グローバルキャビン横浜中華街ルポ その5 夜食と朝食の内容

ここまで、グローバルキャビン横浜中華街の施設について紹介してきましたが、その他のサービスとして、ずっとキャビンやカプセルのスペースで過ごしたくないか、友人同士でいろんな話をしたいための、宿泊客なら誰でも使え、飲食も可能な食堂のスペースについて紹介します。

まず、フロントの脇には電子レンジが用意されていて、外から持ち込んだ食材を温めることができます。この宿泊施設自体が中華街のどまん中にあるので、わざわざコンビニで購入した食材を温める人は少ないと思いますが、お土産用に購入した中の中華まんをあたためて夜にいただくために使うこともあるかと思いますので、宿泊者にはありがたい設備です。

実際に飲食をする場というのはカウンターとテーブルがあり、奥には宿泊者なら誰でも利用できるコーヒー(ホット・アイス)、お茶(冷・熱)、水が出るマシンが揃っています。

その他直接入れて飲むものとして、オレンジとハーブの入ったデトックスウォーターが常備されていて、自由に飲むことができるようになっています。キャビンなど客室内ではたとえ隣同士にキャビンを取った友人でも会話はセーブするような雰囲気になっているので、話をする時にはフロントのある一階に降りてきて、大きなテレビを見つつ、お茶でも飲みながら語らうようになっています。また、このスペースは時間によってホテル側からの様々な食事のサービスがあります。

基本的にドーミーインのチェーンホテルでは、夜食用に夜鳴きそばが提供されるのが普通なのですが、このホテルは宿泊料も安く、専門にお蕎麦を用意するだけの設備もないと思われるので、その代わりとして夜の21時半から23時まで限定でフロア内にドーミーインのパッケージになったカップ麺「ご麺なさい」が用意されています。割り箸とお湯も同時に用意されているので、寝る前に小腹が空いた場合は一階まで降りてくれば宿泊料金の範囲内でこのカップ麺をいただくことができます。

実際のところ、よくある醤油味の安いカップ麺以上のものではないのですが、それでもばたばたしてチェックインを済ませ、時間や天候の関係で外に出て食べたり何か買ってくることも難しいような場合にも重宝するサービスではないかと思います。一つ注意点としては、飲み残したラーメンスープについては、それを捨てるところが専用で用意されているので、他のところに流さないようにする心配りが必要で、他のゴミについてもきちんと分別して捨て、後から来る人の事を考えるようにしたいものです。

そして、朝食は午前7時からとなっていて(最終入店8時半で終了時刻は8時45分)、メニューはほぼ決まっています。東横インのようにおにぎりではなく、中華街らしい中華粥(鶏野菜粥)に、朝食ということではちょっとめずらしいかも知れない、みんな大好きなトマトカレーが朝から用意されています(^^)。和食派の人味噌汁はありませんがコーンスープとコーンコールスローサラダ(サラダはポテトサラダとの日替り)があり、あとはパンが各種揃っていてヨーグルトもあります。

とりあえず、こんなものが出されるということでパン以外のものを全種類取ってみました(^^)。当日は早朝からお風呂に入ったりして動いていたので、十分目の覚めた状態で食事を取れたので、当日のお昼過ぎでも大丈夫なくらい朝食をいただいてしまいました。

また、朝食にはチェックインの時にはなかった雪人参スムージーとオレンジジュース・牛乳が用意されていました。アレンジになりますがホットコーヒーに牛乳を入れてカフェオレにもできますね。この朝食は基本的には有料(800円)ですが、私の場合は公式サイトから予約をする際、「朝食サービス」の宿泊プランで予約したので、追加料金はかかりませんでした。多くの宿を紹介するサイト経由では公式サイトより安い価格が出ている場合もあるかも知れませんが、朝食は別料金になっているケースもありますので、このくらいのボリュームの朝食に出せる金額はどのくらいかを考えながら、格安のさらに格安で利用するのか、それとも食事サービス付きのもので予約するのかを考える必要があると思います。

ちなみに、朝食をセットしているかしないかについては、食堂に入る前にフロントのスタッフに部屋番号を確認してもらう仕組みになっているので、もし事前に朝食を予約していない場合はそこで朝食を別料金でお願いするという流れになってくるのではないかと思います。さすがに一週間も連泊すると同じものの朝食に辟易するかも知れませんが、「中華粥」「カレー」「パン」という3種類の中から選択していただくようにすれば2~3日の連泊だったら十分おいしく飽きずにいただけるのではないかと思います。個人的には前の日に飲みすぎないようにして、おいしく朝食をいただけるようなスケジュールを組んで行くのがいいのではないかと思います。


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グローバルキャビン横浜中華街ルポ その4 2つある個人用のお風呂

グローバルキャビン横浜中華街を運営するドーミーインチェーンというのは普通のホテル事業も行なっていて、そこで評判が高いのが自分の部屋のユニットバス以外にも大浴場が完備されているということがあります。

人によってはシャワーだけでも問題ないと思う方もいるかと思いますが、私の場合はできればゆっくり手足を伸ばして湯船に浸かりたいですし、そうした設備があることも宿を決める動機になり得ます。今回の宿泊場所を決めるにあたっても、大浴場ではないものの、宿泊客なら誰でも利用できる貸切風呂が2つ(ファミリーキャビン利用者にはさらにもう一つあります)用意されていることが大きかったと言えるでしょう。

