今年6月に行なわれるFIFAワールドカップ(サッカー)の日本代表のメンバーが発表されました。実力だけでは何ともならないような残酷な面も見える中、かなり高いレベルに身を置かないと競争もできない厳しい現実があることもわかります。日本のプロリーグであるJリーグから入っているのは、フィールドプレーヤーではFC東京の長友佑都選手のみで、他は全てヨーロッパのチームでレギュラー争いをし、試合で結果を出して生き残ってきた猛者だらけということで、相当レベルが高い中での選出になっていると思います(長友選手も海外で結果を出した事が評価の一部にはあると思われます)。
今回、メディカルチェックの結果メンバーに残れなかった三苫選手は本当に残念だろうと思うのですが、逆にそこまで体を張って結果を出し続けないといけない点もあったでしょう。
詳しい選考の経過はわかりかねますが、私はずっと静岡県でサッカーを楽しんで見てきたので、過去に静岡県出身のプレーヤーが多数ワールドカップのメンバーとして活躍してきた中で、全体的にレベルが上がる中で静岡県出身の選手の選出も少なくなっているのは残念だなあと思ってきたのですが、今回は2名の静岡県出身の選出がありました。その中でサプライズだったのが、ベルギー・シント=トロイデンVVの後藤啓介選手の選出でした。
後藤選手はジュビロ磐田アカデミー出身で、17才でトップチームデビューしてすぐに2得点を決めるなど、当時のジュビロの救世主(ジュビロはその年にJ1昇格を決めた)としてものすごい存在感を見せていました。
そんな中、シーズン後にすぐに海外挑戦を決め、ベルギーリーグのRSCアンデルレヒトへの期限付き移籍から、現在活躍しているシント=トロイデンVVに移り、FWとして11ゴール、チームも創設以来初めてUEFA主催のヨーロッパリーグへの出場を決める主力として存在感を見せています。恐らく本人的にはかなり早い時期から日本代表になるための行動であったと思われます。
しかし、それだけ活躍しても他にヨーロッパで活躍し実績を残している選手は多く、最後まで代表に選出されるかというのは、本人にもわからなかったと思います。今回怪我の影響で選ばれなかった選手が万全の状態をキープしていたら代表選出されたかどうかはわかりませんが、それでもかなり早いうちから海外挑戦を決め、サバイバル状態から生き残って結果を出してきた実力が運を引き寄せたとも言えます。
本大会で後藤選手の出番があるのかどうかも今のところわかりませんが、チャンスがあればそれを生かすことも運ではあるので、彼には本当に頑張って欲しいですね。ただ、選出された他の選手それぞれにもワールドカップにかける想いは十分にあると思うので、今回選出されなかった選手の分も本番で活躍でき、本大会で良い成績が残せるように願わずにはいられません。




