車関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

特定の車のリコール情報や新しい車中泊に適していそうな車が出た時など、車関連のニュースはここでお伝えします。

改めてカーナビの案内経路について考える

お昼前にふとインターネット放送のAbemaTVを起動してみたところ、信じられない光景が映し出されていました。京急の電車と柑橘類を搭載したと思われるトラックが駅手前の踏切で接触し、さらに電車は快速運転だったため、100km/hを超えるスピードで擦れることとなり、トラックが踏切から引きずられるようにして線路内に入り、中味の柑橘類をまき散らしただけでなく、電車は一部車両が脱線、さらにパンタグラフや電気を送る鉄骨の部分も折れ曲がりトラックから煙が上がるなど、騒然とした状況が伝えられていました。

AbemaTVを運営するテレビ朝日のスタッフは空からの撮映を中心に状況を伝えていましたが、事故の情況およびけが人の数や様子、さらに鉄道の復旧の状況についてはなかなか情報が入って来ることがなく、伝えることに苦労している感じがありました。特に京急の電車は先頭車両の損傷が激しかったので、トラックの運転手および電車の運転手、先頭車両に乗っていた方々の安否が気になりました。

その後、様々なテレビのニュースを見る中で情報は錯綜し、トラックの運転手が重症と出た後に、重症なのは電車の乗客という風な一見違っているような情報が出てきました。その後の報道では、トラックの運転手が亡くなり、乗客の中で一名の方が重症を負っているということだったので、どちらの情報も間違いではなかったのですが、トータルでの負傷者の情報より先にこうした情報が出てきてしまったので、一体どの情報が本当なのかと考えてしまうところもありました。

さらに、この事故の起こった原因ということで出てきたのが、今回お亡くなりになったトラックの運転手の「見込み運転」が原因ではないか? という情報も出てきています。普通、踏切を渡ったり進入する際には前方の交通情況を確認して進むということが言われています。踏切を渡ったところが渋滞していた場合には、きちんと前の車が進んで自分の車が踏切を渡れるような状況にあるのかどうかをきちんと判断する必要があります。

ただ、今回の事故の原因については、単純な直進による踏切進入によっての立ち往生ということではないらしい話も出てきています。というのも、トラックが右折しながら線路内に入り、曲がりながら踏切を抜けていこうとしたところ曲がり切れずに踏切の中で立ち往生してしまったようなのです。

このトラックドライバーがどのくらいの運転経験があったかはわかりませんが、その際、非常ボタン(電車や駅に異常事態を知らせるためのもの)は押されていたのかは未確認です。何度か切り返しをしつつ何とか脱出しようとしていたという目撃証言があり、何とかしようとはしていたようですが、このような結果になってしまうと、多くの荷物を搭載した状態での曲がりながらの踏切進入というのはやはり回避した方がいいだろうという話になっていくのではないかと思います。

ここからは今回の事故とは関係ない一般論になることをまずはお断りした上で書いていきます。現在、トラックドライバー自体が人材不足で、ドライバーとしての経験はあっても配送ルートについてはカーナビ任せにした場合、普通車でも立ち往生するようなルートを案内されて困る状況というのもあります。実は先日私も、未知の場所へ行くのにスマホのカーナビアプリに案内をお願いしたところ、すれ違いが難しい川に並行する道を案内され、前方から大型車がやってきた時にはさすがに進むことができずに延々とすれ違いができるところまで下がりました。普通車の場合はそんな事ができても、運転技術がなければそうした事もできない人もいるかも知れませんし、今回のような大型トラックを扱っていた場合には、スマホで一般的なカーナビアプリを使ってしまうと、大型トラックでは通れないような道を案内されてしまうかも知れません。

今回の事故とは全く関係ない話であるかも知れませんが、もし運送会社に大型トラック専用のカーナビを会社が装備したり、ドライバーがスマホで利用する大型車用のカーナビアプリの料金を負担してくれていたら違った結果が出ていたのでは? と思うとともに、様々なカーナビアプリの変な道案内について、利用時に注意を促したり、車種に応じたアプリを使うように啓蒙していくなど、様々な車の運転についてのリスクを消していくことは大事ではないかと思います。事故の話から脱線してしまったようにも思いますが、今後大きな事故の原因を調べた時、原因の一つにカーナビアプリの案内があったと伝えられることがないように、さらなるカーナビアプリの進化を望みます。


意外とわからないトラックの積荷

現代の高速道路な様々な物品がトラックに載せられて日本全国を飛び回っています。車中泊の旅をしていると大型トラックがアイドリングをしたまま長時間休憩しているところに居合わせるようなこともあると、同じ場所に停めてしまうとなかなか車中泊がスムーズにできないと恨み節を言いたくなるような方もいらっしゃるかと思います。ただ、常温で大丈夫な荷物だけでなく、鮮度を保つために「冷蔵」「冷凍」された荷物を運んでいるドライバーについては、長時間エンジンを止めて荷室の温度が上がってしまっては品物の品質を疑われるようなことにもなり、長距離の移動の中でドライバーの交代ができないような場合は、運転手の労働時間の問題もあり、アイドリングをしながら車内で仮眠を取るということも仕方のない部分があります。

自分では冷蔵・冷凍された荷物を頼むことはなくても、スーパーの生鮮食品や外食店での食事についてはこれからの季節はトラックによる冷蔵・冷凍運送に支えられているということは必ずあるのです。食品の他には、医療関係の薬品や臓器など、常に搬送する際の温度を気に掛けながら運ばなければならないものもあるので、何が運ばれているかわからないトラックに対しては、個人的にはできるだけ邪魔にならないような距離を保って運転するような事を考えるようになってきました。