当日はチェックイン開始時間の17時くらいにまずは大きな荷物を預けるために入館したものの、すぐに外出して仲間内で軽く打ち上げの夕食をとり、戻ってきたのが午後8時過ぎでした。そのくらいの時間だとお風呂は利用されているだろうと思って地下にあるお風呂に行ってみました。

貸切風呂を利用する場合、フロントでの受付などは必要ありません。リストバンドキーでエレベーターに乗って移動するためにはチェックインした宿泊客である必要がありますし、エレベーターを出たところにあるパネルで、現在お風呂が利用中なのか空いているかが簡単にわかるようになっています。

個人利用客用のお風呂は「りらく」と「ゆらぎ」で、中に入り内鍵を掛けると「利用中」の電気が点灯するようになっています。上の写真では両方の浴槽が利用中になっていますが、私が行った時には2つの中ではより広い浴槽になっている「ゆらぎ」が空いていましたので、そのまま入ってみました。

中に入ると脱衣所があり、写真のようにドライヤーも付いた洗面所も完備しています。またこの反対側にはサーキュレーターと体重計があります。マナーとしてはこのフロアを濡らさないように洗い場できちんと体を拭くことが大切です。タオルについては、キャビンの中にバスタオル1枚と小タオル2枚が用意されていますので、そのまま持って行き、汚れた分についてはそのままこの場所に置く場所も分けられています。もし余分なタオルが必要なら、その時にはフロントで出してもらうことになります。

この「ゆらぎ」ですが、個人的に驚いたのが洗い場が畳敷きだということでした。そういった設備のあるホテルは知っていますが、畳の感触が直に足に伝わり、とても気持ちが良く、これだけでもこの宿に泊まった価値があるのではないかと思います。洗い場は2つあり、3名くらいまではどちらのお風呂も同時に利用が可能です。私の場合は一人での利用だったのですが、ホテルの方からは一回の入浴に付き30分程度でお願いしますという掲示がありました。

「ゆらぎ」の浴槽ですが、大きくて立派です。一人で利用するので仕方がないとは言え、この浴槽を一人で占領してしまって申しわけないという感じがしました。そこで、急いで体と頭を洗い、早目に出たのですが、その時にはもはやお風呂に入る人が集まってきていて、すぐに入れ替えという形になりました。

ちなみに、そうしてお風呂が空くまでの時間を潰すため、漫画本が同じフロアに用意されています。ちなみに、キャビンへの漫画本の持ち込みも5冊までは可能になっているので、時間つぶしのつもりがつい続きが気になってしまった場合、そのまま持っていくこともできます。

そして翌日、早朝5時から貸切風呂を利用できるということで、5時になったのを確認してからエレベーターで地階に降りたところ、すでに昨日利用した「ゆらぎ」は利用中になってしまっていました。ただ、どうせ入るなら違うタイプのお風呂に入りたかったので「りらく」の方に待ち時間がなく入ることができてラッキーでした。

「りらく」の方は「ゆらぎ」と比べると洗い場も浴槽も小さいですが、2人くらいまでなら十分利用可能な大きさになっています。湯温はきちんと41℃前後に管理されていて、熱くなく温くもなく、朝のぼんやりとした気分を覚ますには十分でした。

ちなみに、この温度管理の仕組みの一つとしてお湯はどんな時に出てくるのか? という事を気にしている方がいるかも知れませんが、入浴時は常にお湯がいっぱい入っています。当然、浴槽に入るとお湯が溢れるのですが、改めて浴槽から上がった時に自分の体積分のお湯が何らかのセンサーで感知するのかその分のお湯が出てくるようになっています。上の写真は浴槽から上がった直後に撮ったものですが、お湯の減少が出た場合にすぐに補充されるようになっています。温泉とは違うものの、人が入った都度にお湯が足されるということは、表面に汚れが浮いたらすぐに流れていくということで、それなりに安心して利用できるのではないでしょうか。大浴場ではないものの、多少の待ち時間があっても他の人と一緒にならない安心感を求めるなら、このような仕組みのお風呂もいいものでしょう。

ただ、多くの人がお風呂に殺到してしまった場合には入浴を諦めてシャワーだけになってしまう可能性もあるので、その点については事前に理解しておきましょう。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その3 フロア内の共同設備について

グローバルキャビン横浜中華街の私が泊まったフロアは、リストバンドがないとキャビンのある部屋には入れませんが、その他のスペースはリストバンドをかざさなくても利用ができます。

まず、キャビンを出たエレベーター前にあるのが部屋に冷たい飲み物やアイスを持ち込むような場合に便利な設備です。小型冷蔵庫には保冷剤が入っています。この保冷剤は持ち出し自由です。

ただ保冷剤だけでは冷たさを保つことはできませんので、よく買い物の際に使われる保冷バッグもセットで用意されていますので、外に出て買ってきたものや、館内の自動販売機で購入したものを入れて部屋に持ち込んで飲むことができます。また、カップに自動的に氷を出る製氷機も食堂以外にもフロアに用意されていますので、氷を入れたカップに飲み物を入れて飲みたい場合には利用できます。

