お知らせ・各種ニュース」カテゴリーアーカイブ

このブログについてのお知らせや、ブログで扱っている内容について新たなニュースがありましたらここで紹介および解説を行ないます。

家のカギを失くした場合の用心に改めてスペアキーを作ってもらった顛末

先日に引き続き自宅の玄関回りの話になるのですが、昨日思うところあって自宅のスペアキーが無いことに気付きまして、改めて先日お世話になったカギ屋さんに出向き、家族分のスペアキーの作成をお願いしました。日々生活していて各々カギは持っているので、何事もなければ問題ないのですが、たまたまネット上に上がっていたニュース特集の見逃し配信を見ていて、定期的に取材される「カギのトラブルの実態」というものを目にしました。

自動ロックされるドアで(自分で取り付けたスマートロックの機能で一定時間経過後にカギが閉まる設定にしていたそう)、カギもスマホも持たないで外出してしまい中に入れなくなったケースや、キーホルダーを付けない裸のカギを無造作にポケットに入れて落とし、家族もスペアキーを持たずに一緒に買い物に出たことで部屋に入れなくなったケースもありました。ちなみに、テレビに出ていた業者さんは「カギの救急車」さんでしたが、出張しての作業の場合部品交換などなくても1万5千円(税抜)くらいの費用はかかっているようでした。

というのも、その番組で出てきたトラブルの中に、「急にドアが開かなくなった」と連絡があり、家の中にいる依頼者の元へ掛け付けたものの、何と玄関の外に置いてあった物干し竿がちょうどロックを掛けるように斜めにドアのところに挟まって、それが原因で中からドアが開かなかったという考えられないトラブルが紹介されていたのですが、その際も費用はしっかりと取られていたのでした。なお、その依頼者はお金を払うついでにあえてそのドアに付いているカギのメンテナンスを頼んでいました。

今後もし私が緊急的にカギの解錠をお願いする可能性としては、自動ロックされるドアではないので、持ち出したカギを落としてしまったり、カギを持って行くのを忘れて家族が外出して閉め出されるようなケースが考えられます。で、出した結論が普段使いでないスペアキーを用意しておくというのがいちばんてっとり早い気がしたので、ドアの歪みを直してもらった鍵屋さんで家族の分を含めスペアキーを作ってもらいました。

旅行の時などはできるだけカギを落とさないようにしまう場所にも注意はしていますが、バッグの中に入れているとバッグごと失くしてしまう(盗難含む)可能性もあります。そこで、今のところ財布の中に入れるか、信頼できる親戚に預けていざという時に連絡して開けてもらうようにするかといった感じですが、旅行中はバッグと財布は別の場所に入れて行動することが多いので、私の場合はお財布の中に入れておく方が、すぐにスペアキーを出すことができるのでトラブルにはなりにくいかなと思います。

今後は、ドアがスムーズに開くようになったということもあるので外付けのスマートロックを付けてスマホからカギを掛けたり開けたりできるようにすることも考えていますが、スペアキー自体は邪魔にもならないし、外からの鍵開けを依頼する場合に作業に支障をきたす原因にもなるという話も最初に紹介したニュースでやっていたので、今回はスマートロックの導入は考えずにスペアキー作成を依頼しました。全く部品交換のない場合でも、自宅まで来てもらっての作業を依頼する場合、いわゆるボッタクリの業者でなくても一回最低1万5千円~2万円くらいはかかってくるので、全くスペアキーを作っていない場合、まずは作っておくことを個人的にはおすすめしたいです。

JR東海道線の不通の理由を見ていくと改めて大変だとわかったトンネルの維持・管理

昨日は静岡県内を走るJR東海道線が始発から動かず、動いたのは午後からということになりました。JRだけでなく私鉄も乗り入れている首都圏と比べると地方路線というのはJRに頼って会社や学校に行っている人も少なくなく、路線バスを乗り継いで不通区間を移動するのは単に大変ということだけでなく、物理的に多くの人数を一度に輸送できないので、かなりの影響が出てきます。

なぜ、半日も運行ができなかったのかというと、元々電車が動かなかった理由は、昨日未明に回送列車のパンタグラフから火花が飛び、その原因を見付けることができなかったからです。昨日夜のニュースで、ようやくその原因についての報道がありました。用宗~焼津間の石部トンネル内にある「漏水防止板」が剥がれ、それが回送列車のパンタグラフと接触して火花が散ったということがわかりました。

