月別アーカイブ: 2023年4月

マイナンバーカードの電子証明書をスマホで利用するために早めに手配したスマホについて

スマホで電話したり、電子決済だけを行なうなら、現在はおサイフケータイ対応のスマホでなくても、QRコードを表示できるものであればほとんど問題なく使えますが、今後の生活の中で色々とストレスの種になりそうなのが、マイナンバーカードとの付き合い方です。

個人的にはマイナンバーカードは現物を早々に手にして使っているのですが、人によっては強制的に持たせる政府のやり方に反発して持たない方もいます。それだけでなく、持つための申請ができないなどの情報弱者の方もいて、すぐには所持率を100%にはできないと思いますが、マイナンバーカードを持つなら、今回紹介するようなカード内の電子証明書をスマホで読み込んで、スマホ単体でも使えるようにしておく方が、カードにマイナンバーが記載された物理カードを落としたり盗まれたりする可能性を減らすことができます。私としては常時持ち歩く証明書は運転免許証だけにしたいと思っているので、この5月11から始まる、対応するAndroidスマホに電子証明書を入れてスマホ自体をマイナンバーカードとして利用できる余地を増やしたいと思っています。

ちなみに、私が今使っているOPPOのReno5Aは対応スマホの一つに入っているので一安心だったのですが、残念ながら母親に使ってもらっているGalaxy A21(for docomo)は対応機種に入っていませんでした。今まではマイナンバーカードの読み取りに対応していたので、新型コロナワクチンの接種証明書をプリントアウトしなくてもスマホ画面で表示させることによってスマホさえ持っていけば、証明書がないと入れないようなところでも入ることができて、それなt:りに便利でした。

恐らく、今回の事でスマホ一台でできることが増えるだろうと思っているので、使うならスタートとともにと思い、手に入れたのがリストの中にあるスマホとしては比較的安い値段で入手可能なarrows we(for docomo)を手に入れました。一時期は新古品(キャンペーンなどで入手してそのまま売りに来るようなもの)が安く出ていましたが、今でも程度の良い中古なら8千円~9千円くらいで入手できます。

早速必要なアプリの引っ越し作業をしましたが、arrowsは「かんたんモード」といって、必要なアプリだけを大きなアイコンで表示することができるアプリが使いやすく、恐らく前のスマホよりも使い勝手はアップし、さらにきびきび動くようになるので、端末の買い替えを早めに決断して正解だったような気がします。

これで、何とか物理カードを持ち出すことなくスマホに入れて持ち出すことのできる環境はできました。サービスがスタートしましたら、改めて何ができるようになっているのかということを含めて紹介していければと思っています。


モバイルバッテリーを利用したUSB接続ライトを作るための具体的な方法

注文していた機材が届き、無事に新しい充電式のライトができましたので、ここで改めて紹介させていただこうかと思います。まずは、今回注文していたUSBコネクターにON・OFFのスイッチが入った「USBスイッチ付きコネクター」です。

価格的にも安く、発送もポスト投函で早めに届きましたので、すぐに試すことができました。普通に使われる方は、例えばスマホ充電をモバイルバッテリーからしていて、100%になった際に過充電を避けたり、データ通信を切ったりなどすると思うのですが、今回はライトのスイッチとして使います。次に、USBに接続するためのライトですが、これは実はエネループのUSB充電器BQ-CC87Lに付いていたもので、小型ライトの先にUSB(Aタイプ)端子が付いている「LEDライトアタッチメント」です。

これをUSBスイッチ付きコネクターに付けると少し長くはなりますが、それでもコンパクトです。ちなみに、BQ-CC87Lはエネループやアルカリ乾電池を入れるとモバイルバッテリーとしても使用できますので、乾電池でもLEDライトを使いたい場合には同時購入しても良いかも知れません。もちろん、USBに繋がる小さなライトユニットはたくさんありますので、すでに使用する電源を確保されている方は安い価格で売られているライトユニットのみの購入がおすすめです。

