カテゴリー別アーカイブ: 車関連ニュース

特定の車のリコール情報や新しい車中泊に適していそうな車が出た時など、車関連のニュースはここでお伝えします。

クルマの定額乗り放題で気になること

トヨタ自動車が、まだ明細は発表されていないものの、車代・保険・税金・メンテナンスが全て込みというだけでなく、定額で複数の車の乗り換えも可能という新しい定額制サービス「KINTO」を、2019年から始めると発表しました。

高級車のレクサスも乗れるようにするという話ですが、個人的に気になるのは選べる車種の中に「ハイエース」が入るか? というところもあったりします。普段はコンパクトカーを使いつつも、車中泊の旅に出る時には負担が変わらずに車中泊最強の車に乗り替えて遊びに行けるようなら面白いですし、ラインナップの中にキャンピングカーがあったら更に面白くなりそうで車両の所有を止めてもいいかなと現実をあまり考えずに妄想するのもいいのですが、どうしても現実はどうなのかというところが気にかかります。

というのも、この種のサービスで一番気になるのが事故を起こした時にどうなるかということです。毎月定額とは言っても車に乗って事故を起こしてしまったら、毎月の支払いとは別に何らかのペナルティはかかるでしょう。それがどの程度の価格差となって現われるかとか、さらに事故までは行かなくても車を乗り換える際、レンタカーのように知らない間に傷が付いていた場合に前の車について何らかの追加支払いが生じると思うのですが、その場合の負担金額はどのくらいになるのかというのが気になります。

定額の目安としては、報道の内容では車一台を購入するよりも割高になるということなのですが、税金と保険に定期的な整備代が含まれたローンのようなものと考えればいいのかも知れません。そうなるとダブるのがスマホを毎月割賦で購入しながら新機種が出るとどんどん変えていくというイメージです。

ただ携帯の場合、端末を交換して使い続けるためには一定の長期契約が前提となるところがあります。iPhoneの新品を使い続けられるというソフトバンクの下取リプログラムがその典型ではないでしょうか。スマホと違って車一台というと定額のケタが違ってくるわけですから、契約を途中で打ち切った後、半年休んでまた復活させるような手続きができるのか、それとも一定期間の契約は必須になるのかということも気になります。

元々トヨタの狙っている客層が自分が使おうと思っているサービス内容と違っていることなのかも知れませんが、トヨタの新サービスの価格が高すぎるというなら、従来のリースサービスを利用するか、条件によってはこのサービスを使わずに車を購入するのも一つの手です(無事故なら自動車保険料が下がります)。駐車場を確保するのも大変ならもっと手軽なカーシェアリングのサービスを利用した方がいい場合もあるでしょう。

ただ、今までの定額による新車に乗れるサービスとは違い「乗り換え自在」というところに大きな特徴があるわけなので、今回挙げさせていただいたような内容に、トヨタがどんな形でサービス内容を出してくるか今から楽しみです。希望としてはある程度お金がかかってもいいですから、乗用車同士の乗り換えだけでなくとハイエースをはじめとする他の車種との乗り換えも自由ということができれば、車中泊だけでなく各種レジャーに車を使いたい人にとってはありがたいと思うのでぜひやって欲しいです。


ガソリン高騰になかなか文句が出ない不思議

2018年は9月から10月の休みというのは普通に土曜日曜と祝日が休みという環境の方なら三連休が多くあって、車でのお出掛けもされた方はいると思いますが、台風のニュースなどはあったものの、車を動かすにはこれがないと困ってしまうガソリン価格の問題についてほとんどマスコミでは今まであまり問題提起されることは少なくとも私が見たテレビや新聞ではなかったような気がします。

ようやく今週末になって私の見ていたテレビのニュースでも紹介されるようになったのですが、先日まで安いところでは130円/Lくらいでの給油ができていたスタンドも近所にはあったのですが、今では安いスタンドでも150円/Lを割るような価格で給油できるスタンドはなかなか見付けられません。

資源エネルギー庁が10月11日に公表した「石油製品価格調査」によると、レギュラーガソリンの全国平均価格は1リットル=157.5円となり、前週の155.2円から2.3円の大幅な上昇になったことでようやく注目度もアップしたようです。これで6週連続の値上がりということなのですが、今後の展望を考えると、ガソリンが下がる材料というものが全く見当たりません。

元々はアメリカがイランへの制裁を発動し、日本がそれに追随したために安いガソリンを買うことができなくなっただとか、ガソリン卸の再編が進み、安売り競争によるスタンドの疲弊が少なくなった代わりにガソリン価格を高値で卸が決めてしまっているとか色々言われていますが、これで160円/Lを超え、180円/Lくらいまで上がってしまったらどうなるでしょうか。今現在政府が言っている「携帯電話代を4割安くする」と言ったところで、ガソリンだけでなく灯油も上がることを考えるとかなり生活への影響が出てくるので、携帯も車も使っている家庭にとってはいくら携帯料金が安くなっても意味がなくなってくる可能性もあります。

