月別アーカイブ: 2014年10月

電子手帳の登場と現状での問題

 今はもう「電子手帳」という言い方はされないかも知れませんが、私の認識では電卓の付加機能として電子手帳というものが出現したように思います。その第1号というのはカシオからPF-5000というデータバンクシリーズの一号機が1983年に販売されたということですが、それが事実だとすると、私は発売当時に購入しています。

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 すでに30年経ってしまっているので表面が見事に剥がれてしまい、ボタンも全て外れてしまったので使いものにはなりませんが、住所録のほかメモ書きをカタカナで50件まで入力することができました。さらに表形式のデータ入力もできました。購入当時はまだ学生でそれほど友人もいなかったため、それまで紙の住所録に入れていた人をキーボードから入力して悦に入っていました(^^)。住所録の場合、転居で内容の変更が起こることが多く、紙の住所録では転居のたびに書き直した跡が汚く残ったりしてしまうので、簡単に書き換え可能というのは本当に画期的だと思いました。当時こんなものを使って電話番号を調べている人はいなかったので相当珍しがられましたが、次第に知り合いが増えてくるに従ってたちまち電子手帳のメモリーがいっぱいになる不具合が出てきました。

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 そんな時に出てきたのが電子手帳機能の中で住所録機能だけをピックアップし、カード型の電卓といった風体の中に多くの内容を入力できる端末が登場してきました。私が購入したのは一連の機種の中でもかなり成熟した製品、シャープの「電子カナメモ450 PA-220」です。電子手帳の方はその後のザウルスに繋がるカートリッジを使った様々な機能が付いたり、漢字が扱えるように進化したものも出てきたものの大きく重くなっていったので、こちらではカナ文字のみではありますがおよそ450人分という多くのデータを入力可能なのが嬉しかったです。電卓はもちろん、時計およびアラームの機能もあったので携帯するには便利で、主に住所録としての利用はこちらを使っていました。ただ、当時はデータを長期保存するためには動作用電池の他にデータ保護用の電池も必要だったので、長期間使わなくなったらたちどころにメモリーの内容がなくなってしまうという問題が多くの端末で生じました。

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 その後、まだ携帯電話が一般的になる前、例えば外出していて誰かと連絡を取りたい場合に公衆電話を普通に使っていた頃に出てきたのが、「トーンダイヤラー」と呼ばれたものです。写真は私が当時使っていたソニーのインテリジェントダイヤラーIDS-500です。小型の電話帳ではありますが、裏にスピーカーが付いていて、発信ボタンを押すとプッシュホン用のトーン信号が出ます。ダイヤル回線の場合は直接ダイヤルできませんが、公衆電話の通話口にこのトーンダイヤラーを押し付けて信号を送出するとそのまま電話が掛けられるのです。しかしこれも、携帯電話をみんなが持つようになってこの種の端末は急速に廃れていきました。ただし、個人的には名前と電話番号以外に住所や誕生日、その他のパーソナルメモなどを加える場合は携帯電話の電話帳では全てを入力表示することは難しかったので、パソコン上のデータベースソフトと連携してその後進化してきた情報端末内に入れて持ち出すことはやっていました。

 昔も今も変わらないのは全く何もないところから住所録を入力することの手間でしょう。私の場合はこれまで紹介してきた端末では直接カナ入力で1件ずつ入れていったものの、改めて紹介する機会があるであろう高性能な電子手帳・情報端末で扱えるようになってからは、パソコン上で入力した住所録をアウトルックのような専用ソフトから携帯電話に送信する方法で行ないました。さらに今ではスマートフォンの登場とともに、名刺を内蔵カメラで撮影することでデータを取り込むアプリを利用する方法もありますので、名刺が入手できる場合はうまく使うのがいいと思います。このようにして引き継いできたデータベースがあれば、持つ端末が変わっても住所録はパソコン上で管理できるので、変更があった時にはパソコン上で変更した上で携帯端末や携帯電話に転送することをやってきましたが、今はむやみに膨大になった住所録を端末上に残しておくこと自体がまずいという状況になっています。元々、電子手帳というものは住所録の電子化を主な機能にしていたということを考えると、便利だと思って作っていたものがだんだん大きくなるに従って不便になっていくというおかしなことになりつつあります。ですから今後、スマートフォンによる電話帳や住所録の管理をするにあたって、乗り越えなければならない問題として考えることも必要になってくるのではないでしょうか。


楽天モバイルは2015年1月以降に注目

 ASUSのSIMフリースマートフォン「ZenFone 5」を提供することで注目度が高い楽天の新しいMVNOサービス「楽天モバイル」ですが、データ専用のSIMは出さず通話可能な電話番号の付いたデータ通信で勝負するようです。ラインアップは以下の通りになっています。

ベーシック…200kbpsで高速クーポンなし 月額1250円
2Gパック…月間2.1GB 月額1600円
4Gパック…月間4GB 月額2150円
7Gパック…月間7GB 月額2960円