そんな中、昨日のニュースで高速道路上に大量の数の「カツオ」が散乱したということがニュースになっていました。この事故の原因は、本来はきちんと閉めなければならない後ろのドアが開くようになっていたということで、何らかの交通事故とは違うようです。しかし、今年のカツオはかなりの不漁なのだそうで、トラックの中味を全て卸業者に引き渡したとして、一体いくらくらいの商品価値だったのかということは下世話ではありますが気になるところです。
もし高速道路上で今回のような豪雨で流れが悪くなったり、止まっていたりすることに気付かずにトラックの後ろに突っ込んでしまったとしたら、事故の過失割合ということで言えばほぼ100%の責任を負うことになってしまいます。道路に散乱するくらいのものすごい衝突ではなくても、何かの拍子にトラックの保冷装置のところを壊してしまったとしたら、中味によっては一体いくらぐらいの損害賠償責任を負ってしまうことになるのか、ちょっと考えもつきません。

今の時代の自動車保険ではまず問題ないことだと思いますが、昔からの自動車保険を今まで事故を起こしたことがなかったからと同じ条件で続けている方は、改めてその内容を見直してみるのがおすすめです。自動車事故について、自分や家族の命は大切なものですし、お気に入りの車も大きなダメージを受けてしまいますが、降り掛かってくる問題は自分および家族の範囲の中での事になります(もちろん、そうした事が大変な事だと十分に承知した上での比較として書かせていただいています)。それが相手のある事故を起こしてしまい、人や物を傷つける事についてはさらに相手への交渉と賠償をしなければならないので、そういう事が大変なことだとわかって賠償保険に無制限を付けている方がほとんどだと思いますが、対人事故だけでなく物損事故についても無制限の補償にしているかということがポイントになることもあるかも知れません。

トラックの積荷としては高額なものということでは、「精密機器」「高級外車」「着物・毛皮」「パチンコ台(一台一台が精密機器)」「電車(踏切内での事故)」「工作機械」などが過去の高額賠償金のトップ10に入ってくるようなものになっていますが、今回の大量のカツオも結構な金額になるでしょうし、カツオより高く取引される本マグロ・ミナミマグロが満載されているトラックとの事故だったら乗用車一台でも冷凍装置を壊してしまうような事故が起きないとは言えません。やはりここは途中からでも物損の補償内容を無制限に変更してから車を運転するようにした方がいいように思います。

もし十分な保険を掛けないで大きな賠償責任をともなう事故を起こしてしまった場合、もはや自分の責任ではどうにもならないということになり、その後事故を解決するために費される被害者・加害者の心労というのはいくらばかりになるか本当にわかりません。気になる方は今すぐに自動車保険の証券を取り出して確認するか、ネット上で見るかしてまずは車を運転することに不安がない内容の保険内容かを知った上でハンドルを握るようにしましょう。


移動スーパーの一過性でない進化を望む

先日、私の住む地方のニュースで、静岡県牧之原市のスーパーが一台で1000品目の品物を積み込むことができる軽トラの「移動スーパー」を一台増やしたということがニュースになっていました。

今回ニュースになった移動販売車というのは、徳島発の全国で移動スーパー事業を展開する「株式会社とくし丸」の車両を使っています。たまたま5月19日のCBCで放送された「BACKSTAGE」でその仕事の内容が紹介されましたのでご覧になった方もいるかも知れません。まだTVerでは視聴可能なので、興味のある方は会社のホームページにリンクを張っておきますので詳しい内容はそちらからご覧下さい。

https://www.tokushimaru.jp/

過疎化する地域で日常的に使う品や食料品を購入するのには、自分で車を運転できない場合(昨今の社会問題化している高齢者の免許返納の動きの影響も十分にあります)、普通は親族を頼りにするわけですが、すでに一緒に住んでいなければ頃合いを見て車などで迎えに行く必要があり、お年寄りが行きたい時に常に行けるわけではありません。また、大きなスーパーではお店への送迎サービスがあったり、地域の人々の中で一台の車に乗り合わせて買い物に行くようなこともあるかも知れませんが、どちらも自分の都合に合わなかったりすることもあるでしょう。

お弁当の宅配も有料サービス及び、地域のボランティア活動の中で行なわれてはいますが、いつもお弁当だと私だって長く続くうちにはいわゆる「食べる楽しみ」というものが失なわれてくるかも知れませんし、自分で好きなものを好きなだけ買うということをしたいというニーズに合い、さらにネットスーパーやネットショッピングのようなインターネットを使ってのサービスを使えなかったり、そもそも高い通信費と端末代を出してまでしたくないという人たちは過疎地域だからこそたくさんいるので、「とくし丸」のような移動スーパーの事業が成り立っていくわけです。

こうした「移動スーパー」の事業は一過性のものなのか? という議論もありますが(とくし丸のホームページでも先細りの業界であるという風に紹介されていました)、考え方を変えるといわゆる「買い物難民」のためだけに存在するのはもったいないという気もするのです。というのも、この「とくし丸」は毎日ではないものの毎週2回決まったコース内を巡回して買い物を希望する人の自宅前まで行くという触れ込みなのですが、例えば村の集会場に立ち寄ることがネット上の運行情報などで確認できるなら、レジャーで巡回ルートの近くを訪れて買い物のために遠回りする手間を省いたり、キャンプや車中泊をする場所を「とくし丸」が巡回するコースの近くで車中泊をすることにし、その夜の食事や翌日の朝食の具材を移動スーパーで手に入れることができれば、すでにそれなりの用意がしてあっても、買い忘れや土地の名物なども現地で入手することもできるかも知れません。

