古いパソコンを再生するのはなかなか難しいものの使えるハードが増えるたびに便利さは増す

今まではOSが対応しなくなったら粗大ごみまっしぐらの道しかなかったパソコンについて、新たなOSを入れることで再生できることを知り、このブログで紹介しているように、多くのパソコン(ほとんどがノートパソコン)をLinux化してきました。一時はChromebookを主に使ってきたのですが、インターネットが接続されていない時に使いにくいことと、私が主に使っている日本語入力をセットできるのが、Chormebookの日本語入力では無理ということがわかり、Mac、Windowsに加えてLinuxなら何とか日本語入力をセットできるということがわかり、最悪日本語入力ワープロとしてだけでも使えればと思って始めたOSの入れかえは、私が持っている普通のノートパソコンでは全く問題なく完了し、現在は便利に使っています。

ただ、いまだその作業が終わらないまま放置してあるノートパソコンがあったのですが、最近になってそうしたいわゆる「特殊」なハードへのインストールを試すようになってきました。まず、ややこしいのがいわゆる2in1というキーボード脱着式のノートパソコンです。基本的にはこういったものはWindowsタブレットに分類されるので、基本画面表示が縦での表示になるので、画面表示がうまくいかなかったり、マウス操作をしてもうまく狙ったところにポインタが動かないというような事が起こります。色々調べていると、コマンド入力で表示を横にしたり、OSが立ち上がってから画面の設定で表示を横にすることで普通に使えるようになりました。

また、私の入れたLinux Mintでは何もしないと、一定時間操作をしないと画面が落ちて、何かキーボードを押すとパスワード入力画面が出てパスワード入力で復帰するのですが、同じくWindowsタブレットの端末は、いったん画面が落ちてしまうとパスワード入力画面が出て来なくなるので強制再起動をするしかないのが悩みの種でしたが、これもOSの設定画面で電源管理のところをいじることで、画面を時間経過によって落とさないようにする設定に変えたことで、ようやく普通に使えるようになりました。その分、席を離れている間に勝手に使われるリスクや、一回の充電での稼働時間は少なくなるかも知れませんが、それでも普通に使えるようにはなったので、今後も使い道は出てくるでしょう。

私のところには、まだそうしたOSを入れ替えていないWindows10の入った特殊なノートパソコンがあるのですが、特殊なためになかなかインターネットにも情報がなかったり、あっても自分がうまく理解できなかったりとすぐに何とかするのは難しい感じになっています。ただ、時間がかかってもハードは捨てないで、今使っている他のパソコンのように再生させたい気持ちは残っていますので、暇を見てインターネット上から情報を仕入れ、色々と試行錯誤しています。

考えてみると、昔のモバイル環境を作る中でも最初から完成されたハードを買うのではなく、一般に売られているハードに様々な工夫をして便利に使えるような「改造」をした人がその便利さを獲得できたというところがありました。これから書くのは古すぎてわかる人も少ないかも知れませんが、その昔、MSDOSベースで作られたワープロや電子手帳類において、それをDOS化するキットが出回ることで、まだWindowsCEになる前のNECモバイルギアをDOSパソコン化し、NECのハードで富士通の日本語入力方法である「親指シフト」を実現するソフトを作った人もいて、単に日本語入力マシンとして考えると、当時富士通から出ていた「オアシスポケット」より購入しやすく、普通に使えたので私も中古でモバイルギアを購入して改造にふけったものでした。

電子手帳関連だとMac系のCPUを使ったUSロボティック社の「Pilot(後にPalm Pirotに改名)」がありました。このハードは当初海外からの輸入品で日本語化すらされていなかったのですが、有志による日本語化が行なわれ、日本語化キットを自分で入れることで当時のシャープが出していた同じ電子手帳のザウルスよりも小さく、便利に使うことができました。当時はまだ電気製品やパソコン販売が中心だった東京・秋葉原までPalm Pilotを買いに行ったことも良い思い出です。

また、スマートフォン以前のモバイル機器において、NTTドコモが契約者用に出していたWindowsCEを使ったキーボード付きモバイル機器「シグマシオン」を他の通信環境でも使えるようにしたり、USBハブを接続して他の周辺機器を使えるようにしたりと、多くの自己責任による改造方法が出回ったことで、それまでは大きくて重い当時のノートパソコンを外出時や旅行に持って行かなくて済むようになりました。

現在は、そうした特殊なハードというものはあらかた姿を消し、スマホはSIMフリーになっているので回線を乗り換えてもそれ一台で使えるようになり、便利は便利になったとは思います。ただ、スマホに関しては仕方ないとは思いますが、軽いOSを入れれば古いものでも動きそうなパソコンの世界であれば、私が今まで集めた個性的なハードに軽めのOSを入れることで、モバイル環境にも対応できるようになるのではないかと思っています。

今ではなかなかメジャーな世界ではないのですが、先日紹介した電子辞書のBrainあたりでもOSを変えて使うことはできますし、インターネットには様々な情報が転がっています。その中から自分に合った情報を引っぱり出し、今まで使いものにならなかったハードを使えるものに変えていく試みというのはお金のかからない趣味としても面白いと思います。私自身、そこまでパソコンの知識はありませんが、実際に改造する時には色々と勉強して必要な知識を得て改造するということを繰り返していますので、未だ乗り換えられていないハードについても自力で何とかして改めてここでその様子などを紹介させていただければと思っています。

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外出時のノートパソコントラブル対策として100円ショップの有線マウスを購入してみました

