月別アーカイブ: 2018年7月

マイナンバーカードの電子証明書をスマホで使える動きが

電子決済やネット銀行の利用というのは本当に便利で、スマホから決済できるのはいいのですが、現状ではもしパスワードを抜かれてしまうと簡単に悪意を持ってパスワードを盗み出した人に口座を乗っ取られてしまう危険性も持っています。

そんな中、政府では2019年の国会に合わせる形で、現在は複製が許されていないマイナンバーカードの電子証明書の覆製をスマホやタブレット1台に限って認めるための法改正を行う方針であることが明らかになったというニュースがありました。

現在、ICチップの内蔵されたマイナンバーカードには個人情報を含むものと含まないものの2種類の電子証明書のデータが記録されているそうですが、今回スマホで使えるように覆製を認める電子証明書は個人情報を含まないものであるということです。もし法案が国会で認証されれば、スマホでマイナンバーカードの電子証明書を作り、その際パスワードで覆製の電子証明書を管理する必要がありますが、マイナンバーカードを携行しなくても、電子決済やネット銀行を利用する際の本人確認が楽になります。実際にスマホなどに電子証明書を導入する方法としては、ネットからのダウンロードが健闘されているそうです。

実際問題、パスワードをハッキングされたらどうなるのかということですが、電子証明書の覆製は1台のスマホやタブレットでしか許されていないので、第三者が悪意でパスワードだけを入手したとしても、電子証明書自体のダウンロードはできません。その点は安心ですが、この構想が現実のものとなる前に考えておかねばいけないことはあります。

たとえば、スマホにウィルスを仕込まれて自由にスマホの操作をコントロールされてしまったとしたら、勝手に自分の口座のお金をまるまる送金されたり、勝手に買い物をされてしまう危険性はぬぐえません。リモートコントロールでスマホが乗っ取られた場合の対策についてのアナウンスが期待されます。

そしてもう一つ、たとえば自分の親や祖父母が使っているスマホにこの電子証明書をセットし、スマホ自体を勝手に持ち出した子や孫が自分の財布代わりにネット銀行の口座やクレジットカードを使ってしまう場合や、生活保護を受けている人を管理する目的で、彼らのマイナンバーカードの電子証明書を勝手に管理しようとする業者が現れたらどうするのか。なにも手続きしないで一瞬で取引が終了するというのは確かに便利でいいですが、先日紹介したATMの顔認証と紐付けたり、携帯電話の契約時のようにタブレットにサインすることで本人確認をするとかの本人確認の仕組みと合わせないと、新たなトラブルの元になる気もします。

この方針の背景には、まだマイナンバーカードが普及していないので、もっと多くの人にマイナンバーカードを作ってもらいたいという思惑もあると考えますが、今後様々な想定の元、マイナンバーカードの電子証明書をスマホに入れても安心して使えるという政府の説明能力が問われることになると思います。

これが実現するとオリンピックのチケットでも複雑な本人確認の手続きが省けると言うことですので、政府は東京オリンピックのチケット発売前までには何とかしたいと思っているでしょう。とりあえずは東京オリンピックのチケットを購入してオリンピックを楽しみたいと思っている方は、この制度に乗るかどうか(チケットの提示から入場までのプロセスに違いが出てくることが考えられます)早めに考えておくのがいいかもしれません。

改めてバイクの面白さとリスクを知る

毎年、今の時期に行なわれるバイクの耐久レース「鈴鹿8耐」はテレビ中継を利用して見ています。一日で終わるといってもかなりの長丁場なので、全てを見続けるところまではいきませんが、逆にちょっと見ていないと一気に状況が変わってしまうこともあるので、ついつい見続けてしまいます。

今年の決勝レースは前日に伊勢市に台風が上陸したということもあって、雨の中でのスタートになりましたが明らかに大雨のような感じなのにレインタイヤを履かずに走っているバイクもいて驚きました。ただこれは、最近のネットの時間帯による降雨予報を利用し、スタートからしばらくしたら雨が上がると読み、通常は約30周くらいで入るピットに各車が入る前に路面が乾いたらタイヤの差で前に出ようという戦略だということでした。

こうしたことは、もちろんライダーの類まれなる運転技術があってこそのものだと思うのですが、その後、一時的にまた雨が降り出した中でペースカーが導入される中でスピードは落ちていたもののノーマルタイヤで走っていて、見事にコケてしまったバイクもあったりして、やはり雨の時にバイクで走るのは一瞬の油断が大敵であるということも感じたりしました。

バイクレースと自分などが公道で走る事をつなげて考えるというのはどうかと思われる方もいるかも知れませんが、私自身モータースポーツは思い出した時に見るくらいのにわかファンではあるのですが、その私でも名前を知っていたトップレーサーで愛称ノリックとしても知られた阿部典史さんがプライベートでスクーターで移動中に事故死してしまったということがありました。事故の原因は前を走るトラックがUターン禁止の道路で急にUターンしてきたので避けきれなかったということで、改めて公道をバイクで走る事についての考えを新たにしました。

