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スポーツ中継で皆がネット配信を見ている中で密かにラジオを聞いていると「予言者」になれる?

世の中はテレビで大きなスポーツイベントが見られなくなるという事について大きな話題になっていますが、現在行なわれている野球の世界選手権とも言えるWBCについては、全国の多くの地方で、民放ラジオ(AM)局が試合を生中継しているので、映像はないもののその場の雰囲気は無料で(ラジオについてはNHKの聴取料は現在ありません)楽しむことができます。

今後も、ネットフリックスで日本の試合を楽しもうと思われている方はいると思いますが、ラジオ中継も楽しめる地域にお住まいの方は、同時視聴(聴取)をすると、かなりの違和感に見舞われるのではないかと思います。

かつてテレビがアナログ放送だった頃、テレビは現場で行なわれている事を即時的に家庭にあるテレビ画面に映しだしていました。それが、デジタル放送が開始されるにあたり、少しではありますが現場との時差を付けて放送するようになりました。テレビというのは、そこで起きている全てのもの(カメラに映っているもの)を全て流してしまいますが、もし生中継中に大きなハプニングがあり、それを見た多くの人がトラウマを引き起こすような「事件」が起きた場合、それをそのまま伝えてしまいます。現在はそんなことはなく、テレビ局側が常に映象を監視しており、テレビに映したくないような事が現場で起こったら映像を切るという選択肢を持たせるために現場から多少の時差を作って放送しています。

さらに、ネット配信の場合はその時差はさらに長くなり、さらにアクセス集中などが起こると技術的な問題がなくても映像が切れてしまう可能性を常に持っています。つまり、テレビであってもネット配信であっても、「LIVE」「生中継」と画面に表示されていても、数秒から数十秒というタイムラグが出ています。今回のWBCではイニング毎のコマーシャルタイムが決まっている(2分くらい?)ようですが、CM再開後には当り前のようにプレイが始まっているのは、何らかの調整が行なわれているのではないかと私は思っています。

先日、WBCで日本対韓国の試合が行なわれたのですが、私の家ではネットフリックスで中継を見ていたのですが、5対3と日本がリードしていて韓国のバッターがロサンゼルス・ドジャースのキム・ヘソン選手というところで、おもむろに地元でも放送されているラジオのスイッチを入れたところ、ラジオからは「韓国同点!」というアナウンスがありました。テレビの方を見ると、全くそんな感じではなかったのですが、しばらくネット配信の中継を見ていてその理由がわかりました。キム・ヘソン選手が2ランホームランを放ち、それで同点になっていたのですね。

改めて、そこでネット配信とラジオと中継とではかなりのタイムラグがあるということがわかりました。だとすると、現地て行って観戦しながら解説も聞いたいという場合は、ポケットラジオを持って行くことが今でもベストな選択であることを認識しました。

昔は、ソニーやナショナル(現パナソニック)のトランジスタラジオにイヤホンを接続し、野球場で解説付きの野球観戦を楽しんでいる人が多くいましたが、もし同じことをスマホを使って行なおうとした場合、ネットフリックスの動画配信はなおのこと、Radikoを使ったインターネットラジオでも同時配信はしてくれませんので、現地では実況および解説が過去の現場について喋ることになり、聞く方もストレスがたまるかも知れません。野球だけでなくスポーツイベントでラジオ中継があるような場合は、スマホに頼るのではなくポケットラジオも持っていくことをおすすめします。

逆に、パブリックビューイングで多くの人が楽しんでいる中でラジオを聞いていると、その場だけですが自分が「予言者」のような事をすることができます。先述のタイミングで私がパブリックビューイングの会場にいた場合、一番にキム・ヘソンの同点ホームランという事実を知ることができるので、それを周りに伝えれば「なぜ?」という風に思われるでしょう。

ただ、皆で試合を楽しんでいるのに、一人だけ先行して結果を知っているというのはあまり良い事ではないと思うので、ラジオで一刻も早く結果を知りたいと思っている方は、あまり周りの人にその結果を言うべきではないと思います。それでも、各メディアの特性を理解することで、ネット配信やテレビで隠したいことをラジオは伝えてくれるかも知れません。というわけで、ここのところ多くのラジオ製品を紹介していますが、やはり一家に一台はラジオを持っておくことは無駄ではないと思います。

スペア電池と充電機を買うよりも安くその機能を満たすハードをより安く購入してみた

先日購入した「Retekess V115」というポケットラジオはかなり使い勝手が良く、最近はラジオだけでなくCDデータをmicroSDカードに移して聴いたり、ラジオ本体で録音したラジオ番組を聞くような事もしています。持ち歩くだけでなく家でもラジオを付けながら作業する際に使ってみたりして、すっかりお気に入りになってしまいました。

このラジオの特徴の一つに、電池の形態があります。日本でポケットラジオと言えば単三や単四の乾電池(充電式のエネループを代用に私は使っていますが)で動くものがほとんどだと思うのですが、「Retekess V115」は昔の携帯電話用の「BL-5C」という1000mA/3.7Vという薄型のリチウムイオン電池を使っています。

充電は本体にあるUSB-C端子から行なうのですが、空の状態からだとそれなりに時間がかかり、放送を聴きながら充電もできるのですが、場合によってはノイズが乗ることもあります。それでも、充電式のラジオの多くがユーザーが内蔵の充電池を交換できない仕様になっているものも少なくない中で普通に交換できるので、例えば過充電で電池が膨らんだとしても追加で電池のみを購入すれば修理に出す必要がないのは有難いことです。

