お知らせ・各種ニュース」カテゴリーアーカイブ

このブログについてのお知らせや、ブログで扱っている内容について新たなニュースがありましたらここで紹介および解説を行ないます。

移動スーパーの一過性でない進化を望む

先日、私の住む地方のニュースで、静岡県牧之原市のスーパーが一台で1000品目の品物を積み込むことができる軽トラの「移動スーパー」を一台増やしたということがニュースになっていました。

今回ニュースになった移動販売車というのは、徳島発の全国で移動スーパー事業を展開する「株式会社とくし丸」の車両を使っています。たまたま5月19日のCBCで放送された「BACKSTAGE」でその仕事の内容が紹介されましたのでご覧になった方もいるかも知れません。まだTVerでは視聴可能なので、興味のある方は会社のホームページにリンクを張っておきますので詳しい内容はそちらからご覧下さい。

https://www.tokushimaru.jp/

過疎化する地域で日常的に使う品や食料品を購入するのには、自分で車を運転できない場合(昨今の社会問題化している高齢者の免許返納の動きの影響も十分にあります)、普通は親族を頼りにするわけですが、すでに一緒に住んでいなければ頃合いを見て車などで迎えに行く必要があり、お年寄りが行きたい時に常に行けるわけではありません。また、大きなスーパーではお店への送迎サービスがあったり、地域の人々の中で一台の車に乗り合わせて買い物に行くようなこともあるかも知れませんが、どちらも自分の都合に合わなかったりすることもあるでしょう。

お弁当の宅配も有料サービス及び、地域のボランティア活動の中で行なわれてはいますが、いつもお弁当だと私だって長く続くうちにはいわゆる「食べる楽しみ」というものが失なわれてくるかも知れませんし、自分で好きなものを好きなだけ買うということをしたいというニーズに合い、さらにネットスーパーやネットショッピングのようなインターネットを使ってのサービスを使えなかったり、そもそも高い通信費と端末代を出してまでしたくないという人たちは過疎地域だからこそたくさんいるので、「とくし丸」のような移動スーパーの事業が成り立っていくわけです。

こうした「移動スーパー」の事業は一過性のものなのか? という議論もありますが(とくし丸のホームページでも先細りの業界であるという風に紹介されていました)、考え方を変えるといわゆる「買い物難民」のためだけに存在するのはもったいないという気もするのです。というのも、この「とくし丸」は毎日ではないものの毎週2回決まったコース内を巡回して買い物を希望する人の自宅前まで行くという触れ込みなのですが、例えば村の集会場に立ち寄ることがネット上の運行情報などで確認できるなら、レジャーで巡回ルートの近くを訪れて買い物のために遠回りする手間を省いたり、キャンプや車中泊をする場所を「とくし丸」が巡回するコースの近くで車中泊をすることにし、その夜の食事や翌日の朝食の具材を移動スーパーで手に入れることができれば、すでにそれなりの用意がしてあっても、買い忘れや土地の名物なども現地で入手することもできるかも知れません。

当然、まだそんな「買い物難民」を差しおいて先に買ってしまうような事は私自身はとてもできませんので、できれば地域の集落を回った後に残ったものの中から何か購入できるものがあればルート販売先でない部外者でも購入ができるような立ち寄り場所を増やす仕組みや、ネットで事前に注文したものを現地で受け取れるようにできるサービスがあれば、過疎地域の住民だけでないニーズが生じ、その分の利益で巡回の範囲を広げることもできるようになってくれればさらなる展開も期待できるのではないでしょうか。

ただ、このサービスをもっと円滑に進めるための問題があります。テレビ番組で紹介された内容を見ていると、その全てが現金決済のようでした。地域のお年寄りは何よりネットの利用ができないのでこうした移動スーパーを使っているのですが、スーパーに行けないということは、農協や郵便局についても歩いて行けるならいいのですが、そうでなければ改めて買い物のためのお金をどのように用意すべきかということになります。こればっかりは「とくし丸」のドライバーの方でも人のキャッシュカードで現金を出す代行というのはやれないでしょう。さらに多くのお宅を訪れて現金決済をする場合は、銀行に手数料を払って十分な金額の両替をしてから配送ルートを出発しなければならないということにもなります。

買い物のために年金が出たら全て出して家に置いておくというのも一つの方法でしょうが、それだと盗難や詐欺に引っかかったりして年金を根こそぎ盗られてしまう可能性もありますので、できればお金を使わない決済に移行することができればいいのにと思うことはあります。移動販売の方が払う決済手数料の安いデビットカードを使ってもらったりすることができれば、いちいちお金を下ろしに行かなくても済むのですが、問題は移動スーパーの方にそうした決済手段を用意するというコストが掛けられるかという事もあるでしょう。現在は一応ソフトバンク3G回線を使ってデビットカード決済のできる端末はあるようですが、そもそもとくし丸の業務で現金以外の決済が認められていないかも知れませんし、決済のほとんどが現金ならそうした用意も無駄ということになるので、兼ね合いが難しいところはあるでしょう。

今後は現金がなくても買い物をしたいという人が増えれば、電子マネーで決済を行ないたいという人も出てくるかも知れませんが、そうした事を普通に行なうにはまだモバイルインターネットの普及が山間部まで展開しなければなりませんし(電子マネー決済にはネット環境が必要)、何より電子マネーを使いたい人が安い金額でスマホを維持できるようにならないと、毎月のスマホ料金が高すぎて買い物を控えなければならないような事になるのもナンセンスです。

現在はこれでもかというくらい電子マネーを一般ユーザーに使わせようと様々なキャンペーンやマスコミによる宣伝もどきのようなニュースまで多く流されていますが、本当に現金に代わるものとして普及させたいなら、大手キャリアは「通話+電子マネー利用プラン」というような格安プランでも作らないと、過疎地域のお年寄り達や電子マネーを使うことを考えて主にスマホを使いたいという人にはとても電子マネーは普及しないでしょうし、加盟店が電子マネーを使うための手数料を取り過ぎればそもそも電子マネー決済サービスを提供するお店も少なくなってしまいます。中国でQRコード方式の電子マネーが日本と比べて普及しているのは、決済の手数料が日本よりはるかに安いからということもあるそうなので、電子マネーを本気で普及させたいなら、日本全国どこでも安く使えるようなインフラの整備についても、こんな所から考えていく必要があるのではないかと思います。


Huaweiスマホの非Android化の影響は?

