月別アーカイブ: 2019年2月

ぎりぎりの計画は旅には禁物

昨日書いたきっぷを当日駅で購入して、静岡から横浜まで行ってきました。何とか無事に行ってこられたものの、実際はかなりひやひやするものでした。
現状で静岡と横浜を一本で結ぶ列車はないので、乗り換えを数度行なうことになりました。ブログも人が少なくなった車内で書いたりしていたのですが、行きの最後になってひやひやものでした。というのも、昨日の朝に湘南新宿ラインで(赤羽あたり?)人身事故があったらしく、静岡から熱海までは時間通りに行ったものの、本来乗るためにホームで待っていた小金井行きの快速アクティが熱海のホームに止まっているものの長い間ドアが開きません。

こうした事故の影響は以前はそこまで広がらなかったのですが、ダイヤの変更により首都圏のあらゆる路線で影響が出るようになり、私が乗った電車もそのまま進むと事故処理の影響でストップしてしまう可能性があったのか10分くらい待たされて快速アクティは発車しました。その後、どこかの駅を出発する前に「線路に人が入った」という先程の状況とは違う情報が入り、その確認が済むまで出発できなかったり、後発の特急踊り子号を先に行かすために待たされたりして、私の乗った快速アクティが横浜駅に着いたのはおよそ16分も遅れてしまったのです。

私にとって幸いだったことは、石川町駅で待ち合わせの時間より30分早く着くタイミングで静岡駅を出ていたということでしょう。もちろん、ぎりぎりに着くようにすればもう少し遅く出発できたのですが、実際は予定よりも一本早い列車に乗り、熱海で途中下車して駅前にある足湯に浸かり、それまで少したまっていた足からくる疲れを癒やすことができました。

今回熱海でインターバルを取った時には人身事故の事は全く知らなかったのですが、早く熱海から出発したところで人身事故の影響で電車が動かなかったので、足湯に入れた分特をしたという感じでした。それも、時間に余裕のあるプランを組んでいたおかげでした。

来月には春の青春18きっぷが利用できるようになります。普通列車乗り放題のきっぷを使ってできるだけ遠くへ行こうと思うのは人情ではありますが、やはり途中で事故があって列車が遅れても日帰り旅行では当日帰りができるような日程にすべきですし、当日にホテルを取ってあるような場合や、別の交通機関に乗り継ぐような場合でも十分に間に合うよう、十分に時間を取った計画をする方が何もないような場合でも観光したり食事をゆっくり楽しんだりできるので、あまり無理な計画はしない方がいいと思います。

ただ、自分のこれまでの18きっぷを使った旅を振り返ってみると、終点前にドアから次の列車に向かってダッシュを繰り返しながら旅をしたこともあり、今考えるとよくそんな事をやったものだとしみじみ思います。もしその時に何かがあって途中でストップしていたらどうなっただろうと考えると冷や汗が出ます(^^;)。こうした旅を今の時代に行なおうと思う方はとにかくお金を切り詰めるということではなしに、時間をうまく使ってのんびり行くという風に考え、今回のようなトラブルも逆手に取れるような心掛けでいくべきでしょう。

さらに、今回の帰りの行程の中で、何回も帰りの経路を調べる中で気付いたことがありましたのでその点について最後に書いておきたいと思います。

石川町の駅を出て横浜で東海道線に乗り換えたのですが、スマホの乗換検索アプリでは横浜ですぐに乗り換えられるような形で列車をつないでいたのですが、帰りの時間が午後5時を過ぎていたことにより、隣のホームでなくいったん階段で下に降りてから別のホームに移動する必要があり、ホームから通路に降りた時点でアプリで指示された列車にはもはや乗れなくなってしまっていました。予定では熱海~沼津と乗り継いで沼津から快速運転のホームライナーに乗り継げる予定だったのが乗れずにがっかりしていたのですが、次の電車で熱海に着いた時に、目の前のホームに豊橋行きの普通列車が待っていました。

恐らく時間だけで次に乗れる列車を案内している関係で、すぐ目の前なので1分の乗り換えでも乗り継げるようなケースであっても次の列車を案内してしまうようになっていたのだろうと思うのですが、今回の乗り継ぎ時間はおよそ3分でした。その列車に乗ったことによって次はどうつながるかということを改めてアプリで調べたところ、何と乗れないと思っていたホームライナー号に乗れることがわかりました。沼津駅に着いたら正面のホームにすでに列車は止まっていたので、すぐに320円の乗車整理券を券売機で購入し、空いている席にゆうゆう乗車して、そこでブログの続きを書くことができました(^^)。

静岡駅への到着も早くなり、最後になってようやく一息着いたというのが本音でしたが、改めて諦めずに常に次の列車がどうなっているかということを調べることの大切さが身にしみた旅でもありました。今後の18きっぷの旅でも旅行中にでも次進むところについては何度も調べることで、思わぬ発見があることも出てくるかも知れません。一回検索した経路がベストということはないということもありますので、皆さんの旅の参考にしていただければ幸いです。


金券ショップの方が窓口購入より高くなるケース

最近東京まで出掛ける機会が多かったのですが、今回は東京よりも少し距離が短い横浜まで往復することになりました。例によってお金はありませんが時間だけはあるので(^^;)、安い上に時間に間違いがないという風に考えるとやはり鉄道の東海道線で行くのがいいだろうということで、過去に試算してみた静岡発小田原乗り換え(小田原~海老名~横浜)というコースは時間がかかる割にはそれほど安くならないということもあり取りませんでした。