そこで、日本で売っているROWA(各社リチウムイオン電池の互換電池の販売で有名)から予備用の電池と充電器を購入しようとしたのですが、今回はちょっと変わった予備電池と充電器のセットを購入する事にしました。

先日から始まったアマゾンの新生活セールでいくらか安くなってくれると有難いなと思っていたのですが、残念ながらROWAの互換電池はセール対象外で、充電器とBL-5Cのセットが1,450円でした。ラジオにセットされている電池は単体で買うと高く付くものだなと思って色々調べてみたら、AliexpressでBL-5Cを使っているRetekess V115とは違うポケットラジオ「XHDATA D-328」が1,390円で売っているではないですか。このラジオは今年最初に購入した同じXHDATAのD-219というアナログ表示の短波の感度が良いラジオにMP3プレイヤーが付いているモデルなのですが、当然ながらUSB-C端子からの充電に対応しています。

今回の価格は他に2点どんなものでもまとめ購入することで適用されるので、純粋に1,390円だけで済むわけではないのですが、まとめ買い製品の中に、航空機にモバイルバッテリーを安全に持ち込むことができるバッテリー用の耐火袋があったので、それらを合わせて2,000円弱でまとめ購入しました。

どちらにしても、BL-5C自体が昔のリチウムイオン電池ということもあるので、他のモバイルバッテリーと一緒に耐火袋に入れて持ち運ぼうと考えていたところで、耐火袋は日本で買うと結構高いので、さすがにジップロックにバッテリーを入れて運ぶよりは安心できるだろうということで、こんな感じでラジオを増やすことになってしまいました(笑)。

XHDATA D-328については、D-219を使っているので感度的にはRetekess V115の短波の感度を補うものとしても使えますし、Retekess V115を使っている時にはBL-5Cの充電器としても使えます。これはD-326を使っている時でもV115で充電するというような使い方もできるので、二台のラジオをリレー的に使うことで連続使用が可能になるというメリットもあるのではないでしょうか。

それにしても、予備電池と充電器を買う値段より安くそれなりに使えるラジオが入手できるとはびっくりです。恐らくこの二台のラジオを持っていけば、海外旅行先でもそれなりに使い分けられるようになると思います。バッグの中には20Wクラスの折りたたみソーラーパネルもあり、いざという時にはモバイルバッテリーへの充電も可能なので、専用電池であってもまさに携帯電話を充電するように、災害時でも連続使用はできるだろうと思います。

ただ唯一、乾電池使用ラジオの場合は使い切りのアルカリ電池を使えるというメリットはありますが、災害時には電池は普通に買えないと思いますし、災害時にはスマホの充電ができるような感じで環境を整備しているので、専用リチウムイオン電池使用のラジオでもそこまで困らないのではないかと、ある意味楽観的に考えています。ただ、以前ここで紹介した単四電池2本使用のイヤホン専用ラジオもバッグには忍ばせてあるので、その点にも抜かりはないと思うのですが。

旅の荷物を減らすため多機能ラジオ「Retekess v115」購入レポート(2)便利な付随機能

前回は、この「Retekess V115」購入の決め手となったスピーカー回りの機能について、リンクとともに紹介しましたが、このラジオにはそのスピーカーを単にラジオ聴取だけでなく他の事にも利用可能な二つの仕組みがあります。まず、一つ目は本体にあるイヤホン端子とは別に存在する「Line in」と書かれた端子についてです。

その昔、ラジカセの中でも比較的高性能をうたう製品にはこの端子がありました。外部入力に特化した端子は、別の機器を接続してその機器からの音をパッシブラジエイター対応のこのラジオのスピーカーから出すために存在します。実は、このラジオを購入する直前まで、常用持ち運ぶバッグの中にBluetoothだけでなく有線によるLine入力にも対応したAnkerの「Soundcore2」およびケーブルを持ち歩いていたのです。

これはこれで、ステレオ出力に対応しているので小さい割にかなり良い音は出るのですが、バッテリーは内蔵式でずっしりとした重さがあります。旅行やお出掛けの際に、野外で音楽などを楽しみたい場合に使いたいと思っていたのですが、明らかに取り回しは悪く、単体で使う状況も限られてしまいます。

しかし、このラジオを外部有線接続スピーカーとして使えば、出力はモノラルにはなるものの、それなりによい音でラジオとして使いつつ、外部音源からも遅延なく出力をすることができます。具体的にはスマホ・タブレット・パソコン・ポータブルオーディオプレーヤーと接続して使うことも想定しています。ケーブルを接続するとラジオの方で自動認識されるので、簡単に外部スピーカーとして使うことができます。出力もそれなりになるので、ノートパソコンから出力する音が小さいと思った時に使うには良さそうです。

今まではそれを単体のスピーカーで行なってきたのですが、これからはラジオのスピーカーを流用することになり、バッグの中味をかなり減らすことができました。ステレオで聴けないというディメリットはあるものの、大幅に荷物を減らしさらには電池を交換すればスピーカーが電池トラブルで使えなくなることもないというメリットの方が大きいと思います。