最後に、手持ちのAnkerの小型モバイルバッテリーとつなげてみました。ライトユニットだけだとUSBに接続したら点灯し、取り外したら消えるという形になるので、暗闇で使うにはライトを落としてしまうこともあるかも知れず、実に使いにくいのですが、このスイッチ付きのアダプターをかますことで、使い勝手はかなり向上します。

このように、手にすっぽりはまりますが、専用のバッテリーを新品で買うというよりも、使い古した容量少なめのモバイルバッテリーの第二の人生として使っていくのが良いかと思います。さらに、そうして用意したモバイルバッテリーが電池切れを起こしても、他の古いバッテリーを充電していれば、そのモバイルバッテリーに簡単に付け替えてセットを懐中電灯や、白い袋を上からかぶせてランタン的に光を拡散させて部屋を広く照らすような事もできます。

本当に非常時だけに使うつもりだと、ライト関連のハードはかさばりますし、いざ使おうと思った時に充電されていないような場合に使えないなど色々と問題になります。しかし、このセットの場合は今使っているモバイルバッテリーをすぐにライトとして使えるので非常灯として用意するには適当ではないかと思います。コスト的にもモバイルバッテリーがあればそうかかるものではありませんので、興味のある方は自分のお好きな組み合わせを考えながら揃えるのも良いかも知れません。


光通信がようやく開通し事前に用意しておいて良かったことと楽天モバイルの解約について

昨日、およそ一ヶ月待ってようやくNTTの工事の人が自宅に来てくれて、無事に光回線が開通しました。ADSLからいったん楽天モバイル回線を利用した固定回線の利用を続けていたのですが、やはり天候や電波状況によって自宅のインターネットが不安定になるのは避けたかったですし、外に出た際やいざ光回線が止まってしまった時に備えたモバイル回線の用意もできたということで、ついに光回線を申し込みました。

ちなみに、自宅は古い共同住宅のため、専用の光コンセントやLANソケットも設置されていない環境のため、電話用のモジュラージャックをモデムに繋ぐ方式を取ることで、最大でも100Mbps以下となってしまうため、それなら一番安いところで十分(フレッツ光対応)ということで、「おてがる光マンションコース」で申し込みました。このプロバイダは大きなキャッシュバックはないものの、月々の料金は割引が終了しても月額料金は3,608円にIPv6オプションの165円を合わせて3,773円で上がります。楽天モバイルの月額は税込み3,278円なので多少高くはなるものの、安定していてさらにスピードも今のところ上限には届かないものの80~90Mbpsくらいまでは出るので、今後の利用に期待というところです。特に外から自宅のテレビサーバーにアクセスして自宅で受信するテレビをネット経由で安定して見ることができれば、その分の投資としては安いくらいです。

今回、こちらがやることはモデムの設置だけだったので、単に室内の設置工事はこちらでできるので、局内工事だけで済むかと思っていたのですが、共同住宅の場合は光回線を引き込んでいる場所から部屋まできちんと回線が来ているかのテストも必要なようで、さらにはモデムを接続してからの通信テストまで終わって工事が完了になるということで、やはり自宅に訪問することは必要なようでした。その中で工事の方が言っていたことがあります。

自宅のモジュラージャックのあるところからコンセントまでの距離が遠いので、モジュラージャックのそばにモデムを置くのではなく、以前使っていた(ADSLモデムを使っていたので)、相当長いモジュラージャックを事前に這わせ、別の部屋までモジュラーコードを引いた状態でスタンバイしていたのですが、普通の場合、せいぜい5mくらいのモジュラーコードしか工事の人は持っていないそうで、私のようにすでにモデムの設置場所を決めて、きちんと配線まで事前にしているということはなかなかないそうで、そのためテストもスムーズに行き、あっという間に開通ということになりました。基本的にはモデムのセットにはLANケーブルも入っていなかったので、こちらの方でモジュラーケーブルとLANケーブル、さらにIPv6オプション(すでに基本料金に含まれているプロバイダもあります)を利用される方は対応の無線ルーターを用意するところまで事前にやっておくとすぐつながります。

