改めて複数のキャリアを使い分ける意味を考える

私は最近になって、格安SIMのデータ通信の契約内容を見直し、重複する形で入っていたOCN モバイル ONEの契約を解約し、最安でauのLTE回線が持てるイオンモバイルの1GBプランをその代わりに契約しました。それまで格安SIMの会社と複数契約していたものの、すべての業者がNTTdocomoから回線を借りているため、もしドコモのネットワークがダウンした場合のバックアップとして契約したのですが、昨今のNTTdocomoをはじめとするNTTグループの動きを見ていると、別の意味でauやsoftbankから回線を借りている業者との併用をする方がいいのではないかと思うようになりました。

というのも、一部新聞やネットで報道されていることなのでご存じの方もいると思いますが、漫画などの海賊版を自由にダウンロードできる違法サイトについて、経営を脅かすものだとした出版社の意向を汲む形で、政府が漫画などの海賊版が大量掲載された特に悪質という3つのサイトへアクセスを遮断することを促す緊急対策を決定したのですが、これはまだ法制化以前の段階で、国会の議論を経て法制化になってから遮断されるという手順が踏まれいくものだと個人的には考えていました。具体的なサイトを閉鎖に追い込むには、広告を出しているところを押さえれば、収入の期待できないサイトで今まで通りダウンロードさせるにもコストがかかるので、あくまで大きなニュースにすることで、サイト管理者や怪しいサイトだとわかっていながら広告を出す業者への警告の意味あいでまずは宣言したのだと思っていたのです。

しかし、この話を受けた国内最大の通信業者であるNTTグループのプロバイダー(ドコモ・OCN・ぷららなど)が4月23日に政府の指摘した3サイトへのアクセス遮断実施を決定してしまったのです。いわゆる政府の意向を「忖度」して速やかに実行に移したということなのですが、ネットユーザーにとっては、きちんとした検討がされないまま「不適切だ」と認識したサイトを遮断するなんて前例ができてしまうと海賊版以外にも「不適切」なサイトだと認定されたたものについては同じようにネットで見られなくなる可能性があります。

さらに、技術的な問題としてサイトにアクセスしようとするユーザーをブロックするには、ネットを利用しているすべてのユーザーから情報を取得する必要があると言われています。当然そうした情報はプロバイダーによって管理され、外に向かって出ないというのが前提ですが、もしそうしたセキュリティが破られたり、プロバイダーの内部に個人的に入り込み、特定の人物のネットアクセスを記録したデータが横流しされるような形で公になってしまったら大変なことになります。

個人の特殊な趣味思考が暴かれることもあるでしょうし、病歴が他人に知られたりする可能性もあります。また、有名人や芸能人については、過去にデータにアクセスできる権限がある人が興味本位でデータを盗み見たということが問題になったこともありました。個人的には本気になって自分のネットアクセスが調べられたら、ある程度は諦めなければならないんだろうなとは思っていますが、多くの人が意見を出し合い、漏洩や悪用がされないような方策が取られるべきだと思います。

さらに、今回のようにまだ法整備もされていないうちからNTTグループが利用者のすべてのデータを取って、今までの報道を受けるような形でこの文章を書いている現在閉鎖されている3サイトへのアクセスを遮断することに何の意味があるのかということも言えるでしょう。もし政府への忖度だけでユーザーの不利益になるようなネットユーザーに対してのデータ収集を行うのなら、まだ具体的にはアクセス遮断に対しての態度を表明していないプロバイダを併用しながら、ネットの調べ物や買い物を行うようにしたほうがいいという時代になってしまうのかもしれません。

個人的には、今後の状況の中でどうしても法整備をしなければ海賊版はなくならないということがわかり、法整備を考える中で多くの有識者の意見を聞き、さらにネット利用者のプライバシーデータの流出が起こらないような対策がされて法が執行された時点でプロバイダがアクセス遮断を行うならある程度は安心できると思っています。しかし今回のようにまだ議論もされていない中でユーザーのデータを取ることを決めたのがモバイル通信最大手のNTTグループだったというのは大きなショックでした。

今後の状況によって、もし携帯キャリアが全てNTTに追随するような方向になるなら、スマホやモバイル通信で自分のプライベートに関わることを調べたり商品を買わない方がいいケースも出てくるということを考えざるを得ません。もっとも今これだけドコモを始めとするNTTグループの動きが批判される流れもある中、そう簡単に追随することはないと信じたいです。そういう意味でも、今後のニュースについてはよく吟味し、複数の端末に複数のSIMカードを利用して使っている場合には、モバイル通信のキャリアは1つに集中させることが必ずしもいいことではないということも感じてしまいました。


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東京にパーク&ライド&車中泊 その5 都市と地方の違いを痛感

小田原市内の駐車場を出発して30分以上かかったと思いますが、一般道から東名海老名サービスエリアに入場することができる「ぷらっとパーク」という一般車両向けの駐車場に到着したのは、まだ午前6時前のことでした。写真は海老名サービスエリア上りの一般道からの歩行者用入口です。

日頃この施設を利用している方なら当たり前だと思うことかもしれませんが、駐車場に入ってすぐに地方の同様な施設との差を感じてしまいました。一般車の駐車施設は上りと下りの両方にありますが、上り方面に近い駐車場の方が広くわかりやすかったので、まずそちらの駐車場に停めたのですが、24時間開いている駐車場ではあるものの、利用時間について「3時間まで」という表示があちこちにされていました。このローカルルールは海老名サービスエリア周辺にある他の駐車場でも同じルールで、基本的には車中泊はできませんし仮眠をするにしても制限時間を設けられるということになります。おそらくネットの口コミを事前に調べればこうした情報を入手できたでしょうが、完全に行き当たりばったりで海老名のぷらっとパークで車中泊をしようと思っても、注意されてトラブルになる可能性がありますので、まずはその点には注意しましょう。細かい内容については写真を撮ってきましたのでそちらの方でご確認下さい。

