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XHDATAのD-219には三種類あるので海外サイトからの購入には事前に注意をした上で購入しよう

先日、縦型のポケットラジオ(中国メーカーの中華ラジオ)XHDATA・D-220というラジオについて紹介しました。このラジオは日本で出ているラジオと同じような感じだと思いきや、何とAM・FMに加えて短波(SW)の受信も可能なので、国内ではラジオNIKKEIの受信が可能になるので、より多くの放送局の中から聞くものを選べるということになります。

実は、その際に同時に到着していたもう一台のラジオがありました。それが同じXHDATAのD-219というラジオです。このラジオは同じようにAM・FM・SWが聞け、単三電池2本で動くラジオですが、より短波放送を選曲しやすいように4.75~22MHzの範囲を9つのバントに分けて選局しやすいようにしています。ダイヤルはアナログでDSPラジオというのはD-220と同じですが、操作は音量調整とラジオ選局だけの直感的な古いラジオと同じような操作性で、個人的には実に使いやすいものになっています。

また、電源についてもスイッチが独立していて、D-220のボリュームと連動するものと違い、バッグの中に電池を入れた状態で入れておいても勝手にスイッチが入る可能性が低くなっているのも良いと思います。さらに、D-220はFM・SW用のロッドアンテナは垂直に伸びるだけなのですが、D-219の方は日本製のポケットラジオと同じように、伸ばした状態でぐるっと回ります。

購入時には、日常使い用にD-220を使いながら短波放送を狙って聴きたい時や、旅行中に野外・車内・ホテル内でラジオを聴きたい場合にはD-219を持っていって直感的に使いたいと思っていたのですが、最初に到着したD-219は日本およびアジア・ヨーロッパのAM局を利用できない仕様であることに気付き、すぐに世界中で使えるバージョンアップされたD-219を注文し、先日届きました。今回は、日本国内で購入される場合には気にする必要はないものの、海外サイトから入手する場合に気を付けたい注意点について紹介しようと思います。

まず、従来のD-219の色は「シルバー」と「グレー」から選べるようになっています。色だけではなく内容にも2種類あり、その違いは、AMの周波数の刻み方が違います。今回先に私が購入した従来のD-219「シルバー」は、520~1730kHzとなっていますが、日本国内で販売されているD-219の周波数刻みは、522~1620kHzとなっています。これは、日本国内およびアジア・ヨーロッパのAM放送局は9kHz刻みで並んでいるので、選局だいやるを回すと522kHzから9kHzずつずれていく作りになっているのに対し、私が先に購入したD-219は上の写真のように、520kHzから10kHzずつずれていくようになっています。

これは、以前にも書きましたが先に届いたラジオで日本の放送局、地元の静岡放送を聞こうとした場合、現在のAMでの周波数は1404kHzなのですが、どんなにダイヤルを細かく回しても1400および1410kHzしか選局できないので正確に放送局を捉えることができないのです。今後は民放のAM局がFM局に移るので、FMだけでも使えれば大丈夫ということはあるかも知れませんが、NHKは残りますので旅先に持って行ってAM局を聞くには使えないラジオになってしまいます。

海外サイトでは従来のD-219については「9kHz」ないし「10kHz」刻みの二種類あるので、日本国内でしか使わない場合は「9kHz」刻みの方を買うべきなのですが、今後海外旅行で使いたいという場合には、特に北・中・南米に行く場合はAMが10kHz刻みになるのでそちらが使えなくなります。

そこで、新たにメーカーから出たのが同じD-219でもより細かく「1kHz」刻みで選局できる「D-219 1kHz」という3つ目のD-219の存在です。今回私はそちらのラジオを購入しました。色は従来のものと違って「白」と「緑」があり、私は区別をしやすくするため緑の方を購入しました。

試用して問題なく国内のAM放送の全てを受信できるのを確認し、同じXHDATAのワイヤーアンテナと一緒に持ち歩くことで、より旅行中のラジオ受信がしやすくなるようなセットを作ることができました。従来のD-219と比べると新しいD-219は若干高くはなっていますが、私が購入した新型は2千円弱でした。一応日本のアマゾンでも緑色のD-219が出てくる商品ページがあり、中国からの配送で購入は可能みたいなのですが、製品情報を見ると従来品のものを流用されていたりして、本当に新しいものが来るのかどうかわからないのであえてそのリンクは貼りません。これから新しいものも日本市場に出てくるのではないかと思いますので、購入時には販売者の方に聞いてみるなど、きちんと確認されることをおすすめします。

先ほど紹介したワイヤーアンテナと一緒に、ダイソーの片耳ステレオイヤホン(プラグはステレオでも片方だけで聞ける)と合わせて使えば、旅用のラジオとして十分に使えます。海外から日本のラジオジャパンを聞くためにも使えそうですし、これを書いている現在、国内のインターネット接続が遮断され、Starlinkの電波を妨害したりアンテナを没収したりする状況というイランのような急に政情不安が起こった地域にたまたま旅行していた場合の頼みの綱としても十分に有りではないかと思えます。色々なラジオがある中で、安く買え直感的に使える(説明書を見なくても操作できる)ワールドバンドラジオとしてこの「D-219 1kHz」は個人的にはおすすめのラジオではないかと思っています。

(追記)

書き忘れましたが、このラジオには外部電源(5V)の細いプラグで接続すると乾電池を入れなくても動きます。残念ながらACアダプターやケーブルは同梱されていなかったので、この機能には本文で触れなかったのですが、家の中をごそごそしていて代用品を見付けました。

D-219の上面にあるのが、右から「電源スイッチ」「ステレオイヤホン端子(モノラルの片耳イヤホンは使えず、ステレオイヤホンを接続してもステレオ出力しません)」、そして電源端子になります。

今回たまたまソニーのポータブルゲーム機・PSPをUSB経由で動かしていた時のケーブルを見付けました。この端子は丸ピンと言われ、以前は一般的に使われていたものですが、最近ではポータブルナビのゴリラ用としても売られていますので、入手されたい方はこちらから確認してみて下さい。