もちろん、この問題は日本政府が動いただけでは価格は下がることはないのですが、日本のガソリンにはガソリン税の他に暫定的に税金がかかっているので、一定以上の価格帯に入ってしまったら暫定分を徴収しないことによってガソリンの価格を下げることは可能です。かつてその動きは時の政府が名言したこともありましたが、一度も実現されないまま現在にいたります。

このまま何の対策もないまま市場原理に任せてガソリン価格が推移するのだとしたら、さすがに秋の行楽シーズンの人出にも影響は出てくるのではないでしょうか。公共交通を使えば直接的にはガソリン価格の影響は出ないため、そちらの方にシフトするとか考える人も出てきてしまうのではないでしょうか。車を利用している人でもすでに満タンにはしないで定量や定額のみでの給油しかしないという人も多いでしょう。そうした動きがさらに進むと、ちょっとした移動であれば自転車で移動するとか、車を使わない生活にもシフトしてしまうことも考えられなくはありません。

さすがに、レギュラーガソリンが1リッター160円を超えるとテレビニュースだけでなくワイドショーでもこの話題が出てくることになるでしょうから、一気に多くの不満の声が挙がってくる可能性もあります。さらに本当に10円刻みで上がっていけばそれもまたニュースになり、ついに1リッター200円まで行ってしまうとしたら、いわば「事件」の様相も出てくるのではないかと思っています。現在はそこまでの騒ぎにはなっていないことが、かえって不気味な気がするのは私だけでしょうか?


電気自動車普及の鍵は「停電対応」か

日本の車社会が変わろうとしています。先日のニュースで75才以上の人でも「自動ブレーキ」などのいわゆる「ぶつからない車」に限定するなら免許を交付する、オートマ限定のような形の新しい運転免許の新設を現政権は考えているようです。これからの時代は当然ハイブリッド車でも主流ではなくなり、本格的に全ての車が電気自動車になるような形でメーカーもかじを切るのではないかと考えられています。

それは、日本の国内事情だけでなく、どの国が電気自動車のイニシアチブを取るかということによっても状況は変わってきます。ただ、どちらにしても今の日本のハイブリッド車はガソリンを消費する車であることには変わりなく、電池の性能が落ちた場合には普通のガソリン車以下の燃費で地球環境に影響を及ぼす可能性もあり、ガソリンを一切使わないプラグから充電する電気自動車の方に流れることも考えておかなくてはいけないでしょう。

現在の専用プラグから充電する電気自動車は、高速道路や幹線道路、地域的には首都圏で走るには都合が良いと思いますが、どちらにしても充電施設のある場所を経由して移動するようにしないと、いざという時には動けなくなる可能性があります。それこそ、出川哲朗さんの番組のように、家庭用のプラグから充電ができるようであれば見ず知らずのお宅に飛び込んで充電させてくださいと懇願することで何とかなるかも知れませんが、それは少し前までの話であり、今後の事を考えると純粋に電気の充電だけで走る車というのは、レンタカーで乗るのはいいにしても、真剣に考えてしまうところがあります。

この点については全国にある有料駐車場の全区画から充電できるようでもなれば、かなり状況は電気自動車にとって追い風になるのではないかと思います。もっとも、そんな事が本当に起きると全国のガソリンスタンドの経営に大きな影響が出ます。その辺をどう解決していくのか、電気自動車の普及とともに起こってくる問題についてもその対応をどうするか見ていかなくてはならないでしょう。

しかしそうした問題以上に深刻なのは、非日常の出来事があった場合、インフラごと使えなくなる恐怖でしょう。先日の地震による北海道や、台風24号が通過する際に静岡県内で長期間停電したことによる問題です。この場合、普通のガソリン車と比べて大きなバッテリーを持つ電気自動車が、安定して電気が回復するまで車の電池を使うことは難しくなることは当然考えられます。ガソリンがあれば発電して少しの電気でも取り出すことができるガソリン車やハイブリッド車に比べ、電気自動車を走らせている旅行先で停電が起こったら、最悪どこか安全な場所に車を停めて自力で帰るか停電が終わるのを待つかという、かなり苦しい選択を迫られることになるでしょう。そうなると、プラグからの充電だけでなくガソリンでの発電にも対応した車の方が、現在の状況では災害に強い車と言えるかも知れません。1500Wのコンセントを車内で利用できる車なら、車に電子レンジを持ち込めばパックごはんと電子レンジ専用の食品を用意しておくだけでも温かい食事をいただけます。

