月別アーカイブ: 2025年4月

ネット検索で調べたいと思ったことが検索結果で出てこなかった場合は「複数語検索」で

世の中のネット利用というのはもはや動画がメインで、短文に動画を合わせたSNSが中心になり、私が書いているような「ブログ」というジャンルはもはやオワコンになっていると思っている人もいるかも知れません。

ただ、私のこのブログはどうかわかりませんが、自分で色々工夫して物事にあたるということは難しく、どこか誰かがやっていることにヒントを得るために「調べる」ということは大事な行動になります。以前は図書館へ行って関連図書を読み込むような事も必要ではありましたが、私の場合今では本よりもネット検索で解決できるケースもそれなりに多いです。

具体的には、今年10月でWindows10が入っているパソコンのサポートが終了するということで、最初は安く購入できてそれなりに使えるWindows11を入れてもストレスなく使えるようなハード情報を得るところから始めたのですが、新しいハードを購入しなくてもOSの入れ替えを行なうことで、Windowsではなくても普通に今までのパソコンを使えるようにした方が良いと思い、Windows11が入っているパソコンは本当に安いものだけにして、メインで使うものはLinuxにするという方針で色々動き始めました。

それから、主にLinux mintを色々な古いパソコンにインストールしていったのですが、まずLinux Mintの入手先からインストールして後の環境設定まで、ネット検索がなかったらここまでスムーズにはできなかったでしょう。一部はYouTubeから情報を得た事もありましたが、動画を見ながら情報を得ていくというのはちょっと大変で、自分でウェブに書かれた文章を読み込んで行く方が楽でした。コマンドを打つ場合も、動画ではいったん動画を止めてメモをする必要が出てきますが、ブログなどの文章で書かれたウェブサイトからの情報であれば、ポイントになるところをコピーペーストして新しいファイルにまとめ、さらに必要なら印刷をして作業中はパソコンの脇に置きながら手順確認をしながら作業をすることもできます。

さらに、普通でない仕様のノートパソコンにLunux Mintをインストールする方法については、専門の書籍などあまりにもニッチなニーズであるので、ネット上からの情報が大変役立ちました。ただ、そうしたページの存在というのはネットの海に埋もれてしまいがちになってしまっています。

例えば、私が過去に書いた特定の品番のある製品について調べようとして、その品番だけを検索窓に入れて検索を実行しても、そこに出てくるのは製品販売用のページか、レビューがあっても大手サイトによって占められており、普通の個人ブログだと検索上位に表示されないどころか、検索結果の中にも入ってきません。

個人ページで、販売サイト以外で有益な情報が書いてあるサイトを見付ける場合、単純な検索ワードでの検索はしないで、複数の検索ワードを列挙して、「何の何についてどうしたいのか」というように最低3つのキーワードを入れて検索することで、PRの文字の付いたサイトなどの後に、ようやく自分にとって有益な情報を提供してくれるサイトが引っかかってくる可能性はあります。逆に言うと、今のネット検索は単純に一つの言葉だけを検索ワードにしても思ったような結果にならなくなっているという感じでもありますね。

単純な言葉検索でそうした情報を引き出したい場合は、XのようなSNSに単純なキーワードを入れることで、その事について言及したつぶやきが出てくる中、ネット記事やブログにリンクを貼っているつぶやきを見付ければ、それをとっかかりにして調べることはできるようになっています。昔と比べると複雑にはなってきていますが、それでもまだ個人など小規模で書かれているブログは私にとっての良い情報源として活用できています。
そうして得た情報があるので、逆に自分でもわかった事をブログに書いておこうという気になる部分もあります。時代の流れて長文は嫌われる傾向にあることはわかっていますが、やはり長文で書かないと伝えられないと思う事もありますので、私自身はこのスタイルは変えないでやっていこうと思っています。

日本通信の「ネットだけ!プラン」で物理SIM選択可能になったので最安値?で契約へ

以前紹介した日本通信のデータ通信専用プラン「ネットだけ!プラン」ですが、発表当初はeSIMでしか契約ができない仕様になっていたのですが、ようやく物理SIMでも申し込むことができるようになりました。以前からこのプランはドコモSIMで提供されるということで、手持ちのLTEスロットのあるノートパソコン・中古のレッツノートでのドコモSIM利用可能を確認しているので、このタイミングを待って契約する方向へと進むことにしました。