更にこのラジオは、本体にメモリーカードスロット(国内販売されているmicroSDカードが入る)を搭載しており、音楽を直接メモリーから読み込んで聴くことができる機能や、ラジオ番組や普通に外部の音を録音するICレコーダー機能が付いています。音楽再生については本体の操作で、フォルダにあらかじめCDアルバムの全曲を入れておけば、フォルダ内だけ聞いたり、ランダムに全曲の中から聞いたり、一曲をリピートさせることもできます。ファイルの日本語表示がうまく出ないところもありますが、そこは日本メーカーでない中華ラジオの味と言うこともでき、個人的には許容範囲です。2~3千円のラジオとしては素晴らしい機能だと思います。

本体設定で90分までのスリープ機能(自動的に電源を切る時間を設定できる)もありますので、車中泊などで聞きながら寝てしまっても安心です。これは個人的な楽しみなのですが、以前「着うた」で購入した群馬電気「呼びこみ君」の音(「No.4」という曲名のスーパーの焼き芋コーナーでよく流れている耳に残る曲)を「一曲リピート」でかけると車内がスーパーの雰囲気になります。また、ラジオ体操を番組録音したデータも入っているので、車中泊の朝、誰もいない場所で一人ラジオ体操もできます(笑)。

このように、追加性能も実に面白く、旅に持っていくだけではもったいない、常に使っていたいラジオに仕上っています。唯一残念なのは、先に購入したD-219と比べるとAMとFMの感度は素晴らしいものの、短波の感度が少し落ちることです。ラジオNikkeiは家の中でも場所を選びますが何とか聞こえますが、良く入感するところに移動しないと難しいので、海外旅行に行く場合にはD-219も持って行く方が良いのかなとも思えます。ただ国内で常用するのなら、追加機能も楽しく使え、スマホの役割を一部肩代わりしてくれるこのラジオは十分買いのモデルであると思います。

最後になりますが、同じメーカーから新機種の「V115P」というモデルが出ていますが、電池が「BL-10P」という容量は多いものの国内では購入しにくいものに代わっていて、時計機能が付いたり、さらにBluetoothスピーカーとして使えたりLEDライトが付くといった「全部入り」になっているものの、そこまでのてんこ盛り機能は私には必要なく、最少音量の「01」の音量がV115よりかなり大きいといった口コミもあるので、おやすみラジオとして使うには気になります。気軽に使うなら旧モデルの「V115」の方が私には向いていますし、V115Pになって聞ける範囲が増えた点を補うために、別のラジオ(例えばXHDATAのD-808など)を追加購入してこれをホームラジオとして使い分けた方が幸せになれそうです。

旅の荷物を減らすため多機能ラジオ「Retekess v115」購入レポート(1)購入の経緯

昨年から日々持ち運ぶラジオについて試行錯誤を繰り返していまして、かなり変な変遷を繰り返しています。基本は、スマホが使えないような状況に備え、単三電池(といっても充電式のエネループ)2本で長時間動く手のひら大のラジオということで、一応落ち着いたのが日本のメーカー山善の「YTM-R100」というアナログ手回し発電可能なFM/AMラジオです。

このラジオは電池を充電池にためるのではなく、容量は少ないですが半永久的に利用可能なスーパーキャパシタにためるようになっていて、手回し発電の他、モバイルバッテリーからでも蓄電可能です。ラジオの回路は昔のラジオ(アナログ)なので、電池持ちも最近の主流であるDSP(デジタル)ラジオよりも長時間使えます。どこへ行っても電池が手に入らない、さらに充電池(この場合は外部電池として乾電池の代わりとして使うエネループのこと)も充電できない状況では今でもベストバイだと思います。LEDライトが付いているのも心強いです。

ただ、2026年に入って大きな地震で地元のラジオ送信施設が使えなくなり、ラジオが聞けなくなるとか、前回書いた海外旅行時のもしもの借えとして短波が聞け、さらに単三電池2本で利用できるラジオが欲しくなりました。そして手に入れたのが、中華ラジオのXHDATA「D-219(1Kモデル)」です。このラジオはダイヤルを回して放送局を探すアナログラジオのような見てくれをしていますが、中味はデジタルのDSPラジオです。ただ、それなりに感度は良く、特に短波の感度は今回紹介する中でも一番高いのでは? と思います。

海外旅行に行く場合、念の為このラジオを予備として持っていく可能性は高いですが、操作が簡単ではあるものの、ちょっとしたことでダイヤルがずれると、アナログラジオのように聞こえ続けないでいきなり放送が切れてしまいます(それが1か0かのデジタルの特長であるわけなのですが)。それでも、ラジオ単体で使うにした場合2千円くらいで海外でも使えるラジオは便利なので、このラジオを一軍として使っていたのですが、今回また交代となりました。新しく購入したのが「Retekess v115」というポケットラジオです。改めて3台のラジオを並べてみました。上がYTM-R100、下の向かって左がD-219、右がV115です。本体の厚さはYTM-R100が際立って厚く、V115は薄くて小さくて軽いという特長があります。

「Retekess V115」は、D-119と比べると大きさは同じくらいですが、その薄さが際立ちます。なぜかというと、このラジオは昔のガラケーに使われているような薄い長方形のリチウムイオン電池(型番はBL-5Cというノキアやソフトバンクの3Gガラケー用の製品で、現在は汎用的に他のラジオなどにも採用されているそう)が使われています。