ちなみに、今回は横浜駅に行くわけでなく中華街で食事をするためJR石川町駅まで行く計画にしています。実はその条件でできるだけ安く交通費を上げるために金券ショップへ行ったのですが、今回利用したい「静岡駅~横浜駅~石川町駅」というきっぷは置いてありませんで、静岡駅~横浜駅までの回数券のバラ売りなら置いてあったのですが、この回数券(バラ)の売り値は静岡~横浜間の2,590円から100円引きの2,490円でした(静岡駅近辺の金券ショップでの価格)。

往復購入で200円引けるということになるのですが、問題なのが目的地の石川町まで行くにはどうすればいいかということです。横浜へのきっぷには「横浜市内」と印字されたものがありますが(特定都区市内)、これは規則によると片道200キロ以上ないと時刻表などに掲載のある「横浜市内の駅」に横浜から乗り越して降りた場合には横浜から降りた駅までの運賃が別にかかります。ちなみに静岡から横浜までは200キロ未満なのでこの仕組みは使えないので、金券ショップで売っている「静岡~横浜」の回数券のバラ売リを購入して石川町まで行く場合には、以下のようになります。

・回数券(2,490円)+横浜駅~石川町駅運賃(180円)=2,670円

しかし、あえて金券ショップを使わずに静岡駅で「静岡駅~石川町駅」という普通乗車券を購入した場合の金額を比べてみると、あえて分けて買わずに一枚のきっぷにした方が安くなるのです。ちなみに、その乗車券の金額は2,590円と「静岡~横浜」間の運賃と同じです。これは、JRの運賃の仕組みに理由が隠されています。

JRの運賃は距離に比例して上下しますが、計算の都合上同じ料金で乗れる距離には幅があり、JRの営業キロ141キロ~160キロまでが2,590円になっています。静岡~横浜間は151.4キロで、横浜~石川町の距離が3.8キロなので合計155.2キロとなり160キロ未満になるので最初から「静岡発石川町行き」の普通乗車券を買って乗車すれば、金券ショップで回数券を買うよりも片道80円安くなるわけです。

さらに言うと、金券ショップで購入した回数券を利用した場合、片道100キロ以上の乗車をしていても回数券であるがゆえに途中下車(駅の改札口から外に出ること)は利用できませんが、駅できっぷを購入していけば途中下車が可能になり、横浜方面の始発がある熱海で途中下車して駅ビルを散策したり駅前にある足湯を利用することもできます。今回の行程ではいわゆる路線アプリで検索した乗車方法でなく、少し前に出発することで途中駅での時間調整もできますので、横浜までの道を単なる移動にしないやり方もあるということです。
今回はたまたまどうあがいても金券ショップで回数券を買うよりも普通に乗車券を買った方が安いことが改めてわかったのでこのようにしましたが、最後に紹介したような「途中下車」の仕組みをうまく使って目的地以外に面白そうな駅を見付けたら気楽に下車してみる旅というのもあるということを知っておくと、同じ区間を往復する中でも楽しさを見付けられるのではないでしょうか。


将来購入したいモバイルパソコンについて

昨日、自宅でほぼ使うために15.6インチのスタンダードノートの購入を決めたことにより、今後のモバイルパソコンの購入計画も変わってきました。はっきり言って今までは自宅でもモバイルノートやタブレットを使わざるを得ない状況がありました。使い続けていれば当然機械ですから消耗してきますし、不具合も出てくる恐れがあります。

モバイルパソコンは外に出掛けて使う機会が多いならば1キログラムを切る12~13インチクラスのモバイルパソコンで自宅でも外でもというような事を考えたかも知れませんが、私の場合はモバイルについて書いてはいるものの現状では気が向いたら外出先のファミレスなどで使ったりはするものの、多くの場合は旅先で急にパソコンを使わなければならなくなったような時に限定されます。それでも、日々持ち出しているのがかつては安売りもされていたASUSの9インチWindowsタブレットにBluetoothキーボードがセットになったTransBook T90chiです。

これだと少し大き目のマウスとセットで持ち出してもカバンの中の専有面積はほとんど取りません。もし大画面のテレビをモニター代わりに使ったり、プレゼンが必要になった場合にはキングジムのポータブックを代わりに持って行きますが、このTransBook T90chiは端子が電源と共通のMicroUSBしかないので、その点でも余分な物を持たなくても写真の組み合わせだけで完結するというメリットも併せ持っています。

さらに、元々はタブレットとして作られているだけに、スマホやタブレットを充電するためのモバイルバッテリーやACアダプターを流用することができます。この点でもパソコン用にACアダプターを用意する必要がなく、電池切れの状態になっても何とか給電しながら作業を使けられる安心感というものがあります。あと、メールは全てGmailに統合しているためスマホに来たメールの返信にパソコンを使うことが多いですし、ウェブブラウザ「Chrome」の機能拡張でLINEのやり取りを一時的にパソコン上から行なうこともできるので、込み入った話をLINEで行なうような場合は、パソコン上からの操作をした方が私にとっては便利で早いため、小さくて使いやすいモバイルパソコンは外出時には持って出たいということがあります。

果たしてこのTransBook T90chiとポータブックの小ささおよび電源回りの使いやすさを両立したモバイルパソコンがあるかということを考えた時、サイズ的にもう少し小さいものはあるかも知れませんが、タッチタイピングでストレスなく日本語入力をするためにはTransBook T90chiの大きさくらいが限度だと思います。実のところ、以前まで使っていたポメラ用にと購入したケースをTransBook T90chiに流用しているのですが、ポメラの評価が高いのは、やはり十分にタッチタイピングできるキーボードの大きさというものもあると思います。その点では片手でキータッチをしてWindowsを動かすパソコンというのは、いざという時には便利かも知れませんが、とても自宅にいる時のようには使えないわけでして、今後の新製品を追う中でも今まで紹介した「電源回り」「サイズ」というところにどこまで妥協できるかということになるでしょう。

