月別アーカイブ: 2022年5月

最小の湯沸かし・コーヒーセットを作るため新しいアルコールストーブを購入

散財というほどではないのですが、私の趣味を理解してくれない人から見ると、「同じ機能のものを何台買ったら気が済むの?」と言われそうな趣味のグッズを購入してしまいました。表題の通り新しいアルコールストーブなのですが、今回のものはこのような写真の本体および十字五徳のセットです。

普通にアルコールストーブというと、トランギアのように二段になっているようなものを想像する方が多いと思いますが、このアルコールストーブは、小さなカップのような形状をしていて、中にアルコール燃料を入れて点火すると、中心部だけでなくカップの縁に小さな穴が全体均等に開いていて、そこからも炎が出るようになっています。本体・ゴトクともチタン製で、火力は強め、写真の状態だと燃料を入れて燃やし尽くすような使い方が一般的になります。

私が現在メインに使っているアルコールストーブは、ポケットストーブの中にそのまま収納できるくらい小さなもので、燃費も良いのでメスティンなどアルミ製の鍋を使ってアルコールの量を調整すれば、自動炊飯のようなこともできるので、それはそれで気に入っているのですが、固型燃料のような使い方はできる半面、一気に水を沸騰させるようなものではないので、万能ではないのですね。

今回購入したセットはそこそこ火力が強く、あとは何と言っても私が持っているスノーピークのチタンシングルマグ220mlにすっぽりと入るので、同じスノーピークのチタンシングルマグ450→300→220という順にスタッキングできるので、さらにその中に入るので、カップとアルコールストーブを一まとめにして持ち運ぶことができるということで、つい注文してしまいました。

ちなみに、モンベルのチタンシングルマグ450と口径が同じで容量が多いカップがかつてモンベルで商品化されていまして、このアルコールストーブと一緒に持ち運ぶ場合には以下のリンクにある「モンベル チタンカップ600」と他のスノーピークのチタンシングルマグとをセットで持ち出すことを考えています。

モンベル チタンカップ600

上の記事のリンクにあるように、このサイズのカップに合うフタや、軽くて小さくまとまるチタン製の風防もありますので、一番上の写真のようにアルコールストーブの周りに風防を付けて、その上にモンベルのチタンカップを乗せれば、500mlでも十分余裕を持って湯沸かしのできるセットが完成しました。

アルコールストーブは風の影響をかなり受けますので、チタン風防だけでなくバッグや自分自身が風除けになって炎が揺らめかないように気を付ければ、アルコール燃料は30mlを使えば、このセットではアルコールが燃え尽きる直前に8分で沸騰させることができました。ちなみに、同じ30mlのアルコールがあれば、先日購入したナフコのヒートエクスチェンジャー付きのケトルを使うと900mlのお湯をトランギアのアルコールストーブで7分台で沸騰させることができましたが、そちらの方は熱効率が良い分、湯沸かしセットが大がかりになってしまいますので、状況によって使い分けるのが正解だと思います。

ちなみに、スノーピークのチタンシングルマグ300→220→アルコールストーブという風にスタッキングしたさらに中に、ポーレックスのコーヒーミルがハンドルを外した状態で入れることができます。また、モンベル チタンカップ600の方にはナルゲンのキッチンジャー250mlのボトルがすっぽり入るので、ナルゲンボトルにコーヒー豆を入れれば、豆から挽いて淹れるコーヒー用セットが、小さめの巾着袋の中に全て収まるようになりました。

写真の巾着袋は二段の小さなお弁当用の袋ですが、アルコールストーブに付いてきた袋に、その他もろもろの道具を入れても十分収まりますので、単に湯沸かしをしてカップ麺とコーヒーというような事なら十分このセットでできるので、歩いて出掛ける場合にはこのセットをバックパックに忍ばせて出掛けるというのも良さそうです。

趣味性の強い道具ではありますが、いざという時にも役立ちそうですし、個人的には今後の活躍に期待したいと思っています。


台湾の電動バイク利用の仕組みは日本国内で利用できるようにならないのか

一昨日、テレビを見ていたらあまり日本にいると報道されることのない世界の国々の様々な様子を紹介している番組があって、中でも羨ましいと思ったものがあります。それが台湾で行なわれている電気スクーター「Gororo」のサブスクサービスだったのです。

電動バイクと言えは、ヤマハの電動スクーターを使って移動し、バッテリーが空になったらお店や民家に飛び込んで家庭用コンセントから充電させてもらいながら目的地へ進む旅をするテレビ番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」でもおなじみですが、台湾の「Gororo」はバッテリーがヤマハのようなバッテリーが一つでなく二つ入るようになっているのですが、その充電方法が変わっています。番組ではガソリンスタンドよりも手軽だという事を紹介していましたが、使用して空になったバッテリーをバッテリースタンドに持って行くと、多くスタンドで充電されているバッテリーの中から充電されているバッテリーと交換して走ることができるようになっているのです。

ちなみに、二つのバッテリーをまるまる使うとおよそ50~70キロメートル(走行距離は乗り方や走る場所によっても変わります)走れるのだそうですが、バッテリースタンドを利用する場合、大体毎月自分の利用する距離を決めて、その範囲内であれば定額のサブスクになっているそうです。まさにスマホの料金のように決められているので、予定外の場合申告したキロ数を超える利用がある場合には追加料金もそれなりにかかるようです。

まず、バイク単体の価格は32~56万円とそれなりの値段がします。ただこの価格には2年間分のバッテリー交換料やロードサービス費用なども含まれ、さらに環境保護の観点から地方政府からの補助も購入時に出る(ガソリンスクーターなどからの買い替えの場合価格の30%くらい補助される場合も)ことがあるということなので、実際の個人負担はこれよりも安くなるでしょう。