基本的に今、家や外用に使っているマウスはほとんどワイヤレス方式のものです。特に外で使うことを考えると、ケーブルのとり回しが大変だということもあり、また電車などでノートパソコンを使う場合、パソコンは膝の上に載せて、マウスだけ小さなテーブルに置いて使うような事もあるので、そういった時にはケーブルがない方が便利なのですね。

ただ、外でノートパソコンを使う際には様々なトラブルと背中合わせでもあります。充電のし忘れや、カバンの中で勝手にスイッチが入ってしまい、いざ使おうと思った時にスイッチが入らないというようなケースもあります。単四電池で動くものを今は使っているのですが、かつて電池フタがゆるくなっていて、気が付いたらフタとともに電池をどこかに落としてしまったこともありました。USBレシーバーを止めるところがゆるくなっていて、レシーバーだけ失くしてしまうというトラブルも経験してきました。常にノートパソコンに差しておくのも手ですが、失くす時にはわざわざ外してマウスに収納している時にトラブルが起こってしまうのです。

で、使うノートパソコンにもよるのですが、マウスがあるとないとではかなり使い勝手に違いが出ます。私が使っているノートパソコンにはタッチパッドが搭載されているものがほとんどですが、本当に何かの拍子で全くタッチパッドが反応しなくなるとらぶるというものになると、それまでの作業を中止し、再起動をかけないと復帰しないのですが、その作業終了のための操作にポインタを動かさないといけないということになると、それこそキーボードショートカットをきちんと知っておく必要があります。

そんなこともあって、私が持ち運びを考えているレッツノートの入ったセットには、一般的なキーボードショートカットが書かれたマウスパッドを入れているのですが、最悪有線のマウスが使えるようにしておかないとと、常々考えていたのでした。

そんな時、自宅近所にある地域でお店を開いている100円ショップに行ったら、何と110円の有線マウスが置いてありました。LEDによる光学マウスで、しかも青色LEDを使っていて110円という、かつてダイソーなどフランチャイズの100円ショップにも置いてあったものと同じだと思います。

マウスの大きさは小ささを感じますが、常用でなく非常用として考えれば小さい方がカバンの隅に入れておいて、いざという時に出して使えるという、日常運びには適しているように思います。写真ではちょっとわかりませんが、一部スケルトンになっているので、使っていてピカピカ光るのが少々うるさいという感じはするものの、とにかく一個110円という価格においては、こうした点についても十分に私なら許容できます。

実は、以前小さな有線マウスが持ち出し用に欲しくて専門店を回ったことがあったのですが、小さなサイズの有線マウスというのはなかなか売っていなくて、購入を一時断念したことがありました。今回単に110円という価格だけではなしに、持ち運びに適したマウスとしても相当いい線いっているのではないかと思います。

なかなかお店で見掛けない110円マウスですが、地方などに出掛けた際に見付けたら即買いをしても良いと思えるほどモバイル用としては使いやすいと思います。個人的には予備にもう一つ買っておくべきかどうか考えているところです。

イトーヨーカドーの「FOUND GOOD」から出ていたBluetoothキーボードを日常使いに?

先日ふとイトーヨーカドーに行ったら、何やら洋服にまじって安い雑貨類が目に付きました。「FOUND GOOD」というのがそのブランドで、3COINSに売っているようなパソコン周辺機器もありました。

たまたまイトーヨーカドーがセールをしている時期だったため、これらFOUND GOODの製品も少し安くなっていました。中でも今回紹介するワイヤレスキーボードに興味を抱き、色々と見てみたところ、私の使い方なら安くてもそれなりに使えそうだということで、定価1,980円が1,320円にディスカウントされていたワイヤレスキーボードを購入しました。

このキーボードの電源は内蔵充電池ではなく単四電池2本を入れて使うもので、エネループでも私の環境では問題なく動きます。丸形のキーでキーピッチは18.2mm、キーストロークは2.6mmと、普通に使えるキーボードです。打っているとカチャカチャ音がするので、音が気になるかも知れませんが、価格が価格だけに静音のキーボードが欲しい場合は最初からこのキーボードは選択肢から外すべきでしょう。

私の場合は、今回常時持ち出しのバックパックに入れるのに、キーボードはどうしようかと考えていたのですが、Androidのタブレットに合わせて使うだけでなく、もはや旅先で壊れてもそこまでショックにならないパソコンとして、Linux Mintを入れたLenovoのIdeaPad D330のキーボードの上にこのキーボードを載せて使っても、ノートパソコンのキーボードに影響を与えないので、10.1インチと小さく、キー配列も小さいがゆえ特殊だったりキーとキーの間が狭かったりと、快適にタッチタイピングするには少しストレスがたまるので、それこそ壊れても惜しくないような持ち運びに便利なキーボードを探していたのでした。

このように、単にキーボードを載せただけですが、タッチパッドも問題なく使えますし、この組み合わせだけで外での入力マシンとしては十分な性能を持たすことができました。ただ、このキーボードの配列も特殊な部分はありますので、特にかな入力を主戦にしている人にとってはおすすめしにくいところです。

普通のキーボードはスペースバーの左右が「変換」と「無変換」ですが、キーを大きくしたためでしょうか、本来ホームポジションの右側にあるはずの「ろ」「む」のキーが下段のスペースバーの右側に並んでいます。ローマ字入力の方はそこまで影響は出ないと思いますが、「¥」やカギカッコをキーから直接入力する際には注意が必要です。私の場合はその点についても、特殊な入力方法を使っているのでこのキー配列でも何とかストレスなく入力することはできそうです。また、ENTERキーも他のキーを大きくしている兼ね合いもあるのか、小さくなっているので、大き目のENTERキーに慣れている人も注意が必要です。