開通を確認した上で、Rakuten Mobileアプリのマイページから回線の解約を行ないました。いったん解約すると取り消しは効かず、月の途中であってもそこまでの利用量に応じた課金をされたまま、すぐに使えなくなってしまいますので、月半ばに解約するような場合などはそれまでどれくらい使っているのかの確認を合わせて行ない、月末まで使い続けるなどの判断も必要になるでしょう。私の場合は4月27日の解約で、データ量も余裕の100GB超えだったので、すんなり解約しました。今後、楽天モバイルでプラチナバンドが使えるようになったら今度は持ち出すスマホに入れて使う形で契約するのもありかなと思っていますが、ようやくきちんとした固定回線が引けて、固定電話代わりの050から始まるIP電話も設置できましたので、大きなトラブルさえなければ十分満足できる環境になるのではないかと思っています。


Androidスマホにマイナンバーカード機能を入れて使えるようになるのは2023年5月11日?

河野太郎デジタル大臣が2023年4月25日の記者会見で、以前から言われていたマイナンバーカードをスマホの中に入れて使うことができるようになる(電子証明書のみ)という話を、改めて具体的な日とともに明らかにしました。

スマホの種類については、以前から伝えられていたように、日本政府とiPhoneを扱うアップル社との交渉に時間がかかっているようで、まずはAndroidスマホから2023年5月11日に開始されることが言われていましたが、そのスケジュールに変更はないようです。

5月11日ということになると、GW明けすぐということで、すでにアプリなどの用意がされているのだろうと思いますが、実際どんなことになるのかと言うと、スマホにマイナンバーカードの内容を表記することで、物理カードのマイナンバーカードを持ち出さなくても良くなるという事が私にとってはメリットになるのではと思います。

今までは、マイナポータルからのお知らせが届いても、いったんマイナンバーカードを出してスマホに当て、その内容を読み取らないとお知らせの内容すらわからないという状況でしたが、すでにマイナンバー機能がスマホの中に入っているなら、スムーズに内容を見ることができ見忘れもなくなります。

ただし、電子証明書のみの読み取りであるため、運転免許証や本人証明の代用には今のところならないのではと思います。今後、健康保険証の代わりになったり、コンビニで住民票などを取得できるようなサービスについては改めての政府のアナウンス待ちになるとは思うのですが、今回のスマホの中にマイナンバーカードを入れて運用することが普通になると、自分のスマホを主体的に使って様々な手続きを自らのスマホで行なうようなことがどんどん増えていくようなことにもなってくるでしょう。

その分、自分のスマホを雑に扱わないように気を付けるべきでしょうし、ネックストラップなどでの落とさない工夫、さらに複数のスマホを持ってもし置き忘れた場合に現在スマホがどこにあるかをすぐに探せるような対策をしておくなど、スマホ本体に指紋認証などでロックがかかるとは言え、情報の塊を持ち歩くことについてのリスクについてもう一度考えるべきでしょう。

さらに言うと、今のところ、マイナポータルを使えている自分のスマホが果たして新しい機能を使えるのかはっきりしませんし、どんなスマホであればマイナカードを入れて使えるようになるのかということもわからないのですが、利用は「マイナポータル」アプリから申し込むということになっているようですので(ニュースでこう書いている新聞社があったので)、とりあえずマイナポータルアプリの入っている我が家のスマホ2台からも申し込んでみて、うまく使えるようになるのか試してみたいと思っています。

今のところ、物理的なカードを先に作らないと、電子証明書をスマホの中に入れることもできないようですので、物理カードを持ち出さないで済む(物理カードを落としたり失くしたりする心配がない)というメリットを享受するためには、マイナポイントをもらうということにこだわらず、カードを作ることも考えていくべきでしょう。逆に言うと、電子証明書をスマホに入れて持ち運ぶことについてのリスクも当然ありますので、その辺は十分考慮の上で改めてカードを持つかどうかということから、スマホに入れるか入れないかということも考えてみるべきでしょう。

追記

具体的に電子証明書を利用可能なAndroidスマホの一覧がありましたので、リンクを張っておきます。

https://faq.myna.go.jp/faq/show/7261?

