海外ではすでに提供が始まっている「Starlink mini」の進化がすごい件について

まだ日本では販売をしていませんが、通信衛星を使ったインターネットでは災害時の通信利用実績のある「Starlink」について、新たなハードの情報を最近見ることが多いです。こちらからはリンクは貼りませんが、「Starlink mini」で検索を掛けるとヒットすると思います。

ハード自体がコストコなどでも販売されるなど、かなり一般的になってきた衛星通信インターネットですが、現在日本で売られているセットは、アンテナとルーターが別で重量も10kg以上あり、いわゆる「ポツンと一軒家」とまでは言いませんが、モバイルインターネットでは心もとない方が固定インターネットの代替としたり、災害時に避難所に持ち込んで利用したりなど、今のモバイル通信が利用できない場合の代替といった感じで使うというイメージでした。車中泊の旅にも使えそうですが、小さな車だと一式を持っていくのは大変そうだなあと思っていたところ、アンテナにルーターが内蔵されオールインワンとなった「Starlink mini」というA3サイズの新しいハードが出たという話で、その内容に興味がわきました。

従来のセットと違って通信衛星の自動追尾といった機能は搭載されないものの、移動しながら使うなら小さなサイズのものなので、そこまで不具合はなさそうな感じです。大きさがとにかく小さく、バックパックにも入るということで、かなり機動性も上がり、小さ目の車で旅に出るような場合にぴったりという感じがします。小さくなったことで、単体で持って行っても地上からの携帯電波が届かない長距離フェリーで安定したネット通信用に使ったりできそうです。

ただ、一般的な利用方法を考えた時に気になる消費電力は、複数の紹介サイトに出ていたデータによると、だいたい25Wくらいということで、モバイルバッテリーでの長時間運用は難しいとは思いますが、小さ目のポータブル電源と組み合わせることで、野外でも普通に使えるのではないかと思います。

ただ、モバイル通信が使えない場所で使うことを想定すると、ポータブルバッテリーの充電についても考えなくてはいけないと思います。バックパッカーがこのセットを持ち歩く場合は、一緒にポータブル電源を持ち出す必要もあり、さらに充電のためにできれば100W前後くらいのソーラーパネルを同時に携帯する必要を考えるべきでしょう。すると、それだけで結構な重量になり、荷物のほとんどをStarlink miniを動かすためだけのものになってしまう可能性があるので、バックパッカーが使うというより、軽キャンピングカーに合わせて導入し、ポータブル電源を屋根に仕込んだソーラーパネルや走行充電などで充電しながら使うというのが良いだろうと思います。

日本ではどういうプランで運用が可能なのかはわかりませんが、アメリカでは月50ドルで50GBまで利用可能なプランがあるということです。国内を移動するだけならモバイル通信が使えない場所に限定して使うなどすれば、どんな秘境に踏み込んでも連絡や情報収集手段としてのネットが使えることになり、かなり使い勝手は良い感じがしますね。

今後、スマホ単体での衛星通信が可能なものも出てくるとは思いますが、地上基地局とのやり取りとは違うので、できることは緊急用通話やSMSだけという事も考えられます。そういう心配をされている方にとっては、Starlinkは魅力的に映りますが、厚い雲が上空にある時に衛星からの電波が弱くなるなど、衛星通信特有のディメリットもあるので、今のモバイルインターネットと合わせてお互いの弱点をカバーできるような使い方ができれば良いですね。

個人的には、日本では海外とは違って国内のモバイル通信のカバー率も高く、災害も多いので本体を購入してその契約を寝かせておき、いざという時にそれこそpovoのトッピングのように、使いたい時だけ限定的に使えるようなプランが出てきたら、もし地震の影響で長くモバイル通信が使えなくなった場合に備えて買うのもありかな? とは思っています。自宅にはポータブル電源もソーラーパネルもあるので、これがあればサブ回線をそこまで備える必要もないと思うので、現在使っているモバイル回線の再構成もあり得ます。そんな感じで考えている方もいると思うので、国内でのミニマムプランを望む人は少なくないのではと考えられ、ニーズは結構あるのではないかと思うのですが。


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静岡市内にある水場を散策して汲んできた「竹千代の水」はマナーを守って利用しよう

9月に入っても太陽が出ている間は本当に肌に突き刺さるような暑さだったのですが、この暑さの中ちょっと思い立って私の住む静岡市内で一般でも利用可能な井戸水を汲みに行きました。

以前(引っ越し前)には、夜のウォーキングがてら、当時の自宅からそれほど遠くない静岡市駿河区西脇にある萩錦酒造の井戸の水を分けてもらっていたのですが、ここの井戸での水汲みのマナーが守られなかったようで、気が付いた時には一般の人は水を汲むことができなくなってしまい、それまで続けていたウォーキングの習慣が途切れてしまいました。私の場合はその日か次の日にお茶を入れるような感じで1Lか2Lくらいを行った時に汲んでいただけだったのですが、大きなポリタンクを多く持ってきて水汲み場を占領したり、深夜や早朝にやってきてゴソゴソされると、やはり井戸の持ち主としては気持ちが悪くなるのかなと思ったりしました。静岡市は安倍川水系の水があり、水道の水も美味しいと言われていますが、きちんと水質管理された井戸の水の美味しさは格別で、日々私が利用しているスーパーの水とは違います。もちろん、スーパーのお水もありがたく使わせていただいていますが、水道水をフィルターを通して純水にするものが主流なので、井戸の水とは違うのですね。