 1年以内に解約した場合は9800円解除料金がかかりますが、これは音声通話のできるSIMカードで、MNPの踏み台にされないための対抗策でしょう。個人的にはベーシックタイプで楽天でんわを組み合わせて使うとデータも音声も定額でそこそこ使えそうだなと思うのですが、各プランの変更ができないということと、注意事項にある以下の内容が気がかりです。

・ファイル交換(P2P)アプリケーションはご利用いただけません。
・Windowsアップデートのご利用につきましては通信速度を一定値に制限いたします。
・ストリーミング・動画再生など、連続してデータを送受信した場合、一時的に通信速度を制限する場合があります。
・本サービス網全体の輻輳状態が継続して発生することを避けるため、輻輳制御を行う場合があります。
・通信速度制限、輻輳制御の内容は、予告なく変更される場合があります。
(楽天モバイルに関する注意事項が書かれたウェブページより)

 低速でも100kbps以上のスピードでネットラジオやストリーミング再生ができるならいいのですが、この注意書きだとずっとラジオを聞き続けていると低速でもそれ以上に制限されることがあるのではないかと気にかかります。1年間は解約に関する制限がかかるということで、実際に契約した方の報告を待ってみる方がいいかなと思います。

 それと、楽天モバイルのページに楽天でんわとの組み合わせがメリットのように載っているのですが、これが個人的には気になります。というのも、今楽天でんわを契約して、3分0円のプランを紐付けすれば、通話も一回3分以内で済ませれば、ベーシックプランの場合は月1,250円でデータも通信も定額になるというメリットは大きいと思います。ただ、今のところ以前にも書きましたがこの3分0円プランというのは期間限定で、キャンペーン終了後にどうなるかというのはわかりません。

 ただ、楽天が独自にMVNOをやるとなると、この楽天でんわとのセット契約をした人に何らかのメリットを出してくれないかという淡い期待も出てくるのですが(^^;)。というわけで、表題の2015年1月ということに繋がってくるのですが、その時期に3分0円キャンペーンが終わるので、楽天モバイルに加入している人と、そうでない人との間に何らかの差を出してくるかどうかを見きわめつつ、ドコモMVNOのデータ通信の評価も含めて行なうことで、使える音声通話付きデータSIMになるかどうかの答えが出てくるのではないかと思います。ハードとしての「ZenFone 5」は魅力的で、オプションで端末の破損・故障にも対応するサポートも付きますが、キャッチホンや留守番電話は別料金になるなど、いろいろなサービスを付けると高くなってしまうところもありますので、待てる方は同じ「ZenFone 5」での音声サービスを予定しているニフティと比較してみるのも賢い方法なのではないかと思います。


冷凍おせちと車中泊

 すでに来年の正月に向けて、おせち料理の予約案内が様々な所で見掛けられます。高いお金を出して普段食べ慣れない料理を注文しなくてもという人がいる一方で、おせち料理を食べるのが当り前になっている人は、年末の慌ただしい時期に準備をする手間が省けるだけでなく、スーパーで別々に材料を買うのと比べて費用が安く済む場合もあるということで、出来合いのおせちを好み、最近ではネットからおせちを頼む人が増えているそうです。私のところでも昨年あたりからネットで冷凍のおせちを注文するようになってしまいました。

 個人的にはそこまでおせちに関するこだわりがあるわけではないのですが、元々おせち料理の品々は正月休みの間に食事の支度をしなくても食べられる保存性のあるものが多く、旅の携行食には向いているような気がしています。そして、ネットで注文すると多くのおせちは凍った状態で届き、24時間室温で解凍することによっておいしく食べられるようになるものについては、これは冬の車中泊の旅にぴったりではないかと思ったわけです(^^)。

 つまり、自宅を出る時に持って行けば、冷凍庫から出す時間によってその日から翌日くらいまでおいしく食べる時間を調節出来ます。基本的には温め直しなど必要ないものなので、温かいお茶を用意しておくぐらいで、車内で気軽に食べられるわけです。

 ただ、そのような用途に今から売られているおせちを購入するのは費用もかかりますしおすすめしません。狙いとしては年末ぎりぎりから年が明け、おせちシーズンを過ぎて残ったものがディスカウント価格で売られる時です。冷凍のまま届くものを安く購入できれば、賞味期限のうちならしばらく冷凍庫に保管しておき、車での旅に持って行けば旅行中の食事のかなりの部分がまかなえてしまうでしょう。