私が乗っているのは時速30キロか法定速度の50ccの原付ですが、それでも雨の道で滑ってコケてきたところに車が通ったら命の危険が出てきます。交通事故の危険は自動車でも同じですが、今回見た鈴鹿8耐に限らずバイクや車のレースではコースを逆走したり、急にUターンしてくる車はなく、事故や火災、オイル漏れになったら必ずペースカーが入り、コースの安全が確認されるまでは通常レースにならないというように安全面の配慮がなされています。

そういう意味では極端な話、免許を持たなくてもお酒を飲んでいても走ってしまうケースも有る公道での走行というのは、あらゆる危険を頭の中に入れつつ、予測運転をすることが大切になってくるのではないかという事を改めて思いました。

レースの結果については、メーカー別ではヤマハ、ホンダのワークス対決をヤマハが制し、第三位カワサキの順で、スズキが第四位に入るという日本メーカーとしてはそれぞれの会社が胸を晴れる結果になったのではと思います。カワサキとスズキはワークスではありませんが、特に第四位のスズキのマシンは私の地元静岡の「エスパルスドリームレーシングIAI」で、鈴鹿8耐参戦にあたってクラウドファンディングで資金を集めたプライベートチームで、あれよあれよと順位が上がっていくのには見ていてかなり興奮しました。改めて速く走りながらも堅実にレースを継続することの大切さというものも感じているところです。

今の時代でも正確な災害情報を把握できないもどかしさ

このブログを書いてアップする時間というのはちょうど台風12号が静岡県をかすめる形で通るのか上陸するか微妙な時間なのですが、不用不急の外出はしないにしても自宅から非難するべきなのかどうなのか、正直言って良くわからない状況になってきています。

前日の7月28日の夕方にはけたたましいアラームとともに携帯電話会社の「エリアメール」の配信がありました。

このメッセージの内容は「避難準備情報」というもので、避難をするための準備と、高齢者で不安な方は避難を開始せよというメッセージです。ちなみに、この避難準備情報の出る少し前にはテレビのデータ放送の情報によると私の住む静岡市すべての小学校が避難所として開放されていて、「避難準備情報」を受けてすぐに避難できるような体制は整っているかのようですが、念の為エリアメールが来た時点で避難所である近くの小学校の体育館はどうなっているか確かめてみたものの、入口は開いているものの電気が付いていたり人のいる気配は感じられませんでした。

同時に、竜巻注意情報も出ていたため、もし自宅が台風による突風や竜巻で被害を受けた場合に備えて最低限の食料と水を用意し、必要最定限の避難用の荷物をデイパックに入れ、いざという時には避難できるように備えてはいたのですが、市の警報は常に市の全域に対して出されます。私の住む静岡市は平成の大合併以前から南アルプスの険しい山まで同じ行政区域になっていたり、以前は静岡市・清水市・由比町・蒲原町となっていた地域が全て同じように警報が出るので、どちらかというと台風の進路情報を自分で仕入れつつ、リアルタイムの雨や風についての情報からいつ自分のいる地域で風が吹いたり雨が降ったりするかというのを予測し、物理的に家が壊れたり水が出てきたりした場合にすぐ逃げるしかないように感じました。

こんな時に一番頼りにならないのがテレビで、ローカルな台風情報を見たくても全国ニュースになると基本的には参考にならず、通常放送を続けている局は避難をするかどうかの参考には全くなりません。台風情報を見るなら、常に台風の進路に沿った現地の天候の報告や時間の経過とともに日本のどの辺がどうなっていくのかという見通しを出してくれたネットライブのウェザーニュースは今回も役に立ちました。

改めて思ったのが、自宅ではパソコンからインターネットを使うのではなく、Amazon Fire TV stickを利用することでテレビでブラウザを立ち上げてYouTubeにアクセスしてウェザーニュースのライブをテレビの大きな画面で見たり、動画でない情報をブラウザから直接テレビに映したりして使うことの有効性です。パソコンで見る場合はどうしても自分一人だけしか情報を見られませんが、テレビに映すことで家族でネット上から得た情報を共有することができます。

さすがに停電になったらどうしようもありませんが、その時は真剣に避難を検討することになるでしょう。ただ、現地の情報は刻一刻と変わっていきますので、停電になってもモバイル通信が利用できるなら(バックアップ用の電源でしばらくはモバイル通信が利用できる可能性があります)、常に最新の台風情報や避難関連の情報について入手し、もしモバイル通信が止まった場合は、間違った情報で動かないためにも情報が集まるであろう避難所への移動を考えた方がいいのではないかと思います。

その後、2通目のエリアメールで「避難勧告」の内容が送られてきましたが、「土砂災害危険箇所等」というちょっとあいまいなもので、事前に静岡市が出している防災マップによる確認だと自宅および自宅が属する箇所には「土砂災害危険箇所等」の表示は見付かりませんでした。

実は自宅には、役所が販売した防災ラジオがあり、地震や津波、大雨の警報が出た場合には夜中でも急に鳴り出して警報を伝えてくれるのですが、今回の警報についてはテレビで流れているものと同じで、個人的に一番知りたいピンポイントの避難情報については教えてくれませんでした。西日本豪雨のようにどこで被害が出るかわからないようなことがあるので、全ての場所に避難勧告を出すというのは、それはそれで正しいのかも知れませんが、ピンポイントの災害情報がなかなか入手できずにいら立つのなら、いっそのこと早めに避難所に詰めてそこにやってくるであろう情報を見て、これ以上避難しなくても良いと判断できれば戻るというやり方も考えられます。台風の場合は現地を台風が通過して吹き返しの風が収まれば、避難所から帰るタイミングも図りやすいでしょう。