以前のニュースで、その石部トンネル内で冠水が発生し、信号の誤作動が起きたりしたことでダイヤ通りに運行できなくなったというような事を聞いてはいたのですが、今回の運休の直接の原因である「漏水防止板」の設置と関係あるのか、その辺がはっきりしないと今後も長時間の不通とまでは行かないまでも、また近辺に大雨が降った後に不安定な運行になってしまうのではないかという不安が募ります。

それにしても、私の住む静岡では全国の非難の的になったリニアモーターカーの工事の問題がありましたが、トンネルからの水が出てくるということになると、本当に大変な事になるという事を感じました。個人的な感想で言えば、トンネルが完成してしまえばそこまで水が出ることも無いのでは? とも思えたのですが、今回の石部トンネルの内部についてのニュースを調べてみると、必ずしもそういうことではなく、大雨の後には水が出ているみたいなので、今回のような事故が起こることも考えて、きめ細やかな管理が必要な事が改めてわかりました。

となると、JR東海道線のトンネルより、より水がじゃんじゃん流れてきそうな、南アルプスを通す長い長いトンネルは、無事に出来たとしてもその維持管理は本当に大変ではないかと思います。まだできていないうちからこんなことを書くのもどうかと思いますが、リニアモーターカーが南アルプスのトンネルの中で停まってしまったらどうなってしまうの? と心配になりました。

BS4K・8Kの民放撤退について考えてみると4K放送におけるプログラムの独自性問題が

新たなテレビ放送規格である4Kについて、民放各局が撤退をするのではないか? という報道が先日出ました。テレビを見る側からすると、民放の4K放送というのは、4Kの画質については違いはあることはわかっていても、放送されるプログラムがBS放送とほぼ同じということで、あえて4Kを見られるようなハードを用意しなくても良いと思う方も少なくないでしょう。

私はと言えば、以前メルカリで外付けの4Kチューナーを安く入手したので、主にNHKBS4Kの番組を見る機会があります。昨日行なわれたMLBのワールドシリーズについても、地上波と4Kで同時放送されたのですが、4Kの方はニュースによる中断がないので地上波より見易いということはありました。また、毎日夕方にはBSの方で放送していない海外のミステリードラマを放送してくれているので、結構見ています。また、大河ドラマをお昼から本放送してくれるので、夕方や夜に見られそうもないような場合には、あえて4Kの方で見るような事を普通に行なっています。

そういう意味においては、NHKの衛星受信料を払っているなら4Kが見られる装備を追加することの意味はありますが、今後民放各局が4Kから撤退して、NHKだけのチャンネルになった場合、どうなってしまうのかという感じはあります。

ただ、そもそも民放はBS局においても24時間通販番組を流す「ショップチャンネル」や「QVC」の内容をそのまま流す番組を放送していたり、コンテンツの整備が追い付かない状況です。こんな状況の中では4Kにお金を使うくらいなら、BSの番組についてもう少しお金を回してくれた方が良いのではないかと思えます。

また、BS放送のネットとの同時配信が実現されれば、そうした新たな番組もネット環境を持っていさえすれば見られるということになります。果たしてNHKの地上波のみの契約をしている人に民放のBS番組を見せて良いのかという話は出てくるかと思いますが、民放TVの見逃し配信を行なっているTVerではBSの主な番組についても見逃し配信を行なっていますので、そうしてBSアンテナのないところにもBS番組を同時配信できれば、また状況は変わってくるような気もします。

ネット配信については、私が今使っているAmazon TV Stickに4K対応の製品を使っていますが、テレビが4K対応なのでその実力を発揮できないでいます。話を外付けの4Kチューナーに戻しますが、このチューナーにもハードディスクを接続すると番組の録画ができるのですが、地上波やBSと比べるとかなり容量を食うということがあり、あまり4Kの番組を録画して残そうという感じには現在なっていません。この辺も、「多少画質は悪くても多く残せる」というニーズはあります。録画媒体としてのブルーレイもなくなっていく中で、DVDだと長時間録画が厳しい4Kは、そういう意味でも利用していくのは厳しくなっていっています。

ネット配信についても、画質を落とすことであえて高速にこだわらず「中速」でもそれなりに制限なく見ることができるなら、あえて4Kにこだわることはないと個人的には思っています。BS4Kの免許は5年更新ということですが、このままだと多くの人が知ることなく終わっていくのかなという感じもしますね。もし残したいのだとしたら、やはり魅力的なコンテンツの提供、それに尽きるのではないでしょうか。

