車関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

特定の車のリコール情報や新しい車中泊に適していそうな車が出た時など、車関連のニュースはここでお伝えします。

航続距離が一回100kmの低価格EVを日本国内で普及させるには何が必要なのか

日本電産会長の永守重信氏が、同社の2022年株主総会で発言した電気自動車に関する話が話題になっています。

氏は電気自動車について、車両価格は200~300万円でも高いと言い、中国で約50万円の車両価格で販売されヒットした格安EV「宏光MINI EV」の例を挙げ、「日常的な車使いにおいて、9割以上のユーザーの平均運転距離が30km未満である」というデータを示し、航続距離が短くても価格の安いEVを欲しがるユーザーが出てくるという見通しを語り、航続距離は100km(一日)程度走ることができれば十分だという発言をしたということです。

当然、この発言をニュースで見て、激しい反発をする人々がいるわけですが、今回発言した永守氏がどこまで社会的なインフラについて考えているかどうかはわからないのですが、これから紹介される電気自動車および電動バイクを充電するための設備をどう作っていくかによっても変わってくるのではないかと思います。

まず、航続距離が少ない動力をサポートする車載用電池についてですが、もし一回満充電して100kmくらいの少電量のものでしたら、車とバイクの両方に共用で使えるものを作ることが可能なのではないかと思われます。できれば、ユーザーでも簡単に取り外せるようにして、自宅のコンセントから充電できるようになると、電池劣化の問題はありますが、市内への買い物に限定するような使い方であれば、自宅のコンセントから充電して劣化したらバッテリーを取り替えるというような使い方ができるようになります。

問題は、隣町への距離が片道でも100キロを超えるような地方に住んでいるような場合にどうするかですが、もしバイクと自動車の電池を共用化し、さらに簡単にユーザーが取り外して充電できるようになれば、特別な設備がなくても一台に一つの家庭用コンセントを設置した充電ステーションをきめ細やかに配置すれば、それこそ「出川哲朗の充電させてもらえませんか」のように充電をしながらのんびりとした移動をすることは一応可能になります。

ただ、それでは一刻を競うような急な利用には対応できないので、できればそうした充電ステーションには別料金ですでに満充電になっている電池との電池交換ができる、現在台湾で使われている電動バイクの充電ステーションのような施設をきめ細やかに作ることができれば、レーシングカーがピットに入るようにさっと交換しておよそ100kmごとに新しい電池に載せ替えて走り続けることが可能でしょう。

個人的には、いわゆる軽自動車タイプの航続距離100kmの電気自動車で日本一周ができるくらいの社会的なインフラ整備が進むならば、新車価格50万円で、電池を自由に交換できるサブスクサービスの価格がいくらになるかはわかりませんが、日常的に自宅で充電できるくらいしか走らないならお金を掛けず、旅行時にはサブスクサービスに加入してその時だけ集中的に使うというシステムができれば利用したいです。

言うならばモバイルネット回線のトッピングのように自在に切換可能な仕組みです。利用するためには、スマホでいつでもどこでもアクセスできるような環境が必要になると思いますが、こうしたシステムを作っておくと、もしいきなり電池切れになりすぐには充電ステーションにたどり着けないようなトラブルになったとしても、現在のJAFのガソリン給油サービスのように年に数回は無料で満充電された電池と交換してくれるサービスを行なってくれれば良いと思います。本当にどうしようもなければ、どこかのお店にコンセントを貸してもらい、充電するという事もできます。様々な方法で充電が可能なものを普及させることで、電気自動車に変えるメリットも増えていきます。

個人的にはさらに、もし自動車とバイク共用のバッテリーが実用化されたら、今の電動工具マキタのリチウムイオンバッテリーのように、自動車のバッテリーをポータブル電源のように使えるアダプターが出れば、旅行に出る際には予備の電池を2~3個購入しておき、一つは走行用、もう一つは車内利用のために使うというパターンも考えられます。この場合もサブスクで電池交換が全国どこでも可能になるなら、車内利用の電源を車内充電することなく、容量が減ったと思ったらすぐに満充電の電池を使えるので、車内で火を使うことなく調理や扇風機の使用などもできるようになるのではないでしょうか。

ただ、こうした社会的インフラを整えるためには、技術ではなく政治の力が必要なのですね。こんな時代だからこそ、ぜひ今後の自動車ユーザーが少ないコストで電気自動車に乗り換えられるだけでなく、今までと使い勝手に差が出ないような社会的なインフラ整備とセットでこうした構想が実現されることを希望します。


台湾の電動バイク利用の仕組みは日本国内で利用できるようにならないのか

一昨日、テレビを見ていたらあまり日本にいると報道されることのない世界の国々の様々な様子を紹介している番組があって、中でも羨ましいと思ったものがあります。それが台湾で行なわれている電気スクーター「Gororo」のサブスクサービスだったのです。

