月別アーカイブ: 2016年3月

車中泊をするための車選び その2 そのままで車中泊が可能な車

前回は車中泊専用車とでも言うべき車を持てることを前提にした車選びの方法について書きましたが、なかなかそうした環境を持つ人ばかりではないというのが正直なところでしょう。毎月の駐車場代も莫迦にならず、できれば家族で1台の車をいろいろな用途で使い回したいというような場合は自ずと選択の車種も違ってくるでしょう。

子供さんも小さく交代で他の子供の送り迎えが必要な場合、乗用車タイプの車で定員が多い車を選択せざるを得ない状況があるご家庭も少なくないと思います。ただこうしたタイプの車は運転席より後ろの空間が広いので、シートを収納した際の段差を埋めるための対策さえちゃんとすれば、家族で車中泊の旅に出掛けられるようになるでしょう。そのためには板をDIYで車のサイズに切ってはめ込んだりしている方や、空気を入れてふくらませるキャンプ用のマットを使うケースもあります。

空気を入れるマットは便利そうですが、空気を入れる時よりも空気を抜く時が意外と大変になります。また、空気でふくらませるマット全般に言えることですが、車の中の金属に引っかかってパンクした場合、代替の用意がないととたんに車中泊の環境が悪くなってしまうこともあります。同じ空気を入れるマットでもウレタンの入ったインフレータブルマットの方がたとえ空気が抜けても多少は段差を解消できるようになります。小さくしまうのには力がいりますが、息を吹き込まなくても膨らみ、持ち運びにも便利です。例として、このようなキャンプ用品が出ていますので紹介します。

他のマットもあるのですが、自家用車で出掛けるということになると荷物がどうしても増えてしまいがちになるため、その収納について考えながら車も決めるようにしなければいけません。これから車を選ぼうと思っている方の参考にということで、普通車の中では一番車中泊しやすいのではないかと言われるホンダのフリードスパイクという車がありますが、後ろのシートを折りたたむと、十分大人が2人並んで寝られるだけの空間を作ることができます。

フリードスパイク車内

この写真がフリードスバイクの室内ですが、シートを出した時の荷室にあたる最後尾の部分に床下収納があります。後ろの空間を有効に使うためにはそのスペースに荷物をできるだけ押し込むのが無理と思うと、天井にネットを付けて軽い荷物を入れるスペースを作るか、屋根の上にケースを設置するかと考えがちになります。ただ、荷物が増えれば確実に燃費は落ちますし、人を乗せればさらに車重が重くなります。車中泊用のグッズを購入する際も、車での移動だからと言ってグッズごとの収納サイズを甘く見ない方がいいように思います。

市販されている普通車・軽自動車の中で車中泊にも使いたい車を選ぶ場合、可能ならフラットで大人が手も足も伸ばして寝られるスペースが作れる車かどうかを確認した方がいいでしょう。運転席後ろの部分だけで無理がある場合は、助手席を倒して後ろの部分とフラットに繋がるスズキのソリオやワゴンR、ハスラーのような車なら一名での車中泊は快適ですし、ダイハツのウェイクやホンダのNBox+のようなシートアレンジで軽自動車でも2名十分に車中泊できるような空間を作る車も出ています。

このような車を購入する場合、シートアレンジをして車中泊する場合に、用意した荷物をどこに置くかということを意識することが大事であると同時に、特に軽自動車・コンパクトカー特有の、遠出をする際に起こり得るかも知れない問題があることも知っておきましょう。今の車というのはスペアタイヤを用意する代わりにパンク修理剤を入れただけの車が意外と多いのです。

タイヤの表面に穴が開いた場合は付属のシガーソケットから動かすコンプレッサーを使ってパンク修理剤を入れたタイヤを膨らますことで応急処置になり、タイヤ交換なしに近くのガソリンスタンドやタイヤ店まで走ることも可能になるかと思いますが、縁石などでタイヤの側面を切ってしまった場合や、運行前点検を怠ったためタイヤがバーストした場合は救援を待つしかなくなります。普段の生活ではあまりタイヤのトラブルについて考えることはないとは思いますが、旅先の山の中でトラブルに巻き込まれるような事を想定すると、旅先の一日がまるまるトラブル対応で終わってしまうことにもなります。