ただ、ここまで書いたのは自宅が「土砂災害危険箇所等」に該当していなかったからなので、ご自身の自宅が「土砂災害危険箇所等」のエリアに入っている場合は避難勧告が出た場合にはすぐに避難した方がいいと思います。今後台風の進路は西に向かっているということで、すでに西日本豪雨で被害を受けた周辺の地域にお住まいの方はもちろん、山や川の近くにお住まいの場合は、ご自身の市や町のホームページから「ハザードマップ」を表示し、自宅周辺が「土砂災害危険箇所等」であるかどうかはしっかり確認した上で、私のように何回も送られてくるかも知れないエリアメールによる避難勧告に備えましょう。

飛行機に乗るなら考えたい荷物のこと

この夏、飛行機を利用して国内・海外への旅行を計画している方も多いと思います。現代の旅事情において、遠くへ安く行くということになると、格安航空会社を使ってバーゲンセールのチケットをゲットするということも当り前に行なわれているので、旅の費用が心もとなければ、あえてそうした格安チケットを狙った飛行機移動の旅を利用する方もいるのではないでしょうか。

私自身も先日、飛行機を利用しての旅をしてきましたが、車や列車の旅とは違って安全管理が徹底されているので、様々な飛行機に乗るためのルールが存在します。手荷物の検査やシートベルトの着用など、安全な運行のためには乗客として気を付けなくてはいけない事項が数々存在するのが飛行機なのですが、普段の旅をする身ではあまり気にすることはないと思いますが、もしも飛行機に搭乗中に何かトラブルが起こった際のルールについても確認しておくことが必要だと思います。

というのも、先日の事ですが2016年に羽田空港で起こった大韓航空機がエンジントラブルで炎上した事故についての報告書についてニュースになっていて、そこでの客室乗務員や消防団員の証言が気になりました。

というのも、飛行機から乗客乗員が避難する際に、空気で膨らむスライダーが使われたのですが、乗客の中には客室乗務員の注意を無視してトランクを持ってスライダーから降りる人がいたり、スライダーから降りた直後にその場から離れず、スマホで写真を撮ったりその場から電話していた人も結構いたとのこと。どちらも航空会社が乗客の安全を確保するためにお願いしているルールを守らずにいる乗客がいるということを問題視しているかのようです。これは海外の航空会社だから起きたことではなく、過去の日本の航空会社の飛行機で起きた事故でも同じような事が起こっているようです。

もしかしたら機内の燃料に引火して大爆発が起きるかも知れない状況で、いつまでも飛行機の傍にとどまっているというのは危機意識が無さすぎで呆れるばかりです。この件については多くの人がその場に留まった乗客の心得として、良くないことだという事はおわかりかと思います。ただ、今回の報告書で同じように指摘されている荷物を持ったまま逃げる行為については、もし自分が同じような状況になったらつい何かの荷物を持って逃げてしまうかも知れないと考えてしまうところもあります。

なぜ荷物を持って逃げてはいけないかということを考えてみると、まず考えられるのは荷物を出したり選別している間に逃げるのが遅れると、少しの時間の差で助かるはずの命が助からないということがあるでしょう。また慌てて身の回り品をバラけさせてしまっては、そうした物に逃げる他の人がつまずく恐れもあります。さらにトランクをそのまま持って行くということになると大きなトランクは他の人が逃げるのに行く手を塞いだり転倒する危険を生じさせるだけでなく、もう一つ大きな問題を引き起こす可能性があります。

これは私も思い至らなかったのですが、飛行機から外に出るためのスライダーは空気で膨らむため、部品に金属が使われているトランクが何かの拍子でスライダーの表面をこするような事になってしまうとスライダー自体が破れる可能性があります。まだ全員が避難していない状態でスライダーが破れてしまったら残った乗客乗員はどうすればいいのでしょうか。救命胴衣はあるものの、客船のように脱出用のボートがあるわけでもなく、最悪の場合も考えられます。また、女性の場合はスライダーの破損防止のためにハイヒールを脱ぐことを強制されることがありますが、安全に避難することが第一なのでこうした指示にも従うべきでしょう。

飛行機が事故を起こすというのは相当な状況であることが考えられますので、その中でなぜ自分の命よりも自分の荷物を守りたいのかという風にも思えます。基本的にはもし自分の命が守られた場合、事故を起こした責任のある航空会社から荷物についても賠償を得ることができるわけですから、お金では賠償できない物を飛行機を使った旅行には持って行かないということを徹底し、着の身着のままで逃げることを基本にしておく方がいいと思います。それとは別に飛行機に乗る場合には海外・国内を問わず旅行保険で損害を賠償してもらうことも考えて保険料を旅行費用の中に予定しておくことも必要でしょう。

航空会社の方も、そこまで安全を考えるなら座席の上にある荷物収納スペースについて、出発時にロックして、到着時にもシートベルト着用サインが消えるまでロックを保つような事も必要ではないでしょうか。ただそれでも座席の下に荷物を置いている人やセカンドバックを持ち込んでいる人はそうした身の回りのものを持って逃げようとするでしょう。

