車関連ニュース」カテゴリーアーカイブ

特定の車のリコール情報や新しい車中泊に適していそうな車が出た時など、車関連のニュースはここでお伝えします。

女優・伊藤かずえさん所有の「シーマ」レストアプロジェクトの盛り上がりは何を意味するか

知っている方は知っていると思いますが、女優の伊藤かずえさんは、日産の最高級グレードの「シーマ」を新車から30年以上乗り続けているという超の付く優良ユーザーで、その事を伊藤さんが発信したことで私などもその事実を知ることになりました。

世の中の流れ的には、古い車を乗り続けると減税が受けられなくなるだけでなく、初年度登録から13年以上経過した車について自動車税と重量税が上がる仕組みになっています。はっきりとは言われませんが、古い車に乗り続けないで、新しい車に早く乗り換えるように勧められているような税制の中、古い車に乗り続けるというのは社会の流れに抗うことになると思うのですが、逆に車を作る際には結構なエネルギーがかかり、最近のニュースでは、それまで当り前のように燃費対策として付いていた「アイドリングストップ機能」を付けない車が出るなど、先進的と言われた新しい車の機能が全で良いものではないという当り前のことも認知されつつあります。

実は私、先日まで知らなかったのですが、2021年3月より、シーマの超優無ユーザーである伊藤かずえさんのシーマについて、日産の本社が動き、何とフルレストアを日産が行なってくれることが明らかになりました。ツイッターで「#シーマレストア」で検索すると、レストアの様子や様々な関連コメントを見られるようになっているのですが、そこまで自動車会社がするというのは、税制における新型車への移行に逆行しているようにも見えます。

ただ、ここのところのコロナ禍においての車の使い方というと、ほとんど近所の買い物にしか使うことがなく、毎月の燃料の消費量もかなり下がってきています。また、私の場合ですが、車の排気量が1500ccで車両重量が1トン以下の車なので、高速で長距離を走っても燃費はうまく行けば20km/Lを超えるくらいの燃費になっています。そうなると、あえて新車を購入したとしても車の維持費自体はそれほど変わらず、むしろ衝突安全装置の点検やアイドリングストップ機能を使うためのバッテリーやエンジンの負担、セルの消耗やオイルの交換でむしろ高くなる可能性もあります。

今回の日産の取り組みというのは、自分の気に入った車を長く乗るということを後押ししてくれるような感じがし、他人事ながらも妙に嬉しくなったというのが正直なところです。伊藤さんが毎年払う車の税金は車がシーマとあって相当な負担ではないかと思いますが、ご本人のネット上の発言を見ていると、レストアされて戻ってきたら高速を使って遠くへドライブしてみたいそうなので、まだまだ自分が運転できなくなるまでシーマのユーザーであり続けるのではないかと思い、こちらも応援していき、ぜひ政府には30年以上経過した車の税金を元に戻すとか(^^;)、トータル的にエネルギーをセーブしているのではないかと思われるユーザーの事も考えてあげて欲しいと思いますね。


近ごろの車にはかなり付いている「衝突安全ブレーキ」はあてになるのか

昨日、静岡県沼津市で起こった交通事故は、はからずも全国ニュースとして日曜夕方のテレビニュースで流れていました。テレビの画面を見ていて気付いたのは、車種が日産のノートe-Powerニスモ(のように見えました)という走行性の高い車種であった(?)ことでした。

事故後の内容だけを見ると突っ込んだファミリーレストランの駐車場に入れようとしてそのままアクセルとブレーキを間違えて突っ込んだのだと思ったのですが、内容は違っていました。実は別のショッピングセンターの駐車場で人との接触事故を起こし、そこで気が動転してしまい、勢いよく近くにあったファミリーレストランの駐車場に入り、そのまま店に突っ込んだという、かなり運転者の行動に問題がある状況での事故だったようです。

私自身、ネットニュースの記事で読んだだけなので人とぶつかったりお店に突っ込んだ時にどのくらいのスピードが出ていたかはわからないものの、日産の売れ筋であるノートe-Powerという車の安全装置はどうなっていたのかと思わざるを得ません。

今回の運転者があえて運転システムでカスタム可能な所をいじっていたとは考えられませんし、普通の運転をしている分にはメーカーが主張するだけの安全装置があり、それが問題なく動いていたと考えるのが普通です。

今回事故を起こしたノートも車載カメラがあるでしょうし、前方の車両や歩行者はもちろん、道路上の白線などを検知することはできたと思います。さらに、2015年7月からノート全車種でエマージェーションブレーキが搭載されていると思うので、2016年から登場したe-Powerもそうした装備が付いていないということは考えられません。

となると、こうした最新の安全装置の限界が人間の想定を超えた行動のもとに起こり得るということも考えなければならないわけで、最新の装備があるから大きな事故は起こさないだろうという事も、素直に信じることができないのではないかと思えてきました。

自動運転の時代になれば、人間がパニックを起こして予想に反した運転行動を取らない分、安全装置がうまく機能しないで事故を起こすことはあっても大きな事故は生まれないのかも知れませんが、例えば踏切が閉じている中に強引に進入するようなことを運転者が行なった場合、そこまで強烈に安全装置は機能せず、今までと同じような大きな事故が起こることも出てくると思った方がいいのかも知れません。

と同時に思うことは、もし今回の事故を起こした運転者が、最初に歩行者と事故を起こした際に、車を止めてまずは怪我人の救助と警察への連絡という運転者の義務を果たしていれば、全国ニュースになるほどの事故にはならなかったろうということです。事故を起こして頭の中がまっ白になったとしても、安易に車を移動しようとしないでその場に留まることの大切さというものを改めて思います。