かつてコンデジをメインで使っていたころ、互換の予備バッテリーを購入していたロワジャパンでも充電器付きの製品が売られていて、電池2つ+充電器のセットが2千円強ぐらいになっています。多くのリチウムイオン電池を使用したハードはユーザー自身で交換することができませんが(強引に交換すると保証無しになる)、これはガラケーのように簡単に交換できます。この場合、単三2本使用のラジオを常にエネループに代替して使っている私としては(つまりアルカリ・マンガン電池は使わない)、単に電池の形状が変わるだけで、大きさ的にはかなりエネループよりも小さくなって持ち運びしやすいので、私にとっては専用電池ということがディメリットにはならないと思いました。

充電する場合、本体にはUSB-C端子があり、低出力のACアダプターに接続して本体での充電ができます(ただし充電時間は長い)。別に充電器を買えばもっと便利になるのですが、最悪充電器を持っていなくても、USBケーブルさえあれば何とかなる安心感はあります。

ラジオ自体は全てデジタル表示のDSPラジオで、オートスキャンの他、周波数を直接入力することもできます。放送局のプリセットも可能なので、いちいち選局をしないで良いという点では、アナログチューニングのラジオよりも楽です。しかし、世の中にはデジタルチューニングができるポケットラジオなどかなり多くあります。その中でなぜ私が「Retekess V115」にたどり着いたのかというのは、以下の「宮甚商店」さんのYouTubeによる本機レビューを見たことにあります。単なる感想ではなく、データも加味した素晴らしいレビューです。私のこの文章以上の情報が下のリンク先動画には詰まっているので、興味のある方はどうぞご覧下さい。

・YouTube「宮甚商店」さんによる「Retekess V115」レビュー

普通のポケットラジオは、それこそソニーが世界で初めて小さなトランジスタラジオを出した頃から、そこまでスピーカーから出力する音に変わりはないというのがそれまでの私の思い込みでした。しかし、レビューを見たら付いているスピーカーの性能だけでなく、本体裏にある「MEGA BASS」という装置を使って低音を出す仕組みによって、普通のポケットラジオ離れな音がするとのこと。さらに、FM/AMの感度はアイコムの数万する受信機と比べても悪くないとのこと(SWの感度が気になりますが……)。

ちなみに、このスピーカーの仕組みはパッシブラジエイターというものだということも知りました。興味のある方のために、その機能について紹介しているページがありましたので、そちらのページも紹介します。

【オーディオTips】小型スピーカーに豊かな低音を与える、パッシブラジエイターの魅力

Amazonでは2026年3月現在、3,300円ほどですが、大きなセールの時には3千円くらいにまで下がる場合があります。私は、中国のAliExpressのセールでクーポンを使える時期に、2千円ちょっとで購入することができました。2~3千円のラジオとしては基本性能が優れているだけでなく、かなりの多機能でそれが今まで私が持っていた荷物を減らすことができる素晴らしい機能があります。次回はそうしたラジオ以外の追加機能について紹介します。

海外有事の際に持っていると日本からの情報を取ることができる「短波ラジオ」の話

日本のマスコミはトップニュースにWBCのVTRを延々と流している現在(2026年3月)ですが、日本から海外に目を転じると大変な事になっています。イランにイスラエルとアメリカが攻撃をして、イラン国内の通信インフラはほとんど使えない状況のところもあるということです。

今回は中東での話でしたが、場所を限定することなく世界中どこへ行ってもクーデターや政変、戦争などに巻き込まれる恐れはあるので、その時に慌てないように正しい情報を得るように日々考えておくべきだと思います。

そんな中、NHKは世界に向けたラジオ放送のうち日本語を使った放送(中東向け)を24時間放送にし、AMのNHK第一放送を中心に現地で役立つ情報なども合わせて放送することを発表しました。ちなみにその周波数は「6150 kHz フランス」「11800 kHz フランス」「11675 kHz 八俣」の3つです。以下のページは外務省のページですが、そこからNHKの海外放送サイトへのリンクがあり、そこから最新の情報がダウンロードできますので、海外旅行に行く前にこの中の周波数と放送時間がまとまっているPDFファイルを保存した上、印刷して持っていくことを強くおすすめします。

https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_tanpa.html

番組表とともにバッグに入れておきたいのが「ラジオ」ですが、これは日本国内で使えるAM/FM局だけしか聞けないものでは意味がありません。少なくともSW(短波放送)の聞けるラジオを用意しておくべきでしょう。私は日常的に短波放送を使っていると思われる、お隣の中国のメーカーのラジオ、通称・中華ラジオを複数台持っています。2~3,000円くらいでも短波が聞けるものが結構あり、昔なら4~5万するような機能を備えた高性能ラジオであっても1万円くらい出せばアマゾンでも買えるようになっています。そうしたラジオとホテルの窓のカーテンレールにぶら下げることで感度不足を補う簡易アンテナをセットで持っていって、何とかNHKの日本語放送を聞けるように頑張ると思います。

ちなみに、地球規模でインターネットの利用が可能なStarlinkについては、今回のイランについても意図的に遮断したり利用者を逮捕するというような危険が伴う場合があります。ラジオの場合はそれでも外から見えなければどこでラジオを聞いているかわかるということはありませんし、本体が小さいので危険な時には隠すこともできます。運悪く没収されたとしても、物自体は安いものを持って行けばそうダメージは食らいません。