当然、まだそんな「買い物難民」を差しおいて先に買ってしまうような事は私自身はとてもできませんので、できれば地域の集落を回った後に残ったものの中から何か購入できるものがあればルート販売先でない部外者でも購入ができるような立ち寄り場所を増やす仕組みや、ネットで事前に注文したものを現地で受け取れるようにできるサービスがあれば、過疎地域の住民だけでないニーズが生じ、その分の利益で巡回の範囲を広げることもできるようになってくれればさらなる展開も期待できるのではないでしょうか。

ただ、このサービスをもっと円滑に進めるための問題があります。テレビ番組で紹介された内容を見ていると、その全てが現金決済のようでした。地域のお年寄りは何よりネットの利用ができないのでこうした移動スーパーを使っているのですが、スーパーに行けないということは、農協や郵便局についても歩いて行けるならいいのですが、そうでなければ改めて買い物のためのお金をどのように用意すべきかということになります。こればっかりは「とくし丸」のドライバーの方でも人のキャッシュカードで現金を出す代行というのはやれないでしょう。さらに多くのお宅を訪れて現金決済をする場合は、銀行に手数料を払って十分な金額の両替をしてから配送ルートを出発しなければならないということにもなります。

買い物のために年金が出たら全て出して家に置いておくというのも一つの方法でしょうが、それだと盗難や詐欺に引っかかったりして年金を根こそぎ盗られてしまう可能性もありますので、できればお金を使わない決済に移行することができればいいのにと思うことはあります。移動販売の方が払う決済手数料の安いデビットカードを使ってもらったりすることができれば、いちいちお金を下ろしに行かなくても済むのですが、問題は移動スーパーの方にそうした決済手段を用意するというコストが掛けられるかという事もあるでしょう。現在は一応ソフトバンク3G回線を使ってデビットカード決済のできる端末はあるようですが、そもそもとくし丸の業務で現金以外の決済が認められていないかも知れませんし、決済のほとんどが現金ならそうした用意も無駄ということになるので、兼ね合いが難しいところはあるでしょう。

今後は現金がなくても買い物をしたいという人が増えれば、電子マネーで決済を行ないたいという人も出てくるかも知れませんが、そうした事を普通に行なうにはまだモバイルインターネットの普及が山間部まで展開しなければなりませんし(電子マネー決済にはネット環境が必要)、何より電子マネーを使いたい人が安い金額でスマホを維持できるようにならないと、毎月のスマホ料金が高すぎて買い物を控えなければならないような事になるのもナンセンスです。

現在はこれでもかというくらい電子マネーを一般ユーザーに使わせようと様々なキャンペーンやマスコミによる宣伝もどきのようなニュースまで多く流されていますが、本当に現金に代わるものとして普及させたいなら、大手キャリアは「通話+電子マネー利用プラン」というような格安プランでも作らないと、過疎地域のお年寄り達や電子マネーを使うことを考えて主にスマホを使いたいという人にはとても電子マネーは普及しないでしょうし、加盟店が電子マネーを使うための手数料を取り過ぎればそもそも電子マネー決済サービスを提供するお店も少なくなってしまいます。中国でQRコード方式の電子マネーが日本と比べて普及しているのは、決済の手数料が日本よりはるかに安いからということもあるそうなので、電子マネーを本気で普及させたいなら、日本全国どこでも安く使えるようなインフラの整備についても、こんな所から考えていく必要があるのではないかと思います。


車で逃げる心理とその後のダメージ

北海道で警察の取締(パトカーによる追尾)から逃れるため、国道を突如∪ターンし「逆走」して逃げた軽自動車を運転していた男の人が逮捕されました。この事件はたまたま複数台の車にドライブレコーダーが付いていて逆走の様子を捉えていたことから、かなりはっきりと逃げる軽自動車(ダイハツのオレンジ色の「エッセ」)の姿が映し出されていました。実際にこれだけはっきりと映っているということは、ナンバープレートの文字も明らかになっているでしょうし、バイクで最初から取締を避けるようにナンバープレートを最初から折り曲げて逃げるのとも違います。

ドライブレコーダーの映像がテレビに映し出された事で車の所有者・使用者が確定され、盗まれた車でない限りは今回のように逮捕される事は簡単に考えられることです。それでも逃げる人間の心理があるというなら、テレビや新聞は、同じように逃げたところですぐに容疑者として特定されてその場で捕まるのと比べると、相当後々まで響くダメージになるから逃げることは全く得になりませんというアナウンスはあってもよかったのではないかと思います。

過去には運転手の逃げ得になる可能性として、飲酒運転をしていて事故の後の検証や摘発を避けるためその場は逃げて、酒が抜けた後に出頭したり、警察に追い付かれる前に「追い飲み」して、前から飲んでいなくて直前に飲んだと言い切って飲酒運転での厳罰を逃れようとする場合がありますが、新たな重大事故に適用される法律が制定されるに至っては、逃げ得や追い飲みをしてもさらに厳しい処罰が下される可能性があり、そんなに運転手の思い通りに逃げおおせることは難しくなっています。なかなかこの種の事故はなくならないという事はありますが、現代はこのように運転車が「逃げ得」を狙っても刑罰の面では確実にその責任を問われるということになってきています。今後も行政処分においては、すぐに自分の非を認めた方がダメージが少ないという形でのアナウンスができるように、現場での取締を行なって欲しいと思います。