電動バイクと言えは、ヤマハの電動スクーターを使って移動し、バッテリーが空になったらお店や民家に飛び込んで家庭用コンセントから充電させてもらいながら目的地へ進む旅をするテレビ番組「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」でもおなじみですが、台湾の「Gororo」はバッテリーがヤマハのようなバッテリーが一つでなく二つ入るようになっているのですが、その充電方法が変わっています。番組ではガソリンスタンドよりも手軽だという事を紹介していましたが、使用して空になったバッテリーをバッテリースタンドに持って行くと、多くスタンドで充電されているバッテリーの中から充電されているバッテリーと交換して走ることができるようになっているのです。

ちなみに、二つのバッテリーをまるまる使うとおよそ50~70キロメートル(走行距離は乗り方や走る場所によっても変わります)走れるのだそうですが、バッテリースタンドを利用する場合、大体毎月自分の利用する距離を決めて、その範囲内であれば定額のサブスクになっているそうです。まさにスマホの料金のように決められているので、予定外の場合申告したキロ数を超える利用がある場合には追加料金もそれなりにかかるようです。

まず、バイク単体の価格は32~56万円とそれなりの値段がします。ただこの価格には2年間分のバッテリー交換料やロードサービス費用なども含まれ、さらに環境保護の観点から地方政府からの補助も購入時に出る(ガソリンスクーターなどからの買い替えの場合価格の30%くらい補助される場合も)ことがあるということなので、実際の個人負担はこれよりも安くなるでしょう。

バッテリーを使い放題にしてバッテリースタンドで何度でも交換できるようにした場合には、月額4,800円くらいだとのこと。最安プラン(月ごとの利用回数で料金が違いますがちょっと調べても何回までかというのはこれを書いている時点では不明)の場合は月額1,200円ほどだそうです。ガソリンと比べるとちょっと高いような気がしますが、台湾ではこのバッテリーステーションが相当整備されているようで、出川哲朗さんの番組のようにすっからかんになっても人に頼むことなくスムーズに充電されたバッテリーと交換が可能です。

ちなみに、出川哲朗さんが乗るヤマハの「E-Vino」は単体で税込259,600円で、スペアバッテリーは6万円弱、一回の充電で約29km走行でき、充電時間は空からだと約3時間ということです。E-Vinoの場合は気付いたら充電できていなかった場合、充電する時間がかかりますが、台湾のシステムなら近くにあるスタンドに行けばすぐに走り出せ、最安プランであれば、4年間以上乗り続けることでバッテリー利用料が6万円に到達するような感じになります。どちらのシステムが使いやすく、お財布にも易しいかと言えば、私は台湾の方を推します。

なぜなら、こうしたシステムは、車両がたとえ古くなったとしても同じバッテリーを使い続けるわけではないのでバッテリーの消耗(つまりバッテリーの買い替え)を気にする必要がなく、同じ型のバッテリーをメーカーが提供し続けてくれる限り、安心して長く使うことができるようになっているというのが理由です。こうしたインフラ整備がない日本と比べると実に羨ましいです。

ネットで色々調べていると、この交換バッテリーで動く電動スクーターをヤマハの方でも作って売られているそうで、日本と比べて小さくインフラ整備がしやすい台湾であるとは言え、政府が本腰を入れて環境整備を行なえば、電動バイクで日本一周ができるようになるのでは? という感じがするのですが、その辺は政府のやる気の差も出てくるのではないかと思います。

個人的に、電気自動車や電動スクーターを普及させる場合、電動自転車のように電池が消耗したら買い替える方式だと、利用者にとってはかなりの負担になるので、台湾のバッテリーステーションのようなインフラを整えないとうまく普及せず、各社のバッテリー規格が違うだけでなくユーザー自身でのバッテリー交換ができない(電気自動車の場合)日本では、レンタル使用や業務用にとどまってしまうのではないかと思っています。その割には現在のガソリンスタンドを水素スタンドに変えることで、現在と同じような感じて利用できる水素自動車のニュースは入って来ないし、日本は今後どんな未来の乗り物についての構想があるのかと不安でしかない中、古くてもそこそこ燃費のいいガソリン車を利用していますが、本気でガソリン車から買い換えたいような新たな交通の仕組みを具体的に考えて欲しいところです。


感染対策と経済政策のせめぎ合いが続く中で忘れ去られた感のある「ガソリン価格」

ここのところのニュースでは、新型コロナのオミクロン株によるものと思われる新規感染者の増大が心配される中、以前のように外出自粛を呼び掛けるのではなく、ある程度経済活動も続けないと社会がストップしてしまうといったような感じで、必ずしも会食や外出をすることについて、以前のように厳しい言動での批判というものが多くないように感じています。

もし、そんな中で状況によっては「県またぎ」の移動が必要になった場合、普通に考えると常に知らない人と鉢合わせする危険のある電車などの公共交通機関を使うよりも、渋滞の影響があるにしても自家用車持ちの世帯では、車に乗っての移動が推奨されるように思います。しかし、そのさなかに入ってきたニュースは、レギュラーガソリンが1リッターあたり170円超えというものでした。

