という面を総合してゆうパックに決めましたが、単に荷物を送るのにもなかなか奥深いものがあります。

また、これは普通に全国に旅行に行けるようになったらの話ですが、旅先での荷物を減らすためにたまったお土産や、使い終わった持ち物などを自宅に送り返したりすることもあると思うのですが、この時は各企業の営業所に車でなら行けますし、電車移動の場合でも駅や宿泊地周辺に営業所のある企業や、コンビニからの発送を考えて安く便利に送る方法を使い分けるために、各企業の違いや特徴について見ておくといいと思います。

とりあえずこれで、自宅のインターネットを楽天モバイルに頼るというかなりギャンブル的な事に手を染めてしまいましたが、逆に楽天モバイルが駄目なら、ドコモの無制限プランなど代替になりそうなプランもあるため、今後の楽天モバイルのエリア展開を楽しみに、人柱的に使い込んでいこうと思っています。


車中泊のノウハウが役に立つ時代?

このブログはあくまで車中泊のブログなのですが、現在はほとんど車中泊用のグッズを揃えてしまったこともあってなかなかグッズ紹介はできませんが、まさかこうしたノウハウが旅行以外で役に立つときが来るとは思いませんでした。

現在の私の車中泊スタイルは、シートを倒してその上にコット(組み立て式のキャンプ用ベッド)を組み立てて寝るというスタイルに落ち着いたのですが、それ以前に試行錯誤したキャンプ用のマット各種や、季節ごとに使い分けられる寝袋などは古くなっても使えるので、しっかりキープしています。

今後、都市のロックアウトが起こったとして、どうしても出かけなくてはならなくなった場合、様々なお店はもちろんのこと、ホテルの営業自体もしていないということも考えられます。さらに今もそうなのですが、海外から日本に戻った人が検査を受けて、たとえ陰性だったとしても、二週間は自宅かホテルなどで経過観察をする必要があります。その報道を見ていて大変だと思うのは、自宅やホテルに移動する手段に、公共交通機関が一切使えないということになっていることです。

そんな時でも空港でレンタカーを借りて自分で運転して移動することは許されているので、たとえ迎えに来てくれる家族がいない場合でも、軽自動車のワンボックスカーを指定してレンタカーを乗り捨て利用すれば二週間ホテルに泊まるよりも安く安全に移動しながら簡易隔離状態を作ることができます。その際、キャンプマットと簡易寝袋があれば、何とか手足を伸ばして寝られる状況を空港のロビー床でも車内でも構築することができます。かなり小さくなるマットも寝袋も、さらにテントだってありますので、海外に長期で出かける場合にはそうしたミニキャンプセットを持っていくのもありではないでしょうか。

もし、単身世帯でなく自宅に誰かいる場合は、出かける前に「車中泊お出かけセット(マット・寝袋・アイマスクなど)」をわかるところにバッグに入れて置いておき、足止めされている空港の郵便局や宅配便の営業所留めという形でバッグごと荷物を送ってもらえるように日本に出発する前から手配しておけば、車中泊環境がまるでなくても、空港で荷物を受け取りしばらく空港で待たされる場合は仮眠に使うもよし、自宅へ出発することができるようになったらすぐレンタカーを借りればいいわけです。長期ではなく短期の観光や商用で海外に行かれる場合、あまり荷物を持っていきたくない場合で、留守番の人がいるなら、そうした方法も使えます。こうした車中泊お出かけセットを作っておくと、こうしたときだけでなく大きな災害の時にも有効に使えますので、今回の騒動をきっかけにして、荷物として送れそうなバッグにすべて入るものを厳選してみるのも面白いと思います。

そう考えてみると、一時期は自動車の運転免許を取らない方が生活にかかる経費は安く上がるという考え方もあるかなと思ったことがありましたが、車は手放しても免許だけは持っていたほうが、自分で好きな場所に行けるだけでなく、自宅へもちゃんと帰ることができるようになります。そして車中泊を快適に行うためのノウハウを身に着けていれば、空港から自宅がかなり遠くでも、車中泊の連続がそこまで苦にならないので、自分のペースを守って帰宅することも可能です。

もちろん、成田から九州・北海道なんていう移動を車でするなら専用プランで安く泊まれるホテル利用もいいでしょうが、現在はそうした費用はすべて自費になるので、同じ自費なら車中泊をしながらのんびり自宅に帰る(どちらにしても14日間は自宅待機になるので)という考え方もあるのではないかという気もします。もしこうしたプランを実行される方がいましたら、観光は基本的にはせず景色は車の窓から眺めることにとどめ、買い物や食事などでお店の方や他のお客さんと濃厚接触しないように細心の注意を払うことだけは忘れないでください。


消費税引き上げ後に起こるかも知れない道の駅の受難とは?