手軽に持ち運ぶということだと、折りたたみキーボードも考えたのですが、ギミック的に折りたたみ部分が壊れやすい割に高く、さらに今だと内蔵充電池式のものが主流になっているので、微妙に私の使い方には合いませんでした。結果的に安くてそれなりに自分で使えそうなキーボードを手に入れることができました。ちなみに、この文章もFOUND GOODのワイヤレスキーボードを使って書いています。打ってから画面表示までの遅延もなく、頭に思い浮かんだことを即座にキーボードで打てるので、音の気になる場所では使えないかも知れませんが、外でも躊躇なくこのセットを出して使うようにできそうです。耐久性についてはわかりませんが、毎日使うものではなく、どうしても外で使いたい時に使うような感じの使い方になるので、そうした使い方では十分すぎるといった感じです。

日本の有名な温泉地で日帰り客を含めた入場規制を行なうようになったニュースを聞き旅の変化を思う

山形県の銀山温泉といえば、川を挟んで古い木造建築の旅館が立ちならび、そのひなびた雰囲気は昔から温泉ファンの間でも人気がありました。特に海外の方々がイメージする日本の温泉というものに近いイメージがあるからなのかも知れませんが、新型コロナ騒動が落ち付いた今、内外から相当の観光客が押し寄せていて地元の方々を巻き込んでた大変なことになっているようです。

2025年1月7日から、温泉地付近のマイカー規制を行ない、利用者は近隣の駐車場に車を停め、有料のシャトルバスを利用しないと旅館の立ち並ぶエリアには行けないようになったそうです。ただ、問題なのは宿泊客だけではありません。場所柄新しく宿泊施設を作るわけにもいかない中、その雰囲気を求めて多くの宿泊しない「日帰り客」も押し寄せることがさらに問題になっているので、その対策として宿泊しない17時以降の観光利用者に1人1150円のチケット制にして、ネットでの予約でチケットを販売しているものの人気で多くの日はキャンセル待ちになっているそうです。

有料のチケット制というと白川郷の入場にも今はお金がかかるようになっているようですが、私は幸いにも多くの観光客が押し寄せる時期よりかなり前に訪問することができました。銀山温泉にはちゃんと宿泊してその様子および共同湯を楽しみました。ただ、その頃も観光地としての銀山温泉は大人気で、第一候補としてリストアップした宿は予約でいっぱいで泊まれませんでした。また、私たちが泊まった宿も、川に面した部屋はかつての客室だったようですが、私が泊まった時には食堂として使われていて、夕食時に窓から川を挟んだ旅館のライトアップや橋に人が出て花笠温度を踊っている様子を見ることはできました。まだインターネットがそこまで普及していない時代で、当時海外からやってきた女将さんがいる「藤屋」さんを正面に見ながら(泊まった宿はその反対側でした)、いい雰囲気の温泉情緒を楽しんだものでした。

改めて銀山温泉について調べてみると、先述の藤屋さんはもうなく、私たちの泊まった宿も名前を変えてリニューアルして営業されています。ちなみに私たちが泊まった時の宿泊料金は一泊二食付きで9千円くらいだったのですが、今同じ旅館に泊まろうとした場合一人25,000円くらいから泊まれるものの、今からだと3月いっぱいは予約すらできない大盛況でした。

ひなびた温泉が好きで自分が体験したことなどを作品として発表している漫画家のつげ義春さんのエッセイを以前読んだことがあって、ひなびた温泉宿に泊まる時の予算は、一人1万円でお釣りが来るかということを基準にしているという話を読んだことがあります。私が行った当時の銀山温泉はその条件にはまっていたのでした。

私も以前このブログで紹介し、私の温泉趣味の師匠とも言えるジャズ・ライブハウスのマスターで本人もジャズ・ピアニストとして活躍され昨年逝去された明田川荘之さんから教わった宿も、人もそれほどいないひなびた温泉宿の雰囲気を楽しめるような宿でした。

確かに時代は変わり、以前はつげ義春さんの出す条件を満たすだけの宿はどんどん減っているというのが正直なところでしょう。物価の上昇などを考えると一泊1万5千円から2万くらい出せばそうした温泉の雰囲気を楽しみながらゆっくりできる場所に泊まりに行きたいと思いますが、現在は東京で温泉もなにもないホテルに泊まっても相当高額だったりしますから、古き良い日本の温泉を宿で楽しむことはだんだん難しくなっているように思います。

ちなみに、もうすぐ来てしまう阪神・淡路大震災が起こる直前、私は友人たちといっしょに明田川さんから教わった岩手の大沢温泉・山水閣に泊まり、前日の夜中に帰って17日の月曜日は代休を取って家で寝ていてその状況をテレビで見ることになりました。楽しかった湯治場の雰囲気の残る温泉宿から、一気に現実に引き戻されてしまった思い出があります。その時の衝撃は大きく、たまたまその直後知人から被災地に未使用のタオルを届ける役目をお願いされたので、現地まで他の支援物資を持って訪れたことも連動して記憶しています。

災害の記憶とは悲しいものですが、温泉の仕組み自体も地震の原因にもなる火山との関係もありますし、日本で生きていくということは、その場所の様々なところを見て、それを楽しんだり涙を流したり、そうしたことを記憶していくことが大事だと思っています。今後、様々な場所を訪れたいとは思っていますが、チケットで入場制限するような場所というのはどうしても人気で海外からの人が集まりやすいように思います。私自身は、今までの思い出などともからめながら、単純に景色がきれいというような事ではなく、色々なものを読んだりしてその場所に思い入れを作ることで、その思いを共有する人が少ない場所へ行ければいいなと思っています。