ちなみに私の持っているReno 5Aは対応していましたので、期日になりましたら申し込んでみてまたレポートします。


すでに世の中は人々が当然スマホを持っていて通信も可能であるという前提で動いている

今回紹介するような事例をすでにご存知の方には今さらという話かも知れませんが、昨日は地元を出で車でちょっと離れた町まで出掛けました。昼食をいただくことになり、大きなショッピングモールに入っているテナントの一つに入ったのですが、そこでのシステムはかなり利用客の環境に依存したものでした。

入店すると、カウンター上にQRコードの付いた紙が置かれ、お客はメニューを見ながら何を注文するか決めるまでは今までのやり方と同じなのですが、注文はモバイルオーダー制を取っているようです。ただ、個人的には席に備え付けのタブレット端末を使ってのモバイルオーダーがおなじみのような気がしていたのですが、このお店ではお客さんが持っているスマホを使ってもらって注文をするようになっているのです。

写真のように店員が最初に持ってきたQRコードをスマホのカメラで撮影することによって自分の席に紐づけされたウェブオーダーページにあくせすさせ、好きなものを注文するようになっているのです。これだと、QRコードを読み取るスキルの他、注文をスムーズに行なうためには128kbps~200kbpsくらいの低速中心でスマホを使っている人にもウェブブラウザーの表示が遅くなるので、ある程度のスピードでスマホを使い続けているような端末を用意する必要が出てくると思います。中速の1Mbps~3Mbpsでならまず大丈夫だろうと思うのですが、少なめの高速通信容量が月末になって使い切ってしまった場合には何らかの対応(追加の高速クーポンを購入するなど)が必要になってくるでしょう。

ちなみに、ガラケーのみでスマホを持っていないお客さんが入ってきたらどうするかと言うと、店員が恐らく自分の使っているスマホでQRコードを読み込んで注文代行をしてくれるような感じですが、スマホを持っている人については、お客さんのスマホで注文できるようにやり方を教えてくれるようです。そうなると、高速通信を使い切って注文がうまくいかないような事になると、人によってはかなり恥ずかしいと思ってしまうかも知れませんね。

自宅の近所のお店でも、恐らく同じような仕組みを使って自分のスマホを使ってオーダーするような仕組みになっていることは聞いていたのですが、今回はそんな状況にあるお店だとわからないまま入ってしまったので、一気に状況の変化を感じるようなことになってしまいました。ただこれも、圧倒的な人手不足や、料理を作って出すこと以外の多くの出費(モバイルオーダー用のタブレットの導入といっても大変ですので)を抑えることで利益を上げていこうというビジネスモデルであり、お店の方もうまく回っているようで、ちょっと感心してしまいました。

逆に言うと、単にスマホの扱いがどうこういう以上に今後、普通の生活を行なっていく上でもスマホを使うスキルだけでなく、スムーズに通信が行なえる通信環境の整備まで必要になってくる場合が増えてくるのではないかと思っています。


楽天ペイで固定資産税を請求書に印刷されているQRコードで払ってみて思うこと

このブログで何回も紹介していた、楽天ペイを使っての地方税などの請求書払いをやっと行ないました。自動車税より前に来ていた固定資産税の請求書を使っての支払いになったのですが、こうした請求書による電子マネーを通じての支払いは昨年から行なっていました。

ただ、昨年は請求書にあるバーコードを読み込んでPayPayによる支払いだったのが、今回からバーコードとは別にQRコードが請求書に印刷されているので、そちらのコードをアプリで読み込むことによって支払います。当初、昨年と同じようにバーコードの方をスキャンしてうまく行かなかったので、QRコードの方をスキャンするようにしましょう。支払い手続きが終了するとその明細がメールで届くので、必要ならばそのメールをわかるように分けておくか、メールの文面を印刷することで対応することができます。

その前に、支払うべき金額分を楽天ペイで使えるようにチャージしておく必要があります。この場合、現金チャージよりも楽天カードを持っているなら、クレジットカードによる決済を利用した方がその時点でチャージ金額の0.5%がポイント還元されることは前にも書きました。最終的に電子マネーで払うにしても、クレジット決済によって支払いを翌月に伸ばすことができるというのはメリットでもあり、人によってはディメリットにもなりかねません。