ですから、今後スペアタイヤのない車で車中泊旅行へ行こうと思っている方は、今まで以上に旅立つ前のタイヤに対する点検をしっかりするようにしましょう。また、中古で購入する場合、車の中にあるパンク修理剤の使用期限を確認しておきましょう。使用期限を過ぎていた場合は新しいものを購入して車の中に入れておくようにしないと、万が一の時に困るかも知れませんので、車で遠出をする際には念のためパンク修理剤の使用期限の確認も行なっておきましょう。

※「車中泊をするための車選び」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 車中泊専用に仕立やすい車
その2 そのままで車中泊が可能な車
その3 今の車で強引に車中泊をする場合の条件

車中泊をするための車選び その1 車中泊専用に仕立やすい車

 車中泊をしたいと思ってこれから準備したいと思っている方も、すでにある車で何とか車中泊ができるようにしたいと思う方も、車がなければ車中泊は始まりません。ここでは、まずは車を選ぶところから考えていこうと思います。

個人や家庭の事情でなかなか車中泊に適した車を選べない場合もあるかも知れませんが、もし車中泊専用に車を持てるとしたら何がいいのでしょう。

簡単に考えると、最初からキャンピングカーとして売られている車を手に入れれば、ほとんど他には用意するものがなく車中泊の旅が始められます。キャンピングカーと言っても見るからに大きくて家族で使えそうなものばかりではありません。軽自動車のトラックやワンボックスカーをベースにして、ベッドや調理スペース、ヒーターやサブバッテリーを入れたキャンピング仕様の軽自動車も今では多く手に入ります。ご予算に余裕があるのなら、車中泊専用にそうした作られたキャンピングカーを手に入れるのが一番簡単です。

安いものなら200万円代(新車)で入手できる軽のキャンピングカーですが、何せエンジンが小さいですし、いわゆるエコカーの軽トラックやワンボックスもそうそうありませんから、運転していての乗り心地の悪さは我慢するしかありません。ただ、軽ワンボックスカーをベースにしたキャンピングカーなら周辺の人に週末レジャー感をふりまきながら走ることもなく、あくまで普通の自家用車だと主張するような形にできるかも知れないので、一台で済ますことができるかも知れません。

すでにメインの車が家族であり、自分の車中泊のためだけに車を買い足したい、しかも安く(^^;)というケースについてこれからは考えてみます。できるだけ安くということになると、車中泊用のキャンピングカーもどきを安く作る場合、5ナンバーではなく4ナンバーの、荷室がフラットになるタイプのバンが一番楽です。ただしそうした車は仕事に使う人が壊れるまで乗りつぶすような乗り方をするので、安く買うには新車より中古車ということになるかも知れませんが、これがなかなか程度のいいものを見付けるのに難しいものがあります。特に軽自動車の場合は10万キロを超えるような走行距離の車はいつ調子が悪くなっても不思議ではありませんので、遠距離の旅をこれからしようと思っている方はご注意下さい。

具体的な車種で言うと、軽自動車ならスズキ「エブリィ」、ダイハツ「ハイゼット」のようなワンボックスカー、普通車ならトヨタ「ライトエース」、「ハイエース」ニッサン「バネット」「キャラバン」、のような車です。商用車は荷物を運ぶため、運転席以外の空間がフラットになるように座席が折りたため、かなり広大な空間が出現します。その空間にそのままキャンプ用のマットを敷き、カーテンを付けるだけでも立派な車中泊車になります。

こうした車は家族が多ければ例えば自転車を乗せて子供さんを迎えに行くとか、車中泊の用途の他にも使えるケースがあるため、家族の反対も受けずに車中泊車を手に入れられる可能性は高まります。具体的な車中泊専用車に仕上げるためのノウハウは私にはないので、他の方が実践されているようなページを参照いただきたいと思います。