Ankerのモバイルバッテリー・周辺機器のリコール騒動でアフターサービスの重要性を思う

最近になって、普段はネットニュースでしか見ないニュースが、テレビなどでも報道されるケースがあります。今回、Ankerのリチウムイオン電池が不具合を起こしてしまう可能性があるということで大規模なリコールが発表されたことが報道されています。

実は、この情報はこちらから情報を取りに行くまでもなく、メールでリコール情報がこちらに届きました。というのも、私はAnker製品をアマゾンで購入していたのですが、その中で今回リコール対象になった製品(Sound Core3というBluetoothスピーカー)があったということで、すぐにアマゾンからメールが届いていたのです。

私が購入した日時がリコール対象期間だということで連絡が来たのですが、そのメール内リンクであるAnkerの特設サイトへ訪問すると、シリアルナンバーの入力を求められ、本体にあるシリアルナンバーを入力したところ、私の製品は対象外(つまり不具合を起こす心配は今のところない)ことがわかりました。

こうした対応がされることで、逆に安心して使うことができます。Bluetoothスピーカーは旅行にも持って行く可能性が高いものであり、もし問題ある製品を交換対応しないでそのまま使い続けていた場合、それこそ自分が事故を引き起こす原因になってしまう可能性すらあります。

こうした購入遍歴からの連絡というのは大変にありがたいものです。アマゾンからのメールにあったのは、本人が自分用に使う場合はもちろんですが、中には使っていて良いものだと思ったり、周辺からの評価が高いと判断した上で、ギフトとして親族や友人にプレゼントしている場合です。

多くの人が現代はスマホを使ってはいるものの、もらったものがいつ作られ、それがリコール対象かも知れないということまではわからないので、本当にリコール対象なのかの確認をしない中で、発火などの事故を起こしてしまう危険性は出てきます。そうした恐れを、送った人の方に連絡することで、未然に事故を防ぐために役に立ちますので、自分で使うものについてはちゃんと製品登録するとか、人にあげるものについては信頼できるところで購入し、もし同じようなリコール報告のメールが来たら、それを逃さないようにしてしっかりと送った相手に伝えるように心掛けることも大事だと思います。

MVNOの契約とセットで安くなるU-NEXTプランにIIJmioも参入したがどれが良い?

ここのところ、楽天モバイルとのセットや、本家のMVNOサービスでかなりサービスをプッシュしている感のあるU-NEXTが、今度はIIJmioと組んだセットプランを出すようです。

2025年10月16日からサービスが開始される「U-NEXT for スマートシネマ」は、IIJmioのギガプランと合わせてU-NEXT(月額税込2,189円)をセット契約すると、毎月の利用料から月額220円割引となるそうです(ということは、IIJmioのギガプランを普通に使っている状態に足すなら1,969円でU-NEXTを使えるようになります。

さらに、楽天モバイルとのセットプランのように、通常契約の場合毎月もらえるはずの1,200ポイントがもらえないということはありません。このポイントは映画鑑賞やオプション(見放題以外のレンタル料や電子本・提携映画館での映画鑑賞券などに変わる)にも使える、1ポイント1円相当の利用が可能なので、このポイントを定期的に使い切るような利用ができれば、実質的には月769円で映画などの見放題だけではなく、来週のNPBドラフト会議の様子をリアルタイムで見たりと、それなりにお得感が出てきます。

さらに私の場合、アマゾンプライムとU-NEXTを両方契約しているのですが、最近は通常のプライム会員だと映画の途中でCMが入ったりするので、両方で同じように配信がある場合にはU-NEXTの方で見る機会が増えています。格安の端末を購入するためにIIJmioに加入し、しばらく契約を維持しながら利用している方にとっては安くU-NEXTに加入できる選択肢が増えた格好になっています。

ただ、私の場合は同じMVNOとのセットプランでIIJmioではなくmineoの方のセットプランに入っています。mineoの場合はセットで加入すると110円割引と、IIJmioよりは高いのですが、この辺は組み合わせるMVNOがどのくらい使えるのかというところもポイントになってくるのではないかと思います。