さらに冷蔵庫の右隣に置いてあるのが、キャビンで寝る際に人によっては役に立つものです。というのも、キャビンは上下に隣接しているので、人によってはちょっとした上下にいる顔がわからない宿泊客の出す音が気になったり、夜中にいびきがひどくて寝られないなんて状況も置こるかも知れません。そのために使い切りの耳栓があります。とりあえず先に一つ取っておき、使わなければ返してもいいでしょう。もう一つ置いてあったのが、逆に自分のいびきで人に迷惑を掛けるかも知れないという人用の鼻孔を広げるノーズプレス(テープ)でした。これも必要に応じて使うようにすればいいでしょう。

冷蔵庫のすぐそばには選択ができるランドリーがあります。洗濯機と乾燥機で、コインランドリーの形式になっています。連泊の場合だけでなく、汗をかいてしまった下着などをちょっとした時間で洗って乾かすことができますので、これも必要に応じて利用するのもいいでしょう。

その隣りにあったのは、電話をするための部屋です。これも宿泊場所が個室ではなく音がつつぬけのキャビンであるために用意されたスペースだと思います。ちなみに喫煙室は同じフロアにはなく、キャビンも禁煙です。タバコが吸いたい場合には地下に喫煙室がありますのでそちらを利用しましょう。

あと、トイレは洋式タイプの個室が複数用意されていますが写真は撮りませんでした(^^;)。トイレの手前が洗面施設及びシャワー室になっています。シャワー室は狭いですが必要十分な設備でしょう。洗面施設の方にドライヤーやブラシ、シェービングフォームなどが揃い、歯ブラシもここに用意されています。紙コップがあるので口をゆすぐこともできます。後で紹介する個室のお風呂が満員で利用できない時にはシャワーの利用をする場合もあるかと思いますが、私は幸い行った時にお風呂が空いていたので2つある浴槽を夜と朝に2ヶ所利用することができました。その様子についてはまた改めて紹介します。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その2 キャビン内部の設備と注意点

今回利用した「キャビン」とは、カプセルホテルほど密集はしていないものの、例えば寝台列車の個室のように上下で分かれたベッドのある個室的なスペースというような感じでした。

入口から撮った写真がこのようになっています。私は念のためというか寝相が悪くてベッドのスペースから落ちても怪我をしないように下段の部屋を取りましたので、左下の部分がベッドになっていて向こう側に枕が置いてあります。正面右の部分が机と椅子でパソコンを置いて作業するスペースには十分です。右の壁にはよくある上着のみではなくスウェットの上下のような館内に出歩きOKな館内着があり、ハンガーもあるのでその格好で出歩くのに支障がなければ(同フロアのトイレやシャワールームの使用なら同性同士しかいませんので比較的大丈夫かも)同時に用意されたスリッパを履いて部屋から出ても大丈夫です。

ベッドの中を改めて紹介すると足先の方には掛け布団とテレビがあります。また、テレビの上に見える取っ手はベッドの中が外から見られないようにするためのスクリーンになっています。ただテレビについては、ビジネスホテルと違ってキャビンの中に入らないと見ることができないというのがつらいところです。そして、前回紹介したようにこのスペースはあくまで共同宿泊所としての設備であるためにテレビのスピーカーからは音が出ないようになっています。

ではどうやってテレビを楽しむかと言いますと、枕元左側にある照明をコントロールし時間およびアラームを鳴らすボタン類の中にイヤホンジャックがあり、そこに事前にホテルの方から提供されて用意されている安いイヤホンを付けて横になりながらテレビを見るようになっています。音の大きさはテレビとセットになっているリモコンで変えられます。

パソコンを机で使いつつテレビを見るというのは難しいのですが、枕元左側にはコンセント及びUSB出力の電力供給端子が用意されていて、スマホが置けるようにもなっています。普通の方ならここで集中的にネットをしながらテレビを見るということが可能になるので落ち着いたらそのままキャビンの中で動かなくても良くなるのですが、私の場合は隣の机でパソコンを使ってブログ更新などもやりたかったので、できれば音だけでも(部屋でパソコンを使うとテレビに背を向ける格好になるので)楽しみたいと思ったのですが、用意されたイヤホンはキャビンで丁度いいような長さしかなかったのでその点は残念でした。ちなみに、机の方にはコンセントが2つあるので、パソコンや他の家電の利用も可能です。

そのような事があり、今後もキャビンでの宿泊やカプセルホテルの利用をするという場合には、通常のイヤホンジャックからの出力をBluetoothでイヤホンに飛ばすような仕組みが欲しくなります。今回はワイヤレスイヤホンを持ってきていたのですが、そうしたトランスミッターは家に置いてきてしまったので、その点は残念でした。

キャビンは個室的なスペースでも誰でも出入りは可能なので、部屋から出た時に同じフロアに出入りする他の宿泊客が入ってきて自分の荷物を盗んで行く可能性はあります。当然、キャビン外のスペースには防犯カメラなどが設置されているとは思うのですが、お金やモバイル機器などの貴重品を部屋の中に入れたまま部屋を出ることは気になります。そんな時に貴重品を入れるためのセーフティボックスが机の一部に作られています。写真はボックスを開けたところで、この中に入るくらいの貴重品であれば4ケタの数字を自分で設定してロックすれば、その4ケタがわからなければ開けることはできません。