アメリカと中国の貿易摩擦は意外なところにも影響を及ぼしてきているようで、最近のニュースでは中国のスマホメーカーであるHuaweiに米国政府の意を汲んだGoogleがAndroid OSの提供を中止するというニュースが入ってきました。さすがにすでに売られている製品についてGoogle Playが使えなくなるということはないとは思うのですが、OSのバージョンアップがどうなるかは正直わかりませんし、今後のHuaweiのスマホはOSに中国産のものを搭載したものだけになる可能性もあるということになります。

この種の話をすると、どうしても国対国、さらには国家間のイデオロギーの対立という形で話が進んでしまうきらいがありますが、私自身の考えとしてそこまでイデオロギーで引っ張られるのもどうかと思います。スマホ自体は電池の劣化とともに買い替えるものですが、特にスマホについてはそこまで特定のメーカーの性能を愛したり信頼したりするものとしてはAppleのiPhone・iPadのようにOSがそのままメーカーの製品になっているものには適用されるぐらいでしょう。私はiPhone信者とまでは言えないので使えるスマホなら何でもいいと考える方ですが、今後の事を考えると中国のiPhoneを愛するユーザーは関税が上がることでiPhoneを手に入れ難くなってしまう状態はいくら国同士の対立があるとは言っても辛いものがあるのではないかとはたからみていても思います。

日本におけるスマホの勢力について考えてみると、Huaweiおよび中国のスマホメーカーががAndroidスマホから撤退したとしても、国内メーカーおよび台湾・韓国のメーカーもあるわけですし、そこまで不便になるかということはないと思います。ただ改めてHuaweiのスマホの機能を見た時に、それなりの痛手は感じてしまうことがあります。いわゆる「格安スマホ」でも、2年ないし3年でどっちみち買い換えを促されるなら、性能と価格とのバランスが取れたものにしたいと思うのは人情で、そうしたバランスが取れているメーカーの一つがHuaweiなわけで、今後の日本国内でのSIMフリースマホの消費動向について影響が心配されるところです。

現状でのHuaweiの評価としては、価格のわりには高機能・高性能なスマホを出しているというイメージで、特にカメラの性能については複数レンズを搭載したnova lite 3あたりが「おサイフケータイ」を使わない人なら十分な性能で、2万円台で新品を購入できるSIMフリーのスマホとしてはおすすめの一台になるのですが、今後は同じくらいの性能かそれ以上のハードが出たとしてもOSがネックになり購入対象から外す人も出てくるでしょう。それが仁義なき国際企業の戦いだと言ってしまえばその通りなのですが、今後格安のSIMフリースマホを探す場合、国内・海外のSIMフリースマホを出している中国以外のメーカーがリーズナブルでもそれなりに使えるモデルを出してくれればいいのですが、このままSIMフリースマホの価格が上がることになると、安くスマホを持ちたいと思っているMVNO利用者にとっても懐が痛いことになるかも知れません。

さらに、現状でも大手キャリアは割賦契約でスマホを購入する場合の毎月割引くようなプランを行なわないという政府のお達しに従ってスマホを売るようになっているので、ガラケーからスマホに乗り換えを勧められた場合、今よりも選択肢が狭くなるとともに、高額な端末に行かざるを得ない状況も出てくるでしょう。高い買い物をしなければならない時に、月々の負担を抑えるためには、スマホ代金の支払回数を今よりも増やして購入せざるを得ない人も出てくるのではないかと思えますが、そうなるとますます同一の通信業者に長期間縛られるような状況も出てくるのではないかとも思えますね。

私などは最初から中古でも使えそうな端末を中心に買っていく気満々なので、計画的なスマホの買い替えについてはそこまでの金銭的な負担は出ないと思っていますが、ただ現在使っているスマホが急に壊れた時に代替機をどうするかという問題は出てくると思うので、特に新品のスマホやタブレットを購入する際には、「欲しい時」に買うのではなく、セールなどでの「安い時」に買っておくというような形に軌道修正していく必要があるかも知れません。今後、競争相手の少なくなるであろう国内・海外のSIMフリースマホを製造するメーカーがどんな製品ラインナップを出してくるかという事にも関わってきますので、それこそ、HuaweiがAndroidでない中国産OSを入れた端末を日本で売るのかということも含めて、なおさら今後の日本におけるHuaweiの状況から目が離せなくなりそうです。

この「中国産OS」についてまだはっきりとした事はわかりませんが、今後Huaweiのスマホに搭載されるという「Kirin OS」という中国産らしいOSがあるのですが、Linuxベースのものであると言われています。その出来がどのくらいのものかということも注目し、今後スマホの「第三のOS」となるのか、イデオロギー的な事とは関係なく、様々な角度からその内容と影響を見ていくことも必要ではないかと思います。


車で逃げる心理とその後のダメージ

北海道で警察の取締(パトカーによる追尾)から逃れるため、国道を突如∪ターンし「逆走」して逃げた軽自動車を運転していた男の人が逮捕されました。この事件はたまたま複数台の車にドライブレコーダーが付いていて逆走の様子を捉えていたことから、かなりはっきりと逃げる軽自動車(ダイハツのオレンジ色の「エッセ」)の姿が映し出されていました。実際にこれだけはっきりと映っているということは、ナンバープレートの文字も明らかになっているでしょうし、バイクで最初から取締を避けるようにナンバープレートを最初から折り曲げて逃げるのとも違います。

ドライブレコーダーの映像がテレビに映し出された事で車の所有者・使用者が確定され、盗まれた車でない限りは今回のように逮捕される事は簡単に考えられることです。それでも逃げる人間の心理があるというなら、テレビや新聞は、同じように逃げたところですぐに容疑者として特定されてその場で捕まるのと比べると、相当後々まで響くダメージになるから逃げることは全く得になりませんというアナウンスはあってもよかったのではないかと思います。

