月別アーカイブ: 2016年3月

車中泊をするための車選び その2 そのままで車中泊が可能な車

前回は車中泊専用車とでも言うべき車を持てることを前提にした車選びの方法について書きましたが、なかなかそうした環境を持つ人ばかりではないというのが正直なところでしょう。毎月の駐車場代も莫迦にならず、できれば家族で1台の車をいろいろな用途で使い回したいというような場合は自ずと選択の車種も違ってくるでしょう。

子供さんも小さく交代で他の子供の送り迎えが必要な場合、乗用車タイプの車で定員が多い車を選択せざるを得ない状況があるご家庭も少なくないと思います。ただこうしたタイプの車は運転席より後ろの空間が広いので、シートを収納した際の段差を埋めるための対策さえちゃんとすれば、家族で車中泊の旅に出掛けられるようになるでしょう。そのためには板をDIYで車のサイズに切ってはめ込んだりしている方や、空気を入れてふくらませるキャンプ用のマットを使うケースもあります。

空気を入れるマットは便利そうですが、空気を入れる時よりも空気を抜く時が意外と大変になります。また、空気でふくらませるマット全般に言えることですが、車の中の金属に引っかかってパンクした場合、代替の用意がないととたんに車中泊の環境が悪くなってしまうこともあります。同じ空気を入れるマットでもウレタンの入ったインフレータブルマットの方がたとえ空気が抜けても多少は段差を解消できるようになります。小さくしまうのには力がいりますが、息を吹き込まなくても膨らみ、持ち運びにも便利です。例として、このようなキャンプ用品が出ていますので紹介します。

他のマットもあるのですが、自家用車で出掛けるということになると荷物がどうしても増えてしまいがちになるため、その収納について考えながら車も決めるようにしなければいけません。これから車を選ぼうと思っている方の参考にということで、普通車の中では一番車中泊しやすいのではないかと言われるホンダのフリードスパイクという車がありますが、後ろのシートを折りたたむと、十分大人が2人並んで寝られるだけの空間を作ることができます。

フリードスパイク車内

この写真がフリードスバイクの室内ですが、シートを出した時の荷室にあたる最後尾の部分に床下収納があります。後ろの空間を有効に使うためにはそのスペースに荷物をできるだけ押し込むのが無理と思うと、天井にネットを付けて軽い荷物を入れるスペースを作るか、屋根の上にケースを設置するかと考えがちになります。ただ、荷物が増えれば確実に燃費は落ちますし、人を乗せればさらに車重が重くなります。車中泊用のグッズを購入する際も、車での移動だからと言ってグッズごとの収納サイズを甘く見ない方がいいように思います。

市販されている普通車・軽自動車の中で車中泊にも使いたい車を選ぶ場合、可能ならフラットで大人が手も足も伸ばして寝られるスペースが作れる車かどうかを確認した方がいいでしょう。運転席後ろの部分だけで無理がある場合は、助手席を倒して後ろの部分とフラットに繋がるスズキのソリオやワゴンR、ハスラーのような車なら一名での車中泊は快適ですし、ダイハツのウェイクやホンダのNBox+のようなシートアレンジで軽自動車でも2名十分に車中泊できるような空間を作る車も出ています。

このような車を購入する場合、シートアレンジをして車中泊する場合に、用意した荷物をどこに置くかということを意識することが大事であると同時に、特に軽自動車・コンパクトカー特有の、遠出をする際に起こり得るかも知れない問題があることも知っておきましょう。今の車というのはスペアタイヤを用意する代わりにパンク修理剤を入れただけの車が意外と多いのです。