バッテリーを使い放題にしてバッテリースタンドで何度でも交換できるようにした場合には、月額4,800円くらいだとのこと。最安プラン(月ごとの利用回数で料金が違いますがちょっと調べても何回までかというのはこれを書いている時点では不明)の場合は月額1,200円ほどだそうです。ガソリンと比べるとちょっと高いような気がしますが、台湾ではこのバッテリーステーションが相当整備されているようで、出川哲朗さんの番組のようにすっからかんになっても人に頼むことなくスムーズに充電されたバッテリーと交換が可能です。

ちなみに、出川哲朗さんが乗るヤマハの「E-Vino」は単体で税込259,600円で、スペアバッテリーは6万円弱、一回の充電で約29km走行でき、充電時間は空からだと約3時間ということです。E-Vinoの場合は気付いたら充電できていなかった場合、充電する時間がかかりますが、台湾のシステムなら近くにあるスタンドに行けばすぐに走り出せ、最安プランであれば、4年間以上乗り続けることでバッテリー利用料が6万円に到達するような感じになります。どちらのシステムが使いやすく、お財布にも易しいかと言えば、私は台湾の方を推します。

なぜなら、こうしたシステムは、車両がたとえ古くなったとしても同じバッテリーを使い続けるわけではないのでバッテリーの消耗(つまりバッテリーの買い替え)を気にする必要がなく、同じ型のバッテリーをメーカーが提供し続けてくれる限り、安心して長く使うことができるようになっているというのが理由です。こうしたインフラ整備がない日本と比べると実に羨ましいです。

ネットで色々調べていると、この交換バッテリーで動く電動スクーターをヤマハの方でも作って売られているそうで、日本と比べて小さくインフラ整備がしやすい台湾であるとは言え、政府が本腰を入れて環境整備を行なえば、電動バイクで日本一周ができるようになるのでは? という感じがするのですが、その辺は政府のやる気の差も出てくるのではないかと思います。

個人的に、電気自動車や電動スクーターを普及させる場合、電動自転車のように電池が消耗したら買い替える方式だと、利用者にとってはかなりの負担になるので、台湾のバッテリーステーションのようなインフラを整えないとうまく普及せず、各社のバッテリー規格が違うだけでなくユーザー自身でのバッテリー交換ができない(電気自動車の場合)日本では、レンタル使用や業務用にとどまってしまうのではないかと思っています。その割には現在のガソリンスタンドを水素スタンドに変えることで、現在と同じような感じて利用できる水素自動車のニュースは入って来ないし、日本は今後どんな未来の乗り物についての構想があるのかと不安でしかない中、古くてもそこそこ燃費のいいガソリン車を利用していますが、本気でガソリン車から買い換えたいような新たな交通の仕組みを具体的に考えて欲しいところです。


2022年の年末の動向が注目される楽天モバイルの固定無線アクセスサービス

このブログで何度も書いてきましたが、海外メディアからの情報でまだ詳しいことはわからないものの、楽天モバイルがドコモのhome5Gのような固定無線アクセスサービスをスタートする予定であることが発表されました。

「世界でも指折りの低いコスト構造を採用する」と楽天モバイルのタレック・アミンCEOが発言したとのことですが、端末の提供が世界中の半導体の供給不足が理由ということで、2022年12月にスタートする予定だということです。

私は現在、通常の楽天モバイルのSIMカードをモバイルルーターに入れ、モバイルルーターのクレードルから有線LANケーブルを引っぱって今まで使っていたWi-Fiルーターに接続しているので、ほとんど違和感なくモバイル回線での自宅利用を実現していますが、果たしてドコモの月4,950円と比べてどのくらいの金額で行なわれ、さらに現在の楽天モバイルの規制である「1日10GBを超えた場合その日のうちは最大3Mbps」という制限がどうなるのかという具体的なところも気になるところです。

さらに、楽天モバイルではパソコンなどでアプリを導入すれば使えるようになる「デスクトップ版Rakuten Link」の開発を改めて発表していますが、新たな固定無線アクセスサービスでは電話は使えるのか、そしてその際の料金はどうなるのかなど、興味深いところです。

このタイミングで楽天モバイルは月額0円で契約を維持できる仕組みを撤廃していますので、私の場合には今後楽天モバイルの無制限の金額と新たなサービスの金額を比較し、さらに端末価格がどうなるのか、すでに楽天モバイルに加入している人にもキャンペーンが適用されるのか(モバイル回線ではスマホ購入についての特典は利用できないので)、ということも気になりますね。

一方、光回線のインターネットは、4Gや5Gを利用したインターネットと比べるとはるかに高速で利用できるようになっています。オンラインゲームをやり込むような場合は、今回の楽天やドコモ・ソフトバンクの無線アクセスサービスはまだ力不足であることが予想されるので、全ての人におすすめというわけではありませんが、現在楽天モバイルの回線を使っていて不満に思う事は、既製品を無理に使っているためにより電波状況の良いauのパートナー回線に強制的に接続してしまって一気に高速クーポンを使い切り、最大1Mbpsの自宅で使うには不十分なスピードになってしまうことがあります。

今回発表されたものでは、そもそもパートナー回線を拾わないようになっているとさすがに思いますので、乗り換えを考えてはいるものの、少々問題もあります。

というのも、現在、私が使っている楽天モバイルから購入したスマホでは、楽天モバイルのSIMを入れずに他の回線のSIMを入れていても「Rakuten Link」が使えるので、自宅ではデータ通信を使い、外ではいくら通話しても料金のかからない電話番号を確保しているのですが、このような事が新しいサービスでできない場合、今の状況を保とうとすると、固定インターネットの料金とは別に楽天モバイルの月980円(税別)が余分にかかってしまうことになります。