まず、日本通信の場合契約事務手数料を無料化する方法はないものの、スターターパックを使えば多少(千円弱くらい)は安く契約できるので、ネット通販でスターターパックを購入するところから始めることにしました。日本通信の場合は購入後メールで登録用の番号を教えてくれるような形ではなく、物理的な発送によって届くので、ちょっとタイムラグはあるものの、この手間だけでもやるだけで手続きのためのコストは抑えられるので、よほど急いでいる時でなければ、「スターターパック導入」から本手続きという流れにする方が良いと思います。

日本通信では契約の場合、スマホに専用アプリを入れてそこからマイナンバーカードをスマホにかざして本人確認手続きをすることで契約を迅速に進めることができるようになっています。ですので、今までスマホに入れていなかった日本通信のアプリを入れました。一応、日本通信の契約は、母親用に「合理的シンプル290プラン」(5分定額を付けても税込683円で維持できる)を自分名義で契約しているので、回線を追加という形になります。

基本的に、契約したSIMはレッツノートのSIMスロットに差し、旅行など外出の際にちょっと使うくらいなので普段の利用については月1GB未満の料金である月119円で推移すると思います。私が加入している他社の契約をここで改めて見直すことで、この料金負担をほとんど無くせることも今回の加入を後押ししました。

というのも、スペア用のスマホにIIJmioの同じドコモ回線のSIMカードを入れているのですが、今までは月5GB(月950円)で契約していたのですが、実際のところそこまで使っていないながら、IIJmioは翌月までのデータ繰越が可能なため、いざという時には最大10GBの高速通信を使えるようにしていたのですが、これをプラン最安の月2GBプランに変えると、月額は100円安い850円になります。これで日本通信の回線を増やしても、IIJmioの方で基本低速で使いつつ、いざという時に最大4GB(月2GBの倍)の高速クーポンで間に合うなら、月19円の負担で同時に使える端末(回線)を増やすことができます。

将来的に、もしかしたらIIJmioを解約してドコモSIMを日本通信一本にするという可能性もありますが、IIJmio(850円)と日本通信(119円)の二回線で969円/3GB(高速通信をまるまる繰り越すような使い方では5GBまでは同額で利用可能)というのは意外に悪くない感じもします。旅先でレッツノートで作ったブログの内容をアップロードするくらいだったら、ほとんどデータ通信は使いませんし、他にある回線を使ってレッツノートをテザリングで使う選択肢もあるので、私の場合は今回の日本通信のデータ通信SIMは最低料金での運用がベストかなと今は思っています。

ちなみに、アマゾンで日本通信SIMスターターパックを前日の深夜に購入したら、翌日夕方にはもう自宅のポストに届いていたので、早速申込の手続きをしました。マイナンバーカードを読み取らせる前に、アプリの方で二種類の暗証番号を事前に入力しおき、その後でマイナンバーカードをかざすことで内容を照合するような形になっています。マイナンバーカードで本人確認をすると、マイナンバーに登録された内容がそのまま日本通信に伝わるので、以前運転免許証をカメラで撮影して本人確認していた時より早く確実になりました。

免許証の内容と申込内容を確認するには結構時間がかかりますし、住所の枝番表示が「−(ハイフォン)」でなくひらがなの「の」に変わっているだけでも本人確認不可になってしまった経験があるので(その時は免許証の表示に合わせて申込時に同じように入力する必要があった)、マイナンバーカードでの手続きは迅速で間違いがないという点で優れていると思います。

私の場合はすでに別回線でクレジットカード支払いを行なっていたのでその必要はなかったのですが、新たに契約したり回線によって支払い方法を分けたい場合には改めてのクレジットカード情報の入力が必要になります。ともあれこれで、旅行へ行く場合には旅行用のパソコンとしてLTE通信が可能なレッツノートを持っていく体制が整いました。実際に届きましたら、時間帯によるスピードの変化や、ウェブの画像カット&モノクロ画面表示でデータ通信量を節約してブログ更新した場合のデータ使用量などがどのくらいになるのか改めてれぽーとさせていただこうかと思っています。

2025年にドコモが値上げに入ってきたのでますます必要になる「自分で調べ行動する」必要性

NTTdocomoの今年(2025年)のニュースは、ユーザーにとってはあまり嬉しくない値上げの話から始まりました。光回線が使えなくても、携帯電話回線を使って自宅でインターネットを十分に利用できるホームルーター、home5Gの料金が値上がりすることが発表されました。具体的には月4,950円が2025年7月1日から月5,280円と月330円の値上がりになります。

このニュースは先日出たのですが、これはモバイル通信の値上げもドコモは考えているのか? という憶測が一部で語られていましたが、それは推測通りだったことが明らかになりました。かつてOCNモバイルONEで格安なSIMカードを提供していたNTTコミュニケーションズがNTTdocomoが一括してMVNOサービスを行なうことに変わったため、それまで提供していた格安料金を引き維ぐ形で登場したのがirumoでした。