過去には運転手の逃げ得になる可能性として、飲酒運転をしていて事故の後の検証や摘発を避けるためその場は逃げて、酒が抜けた後に出頭したり、警察に追い付かれる前に「追い飲み」して、前から飲んでいなくて直前に飲んだと言い切って飲酒運転での厳罰を逃れようとする場合がありますが、新たな重大事故に適用される法律が制定されるに至っては、逃げ得や追い飲みをしてもさらに厳しい処罰が下される可能性があり、そんなに運転手の思い通りに逃げおおせることは難しくなっています。なかなかこの種の事故はなくならないという事はありますが、現代はこのように運転車が「逃げ得」を狙っても刑罰の面では確実にその責任を問われるということになってきています。今後も行政処分においては、すぐに自分の非を認めた方がダメージが少ないという形でのアナウンスができるように、現場での取締を行なって欲しいと思います。

最近では事故ではないものの、別の角度から車で逃げた事がニュースになった事件がありました。荷物を配送する軽貨物車が行方不明になったというものですが、荷物を一つも(?)配らないまま運転する本人に連絡が付かなくなったことから、当初は事故(崖や海に落ちたのではないか)である可能性も考えられたものの、実際はとあるコインパーキングで荷物を持ち出した車の中で寝ていたところを逮捕されることになってしまいました。

逮捕の直接の原因は、配達時に必要なことがある(代引きや着払で先方から集金することがあるため)支給されていた「お釣り」用の数万円を使い込んでしまったということだったのでした。

この際乗っていた車が本人の名義の車かはわかりませんが、少なくとも載せていた荷物が届かなかったことについて、荷主の方でお詫びの対応をしたこともあったようですし、お釣りの使い込みだけなら金銭的な弁償と職場への誠意を見せることで解決したかも知れませんが、本人が見付からない状態で全国ニュースになってしまったことで、逮捕された方のその後の人生にも大きな影を落としてしまったように思います。

私がこのニュースの第一報を聞いた時には車ごといなくなったということだったので、全国どこでも動いている車を探すにはNシステムがありますし、大きな道を通って逃げている分には簡単に見付かってしまいそうなので、まさか車に乗って逃げていないのではないかという気がしていました。しかし、荷物の載った車でそのまま逃走ていてまさかの捜査網の網に引っかかって逮捕になったわけですが、この「逃げ方」についてもあまりにもお粗末でした。現代は歩いて逃げるのでも多くの監視カメラに顔を写されてしまい本人を特定されることもあるのに、ナンバープレートで自分の事を晒す車で移動するというのはあまりにも逃げることの意味がない(つまりすぐに車や個人を特定されてしまう)事がわからず逃げていたというのはあまりにも短絡的で感情の赴くまま逃げてしまった事が伺えます。

今回逮捕された男性は、何らかの雇用主に対する不満や、仕事をうまくこなせないことの焦りを感じていたのかも知れませんが、頭がパニックになってしまって現実から逃避するような事になってしまったのかはわからないものの、荷物をほったらかしにすることで雇用主を困らせようと考えたとしたら、それはさすがに考えが浅いと言わざるを得ないでしょう。そもそも車を運転すること自体、事故を起こせば関係ない人にも怪我をさせたりするわけで、車の登録情報は全て管理されているわけですから、逃げるにしても車でそのまま逃げるということは絶対に良いことはないということを改めてここで訴えたいと思います。

最後に誤解なきように書いておきますと、この稿は決して「うまく逃げる」ということを勧めるものではありません。車ではうまく逃げられないから別の方法でということでは決してありませんので(^^;)。車で逃げる選択をした場合に恐いのが、うまく逃げおおせたと思っても必ず追いつめられるのに全力で逃げようとして、車を人命をも脅かす凶器に変えてしまう可能性があるということです。正常な判断ができるかわからないような状態で、車で逃げ切ろうなんて考えは決して起こさないように心掛けたいものです。


三社三様のスマホ用の「新データ」プラン

auから新たな「auデータmaxプラン」が出たことで携帯大手3社の新データプランが出そろいました。かつてMVNOが「データ使い放題プラン」を出した時にはその後の速度規制にがっかりしたことがありますが、今回の発表である程度お金さえ出せれば、個人で使うくらいのネット接続については満足するだけのスピードで様々なサービスを利用できるようになったと感じています。

ただ、どの会社のサービスに加入するにしても何の割引も取れないとデータ通信料だけで一ヶ月1万円近く行ってしまい、さらに各社のプランには一長一短というか、使う目的やどんなネットサービスを使うかによって変わってくるように思います。

・ソフトバンク「ウルトラギガモンスター+」

高速通信量は月50GBまでですが、You TubeやAbemaTV、TVer、huluなどの動画サービス、ツイッターやフェイスブック、LINE、インスタグラムなどのサービスに限定して高速クーポンを適用しないという、BIGLOBEの「エンタメフリー・オプション」のような運用になっています。ですから、限定されていないサービスで高速通信を多く使う場合には普通の高速50GBまでのプランに限りなく近づくということになります。

・NTTdocomo「ギガホ」

毎月最大30GBまで速度制限なしのプランで、auやソフトバンクの同プランと比べると劣ります。しかし、このプランの最大の特徴は30GB消費した後でも低速規制されるスピードが128kbpsではなく、動画サイトも十分スマホでは見られる最大1Mbpsになるということです。常に1Mbps出る保証はないものの、この数字に近いスピードが安定して出るなら、スマホで動画を見たり、必要に応じてテザリングをしてパソコンでネットを使ったり、AIスピーカーを繋いでその性能を発揮できるレベルのクオリティが出ると思われます。個人利用では十分実用になるものの、固定回線の代替としては難しい面はあると思います。

・au「データmaxプラン」

最後発でプランを出してきたauは、スマホ単体でネットを使うなら最強の「データmaxプラン」で参入してきました。今後どうなるかはわからないものの、契約したスマホでネットを使う限りは無制限でデータ通信ができるということです。その代わりといっては何ですが、テザリングでの利用については月間20GB以上使ってしまった場合に高速通信を制限するということなので、スマホ単体で使うことしかしない人にとってはおすすめになります。