また、楽天はドコモやソフトバンクと同じように固定電話の番号をそのまま使えるような電話サービスを無線でということも考えているのかも知れませんが、その場合はインターネットと電話は別契約になってしまうのかということも気になります。

まだ、詳細がわからない中での事なので、ここで色々考えていてもダメなことはわかっているのですが、そもそもこのサービスが本当に今年の年末にスタートするのか? ということすらまだはっきりしないので、今後の続報についても注意深く追い掛けながら、ここで改めて報告させていただきたいと思っています。


学校の規則で「水筒に氷を入れるのはダメ」という理由がはっきりしない件を考える

私の生活スタイルというのは周りに小さな子供がいないので、ネットニュースになって初めて色々な学校の規則が問題になっていることを知ったりするのですが、私が小学生の頃にも、色々理由がわからない規則がありました。

鉛筆でノートを取っていると、筆圧がそれなりに高いと、すぐに字が太くなったり心が折れたりして鉛筆を削る必要が出てくるのですが、筆箱の中に入れておいた小さな鉛筆削り器では木くずと芯のゴミが出るということもあって、中学生くらいになるとシャープペンシルを使うようになっていったのですが、当時の小学校ではそのシャープペンを禁止していました。理由については当時、カチカチと芯を出す音がうるさいとか、先の尖ったものは危ないということでしたが、鉛筆だって削りたては刺さると痛いですし、替芯を使えばゴミも出ないで書きものにはシャープペンシル一本で済みます。

鉛筆と比べて価格が高いものがあるというような批判もあったものの、当時も100円ちょっとで買えるシャープペンシルは存在し、なぜ小学校でシャープペンシルを使うのがダメなのかは、今だにわかりません。それに付随して、シャープペンシルおよび最低限の文房具を入れておく缶製の筆箱、「缶ペンケース」も禁止になっていました。

当時は落としたらうるさいという、何やら理由にもならないような理由で持ってきてはいけないものになっていましたが、当時の筆箱というのはかなり大きくて、様々な機能の付いた大そうなものがあった反面、必要十分な大きさでじゃまにならないペンケースということでは、特に教科書ノートを全て自宅に持ち帰らなければならない小学校の低学年の子にとっては、大きな筆箱というのは、さらにランドセルの収納にじゃまになる点もあり、さらに布やシリコン(私の時代には無かった)のペンケースの場合は、中味が潰れてしまって壊れてしまうくらいランドセルをパンパンにしてみんな登下校していたので、ペンケースの中味を守るという意味でも缶ペンケースは悪くない選択ではないかと思えたのですが。

そうした禁止条項と同じような感じなのかはわかりませんが、広島の一部の小学校では水分補給のために持っていく水筒の中に氷を入れてはいけないというルールがあるそうなのです。ネットニュースだけでなく記事へのコメントの識者の方々の意見も見ましたが、おおまかな理由として考えられるのは「氷を入れると水筒を振った時の音がうるさい」「直接氷を頬張ると窒息の危険性がある」「キンキンに冷やされた水(お茶)を飲むと胃腸に悪い」というような意見が見受けられました。

氷の入った水筒を振って音を出すというような行為については、缶ペンケースと一緒で、きちんと先生が注意すれば済む話ですし、窒息を恐れるなら蓋と呑み口の間に氷止めになる呑み口のある水筒を用意すればいいことです。私がこの夏にかけて使っているタイガー魔法瓶のMCY-A035という350mlの真空断熱ボトルにはストレーナーが付いているので、氷は直接飲み込むことはなく、逆に熱いものでもワンクッションあるので一気に口に入って火傷をする気遣いは無くなりました。

私自身は氷を入れてスーパーで貰った濾過したお水を入れていくのですが、氷を入れておくと中味を飲みきった場合でも、水道水を入れ直せば残った氷で水を冷やしてくれるので(氷は常温水を入れることで溶けてしまいます)、小さいボトルであってもおかわり分も冷たく飲めるのが気に入っています。

冷たい飲み物を飲むと胃に悪いというのは確かにそうですが、これも場合によります。炎天下でスポーツや仕事をする場合、私などは熱くなった体の部分に直接掛けるためにあえて氷を入れておくことで熱中症の対策をしていますし、別にカップを用意すれば本当に冷たいものを飲みたいならそのまま飲み、今冷たいものを飲んだら腹に悪そうと思ったら、カップに入れてからちょっと待って少しずつ飲むという知恵を使うことで解決できるのではないでしょうか。

この冷たい飲み物禁止のようにも感じられる「氷禁止」というのは、事前に別容器に水やお茶・麦茶を冷蔵庫で冷やし、キンキンに冷えた状態で真空断熱ボトルに入れて持っていくことまで禁止するの? と思ってしまいます。それこそ、登校時に児童全員の水筒の中味の温度を計るようなことまで小学校ではしないでしょう。となると、やはり後に残るのは「なぜ水筒に氷を入れてはいけないの?」という事になってしまいます。

こうした議論が進むと、体のために常温で飲むことのできるプラスチックボトルに統一するような考え方もあるかとは思いますが、学校の場合は昼休みを挟んで夕方まで同じ水筒で飲むため、夕方に近づくと中味が傷んで食中毒事故を引き起こす可能性もあります。氷についての問題は解決しても、別の問題が出てくるわけで、学校関係者の方の苦労はいかばかりかとも思えますが、そこまで行くと「水筒の持ち込み自体禁止」にして、先生が指示した時間にカップに飲み物を注いだり水道の蛇口を捻ってみんなで水分補給の時間を設けるような事になってしまいます。ステンレスカップだけをランドセルにぶら下げて登校なんていうのも個人的には好きですが、そうなると今度はそのカップについての規制も入るのかも知れませんね。