そんな井戸水を自由に汲むことのできる場所はまだ静岡市内にはあります。駅からちょっと離れますが、自転車で大体15分か20分くらい離れた住宅地の中に「竹千代の水」という井戸水が湧いています。詳しい場所については「竹千代の水」と検索すれば出てきます。

なぜ竹千代の水なのかと言いますと、徳川家康の幼名が竹千代で、家康はこの竹千代時代に、この井戸水の湧く場所の近くにあった臨済寺という名刹で今川の人質としての生活をしていました。当時は水道設備はないわけですから、昔からずっと湧いているこの水源に近い水を幼い家康も飲んでいたと思うと、なかなか興味深いものがあります。

このようにずっと水が出続けていて、近所の人だけでなく一般の人も自由に汲んで利用できるのですが、当然ながら注意事項はあります。深夜や早朝の利用については基本的に禁止で、私が行った時に掲示されていたのは朝6時から夜の9時までということになります。

また、井戸をとりまく環境は普通の住宅地であるので、車を停めて汲むことも禁止されています。ちょっとだけだからということを許してしまうと、結局そうした取り決めが無くなってしまい、無法地帯になる可能性は常にあります。私は自転車を井戸の前に停めて汲ませていただきましたが、これくらいであれば許容されるようです。観光で静岡を訪れて興味がある方は、レンタサイクルやシェアサイクルを使って現地まで行くか、近くのコインパーキングに停めて歩いて訪れることが推奨されると思います。

当日は日差しも強く暑い日でしたが、井戸水はキンキンには冷えてはいないものの、十分に体を冷やすくらいの冷たさはありました。持ってきた真空断熱ボトルに竹千代の水を入れ、帰りはそれを飲みながら帰ってきましたが、近所にこうした井戸水を利用できる場所に住んでいる人が改めて羨ましくなりました。今回はそのままごくごく水そのものを飲んでしまったのですが、もう少し涼しくなってきたら、今度は沸かしてお茶やコーヒーをいただくために再訪しようかと思っています。当然マナーを守って利用しようと思いますが、全国にあまたある名水についても、同じようなローカルルールがある場合にはそれを守って利用したいものですね。


常時持ち歩き用・災害対策用のエネループ充電器としてUSB接続・2本独立充電のPool充電器を購入

エネループ以外のニッケル水素充電池・充電器はちょっと見ただけでは良くわからないものが少なくありません。先日購入したEBLの充電器も、良く知らない人にとっては怪しさ満載の充電器かと思います。前から色々な充電器・充電池の動向を見ている中で、EBLというメーカーのものはよく目に付いていて、そこまで悪い評判を聞かなかったので購入にふみきったのですが、結果的にはお金を散材せずに済みました。本体のサイズも4本充電用にしては小さく、持ち歩きにも十分対応するのですが、今使っている日々持ち歩くバッグに入れるにはちょっと大きいのが私にとっては問題でした。

過去には、まだ三洋電機がエネループを作っていた頃、USBのAタイプのケーブルが付いたエネループ2本充電用の充電器(NC-MDU01)があったのでそれを購入してバッグに入れていたのですが、先日動作確認をしたらうまく充電できなくなっていました。設計が古く単三と単四の混在充電ができず、入力の電流がMax500mAということもあり、新たにUSB経由で2本充電可能なエネループにも使える充電器を持っていたいと思ったのでした。

現在、日々持ち歩くバッグの中でニッケル水素電池を使用する機器は、各種LEDライト・ポケットラジオ・Bluetoothキーボード・無線マウスあたりですが、旅に出る時には電気カミソリや血圧計、電動歯ブラシなどまだ結構使うような機器が揃っているので、コンセント経由からだけでなくモバイルバッテリーからでも充電が可能なUSB接続ができるニッケル水素電池用の充電器で、それなりに実績がありそうなものはないかと物色しました。その中から最高というものではないのですが、あくまでベターな選択として挙がってきたのが、今回紹介するPoolというブランドのUSB2本用充電器です。

販売元の電池・充電器のセットは岐阜県笠松町のふるさと納税返礼品となっており、充電器の仕様には「急速充電/0v充電対応/独立型スロット/過充電防止」とあるので、他の2本用充電器の中でも中華製の激安品と比べても一応の安心感はあります。ただ、「ベスト」でなく「ベター」の選択にしたのにはそれなりの理由があります。