また、スマホからダウンロードした動画や大きな写真の映像をパソコンに移して利用することはスマホ単体でのネット接続ですし、スマホだけでなくデジカメやムービーカメラで撮影した動画をいったんmicroSDカードに移してスマホからクラウドにアップロードするような事がデータ容量に影響を与えず、サービス利用に問題なければ、相当データ量を荒稼ぎする人が出てくるだろうと思うため、その時のauの対応がどうなるかということを見る必要はあるのではないか? と思えます。それだけ「制限なしの使い放題」と言い切ることは難しいのではないかと思うのです。

あくまで自分の場合、毎月の料金の事は一切関係なくここまで説明したプラン概要のみで比較すると、NTTdocomoの「ガラホ」ということになるでしょうか。動画だけでなく音楽ストリーミングやラジオ、さらに写真や動画のアップロードまで使いつつ、さらにパソコンでもテザリングさせて使いたい時もあるので、いくらデータ通信無制限と言われてもauのプランでは必ず不便に感じる時が来るという感じがするのです。もちろん、スマホだけで完結する使い方をしている方はauで決まりという感じがしますが、「使い放題プラン」はいつ改悪されるかわからないという点が気にかかります。なお、私の使い方ではソフトバンクのプランに入るならBIGLOBEのエンタメフリー・オプションに加入して使うかな、という風に考えます(^^)。


5年後は有線より無線インターネットが普通になるか

予感はしていたのですが、先日Yahooが代替のACアダプターを配布したばかりというタイミングでYahoo!BBがADSLサービスの終了をアナウンスしてきました。予定だと2024年の3月末ということですので、あと5年は使い続けられるということになります。

自宅でのインターネット回線の変遷を考えていくと、ここにきてのADSL回線自体の終了というのは感慨深いものがあります。基本的にインターネットというよりもパソコンをモデムに接続して、閉じられたコミュニティの中でコミュニケーションを取っていた「パソコン通信」の時代には、固定電話の回線を接続時には繋ぎっぱなしにしていたため(当然携帯電話も個人ではない時代です)、自宅に電話が掛かってきた場合にネットに接続していると相手からは「話し中」状態になってしまったため、家族にも迷惑を掛ける場合がありましたし、接続している時間は市内通話の料金がかかりますので、つい切るのを忘れて接続し続けてしまい翌月にはすごい料金の請求があったなんて、今からでは考えられない状況もありました。

その後、「テレホーダイ」という特定のアクセス番号に電話してネット接続する料金を定額化するプランが出たものの(このサービスも別にプロバイダ料金がかかりました)、夜11時から朝までしか定額料金が適用されなかったので、このプランを契約していてもネットの切り忘れには注意しなければなりませんでした。

NTTではこうした不具合を解消するため、当時の電話回線に代わる新たな回線であるISDNを整備して提供しました。この回線は一つの回線を複数回線のように利用できるので、新しい電話番号のみを取ってファクシミリ用の電話番号を持ったこともありました。その頃にはISDNによるインターネット接続も時間を気にせず、従来の月38,000円ほどかかっていた専用線よりも安く5千台くらいで使えました(もちろんこのサービスも別途プロバイダー利用料が必要)。さらに、このサービスのスピードは64kbpsという今のスマホの低速規制時の半分しかスピードが出ず、文字が中心のパソコン通信のサービスでは使えていたものの、その後音楽やフラッシュ動画、さらにニコニコ動画やYou Tubeという動画の閲覧に人々の興味が向くに従って、人々は動画の閲覧にも耐えられる高速回線を欲するようになります。そうしたインターネットについての意識の変化を敏感に感じ取ったYahoo!BBが行なったのが街頭でのADSLモデムの無料配布のサービスだったのです。

ADSLのサービスはISDN回線では利用できず、高速なADSLサービスを使いたい人は改めてNTTにお願いして新回線のはずのISDN回線を従来のメタル回線に戻してもらう必要がありました。さらに、回線を複数のように使えたISDN回線から元の一回線に戻ったので、新たにメタル回線を一本引かない限り、ファクシミリ用の電話番号を使うことが難しくなりました。今から考えてみると、こんな無駄な工事をして回線を元に戻すということ自体、もう少し考えて家庭用のインターネット回線を整備できなかったのかという事を感じますし、今回のADSL開始から光回線に変更させようとする強引な勧誘というのは、まさにISDNからADSLへの変化の時を見るようで、今でもあまり進歩がないなと感じてしまいます。

私のネット環境ではだいたい下りで安定して6~8Mbps出ているのですが、このくらいのスピードがあればパソコン・スマホ・テレビで同時にネットを使っていてもテレビの大画面で様々な動画サービス(主にHD画質)を見るには十分です。さらに、ADSLの2倍以上の料金がかかる光回線であっても利用が集中する夜間にいたってはADSL並みのスピードまでネット接続速度が落ちてしまうという話も出ています。逆にADSLは強引な光回線の勧誘の成果が出ているのかどんどん利用者が減っている分、回線的には快適になりつつありますので、今回のニュースが出たからといってADSLをすぐに解約するよりも、サービス終了のぎりぎりまで利用し続ける気持ちでいた方がいいのではないかと個人的には思います。

同じような事は何回もこのブログで書いていますが、問題になるのは2024年4月以降、自宅のインターネットをどうするかということです。ただ、冷静になって考えてみると、現状のままADSL代替とされる光回線の利用金額がADSLの倍額水準のまま5年後を迎えたとすると、スマホ代すらまともに払えないと音を上げる家庭の中で固定回線を維持できない人が出てくるのではないかと思われます。

過去とは違い、今のインターネット回線というのは、オリンピックのチケット申し込みにネットしか使えないようにしていることからもわかる通り、もはや電話に代わるライフラインとして使われていると言ってもいいでしょう。さらに今まで、モバイルインターネットのトラフィックを抑えるために、「自宅に戻ったら自宅回線でWi-Fiを」という形で利用を分けることも推奨されてきましたが、そもそも固定インターネット回線が高価で加入できない人たちがいるということになると、本当にひどい「格差」の時代になってしまうのではないでしょうか。儲けたい通信会社の人は別にして、国の政治を司る政府としては、それこそ今のADSLくらいのスピードのサービスが今と同じか少しは安くなるような形で普及していくように考えてくれないと、ネットを使える・使えない事についての差が広がり、ネットが使えない人についてはもはや未来が無くなってしまうと言ったら言い過ぎでしょうか。個人的にはそのくらい、ADSL代替をどうするかということは日本の将来について考える中では大きな課題のように思えるのですが。

