月別アーカイブ: 2014年5月

auの発表した通話定額制

 ついに6月1日からドコモが通話定額のサービスを始めます。私の場合はまわりに周知している番号がウィルコムのだれとでも定額なので、PHSと携帯電話間でのMNPが実現する2014年10月以降にならないと移行する気になりません。そんな中、ドコモ以外の携帯電話会社はどうなっているのかと思っていたところ、どうやらauの方も通話定額プランを行なうことになりそうです。

 予定では2014年の8月からということで、サービスが実施されその様子がわかった時点で手を出すことができます。料金はスマートフォン契約では(ガラケーでの実施については未確認)ドコモと横並びになるということなので、すでにauを使っている人なら契約内容変更で決まりでしょうが、外からMNPする場合はドコモとauはどちらがいいかという判断に迫られそうです。

 現時点では通話エリアの違いで、その人の行動範囲でつながるかどうかぐらいしか選択肢はないと思いますが、パケット通信プランのバリエーションがどのくらいあるかということが個人的には注目です。

 ただ、auは私が以前契約していた時に付けていたガラケーでWi-Fiが使えるサービスをスマートフォンへの移行とも取れる形でサービスを停止するとアナウンスした過去があります。ニュースでもガラケーの事は書いていませんでしたし、このままガラケーユーザーを無視するのかなという危惧もありますが、ともあれ同じ土俵でサービスを行なっていくわけですからソフトバンクもこれで参入せざるを得なくなるでしょう。そこからの他社との差別化でいろんなプランが出てくることも予想されます。もっとも、今回のauではびっくりするようなプランは出て来ないかも知れませんが、ある意味携帯電話会社の本意でないプランがどこかから出てくるかも知れません(^^)。個人的にはエリアの問題は、ドコモ以外の会社で通話定額を契約したとしても、ドコモ契約のMVNOデータ通信用SIMを差したスマートフォンで使えるようにした月額無料IP電話の番号に飛ばすことで音質はともかく着信はできますので、あまり神経質にはなりません。今回のニュースが呼び水となり、さらなるお得なプランを生んでくれることを願っています。


スタンダードアイスノンは残るのか

 以前このブログで1965年から販売されている白元の看板商品であるスタンダードタイプの「アイスノン」を紹介させていただいたことがあります。実はその時に紹介した品物は今年も使い続けているのですが、やはりというかだんだんとダメージを受けてきたので新しいものに買い替えようと思っていたところ、販売元である白元が民事再生法の適用を申請というニュースが入ってきました。

 スーパーやドラッグストアへ行くと、冷蔵庫で冷やして使う冷却まくらは多くのメーカーから出ていますが、カチカチに凍ってクーラーボックスに入れると保冷剤としても使えるのはスタンダードのアイスノンだけなので、白元の今後とともにこのアイスノンが製品として残っていくのかというのが気にかかっています。会社側としては発売から50年も形を変えずに売り続けている商品であり、思い入れは強いと思いますが、これから経営を立て直すために経営に携わる方がどう考えるかによって、製品の運命は決まってくるように思います。とりあえず私は今のうちに何とか在庫としてある分を確保しようと思っていますが、ぜひこの製品は残していって欲しいと思いますね。

 景気の浮き沈みによって会社がうまくいかなくなり、事業の継続が困難になるということはどんな業種にも良くあることなので仕方がないとは言うものの、長く売られていて当り前に手に入っていたものが急に手に入らなくなるというのには悲しいものがあります。どんなに名の売れた製品でも愛好者が少なくなれば淘汰されるというのは世の常で、仕方がないと思われる方も少なくないでしょう。しかし、老舗のメーカーが作り続けてきたものを、経営の母体が変わったところで急になくなってしまうということがあるとすれば、単に一つの製品が終わるということだけでなく、製品を取り巻く人たちの運命も変えてしまうように思います。確かに冷蔵庫から出した時点でカチカチに凍ってしまう氷枕というのは、現在多くを占めるソフトタイプで頭にフィットする氷枕に比べると使いづらいことは確かです。しかし、アイスノンの場合は温度の変化とともに頭になじんできます。1泊ぐらいの旅行の場合、クーラーボックスに入れておいてやわらかくなったところで就寝時の枕として使えば、まさに一石二鳥の便利さで夏の車中泊における寝苦しさをやわらげてくれます。食品用の保冷剤をそのまま使っても同じ効果は得られると思いますが、元々氷枕として作られたものではないため、個人的には耐久性が心配です。何と言っても手元にあるスタンダードタイプのアイスノンはこの夏で4シーズン目に入るだけの耐久性を持っているので、安心して頭を乗せられるということもあるのです。個人的には、私にとって魅力的な製品であるアイスノンが無くなって欲しくないのですが、果たしてどうなることか。今年もすでに寝苦しい夜が起こることが予想されていますが、エコな夏の過ごし方を提供するツールとして、もっと多くの人に認知されて欲しいと願っています。