まず、USB接続の方法が現在一般的なUSB-Cではなく一つ前のMicro-B端子なので、端子に誤って反対に差してしまうと物理的に壊れてしまう可能性があるということと、2本充電で独立型スロットなのに、充電状態を示すパイロットランプが一つしかなく、充電中の電池の状況を見ることができないというのがネックではあります。

ただ、この充電器は自宅で使うというよりも、外出先や旅先で必要に迫られた時に使うことを想定しているので、必要最低限の機能さえあれば、それはそれで十分なところはあります。今後、USB-Cタイプを装備したものが出てきたら買い足したいとは思いますが、これでいざという時にニッケル水素電池を使った家電を使いやすくなることは間違いないと思います。

最近は内蔵のリチウムイオン電池をUSB経由で充電することで、利用可能な製品が多いのですが、製品の寿命ということで言えば、自由に電池の交換ができるニッケル水素電池で十分に動くものであれば、今後もそうした機器を使い続けたいと思っています。そのためにも、充電池および充電器の進化は必要で、今後に期待といったところでしょうか。


今までノートパソコンで使っていたACアダプタを使わなくなったことで変わったこと

ここ数ヶ月、今までの自分のパソコンの環境を新しいハードを購入しないまま変えることに成功しました。それまでのメインパソコンは、モバイル用途の10インチのノートパソコンだったのですが、試しにWindows11にアップグレードできなかったり、Windows11にアップグレードしてもまともに使えなくなったしまったノートパソコンにLinux Mintという無料で利用できるOSを入れたところ、現在のところ3台のノートパソコンが生き返りました。

3台のうち1台はWindowsタブレットのようなクセのある端末で(Lenovo IdeaPad D330)、普通のノートパソコンでない分、ストレスがかかるものの、いったん立ち上げてしまえば普通に使え、さらには電源も汎用USBアダプターが使えるUSB-Cタイプの端子があるケーブルを買い足したので、家にいる時には単にケーブルを汎用アダプターのUSB端子に差すだけで使えるようになり、その利便性は大いに上がりました。

あまりに使い勝手が良いので、ブログでも紹介しましたが、その前にLinux Mintを入れた東芝ダイナブック用の汎用ケーブルを買ったのですが、このケーブルは東芝だけでなく富士通やNECのパソコンにも対応すると銘打たれていたものでした。仕様については、19V~20Vまでのアダプタの代用になり、プラグ径が外径5.5mm/内径2.5mmなものならメーカーをまたいで使えるということで購入し、主にダイナブックで使っていました。

さらにもう一台、NECのVersaPro VK25L/X-Nという15インチでDVDドライブの付いたノートパソコンもLinux Mint化したのですが、このACアダプタもよく見たら電圧が19Vで、プラグ径もダイナブックと同じということがわかりました。早速、ダイナブックとセットで使っていたケーブルをNECのパソコンにも接続してみたのですが、全く問題なく本体に充電できていました。これで、現在使っているノートパソコンは全て汎用のUSB-C端子があるACアダプタがあれば、それで全て動かせるようになってしまったということになります。

今までは、自宅でパソコンを使う場合、PD充電のできるパソコンは良かったのですが、それ以外のパソコンを使う場合にはそれぞれ違ったACアダプターを一緒に持ち出してコンセントにつなげる必要があり、その片付けを忘れてしまうと大きくて足を引っ掛けそうなACアダプタが部屋にゴロゴロ転がっているというような、あまりよろしくない状況になっていました。

しかし、こうしてChromebookを含めて全てのパソコンが汎用ACアダプターのUSBスロット経由で利用できるようになると、本体とケーブルをケースにしまっても、ケーブルだけでは全く邪魔にならないので、ノートパソコンの保管も楽だし、作業しているコンセント回りが大変にすっきりしました。今使っている汎用アダプタは複数のType-C端子があるので、一つはノートパソコンでもう一つでスマホやタブレットを充電するような事もできます。普通に考えてLinux Mintを入れたパソコン2台を同時に使うことはないのでパソコン毎にもう一本汎用ケーブルを購入はせず、一本のケーブルで2台のパソコンを使い分けるような形にしていくだろうと思います。

こうなってくると、今後新たに中古PCを購入する場合、何よりもまず今使っている汎用ケーブルが使えるか? というところをリサーチした上で購入すれば、基本Linux Mintを入れる前提にはなりますが、今のケーブルをそのまま使って付属のACアダプターを使わないようにすることでさらにノートパソコンのとり回しは楽になります。また、ジャンクパソコンでACアダプターが付属しないようなものでも本体が動けば、私の場合それで十分(今持っているノートパソコン付属のACアダプターで使えるなら汎用ケーブルでも使えるというわけ)なので、掘り出し物をゲットしやすくなるのではとも思っています。

というわけで、もし今ノートパソコンを使っている方は、お使いのACアダプターの規格およびプラグの内容を見てみることをおすすめします。もし私のように、同じ仕様のACアダプタを複数のパソコンで使っているような場合は、汎用USBケーブルを買い足すことを考えてみるのもいいと思います。日々のパソコン利用にACアダプターが必要ないという生活は家でも外でもかなり快適です。