毎月クレジットカードを利用し過ぎている中で、ある程度まとまった額の地方税をクレジットの請求金額の支払いをすると、クレジットカードのショッピング枠を超えてしまうような場合には、即時決済の方法を取った方が良い場合もあります。

しかしその代わりポイント還元は無くなってしまうわけで、改めて余裕を持って自分の入ってくる収入に合わせた計画的なお金の使い方というものが大切だということがわかります。ショッピング枠を超える利用でなくても、高額な請求書払いの決済をした前後に高額な買い物をしてしまい、引き落とし金額の支払いができなくなった場合にリボルビング払いなどを使うようにすると、ポイント還元分より高い金利を取られてしまいますので、自分の収入に見合ったクレジットカードの利用を心掛けるとともに、ご利用は計画的にというのがまずは大事です。

ただ、支払いを先伸ばしできることで、後から入ってくる予定の収入を支払いに利用できるということもあります。当初、クレジットカードで地方税が払えるようになった当初は、まだクレジットカード使用の場合には手数料がかかったものでしたが、今回の楽天カードを使った楽天ペイチャージによる支払いでは、そうした手数料の発生はなく、支払いを先伸ばしにできるということについては有難いと思われる方もいるでしょう。

ただ、どちらにしても毎年決まった時期に支払わなければならないお金であることには違いありませんので、支払い方法でのメリットを生かすとともに、クレジット決済による個人的なディメリットを受けないように支出の自己管理することが大切だと改めて感じているところです。無理をしてクレジット決済をして、後の支払いに苦労することのないようにしたいものです。


USB充電によるランタンは内蔵電池がヘタれば終わりだがもう一つの考え方

現在、自分が持ち出している明かりというのは、一つ前の型のモンベルのヘッドライトを使っています。電源は今流行のUSBから充電できるリチウムイオン電池内蔵ではなく、単三電池一本で長時間使えるものです。明るさから言えばリチウムイオン電池内蔵のものに分がありますが、単三電池と言っても使いすてのアルカリ電池だけでなく、エネループのような充電池でも使えるので、電池の寿命が来て使えなくなるということはありません。モンベルのヘッドライトはかなり長く持っていますが、新しく充電した電池を入れれば、普通に使えるためそれで十分だとは思ったのですが、お気軽な使い勝手を持つUSB充電のできるライトを使ってみたいという気持ちもあったりします。

そのままUSB充電のできるコンパクトライトを買うのは簡単なのですが、実は今まで使っていなかったUSBライトがパナソニックのエネループ充電器に付いてきたのを思い出し、引っぱり出してきました。

持っている今は使わなくなったモバイルバッテリーに接続するだけで、結構な明るさ(白色)で光ることがわかり、サイズも極小であることから、常時持っているモバイルバッテリーに接続していざという時に懐中電灯代わりにしようと思ったのですが、一つ問題があることを発見してしまったのです。

普通のライトにはONとOFFを切り替えるスイッチがあるのですが、このUSBライトにはスイッチが付いていないので、ライトを付ける時につなぎ、消したい時にバッテリーから外す必要が出てきてしまったのです。これだと何かの拍子にライト部分だけ落としてしまうこともあるかも知れませんので、手元にONとOFFを切り替えることのできるスイッチが付いたUSBライトがないものかと思いつつ調べてみたところ、残念ながら私が一通り探した限りでは見付けることはできませんでした。

ただ、何か引っかかっているのを感じていました。過去に同じようなことを考えたことがあり、その際に画期的な商品を見たような気がしたので、今度は改めて丹念に調べてみたところ、USBアダプター自体にONOFFのスイッチが付いている「USBスイッチ付きコネクター」なるものが売られていることを突き止めたのです。

この商品は単にスライド式のONOFFスイッチが付いているだけのものですが、このコネクタをモバイルバッテリーにつなぎ、その先にUSBライトを付けることで、ONOFF機能の付いたライトができるというわけです。ライト自体はLEDなのでそれほど電気を使いませんから、スマホの充電には力不足と感じるような使い古しのモバイルバッテリーを接続しても良いし、高容量でなくても小さくてバッグに入れてもかさばらないようなバッテリーとセットにしても良いでしょう。

