月別アーカイブ: 2011年2月

新技術と燃費

中東地域の騒動の影響か、国内のガソリン代も徐々に上がってきまして、改めて燃費の良い車というものにスポットライトが当たるような感じになってきています。燃費を向上させるためにはさまざまな技術や工夫がありますが、電気自動車はもちろんハイブリッド車のような技術革新によって生まれた車がその一番手と言えるかも知れません。

普通のガソリン車においても、新しく発売になった車はいろいろ工夫がされているようです。コマーシャルでもよく聞く「アイドリングストップシステム」や、変速機が「CVT」の車が昔から比べたらかなり出てきたような感じです。ちなみに、私のワゴンRはそのどちらも搭載していませんが(;_;)、写真のように走行中の瞬間燃費計および、平均燃費を示してくれるカウンターが付いています。これはこれで、常に燃費はどうだと気にする分エコドライブが自分でできているような気がします。平均燃費13キロというのは少ないように思うでしょうが、以前のワゴンRでも平均燃費は11キロそこそこでした。加速してすぐに止まらなければならない状況では、この程度でも良く走る方だと自分では思っていますが、さらにアイドリングストップをこまめにしたり、CVTの搭載された車に乗る方がいいのかというと、負け惜しみではなく(^^;)、それほどのことでもないと思うのですが。この数字はあくまでめやすという感じで、この後給油して計算したところ、燃費は1リットル当たり14キロまで伸びていました。

これは車でなく、原付バイクでの話ですが、アイドリングストップ運動が今よりも声高に言われていた頃、信号待ちの状態でエンジンキーを切る形でのアイドリングストップを行なっていたことがあります。夏のうちは全く問題なかったのですが、バッテリーが弱る冬になって、再発進しようとセルを回してもエンジンが掛からない状況が頻発したので、バイクでのアイドリングストップを諦めました。最新のアイドリングストップシステムが付いた車ではそうした問題は解決済みかも知れませんが、システムが非搭載のガソリンやディーゼルエンジン車ではこまめにエンジンを切っての運転はとても怖くてできません。セルやバッテリーの耐久性はどうなのか、また調べてみたいものですが、アイドリングについては長時間駐車したり、車中泊のために居座るような状況でしなければ十分だと思うことにしました。

CVTについては、その昔、いすゞのジェミニに搭載された「NAVI5」が搭載されたジェミニに乗っていたことがあります。高速道路を一定速度で走れるオートクルーズが標準装備されるなど実にいい車でしたが、ミッショントラブルに見舞われ、車を手放さざるを得なくなった経験があります。そんなわけで、個人的には新車が全てCVTにならない限りは4速オートマにしておいた方がいいかなと思っています。もしミッショントラブルがあった場合でも、中古のミッションを取り寄せる方法で、CVTよりも安く直せる可能性が現状ではまだ高いと思いますので。

特に、街中ばかりを走るわけではない車中泊の旅では、新技術満載の車というのはもしもの場合にどうなのかという心配が先に立ってしまいます。新技術導入直後というのは、なにも車だけに限ったことではなく、家電などでも何らかの想定外の状況が起こりやすいと言われています。ただでさえ普通車と比べると耐久性に差がある軽自動車ですから、長距離の旅を行なおうと思われている方は、目先の新技術や燃費の高さだけを判断基準にして車を選ばず、トータルの安定性も考慮することも必要ではないでしょうか。ただその場合ももちろん、日常のメンテナンスや運行前の点検など、安全に車を乗るためにやることはやっておいた方がいいということは言うまでもありません。


日本通信IDEOS その14 Galaxy Tab との2台運用のメリット

 