今回の事故でも一連の事故として一つとカウントされるのではなく、複数の人や物とぶつかったものはそれぞれ一事故としてカウントされるので、保険で賠償金が出るにしても、無事故等級が一気に下がってしまい、翌年以降の保険料負担が重くのしかかってきます。改めて「事故を起こした場合は逃げずにまず停まる」ということを意識することが大切だということを肝に銘じたいと思います。


今後の電動バイクのバッテリー共通化に期待

今後の自動車は電気自動車にしても、燃料電池車にしてもすぐにガソリン車やハイブリッド車並の取り扱いは難しいと思いますが、バッテリー容量の少ない電動アシスト自転車はすでに自宅で充電したり交換用のスペアバッテリーを持っていれば日常生活には不自由しないくらいにまでなっています。私自身は古い非電動自転車ですが、電動アシスト自転車に乗った、明らかに自分より体力が無さそうな人が軽々と急な坂を上っていくのを見ると、今ある自転車を電動アシスト自転車に変えるだけでも、車を出す回数を減らしてCO2排出を抑えることに一役買っているのではと思います。

今後、自動車がなかなか所有することが難しくなる中で考えることは、レンタカーやシェアを主として自動車を使い、日常の足ということで電動アシスト自転車や、電動バイクを使うという考え方もあります。そんな時に耳にしたのは、ホンダが2021年の春から夏にかけて発売すると発表した交換式バッテリーシステムを採用した商用電動スクーター「GYRO e:」「GYRO CANOPY e:」のニュースです。

この「ジャイロ」シリーズは、ピザ屋さんの配達でお馴染みかも知れませんが、三輪のバイクでキャノピータイプのものは屋根やワイパーを装備し、恐らくオプションになると思いますが、座席後ろにピザ配達でおなじみの荷物用ボックスを付けることができます。個人的にはそれこそピザ屋さんで使わなくなったその種のバイクを安く買えたら乗ってソロキャンプに行きたいなと漠然と思っていたのですが、この車両は結構売出価格が高く、中古市場でも結構高いので、車とともに持つのは難しいだろうなと思ってしまったのでした。

しかし、今後のガソリン車の生産取りやめにより、新車自体の価格が上がってくるということになると、さすがに昔の安い軽自動車くらいの価格で買えるくらいに普及してくれると、今後は全く状況が変わってくると思われます。

というのも、今回のホンダの出すバイクだけではなく、他に川崎重工業、スズキ、ヤマハ発動機の国内バイクメーカー3社を加えた4社が、交換式バッテリーの標準化で国内の電動バイク普及を見込む「電動二輪車用交換式バッテリーコンソーシアム」を共同で発足したというのです。つまり、今後の状況によっては出川哲朗さんの番組のように交換式バッテリーがスッカラカンになった場合、お願いしてコンセントから充電を頼み、満充電できるまで時間をつぶすような事はしなくて良くなるかも知れません。

つまり、今後出る電動バイク(スクーター)のバッテリーが共有化されれば、自分で複数本の交換用バッテリーを持って出掛けることで走行距離を伸ばすという方向の他に、ガソリンスタンドやコンビニエンスストア、ショッピングセンターで満充電されたバッテリーと自分のバッテリーを有料で交換して走り続けられるようなインフラが全国に広がれば、念のためにスペアバッテリーを用意しつつ、一本のバッテリーが空になったら各地にあるバッテリーステーションで満充電されたバッテリーと交換しながら走り続けることも可能になるのではないでしょうか。

本当は、こういった「バッテリーの共通化」は、電気自動車でこそ行なわれて欲しいものですが、なかなか大型のバッテリーを軽自動車から大型自動車まで共通化することは難しいと思いますので、まずは原付タイプの電動バイクでバッテリーの共通化を実現して欲しいですね。そうすれば、電車の旅であってもレンタル電動バイクを使って公共交通機関が通っていない場所にも行けるようになりますし(要免許ですが)、新しい旅のパターンとして定着するようになれば、今回ホンダが出すような荷物が多く載るような電動バイクでツーリングキャンプを楽しめるような事もできるのではないでしょうか。

電動バイクは電気自動車と違って、集合住宅の場合でも交換式バッテリーを外して自宅内で充電することで毎日の通勤にも利用することができますし、充電を忘れたような場合に別途有料で充電済バッテリーと交換する事もできるので、自動車は必要な時だけ借りて、普段の足としては電動バイク(雨の中で乗るような場合は屋根とワイパー付き仕様のものを使えば天候の影響も最少限に抑えられます)にすることで、日本全体のCO2排出量を抑えるという事もかなり現実味のある話なのではないでしょうか。

今のところの問題は、現在の日本では駐車場や駐輪場はそれなりに整備されているものの、バイク駐車場については時間貸も月極もまだまだ少ないということがあります。ただ、電動バイクが普及するようになれば、普通乗用車の駐車スペースに複数台の電動バイクが駐車可能になるので、充電ステーションの普及の度合いによっては駐車場の整備も進むのではないかという期待もあります。加えて、原付専用の道路も整備されてくれば、事故の心配も減るのではないでしょうか。ともかく、この「電動二輪車用交換式バッテリーコンソーシアム」の成り行きには期待しながら状況を見ていきたいと思います。


強権的な指揮権発動には綿密な検討が必要

お隣の中国の政府姿勢というのは、共産党のみが政権を作っていて、その中では個人の意見というものは切り捨てられるところがあり、それによって中国は経済的に飛躍を遂げたものの、個人の人権がないがしろにされているという批判も起こっています。これは、中国に生きる人だけの問題ではありません。