駐車してからとりあえず上りのサービスエリアに入りましたが、やはりというか下りとの施設の差は歴然としています。これは、単純に早朝に出発し朝食や休憩利用でサービスエリアを利用するお客さんが多く、逆に帰りには海老名以外のところで買い物や食事をすませてしまうとそこまで多くの人がサービスエリアに寄らない(あくまで下りに比べての話ですが)ためではないかと考えたりしました。ちなみに、メロンパンで有名な「ぽるとがる」や、吉野家があるのは下りです。

上りにもメロンパンを売るパン屋さんは入っていますが、営業は7時からということで早朝のお客さんにとっては残念なことになっています。ただ、一般道の出入り口を使って反対側まで歩くこと10分少々で下りのサービスエリアに移動することができますので、高速道路を使っている方でも下りのサービスエリアのお店や施設を使いたい場合には歩かなければならないものの利用は可能です。

一般道からの駐車場は、上り駐車場から東名高速をまたぐ直前にもう一カ所ありますが、こちらのほうは住宅に隣接しているためか写真のように午後6時でクローズしてしまいます。下りの一般道から入ることができる駐車場は台数が限られるため、下りの駐車場が満車になっている場合、日中の利用なら東名のすぐ近くの駐車場利用の方が下りの施設を使いたい場合にはおすすめでしょう。

下りの方は何と言っても吉野家さんが24時間営業で朝定食のメニューも充実していて6じ前だというのにもう行列ができていました。メロンパンのぽるとがるさんは本店が午前6時からの営業でしたが、メロンパンを売る専用売場の方は6時前から店員さんがいて購入可能でした。この辺も週末のレジャー利用を見込んで売り時を逃さないしたたかさが感じられます。そういう意味ではもし早く出発できるなら、午前6時前後に朝食やメロンパンの利用をしていたほうが混まないうちに食事や買い物を完了できるのでおすすめかと思います。

というのも、ご飯を食べて時間調整をする前にと、まだ下りの駐車場が満車にならないうちに、最初に停めた上りの24時間開いている駐車場に戻り、そこで車中泊のために広げていたシュラフとコットを片づけてから改めて車で移動して下りのサービスエリアに入ったところ、もはや館内の食事スペースは満員になっており、外にある席もかなり埋まってきていました。午前7時過ぎでもこんなに週末には人が集まるのかと思いましたが、大勢の人が移動するゴールデンウィークにはさらにひどい混雑になると思います。関東から西に車で出かける場合には早めの海老名到着を心がけるか、もう少し走ってから朝食をするかの決断をしたほうがいいのではと思います。

しばらくはサービスエリアで時間調整をし、午前8時過ぎに車で出て、何とか無事に鎌倉の店舗に着き荷物を受け取り、そこからは予定もないので休みつつ走って、比較的余裕を持って帰ってくることができました。ところどころ認識の甘いところはあったものの、次回があるとしたらここで問題にしたところをつぶしていけばいいので、同じような飲み会があっても何とかなるのではないかというのが今思っているところです。

今回の行程を振り返ってひとつ思うところは、キャンピングカーのように自分の車をしたいと思うなら、やはりいつ何が起こっても利用できるポータブルトイレの設置をまずは考えるべきだということです。今回はたまたまトイレを探して切羽詰まるような状況はなかったので良かったですが、もし実際にそのような事が自分ないし同行者の中で起こったとしたら、車内で生理現象に対処できれば、今回の行程の中で急に体調を崩したとしても何とかなるでしょう。設備を整えれば、車中泊場所を決めるときにも公衆トイレの有無を気にする必要はないので、今回以上に自由な計画を組むこともできるでしょう。

ただ、私の乗っている今のホンダフィットでは、コットを設置しつつポータブルトイレを車内に設置しようとすると、他の荷物をいったん外に出したり戻したりという作業が必要になるので、個人的には車を替えない限りは同じ問題を持ちながら車中泊を続けることになるでしょう。次回車を買い替える場合は、そんな事も考えて選ぶのがいいかなとも思ったここまでの報告が、さし当たってのゴールデンウィークにおけるみなさまの長距離ドライブの参考になれば幸いです。


東京にパーク&ライド&車中泊 その4 都市部では大きなトイレ問題

車中泊では比較的良く寝られたと言うものの、知らないうちにシュラフから出てしまったようで、早朝に寒さを感じて目を覚ましてしまいました。時刻は午前5時を回ったところでしたが、ここで二度寝をした場合、大変なことになるかな? と思ったのがトイレの問題です。基本的に地方の高速道路、道の駅や公園など、車中泊をする場所を決める際には24時間使えるトイレがある場所を優先するというのが一つの車中泊をする方の考え方であるということは十分理解しています。

しかし、今回の場合は普通の車中泊とはちょっと違い、まずは東京方面に近く、さらに安く24時間定額でしかも安く停められる駐車場がある場所という事を第一に場所の選定をして決めたのが小田原で、そして今回の場合は特に料金が安いという理由で駐車場を決めてしまったので、今回は必ずしもトイレが近くにあるということを基準には決められませんでした。このように、トイレの確認が後回しになってしまったことは車中泊をする際のセオリーから外れていると思われる方もいるかもしれませんが、常に外に出られないような状況を考えて車内での生理現象に対応する考えを持って車中泊をしている方もいると思いますので、どちらにしても緊急時の対応を考えておくことは大切だということです。

具体的には、災害用としても役立つ携帯トイレやポータブルトイレを用意してあるのなら、車中泊の旅でも積極的に使っていこうという考え方です。というのも、携帯トイレの薬剤や、ポータブルトイレの消臭剤にも使用期限があり、あまり長い間そのままの状態で置いておくと、いざという時に本来の性能を発揮できないというある意味最悪の状況になってしまう可能性があります。それなら、災害時のシミュレーションとして積極的に携帯トイレやポータブルトイレを使うということも考えておくべきでしょう。