小型スマホにガラケー時代のBluetoothキーボードCPKB/BTをペアリングしてみた

私は今こそスマホ主体に利用していますが、少し前まではフィーチャーフォンにこだわって、通話はガラケーでデータ通信はスマホやタブレットで行なっていました。現在でもLTEが使えるガラケータイプの端末はあるので同じような事はできるのですが、回線を楽天モバイルに変更した中でeSIM専用の小型スマホであるRakuten Hand5Gを利用することになりました。

ガラケータイプの端末では、残念ながら楽天回線を使っての通話やSMSを無料にできる「Rakuten Link」を使うことができません。Rakuten Linkの仕組みは通話回線でなくデータ通信を使って通話やメールを実現しているので、仕方のないところでもあります。本来は、Rakuten Linkを入れられるガラケータイプのAndroid端末があれば良いのですが、かつて使っていたAndroid搭載のガラケーは、発売当初はLINEも本体にプリインストールされていて使えていたのですが、機種が古くなるにつれLINEの動作環境では無くなり、ソフトもバージョンアップできなくなりました。やはり、スマホの自由さというものがないと、長く同じサービスを使い続けるのは難しいということです。

そんなわけで、大きさだけはガラケーとさほど変わらないRakuten Hand5Gを主に通話用として使っているのですが、その本体の小ささゆえ、画面に出すキーが小さくて押しずらく、長文(といってもこのブログほど長くはないですが)の文章を書いて送ること自体にストレスがたまります。Rakuten Linkにはデスクトップ版もあるので、パソコンが使える状況であれば、スマホからではなくパソコンでメールを書いてパソコンから送るということもできるのですが、外でそれなりに込み入ったメールを出さなければならない時(普通の方ではないと思うのですが私の場合はあるのです)、何とかならないかと思っていました。そこで思い出したのが、かつてガラケーの使い勝手を良くするために購入したガラケー用のBluetoothキーボードでした。

ガラケー用 Bluetooth キーボード IODATA CPKB/BT

もはや普通に売っているものではないので商品リンクも貼りませんが、単四電池2本で動き、小さいだけでなくカバーの存在によりバッグの中に入れていても間違って電源が入ったりすることはありません。極端な話、スマホ一台にこのキーボードとモバイルバッテリーだけあれば、最悪このブログ更新もできてしまうということで、しばらく押し入れの中に放置していたものですが、改めて復活させることにしました。

通電も問題なく、非ペアリング時(約7秒間押し)には赤と青のライトが交互に点滅している中、スマホ上でペアリングを行なうと、ペアリング設定のための数字が出てきますので、それをキーボードで入力すれば問題なく接続でき、青のLEDが点滅して接続することができました。電源を入れるには約3秒長押しで起動します。入力は基本ローマ字入力ですが、問題なくできるのは心強いです。何より、Rakuten Linkを使ってSMSの送信をする機会がそれなりにあるので、ちょっとした内容ならスマホ本体のキーボードで入力するものの、業務上の連絡などこみいったものを送る場合(相手のメールアドレスを知らなくても送れるのがSMSの良さだと思っています)には役立ちます。

あまりにも使い勝手が良いので、今8インチタブレット用にバッグに入れて持ち運んでいるポケモンキーボードが単三2本使用ということもあり、同じようなキーボードで単四2本用のものがあれば買い替えようとも思っています。それがうまく行けば、電池は2つのキーボードで共通化できる分、日常的な利便性は上がると思います。

Rakuten Hand5GではLINEも使っているので、短文のやり取りでも本体ソフトキーボードではどうしても押し間違いも出てしまうので、キーボードを出せる余裕があるなら、このキーボードを使ってみるのも良いかな? と思っています。フルサイズのキーボードではありませんが、同じようなキーボードは今でもネットで入手できるでしょう。

外でササッと入力するにはこうしたキーボードの利用もありだということを改めて実感しています。引っ越しの際に処分しなくて良かったというのが今の心境です。


本家パナソニックの充電器で充電できないエネループをEBLの充電器で充電する

パナソニック本家の充電器は、自分的にはまだまだ十分使えると思えるような電池まで充電できない(取り替え時期お知らせ機能?)仕様になっていて、同じエネループであるのにちょっときびしすぎるくらいの判定を受けることがあります。そのための充電器を用意はしているのですが、かなり前に購入した無骨な充電器なので、もう少しスマートに本家パナソニックの充電器で充電できない電池の充電をしたいと以前から思っていました。

色々とそのための充電器を物色していたのですが、いわゆる定番の充電器というものは、これといって見付からない感じだったのですが、安くてもそこそこ使えそうな充電器を見付けたので、手に入れてみました。ただ、この選択が決定版か? と言われると必ずしもそうではないことは購入した充電器の仕様を見ると明らかなのですが(後述)、その不足する機能については手持ちの機材で何とかなるということから、今回購入しました。EBLという会社から出ている単三・単四を4本充電できる小型の黒い充電器です。商品ページから型番を探したのですが、ちょっとわからなかったというある意味怪しい充電器なので、購入される際は自己責任でお願いします。