最安の契約の場合、データ容量は500MBと少ないものの月額550円で電話・SMSが使える回線をショップでも契約できるということで、さらに通話プラン(5分・かけ放題)も選べるので、今までガラケーを使っていて通話にしか使わないものの、決済手続きはスマホで行ないたいような高齢の方がスマホに移行するのに適した契約だったと思います。

ドコモは、そのようにして出していたirumoおよびeximoの新規契約をhome5Gよりも早く2025年6月4日で終了し、新しく「ドコモmini」というプランを始めることを発表しました。

このドコモminiも過去のドコモプランと同じように、「料金をdカードで払う」「ドコモでんきを同時契約する」「ドコモの光回線かhome5Gを同時契約する」ことで安くはなるものの、月4Gで880円、月10GBでも1,980円にとどまり、何の割引オプションも付けない場合には月4Gで2,750円、月10GBだと3,850円と、様々なサービスもドコモにしないとかなりの高額で契約をするようになってしまうといういつもの大手キャリアのパターンに戻るという結末になってしまいました。

他のキャリアでも、それまでは自分でも加入し、他人にも大いに勧めていたauのサブブランドUQモバイルも様々な割引プランに加入しないと割高になってしまうだけなので、早々におさらばして今に至ります。

はっきり言って大手キャリアのこうした流れは止めようがないので、囲い込みがなく、止めたい時には何時でも止められる格安回線が欲しい場合は、人に任せずに自分で調べて契約する必要があります。もはやお店のスタッフに手とり足とり教えてもらえるような契約を維持するためには、それ相応のコストがかかり、その金額は今後を考えても徐々に上がっていくことは普通に考えられることです。

そんな中で生活費を防衛し、通信費のコストを抑えるためには、ネットに関する知識および最新のニュースを更新するスキルが必要になってきます。このブログがそうした助けになれば良いと思いますが、さすがに個人の契約まではサポートできないので、今回の事でドコモ回線でとにかく安く回線を維持したいと思った方は、ネットで「合理的シンプル290プラン」と検索してみましょう。

静岡県中部と東部で分かれた新しい「富士山満喫きっぷ」は指定席券売機でも買えるので暇つぶしにも最適か?

JR東海は静岡県の東部と中部をまたいで様々な乗り物に乗ることができるものの、ちょっと中途半端な感じで料金分使い切れない感じがしていた「富士山満喫きっぷ」をリニューアルすると発表しました。今までは大人3,120円でしたが、新しいきっぷは中部(金谷~富士~芝川など)と東部(富士~熱海、沼津~駿河小山、三島~修善寺など)のエリアに分かれそれぞれが一日乗り放題で大人2,200円と使いやすくなりました。2025年5月30日から従来のきっぷと入れ替えで使えるようになるそうです。

今までの富士山満喫きっぷで使えていた駿河湾フェリー(清水~土肥)は中部エリアの方で使え、さらに日本平から久能山東照宮へのロープウェイも乗り放題になっています。東部エリアでは三津シーパラダイスまでのバスや、富士駅から岳南鉄道も乗れます。

正直言って今までのきっぷだと範囲が広すぎてかなり無理をしても全てのエリアを回ることは不可能ではないかと思って使っていなかったのですが、明確にエリアが分かれたことで、静岡駅が最寄りの自分としては、一日まるまるやる事がないような日に使うのも有りかなと思う感じのきっぷになりました。

中部エリアの場合、静岡駅からバスに乗って日本平のロープウェイ乗り場まで行き、そこから国宝の久能山東照宮を参詣して来た道を戻り、清水駅から先日紹介したばかりの江尻埠頭から出ている駿河湾フェリーに乗って土肥港まで海上クルーズを楽しみ、土肥港から徒歩15分で行ける土肥金山で現在瀑上がり中の金塊を見て、帰りにフェリー乗り場の隣りにあるリニューアルされた河岸の市で食事をして帰ってくるような旅の交通費が2,200円で済んでしまうということになります。

東部エリアの場合、静岡から富士までの電車は別料金(往復1,080円)になりますが、富士から熱海まで行き、温泉を楽しんでから三島経由で修善寺を観光、さらに沼津からは沼津港までバス移動して食事・観光を楽しみ、お好みで三津シーパラダイスに行くか御殿場方面まで足を伸ばすなどして時間をつぶした後、富士まで戻ってそこから工場夜景で有名な岳南鉄道からの車窓を楽しんで帰るような日帰り旅が可能になります。