ただ、今回車中泊したのはあくまで閑静な住宅街のある場所なので、今まで全くその種のものを使ったことがないとすると、初回のシミュレーションをある意味本番に近い状況で行なうことに不安を感じることもあるでしょう。実のところ私もそこまで考えた上で出て来たわけではなかったので、乗用車の狭い車内でポータブルトイレを設置するには荷物の入れ替えをするなどかなり苦労することが予想されました。幸い当日はそこまで切羽詰まることはなかったのですが、もしそのような事に見舞われたとしたら携帯トイレよりも紙おむつで処理をする方がまだ現実的ですし、我慢できるなら近くのトイレまで出向いた方がいい事は言うまでもありません。

ちなみに、朝起きた後にもしもの事を考えつつスマホのマップアプリで周辺のトイレについて探そうと思ったのですが、深夜や早朝でも使えそうな公衆トイレの情報というものはなかなか見付けることができませんでした。地の利がある地元ならば、いわゆる公園にあるトイレの場所はわかっているのでスムーズに行くことはできますが、ほとんど土地勘のない小田原の住宅街を歩きでも車でもウロウロしてしまうのはスマートではありません。土地勘のない場所でトイレを探す場合は、やはりコンビニを探すのがスマホの地図アプリでも簡単に調べられることからおすすめの対策ではないかと思えます。

これは、駐車場から車を出した後に国道を走っていて思ったのですが、特に深夜から早朝にかけての時間にはドライブイン的な利用も想定されるようなコンビニにはちゃんとトイレマークが入った看板が設置されていることもあります。コンビニによっては保安上の理由でトイレを貸してくれない場合もありますので、このような表示を頼りにコンビニに入る方がいいだろうと思います。

今回の旅では、最初に書いたように飲み会とともに神奈川県内の鎌倉近辺にあるお店に荷物を取りに行くというミッションもあり、そのお店は午前9時開店だという話は聞いていましたので、トイレの他に朝食をいただきつつ時間調整をする必要性も感じていたことで、少し予定より早かったものの、目的地のお店へ行く前に時間を潰せる施設に立ち寄ることにしました。それが、東名高速道路の海老名サービスエリアを一般道から利用できる「ぷらっとパーク」という施設です。海老名のぷらっとパークは今まで私が利用してきた場所とは少々違う状況がありましたので、次回はその事について細かく紹介させていただこうかと思っています。


東京にパーク&ライド&車中泊 その3 きちんと出発駅に戻る大切さ

今回の飲み会は前回紹介しましたように、週末の午後から開始され、他の参加者の事も考えて夜と言っても8時~9時には終了するような感じで行なわれました。そうは言っても東京から飲み会に参加する人もいますし、その人達と一緒に4次会・5次会までなだれ込み深夜まで飲むというパターンもあるでしょう。

ただそんな状況が予想される場合はそもそも途中まで車で行くことが間違いで(^^;)、会場から終電がなくなってもタクシーでたどり着けるような場所にホテルを取るような感じで考えた方がいいでしょう。あくまで車中泊との組み合わせというのは、都市部でそんなにヘビーに飲まない場合を想定しています。ただヘビーに飲む場合では、地方での飲み会の場合はそもそも始発を待つことのできるお店(ホテルやネットカフェだけでなく飲み屋さんなども含む)もないような場所での行動を助けるという意味で、やる価値はあると思いますが。

今回の場合、一部の人で3次会に行った人もいたかも知れませんが、おおむね2次会で終了し、解散したのは午後8時くらいでした。ただ、そこから車が停めてある小田原まで戻るには、先に購入していた小田急の株主乗車回数券を使うことを考えると、最初から帰る時間を逆算してからペースを考えて飲むのがいいと思います。飲み会は土曜日だったので、小田急の2018年4月現在のダイヤをまずは紹介します。

・新宿発23時42分発 快速急行 小田原着25時06分(小田原までの最終電車)
・新宿発23時13分発 急行 小田原着24時48分
・新宿発23時01分発 快速急行 小田原着24時29分
・新宿発22時41分発 快速急行 小田原着24時07分
・新宿発22時21分発 快速急行 小田原着23時52分
・新宿発22時01分発 快速急行 小田原着23時29分
・新宿発21時41分発 快速急行 小田原着23時09分
・新宿発21時21分発 快速急行 小田原着22時54分
・新宿発21時03分発 急行 小田原着22時42分
・新宿発21時00分発 特急ホームウェイ13号 小田原着22時18分

少し長い引用になりましたが、今回乗った電車は下から2番目の新宿発21時03分発で小田原に23時より前に到着する急行でした。今になって思うと、飲み会終了後にダラダラせずにその前の特急に乗れればずっと座って行け、もし体調が悪くなってもトイレが付いていますので急行のように途中で降りなくても大丈夫なのも心強いです。

今回は小田原までの最終電車だけを調べて、もし23時くらいまで話が伸びても大丈夫だくらいのことしか考えていなかったのですが、行きにはロマンスカーでかなり楽をしたことがあるので、できれば帰りも特急型車両で小田原まで行けるぎりぎりの時間を把握しておけば良かったと思えました。というのも、ぎりぎりの時刻で急行に乗った時には席は埋まっていて、本厚木辺りまでの一時間あまりは全く座れずに体力を消耗してしまいました。今から思うともう少しスマートに帰りの電車も決めておけば、それほど居残りをしたくないような場合には先に帰るためのいい口実になりますし、ここまで調べておいて状況によってさらに早く戻り、小田原で少しお茶や軽食を取りつつインターバルの時間も作れます。

ちなみに、小田原駅前には飲み屋さん以外にはファミリーレストランの「夢庵」がありますが、営業時間は24時までなので、多少お店でゆっくりするなら最終の特急に乗って小田原着を目指したいところです。