ただ、自分が車中泊旅行をする際の内装にあまりに凝り過ぎると、車の本来の用途で使えなくなったり、車を手放す時に大変になります。その辺は1年にどのくらいの期間、車を使うのかという事に比例させて中味を考えていくのがいいでしょう。

また、このような自由に空間が作れる車というのは大きな災害に遭遇した際に寝る場所としてだけでなく、窓に目隠しをすれば着替えや非常用トイレの設置場所としての活用も可能です。私もお金と場所の余裕があれば、車中泊用に商用の車を増車したいところですが、車を買うお金だけでなく駐車場の確保も問題になるので、全ての人におすすめの方法ではありませんが、こういったことが可能なら自分で車中泊専用車を作ってみてはいかがでしょうか。

※「車中泊をするための車選び」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 車中泊専用に仕立やすい車
その2 そのままで車中泊が可能な車
その3 今の車で強引に車中泊をする場合の条件

「車中泊徒然草+」について

このサイトを起こすきっかけとなったブログ「車中泊徒然草」は、元々自分が車中泊を快適に行なうためにそのノウハウを自分で調べていく中から始まりました。車中泊のために必要なグッズを調達していく中で、いろんな方向に興味の赴くまま書いていくうちに収集が付かなくなったような気もするのですが、一番の興味の的だったモバイル関連の記事を多くの方に支持していただき、大変に有難く思います。

今回、ブログの引越しを行なおうと思ったのは、改めて前のブログのカテゴリを変えたりするよりも、新たにこれまで書いてきた経験を生かしてまとめた方が自分もですがこのブログを読まれる方もわかりやすくなるだろうなと思ったからです。

ブログの題名は全く同じだと混乱しますが、やはり長年やってきたものだけに愛着があるので、某テレビ番組を参考にして「車中泊徒然草+」と「+」(プラス)を付けました。今後も旧ブログにコメントがありましたら返事は書きますし、今までの資産を生かすために積極的にリンクで昔に書いたものを紹介しながらニフティのブログは存続させます。旧居にも顔を出しながら新居での生活を始めるというイメージで今はいます。

これからしばらくは過去に書いた内容をまとめながら、初めてこのサイトに訪れていただいた方にもわかりやすいような分類で、それぞれの内容について自分でも理解していきたいと思っています。

このブログの中で紹介した内容については十分に調べた上でアップするつもりですが、こちらのミスや認識不足で正確ではない情報が記載されてしまう可能性も有り得ます。また、時間の経過に伴って、最新の内容ではないものが残ってしまう事もあるかも知れません。

もしこちらの記載内容に疑問を持たれることがありましたら、他サイトとの比較をするなどして十分に内容の確認を行なっていただけるようにお願いします。

もちろん、こちらの方で把握したものについてはその都度、追記をするなどしてページの内容についても更新するスタンスで書いていきますが、このページをご覧になった上で明らかに間違っているような点がございましたら、コメントからでもメールからでも結構なので、ご一報いただければ幸いです。

また、記事の中にネットからも購入可能な製品を紹介することもあります。その手段については、Amazonアソシエイトを利用しています。つまり、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

それでは、今後ともどうぞよろしくお願いします。

新ブログ「車中泊徒然草+」を開設しました

突然ではありますが、新たにブログを開設させていただくことにしました。このブログを閉鎖することはありませんが、新たな記事は新ブログの方に書くことになりますので、継続して読んでいただいている方は、リンク先のサイトへおいで下さい(以下のリンクからページが開けない場合は、右側にあるリンクをクリックしてみてください)。

(この記事は旧ブログに書いたものなので、旧ブログの方にはこちらのブログのリンクが貼ってあったのですが、ここでは外してあります)