今あるものの中で行ない日常生活の中でも持ち運べる「防災用リュック」を考えてみました

先日の宮崎県の地震は、またまた南海トラフ巨大地震の前ぶれではないかと思わせるような地域で起こった大きな地震でした。専門家の見解は、そこまで心配することはないというものでしたが、「天災は忘れた頃にやってくる」ということもありますし、日頃の生活のやり方にもこれからは考えてみて、自宅にいる時だけでなく外に出ている時に大きな地震が発生したら? というテーマで日々持ち出す荷物について考えていることを書きましたが、全て満足ではないものの、仕事に持っていく荷物をバックパックにして、両手が空いた状態で移動ができるように変えました。

職場のロッカーはお風呂の貴重品用のロッカーぐらいの大きさしかないので複数のバックインバックを用意し、細かいものがバラバラにならないようにしました。リュックに入れたそれらの持ち物は、仕事上で使わないものはリュックから出してロッカーに入れ、リュック自体は普通の棚に入れる方式で問題は起こらないような感じです。バックパックは昔から使っているものを流用しているので、他の人の目から見ると単に重いだけの価値のなさそうなリュックに見えるような感じですし、もしそれを誰かに持っていかれても、大事なものは分けた状態でロッカーに入れているので、もしもの時の機能というのはそれだけで使えるようになっています。

私の場合、スマホだけでなくタブレットやモバイルバッテリー、ケーブル類といったような少し多目の周辺機器とともに持ち歩いていますので、本来まだ軽くするために持っていくものを減らすことはできると思うのですが、日常において全て災害のためというのでは寂しいと思い、先日購入した2つ合わせてペアリングするとステレオスピーカーとして機能するスピーカーセットや、ちょっと時間が空いた時に音を出さないで楽しめるように、Amazon Kindleの専門機なども合わせて持っていっているので、以前持っていたバッグの中味よりちょっと増えているということはあります。それでも、リュックの中にはそれなりに隙間を作っているので、ちょっとした旅であればひげ剃りや洗面道具のようなものを入れ、換えの下着を入れれば2~3日の旅行にも対応できるようには作っています。

サバイバル系としては電池式のライトや寒さ対策のアルミシート、携帯用トイレや簡易浄水器、水を入れて運ぶための折りたたみタンク、防災用ラジオなどを中に入れています。また、食料として用意した羊羹と飴もちゃんとまとめてあり、これもいざという時の事を考えると心強いかなと思っています。

リュックの中味については人それぞれで色々と変わっていくものかと思いますが、ここ数日手持ちからリュックタイプの中に必要なものを詰め込んでみて、やはり背負って体に密着させるような設計になっている登山用のリュックは、長く背負って歩いても体力的にきついということはないので、ビジネス利用には困る点はあるかも知れませんが、それほど派手でないものなら、通勤用としては問題なく便利だと思います。

一昨日は地域限定ではあるものの津波注意報が出たりと、もし自分の回りで地震が起こったら? と心配されている方もいると思います。別にお金を改めて掛ける必要はないので、家にあるものの中で災害時に役立ちそうなものをリュックに詰め込んで用意しておくだけでも安心できるのではないかと思います。ネットで検索したり、AIからの助言を求めたりすれば、自分で考えてはいないものの、いざという時に自分には必要なものが何かということもわかってくるのではないでしょうか。

NHKを批判する前にスポーツ中継を平気で途中で切ってしまう民放テレビについてその事例を見ていく

NHKは受信料という名目で、NHK自体ほとんど見ない人からもお金を徴収することが一部の人の間では批判的に語られています。私自身はNHKの番組は見るほうで、しかも最近はネット動画配信サービスでの詳細を知らされないまま先に値上げ(しかもけっこう高い)のニュースが入ってくる状況に、今の時間のコンテンツ利用という点では見たい番組を人質に取りながら身代金(利用料金)をつり上げるような商売を見る中ではいくらかましなのかなとも思える出来事が昨日また起きてしまいました。

興味のない人には全くないと思うので、私の憤りは伝わりにくいかも知れませんが、普通テレビ局が生放送の番組を作る場合、最初から最後まできちっと伝えるということがまずは大事なのではないかと思います。例えばコンサートの中継の場合、一通り演奏が終わってアンコール曲をやろうと再度アーティストが出て来た時に放送終了になってしまったら、これこそ金返せとテレビ画面に向かって叫んでしまうでしょう。こうした状況というのはスポーツ中継においてよく起こるのですが、これは競技の種類によって変わってきます。

試合時間がある程度決まっている競技については多少余裕を持った放送時間にすることであらかた試合の内容が尺に収まると思うのですが、タイムリミットが基本的にない競技というのも存在します。昔はテレビでのプロ野球中継で、試合が終盤になって本日のクライマックスになった時点で放送時間が終了してしまい、多くの家庭内でテレビに向かって悪態をつくような状況が頻発していたと思います。しかし、テレビがアナログからデジタルに変わったことで、この状況も劇的に変化しました。

昔は夜9時過ぎまで野球を中継していた局に変わり、地域の放送局が「リレーナイター」というちゃっかりと中継が終了したところから試合終了までの時間野球中継を行なうという番組がありましたが、今はそんな事をしなくても、同じ放送局の中で中継を続けることが可能になっています。というのも、各キー局には「サブチャンネル」という仕組みがあり、予定通りの放送を続けながらメイン以外のサブチャンネルを使って本放送で終了した中継を継続することができるのです。リモコンボタンを操作することによって、画質は落ちるもののそのまま中継を見続けられます。今は野球中継でNHKだけでなく民放もサブチャンネルに移行するという方法で、試合開始から終了まで私たちはスポーツを普通にテレビで見ることができるようになっています。