これまで紹介した「氷禁止」の理由というのは、確かにうなずくことができるところもあるものの、あくまで家庭に対しての「お願い」くらいに留めるべき問題ではないかと思います。先生たちが家庭との話し合いの中で親の方が今まで考え無しに氷を入れていたのか、自分の子にはどうするのが良いのかということについて改めて考えるための情報を学校が提供し、家庭の中でどうするのが良いのかという事を考えるきっかけにこのニュースがなってくれると良いのですが。


宅配荷物の再配達について郵便局が他社と違うことは「不在票」ありきということ

ネットニュースを見ていたら、郵便局の方が荷物や書留などを不在時に持ち戻る際、不在票を残していくのですが、この不在票を無くしてしまった人のルポが目に入りました。私は、現在郵便局を含めた宅配業者については、ヤマト運輸と佐川急便の無料登録会員になって、荷物を受け取る場合のロスをできるだけ少なくしています。

ヤマト運輸からの受取りについては、自分の登録住所に荷物が発送された場合、メールやアプリ、LINEに連携されていればLINEでの通知が事前に来るようになっています。佐川でもメールで事前通知される仕組みがあります。ネット通販で物を買うような場合には、宅配業者の方のデータベースに記載される前に、購入業者の方から荷物の追跡番号が案内されることが多いので、ヤマトや佐川と郵便局の間の差というものはないのですが、今後お中元で荷物が来たりすることもあるので、その場合には差が出てきます。

というのも、例えばヤマトならクロネコメンバーズに登録していれば、配達前に誰から荷物が送られてくるかというのは会員登録してアプリを使ったりメールやLINEでの通知ができるように事前にしていれば、スマホの中に勝手にそうした通知があるのですが、郵便局の場合(荷物だけでなく書留などの追跡番号のある手紙も)は、ウェブやLINEから追跡することはできるものの、追跡番号は事前に送ってくれる人がこちらに知らせてくれない限り、不在票が入らないとわからないのです。

ですから、自分がゆうパックや、550円である程度のものが送れてしまうレターパックプラスを送る場合には、早めに追跡番号をメールやLINEで送ることにしています。ネットニュースで見たケースでは、たまたま役所からの書留であったことから、不在票がなくてもその手紙を探してもらうことができたようですが、全く宛先を思い出せないような場合には、直接郵便局に出向く場合には、追跡番号がない分、時間がかかることを覚悟しなければならないでしょう。追跡番号さえあれば、直接郵便局で聞かなくてもネットやLINE上から再配達の指示ができるので、直接郵便局に行けない場合には、再々配達でもう一回配達されるのを待つしかないような状況にもなってしまいます。

逆に言うと、荷物だけでなく書留のような手紙についても配達を行なっている郵便局の場合、事前にメールやLINEで配達前にお知らせをもらえるようなシステムが整っていないということになります。ですから、不在票をもらった場合には失くさないようにするのはもちろん大事ですが、不在票を見たらスマホを使って、LINEからでも追跡番号を打ち込んでスマホ内に追跡番号のデータを残し、さらにスマホから再配達や別場所での受け取りをとっとと申し込んでしまうようにした方が、もし万が一、不在票を失くしたりしても、追跡番号はスマホの中に残っているので、スムーズに探してもらえると思います。

荷物を受け取る場合には自分で配送業者を選ぶことはできませんし、手紙の場合はそもそも他社はサービスがありませんので、システムに不満を感じていても、そうしたユーザー側の対策を取っておくことで、大きなトラブルを防ぐことができます。もし自宅のポストに各社の不在票を見掛けたら、通常のDMなどの束とは別にして置く場所を確保することも良い対策になると思います。細かいことですが、同じ流通業といっても、ヤマトや佐川と郵便局の仕組みは違うということは覚えておきましょう。


「好きな時に出掛けて好きなところで泊まる」車中泊のメリットは何処へ

昨日、テレビ朝日系列の「グッド・モーニング」という朝の情報番組で、軽を中心にした車中泊の特集をしていたので興味深く見ることができました。取材は2つのパターンが有り、まずは利用に登録が必要で(申請料30,000円と年間登録料10,000円/年)、利用の際にも人気の場所では事前予約をしなくては泊まれず、中には利用日一ヶ月前には予約が埋まってしまうこともあるという千葉県の「RVパーク」を利用する方々へのインタビューがありました。

軽自動車を使って車中泊をRVパークで行なっている方でテレビに出てきた方というのは、軽トラックをベースとして荷台部分に居住スペースを載せ、箱の中だけでなくポップアップルーフと併用することによって二人での車中泊も楽々という軽のキャンピングカーを使っている方や、市販のワンボックスの軽自動車をDIYして利用するような方の二組が取り上げられていました。前者は車の価格が400万円ほどだと言い、後者は車自体は100万円くらいで、DIY費やキャンプグッズを揃えると前者の半額以下というような感じで紹介されていました。