単に余分なものが増えただけだということもありますが、このブログよりもいいものをという感じで、改めて1から書いていく感じで考えております。

それでは、今後ともどうぞよろしくお願いします。

公衆電話の役割は終わったのか

2年間行方不明になっていた女子中学生が、ある男の自宅で軟禁されていて、昨日女子中学生が男の隙を見付けて逃げ出し、無事に両親の元に帰ることができたということが大きなニュースになりました。この時、彼女が連絡を取るために使ったのが駅にあった公衆電話だったというのは、よく考えたら当り前の事ながら、このまま公衆電話が減り続けたらどうなるのだろうとふと考えてみたくなりました。

今回はたまたま軟禁されていた場所が東京で駅に行けば公衆電話も見付けやすいところにあったから良かったですが、田舎の人もそれほどいないような所に軟禁されたとしたらたとえ逃げ出すことができたとしても、助けを求めることが難しかったのではないかと思います。

公衆電話が減っている背景には携帯電話の普及があるとは思いますが、自分の事として考えてみて、いきなり見ず知らずの人に連絡を取りたいから携帯電話やスマホを貸してくれと言われても素直に貸せるかどうかはわかりません。大人なら緊急事態であることを視聴し、電話を持っている方に直接110番してもらうことを考え付くかも知れませんが、今回のような児童・生徒の場合は大人に声を掛けて電話を貸してもらったり相手に電話してもらうように頼むのは難しい場合もあるでしょう。

今回の女子中学生の場合は小銭を持っており、先に自分の家に電話したところ、110番への通報を母から勧められたようですが、今の子供たちはもしかしたら緊急ボタンを押せば、110番と119番への通報はお金を使わずにできることも知らなかったのかも知れません。これも、NTTが最終的に公衆電話をなくすつもりならば仕方ないですが、果たしてそれでいいのかどうかというのは、様々な緊急の場合を考えると公衆電話を完全にはなくして欲しくないと切に思います。

例えば、大きな遭難や事故・事件でなくても、ひょんな事からインキーをしたまま車を降りてしまい、何も持たずに車の外に出てしまって途方に暮れてしまうような事は今の世の中でも起こるかも知れません。今後の日本の社会は益々都市部に人口が集中し、山間部などは過疎化が進むことで今よりも車の旅で山間部を訪れてこうしたトラブルに巻き込まれてしまったら、最終的には公衆電話が最も頼りになる外部との連絡手段になるでしょう。

今後の公衆電話の運命というのがどうなるかはわかりませんが、最近ではキャッシュレスで決済できる手段が当り前になっているため、中に入っている小銭を目的に窃盗の被害に遭うこともないでしょう。いっそのこと、かつての新電電が限られた場所に設置していたことがあるクレジットカードを通せば通話できる電話機を設置してくれないかなと思うのですが、さすがにコスト面からは厳しいのでしょうか。

ふと昔を思い出すと、まだ自分が携帯電話を持てなかった頃はポケベルを鳴らされた場合のコールバックの手段として、「NTTカードC」という、公衆電話にテレフォンカードのような専用カードを通すことで、公衆電話の通話料を固定電話の請求と一緒にしてもらうシステムを活用していたのでした。このサービスもカードを偽造する犯罪が多発したことと、公衆電話の維持コストの問題で廃止になってしまいました。

でも、ライフラインの一つとして公衆電話は日本全国どこでも必ず置いてある所を定めて欲しいですし、小銭を切らしていても連絡ができるような非常用の仕組みは確保できていてもいいのではないかと思います。ただ、現状を見ると、とりあえず車の旅では外に出る時にも必ずスマホや携帯電話を持って出る方がいいと思いますし、少しの小銭くらいはポケットに入れて持って行くぐらいの用意はしておきたいですね。

あと、これは余談になりますが個人的に実現できないかなと思うのは、多少登録にお金がかかってもいいので、スマホ自体を車の鍵として使うことができないかなということです。頻繁にスマホを替える人は大変でしょうが、そうした方法で車の鍵を扱えるようになれば、少なくとも車の中にスマホを入れたまま車のドアも開けられなくなることはないと思うのですが。

ついに高速道路で100km/h以上合法的に走れる?