それまでは全く持とうとすら思わなかったGalaxy Tabですが、ついに手元に来てしまいました。それもこれも、NTTdocomoがGalaxy Tab販売促進のために行なった「HAPPY TAB キャンペーン」に乗っかってしまったことにあります。当初は2011年一月末までの予定が、これを書いている現在4月30日まで延長になりました。キャンペーンの内容は通常価格より本体を割引価格で購入できる(現状では新規契約および他社からの乗り換えについては本体価格0円か1円となっています)ことと、iモードのないスマートフォンでウェブやメールをするためのspモードの月額料が最大半年間無料、店舗に在庫があればGalaxy Tab用の専用ケースをプレゼント(私のいただいたケースには液晶保護シートも付いていました)と、他のスマートフォンを契約するのと比べるとかなりいい条件になっています。ただ、これ一台で使いまくろうとしても躊躇する人が多いからこそのキャンペーンであるとも言えるわけです。そこで、表題の日本通信のIDEOSとの2台運用が意味を持ってきます。

Galaxy Tab の特徴として、SIMカードなしでWiFiだけでも全ての機能を使えるとともに、本家docomoのSIMでは推奨されない、「Mobile AP」というアプリケーションをインストールすることで、本体でのテザリング(Galaxy Tabを無線モデム化してパソコンやゲーム機など無線LANをサポートする機器でインターネット接続ができるようになる)が可能になります。b-mobile SIMを差し替え、新しいアクセスポイントを日本通信のホームページ通りに設定することで、本体単独での通信だけでなく、SIMを抜いたIDEOSやノートパソコンなどでも無線LAN経由でのネット接続ができます。元々、b-mobile SIMでIDEOSを運用すると、みるみるうちにバッテリーがなくなってしまうという問題がありました。IDEOSの内蔵電池は1200mAですが、Galaxy Tabは4000mAありIDEOS単体での運用と比べると安心していろんな作業ができるようになります。

さて、Galaxy Tabで契約した料金プランですが、お店の方はデータ通信プランをしつこく勧めてきたのですが、通話にも使うからということで通話のできるプランで契約をすることにしました。ドコモのページに2つのパターンの紹介が書かれているので、まずはこれをご覧ください。(初出当時にはこの下にドコモホームページへのリンクが貼られていましたが、ドコモの料金プランの変更によりページ自体が消されてしまっていますので、リンク自体も消去させていただきました)

ちなみに、私はこのどちらのプランでも契約していません。音声通話プランでは、上記リンクで紹介されている無料通話有りのプランだけでなく、無料通話なしの「タイプシンブルバリュー」というのがあります。2年縛りを条件に月額が780円となり、契約に必須のパケ・ホーダイは月額0円から最大5,985円までの「パケ・ホーダイ・シンプル」になります。これにスマートフォンでのネット接続に必要なSPモード315円を加えてのプランで契約しました。また、少しでも請求金額を下げるため、請求書をウェブで閲覧するeビリングを店頭で申し込むことで、100円引きになります。ただ、店頭での契約条件として、月額315円の販売店指定サービスに2ヶ月間入ることと、スマートフォン本体の補償サービス分399円(30日間は無料)の加入は条件としてそのまま入っています。

実際はこれに加え、新規登録手数料の3150円がかかり、店頭で初期設定および加入強制のサービスアプリを入れられるなどして、最初の月のパケット使用料はほぼパケ・ホーダイの最大額分のデータ通信を強いられてしまいました(;_;)。しかしその補填のためなのか、お店では新規契約者についての特典として、キャッシュパック的要素のある、商品券の後日発送というものも行われています。こちらに到着するまではSPモードは解約できないという約束での特典ですが、そもそもキャンペーンによってSPモード自体の請求は半年無料なので、それまでに通話以外のオプションを取り外してしまえば、最安で月額675円(税込み)で通話可能な契約を維持できます。もし、無料通話を付けたい場合には、プランを「タイプSSバリュー」のみに後日変更することで月額875円となります。ここまで書けばおわかりと思いますが、このように通話専用にカスタマイズしたSIMをIDEOSの方に差して運用するわけです。

IDEOSでIP電話用のアプリケーションをインストールし、常に待受可能な状況にしておくとかなりの勢いで電池を消耗することが言われていますが、差し替えて使う場合は全くデータ通信をしないので、常にWiFiをONにしていても、電池はほとんどなくなりません。IDEOSでネット接続が必要な場合にはGalaxy Tabを無線モデムにするだけですぐにIDEOSでも全ての機能が使えるようになります。ただ、その場合、常にGalaxy Tabを傍に置いていなければなりませんが。

