昨日、いわき市付近を震源とする大きな地震がありましたが、東日本大震災が起こって半年以上経っているのにまだ起こるというのは、どれだけ大きなエネルギーの放出があったのかということを感じざるを得ません。これでは、多くの人を東北地方から遠ざけるような状況もあるかも知れませんが、私の住んでいる静岡ではこれから大きな地震がやってくると言われていますし、それは日本の他の地域としても同じでしょう。私たちは、地震の震度に一喜一憂しますが、問題なのは地震自体の規模のマグニチュードです。昨日の地震は、たまたまいわき市の近くで地震が起こったため震度5強が出ましたが、陸地から離れた所が震源だったら、ここまで大きな地震にはならなかったでしょう。改めて、冷静に観察する事が大事だろうと思います。
昨日のような大きな地震はありましたが、東北の地震ということでは発生する頻度が下がってきたことは事実ですから、今までは募金活動や物資のみの援助ということで被災地に行くことがなかった方も、東北地方へ旅をすることでの支援があってもいいような気がします。多くの人たちに東北へ来てもらうには、鉄道やバスの料金を下げることはなかなか難しく、宿泊施設単体での料金値下げなどのサービスではなかなか広くアピールできないこともあり、今回政府で出てきた東北地方の高速道路無料化というアピールはかなりのインパクトを持つでしょう。政府では12月からETCがあってもなくても東北地方の路線なら無料にするような案を出したそうですが、無料措置を土日・休日にするのか平日を含む全日にするのかはあくまで財源次第ということがあってまだはっきりとしないようです。
ただ、これから休みにどこかへ旅行しようと思っている人にとっては、果たして無料になるのかならないのかわからない状況で、宿泊施設の予約を取るということにはならないでしょう。恐らく、国会が開いている中でこのようなニュースが流れてきているのだと思うのですが、こういったことはまだ決まっていない段階で出すのではなく、決定されるか、ほぼ間違いない状況になるまで出さない方がいいのではないかと私は思いますね。例の高速無料化の時や、土日休日高速1,000円の時のようにやるのかやらないのか、続くのか続かないのかわからない状況ではなかなか旅行の計画を立てられず、結局は出掛けないという風に私はなってしまいました(^^;)。
もし報道の通りに東北地方の高速道路が無料で通行可になったら、ぜひ車中泊をしながらいろいろ回ってみたいですね(^^)。さまざまなイベントに合わせてもいいですし、朝市の開かれている場所に前日から入って、その土地の方と触れ合いながら名物の味を楽しむなんてのもいいかも知れません。ただ、これも政局頼みという側面がありますので、憶測や内部リークで書かれた記事に一喜一憂することなく、今後の成り行きを見定めていこうと思っています。