消費税の8%から10%への引き上げによって起こるかも知れない事はいろいろ予想することができますが、このブログで主に書いている車中泊の旅において影響は出てくるのかということを考えた場合、やはり一番考えられるのは食品を「持ち帰る」と8%のままで、外食はもちろんですが、出来合いのお惣菜や弁当、すぐに食べられる食品を購入した場所で食べた場合にも消費税は10%が請求されるようになりることについての影響でしょう。

具体的には、コンビニやスーパーに併設されている「イートインスペース」を利用するか否かによって請求される消費税の額が変わってきます。さらに最近の報道ではコンビニの前にあるベンチでの飲食も消費税10%の対象になるという方針を国税庁が発表しました。実務ではお店側はどのように判断するかというと、会計時に「お店の敷地内でお召し上がりになりますか?」という風にいちいち聞く必要が出てきます。スーパーのレジは最近「セルフレジ」という方式のものも導入されていますが、ここでも「店内飲食」が「持ち帰り」かの表示が画面に出て精算前に選ぶような新たな手間ができると思いますが、その後「持ち帰り」としたのにイートインスペースで買ったものを食べようとしたり、カップ麺のお湯を入れて外のベンチで食べようとしたり、店内電子レンジの使用をするかどうかまでいちいち確認するような事までお店側がやることが普通になる可能性もあったりします。

というのも、事は税金のことですから、とにかく外食分として2%余分にお金を出したくないと思う人は、お店のイートインスペース内では食べなくても、店の外にあるベンチの所で食べようとする人もいるかも知れません。そうした行為が予想されるがための「店の前のベンチでの食事も10%」という指針を出しているのだと思うのですが、それはそれでお客さんの利便性を損なうこともあるでしょう。コンビニではさすがに難しいでしょうが、スーパーの敷地内に休憩用のベンチが設置されているような場合、あえて「ベンチでの飲食禁止」というルールを徹底し、お店の敷地内で食事をしている実態がないことが確認できないと「店内で食べない」ことを証明できないため、8%しか消費税を払っていない人たちに対して、店内および敷地内でも決して飲食はしないというルールを徹底させてくることは十分に考えられます。

しかし、それでもなお少なくない人たちがお店のイートインスペースでは食事はしていないものの、外のベンチで食べていることが常態化してきた場合には、お店と8%分しか払っていない買い物客との間でトラブルになる可能性があります。最悪の場合、彼らが払わない2%分の負担をお店の方でしなければならなくなったとしたら、一年のトータルで考えるとかなりのお店負担になると思いますので、冗談ではなく次のきちんとした対応をお店はやってくるでしょう。

この辺は、本当にちゃんとできるのかという疑問点はありますが、店内でのルール徹底がうまくいかなかった場合、会計時にあいまいな返事しかしないお客さんに対しては一律消費税10%をお店側が請求してトラブルになるような事も考えられなくもありません。どちらにしても食品を扱う小売店にとっては、最悪の状況を常に考えた対処方法を考えておかないと、思いもよらないトラブルが出てくるかも知れません。

さて、ここからが本題ですが、コンビニやスーパー、ファーストフードでお会計をする際に「ここでは食べずに持ち帰り」と宣言した場合、普通の人はそのお店を出て他の場所で食べるようになるわけですが、自宅に戻って食べたりする状況ではなく、車中泊でもドライブでも旅行で来ている場合、お店の中でなくどこで買ってきたものを食べるか? というのが旅をする人間としては重要になってきます。