現在でも電気自動車の方がハイブリッドより使えるような可能性としては、自宅に大がかりな太陽光発電の設備を置き、停電が起きても自宅で発電した電気を車の電池に充電する設備が使えるケースが考えられます。太陽電池で作った電気を効率よく車のバッテリーに蓄電できるくらいの太陽光発電の設備があれば、家の電気を最低限賄ったり、さらに車にコンセントがあれば家電も車の周辺で使えるかも知れません。しかしその際に気がかりなのは、自宅の発電システムが地震や台風の風で使えなくなってしまった場合には蓄電や出力そのものができなくなってしまうことです。壊れるかどうかは状況に左右されるため、最悪の状況に備え、家の火災保険や地震保険には必ず加入し、少なくともいざという時のための設備復旧の費用を確保するようでないと、安心して電気自動車も持てなくなるという近い将来の想定が現実のものにならないように祈りたいところです。

個人的にはやはり、これだけ電気に依存するような社会になっていくなら、電力会社から電気を買うだけでは困るので、家庭に置いておけ、一週間くらいの家庭で使う電気を貯めておける蓄電池が普通の世帯で使えるようになるか、ガソリンでもガスでもいいのですが、従来からある燃料を利用して発電する家庭用の発電システムの開発も電気自動車の実用化と並行して行なうことが不可欠になるでしょう。まだ近くて遠い将来の話ではありますが、そんなことも頭の中に入れた車選びをする方がいざという時に慌てずに済むのではないでしょうか。


「どこでもスタンド」で検証してもらいたいこと

現在、日本のガソリンスタンドは曲がり角に来ています。現在、ガソリンが高値に落ち着くことでガソリンスタンドの経営は安定していると言われていますが、もう少し長いスパンで考えると、一つの問題につきあたります。

というのも、ガソリンスタンドの多くは地下に販売する燃料のタンクを設置しており、その耐用年数が来たものについては新しいものと交換しなければなりません。大手元売のフランチャイズで、安定した売リ上下があるスタンドはこうした設備更新について十分に考えた経営をしてきていると思いますが、限られた人のために営業しているいわゆる過疎地にあるガソリンスタンドについては、この改装費用が出せない所が続出しています。そのまま廃業になってしまうと、車のガソリンだけでなく農機具の燃料、冬には必要な灯油の販売についても行なってくれるところがなくなるので、地域にとっては死活問題になってしまいます。

過去には個人営業のスタンドを第三セクター方式の運営に切り替えてライフラインを確保している取り組みがあることをこのブログでも紹介しましたが、今回静岡県浜松市では、山間部の天竜地区において、さらに進んだと言いますかお金のかからないガソリンスタンドの存続について運用検証をすることになりました。

ニュースでは「どこでもスタンド」という風に紹介していましたが、ガソリンを運んでくるタンクローリーと給油機をホースと専用の器具でつなぐことで(準備にかかる時間は30分くらい)、給油機と関連設備だけを維持すれば良く、地下タンクも必要ない給油システムです。ニュースによると、タンクローリーは移動できますので、地域の何ヶ所かにこの設備を用意すれば、日替りでタンクローリーが来た日にはその場所で給油ができるガソリンスタンドになるというものです。

この仕組みは消防法では認められておらず、現在は災害対応の場合だけ認められていたのですが、今回浜松市はこの設備を常に利用できるようにすることで、住民が少ない地域においてもガソリンをはじめとする燃料を地域の人に使えるようにすることを目指し、これから検証を始めるということなのです。

また、大型コンテナを使った地上設置型の簡易給油所についても検証することになっています。それまでも地下でない地上型の燃料タンクを使った簡易給油所はあるものの、タンク容量が少ないので効率が悪かったとのこと。大型コンテナを使うと、普通の給油所の半分の費用でも、同じくらいの量の燃量を貯蔵できるとのこと。ただ、ガソリンスタンドを利用されている方はおわかりの通り、建物自体が頑丈に作られていたり、地震や大火などでガソリンスタンドが火元になって周辺に燃え広がらないよう防火壁の設置が義務付けられているなど、厳しい基準があります。

これは考え方を変えると、周辺が火に覆われているような状態でどこに逃げるかということを考える際、あえてガソリンスタンドの建物の中に逃げ込んだ方が防火壁によって火が遮られることもあるので、意外としっかりしているということでもあります。ですから、今回検証する「どこでもスタンド」について、単に便利だからと安全性をないがしろにしたのでは、かえって地域のためにならない事も考えられます。本当にガソリンが漏れ爆発する危険はないのか? という点についてはしっかりと検証していただきたいと思っています。