以前、軽自動車が普通自動車並みに高速道路でも制限速度が80km/hから100km/hに上がった時には私は軽自動車に乗っていたので高速使いが便利になると思ったのですが、実際のところ、下り坂では制限速度を超えてしまうこともあるでしょう。

意図的にアクセルをふかして大型トラックの間をすり抜けるようにして120km/h以上で走るのは申し開きができないでしょうが、特に最近は静岡県内をつなぐ新東名を走っていると道路の質がいいのか東名高速では100km/h以下で走っているつもりでも制限速度を超えそうになってあせることがあります。これは、新東名を走ったことのある人ならわかる感覚だと思うのですが、今回日本の高速道路で初めて最高速を110km/hから120km/hあたりにまで上げる計画があるというニュースを聞いて、やはりと思いました。

高速道路の事故で悲惨な想いをした方からすると、制限速度を上げることによって追突事故が起こった場合のショックは大きくなり、従来のままなら死亡にまで至らなかったというケースが心配される事は十分にわかります。ただここで大切なのは交通集中が起こった時や、天候が悪い時などは最高速度を下げる事で対応可能です。もちろん、そうした規制がある時はその速度を守らないといけませんが、ほとんど車がいない時には道路状況が良ければある程度速度を上げた方がいいケースもあると思うのです。

最初に紹介したように、道路の作りが良く知らない間にスピードが上がってしまっても速度が上がっている意識が少ないという新東名と、東北自動車道の一部で制限速度を上げる動きがあるということは個人的には有難いと思うと同時に、今よりも車のハンドルを握る際の責任が増えることは考えておかなくてはいけないでしょう。

あと、今回のような事はあくまで新しく作られた道路から行なわれるのであって、道路改修のされない高速道路でも同じように制限速度をむやみに上げるものではないとも思います。惰性でもスピードが落ちないような道でないところでむやみにスピードを出しても燃料を多く消費するだけですし、タイヤや車自体の調子によってはバーストする恐れがありますので、くれぐれも高速に乗る前には簡単なものでも点検はお忘れなく。

「LINE MOBILE」でLINEがMVNOに参戦する?

2016年の夏あたりから、あの「LINE」がデータ通信専用のSIMカードを販売する方向でいるという事がわかりました。名称は「LINE MOBILE」ということで新たなMVNOの流れになりそうです。

料金は月額500円からということですが、何のサービスが500円なのかはまだはっきりしたものが出てきていません。ただ、こういう形でのサービスになるということだけは発表されています。具体的には、LINEによるコミュニケーション機能を使う場合は速度制限を使わないというのが特徴で、それをそのまま信じた場合、ユーザー同士の音声通話はもちろん、ビデオ電話もできる可能性が高いということになります。

これは、LINEを中心に家族や知り合いとの連絡を取っている人なら、仲間うちでは全てこの「LINE MOBILE」に揃えるとメリットが出そうです。さらに、FacebookやTwitterについても速度制限なしに利用できるような形にすることがアナウンスされています。

LINE自体のサービスとして音楽のストリーミングでの聞紀放題サービスの「LINE MUSIC」がありますが、こちろの方もサービスの連携が用意される予定なのだとか。音楽のストリーミングサービスで思い出すのが、「U-mobile」でジャンルや特定のミュージシャンの曲を流し続ける「スマホでUSEN」(月額490円のサービス)と連携し音声通話プランにデータ通信無制限を付けた「USEN MUSIC SIM」(月額2,980円)と比べてどうなのか気にかかるところです。

まだ、詳しい情報が入らないため諸手を上げて賞賛するわけにもいきませんが、mixiのように新しいサービスが出てきたとたんにユーザー数が減るということも起こるのがこの業界の常です。本来はこの4月からサービス開始できていれば学生の需要にマッチしてかなり売れたのではないかとも思えますが、まだまだ現在のLINEの知名度は高いので、できるだけ早く概要発表から販売への流れになって欲しいものです。