確かに財布・パスポートや携帯電話、女性の方がハイヒールを脱いだ後に必要な携帯用のシューズやスリッパなど全く何もない状態でいるのが不安になると、何かしら持って行きたいものはあると思いますが、少なくとも服のポケットに入れられるようなものでないと、客室乗務員からは持って逃げることを静止されます。先に説明したようにバッグの中のものが散乱して他の人の迷惑にならないようにという明確な理由があるためです。

もしどうしても大事なものを持って逃げたいという場合にはそのためのコストを掛けましょう。旅行グッズの中には服の内側に収納することで常に体に身に付け、貴重品を収納できるバッグも販売されているので、どうしても非常の際に持ち出したいものがあるような場合にはこうした専用のバッグに入れて身に付けることも考えておくといいでしょう。

台風に対する準備はお早めに

先日の西日本豪雨の際、かなり広い範囲にわたって今まで経験したことのない雨が降るというアナウンスが気象庁からなされました。現在この文章を書いているのは2018年7月26日から27日にかけてですが、その翌日の7月28日から29日にかけて台風12号が東海から関東地方に上陸するという予報が出てきています。

実はこの週末には私の住む静岡市では一番大きな花火大会「安倍川花火大会」が7月28日にあり、すでに桟敷席の販売もされるなど年に一度の花火大会に期待している人も多かったのですが、花火大会の実行委員会は花火大会の中止(延期)を発表しました。用意された花火については翌月に行なえないかということで調整中だということですが、詳しい日程などはまだ未定だということです。

このような決定に至ったのは、さすがに週末の土曜日にはやみくもに外に出ては危ないくらいの状況が予想されるからだと思います。ただし金曜日にはまだ台風の影響はなさそうなので、台風で飛ばされそうなものをしまったり、停電や断水というライフラインの一時的な滞りに備えてインスタント食品や水の確保、そして何より明かりをキープできるようにランタンやヘッドライト懐中電灯の用意を電池とともにしておくことが推奨されます。

個人的にはラジオは有り余るほど持っているのですが、さらに停電でもテレビが見られるよう、フルセグチューナー付きのタブレットと大き目の容量のモバイルバッテリーの充電を既に行なっています。私の持っているタブレットはクレードルにテレビアンテナが繋がる端子があるので、もし停電して自宅のテレビが見られなくなっても、アンテナをつなぎ直せば内蔵アンテナよりも安定してテレビ放送を見ることができるようになります。

停電をすると自宅のWi-Fiが使えなくなり、モバイル通信が使えればインターネットは利用できますが、高速クーポンを使い切ると動画ニュースやウェザーニューズのようなリアルタイムネット放送は使いずらくなるので、もし今使っていなくてもフルセグチューナーの付いたスマホやタブレットを持っている方は、自宅Wi-Fiが使えるうちにアプリやシステムの更新が残っているようだったら済ませておくのがいいと思います。

他には、もしどうしても台風のやってくる中で外に出なければならなくなった場合、恐らく雨傘は役に立たないと思いますので、安いものでもいいのでポンチョや合羽を用意しておきましょう。自転車用やバイク用のものがある方はそれを流用してかまいません。

このように、梅雨前線がもたらす豪雨とは違って時間の経過とともに動いていく台風というのは事前の準備をして災害に備えることができます。もちろん、実際には想定外のことも多く起こる可能性はありますが、地震のようにいつ起こるかわからないというものではないので、基本的にあらゆることを想定する中で、最新の情報を常に入手することを心掛けつつ、何が起こっても対応できるような心構えを持っておくことをおすすめします。

ちなみに、車で移動をする方に注意していただきたいのが、特に一般道を使って国道一号線を通り静岡市を抜けようとする方は道路の通行止め情報にご注意いただきたいと思います。現在でも国道一号線・東名高速道路が狭い地域を走り、そこに鉄道の東海道本線まで並走する「薩た峠」付近は台風が直撃しなくても台風による高波で通行止めや運休になり得ます。現在、薩た峠の迂回路がないということで地元では何とか迂回路を作ってもらえないかという話が出ているそうですが、現状では新東名に乗って移動するしか方法がありませんが、過去には山の中を突っ切るようにして作られた新東名において、山くずれが起こったという事故があったことがあるので、完全に安全とも言い切れません。

改めて言いますが、台風が直撃する中ではどうか車を使って外出をするのはどうしても行かなければならない用事がある時のみにし、さらに最新の情報で大雨や土砂崩れが予想される場合は無理に進まずに様子を見ることも大切になります。くれぐれも無理をしないで安全に進んだり留まったりできる場所や方法を探してみて下さい。

東京オリンピックの面白報道に巻き込まれないために

先日、2020年に開催される東京オリンピックがあと2年に迫ったことで、良くも悪くも様々な話題がマスコミを通して出てきています。今年のような酷暑の元で開催されると選手だけでなくボランティアや観客もバタバタと倒れるのではないかと言われていますが、2年後の天候を予告することはさすがにできないので、そうした議論を今年にあてはめてするのはナンセンスです。ただ、可能性の一つとして酷暑のオリンピックはあり、例えば現在あまりの熱波に山火事が起きてしまったギリシアのような事が関東地方で起こった場合、確実に今年より大会期間中の平均気温が上がることも考えておかなくてはいけないだろうと思います。