政府の方は、一定の価格上昇があった場合に、石油元売りの会社に対して補助金を出すというもので、今回もそうした措置は取られるようですが、この補助金によって全国津々浦々のガソリンスタンドでガソリン代が下がるかというと、そう単純なものではないでしょう。さらに、ガソリンスタンドが扱う灯油の需要は寒波の到来で伸びることが予想されるため、一般家庭での燃料代の負担は相変わらずということになり、それこそ経済活動も停滞してしまうのではないかという感じもしなくもないのですが。

こうなってくると、車を持っている家庭でも経費を抑えるために車の利用を控える代わりに電車やバスを感染の危険を感じながら使わざるを得ない状況が続くでしょうし、暖房についても今は何と暖房もエアコンでやってしまおうということで、電気消費量の少ない最新のエアコンに買い替える動きというものも起こってきているようです。電気代についてもこの燃料高騰のあおりを受けてどんどん上がっていますし、自助努力ではどうにもならない点については何とかして欲しいと思う方が少なくないのではないでしょうか。

このブログでは何度も書いていますが、国民全員に給付金を出すには事務的な作業が膨大で、振り込み手数料も相当かかりますので、実際にできたとしても膨大なコストが別にかかりますが、ガソリンや灯油については、各々にかかる税金の金額の見直しをしたり、石油に対しての税金にも消費税を掛ける「二重課税」を一時的にでも是正することで、コストを掛けずに国民全員に(車を持っていない人に対しても、ステイホーム生活を続けるためには、安定した流通が求められるので、ガソリン価格高騰に苦しむ流通業者への負担を減らすことで別の料金値上げを防ぐことができるので)、メリットがある政策になるのではないかと思うのですが。ロシアとウクライナの緊張関係もあって、ここしばらくは国際的な価格が下がることはそこまで期待できないと思うので、コロナよりも経済活動と言っておられる政治家の方には、ぜひガソリンの価格について何とかするような方法について考えていただきたいものです。


2021年7月尼崎での事故を教訓に居眠り運転をするまで頑張ってしまう心理はすぐさま改めるべき

ここのところ大きな交通事故のニュースが報道されることが増えてきました。果たして事故自体が増えているかはわかりませんが、プロのトラックドライバーが居眠りと思われる原因で追突事故を起こすケースがそれなりにあるようです。

今まで良く報道されていたケースは、通常取らなければならない休憩を会社側が取らさなかったり、あえて高速道路を利用させずに一般道を使わせるといった会社の管理体制に問題がある事例が少なくなかったように思いますが、過去に起きた事故に起こった背景を取材した最近のニュースがあり、非常に考えさせられるところがありました。

その事故は2021年7月31日未明、兵庫県尼崎市内の一般道で居眠りで追突という事故でした。事故を起こしたドライバーの勤務先の運送会社では高速代が自腹のため、費用を浮かし手取りを増やすためほとんど高速道に乗らず、一般道を基本的に走っていたそうです。ただ事故直前、中国自動車道の「西宮名塩サービスエリア」で休憩を取ろうと思ったものの駐車場が満車という表示を見て、会社に戻るまで運転しようとそのまま通り過ぎたことが大きな分岐点となってしまいました。

普通に考えると、高速を走らずに一般道を走れば当然到着時刻は遅れ、会社にもばれるはずですが、そのドライバーはあえて休憩を取らずに「高速に乗ってきちんと休憩した」と虚偽の申告を会社にしていたようです。その結果、到着時刻を合わせるための休憩不足による居眠りで死亡事故を起こしてしまったのでした。そのドライバーは、子どもの進学をサポートするために少しでも手取りを多く稼ぎたいという「家庭の事情」があったということですが、それで逆に将来ある他人の命を奪ってしまったということに変わりはありません。

そもそも、それだけ働いても(当然両親が共働きで稼いでも)、お子さんを希望する進学先に送ることができないという現状が問題であり、本来は高速代は会社で負担した上できちんと給料が支払われれば良かったのですが、だからといって事故を起こす危険を増やすような勤務体系を自分で選んでしまうというのはやはりおかしいということになります。現状では高速代の他にガソリン代(軽油代)も上昇していますので、トラックドライバーの仕事はさらに過酷になっているように思えます。このままでは同じような原因での事故がさらに起きる可能性についても考えてしまうのです。

個人的には、ドライバーに限らず普通にフルタイムで働けば、生活保護を受けている人よりは高い収入を出せる社会であって欲しいと思います。今回の事例では、そういった社会のひずみがあることによって、事故により尊い人命が奪われてしまっているので、この問題はもっと多くの人に具体的なイメージを持って考えるきっかけになってくれればと思いますね。

職場によっては一定時間働けば必ず休憩を取ることが徹底されているところもあるものの、回りから何も言われず、さらに溜まった仕事をこなせないような場合、自分から休憩を取ることを言いずらいケースも無いことはないでしょう。小さな事ですが、まず自分達の回りの環境から変えていかないと、社会全体は変わらないということはあるのではないでしょうか。体が疲れたと感じていなくても、仕事で長時間同じような姿勢を取っているだけでも体にダメージは蓄積していくものです。もしかしたら、事故を起こしたトラックドライバーの方々でも、「自分の体は強いので大丈夫」と頭では思っていたものの、体が知らず知らずのうちに披露していて、ふっと意識が飛んでしまい、労働災害を伴う事故を起こすような事もあるかも知れません。