OCNモバイルONEのテレビコマーシャルを見て

 すでにご存知の方も多いかと思いますが、ドコモMVNOの「OCN モバイル ONE」は他の業者と比べてもかなり大きく広告を出している印象です。イメージキャラクターにマツコ・デラックスさんを起用し、紙媒体ではかなりの露出があったように思ったのですが、先日ついにテレビコマーシャルを見る機会がありました。テレビコマーシャル自体は前から放送されていたようですが、私の住む地域ではこれまで見たことがなかったため、それだけOCNが本腰を入れてきたのでないかと思いました。

 今まで知人に携帯電話会社と契約しなくても、格安でデータ通信が使える方法があるよと説明してもなかなか浸透していなかったのが、今回のテレビコマーシャルにより、一気に認知度が上がる可能性があります。そうなると携帯電話会社を含め、他の業者はどうするのかが気になりますが、一つOCNには気になることがあります。

 というのも、以前ついにOCNもスマートフォン用に利用状況の確認やコース変換が手元でできる専用アプリを提供する話がありました。それが延期されてかなりの時間が経ちました。一応予定では6月下旬からの提供をアナウンスしていますが、どうせならテレビコマーシャルで認知度を上げると同時にアプリも提供という風にして欲しかったと思いますね。

 現在の私はOCNとIIJmioを併用しているのですが、IIJmioの専用アプリは、アプリの操作で高速→低速の切り替えが可能で、普段のWeb閲覧には低速で、ファイルのダウンロードや動画の閲覧時には高速へと簡単に切り替えられます。そして、データ通信量の確認もできるので、アプリでその日のデータ通信量を見ながら使い方を変えるということもできます。もしOCNでもアプリで日ごとの使用量がわかれば、さらに便利になるので期待しているのですが。

 今後多くの同業他社がサービスを競う中、回線の品質が良いところが生き残っていくことはもちろんですが、様々なサービスが使えるかどうかということも加入に際しての判断に寄与することになるでしょう。一般の方はコマーシャルによる認知度の有無で契約先を決めるかも知れませんが、こちらはあくまで冷静に多くのサービスを見ていきたいと思っています。コマーシャルで見て加入する方も今後増えてくると思うのですが、願わくば、OCNがアナウンスしている6月下旬までの専用アプリの提供が再度延期される事のないようにしてほしいですね。


古いカーナビと郵便番号との関係

 先日、古いカーナビを使って目的地を入力する際、気付いたことがあります。古くから変わらない場所については電話番号を入れるのが一番簡単ですが、カーナビの電話番号検索はNTTの電話帳のデータを使っていると思いますので、新しい施設の場合はヒットしないことが予想されます。古いデータを使っているカーナビの場合はさらにヒットしない施設が増えると思われますので、わかれば住所での入力が確実です。

 今ではだれでもスマートフォンを使って施設名から住所を知ることができるので、住所を調べること自体は難しくないと思いますが、古いカーナビで住所入力する場合に困るのが、市町村合併により古い町や村の名前がなくなってしまっていることです。地理に詳しければ自分の頭の中で変換して新しい住所を古い住所に変換して正しく入れられるかも知れませんが、平成の大合併で生まれた新しい地方公共団体の名前にはそれまでの歴史的経緯をすっ飛ばして付けたような名前もあるため(^^;)、その関係が全くわからない場合はどうにもならないと思われます。

 市町村合併が行なわれた後でも以前と変わらないものというのは、電話番号の他に郵便番号があります。古い住所を新しい住所に変換するには、郵便番号から住所を検索するサイトか、住所録アプリを使って郵便番号を入れれば、最新の情報が反映されているものなら問題なく新しい住所を導き出すことができます。幸いにして私のカーナビでは郵便番号による入力補助があるのですが、この機能を使うと、逆に新しい住所をカーナビに入っている古い住所表示に変換できます。