例えば、現在起こっている香港の民主化を求めている運動家を香港当局が拘束している件について、日本からでも批判的な言動をブログで書いたりYou Tubeで発表したりした場合、もし香港や中国当局にその内容を見付けられ、個人としてマークされた場合、たとえ日本国籍を持つ人であっても、中国の権力が及ぶ場所に旅行に出掛けた際に中国の法律を適用して拘束・逮捕される可能性も0ではありません。中国当局のこうした状況に憤りを持っていたとしても、仕事で中国を往復する必要があるような人の場合、うかつに公的な発言をしたり、ネット上でだれでも見られるようなものを発信することが身を滅ぼすような時代になってしまっているということで、便利なネット社会の弊害というものも感じてしまいます。

翻って日本の場合でも、今後国際的な競争に打ち勝つために「挙国一致」で物事にあたることが必要であることは確かです。最近ではNTTとドコモが一体化したというような通信に関するニュースもありましたが、今後どうなるか気になるのは、このブログの肝でもある「自家用車」が今までのように普通の人々に使える存在であり続けるであろうか? という事です。

政府は今後の目標として2050年までに、自動車の製造から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体で二酸化炭素(CO2)排出ゼロをめざすことを発表しました。2030年にはガソリン(ディーゼルも?)だけで動く新車の販売を終了させたいというような発表もありましたが、世の中で売られるのが非化石燃料車のみになって20年でそれまで走っている中古車が全てCO2排出0の車に置き換わるのか? と思うのですが、これについてもどこまで「挙国一致」で回していけるのかという点にかかってくるでしょう。

ガソリン・軽油で動く車がなくなると、恐らく日本にあるガソリンスタンドは今のままでの経営が成り立たなくなる可能性は高いでしょう。今後の非化石燃料車が、充電する電池による電気自動車になるのか、水素を使って電気を起こし車内の電池に貯める燃料電池車になるのかわかりませんが、後車がメインの流れになるなら、ガソリンスタンドは水素ステーションに変わることで事業自体は存続可能ではないかと思われます。この場合、車が故障したりパンクしたりした場合の駆け込み寺的な状況も維持されると思うので、爆発の危険の大きい水素を安全に貯蔵・運用できる設備投資ができないところは廃業も止むを得ないでしょうが、流れに対応できるところは生き残り、燃料電池車の価格および、燃料の水素の価格が安くなれば、一般庶民でもガソリン車から燃料電池車に乗り換えることはできるのではないかと思います。

しかし、燃料電池ではなく充電が必要な電気自動車がメインになった場合、現在のガソリン補給時間で満充電はおろか急速充電することも難しいと思います。さすがに車はスマホのように充電をし忘れても外部バッテリーを接続して使いながら充電するようなわけにもいかないでしょう。瞬時に急速充電ができるようなかなり革新的な技術の改革がないと、一部の人たちはガソリン車に比べるとかなり使い勝手が落ち、結果として自家用車を諦めなくてはならないような人も出てくるかもしれません。そうなったら庶民は車を所有するというよりも、シェアリングで借りることが当たり前の社会になるのかとも思えますが、すべて借りて済ますのも、それはそれで気苦労が出てくるのではないでしょうか。

充電時間について気にしない人であっても、いくら家庭のコンセントから充電ができると言っても、一戸建てに住んでいる方はいいのですが、古い集合住宅の場合、アパート・マンションの駐車場を電気自動車が充電可能になるようにコンセントなどの設備を作ることがどこでもできるとは思えません。さらに、住宅内の駐車場が使えず、青空駐車場に車を置いているような人は、そもそも駐車中に充電自体が難しいようなことも考えられます。今は電気自動車が少ないので、買い物や移動の合間に公共の場所にある充電スポットを利用することも可能でしょうが、電気自動車が増えれば増えるほど、そうした場所の取り合いになってくるので、常に自宅からは満充電の状態で出発したいところです。そうなると、自宅で充電が十分にできない場合にどう充電するのかということも課題になるでしょう。

さらに、充電メインの電気自動車が普及し、充電ステーションが充実すればするほど、ガソリンスタンドはその存在意義を失い、ほとんど残らないではないでしょうか。そうなると、旅先で事故や故障をした場合には、どこかでそのアフターケアを引き受けることが必要になってくるでしょう。民間企業の場合、さすがに損をしてまで事業を広げることはできないでしょうし、現在あるロードサービスの会社も、車の台数が少なくなれば会費などを値上げするか、事業自体からの撤退もありえます。となるとメーカーの方でなんとかしないといけなくなるかもしれません。

そこまで考えていくと、問題は日本の車メーカーが日本国内ではなく、海外にどれだけ新型の電気自動車を売って利益を上げ、国内のユーザーの需要に応えられるのかということにかかってくると思うのですが、そうなると「電気自動車」か「燃料電池車」かという判断は、ここで紹介したような国内の事情よりも、海外(特に人口の多い中国などアジアの国々)でどちらの方式が主流になっているかというところの方がポイントになってくるわけです。

ただどちらにしても、このままの流れで進んでいけば、最初に紹介したような中国の政治・経済体制にも文句を言わずに従い、国内メーカーの利益を上げることが日本にとっての生き残る道というふうになってしまいかねません。個人的にはそこまで海外の事情に忖度して国内の状況が決まってしまうようなやり方よりも、多くの国内で生活をしている人にとってより便利に車を利用できる方向を見出していくことが大切なのではないかと思います。

もしこのままの予定で進んでいくとしたら、当初は新しい電気自動車や燃料電池車に乗り換えられない人が続出し、同時に車関連の仕事をしている人にも多大な影響が出るのではないでしょうか。強権的に制度を作り、それを実行していくことは状況によっては必要になるときもあるかもしれませんが、あまり急激に推し進めてしまうと、社会的には相当の影響が出るのではないかと思うので、今後の有識者会議では、そうした影響も考えてきちんとした話し合いが行なわれることを期待したいものです。