タイヤの表面に穴が開いた場合は付属のシガーソケットから動かすコンプレッサーを使ってパンク修理剤を入れたタイヤを膨らますことで応急処置になり、タイヤ交換なしに近くのガソリンスタンドやタイヤ店まで走ることも可能になるかと思いますが、縁石などでタイヤの側面を切ってしまった場合や、運行前点検を怠ったためタイヤがバーストした場合は救援を待つしかなくなります。普段の生活ではあまりタイヤのトラブルについて考えることはないとは思いますが、旅先の山の中でトラブルに巻き込まれるような事を想定すると、旅先の一日がまるまるトラブル対応で終わってしまうことにもなります。

ですから、今後スペアタイヤのない車で車中泊旅行へ行こうと思っている方は、今まで以上に旅立つ前のタイヤに対する点検をしっかりするようにしましょう。また、中古で購入する場合、車の中にあるパンク修理剤の使用期限を確認しておきましょう。使用期限を過ぎていた場合は新しいものを購入して車の中に入れておくようにしないと、万が一の時に困るかも知れませんので、車で遠出をする際には念のためパンク修理剤の使用期限の確認も行なっておきましょう。

※「車中泊をするための車選び」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 車中泊専用に仕立やすい車
その2 そのままで車中泊が可能な車
その3 今の車で強引に車中泊をする場合の条件


車中泊をするための車選び その1 車中泊専用に仕立やすい車

 車中泊をしたいと思ってこれから準備したいと思っている方も、すでにある車で何とか車中泊ができるようにしたいと思う方も、車がなければ車中泊は始まりません。ここでは、まずは車を選ぶところから考えていこうと思います。

個人や家庭の事情でなかなか車中泊に適した車を選べない場合もあるかも知れませんが、もし車中泊専用に車を持てるとしたら何がいいのでしょう。

簡単に考えると、最初からキャンピングカーとして売られている車を手に入れれば、ほとんど他には用意するものがなく車中泊の旅が始められます。キャンピングカーと言っても見るからに大きくて家族で使えそうなものばかりではありません。軽自動車のトラックやワンボックスカーをベースにして、ベッドや調理スペース、ヒーターやサブバッテリーを入れたキャンピング仕様の軽自動車も今では多く手に入ります。ご予算に余裕があるのなら、車中泊専用にそうした作られたキャンピングカーを手に入れるのが一番簡単です。

安いものなら200万円代(新車)で入手できる軽のキャンピングカーですが、何せエンジンが小さいですし、いわゆるエコカーの軽トラックやワンボックスもそうそうありませんから、運転していての乗り心地の悪さは我慢するしかありません。ただ、軽ワンボックスカーをベースにしたキャンピングカーなら周辺の人に週末レジャー感をふりまきながら走ることもなく、あくまで普通の自家用車だと主張するような形にできるかも知れないので、一台で済ますことができるかも知れません。

すでにメインの車が家族であり、自分の車中泊のためだけに車を買い足したい、しかも安く(^^;)というケースについてこれからは考えてみます。できるだけ安くということになると、車中泊用のキャンピングカーもどきを安く作る場合、5ナンバーではなく4ナンバーの、荷室がフラットになるタイプのバンが一番楽です。ただしそうした車は仕事に使う人が壊れるまで乗りつぶすような乗り方をするので、安く買うには新車より中古車ということになるかも知れませんが、これがなかなか程度のいいものを見付けるのに難しいものがあります。特に軽自動車の場合は10万キロを超えるような走行距離の車はいつ調子が悪くなっても不思議ではありませんので、遠距離の旅をこれからしようと思っている方はご注意下さい。

具体的な車種で言うと、軽自動車ならスズキ「エブリィ」、ダイハツ「ハイゼット」のようなワンボックスカー、普通車ならトヨタ「ライトエース」、「ハイエース」ニッサン「バネット」「キャラバン」、のような車です。商用車は荷物を運ぶため、運転席以外の空間がフラットになるように座席が折りたため、かなり広大な空間が出現します。その空間にそのままキャンプ用のマットを敷き、カーテンを付けるだけでも立派な車中泊車になります。