 まずインターネットや観光関連の資料などで目的地の正しい住所を入手します。その際、郵便番号が併記されているなら問題ありませんが、もし住所のみで郵便番号が表示されていない場合は、郵便局のサイト(以下のページ)で住所から郵便番号を検索して入手します。

http://www.post.japanpost.jp/zipcode/

 町自体が新しくできたというような私の知らない例外はあるかも知れませんが、もしお使いの古いカーナビに郵便番号による検索ができる機能があれば、入手した郵便番号を入力すると古いカーナビのリリース当時の住所が出てくるはずです。さすがにカーナビがリリースされた当時にはなかった道路上にある場所へのナビは無理でしょうが、そうでなければ結構古いカーナビでも使えるのではないかと思います。どうしても古いカーナビでは駄目だという場合にはスマートフォンに入っているGoogleMapのナビを使うという方法はあります。スマートフォンでカーナビを長時間続けると、機種によっては熱暴走で全ての機能がストップしてしまう可能性もあるので、個人的にはスマートフォンのナビは最後の手段にしたいと思っています(^^)。何とか車に付いている古いナビを使えないかと思っている方の参考になれば幸いです。


ブリヂストンCHeRO(クエロ)650C

 ホンダ・フィットに車載可能なスポーツタイプの自転車を探していて、たまたまブリチストンが2014年の4月中旬に出すモデルがあるということで、近所の自転車屋さんに標準的な700Cよりも多少小さめの650Cというサイズのクエロという自転車を注文しました。

 しかし、四月を過ぎ五月も終わりになろうとするまで入荷の連絡はなく、自転車屋さんの話によるとメーカーからの出荷そのものが遅れているという話で、先日ようやく品物が届き、五月下旬に納車となりました。恐らく私が入手したものがかなり早い段階のものだと思うので、そんなことも合わせて紹介させていただきたいと思います。ちなみに、私自身は現在ママチャリを主に使っていて、スポーツタイプの自転車についてはあまり知識がないということをまずはお断りさせていただきますm(_ _)m。

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 自転車屋さんにはフィットに乗って取りに行きました。もし車に載らないと購入した意味がないわけですが(^^;)、前輪を外して後部座席を上げた状態の空間に無事に収まりました。輪行袋も同時購入して用意していますが、今後は運転中に動かないような固定の仕方を含めて考えていきたいと思いますが、とりあえず後部座席2席分のみをつぶした状態でも車載できることがわかって良かったです。

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 前輪の外し方とセットの仕方は自転車屋さんに教えてもらったので、車から降ろして組み立ててみました。シンプルで落ち着いた雰囲気がいい感じです。700cと比べ小さい650cなので私の身長175cmではちょっと窮屈かなとは思いますが、サドルを調整すれば何とか普通に乗れます。私が多少の不自由を感じても、その分身長の低い人にも楽しんでもらえそうですし、何より車の中に収まることが大事でしたので、今後の運用が楽しみです。

 なお、この自転車にはワイヤーキーと六角レンチ、フロントライト(単三1本使用)が最初から付属しています。さらにユーザー登録でブリヂストン独自の盗難補償が受けられたりするなど、使っていて安心なサービスもあるので、私のような初心者でも何かあったら近所の自転車屋さんに飛び込めばいいので気が楽です。

 日本メーカーの自転車ということで、あまり自転車について細かく知らない方はママチャリの延長として考えがちな所もあるのですが、注意点もあります。この自転車はスポーツタイプの自転車になるので、タイヤに空気を入れるためにはママチャリと同じ方式ではなく、専用の物を購入するか仏式のアダプターを従来の空気入れに付ける必要があります。私の場合は、以前購入したPanasonicの小型空気入れに仏式のアダプターが付いているのでいいですが、全くそのような用意がない場合は追加の投資が必要になりますので、そうしたことも含めて自転車を選んだ方がいいと思います。私の場合でもヘルメットや簡単な工具類やそれを入れる袋、念のためもう一つのU字ロックキー、ボトル装着用のアダプターなどを徐々に揃えていこうと思っています。

 今回は最初に輪行袋も同時購入しましたが、これは自転車が汚れてしまって車の中を汚さないように考えてのことです。輪行袋があれば、自動車での旅だけでなく電車やバスでも車内持込みができたりしますので、今後の展開が期待出来ますね(^^;)。しかしこの自転車はあくまで平地をのんびり回るくらいのものとして作られているようで、変速機も8段のみなので、峠越えなどのハードな用途には向かないと思います。