まず、毎月の1,200ポイントの付与がない楽天モバイルの場合は、料金は無制限で固定されているので、動画配信などで使わなければ損というような感じになっています。この回線だけで家でも外でも動画やライブなどを(見放題の作品が中心)見まくるには最適ですが、個人的には一人暮らしで光回線も引かない(引けない?)方にとっては良いと思います。ただ、すでに自宅に光回線を引いていて、外ではちょっと使ったり、旅行の際など限られた時に使うということなら、今回紹介したIIJmioやmineoとのセットもありかと。

ただ、今後povo2.0のトッピング(7日間と30日間U-NEXTが使えるトッピングが過去にあったのです)が出てきたら、そちらの方が魅力的かも知れません。povoは色々な期間限定トッピングを出していますが、エンタメ系のトッピングは通年で利用できるようにして欲しいものですが。

私の場合、mineoでは低速でも最大1.5Mbpsでデータ通信が可能な(高速クーポンを減らさずに利用可能)「パケット放題plus」を付けたプランで契約しているので、自宅にいる時には光回線で利用し、外にいる時には何とか低速でも動画配信をスマホやタブレットで制限なく見ることができることから、こちらの方を選択しました。なお、IIJmioと違ってmineoのパケット放題plusのようなサービスは他のMVNOからは出て来ないので、できるだけ安く外でもいつでも使えるモバイル回線ということで今後しばらくはmineoから乗り換える予定もありません。IIJmioの場合はU-NEXTとセットで使えそうな魅力的なプランが出てくるのか、それがポイントになりそうです。

auのStarlink Direct対応機種から見た衛星との直接通信ができそうなお手軽スマホ

私は今のところ楽天のサービスが出てくるまで待ちの姿勢で、いざという時にはStarlink miniのアンテナを使って圏外の場所からの通信を行なうつもりでいますが、今の時点でいざという時の通信衛星とスマホの直接通信をサポートする「au Starlink Direct」の対応スマホに以下の機種が対応することが発表されました。

・10月15日対応(すでに利用可能)
Samsung Galaxy S25
Samsung Galaxy S25 Ultra

・10月下旬以降順次対応予定のもの
Samsung Galaxy S24
Samsung Galaxy S24 Ultra
Samsung Galaxy S24 FE
Samsung Galaxy S23
Samsung Galaxy S23 Ultra
Samsung Galaxy S23 FE
Samsung Galaxy S22
Samsung Galaxy S22 Ultra
Samsung Galaxy Z Flip6
Samsung Galaxy Z Fold6
Samsung Galaxy Z Flip5
Samsung Galaxy Z Fold5
Samsung Galaxy Z Flip4
Samsung Galaxy Z Fold4
Samsung Galaxy A55 5G
Samsung Galaxy A54 5G
Samsung Galaxy A53 5G
Samsung Galaxy A25 5G
Google Pixel 9
Google Pixel 9 Pro
Google Pixel 9 Pro XL
Google Pixel 9 Pro Fold
Xperia 1 VII
Xperia 1 VI
Xperia 10 VII
Xperia 10 VI
AQUOS sense9
AQUOS sense8
AQUOS wish4
Xiaomi 14T
Redmi Note 13 Pro 5G
arrows We2
motorola razr 60 ultra

これらの機種を使っているなら、特に現在auの契約がある場合には順次直接衛星との接続サービスが利用できるので、いざという時のために操作のやり方などを覚えておくと良いでしょう。私のようにノートパソコンくらいのアンテナを持ち歩けるなら、別にどんなスマホでも良いのですが、スマホ単体で衛星通信ができると、持ち出すものが最少限で済みます。

auとの契約をしていない場合でも、月々1,650円でサブ回線としてStarlink衛星との直接通信ができます。ただその際、対応機種を持っていないと話になりません。今回発表された対応機種の中で、国内メーカーのスマホの中では「AQUOS wish4」「arrows We2」あたりが、中古で程度の良いものを安くゲットできそうで、セキュリティアップデートについても2028年くらいまで行なわれるのではないかという話もあるので、今使いながら将来本格的に直接衛星通信をする前のつなぎに使いたいというニーズには合うのではないかと思えますね。

これがまた、来年になると楽天モバイルの衛星直接通信のサービスが本当に始まることになると、当面利用料は無料になるのか、別のプランができるのかわかりませんが、それ以上に望まれるのが早めの対応端末についての情報でしょう。私はそこまで待って今のスマホを買い替える予定ですが、それと同時にOSアップデートやセキュリティアップデートがいつまで提供されるかというところも大事です。