各種付帯ロードサービスについて気を付けたいこと

 私は車のロードサービスの最大手、JAFに入っているのですが、今月来た月刊誌JAF Mateに、改めて自分達のサービスの優位性を押し出すような記事を見付けました。というのも、昔は車を買うディーラーでまずJAFへの加入を勧められ、年間四千円の会費を払って全く利用しないことにもったいないと思った人が多かったのか、今では様々な同様のサービスを行なう業者が増えたことで、JAFもそうのんびり構えてばかりもいられないといったところでしょうか。

ロードサービスとしては、クレジットカードに付帯されるものもありますが、一般的なのが自動車保険に加入すると付いてくるものでしょう。最近では保険料を追加することによって事故でない故障であってもレンタカーを出してくれるサービスまで展開しているところもあります。しかも料金は保険料を払えば実質の負担はないわけですから、JAFをやめて自動車保険付帯のロードサービス一本で行くという方も少なくないかも知れません。

ただ、JAF Mateをお読みの方はおわかりかと思いますが、あくまで自動車保険に付けるロードサービスということで思いもよらない限界もあることを把握しておくべきでしょう。

実際、車の救援のためにロードサービスを呼ぶ場合というのはそのほとんどが事故や故障である事は確かですが、そうでない場合も存在します。それは、車が雪や砂、ぬかるみにはまってしまってタイヤが空転し、動けなくなった場合なのです。

保険会社はロードサービスを本業にしているのではなく、あくまで本業である保険に付随したサービスとして提供しています。従って保険会社が提供するサービスというのは車が事故で壊れたり、車が故障して動かなくなった時に限定されます。ですから、先に挙げたタイヤが空転して動けないというのは事故でも故障でもないため、自動車保険に付けられるロードサービスでは出動して助けてもらえないということになるわけです。

ですから、そういったトラブルまで心配する場合には保険会社のロードサービスに加えて、何かしらの一般のロードサービスにも入っておいた方がいいということになります。いつでも回りに人がいて助けてくれるというわけではない以上、車で遠くに出掛けるにあたってはこうした準備も怠りなく行なうことが、旅先でのトラブルが起こっても何とか回避できるようになるのです。

私がJAFに入っているのは、最近になって四輪だけでなくバイクの救援もサービスし出したことと、自動車保険のロードサービスとの合わせ技で、更なるサービスを引き出せるからです。この話は以前このブログに書いたことがありましたが、大手の自動車保険会社なら、先にJAFに連絡することで、今回書いた事だけでなく、自動車保険のロードサービスだけでは足りないところをJAFのサービスでカバーするような特典が用意されています。詳しくは契約している保険会社に問い合わせてみてください。

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その5 なぜ安いかの理由を考える

ここまで、ワイヤレスゲートの使い放題プランの内容を紹介してきましたが、やはり気になるのは3日間制限もないのになぜ低価格を実現できているのかということでしょう。これについてはパソコンでネットを使っていて思い当るところがありましたので、今回はその点についてご報告します。

パソコンで使っている分でもそれほど早速のことでストレスを感じることはなかったのですが、これは規制を受けているのではないか? と思ったのはソフトのダウンロードをする際の時間のかかり具合でした。

というのも10~20MBくらいのソフトをダウンロードする際、やけに時間がかかると思いまして、調べてみたのですが、アップロード速度は5Mbps出ているような電波状況であってもダウンロード速度は完全に1Mbps以下の数百kbpsくらいまで抑えられているようなのです。

ただ、この速度にもばらつきがあるのでダウンロードサイトによって変わってくるのかも知れませんがやはりソフトやアプリのダウンロードに対する規制があることは間違いないですね。それでも、ダウンロードが途中で止まることはなかったので、他の作業をやりながら気長に待つようにすればダウンロード自体は問題なくできます。