個人的にはスマートフォン補償の399円は解約しないでしばらく続けようと思っていますが、それでも月1,000円程度で旅先でも繋がりやすいと言われるドコモ回線を持てることに加え、いざという時の故障にも対応する状態でタブレットタイプの携帯端末を持てるのですから、かなりお得であることは確かです。車中泊の旅でもこの2台だけで何とかなってしまう状況も多いだろうと思いますし、肝心のノートパソコンのバッテリーを節約できることはサブバッテリーシステムを持たない者としては実にありがたいものです。Galaxy Tabは充電のために特別なアダプターを通したり、専用のシガーソケット用の充電器などを別購入する必要はあるものの、ノートパソコンというより携帯電話に近い感じで充電管理ができますので、今後はむしろ車中泊での旅のメインマシンになってきてしまうかも知れません。

(付記)

上に書いた内容は2011年3月14日で廃止される「端末購入サポート」を利用しての契約について書いたものです。3月15日以降については、スマートフォンの購入について「月々サポート」というサービスで売るため、その場合最低でもパケ・ホーダイ ダブル2の料金(2100円~)が基本料に加えてかかるようになります。店頭表示価格で安く維持したい方は早めの手続きをお勧めします。


Light TabかGalaxy Tabか

日本通信はIDEOSから引き続き、アンドロイドOSを搭載したスマートフォンのラインナップとして7インチの大きさのタブレット型端末をリリースさせてきました。SIMフリーで定価が39,800円だそうです。

大きさからドコモで今、投売りされているGalaxy Tabと比較してしまうのですが、今のところ、Light TabではFlash Player 10.1が動かない可能性もあるという話がちらほら出ています。その他のスペックも比べると、何となくGalaxy Tabの機能制限版といった風に捉えるのがいいかと思ったりします。

すでにGalaxy Tabは流通の最終過程に入ったと思われますので、ドコモの出す次のタブレット型端末と比較して値段を見たほうがいいとは思いますが、現状のGalaxy Tabではb-mobile SIMを入れても動きますし、SIM自体を抜いた状態でもほとんどの機能がWiFiを使って動作することを考えると、ドコモが在庫整理のため2年縛りという条件付ではありますが、IDEOSとGalaxy Tabとの2台体勢というのも面白いかもと思ってしまいました。IDEOS自体はSIMフリーなので、普段はIDEOSの方にSIMカードを入れ、通話での利用を主にし、データ通信はGalaxy Tabで(この場合、データ用のプランでは契約せず、通話用のプランに加入する必要があります)もいいですし、何か一台ドコモの電話機が余っていれば、Galaxy Tabから抜いたSIMをそちらに差しかえれば、メールはできないものの(iモード契約のない場合)、純粋に通話用の電話としてのみ使えます。となると、IDEOSのIP電話に不安を感じている方にとっては、結構面白い運用の仕方ではないかとも思えます。

実のところ、今ほとんど使っていないソフトバンクの回線(いつでも転出可)を持っているので、現在の支払分くらいに納めることができれば、Galaxy Tabをまさに0円で手にできてしまいます。そう考えると、IDEOSのみでは画面が小さいとかアプリケーション導入に不満があるとか、アンドロイド端末にはまってきた方には、期間限定ながらドコモの販売方法は結構魅力的かも知れませんね。

車中泊の旅でもそうですし、ドライブの合間にネットに繋ぐ場合、いちいちパソコンを立ち上げて調べるよりも、スマートフォンの方が簡単ですが、それなりに画面が大きい方が地図などを確認するにも便利でしょうし、車の旅に向いている感じもします。電源関連についても、Galaxy Tabは特殊なアダプタを用意する必要があるものの、シガープラグや外付けバッテリーからの充電が可能ということも安心材料です。ちなみに、自宅の近所のショッピングセンターでは、新規とMNPでの契約では本体が0円のようです。ただ、契約の際にはいろんな条件があったり、いらないサービスをしばらく付けなくてはならないとか、いろいろトラップもあるので、その辺をクリアにしてからどうするか考えてみようかと思います。