早速USBスイッチ付きコネクターを注文したので、その様子は実際に届いてからお知らせします。価格もそれほど高いものではないので、耐久性が心配にはなるものの、あくまでヘッドライトの電池が切れた時用の予備ライトとして考えています。使い勝手などもスイッチが届きましたらまとめてレポートする予定ですので、今回はその概要をお伝えしました。


「デジタル円」の検討を開始したとのニュースに感じる徹底的な通貨管理の方向性

現在、民間企業出資により数々の電子マネーがその覇権を競ってつばぜり合いを繰り広げています。私も交通系のものから通信会社が主導するものなど、色々な電子マネーを利用しているのですが、今度は政府主導の「デジタル円」が? という事になっているのですが、今すぐどうのこうのということはないとは思いますが、電子マネーと「デジタル円」はその使い方は同じでも、デジタル円の方は政府が保証する電子マネーなので、現在の電子マネーのように事業主体の経営状態が立ちいかなくなった場合に持っている電子マネーのデータが使えなくなる恐れはないと言って良いでしょう。

同じく現金と同じなので、現在の電子マネーのように決済をすること自体でお店が払う手数料がなくなる可能性もあります。全てを「デジタル円」として紙幣の印刷や硬貨の鋳造をしなくなるということはないでしょうが、果たして今の電子マネーは「デジタル円」に置き換わっていくのでしょうか。

そのヒントと言えるかどうかはわかりませんが、現在国が必死になって普及を始めているマイナンバーカードを健康保険証として使えるような政策を取っています。今後は運転免許証の機能も入るということになると、近い将来はこれ一枚で免許証も保険証も、証明書類もこれ一枚に集約することを目指しているようなので、今後は免許証の代わりに常時携帯する前提で持たなければならない感じになっていくのかも知れません。マイナンバーを作った時には他人に知らせないようにという話だったのが、将来的には落としたら個人情報の流出も考えなければなってきます。

デジタル円の情報をスマホで管理する場合も、あくまでお財布代わりの小口現金使用という感じで使うか、使用する直前にチャージしてスマホのアプリにお金を残しておかないような配慮も必要になるかも知れません。そして、デジタル通貨として使うということになると、国内の全てのお店で現金と同じように使えることが必要になってくるのではないでしょうか。そうなると決済用の機械導入についてはどうなるのか。マイナンバーカードを保険証として使えるようにするための機械は医療機関の側が負担して揃えるような話を聞いているのですが、もし「デジタル円」が流通するようになったら、国内のお店および個人事業主はそうした決済用の端末を用意することになるのではないでしょうか。

恐らくスマホやタブレットとネット環境があれば決済は利用できるので、影響は少ないと思いますが、「デジタル円」が流通することになったら旧態依然とした現金決済だけのお店は色々と不自由を被ることになっていくでしょう。それが淘汰というものだということなのでしょうが、全国一律にデジタル円を普及させることで、今ある電子マネーの利用者が減り、公正な競争が行なわれないまま一部の電子マネーが淘汰されてしまう危険も出てきます。

もちろん、そうした問題や、停電・ネット不通時にどうなるのかという、負の影響についても今後十分に検討されるだろうと思いますが、せめて今まで導入した電子マネー決済用の機材が流用できるようにするとか、どうしても自力で決済装置を置けないお店には補助を出すとか、みんなが便利に使えるような話し合いをして欲しいと心より思います。


日本通信「合理的みんなのプラン」が料金変わらず内容充実で初スマホのキラープランに

現在、今まで大手キャリアで契約していた方が、安い通信会社に変えたいと言ってきた場合の選択はなかなか難しいものがあると思います。昔からあるのが千円弱で月3GB前後の高速容量を利用できるプランが安いとされてきましたが、初心者であればあるほど様々なコンテンツを見たり、長電話をしてしまったりして、月千円前後だと思っていた通信料金が高くなってしまうような事もそうしたプランには起こり得るので、あくまで自分の使い方を自分で熟知し、自分で利用をセーブできるような人でないと格安プランとして機能しないという事があります。

povoのようなオールトッピングのプランにしても、足りなければ追加するということに慣れてしまうと、特にデータ通信は青天井になりがちですから、最初から月3千円くらい払って15~20GB高速通信が使えて、通話も5分定額が付いているようなプラン(オプションで最初から付けるのもあり)の、サブブランドが提供するプランの方が毎月の料金を一定化できるので良いのではないかという考えもあります。