 それでも、旅先でレンタサイクルを借りるような状況で使う分には必要十分以上のスペックは確保できていると思います。自転車を乗せた状態でも2名乗者可能で荷物も相当乗せられるフィットのシートアレンジに驚くとともに、今後の活用方法について考えるといろんなパターンが可能になりそうで楽しみです。



道の駅 風のマルシェ御前崎

 昨日は静岡県御前崎市で新しく道の駅としてオープンした「風のマルシェ御前崎」に行ってきました。場所的には東から向かうと、国道150線を西に進み、中部電力の浜岡原子力発電所を越えたらすぐのところです。

 道の駅の機能としては広い駐車スペースとトイレ・道路情報の入手があると思いますが、この道の駅は入口は専用になっており、出る場合は裏のほうに回って交差点から道路に出すようなつくりになっています。トップシーズンではない5月下旬の週末でも結構な車が入ってはいるものの、施設の大きさ自体はそれほど大きくないので、ちょっと中を見て出ていく車も多かったような印象です。駐車スペースは約100台弱とそこそこありますので、何か大きなイベントにかからなければ何とか車を入れることはできるのではないでしょうか。

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 建物は周辺の農産物を売る直売所が入っているところ、食事を楽しめるレストラン、トイレと道路情報がまとまった小さな建物と3つあります。また、広いスペースが建物と建物の間にあって、お花や軽食の出店が出ていましたが、まだ全体的に整備されているとは言いがたく、今後整備されるにしたがってイベントなども行なわれるようになっていくのではないでしょうか。

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 レストランの一押しは、御前崎市長おすすめのハヤシライスだそうで、特産の夢咲牛を使ったメニューがメインになっています。たまたま私が訪れたのがお昼の混んでいる時で、食べることができなかったのが残念ですが、地元の特産牛ということで、牛肉好きの方は試してみるといいかも知れません。

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 農産物販売エリアは、一通り農産物がそろっていて、なくなっても農家の方が来て補充は多少されているようです。たまたま私が入った際に補充していたとうもろこしを購入し、帰宅後にすぐ茹でていただきましたが、相当甘く今年最初のとうもろこしをおいしくいただきました。ただ、農産物直売所としては、JAの運営する大規模な店舗や、同じ道の駅でも国道一号線上にある道の駅掛川の方が品揃えも多い上に安く、比べると不満が残るので今後の展開が期待されます。また、先述の夢咲牛に関する製品も多数置いてあるので、クーラーボックス持参なら買って帰ってその味を楽しんでみるのもいいでしょう。

 新しい道の駅ということで、駐車場も整備されているしトイレもきれいで使いやすく気持ちがいいですが、静岡県を東西に渡って移動する中で、夜間には車の流れが国道一号線より少なくなるだろうと思われる国道150号線上にあるこの道の駅は何かと便利な中継点として機能しそうな気がします。高速道路を使わないで下道を使って移動する場合は、この道の駅を利用することも考えてみるのもいいでしょう。

道の駅 風のマルシェ御前崎
〒437-1613
静岡県御前崎市合戸字海岸4384-1
電話 0537-85-1177


乾電池駆動のスピーカーユニットを車内で使う

 まさに今さらという感じではありますが、パイオニアのSTZ-D10S-Lという、ダンサー用に作られたポータブルスピーカーシステムを購入しました。内蔵メモリの他、USBメモリのファイルを直接再生したり、AUX端子からの外部オーディオ再生に対応し、さらに本体前面にiPhone iPad用の専用端子が付いています。が、製品の販売時期の関係から今売られている新しいiPhoneやiPod touchとは直接繋がらないということで劇的に値段が下がってしまっています。もちろん、Bluetoothにも対応していません。というわけで、多くの方におすすめできる製品ではないのですが、ちなみに私は店頭在庫の最後の1個を約3,000円で購入しました(^^)。

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 私が持っているiPod toudhは第4世代と古いものなので、逆に新しいものを買っても直接接続することができないので、旧タイプのものが安くなっていて好都合でした。写真のように本体正面にあるカバーを開けてiPod touchを差し込むと中の音楽をこのスピーカーで聞くことができます。