Light Tabの方は、年度末の携帯電話各社の流れを見ながら、やはりSIMフリー機をすぐ欲しいという方にはニーズがあるでしょう。ドコモがSIMフリーの電話機を出すのは夏以降ということで、今発表されているものは対象外ということもあります。ちょっと前は同じハードでもSIMフリーという事だけで値段がぐんと跳ね上がっていた事を考えると、徐々に時代は変わりつつあるような気がしています。


ダイソー 車の中でもかけれるハンガー

新しいワゴンRになり、それまで使っていた後部座席の手すりに装着するインテリアバーが使えなくなったので、車中泊の旅では必ず出てしまう衣類の整理のためにどうしようかといろいろ考えていました。以前には後部座席の手すりに直にハンガーをかけてつるしていたのですが、そのつもりでハンガーを探していたところ、100円ショップのダイソーで見つけたのがこの「ら抜き言葉」が商品名のハンガーでした(^^)。

以前使っていたハンガーは掛ける部分が回転するだけのごく一般的なものでしたが、このハンガーは写真のように座席の前にも後ろにもかけておくことができます。首が回転するだけでなく倒したり寝かせたりできるのがミソで、使わない時でもじゃまにならないよう座席の後ろに掛けたままにしておけます。

これまでは、旅の途中で温泉に入った後、タオルを乾かすのに後ろの手すりにそのまま掛けたりしていたのですが、このハンガーなら外から見ても目立たないようにタオルを掛けておけそうです。もちろん、シャツや上着をかけるためにも使いますが、座席の後ろにセットした場合、丈の長いものは車の床に付いてしまう可能性が高いので、その点には注意しましょう。雨の日などは特に衣類を濡らさないように、後部の手すりにハンガーを掛ける方が現実的な対応になるでしょう。

それにしても、改めて100円ショップの商品開発力の高さというのはなかなかあなどれないものです。いわゆる、定番商品を探すのには向かないかも知れませんが、ちょっとした思い付きで生まれたさまざまなコンセプトの商品は、以降も継続して販売されるかどうかわからないため、見付けた時に手に入れておかないと、今後入手できるかどうかわかりません。それだからこそ、100円ショップ巡りはやめられません。車中泊の旅をさらに便利に快適にするために、継続してチェックし、ここで紹介できるような品物を見付けたいですね。


日本通信IDEOS その13 FOMAサービスエリア図を手に入れるべし

NTTdocomoでは、今ギャラクシーtabをかなり安く売っているようで、新規でも1円という表示が近所のお店でも見られます。ただ、これ自身でネットに繋いでしまうと、とたんにデータ通信料がかかってしまうわけで、いつでもどこでも快適インターネットを手に入れるために毎月の支払いが上がっても我慢するか、私のように速度制限付きのIDEOSによるネット通信で我慢するかと考えると、なかなか難しいところではあります。すでにIDEOSを手に入れてしまった立場から言うと、大きめandroid端末ということで言えば、NECがキーボード付きの端末「LifeTouch NOTE」なるものも出るということで、瞬時に起動して文章もスラスラ打てるというメリットを感じる方は先にギャラクシーtabを買ってしまうと後でしまったということにもなりかねません。常に新しいものが開発されていくわけですから、目先の安さだけで選ぶ前に、焦って購入して後で後悔することがないようにしたいものですね。

昨日はショップへ行った際に、ドコモのサービスエリアがすぐにわかる「FOMAサービスエリア図(東海版)」なるものをいただいてきました。私はドコモの携帯電話を持ってはいませんが、IDEOSに差しているb-mobileのSIMがFOMAエリアで使え、さらに言うとIDEOSはFOMAプラスエリア(山間部や都市の一部などで通常のFOMAで繋がりにくいところで通話を可能にするエリア)にも対応しているので、それらのエリアが網羅されているこうした地図は実に役に立つのです(通常のエリアに加えてハイスピードエリアも別の地図で掲載しています)。