行きと違って帰りの駐車場への道は、商店街を通っていると飲み屋か女の人のいるお店の客引きの人がそれなりにたむろしており(^^;)、私はその商店街にあるコンビニに寄りたかったので、そのまま通り抜けましたが、そんな雰囲気が苦手な方は、昼間と夜の様子が全く違ってくるというのが全国どこでもあると思いますので、駅へ出向く時にそうしたお店の情報は自分でチェックしておいて、苦手ならその道を避けるルートを通って帰るなど、ちょっとした工夫が必要になるかも知れません。

そうして何とか無事に帰ってきた私は、すでに寝るためのセッティングをしてある車にのぞき見防止用のキャンプ用銀マットを切って作った窓型をはめ込み、マットとシュラフをコットにセットして、そのまま早めに就寝しました。お酒を飲んでいると体がほてってしまって最初はシュラフ単体を体に掛けるだけでも十分ですが、季節にもよりますがやはり日の出前はかなり冷え込みますので、シュラフより大き目の掛け布団の方が良かったかなという感じもしました。というのも、シュラフの中に入ってしまうと、かなり自分の体温でシュラフの中が熱くなってしまって無意識にシュラフを脱ぐようになってしまう可能性があります。真冬ではシュラフの方が暖かくていいと思いますが、春や秋の場合は車に載せられるならちょっと大きめの掛け布団をそのまま持って行くようにしようと思います。車内での就寝環境はコットを使ったため体が痛くなることもなく、さらに体全体を伸ばして寝られるためエコノミークラス症候群とは無縁でした。

その日は恐らく日付が変わる前には寝入ってしまったと思います。駐車場で寝るということも大丈夫かとも思いましたが、完成な住宅の回りだったせいか、夜中にうるさくなるようなこともなく早朝に起きるまでそこそこ熟睡できたと思います。いつもはもっと遅く寝ることが当り前になっていたことから、まさに日の出とともに翌日は起きるようなことになってしまいましたが、この旅の問題というのは車中泊で夜を明かした翌日にあることも今となってはわかりました。その事については次回紹介します。


東京にパーク&ライド&車中泊 その2 出発と注意したいこと

すでに全ての行程(一車中泊二日)はこなして無事に帰ってきたのですが、ここからは今回計画した内容と実際に行なってみて感じたことを併記しながら進めていきたいと思います。

今回の飲み会は、開店前のお店を貸し切って午後から夕方くらいまで一次会で、希望者が二次会三次会へと行くものですが、メンバーは割と全国から集まっているので、深夜まで続くようなものではありません。私よりさらに遠くから来ている人もいるので、解散は割とあっさりとして後ろ髪を引かれることはまずないという飲み会です。

ということで、午後開始という時間もあることから、小田原まで車で休憩を含めると2時間、さらに小田原から有楽町銀座付近まで3時間弱(小田急特急から地下鉄丸の内線経由)の計5時間くらいは計算して朝早めに出発することにしました。なお、車での予定時間を算出するにあたっては、スマホに入れたカーナビアプリの到着時間予定を参考にしています。

さて、だいたいの予定が決まったところで考えておきたい事の一番目としては、当り前のようですが前日は早めに床に就き、暴飲暴食を控えることです。飲み会でそれほど飲んでいなくても、いつも会わない人と久し振りに会うことで気分がハイになり、いつもと変わらない酒量でも体調を崩してしまう可能性があります。特に今回は帰りについては特急には乗れず、場合によってはずっと立ったまま2時間以上小田原に向けて電車に乗り続けなくてはならなくなります。もしその時に体調がおかしくなったら途中で電車を降りねばならず、もしそれが終電だったらと考えると、まずは体調を整えることが大事です。

そして、私の車は車中泊が利用できるようにするためには手間がかかるので、最初からコット(キャンプ用のベッド)を組んでいつでもすぐに寝床がセットできるように組んだコットを載せました。さらに寝る時はコットの上にマットを敷き、その上で寝袋に入るので、マットや寝袋も完全には畳まないですぐに寝られる準備をした上で出発することにしました。

車での行程は全く問題なく進み、最初のポイントである24時間定額の駐車場に停められるかということが心配でしたが、土曜日の午前9時過ぎぐらいに、目標にしていた駐車場に着いたところ、無事に駐車場の空きがありました。さらに、ネット上ではわかりませんでしたが、私が停めた駐車場の直ぐ側に大手のコインパーキングがあり、この駐車場も揃えたのか入庫後24時間まで500円という破格の料金で運営していました。コインパーキングについては土地オーナーの事情で急な閉鎖や料金の改定が行なわれたりしますので、細かい情報については実際に出掛けることになったら改めて調べてから行かれるのがいいかと思います。

車から降りて駅へと行くのに、前回も紹介した駅まで約1.2kmという事が気になる方もいるかも知れません。今回は晴れていたのでそれくらい歩いても気になりませんでしたが、大雨とかになってしまっては少々大変なところもあるかも知れません。人間の平均時速で考えると、1kmを歩くのに約12分ということなので、だいたい15分も歩けば駅に着く勘定になります。ただ、行きは体力的にも元気なのでそんなに問題なく歩けるわけですが、電車で往復し飲み会でも周辺をウロウロしている中でそのくらいの距離でも歩くのが大変に思われる方もいるかも知れません。私の場合は途中のコンビニで休憩しつつ買い物をしながら、何とか歩き切れる距離だと感じたので、もし次回こんな機会があった場合には今回利用した駐車場が同じくらいの料金で入庫から24時間定額であるうちは利用したいと思っています。

そんなこんなで小田原駅に着いたのは午前10時過ぎでした。新宿行きのロマンスカーは10時半過ぎにあったので、そこはしっかり指定席を確保して新宿に向かいました。今回の旅での最初のハプニングが起こりました。というのも家を出る時にしっかり充電してきたはずのタブレットの充電コードが外れていたようで、残量を見ると40%ほどしかありません。こんな時のためにモバイルバッテリーも持って来ているのですが、私の座った窓側の席にはコンセントが付いていたので、これも持ってきたミニサイズのUSB出力のアダプター経由でタブレットの充電ができたので事無きを得ました。