 冷凍食品の中にはお弁当用に自然解凍させてそのまま食べられるものも出ていますが、バラエティにあふれた具材が揃っているというのはやはりおせち料理が一番です。伝統のの和食中心のおせち料理ではなく、肉中心のオードブル風のおせちも数多く出ていますので、来年早々に車で車中泊の旅に出る予定の方は、今売られている冷凍おせちの価格がこなれてきた時に手を出してみるのも一興でしょう。ある意味、外気温の低い冬だからこそ、食中毒の恐れも少ないという季節の中で使える技だと思うので、今後ネットでショッピングをされるような時には、魅力的な価格のディスカウントおせちがないか探してみるのも面白いと思います。


iVDRカセットに今でもこだわるわけ

 テレビがアナログからデジタルに移行するに従って、テレビ録画に関する個人的な考え方が変わったまま現在に至ります。以前はハードディスクレコーダーを繋ぎ、パソコンで編集した上でDVDやビデオCDに焼いて保管していたのですが、デジタルになってファイルサイズが大きくなったことと合わせて、コピーに制限が付き手軽に扱えなくなってしまったので、バラエティやドラマをあくまで気楽に録画して楽しむことを主眼にし、複数のテレビでも問題なく再生できるiVDRカセットを記録メディアに使っていた日立の薄型テレビWoooを購入し、いったんは本体内蔵のハードディスクに保存するものの、後で見直したい番組はiVDRカセットの中に移動した上で保管しています。

 今見ているテレビを購入する前、テレビのデジタル化に対応するためにたまたま安く購入できたiVDRカセットのスロットが付いた外付けチューナーをアナログテレビに繋いで使っていたため、自宅で録画した番組を外に持ち出す場合、外付けチューナー自体を持っていけば、テレビに繋ぐことで問題なく外で見られます。今のテレビでは長時間録画用の8倍モードでも私がテレビ番組の内容を確認する分には十分なため(美しい映像を残したいというニーズには合いませんが)、いったんテレビ本体のハードディスクに入れた番組の中で保存しておきたいものをiVDRカセットに移しています。そうして録りためた番組がたまってきたので、およそ2年ぶりにiVDRカセットを買い足しました。

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 今回購入したものは500GBのハードディスクが入ったものです。今まで使っていたのは半分の250GBだったので、これで当分は容量を気にしないでテレビを楽しむことができそうです。ちなみに購入金額は一番安いところをネットで探して、5千円弱で何とか購入できました。

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 ちなみに、テレビにセットしてみると、8倍速での録画時間は400時間確保されます。しばらくはこれで安泰ですが、今後の事を考えると再生できる機材がなくなれば使えなくなってしまうリスクを持っているメディアなのが不安ではあります。そうした不安を解消するハードとして、現在販売されている日立のチューナー付きBDレコーダーには内蔵ハードディスクだけでなくiVDRカセットのスロットが付いたものがあります。とりあえずこれを買っておけば、いざという時にはブルーレイにムーブできる手段は用意することができます。ただ、ディスクの取扱いとカートリッジ型のハードディスクとでは相当違うので、現行機としてなくなることが確実になったらもう少しiVDRカセットを増やしてテレビに内蔵されているハードディスクが壊れた時に備えつつ、いつでもブルーレイに移せる用意だけはしておきたいと思います。音楽ファイルのように気軽にブルーレイにコピーすることができたら、もう少し旅先でもディスクを壊してしまうことを恐れずに持って行けるのですが、つくづくハードディスクに録画したテレビ番組を直接パソコンで開いて編集できていたアナログ時代が懐かしいです(^^;)。

 しかし改めて考えてみると、画像編集にパソコンを使って作業をしているとひどく時間を取られ、最悪の場合他のハードで再生できないものが出来上がることもあるので、このカセットを使っているうちは細かいことを考えずに済むということは私にとって大きなメリットです。一般的なニーズには必ずしもおすすめできるものではありませんが、すでにテレビの記録メディアとしてiVDRカセットが使える方は、追加でカセットを確保しておくのもいいのではないかと思います。あと、次世代の録画用メディアについては、傷や破損を気にしないでも済むタイプのものを普及させていただいた方が高齢者や幼児まで使う可能性があるものですし、個人的にはそういったメディアの登場を待ちたいですね。


ノロウィルス対策はエボラ出血熱にも効くか

 テレビや新聞などでニュースを見ていないと大切な情報を見逃すことがあります。アメリカ・ニューヨークで陽性反応が出た人がいるというエボラ出血熱という病気は、現在治療方法がないということもあって、もし日本にやってきたらどうなるのかという不安がありますので、今後のニュースに気を付けながらもし日本で陽性反応を示した患者が出た場合にどうするかということを考えておいた方がいいのではないかと思います。

 厚生労働省のホームページを見ると、一般的に症状が出ていない患者からは感染せず、空気感染もしないとのこと。症状が出ている患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)や患者の体液等に汚染された物質(注射針など)に十分な防護なしに触れた際、ウイルスが傷口や粘膜から侵入することで感染するとのことです。これならそうめったには感染しないだろうと思われがちですが、例えばこれからの季節患者が多く出てくるであろうノロウィルスが広がる仕組みを考えると、私たちの普段の行動の中に自分からウィルスを引き込んでしまう可能性が思い浮かびます。