ドコモでは地域別にこうしたものを用意しているようで、写真の東海版は愛知・静岡・岐阜・三重が中心です。というわけで、遠方へ旅に行った際には、その地方のサービスエリアが網羅された地方版を入手することをおすすめしておきます。エリア中心の地図なので、道路の表示が見にくいということはありますが、写真のようになぜか道の駅の位置についてその名称とともに大きく表示されているのは実にありがたいですね。主に道の駅を宿泊場所として予定している方なら、これから行く道の駅でIDEOSやドコモの携帯電話・スマートフォンを使ってのインターネットは可能なのかということがすぐにわかってしまいます。

道路地図としてみると不満もあるかと思いますが、旅先では高速道路に用意してある地図と併用しながらカーナビを使うようにすれば、それなりに何とかなってしまうような気もしますし、これで足りない情報については、改めてIDEOSで調べるようにすればガイドブックの類も減らすことができるでしょう。

IDEOSのIP電話がFOMAプラスエリアで使えるのかというのは興味ある問題だと思いますが、それも、こうした地図があればプラスエリアの場所を簡単に探すことができます。旅先で漠然とIDEOSを使うよりも、今いる場所やこれから行く場所がエリア内なのかどうかわかっている状況で移動ができれば、もしもの緊急時に外との連絡が取れないような事は未然に防げるので、犯罪に巻き込まれないためにも旅のお供にするのもいいのではないでしょうか。同様に、携帯電話がドコモでない方についても、各社ではエリアマップの類は店頭に用意していると思いますので、できるだけ新しい情報が網羅された地図を出発前に入手しておくといろいろ便利だと思います。


メールによるネット接続について

阪神淡路大震災の時も思いましたが、今回のニュージーランド・クライストチャーチでの地震は、地震のエネルギーであるマグニチュードが小さくても、震源が都市近くで直下型の地震は恐ろしいとしみじみ思いました。あれだけ建物が倒壊した画像を見せられると、さすがに建物の中に避難しようとは思わないでしょう。いまだ情報は錯綜しているようで、被害の全貌は伝わってきませんが、被害が少なく済んでくれるといいのにと思っています。

ニュージーランドという、日本から遠く離れた場所での出来事ですが、はっきり言って私たちの住む日本でいつ同様の地震が起こっても不思議ではないわけで、改めて災害への備えというものをしっかりしなくてはいけないと思いました。現地からの報道を見ていると、電話や携帯電話のメールがかろうじて使えているということですが、こうした通信のライフラインが途切れてしまうと、かなりのパニックになる人も多いかも知れません。

地震とは関係ありませんが、一昨日九州の知り合いからメールをもらいました。何でも自宅のインターネットが使えなくなったので、何か情報を知りませんかという内容で携帯のメールアドレスで送ってきていました。インターネットの検索で調べたら、水道工事の際、誤って通信用のケーブルを切断したことがニュースになっていたのですが、肝心の被害を受けた現地でそのニュースを入手できないような状況になっていたのですね。さっそくその内容を返したのですが、とりあえずモデムが壊れたわけではないと知らせることができたのは幸いでした。

九州でのネット不通はADSLやISDNに限定されていたそうですが、まだ多くの方が自宅でのインターネットはADSLを使われていると思いますので、かなり大変だったと思います。しかし、ニュージーランドのような天災を見てしまうと、打てる対策というのはひととおり打っておきたいと思えてきます。

そういう意味では日本通信のIDEOSに差してあるb-mobile U300のSIMは単体での利用の他、パソコンの無線LANを使ってのネット接続も可能です。しかし、docomoの基地局を利用しているため基地局自体がやられてしまったらしょうがないですし、それ以上にdocomo契約の携帯電話が一斉に通信することも考えられるので、データ通信が詰まるような状況も出てくるかも知れません。それでも、ネットに繋がりさえすれば、追加料金を気にしないで使える通信手段があるというのは心強いですね。