ただこのプラグはD-219とははまらないので、このプラグに付ける変換プラグが必要になります。たまたまソーラーパネルを購入した際に付いていた多くの変換プラグの中でぴったりはまるものがありましたので、プラグをモバイルバッテリーに接続した上でラジオのスイッチを入れたところ、問題なくラジオのスイッチが入りました。具体的にどの変換プラグが合うのかわからないですが、直径を計ると4mmくらいだと思います。変換プラグがセットになったものもあると思うので、興味のある方はぜひ探してみて下さい(こういったものもありますが、私が今回使ったものと同じアダプターがあるかは保証できませんので、利用は自己責任となりますのでその点はご注意下さい)。これで、単なる旅行用ラジオからモバイルバッテリー経由で動く災害ラジオとしても使えるようになりました。興味のある方はぜひ試してみて下さい。

Aliexpress経由で購入したラジオのうちまずXHDATA D-220について紹介してみる

先日のブログでネット購入を報告していたラジオのうち、間違って買ったラジオと一緒に届いたのが、今回紹介するXHDATA D-220というポケットラジオです。

https://note.com/khyama/n/nacfa3570fdab

そもそも、上のリンクでこのラジオを防災用ラジオとして紹介していた内容になるほどと思い、中国のショッピングサイトAliexpressを覗いてみたら、たまたまその時に千円ちょっとで送料無料という形で購入可能だったのでとにかく注文をしてしまった次第です。その後、色々と調べていたところ他のラジオも欲しくなり、勢いで追加注文したラジオがAMの受信ステップ10kHzという、日本国内では使えない北米・中南米仕様のラジオで後日、同じ型番の日本国内で使用可能なラジオを買い足したのですが、その比較なども含めて、現在まだ届いていないラジオが届いた際に改めてもう一台のラジオについてはレビューしようと思います。今回は、最初に購入を決めたポケットラジオD-220について使ってみた感想などを書いていこうと思います。

実物は日本で売っている安物のスピーカー付きラジオにしか見えません。実際千円ちょっとで買っているので、安物には違いないのですが、ダイヤルを回して選局するアナログ方式のようなラジオではあるものの、内部構造はDSPというデジタル方式のラジオで、使い勝手は昔のラジオを使っていた人ならまず間違えることがないというのがまずはポイントです。

私は、いわゆる中華ラジオの中でデジタル選曲やSSB受信もできる、高性能なマルチバンドラジオも持っているのですが、電池が単三3本仕様ということと、説明書が無いと全ての機能を使いこなせないということで、なかなかいざという時に使いこなせていないという点を何とかしたいと思っていました。D-220は単三2本仕様なので、いつも持っているUSBケーブルで単三・単四が2本ずつ充電できる充電器を使えば四本の単三電池をローテーションして使えるため、ラジオ以外の他の機器と電池を共通化できて便利なのです。

ただ、日本のポケットラジオと違って戸惑う事もあります。まずロッドアンテナは垂直に伸びるだけで傾けることも回転させることもできません。あと、イヤホン端子はモノラルですが、日本のラジオ用の片耳イヤホンだと音が出ないのでステレオイヤホンを差して使う必要があります。

私の場合は、以前このブログでも紹介したステレオの音源を片耳で聞けるダイソーで売っていた片耳イヤホンを持っているので、このラジオ用のイヤホンとして使うことにしました。アンテナについては、このラジオはさすがDSPラジオということで結構感度が良いので、垂直状態から動かなくてもそこまで気になりません。スピーカーからの音は割れることなく聴きやすい音質だと思います。ただ、これもDSPラジオの特長として、最小限にボリュームを絞ってもけっこう音が大きくなってしまうという性質があるので、その点は十分理解した上で購入の判断をするのが良いでしょう。

あと、このラジオはAMは国内で利用できますし、FMについても2バンド切り替えになっていて、FM1は87~108MHzとAM局の引っ越し先にぴったりはまり、FM2は64~108MHzになっているので従来のFM局を聴くのに便利です。そして、もう一つこのラジオの大きな特長として、SWの表示のある短波放送も受信可能になっているという点が挙げられます。

受信できる周波数は5.6~22MHzで、日本からだと中国・ロシア・韓国・北朝鮮・台湾などの局が入ってきますが、自宅の鉄筋コンクリートの建物でも、窓際に行ってロッドアンテナを伸ばせば(窓は閉まっている)、千葉に送信所のあるラジオNIKKEI(旧・日本短波放送)の第一放送・6.055MHzを受信可能でした。まず考えられない事ですが地元局(コミュニティFM局含む)が聞こえなくなってしまった場合の最後の砦が短波放送であり、NHKの高出力放送局からの放送です。このラジオは感度が良いので、昼間でも静岡から高性能ラジオを使えば何とか聴こえるNHK秋田第二放送(774kHz・500kW)も入る可能性がありますが、現状でそのまま聴けるということになると、ラジオNIKKEIの送信所が被害を受けなければ、何とか情報を受けることがこのラジオがあれば可能ということになるので、FMとAMの二バンドラジオと比べて安心感があります。

このラジオは防災用というより、日常的にちょっとラジオを部屋で聴きたいような場合に利用するような事を考えています。いざという時はこれを持って外に出て、高台に避難すれば受信環境はさらに良くなると思いますし、かなりオールマイティに使えるラジオですね。DSPラジオなのにアナログ風で選局のやり方に慣れれば誰でも簡単に使いこなすことができるという点で、家族全員が使えるラジオとしても面白いのではないかと思います。

何事も踏み出してみないと物事の本質は理解できないと思った失敗?買い物の件

お正月のテレビ特番を見ていて「何でもAIに聞いて行動する娘」を何とかしたいという大阪ABCテレビの「探偵!ナイトスクープ」の総集編を見ました。何でも人権に関する標語の応募をするのにAIに聞いて提出した標語が表彰を受けてしまったそう。自分で考えるより先にAIに解決してもらう生き方というのは効率的ではありますが、あまりAIに頼りすぎてしまうと、その後の人生においてどんな風景が広がっていくのか、そんな事を考えながら見ていました。