特に、現状においてもブロードバンド環境で光回線を選べない地域に住んでいる人もいるため、今から光回線を全国にくまなく引くよりも、大きな基地局から無線で接続できる安価なインターネットを普及させていくべきではないかと思います。はっきり言って、5年後にそんなインフラ整備が済んでいるようでないと、都市では快適でも地方を見捨ててそれで良しと考えていると思わざるを得ません。さすがに今の日本の社会ではそこまで低所得者をいじめるようなことはしないのではないかと、個人的には楽観視していますが、果たして5年後にはどうなっているでしょうか。

ですから、今後さらにソフトバンクはSoftbank Airに変更させようと勧誘を仕掛けてくるとは思いますが、ここまで書いたように現在と同じかそれより安い価格で今の水準と同じくらいの代替サービスが出て来ない限りは、個人的にはADSLのサービス終了までADSLにお付き合いしようという想いが強くなりました。ADSLをまだ利用している方々はいかがでしょうか。


ネットの予測できるトラブルはきちんと伝えないと

日本の社会の中でも初めてと言われるゴールデンウィークの10連休が終わり、初めての週末を迎えます。基本的にはそこまで何かあったということもなかったのですが、そんな中でも連休前に予想すらしなかったトラブルが身に降り掛かってきました。というのも、私は楽天銀行の口座を持っているのですが、連休明けの5月7日に口座の残高を確認しようとしたらネット上からログインできない状況になってしまい、何が起こったのかと思ったら、恐らく私と同じ事を考えた人が一斉にサイトにアクセスをしたらしく、その集中によってログインできない不具合が起こっていたことをネットニュースで知ることになりました。

私の場合は気付いたのが午後に入ってネットニュースの項目になっているのを見てからだったので口座の残高の確認はできましたが、そこからの振込などの手続きをしようとするとエラー画面になってしまって、送金をすぐすることができなくなってしまいました。楽天銀行の発表では、コンビニATMを使っての残高確認や振り込み、入金出金の手続きは可能で、あくまで連休明けに実店鋪を持つ銀行のATMに長蛇の列が出るのと同じなのですが、そこは実店鋪を持たないネット銀行で、ネットによる決済ができないわけですから、特に近くにコンビニがなく、決済をネットだけに頼っているユーザーにとってはとんでもないことです。今回の不具合は、楽天銀行にとっては致命的な失態だったのではないかと思います。

同じようなトラブルが、楽天銀行のトラブルのすぐ後に起こったというのも気になるところです。先日、一部の人にとっては待ちに待ったという形で、東京オリンピックの観戦チケットの抽せん申込のためのサイトがオープンしたところ、先着順でもないのにアクセスが集中してネットに繋がらなくなり、数時間も画面をにらめっこしながらようやく申込ができたという話の方が大きくニュースとして扱われていました。

東京オリンピックの観戦チケットについては、受付が始まる直前からテレビなどマスコミが焚きつけるように申込方法について詳しく解説していたことで、テレビを見ていた人は当然すぐ試してみようと思うはずたと思いながらテレビの情報番組やニュース番組を見ていました。全局でそうした告知をしていたことから、当然それだけの人数が一度にアクセスしてもサイトが止まるトラブルは出ないだろうと私は思いましたし、多くの人も普通にすぐ抽せんの申し込みができる思ってアクセスしたでしょうに、実際は全く申し込みできない状態でした。

こんなことになってしまったのは、十分にアクセス過多に耐えられるかどうか分からなくて、そのサイトの実情もよくわからないままマスコミが報道したのか、それともマスコミに情報を流し、オリンピックに向けた気分を盛り上げようと、サイトの回線状況を確認しないままマスコミに情報を出して、これで多くの人が盛り上がるのではと簡単に考えた大会運営側が悪かったのかは正直わかりません。結果として、すぐに抽せんの申し込みくらいはできるだろうと思った多くの人の時間を奪うことになったということは確かで、国民に向けて情報を流すならまずは「連休の行楽地に向かう高速道路なみにネットの混雑が予想されるので、初日にすぐというのは止めた方がいい」という形で現在のネットの状況についての適切な説明もする方が良かったのではないかという気がしてなりません。そのくらい、今のマスコミというのはネットの実態についてそこまでの危機感がないのか? という気がしてならないのです。

私自身は現在、楽天銀行はサブ的に使ってはいますが、もし当日中にどうしても楽天銀行の口座から先方に振り込まなければならないような場合は、きちんと送金の結果が出力されるコンビニATMから行なうことを心掛けようと今回のトラブルに接してみて思うようになりました。本来はもっとマスコミの方が、ネット銀行についての注意喚起を行ないつつ、そうしたニュースを広めていく過程で銀行の方の改善を期待したいところではありますが、今のままだとそこまで劇的にネット銀行のサービスが変わるとは思えないところがあります。

こんなことが続くようだと、ネット自体を使えないような人からだけでなく、それまで当り前のようにネットを使っている人の中にも不信感を持つ人を増やしかねないところではないかと思います。楽天銀行も東京オリンピックのチケット申込サイトも、「ネットでしかできない」という事を声高にアナウンスするなら、きちんと回線を用意するか、事前に混雑情報を流して利用者の分離を促すとか、何らかの対策を講じてからアクセス集中が予想される日に備えて欲しいものです。


大手キャリアの「ガラケー・ガラホ」乗り換えプランに違和感

先日、ドコモの新料金プランについて調べてみましたが、ソフトバンクも2019年6月12日から「さよならガラケー!」という何やらガラケーを持ち続けることが悪いようなキャッチフレーズと共に「スマホデビュープラン」という新しいプランを始めることがわかりましたが、これでまたガラケーを便利に使っていた人がスマホに巻き取られるかと思うと、ちょっとどうかなと思わざるを得なくなります。

というのも、私の周りにいる世代の上の人の多くはスマホを使って電話をしたり、電話を受けるやり方を何度教えても、かかってきた電話を逃してしまったり、掛けようとしてもすぐには掛けられずに諦めてしまうことが少なくないからです。