県外から来る場合、東からだと熱海まで、西からだと金谷までのきっぷを買ってそこから富士山満喫きっぷを使うのが良いですが、県内で一泊できるようだったら中部エリア・東部エリアどちらの出発点にもなる富士駅周辺にホテルを取って一日目と二日目で使うエリアを変えれば、かなり中味の濃い観光がこのきっぷで回るだけでもできるのではないでしょうか。

私自身は、さすがに真夏には徒歩移動が大変なので利用は控えると思いますが、多少歩けるような気候になったら、単に暇つぶしということでもこのきっぷを使って色々エリア内を移動しまくるのも楽しいのでは? と思ったりもします。地元民からすると日帰りで回ることで宿泊費がかかりませんし、一人で色々な交通手段を使いながらぼーっとするだけでも面白いと思います。JRは乗り放題きっぷを止めるという傾向があるため、このニュースを最初に聞いた時にはまた改悪か? とも思ったのですが、意外と使えそうな内容なので、また気が向いて暇を持て余した時にはこのきっぷを使っての日帰り旅のレポートでも書こうと思っています。

学生限定で一回二千円前後で長期休み期間に5回使える「青春18きっぷ」を出した方が良いのでは?

ラジオを聞いていたら、今年(2025年)で創刊100年を迎えるJTB時刻表の編集長である梶原美礼氏へのインタビューを放送していました。氏は2001年入社で、その多くを時刻表の編集部で活動したそうなのですが、なぜ就活でJTBを選んだかについては学生時代に旅行を楽しんでいたことが関係していたそうです。

ただ、今も昔も学生の旅といっても出掛けるとなると費用がかかります。氏はできるだけ安く旅に出るために、利用していたのが当時の「青春18きっぷ」だったそうで、日本全国の普通列車乗り放題の旅を効率よく楽しむため、旅のお供に「時刻表」があったことがこの仕事を志望した動機だと語っています。

改めて当時(氏の学生時代)の青春18きっぷについて調べてみると、恐らく氏が大学生の時代には以前は一回分が5枚という形で販売されていたものが、一枚に5回分のスタンプを押す形に変わったのが1996年だったので、恐らくこの形の18きっぷを使っていたものと思われます。このタイプでも金券ショップでの購入はできたものの、ちょっと以前の形と比べると扱いにくくなりました。さらに1997年には長野新幹線が開業することになり、峠の釜めしで有名な横川駅~軽井沢駅の区間が廃止・バス代行(18きっぷは使用不可)になったりしました。以前は横川駅で気動車を連結するため停車時間が長く、その時間を利用して駅で売っている釜飯を買って列車の中で食べるのが当り前になっていたのですがそれができなくなり、代行バスも定員があるので列車から降りたらすぐにバス乗り場に走らないとバスに乗れないような事になってしまうので、釜飯を買うどころではなくなったという事もありました。

ただ、青春18きっぷを有効に使える列車として知られていた「ムーンライトながら」は定期列車として走っていて、座席指定券をゲットできれば、東京から九州まで一回分で行くことも可能でした。もっとも、ムーンライトながらの前に同じ区間を走っていた通称「大垣夜行」はグリーン車はありましたが他は自由席だったので予約不要で18きっぷ利用での乗車ができたので、氏はその時代には18きっぷを使っていないかも知れません。

ただ、5回分で大体1万2千円で5回分を自分一人で使うも良し、仲の良い友人と一緒に旅するも良しということで、時刻表が一冊あれば、いきなり経路を変えることも大変ではなかったので、氏も18きっぷでの旅をしながら、時刻表の魅力にはまっていったのではないでしょうか。

現在の18きっぷは連続しての使用が必要なので、かなり自由度が低く、また乗ることのできる列車も少なくなっていて、学生の帰省にも使いづらいため、一部の方にはうまく利用できても、今の学生が列車の旅や時刻表にはまるきっかけになるようなきっぷにはなっていないと思います。となると、今後学生はもはや時刻表を必要としない旅に出るようなライフスタイルに変わっていくようになるのではないかと思います。

具体的には、陸路は鉄道ではなく長距離バスで移動し、ネットを使って安く購入したLCCで空の旅を楽しむようなライフスタイルです。地域の乗り放題きっぷがないと、ピンポイントで事前に決めた場所への旅が多くなり、いわゆるいきあたりばったりな何が起こるかわからないような感じの旅行にはなりにくいのではないかと思います。