今回はあえて電車移動中にはパソコンを持ち出さず、乾電池駆動のポメラDM100でブログを書いていましたが、通常の運賃に890円を加えるだけで座席でコンセントが使えるのなら、よほど交通費を切り詰めなければならない状況でなければ、ロマンスカーを使った方がいい場合もあることが改めてわかりました。

ここまで、下準備と実際の行動の中でそれほど無理をしなくても計画したことが実行に移せることがわかりました。次回は飲み会から戻ってきてからのポイントを指摘させていただきたいと思います。


東京にパーク&ライド&車中泊 その1 この計画を実行したわけ

先日は東京銀座に集まって飲み会があり、当初静岡から参加するのに普通に電車で行って帰りは泊まって翌日帰りにするか、早めに最終の新幹線までねばるか、さらに深夜バスを使ってリーズナブルに当日帰りをするか考えていたのですが、ちょっとした頼まれ事をしたことで、計画の変更を余儀なくされることになってしまいました。

というのも、元々の飲み会の関係者以外の知り合いにその話をしたところ、東京方面にいくついでがあるなら、神奈川県にあるお店にある品物の加工を依頼しているので、お店の人には言っておくので取ってきてくれというのです。その品物は電車で運ぶには大きいので、それなら車でその品物を受け取って車に乗せたまま車を神奈川県内の一日固定料金の設定のある駐車場に停めれば、何とか両方の予定をこなして帰ってくることができます。お酒を飲まない決意をすれば静岡までとして考えていた終電の時刻はさらに遅くて済みますし、翌朝まで車の中で寝ながら酒を抜いて、ゆっくり帰ってくることも可能になります。

いろいろ考えた末、小田原までは車で行くことにし、その先は小田急で新宿まで行ってから東京方面へ行くことにしました。そう決めれば小田原から新宿までのきっぷは、駅で買うよりも小田急の株主乗車回数券のバラが金券ショップやネットオークションで安定して売られており、その回数券を2枚確保すれば、少なくとも東京から小田原までは帰ってこられます。私は金券ショップより安いネットオークションで購入しましたが、オークションの場合送料を入れても安ければ一枚あたり600円くらいで購入することも可能です。ただ、オークションの場合は落札した品物が届かず、旅行に間に合わないようなケースも考えられるため、過去の評価のいい人から早めに購入することをおすすめします。

そうして、現地までの交通手段が決まって、次に考えるのは駐車場をどこにするかです。今回の場合、静岡を早朝に出てだいたい小田原駅までは箱根を越えて2時間前後のドライブになります。そこでの駐車場は、小田原に戻ってすぐに運転できない場合には翌朝くらいまで駐車し続けることも考えられますので、入庫後24時間まで定額の駐車場に入れられるかどうかが鍵です。

ネットで調べたところ、小田原駅まで1.2kmくらいの住宅地の中で入庫後24時間まで500円というかなりリーズナブルな駐車場を発見しました。他に調べても、駅に近づくにつれて600円、900円という定額制の駐車場は複数あるので、「小田原まで車、小田原から東京は電車移動で小田原に戻った後は車内で仮眠」という今回の行程が見えてきました。

このパターンだと人によっては車の運転区間がストレスになる人もいるかもしれませんが、かなり込んでいる電車で座れないこともあると考えると行きの小田原~新宿間はロマンスカーを使えばかなり楽ができますし、私の場合はほとんどストレスを感じないまま楽しいドライブもでき、さらに新幹線を使うことを考えると交通費も相当節約できるということで、もうこの方法を使ってこれからは東京方面に行こうかとも思っているところです。

ちなみに、この文章は小田原から新宿へ向かうロマンスカーの中で書いていて、順調に旅はスタートしたことも合わせて報告させていただきます。パーク&ライドとさらに車中泊までからめたこの旅がどうなったかというのは、この後に続きとして紹介させていただければと思います。


一人旅の「旅打ち」は依存症への道にもなる

先日、「ギャンブル依存症」についての新聞記事が目に入りました。「依存症」ということでいうと、色々な依存症があり、誰に聞いても絶対ダメと言われるのが覚せい剤や大麻、危険ドラッグといった通常では手に入らないものに依存してしまうものではないかと思います。ただ、人間がつい依存してしまう心の弱さにつけこまれて、全国どこでも買えたり行なうことのできるものでの依存症もあります。広く知られているのが「アルコール依存症」や「ギャンブル依存症」といわれるものですが、普段そのことについて考えたことがなければないほど、実際に依存症になっている人に対し厳しい目を向けてしまいがちになります。

つまり、酒やギャンブルをきっぱりやめられないなんてだらしないとか、意志を強く持てば依存症になんてなるわけがないというような考え方です。こうした指摘は一見もっともだと思わせるところがあるものの、「依存症になる人は意志が弱いのでそれを直せば良い」と簡単に言えるのでしょうか。

例えば、毎年お正月に今年こそ毎日日記を書こうとか、様々な立派な決意を全て実現し、人間力を高めている人というのはめったに見たことがありません。ダイエットについても同じような事が言えます。短期間で一気に体重を落としたとしてもリバウンドで始めた時以上の体重に戻ってしまっては意味がありません。人間というものは向上しようと努力しても、なかなか誘惑を断つことができず、なかなか続かないということが多いということになると、私など自分のことを棚に上げて人にばかり「意志を強く持てばいい」なんて言葉を簡単に言うことはできないと思っています。

そして、今回見た記事ではかつてギャンブル依存症に苦しんで今は自助サークルの代表を勤める方の言葉として、「ギャンブル依存症の人がだらしないと言われるのには誤解がある」という言葉が印象に残りました。逆に言うとだらしなくない人でも依存症になりうるということで、そもそも「ギャンブル依存症」というのはだらしない行動の結果ではなく立派な病気として認定されていることを知って欲しいということで新聞の取材を付けたようです。