そして、日本全国を車で旅行する場合に考えるディメリットとして考えられるのが、タンクローリー式の簡易スタンドというのは、地域の中で日々営業する場所を変えている可能性があるので、そもそもレジャーで出掛けることが多い土曜日曜など休みの日に営業をするのかということと、現地へ行った場合、どの簡易スタンドが営業しているかという告知はきちんとされているのかという事が心配になります。

旅先でのガス欠は特にガソリンスタンド空白地域では大変な問題になります。ロードサービスの中ではガソリンの給油サービスを行なってくれるところもありますが、それが都市部でなく都市から離れた地方だとすると、ガソリンが届くまでに相当待つということにもなるでしょう。ガソリン携行缶という手もありますが、携行缶のフタがうまくしまっていない場合、車両火災の原因となる可能性もありますし、できれば地域にお金を落とすという意味でも地方のガソリンスタンドを活用したいという観点からすると、もしこれから検証が行なわれる簡易スタンドは旅行者にとっても使い易いのかという点についても検証を実施して欲しいと個人的には思います。


人がいないところでもキーロックをする習慣

以前、日本のとある場所で車上あらしの被害に遭ったことがあります(^^;)。その時には車を駐車場に止めて誰もいなかったので、ついロックをしないで外を10分くらい観光していた時に、私のいなくなるのを待っていたであろう輩に、財布の中の現金だけを抜かれるという失態を犯してしまいました。

恐らく、向こうも足か付かないように現金だけを狙ったのでしょうが、その時はまだ車で遠方に旅行すること自体に不安を感じるような状況の時だったので、旅行保険に加入してから出掛けたため、警察に届け出ることで盗難されたことを保険会社に証明したことで自己負担分の5千円をのぞく額が戻ってきたので今となっては笑い話で済みました。しかし、警察で調べを受ける時間も相当かかりましたし、予定していたその後の行動は全てキャンセルとなってしまいました。その経験があって、わずかな間でもキーロックをしてから車を離れることや、貴重品は持って出るということを身を持って学んだのですが、今回は別の理由で車のロックを推奨する話をしたいと思います。

というのも、アメリカ・カリフォルニア州発の動画ニュースが国内でも紹介されていて、車のロックが掛かっていない場合では、車のドアを自分で開けて車の中に入ってくる動物がいるという注意喚起の動画でした。動画を撮影した保安官が中に動物がいると思われる車を狙い、比較的殺傷能力が弱いというショットガンで後方の窓を割ったところ、ヒグマが車の中から逃げ出すように出てきたのでした。日本でも北海道にはヒグマがいるので、もし車中泊や仮眠で中で寝ている中でクマが車内にある食物を目当てに車内に侵入してきたとしたら命の危険も生じるでしょう。

過去には南アフリカのサファリパーク内でライオンが車のドアを開けて入ってきたニュースもありましたが、さすがに日本には野生のライオンはいないので、気を付けるのは北海道のヒグマか本州のツキノワグマということになるでしょうか。

また、ドアをロックしていても窓を必要以上に開けていると入ってくる可能性のある動物もいます。ニホンザルは家の中に進入して食べものをあさったり、日光では土産物屋さんに入って売りものの食べものを失敬していくような被害も報告されています。海外のタイではサルが増えすぎて、車が停まるとトラックの荷台に何かあったら持って行ってしまったり、ワイパーを噛むようなことまでするようです。さすがにサルが外からドアを開けたという話は聞きませんが、窓を全開にしたままだと油断していると一気に車内に入ってこられる危険性もないことはないでしょう。

車中泊をする場所を選定する場合、道の駅や公共の駐車場で大っぴらに車中泊するというのはローカルルール的に注意を受けても致し方ない所もあり、そうしたトラブルを避けるためには人のいない場所に分け入るようなことも出てくると思います。たとえそこで人など全く来ないような所で車中泊をする場合であっても、車を残してその場を離れる時や、車中泊をする場合には安全のために人が来ないとわかっていても窓は全開にせず、さらにドアロックをする習慣を付けることは、人や動物の直接進入を防ぐためには必要なことだと思います。

最近はあおり運転の問題や、直近のニュースでは車の中からロケット花火を発射しながら走り続ける車の動画が出てきたりと人間の怖さというものも十分に周知されているものの、そうした前ぶれがなくやってくるのが動物の恐ろしさなので、特に集中ロックのない車で車中泊をされる方は、車内で寝る前に一応は全てのドアについて(後ろも含む)ロック確認をすることをおすすめいたします。


ガソリン値上がりの理由を販売業界の目線から見ると

全国的にガソリンの値上がりが止まりません。5月23日時点のレギュラーガソリンの価格平均が1リッターあたり149.1円という風に発表されたのですが、私の近所ではすでに店頭価格が1リッター150円を超えているお店もあります。このままずっとこんな調子で店頭価格が下がらないのか、それとも待っていれば下がるのかという事について調べてみました。