多くの場合は、運転中一瞬意識が飛んでも事故にはつながらないかも知れませんが、それはあくまでラッキーでしかないでしょう。私たちも、もしそんな状況になったら、とにかく早く車を停められる場所で停止させ(今回の事例ではパーキングエリアが満車であってもサービスエリアに入り、駐車して休憩を取るべきでした)、15分くらいの仮眠を取り、外に出て体を伸ばすなどしてリフレッシュした上で改めてハンドルを握るようにしないと、自分が事故を起こす側になってしまう可能性は大きいと言えましょう。

トラックドライバーの場合、会社からのプレッシャーの他、荷物の届先からのプレッシャーもあり、到着が遅延することで仕事に大きな影響が出る可能性がありますが、今回の事例のような最悪のケースにはなり得ません。ちょっとした油断で死亡事故を起こした場合にはどうなってしまうのか、様々な報道を見るだけでもその後のドライバーおよび運送会社について、相当なダメージを受けるということをまずは理解しましょう。

昔と違って今では外で移動していてもスマホを使っての緊急連絡は可能ですので、ドライバーの方々にはまずは自分の命および他人の命を危険にさらさないような事を第一に考え、年末年始の業務にあたっていただきたいと切に思います。


古い車をずっと乗り続けるのは本当に環境に悪い事なのか伊藤かずえさんのケースから考える

過去にこのブログでも書かせていただいた、女優でタレントの伊藤かずえさんが20万キロ以上乗り続けてきた日産シーマについて行なわれた大規模なレストアが終了し、彼女の誕生日に引き渡されたことがニュースになっています。車の中だけでなく、内装や外装なども一新され、彼女自身がまるで新車みたいと言ったということがニュースの中では語られていました。

当然、伊藤さんは今後も30年以上前に製造されたシーマに乗り続けるでしょうし、インタビューでは自分の娘にも乗り継いで行って欲しいという希望を語っていたと言います。ただ、こういう話というのは、「物を大切に使う」という面では素晴らしい話ではあるものの、「TYPEⅡリミテッド」というこのシーマの燃費はかつて乗っていた方のホームページでの記載を参考にすると、レギュラーガソリンを入れた場合、リッター6キロ前後くらいではないかと思われます。ハイオクを入れればもう少し燃費が良くなるようですが、どちらにしても高速走行をしなくては燃費はリッター10キロを超えないぐらいの燃費だということはわかります。

3リッターのガソリン車であれば、それくらいの燃費でも仕方がないとは思いますが、世の中がハイブリッド車はおろか、ガソリン車を排除するような状況で動いている中で、こうした古い車に乗り続けるライフスタイルはどうなのかという考え方もあるでしょう。二酸化炭素を出さない事が大事であるということで、自動車の税制も古いガソリン車には厳しい内容になっているのですが、新車を購入する場合はまだしも、そうした社会事情になる前から車に乗っていて、メンテナンスをしながら長く乗っていたい人も存在します。また、家回りしか乗らないので、古い車でも動くうちは車を変えることでのコストがかかってしまうので、買い替えるより乗り続けることを選ぶ人もいるでしょう。

どちらにしても、そうした人の総数は少なくなる一方で、伊藤かずえさんの場合はメーカーである日産が動くくらいに、同じ車を長年乗り続けている人への敬意を表わしていることは確かです。車を一台作るのには膨大なエネルギーがかかります。燃費の悪い古い車に乗っている人も、人間年を経るに従って長距離走行が少なくなり、近所への買い物などに終始するように変わっていくなら、ガソリンの消費量はそこまで多くならないのではないでしょうか。まだガソリンスタンドが全国にあり、日本全国どこでも普通に給油ができる状況が維持できるうちは、もう少し車のユーザーの事を考えていただきたいものだと思います。

燃費が税金に直結するというなら、重量税・自動車税は同じにして、燃費が悪い分ガソリン税(環境税でも良い)を徴収するようにすれば、車の燃費と乗り方に応じた税収が入るようになると思うのですが。車の買い替えを促すような新車と古車との税金の違いは、結局のところ車を頻繁に買い換えることのできる人とそうでない人との格差を生みやすく、中古車市場も今後停滞する可能性も考えられます。

そもそも、今ある車が全てガソリンを全く使わない電気自動車や、水素燃料を使って発電する燃料電池車に置き換わった場合、その普及度の違いにもよりますが、コンセントから充電するタイプの車を維持するには、住宅環境により充電設備を自宅および集合住宅で用意できない場合、購入自体ができず、まだ価格的に高い燃料電池車を選ぶしかありません。ハイブリッド車やガソリンで発電器を回すタイプの電気自動車も世界情勢の中で売れないということになると、当面の未来では車は所有するものから「借りるもの」という風になっていくのかも知れません。それほど現在の燃料電池車(現在のガソリン車と同じく全国に水素ステーションができれば同じように使える可能性が高い車)が普及してなく、価格も高い状況では、なかなか一般庶民は手を出しにくいでしょう。