私が欲しかったのが、使えそうな電池を弾いてしまう、パナソニックのUSB端子から充電のできる急速充電器のUSB端子は今は最新ではないmicro-B端子でUSB-Cではないのですね。micro-B端子は表裏を間違えて押し込んでしまうと端子が壊れてしまうリスクがあるので、表裏の関係がないUSB-Cタイプの端子から充電できるタイプの充電器は一つ持っておきたいと常々思っていたのです。

早速、新旧のエネループを四本(全て単三です)充電してみました。新しいものは本家の充電器でも普通に充電できますが、古い2本はどちらもエラーメッセージが出て充電できませんでしたが、この充電器に掛けると問題なく充電を開始しました。メーカーの説明書きによると、この充電器は4つの端子ごとの独立充電で、一本ごとに電池の状況を判定して充電しているようです。充電が終わっても本家と比べて電池はそこまで熱くなっていないというのも好ポイントでした。あくまで主観ではありますが、本家よりこちらで充電した方が電池は長持ちするのではないかとも思ったりします。

ただ、この充電器には放電機能(リフレッシュ機能)が付いていないので、いったん安全なところまで放電してから充電し、電池の性能を戻したいという場合には困ることになります。私の場合は放電機能を持っている充電器を別に持っているから良いのですが、放電機能を使うとかなり時間がかかりますので、この製品では省略しているのではないかと思います。

もし、そうした機能を使ってまで判定で使用不能になった電池を復活させたい場合には、別に放電機能付きの充電器を買っておけば、いざという時には役に立つでしょう。ただ、エネループだけでなく様々なメーカーの電池を気楽に充電したいというような用途では、価格もそんなに高くありませんし、ケーブルは必ずしも本体に付いてきたものでなくても大丈夫なので、とり回しも楽です。

今回、新たに充電器を購入したことで、USB経由で充電可能な充電器で充電できるエネループの本数は8本になりました。USBで充電できれば、今ある汎用アダプターにはUSBポートは複数あるので、充電器を同時に使って最大8本充電できます。そんな多くの充電をなぜするのか? と思う人もいるかも知れませんが、現在メインで使っているLEDランタンの電池が単一3本仕様なのですが、単一形のアダプターには一本につき3本入れることのできる特別なアダプターを使い、連続稼働時間を伸ばしています。つまり、LEDランタンだけでも一度に9本のエネループを使うので、少なくとも8本以上は同時充電できるものということで、今回は4本分充電できる本数を増やしました。

実は、さらに2本USB経由で充電できる充電器を物色しているのですが、それについてはさらに一般的な使い方にはならず、限定的な使い方になってくると思うので、とりあえず普段使いには便利で、扱いも簡単な充電器としてEBLの充電器をまずは紹介させていただきました。


路線バスが今後も存続していくためには運賃値上げもやむなしとは言え固定費の値上げは厳しいか

私の住む静岡でも、具体的に生活するための費用が目に見える形で上がってくることになりました。現在、静岡市で走っている静鉄バスが値上げを発表したからです。

私自身は、バス自体はそんなに使ってはいないのですが、通勤通学で毎日バスを利用している人には結構な負担になるのではないかと思います。具体的には、現在は市内190円で行ける区間があったのがその料金大系が廃止され、初乗り料金が200円になるそうです。あと、具体的な料金は走行距離に応じた料金に変わるのだそうです。また、観光客向け? という感じで静岡駅などを中心とした短距離区間は一律100円という、旅行者に利用しやすそうな料金もあったのですが、それも値上げになり150円と5割増になるとのこと。

実のところ、現在の自宅は駅から100円で行ける区間内にあったのですが、それが値上りするというのは飲み会の後の足代が上がるのでちょっとショックだったりします。ただ、そうしたケースの場合は、時刻表をよく調べないで停留所に行くと、バスが出たばかりというケースが少なくなく、そうなるとバスを待つより歩いた方が早く自宅に着くので、そこまで利用しない人がとやかく言うこともないのかも知れません。ただ、観光で静岡市内を訪れる場合、過去に100円区間のバスに乗って便利だったと思っていると、いきなり料金が上がっているということが起こるので、注意は必要でしょう。

個人的な感想として、これは運転手さんの賃金を上げて人手不足を解消するためにはどうしても必要な事だと思います。値上がりがあったとしても自家用車を維持する費用や、タクシーを使う費用と比べても安いことには変わりはないので、値上がりしたから利用を止めるという事ではなく、自分の生活パターンを変えるなどして、生活のための固定費を考え直すような事も必要になってくるだろうと思います。