 大きさ的には小さめのラジカセといった感じで、デイパックの中に立てて入り、単三電池6本で動きます。もちろん、エネループなどのニッケル水素電池でも私の環境では普通に使えますので、あえて付属のACアダプターを使わなくてもいい感じがします。電池ボックスはコインで開け閉めするようになっていて、少々開けずらいのが残念ですが、沢山買いすぎて余りまくっている充電池をローテーションさせる機器としても個人的には買って良かったと思っています。

 その昔、音楽を外に持ち出すためにヘッドホンで聞くのではなく、小型のラジカセを持って行くというパターンがありました。さすがに今は外で大音量で音楽を流すのには勇気が要りますが、私の場合は今の車のオーディオが古いので、車内での音楽再生用に使うことを目論んでいます。というのも、恐らく多くの方の音楽の楽しみ方としては、音楽プレーヤーやスマートフォンに音楽をダウンロードしている場合が多いでしょう。車のオーディオでも最近ではCDプレイヤーすら付かず、ラジオのみでUSB端子やAUX入力があり、ミュージックプレイヤーとの接続のみに特化した製品もあるくらいです。残念ながら私の車のオーディオには外部入力端子すらもないので、走行中に聞くためにはFMラジオの空き周波数を使ったFMトランスミッターを利用するしかないのですが、同じようにトランスミッターを使って音楽を聞いている車と併走すると混信が起きたり、地域をまたいで移動することでプリセットしていた周波数付近に放送局があるとこれもまた混信が起きやすくなります。

 そこまで困るならオーディオごと変えてしまえばいいと思われるかも知れませんが、一応今の車に乗っているオーディオセットはカーナビと連動していて、FMの電波を使って渋滞情報を表示したりしているので、取り外すのはちょっと勿体無いと思っているのですね(^^;)。そして、スピーカーと音楽プレーヤーだと車を止めていても音楽を聴き続けられるというメリットもあるのです。さらに多くのスマートフォンやタブレット端末を併用する中、なかなかiPod touchを使うメリットを見出せずにいたのでした。改めてこのセットを試してみると、主に音楽プレーヤーとして使っていても、いざという時にはWi-FiおよびBluetoothによるテザリング経由でネット接続ができ、外付けキーボードと繋げてメールもブログ更新もできるメリットは以外に大きいと思いました。

 このセットではラジオは聞けませんが(外部端子にラジオをつなげは聞けますが(^^;))、iPod touchにはインターネット経由でNHKと民放ラジオが聞けるアプリがインストールしてあるので、公衆無線LANスポットが使えるところはもちろん、OCNモバイルONEのSIMカードをモバイルルータにセットしてネットラジオを聞くようにすれば、今のところ50MBを超えて低速になっても200kbps程度のスピードは保持されそれ以上の制限はないので、旅先での長時間のラジオ聴取も何とか可能です。スピーカー本体から番組名が確認でき、音質もインターネットの混雑状況にもよりますが、相当音質もいいのでむしろこうした使い方が面白いかなと思います。この製品には残念ながら録音機能がないのが残念ですが、radikoに有料で登録すれば全国の加盟局を聞きまくることもできます。

 このように、野外全般から車内での走行中、そして車中泊時の車内でもいろいろと使えそうなので、日々使うだけではなく旅行にも持って行き活躍してもらいたいと密かに期待しています。新しいiPhoneやiPod touchに乗り換え、旧機種が休眠状態になっている方は、まだかろうじて旧機種に対応した小型スピーカーが格安で売られている可能性があるので、探してみるのも面白いと思います。


ドコモの「カケホーダイプラン(SIMフリー)」概要と、通話のみ最安契約シミュレーション

 先日、ドコモから送られてきた書類の中に見付けた「カケホーダイプラン(SIMフリー)」という新しいプランですが、現状では以下のサイトにあるpdfファイルが参考になります。

https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/support/utilization/notice/document/new_charge_kihon_plan.pdf

 この中にある「カケホーダイプラン(SIMフリー)」ですが、どうやらSIMフリーや他社(ソフトバンクやイーモバイルのものをロック解除したもの)のスマートフォンに差して使うプランなのではないかと思いました。月額料金は「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」と同じ2,700円で、Xi基本プランの中に掲載されています。

 ということは、すでにドコモのSIMを入れて使えるスマートフォンを持っている場合、端末料金がかからずに契約できるプランなのかと思いますが、月額2,200円でガラケーを通話専用にして使う場合にはこうした設定はないようです。つまり、白ロムのガラケーを使いたくて、カードのみの契約をしたいと思っても、それは考えられていないということだけはわかりました(^^;)。