私の場合は積極的にAIを活用しているとは言えないものの、最近ではネット検索をすると最初にAIによる回答が出てくるので、ついそちらに引きずられそうになりますが、それだけに頼っていると、何か大きな失敗をやらかしそうで怖くもあります。

今回は、前回のブログで少し紹介したポケットラジオの購入時にちょっとした間違った買い物をしてしまったことを皆さんに紹介しなければなりません。といっても、千円くらいの損失で全く使えないわけではないので、届いた製品が初期不良でなければ返品せず、買い物の失敗を思い出し二度と同じ失敗をしないために手元に置いておこうと思っていますが、実際のところ人生の経験として大なり小なり失敗しなければ人間として成長せず、知識として体に染み入るような事はなかなかできないと思うのですね。

で、何を失敗したかと言うと、きちんと型番を入力して様々な販売チャネルで出しているものを「商品+送料」での価格で比較し、安いものというところだけに絞って安いものを購入したのですが、ラジオを海外サイトから購入するというのは、きちんと品物の細かな違いを把握しないと日本国内ではその能力を発揮できないものを手にしてしまうのです。二台注文したうちの一台のラジオが、国内で売られているものとは微妙に違うものでした。

ラジオにはAM・FM・SW(短波)がありますが、そのうちAM(中波)については国によって使えてもうまく放送局が聞こえない可能性のあるラジオが存在します。

これはある程度ラジオを聞き込んでいる方は知っていると思いますが、以前は世界中でAM局の周波数は10kHzごとに並んでいました。それが、より多くの放送局が混信なく放送できるよう、周波数の幅を9kHzごとに切り替えたのです。例えば、ニッポン放送の周波数は1240kHzでしたが、1978年に現在の1242kHzに変更されました。日本を含むアジアやヨーロッパでは9kHzごとの並びになっているのですが、北米/中南米のAM局は10kHz幅のままです。

現在のラジオはアナログではなくデジタルチューニングが主流で、選曲を容易にするためにダイヤルを回す毎に現地の周波数幅に合わせた調整がされているものが販売されています。日本では当然9kHzごとの可変になるのですが、それだとアメリカ大陸ではうまく放送局が入らないので、アメリカ向けのものは10kHzごとの可変になるのですね。そうです。私は北・中南米向けの方のラジオを買ってしまったのでした。

実は、日本でもアメリカでもどちらでも使える同じ型の改良版のラジオも売っていたのですが、当然購入した金額より高額でした。今ならなぜ価格が違うのかわかりますが、知らないで型番が合っているからとやみくもに買ってしまうと失敗するということの見本ですね。今回はその失敗を心に刻むために世界中で使えるものを買い足しましたが、そのラジオはまだ日本のアマゾンでは売っていないようでした。

AIによって今回の失敗を回避することはできたかということを改めて考えてみたのですが、「海外サイトでラジオを買う場合の注意」と入力して回答してもらったところ、「日本のAM放送の周波数ステップは「9kHz」ですが、アメリカなど「10kHz」ステップの地域もあり、デジタル選局式の場合は正確に同調できないことがあります。」ときちんと回答してくれていたのですが、私が購入失敗したラジオは見た目にはアナログ選局をするような感じなのですが、実はデジタル選局のDSPラジオという複雑な事情もあります。

そもそも、最近のラジオの事を良く知らないと別の意味で自分の必要とするラジオに辿り着かないということもあり、その辺は付け焼き刃的な知識だとなかなか難しいのです。そんなわけで、今回は勉強になりました。安く良い物を手に入れるには十分な知識と注意が必要です。そうした失敗を乗り越えてそれなりのノウハウをこのブログでは今後も提供させていただきたいと思っています。

あくまで個人として国外のネットショップの利用をする場合に気を付けたいこと

昨年は政治関連で日本は他国との関係が微妙になった年でした。普段の生活においてあまりそうした状況は関係ないのでは? と思われる方もいるかも知れませんが、例えば外貨レートが変わることで国外から輸入したり直接購入するような場合でも、向こうで付いている現地通貨の価値が変わってしまうということなので、円安になればそうした物は高く購入しなければならず、逆に円高になれば安く買えるということになります。

昔のように、日本企業の出す製品が全て良いということもなくなっていて、パソコンやスマホだけではなく、このブログで紹介することの多いポータブル電源でも日本メーカーよりも中国メーカーの方が安くて良い品が提供されています。

こうした状況が顕著になってきたのが(特に中国メーカーの製品)、高感度なラジオ新製品が日本企業から出なくなり、中国メーカーのラジオの方が魅力的な製品が増えてきたところだと思います。もっとも、こうした背景には中国独特の状況も関係しています。

日本ではすでにラジオを聞くような習慣すら多くの人が失なっていますが、中国は都市部だけではなく広大な領土があり、この言い方には批判もあるかも知れませんが辺境の地であっても中央政府の指示を伝えるため、テレビではなくラジオ(特に遠くまで飛ぶ短波放送)を聞くというニーズがありました。今ではスマホを使って様々な情報を入手することはできているとは思いますが、まだまだ中国におけるラジオの必要性はあると思うので、感度が良くさらに特徴を持った多くのラジオが多くのメーカーから出ています。

たまたま年明けのネットをザーッと見ていたら、日本で良くある単三2本使用のスピーカー付きポータブルラジオに短波受信機能があるものを見付けました。実際に使っている方のレビューを見ると、短波の受信感度は必ずしも良いというわけではないようですが、手元には巻取り式の補助アンテナもあるので、AM・FMが災害時にうまく入らない場合に、NHKの海外向け短波放送や、ラジオNIKKEI(昔ラジオたんぱと呼ばれた国内向けの短波放送)から情報を入手できる可能性があります。