野球は延長戦になることだけでなく、投手交代にも時間がかかるので、試合内容によってはとんでもなく長い試合時間になることがあるのですが、それにもサブチャンネル移行で対応できているので、ある程度時間が読めるスポーツにおいても、基本的に試合開始から終了まで中継をすることが当り前という風に視聴者も思っている状況が今はあるように思います。

そんな中、昨日は男子の高校サッカーの決勝戦が行なわれたのですが、サッカーは野球に比べれば多少試合時間が伸びたとしても、野球中継よりは時間は読めるスポーツです。ただ、決勝戦のみ前後半で決着が着かなかった場合は延長戦(前後半それぞれ10分)が行なわれます。それでも決着が着かなかった場合にはPK戦になるのですが、PK戦は準決勝までにもあるので、決勝戦は他の試合に比べて20分+α取り、もし何らかのハプニングがあって予定時間に終わらなかった場合にサブチャンネルで中継を続けるというのがセオリーだと思うのですが、昨日高校サッカー決勝を中継した日本テレビは肝心なPK戦の終わりまで中継せず、突然何のアナウンスもなくCMに入り結局かなり時間が過ってから後のニュース枠で報じるにとどまりました。

こうした、きちんとしたスポーツ中継という観点で見ると、個人的には民放よりもNHKの方が優れていると思えます。臨機応変にサブチャンネルを使うところもNHKのスポーツ中継はやりますし、相撲で結びの一番が終わるまでは決してニュースに入らないというようなスポーツ中継に対する律儀さを感じるところもあります。

今回高校サッカーを最後まで中継しなかった日本テレビは、大リーグが東京ドームで開幕戦を行なう試合を「無制限延長」で放送するのだとか。個人的には多くの人が見たいと思っていて、当然最後まで放送すると思っていた試合を何のアナウンスも無く途中で放送を打ち切るような放送局に本当にちゃんと試合の中継ができるのか不安に思います。

2025年10月1日から無料でNHKテレビの同時配信を見られなくなるらしいが

NHKは受信料という形でテレビを設置している家庭からお金を取っていますが、今後はテレビを持っていなくてもNHKの番組を見たいと思った場合、現在の地上波視聴料と同じ額の料金がかかることにこれからなっていくことが明らかになりました。

ちなみに、現在はテレビがなくインターネットで動画などを見られる環境にある場合、ウェブサイトやスマホ用のアプリ提供という形でサービスを行なっている「NHK+」を利用することで、メッセージが入って見にくいことはあると思いますが、NHK総合とEテレ(NHK教育)の地上波のほとんどの番組を同時配信でリアルタイム視聴できるようになっています。ニュースでは、今後「NHK+」自体の新規登録ができなくなる可能性についての言及がされつつ、今年の10月からは現在受信契約者のみの特典である一週間分の見逃し配信の利用および、同時配信を含めてのものに変わるそうなので、今後インターネット経由で正式にNHKの番組を見るためには受信契約(地上波)と同様の料金支払いが必要になるということなのです。

つまり、自宅にテレビはなくてもチューナーレスのモニターがあったり、パソコンやタブレット、スマホでNHK地上波テレビとの同時配信および見逃し配信を見るためにも受信料と同額の負担が必要になるので、ユーザーの行動は分かれるのではないかと私は思っています。

ちなみに私は、地上波だけでなく衛星放送も見られるようにしていて、古いテレビでは見られないはずの4K放送も単独の外付け4Kチューナーをメルカリで買って画質はそれなりですが4K放送独自のコンテンツまで楽しんでいますので当然NHKも衛星放送契約をしています。今のNHK+はBSや4Kの放送については同時配信や見逃し配信の対象外なので、あえてお金を出してテレビを見ることを選んでいます。

ネットフリックスなどの有料配信は、いつ料金が上がるかわからないというところもあるので、今後の状況によってはNHKテレビのコンテンツと比較して高いと感じるような価格設定になるかも知れません。そういう風に、テレビ受信料を払ってテレビだけでなくNHKのテレビの見逃し配信を見たいという考えを持っているというのが一つの方向でしょう。なお、その場合は今払っている受信料だけの負担でインターネットの配信サービスは使える方向で考えられているそうです。

逆に、インターネット接続料の支払いを基本にして、必要な配信にお金を払うと決め、NHKの番組は必ずしも見ないので必要ないとしながらも、テレビのコンテンツは何とか工夫して見たいと思うような人です。即時性のあるニュースを見たいという場合、民法のニュース専門チャンネルをブックマークするか、アベマTVのニュースチャンネルを使えば、大きな災害・事件が起きた場合にテレビがなくても、テレビからの情報とそこまで遜色なく情報を入手することができます。

最近は地上波テレビで放送されないスポーツ関連のコンテンツもありますので、日常的に受信料を払わないことにして、必要な時に有料のコンテンツにお金を出して見たいものは見るというスタンスは当然出てきますね。

もう一つあるとしたら、今まで挙げたようなテレビによるニュースを全く見たいと思わず、動画コンテンツなどにも全くお金を出す気はないという人たちでしょう。以前、NHKがパソコンやスマホなど、インターネットを使えるハードを持っている人にも受信料を請求するのでは? という話題が出て騒動になったことがあります。ただ、今回の報道ではあくまでパソコンやスマホを使ってNHKの番組を見たいと思った人に今の地上波受信料と同じ料金を払わないとサービスを利用できないとするものなので、ネットは利用するもののテレビに関連するものには興味はないという場合にもNHKから料金を請求されるということはないと思います。