とある新聞記事によると、今後のガソリン価格はもしかしたら下がらないまま推移するかも知れないというような事が書いてありました。ガソリンが高値安定する要因は2つあるそうで、その一つが大手の再編によるライバル店の減少が挙げられるそうです。2017年4月に、業界最大手のエネオスと、東燃ゼネラル石油(ゼネラル、エッソ、モービル)が経営統合して国内ガソリンシェア50%超のグループが誕生したことで、今まで競争相手だったスタンドと価格競争をする必要がなくなったケースが増えたことが実際にあるそうです。

具体的に言うと、今までは近くのお店が競合店で、ガソリン高値が続くと全ての車が満タン給油しなくなり、スタンドで売られるガソリンの量も減っていくことを恐れた店舗の中には、採算割れを覚悟の上で周辺のお店より安く価格を表示することでお客様の数を増やそうとすることが今まではあったそうです。

同じことを複数のスタンドで行なうと、その地域のスタンドは軒並み相場より安い価格でガソリンを販売することになるのですが、近くにあるお店が同じグループに再編されてしまってはあえて値を下げることもないわけです。現在の価格では1リットルあたり20円弱くらいの利益を上げているお店も東京ではあるということです。

さらに、「第二次エネルギー供給構造高度化法」により、元売り各社は原油処理能力を日量約40万トン削減したことで、国内で供給される量の約1割が減ったということもガソリン価格と関係があるそうです。これについても、もう少し具体的に説明すると、供給されるガソリンが増えれば増えるほど、売れ残ってだぶつくガソリンも増えます。そのだぶついた分を買いたたくことで、安く仕入れるいわゆる「スポット品」(現品限りの安値ガソリン)が出てくるような状態であれば、これも一部のスタンドで安くガソリンが供給されることになり、そのスタンドの周辺では多少なりともガソリンの価格を下げなくては売れなくなるので相対的にガソリンの価格が下がる原因になることがあります。しかしその点でも政府の方針として国内で供給されるガソリンが減ったわけで、ガソリンが下がる要因の一つが消えたということになるでしょう。

そもそも、仕入値より安くスタンドが価格競争を仕掛けられたのは、元売り本部がガソリンの売り上げの量に応じて利益分を補填するような仕組みがあったため、安易に価格を下げることで本部からの補填で生き残るという特異なスタンドのビジテスモデルがあったからとも考えられます。そういう意味では今の状態というのはスタンドがガソリンの売り上げで利益を上げてスタンドが回っているという点においては経営が健全化したと言えるのかも知れません。しかし、その中で完全に忘れられているのが消費者ではないでしょうか。

ただ、今の状況というのはスタンドにとっても嵐の前の静けさだという捉え方もあるようです。新車はおしなべて燃費が良くなり、さらには社会の情勢はガソリン車から電気自動車へと移りつつあるので、長い目で見ればますますガソリンの量が売れなくなることが予想されます。満タンにガソリンを入れても月の消費量が少ない車は仕方ないにしても、古いガソリン車に乗っている人も、ガソリン価格の高騰でなかなか満タンに給油できないような状況が続くならば、さらにスタンドの経営にとっての痛手となります。

個人的にはやはりガソリン税と消費税の二重課税について国会で議論をいただいて、ガソリン税を軽減することでガソリン代を下げるという方向が出てきてもいい気がします。また、将来的に電気自動車が相当走るようになった場合、国道などの道路の補修費がガソリン税から出るというのなら、電気自動車に乗っている人への道路に対する負担が少なく不公平ではないかという議論も出てくるでしょう。

私としてはまだガソリン車に乗るつもりなのでスタンドが一気に消えてしまったら困りますし、スタンドの経営安定のため自動車ユーザーもある程度負担することについては仕方がない部分もあると思っていますが、全国のレギュラーガソリン料金が1リッター200円を超えたらガソリン税をその期間だけ非課税にするとか、何らかの消費者救済策も考えていただきたいものだと思っています。


道の駅での職務質問はやむなきこともあると覚悟すべし

車中泊のブログでは車中泊場所としておすすめされることが多い道の駅ですが、新潟市にあるとある道の駅では、このブログを書いた数日前に、大きな事件の容疑者が警察に連行される場所になってしまいました。

警察が動いたのは午前7時頃と、深夜や未明ではありませんでしたが、目撃情報や防犯カメラの映像を参考にして容疑者の車を特定し、かなり以前から容疑車の車を特定してマークをしていたようですが、警察にとって一番避けなければならないのが車が走行中にサイレンを鳴らして追い掛けるようなことをすると、下手をしたらカーチェイスになり、全く関係のない一般ドライバーに怪我だけでなく命の危険も出てきてしまうことから、車が道の駅に入って駐車したところを多くの警察車両で取り囲んで一網打尽にしたそうです。結果、容疑者は現場で暴れるようなことはなく、そのまま警察に連行され、後に残った容疑者の車両もレッカーで警察署に運ばれていったようです。