私が今年になってから購入したものでは、XHDATAのD-219はDSPラジオにも関わらずアナログ選局ですが、操作は昔のラジオと同じなので悩むことなく使え、短波は6MHzあたりで自宅からでもラジオNikkeiの電波を拾うことができるくらいの感度があるので、失くしても惜しくないという点で言えば、海外旅行に持っていくためのラジオの候補にはなると思います。

NHKラジオの減波の影響は実は細かな所で襲ってきそうなので「ラジオ深夜便」リスナーは気を付けよう

一昨日(2月23日)の日付が変わった頃、ちょっと寝付けなかったのでラジオを付けてNHKの「ラジオ深夜便」を聴こうと思ったらいっこうに聞こえてきませんでした。色々調べたところ、私の住む静岡放送局の送信設備点検の日にあたるということで、NHK静岡局のホームページに告知がありました。

以前はそうした場合、ラジオ深夜便はFMでの同時放送が行なわれていたので、NHKFMに合わせてみたところ、何とAMとの同時放送ではなくFM独自の放送が行なわれていたので、少なくとも手持ちのポケットラジオでは「ラジオ深夜便」を聴くことができないことがわかったのです。

手持ちのラジオの中には長距離受信に強いホームラジオもあるので、NHK東京や名古屋にダイヤルを合わせて聴くことも可能なのですが、恐らくNHKの意向としてはラジオではなくスマホアプリの「らじる☆らじる」で聞いてくれということなのでしょう。

ただ、その場合ラジオを時計代わりに使っていると、かなり時間がずれ、時報も聞けなくなるというウィークポイントがあります。今のラジオ放送を全てネット経由に変えられないのにはそうした理由があります。出勤前にラジオを聞きながら準備をしていると、番組のどのコーナーになったらもう家を出ないとまずいというような感じにもなってきます。それを同じようにラジコやらじる☆らじるでやろうとするとそれと気付かずに出発が遅れてしまうということもあるので、私は少なくとも出勤前のラジオは手持ちのラジオ放送を直接聞く派です。

もうすぐ、NHKのAMラジオが第一と第二の二波体制から一波になり、FM放送と合わせて番組を分けるような形になると、ますます保守点検時にどうするか? という問題とぶつかります。そんなわけで、そんな場合でも近隣の放送局の遠距離受信(夜間はAMだと電波が飛びやすいので感度の良いラジオなら可能)ができそうなラジオをメインに使おうかな? と考えているところです。

FIIOのFMラジオが電池交換可能、スピーカー、アンテナ付きになって新登場か?

中国の音響機器メーカーFIIOは、高いものもありますが買いやすい価格帯のものでも面白い製品があり、私も先日ミュージックプレーヤーのEcho miniを購入させていただきました。

実は、このミュージックプレーヤーを購入する以前に気になっていた商品があります。ライターサイズのポケットラジオで、ハイレゾ音源対応なDAC付きのヘッドフォンアンプとしてUSB-C端子経由でハイレゾ音源に対応するRR11という製品です。

日本のラジオと違って、思い切りが良いというか聴けるラジオ放送はFMのみです。ただ、日本では民放AM局がFM帯に移行することが決定していますので、NHKの放送をメインに聴いている方にとっては魅力が薄れると思う人もいるでしょう。しかも、日本での売り出し価格が8,800円とかなり高い製品です。これはなぜかというとRR11にはラジオとしてだけではなく、ヘッドフォンアンプとしても使えるようになっています。デジタルをアナログに変換するチップは本体内にはなく付属のケーブル内にあり、DACとして使うためにはスマホのUSB-C端子を付属のケーブルでRR11に接続することによって、ボリュームおよび重低音のスイッチを使えるようになります。

日本のサイトでは価格は安定していますが、先日中国の通販サイトを見たら一気に価格が下がっていて、クーポンなどを利用すればぎりぎり5千円台の6千円弱まで価格が下がっていました。気になったので調べてみると、日本ではどうかわかりませんが、4月と8月に2つの新機種が販売になるとのニュースが流れてきました。

一つがRR13という型番のラジオで、ライターサイズのラジオながらスピーカーとロッドアンテナが付き、交換可能な電池利用へと変わりました(ニッケル水素かリチウムイオンなのかは未確認です)。RR11のようにイヤホンをアンテナ代わりにしなくてもFM放送が利用可能で、本体内の電池を交換することで稼働時間を伸ばせます。

さらに、上位機種のRR15はFMだけでなくSW(短波)の利用もできるようになっているようです。価格は恐らくRR11より高くなるでしょうが、新しいシリーズで羨ましいのは電池交換が可能ということぐらいで、スピーカーやロッドアンテナ、さらにSWについては別のラジオで代替できるので、そこまでの魅力を感じません。AM・FM・SWが聴けるポケットラジオはすでにこのブログでも紹介したXHDATAのD-219やD-220で十分代替できます。というか、ラジオとしての能力を上げてこれ一台で済ましたい人のニーズには合うでしょう。

すでにDACとしてもバージョンアップで利用可能な音楽プレーヤーのEcho miniも利用可能で、その他のDACとしては充電しながら利用可能なダイソーの変換プラグも持っているのですが、質感のよいRR11が安くなるなら、新型のものにすぐに飛び付かず、まずはそちらから試してみるのも良いかなと思ったりもしました。