そうなると、今の状況での「旅好き」な学生達は、鉄道以外の道を目指すような感じにならないかとふと思ってしまいました。18きっぷへの批判の中には、名前に「青春」とありながら若い人が使わず中年から老年の人たちが多く使うようになってしまったことで、あまりこのきっぷについて良く思わない人を生んだのかも知れません。

そんなわけで、このままでは就職前に列車を乗り尽くすために時刻表を調べまくるような旅をするような人材はもう求めようがなくなってしまうような気がします。JR東日本の乗り放題きっぷの多くも廃止の方向で決まっていますし、そうなると必要な時に必要な場所へ行くために区間きっぷを買うだけの旅が主流になります。そうなると、乗り換えアプリでピンポイントの区間の時刻を知ればそれで足りてしまいます。もはや時刻表を開きながら(今は紙の時刻表をスマホやタブレットで見られるアプリもありますが)あれこれ空想するような事をする若い人もいなくなってしまうのではないでしょうか。

ということで、表題の連続させないで期間中に使える以前のタイプの青春18きっぷを学生証の提示のある場合に発行する余地はないかと思ってしまうのです。少なくとも、将来鉄道の仕事に関わりたいと思う人を増やすためにも、損得勘定は抜きにして企業は何かしないと将来に自分の首を締める結果になってしまうのではないかと本気で心配しています。

首都圏からの移住を考える場合には自然環境・買物避民回避策だけでなくエンタメ関係の状況も考えよう

様々な理由で、首都圏から地方に移住を考えている方は少なくないと思います。ただ、単なる憧れだけで移住先を決めるのは危険だと思います。といっても私自身、そこまで多くの地方で暮らしたわけではないのですが、今住んでいる静岡県から移る決意ができない理由があります。

私の住む静岡市は、かなり昔は冬には雪が積もった事もあったようですが、ちょっと昔くらいからは冬にちょっと雪が舞うくらいで済むくらい雪が降らない地方で、この恩恵を知ったのは学生の時に地元を離れた時でした。

その地方もそこまで雪が降る地方ではなかったのですが、一旦降り出すと数十センチは積もるので、雪をどかして車を出すのにも苦労するし、雪と土が混ざってどろどろになるし、さらにあまりの寒さに車のドアは開かなくなるし、雪は楽しいものではないという事がしっかりとわかりました。それでも、屋根の雪降ろしが必要な地域でなかったのがまだそうした事の全く経験がない私にとっては救いでした。

毎日の雪かきと、定期的な屋根の雪降ろしが必要な地域に、生まれてからそうした行動が当り前であるという認識がない人が行くと、私だったら相当なストレスになってしまうでしょう。さらに、暖房費がいやでもかかることや、車のタイヤもシーズン前に交換するなど、生活のコストも莫迦にできないなど、そうしたもろもろの情報を頭に入れて、それでも移住するかという事になると、全く雪の降らない土地の人間が雪国に憧れがあっても、移住するといった、そこまでの気持ちにはなりませんでした。

ただ、私の住む静岡は南海トラフ地震で大きな被害を受けるかも知れない場所にあります。日々の生活コストは安くても、何かあったら今の住居に住めなくなる可能性もあり、さらには台風なども直接上陸する地理的な場所にあるため、もし私の住む静岡に移住したいと思われる方は、そうした地理的なマイナスポイントもしっかり頭に入れなければなりません。

そう考えるとどこて移り住んでも、同じように自然災害に遭遇する可能性は0ではないので、自分の理想に合った条件に当てはまるかということを考える必要があります。地理的条件で言うと、現在首都圏に住みその利便性を享受してきた人については、そうした利便性をほとんど放棄しても自然あふれたのびのびした生活を選ぶか、その地域自体でもそれなりに利便性を受けられるようなお店・レジャー関連の施設がある場所にするのか、それとも何かあったら気楽に首都圏に行くことができる交通の便が良いところにするのか、色々な判断のための条件が出てくるだろうと思います。

個人的には、大きな地震が起きることは前提にして、あとは買い物についてはネット通販を効果的に使いつつ、ネット通販では買えない文化的な施設もそれなりにあるようなコンパクトな街であることが望ましいと思います。あくまで私の場合ですが、有名なアーティストの公演などは首都圏まで行って見られれば良いのですが、マイナーなアーティストでも全国公演で寄ってくれたり、多くの人は見ないけれども好きな人は見たいと思う映画などはその地域で見られるような環境があると有り難いです。お芝居とかスポーツなどは、地方を回ることはそこまで期待できないのでこちらから行くしかないと思いますが、日常的に営業しているミニシアターの愛好者が多い地域であれば、わざわざ首都圏に出掛けなくても直接見られるものが増えますので、私にとって住みやすい地域になるかなと思います。