「ギャンブル依存症」が起こる仕組みというのを私の拙い理解の中で説明すると(内容に明らかな間違いがありましたらどうかご指摘を)、人間の脳から分泌される「ドーパミン」という物質に関係があるのではないかと言われています。このドーパミンというものは「脳内麻薬」とも言われるもので、違法な麻薬を使わなくても人間の行動によって幸福感を味わうような事になると言われています。その多くは趣味を持って楽しんだり、感動するような音楽を聴いたり、スポーツで勝って喜んだり、仕事をしていても一つの目的を持って目標をクリアして向上することを繰り返すことによって普通の人は幸福感を感じ、明日への生きる活力を作り出していくわけですが、そんな努力をしなくても簡単に幸福感を感じる方法があります。

それが酒好きな人にとっての飲酒による酩酊感であり、ギャンブル好きな人の勝った時の高揚感であったりするのです。このような体の仕組みを知らないまま、ビギナーズラックでちょっとギャンブルをやって大当りをしてしまう体験をすると、こんな簡単に幸せになれるのかという気持ちと、お金を持って座っているだけで幸福感を得られるのならもう一度やりたいという風にそれまでギャンブルなど全くやってこなかった人でさえ思う場合があります。

そして何回も勝った体験を繰り返していくと、折角出掛けたのだから一回は当てて帰りたいという風に、自分の懐具合とも関係なくなり、理性よりもギャンブルで当たりたいという気持ちの方が強くなってくることにもつながってきます。

要注意なのはそうした体験を一人でいる時にすることで、ギャンブルで勝っても負けても自分しか知らないということになると、お金がないのにギャンブルを続けるためにはどこかからお金を持って来なければならないわけですから、本来なら生活のためやローン返済に必要なお金に手を付けたり、返せる見込みのない借金を家族に内緒でしたりします。

ここで改めて考えてみますと、意志が弱いということは自分で思っていることがなかなかその通りにできないということになるのですが、「ギャンブル依存症」はれっきとした病気で、ダイエットに何回も失敗するような人のことは病気とは言わないのにははっきりとした違いがあるからです。それは、他人を巻き込んでその生活を不幸にするか否かということです。勝手に借金をして返すのが依存症でも何もない他の家族だということになれば、本人が直してくれと言う前に他人が本人を病院に連れていくことになります。この傾向はアルコール依存症でも同じようなところがありますが、少なくとも本人にこの「依存症」になっているのを認識させて、自分で直したいと思ってもらわないとどうにもなりません。あくまでご自分の医師で依存症から抜けたいと思った場合は、同様の経験をしている人との自助サークルに加入するなどして、他人の意見を聞きながら、依存症の恐しさを知るとともに様々な方法で幸福感を得る方法を考えていくということが大切なんだろうなと思います。もちろん家族がいればその協力も大切だと思います。

私自身ここまでいろいろ調べてくる中で気付いた点や誤解していた部分が「ギャンブル依存症」についてたくさんありました。こうして書いている私でも常に依存症になる危険性はあるのだということです。

それが、表題の「一人旅の旅打ち」というものです。旅の中でも車中泊での一人旅というのは誰にも気がねすることなく好きな所へ行き好きなことができる究極の一人旅ではないかと思います。その行程の中でふと立ち寄った公営ギャンブルやパチンコ店で大勝ちした体験を持ってしまうと、次も「旅打ち」をして儲かったら車中泊は止めて高級旅館でも取って大名旅行でもとつい欲が出ることがあるかも知れません。

私の場合、まだクレジットカードや電子マネーのない時期から一人旅をしていましたから、手持ちの現金がなくなったり、近くにお金を引き出せる郵便局のATMがなくなってしまえばそれ以上はお金を使えず、残りの旅行はひどくみじめな感じになるくらいで済んでいました。一番ひどかったのが18きっぷを使っての旅で秋田駅のパチンコ屋さんで帰りの食事代おみやげ代をみんなすってしまった時(T_T)でした。実はそれには伏線があって、その前に出掛けた旅では複数の場所でパチンコをしながら旅の費用を稼いで元手を減らすことなく帰ってきた旅があったので、夢よもう一度と思ってしまったのでした。その時は結局秋田から静岡まで、最少限のものしか口に入れられず、さらにゆっくりとした列車の旅だったもので時間が経てば経つほどなぜ秋田でそれなりのお金をパチンコなんぞにつぎ込んでしまったのかという後悔が大きくなるという、勉強になった旅でしたが本当に悲惨な旅でした。それ以来、パチンコ屋さんでトイレを借りたりする時には、運試しという感じでごく少額を使うことはありますが、それ以上に勝つために打つということは二度とする気になりません。

こうしたことは経験しなければわからないというご意見もあるかも知れませんが、このような文章を読んでギャンブルにのめり込むことの恐ろしさを認識していただき、ギャンブル中心の旅行というのを思いとどまってくれる人がいるのであれば、私自身の体験が無駄にならなかったということにもなるかと思います。特に今まで全くやったことのないギャンブルを旅先で本格的に始めるのは個人的にはおすすめしません。温泉場にあるスマートボールや射的ぐらいにとどめ、せっかくの旅なのですから違う方法でドーパミンを出して幸福感にひたることを考えた旅行を計画してみて下さい。


東京オリンピックとともに終了するPHSが残した教訓

前回紹介したように高速道路に限って自動運転を利用できる車や、携帯電話の通信方法としての次世代通信の5Gの実用化など、東京オリンピックが開催される2020年を目指して開発が行なわれているものは多いですが、それとは反対に、2020年の7月に料金プランの提供を終了することを発表したのが現在Y!mobileとウィルコム沖縄でサービスが続いているPHSです。

今となっては携帯電話サービスにエリアや加入人数で差を開けられて尻すぼみのような形で終わっていくようにも感じられるかと思いますが、今の大手3キャリアが全くもって横並びのサービスで推移していることを考えると、改めて大手以外の競争相手がいないと、今後の通信サービスはどうなってしまうのかと思ってしまいます。