そのラジオについては、今年初めてのネットでの買い物になったので改めてレビューしたいと思っていますが、今回紹介したいのはその買い方です。日本のAmazonでも売っているのですが、販売価格は2千円弱でした。しかし、送料無料で中国から直接注文でき、日本語が使える通販サイトでの価格がアマゾンの約半額という千円ちょっとでした。別に急ぐものでもなし(到着まで一週間くらいかかる)、直接中国のサイトで買った方が安く手に入るということになります。あまりに安かったので、同じメーカーのさらに短波放送が受信しやすいラジオも千円くらいで売っていたので、合わせて2台注文しました。

ただ、躊躇したのは支払い方法についてです。そのサイトでは日本国内のコンビニ支払いもできたので、少なくとも今使っているクレジットカードの情報を渡さない方が良いのではと思っていたところ、何と電子マネーのPayPayも使えたので、早速PayPayから支払いを行なうことで簡単に購入手続きが完了しました。これなら購入情報が悪意のある第三者に渡ったとしても、直接クレジットカードを使われることもありません。

購入を急いだのには自分なりの理由があります。あまりこういう事は考えたくないのですが、もし日本と中国の関係が今より悪くなった場合、こうしたサイト自体が潰される(その場合は日本が圧力を掛けるのではなく、中国当局か行なうことが予想されますが)可能性も0とは言えません。今回はたまたま日本の新年セールで安くなっているのではないかという感じもあったので、後で値段が上がったり買えなくなったりして後悔しないようにということもあります。

なお、中国製品に懐疑的な方には製品自体に何か仕込まれているのでは? と疑う方もいるかも知れません。これは言うまでもありませんが、ラジオ自体は放送を受信する機能のみで送信する機能はないので、こちらの情報をどこかに送るような事を裏でされることはまず考えられません。そんなラジオがあったとしたら、インターネットに自動的に接続して情報(マイクからの音声情報?)を流すようなユニットを入れなければなりません。今回購入するのは中国でも名の通ったメーカーのものなので、そのラジオの中にそんなものが入っていたら大問題になるでしょう。その場合、中をバラせば少なくともマイクは見付かると思いますが、千円ぐらいで売られるラジオにそんな仕掛けをしているとは私は思っていないので買うというところもあります。

ラジオについては、元々中国のメーカーが出した製品を、日本のメーカーが日本語表示など日本人向けにアレンジして出しているものもあるので、安く高性能なラジオが欲しい場合には、いわゆる中華ラジオの評価サイトをじっくり見て、中国のサイトから安く購入するのがおすすめです。海外からの購入の場合、初期不良の場合の対応が不安でもあるのですが、今回のラジオは1台千円ちょっとと安く購入できたため、初期不良の場合はさすがに交換をお願いするかも知れませんが、普通に使っていての故障についてはきっぱりと諦めることが自分の中ではできるというのも良いと思います。

新年早々、マイボトルとラジオというブログでは項目を立てているものを買いましたが、どちらも一つあれば良さそうなものではあるものの、詳しく見ていくと色々味があって良いものです。ラジオは中国本土から来ると思うので、しばらく到着まで時間がかかると思いますが、到着したらじっくりとレビューしてみたいと思います。

線状降自宅周辺にあり雷も鳴ってきたのでテレビからラジオへとシフトした話

昨日は、こちら静岡は台風はまだ近づいていない状況でもかなりの雨と風に見舞われました。時間の経過とともに収まっては来たものの、私の居る集合住宅が被害に遭うことはありませんでした。しかし、一時期かなり雷が近くに落ちたような音がしたり、暴風警報が出るほど風が強かったりと、外には全く出られない状態でした。

自宅で過ごす時間の中、BSなどの衛星放送は雨雲のおかげで全く映らなくなりました。地上波は見られたのですが落雷が恐いので、テレビは止めてラジオを取り出してきました。基本的には、通常のプログラム(全国放送)がある中でどんどん放送に割り込んで地域の天気・避難情報が地元局から入ってくるNHK第一放送をつけっぱなしにしていました。部屋の中で音を消し、聞こえるのは雷や大雨・風の吹く音だけということになると、どんどん気分は萎えてしまいます。そういう意味では音を出すだけでなくピンポイントな情報を得られるラジオはこんな時には大事だなと思いました。

単にラジオを聴くならインターネットラジオ(Radikoやらじる☆らじるのアプリでNHKラジオを聞く方法があります)もあるのですが、インターネットの場合、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・松山・福岡(らじる☆らじるの場合)までしか選べません。私は住んでいる静岡県内の情報が欲しいので、インターネットラジオなら民放ということになるのですが、さすがに民放では常に災害情報をぶっ通しでやっているわけではないので、こういう時にはアナログではありますが普通のラジオを使うことで、地域に密着した情報が得られます。

さらに、ラジオで放送を聞いていると、昨日はピリッとした雑音が入ることがあります。それは、稲光に反応して音が鳴っているので、その後で大きな雷鳴が入るようになるので、ラジオを聞いているとちゃんと身構えることができるという、昔ながらの知恵という感じがします。

雨風が収まったのをみて、ラジオからテレビの方に移動しましたが、やはり常にラジオを使えるようにしておくとなかなか便利だなということを実感した今回の大雨の体験でした。

かつては日本を象徴する製品であった「ラジオ」の凋落が寂しいが最新のFMラジオは?