最近では事故ではないものの、別の角度から車で逃げた事がニュースになった事件がありました。荷物を配送する軽貨物車が行方不明になったというものですが、荷物を一つも(?)配らないまま運転する本人に連絡が付かなくなったことから、当初は事故(崖や海に落ちたのではないか)である可能性も考えられたものの、実際はとあるコインパーキングで荷物を持ち出した車の中で寝ていたところを逮捕されることになってしまいました。

逮捕の直接の原因は、配達時に必要なことがある(代引きや着払で先方から集金することがあるため)支給されていた「お釣り」用の数万円を使い込んでしまったということだったのでした。

この際乗っていた車が本人の名義の車かはわかりませんが、少なくとも載せていた荷物が届かなかったことについて、荷主の方でお詫びの対応をしたこともあったようですし、お釣りの使い込みだけなら金銭的な弁償と職場への誠意を見せることで解決したかも知れませんが、本人が見付からない状態で全国ニュースになってしまったことで、逮捕された方のその後の人生にも大きな影を落としてしまったように思います。

私がこのニュースの第一報を聞いた時には車ごといなくなったということだったので、全国どこでも動いている車を探すにはNシステムがありますし、大きな道を通って逃げている分には簡単に見付かってしまいそうなので、まさか車に乗って逃げていないのではないかという気がしていました。しかし、荷物の載った車でそのまま逃走ていてまさかの捜査網の網に引っかかって逮捕になったわけですが、この「逃げ方」についてもあまりにもお粗末でした。現代は歩いて逃げるのでも多くの監視カメラに顔を写されてしまい本人を特定されることもあるのに、ナンバープレートで自分の事を晒す車で移動するというのはあまりにも逃げることの意味がない(つまりすぐに車や個人を特定されてしまう)事がわからず逃げていたというのはあまりにも短絡的で感情の赴くまま逃げてしまった事が伺えます。

今回逮捕された男性は、何らかの雇用主に対する不満や、仕事をうまくこなせないことの焦りを感じていたのかも知れませんが、頭がパニックになってしまって現実から逃避するような事になってしまったのかはわからないものの、荷物をほったらかしにすることで雇用主を困らせようと考えたとしたら、それはさすがに考えが浅いと言わざるを得ないでしょう。そもそも車を運転すること自体、事故を起こせば関係ない人にも怪我をさせたりするわけで、車の登録情報は全て管理されているわけですから、逃げるにしても車でそのまま逃げるということは絶対に良いことはないということを改めてここで訴えたいと思います。

最後に誤解なきように書いておきますと、この稿は決して「うまく逃げる」ということを勧めるものではありません。車ではうまく逃げられないから別の方法でということでは決してありませんので(^^;)。車で逃げる選択をした場合に恐いのが、うまく逃げおおせたと思っても必ず追いつめられるのに全力で逃げようとして、車を人命をも脅かす凶器に変えてしまう可能性があるということです。正常な判断ができるかわからないような状態で、車で逃げ切ろうなんて考えは決して起こさないように心掛けたいものです。


1000円の中古車のカラクリ

少し前にテレビを見ていたら、「1000円の中古車でどこまで走れるか?」という、中古車の価格の仕組みを知っている人から見ると、あまりにもしょうもない企画をやっている番組(4月24日放送 中京テレビ「それって!?実際どうなの課」)をつい見てしまいました。恐らくネットでの中古車販売ページで調べたのであろう、埼玉県桶川市の中古車販売店で売られている1000円の価格の付いた車検がわずかに残った古いスズキ・ワゴンR(走行距離は85900キロ)に乗って桶川から日光のいろは坂を無事に登れるのか? というチャレンジを行なっていたのですが、一応番組では一瞬車の諸経費が別にかかり、それは7万円くらい必要であることは明示したもののそれは一瞬の事で、1000円の車だからボロいというイメージだけで番組を進めていたのには、何と乱暴なのかと見ていてあまり良い気分にはなれませんでした。

一般的に自動車の価格というのは古くなればなるほど、あってないようなものになりがちです。例えば、車検のない車を自分で運んで持っていくというような場合に、販売店がタダでもいいから持って行って欲しいと(売れそうもない車を置いておくメリットがない場合もあるため)、便宜上1円とか100円とか1000円とかの価格を付けて客寄せに使う場合があります。その際の車の移動費は購入した人の負担になりますが、せめてそのような形で売られたものでなければ「1000円の中古車」とは呼べないというという風に普通なら考えます。

今回利用したワゴンRはどのくらいかわかりませんが車検が残っていて、ナンバープレートも付いていて自走で移動できるようになっていましたので、車で公道を走るためには必ずかかってくる「自動車重量税」「自賠責保険料」の残りの期間分(納車日から車検満了日までの費用の負担を請求されるのが一般的)については新たに購入する人に請求され、その後の自動車税の支払いが購入者の方に移行するように、「車検証の名義変更手数料」「車庫証明書発行手数料」、さらに車を最後に廃棄する人が払う分の「自動車リサイクル券」などがかかってきます。ちなみに、番組でちらっと映ったその諸経費は以下のようになっていました。