車で移動しながらそれなりの設備の整った場所を探すか車の中で食べるかということになると思いますが、車の中で食べると車の中が汚れますし、もしベンチやテーブルがあって誰でも使える場所があればという時に一番思い当たる場所が「道の駅」ではないかと思うのです。もちろん、公園や河川敷というような場所もあるものの、24時間利用可能でトイレも併設されていますし、カーナビでは簡単に今いる場所から近い道の駅を検索して直行することもできるようになっているのは大きいでしょう。

しかしここで、道の駅の運営をされている方の立場になって考えてみますと、コンビニやスーパーと同じように、お弁当やファーストフードを店内や屋台で売っているような道の駅の場合、先に紹介したスーパーのように、店外のベンチでの飲食を簡単に禁止するわけには行かないでしょう。そもそもスーパーと道の駅とでは作られた目的が違います。道の駅に直売所があっても、長距離ドライブに疲れてトイレ休憩だけの目的で入ってくる車を追い出すこともできません。そうなると、道の駅が外で買ってきたお弁当やファーストフードを食べる場所として使われてしまう可能性も出てくるわけで、さらにそうして食べた後のゴミだけを道の駅のゴミ箱に置いていかれてしまうようだと、道の駅での車中泊の可否という問題以上に、道の駅の利用方法について揉める可能性が出てくることが考えられます。

大変なのは実際に道の駅の運営に携わっておられる方々だろうと思います。このように外からやってきて食事だけしていく人とともに、店内で買い物をしてそのまま持ち帰るのか店内でなく外で食べるのかという事をいちいち確認したら、それなりにきちんとできるかも知れないスーパーやコンビニとは違って、かなり現場は混乱するのではないかと思います。道の駅としては全ての買い物を一律で消費税10%にしてしまうのが楽なのですが、そうなるとますます外から食べ物を持ち込んで道の駅で買わない人が増える可能性もあります。

そうなると、今回「持ち帰り」8%「店内飲食」10%と分けたガイドラインについて、本当にきちんと区分けすることができるのかということが改めて問題になってくることも考えられます。実際に消費税が引き上げられた場合、今回挙げさせていただいたコンビニやスーパー、道の駅での対応はどうするのが正解で、利用者の側はどのように利用すればトラブルに巻き込まれないのかということも実務として様々なパターンが出てくる中で解決策も出てくるかなという気もしますが、どちらにしても車で出掛けて食事について考える場合、食事を持ち出して他の場所で食べる際には十分に注意する必要がありそうです。


東京にパーク&ライド&車中泊 その5 都市と地方の違いを痛感

小田原市内の駐車場を出発して30分以上かかったと思いますが、一般道から東名海老名サービスエリアに入場することができる「ぷらっとパーク」という一般車両向けの駐車場に到着したのは、まだ午前6時前のことでした。写真は海老名サービスエリア上りの一般道からの歩行者用入口です。

日頃この施設を利用している方なら当たり前だと思うことかもしれませんが、駐車場に入ってすぐに地方の同様な施設との差を感じてしまいました。一般車の駐車施設は上りと下りの両方にありますが、上り方面に近い駐車場の方が広くわかりやすかったので、まずそちらの駐車場に停めたのですが、24時間開いている駐車場ではあるものの、利用時間について「3時間まで」という表示があちこちにされていました。このローカルルールは海老名サービスエリア周辺にある他の駐車場でも同じルールで、基本的には車中泊はできませんし仮眠をするにしても制限時間を設けられるということになります。おそらくネットの口コミを事前に調べればこうした情報を入手できたでしょうが、完全に行き当たりばったりで海老名のぷらっとパークで車中泊をしようと思っても、注意されてトラブルになる可能性がありますので、まずはその点には注意しましょう。細かい内容については写真を撮ってきましたのでそちらの方でご確認下さい。

駐車してからとりあえず上りのサービスエリアに入りましたが、やはりというか下りとの施設の差は歴然としています。これは、単純に早朝に出発し朝食や休憩利用でサービスエリアを利用するお客さんが多く、逆に帰りには海老名以外のところで買い物や食事をすませてしまうとそこまで多くの人がサービスエリアに寄らない(あくまで下りに比べての話ですが)ためではないかと考えたりしました。ちなみに、メロンパンで有名な「ぽるとがる」や、吉野家があるのは下りです。