他の想定としては、昨年はこちらでは大雨にかなり泣かされました。東京オリンピックでは酷暑対策と同じくらいゲリラ豪雨への対策も必要となってくるかも知れませんし、もしかしたら大会期間中に台風が東京周辺を直撃する恐れだってあります。ただこうしたことを心配するなら、いかなる天候でもスムーズに大会を運営できるようにお願いするしかないでしょう。本番が始まってしまったらそこでは「想定外の出来事」という言い訳は通用しないわけですから、個人的には一番恐れる福島の原子力発電所が再度放射能を出すことがないか? ということも含めて運営をされる方にはとにかく無事に大会運営をお願いしたいと思います。

さらにオリンピック関連で報道されている事で言うと、何を今さらとは思いますが、開催時期を10月にずらせないかとか、有力競技の決勝がアメリカのゴールデンタイムに集中し、日本国内の事情は考慮されないという問題が蒸し返されているのも不思議です。その場の雰囲気で承知に賛成したものの実際に開催されることになったらこうなるであろう事を知っていてあえて騒いでいるように思えるマスコミ関連の方々の悪意をちょっと感じてしまいます(^^;)。

特に競泳では伝統的にアメリカが強いこともあって、多くのアメリカ本土にいる人が学校や会社帰りにテレビで見られるように、決勝の時間が日本時間の午前中に設定されることになりました。オリンピックで特別休暇がある方や夏休み中の学生以外の方はなかなか生中継で見ることが難しくなりそうですが、同じように決勝を午前中にずらして行なったお隣韓国・平昌のフィギュアスケートではオリンピックのためにせっかくやってきたのにメダルの有力候補とされた北米の選手は軒並み調子をうまく決勝の時間に合わせられず、地元での練習時間が多く十分な対策をしていたと思われる日本男子選手が好成績を残しました。

このように、東京でのオリンピックは基本的に蒸し暑く、今年のような酷暑になるか急にゲリラ豪雨が降る中で湿度が上がって不快指数が増すようになれば、日本のゴールデンタイムに決勝を持ってくることによって、海外選手は調子をなかなかピークに持っていくことができず、海外有力選手がメダルを逃す可能性すら考えられます。ですから、日本の気候に完全に対応し、さらに普通の大会の決勝ではあり得ない午前中にピークを持ってくるために相当の調整能力がないと、海外選手はその能力を発揮できない恐れがあるのが東京オリンピックではないかと思えます。

また、違う競技では今年のボストンマラソンで川内優輝選手が優勝したように、オリンピックのマラソン男女レースも世界ランク上位の選手が予想もできない東京の天候によって総崩れを起こす可能性だって出てきます。オリンピックのマラソンスタートの時間を決める際、当初の予定から30分早めた午前7時にスタートと決めたのはこの辺も日本陸連が考えてのことなのかと思ってしまいますが、本当に選手の健康を考え、世界ランクの結果通りの実力を発揮させるためには午前5時のまだ日の上がっていない時間にスタートさせるのが公平な大会運営だと思うのですが、オリンピックと言えども国家の威信やスポンサーや放映権料を払っているテレビ局の思惑が微妙にからまるイベントなので、逆にこうした攻防を面白がって見るというのが正しいオリンピックまでの楽しみ方ではないかと思います。

個人的には、東京以外で開催される競技のうち、自転車競技が静岡県で開催されるので、まだ注目されないうちに会場の下見がてら車で出掛けたいと思っているのですが、それが実現しましたらここで改めて紹介させていただきたいと思っています。

今年の夏旅のお伴はフリーズドライみそ汁に決まり?

日本全国を猛暑が襲っていて、ここ数日は公式発表の数値で40℃を超える気温が埼玉県や東京都でも記録されました。まさに災害レベルの猛暑であるわけですが、何とか熱中症になることを避けるために色々考えているのですが、あまり冷たいものやスポーツドリンクを飲みすぎてもいけないというところもあるでしょう。

この夏の旅について考える時に、ついコンビニなどで冷たいものを食べすぎてかえって体がだるくならないように、水分補給はのどがかわいてなくてもこまめにするように考えています。当初は冷たい水を1リットルの水筒に詰めて持って行こうと思っていたのですが、あえてごくごく飲まないために、沸騰させた状態で真空断熱ボトルに入れた白湯を持っていくのがいいのではないかと思っています。

恐らく、冷たいものが飲みたかったり食べたかったりした場合は夏になると特に自販機でも手に入るので、旅先でいくらでも手に入れることはできるだろうと思います。逆に熱いものや温かいものについてはあえて購入することはないと思いますし、お湯はさすがにがぶ飲みするわけにはいかないので、少しずつこまめな水分補給にも繋がります。私の場合、ボトルから直接飲むタイプのボトルだと一気に飲み過ぎてしまうこともあり、カップに注ぐタイプのボトルを持ち出しているのですが、それでも飲みすぎてしまうところがあるので、自分のペースで少しずつ飲むようにするには冷たい水よりお湯の方が合っていると思っています。