このように、24時間開放されていて、誰でも入ることのできる場所というのは、治安を維持する目的でパトロールをしている警察にとっては素通りできない存在であると言うことができるでしょう。

私は夜道の歩いていて職務質問を受けたことはありますが、幸いにして道の駅で寝ている時に職務質問を受けた経験はありません。ただ、現在乗っている車がホンダのフィットという実にありふれた車であるので、今後警察の捜査の都合で寝ているところを起こされるようなことがあっても仕方がないのかなあと思えます。

それこそ、2018年のゴールデンウィーク期間中にあった刑務所の受刑者が刑務所の外に逃げ出したなんてことがあれば、道の駅だけではなくあらゆるところで検問がされているのでどこで車中泊をしていても職務質問を受ける可能性はありますが、そうでない場合でも、高速道路のサービスエリアと違って誰でも無料で24時間入ることのできる駐車スペースというのは、かなり訳ありな人がいてもおかしくないと考えられても否定することはできません(^^;)。車中泊に使うのだって車の中で寝るということが理解できない人にしてみるととてつもなく不思議な行動に映るかも知れませんし、単に車中泊しているだけで不審者扱いされてしまうという事も、しょうがないと思うしかないような気もします。

私の場合はあくまで道の駅や高速道路のサービスエリアというのは運転し続けることによって事故を起こさないための仮眠場所という意味あいが強いので、夜遅く入って朝早く出ていくような使い方をこれまではしてきました。

そうではなく、夕方あたりから道の駅に入ってのんびりして、道の駅併設のお風呂に入ってゆったりしてから車に戻って寝るというような事は、言ってみればキャンプのような使い方なので、そのような使い方を道の駅でやっていると、特に多くの車が出入りする時期であれば後から来て「休憩」を取りたいと思っている人にとっては貴重な駐車スペースを長時間占拠しているように映ります。

ひどく体調が悪くて動けなかったりするような場合もあるので、一概に全てダメだという風には思いませんが、トイレに入ったり一定時間だけ休憩したいと思ってやってくる人などありとあらゆる目的があって利用されている施設が道の駅であるということを考えてみるのもいいでしょう。それこそ、入れ替わり車が入ってくる道の駅で寝ようと思っても、夜になっても騒々しかったりしてぐっすり寝られない可能性もあります。そもそも道の駅は車中泊のための場所ではないわけですから、そこで起こる様々な事にもいちいち腹を立てずに多くの違った目的を持った人同士で譲り合って使えるような場所として考えていきたいものです。


自動運転が実用化されたら運転席で何ができるか

まだ一般ドライバーにまでは自動運転車が普及することはないとは思いますが、日本メーカーの目標では2020年くらいをメドに高速道路上で自動運転ができる「レベル3」くらいの車を市販するということがあるということで、あながちそんな未来の話でもないと言えるでしょう。

というのも、公道を走る車はそれほど多くなくても、いくらか走っているというのなら自分の車で走っているような時に遭遇する可能性はあるわけで、さらに言うと事故の相手になる可能性もあるわけです。その時にドライブレコーダーで相手車の様子を録画できたとして、もし相手のドライバーがスマホで何かを調べている瞬間を捉えてしまった場合、普通の車を運転しながらそんなことをしていたのでは相手の過失として一定の責任が生じると思われます。ただこの時、相手の車が事故をした状況で完全に自動運転により動いていたらどうなのかというのが、今回紹介したい話なのです。

警察庁の有識者が参加した調査検討委員会が4月17日に出した自動運転の段階的実用化に向けた法的課題について出した報告書があるのですが、そこで自動運転中に運転者は何をしてはいけないのか、また何をするのは大丈夫なのかの議論があったことが報告されているのです。

その報告書で出ている見解としては、「運転にすぐに戻れる姿勢であるべき」ということでした。そういう意味からすると、たとえ運転席に座っていたとしても席上で寝てしまったらアウトということになりそうです。

ただ、普通の運転では行政処分の対象になりかねない「テレビ視聴」「スマホやガラケーの通話およびメールの送受信やウェブ閲覧」「前を見ながらの食事」「雑誌や書籍、新聞(この場合は視界を妨げるように広げることはグレーになりそう)の閲覧」くらいまでは今の時点では自動運転中にやっても大丈夫だくらいの話になっているそうですが、ただこれはかなり自動運転車が普及してからの話ではないかと思うところもあります。