今回の変化によるポイントは、果たしてどれくらいテレビのないご家庭で(チューナーレステレビしか家にないご家庭を含む)ネット経由でのNHKテレビのコンテンツを契約する人が出てくるのかということですね。NHKでは2025年度の受信料収入のうちネット受信料は、年間で1万件・およそ1億円を見込んでいると言うことですが、果たしてそううまく行くのかどうか。私自身はNHKの全てが嫌いということではありませんが、言論の多様性という点では疑問に感じることもあります。ジャニー喜多川氏の問題がUKの公共放送であるBBCの特集番組から日本に逆輸入されて大きな問題になりましたが、日本の公共放送であるNHKも権力におもねることない報道姿勢を持っているかというのは、一部にはあってもそうしたくない人も中にはいる感じがしていて、全面的に信頼できるかどうか判断が難しいところがあります。

現在のテレビに対する批判の中には全てが正しいものではないと思いますが、きちんとした報道姿勢であったり、安心して見ることのできる質の高い番組を作って評価を受けていけば、テレビ受信機がなくてもネット経由でNHKの番組を見たいと思う人が増え、ネット契約が増えていくのだろうと思います。そうした事ができるかが、ネット利用者に利用料を払ってもらえるかどうかの鍵になる気がしてなりません。

単三エネループ2本で動く電子辞書シャープBrain PW-G5200を今さら持ち歩くメリット

前回の最後に紹介した電子辞書のセッティングが終わったので、改めて今から10年以上前に発売された高校生用の電子辞書「シャープBrain PW-G5200」について簡単にレビューさせていただければと思います。

なぜ最新仕様でなく古いもの(PW-G5200は2012年1月発売)を中古で買ったかと言いますと、実は一時期のシャープのBrainという電子辞書は、本来の電子辞書を使いつつ、Windows CEやLinuxを走らせることができる「改造」ができるハードであることがあります。

このように、通常では出てこない昔懐かしのWindeos CEのデスクトップ画面を出すこともできるのですが、果たして今の時代にこんなものを使うのかということを考えてしまうのですが、私が購入した金額は大きなキズなどはない説明書付きて2千円弱とえらく安く買えたので、おもちゃとしてだけでも悪くはないのかとも思えてしまいました。ただ、使ってみて本体の機能だけでもそれなりに使えますし、ブックリーダーとして使うのもありではないかと思えてきました。

そもそも、この機種はこれを書いている時点から15年も前の最新機種です。普通のスマホやパソコンだったら全く使いものにならないところなのですが、これは本体メモリに多くの辞書が入ったハードです。広辞苑だと第六版ですが、現在は第七版と改訂されているものの、基本的な言葉の意味を調べることについては、それほど使えなくなるということもありません。そもそも辞書の改訂とは何かということになってくるのですが、言葉というものは常に新しいものが生まれ、使われなくなった言葉は廃れていくわけで、古くて現在はあまり使われなくなった言葉も辞書から消えていくのですが、これがかえって不便になる可能性があります。

現在、古今東西の名作といわれる本が、誰でも無料で使える「青空文庫」という取り組みがあります。基本的に著作権の切れた作家の作品をボランティアの人たちでテキストデータ化して、パソコンやスマホ、ブックリーターを介して自由に読めるようにしているのですが、実はこの電子辞書でも青空文庫を無料でダウンロードして読むことができます。青空文庫の作品の多くは明治から大正~昭和までありますが、古い小説の場合、当時の風俗とからめてよく使っていた言葉が載っている場合も少なくないでしょう。

話は辞書の話に戻りますが、新しい辞書の場合、現在使われている「新語」を収録すればするほど、今までずっと掲載されてきた言葉の中から古いもの・今では使われなくなった言葉を消していく必要に迫られます。電子辞書の場合にはあまり関係はないかと思いますが、辞書は今でも紙の形で出ているので、改訂によってどんどん厚くなってしまうと使うのも大変になるだけでなく定価も上がりますし、そのために新しいものは増やし、その分古いものを減らす必要が出てくるのです。

シャープの古い電子辞書についてのサポートは今でもちゃんと行なわれていて、追加辞書とともに電子辞書で読める書籍が専用サイトで販売されています。電子辞書で使えるコンテンツデータをダウンロードできるアプリをダウンロードして会員登録し、会員情報と手持ちの電子辞書を連携させ(中古の場合前所有者の情報がある場合はいったんそれを上書きすることができます)ると、パソコンでダウンロードしたデータをケーブル経由で電子辞書本体に送ることができます。そのコンテンツの中に0円でデータを落とせる膨大な青空文庫データがあるのです。

電子辞書の画面が小さいので、文字も小さいままですが、縦書きにも表示可能ですし、ルビを表示するように設定すると見やすい感じで行間が空くので、老眼で小さな文字が見えにくいのでなければ、文庫本を読むように電子辞書で読書ができます。それだけだと他の電子書籍ビューアーと比較してあまり良い性能ではない気がしますが、逆にこの使い方でしか利用できない便利な使い方があるのです。

それが、ダウンロードした文庫を読みながら、昔の文章でよくわからない言葉や表現が出てきた時にその部分を選択すると、本体内に入っている辞書で調べてくれるのです。広辞苑だけではなく、その言葉が掲載されている辞書が複数候補として出てくるので、物語の理解により役立つというわけです。