代替のパターンとしては、現在でもなかなか使いたい時に使えない状況にはあるのですが、市内各所にある時間貸し(シェアサイクル)の自転車を利用するというパターンがあるでしょう。基本15分70円という低料金なので、近場で空いている自転車があればバスの代わりに使ってみるというのも手ではあります。私だけでなく静岡市に住む多くの人たちは、市内各所は平坦なので、一人に一台自転車を持っているという土地柄でもありますし、雨が降らなければバスではなく体のために自転車を使う選択肢も十分にあります。

静岡市中心部には多くの駐輪場が整備されていて、数時間の利用なら料金がかからずに利用も可能なので、今後自転車を使って用事を済ませたり観光に使ったりというような機会も増えていくのではないかと思います。ただ、市民としてはバスを使わないという選択をすると、さらにバス会社の経営は大変になってしまいますので、用途に応じて使っていくことも大事です。目の前の状況に一喜一憂しないで冷静に対応することも大切であろうと思います。


新しい製品に依存するのではなく今あるものを活用しようとすることを拒むような企業の論理は正しいのか

新たに物を作り出すには労力だけでなく多くのエネルギーがかかります。ですから、昔の日本では手に入れたものを使えなくなるまで使うだけでなく、さらに捨てる時にも単なるゴミにはしないで、再度何かに利用することを考えるという文化がありました。それが、「もったいない」という言葉になり、世界でも受け入れられている所もあるわけです。
現在、この夏の暑さだけでなくさらなる平均気温の上昇というものが予想されていますが、物を作るにあたって多量の二酸化炭素の発生が起こることで、地球の気温の上昇を考えざるを得ないので、かつての日本では普通に行なわれていた物を大事に最後まで使うということに注目が集まっています。

そんな中、使えなくなるまで整備して古い車に乗り続けることがさも環境に悪いかのように税制において登録後13年以上を経過した自動車は運行コストが高くなっています。古いものは当然壊れるわけですが、まだ十分に整備すれば乗れる車なのであれば、そのまま乗り続けたいと思う人は少なからずいます。どう整備してもまともに使えないことがわかれば買い換えということになるのでしょうが、そうではないのに新しい車に買い換えを促すような減税を新車に対して行なっている政策は地球環境ということを第一に考えた時に方向性が違ってはいないのかと考える人もいるようです。

ただこれは、自動車会社としては新車を作って売らないことには利益が出ないというビジネスモデルのもと業務を行なっているので、理想と現実が違うといってしまえばそれまでなのですが、私自身は古い車でも実際の燃費が長距離走行では20km/Lを超える車が環境に悪いとはどうしても思えず、現在のエンジンの調子は快調なので今年の車検もそのまま通そうと思っています。古い車である分、車検代がかさむという事は仕方がないと割り切って、整備業者からストップがかかるまでは乗り続けようと今は思っています。

同じような事が、最近というわけではありませんが、電池の業界でもあることをご存知でしょうか。ここで言う電池は、いわゆる単三や単四という乾電池と同じサイズのニッケル水素電池の事です。日本におけるこの分野の最大手は、「エネループ」事業を三洋電機から引き継いだパナソニックなのですが、現在店頭で購入できるパナソニックのエネループ用充電器の仕様に個人的には疑問を持っているのです。

例えば、私が持っているパナソニックの中でUSBによる急速充電が利用できるBQ-CC87という充電器があるのですが、この充電器には「買い替え目安診断機能」が付いていまして、電池をセットしてもLEDが点滅して充電できない場合には、この電池が買い替え時期だということを教えてくれる機能ということらしいです。

しかしながら、「もったいない」精神で考えてみると、ニッケル水素電池というのは内部の化学反応により充電によって再度容量を復活できるものであるので、単純に○と×といったことで分けられるものではありません。急速充電用に大きな電流を流すとうまく充電できないということはあるかも知れませんが、その場合は急速でない普通充電を試したり、いったん電池を放電させてからゆっくりと充電を行なえば充電自体は可能な場合もあります。

メモリー効果により満充電と表示されても容量が半分以下になってしまうということもあるかも知れませんが、その場合には利用する機器を変え、例えばテレビなどのリモコンに入れるようにすれば、古い充電池でもまだまだ現役で使えます。

私は、このようにして古いニッケル水素電池でも使うものを変えながら長く使い続けることによって、一回使ったらゴミになってしまうアルカリ電池やマンガン電池を買わないことで環境に貢献できるのではないかと思っています。少なくとも私が住んでいる自治体では乾電池類は普通のゴミとして出すことはできず、だんだん使えない電池がたまってくるに従って、かつてはかなりのストレスになってきていました。今は家の中で乾電池を使う機器に充電池を置き換えることによって、電池のゴミは著しく減りました。こういう事こそ、環境に優しい生き方なのではないかと思っています。

過去でも今でも、国産以外の充電器の中には放電機能や電池診断機能、制御した上での充電機能など様々な機能を持った充電器があり、BQ-CC87で「買い替え」と判断された電池をちゃんと満充電まで持っていけています。急速充電というわけにはいきませんが、充電器を変えれば普通に充電できるものを「買い替え必要」と診断されてしまうと、何のための充電池なのか? と疑問を感じざるを得ません。