その点では国内のネットショップだけではなく海外のサイトを併用することで早くそうした情報に触れることができ、日本国内では決してそこまで下がらないであろう製品を安く買えるチャンスが増えますね。ラジオの場合は技適の問題は起こらず(それ自身で電波を発射しないため)、海外から直接購入しても普通に使うことができるので、ラジオというよりは重低音切替、ボリューム付きのヘッドフォンアンプとしてRR11を使ってみようかなと今は思っています。

XHDATAのD-219には三種類あるので海外サイトからの購入には事前に注意をした上で購入しよう

先日、縦型のポケットラジオ(中国メーカーの中華ラジオ)XHDATA・D-220というラジオについて紹介しました。このラジオは日本で出ているラジオと同じような感じだと思いきや、何とAM・FMに加えて短波(SW)の受信も可能なので、国内ではラジオNIKKEIの受信が可能になるので、より多くの放送局の中から聞くものを選べるということになります。

実は、その際に同時に到着していたもう一台のラジオがありました。それが同じXHDATAのD-219というラジオです。このラジオは同じようにAM・FM・SWが聞け、単三電池2本で動くラジオですが、より短波放送を選曲しやすいように4.75~22MHzの範囲を9つのバントに分けて選局しやすいようにしています。ダイヤルはアナログでDSPラジオというのはD-220と同じですが、操作は音量調整とラジオ選局だけの直感的な古いラジオと同じような操作性で、個人的には実に使いやすいものになっています。

また、電源についてもスイッチが独立していて、D-220のボリュームと連動するものと違い、バッグの中に電池を入れた状態で入れておいても勝手にスイッチが入る可能性が低くなっているのも良いと思います。さらに、D-220はFM・SW用のロッドアンテナは垂直に伸びるだけなのですが、D-219の方は日本製のポケットラジオと同じように、伸ばした状態でぐるっと回ります。

購入時には、日常使い用にD-220を使いながら短波放送を狙って聴きたい時や、旅行中に野外・車内・ホテル内でラジオを聴きたい場合にはD-219を持っていって直感的に使いたいと思っていたのですが、最初に到着したD-219は日本およびアジア・ヨーロッパのAM局を利用できない仕様であることに気付き、すぐに世界中で使えるバージョンアップされたD-219を注文し、先日届きました。今回は、日本国内で購入される場合には気にする必要はないものの、海外サイトから入手する場合に気を付けたい注意点について紹介しようと思います。

まず、従来のD-219の色は「シルバー」と「グレー」から選べるようになっています。色だけではなく内容にも2種類あり、その違いは、AMの周波数の刻み方が違います。今回先に私が購入した従来のD-219「シルバー」は、520~1730kHzとなっていますが、日本国内で販売されているD-219の周波数刻みは、522~1620kHzとなっています。これは、日本国内およびアジア・ヨーロッパのAM放送局は9kHz刻みで並んでいるので、選局だいやるを回すと522kHzから9kHzずつずれていく作りになっているのに対し、私が先に購入したD-219は上の写真のように、520kHzから10kHzずつずれていくようになっています。

これは、以前にも書きましたが先に届いたラジオで日本の放送局、地元の静岡放送を聞こうとした場合、現在のAMでの周波数は1404kHzなのですが、どんなにダイヤルを細かく回しても1400および1410kHzしか選局できないので正確に放送局を捉えることができないのです。今後は民放のAM局がFM局に移るので、FMだけでも使えれば大丈夫ということはあるかも知れませんが、NHKは残りますので旅先に持って行ってAM局を聞くには使えないラジオになってしまいます。

海外サイトでは従来のD-219については「9kHz」ないし「10kHz」刻みの二種類あるので、日本国内でしか使わない場合は「9kHz」刻みの方を買うべきなのですが、今後海外旅行で使いたいという場合には、特に北・中・南米に行く場合はAMが10kHz刻みになるのでそちらが使えなくなります。

そこで、新たにメーカーから出たのが同じD-219でもより細かく「1kHz」刻みで選局できる「D-219 1kHz」という3つ目のD-219の存在です。今回私はそちらのラジオを購入しました。色は従来のものと違って「白」と「緑」があり、私は区別をしやすくするため緑の方を購入しました。

試用して問題なく国内のAM放送の全てを受信できるのを確認し、同じXHDATAのワイヤーアンテナと一緒に持ち歩くことで、より旅行中のラジオ受信がしやすくなるようなセットを作ることができました。従来のD-219と比べると新しいD-219は若干高くはなっていますが、私が購入した新型は2千円弱でした。一応日本のアマゾンでも緑色のD-219が出てくる商品ページがあり、中国からの配送で購入は可能みたいなのですが、製品情報を見ると従来品のものを流用されていたりして、本当に新しいものが来るのかどうかわからないのであえてそのリンクは貼りません。これから新しいものも日本市場に出てくるのではないかと思いますので、購入時には販売者の方に聞いてみるなど、きちんと確認されることをおすすめします。

先ほど紹介したワイヤーアンテナと一緒に、ダイソーの片耳ステレオイヤホン(プラグはステレオでも片方だけで聞ける)と合わせて使えば、旅用のラジオとして十分に使えます。海外から日本のラジオジャパンを聞くためにも使えそうですし、これを書いている現在、国内のインターネット接続が遮断され、Starlinkの電波を妨害したりアンテナを没収したりする状況というイランのような急に政情不安が起こった地域にたまたま旅行していた場合の頼みの綱としても十分に有りではないかと思えます。色々なラジオがある中で、安く買え直感的に使える(説明書を見なくても操作できる)ワールドバンドラジオとしてこの「D-219 1kHz」は個人的にはおすすめのラジオではないかと思っています。