・車両本体価格 1,000円
・自賠責保険料 25,880円
・重量税 8,800円
・登録代 1,480円
・リサイクル料金 8,910円
・車両管理費 24,000円
合計70,070円

車はバンパーが取れかかり周辺にヘコミ、傷があるだけでなく車内装置のカーナビが壊れていてオーディオが取り外された跡があり、さらに内部のゴミは残っていて匂いもするというまさに「現状取引」と言えるものであったように思います。

しかし、上記の金額を見るとリサイクル料金は適正に取ってはいますが、車検がわずかしか残っていないと説明があったにも関わらず、自賠責保険料は25ヶ月分まるまる取り、重量税も2年に一度の車検の時に徴収される金額をまるまる請求されています(エコカー減税のない17年落ちの場合の料金で計算しています)。登録代こそ実費かと思うくらいの安さですが、最後の「車両管理費2万4千円」とは何なのか、整備費用でもなさそうですし、その根拠が不明です。

もし、現状のままで2年後までの車検を通した(ほとんど整備をしなくても車検場で問題が起こらなければ車検が通ってしまう可能性も0ではないので)ようなケースでこれだけの金額を請求されるなら納得がいきますが、名義変更だけして車を引き渡すだけの現状売りでこの価格を提示するような業者がテレビに出てしまうというのは(番組では新たに車検を取るような説明は一切なかったので)、この番組で出した内容をそのままにしておけばテレビ局側の知識不足で視聴者に誤った情報を与えることにもなりかねません。

さらに、いざという時の事故の損害を補償するための任意保険料は別途自分で用意しなければなりませんが、番組でほその点についての言及もないまま日光へのドライブがスタートしました。この点についても本当に車を運転するということがどういう事なのかわかっていない人がテレビ番組を作っているような感じがして、もしこの番組を見て車を安く買おうと思った人が出たらみんな任意保険に入らないで運転するのではないか? とだいぶ不安になりました。

今回使用したワゴンRは、恐らく前のオーナーが定期点検をしないでダメージが蓄積した車であるとは思いますが、車体価格というものが決まった金額でなく、古いから危ないということもないのに単に「1000円」という価格だけで不安なイメージを持って中古車を見るというところを狙ったのでしょうが、実際に車を購入される場合には外装はともかく自分の利用する移動の範囲で(主に市内走行のみなのか今回のような遠出があるのか)、購入方法も今回のような現状売りでなく、「整備料込み」、さらに車体価格が安いものでなく諸費用を含めた総額を比べて、自分にとって安い車を探すべきなのです。

今回番組に出演した中古車販売のお店は、どんな根拠で現状売りの総額を出したのかはわかりませんが、こういったことは自動車の価格の内訳について知識のない人にとってはわからないで本来払うべきでない費用を取られてしまう可能性があるということで、注意が必要であるということを晒してくれた事だけが救いのような気もします。大きな販売組合に加入している中古車販売店なら、組合の方で一元化した諸費用の取り方があり、その金額も納得できるものだと思うので、ここを読んでいる皆さんはくれぐれも「車両本体価格」の安さに踊らされないように注意しながら信頼できるお店から中古車を購入するように心掛けたいものです。


車のホイールは燃やすものではないが……

連休のテレビ番組を見ていて、何回も見ていると思ってついまた見てしまうものにいわゆる「投稿ビデオ」をスタジオのタレントさんらが揃って見る番組があります。最近のそうした番組では、単に面白いから撮ったというよりも、Youtubeに上げて多くの人からのアクセスを稼ぐために投稿されるようになものが増えてきたように思います。それと同時に、そうした番組に取り上げられるかはわからないものの、世間の注目を集めるためにアクセス数を伸ばそうと、実に様々な動画がネット上にアップされています。

そんな中、一年前にYoutubeにアップされた動画が元で逮捕されてしまっただけでなく、勤め先に大きな迷惑を掛けてしまうというニュースが有りました。それが何と、私の住む静岡県の店舗である自動車用品のお店「イエローハット」で起こってしまったのです。

動画には車のホイールにまず可燃性のスプレーを浴びせたあとでライターで点火し、ホイールからスプレーの成分が燃えだす動画を出してしまったことで逮捕になってしまいました。これは、もし何かの拍子に近くの物に燃え移った場合(場所はお店の倉庫のような場所)、お店自体が火事になってしまう危険性があったと思われるからだと思います。

なぜこんな愚かな事をしたのか? と思う方がほとんどかと思うのですが、同じような事件が起こると言われるように、仲間うちだけで見られているだけかと思ってていたものが広がってしまった系か、本気でYoutubeでお金儲けをしようと思って出した系という風に考えるしかありません。どちらにしてもこういった種類の動画を残していると、たとえネット経由でアップロードしなくても、動画を共有した仲間のうち誰かがついネットにアップして発覚することも有りえるので、こんな動画は残すものではありませんし、そもそもこんな行動を起こした事が周辺にバレたらどうなるのかを考えれば、決して起こしてはいけない事であることに違いありません。

さらに、お客さんの車やバイクを預かって整備や車検をするための作業をやっていたかもしれない中で火を出すことの危険については、車が事故を起こして炎上するような動画なども見ている人なら、絶対やってはいけない事で、イエローハットのアルバイトを含めた社員教育はどうなっているのかという批判はこれから出てくることになり、連休の始めから企業としては大変大きなダメージになってしまいました。なぜこの時期に逮捕されたのかはわかりませんが、いわゆる「見せしめ」として事を表ざたにするなら、一番関係者にとって痛いと思われる時期にニュース種にすることもあるということが今回の報道を見て感じるところではあります。