しかし、昔ならそれでも安いと感じられたものの、今までガラケーの安いプランに慣れていた人がスマホに変えて使うようなケースだと、その3千円というのも以前支払っていた金額より高くなってしまうケースも出てくるかも知れません。ただ、だからといってスマホにしないでガラホ(Androidなど搭載されたフィーチャーフォンタイプの携帯電話)にしたところで、現在の様々な電子マネーの利用や、マイナンバーカードに紐づけるようなサービスの利用を考えると、やはりスマホを使っていた方が生活の便利度は違ってくるので、何とかガラケーからスマホにしても今までと料金を同じくらいで安定させながらそれなりに使えるプランというものを考えるべきなのではないでしょうか。

前々から、通話も通信もそこそこ使う人にとっては良いプランだと思っていたのが、日本通信の「合理的みんなのプラン」(月額1,390円)です。回線はdocomoで、通話は月70分までは追加料金なし(70分を超えても専用アプリなしの発信で30秒11円と大手キャリアの半額)、高速通信は月6GBまで(繰り越し分なしの翌月リセット)、高速通信を使い切った場合の容量追加は1GBごと275円になっています。

実はこのプランが、2023年4月28日から料金は変わらないものの、さらに条件が良くなるので、差し当たってのガラケーからスマホに乗り換える場合のキラープランとしてますます存在感が出てくるように思えます。今回はその内容について紹介します。

まず、通話については今までは月の合計70分までの一択だったのが、「5分以内定額」のプランを選ぶことができるようになりました。相変わらず0570から始まる電話番号への通話は定額にはならないものの、スマホのアプリを利用し、こちらから掛ける電話を5分に達する前に強制切断させることも可能ですので、切れたら改めて掛けることを実践でき、さらにほとんどの電話が5分以内で終了しているなら、月70分にこだわらなくても良いかなという気もします。逆にほとんど電話はしないものの、親しい親族や友人と5分以上の通話を何回も月にする場合は月70分まで利用可能な今までの通話オプションを選ぶのがいいでしょう。

さらに通話については、今まで付けられなかった24時間定額も付けられるようになりました(オプション料金1,600円でその場合の合計は2,990円となります)。オプションを付けない状態の追加通話料金が1,600円を超えるような使い方をしている方は、早めに付けた方が良いですが、使い方をセーブしたり5分強制切断できるアプリを使ったりすれば、日常生活の中ではオプションを付けなくても十分ではないかと個人的には思います。

また、月間利用できる高速データ通信も今までの6GBから10GBに増量されました。これも使ってみなければわからないものの、どうしても10GBを超えて高速通信をしたいという場合のデータ追加料も値下がりしています。1GBあたり275円が220円に下がったので、これはどうしても高速を使いたい場合に使うような、あくまで緊急用として考えておけば良いと思います。普通の場合であれば、最初面白がって動画を見まくっていれば当然10GBもあっという間に使ってしまうかも知れませんが、段々慣れてきて自分の使い方がわかってくれば、10GBあればまず満足される方が多いのではないでしょうか。

さらに、このプランの良い点というのは、いわゆる「合理的」と付いたプラン同士、月ごとの乗り換えが可能になっている点です。具体的にはシンプル290プラン・みんなのプラン・20GBプラン・かけほプランは相互に行き来可能ということです。特に「シンプル290プラン」に乗り換え可能なので、最初は通話もデータ通信も使っていたものの、ほとんど通話もデータ通信もしないような状況になったら、月額290円の高速データ1GB、無料通話オプションなしの「シンプル290プラン」に変えることも可能です。