そういう意味で、私の住む静岡がそうかというと、そこまでという感じはしないのですが、これは自分がこの地に生まれてしまったということから逃れられない部分もあるかと思います。ネットから情報を取っていて他の地域が羨ましいと思えることもありますし、東京近郊で生活している人が羨ましいと思うこともありますが、地域で頑張っている人たちを応援することで状況は変わってくることもあります。

たまたま先日、私の興味あるジャンルのエンタメについて、ネットで見た全国で行なわれるイベントが自宅から歩いて行ける場所で行なわれることがわかったので、行けるようにチケットの手配をしましたが、こうしたイベントに顔を出していくことによって次のイベントが来てくれることもあります。エンタメ好きな方が地方への移住を考える場合は、そうしたイベントスケジュールを見た場合、移住候補に挙げている地域で自分の好みのエンタメがどんな感じで楽しめそうか、そんな事も考えると良いかと思います。

日本のスマホも中古の売買およびメンテナンス利用が当り前になっていってくれれば

現状では今使っているスマホを買い替える予定はないのですが、いきなり落としたり失くした場合の対応は仕方ないにしても、今使っているスマホがOSやサービスを提供するアプリが使えなくなって買い換えを余儀なくされた場合にどうするかという事は、しっかりと考えていかないといけないと思います。

ちなみに、私のスマホはずっとAndroidです。iPhoneを使っている方は、次もiPhoneという形での選択を続けていけば良いので簡単だろうと思うのですが、Androidのスマホは実に様々な種類・メーカーがあるので、迷いが出てきてしまいます。

もし、AndroidでもiPhoneのようにOSの長期サポートがあることを求める場合には、Androidを開発しているGoogleが出しているスマホ「Pixelシリーズ」があります。最新のPixel9aはAndroid22まで対応(現在はAndroid15)することを発表しており、128GB79,900円は、高いことは高いですが、壊さずに使い続けられるなら、現在のAndorid14からアップデートできるかどうかわからないAndroidスマホを何台も買い続けるよりも利用コストは安いのではないか? という気もします。

同様に以前の機種でもPixel8aがAndroid21まで、7aだとAndorid18まで、さらに古い6aでもAndroid17までアップデート予定が出ています。スマホをおすすめするサイトでは、中古で状態の良いPixel7aあたりを4万弱くらいで買って長く使うのが無難ではというような指摘をしているところもあります。

現在のスマホ中古市場は、地方によってはあまり魅力的な端末が安くないような場合もあり、通販に頼ってしまうというような所があります。私もそうした通販サイトを利用して何回か中古スマホ(未使用品もあり)を購入していますが、実際に届いてみないとわからない部分もあります。この辺がもう少し何とかなり、中古でスマホを購入したり今使っているスマホを下取りに出していくらか安く新しいスマホの購入資金として使えるような事が普通になってくると、状況も変わってくるのではないかと思います。あと、内蔵電池の交換やちょっとした部品の交換なども住んでいる場所にあるショップで普通にできるようになると良いのですが。

あと、私が考えていてこのブログでもたびたび紹介するスマホの買い替え時期についてのポイントが「スマホと直接通信できる通信衛星を利用可能な端末であるか?」ということです。これについても新しいiPhoneであれば衛星通信モードが付いていたりするので、その情報を見れば自分がどのiPhoneを買えば良いのかわかりますが、Androidの場合は先述のPixelシリーズか、Galaxy S25(13万弱とそれなりにお高い)くらいが今私が認識している機種であるのですが、実際にサービスが開始されると具体的な対応機種が発表されると思うので、その中で安く買えるものという感じで考えるのも一つの考え方であるとは思うのですが。

昔は安くスマホを購入するのに、キャリアをまたいで回線の乗り換えを行なうことができていたのですが、最近はキャリアと電子マネー(ポイントサービス)が連携しているので、常に複数の回線を持っているような人でないと、安くスマホを買えても今までお得に貯められていたポイントが貯まらなくなる可能性も高くなってしまいます。

現在はMVNOの多様さというものも過去と比べると少なくなってきて、結局のところ楽天を含む4キャリアかキャリアのサブキャリア(UQ・povo・ahamo・Y!mobile・LINEMOなど)で囲い込まれているような感じになってきてしまっています。

そうなると、既契約者に対する機種変更を安くキャリアがやってくれるようでないと、ユーザーはなかなか安くスマホを買えなくなります。となれば、やはりスマホの中古市場がさらに活発化するしかないと思います。