さらに、今後の自動車の主流が燃料電池車になるかというのはまだまだわからず、アメリカや中国、ヨーロッパの影響を受けることは必然となります。完全に二酸化炭素を出さない車の主流が決まるにはまだ時間がありますので、そこまではガソリンスタンドは延命するのではないでしょうか。そうなれば古いガソリン車もまだ安泰だと思います。

逆にハイブリッド車やガソリンを使った電気自動車は、どうしても車に搭載された電池の劣化問題というのが出てきます。伊藤かずえさんのシーマは部品をオーバーホールすることで新車同様になりましたが、ハイブリッド車はどれほど部品をオーバーホールしても、車を動かす車載電池は新品に交換しないと購入時の性能を発揮できず、燃費も変わってきてしまいます。そして、車載電池を交換する費用は相当高額になる可能性があります。そういう意味では、電気自動車には今後、車載電池の完全リサイクルが安価にできるかどうかという問題もあるので、そこの問題も解決しないと、今のように普通の人が当り前に自家用車に乗るような社会というのは続けられないのではないか? と私は思っています。とりあえずは、今ある車を大事に乗りながら、程度のいいガソリン車の中古車を探すというのも一つの考え方ではないかと思います。


「連続ひき逃げ」で4人の運転手が逮捕された事実から考えなければならないこと

車のハンドルを握って運転をしていると色々な事がありますが、私の場合幸いなことに大きな事故の加害者になったことはないのですが、ヒヤリとしたことは何度もあります。対人事故になると相手がいるわけですから、もし自分の車で怪我をさせてしまったら、まずは車を安全な所に停めた上で被害者の安全を確保した上で必要があれば救急車を呼ぶことが大切だとされていますが、今月初めにそうしたセオリーを忘れてしまったことで大きなニュースになってしまった事例がありました。

2021年12月1日の午前6時頃に、大阪市の交差点で横断歩道を渡っていた男性が軽自動車と接触事故を起こしました。その軽自動車はそのまま逃走したのですが、接触のはずみで男性は倒れてしまい、その倒れたところにタクシーとワゴン車の2台が男性を轢いてしまい、それらの車も逃走。さらにその6分後にも別のタクシーが男性を轢き、都合4台の車に男性は轢かれたことになります。

ここで問題だと思うのはニュースではそこまで特定されていませんが、3台目の車の運転手の行動です。そもそもこの男性が渡っていた横断歩道には信号があったのか、さらには信号は歩行者側は青か赤かという問題があるものの、自動車と人ですので、歩行者側に大きな過失があったとしても車の運転手の責任はそれなりに問われてしまうでしょう。

男性はニュースの段階では意識不明の重体だということなのですが、最初の事故を起こした1台目の車と、男性に大きなダメージを与えた2台目の車ということになるでしょうが、それら2台がともに現場から逃げてしまっている中、さらに轢いてしまった3台目の車の運転手については、そこで車を停め、警察と消防に連絡をすれば、逮捕されることもなく、事故も前の車によって良くわからないまま轢いてしまったということであれば、情状酌量されたのではないか? という気もします。

ニュースでは逃げた運転手の言葉として、「私もいいかなと思ってにげた」というのがありましたが、まさにそうした事が、場合によっては人生を狂わせてしまうほどのダメージを受けてしまうのです。自分だけ正直に供述しても警察は自分だけを重過失だと認定してしまうのでは? という疑念を持っているのかも知れませんが、今回のニュースでも事故に関わった車の運転手は全員逮捕されていますし、目撃者の証言や自車にドライブレコーダーが取り付けられていれば、その画像からも自分の意見を主張することもできるでしょう。

これだけ街の中に監視カメラが付けられている状況の中で、常に車の所有者についての情報であるナンバープレートを付けて車を運転している以上、まず「逃げ得」というものはないことをしっかりと認識することが大切です。急な用事があって急いでいたとしても、その用事と、その場から逃げた事に対する罪の償いを比べれば、用事の相手にはスマホから連絡した上できちんと事故現場で被害者の救護と現場検証を行なうことの方が、今後の自分の生活を考えても大事なのではないでしょうか。


普通の人でも十分に有り得る「無免許運転」その危険さを改めて考える

無免許で人身事故を起こしたとして全国的なニュースになっていた東京都議会議員がついに辞任するということで記者会見を行なったその様子が昨日のニュースで報じられていました。

地方民からすると、これはあくまで東京のローカルニュースであって、あえて全国に記者会見の様子を放送するまではないように思います。というのも、こうした交通事故関連のトラブルというのは、地方議員においてもそれなりにあり、私の住む静岡市内でも少し状況は違いますが、選挙前に同じように人身事故を起こしたものの(報道内容によると後ろからの追突事故で過失100%)、任意保険が切れていただけでなく被害者との示談に応じず、その後行なわれた裁判にも出廷せず、裁判で決まった賠償金の支払いを無視し続け、ついには議員の給料を一部差し押さえられたという議員がいます。