もともと大手キャリアはスマートフォンの導入よりもいわゆる高性能のガラパゴス携帯を高額で売り(それもiPhoneの登場ともにガラケー時代は終焉を迎え、日本メーカーはスマホ分野で遅れを取ったのはご存知の通り)、iモードのような携帯電話専用のインターネット接続でお金を取り、さらに携帯サイト利用料などという今となっては考えられないような形でお金を毎月徴収することがビジネスモデルとして行なわれていました。通話についても無料通話の付いた料金プランが普通で、データ通信料についても使っただけ青天井に増えて社会問題となったりしているとことに登場したのがウィルコムの「Eメール使い放題」や「データ定額」であり「だれとでも定額」につながる音声通話の10分以内通話の定額制を始めたのもウィルコムが初めてでした。

データ定額は最大32kbpsと今から考えるとかなり遅いわけですが、この定額がすごかったのは端末本体での利用だけでなく今でいうテザリングとして端末をモデムのようにパソコンに繋げて使ったり、本体が単三4本の電源で動くモバイルルーターのような製品までありました。携帯電話会社では今でも本体以外の別の端末でインターネット利用をする場合のテザリング料金を設定しており、実際にその料金を徴収しているところもありますが、PHSの世界ではデータ通信カードとしても販売していたこともあり、テザリングに使えることが普通だったわけです。

それならなぜPHSに勢いがなくなってサービス終了にまで追い込まれたかということになりますが、それは独自のビジネスモデルで相当儲かっていた携帯電話各社が、ウィルコムに顧客を奪われることを恐れ、データの定額プランや、音声通話の5分定額・10分定額、24時間通話放題というような、ウィルコムのサービスを真似たプランを導入することで、そのサービス網と広いエリアを求めるユーザーをつなぎとめる方策を取ってきたからです。

あと、ウィルコム没落を決定づけたのが、日本通信を最初にしてウィルコムと同じくらいのテザリング自由のデータ定額プランを月千円を切る安い価格で行なったMVNOの台頭があったと言うことができます。日本通信は当初はウィルコムから回線を借りての商品も出していましたが、やはりエリアについてはどうしても対抗できなかったのが仇となりました。
私が今使っている携帯電話のプランは音声通話定額のものが中心ですが、特に24時間通話無制限のプランは、使い方によっては携帯電話会社の利益にならない可能性があると言われています。ただ、こんなプランが今も使えるのはウィルコムがそれほど高くない価格で通話無制限プランを出し、特にビジネスユーザーの流出を避けたかったからだと思われます。今後は音声通話でもデータ通信を使ったIP電話の利用が伸びてくることが考えられるので、今の状況も変わってくることが予想できますが、ウィルコムとしてはまさか通話定額まで真似されるとは思わなかったのではないでしょうか。

今後、新たに楽天が新しい通信事業者として加わる中で、今までのような護送船団に楽天が加わるのかどうかも注目ですが、逆に楽天としても自分達がウィルコムのようにならないためにどうしたらいいかということも十分考えながら事業について考えを巡らせていることは確かでしょう。しかしその結果、通信料金が高値のまま据え置かれ、端末購入のために3年から4年縛りが当り前になる状況を良しとするような事になってしまっては、将来も普通の家庭の中で通信費の捻出額が多くなるあまり、他の物が買われないという一部の状況が変わってくることはそれほど考えられません。

楽天の参入に関しては、ドコモや他社のように通信品質を常に人の目でカバーするための体制が取れるのか、基地局を設置する場所を電柱にした場合(楽天は電力会社に協力を仰ぎその設備を使った基地局を増やしていく方針)、大きな災害が起こった場合にはどうするのか、そもそも用意できないインフラについては大手から回線を借りるという方針で大丈夫かというようなネガティブな意見もあります。そのため、無難に立ち上げるためにはあまり他のキャリアを刺激するような挑発的なプランを出してこないかも知れませんが、ウィルコムが現在のモバイル通信で当り前に使われているものを出してきたから今があるということも確かです。楽天には大変な部分もありますが、何らかの爪痕を残しつつサービスを維持していく道を探りながらサービスを展開していって欲しいとPHS終了のニュースを聞きながら思いました。


自動運転が実用化されたら運転席で何ができるか

まだ一般ドライバーにまでは自動運転車が普及することはないとは思いますが、日本メーカーの目標では2020年くらいをメドに高速道路上で自動運転ができる「レベル3」くらいの車を市販するということがあるということで、あながちそんな未来の話でもないと言えるでしょう。

というのも、公道を走る車はそれほど多くなくても、いくらか走っているというのなら自分の車で走っているような時に遭遇する可能性はあるわけで、さらに言うと事故の相手になる可能性もあるわけです。その時にドライブレコーダーで相手車の様子を録画できたとして、もし相手のドライバーがスマホで何かを調べている瞬間を捉えてしまった場合、普通の車を運転しながらそんなことをしていたのでは相手の過失として一定の責任が生じると思われます。ただこの時、相手の車が事故をした状況で完全に自動運転により動いていたらどうなのかというのが、今回紹介したい話なのです。

警察庁の有識者が参加した調査検討委員会が4月17日に出した自動運転の段階的実用化に向けた法的課題について出した報告書があるのですが、そこで自動運転中に運転者は何をしてはいけないのか、また何をするのは大丈夫なのかの議論があったことが報告されているのです。

その報告書で出ている見解としては、「運転にすぐに戻れる姿勢であるべき」ということでした。そういう意味からすると、たとえ運転席に座っていたとしても席上で寝てしまったらアウトということになりそうです。

ただ、普通の運転では行政処分の対象になりかねない「テレビ視聴」「スマホやガラケーの通話およびメールの送受信やウェブ閲覧」「前を見ながらの食事」「雑誌や書籍、新聞(この場合は視界を妨げるように広げることはグレーになりそう)の閲覧」くらいまでは今の時点では自動運転中にやっても大丈夫だくらいの話になっているそうですが、ただこれはかなり自動運転車が普及してからの話ではないかと思うところもあります。