また、衛星関連であれば、Starlink miniと比べてもかなり小さな衛星とやり取りのできるアンテナ(「コンパクト」プランの場合は最大100Mbpsだそう)を使えるプランがあるAmazonの「プロジェクト・カイパー」も来年日本でサービスが開始される可能性もあります。そちらの方を選べば、別にアンテナを持ち歩くことになりますが、料金と実用性のバランスを考えて、新しいスマホを買わずにアンテナを買ってスマホだけでなく手持ちのタブレットやパソコンを直接接続する運用に徹する考え方もあります。

本来は急がずじっくりと構えるのが良いかと思いますが、今回の発表でそれほど費用を掛けなくても今すぐ(発表によると今月中)からスマホとの直接衛星通信が使いたいという方は、今回の発表や今後の続報をしっかりチェックしましょう。

災害時の携帯電話基地局の停電対策として小回りの効くLPガスをソフトバンクは配備

大きな地震が起き、電気がすぐに復旧できない場合、携帯電話の基地局は送信用の電気があるうちはモバイルインターネットに必要な電波を送信することができますが、恐らくそこで使われているであろう蓄電池が空になってしまったらそれまでです。2024年の能登半島の基地局もそんな感じでしばらくはモバイルインターネットの利用ができませんでした。

そのため、Starlinkを始めとする衛星通信の設備を避難所に送ったり、車そのものに基地局を積んだ車や船を現地に行かせるような事で被災地でのネット通信を何とか使えるようにする動きがありました。

今後は、auや楽天については通信衛星とスマホを直接ネットにつなぐような形でのサービス展開を考えているものの、そもそも衛星や飛行機・飛行船などを使わなくても、地上にある基地局自体を何とかするような取り組みについてソフトバンクの発表がありましたので、今回はその話について書こうと思います。

ソフトバンクは、基地局を長期停電時に動かすための発電機を動かすための燃料を燃費効率が良く長期保存性に優れた「LPガス」にしているそうです。そして、災害対策用に基地局に常設の発電機だけでなく、LPガスで稼働する非常用可搬型発電機(移動が可能)なものを全国に配備してきたそうです。そうした発電機をいざという時により使えるようにするため、全国に9ヶ所ある燃料備蓄拠点から全国にあるソフトバンクの携帯電話基地局へLPガス容器を迅速に配送し、設置から回収まで一貫して対応というシステムが2025月10月から開始されたということです。

実際のところ、2024年の能登半島地震の場合は、車で被災地まで行くルートが寸断されてしまったので今回の対策でどこまでできるのかという疑問点はあるものの、阪神大震災や東日本大震災のように、何とかトラックが被災地まで行けるようであれば、備蓄しているLPガスを積んだトラックが一気に被災地に向かい、基地局を動かすための電気が止まらないような対応をしてくれる可能性はあるわけです。

こうした状況をユーザーが知っておくと、地上基地局が圏外になりにくいということにもつながるかも知れませんので、安易に通信衛星を使わなくても、普通にスマホを使うことができる状況も場所によってはあるかも知れません。

そういう意味では、大手キャリアにはそれぞれ災害対策をがんばって欲しいですし、たまたま自分が罹災したところで、キャリアによってつながるところ、つながらないところが出てくる可能性はやはりあると思います。どのキャリアも全くだめな場合にはStarlinkのような直接衛星通信が威力を発揮するわけですが、できれば地上の基地局が使えればそれに越したことはないので、日々のネット通信においてもうまく複数のキャリアを組み合わせて使うことで、色々なトラブルを回避することもできる可能性が高くなっていると思います。

私の場合は4つのキャリアは抑え、さらにStarlinkも使えるようにしておりますので、自分の体自体に問題が起こらず、利用するハードが生き残っていればどこからでも発信することは可能になると思います。自分の安否を伝えるにもネットがつながっている必要があるので、何かあったらすぐに使えるように、基本料金の安いキャリア回線を利用しているプラン(MVNO含む)を契約しておくことの大切さを感じます。

災害はいつ起こるかわかりませんので、思い立ったら契約してみるのも良いのではないでしょうか。今のスマホには複数回線を入れられるので、メインで使っている回線以外にも、とにかく一つ別契約の安いプランを入れておくことも災害対策になります。