ただ、だからと言ってどの充電器がベストバイなのか? と言われると、ネットショップで売られている海外製の充電器は様々なものがありすぎて、それを実際に試すこともできないので、ネット上での評価を調べて買うしかないというのがきついところです。

私の場合、急速充電器は普通に使っていて、その充電器で「買い替え」と診断された電池は改めて同じパナソニックでも急速でない充電器を使ってみて普通に充電されるものはそのまま充電し、その充電器でも充電できないほど深刻なものは、現在はもう古くて販売されていませんが、かつては私のような充電池愛好家が所有していたことで知られているBearmaxという会社の「スーパーチャージャー」という単一や9V電池まで充電できる大きな充電器に一本ずつかけて(複数同時にかけると平均値を取られるので、手間を掛けても一本ずつ充電になります)、必要であれば放電もして丁寧に充電させることで、古い電池でも廃棄せずに使い続けています。

個人的には日本メーカーで、同時に充電器にセットしてもきちんと一本一本その電池を診断し、その電池に合った電流で充電をし分けてくれるものがあればと思っているのですが、そんなものを作ったら、新しいエネループが売れなくなるとでも思っているのか、国内メーカーからはそうした充電器が出てこないのが残念です。

ただ、一つの希望的な話として、それまで少量のインクカートリッジを売って利益を挙げていた国内のプリンタメーカーは、今までの製品に加えて大容量タンクを装備して長く使えるタイプの業務用インクジェットプリンターを売るという方向も見せています。これは、海外のユーザーがプリンターを改造して大容量インクを取り替えて使えるようにした品が流れたため、そうした類の製品を自らも作って国内販売したという流れがあるのでしょう。また、最新の製品ではそれだけでなくクリーニングした際のインクを吸収する「インク吸収体」もユーザー自身で交換できるような構造とした製品も出てきています。

こうなってくると、業務で多くの印刷をする方々にとっては、本体が物理的に壊れるまでインクを継ぎ足しつつユーザー自身でメンテナンスをしながら使えるわけで、そちらの方では劇的に状況は変わっています。願わくば、ニッケル水素電池の世界においても、そうした流れになってきて欲しいものです。


昔使っていたノートパソコンを使えるようにするにはOSだけでなく充電ケーブルのリニューアルを

先日、Lenovo IdeaPad D330用に作られたPD充電に対応するケーブルを購入したのですが、これはすこぶる便利ということを実感しています。それは、現在使っているWindows11搭載のモバイルノートがPD充電に対応していてそれを使っている時にも思ったのですが、もしアダプターに不具合が起きても汎用充電器の再購入(旅行先でも購入可能)で対応できるからです。

汎用のUSB充電器は、パソコンだけでなくそれ自身でスマホやタブレット(どちらもUSB-Cタイプの端子)も充電できるわけですから、外で使う場合には一つのACアダプタを持って行けば、それ一つでスマホ・タブレット・パソコンまで充電できてしまう便利さは使ってみると本当に便利だとわかります。当然ながら、USBから充電できる品は他にも多くありますので、いざという時にも役に立ちます。

今回、さらに手持ちのモバイルノートを外に持ち出して気楽に使うため、古い13.3インチのダイナブック(Linux Mint導入済)に合うケーブルを買い足しました。端子の反対がUSB-Cになっていて、プラグのサイズが外径55mm、内径25mmという、複数メーカーのノートパソコンでも使われている、汎用のUSB充電器で使えるようにしたサンワサプライの汎用品で買い値は1,200円くらいのものです。

ものは単なるケーブルなのですが、これがあればACアダプタは外に専用品を持ち出す必要がなく、どこかにコンセントがあれば汎用のアダプタで充電しながら使うことも可能になるわけです。私自身、こうした事をするためには、新たにPD充電端子の付いたノートパソコンを買わなくては実現できないと思っていたのですが、Windows7時代のノートパソコンでも同じことができるというのは、本当に地球に優しい製品だなと感慨深いものがあります。

ケーブル購入時には、使っているACアダプターの定格とプラグの形状を調べて同じものを購入する必要がありますが、今はネットで十分調べられます。今回ケーブルを新たに購入するにあたり、実測も行ないましたが、同時に手持ちのACアダプターの型番を調べ、そのスペックを確認した上で、汎用のPDケーブルでも使えるということがわかり、改めてネットで注文してしまいました。ケーブル自体はほとんどかさばることがないのでノートパソコンと一緒のケースに入れてそのまま持ち出すことで、常に持って出ているバッグに入っているACアダプターを併用できます。

ですから、昔持っていたWindowsの入っていたノートパソコンにLinux Mintを入れて復活させたいと思っている方は、ぜひACアダプターの詳細を調べた上、汎用ACアダプターが使えるケーブルも同時に購入することを検討してみることをおすすめしたいですね。専用のPD充電のできるノートパソコンを持っていなくても、ケーブルを一本買うだけで、一つ汎用のUSB出力でPD充電できるアダプターがあれば、旅行の時など全てのハードの充電を一本化できることになります。