上りにもメロンパンを売るパン屋さんは入っていますが、営業は7時からということで早朝のお客さんにとっては残念なことになっています。ただ、一般道の出入り口を使って反対側まで歩くこと10分少々で下りのサービスエリアに移動することができますので、高速道路を使っている方でも下りのサービスエリアのお店や施設を使いたい場合には歩かなければならないものの利用は可能です。

一般道からの駐車場は、上り駐車場から東名高速をまたぐ直前にもう一カ所ありますが、こちらのほうは住宅に隣接しているためか写真のように午後6時でクローズしてしまいます。下りの一般道から入ることができる駐車場は台数が限られるため、下りの駐車場が満車になっている場合、日中の利用なら東名のすぐ近くの駐車場利用の方が下りの施設を使いたい場合にはおすすめでしょう。

下りの方は何と言っても吉野家さんが24時間営業で朝定食のメニューも充実していて6じ前だというのにもう行列ができていました。メロンパンのぽるとがるさんは本店が午前6時からの営業でしたが、メロンパンを売る専用売場の方は6時前から店員さんがいて購入可能でした。この辺も週末のレジャー利用を見込んで売り時を逃さないしたたかさが感じられます。そういう意味ではもし早く出発できるなら、午前6時前後に朝食やメロンパンの利用をしていたほうが混まないうちに食事や買い物を完了できるのでおすすめかと思います。

というのも、ご飯を食べて時間調整をする前にと、まだ下りの駐車場が満車にならないうちに、最初に停めた上りの24時間開いている駐車場に戻り、そこで車中泊のために広げていたシュラフとコットを片づけてから改めて車で移動して下りのサービスエリアに入ったところ、もはや館内の食事スペースは満員になっており、外にある席もかなり埋まってきていました。午前7時過ぎでもこんなに週末には人が集まるのかと思いましたが、大勢の人が移動するゴールデンウィークにはさらにひどい混雑になると思います。関東から西に車で出かける場合には早めの海老名到着を心がけるか、もう少し走ってから朝食をするかの決断をしたほうがいいのではと思います。

しばらくはサービスエリアで時間調整をし、午前8時過ぎに車で出て、何とか無事に鎌倉の店舗に着き荷物を受け取り、そこからは予定もないので休みつつ走って、比較的余裕を持って帰ってくることができました。ところどころ認識の甘いところはあったものの、次回があるとしたらここで問題にしたところをつぶしていけばいいので、同じような飲み会があっても何とかなるのではないかというのが今思っているところです。

今回の行程を振り返ってひとつ思うところは、キャンピングカーのように自分の車をしたいと思うなら、やはりいつ何が起こっても利用できるポータブルトイレの設置をまずは考えるべきだということです。今回はたまたまトイレを探して切羽詰まるような状況はなかったので良かったですが、もし実際にそのような事が自分ないし同行者の中で起こったとしたら、車内で生理現象に対処できれば、今回の行程の中で急に体調を崩したとしても何とかなるでしょう。設備を整えれば、車中泊場所を決めるときにも公衆トイレの有無を気にする必要はないので、今回以上に自由な計画を組むこともできるでしょう。

ただ、私の乗っている今のホンダフィットでは、コットを設置しつつポータブルトイレを車内に設置しようとすると、他の荷物をいったん外に出したり戻したりという作業が必要になるので、個人的には車を替えない限りは同じ問題を持ちながら車中泊を続けることになるでしょう。次回車を買い替える場合は、そんな事も考えて選ぶのがいいかなとも思ったここまでの報告が、さし当たってのゴールデンウィークにおけるみなさまの長距離ドライブの参考になれば幸いです。


東京にパーク&ライド&車中泊 その4 都市部では大きなトイレ問題

車中泊では比較的良く寝られたと言うものの、知らないうちにシュラフから出てしまったようで、早朝に寒さを感じて目を覚ましてしまいました。時刻は午前5時を回ったところでしたが、ここで二度寝をした場合、大変なことになるかな? と思ったのがトイレの問題です。基本的に地方の高速道路、道の駅や公園など、車中泊をする場所を決める際には24時間使えるトイレがある場所を優先するというのが一つの車中泊をする方の考え方であるということは十分理解しています。