電子マネー決済時のみデータを使うなら「シンプル290プラン」で大丈夫ですし、通話をちょくちょくしても、目安的に通話料・データ増量の合計が千円を超えることがないなら、月290円のプランに後で変更するかも知れないと思いつつ「合理的みんなのプラン」を使ってスマホデビューしてみるのがおすすめかと思いますし、今月末からはさらに条件が良くなります。加入時のみ新規手数料がかかりますが、今回日本通信が「合理的みんなのプラン」の内容を充実させたことで、mineoの格安プランよりもつぶしが効くプランに「シンプル290プラン」がなったような気もしています。すでにdocomoのスマホを持っている方は検討する価値はあるのではないかと思います。


実際にお店に出掛けて見付けたセリアの「蚊取り線香スタンド」はアルコールストーブになる?

私の生活の中でブログを書くということは、単に文章を書いているというよりも、毎日を以前とは違うことをして楽しもうとする中で、アイデアを具現化する場所でもあります。もし私がブログを書いていなかったら、色々なものを買ったとしてもノーマルな使い方だけで満足していたでしょうし、そこからの発展も現在のようにはなっていなかったと思います。

今回は、先日紹介した「折りたためるミニ五徳」をセリアで購入した時、ちょっと興味を持ったもののいまいち確信が持てずにいたものについての事です。折りたたんで小さな口径のカップなどを使って固型燃料とセットで使えるミニ五徳は便利なものでしたが、私自身は常に固型燃料を使っているわけではなく、主にアルコールストーブを使って楽しんでいるので、折りたたみミニ五徳とアルコールストーブをセットで使いたいと漠然と思っていました。もちろん、今まで紹介したセラミックフェルトが入ったミニアルコールストーブや、アルミ缶を加工して作ったグルーブストーブをセットに入れても良いのですが、五徳の並んでいる場所に置かれていたある物にふと興味が湧いてしまったのです。

それは、「蚊取り線香スタンド」という商品名のもので、細長い蚊取り線香や渦巻き型の蚊取り線香を折ってその中に入れることで、短い時間燃焼し、その時だけ蚊を寄せ付けない空間を作る便利グッズです。装飾の入ったものもあるのですが、何も装飾がないものにはアルコール燃料が少々入りそうだったので、この中にアルコール燃料を入れて火を付けたらどうなるか? と思ってしまったのでした。

その結果が上の写真なのですが、アルミ製の内部に入れたアルコール燃料が良い具合に燃えています。5mlくらいが安全に入れられる量なのですが、チタンカップに200mlの定温の水を入れて火にかけるとだいたい10分くらいは燃え続け、沸騰には至りませんでしたが、70℃くらいまでは温められ、ミネラルウォーターなら安心してお茶が飲めるくらいの実力を持っていることがわかりました。

実際に使えることがわかったので、もう一つ同じものを買い、さらに燃焼終了したらすぐに取り替えて使えるように小さめのトングを調達してきました。グルーブストーブでは効率を上げると大体20ml弱くらいで500mlの水を沸騰させることができましたので、きちんとした風防を付けたり室内で安全に使えるところで使用すれば、スノーピークの450mlカップと組み合わせ、カップ麺用のお湯を最少限のアルコール燃料で沸騰させることもできるのではないかと思います。アルコール燃料なら自宅に常備しているので、小さめの30mlのボトルに入れていっても、このシステムで6回ぐらいは使えることになります。

コストを考えると固型燃料よりもアルコール燃料は安く(500mlで330円で買えるので、5mlでは約3.3円?)、気軽に一人分のお湯を作るセットが作れそうです。

まさか五徳を買いに行ってアルコールストーブに流用可能なグッズがセリアで併売されているとは思いもしませんでしたし、これで炊飯なし湯沸かしだけならコンパクトメスティンよりさらにサイズを小さくできそうです。

こういうことがあるので、ネットショッピングだけではなく、実際にお店に出掛けることは大切だと思います。ただし、「蚊取り線香スタンド」のアルコールストーブ化は本来の使用方法ではない使い方になりますので、少しでも異常を感じたりした場合は改めてこのブログで紹介させていただくつもりです。