ただ、全てのものをセーフティーボックスに入れることはできませんので、どうしても気になる場合には他の荷物を一つにまとめてフロントに預けて外出するべきでしょうが、共同使用のできるスペースに荷物を持って移動するのがおっくうなら、そのまま置いて部屋から出るくらいに割り切るか、そもそも鍵のかかる個室のあるビジネスホテルに泊まるかということになるでしょう。今回の宿泊でちょっとトイレに行くような状況では何も起こりませんでしたが、そのようなリスクが有るという事もあります。鍵のかかるスーツケースをワイヤーで繋いで持ち去られることを防ぐぐらいのことで安心できるなら、こうした部屋の特徴を理解して誰かが入ってきても自分の荷物を盗まれないようにはできると思います。

このように、ちょっとした癖のある宿泊施設ではありますが、事前にきちんと準備して様々な不便や不満を消していくことによって、かえって割り切って考えられるようになるのではないかと思います。さらに、キャビンでの宿泊を快適にするためには、他の宿泊客も利用する共同部分についても知っておくことが大切です。その話は次回にさせていただきたいと思います。


グローバルキャビン横浜中華街ルポ その1 宿泊の仕組みとネットカフェとの違い

横浜中華街の中、関帝廟の正面にある「グローバルキャビン横浜中華街」はそこまでホテルであることを主張していないような外見で、同じ中華街にオフィスのある知り合いに聞いたところ、関帝廟の前にそんな宿泊施設があるということも知らないと言われるくらい、大人しい外観です。

 

写真を見てもらうと、飲食店回りをしている人にはレストランの類でないことはわかるものの、一体何なのか、もしくは宿泊施設とはわかってもビジネスホテルなのか普通のホテルなのか、立ち止まって見ないとなかなかわからないような感じの建物になっています。

チェックインは普通のホテルより遅め(?)の17時からで、私は17時過ぎにいったんチェックインしてまた出掛けたのですが、その際予約した画面を見せながら名前を名乗ると問題なく手続きが完了し、ICチップの付いている部屋番号の刻印されたリストバンドを受け取ります。このリストバンドがこの宿泊施設を利用する場合のカギで、このリストバンドを身に付けて行動しないと困ることになります。

まず、フロント正面にあるエレベーターを使って自分のキャビンのある階に上がるのですが、エレベーターに乗って階数ボタンを点灯させるにはリストバンドのICチップをタッチして入力スタンバイ状態にする必要があるのです。こうした仕組みは普通の会社でも自分の働くオフィスに入る時に社員証に入っているICチップが必要なのと同じ理屈で、チェックインカウンターを通っていない人が進入してくることを防ぐための仕組みです。ですから、外に出る時にもこのリストバンドを付けたまま出るようにした方がいいと思います。何と言ってもこのリストバンドには部屋番号の数字が書いてあるので、いちいち自分に割り当てられた部屋の場所を覚えなくても済みます。

エレベーターを降りると共同部分(トイレ・シャワー・ランドリーなど)とキャビンへの入り口があるのですが、ここでもリストバンドをタッチしないと自動ドアが開かないようになっています。逆に言うとキャビンの中にリストバンドを忘れたまま共同部分に出てしまうと、そこからどこへも行けなくなる(エレベーターにも乗れないので)という事になりますので、常にリストバンドは付けたまま動くのが基本です。

そして、キャビンの集まる部屋はこのような感じになっています。隣り合う部屋はベッドが上下にあり薄い壁で仕切られているのみです。そして、入口がアコーディオンカーテンで閉じられているだけで、他の宿泊者が入ろうと思えば入れてしまう構造になっています(内鍵もありません)。この点については、カプセルホテルと同じ理屈で「ホテル」と言われてはいるものの旅館業法で言う宿泊する場所を多数人で共用する「簡易宿泊所」扱いの宿泊施設だというところがあります。

ホテルや旅館の場合、一部屋ごとに個室である必要がある分、同じ大きさの建物でも収容人数に制限が出てきますが、このキャビンの場合は同じ大きさでも多くの人が泊まれるような作りになっており、この利便性を維持するためにはあくまで「共同で宿泊する」形の宿である必要があり、カギを付けるわけにはいかないということなのだそうです。

同じくらいの料金で利用できる施設として、先日利用した鍵のかかる個室があるネットカフェがありますが、利用していて思ったのは、個室内はカプセルホテルと同じような設備だと思うのに、こちらの方は部屋はオートロックになっているので、部屋自体をロッカーのように使うことも可能で、利便性は高いと言えます。なぜネットカフェでは鍵付きの部屋が提供できるのかということは、ちょっと気になるところなので、改めて調べてみました。

そうして調べたところ、ネットカフェの方が旅館業法上の宿にあたらないような営業形態で運営されているというところに違いがあるということのようです。旅館業法が適用されるかどうかの判断基準としては、「宿泊料金を徴収しているか」というのがあり、私が事前予約の際に一泊の宿泊料金を払ったのは宿泊施設に該当するからで、ネットカフェの場合は料金はあくまで利用時間に応じて決まるようになっています。

つまり、元々ネットカフェは漫画喫茶から漫画だけでなくネットも利用できるようになり、そこにシャワーや朝食のサービスなどが追加されたようなところがあるので、利用する単位は「一泊いくら」ではなく「時間いくら」という風になっているので、夜間パックや12時間以上利用したとしても「ネットカフェで宿泊する」という想定はされていないということになるのです。