 まず、改めて自分の手を見てみてください。キズがあるとウィルスはそこから侵入する恐れがあります。多く人が出入りする場所にあるトイレを使う場合、ドアの取っ手にウィルスが付いていた場合、運が悪ければ直接ウィルスが傷口から入ってしまうかも知れません。もし日本でエボラ出血熱の患者が出て、その人が繁華街をウロウロしていたということがわかった場合、道や電車内での嘔吐物を見付けたらいち早くその場から立ち去ることだけでなく、公衆トイレを使う場合には便座の消毒はもちろんのこと、用を足した後は念入りに手洗いを行なうことが重要になってきます。ただ、手洗いをすれば全て大丈夫かというとそういうこともありません。もし爪の手入れを忘れていた場合、少々の手洗いでは取れないところにウィルスが入り込む危険性が出てきます。手洗いでしっかり爪の中を洗える程度にお手入れをしっかりしておくことも合わせて実行しましょう。

 あと、これは子供さんに多いですが大人でもつい無意識のうちに汚れた手が顔の付近から目や鼻や口という粘膜のある部分に行ってしまう人がいます。男性の場合、髭剃りによって顔自体にキズが付いている場合もあります。手にケガをしていない場合でもこうした癖が元でウィルスを体に取り込んでしまうことは十分に考えられます。以前にもノロウィルスのことでこのブログで同じようなことを書きましたが、無意識に手が顔の付近をウロウロしてしまうという人は本当に気を付けないと、命取りにもなりかねません。もし家族の中でこのような行動を取る人がいたら、今まで以上に手洗いを丁寧に行なうことを確認するとともに、直接手を顔に持っていかないように意識させることは大切だと思います。

 これからの季節、ノロウィルスはともかくエボラ出血熱など日本には入ってこないよと思っている方も多いかも知れません。私も楽観的に考えられればいいと思いますが、すぐ日本にはやってこなくても、お隣の中国に入ってくることは十分に考えられます。というのも、中国はアフリカ諸国にかなりの投資をしていて、かなり多くの出稼ぎ労働者が中国各地からアフリカを行き来しているという事実があるからです。中国の国内状況はなかなか日本まで届かないこともあり得るので、中国から日本にやってきた人、あるいは日本の人が中国に行ってこうした人たちと接触して感染した場合、現状ではアフリカへ行った人はそれなりに調べられるものの、中国に行った人はそこまで調べられないと思うので、空港で感染したことを見つけられないまま日本国内で発症するという可能性は十分にあると言えるでしょう。ということで、これからの季節、特に旅行先で危険なウィルスに感染しないような対策を考えておくことが大事だと思います。冬の旅の予定を立てている皆様は、くれぐれも手洗いを徹底するなど気を付けて下さいね。


燃費の数字も運転次第

 先日、スズキの軽自車の新しいものを運転させてもらう機会がありました。アイドリングストップとエネチャージシステムが完備されていて、カタログ値で1リッターで30キロ弱の燃費性能を誇ります。車の持ち主は、普通に走っていても燃費計の数字が市街地走行だと10キロそこそこしか出ないということで、私にも運転してみてくれということだったのですが、もしこんな新しい車でそんなことがあったら販売店に文句を言うレベルかなと思いつつ、しばらく運転させていただきました。

 今私が乗っているホンダのフィットの燃費計は平均燃費が表示されるものですが、信号待ちでアイドリング状態にしておくと、みるみる燃費計の表示が悪くなっていきます。さすがに新しい車全般にはアイドリングストップ機能が付いているので、これが働いてエンジンがストップすると燃費計の表示は減りません。しかも、エンジンがストップしている状態でエアコンを付けていても、スズキの新しい車には保冷剤のようなものが入っていて、冷風を出し続けることができます。電装品の動作は助手席の下にあるリチウムイオン電池でまかない、車が減速されるとパネルに充電ランプが付くことでリチウムイオン電池に充電していることがわかります。このリチウムイオン電池がヘタってくるまでは問題なくカタログ通りの燃費性能を叩きだすのではと思いつつ、信号で止まるところの多い場所も含めて、私なりの省エネ運転をやってみました。

 私が心掛けるのは、なるべくゆっくりと発進をかけ、エンジンの回転数に気を配りながら、できるだけ低回転をキープしながら進み、前の車の様子を見ながら惰性で走るようにします。急発進と急加速は相当燃費性能を損なうのですが、そこまで気を付けても、信号の多い道では1リッター12キロ前後が私の1300ccのフィットではせいぜいなのにも関わらず、このスズキの軽自動車では15キロから17キロくらいの平均燃費をたたき出しました。改めて今の軽自動車の燃費は凄いことになっていると思ったのですが、ということになると、知り合いはこの車をどういう風に運転していたのかというのが気にかかりました(^^;)。