改めてカーナビの案内経路について考える

お昼前にふとインターネット放送のAbemaTVを起動してみたところ、信じられない光景が映し出されていました。京急の電車と柑橘類を搭載したと思われるトラックが駅手前の踏切で接触し、さらに電車は快速運転だったため、100km/hを超えるスピードで擦れることとなり、トラックが踏切から引きずられるようにして線路内に入り、中味の柑橘類をまき散らしただけでなく、電車は一部車両が脱線、さらにパンタグラフや電気を送る鉄骨の部分も折れ曲がりトラックから煙が上がるなど、騒然とした状況が伝えられていました。

AbemaTVを運営するテレビ朝日のスタッフは空からの撮映を中心に状況を伝えていましたが、事故の情況およびけが人の数や様子、さらに鉄道の復旧の状況についてはなかなか情報が入って来ることがなく、伝えることに苦労している感じがありました。特に京急の電車は先頭車両の損傷が激しかったので、トラックの運転手および電車の運転手、先頭車両に乗っていた方々の安否が気になりました。

その後、様々なテレビのニュースを見る中で情報は錯綜し、トラックの運転手が重症と出た後に、重症なのは電車の乗客という風な一見違っているような情報が出てきました。その後の報道では、トラックの運転手が亡くなり、乗客の中で一名の方が重症を負っているということだったので、どちらの情報も間違いではなかったのですが、トータルでの負傷者の情報より先にこうした情報が出てきてしまったので、一体どの情報が本当なのかと考えてしまうところもありました。

さらに、この事故の起こった原因ということで出てきたのが、今回お亡くなりになったトラックの運転手の「見込み運転」が原因ではないか? という情報も出てきています。普通、踏切を渡ったり進入する際には前方の交通情況を確認して進むということが言われています。踏切を渡ったところが渋滞していた場合には、きちんと前の車が進んで自分の車が踏切を渡れるような状況にあるのかどうかをきちんと判断する必要があります。

ただ、今回の事故の原因については、単純な直進による踏切進入によっての立ち往生ということではないらしい話も出てきています。というのも、トラックが右折しながら線路内に入り、曲がりながら踏切を抜けていこうとしたところ曲がり切れずに踏切の中で立ち往生してしまったようなのです。

このトラックドライバーがどのくらいの運転経験があったかはわかりませんが、その際、非常ボタン(電車や駅に異常事態を知らせるためのもの)は押されていたのかは未確認です。何度か切り返しをしつつ何とか脱出しようとしていたという目撃証言があり、何とかしようとはしていたようですが、このような結果になってしまうと、多くの荷物を搭載した状態での曲がりながらの踏切進入というのはやはり回避した方がいいだろうという話になっていくのではないかと思います。

ここからは今回の事故とは関係ない一般論になることをまずはお断りした上で書いていきます。現在、トラックドライバー自体が人材不足で、ドライバーとしての経験はあっても配送ルートについてはカーナビ任せにした場合、普通車でも立ち往生するようなルートを案内されて困る状況というのもあります。実は先日私も、未知の場所へ行くのにスマホのカーナビアプリに案内をお願いしたところ、すれ違いが難しい川に並行する道を案内され、前方から大型車がやってきた時にはさすがに進むことができずに延々とすれ違いができるところまで下がりました。普通車の場合はそんな事ができても、運転技術がなければそうした事もできない人もいるかも知れませんし、今回のような大型トラックを扱っていた場合には、スマホで一般的なカーナビアプリを使ってしまうと、大型トラックでは通れないような道を案内されてしまうかも知れません。

今回の事故とは全く関係ない話であるかも知れませんが、もし運送会社に大型トラック専用のカーナビを会社が装備したり、ドライバーがスマホで利用する大型車用のカーナビアプリの料金を負担してくれていたら違った結果が出ていたのでは? と思うとともに、様々なカーナビアプリの変な道案内について、利用時に注意を促したり、車種に応じたアプリを使うように啓蒙していくなど、様々な車の運転についてのリスクを消していくことは大事ではないかと思います。事故の話から脱線してしまったようにも思いますが、今後大きな事故の原因を調べた時、原因の一つにカーナビアプリの案内があったと伝えられることがないように、さらなるカーナビアプリの進化を望みます。


意外とわからないトラックの積荷

現代の高速道路な様々な物品がトラックに載せられて日本全国を飛び回っています。車中泊の旅をしていると大型トラックがアイドリングをしたまま長時間休憩しているところに居合わせるようなこともあると、同じ場所に停めてしまうとなかなか車中泊がスムーズにできないと恨み節を言いたくなるような方もいらっしゃるかと思います。ただ、常温で大丈夫な荷物だけでなく、鮮度を保つために「冷蔵」「冷凍」された荷物を運んでいるドライバーについては、長時間エンジンを止めて荷室の温度が上がってしまっては品物の品質を疑われるようなことにもなり、長距離の移動の中でドライバーの交代ができないような場合は、運転手の労働時間の問題もあり、アイドリングをしながら車内で仮眠を取るということも仕方のない部分があります。

自分では冷蔵・冷凍された荷物を頼むことはなくても、スーパーの生鮮食品や外食店での食事についてはこれからの季節はトラックによる冷蔵・冷凍運送に支えられているということは必ずあるのです。食品の他には、医療関係の薬品や臓器など、常に搬送する際の温度を気に掛けながら運ばなければならないものもあるので、何が運ばれているかわからないトラックに対しては、個人的にはできるだけ邪魔にならないような距離を保って運転するような事を考えるようになってきました。