驚くのは、地方のニュースでこうした内容が報じられているにも関わらず、辞職勧告決議されたこの議員は東京都議のように議員辞職をすることなく、未だ議員の座に留まっていることです。この議員の会派では強い注意にとどめていることがその背景にあるとは言え、全国的に報じられ辞職まで追い込まれたのとは対象的です。現在静岡県では、かなり過激な発言とは言え法的な責任まで負うことはないのに、県知事の辞職勧告決議案が出されるのではないかということが地方を飛び出して一部全国でも報じられています。個人的には、報道の大きさにより不祥事への対応にずれが出るような事はおかしいと思うのですが、都議にしろ静岡市議にしろ、交通事故ぐらいという風に考えるような事をニュースを見ている人に抱かせるような責任の取り方は止めた方が良いと思うのですが。

ちなみに、今回の都議の方は「無免許」ということですが、免許停止中の事故ということで、普段から運転をしている中で免許を一時免許を取り上げられていても、「少しぐらいならいいだろう」という気持ちになってしまったのだろうと思います。私自身も免停の経験はありませんが、免許を紛失して再発行してもらったことがありました。免許を受け取るには免許センターまで行かなければなりませんが、めんどくさいからと言って、自分の車で運転して行くことは、この都議と同じようなリスクを負うことになります。もし行く途中で事故を起こし、実況見分の中で無免許が発覚したら、都議のように顔を全国に晒されることはないものの、恐らく簡単には免許の再交付は受けられないでしょうし、相手との示談をするにもかなり大変な事になるでしょう。

また、法律的には義務ではないものの、静岡市議のように任意保険が切れた状態で運転し、事故を起こした場合の影響というのはかなり大きなものになることも確かです。車の車検を通した際に加入が義務付けられている強制保険(自賠責保険)は対人のみの補償で、保険金の請求は自身で行なう必要があります。今回の場合は相手の車の修理代については自弁となるのですが、その金額(当然相手の怪我についての補償も)については相手との示談交渉を自分で行なうか、お金を払って弁護士を雇って交渉しなければなりません。

今回のケースでは対人・対物の任意保険に入っていれば、相手との交渉は加入している自動車保険の担当者が代行でき、もし保険会社の示談内容に相手が納得できない場合には、保険会社の方で弁護士を使って示談を続けることになります。翌年には保険料は上がりますが、金銭的および精神的負担を少なくするには任意保険に加入する必要性が大きいことは十分にわかると思います。

普通の生活を送っていても、つい運転免許の更新を忘れてしまったり、任意保険の継続手続きを忘れる、さらに車検を通すのを忘れて無保険で車を運転しているような事は十分に起こり得ますが、気付かなければどうしようもありませんが、少なくともここを読んでいる方々は、自分が気付いた時点でハンドルを握らないことを徹底することを強くおすすめします。状況によっては現在の生活を変えなければならないほどのダメージを受けることも十分にあるという事を、こうしたニュースから読み取って気を付けたいものです。


大阪狭山市での自動車暴走事故の報道では触れられなかった「パーキングブレーキ」の問題

大阪府狭山市にあるショッピングセンター駐車場で起こった自動車の暴走による死亡事故のニュースがテレビなどで報道されていますが、運転車が90に近い高齢者で、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる暴走ということもあって、高齢者の免許返納という結論になっているような報道になっています。

今回の事故は報道されている内容によりますと、奥さんが買い物から帰ってきて、荷物を車の中に入れた後に、恐らくシフトを「D(ドライブモード)」に入れたままパーキングブレーキを掛けていたのだろうと思うのですが、(「N(ニュートラルモード)」にしていても坂道では惰性で動いてしまって慌てるのは同じなので、この場合はそもそも「P(パーキングモード)」にするのが良いと思います)、わずかに車が進んでしまったことで、ブレーキを掛けようとしてブレーキとアクセルを踏み間違えて急発進し、前でぶつかったためパニックになり、シフトを「R(リバースモード)」に入れてこれまた急に後退してポールにぶつけ、さらにシフトを「D」に戻して同じように急発進して壁にぶつかって停まったというような状況になるかと思います。その後、ニュースが更新された際の内容としては、シフトは「P」にせず、パーキングブレーキも掛けていなかったということが明らかになっています。ただ、事後前の状態が「N」なのか「D」なのかはこの文章を書いている段階では明らかではありません。

そうした一連の動きの中で人をはねたり、自動販売機をかなりの衝撃で跳ね飛ばしたりしていますので、これは高齢者に限らず、初心者やあまり運転の経験がない人においても同じようにパニックを起こして人にも物にも大きな被害を与えてしまう可能性があります。ですから、今回の事故の運転者が高齢者だからと言って、その原因を加齢による判断力の欠如だけにするのはどうかと思います。

今回の事故については、運転車の年齢に関係なく、エンジンを掛けたままの一時停止であっても、シフトはDやNにするのではなく、必ず「P」にし、パーキングブレーキを掛けるという事を徹底させることが第一だと思うのですが、今回の事故についてはもう一つ、自動車メーカーに考えてもらいたい車の構造上の運転しにくさも関係していると思います。