私のイエローハットのイメージで言うと、以下のリンクにある過去のブログでも書いたことがありましたが、トレードマークの黄色い帽子のマークが入った風呂桶の事を紹介させていただき、決して公衆浴場でその中にある「ケロリン桶」を持ち出して来ているわけではないということをアピールするためには大変便利なグッズで企業イメージは悪くなかったのですが。

車での温泉めぐりには「ケロリン桶」より「イエローハット桶」

そして、今回問題になった車のホイールに火を付けた事についても、古くて捨てるようなホイールをキャンプ用コンロのようにホイール自体を裏返しにした上で加工して利用することもできないことはないような気もしますので、お店とは関係ない安全に火を使えるところで真面目な「廃物利用・キャンプ・防災用品」の焚き火台としてプレゼンをすれば、加工の仕方にもよると思いますが、大きめの鍋も乗せて調理もできそうなポテンシャルがありそうなので、別の意味で注目が集まったのではないかとも思えるのですが(実際に「焚き火台 ホイール」でネット検索してみると実際に加工された方のページを見られます)、それだけに今回のホイールを燃やす動画がニュース映像で繰り返し再生されることで、危ないというイメージが付いてしまいそうなのは本当に残念です。


リレーアタック対策に専用ポーチ、将来的にはスマホによるNFC+アプリを

最近の車の窃盗団はすごいことになっているようで、現在の車では当り前のように使われているリモートコントロールキーの盲点をついて高級車を盗む人がいるようなので注意が必要です。

どのように盗むのかというと、最新型のリモートキーは1m前後届くくらい微弱な電波を常に発信している構造なのだそうですが、この「常時発信」という仕組みを狙い、キーが有るところのそばにできるだけ近づき、特殊な受信機でその電波を受信します。その受信機には電波を増幅して送信する機能もあるのだそうで、もし買い物に高級車で来ている人を狙う場合、その人がキーロックをして歩き出した瞬間を狙ってリモートキーから発信された電波を受信した上に高出力で車に向けて「中継」するように電波を送信すると、普通にリモートキーを車の前や中に置いているのと同じ状態になってしまうため、普通にドアが開いた上にボタン一つでエンジンが掛かり、自分で止めない限りどこまでも行けてしまう恐れがあるのだそうです。

実のところこうした話は眉唾ものでもあるわけですが、最近になって専用の器具を使って実際に窃盗されたり、盗まれる寸前までになった状況もあるという話がネット上でも紹介されるようになり、本格的に対策が必要になってくるのではないかと思えます。

この方法は増幅された電波を使って車を動かすだけなので盗難グループの実行犯(車のドアを開けて運転していく人)については特別な作業は一切必要なく、数秒の間に車が盗まれる危険性があるということです。さらに、キーを玄関の入った場所すぐに置いてあるような人は、その様子(車を玄関のキーボックスに掛けるなど)を目撃されてしまうと、深夜になって玄関前でリモートキーからの受信を行ない、自宅の車庫に入っているような車でも、まさか盗難されているとは思わずに(明らかに普通にドアを開けてボタンを押してエンジンを始動させるので)、簡単に車を盗まれてしまう可能性があります。

こうした情報を自動車メーカーからの発表ではなく、ネットニュースによって知らされるというのは特に高級車のオーナーからすると解せない所もあると思いますが、対策としては電波を通さない缶の中や特殊なポーチの中にリモートキーを入れて保管・所持するか、リモートキーの操作で電波を止められるタイプのリモートキーなら、車を離れる際に電波を切るというような方法はあるものの、やはり常に電波を出し続けているというのは以上のような窃盗の手口には弱く、気になります。

今後、日本における自動車は急速にシェアリングするものになってくると思いますが、気になるのがセキュリティについての対策です。今後ネットで車を借りることを予約し、時間単位で借りるということになると、期待されるのがわずか数センチ間での通信を行ない「かざす・タッチ」とも言われるスマホのNFC機能と専用アプリを使ったスマートフォンをリモートキーとして使うような方法ではないかと思います。

今でもNFCを使って物理的な鍵の代わりにする方法が利用されていますが、これだとスマホでなくてもカード型のキーをタッチするだけでカードキーに電源は必要なく事務所などの自動ロックされたドアを解錠できます。この方法を使って自分の車のドアを開ける時と、エンジンを掛ける前に必要な箇所にタッチしてエンジン始動ボタンを押して車を動かす仕組みを作ると、本来のキーとしてカードキーをディーラーから渡されたとしても、専用アプリを使ってカードキーの内容をスマホでも実現させることが可能にるでしょう。当然セキュリティ対策がきちんとなされなければなりませんが、将来の車はキーがなくてもスマホだけで車を動かすことも可能になるでしょう。

前述のカーシェアリングが日本で普及するためにもこうしたスマホを車のキーにするやり方が普通になればさらにシステムが簡単になります。電子マネーやクレジットカードで決済が行なわれたら予約した時間だけスマホが借りた車のキーになるようにアプリが制御するようなことも今の技術で十分可能になるのではないかと思います。

このやり方が定着すればレンタカーを旅行先の駅から借りる際にも事務所が必要なくなり、配車まで待たされることなく駐車場所に直行しそのままスマホでエンジンを掛けて利用すればいいので、人件費がカットされる分リーズナブルな料金で車が借りられるようになってくるかも知れません。