ただTransBook T90chiについての不満点が全くないということはありません。できればアダプタを介してでも給電しながら周辺機器が使えるような仕様があって欲しいですし、現在の技術ではUSB Type-Cの形状のACアダプターもあるわけですから、外付アダプタを使ってのテレビ接続やディスクドライブの利用など、USB Type-C対応機器が増やせる仕様ならばと思うわけですが、こうしたモバイルノートが今どれだけ需要があるかを考えるとなかなか難しいのかも知れませんね。

個人的には、今出ているキングジムのポメラDM30に採用されている折りたたみキーボードの技術を使ってWindowsが動く7インチくらいの画面の大きさを持つモバイルマシンがあれば面白いと思いますが、同じコンセプトで出して失敗したポータブックの先例があるので、なかなかどこのメーカーもモバイルに特化したパソコンを売り出すことは難しいかも知れません。今使っているTransBook T90chiでさえ、最後にはOffice抜きのもでるが相当安い価格で投げ売りされたことを考えると、やはり12インチ~13インチの薄型ノートパソコンに一本化されていくのかという風にも考えられます。

ただ全体の流れがそうなったとしても、できるだけ長く使えるようにモバイルバッテリーからの給電や汎用ACアダプターの利用が可能なものに購入候補を絞らざるを得ませんし、あとはとにかくキーボードの打ちやすさにこだわったハードであることが私がモバイルパソコンに対して求める大切な条件です。この点では日本のメーカーにがんばっていただきたいですね。なぜなら、日本の事務をつかさどる文房具メーカーは、本当に事務作業での使いやすさを考慮した製品を次から次に出しているのに、なぜか手書きよりも早くで便利なはずのキーボードについては、他の筆記具に比べるとあまり改善のないままでいるような気がするからです。極端な事を言うと、中味が中華・台湾・韓国のノートパソコンと同じでも、外側に工夫して日本のメーカーらしさを出していただき、仕事や学業のお供にするのに多くの人が最適だと思えるような仕上げを望みたいところです。


ブログ更新用に中古ノートを注文したわけ

先日、中古のパソコンながら無期限保証を売りにしているリングロー社のサービスについて紹介しましたが、何か購入するなら年度末まで待とうと思ったのですが、今仕方なく使っている自宅でのブログ更新やネット閲覧に利用しているパソコンの調子も悪くなってきまして、売り切れ寸前だった富士通のスタンダードノート「FMV LIFEBOOK A573/G」が、次回の中古パソコンの購入にも使えそうなジャストマイショップのポイントを換算すると実質18,000円で購入できるということで、つい注文してしまいました。

本当は外でもガンガン使える企業向けのモバイルノートを物色しようと思ったのですが、自宅でモバイルノートを使うよりも、自宅ではスタンダードで大画面のノートを使い、あとは外で使う用途に応じて持って行くノートを変えた方がいいと思い直しました。今のところモバイルパソコンは数点使えていますので、まずは自宅に置いて使えるパソコンをできるだけ安く購入し、それを長く使えればモバイルパソコンも長持ちするだろうということで、結局のところ個人的にはベターな選択だったのではないかと思っています。

ちなみに、購入するパソコンのスペックは今となってはというレベルの低スペックです(HDD 320GB メモリ 4GB CPU Core i3-3120M Windows10 64bit ディスプレイ15.6型 DVD-ROMドライブ内蔵)。モバイル用途としては大きさだけでなくハードディスク搭載という事がネックになり、CPUもグレードが低いため価格も安くなっているのだろうと思います。実際、私も単なる中古でこのスペックのノートパソコンだったら購入はしませんでした。ゲームや動画編集などはせず、ネット閲覧と動画視聴が主な使い方なのでまだ十分自分の使い方には問題ないと思ってはいるのですが、やはり一番心配なのがハードディスクが壊れたりしないか、他の部品やアダプターの断線がありはしないかというところなのですが、ここで「無期限保証」という謳い文句が効いてきます。

利用者側に過失があるような故障であっても修理を行なってくれるということは、故障を望むということはないのですが、何か想定外の事が起こったとしても今回購入するパソコンを使い続けられるということになるので、モバイルパソコンを選ぶ際にも外で使うことに特化したものを選ぶことができます。いわゆる自宅でも外でも使える、ディスクドライブの付いた小型パソコンを選ばなくてもいいわけです。

最近のディスプレイ14~15型のスタンダードノートのラインナップを見ていると、その薄さを追求するあまりディスクドライブは外付になっていることが多く、自宅で使う場合でも外付けのドライブを追加する必要があるので、その点は残念なところがあります。この製品のDVD-ROMドライブでは空のディスクに書き込みはできませんが、最近は空ディスクに書き込むことはなく、昔のデータや動画を見るために使う程度なので、私にはこれで十分です。ともかくこの製品は自宅でデスクトップ代わりに使え、中古のためバッテリーが死んでいる製品が送られてきたとしても、普段は自宅使いでコンセントから電源を供給するようにすれば全く問題ありません。