 となると、他社からMNPで番号を変えずにドコモに移転し、通話定額のケータイを実現させるためには、ガラケー端末の購入がどうやら必要になってしまいそうです。ちなみに、現在売られているドコモのガラケーは、SIMカードが標準タイプではなく、microSIMタイプのものばかりです。今私が手元に置いてあるドコモのガラケーは、全てが標準SIMを使っているので、せっかく集めた古い白ロムはSIMカードのサイズの違いにより差し替えて使えない可能性が大なのが大変残念です。もしかしたらSIMアダプターで使えるものがあるのかも知れませんが、アダプターを付けると微妙に厚さが増すため、うまくカードが入らないだけではなく抜けなくなってしまって端末自体を壊してしまう可能性すらあるので、こうしたことは慎重に試すべきですが、個人的にはおすすめしません。リスクを避けmicroSIM対応のガラケーを購入すると、割賦販売期間はおよそ24ヶ月になるので、2年間は基本料のみでの契約というのは難しくなるでしょう。さらに簡単にカードを差し替えられないとなると、補償サービスへの加入も必要になってくるでしょう。先日変更した家族の回線については、以前購入したガラケー端末のままですので、標準SIMカードのままで掛け放題が使え、もし故障や破損があっても安い白ロムを買い足すだけですみました。今までずっとドコモを裏切らないで契約を続けてきた方にはかなりのメリットがあると思いますが、新規でドコモのケータイを購入する場合、例えばMNPのキャンペーンで端末が実質計算でも安く入るようなことになってくれれば話は別ですが、通話のみで安くあげたいと思ってもなかなか難しそうだということが予想されてしまいます。

 今後、ドコモに通話のみに特化した携帯電話の機種を出すつもりがあるかということも期待されるものの、2014年5月現在では残念ながらそんな端末が出てくる予定はなさそうなので、現実的に考えると、新規契約の場合は基本プランにiモードを付けて、さらにパケットパックを付けるようなパターンに追い込まれそうな感じもします(^^;)。その料金の合計はデータSパックを付けても月額6,000円(税抜き)はかかってしまうので、それならいっそのこと端末の購入を伴わない契約が「カケホーダイプラン(SIMフリー)」を選べばできるのなら、月額が500円高くてもSPモードを契約しないでも契約可能であるかという前提は付きますが、あえて月額が高いスマートフォン用プランの方が私にとっては現実的な選択になるかも知れません。ただ、この辺については実際の契約手続きが開始される前なので、6月に入ってからの状況を見ながら判断していくことになるのではないかと思っています。


あえてウィルコムで「だれとでも定額」を利用するメリット

 2014年6月にインターネット検索大手のヤフーがイー・アクセスとウィルコムを買収し、「Y!モバイル」として新たなスタートを切る予定だったのが、肝心のヤフーが買収を行なわず、イー・アクセスとウィルコムの合併のみが行なわれるという事に今後はなるようです。新会社の新たなサービス展開が相変わらず不透明な中、私自身は今後、ウィルコムが合併する新会社がドコモのカケホーダイプランに対して何の対策も打ってこなかったら、端末料金支払い期間が終了したらドコモの方にMNPする可能性が無いとは言えません。ただ、冷静にウィルコムとドコモの通話に関する状況を比較してみると全てウィルコムがダメということもないように思います。そこでここでは、あえて私の考えるウィルコムで契約を続けるメリットについて書いてみたいと思います。
 まず、PHSの特徴として通話品質がいいとは言いますが、アンテナの数が少ないことからかなり聞き取りにくくなったり、ひどい場合はアンテナが立っていても着信しない場合すらあります。私の場合はPHSに着信しない場合にはドコモ携帯に転送しているので大事な用事を逃すことはありませんが、転送する通信料は契約者負担になるのがネックです。ここさえ定額料(10分500回まで)の範囲に入れてもらえればしばらくウィルコムで頑張ろうと思うのですが、それは以下の理由によります。
・電波が携帯電話と比べて微弱なので、病院のような場所(使う場合は病院でPHSの利用が許可されていることが必要)でも使えたり、周辺にペースメーカーを入れている人がいたとしても、迷惑をかける可能性が少なくなる。
・メールが基本料金のみで無制限に使えるので、ドコモのカケホーダイプランでメールを使う場合と比べ毎月の利用料を節約できる。
・通信の仕組みが携帯電話と違い、ユーザーも今後少なくなると思われるので、東日本大震災時の東京周辺のように通話集中による不通が起こりにくいことが期待できる。また、基地局もセパレートタイプで設置できるので、あくまで新会社の復旧にかける意欲がないとだめですが(^^;)、臨時基地局を設置する意欲と人員さえ確保できていれば、不通の場合でも早めの通信再開が期待できる。
・端末の出力が小さいため端末自体の待ち受け時間および通話時間が長い傾向にある。また、「イエデンワ」という単三乾電池4本で使える端末がある。
・改めてドコモと契約すると、端末購入など最安値を最初から適用することは難しそう。
・2014年10月まではウィルコム→ドコモで電話番号を変えずに契約を移行できない。
 今新たにウィルコムおよび6月以降の新会社の「だれとでも定額」を契約する事はさすがに積極的におすすめはしませんが、すでにウィルコムを使っている方にとって、通話エリアの問題および無制限通話を使いたいのでなく、まだ契約期間が残っている方はあわてて変更しなくてもいいのではないかという気もしてきました(^^;)。今のところドコモ以外から通話定額に対抗する新たなプランは登場していませんが、例えばドコモにMNPしてかなりメリットが有る条件提示があれば別ですが、そうでなく解約金や端末代の残りを払うディメリットの方が大きい可能性もあります。今後も通話定額に関するニュースには注意しながらどのプランがいいのかということについて継続的に考えていきたいと思っています。