 運転を変わってその様子を観察したところ、その車がターボ車であることに初めて気付きました(^^;)。最近の車にはエコモードがあり、アクセルをべた踏みしてもそれほど加速は伸びない傾向にはあるものの、ターボをきかせて加速し、すぐ止まりまたすぐ走るような運転をしていては、やはり燃費は落ちるでしょう。軽自動車のターボというのは山道で人を乗せているような場合は他の車との流れに乗るためにも必要な装備だとは思いますが、市街地走行程度では常に使うようでは燃費の数値は当然期待できなくなります。いかにメーカーが燃費の良い車を開発したとしても、やはりその運転次第で相当変わってくることを私が身をもって示すことができたのですが、逆に燃費第一という運転は走っていて正直楽しくはないというところがあるので、兼ね合いが難しいとは思います。ただ、自分で工夫して省エネ運転をし、それが目に見える形で燃費の数字に跳ね返ってくるので、ゲーム感覚でこの数値を上げてみたらとアドバイスしました。近所を走るだけなら荒い運転で燃費が落ちても致命的な影響はないでしょうが、遠距離ドライブでは燃費を伸ばしてできるだけガソリンを車に残すことが大切になってくることもあります。いわゆる燃費第一の運転方法についてはネット上でも見付けられると思いますので、いざという時には運転の方法を変えられるように訓練することも大切ではないかと思います。


景気不透明の中での交通費節約術

 世の中は景気がいいのか悪いのか、実感まではできないものの、少なくとも私の周辺ではそれほど良くはない感じです。しかし、景気が悪いからとどこへも出掛けないというのも精神上良くありません。車で出掛けることが多い私としても、あの高速1,000円の時代は良かったとしみじみ思いますね(^^;)。

 ちなみに、私が高速1,000円の時代に静岡から鹿児島の枕崎まで行った時にかかった高速代は、大阪周辺の別料金区間は軽自動車の場合850円を別に払ったものの、高速道路を降りずに進めば片道1,850円で済んでしまいました。ガソリン代は別途かかりますが、これなら週末ごとに日本全国いろんな所に行きたくもなります。しかし、来年以降には消費税が10%に上がる可能性もある中でこんなことを言っていてもしょうがないでしょう。というわけで、こんな世の中でもできるだけ交通費を節約して遠くへ旅行する方法について考えてみたいと思います。

 日本全国を旅する場合、裏ワザでも何でもなく、複数の交通機関を乗り継いで両方のいいとこ取りをした方がいいのではと思うことがあります。通常より安い価格で乗れば乗るほど安くなるような手段として鉄道会社が出している乗り放題の切符があります。今回はこうした切符を有効活用してしまおうというわけです。ただ、お得なきっぷほど出発地が限定され、私が住んでいる地域では入手できないというのがつらいところです。

 しかしながら、移動に車も使えるとなると話も違ってきます。そのようなお得なフリーきっぷ(その日のみ有効のものが望ましい)が購入できる上使える入口前後の駅付近まで車で行き、24時間制でできるだけ安く駐車できる駐車場で車中泊の上、その日の始発以降にフリーきっぷを使って遠方へ移動して観光し、駐車料金が一日目の安い料金のうちに帰ってこようというものです。最初から電車で出発するのと違うのは、夜に出発し、できる限り高速道路を使わないコースで移動できれば、電車が走っていない時間帯に移動できるだけでなく、下道オンリーで走行可能なら交通費はガソリン代だけで済みます。観光地でたくさんのおみやげを買った場合、長い距離および駅から自宅までの間、持って移動すること自体が大変ですが、この場合は車のある駅までたどり着けば後は自宅まで荷物の心配をしなくて済みます。車で大人数での移動なら全ての行程が車でも一人あたりの交通費は安くなりますが、一人でガソリンも高速代もとなるとやはり全ての行程を車で行くよりも、夜間に高速を使わないでできるだけ遠くまで行き、その後は車を置いて移動するというのが安さの面で言えばおすすめのプランとなるでしょう。

 普通のフリーきっぷの場合は現地での購入が必要ですが、季節きっぷの「青春18きっぷ」と組み合わせれば、現地で切符を購入するというわずらわしさから解放されます。週休2日の方の場合、金曜日の夕方から夜に車で出発し、24時間制でできるだけ安い駐車場がある駅まで行くのですが、この駐車場の料金体系について、入庫時から24時間なのか午前0時から24時間なのかによって変わってくるので入庫前に十分に確認しましょう。どちらのタイプの駐車場でも対応できるのは、とりあえず午前0時前までは車で走ることを前提にし、0時を過ぎてすぐに駐車場に入れたらそこから始発の時間まで(行程によってはそこまでストイックにすることはありませんが(^^;))車中泊の上、土曜日は電車を使っての観光を楽しみます。18きっぷの場合、有効期間はその日の終電までなので、最大駐車場の一日料金がかかる範囲ならかなり広範囲の旅ができるのではないでしょうか。車に戻るのは土曜の深夜になりますが、もう少し早めに戻ってその日のうちに帰るもいいでしょうし、まるまる一日を有効活用してしまった場合は、帰る途中にもう一泊車中泊をしながら日曜日中に帰るのでもいいでしょう。