(追記)

書き忘れましたが、このラジオには外部電源(5V)の細いプラグで接続すると乾電池を入れなくても動きます。残念ながらACアダプターやケーブルは同梱されていなかったので、この機能には本文で触れなかったのですが、家の中をごそごそしていて代用品を見付けました。

D-219の上面にあるのが、右から「電源スイッチ」「ステレオイヤホン端子(モノラルの片耳イヤホンは使えず、ステレオイヤホンを接続してもステレオ出力しません)」、そして電源端子になります。

今回たまたまソニーのポータブルゲーム機・PSPをUSB経由で動かしていた時のケーブルを見付けました。この端子は丸ピンと言われ、以前は一般的に使われていたものですが、最近ではポータブルナビのゴリラ用としても売られていますので、入手されたい方はこちらから確認してみて下さい。

ただこのプラグはD-219とははまらないので、このプラグに付ける変換プラグが必要になります。たまたまソーラーパネルを購入した際に付いていた多くの変換プラグの中でぴったりはまるものがありましたので、プラグをモバイルバッテリーに接続した上でラジオのスイッチを入れたところ、問題なくラジオのスイッチが入りました。具体的にどの変換プラグが合うのかわからないですが、直径を計ると4mmくらいだと思います。変換プラグがセットになったものもあると思うので、興味のある方はぜひ探してみて下さい(こういったものもありますが、私が今回使ったものと同じアダプターがあるかは保証できませんので、利用は自己責任となりますのでその点はご注意下さい)。これで、単なる旅行用ラジオからモバイルバッテリー経由で動く災害ラジオとしても使えるようになりました。興味のある方はぜひ試してみて下さい。

Aliexpress経由で購入したラジオのうちまずXHDATA D-220について紹介してみる

先日のブログでネット購入を報告していたラジオのうち、間違って買ったラジオと一緒に届いたのが、今回紹介するXHDATA D-220というポケットラジオです。

https://note.com/khyama/n/nacfa3570fdab

そもそも、上のリンクでこのラジオを防災用ラジオとして紹介していた内容になるほどと思い、中国のショッピングサイトAliexpressを覗いてみたら、たまたまその時に千円ちょっとで送料無料という形で購入可能だったのでとにかく注文をしてしまった次第です。その後、色々と調べていたところ他のラジオも欲しくなり、勢いで追加注文したラジオがAMの受信ステップ10kHzという、日本国内では使えない北米・中南米仕様のラジオで後日、同じ型番の日本国内で使用可能なラジオを買い足したのですが、その比較なども含めて、現在まだ届いていないラジオが届いた際に改めてもう一台のラジオについてはレビューしようと思います。今回は、最初に購入を決めたポケットラジオD-220について使ってみた感想などを書いていこうと思います。

実物は日本で売っている安物のスピーカー付きラジオにしか見えません。実際千円ちょっとで買っているので、安物には違いないのですが、ダイヤルを回して選局するアナログ方式のようなラジオではあるものの、内部構造はDSPというデジタル方式のラジオで、使い勝手は昔のラジオを使っていた人ならまず間違えることがないというのがまずはポイントです。

私は、いわゆる中華ラジオの中でデジタル選曲やSSB受信もできる、高性能なマルチバンドラジオも持っているのですが、電池が単三3本仕様ということと、説明書が無いと全ての機能を使いこなせないということで、なかなかいざという時に使いこなせていないという点を何とかしたいと思っていました。D-220は単三2本仕様なので、いつも持っているUSBケーブルで単三・単四が2本ずつ充電できる充電器を使えば四本の単三電池をローテーションして使えるため、ラジオ以外の他の機器と電池を共通化できて便利なのです。

ただ、日本のポケットラジオと違って戸惑う事もあります。まずロッドアンテナは垂直に伸びるだけで傾けることも回転させることもできません。あと、イヤホン端子はモノラルですが、日本のラジオ用の片耳イヤホンだと音が出ないのでステレオイヤホンを差して使う必要があります。

私の場合は、以前このブログでも紹介したステレオの音源を片耳で聞けるダイソーで売っていた片耳イヤホンを持っているので、このラジオ用のイヤホンとして使うことにしました。アンテナについては、このラジオはさすがDSPラジオということで結構感度が良いので、垂直状態から動かなくてもそこまで気になりません。スピーカーからの音は割れることなく聴きやすい音質だと思います。ただ、これもDSPラジオの特長として、最小限にボリュームを絞ってもけっこう音が大きくなってしまうという性質があるので、その点は十分理解した上で購入の判断をするのが良いでしょう。

あと、このラジオはAMは国内で利用できますし、FMについても2バンド切り替えになっていて、FM1は87~108MHzとAM局の引っ越し先にぴったりはまり、FM2は64~108MHzになっているので従来のFM局を聴くのに便利です。そして、もう一つこのラジオの大きな特長として、SWの表示のある短波放送も受信可能になっているという点が挙げられます。