というのも、事故は起こさなくても車の運転者が「テレビをガン見している」「運転中に電話したりスマホいじり」「運転しながら食事」「運転しながら読書」なんていう行動をしているのを警察官が見とがめたら間違いなく停止させて違反切符を切られる流れになるでしょう。その場合、警察官は自動運転車かそうでない車であることをどこで見分け、疑わしい行動を取った(自動運転中)場合は停まらなければならないのでしょうか。それとも警察官の方で自動運転車を把握し、その車については停止させないような事ができるのでしょうか。

また、自動運転車の運転席に座る立場でも考えることはありそうです。というのも、自動運転のため単に運転席に座っているだけで前を見るだけということになると、やってはいけない居眠り状態になってしまうかも知れません。自分で運転している場合にはすぐに休憩を取るケースでも、居眠りをしながらかなり長い距離を走ってしまう可能性も出てきます。果たしてそういう場合は何かのペナルティが事故を起こしていなくても与えられるのでしょうか。こんなことも考えてしまうほど、自動運転で運転することへの労力が極端に少なくなったらなったで考えておかなければならない想定はかなりあるということがわかります。

個人的には高速道路での前車との距離を一定に保って走り続けることのできるオートクルーズは便利だと思いますが、少しの車間距離を見付けて割り込んでくる車があるたびに減速と加速を繰り返すようになります。自動運転でなければ普通の運転の延長線上にあって車を操作するだけですが、自動運転の場合は乗っている人がもしかしたらストレスに感じることもあるかも知れません。このように、単に自動運転車が開発されるということではあるわけですが、車が動くことに関する様々な事が起きる想定というのはここで考えているだけでなく、数限りなくあるわけですから、今後の法整備も大変だろうと思います。

今回の警察庁をはじめとして関係各所での地道な努力が今後の新たな自動車文化を作るということもあります。本当に議論をするのは大変だと思いますが、現場が極力混乱しないように、しっかりと議論を重ねていただき、スムーズに移行できるようであればいいと思います。


昨年度の新車販売台数から見えてくるもの

日本の場合その年の通年というものと、「年度」という3月末で区切る形で一年をまとめる考え方が混在しています。今回はいわゆる「年度末」の2017年4月から2018年3月末の新車販売台数のランキングが発表されましたので、その内容について見ていく中で、一般にはどのような車が求められているのかという流れを考えていきたいと思います。まず、具体的なランキングを見てみます。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が出した通称名別新車販売台数(速報)によるデータです。

1位:N-BOX(ホンダ)22万3449台
2位:プリウス(トヨタ)14万9083台
3位:ムーヴ(ダイハツ)14万5643台
4位:デイズ(日産)13万6505台
5位:タント(ダイハツ)13万4660台
6位:ノート(日産)13万1119台
7位:アクア(トヨタ)12万8899台
8位:ワゴンR(スズキ)12万1224台
9位:スペーシア(スズキ)11万3691台
10位:ミラ(ダイハツ)10万4221台

1位のN-BOXの売れ方がいかにすごいかというのは2位のプリウスとの販売台数との差を見れば明らかでしょう。ある意味、2位から10位までの車種の中では入れ替わる可能性はあるものの、1位のN-BOXの座を脅かすものではありません。新たにモデルチェンジしてからのN-BOXの車としての魅力度の高さがあると見なければならないでしょう。

ノーマルのN-BOXでも軽の中では一番の車内空間を確保していて、さらにN-BOX+ではシートアレンジで2名の車中泊可能な空間を作り出せることで、旅行での利用の他、災害時のシェルター代わりにもなる日常の足に使える車ということで、これだけの人気を集めていると考えることができるでしょう。

また、自動車税が上がっているにも関わらず、未だ軽自動車の人気が高いことも示しています。普通車でのランクイン車というのは、第2位のプリウス、第6位のノート、第7位のアクアの3台だけです。来月は恐怖の(^^;)自動車税の支払いの時期になりますが、私の乗っている1300ccのホンダフィットでも34,500円が一気に飛んで行きますし、その半分以下の出費で済む軽自動車は、新車価格が高くても維持費が安い車がいいという一般ユーザーの声がランキングにも反映しているということではないでしょうか。

メーカー別で言うと、ホンダ・トヨタ(ダイハツ)・日産・スズキと出てくる中でマツダは蚊帳の外になりました。これは、単純に軽自動車の製造をしていないということもあるかと思います。ホンダはN-BOXだけランクインしたということは、相当N-BOX押しの営業活動をやったのかとも思えますし、トヨタは唯一ハイブリッド車2種をランクインさせていて、売りまくっているものの今回ランキングインした中では、なかなか車中泊用としてはアクアのような車は使いにくいと思いますし、軽自動車に消費者の嗜好が偏る中で今後も電気自動車でなくハイブリッドで行くのかが気にかかります。スズキはダイハツと比べるとランクインした車種も少なく、ハスラーがこのランキング圏外で、スペーシアが入っているということは、N-BOXと通じるかも知れませんが、室内空間の広さをユーザーは求めているという感じでその煽りを食ったという気もします。