 18きっぷは金券ショップでレンタルし、一回分だけ使うなら約2,500円前後で済みますので、この金額で往復の高速代とガソリン代を比較した場合、車を途中で置いて電車との組み合わせというのは結構交通費を節約しながら遠くまで行ける方法だと思います。ある意味大掛かりなパークアンドライドのシステムと言えるわけで、こうした旅もやってみると面白そうですね。まずは通年利用可能で面白い利用ができそうなフリーきっぷをリストアップすることと、車を24時間限定で安く駐車しておける場所を探すことが必要ですが、どこから出発するかによって使えるきっぷや駐車場の条件が変わってくるので、できる限り安くというプランにするか、新幹線を使ってお金を掛けても遠くへ行くことを優先するのかなどのバリエーションも楽しめそうです。列車が止まって時間通りに帰れなくなった場合のリスクはありますが、近いうちにこんな旅も実現させてみたいと思っています。


ラジオのアナログチューニングをマスターしよう

スマートフォンを使いこなせない中高年の人たちがいる裏で、アナログ的な道具を使いこなせない人たちも増えているように思います。例えば、電卓は使えてもそろばんを使えないというようなことです。そろばんを使いこなすにはそれなりの練習が必要ですが、一通り使い方をマスターしてしまえば人間の能力を合わせることによって電卓以上の計算能力を使うことができます。さらに利用については電気を使わないため、本体そのものが壊れなければいつでもどこでも使うことができるというメリットは大きいと思います。人類はそろばん塾に通い使い方をマスターしなくても誰でも簡単に使える計算機を発明し、実用化するについてライフスタイルを変えてきたわけですが、そうした進歩によって失ったものも存在するわけです。こんなことを考えてみると、今メディアとしては廃れたと言われているラジオの世界についてもあてはまる点があるように思います。

ラジオ放送自体をインターネット経由で聞くことのできる仕組みが整う中、放送局を選択する段階て直接、目的の放送局を選べるようになってくると、これまでラジオという機械をほとんど使ったことのない人が、災害に遭遇してラジオを使おうと思った時に使えないのではないかと個人的には危惧しています。

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写真は、個人的に所有している災害時に役に立ちそうなラジオの数々です。下段右はいわゆる災害用のラジオではありませんが、単三電池2本で長時間の連続稼働を誇るアナログチューニングのラジオ、ソニーのICF-9で、その左にあるのは手回し充電のできる一般的な防災用ラジオの東芝TY-JR10です。上段にあるのは先日紹介した蓄電システムにキャパシタを使っているKOBAN ECO-5です。普段持ち歩いているのはコンパクトで応用範囲が広いためKOBAN ECO-5ですが、ラジオとしての感度や扱いやすさは一番だめで(^^;)、人によってはラジオ部分が使えない(選局が全くできない)と投げ出してしまうかも知れない内容になっていると思います。それは、3台のラジオに共通に使われているアナログダイヤル式の選局システムに原因の一つがあると思います。

皆さんがお使いのラジオが何かによっても変わってくるでしょうが、今出ている単体のラジオにおいて、放送局の周波数が数字で表示されるデジタル式のものを使っている場合、印字された周波数の数字の上に針を動かして選局するアナログチューニングというのは操作が難しいだろうと思います。ただこれは、同じ電力で長時間動かしたり、手回しの限られた回数で作られたわずかな電力でもある程様の聴取時間を確保する場合、設計的にアナログチューニング方式を採用することになるので、仕方のないところでもあるのです。

まず、ラジオ自体を使ったことがない人にとっては放送局の周波数って何だと思われる方も多いでしょう。テレビのチャンネルは覚えていても、ラジオの周波数は覚えていない人は多いでしょう。デジタル方式のラジオなら、すでに地域ごとに放送局の周波数がセットされていて、本体の操作で地域を選ぶとボタン一つで選局ができるものもありますし、自動で信号の強い放送局を探して受信してくれるシステムもあります。しかし、アナログチューニングの場合は自分の手でダイヤルを回し、目指す放送局を見付け出さなくてはいけません。それにはまず、ラジオに書かれている数字のどこに地元の放送局があるかを知っていないとならないこともあります。周波数の確認には以下のような情報提供サイトがあります。ここではあえてモバイル用のQRコードが書かれたサイトにリンクしてありますが、メインページはフラッシュプレーヤーが使えないと見られないので注意して下さい。パソコンからアクセスされる場合は下のリンクからメインページに移動してご利用下さい。

http://www.radiotuner.jp/mobile_index.html(リンク切れ)

こうして、目的の放送局の周波数がわかったらチューニングするわけですが、アナログチューニングはきっちりと目的の周波数に合わせられるわけではないので、大雑把に周辺に合わせたら微調整をしていきます。この時、ラジオの感度によっては雑音すら聞こえないような場合もありますので、まずは雑音が聞こえる程度にボリュームを上げてから行なって下さい。慎重にダイヤルを動かし、急にラジオの放送が聞こえてきたらしめたものです。さらにダイヤルを微調整し、一番いい状態で放送が聞けるところでダイヤルを止めます。なお、受信状況によってはダイヤルを合わせるだけでなくAM放送の場合ラジオを回したり、FMの場合はロッドアンテナを伸ばした状態でアンテナを回転させるなどして、さらに良く聞こえる状況を見付けだすことも必要になってきます。AMのアンテナは本体内部にあり、電波の指向性に応じて受信環境が変わるため、こうした作業も必要になってくるのです。