NHK ONEの無事にトラブル解決した移行手続きと新しいアプリでの利用について

昨日のエントリーで紹介した新しいNHKプラスサイト(アプリ)への移動トラブルですが、すでに問題は解消していまして、Gmailで登録したIDについても問題なく移行することができました。

一応、先月の段階で旧NHKプラスに登録していたメールアドレスにメールが届き、今回の移行についての説明については受けていました。ただ、移行は10月1日にならなければできなかったので、具体的なイメージがわかない中での当日となったのも、登録ができない人が多発した原因だったのではないかとも思えました。

今回の変更でウェブサイトも変わり、アプリも新しいNHKプラスのアプリをまずはインストールし直す必要があります。その上でログインするのですが、その際旧NHKプラスのアカウントを持っていた人は、登録していたメールアドレスを入力することで、そのアドレスに認証番号が届くので、改めてウェブからその番号を入力することで次の段階に進めます。

ここまでではパスワードは設定されていないので、新しいパスワードを設定することで新しいサイトを使えるようになります。後は違うハードでアクセスしたり、別のスマホのアプリでログインする時にもそのメールアドレスとパスワードがあれば良いのですが、あとテレビでNHKプラスを使う場合には、新しいアプリのインストールはもちろんですが、テレビの方でも画面の指示にしたがってパソコンやスマホを使っての登録作業が必要になります。

私の場合は、NHKとの契約は済んでいるので、以前と今回ともNHKプラスの使い勝手は全く変わっていないのですが、今後は動画配信だけでなくNHK関連のニュースサイトを使うにあたっても、チューナー付きのテレビを持っていない中でサイトを利用する場合には、受信料契約が必要になるということです。

NHKは必要ないサブスクで十分という方は、もはや新たなNHK ONEサービスは必要のないものかも知れません。ただ私はNHKプラスを使いながらサブスクも使うような形で考えています。ネットを使った配信だけで十分というのは、正常に社会が回っている時には良いと思うのですが、ネット自体が災害で使えなくなったり、サイバー攻撃や内部でのミスのために滞るということは普通にあることなので、インターネットに依存しない媒体としてのテレビというのは、そこまでオワコンにさせたくないというのが正直な気持ちだったりします。

NHKは先日、ラジオの再編についてのアナウンスもありました。近いうちにAMのラジオ第二放送は終了の見込みで、今後は語学番組などはFMに引っ越すようになるそうです。ただ少なくともAM放送は続くようになるので、民放AM局がFMに移行するようになってもAM・FMの二バンドラジオは使えますし、現在払っている受信料の一部がAM局の送信設備のメンテナンスにも使われています(具体的な金額については公表されていませんが)。ラジオ自体には聴取料は発生しないものの、今回のNHK ONEを使いながらテレビ・ラジオの設備が維持されるという点もあるので、私はテレビ・ラジオ・ネット配信とセットで今後も使っていきたいと思っています。

ネット手続きがうまく行かないのは自分のせい? それともサービス提供側のせい?

昨日は個人的にも色々ありました。ネットニュースで概報の通り、NHKの新しいテレビ同時配信や見逃し配信をカバーする新サイト「NHK ONE」は、登録メールアドレスにGmailを使っていたので、NHK+からの移動が全くできず、ウェブで何度メールアドレスを入力してもログインのための時限パスワードが送られてきませんでした。当所、自分のやり方が悪いと思い、移行手続きではなく新規登録でもやってみたのですが、全くどうにもなりませんでした。

ニュースが出て自分が悪くないことがわかったので、ようやく落ち着き、ID移行の手続きは明日以降に持ち越したいと思っています。やはり、月初のしかも10月始めというのは色々大変なのかなと思ったりもしたわけなのですが。

同日、前のエントリーで紹介したように、10月1日に合わせて初月無料で利用が可能なU-NEXTの申込みを行ないました。加入の仕方には色々あるのですが、今回はmineoのエンタメオプションとしての契約を選んだのですが、実はこれもうまく入会できませんでした。何度やってもNHK ONEと違ってメールは返ってくるのですが、U-NEXTに加入できませんというメッセージが入ってくるのです。そこで、mineoのチャットで係の人とチャットしてその原因を探ったのですが、ちゃっとだと本人確認の手続きができないので、改めてカスタマーセンターに電話してくれと言われました。

mineoのカスタマーセンターはフリーダイヤルなので、多少待たされてもそれは大丈夫だったのですが、一通り話してみてもすぐに不具合の原因がつかめず、折返し連絡をいただくことにしたのですが、その時点で自分が悪いのではなく向こうのシステムに問題があるのでは? それはたまたまその日が10月1日だったのでNHK ONEのように何かがあったのではと思っていたのですが、結果はまるで違いました。