受信できる周波数は5.6~22MHzで、日本からだと中国・ロシア・韓国・北朝鮮・台湾などの局が入ってきますが、自宅の鉄筋コンクリートの建物でも、窓際に行ってロッドアンテナを伸ばせば(窓は閉まっている)、千葉に送信所のあるラジオNIKKEI(旧・日本短波放送)の第一放送・6.055MHzを受信可能でした。まず考えられない事ですが地元局(コミュニティFM局含む)が聞こえなくなってしまった場合の最後の砦が短波放送であり、NHKの高出力放送局からの放送です。このラジオは感度が良いので、昼間でも静岡から高性能ラジオを使えば何とか聴こえるNHK秋田第二放送(774kHz・500kW)も入る可能性がありますが、現状でそのまま聴けるということになると、ラジオNIKKEIの送信所が被害を受けなければ、何とか情報を受けることがこのラジオがあれば可能ということになるので、FMとAMの二バンドラジオと比べて安心感があります。

このラジオは防災用というより、日常的にちょっとラジオを部屋で聴きたいような場合に利用するような事を考えています。いざという時はこれを持って外に出て、高台に避難すれば受信環境はさらに良くなると思いますし、かなりオールマイティに使えるラジオですね。DSPラジオなのにアナログ風で選局のやり方に慣れれば誰でも簡単に使いこなすことができるという点で、家族全員が使えるラジオとしても面白いのではないかと思います。

何事も踏み出してみないと物事の本質は理解できないと思った失敗?買い物の件

お正月のテレビ特番を見ていて「何でもAIに聞いて行動する娘」を何とかしたいという大阪ABCテレビの「探偵!ナイトスクープ」の総集編を見ました。何でも人権に関する標語の応募をするのにAIに聞いて提出した標語が表彰を受けてしまったそう。自分で考えるより先にAIに解決してもらう生き方というのは効率的ではありますが、あまりAIに頼りすぎてしまうと、その後の人生においてどんな風景が広がっていくのか、そんな事を考えながら見ていました。

私の場合は積極的にAIを活用しているとは言えないものの、最近ではネット検索をすると最初にAIによる回答が出てくるので、ついそちらに引きずられそうになりますが、それだけに頼っていると、何か大きな失敗をやらかしそうで怖くもあります。

今回は、前回のブログで少し紹介したポケットラジオの購入時にちょっとした間違った買い物をしてしまったことを皆さんに紹介しなければなりません。といっても、千円くらいの損失で全く使えないわけではないので、届いた製品が初期不良でなければ返品せず、買い物の失敗を思い出し二度と同じ失敗をしないために手元に置いておこうと思っていますが、実際のところ人生の経験として大なり小なり失敗しなければ人間として成長せず、知識として体に染み入るような事はなかなかできないと思うのですね。

で、何を失敗したかと言うと、きちんと型番を入力して様々な販売チャネルで出しているものを「商品+送料」での価格で比較し、安いものというところだけに絞って安いものを購入したのですが、ラジオを海外サイトから購入するというのは、きちんと品物の細かな違いを把握しないと日本国内ではその能力を発揮できないものを手にしてしまうのです。二台注文したうちの一台のラジオが、国内で売られているものとは微妙に違うものでした。

ラジオにはAM・FM・SW(短波)がありますが、そのうちAM(中波)については国によって使えてもうまく放送局が聞こえない可能性のあるラジオが存在します。

これはある程度ラジオを聞き込んでいる方は知っていると思いますが、以前は世界中でAM局の周波数は10kHzごとに並んでいました。それが、より多くの放送局が混信なく放送できるよう、周波数の幅を9kHzごとに切り替えたのです。例えば、ニッポン放送の周波数は1240kHzでしたが、1978年に現在の1242kHzに変更されました。日本を含むアジアやヨーロッパでは9kHzごとの並びになっているのですが、北米/中南米のAM局は10kHz幅のままです。

現在のラジオはアナログではなくデジタルチューニングが主流で、選曲を容易にするためにダイヤルを回す毎に現地の周波数幅に合わせた調整がされているものが販売されています。日本では当然9kHzごとの可変になるのですが、それだとアメリカ大陸ではうまく放送局が入らないので、アメリカ向けのものは10kHzごとの可変になるのですね。そうです。私は北・中南米向けの方のラジオを買ってしまったのでした。

実は、日本でもアメリカでもどちらでも使える同じ型の改良版のラジオも売っていたのですが、当然購入した金額より高額でした。今ならなぜ価格が違うのかわかりますが、知らないで型番が合っているからとやみくもに買ってしまうと失敗するということの見本ですね。今回はその失敗を心に刻むために世界中で使えるものを買い足しましたが、そのラジオはまだ日本のアマゾンでは売っていないようでした。

AIによって今回の失敗を回避することはできたかということを改めて考えてみたのですが、「海外サイトでラジオを買う場合の注意」と入力して回答してもらったところ、「日本のAM放送の周波数ステップは「9kHz」ですが、アメリカなど「10kHz」ステップの地域もあり、デジタル選局式の場合は正確に同調できないことがあります。」ときちんと回答してくれていたのですが、私が購入失敗したラジオは見た目にはアナログ選局をするような感じなのですが、実はデジタル選局のDSPラジオという複雑な事情もあります。

そもそも、最近のラジオの事を良く知らないと別の意味で自分の必要とするラジオに辿り着かないということもあり、その辺は付け焼き刃的な知識だとなかなか難しいのです。そんなわけで、今回は勉強になりました。安く良い物を手に入れるには十分な知識と注意が必要です。そうした失敗を乗り越えてそれなりのノウハウをこのブログでは今後も提供させていただきたいと思っています。