その辺はグレーゾーンで、まさに道の駅やサービスエリアで問題とされる車中泊における「仮眠」なのか「宿泊」なのかという問題と似ているとも言えます。改めて思い返してみると、先日利用したネットカフェでは足を伸ばして寝られそうな部屋の中にあるのはクッションと簡単な毛布だけで、ちゃんとした布団と枕が用意されていたキャビンとは微妙に違っていました。また、ネットカフェの方には滞在時間に応じて今出るといくらかかるかという料金がリアルタイムに表示されていたので、チェックアウトの時間が早いならその分安く利用できるということにもなります。

この辺の差をどう考えるのかというのもキャビンタイプの共同宿泊施設に(つまりカプセルホテル)泊まる前に考えておいた方がいいというところになります。個別スペースは確保されているものの仕切りは薄かったりするスペースというのは、相手も自分も発する音が筒抜けになるということです。その細かいところなどは次回以降で紹介しますが、決して人が入ってくる心配なくプライベートな空間を持ちたいなら個室ネットカフェの方が向いているということはあるのです。その点を理解した上で改めて次回はキャビンの設備について紹介していこうと思います。


無断キャンセルは絶対に止めよう

今回、休みは3日間あったのですが、今回の旅は実際には単なる一泊二日で帰ってきてしまったので、このエントリーをアップした時にはもう自宅に帰ってきていると思います。ということで、今回の旅先の種明かしをしますと、今回の旅先は横浜で、宿泊は中華街のど真ん中にある「グローバルキャビン横浜中華街(ドーミーインホテルチェーン)」でした。

このホテルは2018年に開業し、関帝廟の正面にあるという中華街を散策するには絶好の立地です。ただこのホテルはビジネスホテルではなく、カプセルホテルの部分と、今回泊まることになったキャビンに分かれています。カプセルホテルについてはどんなものかわかると思いますので詳細は省略しますが(今回利用していないこともありますし)、キャビンというのは寝台列車の個室のような形式で、一つの空間を上下の寝室部分に分けて利用するというものです。入口は隣同士になりますが、中は個室スペースで分かれています。私の泊まったキャビンにはベッドの他にテーブルもあり、その部分は吹き抜けになっているので立っても問題なく、ビジネスホテルの個室という雰囲気ですが、違うところも結構あります。

まず、キャビンという客室の性質上、部屋にカギがかからないので(アコーディオンカーテンのみ)貴重品は部屋の中にあるセーフティボックスに入れて盗難から防ぎます。バス・トイレも部屋内にはなく、外の共同トイレおよびシャワールーム・浴槽を利用します。冷蔵庫もないので、保冷用のバッグが用意されているものを部屋に持ち込んで利用することになります。

ただキャビンもカプセルも男女別になっていますので(一部のスペースには家族で泊まれるファミリー用のキャビンもあります)、隣が誰なのかわからないとは言え、特に女性の方も安心して泊まれるようにはなっています。設備の細かいことや、滞在してみて改めてわかったことについてはたくさん写真を撮ってきたので改めて紹介する予定ですが、今回は予約の際の事についてちょっと書いてみようかなと思います。

支払い手続きはホテルの場合は現地精算が基本だと思います。今はどうかはわかりませんが、かつてのホテルや旅館では冷蔵庫に飲み物が置いてあり、それを飲んだ分だけ追加で請求されたり、ペイテレビをつい見てしまった場合(^^;)、その分の支払いが追加されることになるので、会計は帰りに一緒にというのがわかりやすいですし、領収書を書いてもらいやすいというところもあります。

今回は朝食付きのプランを利用したのですが、どう考えても追加で利用するサービスがなさそうだ(冷蔵庫も付いていませんし)ということと、昨今話題になっている「無断キャンセル」を疑われないように、予約時にネット経由のクレジットカードでそのまま決済を行なってから行きました。館内では自販機があるくらいで、外で買ってきた食べ物をフロントにある電子レンジで調理して食べることもできるので、今回は事前に決済をしてから行っても追加料金の支払いということは、今回泊まったケースではならないのではと思います。

もちろん支払いは現地でカード精算という事でも全く問題ないのですが、最近のニュースで同じ予約の「無断キャンセル」ということで言うと(この言葉自体もホテル業界のものなのだそうです)、飲食店に偽の団体予約を入れて17万円(1人1万円のコースを17名分)もの損害を店に与えた50代の男が偽計業務妨害で逮捕されたなんてニュースが最近ありました。被害を受けたお店の被害は大変なもので、簡単に笑い話で済ませる類の話ではないと思います。今回予約するにあたってこちらが利用させてもらうお店の立場で物を考えると、どうせ払うなら先払いの方が様々な事を気にされることもないし、気持ち良く利用できるのではないかとちょっと考えて、今回はあえて事前精算で泊まったというわけです。

ホテルにしても飲食店にしても、今では電話だけでなくインターネットでの予約を受け付けているところも多くなってきました。人気の場所であれば、早いうちから埋まってしまってなかなか利用できないということも普通にあります。特にホテルの「無断キャンセル」については、当日飛び込みで利用したいと思う行き当たりばったりの旅の中で、「部屋は空いているが来るか来ないかわからないので何とも言えない」と言われたら、同時に複数の宿泊場所を当たらざるを得ず、結果的にそのホテルより高いところがすぐ泊まれるとなれば、安くて部屋も空いているのに、高い方のホテルに泊まらざるを得なくなってしまいます。