一応バッテリーが付いているという風に考え方を改めると、急な停電時でも一瞬でシャットダウンすることのない、自分で終了するまでのバッテリー駆動も可能なスタンダードノートというのは、やはり一台あると便利です。車の中で落ち着いて作業できるような車中泊用の車を作ったならば、車中泊旅行に出掛ける際にはそのパソコンを持って行けばDVDプレーヤーの代わりにもなるので、車内で電化製品が使えるようなポータブルバッテリーを持ち込めば、自宅で使う頻度が下がったとしても別の使い道を模索することができます。

とにかく、今この文章を書いているパソコンがかなり古いため、まるで一昔前のテレビのように電源を入れてから使い出せるようになるまでイライラしながら待たなければならないので、注文したパソコンのCPUの性能がそれなりのものであっても(^^;)、この待ち時間を少なくしてくれるだけでも購入する価値はあると個人的には思っています。実際のところ、中古パソコンとはどういうもので、どんなパソコンが送られてくるのかはわからないのでその点では楽しみにしています。なお、同機種の中古は私が購入した同日に売り切れてしまったようなので、興味がある方はジャストシステムの「ジャストマイショップ」にアクセスし無料登録をした上で新たなお買い得パソコンを見付けてみて下さい。無期限保証の中古パソコンについては先日書いたエントリーで詳しめに説明していますので、以下のエントリーについてもどうぞご覧下さい。

PC中古市場の新たな形は企業導入品の「無期限保証」


パール金属「真空コンビニカップ」は旅行にも災害対策にも有利

今回新たに購入した商品を紹介するためにまずは使い勝手を試そうと、セブンイレブンでレギュラーのホットコーヒーを購入しに行ってきたのですが、そのコーヒーマシンが地味にグレードアップされていました。カフェラテ用の場所は従来と同じ購入者がカップの大きさを選ぶ仕様だったのですが、コーヒーについてはそうしたボタンがなく、カップを置けば「レギュラー」と「ラージ」を自動で選択して適量のコーヒーを注ぐような形のものになっていて、全てが自動で完了しました。

ただここではセブンイレブンのコーヒーを紹介するのではなく、コンビニのカップをそのまま入れて使うことができる真空断熱の外カップ「真空コンビニカップ」です。単体でも中に熱いものや冷たいものを入れれば温度を保持できる性能を持っているのですが、一番の特徴はコンビニコーヒー用のカップにジャストフィットするサイズということです。

今回購入したのはレギュラー用のものですが、その大きさを比較していただくとわかると思いますが、カップを入れた後でも蓋のつけ外しができるほど大きさは計算されているようです。普段購入するサイズがレギュラーではなくラージサイズの場合は、ラージサイズ用の製品も用意されていますが、私の場合はほとんどレギュラーを買いますし、他の用途で使う場合のことを考えてレギュラーサイズ用の製品を購入しました。あと、私は試していませんがラージサイズの紙コップでもぴったりとははまらないもののセットして飲むことは可能というようなネットでの口コミがありました。この点については機会がありましたら検証してみる予定にしています。

コンビニで熱いコーヒーを入れた直後はカップ自体が熱くなりそこからもコーヒーは冷めてしまいますが、このカップに入れれば熱は手に全く伝わりませんしコーヒーの温かさを長時間保つこともできます。以前に小さ目の真空断熱ボトルに中味だけ移し替えて利用することも多かったのですが、旅行中にボトルを洗うことがなかなかできない場合、ボトルの中に雑菌が繁殖する可能性もあり、その点が気がかりでした。一応、別にお水かお湯を用意して飲み終えた後のボトルをゆすぐくらいのことはできましたが、やはり気になる人は気になるでしょう。

今回このカップを購入したことで、コンビニでコーヒーを買った時にはこのカップに入れて持ち運びすることで、コーヒーを真空断熱ボトルに移さなくても済み、飲み終わったらカップごと処分するようにすれば外カップは全く汚れることはありません。飲む時にはカップに蓋をし、飲み口を開けて飲むようにすれば外カップを汚すことなく最後まで飲むことができます。また、これから花見の季節になると野外で飲む機会も出てくるとは思いますが、その場合紙コップだけだと困るのが、量が少なくなるとちょっとした風でも吹き飛んでしまうことがあります。しかしこの製品にセットすれば、本体自体がかなりしっかりしているので、少々風が吹いてもびくともしません。

このカップを持つことのもう一つのメリットは、コンビニカップと同じ大きさの紙コップは全国どこでも入手可能なので、この真空コンビニカップを家族の人数分揃えておき、別に紙コップを用意しておくと寒いときには温かい飲み物を、暑い時には冷たい飲み物を紙コップに入れてその温度をキープすることができるということです。紙コップで保温ができれば、衛生的にも心配はありませんし、旅行に持って行くのにも洗う必要がないので大変具合がいい道具だという感じです。

このような外カップは災害用の備蓄品というよりも、いつも持っているバッグの片隅にでも忍ばせておくか、車のドリンクホルダーに常備しておいて、外でコーヒーを飲みたくなったらいつでも使えるようにしておくのもいいでしょう。旅先でこの外カップがすっぽり入りそうな紙コップを購入すれば、長時間の移動中でボトルを洗える環境がなくてもペットボトルの飲料をシェアすることも可能になるでしょう。ちなみに、セブンイレブンのカップとほぼ同じサイズの蓋付き紙コップは「SMP-260E」という型番で売られているものが近いです。容量は260ml程度だと思うのですが、だいたい270ml前後のサイズの似たようなものがあれば外でも入手できますし、ホームセンターでまとめ買いするのもいいでしょう。

今回は普通の店舗で購入しましたが、あまりに使い勝手がいいので色違いをネットで購入し、一つは携行し、もう一つの方は車の中にこの紙コップと蓋のセットを常備する予定です。日常のドライブ時の利用だけでなく、キャンプや車中泊の旅でも活躍することになるでしょうし、お湯だけ用意しておいてフリーズドライのスープやお味噌汁を温かいまま最後まで楽しめ、さらに無印良品のミニラーメン用(ブタメンより安価?)にと活用法は多くありそうなので、今後は実践する中で新たな使い方を模索していきたいと思っています。


災害に備えてお風呂の水は残しておくべきなのか?