社外カーオーディオの設定の難しさ

 先日、知り合いの中高年の方に、カーオーディオの設定を頼まれました。何でも、中古で車を替えたそうで、すでに付いているカーオーディオはあるものの、最初はラジオを付けたりCDを鳴らすことにも苦労したそうです。確かに車の説明書に記載のない社外品のオーディオ機器の操作性の悪さはかなり中高年には優しくないと常々思っていたことですが、すでに古くなった製品ですからメーカーに文句を言うこともできません。

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 このようなカーオーディオですが、何とか電源ボタンを見付け出し(ひどいものになるとどうやって電源を入れたり切ったりすればいいかわからないものもあります)、ラジオの選曲のプリセットまでは何とかできました。しかし、問題なのは時計の時刻合わせができないことでした。

 頼んできた方は車を運転しながらどうしても時間の確認がしたいということだったので、何とかして時刻合わせまで辿り着きたいところなのですが、スイッチ類に日本語か一つもなく、しかもとても小さい字で書いてあるので、どこをどう操作したらいいのか手掛かりがありません。それらしい「ADJ」と書かれたボタンはあったのですが、そのボタンを押しながらさまざまな操作をしようとしても表示された時計は全く動かず、本当にお手上げになりかけました。しかし、改めて思うのですがインターネットの力というのは偉大ですね。カーオーディオに表示のあった型番で検索し、検索キーワードに「時刻合わせ」を加えてみたら、全く同じ悩みで困っている人の質問に行き当たりました。

 回答では自分が思ってもみない方法が書かれており、その操作を繰り返したところ、何とか時刻を合わせることができました。後で見たら製品自体の説明書にもアクセスできるようで、何とかこちらの面目を保つことができました(^^)。

 それにしても、車自体の操作については説明書がなくても何とかなるものの、ある意味車の操作の延長線上にあるオーディオ機器について、純正でないカーオーディオがちょっとやそっとでは設定さえできないという状況は本当に何とかしてもらいたいものです。中古で車を買い替える、今回私に依頼してきたような方はかなりいると思いますが、相談する人がいなければ十分に使えるカーオーディオを全く使わないような事にもなりかねません。もし一般的な家電製品の世界で、スイッチ類やリモコンボタンが全て英語だったら恐らく多くの人からクレームが入ってしまうのではないでしょうか。車自体が使えるなら、オーディオ機器も長く使われるわけですから、だれでも一通りの操作ができるような製品を作ることが今後求められるのではないかと思います。

 ある意味、説明書のない中古のカーオーディオは、スマートフォンを使いこなせる人でも一通りの設定ができない可能性がかなり高いと思います。この点については今後出てくる製品に期待するしかありませんが、車自体今は若い人たちが乗らず、お金を持っている中高年を中心に売れているので、このような状況の変化に合わせて製品の開発をして欲しいと思うのですが。