しかし、今回の場合は普通の車中泊とはちょっと違い、まずは東京方面に近く、さらに安く24時間定額でしかも安く停められる駐車場がある場所という事を第一に場所の選定をして決めたのが小田原で、そして今回の場合は特に料金が安いという理由で駐車場を決めてしまったので、今回は必ずしもトイレが近くにあるということを基準には決められませんでした。このように、トイレの確認が後回しになってしまったことは車中泊をする際のセオリーから外れていると思われる方もいるかもしれませんが、常に外に出られないような状況を考えて車内での生理現象に対応する考えを持って車中泊をしている方もいると思いますので、どちらにしても緊急時の対応を考えておくことは大切だということです。

具体的には、災害用としても役立つ携帯トイレやポータブルトイレを用意してあるのなら、車中泊の旅でも積極的に使っていこうという考え方です。というのも、携帯トイレの薬剤や、ポータブルトイレの消臭剤にも使用期限があり、あまり長い間そのままの状態で置いておくと、いざという時に本来の性能を発揮できないというある意味最悪の状況になってしまう可能性があります。それなら、災害時のシミュレーションとして積極的に携帯トイレやポータブルトイレを使うということも考えておくべきでしょう。

ただ、今回車中泊したのはあくまで閑静な住宅街のある場所なので、今まで全くその種のものを使ったことがないとすると、初回のシミュレーションをある意味本番に近い状況で行なうことに不安を感じることもあるでしょう。実のところ私もそこまで考えた上で出て来たわけではなかったので、乗用車の狭い車内でポータブルトイレを設置するには荷物の入れ替えをするなどかなり苦労することが予想されました。幸い当日はそこまで切羽詰まることはなかったのですが、もしそのような事に見舞われたとしたら携帯トイレよりも紙おむつで処理をする方がまだ現実的ですし、我慢できるなら近くのトイレまで出向いた方がいい事は言うまでもありません。

ちなみに、朝起きた後にもしもの事を考えつつスマホのマップアプリで周辺のトイレについて探そうと思ったのですが、深夜や早朝でも使えそうな公衆トイレの情報というものはなかなか見付けることができませんでした。地の利がある地元ならば、いわゆる公園にあるトイレの場所はわかっているのでスムーズに行くことはできますが、ほとんど土地勘のない小田原の住宅街を歩きでも車でもウロウロしてしまうのはスマートではありません。土地勘のない場所でトイレを探す場合は、やはりコンビニを探すのがスマホの地図アプリでも簡単に調べられることからおすすめの対策ではないかと思えます。

これは、駐車場から車を出した後に国道を走っていて思ったのですが、特に深夜から早朝にかけての時間にはドライブイン的な利用も想定されるようなコンビニにはちゃんとトイレマークが入った看板が設置されていることもあります。コンビニによっては保安上の理由でトイレを貸してくれない場合もありますので、このような表示を頼りにコンビニに入る方がいいだろうと思います。

今回の旅では、最初に書いたように飲み会とともに神奈川県内の鎌倉近辺にあるお店に荷物を取りに行くというミッションもあり、そのお店は午前9時開店だという話は聞いていましたので、トイレの他に朝食をいただきつつ時間調整をする必要性も感じていたことで、少し予定より早かったものの、目的地のお店へ行く前に時間を潰せる施設に立ち寄ることにしました。それが、東名高速道路の海老名サービスエリアを一般道から利用できる「ぷらっとパーク」という施設です。海老名のぷらっとパークは今まで私が利用してきた場所とは少々違う状況がありましたので、次回はその事について細かく紹介させていただこうかと思っています。


東京にパーク&ライド&車中泊 その3 きちんと出発駅に戻る大切さ

今回の飲み会は前回紹介しましたように、週末の午後から開始され、他の参加者の事も考えて夜と言っても8時~9時には終了するような感じで行なわれました。そうは言っても東京から飲み会に参加する人もいますし、その人達と一緒に4次会・5次会までなだれ込み深夜まで飲むというパターンもあるでしょう。

ただそんな状況が予想される場合はそもそも途中まで車で行くことが間違いで(^^;)、会場から終電がなくなってもタクシーでたどり着けるような場所にホテルを取るような感じで考えた方がいいでしょう。あくまで車中泊との組み合わせというのは、都市部でそんなにヘビーに飲まない場合を想定しています。ただヘビーに飲む場合では、地方での飲み会の場合はそもそも始発を待つことのできるお店(ホテルやネットカフェだけでなく飲み屋さんなども含む)もないような場所での行動を助けるという意味で、やる価値はあると思いますが。