先日からずっと鹿児島県沖で群発地震が続いていますが、離島でここ数日震度5~6弱というかなり大きな地震が頻発しているというのは本当に大変ではないかと思います。改めて先日変えたばかりのバッグに入っているラジオの確認をしましたが、これからラジオを購入したいと思っている方は、普通に防災用のラジオについて調べている方が多いかも知れません。

日本の家電が世界に進出していく過程で、大きなインパクトを与えたのがソニーのトランジスタラジオで、電池駆動しどこにでも持って行けるというのは、日本国内だけでなく世界の市場を席巻しました。私が成長する過程でラジカセを含む高性能ラジオの世界にどっぷりはまっていたのですが、短波放送を聞くためのラジオはソニーだけでなくパナソニック、日立、東芝、三洋電機なども販売していてかなりの競争が繰り広げられてきました。

防災ラジオの歴史を見ても、ソニーが先行してハンドルを回して発電し、ニッケル水素電池にためる方式のラジオを作ったりと、まだまだ日本メーカーには元気がありました。しかし、現在は色々と持ち運びしやすいラジオについて調べてみると、日本のメーカーのラジオは昔のラジオとそれほど性能が変わらないのに高額というものが多い印象でした。

今回、ネットを巡回していてイヤホンで聞くFM専用ラジオで面白そうなものがあったのですが、それがFIIOというメーカーのRR11という製品でした(非購入品なのでここではリンクは貼りませんが、興味のある方はメーカー名と型番で検索してみて下さい)。本体がアルミ合金の金属ボデイで、日本の安いFMイヤホンラジオと同じようなアナログチューニングですが、内部は最新のテクノロジーが詰まっており、充電は内蔵のリチウムバッテリーにUSB(当然Type-C)からできるようになっています。

さらにユニークなのはFMラジオとしてだけでなく、パソコンやスマホとUSB経由でイヤホンの間に付けることによって、ヘッドフォンアンプとしても使えるようになることです。最新のスマホにはイヤホン端子が付きませんが、この製品と組み合わせることによって、ストリーミング再生を良いイヤホン・ヘッドフォンで使いたい場合には良い機能です。

こういう機能は、ラジオという普通に考えると進化が止まったのでは? と思われる製品についての開発意欲を無くしているメーカーにはなかなか付かないもので、こういった製品を出す中国メーカー(FIIOは中国のメーカー)の勢いは少なくとも日本の老舗メーカーよりもあるということは言えると思います。
防災用のラジオと比べるとはるかに小さく、電池が切れていてもスマホと兼用のモバイルバッテリーで充電したりバッテリー経由で動かせるので、通常はスマホでの音楽・ラジコを聞くために使いつつ、いざという時には災害時の情報収集用に使うということもできます。価格は税抜きで8千円ほどなので、それほど持つことが大変ということもないでしょう。

ただ、従来の製品より基本性能は上がっているといっても、この製品は基本的にはイヤホンのアンテナで聞くようになっているので、どうせ活用するならそれなりの性能のある長めの有線イヤホン・ヘッドフォンと一緒に使う方が良いでしょう。

現在は普通の防災ラジオを持ち歩いているので、そこまて急に持つ必要性は感じないのですが、まだまだ普通のラジオでも今の生活に合わせて使うための進化は期待できるのではと感じられたラジオがRR11でした。今後、イヤホン端子のないスマホに買い換えた際には一緒に持ち歩くのも良いかなと思っています。

防災ラジオについての考え方 おわりに 時代とともに理想の防災ラジオのスペックは変わっていく

大変長くなってしまい、こうした内容に興味のない方には大変申し訳ありませんでした。今回でこのシリーズは終了するので、次回からまたランダムな話題を紹介していきます。

この項目の終わりに書きたいのは、「理想の防災ラジオ」の姿は、常に一つではなく、時代とともに変わっていく可能性が大きいということと、その時代に沿ったものを使っていくことが、スムーズに防災ラジオを使えるということです。

実は、このブログを始めた頃にそれなりのアクセス数を出した投稿というものがありました。それが、下のリンクにある「SONY ICF-B100 の再販を望む」というブログ記事です。

SONY ICF-B100 の再販を望む

このラジオは未だに自宅でテレビ台の中に鎮座していて、今も変わらず使えています。ただ、上記のブログを書いた時からかなりの時間が経過した今となっては、単体での防災ラジオとして単一・単二・単三の電池を全てアダプター無しで使用できるICF-B100が万人におすすめできる防災ラジオであるか? と言われるとちょっと考えてしまいます。ラジオ発売当初は、大きな豆電球で光る懐中電灯で使われている電池が主に単一であった時代で、ラジカセを動かすための電池に単二が使われていたり、乾電池全盛の時代でした。

また、単三電池についても、今のようにデジカメはなく旅の途中で写真を残したいというような場合、レンズ付きフィルム(商品名では「写ルンです」が有名)を旅先で購入して使っていた時代、カメラのフラッシュ用に使われた電池は単三アルカリ電池で、現像・プリントのために写真屋さんに出された後にはほぼ使われていない電池が残ってしまうので、カメラ店の中にはレンズ付きフィルムの中に入っていた単三アルカリ電池を「ご自由にお持ち下さい」的な事をしていた時期もあったように記憶しています。そうした電池を入手できる環境がある時代とはかなり変化してきているのです。

今は、アルカリ単三電池を非常用持出袋に入れることはあっても、日常的にアルカリ電池を持ち歩くという人はいないのではないでしょうか。その代わり、スマホを充電するためのモバイルバッテリーを持ち歩く人は多いでしょう。そうした状況の中で使いやすい防災ラジオの条件は、やはりモバイルバッテリーを接続して充電できたり、バッテリーを外部電源として連続使用できたりするラジオの方が役に立つのでは? と思われます。

そんなわけで、今後の技術の進化が防災ラジオに搭載され、例えば電気自動車を市内走行くらいなら十分走らせるだけの容量を持った大型のキャパシタが実用化されたなら、今の内蔵電池に手回し発電で電気をためるのではなく、モバイルバッテリーから内蔵キャパシタの容量をいっぱいにすれば数十時間ラジオが聞き続けられるような高容量キャパシタを内蔵した防災ラジオが出てくるかも知れません。

また、ラジオ自体の進化とは違いますが、今後ペロブスカイト太陽電池が普及し、安く提供されるようになると、ラジオの小さな面に付けるのではなく、非常用持出袋を覆うように全てがソーラーパネルのようなバックパックが出現し、そこにラジオ自体を接続することで、野外における晴天時であれば、防災リュックを持ち出すだけで最強の防災ラジオ環境が出来る可能性もあります。そうなることを見越してラジオを購入するならば、内蔵電源を外部電源で充電できるものを買っておけば、新たなバッテリー事情が進化すればその恩恵を受けられるということになります。