ただ、インタビューの中で利用者の方の中には、車中泊のメリットとして「好きな時に出掛けられて好きな所で泊まることができる」というような事を仰っていましたが、料金支払いを伴う事前登録が必要で、さらに泊まる場合には予約が必要なRVパークの利用では、そうしたメリットは感じられないのでは? と私などは思ってしまいます。それでも、現地に着いたらテント設営の手間がいらずすぐに食事や就寝ができるのは車中泊のメリットでしょうし、車中泊をすることを考えた上でのRVパークという施設は、キャンプ場より安く、電源も使え、さらに場内で火器を使っても咎められることがなく、ゴミについても利用場所によっては処理をしてもらえるということで、RVパークに登録することにメリットを感じており、快適に過ごせる車および装備を持っている方であれば、こうした旅の形態というのはますますニーズが広がっていくことが予想されます。

特集の中では、もう一つの軽自動車を使った車中泊をしている方を取材していて、その方々(ご夫婦?)は人間だけでなく犬二匹と一緒に旅をしているので、必然的に宿泊については車中泊になったと言いますが、その車というのがスズキのワゴンRやMRワゴンのような助手席側がフルフラットになるものの、運転席側はヘッドレストを取っても前席側はちょっとボコボコするタイプの普通の軽自動車でした。

取材を受けたお二人は、仕事を辞めたのを機に、全国の道の駅をコンプリートして回ろうと日本一周の旅をしているのだそうで、番組で取材を受けた際には出発してから半年ぐらいの時に、バーベキュー用途などで賑わっている河原で取材を受けていました。個人的にはこの方たちの車中泊ライフが私のスタイルに近いので、結構興味深く見たのですが、女性の方の方が背が低いので運転席側で、男性がフルフラットになった助手席側でマットや布団を敷いて寝ているようでした。ただ、やはりこの手の車で運転席側で寝ることを続けていると、もしかしたらエコノミークラス症候群になってしまう可能性もあるので、体に不調を感じたらその日はビジネスホテルやネットカフェの個室など、車内より環境がよく体を思い切り伸ばして寝られる場所にエスケープして欲しいと思いました。

ちなみに、ガソリン代や食費、日用品などの月ごとの費用については、大体月15万くらいだとのこと。テレビでははっきり言いませんでしたが、何しろ彼らの目的は全国の道の駅を回ることというので、常に道の駅を宿泊場所として使っている可能性があるのですが、さすがに日本一周しているという場合は、道の駅に車を停めて寝ていると、道の駅のポリシーとして許される「仮眠利用」ではなく、場合によっては咎められることもある「道の駅の宿泊目的利用」と捉えられてしまう可能性も0ではありません。

個人的には車中泊をしている方々というよりも、テレビを見ている人にこうした疑念を抱かせるテレビ局現地スタッフおよび、内容を編集して車中泊の良いところしか出さない局のスタッフにもう少し考えていただかないと思いました。お二人は、今後テレビに出たことによって、今後の日本一周に支障が出るようなトラブルに巻き込まれる可能性だってあります。テレビでは車の車種や内部を出してしまっているので、今後出掛けた先でも特定されやすくなってしまうでしょう。ぜひご無事に旅を終わられることを願って止みません。

私自身、もし現地でテレビの取材をもちかけられた場合でも、今回のように単に視聴者の興味を引くような形で編集されてしまい、自分が意見を言ってもその部分については無視される可能性が大きいので、安易に取材は受けないと思います。車中泊が流行っているとは言え、その中には必ず光だけでなく影の部分があり、その辺まで考えてしまうと、極端な話、道の駅での車中泊は一切できなくなってしまいます。

今回のように車中泊がテレビで特集されるのは、道の駅でも仮眠までは規制できないというような、グレーゾーンによって利用できる状況であるからだとも言えます。しかし、今後の政府の動向により、道の駅での宿泊は全面禁止、トイレだけは24時間利用可能というような場所が増えてしまったら、オートキャンプ場を予約して使うか、RVパークに登録して利用するか、無理を承知で人の来ない場所で強引に車中泊するかというような感じにも変わってしまう可能性があります。

私が車中泊を始めた時には、宿泊予約を取ろうとしてもどこも満室でどうにもならないオンシーズンに、とりあえず車で出掛けて現地でも宿泊場所がない時に(といっても、現地で宿が取れることはまれでしたが)、車中泊を利用するようなスタンスからスタートしたのですが、個人的にはこれだけ多くの人が車中泊についての興味を持っている時代になっているので、RVパークのように登録費用がかからずに、駐車場を利用する金額くらいで使えるような車中泊場所を全国で作ってくれるようでないと、車中泊の魅力の一つである「好きな時に出掛けて好きな場所で泊まれる」メリットは無くなっていく方向に行ってしまうような気がします。そのためにも、テレビ局やマスコミの方々には、安易に車中泊の面白さだけを報道するのではなく、その中で起こっている問題や、今後への展望についてもしっかりとフォローして欲しいものですが。


気が付いた時には一気に変わっているかも知れない地方のコンビニ事情

毎日の生活を自宅中心にしているとなかなか気付かないことが多いですが、確実に社会の状況は今までとは変わってきているように感じています。このブログでも前に書いたように、銀行での硬貨入金についての手数料を取るようになったり、郵便ではがきや手紙を週末に出せば今まで週明けの月曜日に到着していたところが、到着までの日数がかかるようになるなど、今まで当り前だと思っていたことができなくなっている部分が増えてきたように感じています。

今回紹介したい事は、コンビニエンスストアに関する事です。今までも、新型コロナ感染が広まる中で、アルバイトしている人が感染したり、深夜・早朝の時間を中心に人が集まらなくなり、一定の期間休業するようなコンビニがあったことをブログで書いた記憶がありますが、さらに状況は悪くなっているようです。