また、ここで紹介したラジオの中ではICF-9およびTY-JR10には放送局をきれいに受信した時に光る「同調ランプ」が付いています。自分の耳で聞いた感覚だけでなく、このランプが勢いよく付くことが正しく放送局を受信できているかの目安になります。

今回紹介した3つのラジオのうち、一番アナログチューニングしやすいのはICF-9です。それば元々の感度がいいということと、微調整がしやすく余裕を持って回転する選局ダイヤルの作りがいいということがあります。他の2台はダイヤルを回せる範囲が狭いため、ちょっと触っただけでも周波数がずれてしまい、目的の局にたどり着くまでにはある程度の慣れが必要になるでしょう。しかし、一旦使い方を覚えてしまえば災害で放送局自体が潰れてしまわない限りは、必要な時に必要な放送を聞く体勢は取れると思います。非常用持ち出し袋にこのようなアナログチューニング方式のラジオを入れている方は、家族全員がラジオを使えるのか、機会を設けて試してみるのもいいかも知れません。


スマートフォンの電池持ちの不満はアプリで解消可能か

 最近ではスマートフォンを普通に使っている人が当り前になったせいか、スマートフォンを持つことによるハッキングの怖さについて、テレビのバラエティ番組でも語られるようになりました。

 ネット関係で言えば、迷惑メールにまともに受け応えをして架空請求にはまってしまうような詐欺被害はパソコンや携帯電話でメールやインターネットを使えるようになった頃から問題になっています。これがスマートフォンに端末が変わってしまったことにより、さらなる巧妙な手口が編み出されています。騙される方が悪いということで話をまとめるのではなく、騙す方もかなり使う人の心理を読み、ユーザーの心の隙間に入りこむような手段を使っていることを捉えながら、正しい知識を告知していくことで防げるところもあるように思います。

 ガラケーからスマートフォンに機種変更して多くの人が実感することはバッテリーの持ちの悪さでしょう。私が使っているここ1~2年に発売された機種については客観的に見てもひどい電池持ちのものはなくなっているように思いますが、一台でいろんなことをやりながら通話もガンガン使うような人の場合、電池持ちがいいと言われる端末でも一日はとても持たないと思います。一昨日見たテレビのバラエティでは、スマートフォンに入れることで電池持ちを改善するとうたったアプリを、発信元がわからないにも関わらず、届いた怪しいメールのリンクから直接入手し、実行することでスマートフォン内部の個人データが盗まれる事例があることを紹介していました。この行為を愚かだと思う方も多いとは思いますが、スマートフォンを初めて使った人にとっては電池持ちが改善されるかどうかは深刻な問題で、わらにもすがる気持ちで実行してしまうくらい、ガラケーから比べると電池持ちの悪さには頭をかかえているのかも知れません。

 テレビではそれ以上のことまでは話していませんでしたが、もしスマートフォン購入についてもクーリングオフが使え、あまりの電池持ちの悪さに絶望した場合、元のガラケーに戻せるようにできていれば個人的にはガラケーに戻すことを勧めたいところです。単純な興味でスマートフォンに変えてしまったものの、扱いの違いに戸惑ったあげく後悔する人は多いでしょうし、こうして抜かれた個人情報を使って成りすましの詐欺に使われたとしたら、最悪の場合情報を盗まれた人が詐欺の犯人として逮捕されるような事も有り得ます。ただスマートフォンを購入したばかりで2年間の割賦販売期間がまるまる残っているような場合はガラケーに戻すと言っても難しいと思いますので、話はやっかいです。

 スマートフォンの電池を使うことでまず考えられるのは、画面を長く明るく点灯させることで消費されるということです。普通に使っていて画面が見やすいのはバックライトが明るい時ですが、常に明るいままにしておくと、電池持ちが良いと言われるスマートフォンでも電池の減りは早くなります。状況によって自動で明るさを調節するような設定にしたり、多少暗くて見づらくても我慢できるぎりぎりのところに画面を設定するのがまずは大事でしょう。