もはや再活用などできないと思っていた古いパソコンが復活したことで、たとえ壊れてしまったとしてもそこまで大きなダメージにはならないというメリットが、古いパソコンのOSを入れ替えて使うことについてはあります。さらに言うと、古いパソコン(特に中古)を使っていてのトラブルで意外と多い、ACアダプタの不調から使わなくなってしまうようなことも起きにくくなります。今回購入したケーブルはダイナブックだけではなく他社のノートパソコンでも使える汎用性を持っているので、今後中古パソコンを購入してそれにLinux Mintを入れようと思う場合には、このケーブルが使えるタイプのノートパソコンにすれば、ケーブルも使い回しができるわけで、コストをより掛けずに新たな展開も考えることができて楽しいです。


mineoからのお知らせでわかった2024年台風10号に対しての災害支援ギガの条件について

私は様々なモバイル回線を契約しているのですが、その中では楽天モバイルのように無制限で最初から使えるものもあるのですが、少ないギガ数で運営するような回線も含まれています。そんな中、唯一今回の台風に関するデータ通信の支援をするということでメールが来たのがmineoでした。今回はその内容について紹介するとともに、改めて災害時のモバイル通信利用について考えてみます。

まず、数あるmineoのプランの中でも月間の高速通信容量を決めることができる「マイピタ」という契約で利用が可能であるということで、その中でも利用対象は、「契約者の住所が災害救助法適用または特別警報発令市町村内に該当する方」か、「災害救助法または特別警報が発令された市町村でGPSを利用された方」とあるので、旅行中に罹災した場合も大丈夫ということです。

高速通信のギガはmineoで多く利用されている、災害用の「フリータンク」から契約者が引き出すことができます。ただ、上の条件に当てはまっても全ての人が利用できるわけではないことに注意しましょう。基本的には持っているギガを使い切って翌月の支給まで低速でしか接続できない人を対象にしています。具体的に言うと、残容量が1,000MB以下になったら利用できるという条件が付いています。一日引き出せるギガ数は2GBまでで(回数も1日1回のみ)、2周間の間合計10GBまでということになっています。

また、mineoユーザー同志のやり取りの場として、「災害支援シェアスペース」というものが用意されていて、災害の被害を受けていないユーザーが保持している「プレミアム1Dayパス」を必要としている罹災者の契約者にゆずることができるようになっています。もらえるのは2週間のうち一回1枚までということになりますが、高速通信を使い切ってどうにもならない場合にはまずこうした相互扶助のサービスから高速通信を利用しつつ、足りなければ有料で購入するような事を考えるということになります。

私の場合は、再加入してからあえて高速通信を使わないで「パスケット」にいつでも自分で引き出せるギガを持っているので、特別警報が出た地域に住んでいるのですが、今回の災害対策の恩恵は受けられません。逆に言うと、元からmineoにある「パスケット」の仕組みを災害対策に利用させていただいているので、自分で何とかするという感じです。

mineoの「マイピタ」契約の場合は、平日の昼休みに利用しないと宣言してそれを実行する(「ゆずるね。」)ことによって高速クーポンがもらえたり、深夜に高速通信を使ってもギガが減らない「深夜フリー」の権利を獲得できます。「深夜フリー」を利用するためには月10回のゆずるね。の宣言実行が必要になりますが、大体月の半分くらい昼間mineoを使わなければ、毎日当り前のように午後1時から翌朝7時までは高速通信の利用が可能なので、高速クーポンを使い切っている状態であっても、何とか深夜フリーの時間にネット配信の動画で情報を入手することはできるようになります。その中でどうしてもそれ以外の時間に高速のインターネットを使いたい場合には、mineoが用意してくれている対策を利用することになるのかも知れませんが、私は自分で溜め込んだ高速通信容量をそのまま使うことになるかと思います。

このように、普段は使わなくてもいざという時に自分だけの力でも何とかなる方法を用意してくれているmineoは、災害対策という点においても優れていると個人的には思います。現在、「マイピタ」では中速の最大1.5Mbpsで使える「パケット放題Plus」というオプションも付けているので、昼間でも高速クーポンを使わなくても大丈夫だと思います。私が現在契約しているのは月1GBの「マイピタ」に「パケット放題Plus」と「パスケット」を付けて月額約1,800円といったところです。

ただ、この金額は災害対策だけで使っているわけではなく、今はmineoのSIMは8インチタブレットに入れて十分活用させていただいていますので、日常便利に使いながらいざという時も安心ということになるでしょうか。もちろん、一回線だけで楽天モバイルやahamoを持っていれば、月約3千円で日常でも災害時でも、さらに海外でも便利に使えるわけですから、手段は違っても災害時ということにこだわらず、いつでも快適に使える上にギガの残りを気にする必要のないプランにするというのも一つの災害対策ではあります。今回は楽天を除く大手3キャリアでの契約が可能なmineoの災害時の利用について考えてみました。