一昨日は北海道の胆振地方で昨年9月の最大震度7の地震の余震と思われる大きな地震がありました。地震の規模と震度は震源の深さや地盤によって決まるため、今回のデータで気を付けなければならないのは「最大震度6弱」ということではなく、地震の規模である「マグニチュード5.7」という数値ではないかと思います。今後もそのくらいの余震が起きれば札幌でも大きな揺れがやってくるかも知れませんし、改めて地震に対する備えと正しい防災知識が必要になってくるのではないかと思います。

そんな中、地震が起こった数時間前に放送されていたテレビ朝日系列のバラエティ「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」では数多くの知識の一つとして「地震に備えて自衛官が行なっていることは?」という形で、自衛隊そのものではなく自衛官の自宅で基本的に行なわれているという防災対策についての紹介がありました。実はこれは番組が独自にリサーチしたものではなく、マガジンハウスが出している「自衛隊防災BOOK」という様々な防災に関する知識を集めた本の中味をそのまま紹介したものですが、表紙には協力として「自衛隊」「防衛省」という文字がならび、本の中味にお墨付きを与えているかのようです。

その内容というのは「自衛官の自宅では、お風呂の水は空にしない」ということで、あえて自衛隊本体のお風呂のことについてではないということがポイントです。そうして溜めた水の利用法については「トイレ用水・洗濯水・火災時の消火用」という風に紹介していますが、実はこれはかつては常識とされていたものの、現在では間違った知識として防災の専門家が警鐘を鳴らしている危険もはらむ知識であることをご存知の方も少なくないでしょう。

まず、単なる水道水や雨水ではなく人が入ったお風呂の水というのは人間の体に付いている雑菌がいて、長時間置けば置くほどその雑菌は繁殖します。ペットボトルに入った飲み物を短時間で飲み切ることが推奨されているのと同じように、人が入った後のお湯を捨てないでためこむことによっていざその水を利用しなければならなくなった場合、どれだけ不衛生なのかということを想像すれば、洗濯用に使うことなどやめた方がいいでしょうし、あえて自宅のお風呂に残り湯を溜めるメリットというものはありません。

そして、断水した際のトイレを流すために利用するという考え方ですが、これが建物の崩壊を伴わない災害の時に利用するならいいのですが、地震で断水までいたるというのは、見てくれは通常と全く変わらない状態だとしても水道回りや下水管が地震による損傷をしている可能性についても考えなくてはいけないでしょう。もしご自宅がマンションやアパートだった場合、下水管が漏水するほど損傷していたら、何回もお風呂の水を使ってトイレを流すことによって管から水が漏れ、ひどい場合には階下のお宅に水漏れの被害を与える可能性もあります。そしてその水は汚物とともに雑菌も繁殖した水であることを考えれば、いったん大きな地震が起こった際にはトイレの水は流さずに、以前紹介した便を水で固める災害用トイレを作ってその都度処理するか、災害時に用意された公衆トイレを利用することが基本中の基本です。

さらに、火災時の消火用には防災用として消火器を常備すれば済む話で、これもわざわざ雑菌の繁殖した水を持っていってかける必要はありません。そもそも、水をくんで出すにも時間はかかりますし、その間に火が回ってしまったら命の危険も生じるかも知れません。

はっきり言ってこの本を出した出版社、さらに本の発売に協力した自衛隊と防衛省だけでなく、本の内容を疑うことなくそのまま放送に乗っけてしまったテレビ局は、ここまで書いてきたような観点からの批判についてきちんと返答する必要があると個人的には思います。少なくともここを読んでいる方は、火災が心配なら家庭用の消火器を、トイレが使えなくなることに備えて災害用のトイレグッズの準備を、さらに飲料水や料理のために利用するミネラルウォーターの準備を行ないながら、できるだけお風呂の水は再利用しないように心掛けることが大事であることをこのブログとしては推奨いたします。北海道にお住まいの方々は今後続くかも知れない余震によって、雪崩が起きる危険性も出てくると思いますので、その点にも十分にご注意下さい。


原付バイクのナビアプリについて

先日、テレビで自動車専用の高速道路上をママチャリらしき物体が(^^;)道路を逆走してくる動画を見る機会があり、「なぜ自転車が高速道路に乗り、さらに逆走するのか?」ということを考えてしまいました。逆走がブームということもなければ、車がビュンビュン対向して走ってくるところを走るというのは、正常な精神の持ち主なら明らかにおかしいと思うのでしょうが、テレビのコメンテーターがその原因として考えられる事の一つとして、スマホのカーナビアプリが普及するあまりに歩行者や自転車用のナビでなく、車用のナビ画面を使ってスマホを見ながら移動しているうちに気が付いたら高速道路に乗っていたということもあるとのこと。

そういえば、過去に歩行者が高速道路に入り込んでしまうことが注目された時があったのですが、その時も、料金所のない高速道路の出口からスマホの画面を見ながら周りを見ずに入ってしまうことで高速道路に入ったことに気付かずにしばらく歩いてしまうことがあるという話を聞いたことがありました。果たして今もそんな状況があるのかはわかりませんが、カーナビをスマホアプリで実現することが当り前になると、そんな事が出てくるのかという気はします。