さらに、お湯を持っていくとコンビニで売っている紙コップやマドラーまで付いたインスタントコーヒーセットを旅先で楽しめたりするのですが、今回は熱中症対策ということでフリーズドライのみそ汁を同時に持参するというのをおすすめします。みそ汁は水分と塩分補給になるだけでなく、様々なミネラルの成分が入っているため、意外にも医師の方もすすめる食材になっています。

特に車や列車で移動するような場合、車内では冷房が効いている場合が多いので、外に出ていて汗をかきまくり水分だけでなく塩分が不足しているのを感じた時には、一般的なフリーズドライのお味噌汁はお湯が160mlでおいしくいただけるようになっているので、普通のカップ付きの1リットルのステンレスボトルのカップでも美味しいお味噌汁がいただけるようになります。

今回は、あえて赤だしのなめこ汁をチョイスしてみましたが、個人的には体が塩分を欲する時には白味噌ではなく赤だしの方がより美味しさを感じます。他にも様々なインスタント味噌汁がありますが、フリーズドライのみそ汁は具がかなり充実していますので旅先で小腹がすいた時にもありがたいものなので、旅行に行く前に好みの味のみそ汁を揃えておくことによって旅が楽しみになりますし、もし旅で食べられなくても朝食などで塩分が足りていないような場合、日常生活の中の熱中症対策としても使えるので無駄にはなりません。

フリーズドライ食品は軽いもののかさばるというデメリットが有り、さらに衝撃に弱いというウィークポイントがありますが、何でもいいですが軽くて衝撃を抑えるケースに入れて持ち運んだ方がいいでしょう。もしステンレスボトルのカップが小さいような場合は、ケースとして使いつつもお味噌汁のお椀としても使えるようなチタンカップを使うのもいいかも知れません。

「道の駅なんぶ」オープニングに潜入

先日、国道52号線から山梨方面に出掛けた際、新たに国道沿いの南部町に道の駅が完成しており、オープンが7月21日(土)とのことでした。オープン初日には行けませんでしたが、翌日の22日に行ってきましたのでその状況と施設について紹介させていただこうと思います。

静岡方面から行くと道の左側にあり、かなり広大な敷地になっています。案内板を見ていただくと、かなり駐車場用地が確保されていることがわかるでしょう。今回はオープンということで多くの乗用車が入ってきたので観光バスの利用がありませんでしたが、大型や観光バスの駐車場もしっかり確保されています。静岡から山梨県内に入ると「道の駅とみざわ」「道の駅みのぶ」がありますが、とみざわは駐車場が狭く、みのぶはクラフトパークという施設に付随しているため、ちょっと駐車するのに躊躇する場合があるかも知れませんが、この「道の駅なんぶ」は安心して車を停められます。トイレ休憩をされる場合にはここのトイレはかなり女性の事を考えて作られていて、個数も多くなっています。ドライブでの一休みには最適な施設になっていると思います。

実際に施設の全景を駐車場から撮ってみました。左右に建物があって向かって右側が生産物直売所と食堂が入っていて、左側にはキッズルームや授乳室、一般の休けい場所などの施設があります。2つの建物の間には屋根があって、当日も露店が出ていましたが、多少の雨なら営業も可能でしょうし、イベントで使われる場合もあるのかも知れません。何しろ広くて広大な敷地が印象的です。

そしてオープニングイベントが行なわれている直売所の方にやってきました。写真の場所は出口になっており、入る場合には左側から回ったところに入口があります。当日はお買い上げ金額に応じての抽選会もやっていましたが、何せ人が多くてゆっくり買い物もできないということと、もう一つの理由でそこまで買い物はしませんでした。

というのも、今回が人がどっと押し寄せるオープンの日だということもあるのですが、写真のようにかなり売リ場面積が狭く、このように写真に撮るのも大変なくらいだったということがあります。また、品揃えという点では山梨の名物が余すところなく揃っているという感じはあるものの、道の駅のある南部町の名物が何かというインパクトに弱いような感じもしました。逆に山梨から帰りに立ち寄るような場合には、一通り山梨の名物が揃っているので高速道路に乗る前に立ち寄るのはありのような気もします。

さらに、地元の農産物を売るためのディスプレイが「平面的」ではなく「立体的」であることも、この建物が少々狭いということを作っている方もわかっているという感じがしました。見に来ていた人が何気なく「ドン・キホーテ」のようだと言っていたのですが、それはまさに言い得て妙です。写真のディスプレイは少量のパッケージを吊るして売るように作られており、単身や二人で買って帰るにはいいサイズですが、大量にまとめて買う場合には、今後は建物の外に露店形式で出してあるお店の方から選んだ方がいいかも知れません。

当日はかなり日差しも強く、すごく雰囲気の良さそうな屋外でくつろぐ人は全くいませんでした(^^;)。しばらくは曇りの日以外には同じような風景になるでしょうが、長いドライブの疲れを取るためにこういう所で横になったりするのも良さそうです。さすがに今回はオープニング期間だったため、直売所が閉まった後の駐車場のスペースが例えば一部閉鎖されるのかそうではないのかというところまでは見て来られませんでした。