今回の場合、一部の人で3次会に行った人もいたかも知れませんが、おおむね2次会で終了し、解散したのは午後8時くらいでした。ただ、そこから車が停めてある小田原まで戻るには、先に購入していた小田急の株主乗車回数券を使うことを考えると、最初から帰る時間を逆算してからペースを考えて飲むのがいいと思います。飲み会は土曜日だったので、小田急の2018年4月現在のダイヤをまずは紹介します。

・新宿発23時42分発 快速急行 小田原着25時06分(小田原までの最終電車)
・新宿発23時13分発 急行 小田原着24時48分
・新宿発23時01分発 快速急行 小田原着24時29分
・新宿発22時41分発 快速急行 小田原着24時07分
・新宿発22時21分発 快速急行 小田原着23時52分
・新宿発22時01分発 快速急行 小田原着23時29分
・新宿発21時41分発 快速急行 小田原着23時09分
・新宿発21時21分発 快速急行 小田原着22時54分
・新宿発21時03分発 急行 小田原着22時42分
・新宿発21時00分発 特急ホームウェイ13号 小田原着22時18分

少し長い引用になりましたが、今回乗った電車は下から2番目の新宿発21時03分発で小田原に23時より前に到着する急行でした。今になって思うと、飲み会終了後にダラダラせずにその前の特急に乗れればずっと座って行け、もし体調が悪くなってもトイレが付いていますので急行のように途中で降りなくても大丈夫なのも心強いです。

今回は小田原までの最終電車だけを調べて、もし23時くらいまで話が伸びても大丈夫だくらいのことしか考えていなかったのですが、行きにはロマンスカーでかなり楽をしたことがあるので、できれば帰りも特急型車両で小田原まで行けるぎりぎりの時間を把握しておけば良かったと思えました。というのも、ぎりぎりの時刻で急行に乗った時には席は埋まっていて、本厚木辺りまでの一時間あまりは全く座れずに体力を消耗してしまいました。今から思うともう少しスマートに帰りの電車も決めておけば、それほど居残りをしたくないような場合には先に帰るためのいい口実になりますし、ここまで調べておいて状況によってさらに早く戻り、小田原で少しお茶や軽食を取りつつインターバルの時間も作れます。

ちなみに、小田原駅前には飲み屋さん以外にはファミリーレストランの「夢庵」がありますが、営業時間は24時までなので、多少お店でゆっくりするなら最終の特急に乗って小田原着を目指したいところです。

行きと違って帰りの駐車場への道は、商店街を通っていると飲み屋か女の人のいるお店の客引きの人がそれなりにたむろしており(^^;)、私はその商店街にあるコンビニに寄りたかったので、そのまま通り抜けましたが、そんな雰囲気が苦手な方は、昼間と夜の様子が全く違ってくるというのが全国どこでもあると思いますので、駅へ出向く時にそうしたお店の情報は自分でチェックしておいて、苦手ならその道を避けるルートを通って帰るなど、ちょっとした工夫が必要になるかも知れません。

そうして何とか無事に帰ってきた私は、すでに寝るためのセッティングをしてある車にのぞき見防止用のキャンプ用銀マットを切って作った窓型をはめ込み、マットとシュラフをコットにセットして、そのまま早めに就寝しました。お酒を飲んでいると体がほてってしまって最初はシュラフ単体を体に掛けるだけでも十分ですが、季節にもよりますがやはり日の出前はかなり冷え込みますので、シュラフより大き目の掛け布団の方が良かったかなという感じもしました。というのも、シュラフの中に入ってしまうと、かなり自分の体温でシュラフの中が熱くなってしまって無意識にシュラフを脱ぐようになってしまう可能性があります。真冬ではシュラフの方が暖かくていいと思いますが、春や秋の場合は車に載せられるならちょっと大きめの掛け布団をそのまま持って行くようにしようと思います。車内での就寝環境はコットを使ったため体が痛くなることもなく、さらに体全体を伸ばして寝られるためエコノミークラス症候群とは無縁でした。