事故を起こした方は、通常の運転時には安全運転を続けているという周辺の人たちの声が取材により出てきていましたが、そんな人が少し車が動いた時に車のブレーキを一気に踏み込むような事をするのか? という疑問がまずは出てきます。この方が運転していた車はトヨタのプリウスだろうと思いますが、「またプリウスか」というような事は私は全く思いませんが、現在売られている車のほとんどが(プリウスを含めて)、パーキングブレーキがどこに付いているか? ということを考えて、今後の改善をお願いしたいと思うところです。

今売られている車の装備が普通だと思っている方にとっては、あまり意識するところはないかも知れませんが、昔はパーキングブレーキが運転席の左下にあり、もしオートマ車で車が動いてしまった場合、多少慌てていても思い切って手でパーキングブレーキを上げれば、とりあえず車は止めることができます。そうした一連の動作の中でアクセルが踏まれることは考えられません。今ちょっと調べたら、2019年のフルモデルチェンジで、プリウスは足踏み式のパーキングブレーキがブレーキの左側に設置されているそうなので、事故を起こした車も同じような構造になっていることが考えられます。

昔ながらの手動式のパーキングブレーキや、電子式のパーキングブレーキがシフトの隣にあるような構造であったなら(今回の事故車両を実際に見たわけではないので、この点はあくまで一般的な論であることをお断りしておきます)、まず足の長さや力の弱さによってブレーキの効きが甘くなることは電子パーキングブレーキの場合はまずありませんし、パーキングブレーキのかかりが弱く、車が急に動いてしまったらまずは足元よりも手でパーキングブレーキを操作することで、安全にブレーキを掛けられて車の暴走を抑えられたのではないか? という気がしてならないのです。

パーキングブレーキについては、今回問題にしている足踏み式のパーキングブレーキの場合、手動や電子パーキングブレーキに比べると足でブレーキを解除しつつアクセルを操作する坂道発進がしにくいという感じを受けているので、私が今後新車を購入する機会がありましたら、できればパーキングブレーキは左手で操作できる電子パーキングブレーキが搭載されているものを選びたいと思うのですが、メーカー及びディーラーの方も、特に高齢者に新車を勧める際には、こうした事を考えた上で、足踏み式のパーキングブレーキ搭載車でない物を勧めたり、プリウスのグレードの中に、電子パーキングブレーキ搭載車を含め、そちらのグレードをおすすめすることを最低限やるべきではないかと強く思います。同時に自動車メーカーやディーラーはテレビの大きなスポンサーであるためか、ここで書いたような指摘がマスコミができないとしたら、それは安全よりもお金を優先していると考えざるを得ません。

そんなわけで、皆さんも新車を購入される場合は、できるだけ車の構造によって事故が起こりやすいと思われる内容の車を避けることをおすすめします。


二酸化炭素排出を抑える交通手段としての鉄道の気になる整備状況

世界のニュースでは新車販売の中で電気自動車など二酸化炭素を排出しない車以外の販売をしないようにして、車社会での二酸化炭素を排出しない車の割合を高めようとする取り組みが紹介されています。ただ、全ての車が電気自動車や水素自動車に置き換わるには相当な時間がかかると思われます。ここでのポイントは、日本で普及しているガソリンエンジンと電気のハイブリッド車も新車販売ができないような事になっているということですね。

現状で電気自動車の場合、家に置く場合、充電するためには特別な設備が必要で、いわゆる青空駐車場のような所では充電は不可能です。集合住宅ではさらに大変で、充電設備のある駐車場ができたとしても、マンションの管理費が増えたり、駐車場を月極で借りる場合にコストが増大します(ガソリン代との関連もあるのでトータルのコストは安くなるかも知れませんが)。さらに旅行の際など充電スタンドをすぐに探せるのかということと、ほとんど残量がバッテリーにない時に満充電までどのくらい時間がかかるのかということを考えると、なかなかハイブリッド車やガソリン発電機を積んだ電気自動車止まりなのではないかという感じもしなくはありません。

今のガソリンスタンドの代替施設という風に考えると、電気自動車よりも水素ステーションで今と同じように燃料を入れられる水素自動車の方が私は可能性があるのではないかと思うのですが、全国津々浦々に水素ステーションを作ることが今の日本の国力で本当にできるのか? ということも最近は思っています。水素自動車も結構高額ですし、いくら安全と言われても気体の中でも爆発的に燃えてしまう水素を充填した車は、大きな事故や車両火災でも本当に大丈夫なのか? など、まだまだガソリン車に置き換わるまでの課題は多いのではないかと思います。

そんな中、自動車ではなく鉄道の世界ではローカル線の車両をあえて電化せず、気動車に変えていくという取り組みに興味を持ちました。新幹線や首都圏の鉄道は架線から電力を供給する電車で今後も問題ないと思うのですが、それは電話線と同じで地方へ行けば行くほど、一駅一駅にまで有線でネットワークを張り巡らせるよりも、車両そのものに推進力を持たせ、架線のメンテナンスをする必要を無くす方が今後の社会を考えた時には良いと思えます。