そんな中、昨日のニュースで高速道路上に大量の数の「カツオ」が散乱したということがニュースになっていました。この事故の原因は、本来はきちんと閉めなければならない後ろのドアが開くようになっていたということで、何らかの交通事故とは違うようです。しかし、今年のカツオはかなりの不漁なのだそうで、トラックの中味を全て卸業者に引き渡したとして、一体いくらくらいの商品価値だったのかということは下世話ではありますが気になるところです。
もし高速道路上で今回のような豪雨で流れが悪くなったり、止まっていたりすることに気付かずにトラックの後ろに突っ込んでしまったとしたら、事故の過失割合ということで言えばほぼ100%の責任を負うことになってしまいます。道路に散乱するくらいのものすごい衝突ではなくても、何かの拍子にトラックの保冷装置のところを壊してしまったとしたら、中味によっては一体いくらぐらいの損害賠償責任を負ってしまうことになるのか、ちょっと考えもつきません。

今の時代の自動車保険ではまず問題ないことだと思いますが、昔からの自動車保険を今まで事故を起こしたことがなかったからと同じ条件で続けている方は、改めてその内容を見直してみるのがおすすめです。自動車事故について、自分や家族の命は大切なものですし、お気に入りの車も大きなダメージを受けてしまいますが、降り掛かってくる問題は自分および家族の範囲の中での事になります(もちろん、そうした事が大変な事だと十分に承知した上での比較として書かせていただいています)。それが相手のある事故を起こしてしまい、人や物を傷つける事についてはさらに相手への交渉と賠償をしなければならないので、そういう事が大変なことだとわかって賠償保険に無制限を付けている方がほとんどだと思いますが、対人事故だけでなく物損事故についても無制限の補償にしているかということがポイントになることもあるかも知れません。

トラックの積荷としては高額なものということでは、「精密機器」「高級外車」「着物・毛皮」「パチンコ台(一台一台が精密機器)」「電車(踏切内での事故)」「工作機械」などが過去の高額賠償金のトップ10に入ってくるようなものになっていますが、今回の大量のカツオも結構な金額になるでしょうし、カツオより高く取引される本マグロ・ミナミマグロが満載されているトラックとの事故だったら乗用車一台でも冷凍装置を壊してしまうような事故が起きないとは言えません。やはりここは途中からでも物損の補償内容を無制限に変更してから車を運転するようにした方がいいように思います。

もし十分な保険を掛けないで大きな賠償責任をともなう事故を起こしてしまった場合、もはや自分の責任ではどうにもならないということになり、その後事故を解決するために費される被害者・加害者の心労というのはいくらばかりになるか本当にわかりません。気になる方は今すぐに自動車保険の証券を取り出して確認するか、ネット上で見るかしてまずは車を運転することに不安がない内容の保険内容かを知った上でハンドルを握るようにしましょう。


移動スーパーの一過性でない進化を望む

先日、私の住む地方のニュースで、静岡県牧之原市のスーパーが一台で1000品目の品物を積み込むことができる軽トラの「移動スーパー」を一台増やしたということがニュースになっていました。

今回ニュースになった移動販売車というのは、徳島発の全国で移動スーパー事業を展開する「株式会社とくし丸」の車両を使っています。たまたま5月19日のCBCで放送された「BACKSTAGE」でその仕事の内容が紹介されましたのでご覧になった方もいるかも知れません。まだTVerでは視聴可能なので、興味のある方は会社のホームページにリンクを張っておきますので詳しい内容はそちらからご覧下さい。

https://www.tokushimaru.jp/

過疎化する地域で日常的に使う品や食料品を購入するのには、自分で車を運転できない場合(昨今の社会問題化している高齢者の免許返納の動きの影響も十分にあります)、普通は親族を頼りにするわけですが、すでに一緒に住んでいなければ頃合いを見て車などで迎えに行く必要があり、お年寄りが行きたい時に常に行けるわけではありません。また、大きなスーパーではお店への送迎サービスがあったり、地域の人々の中で一台の車に乗り合わせて買い物に行くようなこともあるかも知れませんが、どちらも自分の都合に合わなかったりすることもあるでしょう。

お弁当の宅配も有料サービス及び、地域のボランティア活動の中で行なわれてはいますが、いつもお弁当だと私だって長く続くうちにはいわゆる「食べる楽しみ」というものが失なわれてくるかも知れませんし、自分で好きなものを好きなだけ買うということをしたいというニーズに合い、さらにネットスーパーやネットショッピングのようなインターネットを使ってのサービスを使えなかったり、そもそも高い通信費と端末代を出してまでしたくないという人たちは過疎地域だからこそたくさんいるので、「とくし丸」のような移動スーパーの事業が成り立っていくわけです。

こうした「移動スーパー」の事業は一過性のものなのか? という議論もありますが(とくし丸のホームページでも先細りの業界であるという風に紹介されていました)、考え方を変えるといわゆる「買い物難民」のためだけに存在するのはもったいないという気もするのです。というのも、この「とくし丸」は毎日ではないものの毎週2回決まったコース内を巡回して買い物を希望する人の自宅前まで行くという触れ込みなのですが、例えば村の集会場に立ち寄ることがネット上の運行情報などで確認できるなら、レジャーで巡回ルートの近くを訪れて買い物のために遠回りする手間を省いたり、キャンプや車中泊をする場所を「とくし丸」が巡回するコースの近くで車中泊をすることにし、その夜の食事や翌日の朝食の具材を移動スーパーで手に入れることができれば、すでにそれなりの用意がしてあっても、買い忘れや土地の名物なども現地で入手することもできるかも知れません。