生まれた時に黒電話しかなくて、ダイヤル式の電話からボタン式の電話器に移行された時には、力を入れてダイヤルを回さなくても楽に掛けられるようになり、基本的には受話器を持って電話するという行為自体は変わらなかったので、そこまでの違和感はなかったように思いますし、携帯電話が出てきた時にも、電話を発信する場合のボタンと、電話を切る時に「受話機を置く」ことの代わりに「終話ボタンを押す」ということだけを覚えていれば、物理的にある数字のボタンを押して掛けることは説明不要でできるというのが普通です。

しかし、スマホでの電話というのは電話用のアプリを起動するところから始まり、まごまごしているとスマホの設定によってはバックライトが消えてしまってパニックになってしまうかも知れません。登録した電話帳を使って電話を掛けるにも、画面が小さいと電話帳を呼び出すことも大変です。また、電話がかかってきた時にどうやって電話を受けるかというところで、画面をタッチするだけでなくボタンをスライドさせるという概念が無いと受けることも難しく、それはショップでスマホに初めて触れた人が丁寧に説明されたとしても日常的に電話を使わないとすぐ忘れてスマホの電話の受け応えさえもできなくなる可能性をはらんでいるように思うのです。

さらに、通話時間についても「定額なし」「5分定額」「無制限の定額」という3つのパターンに分けられるのがスマホの通話パターンになってしまうことも不満がある方がいるでしょう。私が今持っているドコモのガラケープランの一つに、2年契約が前提ではあるものの通話のみに特化し月額934円で無料通話1,000円分が付き、繰り越しが3,000円分まで付く「タイプSS バリュー」がありますが、このプランのいい所は、無料通話の利用について、通話だけでなく相手の電話番号に直接メールを送信する「ショートメール(SMS)」の使用にも使えるということです。これをうまく使うと、通話定額を契約している先なら折返し電話をしてもらうような連絡も出来ますし、友人の範囲が限られていればショートメールで連絡をして直接会って話すという選択もでき、通話料をそもそも払う必要がなくなるということもあるでしょう。

今回のソフトバンクの「スマホデビュープラン」は「月額980円」という大きな文字でガラケーユーザーを誘っているような感じですが、詳しくプラン概要を見ると月額980円で利用できるのが、「またか」と思うほどこの業界では恒例の「契約翌月から12ヶ月間のみ」という期間限定の客寄せ料金です。そしてこの割引の提供条件は「2年契約」をすることと定められています。ソフトバンクの「通話基本プラン」は他のソフトバンクのスマホプラン共通です。具体的には以下の通りになります。

・2年契約なし(いつ解約しても手数料なし)月額3,900円
・2年契約(フリープラン)24ヶ月以降の解約手数料なし 月額1,500円
・2年契約(自動更新)更新月の解約のみ手数料なし 月額1,200円

12ヶ月の限定割引を利用するためには「フリープラン」を含む2年契約をする必要がありますし、さらにソフトバンクのモデルプランである「月額980円」を実現するためには月額1,200円の自動更新のある2年契約が必要になっていますので、その点をまずは理解して次に進みましょう。ソフトバンクのWebページに有る内訳を以下に紹介します。

・データ定額スマホデビュー:980円
・通話基本プラン:1200円
・ウェブ使用料(ISP代):300円

以上の合計が2,480円になりますが、ここで出ている「データ定額」とは1GBまでの高速クーポンの利用が可能で、1GBを超えた場合は128kbpsに制限されることになりますので、スマホを初めて使う人が制限にかかった場合、そのギャップに困ってしまうこともあるかも知れません。そして、ドコモでは表面上なくなった「ウェブ使用料」の項目もしっかりと残っています。ただ、これだけだと月額980円にはなりませんので、ここから様々な割引が出てきます。

・1年おとく割 -1,000円(12ヶ月限定)
・スマホデビュー専用割引 -1000円

「1年おとく割」を適用するためには2年契約を結ばないといけないことは先に説明しましたが、この部分で注目したいのがこのプラン特有の「スマホデビュー専用割引」です。この割引が適用になるには通話関係のオプションが必要になります。それが通話定額についての2つのオプションのどちらかを契約する必要があります。

・準定額オプション(5分までの通話が定額)月額500円
・定額オプション(通話時間の制限なし)月額1,500円

こうして基本料金である2,480円に準定額オプションを付けた2,980円から2つの割引を適用させた額が月額980円だということです(12ヶ月経過後は1,980円/月)。そして、通話オプションを定額オプションにした場合には12ヶ月までは月額1,980円で、期間経過後は2,980円のスマホ料金がかかるということになります。

さらに、今回のキャンペーンでは2019年9月30日までの期間限定で「スマホデビュープラン」加入者に電子マネーのPayPayを2019年10月から毎月1,000円ずつ6ヶ月間付与することで、実質6ヶ月の料金を無料にするということです。しかしこれも毎月の利用料を0円にするわけではなく、限られたお店で使える電子マネーを付与するだけなので、注意が必要でしょう。

もちろん、今までガラケーを使っていたもののどうしてもスマホに代えたいと思っている人にとってはこうした新プランやキャンペーンを活用するのはいいことで、その点について否定はしません。ただ、私が同じような状況でスマホを使ったインターネットを使いたいと思ったら、ガラケーは今のままで最初に紹介したような無料通話付きの月額千円前後の回線を持っているなら、データ通信専用のスマホかタブレットを増やす形で対応した方が安く便利に使えるようになります。MVNOなら月額千円前後でも高速クーポンは3GBくらいありますし、その半額の500円でも今回のソフトバンクのプランと同じ1GBの高速クーポンの使えるプランを出しているところがあります。

通話定額を使わずにLINEでの通話やコミュニケーションで十分なら、ラインモバイルの「LINEフリープラン」(データ専用)を使えば高速クーポン1GBとは関係なくLINEを使う場合には高速での通信によるテレビ電話を含む通話や、写真・動画の送受信ができて月額500円から620円(SMSオプション付)です。しかもデータ専用プランならいつでも解約した際の手数料はかかりません。