個人的に思うのは、首都圏を中心に車に乗らない人が増えている中で、大きな駐車場がなくても気軽に利用できる原付バイク(今後出てくるであろう電動バイクを含む)あたりがもう少し普及しても良さそうだということがあります。それこそピザ配達用の屋根が付いたものを選べば、少々の雨でも使えそうですが、あのタイプのバイクは車並みに高額になるのがネックではありますが(^^;)。

その際、やはりあった方がいいのがバイクにカーナビがセットされていることですが、これはスマホを利用してバイクにセットするホルダーさえ設置すれば、車と同じようにスタート前にセットすればいいわけです。しかし、車と原付は制限速度だけでなく大きな交差点では二段階右折になったり、一部の自動車専用道路には入れないなどの違いがあります。

残念なのは徒歩や自転車には無料で使えるナビゲーションアプリがあり、事前にそうしたアプリや専用の設定を利用すれば歩いて高速道路に入ったり逆走することはなくなると思うのですが、原付には無料ではナビゲーションアプリがないということです。有料でもきちんとしたナビが使いたいという場合には「NAVITIMEツーリングサポーター」をインストールし、ご利用のバイクの排気量を入力すると、その排気量に応じたナビゲーションがされるという優れものになっているので、現状で原付バイクで遠出をするのに使うアプリということではこれ一択のような気がします。

しかし、もう少し原付を含むバイクを売りたい気がメーカーにあるのなら、メーカー主導で原付や125cc以下のバイク用ナビアプリを作ってくれた方が一人で近くに行く用途であれば車でなく原付や電動バイクで代用するようなライフスタイルの変化につながってくるように思えるのですが。

もしどこかの観光地で、周辺に車を置くスペースを用意し自家用車を観光地内に入れず、その代わりに電動自転車や電動バイクを使えるようにし、各観光地に充電スタンド付きの駐輪場所を整備して時間貸ししてくれるようなシステムがあれば、限られた時間の中で観光地を早回りしたいような場合は電動自転車よりも電動バイクにし、それをナビゲーションアプリでモデルコースを回るようにすれば、自己責任にはなりますがスマートに観光地を回りながら、途中で面白い所を見付ける楽しみも増えます。

バイクという乗り物自体が今後は利用者が少なくなっていくような傾向があるので、なかなか企業も投資しないような感じですが、私が現在持っているガソリンエンジンで走る原付でさえハイブリッド車くらいの燃費で市内走行できることを考えると、今後は折りたたんで袋に入れることで公共交通機関で運べるペダル付き電動バイクを作る和歌山県のglafitという会社にヤマハ発動機が1億円の資金を入れて業務提携したというニュースがありました。glafitでは現在販売しているモデルからの派生したモデルを2020年春に出す予定だということで、個人的には日常の足としてだけではなく車中泊旅のお供にできるのではないかという期待があります。できればそれくらいまでに無料で使える実用的な原付用のナビアプリが登場して欲しいものであります。

・glafitのホームページ
https://glafit.com/product/glafit-bike/


Yahoo! ADSLモデムのACアダプタ交換とネットの未来

先日、無線インターネットによる動画視聴の事について書かせていただきましたが、いわゆる自宅のインターネットにおいても大量のデータをやり取りするユーザーが問題になり、利用できるデータ量に限度を設けてはという話も出ています。

私などは自宅のインターネットはまだ電話のメタル回線を残して利用する「ADSL」を使っています。回線スピードを測ってみたところ、ダウンロードの下りでもだいたい6Mbpsくらいと決して早くはないのですが、今まで不都合を感じたことはありません。普通にインターネットはできますし、自宅では複数のモバイン端末をWi-Fiで接続して使っています。さらにテレビに繋いで、インターネット放送やビデオオンデマンドサービス(せいぜい画質はハイビジョン程度)を利用するくらいなら10Mbpsに届かなくても十分使えるということがわかって、ADSLより月々の利用料が高くなる光インターネットにはとうとう変えずにここまで来てしまいました。

そして、昨日唐突に届いたのが今使っているADSLモデムのACアダプターで、このアダプターは「今後もモデムをお使いいただくためには交換が必要」と書いてありました。説明書とACアダプタ本体の他にクッション入りの封筒が入っていまして、古い方のアダプターを着払いで(送料が相手負担たので、こちらの負担は0円)送ることが求められていました。

これは、長期間インフラを提供する企業としてはきちんと行なわなければならないことのようで、特に私の加入しているYahoo!では街頭でモデムを無料配布していたこともありましたので、このようにしてインターネットを広めた後には、きちんとその後始末をするのが社会の掟なのかとそんなところで社会の厳しさというものを知った思いがします。

話が全然変わりますが、かつて日本では文章を書いて印刷するためだけの「日本語ワードプロセッサー」という今のパソコンより大きなハードが一世を風靡しました。それこそ昔は学校や会社で使う資料を作るにも全て手書きになってしまうことで、読めない字が出てきたり印刷もガリ版刷りでやるのでさらに見にくくなるなど大変だったのですが、ワープロはそれ自体で文章作成と印刷までやってしまうため、使い方に慣れてくる人が増えるにしたがってほとんどの資料が活字になったという、社会の仕組みを変える発明だったように思います。