というのも、事故は起こさなくても車の運転者が「テレビをガン見している」「運転中に電話したりスマホいじり」「運転しながら食事」「運転しながら読書」なんていう行動をしているのを警察官が見とがめたら間違いなく停止させて違反切符を切られる流れになるでしょう。その場合、警察官は自動運転車かそうでない車であることをどこで見分け、疑わしい行動を取った(自動運転中)場合は停まらなければならないのでしょうか。それとも警察官の方で自動運転車を把握し、その車については停止させないような事ができるのでしょうか。

また、自動運転車の運転席に座る立場でも考えることはありそうです。というのも、自動運転のため単に運転席に座っているだけで前を見るだけということになると、やってはいけない居眠り状態になってしまうかも知れません。自分で運転している場合にはすぐに休憩を取るケースでも、居眠りをしながらかなり長い距離を走ってしまう可能性も出てきます。果たしてそういう場合は何かのペナルティが事故を起こしていなくても与えられるのでしょうか。こんなことも考えてしまうほど、自動運転で運転することへの労力が極端に少なくなったらなったで考えておかなければならない想定はかなりあるということがわかります。

個人的には高速道路での前車との距離を一定に保って走り続けることのできるオートクルーズは便利だと思いますが、少しの車間距離を見付けて割り込んでくる車があるたびに減速と加速を繰り返すようになります。自動運転でなければ普通の運転の延長線上にあって車を操作するだけですが、自動運転の場合は乗っている人がもしかしたらストレスに感じることもあるかも知れません。このように、単に自動運転車が開発されるということではあるわけですが、車が動くことに関する様々な事が起きる想定というのはここで考えているだけでなく、数限りなくあるわけですから、今後の法整備も大変だろうと思います。

今回の警察庁をはじめとして関係各所での地道な努力が今後の新たな自動車文化を作るということもあります。本当に議論をするのは大変だと思いますが、現場が極力混乱しないように、しっかりと議論を重ねていただき、スムーズに移行できるようであればいいと思います。


「超薄型有機太陽電池」開発のニュースで何が変わるか

一部新聞で発表がありましたが、以下のリンクで詳細を確認されるのがいいと思うのですが、理科学研究所が東レとの共同研究で服にプリントするようにして設置できる「超薄型有機太陽電池」について発表しています。

http://www.riken.jp/pr/press/2018/20180417_1/

私たちが太陽電池と言えば、家の屋根に設置されているようなパネル型の太陽電池を想像されると思いますが、この有機太陽電池というのは基盤込みで3マイクロメートル(0.003 ミリメートル)という薄さで100℃の熱でも劣化しないという特徴があるので、衣服にアイロンプリントのような形で加熱接着することも可能なもののようです。当然本体が曲がったり伸ばしたりもできるとのことなので、「着る太陽電池」が今後実現する可能性があるということです。

エネルギーの変換録効率も約10%と、超薄型の有機太陽電池の中では最も高いということでこのままでも実用化できるレベルにあるということなのですが、まだもう一つ越えなければならない問題も持っているそうです。

というのも屋外に晒すような形になる時に、酸素や水の影響による劣化が早いということで、それだと悪く言えば使いすてのものになってしまう可能性があるので、ある程度長く使ったり雨に当たったり、洗濯をしたりしても大丈夫なコーティングなどの対策が必要になるようで、今後については2020年代の初め頃の実用化を目指すとのことです。

個人的にまず考えるのが災害用の防寒具兼自力発電のための衣服として備蓄するようなこともできるでしょう。普通の大人が着るくらいの大きさでどの程度の発電ができるのか、スマホやモバイルバッテリーの容量を増やすぐらいであったとしても、太陽電池そのものを荷物でなく衣類として常に着ていられるということは、日頃スマホを使いまくるような人にとってもありがたい服になる可能性はあります。また、既にある中からファンで空気を送る「空調服」においても、常にバッテリーに充電しながら空気を回すことが可能になるので、真夏の熱中症対策としても期待が持てます。

また、テントやタープにこの有機太陽電池を仕込み、その面積がそれなりに広ければ登山を生業に日照がある程度確保できる時期の山登りを行なうパーティーについては、それなりの電力をバッテリーに蓄えて使うことができるのではないかと期待できます。山登りの荷物というのはいかに荷物を減らすかということで生死を分けることもあるそうなので、今まではパネル型の太陽電池を持って行ったところが、この技術が実用化されればテントやタープに含まれることになるわけで、個人の登山を趣味にされている方まで含んで実用化が待ち遠しいグッズであることは確かです。もしかしたらモンベルのようなメーカーが興味を示しているのかも知れません。

私が期待したい分野としては、ずばり「折り畳み傘への組み込み」です。できれば日傘と雨傘共用のもので、柄の部分にコードを仕込んでくれれば、コード自体が向き出しになることなく出力端子だけを持ち手のどこかにセットすることができるでしょう。雨の時に中に水が溜まってショートしないような構造にできれば、常に持ち歩くものとしては「雨傘」「日傘」「簡易発電器」として3つの用途で使えるわけで、こんな商品が出たらぜひ欲しいと思います。

また、本格的な災害対策用として、さらに日常的にも使えるものとして考えると、車全体を覆うカバーにこの有機太陽電池を仕込めばかなり広い面積の太陽電池を載せられます。カバーは単にバッテリーに繋いでもいいのですが、カバー自体にファンを付けて日中に車の温度を上げないようにできるような機能も付くとさらに面白いかも知れません。車中泊をする方ならあえてテントやタープは持ち運ばなくてもいいので、こうした自分の車に合ったカバー自体が太陽電池があれば、レジャー用としても使えそうですし、軽トラにこの太陽電池を付けた幌をつけてその幌を常時利用して発電するような車中泊車を作ることもできるかもと考えるだけで楽しいですね。