昔の物語に出てくる語句というのは、当然古い言葉であることが多いので、その用途においては辞書の新しさというのは問題になりません。むしろ、新しくなった事で辞書から消えてしまった言葉がある場合は、むしろ古い辞書の方が良いわけで、その点では私の用途では少なくとも辞書の古さについては問題になりません。

シャープの電子辞書は、学習用として「中学生用」「高校生用」「ビジネス用」におおまかに分かれていて、搭載する辞書の種類に違いがあります。画像付きの図鑑を電子機器上で見たい場合は「中学生用」、学習用辞書のグレードを上げて専門辞書を使いたいという場合には「高校生用」を。ビジネス関連から日常生活に関する事を主に調べたい場合には「ビジネス用」をという感じになっています。私はネット上でニュースを見る場合に、学生時代に日本史を本格的にやってこなかったので、知識を補填したいと思って山川出版と旺文社の二つの歴史小辞典(日本史・世界史とも)がある高校生用のPW-G5200を選びました。受験対策用のコンテンツはクイズ感覚で楽しめればそれを目的に暇つぶしするのも良いでしょう。

個人的に迷ったのは「ビジネス用」のもののコンテンツの一つとして、テキストエディターが付いているものがあったのですが(付いてない機種の場合はコンテンツを購入することで利用は可能)、テキストデータとしてメモを取るなら、スマホの方が便利ですし、今後Windows CEやLinuxを入れて使う中で、テキストエディターが入るならお遊びで入れれば良いかなと思って、高校生用にしました。この辺は使う人によって色々な好みがあるので、私の選択が一番良いということはないと思います。もしハードオフなどで安く手に入るようなら、それを買うというのも一つの方法です。

今後は、ネットに繋がなくてもパソコンやスマホ以外で色々な事を調べる方法が増えることになるので、パソコンで作業しているところの側に置いて使ったり、青空文庫で読んでみたい本を旅の前にダウンロードして、旅先での読書及び旅先での非ネット検索用として便利に使わせていただこうかと思っています。

内蔵充電池しか使えないものでは仕方ないがエネループでも動くものだったら私はエネループを選ぶかも

世の中の動向にともなって多くの商品が開発されている中で、より多くの人たちが便利だと思い、普通に利用しているような方向に向かって製品の仕様が決まっていくのは仕方のない事です。ただそれは、もしかしたら購入した直後から「使い捨て」を前提としたものかも知れません。

新品の製品の耐用年数を考えた場合、昔なら壊れて部品も無くなったら仕方なく買い替えるということが普通だったと思うのですが、今ではまずスマホなどOSのバージョンが上がったことにより、低バージョンのOSでは使えなくなることによるソフト的劣化によって使えなくなることも普通になっています。これは、もうすぐセキュリティなどのサポートが終了するWindows10しか動かないパソコンからWindows11が動くパソコンへの買い替えという形になって現れます。スマホでもOSが古くなると、最新のアプリの中には使えなくなるものもありますので、最新アプリを使いたければハード的に問題がなくても買い替えになってしまうというのが今では普通になっています。

さらに、電子機器の場合はもう一つの故障でないのに買い替えになってしまうケースがあります。それが内蔵充電池の劣化に伴う買い替え需要です。もちろん、修理扱いで内蔵電池を交換してもらう方法はあります。ただ、電池交換の費用よりもスタンダードなスマホの方が安く性能も上がっているとなれば、どうしても電池交換とはいかず、買い替えに向かってしまうのは仕方ないことなのでしょう。もし、昔のガラケーや初期のスマホのように電池パックを自分で交換できれば今よりもスマホの製品寿命を伸ばすこともできるのかも知れませんが、内蔵式にすることでスマホが薄く軽くなるというところで、これはある意味世の中の流れであると言えます。

私自身も数々のスマホを乗り換えて使っていますので、こうした事も当然理解していて、高額なスマホではなくスタンダードくらすで安いものを買ったり、キャンペーンで電池交換が安くできるような時を狙って交換をお願いしたりしています。ただこれは、常に最新の機種を追っていかないと進化していかないパソコンやスマホについて言えることでしょう。逆に、あまり使い勝手は長く使っていても変わらないような家電製品・電子機器であれば、内蔵式の充電池を採用することでは個人的にはディメリットしかないような気がするのです。

一つ例を挙げると、私は長年フィリップスの回転刃を使った電気シェーバーを使っているのですが、昔は回転刃が2つしかないものの、単三乾電池2本で使えるモデルが有りました。最近の電気シェーバーの能力は上がり、自動洗浄や圧倒的なパワーなど、乾電池の非力さではとても実現できない機能を売りにしているものが主力製品になっています。ただ、シェーバーの掃除は手作業で自分でやり、回転刃の特性をうまく使えば十分探剃りはできるので、私は今だに乾電池式のシェーバーを使い続けています。製品の特性上ほぼ毎日使うものですが、モーター自体は全く音を上げず、替刃は新しい機種と同じものなので、それを定期的に替えることで十分実用になります。

ちなみに、メーカーの推奨する使用法ではありませんが、アルカリ乾電池の代わりに充電式のエネループを使っても、少々力は落ちるものの、私の場合は問題なく使い続けられています。このように、一つの技術として完成している製品については、内蔵充電池を使うものよりも自分で電池の交換が可能で充電もできるエネループ対応のものの方が便利な点もあるということです。

ただ、エネループを入れて使う製品については、電気が切れたら充電して使うことになるので、その一連の作業がめんどくさいという事もあるでしょう。私の場合は多くの乾電池仕様の製品があるので、複数のエネループと充電器を持っているので、今は常に充電されていていつでも交換可能な単三・単四型電池を常備しています。こうした準備がないと、安易に便利な内蔵充電池の方を選んでしまう人が多く、それに伴って乾電池仕様の製品が生産されなくなっていってしまっているのだろうと思いますが、私はまだまだ乾電池仕様の家電製品・電子機器にこだわっていきたいと思っています。