同様の理由で他の2社の携帯電話やPHSも、災害の状況によってどこが生き残り、どこがだめなのかというのはその時になってみないとわかりません。携帯電話の複数持ちという手段もありますが、単体契約であってもウェブ以外にネットにアクセスする方法としてメールを使ったやり方も覚えておいて損はありません。通信が集中すると携帯電話やスマートフォンのウェブ接続がどの程度できるかわからないので、ずっとイライラしながら画面が変わるのを待つよりも、時間を置いて正常に送れるまでメールで投稿するようにした方がいい場合も出てくるでしょう。ブログや電子掲示板にメールを使って投稿できる機能を備えたものがあれば、不特定多数の人に自分の無事をアピールできるので、投稿用のアドレスはしっかりとアドレス帳の中に入れておいて、メールによるネット発信ができるようにしておけばいざという時は頼りになります。その際、できればですがメール送受信無料のプランがあればそちらに入っておけば、掲示板やブログにコメントが付いた際にメールで送ってくれるサービスもあるので、ウェブにつながなくても情報のやりとりができるようになります。もちろん、メールを送れたとしても返事が来るのにタイムラグが起こるほどネットが混雑するような状況もあるかも知れませんが、根気よく続けていけば次第に状況は良くなっていくだろうと思います。その際、ぜひ用意しておきたいのが長時間の携帯電話の利用をサポートする外部電源です。先日のIDEOSのエントリーで、単三乾電池4本で動く外付けバッテリーを注文したと書きましたが、当初2月中旬発送の予定だったのが、3月以降に延びたとのメールが届きました(;_;)。災害時に頼りになるのは、充電式だけでなく、コンビニで買えるアルカリ電池が使える外部電源です。携帯電話の充電だけでいいならそれこそコンビニでも置いてありますが、高出力のバッテリーはなかなかないので、早く手元に来てほしいと切望しています。実際にやってきたところで改めて紹介しますのでしばらくお待ち下さい。


お金の流れを判断すると

すでに終わった方や、全く関係ないという方もいるかも知れませんが、確定申告のため、昨年の収入および支出をまとめているのですが、いろいろ大変です。ただ、パソコンで昨年分の収支はきっちりとまとめてあるので、難儀することはないのですが、今使っている会計ソフトがかなり古いもののため、来年分から新しいソフトはないかといろいろ探していたところ、すでに販売終了した「MS Money」というマイクロソフトが出していたソフトの機能制限無償版「Money Plus Sunset Deluxe」日本語版というのが今年に入って出ているということがわかり、早速ダウンロードしてデータを入れてみました。

インターネットバンキングを提供している銀行の中で、このMS Moneyで読み込むことができる入出金のデータをダウンロードできるところがあり、手動ではありますがソフトの中に簡単に読み込むことができ、入力の手間も省けそうです(主要銀行の中でもできないところもあるのでご確認ください)。とはいっても、いちいち支出や収入の内容に向かい合う必要はあるわけですが。

しかし、このように改めて自分のお金の使い方について冷静に見てみると、特にクレジットカードを使ってついつい衝動買いをしてしまう事の何と多いことか(^^;)。MS Moneyではクレジットカードを使うということは、即ち借金をすることであるというのがしみじみわかります。このページでは特にグッズ中心に紹介していますが、ここで紹介できているものはそれでも役に立っているものの、買ったまま全く使わないものなどもかなり多く、無駄遣いをしているなということがこうした地味な作業の中わかってしまうことがちょっとつらいですね。

それと、車中泊の旅を楽しんでおられる方にはわかると思いますが、一回の旅でどれくらいお金を使ったのかということがわかってくると、もしその旅で車中泊せずホテル泊の場合、どの程度全行程にかかる費用が違ってくるのかという事についてもおぼろげながらわかってきます。漠然と車中泊の旅だから費用がかからないと思っていると、以外に宿泊以外に無駄遣いをしていることが後でわかってゾッとすることが私にはありますし(^^;)。

車を乗り換えたばかりで早く旅に出たいという気分ではあるものの、雪の残る中の遠出は控えるとともに、シーズンには何回もいろんなところへ行けるように、自分のお金の使い方についてじっくりと見直してみようと思う今日この頃です。確定申告とは関係ない方も、ちゃんとしたお金の記録を付けてみると、意外な無駄が明らかになるかもしれませんし。何も政府だけでなく、漠然と使っていると、つい無駄が出てくるということなのかも知れませんね。