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 電池と画面の明るさの関係についてはわかりやすいですが、知らなければどうにもならないところもあります。スマートフォンのアプリは携帯電話のアプリのように実行した時だけ動くのではなく、アプリがバックグラウンドでも動くので、特定のアプリが活発に動いたらその分電池も減っていきます。困ったことに、アプリとして導入してほとんど使っていないにも関わらず、バックグラウンドで動いていて電池を消耗するものがあるのです。そのアプリは何かというのは、アンドロイドの場合、設定画面から「電池」の項目を見ると、スマートフォンの中でどのアプリやシステムが動き、どれくらい電池の消耗に関与しているのかがパーセンテージでわかります。Androidシステムや、OSそのもの、Google関連のサービスについては常に動いていても仕方がない部分もありますが、自分でインストールしたもののほとんど使ったことがないようなアプリが電池を消耗させているのがわかった場合は、あえてそのアプリ自体を強制停止やアンインストールした方がいいのではないかと思います。私の場合ですが、他のスマートフォンと比べておせじにも電池持ちがいいとは言えないNexus5において、画面を消して何も使っていなくても一日で半分くらい電池が減っていた原因は、ほとんど使わないのに入れていた特定のアプリが悪さをしていたせいでした。Nexus5にはハッキングの恐れのない電源管理アプリを入れていましたが、そのアプリを起動していても、この厄介なアプリを指摘してくれることはありませんでした。ともあれ、何も使っていなくてもみるみるうちに電池が減っていく状況については、以上のような回避策を試してみましょう。またこれ以上長くなってもなんなので(^^;)ここでは詳しく紹介しませんが、特定のアプリを使ってスリープ状態になったら通信しない設定にしたり、バックグラウンドでアプリを起動させない設定のできるアプリがあります。本体の設定だけで節電の効果が見込めない場合はこうしたアプリを、信頼できるサイトから導入するのも一つの手ではあります。

 さらに、電池の消費についてはスマートフォン内部のシステムソフトで管理しているところがあり、その根本的な管理がうまく行っていない場合も考えられます。実例として、電池がすぐなくなり本体もカイロのように熱くなって評判も悪かったF-10Dという富士通のスマートフォンは、システムアップデートを最新のものにしたところ、劇的に電源回りの状況が改善されました。もし今使っているスマートフォンで、システムソフトを最新のものにアップデートしていない場合は、手続を行なってみて改めて確認してみることをおすすめしておきます。

 それでも普段の使い方が激しく、連日のように電池が持たない状況に陥る場合は、外付けバッテリーを導入して本体電池が少なくなったら充電してしのぐしかありません。くれぐれも怪しい言葉に騙されることなく、電池管理は設定の変更や信頼できる公式サイトから入手できるアプリを使って管理し、自分のスマートフォンの使い方を考えながら電池を節約する地道な努力こそが一番大切だということを理解していただきたいと思います。個人的には、スマートフォンでなくてもできることはスマートフォン以外で行なうようにすることが、究極の電池長持ちの方法だと思っています。


ダイハツ コンセプトカー「DECA DECA」ベースの新型車発表

 2014年11月発売予定のダイハツが出す「軽最大の室内空間ウルトラスペースな新型車」は、ネット上ではその室内空間だけ詳しく見ることができます。以前コンセプトカーとして発表していた「DECA DECA」を市販化したもののようですが、ホンダのNboxやスズキのハスラーのように、レジャー用としての用途を前面に出した車種になることが予想されます。

 個人的にはその新しい車が車中泊に適するかということが問題だと思っているのですが、ついに助手席前倒しでテーブルになるシートアレンジが実現されたことが寝床を作るには意味あることだと思っています。

 ダイハツのホームページにあるシートアレンジのうち「ロングラゲージモード」と「フラットゲージモード」は、後部座席も前倒しして下に沈み込ませるようにフラットにする、ホンダフィットのような低床空間を実現させていますが、助手席がフラットに前倒しできることが効いて相当に長いスペースが確保できます。さらに荷室高は1140mmあるそうなので、自転車もそのまま乗せられるだけの空間を確保できます。ただ、写真を見た感じでは座席のつなぎ目のところが完全にフラットになるわけではないので(それでも以前のダイハツの車と比べるとかなり良さげではあります)、寝心地のいい空間を作り出すためにはキャンプ用のコットを組み立てたり、厚手のマットで工夫することも必要になるでしょう。

 今後購入比較の対象になると思われる車のうち、ホンダ・Nbox+はシートアレンジによって2名が十分車中泊できる空間が確保できるものの、室内に荷物を入れるスペースは限られます。スズキ・ハスラーやスペーシアは一人用の車中泊車としてはバランスが取れているように思いますが、室内空間の作り方についてはワゴンRに準じるところが多く、新鮮さがないということもあります。そこでこのダイハツの新車種に期待が集まるわけですが、走行性能も価格も気になりますし、車中泊関連の情報以外の情報も確認の上改めて評価してみたいですね。

(2014.11.13追記)

 改めて、この車はWake(ウェイク)という車名でダイハツから発売されました。サイトの中味を見ると、モンベルの用品がちりばめられていて、スズキのハスラーに対抗したコンセプトのものであることがわかります。一通リカタログサイトを見ると、運転席を後ろに倒して横になるスペースが作れるようで、車中泊用としてならNbox+よりウェイクの方が良さげに仕上がっているような感じですね。軽のキャンピングカーを買うほどではないもののレジャーに日常に使うにはいい車だと思います。ただ最新の車だけにスペアタイヤレスの応急修理キットのみというのはアウトドアレジャーには不安な点もあると思います。