というのも、近くのコンビニのアルバイト募集のチラシが目に入ったのですが、その中に書かれているアルバイトの募集時間にちょっとした違和感を覚えました。それは、今までコンビニと言えば24時間営業が当り前だったのですが、そのコンビニでは夜11時以降および、朝6時までの間が空白になっていたのです。

新型コロナの影響が日本でも出てきてから、日本の大手コンビニチェーンでは24時間営業でない営業時期短縮店舗を増やすというようなニュースがあることは知っていたのですが、深夜はともかく、電車がすでに走っているような時間にコンビニが開かないということになると、何の用意もせずに旅に出るような場合、とりあえずコンビニで食料品や旅行用品を入手して出発するようなこともやりにくくなってしまいます。

また、車中泊の旅を楽しむような場合でも、食料などの調達をしないまま長い時間走ってしまい、車中泊場所到着が深夜になってしまった場合、地方に行けば行くほどコンビニはその地域に存在していても、到着時には閉まっていて、早朝から出発するような場合にも開いていないので、夜食や朝食は出たとこ勝負でコンビニで買うということがしにくくなってしまうことが予想されます。

もっとも、一昔前の日本は、深夜早朝営業のお店は極端に少なかったので、旅行の際にはきちんとお店の開いているうちに必要な食料や生活必需品は買って用意しておいて、お店が開いていなくてもスムーズに行動できるようにしていました。ですから、今後車中泊で日本の隅々まで出掛けたいと思っている方は、お店が開いているうちにある程度のものは必要であれば買っておき、コンビニが営業時間外となっていても慌てないようにする必要が出てくるでしょう。

個人的には、コンビニが24時間開いていないと、コンビニの端末を利用したチケット購入や、ATMを利用するような場合、さらに荷物の受け取り、発送やコピーなどの便利なサービスも使えない時間が出てくるので、素直にコンビニが閉まっている時間は車内で寝るようにするか、何らかの対応策を考えながら移動することを考えなければならないなと思います。

現実的には、やはり深夜・早朝にはアルバイトも集まらず、あえて24時間営業にこだわるとオーナーが毎日シフトに入らなくてはならなくなることで、コンビニの存在自体も危うくなっていく場合があるのだろうとも思えますし、そうしたことを十分考慮しながら旅の計画を立てるように変わってくるのだろうなと思います。それはコンビニだけに限ったことではないと思いますし、その中で大切になってくるのが、闇雲に動くのではなく、事前に周辺に開いているお店があるのかスマホなどを使って確認するような事ですね。その点は、昔と違ってピンポイントに必要なものを入手するための行動がインターネットを使うことで計画できるので、しっかりとその辺が行なえるならそこまで恐れることもないでしょう。今後の旅というのは、旅先で思わぬことが起こっても、慌てずに情報収集することを考えながら出掛けることが大切になるのではないでしょうか。


楽天には早く「イエデンワ」型の単体で電話になるホームルーターを出して欲しい

楽天モバイルが0円での契約保持を止めることで、まるで楽天モバイル自体が終わってしまったように他の業者に乗り換える人が出て、実際に対抗策を出しているところもあり、楽天はいまいち勢いがないように感じます。

しかし、楽天モバイルの特徴は決して0円維持で利用していては感じることのできないところにもあるわけで、私が利用し続けている理由も0円とは別のところにあります。楽天モバイルは、ぜひ今のプランに自信を持って新たな展開を目指していって欲しいと思っていますが、一つ苦言を呈するとしたら、せっかくのプランを生かすだけのハードを提供できていないという事があります。

楽天モバイルは大手3キャリアと比べると利用できるエリアが狭く、山間部や海上ではさらにつながりにくくなるという、新参者の通る道とはいえ、直近の努力では仕方のないディメリットがあります。しかしその代わり、楽天回線が安定して使える場所であれば、他社とそれほど遜色ない通信ができ、Rakuten linkアプリを使えば通話料・SMS0円で利用することができます。

ということは、今のプランを代えなくても新しいハードを投入するだけで一気に加入者が増え、状況が変わる可能性があります。先日、私の知り合いが自宅のインターネットと電話利用をもう少し安くできないか? と相談を受けたのですが、さすがに現状では、5G通信で工事不要のWi-Fi環境であるドコモの「home5G」をすすめ、さらに安くしたいなら同じドコモの「homeでんわ」とのセットで月額約5,600円(homeでんわは「homeでんわライト」)との比較になってしまいます。

自宅のインターネット価格を劇的に下げる方法の一つとして「楽天モバイルの自宅利用」が十分ありだと個人的には思っています。楽天モバイルの場合基本的に高速通信が無制限で使え、一日データ利用量が10GBを超えてしまうとその日のうちは最大3Mbpsに制限されるという点は確かにあります。しかし、私が使っているものだけでなく、モバイルルーターでは純正のものでもいつの間にかauのパートナー回線を掴みに行ってしまい、その利用量が定量に達すると一気に最大1Mbpsに制限されるので、個人的には今使っているモバイルルーターが勝手にauのパートナー回線を掴みに行ってしまう事の方がストレスになるくらいで、ほとんどの方ならこの楽天モバイルの無制限で自宅でのインターネットを賄えるのではないかと思います。

もし、楽天が自社の回線のみを掴むホームルーターを出せば、楽天モバイルの月20GBを超える場合の料金が月3,281円となるので、ドコモの「home5G」の月額4,950円と比べても安いことがわかります。そして、固定電話の番号をそのまま使い続けたい場合にはドコモの提供する「homeでんわ」を追加で契約するにしても、一番安い「homeでんわ ライトプラン」を追加しても月額1,078円になるので、合計しても4,359円となり、電話が使えない「home5G」の単体契約よりも安くできます。