実際、大きな災害が身の回りで起こり、電気・ガス・水道が長期間止まった場合、電気については夜を明るくするために確保しつつスマホの充電をするだけでも結構大変になると思うので、スマホの充電を切らさないように大切に使うため、常時テレビ番組やニュース動画などを流し続けるというのはあまり得策ではないと思います。ポータブル電源を使う場合には、情報以外にも照明・冷蔵庫・給湯器(水道が使えて停電のみの場合)・調理家電・扇風機(夏の場合)など使いたい場面が多くあると思うので、少ない電力でも長時間動かせるラジオをずっと付けなながら情報収集するという方が効率的にポータブル電源にためた電気を使えるように思います。

今後、どのような進化を防災ラジオが遂げるかはわかりませんが、電源回りの進化に合わせて、さらに便利な製品が出てくることを期待します。そんな製品が出ましたら、改めて購入した上でこのブログでレポートをさせていただきたいと思っています。

(追記)

今回の一連の投稿をリンク付きでまとめてみました。まとめて読みたかったり、前後の内容を確認したいという方がおりましたら、ぜひともお役立て下さい。

☆防災ラジオについての考え方

前説 なぜあえて防災ラジオについての知識が必要なのか
その1 そもそも小型ラジオには外部アンテナの有無が大事
その2 イヤホン専用ラジオよりスピーカー内蔵のものを買おう
その3 チューニングはアナログ・デジタルどちらにするべきか
その4 AMとFMのどちらが防災ラジオとしては大切か
その5 使用電池は「単三」と「単四」ならどちらが便利か?
その6 使用できる電源パターンにはどんなものがあるのか?
その7 内蔵電源は充電池よりキャパシタ(コンデンサ)
その8 電源回りの機能とその限界について認識しておこう
その9 使わなくてもイヤホンは一緒に持ち歩くことが大事
おわりに 時代とともに理想の防災ラジオのスペックは変わっていく

防災ラジオについての考え方 その9 使わなくてもイヤホンは一緒に持ち歩くことが大事

ここまで、私の考える防災ラジオについて色々と書かせていただきましたが、これを書いている2025年3月現在において、おすすめの防災ラジオとしては以下に挙げるような条件を満たすものになりました。ただ、今後の状況によってはその条件は変わる可能性がありますので、その点はご留意下さい。

・FM受信用のロッドアンテナがあるもの。外部アンテナ端子があればなお良い
・イヤホン専用でなくスピーカーが付いているもの
・チューニングは電池持ちを考えればアナログ式。ただアナログチューニングが不安ならDSP(デジタル)ラジオに
・対応バンドはAMとワイドFMの両方が聞けるもの
・使用電池は「大は小を兼ねる」ので単三電池使用のものを
・電源は「乾電池」「手回し」で充分だがコンセントやモバイルバッテリーで動くものもあるので確認を
・手回し充電でためる先は「ユーザー交換不可な充電池」より「スーパーキャパシタ」内蔵のものを
・付加機能のスマホへの手回し充電・本体内蔵のソーラーパネルでの充電機能への過度な期待は禁物

今まで書いてきたことを箇条書きにしてまとめると、こんな感じになると思います。これはあくまでも私のおすすめであって、絶対的な価値観ではありません。ただ、買ってからしまったということにならないように極力自分のおすすめを書いたつもりです。あとは、日常的に持ち出すのか、自宅に置いておいて使うのかによっても変わってきますね。

今回は、一般的な非常用持出袋に入れて家の中だけでなく避難所などでも使うことを想定して書きます。その場合、どうしても見ず知らずの他人と一緒になりますので、様々な対策が必要になる場合があります。あまり考えたくないことですが、ラジオを持って避難していない人にとっては、自由に好きな時にラジオを聞きたいと思った場合、自分の持っている防災ラジオが盗まれてしまう可能性も実際あるようです。そのため、ラジオに名前を書くという対応策があるのだという話もあります。他にはなくなっても探せるようにタグを付けておくとか、各自工夫する必要も出てくるかと思います。

状況によっては、目立たずに自分の身に付けておけるサイズで聞くことを強いられる可能性もあるので、非常用持出袋にはラジオだけを入れないで、ラジオの存在を隠すためにイヤホンを入れておくということは、どんなラジオを購入した場合にも使えるテクニックです。

イヤホンは、スマホ用の有線イヤホンの流用でもいいですし、アナログ機器をワイヤレス化できる機材も売っているので、普段遣いのワイヤレスイヤホンで使うことも可能ではありますが、頻繁にワイヤレスイヤホンを充電することが難しいかも知れないので、素直に有線イヤホンを用意しましょう。

外に多くの人がいる中でラジオを聞く場合、特に避難所では直接大切な情報が入ってくることもありますので、両耳タイプのものでなく、片耳のイヤホンの方が色々便利ではないかと思います。ラジオの付属品の中にイヤホンがある場合もありますので、付属品でイヤホンの有無を購入前にチェックしておくと、後から改めて買い足す手間もなくなります。

こうしたイヤホンは、他の用途でも使うことが可能になります。普段スマホで音楽を聞くのにワイヤレスイヤホンを使っている方は、あえて有線イヤホンを準備しているということはないと思います。より少ない電力でスマホを使いたい場合、災害時においては有線イヤホンの方がやはり便利になりますし、FMラジオ付きのスマホは、イヤホンのコードをアンテナ代わりに使うので、いざという時の二台目のラジオとしてスマホを使うこともできます。普段は使わなくても、避難した場合に使えるようにしておくことで、色々とできることは増えますので、ぜひラジオとイヤホンを一緒に入れておくことをおすすめしたいと思います。