山梨県では、中部横断自動車道に隣接する「道の駅富士川」とともに、安心して車を夜でも停めてトイレを使ったり仮眠したりできる施設になるのではないかと思います。ただ、しばらくは新しい道の駅ということで周辺の方々が多く訪れることになると思いますので、混雑することを覚悟しながらもこの夏休みには利用してみてください。

倉敷市の段ボールベッド導入の英断と「次の段階」

TBS系の「報道特集」というニュース番組の取材で、西日本豪雨の被害を受けた地域の中で、かなり早い時期に住民の方々が過ごしている避難所において、全て段ボールで作られた「段ボールベッド」および、ラップの芯のように固い筒を組み合わせ、そこに布を通すことでカーテンのようにうまく仕切りにしたパーティションキットの導入の様子をレポートしていました。

学校の体育館などに避難した住民の方々は、今でも直接床に寝るようになっているところが多いのですが、これだと床面のホコリが舞い上がり、そのホコリを直接吸ってしまうことによる体調不良が出る恐れがあるばかりか、硬い床に直接寝ることでエコノミークラス症候群によって体内に血栓ができてしまう恐れもあります。また、床に直接座ったり寝転ぶと立ち上がるのが大変ですが、高さのあるベッドならいったん座った状態から簡単に立ち上がることができます。そうした避難所の環境を少しでも良くするために段ボールベッドをすぐ避難所に設置できた背景には、過去に新潟大学まで行ってブログで紹介させていただいた新潟大学の榛沢和彦氏らが関わっているダンボールベッド供給のためのプロジェクトの方々が倉敷市長宛にファクシミリを送り、その内容について有益な事業だと感じて市長が即決したためだと番組では紹介されていました。

これは、それこそ東日本大震災前後の大規模な災害が起こった後の避難所内や、避難所に入らずにシートがフルフラットにならない車の中で車中泊を続けることによってせっかく助かった命がエコノミークラス症候群や感染症で失なわれてしまう事について、段ボールベッドである程度は対策可能だということが知られてきたということが言えるでしょう。避難所を使っている人にとっても家族単位で他人の目を避けられる空間ができ、手足を伸ばして寝られ、さらに寝ていて起き上がる時にも体への負担が少ない段ボールベッドはいわゆる「災害後の災害関連死」を防ぐためには有効であることは確かなのですが、それこそ私のブログで段ボールベッドのことを紹介させていただいた時にコメントとして指摘していただくほど、別の危険があるということも考えなければいけません。それが、避難所から火が出た場合にどうやって段ボールベッドへの延焼を食い止め、避難所にいる人達の命を守るかという問題です。

火災が起こる原因は様々ですが、ここではあえて「放火」の可能性については除外して考えます。過去に火事の一番の原因として恐れられたのが「タバコ」で、特にベッドサイドでの寝タバコによる火災はあの「ホテルニュージャパン火災」の原因にもなりました。ただ、現在の日本は喫煙者は公共の場所でタバコを吸えないような形に法律も変わりつつあり、避難所にいる人達の喫煙に対する意識の変化もあるので、昔と比べるとタバコが原因で火災が起こることは少なくなりました。また、タバコを吸わないとマッチやライターの用意もいらないので、まだマッチやライターの扱い方を知らずにいたずらをして火災になってしまう可能性も減ってきているとは思います。避難所では禁煙を徹底することも十分有りでしょうし、どうしても喫煙所を設ける時にはできるだけ人のいる場所から離して喫煙所を設置し、ライターは喫煙所から持ち出さないようにするなど、タバコによる火災を避難所で起こさないように最初から災害マニュアルの中に入れておくことも必要でしょう。

また、地震の後の避難所設置において、ライフラインが復旧していても漏電の可能性やガス管のひび割れなどはないのか、しっかりと確認してから避難所として使うことも大事でしょう。もしこうした確認をしないで漏電による火災を出してしまったら、それは自然災害ではなく人災と言えます。

以前はこのように火災が起こらないように原因になるものをシャットアウトしていけば、何とかなるのではないかと思っていたのですが、実はここ数年でちょっと深刻な火災の原因になるかも知れないグッズが台頭してきました。災害の後には情報収集のためのツールとしてほぼ全ての家庭で持つ人がいるのがスマートフォンやタブレット端末だと思うのですが、スマートフォンを充電する「モバイルバッテリー」が原因の火災事故がニュースにもなっているのが気がかりなのです。

問題は劣化したりきちんとした製法で作られていない不良のバッテリーを使い続けることもあるのですが、もう一つの問題は、カバンの中でスマホと接続した状態のままで長時間放置したことにより、モバイルバッテリーやスマホ自体の温度が著しく上昇し、ショートして発火するようなことが日本でも起きています。

実はこれと同じような状況が避難所の段ボールベッドの上でも起こりかねないという事があります。布団や毛布を掛けて寝ながらモバイルバッテリーにスマホをつないだままにしてスマホを使っていて、そのまま寝てしまうような事があると、相当モバイルバッテリーやスマホの温度が上がってしまう可能性があります。たまたまそのようにして使っていたモバイルバッテリーがショートしやすい不良品だったとしたら、今の避難所でも常にバッテリーから発火する火災が起きるかも知れない状況があるということがおわかりでしょう。そして、現状の段ボールベッドではいったん火が付いてしまったら、過去に美術作品として作られたおがくずが充満した木製ジャングルジムで火災が起き火がすぐ回ってしまったように、避難所に暮らす人の生命に危険が出てきてしまいます。