今回つまずいた原因は、mineoに加入した際には、追加でエンタメ系のオプションを契約する場合、その支払い方法を合算する場合にはマイページからまずは支払い方法の変更(エンタメオプションも通信費と一緒に支払う手続)をする必要があったのです。せめてオプション契約できないメールの中に、その内容くらい書いておいてくれよと思ったのですが、パスワードをハッキングされたような場合、知らないうちにエンタメ系のオプションに勝手に加入させられることを防ぐための対応でもあるので、ここは素直に受け入れ、何とかmineoのオプションとしてのU-NEXTを使えるようになりました。

今後は、映画の他にスポーツとして卓球の試合を生配信してくれるのが有難いので、その他のスポーツ中継配信も見ながら、ポイントは基本的には電子本の購入にあて、またたまたまポイント活用して映画を見に行けるような機会があったら、映画代の足しにでも使って、ポイントを現金のように使い切ることを目標にしようと思います。

今は、価格の安さや通販の送料無料という強みのあるアマゾンプライムがコストパフォーマンスは高いですが、今後アマゾンもどうなるかわかりませんし、冷静に自分のライフスタイルと合ったエンタメ系のサブスクを試してみたいと思っています。

NTTの加入電話が来年4月から値上げになるのはメタル回線置き換え費用負担も?

個人的にはインターネットのADSLがサービス終了するのに合わせて解約してしまったNTTの加入電話回線ですが、惰性で契約を続けている方もいるのではないかと思います。光回線に付けられる電話回線を含めて、市外局番から始まる古い電話番号というのはあらゆる営業のための電話や事によると詐欺ではないかと疑われる電話の窓口になってしまうので、私はあえて契約を続ける意味はないと判断しました。

私が解約した回線は月額1,600円くらいでしたが、これにADSLサービスで2,000円くらい払っていたので、大体3,600円くらいで自宅用のインターネット環境をかつては作っていました。ADSLは電話局との距離でスピードは6~7Mbpsくらいしか出ませんでしたが、複数の端末を接続してもスピードが落ちず、何とか大画面テレビで動画配信も見られていましたので、当時はあまり不便は感じなかったのですが、状況は一気に変わりました。

現在住んでいるのは集合住宅なので、光回線を契約する場合はいわゆるマンションタイプの方が安く契約できます。その代わり他の住民がネットのヘビーユーザーの場合には速度が落ちる可能性はあるものの、大体70~80Mbpsくらいのスピードで安定して使える光回線を大体月3,700円くらいで使えるようになったので、ほぼADSLで払っていた料金と同じくらいで光回線が使えるならと、とっとと加入電話・ADSLを解約しました。

先日、その加入電話について新たにニュースが入ってきて、私の住むNTT西日本では月々220円くらい値上げされるとのことなので、大体1800~1900円くらいに加入電話の基本料が上がってしまいそうだということです。なぜ値上げかというと、今までのメタル回線を使っての電話網を維持することが難しいそうで、今までの電柱などの撤去費用や、新たに接続するデジタル回線敷設のコストということらしいですね。当然、人件費や工賃も上がってきているので、もはや今さら加入電話を残す意味というものが見えなくなってきています。

唯一あるとすれば、これも電子メールやSNSで代用できそうなファクシミリを使っているようなケースがあるのかも知れませんが、個人的にはスマホを使えるようにできればそれで代替できるような気もします。さらに今や加入電話の基本料金の半分以下でも5分定額の付いた通話SIMが利用できるので(例えば日本通信のプランなど)、知り合いに携帯電話番号の番号を教えて、早く移行すべきではないかと改めておすすめします。

今後、加入電話にも通話定額プランが出てくる可能性はありますが、例えば0570から始まる「ナビダイヤル」への通話でも適用されるような事でもない限りは、あまり加入していても高いだけで、常に迷惑電話がやってくる危険性も高く、番号通知もオプションでは、結局基本料プラスオプション料だけで(通話料のぞく)3千円に近づいてしまいます。今回の値上げをきっかけにして、加入電話じまいをする方も増えるのではないでしょうか。