当然、まだそんな「買い物難民」を差しおいて先に買ってしまうような事は私自身はとてもできませんので、できれば地域の集落を回った後に残ったものの中から何か購入できるものがあればルート販売先でない部外者でも購入ができるような立ち寄り場所を増やす仕組みや、ネットで事前に注文したものを現地で受け取れるようにできるサービスがあれば、過疎地域の住民だけでないニーズが生じ、その分の利益で巡回の範囲を広げることもできるようになってくれればさらなる展開も期待できるのではないでしょうか。

ただ、このサービスをもっと円滑に進めるための問題があります。テレビ番組で紹介された内容を見ていると、その全てが現金決済のようでした。地域のお年寄りは何よりネットの利用ができないのでこうした移動スーパーを使っているのですが、スーパーに行けないということは、農協や郵便局についても歩いて行けるならいいのですが、そうでなければ改めて買い物のためのお金をどのように用意すべきかということになります。こればっかりは「とくし丸」のドライバーの方でも人のキャッシュカードで現金を出す代行というのはやれないでしょう。さらに多くのお宅を訪れて現金決済をする場合は、銀行に手数料を払って十分な金額の両替をしてから配送ルートを出発しなければならないということにもなります。

買い物のために年金が出たら全て出して家に置いておくというのも一つの方法でしょうが、それだと盗難や詐欺に引っかかったりして年金を根こそぎ盗られてしまう可能性もありますので、できればお金を使わない決済に移行することができればいいのにと思うことはあります。移動販売の方が払う決済手数料の安いデビットカードを使ってもらったりすることができれば、いちいちお金を下ろしに行かなくても済むのですが、問題は移動スーパーの方にそうした決済手段を用意するというコストが掛けられるかという事もあるでしょう。現在は一応ソフトバンク3G回線を使ってデビットカード決済のできる端末はあるようですが、そもそもとくし丸の業務で現金以外の決済が認められていないかも知れませんし、決済のほとんどが現金ならそうした用意も無駄ということになるので、兼ね合いが難しいところはあるでしょう。

今後は現金がなくても買い物をしたいという人が増えれば、電子マネーで決済を行ないたいという人も出てくるかも知れませんが、そうした事を普通に行なうにはまだモバイルインターネットの普及が山間部まで展開しなければなりませんし(電子マネー決済にはネット環境が必要)、何より電子マネーを使いたい人が安い金額でスマホを維持できるようにならないと、毎月のスマホ料金が高すぎて買い物を控えなければならないような事になるのもナンセンスです。

現在はこれでもかというくらい電子マネーを一般ユーザーに使わせようと様々なキャンペーンやマスコミによる宣伝もどきのようなニュースまで多く流されていますが、本当に現金に代わるものとして普及させたいなら、大手キャリアは「通話+電子マネー利用プラン」というような格安プランでも作らないと、過疎地域のお年寄り達や電子マネーを使うことを考えて主にスマホを使いたいという人にはとても電子マネーは普及しないでしょうし、加盟店が電子マネーを使うための手数料を取り過ぎればそもそも電子マネー決済サービスを提供するお店も少なくなってしまいます。中国でQRコード方式の電子マネーが日本と比べて普及しているのは、決済の手数料が日本よりはるかに安いからということもあるそうなので、電子マネーを本気で普及させたいなら、日本全国どこでも安く使えるようなインフラの整備についても、こんな所から考えていく必要があるのではないかと思います。


車で逃げる心理とその後のダメージ

北海道で警察の取締(パトカーによる追尾)から逃れるため、国道を突如∪ターンし「逆走」して逃げた軽自動車を運転していた男の人が逮捕されました。この事件はたまたま複数台の車にドライブレコーダーが付いていて逆走の様子を捉えていたことから、かなりはっきりと逃げる軽自動車(ダイハツのオレンジ色の「エッセ」)の姿が映し出されていました。実際にこれだけはっきりと映っているということは、ナンバープレートの文字も明らかになっているでしょうし、バイクで最初から取締を避けるようにナンバープレートを最初から折り曲げて逃げるのとも違います。

ドライブレコーダーの映像がテレビに映し出された事で車の所有者・使用者が確定され、盗まれた車でない限りは今回のように逮捕される事は簡単に考えられることです。それでも逃げる人間の心理があるというなら、テレビや新聞は、同じように逃げたところですぐに容疑者として特定されてその場で捕まるのと比べると、相当後々まで響くダメージになるから逃げることは全く得になりませんというアナウンスはあってもよかったのではないかと思います。

過去には運転手の逃げ得になる可能性として、飲酒運転をしていて事故の後の検証や摘発を避けるためその場は逃げて、酒が抜けた後に出頭したり、警察に追い付かれる前に「追い飲み」して、前から飲んでいなくて直前に飲んだと言い切って飲酒運転での厳罰を逃れようとする場合がありますが、新たな重大事故に適用される法律が制定されるに至っては、逃げ得や追い飲みをしてもさらに厳しい処罰が下される可能性があり、そんなに運転手の思い通りに逃げおおせることは難しくなっています。なかなかこの種の事故はなくならないという事はありますが、現代はこのように運転車が「逃げ得」を狙っても刑罰の面では確実にその責任を問われるということになってきています。今後も行政処分においては、すぐに自分の非を認めた方がダメージが少ないという形でのアナウンスができるように、現場での取締を行なって欲しいと思います。

最近では事故ではないものの、別の角度から車で逃げた事がニュースになった事件がありました。荷物を配送する軽貨物車が行方不明になったというものですが、荷物を一つも(?)配らないまま運転する本人に連絡が付かなくなったことから、当初は事故(崖や海に落ちたのではないか)である可能性も考えられたものの、実際はとあるコインパーキングで荷物を持ち出した車の中で寝ていたところを逮捕されることになってしまいました。