こうした車は家族が多ければ例えば自転車を乗せて子供さんを迎えに行くとか、車中泊の用途の他にも使えるケースがあるため、家族の反対も受けずに車中泊車を手に入れられる可能性は高まります。具体的な車中泊専用車に仕上げるためのノウハウは私にはないので、他の方が実践されているようなページを参照いただきたいと思います。

ただ、自分が車中泊旅行をする際の内装にあまりに凝り過ぎると、車の本来の用途で使えなくなったり、車を手放す時に大変になります。その辺は1年にどのくらいの期間、車を使うのかという事に比例させて中味を考えていくのがいいでしょう。

また、このような自由に空間が作れる車というのは大きな災害に遭遇した際に寝る場所としてだけでなく、窓に目隠しをすれば着替えや非常用トイレの設置場所としての活用も可能です。私もお金と場所の余裕があれば、車中泊用に商用の車を増車したいところですが、車を買うお金だけでなく駐車場の確保も問題になるので、全ての人におすすめの方法ではありませんが、こういったことが可能なら自分で車中泊専用車を作ってみてはいかがでしょうか。

※「車中泊をするための車選び」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 車中泊専用に仕立やすい車
その2 そのままで車中泊が可能な車
その3 今の車で強引に車中泊をする場合の条件


「車中泊徒然草+」について

このサイトを起こすきっかけとなったブログ「車中泊徒然草」は、元々自分が車中泊を快適に行なうためにそのノウハウを自分で調べていく中から始まりました。車中泊のために必要なグッズを調達していく中で、いろんな方向に興味の赴くまま書いていくうちに収集が付かなくなったような気もするのですが、一番の興味の的だったモバイル関連の記事を多くの方に支持していただき、大変に有難く思います。

今回、ブログの引越しを行なおうと思ったのは、改めて前のブログのカテゴリを変えたりするよりも、新たにこれまで書いてきた経験を生かしてまとめた方が自分もですがこのブログを読まれる方もわかりやすくなるだろうなと思ったからです。

ブログの題名は全く同じだと混乱しますが、やはり長年やってきたものだけに愛着があるので、某テレビ番組を参考にして「車中泊徒然草+」と「+」(プラス)を付けました。今後も旧ブログにコメントがありましたら返事は書きますし、今までの資産を生かすために積極的にリンクで昔に書いたものを紹介しながらニフティのブログは存続させます。旧居にも顔を出しながら新居での生活を始めるというイメージで今はいます。

これからしばらくは過去に書いた内容をまとめながら、初めてこのサイトに訪れていただいた方にもわかりやすいような分類で、それぞれの内容について自分でも理解していきたいと思っています。

このブログの中で紹介した内容については十分に調べた上でアップするつもりですが、こちらのミスや認識不足で正確ではない情報が記載されてしまう可能性も有り得ます。また、時間の経過に伴って、最新の内容ではないものが残ってしまう事もあるかも知れません。

もしこちらの記載内容に疑問を持たれることがありましたら、他サイトとの比較をするなどして十分に内容の確認を行なっていただけるようにお願いします。

もちろん、こちらの方で把握したものについてはその都度、追記をするなどしてページの内容についても更新するスタンスで書いていきますが、このページをご覧になった上で明らかに間違っているような点がございましたら、コメントからでもメールからでも結構なので、ご一報いただければ幸いです。

また、記事の中にネットからも購入可能な製品を紹介することもあります。その手段については、Amazonアソシエイトを利用しています。つまり、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

それでは、今後ともどうぞよろしくお願いします。


「旅行」カテゴリーについて

車中泊と名の付くブログを運営している割には、個人的には旅行の手段は多くあってもいいと思っています。必然的に車を使わない旅もするようになるわけで、ここではそんな旅全体の魅力について、紹介していく予定にしています。

