ポケットタイプのラジオながら受信感度も良く、さらにはイヤホンジャック形式のアンテナ入力に対応し、短波だけでなくAMでも外部アンテナが利用可能なTECSUN PL-330というラジオがあります。国内でも八千円台でこれを書いている現在購入可能で、最近このブログで紹介したラジオと電池の型式(BL-5Cという元々はガラケー用のリチウムイオン電池)が共通化できるので、購入して試したところ、他の安いラジオと比べて圧倒的に感度が良く、国内向け短波放送のラジオNIKKEIが昼間でも何とか聞けるくらい入感します。ただ、ラジオ付属のロッドアンテナだけではどうしても感度が不安定になるというのが問題でした。
そこで、本当に使えるのか? と思いながらその安さにつられて購入したのが、YouLoopのループアンテナというものですが、これは単に同軸ケーブル二本を輪にしてアンテナにするというものです。リンク先のセットだけではPL-330とはつながらないので、別に同軸ケーブルメスと3.5mmイヤホンジャックが両端についているものを別途購入しました。
このブログで購入報告をした安い中華ラジオ単体でも、夜であれば自宅(鉄筋の集合住宅の5F)窓際からならテレビを消してノイズ発生を押さえればかなりのAM・短波局が入感しますが昼間はなかなかそうはいきません。それでもこのPL-330は地元の静岡の局だけでなく、AM1242KHzのニッポン放送は何とか入感しますが、このニッポン放送もFM局に行ってしまうので、昼夜問わず自宅から聞けるラジオ局というのは限られます。

写真のようにダイソーでトラベルグッズとして売っていた折りたたみハンガーに同軸ケーブルを巻きつけ、窓際のカーテンレールに設置しPL-330を接続した上でラジオNIKKEIの周波数(6.055MHz・6.115MHz)に合わせたところ、不安定さおよびノイズも軽減され、昼間でも地元局のようにラジオNIKKEIが入感するようになりました。
はっきり言って、この結果だけで私的には十分満足です。なぜなら、もし南海トラフが動くほどの大きな地震が起き、地元のテレビ・ラジオ局からの送信が途絶えたような場合、もはや外からの放送を聞くには災害の影響を逃れた場所に送信施設のある放送に頼るしかありません。日本国内の場合、夜であればNHKのAM局の遠方受信はできるだろうと思いますが、昼間は電波が遠くまで飛びにくいため、くっきりとした音でラジオを聞くためには国内向けの短波放送を聞くことのできるラジオNIKKEIに希望を託すしかないと思っています。
ちなみに、ラジオNIKKEIの送信所は千葉県長生郡長柄町にあり、東日本大震災の発生直後にも地震に関する情報を発信していました。ラジオ自体は鉄筋コンクリートの住宅内で聞くより、外に出た方が安定して聞けるようになりますが、自宅避難をしている場合、やはりうかつに外に出たくはないですし、そこまでラジオ聴取の環境が良くない場所でも、簡単な構造のループアンテナだけでもかなり家の中で聞けることがわかったことで、今回紹介したYouLoopとPL-330は組み合わせて旅行先(特に海外)に持って行き、そこで万が一の場合の情報入手手段として活用することも考えたいと思います。