そうして高い方のホテルにチェックインした後に、安いホテルの方が無断キャンセル扱いになり部屋が空いたと連絡があっても、すでにチェックインしたホテルをキャンセルすることは難しく、ホテルの人を恨むのも筋違いですし、その旅の印象自体も悪いものになってしまうかも知れません。無断キャンセルはこれだけ罪深い行為なので、止むを得ず利用できなくなった場合には直前でも連絡を入れて、先方の対応に従うようにしましょう。

話が思わず脱線してしまいましたが、次回からは順を追ってこのホテルの概要と自分が実際に泊まってみて思ったことについて紹介していきますので、まだ、キャビンタイプの宿泊施設に泊まったことがない方や、このホテルに興味がある方には何らかのお役に立てるのではないかと思います。それでは、今回はここまでということで、どうか次回以降にご期待下さい。


少し早めに出発した後の過ごし方がその後の行動のカギに

昨日から、先日ちょっと書きましたが平日の3連休が発動し、朝から電車でとある場所に出掛けています。ただ完全なフリーな日程ではなく、昨日はお昼から知人らと会合の後で夕食をともにして、フリーになったのは昨日の夜からでした。

休みなので朝はぎりぎりに間に合うように出発しても良かったのですが、2時間くらい早く家を出まして、現地周辺を観光するか、途中でゆっくりするかどうしようかと考えながら電車で移動していたのですが、大した食事もとらずに出てきたということもあり、早速ネットで駅前で格安の朝食が食べられるガストがある駅を探して、その駅で途中下車しました。

前にも書きましたが、ガストの朝食はスープとドリンクバーが付いていて、最安のトーストとゆで卵のセットなら税抜299円とかなりリーズナブルです。ネット環境も店内は無料で使えるWi-Fi(60分間ごとの接続)が飛んでおり、ネットで調べものをしたりメールを出したりと結構便利に使えます。

早速一通り出された朝食をいただいた後、ミニマム構成で持ってきたパソコンを開いたのですが、起動するものの小さな青い丸がぐるぐる回って次に進まない状況になってしまいました。

ドリンクバーで追加したコーヒーを飲みながらしばらく待ってみたものの状況に変化はなく、これはもしかしたら持ち出す前に不具合があったのかと旅先の先行きが思いやられたのですが、幸いここでは1時間以上居座っても待ち合わせには間に合うので、一旦電源を切ってみたもののだめで、その後、リセットして更に再起動をかけたのですが、その後見慣れた画面が出てきて正常に戻った時には本当にほっとしました。

会合の時にもパソコンを使う場面があるかも知れませんし、ホテルに着いてもやはり自分のパソコンを使っていろんな作業をしたかったので、もし同じように試行錯誤をして同じように使えるようになったとしても、先に戻しておくのと後からあわてて準備をするのとではそれからのやる事を考えるとかなり違います。本当は前日にしっかり確認して出てくるべきだったのでしょうが、さすがに3日連続で休む前ということで色々あたふたしてしまってとりあえず充電だけしたパソコンを持って行っただけだったので、そんな時には早めに出た場合は最初に観光を考えずにまずは正常に持って行くものが動くかというのを確認するためにインターバルを置いて正解でした。

車で出る旅ではいざという時の事を考えて複数台のノートパソコンを持って行くという選択肢もあるのですが、今回は宿泊を伴うので、普段持ち運ぶモバイル機器以外に旅先で役立つものも一緒に持っていく必要があり、そんな中でいかに一つのもので多くの用途に利用するかということを考えると、小型のノートパソコン一台のみを持っていくというのは最低限にして最良のチョイスなのですが、やはりこんな事があるので事前の確認は欠かせないものですね。とりあえずこの文章は当日朝のガスト店内で書いているのですが、これからの旅でさらなるトラブルに見舞われないように祈るのみです(^^;)。


デジカメが売れない時代のスマホのカメラの進化は?

デジタルカメラの売上が毎年落ち込んでいることがニュースになっていました。まあ今さらではと言った話題ではあるのですが、そのニュースによるとデジカメの売上のピークは2010年だったそうで、現在のデジカメ市場はもはやかつての勢いなく、私の近辺でもデジカメを買ったという話は聞きません。

当然ながらそうした事になってしまった背景には、スマホに付いているカメラの進化とともに、それだけスマホが多くの人に普及した事があると言えるわけですが、果たしてそれでいいのかという風にはつい考えてしまいます。というのも、一昨日皇位継承の行事として「祝賀御列の儀」(パレード)がテレビ中継されていましたが、そこにはスマホを構えてパレードの様子や新しい天皇皇后両陛下のお姿をとらえようとする人であふれていました。もちろん、スマホを通してでもしっかりとお二人のお姿を写真に収められた方もいたとは思いますが、パレードを見た場所によっては満足が行くような結果にはならなかったのではないかと思います。となると、果たしてどれだけの人がスマホのカメラで満足しているのかという風に考えてしまうのです。