ただ、今までは非電化区間ではディーゼルエンジンの気動車を使用していて、二酸化炭素排出の問題があったのですが、今度JR東日本が磐越西線で導入する気動車は、軽油でディーゼル発電機を回し、そこで作った電気で走らせるいわゆる日産の電気自動車式の車両なのだそうです。ですから、排出する二酸化炭素の量も普通の気動車と比べれば少なくなりますし、今後に向けては水素を燃料にした燃料電池を使って走らせる車両も計画されているそうです。

個人的には、まずは鉄道の世界から最終的には水素を燃料にした車両を今のディーゼル機関車に置き換え、架線管理が大変な地方のローカル線についてもこうした車両を導入することで、JR貨物についても完全に二酸化炭素を発生させないエネルギーで物を運ぶような仕組みを完成させることができてくれれば、状況も変わっていくのではないかと思いますね。

また、タンカーやフェリーのような大型船の燃料を水素に置き換えることはできないのかということもありますね。この件についても、すでに川崎重工、ヤンマー、ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)の3社が2021年5月に船舶用の水素エンジン開発を担う新会社を設立することを発表しています。そうなれば、同じガソリンエンジンの車を使って旅行へ行く場合でも、長距離を運転せずにフェリーで運び、また観光地を周遊するのに車に積める電動アシスト自転車や電気スクーターを併用しながら観光を楽しむことで、私たち自身も車の買い換えコストよりも安く二酸化炭素排出削減に協力できるのではないかと思います。つまり「パークアンドライド」のような仕組みを作り、移動手段の燃料を水素にすることで、かなり社会は変わるのではないかと期待するところです。

逆に、あまりに今の古いガソリン車の税金を上げるなどして性急に電気自動車に置き換えるようなやり方をされると、私自身運転はできても車の所有を諦めざるを得ない状況になってしまうかも知れません。そうなると、必要な時に車を借りるような形でしか車を運転できなくなるのですが、一見コストがかからずに良さそうな感じではあっても、何かがあって利用が集中してしまったら自分の好きなタイミングで車を使う事を諦めざるを得ないことにもなってしまいますので、その点は慎重に行なって欲しいと切に思います。


女優・伊藤かずえさん所有の「シーマ」レストアプロジェクトの盛り上がりは何を意味するか

知っている方は知っていると思いますが、女優の伊藤かずえさんは、日産の最高級グレードの「シーマ」を新車から30年以上乗り続けているという超の付く優良ユーザーで、その事を伊藤さんが発信したことで私などもその事実を知ることになりました。

世の中の流れ的には、古い車を乗り続けると減税が受けられなくなるだけでなく、初年度登録から13年以上経過した車について自動車税と重量税が上がる仕組みになっています。はっきりとは言われませんが、古い車に乗り続けないで、新しい車に早く乗り換えるように勧められているような税制の中、古い車に乗り続けるというのは社会の流れに抗うことになると思うのですが、逆に車を作る際には結構なエネルギーがかかり、最近のニュースでは、それまで当り前のように燃費対策として付いていた「アイドリングストップ機能」を付けない車が出るなど、先進的と言われた新しい車の機能が全で良いものではないという当り前のことも認知されつつあります。

実は私、先日まで知らなかったのですが、2021年3月より、シーマの超優無ユーザーである伊藤かずえさんのシーマについて、日産の本社が動き、何とフルレストアを日産が行なってくれることが明らかになりました。ツイッターで「#シーマレストア」で検索すると、レストアの様子や様々な関連コメントを見られるようになっているのですが、そこまで自動車会社がするというのは、税制における新型車への移行に逆行しているようにも見えます。

ただ、ここのところのコロナ禍においての車の使い方というと、ほとんど近所の買い物にしか使うことがなく、毎月の燃料の消費量もかなり下がってきています。また、私の場合ですが、車の排気量が1500ccで車両重量が1トン以下の車なので、高速で長距離を走っても燃費はうまく行けば20km/Lを超えるくらいの燃費になっています。そうなると、あえて新車を購入したとしても車の維持費自体はそれほど変わらず、むしろ衝突安全装置の点検やアイドリングストップ機能を使うためのバッテリーやエンジンの負担、セルの消耗やオイルの交換でむしろ高くなる可能性もあります。

今回の日産の取り組みというのは、自分の気に入った車を長く乗るということを後押ししてくれるような感じがし、他人事ながらも妙に嬉しくなったというのが正直なところです。伊藤さんが毎年払う車の税金は車がシーマとあって相当な負担ではないかと思いますが、ご本人のネット上の発言を見ていると、レストアされて戻ってきたら高速を使って遠くへドライブしてみたいそうなので、まだまだ自分が運転できなくなるまでシーマのユーザーであり続けるのではないかと思い、こちらも応援していき、ぜひ政府には30年以上経過した車の税金を元に戻すとか(^^;)、トータル的にエネルギーをセーブしているのではないかと思われるユーザーの事も考えてあげて欲しいと思いますね。