ただ、単機能しかないワープロは、何かの不具合が出たとしたらその内部の構造やプログラムは企業しか知りえないものであるので、そのワープロを使っている人がいる限りは丁寧なアフターサービスが必要でした。現在ワープロ専用機というものがないのは、その後に起きた急激なパソコン普及により専用機にとって代わったというところは当然あるのですが、メーカー自体もハード的な故障の他にソフト的なバグまで延々とサポートしなければならない専用機よりも、ハードの故障だけのアフターサービスで済むパソコンへと主力商品をシフトしていったところがあるのだと思います。

ただADSLモデムというのはワープロと違って今現在でも使え、さらにモバイルインターネットと比較するとまだそれを凌駕する性能があるということで、Yahoo!がサービスを始めてから17年経った今でもアフターサービスが必要になってくるということがあり、物理的にメタル回線が全滅するまではユーザーは残るような気がします。

もし私がADSLを止めることになるとしたら、スピードは10Mbps程度で十分なので、安定して無制限に使える無線インターネットが現在のADSLより安く提供された時が来た時になると思います。WiMAX2はそういう意味では完全なADSL互換にはなりませんし、同じソフトバンクが必死になって売ろうとしている無線インターネット用のシステムも結構高額なので多くのユーザーは現状維持でもいいやと思っているのではないでしょうか。

今の日本の社会は、ある意味最高の性能を追いかける派と、普通に使えればそこそこの性能でもいいと割り切る派が分かれてきているように感じます。今後、モバイルインターネットの5Gを整備するにあたり、今までのように常に「最高速」という言葉だけで展開するのではなく、帯域を抑えて自宅でも外でも使えるモバイルルーターとして提供してくれる製品が出てくれば、国内で長期旅行をする人にとっては理想のインターネット環境になるでしょう。今まで苦労して動画を見なくても、大きめの画面でみんなで動画やテレビ放送をネットで楽しめるようになってくれれば、車の中での楽しみというのもかなり変わってくるでしょう。果たして私はいつADSLサービスと別れることになっていくのか、今後の展開を期待しつつ今は待つことになりそうです。


モバイルインターネットの盛り上がりに水を差しかねない勧告

モバイルインターネットにおける動画閲覧というのは、ユーザーにとっては長きにわたっての課題とでも言うべきものでした。基本的にはYou Tubeを家だけでなく外で時間を潰しながらも見ていたいと思う人が多かったのだと思いますが、まずは格安SIMの側から「無制限プラン」という形で提供されたサービスに人々が群がった結果、大きなスピード規制を受ける事になり、「何が無制限なのか」というこぞって契約したユーザーによる売り文句と実態がかみ合わなくなった事に対する批判が出た結果、「無制限サービス」をうたった業者のほとんどはその看板を下ろすことになりました。

その代わりに出てきたのが、月間の高速クーポンを増やして50GBとかのプランを出した、これも格安SIMの業者が先行する中で大手も追随した感じです。しかし、私自身も思いますが、どのくらい外で動画を見るのかはその月の状況によっても違ってきますし、段階的に設定されたプランの場合、ちょっと動画を見ただけでも料金がかさんでしまうように感じることもあります。また、最初から大容量の高速クーポンを利用する契約の場合、動画を見ない月であっても一律に料金を払い続けるのもどうもと思ってしまうようなところがあったように思います。

そこで最初に格安SIMのビッグローブが出したのが特定のサービスを利用する場合、そのサービスを使う際には高速クーポンを消費しないという「エンタメフリーオプション」で、このサービスでは特定のサイト(2019年2月現在はYou Tube・AbemaTV・U-NEXT・You Tube kids・Google Play Music・Apple Music・Spotify・AWA・radiko・Amazon Music・You Tube Music)を利用する場合に高速のまま使えることが売りで、基本プランに付けるオプションになっていて、利用したい人だけ追加料金を払って一部の動画を見放題にできる画期的なものでした。

こうした「カウントフリー」サービスについて、格安SIMを売りにする業者が始めても別に規制がかかるなんて話が出てくることはなかったのですが、昨年あたりから大手キャリアの一つであるソフトバンクが「動画SNS見放題(ソフトバンクではウルトラギガモンスター+)」というサービスをテレビコマーシャルを大々的に打ち出して行なった時点で総務省からこうしたプランを提供することを自主規制すべきだという勧告が出たニュースが入り、少々びっくりしました。

この種のサービス自体に問題があるなら、ビッグローブや自社サービスのLINEや他のSNSの利用について高速クーポンを消費しないプランをオプション無しで提供しているLINEモバイルがプランを出した時点で何か注意があっても良さそうなものでした。先日このブログで紹介したように、政府が集めた有識者会議に参加している人が勤めている大学に対して寄付をしていたことが発覚したauとドコモではこのようなサービスはまだ行なっていないということも、何か胡散臭さを感じるのは私だけでしょうか。ニュースによると総務省が開催した有識者会議では自主規制を求める理由として「中小の業者は不利な立場に置かれ、公正な競争を妨げる懸念」という話が出たのだそうですが、単に「エンタメフリーサービス」を禁止するだけだと、大手のソフトバンクでなく中小に分類されるであろうビックローブなどが先に倒れてしまう危険性もある話なので、この件についてはそれこそ慎重に議論していただきたいと思っています。

こうしたエリアフリーサービスの問題点としてもう一つ指摘しておきたいのは、通信業者にどのサービスを「エリアフリー」として扱うかの区別が問題になってくるところでしょう。画期的な動画サービスがこれから展開されたとしても「エリアフリー」に対応している老舗動画サービスを外で利用せざるを得ない事になってサイト間の公正な競争を阻んでいると言われれば、それはそうだと思えますが、動画を自由に見るには「エリアフリー」でなければいけないということでもないということも、ここで指摘しておくべきかも知れません。現状の格安SIMでも自由にどのネットサービスも「使い放題に準ずる」利用にすることは可能なことは意外と知られていないのです。

