インターネットを通じてのコミュニケーションというのは、現在しばしば悪い方向で語られることが多いのではないかと思います。SNSに誘導しての各種詐欺や若年層との関係が良くないと考える人がいるため、世界レベルでは大手SNSのアカウントについてお子さんの利用ができないようになっている国もあります。
まだ、インターネットがメディアとして認知されていなかった頃、文字だけのコミュニケーションとして「パソコン通信」がありましたが、そのコミュニケーション(主に「ニフティサーブ」)では実世界のサークルのような「フォーラム」という主に趣味を細分化したような集まりがあり、そこに参加者たちは集いました。そんな中で仲良くなった人たちが別にネット上の集まり(「パティオ」という電子会議室)を作ったり、実際に集まったり(いわゆる「オフ会」)、チャットをして楽しんだりしていました。
ただ、その時には文字上の付き合いだけだと相手の年齢はおろか、自己主張をしなければ性別すらわからない中での付き合いだったので会ってびっくりということは良くあったと思いますし、今以上に法律的にまずいような事も行なわれていたのでは?(私はそんな事はしないで団体でのオフ会参加専門でした)というようなケースもあったのではないかと思います。
逆に今は、見ず知らずの人とネット上でお知り合いになること自体も駄目という認識であったりして、安心な半面寂しい思いを持っている人もいるかも知れません。
そんな時、唐突に登場したのが基本的にはMVNOによるモバイル通信事業を行なっているmineoで、今まで「マイネ王」という掲示板で様々な話題について会員がおしゃべりをしていますが、運営側がそこからもう一つ進めたコミュニケーションツール「サークル」というサービスを3月31日から開始すると発表したのです。
サークルはmineoの方から与えられるのではなく、掲示板のマイネ王である程度発言するなりの活動をした、マイネ王ユーザーランク「レギュラーLV1」以上の人が、3人以上集まるとサークル作成申請できるようになるということです。その申請を運営が審査し、実際に趣味のサークルとして公開し、多くの参加者を募るという流れになるようです。
また、サークルには誰でも参加自由なものと、サークル作成者たちが承認した人だけが参加できるものに分けられるということで、この辺は過去のニフティのフォーラムとパティオの関係に似ています。
今年の4月以降に「サークル」の活動が本格化する中で、一般のユーザーは自分に合うサークルがあれば参加して、mineoの運営の元安心して趣味の集まりが行なえるようにできれば、これはまさにニフティの再来になるかも知れませんが、どんな集まりにも招かれざる客が入り込むことは往々にしてあるので、そこをmineoがうまくサポートしながら健全なネット上のサークルの活動が軌道に乗ってくれれば楽しいのではないかと思います。
今だから書きますが、この話は私が以前地元で行なわれたmineoのオフラインコミュニケーション会の中でまだ本当にできるかどうかわからなけどという但し書きを付けて、今回のサークルのような仕組みを作りたいという話を聞いていました。
現在の掲示板(マイネ王)だとどうしても単発の発言に終わってしまうので、同好の士が集まるコミュニケーションの中で、同じような話題を続けている中で人と人同士の良い繋がりが生まれる流れになるのであれば、個人的には良い事だと思います。私が参加したmineoのオフ会は希望すれば誰でも参加できるわけではなく、たまたまランダムな抽選で当たらないと参加できないので、今後はサークルがうまく回っていく中で、希望する人が全て参加できるオフ会なども開かれるようになってくれば、また新たな展開が出てくるだろうと思います。しかし、参加する人全てが「良い人」であるかどうかはわからないので、その点を何とかクリアできれば、新たなネットコミュケーションになっていくのではないかと期待しています。