基本的にスマホのカメラの場合(複数レンズのない単焦点のものが多いのでそうしたスマホを念頭に置いて説明します)、風景を中心に撮ったり、食事の際のメニューを撮るにはいいと思いますが、遠くにあるものを写す場合、対象を大きくするためには単焦点のレンズでは小さくしか写らない場合は、その対象にできるだけ近づかなければなりません。周りに誰もいなければ極限まで近づいて撮影することができますが、パレードやスポーツ観戦のように、自分の立ち位置が決まっていてそこから動けない場合はもはやお手上げになってしまいます。そうした場合に威力を発揮するのが画角の違うレンズや広範囲で使えるズームレンズを使うことです。

プロのカメラマンやテレビカメラにはレンズを交換できるので、相当離れていてもレンズ次第で対象のアップショットがとらえられるわけですが、スマホの場合はそうはいきません。本来、そうした状況を補うものとしてデジカメが使われるわけですが、パレードでスマホを構えている多くの人は、実際に遠くにあるものにスマホを向けた時にスマホカメラの限界を感じるわけです。まだデジカメが売れていた頃には、実売2万から3万円くらいで広角から望遠までをカバーするタイプのコンパクトデジカメも売られていて、スマホとの使い分けをするような考えで購入する人もあったと思うのですが、現在ではもうこうしたタイプのデジカメはありません。それなりのデジカメを購入するとなるとやはり新品で10万円以上にもなってしまうので、それならあまり使う機会もないしスマホのカメラでいいかということになってしまうでしょう。

どちらにしても今後マニアやプロのサブカメラという形で作られた高額なデジカメが大ヒットすることは考えにくく、最初に紹介したデジカメの売上がどんどん下がっていくというのも当り前の話であると言えるわけです。

これは昔からカメラを使って写真を撮っていた方にとっては寂しい話だと思います。しかし、企業としても売れないものを作ってもしょうがないわけですし、今後に向けての可能性という点で言えば、カメラメーカーが積極的にスマホのカメラへの技術を提供し、かつてのコンパクトデジカメのような性能があるスマホが普通になっていくことではないかと思います。その場合、デジカメと違って長く一つの機種を使うというよりも数年で買い換えということを前提にしていくと思うので、いかに抑えた価格でカメラの性能を上げる気がスマホメーカーにあるのかというところが問題になってきます。

現在も背面にレンズを3つ付けて光学ズームの機能も備えたスマホがありますが、そうした機能が付いたものは高級機に分類されるので、今後のニーズの変化によって複数レンズが搭載されたスマホが一般的になっていけば、極端に望遠撮影を必要としない限りはスマホで十分になるような気もします。どうしてもスマホ以上の写真を撮りたければレンズ交換式のデジカメに行くというような住み分けがはっきりするので、こういう形で進化していってくれればユーザー的には嬉しいですね。

ただ、もう一つの観点からスマホのカメラを見ていくと、単純にスマホのカメラの性能が上がるということは、日常的に私達が見ているテレビのニュースで「視聴者提供」という形でのスクープ映像が流されるかと思いますが、この種の映像が高画質化されるようになるわけで、社会の中でスマホの画質向上というものは今後も求められるものだと思います。通信方式が5Gになり、画像の大きさや動画のサイズを気にしなくても気軽にアップできるようになれば、ネットで見ることのできるデジタルアーカイブスの質も上がります。今後ネットにアップされる写真や動画の画質を上げていく試みの一つとして、スマホの画質向上についていろんなところから要望が上がっていくといいなと思います。


汽車土瓶のコレクションを見て考えたこと

前回少し紹介した3年ごとに行なわれる「世界お茶まつり2019」の催し物の中で、一つ興味深い展示がありました。それが、今ではもう知らない人もいるかも知れない「汽車土瓶」コレクションでした。

今も昔も汽車・電車の旅ではお弁当のお供に飲み物が欲しくなります。日本に鉄道が敷かれたのが明治5(1872)年の新橋~横浜間ですが、駅でお弁当が売られたのが明治10(1875)年の宇都宮駅で、おにぎりが売られたとのことですが、お弁当のお供としてお茶の入った「汽車土瓶」が登場したのがそれから14年後の明治22(1889)年に静岡駅でだったということが紹介されていました。

ちなみに土瓶は現在のNHKの朝ドラの舞台である信楽に発注したそうで、一時期には土瓶が廃止され代わりにガラスの容器が使われたものの評判が悪く、汽車土瓶は復活し戦前戦後の一時期までお弁当とセットで広く使われるようになります。

まず最初に展示されていたのは、静岡で初めて売られた小さな土瓶という感じの初期(大正10年頃まで)の汽車土瓶(左側の品)と、大正後期に鉄道省から汽車での土瓶使用禁止の通達が出たことで一時的に使われたガラス瓶(右側の品)です。普通に考えればガラス器は割れたら危ないですしこうしたガラス瓶は大正の終わりとともに姿を消し、陶器の汽車土瓶が復活します。

面白かったのは満州で使われた汽車土瓶の本物が展示されていたことで、ここにも日本のお茶を車内で出していたのかとその時代に思いを馳せることができます。ちなみに、日本が戦争に負けた後は、こうした駅弁と汽車土瓶はきれいサッパリ土地から消えたそうで、改めて日本独自の品なのだなあという感じがします。