それが私が今加入しているUQモバイルの「無制限プラン」なのですが、このプランはネット通信速度を500kbpsの「高速」でない「中速」で利用することで長時間の動画を画質をぎりぎりまで落とすことで、同じデータ容量をやり取りする場合でもより長く動画を見続けることができるようになるというものです。UQモバイル自体がauとの関連がある会社ではあるのですが、他の格安SIMを提供する「中小の業者」にも安く大手キャリアが回線を貸してくれるように総務省が指導すれば、何でもかんでも高速クーポンを消費するような形でなく、小さな画面でなら十分に見られるクオリティにして格安的にも今より安く提供できる中速のモバイルインターネットで動画を見るパターンでも十分な方もいるはずです。

道路に例えれば速度無制限の高速道路でなく、60キロ規制で信号のない自動車専用道を整備するようなものだと思うのですが、今より安い金額で回線を借りられる環境が整ってくれば、動画サービスを配信する業者においても中速より遅い低速でも(時間やトラフィックの問題で一時的に低速に速度が下がる状況も考えないとストレスない動画連続視聴は難しいでしょう)何とか見られるような動画配信技術の開発競争も期待できるのではないでしょうか。このような話を出す前に、まずは大手キャリア全ての回線提供を安価にさせるように促すのが筋のような気がします。そういった経緯を無視し何でもお上からの指示で目立ったプランを潰す目的で規制するというのは、民間の活力を削ぎ、画期的なアイデアを出にくくするだけで、むしろネット動画自体の衰退もありうるのではないかと思ってしまったニュースでした。


電子マネーと確定申告

2019年の10月から消費税引き上げが予定され、その中でクレジットカードや電子マネーを使った際にポイントバックが予定されているので、各企業はそれぞれ自前での電子マネーを作ったりすることが最近はニュースになっていて、どの電子マネーがメジャーになっていくのかわからない中でどうすればいいのか考えてしまうことがあります。

ただ、今の時点で考えなければならないことは別にあって、古くから使っている家計簿アプリと電子マネーの組み合わせをどうすればいいのかということを考えるようになりました。というのも、古いアプリの場合スマホとの連携機能はなく、それこそ私が使っているアプリはテキストファイルから読み込むことはできるものの、いちいち変換するのもめんどくさくなっているという事があります。

それでも、今現在はクレジットカードの口座を増やすような形で複数の電子マネーの項目を増やし、それぞれのクレジットカード・電子マネー別に計算したものを合わせれば全てのお金の流れが明らかになることはなります。それをどうしてもやらなくてはならなくなるのが私にとっては確定申告の時期で、まとめてアプリに記帳していく労力はなかなかのものですが今年はPayPayの項目を作り、モバイルSuicaでの電車利用やコンビニ・ファーストフードでの利用が増えたので日常生活のための経費の総額を出す場合にはモバイルSuicaを項目化していちいちアプリの方に記入しながら進めていくことになっています。

来年以降のことを考えると、今現在使っている現金出納および多くの銀行取引、そしてクレジット決済を全て電子マネーに変えるわけにもいきませんので、今までよりもさらにこまめに全てのお金と電子マネーの管理をきちんとやらないといけないなと思います。

新たにここまでのお金の管理をリセットして、各種銀行やクレジットカードのウェブサイトと連携した新しい仕組みに変えれば簡単に行きそうな気もするのですが、実はなかなかそういうわけにも行きません。それは、銀行でもクレジットでも、不正アクセスを防ぐためにパスワードを変えることが推奨されていますが、それを変えてしまった場合家計簿アプリの設定を変えることを忘れてしまうと、気付いた時には全く自分の口座の内容が反映されないままウェブから取引内容を見ることができなくなってしまう(サイトによっては数ヶ月でウェブで見られなくなるところもあるので)ケースが有り、それを避けるたにはやはり消費活動をした際にこまめに記録をしていった方が残高が合っているか確認するだけでいいので私には合っているような感じがするため今のやり方をまだまだ変えられないのです。

ちなみに、後からスマホを見ながら記載すればいいやと思ったモバイルSuicaについて、さすがに電車利用の分はわかるようになってしますが、他の用途で使った項目には「物販」としか表示されていないので、どの項目に振り分けるのか悩んでしまい、今その日の事を何とか思い出そうと努力しているところです(^^;)。電子マネーの時代になっても、利用した後にちょっとしたメモ書きなり別のファイルに起こして自分で持っておくことが後で悩まずに済む自分の場合の方法であるということを今しみじみと実感しているところです。

私の場合は確定申告をしなければならないのでこのような考え方をするのですが、今後電子マネーのポイントバックがあるので積極的に使おうと思っていて、記帳する必要はないとあまり自分のスマホも見ないという方は、今よりもさらに気が付いたら自分の周りでお金が残らないという事を実感してしまうかも知れません。きちんと自分で使ったお金の記録をすることは、節約をすることで今まで月二回だったお出掛けを三回できるようになるかも知れませんし、なかなか賃金が上がらない中でお金とうまく付き合うためには必要なところもあると思います。

それこそ今から始める場合は補助的に使った金額についてのメモをアプリに書き込んだり、必要に応じて手動で入力したりすることを併用しつつ、自動的にウェブサービスの内容を読み込む機能を利用するなどして、いわゆる「使わなくても良かったお金」を見付け出すことが、今後の生活を送るにあたって自分自身の生活を楽にするのではないかと思うのですが。