今考えているのは、ネット上からのダウンロードで無料で読むことのできる作者の著作権が切れた文学作品を出している「青空文庫」用のリーダーを乾電池仕様にできないかということです。私の手元には白黒で電池の持ちが良いアマゾン用のkindleがあるのですが、これも内蔵充電池使用なので、ずっと放っておいても長時間充電をかければ使えるようになるのですが、「すぐ」使えないというのがウィークポイントです。これが、乾電池仕様のリーダーであれば使わない時期には電池を抜いて保存していたとしても、使いたい時には充電済の電池を入れればすぐに使えますし、いざという時には外でアルカリ乾電池を買って使うことも可能です。

先日このブログで紹介したように、USB経由でモバイルバッテリーからエネループの充電が可能な充電器を常備しているので、私の場合はむしろ内蔵充電池よりも便利ではないかと思います。

実は、青空文庫用リーダーとしても使えそうな乾電池対応(しかもエネループにも対応する)古い電子機器を入手することにしているのですが、これからその顛末を書くと長くなるので、それは稿を改め、実際に物が手元に来てからさせていただこうかと思います。充電式のニッケル水素電池は、セールの時期にアマゾンベーシックのニッケル水素電池をまとめ買いするとコストもかからず、USBケーブルから充電できる充電器とセットで購入すれば、気軽に始められます。ライト系やラジオなど、最新の機能を必要としないものは乾電池式のものでも十分なので、興味のある方はぜひ自分で電池を充電して交換できる生活を考えてみてはと思います。

やはり日常的に持ち歩くバッグは肩掛けバッグよりバックパックが良いのかと乗り換えを考え中

日常生活を送る中で、もし何かがあっても大丈夫なような感じのものを入れて持ち歩くのに、できるだけ小さくしようと思ったものの、あれこれ私が必要だと思うものを入れているうちに、どんどん重くなってきてしまいました。本来こういうことは本末転倒なのですが、通勤は自転車が多く、移動は車がメインなので、多少重くても運ぶことに問題はないのですが、そのバッグを持って移動する場合に大変な思いをしてしまいます。

冬の時期は厚着をすることが多いので、上着のポケットに色々入れて手ブラで出るようになりがちになってしまうのですが、それはやはり持ち歩くにはバッグが重いからということになってしまいます。

私の場合、何と言ってもモバイル関連の機器を持ち出すとそれだけで結構な重みになってしまうのが問題と言えば問題です。そうしたモバイル機器を持って行くのは止めてスマホとモバイルバッテリーだけにするというのも一つの考えなのですが、やはり外でもプチ防災リュックのようなものを揃えたいとなると、やはり両手を空けて背負えるバックパックに持ち出すバッグを変えるべきなのかも知れません。

今持っている26Lのデイパックは、両サイドにボトルが入るスペースがあり、パソコンの入るスペースもあります。ただ、細かい入れ分けはできないので、今のバッグにしたという経緯もあるので、やはり工夫は必要になってくるのではと思っています。バッグの中に必要に応じて目的別のバッグを入れるなどして、中味がごちゃごちゃにならないような工夫も必要だろうと思います。

つまり、多機能でポケットが多いバックパックというのはなかなか見付からないので、用途別に小物を分けて入れ、常に必要でないものを底に入れ、よく使いそうなものはすぐに出せるようにして別のバッグに詰めるとか色々と考えることは多そうです。

こういう事を考えると、どうしても新しいバッグを買いがちになってしまうのですが、今回はそういうことはとりあえず止めて、今あるバックパックを活用するように考えています。というのも、今持っているのは一応登山用品店で買ったもので、今まで日帰りだけでなく数泊の旅にも持って行って結構長く使っているものですが、耐久性はそれなりにあり、さらに最初から雨が降ってもバッグが濡れないようなレインカバーが付いています。こうした事を考えて新しいものを買うということになるとやはりそれなりに値が張るものを考えなければなりませんし、逆に安いものを買ったとしても耐久性に問題があることがほとんどなので、新品より使い慣れた頑丈なものを使うのが今のところ無難かなと思えるのです。

一つ問題は、会社のロッカーが小さいので、色んなものを入れると26Lのバックパックが入らないということなのですが、それを避けるには全体をパンパンにしないで、収納に余裕を持たせることによってバックパック自体を折り曲げてロッカーに押し込むことも可能かなとは思います。

ということで、時間がある時にでも今の荷物の内容をもう一度考えて、バックパックにかなり余裕のあるくらいに持ち物を抑えることも考えてみたいと思います。ただ、出掛けた先で大きな災害に遭遇する可能性もあるので、そうしたケースでも何とか家に帰らない状態で不自由な状況にならないようなものは入れて出たいと思っているのですが。

昨日は、まっすぐに自宅に帰らないでちょっと途中でショッピングモールに寄ったのですが、長くウロウロすればするほど、手持ちをするバッグの重さが身にしみたので、これを背負うことができればと深刻に思いました。ということで、しばらくは持ち物と入れる物のバランスを考えて、再度持ち出し荷物の再検証を行ないながら、バックパックに乗り換えるつもりで考えます。これは、今後出掛ける旅の荷物を考えるについても、ある程度無駄なものを持ち出さないようにするためには必要なことだと思うので、じっくり時間を掛けて仕上げていきたいと思っています。