ワゴンR内部の目隠しを作る

この週末は、新しいワゴンRに荷物を積み込むとともに、車中泊を快適にするために欠かせない外から中で何をしているかわからないような目隠しを作っていました。カー用品店や車中泊のためのグッズを作っているショップでは、すでに車種によってきちんとカスタマイズされたカーテンを売っているところもありますが、それだけのお金もないのですべてキャンプ用の銀マットで自作します。

幸いにして前の車で作ったものがあったので、前の左右ガラスをのぞいては以前作っておいたものをリサイズするだけでぴったりとはまるものが作れました。前の部分については180センチの銀マットを追加購入し、それを半分に切ってからぴったりとはまるように微調整していきます。私のやり方だと、まず上下をぴったりと合わせてから周辺を切っていくのですが、真四角なガラスではないため、一気に切りすぎてしまうと、せっかく買った銀マットをみすみすゴミにしてしまうので慎重に作業しましょう。何とかそれなりに仕上がった写真は以下の通りです。

フロントガラスはサンシェードで代用していますが、小さいスペースも入れると、銀マットは前と後ろでそれぞれ4枚ずつ、計8枚必要になります。カーテンと違ってまとめてもそれなりの大きさになるので、改めて何を載せておくかということも考えていかないとならないでしょう。ただ、これではまだ完全ではありません。後ろの目隠しは、以前のワゴンRでは、ブレーキランプの部分にござを差し込むことで対処していましたが、ブレーキランプの取り付け方が変わってしまったため、このままでは後ろの目隠しができません。しかし、以下の写真のように何とか同じござを設置することができました。

最初は磁石でくっつけようかとも思ったのですが、私が持っているござは巻いて収納する場合の紐が先端についていましたので、これを活用しようと思い、後部の中央上にあるブレーキランプを固定するためのビスをちょっとゆるめて、紐が結べるように紙の荷紐をかませることにしました。これだと車本体を傷めることもありませんし、現状復帰も容易です。写真のようにござを紐に結びつけることで固定しているだけです。

でもまあこれで、何とか外からの視線を気にすることなく車内で活動できるようになりました。元々持っているものや、自宅にあるものを使って作業しただけで、不足していた銀マットを買い足しただけです。ただこれも、窓が小さいワゴンRだからお手軽にできたのかも知れません。同じように軽自動車で車中泊を考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。


車の取扱説明書を読もう

中古で車を購入するにあたって、以前の状態がどうなっているかわからない中購入するということで、新車と比べてさまざまな違いがあることを理解しなければなりません。そうは言っても、最低限のものとして車の取扱説明書があります。新車で購入される場合であっても、そうした説明書は読まなくても運転はできるわけですから、多くの方にはおなじみではないかも知れません。しかし、車の機能を全て理解するためにはより所となるのはやはり取扱説明書なのです。

今回、新しいワゴンRに乗り替えて、車の運行上で以前と一番変わっていることは、イモビライザーが標準装備になっていることです。幸いなことにキーはスペアと合わせて2本揃っていましたのでよかったですが、ホームセンターなどでキーのパターンのみをコピーしても、ドアを開けられてもエンジンはかからないようになっています。新たにスペアキーを作るにもお金がかかりますし、スペアキーを紛失した場合は、さらにややこしいことになります。改めてキーの管理はしっかりやるとともに、キーの閉じこみをしないように、特にドアをロックする際には必ずキーを使って行なうという手順を確認しておく必要もありそうです。

もう一つ、説明書を読んで役立ったことがあります。それは、車の警報装置についてです。車の警報装置がどういうものかご存じない方であっても、いきなりクラクションが何回も大きな音で鳴っている状況に遭遇したことがある方もいるかと思います。これは私のワゴンRの場合、キーレスエントリー以外(不正な方法での解錠だけでなく、キーをドアの鍵穴に入れて回して開ける一連の動作も含まれます)でドアを解錠し、そのままドアを開けた場合、警報装置がセットされているとすぐに鳴りだしてしまうというものです。