ただ、以前にも書きましたがこれ以上室内空間の広い軽自動車を作ろうとした場合、現在の軽の規格との中でそのバランスをどう取っていくかというところが、もはや行きつくところまで行きついてしまっているのではないかという気もします。そうなると、ブランドイメージが今回のニュースでさらに高まるホンダのN-BOX人気は今後も続き、他のメーカーはホンダの独走を指をくわえて見るだけになってしまうのかということにもなってしまいかねません。

あと気になるのが、第6位に日産ノートが入っていますが、e-powerの割合がどのくらいだったかということですね。e-power搭載車については最近セレナが出たばかりでラインナップも少なく、全体の日産の売り上げからするとそこまで多くないかも知れませんが、軽でもなくハイブリッドでもないエンジンで発電する電気自動車としてランク上位のアクアと競合する車がe-powerノートだと思っていますので、今後数年のランキングの動向が気になります。個人的にはe-powerになったキューブならファミリー層にもアピールできる車になるのではないかと思うのですが。

最後に指摘させていただきたいのは第10位のダイハツ・ミラです。普通の軽自動車がランクインしている背景には軽の乗用車の中ではランクインした車の中で唯一100万円未満の新車価格である車があるというのも一つのポイントとしてメーカーの方には考えて欲しいと思います。若者に車を買わせたいなら、2年リース終了で返さなければならない方式を押しつけるのではなく、単純に安い車というものを作ることも免許を取る若い人を増やすためには有効な手段ではないかとも思えます。


東京~名古屋間を深夜利用する場合「東名」「新東名」どちらがいいか

車中泊を前提の旅行を考える場合、車中泊になるシチュエーションは大きく分けると2つあるのではないかと思います。日常生活での就寝時間を守り、いつも寝ている時間より前に車中泊場所に到着して、日付が変わる前にはもう車内で就寝し朝早くから改めて移動するようなパターンが1つ目です。もう一つは夜通し走るつもりで深夜から未明まで移動し、このままでは限界が来ることを自分で確認して初めて仮眠のために車中泊をするというパターンです。

今回は特にこの2つ目のように、深夜でも構わずに高速道路を移動するような方にとっての興味深いニュースがありましたので、紹介させていただきたいと思います。中日本高速道路と遠州トラックは、新東名高速道路の浜松SA隣接地域に、長距離トラックドライバーのための中継物流拠点を共同で整備することを発表したのです。

具体的には下りSA西側の中日本高速道路所有の土地に30台分の新しいトラック駐車場を整備し、入出管理のゲートを使って出入リできるようにし、遠州トラックがその物流拠点を運営・管理するというものです(1回の利用について500円~800円の利用料を想定し、自社以外の運送会社にも利用を打診しているとのこと)。

もしこの試みがうまく行くようになると、それまで大阪から東京への荷物を運ぶ場合、一人のドライバーが往復することになっていたものが、東京や大阪のドライバーは浜松で折り返して帰ることができるようになり、仕事の「日帰り度」が増すということになります。これは、トラックドライバーの負担を軽減するだけでなく、新たに労働力として働き手を求めたい運送会社にとっても、現場の仕事時間を少なくできるため新人に応募してもらいやすいというメリットにも繋がることが期待されているということです。

一般ドライバーにとっても、深夜のトラックの数が減る可能性もありますし、過去に起こった悲惨なトラックの居眠り運転が原因となる事故に巻き込まれるような事も起こりにくくなる可能性があります。さらに、中継拠点が新東名の浜松SA付近にできるということになると、どうしてもその付近にはトラックが集中するということがあるので、普通車はその区間では新東名を避けて東名高速の方を走行することで、運転中もSAPAで休憩する時も、トラックに囲まれるようなことも少なくなる可能性も出てきます。

運送業者のドライバー確保についての取り組みは、前のトラックに自動運転でついてくるもう一台のトラックとの2台体制での荷物運びなんてことも考えられているようですから、本格的にレベル3(高速道路での自動運転まで)の自動運転車が市販されるようになった場合には、こうした拠点がもっと広くなれば浜松が日本のトラック運送の貨物ターミナルとして集まってくることも考えられます。もっとも、それが普通になれば全国の他の高速道路でも多くの中継物流拠点ができることで、地元のドライバーが運転して運ぶ範囲が狭くなり、全国的なトラックドライバーの負担軽減につながってくるといいのにと思います。

このニュースによると、早ければ今年の夏から営業を開始するということなので、普通車で旅行を考えておられる方は、この中継物流拠点のオープンによるトラックの流れの変化についても頭の中に入れておくとスムーズな深夜移動ができるようになるでしょう。