その日は恐らく日付が変わる前には寝入ってしまったと思います。駐車場で寝るということも大丈夫かとも思いましたが、完成な住宅の回りだったせいか、夜中にうるさくなるようなこともなく早朝に起きるまでそこそこ熟睡できたと思います。いつもはもっと遅く寝ることが当り前になっていたことから、まさに日の出とともに翌日は起きるようなことになってしまいましたが、この旅の問題というのは車中泊で夜を明かした翌日にあることも今となってはわかりました。その事については次回紹介します。


東京にパーク&ライド&車中泊 その2 出発と注意したいこと

すでに全ての行程(一車中泊二日)はこなして無事に帰ってきたのですが、ここからは今回計画した内容と実際に行なってみて感じたことを併記しながら進めていきたいと思います。

今回の飲み会は、開店前のお店を貸し切って午後から夕方くらいまで一次会で、希望者が二次会三次会へと行くものですが、メンバーは割と全国から集まっているので、深夜まで続くようなものではありません。私よりさらに遠くから来ている人もいるので、解散は割とあっさりとして後ろ髪を引かれることはまずないという飲み会です。

ということで、午後開始という時間もあることから、小田原まで車で休憩を含めると2時間、さらに小田原から有楽町銀座付近まで3時間弱(小田急特急から地下鉄丸の内線経由)の計5時間くらいは計算して朝早めに出発することにしました。なお、車での予定時間を算出するにあたっては、スマホに入れたカーナビアプリの到着時間予定を参考にしています。

さて、だいたいの予定が決まったところで考えておきたい事の一番目としては、当り前のようですが前日は早めに床に就き、暴飲暴食を控えることです。飲み会でそれほど飲んでいなくても、いつも会わない人と久し振りに会うことで気分がハイになり、いつもと変わらない酒量でも体調を崩してしまう可能性があります。特に今回は帰りについては特急には乗れず、場合によってはずっと立ったまま2時間以上小田原に向けて電車に乗り続けなくてはならなくなります。もしその時に体調がおかしくなったら途中で電車を降りねばならず、もしそれが終電だったらと考えると、まずは体調を整えることが大事です。

そして、私の車は車中泊が利用できるようにするためには手間がかかるので、最初からコット(キャンプ用のベッド)を組んでいつでもすぐに寝床がセットできるように組んだコットを載せました。さらに寝る時はコットの上にマットを敷き、その上で寝袋に入るので、マットや寝袋も完全には畳まないですぐに寝られる準備をした上で出発することにしました。

車での行程は全く問題なく進み、最初のポイントである24時間定額の駐車場に停められるかということが心配でしたが、土曜日の午前9時過ぎぐらいに、目標にしていた駐車場に着いたところ、無事に駐車場の空きがありました。さらに、ネット上ではわかりませんでしたが、私が停めた駐車場の直ぐ側に大手のコインパーキングがあり、この駐車場も揃えたのか入庫後24時間まで500円という破格の料金で運営していました。コインパーキングについては土地オーナーの事情で急な閉鎖や料金の改定が行なわれたりしますので、細かい情報については実際に出掛けることになったら改めて調べてから行かれるのがいいかと思います。

車から降りて駅へと行くのに、前回も紹介した駅まで約1.2kmという事が気になる方もいるかも知れません。今回は晴れていたのでそれくらい歩いても気になりませんでしたが、大雨とかになってしまっては少々大変なところもあるかも知れません。人間の平均時速で考えると、1kmを歩くのに約12分ということなので、だいたい15分も歩けば駅に着く勘定になります。ただ、行きは体力的にも元気なのでそんなに問題なく歩けるわけですが、電車で往復し飲み会でも周辺をウロウロしている中でそのくらいの距離でも歩くのが大変に思われる方もいるかも知れません。私の場合は途中のコンビニで休憩しつつ買い物をしながら、何とか歩き切れる距離だと感じたので、もし次回こんな機会があった場合には今回利用した駐車場が同じくらいの料金で入庫から24時間定額であるうちは利用したいと思っています。