YouTubeについては普通のサイズであれば問題なく再生されますが、ワイヤレスゲートのホームページを見ると、あまり動画を見まくると規制される可能性も出てくるようです。今後、モバイル通信のみでWindows Updateの大きなファイルを落とさなければならないようなケースでは代替の通信手段を用意する必要がありそうですが、こうした規制有りのSIMだということを認識すればそれなりに使えるのではないでしょうか。

ダウンロードを多くという方は、無制限プランというよりも高速クーポンを月間20GB以上用意しているMVNOとの契約を考えてもいいでしょうし、あえて中速から低速で無制限でも安いところに入ってダウンロードの遅さは我慢して使うという事でもいいかと思います。

また、月間3GBくらいの高速クーポンを持つ月間千円前後のプランと併用し、ダウンロードの時だけそちらのSIMを使うというパターンで解決する方法もあるでしょう。私自身の使い方では別にmineoの3GBプランを契約しているので、必要があればmineoの回線から高速ダウンロードを使えるようにしています。従って、こうした規制によってネット閲覧やある程度の動画視聴、音楽を流し続けるような利用方法ができるのであれば文句はありません。

ただ、ここを読んでいる方の中には日常的に大きなファイルをダウンロードすることを主にやりたいと思う方も少なくないでしょう。その場合には、ワイヤレスゲートにこだわらずに他のMVNOのプランを検討する余地はありますので、こうした内容も十分考慮の上で加入されることをおすすめします。

Wireless Gate SIM FONプレミアムWi-Fi その4 時間ごとのスピードテスト結果

先日、お約束した通り、連休明け最初のウィークデイである3月22日に、サービスを開始したばかりのワイヤレスゲートSIM 最大3Mbpsをうたうサービスはどこまで使えるのか検証するため時間を区切って速度を測ってみました。

速度計測に使ったアプリはAndroidではごく一般的なアプリ「SPEEDTEST」で、私の住んでいる静岡市内で、場所は移動していますができるだけ移動中でない状況で計測しています。具体的な数値は以下に示します。

時間 ping ダウンロード速度 アップロード速度

07:00 42 5.35Mbps  0.82Mbps
08:00 64 3.10Mbps  1.05Mbps
09:00 34 3.07Mbps  2.59Mbps
10:00 42 2.44Mbps  3.64Mbps
11:00 62 1.01Mbps  3.61Mbps
12:00 45 1.69Mbps  4.10Mbps
12:40 51 2.98Mbps  1.22Mbps
13:00 46 5.47Mbps  3.28Mbps
14:00 67 2.28Mbps  4.28Mbps
16:20 49 5.11Mbps  4.20Mbps
17:00 59 2.55Mbps  4.11Mbps
18:10 55 2.84Mbps  4.50Mbps
19:00 67 3.02Mbps  4.79Mbps
20;00 58 2.96Mbps  4.51Mbps
21:00 56 1.48Mbps  1.53Mbps
22:00 54 2.75Mbps  4.48Mbps
23:05 66 2.63Mbps  3.18Mbps

まだ、サービスが始まったばかりなので全体的に高速で安定していますが、スピードが落ちる時間帯もあることがわかります。ただ今のところは上りも下りも1Mbpsを超えてくれているので、ほとんどストレスなくスマホやパソコンでのインターネットに使えるSIMであるという気がします。

個人的にはこのような状態がずっと続くとは思いませんが、使いたい時に1Mbpsは超えて欲しいとは思うものの、いわゆる「中速」無制限のサービスを提供している「UQ mobile」の使い放題・最大500kbpsでも月額1,980円、もう少し早いパナソニックのLTEサービスWonderlinkの高速クーポン消費後700kbpsの契約「F-使い放題700」プランでも1,580円と、ワイヤレスゲートの価格的には競争する感じになるので、700~800kbpsで安定するなら十分ではないかとも思えるのです。

もちろんワイヤレスゲートは最大3Mbpsをうたっているわけですから、今回の結果は当然とも言えますが、この安さというのはかなり個人的には気に入っていて、速度が中速を守るくらいに落ちても契約は続けるつもりです。手始めに、今後どういう風に使っていこうかと楽しみです。