少なくとも、私が新しい車を買う際には車のリモートキーがどうなっているかということにも考えをめぐらしながら、現状の常時電波を発信しているタイプのリモートキーはできるだけ避けたいというのが正直な気持ちです。すでにそうしたリモートキーを採用している車に乗っている人については、以下にあるようなリモートキーを入れるだけでリレーアタックによる盗難を防ぐポーチを使って車を使わない時には入れておき電波を受信されることを防ぐことが大事でしょう。くれぐれも鍵の在り処を窃盗団に察知されたり、外出先で目星を付けられて尾行され、自分のキーの情報を盗まれないように注意しましょう。


車が高速で停まったら路外避難しよう

明けましておめでとうございます。昨年から今年にかけ、カレンダーの関係から早めの帰省ラッシュが起こるのではないかと思います。さらに今年は天候の関係で雪が路面に積もった状態では事故に巻き込まれる可能性もあるので慎重な運転をお願いしたいですが、もうひとつの問題があります。

これは昨年末ぎりぎりの事故の話ですが、高速道で単独事故を起こし立ち往生していた車を動かすために自ら押して動かそうとしていた20代の女性と、その様子を見て車を路肩に停めて車を押す手伝いをしていた40代男性が後続のトラックに轢かれてしまうという悲惨な事故が起こってしまいました。

これは、このブログで過去にも紹介したことがあり、昨年は「あおり運転」とのセットで高速道路の路上に出ることの危険性については多くの方が認識しているとは思うのですが、運転中に今回の事故のように車が停まって難儀している人を見掛けたらどうすればいいのでしょうか。

基本的には110番をしてきちんとした事故処理のできる人を呼ぶべきで、昨年末の事故のように自ら手伝うのではなく、徐行して大声で「車はそのままにして早く路外に出て助けを呼べ」と声を掛けるのが個人的に考えるベターな方法ではないかと思うのですが。

高速道路上で車が停まり、JAFなどのロードサービスを呼んだ時、ロードサービスは一人で来るのではなく、二人以上で来て作業を行なう人と後方の安全を確保する人を分けてロードサービスを行なっています。逆に言うと万全の体制を用意して作業していても事故の危険は残ります。そう考えると日々の業務の中での危険な業務ということで、この時期に出動される方は改めて大変なお仕事だということですね。

今年もできる範囲にはなりますが、色々なところに出没してこのブログで紹介していければと思っています。その際にはまず安全ということに気を配って、無理な旅というのは避けられれば避けたいです。ご訪問いただいた方々におかれましても、くれぐれも無茶な行程が原因で体調を崩したり、事故を起こしてしまうとせっかくの楽しい旅が思い出したくもないものになってしまうかも知れませんので、気持ちを引きしめてお互い旅をしたいものです。それでは、本年もどうぞよろしくお願いします。


ネット接続可能な車の未来は「汎用性」にあり

先日紹介した自分の車に搭載しているAIスピーカー「Clova Friends」は大変面白く、しかも手持ちのテザリングのできる環境に3千円(クリスマスセール時の特別価格ですが)のスピーカーを加えただけで実現できたのも大変リーズナブルで(^^;)、新たな可能性を模索しているところです。

そんな中、たまたまテレビで見たのは自分のシステムとは到底及びのつかないところで音声による操作を実現しているメルセデス・ベンツのAクラスに搭載された「MBUX」というシステムを見ましたが、一見したところネットに接続していなくてもそこそこの操作ができてしまうようで、そこは車の中に内蔵されたシステムとしての強みを感じました。

さらに、このシステムは音声だけでなくタッチ操作にも対応しているようで、まさに大き目のタブレットがそのまま本体に内蔵されているというような感じでした。Aクラスの車両価格は日本車と比べてもそんなに高いという感じは受けないので、これは日本メーカーもまごまごしていられないぞと思うのは私だけではないでしょう。

ただ、AIの学習能力を上げていくためには常時インターネットに接続した方がいいわけで、メルセデス・ベンツでは専用のアプリからユーザーのスマホと車を紐づけして音声操作以外にも色々できる機能をスマホからも操作可能にするなど、最初から車に組み込まれていなければ不可能な機能も搭載していて、かなり羨ましいですね(^^)。

ここでポイントとなるのは、今後日本のメーカーもこうした「インターネットと接続する車」を作る場合に、肝心なネット環境を自前でユーザーに提供するのか、それともユーザーの持っているスマホを利用できるようにしたり、格安SIMも入って使えるモバイルルーターでも接続可能にするのかということです。車というものは全ての人が新車で購入するものではなく、中古車としても価値の高い車はいくらでもあります。もしメーカー独自のネット接続を行なうことができる車が出たとして、そのネット接続方法がメーカーの考えるものだけに限定されてしまうと、かつてホンダが行なったシステム「インターナビ」のように、車の発売時期によって接続方法が限られたり、当初使えていたウィルコムのPHSによる通信が使えなくなってしまったりとユーザーが通信会社の栄枯盛衰に引きずられるような形で接続方法を変えるために余計な負担をその都度しなければならないような問題が発生します。

今後、メルセデス・ベンツと同様なネット接続のできる車を出すメーカーがある場合、特定のキャリアと組んで特別な接続プランを販売するような形ではなく、汎用でテザリングができるハードとの接続をしてそのまま使えるようにしてくれれば、オーナーが変わっても車の持っている大切な機能を使い続けることができ、メーカー自体の信頼にもつながって行くのではないかと思います。