戦後も駅弁とともに列車内でいただくための汽車土瓶は数多く出ていまして、この土瓶は富士山の形をしていて、湯呑でフタをし、お茶を注ぐための注ぎ口もあり一人でお茶を楽しむには便利にできています。ただ、ガラス瓶ほど危なくはないとは言え、やはり陶器は割れるものですし、全てを持って帰ってコレクションするという人もそう多くないということになると、多くの汽車土瓶が駅周辺で捨てられるということになるのですね。今でもあるおぎのやの釜飯なども、持ち帰っても容器の処理に困るところもありますし、そんな時代の変化によって出てきたのが、軽くで割れないプラ製の汽車土瓶です。

私などはこちらのタイプの方が馴染みがあるのですが、このタイプもひっくり返せばお茶をぶちまけてしまいますし、プラスチック臭の問題もありました。しばらくは缶飲料のお茶やペットボトルが出なかったこともあり比較的長くに渡って地元駅でも売っていた記憶があります。

しかし、軽くて飲み残してもフタを閉めれば漏れる心配のないペットボトルのお茶が一般化することでこうした汽車土瓶はその生命を全うしたのでした。ただこうした歴史を見ていくと、日本で庶民が汽車を使った旅をし始めた時からすでに列車内でお弁当だけでなくお茶を飲んで楽しむ文化があったということをこのコレクションは示してくれています。

現在はそうした利便性を追求する中でペットボトルのお茶が幅を利かせていますが、いつの時代にもついて回るのは、列車の中でお茶を飲んだ後にどうするかということです。元々駅だった遺跡を掘り起こすとかなりの数の汽車土瓶が出てきたという話もありますし、汽車土瓶そのものに「窓から投げ捨てないで」という注意書きがあったという話を読むと、昔からポイ捨ての悪癖は日本では明治時代からなくなっていないなということがわかってくるわけです。

日本茶というのはコーヒーと違ってミルクも砂糖も入れませんし、茶渋は付きますが洗いやすい真空断熱ボトルがあれば、ペットボトルより保温・保冷のできる状態で持ち運びができます。問題なのはわざわざ家からお茶をボトルに入れて持っていくような手間を掛けられる人ばかりではないということです。そうなると「ボトルの洗浄」と「お茶の注入」を合わせたお茶の販売ができないかという話になるわけですが、これだけ「マイボトル」が普及している世の中で、何とかお茶の中味だけ大手コーヒーチェーンのように売るために駅構内の洗い場のような設備を作っていただければ環境にも優しい社会の第一歩になるのではないかとすら思うのですが。汽車土瓶からの現状を見つつそんなことも考えてみたくなりました。


秋にもある「お茶の詰め放題」

今年の5月、ゴールデンウィークの時期にこのブログで藤枝にあるJA大井川茶業センター藤枝工場で新茶のお茶缶への詰め放題イベントが有り、その様子について紹介させていただきました。(詳しい内容については以下のリンクで御覧ください。

新茶の「詰め放題」は果たしてお得なのか?

お茶というのは5月の時期に新芽が出たものを摘む「一番茶」から「二番茶」「三番茶」と収穫していくのですが、その後の夏の暑い季節を過ぎ、肌寒くと言っても気候的には春の気候に近くなった秋にも芽が出てくるので、その芽を摘み取る「秋摘み茶」がその年最後の摘み取りになります。

実はたまたま地元の新聞で秋の感謝祭として200gのお茶缶に緑茶の詰め放題を昨日まで行なうという記事を見たので行ってきたのですが、今回は春の経験を生かして出掛けました。

秋の感謝祭では目玉がお茶の詰め放題なので(500円でみかんの詰め放題もあったらしいですが)朝から出掛けても地元の人や同じように新聞記事を見て出掛けてくる人によってごったがえすことが予想できたため、朝早くからは出掛けませんでした。自宅でお昼ごはんを食べてだいたい午後2時くらいまでに着くような感じで出掛けたのですが、案の定それほど人は集まってはいなかったものの、詰め放題のお茶の材庫は豊富なようで、かなり遅れていっても十分詰め放題には間に合いました。

今回は同じグレードのお茶でも新茶ではないということで、新茶だと一缶ごとに1,000円だったのが、秋は3缶でもまとめて行なうと2,000円とさらに安く詰め放題ができるので、今回は3回分詰め放題を楽しむことができました。

そして、事前に調べていったわけではなかったのですが、午後2時から200名限定で豚汁のサービスがあり、そこまで人がいたわけではなかったのでほとんど待つことなく、多少肌寒くなってきた中で思い掛けないもてなしに感謝しました。

実は今週は3年に一度静岡市の東静岡駅からすぐのグランシップで行なわれている「世界お茶まつり」も行ってきたのですが、静岡で生活をしているといわゆる高級なお茶を有難がって買ってくるよりも、日常的に飲むお茶を安く買えた方が幸せになるので、その辺は様々なイベントを楽しむというのが今の時期にはいいことなのでしょう。

今回の会場は車で行くと国道一号線の谷稲葉インターを出てすぐのところなので行きやすいですが、車以外の交通機関では行きずらいというのがあるものの、春と秋に行なわれる詰め放題のイベントにもしタイミングが合えば、気軽にお茶を楽しめる機会として利用していただければ幸いです。