逮捕の直接の原因は、配達時に必要なことがある(代引きや着払で先方から集金することがあるため)支給されていた「お釣り」用の数万円を使い込んでしまったということだったのでした。

この際乗っていた車が本人の名義の車かはわかりませんが、少なくとも載せていた荷物が届かなかったことについて、荷主の方でお詫びの対応をしたこともあったようですし、お釣りの使い込みだけなら金銭的な弁償と職場への誠意を見せることで解決したかも知れませんが、本人が見付からない状態で全国ニュースになってしまったことで、逮捕された方のその後の人生にも大きな影を落としてしまったように思います。

私がこのニュースの第一報を聞いた時には車ごといなくなったということだったので、全国どこでも動いている車を探すにはNシステムがありますし、大きな道を通って逃げている分には簡単に見付かってしまいそうなので、まさか車に乗って逃げていないのではないかという気がしていました。しかし、荷物の載った車でそのまま逃走ていてまさかの捜査網の網に引っかかって逮捕になったわけですが、この「逃げ方」についてもあまりにもお粗末でした。現代は歩いて逃げるのでも多くの監視カメラに顔を写されてしまい本人を特定されることもあるのに、ナンバープレートで自分の事を晒す車で移動するというのはあまりにも逃げることの意味がない(つまりすぐに車や個人を特定されてしまう)事がわからず逃げていたというのはあまりにも短絡的で感情の赴くまま逃げてしまった事が伺えます。

今回逮捕された男性は、何らかの雇用主に対する不満や、仕事をうまくこなせないことの焦りを感じていたのかも知れませんが、頭がパニックになってしまって現実から逃避するような事になってしまったのかはわからないものの、荷物をほったらかしにすることで雇用主を困らせようと考えたとしたら、それはさすがに考えが浅いと言わざるを得ないでしょう。そもそも車を運転すること自体、事故を起こせば関係ない人にも怪我をさせたりするわけで、車の登録情報は全て管理されているわけですから、逃げるにしても車でそのまま逃げるということは絶対に良いことはないということを改めてここで訴えたいと思います。

最後に誤解なきように書いておきますと、この稿は決して「うまく逃げる」ということを勧めるものではありません。車ではうまく逃げられないから別の方法でということでは決してありませんので(^^;)。車で逃げる選択をした場合に恐いのが、うまく逃げおおせたと思っても必ず追いつめられるのに全力で逃げようとして、車を人命をも脅かす凶器に変えてしまう可能性があるということです。正常な判断ができるかわからないような状態で、車で逃げ切ろうなんて考えは決して起こさないように心掛けたいものです。


1000円の中古車のカラクリ

少し前にテレビを見ていたら、「1000円の中古車でどこまで走れるか?」という、中古車の価格の仕組みを知っている人から見ると、あまりにもしょうもない企画をやっている番組(4月24日放送 中京テレビ「それって!?実際どうなの課」)をつい見てしまいました。恐らくネットでの中古車販売ページで調べたのであろう、埼玉県桶川市の中古車販売店で売られている1000円の価格の付いた車検がわずかに残った古いスズキ・ワゴンR(走行距離は85900キロ)に乗って桶川から日光のいろは坂を無事に登れるのか? というチャレンジを行なっていたのですが、一応番組では一瞬車の諸経費が別にかかり、それは7万円くらい必要であることは明示したもののそれは一瞬の事で、1000円の車だからボロいというイメージだけで番組を進めていたのには、何と乱暴なのかと見ていてあまり良い気分にはなれませんでした。

一般的に自動車の価格というのは古くなればなるほど、あってないようなものになりがちです。例えば、車検のない車を自分で運んで持っていくというような場合に、販売店がタダでもいいから持って行って欲しいと(売れそうもない車を置いておくメリットがない場合もあるため)、便宜上1円とか100円とか1000円とかの価格を付けて客寄せに使う場合があります。その際の車の移動費は購入した人の負担になりますが、せめてそのような形で売られたものでなければ「1000円の中古車」とは呼べないというという風に普通なら考えます。

今回利用したワゴンRはどのくらいかわかりませんが車検が残っていて、ナンバープレートも付いていて自走で移動できるようになっていましたので、車で公道を走るためには必ずかかってくる「自動車重量税」「自賠責保険料」の残りの期間分(納車日から車検満了日までの費用の負担を請求されるのが一般的)については新たに購入する人に請求され、その後の自動車税の支払いが購入者の方に移行するように、「車検証の名義変更手数料」「車庫証明書発行手数料」、さらに車を最後に廃棄する人が払う分の「自動車リサイクル券」などがかかってきます。ちなみに、番組でちらっと映ったその諸経費は以下のようになっていました。

・車両本体価格 1,000円
・自賠責保険料 25,880円
・重量税 8,800円
・登録代 1,480円
・リサイクル料金 8,910円
・車両管理費 24,000円
合計70,070円

車はバンパーが取れかかり周辺にヘコミ、傷があるだけでなく車内装置のカーナビが壊れていてオーディオが取り外された跡があり、さらに内部のゴミは残っていて匂いもするというまさに「現状取引」と言えるものであったように思います。

しかし、上記の金額を見るとリサイクル料金は適正に取ってはいますが、車検がわずかしか残っていないと説明があったにも関わらず、自賠責保険料は25ヶ月分まるまる取り、重量税も2年に一度の車検の時に徴収される金額をまるまる請求されています(エコカー減税のない17年落ちの場合の料金で計算しています)。登録代こそ実費かと思うくらいの安さですが、最後の「車両管理費2万4千円」とは何なのか、整備費用でもなさそうですし、その根拠が不明です。