※今回の一連の投稿をリンク付きでまとめてみました。まとめて読みたかったり、前後の内容を確認したいという方がおりましたら、ぜひともお役立て下さい。

☆防災ラジオについての考え方

前説 なぜあえて防災ラジオについての知識が必要なのか
その1 そもそも小型ラジオには外部アンテナの有無が大事
その2 イヤホン専用ラジオよりスピーカー内蔵のものを買おう
その3 チューニングはアナログ・デジタルどちらにするべきか
その4 AMとFMのどちらが防災ラジオとしては大切か
その5 使用電池は「単三」と「単四」ならどちらが便利か?
その6 使用できる電源パターンにはどんなものがあるのか?
その7 内蔵電源は充電池よりキャパシタ(コンデンサ)
その8 電源回りの機能とその限界について認識しておこう
その9 使わなくてもイヤホンは一緒に持ち歩くことが大事
おわりに 時代とともに理想の防災ラジオのスペックは変わっていく

防災ラジオについての考え方 その8 電源回りの機能とその限界について認識しておこう

ここまで、防災ラジオをあくまでラジオの性能という観点で評価してきました。ただ、ラジオを作っているメーカーは災害時に役に立つというさまざまな機能をラジオに付けたものを「防災ラジオ」として世に出しています。今回は、そうした様々な電源回りの機能を紹介するとともに、果たしてそうした機能は役に立つのか? ということにつて考えてみたいと思います。

まず、手回し発電のできる防災ラジオに必ずと言ってもいいぐらい付いているのが「ライト」です。手回し発電初期にはアナログダイヤルを見やすくするためのダイヤルライトで、その明かりを懐中電灯代わりに使っていましたが、消費電力の少ない白色のLEDライトを搭載したことで、手回しで満充電すれば、付けてすぐ消えることなく懐中電灯の代わりとして使えるようになったことで、今ではLEDライトが付いていない防災ラジオは無いのではないかと思います。

スマホの画面や撮影用のライトを光らせて普段遣いしている方からすると、あまり防災ラジオにライトが付いていても使わないという方もいるかも知れませんが、手回しで発電した電力を使って明かりをコントロールできるというのは、いざという時には安心できるような気がします。ラジオによってはスポット光だけでなく、光を拡散させて広い範囲を照らせるようなランタン代わりになるライトを内蔵しているラジオもあります。個人的には、こうした機能については付いていて邪魔にならないと思うので、あって良いと思いますが、他にも色々な機能が付いている防災ラジオの中には、色々付き過ぎてわけがわからなくなっているというのも感じるところがあります。

まず、ソニー初の手回しラジオにも付いていたサイレン(ブザー)機能についてです。人が大声を挙げて助けを求めることをしても、大声を出すという行為自体が体力を消耗するので、防災ラジオのサイレンで自分のいる場所を他の人に伝えることができればと思いますが、そもそも自分の手元にラジオがなければサイレンを鳴らすことはできませんし、充電の関係からずっと鳴らし続けることも難しいでしょう。さらに平常時に誤って鳴らしてしまうと迷惑になるので、個人的にこの機能は必要ないと思えます。どうしても助けを求める事を考えたい場合には、サイレンではなく自分の意志で音を出せる小さなホイッスル(常時身に付けておけるもの)が一つあれば良いかなと思います。

次に、内蔵電池に充電するための方法として本体に小さなソーラーパネルが付いている防災ラジオがありますが、あれも個人的には否定的にとらえています。確かにラジオを鳴らすにはそこまでの電力は必要ないので、本体に太陽光を当てて内蔵電池をうまく充電できれば良いのですが、残念ながらラジオを聞くための電力をソーラー充電で得るためにも、それなりの大きさのソーラーパネルが必要になります。充電するには本体を日に当てなければならないので、結果的にラジオ本体を熱くしてしまう事が心配になります。いざという時の事を考えたら、少し大き目の持ち運びできるソーラーパネルを別に用意し、それでモバイルバッテリーを充電することでラジオで使うためのエネループの充電に使う(乾電池仕様のラジオの場合、充電池の使用は自己責任になります)方が現実的で、晴れている日にモバイルバッテリーに充電できれば、雨の日や夜でもモバイルバッテリーからエネループに充電でき、効率的だと思います。

さらに、手回し発電を使ったスマホへの充電や、本体に入れた乾電池でスマホに給電するような機能についてはどうでしょうか。乾電池をモバイルバッテリーのように使うには、専用の製品がありますが、ラジオ自体にスマホ充電の機能があるというのは、乾電池がたくさんあるもののスマホに充電する機器がない時には確かに助かります。手回し発電でスマホに充電することはちょっと実用的ではありませんが、災害時にすることがなくて暇つぶしのためなら、まあ無いことは無いと思うものの、どちらも極端なケースです。上記で紹介したソーラーパネルで、それなりにモバイルバッテリーの充電ができるなら、こうした機能はあえて使わなくても良いかなという感じはします。

というわけで私的な結論ということでは、ライト・ランタン機能はあっても困らないので付いていても問題ないものの、サイレン機能は誤爆した場合に困るので無い方が有難く、手回しや乾電池でのスマホ充電機能はあくまで気休めだと思っているので積極的に使おうとは思わないので、可もなく不可もなくといった感じでしょうか。防災ラジオ購入の際にはその価格も重要視されると思うので、あまり使わなそうな機能を削ることで故障のリスクを軽減し、価格もリーズナブルでいてさらに実用的なものであった方が良いのではないかと思うことはあります。

※今回の一連の投稿をリンク付きでまとめてみました。まとめて読みたかったり、前後の内容を確認したいという方がおりましたら、ぜひともお役立て下さい。

☆防災ラジオについての考え方

前説 なぜあえて防災ラジオについての知識が必要なのか
その1 そもそも小型ラジオには外部アンテナの有無が大事
その2 イヤホン専用ラジオよりスピーカー内蔵のものを買おう
その3 チューニングはアナログ・デジタルどちらにするべきか
その4 AMとFMのどちらが防災ラジオとしては大切か
その5 使用電池は「単三」と「単四」ならどちらが便利か?
その6 使用できる電源パターンにはどんなものがあるのか?
その7 内蔵電源は充電池よりキャパシタ(コンデンサ)
その8 電源回りの機能とその限界について認識しておこう
その9 使わなくてもイヤホンは一緒に持ち歩くことが大事
おわりに 時代とともに理想の防災ラジオのスペックは変わっていく