また、前にも書きましたが長く持っている固定電話の番号は、特に昔電話帳に記載されていた番号であれば、さまざまな営業電話や世論調査の電話が掛かってくるだけでなく、各種詐欺グループからもターゲットにされる可能性があります。それでも自宅から持ち出さない電話番号を持ちたい場合には、今ある楽天モバイルの仕組みを利用したハードを楽天が出す気になれば、状況はがらっと変わる可能性があると思うのですが。

過去、PHSのウィルコムが出したり、ドコモ回線の3G回線用に作られた「イエデンワ」という単三電池4本でも動く移動電話の事を覚えている方はおられるでしょうか。この端末はその名の通り固定電話のような形をしていますが、回線を登録したりSIMカードを入れる事によって電話やルーターとして使えるようになるというかなり変わった端末だったのですが、現在4Gや5Gの利用できる後継機は出ていません。

もし、楽天が自社のSIMカード(当然eSIMでも)を使える端末としてこの「イエデンワ」を復活させた場合、一応は持ち運べるので、自宅の固定用に取った携帯電話番号で移動時でも連絡が取れるだけでなく、無制限の楽天モバイルのデータ通信を自宅だけでなく楽天回線が使える場所でならどこでも利用できることになります。

もし、このハード内で「Rakuten Link」が利用できるということになれば、この携末からの通話は無料で、しかもスマホと同じなので利用料を一切出さずにかかって来た相手の電話番号の表示が可能になり、そしてデータ通信も一度パスワードを設定してしまえば、自宅でも外に持ち出しても同じ使い勝手での利用が可能です。

ちなみに、ドコモやソフトバンクが行なっている固定電話サービスや家族用の無線ルータのサービスは自宅以外の場所へ持ち出しての利用はできないようになっています。楽天はもしハードの導入さえしてしまえば、こうしたディメリットのない可搬性を備えた「イエデンワ」ならびに「インターネット環境」を提供することができるわけで、あえてスマホにこだわらなくても、こうした「イエデンワ」型の端末と一緒に楽天モバイルを契約して使いたいと思っている人はかなりいるのではないかと思います。

また、このブログ的にも車中泊旅に持って行く場合、最近は車の中を改造してリビングや書斎のように使う方もいると思いますので、これ一台を車の中に入れて、楽天回線がつながる場所へ移動して使えば、その場が仕事場にもリビングとしてインターネットを使いながら過ごすことも可能になります。自宅でも使っていれば、ネットの設定も変えずに使えるので便利だと思います。

楽天側としても、こうした端末とセットで回線を契約した人というのは、料金を節約せずに満額までデータを使ってくれるので、一回線あたりの収入が伸びることも考えられます。楽天自体がひかりインターネットを提供しているので、こうした端末を出すことについては慎重だったのだろうと思いますが、このままでは回線数も収入もジリ貧になっていくことも考えられるわけですから、回線のプランを見直さなくても十分にメリットのある新携末の導入というものを本気になって考えて欲しいものです。そうなれば、先述の私に相談してきてくれた人にも自信を持って楽天モバイル回線を勧められるのですが。


耳から入ってくる情報量を増やすためにも時々はラジオの利用をおすすめするわけ

家の中で生活をする事が多くなると、自宅内で音を発生するものにはどんなものがあり、普通に考えるとちょっと違和感のある音というものをこの新型コロナによる自粛期間を過ごしているうちに感じることができるようになりました。といっても、家族がガス台にヤカンを掛けたまま止めなくてお湯が沸騰する音が長く続くような音や、水道の蛇口が完全に閉まっていなくて水が流れる音と、洗濯機から水が出ている音を聴き分けられるようになったとか、大したことではありません。しかし、今後生活をしていく上では、いろんな生活音を聴き、その異常さを感じられるようになっておくことは大切ではないかと思っているので、自宅にずっと引きこもっていることも全く無駄ではなかったのだなと思っています。

そんな、人間が聞くことのできる音で、最近面白いニュースを知ることとなりました。テレビというより、スマホやタブレットで字幕付きの動画を見ることに慣れきってしまっている若い世代にとって、ラジオの内容をうまく聞き取ることができない人がいるという話です。ネットニュースにもなっているので聞いたことがあるという方もいると思いますが、個人的に思うには、私自身もそうだったのですが、ラジオの出す音声を理解できないという方は、単純にラジオをほとんど聞いたことがない人なのではないかと思います。

私自身、ラジオとは違いますが、音楽を聴く場合には現代音楽だったり、ジャズだったり複雑で奥深い音というのを聴いてすぐに理解するのは難しく、ラジオやCDだけでなく直接演奏しているライブに赴いたりして色々経験することで、ようやくその奥深さというものがわかるようになった実体験があるのです。最近になって私もYou Tubeのいろんな動画を見ることがしばしばあるのですが、様々な物の紹介・レポート動画についてはあえて音を出さなくても多くの字幕を追っていけばあらかたの内容がわかるように作られている場合が多く、ラジオの内容が聞き取れないという人は、もしかしたら、そんなに動画とともに流れる音を聞いていなくても内容は理解できるようになっているのではないかと思います。

逆に言うとラジオから流れる情報は音が全てであり、それなりに集中して聞いていないと内容が理解できないということは、わかっていただけるのではないでしょうか。ただ、そうは言ってもそこまで難しく考えることではなく、ラジオの内容はおしゃべりが中心であり、最初だけは集中してラジオを聞きながらその内容を理解するように努めれば、そこまでラジオの内容を理解できなくなることはないと思います。