そんなこんなで小田原駅に着いたのは午前10時過ぎでした。新宿行きのロマンスカーは10時半過ぎにあったので、そこはしっかり指定席を確保して新宿に向かいました。今回の旅での最初のハプニングが起こりました。というのも家を出る時にしっかり充電してきたはずのタブレットの充電コードが外れていたようで、残量を見ると40%ほどしかありません。こんな時のためにモバイルバッテリーも持って来ているのですが、私の座った窓側の席にはコンセントが付いていたので、これも持ってきたミニサイズのUSB出力のアダプター経由でタブレットの充電ができたので事無きを得ました。

今回はあえて電車移動中にはパソコンを持ち出さず、乾電池駆動のポメラDM100でブログを書いていましたが、通常の運賃に890円を加えるだけで座席でコンセントが使えるのなら、よほど交通費を切り詰めなければならない状況でなければ、ロマンスカーを使った方がいい場合もあることが改めてわかりました。

ここまで、下準備と実際の行動の中でそれほど無理をしなくても計画したことが実行に移せることがわかりました。次回は飲み会から戻ってきてからのポイントを指摘させていただきたいと思います。


東京にパーク&ライド&車中泊 その1 この計画を実行したわけ

先日は東京銀座に集まって飲み会があり、当初静岡から参加するのに普通に電車で行って帰りは泊まって翌日帰りにするか、早めに最終の新幹線までねばるか、さらに深夜バスを使ってリーズナブルに当日帰りをするか考えていたのですが、ちょっとした頼まれ事をしたことで、計画の変更を余儀なくされることになってしまいました。

というのも、元々の飲み会の関係者以外の知り合いにその話をしたところ、東京方面にいくついでがあるなら、神奈川県にあるお店にある品物の加工を依頼しているので、お店の人には言っておくので取ってきてくれというのです。その品物は電車で運ぶには大きいので、それなら車でその品物を受け取って車に乗せたまま車を神奈川県内の一日固定料金の設定のある駐車場に停めれば、何とか両方の予定をこなして帰ってくることができます。お酒を飲まない決意をすれば静岡までとして考えていた終電の時刻はさらに遅くて済みますし、翌朝まで車の中で寝ながら酒を抜いて、ゆっくり帰ってくることも可能になります。

いろいろ考えた末、小田原までは車で行くことにし、その先は小田急で新宿まで行ってから東京方面へ行くことにしました。そう決めれば小田原から新宿までのきっぷは、駅で買うよりも小田急の株主乗車回数券のバラが金券ショップやネットオークションで安定して売られており、その回数券を2枚確保すれば、少なくとも東京から小田原までは帰ってこられます。私は金券ショップより安いネットオークションで購入しましたが、オークションの場合送料を入れても安ければ一枚あたり600円くらいで購入することも可能です。ただ、オークションの場合は落札した品物が届かず、旅行に間に合わないようなケースも考えられるため、過去の評価のいい人から早めに購入することをおすすめします。

そうして、現地までの交通手段が決まって、次に考えるのは駐車場をどこにするかです。今回の場合、静岡を早朝に出てだいたい小田原駅までは箱根を越えて2時間前後のドライブになります。そこでの駐車場は、小田原に戻ってすぐに運転できない場合には翌朝くらいまで駐車し続けることも考えられますので、入庫後24時間まで定額の駐車場に入れられるかどうかが鍵です。

ネットで調べたところ、小田原駅まで1.2kmくらいの住宅地の中で入庫後24時間まで500円というかなりリーズナブルな駐車場を発見しました。他に調べても、駅に近づくにつれて600円、900円という定額制の駐車場は複数あるので、「小田原まで車、小田原から東京は電車移動で小田原に戻った後は車内で仮眠」という今回の行程が見えてきました。

このパターンだと人によっては車の運転区間がストレスになる人もいるかもしれませんが、かなり込んでいる電車で座れないこともあると考えると行きの小田原~新宿間はロマンスカーを使えばかなり楽ができますし、私の場合はほとんどストレスを感じないまま楽しいドライブもでき、さらに新幹線を使うことを考えると交通費も相当節約できるということで、もうこの方法を使ってこれからは東京方面に行こうかとも思っているところです。

ちなみに、この文章は小田原から新宿へ向かうロマンスカーの中で書いていて、順調に旅はスタートしたことも合わせて報告させていただきます。パーク&ライドとさらに車中泊までからめたこの旅がどうなったかというのは、この後に続きとして紹介させていただければと思います。