防災ラジオについての考え方 その7 内蔵電源は充電池よりキャパシタ(コンデンサ)

1997年9月1日と言いますから、阪神・淡路大震災が起きてから大体2年というところの防災の日に発売になったソニーのICF-B200というラジオから、手回し発電でラジオを聞けるというコンセプトのラジオが世の中に出たと言えると思います。その時から28年が経って、もはや「防災ラジオ」と言えば手回し発電機能が付いているものが当り前だと思われるほど、手回し発電ラジオというものが広まっていると言えます。

ただ、このICF-B200で手回しハンドルを回して電気をためる先は、当時のニッケルカドミウム(ニッカド)電池でした。これは、今のエネループでおなじみの「ニッケル水素電池」が普及する前の充電池として売られていたものです。今のエネループと比べると性能は高くありませんでした。ニッカド電池は化学変化によって電気を溜めているため、その性能を維持するのは結構当時からシビアでした。具体的には「過充電」「頻繁に使う」「充電を途中で止めることによってその分しか充電されなくなるメモリー効果」「長期間使わないことによる過放電」がニッカド電池を劣化させる要素と言われていました。これは、一部の不具合について現在の充電池が内蔵されている手回し発電ラジオにも同じような事が当てはまります。

ですから、新品で購入した防災ラジオを非常用持出袋にずっと入れっぱなしにして忘れていたような場合、大きな災害が起きていざ使おうとなった場合、いくら回しても内蔵で自分で交換不可な仕様になっている充電池が過放電により劣化していて、全く充電されないか少し聞けてもすぐ聞けなくなってしまうという事が起こり得るのです。

ですから昔のニッカド・ニッケル水素電池を内蔵している手回しラジオを防災ラジオとして用意したままずっと放置していた方は、もはや手回し発電での利用は控えて、乾電池を入れて使うことをおすすめします。今現在の防災ラジオとしてニッケル水素電池内蔵の手回しラジオを持っている方は、ぜひ定期的に手回しハンドルを回して過放電になることを防止するようにメンテナンスしましょう。

そんなわけで、皆さんが防災ラジオを購入する前に考えていただきたいのが、手回し発電は良いのですが、いつでも手回しで作った電気をためられるような仕組みについて知ることなのだと思います。内蔵している「電池」にためるタイプのものだと、長期間使わないと購入時の性能を発揮できない可能性があるので、せっかく買ってもいざという時に使えないということも起こり得るわけです。これではわざわざ防災ラジオとして手回し発電ラジオを買う意味が疑われてしまいます。

実は、手回し発電した電気をためる方法というものがもう一つあって、それが電池の代わりにキャパシタ(コンデンサー)という部品内にためこむという方法です。電池のように化学反応による蓄電ではないので、ためられる量は少なく、使わないと早く放電してしまう(中味が簡単にカラになる)特性があるのですが、その分電池のようにすぐに劣化することなく、しばらく使っていなくても手回し充電をすれば購入時と同じくらいの性能を発揮します。

現在は、スーパーキャパシタというものが内蔵されているラジオがあり、メーカーでは10年使っていなくても使えるというメリットを紹介しています。ただ、電池と比べるとためられる電気の量が少なく、手回しで満充電させても連続でラジオを聞ける時間は少なくなるというディメリットも併せ持っています。

それでも、いつ起こるかわからない地震など天災に備える防災ラジオなだけに、メンテナンスフリーで使えるメリットの方が大きいので、このブログでは手回し発電の防災ラジオを購入するなら、内蔵電池(ニッケル水素およびリチウムイオン電池)に充電するものよりも、キャパシタに充電するタイプの防災ラジオの方を強烈におすすめします。

あと、これは余談ですがもし充電池を手回しで充電するタイプのラジオにおいて、もしユーザー自身が内蔵充電池の交換ができるような製品があれば、個人的には電池に充電するものであっても使ってみたいという感じがします。かつて、手回しラジオに付いているハンドルと同じものが付いたLEDライトを持っていたのですが、その製品は市販のエネループのような乾電池タイプのニッケル水素電池を入れられるようになっていて、空の電池を入れた場合、充電池に手回しで充電できるようになっていました。私は100円ショップで売っているような安い充電池をそのライトの中に入れて使っていたので、それほど惜しくなく安い充電池を入れて使っていました。

このように、手回しラジオでも安い汎用的な充電池を交換しながら使える防災ラジオが出現したなら、電池自体が使えなくなっても交換して使うことで、ためられる電気はキャパシタよりも多く利用可能になる可能性があります。もちろん、ポータブル電源やソーラーパネルから充電することも可能になるので、かなり使える防災ラジオになるのではないかと思います。メーカーの方々にはエネループを内蔵電池として使用可能な手回し発電ラジオを出してくれないかなと思う今日この頃です。

※今回の一連の投稿をリンク付きでまとめてみました。まとめて読みたかったり、前後の内容を確認したいという方がおりましたら、ぜひともお役立て下さい。

☆防災ラジオについての考え方

前説 なぜあえて防災ラジオについての知識が必要なのか
その1 そもそも小型ラジオには外部アンテナの有無が大事
その2 イヤホン専用ラジオよりスピーカー内蔵のものを買おう
その3 チューニングはアナログ・デジタルどちらにするべきか
その4 AMとFMのどちらが防災ラジオとしては大切か
その5 使用電池は「単三」と「単四」ならどちらが便利か?
その6 使用できる電源パターンにはどんなものがあるのか?
その7 内蔵電源は充電池よりキャパシタ(コンデンサ)
その8 電源回りの機能とその限界について認識しておこう
その9 使わなくてもイヤホンは一緒に持ち歩くことが大事
おわりに 時代とともに理想の防災ラジオのスペックは変わっていく