私の場合、とりあえずは今メインで使っている楽天モバイルが打ち出している2026年からのスマホと直接通信できる通信衛星が使えるスマホをサービス開始時に使いたいということがあるので、安く買えるキャンペーンなども探しつつ、地道にスマホ用の貯金をしながら自分で今後長く使えそうなPixelを中心にして、衛星通信が使えそうなスマホをリストアップしていこうと思っています。

2025年4月18日の長野県で起きた地震について改めてテレビ・ラジオの大切さを感じた事について

最近、ネットショップで売られているチューナーレステレビが安く手に入るようになってきて、自宅のテレビを替えてみようかなとちょっと思ったりしていました。ネットでテレビの同時配信が見られるのであれば、普通にテレビを見たいと思った時にも困りませんし、アンテナの用意がなくても、インターネットさえ繋がっていればすぐ見られるなら、新生活に入っていく人にとってはあえてテレビのチューナーは入れずにその分安く済ませることもありなのでは? と思うところも正直ありました。

一昨日、BS放送を見ていたのですが、このBS放送というものも台風や厚い雲がパラボラアンテナを向けた方向に出来てしまった場合、放送を見られないくらいの受信レベルの低下が起こり、途中まで見ていた番組が見られなくなってしまう事も結構起きます。日本では停電はそこまで頻繁に起こらないので、もし同じものがネット配信で見られるのだったら自然環境に影響されるテレビチューナーよりも、ネットに一本化するというのは一つの考え方です。

話はBS放送を見ていたところに戻るのですが、夜の8時を過ぎたくらいにいきなり、聞くとストレスになると思われる緊急地震速報の音ではっと画面に注目しました。見ていたのはNHKではない民放だったので、すぐに画面に地図表記は出なかったのですが、ちょっと遅れて地図が表示され、震源は長野県であることを理解しました。

大町市付近が震源ということでしたが、緊急地震速報が鳴り終わった後に自宅の集合住宅も少しではありますが揺れたのがわかりました。身構えるほどではなかったものの、いきなり揺れを感じて「この地震はどこが震源地か?」と思うような事はなく、落ち着いてその後の状況を見ることができました。

昨年の南海トラフ巨大地震に関する情報が出た後、大きな地震は身の回りで起こっていなかったためちょっと油断していたということはあったのですが、やはり日常生活の中ではいつ大きな地震が来るのかはわからないので、緊急地震速報を受けられる状況を作っておくのは大切ではないかと思います。本当に今いる地域で大きな地震波を感じた場合にはスマートホンを鳴らすような形での情報伝達がされるわけですが、今回の場合は長野県での地震だったので当然スマホは鳴りませんでしたし、日本全国エリアで異常が起こればそれをすぐに報じてくれるテレビのシステムというのは私にとっては必要なものだと改めて思った次第です。

もし、家に普通のチューナー付きテレビが無いという場合には、テレビよりも即時性の高いラジオをずっと付けておくことで、視覚的には情報は入ってこないものの、緊急地震速報は把握することができます。それを受けてインターネット放送やテレビの同時配信を見るようにする事でその後の推移はチューナー付きテレビを持っている人と同じように情報を受けることはできるかも知れません。

ラジオはデジタル化したテレビと違って遅延が少ないので、より早い情報という意味では、チューナー付きのテレビを持っている人にとっても数秒の差で状況が変わることもあるかも知れませんので、私も今後はラジオを活用する生活ということも考えていきたいと思いました。

西伊豆と清水を結ぶ「駿河湾フェリー」の清水発着港が江尻埠頭に変わって運行開始に

静岡市の清水から西伊豆土肥を結ぶ「駿河湾フェリー」は船の不具合で長く運休していたのですが、昨日船だけではなく清水で発着する港を移した上でリニューアルオープンしました。

今までは、商業施設や映画館、観覧車などがある「エスパルスドリームプラザ」から近い「日の出埠頭」から出ていました。車で観光するにはエスパルスドリームプラザの駐車場が使えたりするので便利だったのですが、JR清水駅からは少々距離があるので、その点は不便だったのが、公共交通機関を利用される方に便利なように、フェリーが乗り入れする埠頭が変わりました。

昨日から清水側の出発地となったのが「江尻埠頭」で、今までは水上バスが発着していましたが、工事でフェリーも発着することができるようになりました。ポイントは「駅からの近さ」です。清水駅の改札から出て港方向に屋根の付いた専用通路を進むと、だいたい徒歩5分でフェリー埠頭に着きます。

さらに、その場所には清水の海の幸を売ったり、マグロを中心として食堂の並ぶ「河岸の市」に隣接しているので、フェリーに乗る前や伊豆方面から清水に着いた後に食事や買い物を楽しめるようになりました。フェリー乗り場に隣接する「新いちば館」がリニューアルオープンすることになり、フェリーとの相乗効果が期待されています。