もちろん、MVNOと大手キャリアの回線状況は違うところはありますが、1万円前後で中古でも程度のいいスマホや通話のできるタブレットを用意することができれば、通話用のガラケーを維持したまま昨日から始まった東京オリンピックのチケット抽せんにも参加できるわけで、抽せんに外れたらすぐにスマホの契約を解約し、新たなチケット入手のプランが発表されたらまた加入するなんてこともできます。それだけ自由に利用者側から使える方が、私はいいと思うのですが、こんな考え方をしているのでつい大手キャリアのガラケー巻取りプランに違和感を感じてしまうのかも知れませんね(^^;)。


運転中の視野を広げることの大切さ

昨日のテレビのトップニュースは事故のニュースで、滋賀県大津市の琵琶湖に面した丁字路で、2台の車がからむ事故が起き、そのうち一台の車が保育園の子どもと保育士が信号待ちをしていた歩道の列に突っ込んで大きな被害が出たという事故について報じられていました。

事故の一報が入った段階では、また高齢な運転者がブレーキとアクセルを踏み間違えたのかと思ったのですが、実際に事故現場からの中継を見たり、事故直後の写真を見るなどしてわかったのが、この事故が信号機のある丁字路で起き、その内容は実際にはどこでも起こり得る「直進車と右折車との出会い頭での衝突事故」であったということがわかってきました。

今回直接歩行者の列に突っ込んだのは直進してきた軽乗用車ですが、あくまで2台の車同士の事故として考えた場合、一般的な過失割合というのは右折車の方に多くあり、割合は8割と右折車の方が悪いという風な解釈となります。2台の運転手はどちらも逮捕されたそうですが、もし信号待ちの人がいなかった場合には右折車の運転手に多くの賠償義務が出てくるわけです。詳しいことはわかりませんが、今回の事故の原因を作ったのは主に右折車が無理に直進車が迫っている中で右折を開始したか、直進する車のじゃまになるような場所で止まっていた可能性を考えなければならないでしょう。

しかし、今回の事故がここまで大きく報道された理由というのは車同士の事故ということでは収まらず、今回の事故については何の過失も責任もない、単に信号を渡って琵琶湖方面に遊びに行こうとした保育士と園児が犠牲になってしまったことにあります。

ここで考えたいことは、車同士の事故では過失割合を基にしてその損害をお金に代えて補償するしかないのですが、事故は起こしても今回のような悲劇を起こさないようにドライバーの観点から何かできないかということになるでしょう。右折車の責任については過失割合が多い分、当然追求されると思いますが、ここからは直進車について、それ以外の被害が出ないようにできなかったかという風に考えてみたいと思います。

まず、直進車は果たして道路の制限速度を守っていたのかどうか、さらに交差点に入る前に右折しようとする相手車を見付けた後、衝突する以前にハンドルを切って相手車を避けようとしたのかしなかったのか。この辺が鍵になってくるように思えます。報道ではそれほど相方の車のスピードは出ていなかったという見解が報道されていましたが、自分が直進車を運転していると仮定すると、前方に交差点に進入して右折しようとしている車があり、自分が通り過ぎるまで待ってくれるのか先に曲がろうとするのかの判断をしなければなりませんが、それと同時に確認したいのが相手車だけに視線を集中しないで交差点周辺まで視野を広げることが大切だと思います。

よく、何も視野を妨げるものがない田んぼの中の信号のない交差点で、多くの事故が起きる魔の交差点があるという話がありますが、これは走りながら前方の一点を注視するだけでは、同じようなスピードで交差点に入ってくる車の確認が遅れ、交差点の直前で急に車が出てくるように見えてぶつかってしまう可能性が増えることも事故の一因だと言われています。

車によっては車の前方にあるピラー(柱)が死角となり、運転しながら左右にわたっての視野を広げていないと、死角に入る前の左右から交差点に向かって進んでくる車の発見が遅れることもあるようです。信号も何もない交差点に向かってくる車はどちらもスピードを上げていたりしますので、かなり遠くにいると思っていても自分が交差点に入る時にはすぐ近くまで来ている可能性があり、事故の危険性が増すと言われています。

今回の事故は田んぼの交差点での事故とは違いますが、直進車の運転手がもし視野を広く取って、右折車をハンドルで避けるのではなく減速や停止の方向で運転操作をしていたら、また早めに信号待ちをしている保育園児たちに気付き、反対方向にハンドルを切っていたら(まだ今回の事故がハンドル操作が原因と特定されているわけではないため直接の原因と言うところまでは言えませんが)、少なくとも信号待ちの人の列に車が突っ込むようなことはなかったかも知れません。

最近の高齢者が運転する事故については、加齢による判断力欠如や誤操作が問題になりますが、そこまで高齢ではなくても年令により周辺の様子を注意しながら走行できる視野が狭くなるところでも深刻な事故を起こす可能性は上がるということはあります。また、加齢が原因でなくても、人によっては一点注視で周辺を見ないというようなことは、若いドライバーでもついやってしまいそうな事でもあります。

こうして考えると改めて車に乗るということは、運転を誤って人の列に突っ込んでしまった場合には凶器にもなり得るため、大きな責任が付いて回るということを理解し、いわゆる「予測運転」「広範囲の目視による周辺を確認しながらの運転」を意識することで、自らが加害者になるような事故はある程度は防げるのではないかと思うところがあります。交通事故での悲劇を減らすためにも、多くのドライバーには実際の事故報道を深刻に受け取めつつその事故から何らかの教訓を引き出して注意することが増々今後は大事になってくるのではないでしょうか。私達が再び悲惨な事故のニュースを聞かないで済むために、ドライバー一人一人が深刻にこの問題について考える姿勢を持っていきたいものですね。


1000円の中古車のカラクリ

少し前にテレビを見ていたら、「1000円の中古車でどこまで走れるか?」という、中古車の価格の仕組みを知っている人から見ると、あまりにもしょうもない企画をやっている番組(4月24日放送 中京テレビ「それって!?実際どうなの課」)をつい見てしまいました。恐らくネットでの中古車販売ページで調べたのであろう、埼玉県桶川市の中古車販売店で売られている1000円の価格の付いた車検がわずかに残った古いスズキ・ワゴンR(走行距離は85900キロ)に乗って桶川から日光のいろは坂を無事に登れるのか? というチャレンジを行なっていたのですが、一応番組では一瞬車の諸経費が別にかかり、それは7万円くらい必要であることは明示したもののそれは一瞬の事で、1000円の車だからボロいというイメージだけで番組を進めていたのには、何と乱暴なのかと見ていてあまり良い気分にはなれませんでした。