最近は、ラジオ受信機がなくても、スマホでアプリを使えば日本国中のラジオ放送を聞くことができます。昔はAMはモノラル放送が主でしたが、ネット経由ではステレオの高音質で聞くことも可能です。さすがにスマホのスピーカーでは細かいところまではわかりませんが、イヤホンを経由して聞くと、オペラなどでは役者が舞台上を移動していることも慣れればわかってきます。

そこまで本格的にラジオに聞き入らなくても、もし災害時などに情報収集方法がラジオしかなくなってしまった場合、その内容を理解するためには、日頃からラジオの手法に慣れ、必要に応じて自分でメモを取るなどして情報の確認をするというような、普段テレビやYou Tubeに依存している中ではやることがないような方法を取る必要が出てきます。昨日も東北で大きめの地震がありましたが、ラジオからの情報というのは震度を地域別に淡々と述べるだけで、その土地の地理がわかっていないと全体の情報を把握するのは難しい部分もありますが、そうなるといざという時に情報を把握するために何を学習しておくかということもわかってくるでしょう。

キャンプという行為が、電気を使いスイッチだけ押せばほとんど全ての事ができる現代の生活とは離れ、自分で火を起こすことから始めるように、情報入手手段としてのインターネットが全く利用できなくなった時にどうすれば良いかと考えた場合には、小型ラジオ一台で自分や家族に必要な情報を入手するにはどうするのか考えることから始めるべきことだと思います。といってもキャンプのように多くのグッズを揃える必要はありません。他の情報を自ら遮断し、ラジオ(アプリを使って流すためのスマホ)から流れる言葉をしっかりと聞き取り、その内容を理解してラジオというメディアを利用できるようになれば、その体験はいざという時に役に立つように思います。


LINEMOミニプランの楽天モバイルからの乗り換えを誘うキャンペーンについて

私自身は月によっては200GB以上ものデータを使うこともあるので楽天モバイルの契約を止める気は今のところありませんが、今まで0円で「Rakuten linkアプリ」を利用した「通話・SMS」を中心に使い、ほとんどデータ通信を使っていなかった人たちが、これまでと同じ使い方をしていても(0GB~3GB未満のデータ使用)、税込1,078円がかかってきてしまいます。そこで、代替回線を考えている人に向けて、具体的なキャンペーンを始めているのが今回紹介するLINEMO(ソフトバンク回線)のミニプランです。

今まではミニプラン契約の場合には「一年間通話定額(5分間以内)オプション無料」および一定期間継続利用の場合、2~3千円のPayPayポイントバックがありましたが、新しく2022年5月20日からは、新規契約およびソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOなどソフトバンク系キャリア以外からの乗り換え(つまり楽天モバイルからの乗り換えも)をした人に、新しいPayPayポイントバックが行なわれます。これが半年にわたり、ミニプラン月額の990円分のポイントが継続されるので、毎月利用している買い物に使えば「実質通信料無料」ということになるのですが、その分をいつも使っていないものに使い込んでしまうと、実質無料ではなくなってしまいます。その点がこの「実質」という表現のあやふやなところではないかと思います。

LINEMOのミニプランは月額990円で月3GBの高速クーポンが利用できるのですが、楽天と比べると3GBを超えてしまった場合も料金は変わりません。高速クーポンを使い切った場合には月末までは最大300kbpsの低速となります。ソフトバンク自体の契約だと低速は最大128kbpsで、他のMVNOでも最大200kbpsということなので、それに比べると多少はスピードが出ます。具体的にはradikoや音楽ストリーミングは問題なく使え、You Tubeの動画は低解像度にすれば何とか見られるレベルですが、他の動画サービスを利用するのはちょっときつく、電子マネーの支払いは問題ないものの、企業の提供するアプリの中には低速ではもたついたり起動しないような事もあるので、とりあえず一年間は楽天モバイルの0円運用と同じように、5分定額が無料で使えるうちは利用可能になります。

私自身、LINEMOのミニプランを一時期使っていましたが、楽天モバイルと比べるとエリアは広く、スピードもほとんどソフトバンクと同じくらいのスピードが出るので、利用に関しての不満は出ないのではないかと思います。ただ、当然ながら1年を超えると通話定額を続けるためには5分定額オプションの月額550円が追加でかかります。

もっとも、LINEMOの特徴としてはLINE経由のやり取り(LINE電話含む)についてはカウントフリーなので、楽天モバイルでもRakuten linkを使っての電話をしていないということなら、1年後に通話オプションを解約して電話はLINE電話を中心に使い続けても良いし、他に自分に合うプランがあったらドコモやau系の回線であればまた有利な条件を利用して移ることも可能になります。

これはあくまで個人的な考えですが、LINEMOのミニプランで半年なのか1年なのかキャンペーンの恩恵を受けた後は、頃合いを見計らって自分の欲しいSIMフリースマホが格安で買えるキャンペーンがある時期を狙ってOCNモバイルONE(こちらはドコモ回線)に移行しながら自分が長く使えそうな回線についてリサーチを続けるというのが良い気がします。

ただ、自分のスマホに入れる回線についてはLINEMOにするとしても、楽天の回線を残して代わりに自宅に引いている光回線を解約して自宅用のネット環境として楽天回線を使うというパターンもあります。この場合はLINEMOの特典だけでなく、楽天のポイント還元のメリットも続けて受けられるので、解約の前に自宅での楽天回線の状況を確認してから動いても遅くはありません。なお、楽天モバイルを自宅用に使う場合には別にLTE通信が使えるルーターの購入が必要になりますので、LINEMOでもらえるPayPayポイントを貯めておき、ルーターの購入資金の一部として使うというのも良いかも知れません。