将来的にはフェリー乗り場近くに、もしかしたらサッカーJリーグの清水エスパルスがフランチャイズにする新スタジアムが作られるのでは? という話もあります。Jリーグの観客動員はひとえに清水エスパルスがいかに頑張ってJ1をキープし、優勝争いにからんでいくかという事が大事だと思うので、その点は何とも言えないものの、アウェーで他県からやってくるサポーターにとっては、現在の日本平スタジアムはちょっと清水駅から距離があり、シャトルバスだと時間がかかり、駐車場も混雑していますが、もし江尻埠頭近くにスタジアムができれば、清水駅から歩いて行けるスタジアムになる可能性が高く、スタジアムに来るのも、帰るのも早くて時間が読めるようになるので、サッカーファンにとっては有難いところですが、これについては今後の進展にも期待したいところです。

ちなみに、東海道線は清水駅の2つ次の駅が東静岡駅で、現在東静岡駅に隣接する土地にアリーナを建設する構想があります。現在プロバスケットボールのベルテックス静岡(B2)がホームとしてアリーナを使いたいという話も出ているのですが、東静岡駅の隣の静岡駅にも新幹線ホーム側にある南口の再整備計画などがあり、「静岡」「東静岡」「清水」という駅を中心に新たなプロジェクトが動く中での駿河湾フェリーの新ターミナルに変更しての運行再開に、今後の期待が高まります。

電子マネーとしても使えるポイントの「ポイ活」からPayPayは三歩後退の感が

キャッシュレス決済の方法は色々ありまして、私は楽天ペイを中心に、補助的にPayPayを使うというような形で推移してきました。どちらにもスマホでのゲームなどでたまり、電子マネーとして取り扱い店でそのまま使えるポイントを使用できることが有り難かったのですが、つい先日PayPayのポイントに大きな変更があるのに気が付きました。

私は楽天ポイントやPayPayポイントでは、Web上のクリックやスロットマシン、ポイントくじなどを使って子供のお小遣い程度ではありますが、貯めたポイントを活用させていただいておりました。毎日コツコツと、一日数円分のポイントであっても、気が付くと自販機で飲み物が買えたり、100円ショップでちょっとしたものを自己負担なく購入できたりするのは、なかなか自分で大きな買い物ができないお子さんにとっても有り難いと思われていたのではないかと思います。

ネットで調べてみると2025年2月1日からPayPayポイントの改変が行なわれたということです。今まではネットショッピングで物を買ったり、スマホゲームでゲットしたポイントには有効期限はなく、貯めたポイントを実店舗で使うことができたのですが、現在はそれらのポイントは「期間限定ポイント」となり、30~180日までの期間で使用しないと失効します。私もポイント明細の「有効期限切れポイント」の表示を見てその事に気付きました。

さらに、このポイントは今までPayPay加盟店(自販機などでも)で使うことができていたのですが、現在はYahoo!ショッピングなどネット関連の買い物でしか使えないようになってしまったのです。さらに、この期間限定ポイントではポイント運用もできないようになっています。

PayPayのライバルである楽天ポイントの場合、早いうちから期間限定ポイントというものはありましたが、実店舗での支払いに期間限定ポイントは使えますので、私は主に車のガソリンの支払い用に楽天ポイントを使えるスタンドで使用しています。楽天ポイントの方もスマホでポイントを貯められるのは微々たるものですが、それでもいくらポイ活にハマっても損をすることはないですし、スマホ依存になるほどやることもなく、ちょっとしたスキマ時間にできることで細々と続けていけるのは良い点です。

今までは楽天だけでなくPayPayポイントでも同じようなポイ活ができていたのですが、今後はポイ活してもスマホゲームで得たポイントを期限内に使えるくらい貯めることは難しいので、実質私の使い方ではPayPayの期間限定ポイントを生かす道は閉ざされたという感じですね。

今回はPayPayのポイントについて紹介しましたが、こうしたポイントの改変というのはどのサービスでも起こり得る事です。私が使っている楽天ポイントでも状況が変われば今までのように便利に使えなくなる可能性はあります。改めて日々のニュースというよりも、改変を伝えるメールを読み飛ばさないように早めに改変を知ることがいかに大事であるかということを今回の経験で感じることになりました。

もし、以前からPayPayのポイントを貯めているような方がいらしたら、アプリの「取引履歴」およびポイントの内容を確認して、現在の各ポイントの数と有効期限について確認しておくようにしましょう。