もし、現状のままで2年後までの車検を通した(ほとんど整備をしなくても車検場で問題が起こらなければ車検が通ってしまう可能性も0ではないので)ようなケースでこれだけの金額を請求されるなら納得がいきますが、名義変更だけして車を引き渡すだけの現状売りでこの価格を提示するような業者がテレビに出てしまうというのは(番組では新たに車検を取るような説明は一切なかったので)、この番組で出した内容をそのままにしておけばテレビ局側の知識不足で視聴者に誤った情報を与えることにもなりかねません。

さらに、いざという時の事故の損害を補償するための任意保険料は別途自分で用意しなければなりませんが、番組でほその点についての言及もないまま日光へのドライブがスタートしました。この点についても本当に車を運転するということがどういう事なのかわかっていない人がテレビ番組を作っているような感じがして、もしこの番組を見て車を安く買おうと思った人が出たらみんな任意保険に入らないで運転するのではないか? とだいぶ不安になりました。

今回使用したワゴンRは、恐らく前のオーナーが定期点検をしないでダメージが蓄積した車であるとは思いますが、車体価格というものが決まった金額でなく、古いから危ないということもないのに単に「1000円」という価格だけで不安なイメージを持って中古車を見るというところを狙ったのでしょうが、実際に車を購入される場合には外装はともかく自分の利用する移動の範囲で(主に市内走行のみなのか今回のような遠出があるのか)、購入方法も今回のような現状売りでなく、「整備料込み」、さらに車体価格が安いものでなく諸費用を含めた総額を比べて、自分にとって安い車を探すべきなのです。

今回番組に出演した中古車販売のお店は、どんな根拠で現状売りの総額を出したのかはわかりませんが、こういったことは自動車の価格の内訳について知識のない人にとってはわからないで本来払うべきでない費用を取られてしまう可能性があるということで、注意が必要であるということを晒してくれた事だけが救いのような気もします。大きな販売組合に加入している中古車販売店なら、組合の方で一元化した諸費用の取り方があり、その金額も納得できるものだと思うので、ここを読んでいる皆さんはくれぐれも「車両本体価格」の安さに踊らされないように注意しながら信頼できるお店から中古車を購入するように心掛けたいものです。


車のホイールは燃やすものではないが……

連休のテレビ番組を見ていて、何回も見ていると思ってついまた見てしまうものにいわゆる「投稿ビデオ」をスタジオのタレントさんらが揃って見る番組があります。最近のそうした番組では、単に面白いから撮ったというよりも、Youtubeに上げて多くの人からのアクセスを稼ぐために投稿されるようになものが増えてきたように思います。それと同時に、そうした番組に取り上げられるかはわからないものの、世間の注目を集めるためにアクセス数を伸ばそうと、実に様々な動画がネット上にアップされています。

そんな中、一年前にYoutubeにアップされた動画が元で逮捕されてしまっただけでなく、勤め先に大きな迷惑を掛けてしまうというニュースが有りました。それが何と、私の住む静岡県の店舗である自動車用品のお店「イエローハット」で起こってしまったのです。

動画には車のホイールにまず可燃性のスプレーを浴びせたあとでライターで点火し、ホイールからスプレーの成分が燃えだす動画を出してしまったことで逮捕になってしまいました。これは、もし何かの拍子に近くの物に燃え移った場合(場所はお店の倉庫のような場所)、お店自体が火事になってしまう危険性があったと思われるからだと思います。

なぜこんな愚かな事をしたのか? と思う方がほとんどかと思うのですが、同じような事件が起こると言われるように、仲間うちだけで見られているだけかと思ってていたものが広がってしまった系か、本気でYoutubeでお金儲けをしようと思って出した系という風に考えるしかありません。どちらにしてもこういった種類の動画を残していると、たとえネット経由でアップロードしなくても、動画を共有した仲間のうち誰かがついネットにアップして発覚することも有りえるので、こんな動画は残すものではありませんし、そもそもこんな行動を起こした事が周辺にバレたらどうなるのかを考えれば、決して起こしてはいけない事であることに違いありません。

さらに、お客さんの車やバイクを預かって整備や車検をするための作業をやっていたかもしれない中で火を出すことの危険については、車が事故を起こして炎上するような動画なども見ている人なら、絶対やってはいけない事で、イエローハットのアルバイトを含めた社員教育はどうなっているのかという批判はこれから出てくることになり、連休の始めから企業としては大変大きなダメージになってしまいました。なぜこの時期に逮捕されたのかはわかりませんが、いわゆる「見せしめ」として事を表ざたにするなら、一番関係者にとって痛いと思われる時期にニュース種にすることもあるということが今回の報道を見て感じるところではあります。

私のイエローハットのイメージで言うと、以下のリンクにある過去のブログでも書いたことがありましたが、トレードマークの黄色い帽子のマークが入った風呂桶の事を紹介させていただき、決して公衆浴場でその中にある「ケロリン桶」を持ち出して来ているわけではないということをアピールするためには大変便利なグッズで企業イメージは悪くなかったのですが。

車での温泉めぐりには「ケロリン桶」より「イエローハット桶」

そして、今回問題になった車のホイールに火を付けた事についても、古くて捨てるようなホイールをキャンプ用コンロのようにホイール自体を裏返しにした上で加工して利用することもできないことはないような気もしますので、お店とは関係ない安全に火を使えるところで真面目な「廃物利用・キャンプ・防災用品」の焚き火台としてプレゼンをすれば、加工の仕方にもよると思いますが、大きめの鍋も乗せて調理もできそうなポテンシャルがありそうなので、別の意味で注目が集まったのではないかとも思えるのですが(実際に「焚き火台 ホイール」でネット検索してみると実際に加工された方のページを見られます)、それだけに今回のホイールを燃やす動画がニュース映像で繰り返し再生されることで、危ないというイメージが付いてしまいそうなのは本当に残念です。