基本的に旅行記や現地で見つけたものの報告が多くなると思いますが、車以外で行った旅を糧にして車中泊の旅の役に立つこともあるので、それぞれの交通機関の長所を生かすような形で旅を楽しみ、そのエッセンスを少しでも紹介できるように頑張りたいと思っています。


「コラム」カテゴリーについて

各カテゴリーの中にもそれぞれの内容に沿ったコラムを書く予定にしていますが、全く車中泊には関連しない内容のコラムをこのカテゴリーでは扱います。

個人の考えで書く以上、なかなか納得出来ないような内容も含まれるかと思いますが、車中泊に関する事以外の箸休めとしてお楽しみいただければと思っています。


「防災対策と車中泊」カテゴリーについて

車中泊のためにさまざまなグッズを用意し、車内に常備しておくことによって、もし何かの拍子に車で避難しなければならなくなった場合、そのまま防災グッズとして活用できます。

ここでは、車中泊のグッズと重複する場合もあるかも知れませんが、特に防災の観点で役に立ちそうなグッズやノウハウを集約させるために様々なコンテンツをまとめてみました。

特に、単三・単四型の充電池および、その電池を使用する品物を紹介したり、水分を持ち運ぶのには必要な水筒や真空断熱のボトルやタンブラー全般に関する内容もここで扱います。

最終的には車の中に用意した物だけでも長期間に渡る避難生活を続けられるような防災セットを自分で用意できるくらいの提案ができればいいと思っています。


「モバイル通信」カテゴリについて

車中泊と「モバイル通信」にはどういった関係があるのか? といぶかしがる方もおられるかも知れませんが、車でということだけでなく、旅行などで外に出た中で、メールやSNSだけでなくブログの更新やさまざまなインターネットを使った環境を構築することで、家と変わらないネット通信ができれば、自宅に留まる理由もなくなります。

このカテゴリでは外でも自宅と同じようにインターネットの様々な利用が可能なような通信回線を整備したり、新たなハードを使ったり、電源回りの周辺機器を揃えたりと様々な旅行に合わせて持ち物をどうするか考えます。

また、日々刻々と変わる新たなMVNOのプラン情報やモバイル通信のためのデータを集約させることで、自分だけでなくこのブログを見に来ていただいている方にも役立つ情報が提供できればと思っています。


「車中泊全般カテゴリ」について

旧「車中泊徒然草」ブログでは、あくまで自分の備忘録がわりに始めたということもあり、車中泊のブログでありながら車中泊の記事が見付からないというような事になってしまいました。

新たな「車中泊徒然草+」ではその反省を生かし、車中泊についての内容を分かるように分けて表示し、必要があれば前のブログのリンクを貼るなどして車中泊についての情報をお知りになりたい方ができるだけ早く目的の場所に到達できるように変更しました。

ただ、「車中泊」というものにも色々あります。バスや列車で深夜便に乗って移動するのも「車中泊」のひとつですが、ここで言う「車中泊」とは主に自動車で移動し、夜に宿に泊まらずに自動車の中で寝るという意味での「車中泊」について題材にしています。

さらに、そうした「車中泊」の中にも様々なパターンがあるわけで、完成した形で売っているキャンピングカーを使って旅に出るものから、大きめで荷室の広いトヨタ「ハイエース」のような車をベースにDIYして自分の城のような居住空間を作り出してしまうノウハウを持った方もいらっしゃいます。

残念ながらここで紹介する車中泊のスタイルはそのどちらでもなく、あくまで日常的に使っている普通の車で、しかも特別な工作などは行なわずに使う道具で工夫して、極端な事を言えばどんな車でもそれなりに中で寝られるように頑張るというスタイルになります。

もちろん、車中泊するのに便利な道具の紹介など、広く車中泊を行なっていらっしゃる方に有益な内容もあるとは思いますが、私の元からの車中泊のスタイルが勝手気ままということなので、期待していた割には知りたい情報がなかったという方もおられると思います。その点はどうかご了承いただきたく、お願いいたします。