私の場合、以前の車から必ずキーレスエントリーでドアの開け閉めをするように心掛けてはいるものの、キーレスエントリーの付いたキーの電池が解錠しようとして切れていた場合だとか、キーレスエントリーがないスペアキーを解錠の際使う場合もないとは言えません。また、人に車を貸したり移動を頼んだりする場合、その方がキーレスエントリーを使う習慣のない方の場合、ついキーを鍵穴に入れて回してドアを開けたとたん警報音が出て、その止め方を知らないとえらいことになります。昼間ならまだいいですが、もしそれが周辺に車中泊する車があちこちにいる深夜だったらと思うとぞっとします。取扱説明書には、この警報音を鳴らさない「警報なしモード」のセット方法が掲載されていました。状況にもよりますが、車から離れることがそれほどない車中泊の旅では、警報装置は周辺の状況に合わせて解除しておいたほうがいいように思います。さらに、これも以前のワゴンRと変わった点である、パンクの際の付属修理キットの使い方も詳しく説明されていました。ワゴンR以外のスペアタイアが搭載されていない車に乗っている方も、トラブルになった際にも困らないように、説明書にはちゃんと目を通しておきましょう。

このように、普段全く使わなくてもいざという時に役立つかも知れない取扱説明書ですが、中古車を購入した際には付いていない場合があります。そういう場合どうすればいいかと思いつつスズキのホームページを見てみたところ、家電メーカーではよくあるネット上からのダウンロードサービスはないようです。ネットオークションで手に入れるという手段もあるようですが、特に中古車を購入するような場合は、事前に取扱説明書の有無を販売店に確認した方がいいかも知れません。


MH23S ワゴンRがやってきました

代車生活が相当長く続いていましたが、何とか乗り換える車が決まりました。平成22年のMH23S型ワゴンRでグレードはFXというスタンダードモデルです。色にはこだわらないということで、おまかせで安いものをという希望を出していたらブラックになりました。汚れが目立ちそうな色ではありますが、白よりは手入れは大変ではないでしょうし、寝るときには夜の闇にまぎれてひっそりとできそうな気がします(^^)。

とりあえず全てを把握はしていませんが、とにかくほっとしました。まだ雪深いところには行けそうもないですが、今後はこれまで積んでいた荷物をどう収納するのかという問題をクリアにしていくことになるでしょう。現状でのワゴンRにはスペアタイアが付いていず、写真で言うと手前の部分を開けたところにパンク修理キットのみが付属するという長距離旅行には不安がある装備になり、以前からその点が一番気がかりでしたが、とりあえずはスペアタイアを乗せないでいこうと思います。スペアタイアに交換した場合でも長距離を帰ってくる場合にはタイヤ修理は必要になるということもありますし、今加入しているJAFと自動車保険のロードサービスを組み合わせることで、現場でのパンク修理が実費のみでできるというサービスをいざという時には利用するつもりで腹をくくることにしました(もちろん、現場でのタイムロスは覚悟しなくてはなりませんが)。

というのも、写真のようにスペアタイヤ収納部がまるまる座席下の荷物スペースになっていて、いろいろ入ってしまうのです。パンク修理キットが入っているスペースにもちょっとした隙間があるので小物が入り、今まで籠にまとめて入れていたようなものも詰め込んでおけます。広いスペースには、とりあえず非常用の三角表示板や普段使わない雨具やスエットに加えて今まで車に積む事を断念していたドーム型のツーリングテント一式まで入ってしまいました。以前のエントリーではほとんど使うことがないとテントの事を紹介しましたが、他の荷物に影響を与えないで積載できるなら災害時に活用できるものですし、非常用の備えとしてありかなと思います。全体的なサイズは旧ワゴンRよりも狭く、車高も低い状況で、以前紹介した後部座席の天井に渡すようにして設置するインテリアバーが付かないのが計算外ではありますが(;_;)、それでも荷物自体は前のタイプより多く載せることができると思います。

これから実際に荷物を乗せたり、目隠しを作ったりとさまざまな作業をしながら車中泊用の車として仕上げて行きたいと思っています。ちなみに、助手席周辺のシートアレンジについては前モデルと同じで、問題なく就寝スペースを作ることができます。徐々にではありますが、これから紹介させていただきたいと思っています。