タバコと違ってスマホを充電するなとは避難所では言えないでしょうから、それこそ避難所内で充電する場合には避難所の方で用意した安全なモバイルバッテリーを運営者の方で管理して満充電したものを渡すようなルールが必要になってくるかも知れませんが、そうしたルールを知らなかったり、自分の持っているバッテリーを隠れて使われるとどうしようもありません。もしボヤでも避難所内で起こってしまった場合、テレビや新聞のニュースでセンセーショナルに報道されるかも知れず、そうなると火災で燃え広がる危険性がある段ボールベッドでは恐いという人の意見が起こり、また元の床に直接寝る状況にもなりかねません。

そんな中、紙なのに燃えにくいという防災用段ボールというものを開発した企業があって、実際に防災用ということで地方自治体に売り込んでいるという話があるのを知りました。その内容は以下のリンクからご確認下さい。

http://www.rengo.co.jp/news/2013/13_news_015.html

もし今回の段ボールベッドを製造・発送している業者と燃えにくい段ボールの技術を持っている業者がタッグを組み、いざという時には燃えにくい段ボールで作った段ボールベッドやパーティションキットが避難所に設置されるベッドのデフォルトになるようなら、多少は安心できます。ただ、現状よりも製造コストは高くなってしまうでしょうから、そのコスト高分を誰が負担するのかということも考えなければいけません。

海外のように家族ごとにテントを支給し、中にキャンプ用のコットを設置してもいいとは思いますが、そこまでの資金力を持った地方自治体というのは稀だと思うので、やはり単価の安い段ボールベッドのアイデアは葬って欲しくありません。実際問題、段ボールの上でモバイルバッテリーが発火することを想定して、ベッドの天板だけを燃えにくい段ボールにした場合どうなるのかとか、あるいは全く別の新たな防火対策を考えられるのか、まだまだ改善の余地があるのではないかとも思えます。そんな風に少しでも快適に避難生活を送れ、さらに安全性も高めるような方法についても多くの人が考えてよりよい結果が出ることを期待するところです。

スマホの時代だからこそデータをコツコツ取る必要性も

日本は南北に長い国なので学生の長期休暇の中味もまちまちではありますが、一番長期になりがちなのが夏休みで、私の地元ではだいたい昨日から夏休みに入ったのではないかと思われます。長期の休みにはあれもやりたいこれもやりたいと思う事が多いでしょうが、今になって自分の学生時代を思い返してみると、夏休みの宿題のやり方について大いに反省するところがあります(^^;)。

どのような宿題が出るのかにもよりますが、夏休みの最初にまとまって出てきた宿題をこなすのにはおおよそ3つのタイプがあると言えるでしょう。

・その1 時期に関係なくできるものは極力先にやって早く宿題を終わらせる
・その2 きちんと計画を立てて毎日の勉強の時間を作って少しずつ最後まで続ける
・その3 計画は立てても宿題は片付けず、最後の最後になって泣きながらやる

私自身のタイプは完全に「その3」のタイプで(^^;)、日記すらまとめて書くこともあったというかなり計画性に問題があるタイプでした。ですから、今になってブログが毎日続いているというのは信じられないところもあるのですが、できればこうしたパターンはやめた方がいいと思います。

というのも、現在スマホやパソコンの表計算ソフトのシートを使って現在の現金や銀行口座、電子マネーやクレジットカードの利用状況を月ごとにまとめているのですが、今使っている会計ソフトがコンマ区切りのテキストデータを読み込ませることができるので、スマホでお金が動くたびにデータを更新しようと思うのですが、なかなかその都度というわけには自分の性格上行かないのですね(^^;)。全てネットで完結してしまうものは後からそのデータを追えばいいのですが、それにしても昔から使っている会計ソフトで読み込めるようにデータ加工を行なうのはたとえネットからデータをダウンロードしても、最終的には自動的に完全に読み込むためには細部を確認しつつ直しながらの手作業になるので、その作業がどんどん溜まってしまうというのはあまり精神的にいいものではありません。

昨日、こちらは多少暑さが和らいだのでその辺の作業をまとめて行なったのですが、まとめた方が作業が楽になるところはあるものの、できれば一ヶ月のお金の動きが確定した時期に月一回は作業日を作るべきで、今回の場合は4ヶ月ほどのデータを溜めたままにしてしまったので、すぐには思い出せないものもあったりして大変でした。こうした作業がいったん溜まるとどんどんその量が増えてしまうというのは、間違いなく学生時代の夏休みの宿題のやり方と関係があると思います。

私の場合は泣きながら夏休みの最後に宿題をやっても、終わってしまったら苦労したことなどころっと忘れ、また同じことを繰り返してしまったので大人になってもまだそんな状況を引きずってしまっています。

やはり、こうした行動というのは大人になってからは直せないと思うので(^^;)、子を持つ親御さんは自分のお子さんの長期休暇の宿題のやり方のパターンが私と同じ場合は、何とかして毎日とは言わないまでも一週間単位で決めた目標をこなすように習慣づけることで、大人になって同じような苦労をしなくても済むのではないでしょうか。