なかなかそれだけのために車を買い替えたくないという場合、こうしたシステムがない車で同じような事を実現することは可能かと思いますが、私がやっているようにAIスピーカーを車内にセットしたり、それ自身が音声操作可能な使い古しのスマホやタブレットを車載することによって、全くカーオーディオとつながらない車であってもできることは飛躍的に増えます。私の場合なら、テザリング用に使っているスマホがアンドロイドのため、ナビゲーションや検索をして欲しい場合には「オッケーGoogle」と話し掛けて操作を行ない、タブレットとAIスピーカーをBluetooth接続してどちらからの音もClova Friendsから出すようにすれば、それだけでも結構なことが実現できます。

さすがにスマホで車をコントロールして駐車させるなんてことは無理ですが、それでも今現在のAI技術の先端の成果を格安SIMのネット接続でも味わうことはできるでしょう。

今年はもう時間もありませんし、場所によっては猛吹雪で大変なところになっている地域もあるので無理ですが、来年は機会を見付けて古い車でもこのくらいのことはできるということを色々と試してみたいと思っています。


高齢者が安全に低コストで持てる車とは

年末も近くなって、高齢者の運転する車がお店に突っ込んだり、歩道を延々と走っているような動画がテレビのニュースで紹介されるなど、80代前後の高齢ドライバーにとっては今後も車に乗ることを継続できるのかどうか不安な気持ちを持っている方もいるかも知れません。

日常的な移動に十分な公共交通機関があり、自ら運転して移動したり買い物をしたりする必要のない都市在住の方なら車を諦めたとしてもそれほどの影響はないと思いますが、人の流出が止まらない過疎の村では、自らの意志で移動できる車の存在がないと生活ができないような状況もある中で、若い人のいない場所では自分の車がその場所で生活を営むための手段となってる現状もあります。そんな中でただ単に高齢ドライバーは免許を返納すべきだと言うのではなく、何らかの対策が必要になるのではないかと思われます。

最初に考えられるのが、万が一アクセルとブレーキを踏み間違えても障害物を感知するとストップする最新の車種に買い替えることですが、年金のみで生活している高齢者にとって、新しい車を買う事が負担となることも十分考えられます。さらに、そうした「ぶつからない車」を実現するセンサーについては、今までの車にはない装備になり、さらにアイドリングストップ機能も付いているような車だと、バッテリーやオイルの劣化も従来の車よりは激しくなることが考えられるため、定期的な車の整備費や車検費用の上昇を招きます。年金がそうした点を考慮して車を持っている人に対しては上がるというならいいのですが、国の財政を考えるとそこまでの大盤振る舞いは不可能でしょう。

普通に考えて、最新の車に乗らなくてもアクセルとブレーキの踏み間違いを起こしにくい車というのは存在するのではないかと思います。というのも、現在の主流であるオートマ車というのは右足だけでアクセルとブレーキを踏むだけで運転できてしまうのに加え、シフトレバーについても従来のように特別な操作をしなくても「R」に入ってしまうので、前進するつもりで勢いよくバックして事故になるような事例も多く出ています。

ここまで書けばわかる方はわかると思いますが、車を今主流のオートマ車ではなく、左足でクラッチを切ってギアを変えなければならないマニュアル車に変えれば、少なくとも急発進急後退になった場合にエンストして停まる可能性は高いですし、バックギアに変える時には特別なシフトレバー操作をしなくてはならないため、通常の場合で前進と後退を間違えることはなくなるのではないかという気がするのです。

ただ、今の日本のメーカーでは全ての車種がオートマになる傾向があり、燃費を上げるために商用車に設定されていた4ナンバーのバンでもマニュアルの車がなくなるというダイハツの「ミラバン」のようなケースもあります。それでは、中古車で入手すればいいと思うかも知れませんが、今の日本の自動車に対する税制では初期登録から13年を経過した車については自動車税および重量税を上げる措置が取られてしまうことで、車検の時だけでなく毎年の負担も増えるため、古くても燃費が良く安全なマニュアル車がこれから急速に消えていくだろうと予想されています。

テレビでは連日高齢ドライバーの事故についてニュースで報道し、それまで小さな事故も起こしていなかった人についても不安を煽るような効果を生み出しているようですが、こうした流れが進んでいけば「車が運転できない」という理由で山村で生活できない人が増え、結果あちこちの町や村でゴーストタウン化が進むような状況にもつながってきかねません。

マニュアル車というのは、燃費という面においては新しいガソリンのオートマ車を凌ぐ場合もあり、本来は古い車であっても完全に車が電気自動車に置き換わるまでは、エコカーとして認定し13年超の自動車税や自動車重量税の値上げの対象から外すというような施策も必要なのではないかと個人的には思います。

たまたま昨日は近所の100円ショップが消費税還元デーで、全ての100円商品が消費税なしで買える日だったのですが、多くの人がお店に押し寄せて店は大混乱でした。景気はいいと言われているものの、今後の負担の増加を見越しての買い控え、節約をする人も多くいるのではないかと実感する今日このごろです。今年起こったフランス・パリでの大きなデモの原因も車を利用しないと買い物にも行けない地方切り捨てのような政策を続けてきた政権がさらにガソリンを上げるということになったことで、主に地方在住者が首都に押しかけての騒動であったように聞いています。日本でもそんな事にならないように、地方で車が必要な人に優しい政策を行なっていただけるようにお願いしたいものです。