一般的に自動車の価格というのは古くなればなるほど、あってないようなものになりがちです。例えば、車検のない車を自分で運んで持っていくというような場合に、販売店がタダでもいいから持って行って欲しいと(売れそうもない車を置いておくメリットがない場合もあるため)、便宜上1円とか100円とか1000円とかの価格を付けて客寄せに使う場合があります。その際の車の移動費は購入した人の負担になりますが、せめてそのような形で売られたものでなければ「1000円の中古車」とは呼べないというという風に普通なら考えます。

今回利用したワゴンRはどのくらいかわかりませんが車検が残っていて、ナンバープレートも付いていて自走で移動できるようになっていましたので、車で公道を走るためには必ずかかってくる「自動車重量税」「自賠責保険料」の残りの期間分(納車日から車検満了日までの費用の負担を請求されるのが一般的)については新たに購入する人に請求され、その後の自動車税の支払いが購入者の方に移行するように、「車検証の名義変更手数料」「車庫証明書発行手数料」、さらに車を最後に廃棄する人が払う分の「自動車リサイクル券」などがかかってきます。ちなみに、番組でちらっと映ったその諸経費は以下のようになっていました。

・車両本体価格 1,000円
・自賠責保険料 25,880円
・重量税 8,800円
・登録代 1,480円
・リサイクル料金 8,910円
・車両管理費 24,000円
合計70,070円

車はバンパーが取れかかり周辺にヘコミ、傷があるだけでなく車内装置のカーナビが壊れていてオーディオが取り外された跡があり、さらに内部のゴミは残っていて匂いもするというまさに「現状取引」と言えるものであったように思います。

しかし、上記の金額を見るとリサイクル料金は適正に取ってはいますが、車検がわずかしか残っていないと説明があったにも関わらず、自賠責保険料は25ヶ月分まるまる取り、重量税も2年に一度の車検の時に徴収される金額をまるまる請求されています(エコカー減税のない17年落ちの場合の料金で計算しています)。登録代こそ実費かと思うくらいの安さですが、最後の「車両管理費2万4千円」とは何なのか、整備費用でもなさそうですし、その根拠が不明です。

もし、現状のままで2年後までの車検を通した(ほとんど整備をしなくても車検場で問題が起こらなければ車検が通ってしまう可能性も0ではないので)ようなケースでこれだけの金額を請求されるなら納得がいきますが、名義変更だけして車を引き渡すだけの現状売りでこの価格を提示するような業者がテレビに出てしまうというのは(番組では新たに車検を取るような説明は一切なかったので)、この番組で出した内容をそのままにしておけばテレビ局側の知識不足で視聴者に誤った情報を与えることにもなりかねません。

さらに、いざという時の事故の損害を補償するための任意保険料は別途自分で用意しなければなりませんが、番組でほその点についての言及もないまま日光へのドライブがスタートしました。この点についても本当に車を運転するということがどういう事なのかわかっていない人がテレビ番組を作っているような感じがして、もしこの番組を見て車を安く買おうと思った人が出たらみんな任意保険に入らないで運転するのではないか? とだいぶ不安になりました。

今回使用したワゴンRは、恐らく前のオーナーが定期点検をしないでダメージが蓄積した車であるとは思いますが、車体価格というものが決まった金額でなく、古いから危ないということもないのに単に「1000円」という価格だけで不安なイメージを持って中古車を見るというところを狙ったのでしょうが、実際に車を購入される場合には外装はともかく自分の利用する移動の範囲で(主に市内走行のみなのか今回のような遠出があるのか)、購入方法も今回のような現状売りでなく、「整備料込み」、さらに車体価格が安いものでなく諸費用を含めた総額を比べて、自分にとって安い車を探すべきなのです。

今回番組に出演した中古車販売のお店は、どんな根拠で現状売りの総額を出したのかはわかりませんが、こういったことは自動車の価格の内訳について知識のない人にとってはわからないで本来払うべきでない費用を取られてしまう可能性があるということで、注意が必要であるということを晒してくれた事だけが救いのような気もします。大きな販売組合に加入している中古車販売店なら、組合の方で一元化した諸費用の取り方があり、その金額も納得できるものだと思うので、ここを読んでいる皆さんはくれぐれも「車両本体価格」の安さに踊らされないように注意しながら信頼できるお店から中古車を購入するように心掛けたいものです。


車のホイールは燃やすものではないが……

連休のテレビ番組を見ていて、何回も見ていると思ってついまた見てしまうものにいわゆる「投稿ビデオ」をスタジオのタレントさんらが揃って見る番組があります。最近のそうした番組では、単に面白いから撮ったというよりも、Youtubeに上げて多くの人からのアクセスを稼ぐために投稿されるようになものが増えてきたように思います。それと同時に、そうした番組に取り上げられるかはわからないものの、世間の注目を集めるためにアクセス数を伸ばそうと、実に様々な動画がネット上にアップされています。

そんな中、一年前にYoutubeにアップされた動画が元で逮捕されてしまっただけでなく、勤め先に大きな迷惑を掛けてしまうというニュースが有りました。それが何と、私の住む静岡県の店舗である自動車用品のお店「イエローハット」で起こってしまったのです。

動画には車のホイールにまず可燃性のスプレーを浴びせたあとでライターで点火し、ホイールからスプレーの成分が燃えだす動画を出してしまったことで逮捕になってしまいました。これは、もし何かの拍子に近くの物に燃え移った場合(場所はお店の倉庫のような場所)、お店自体が火事になってしまう危険性があったと思われるからだと思います。

なぜこんな愚かな事をしたのか? と思う方がほとんどかと思うのですが、同じような事件が起こると言われるように、仲間うちだけで見られているだけかと思ってていたものが広がってしまった系か、本気でYoutubeでお金儲けをしようと思って出した系という風に考えるしかありません。どちらにしてもこういった種類の動画を残していると、たとえネット経由でアップロードしなくても、動画を共有した仲間のうち誰かがついネットにアップして発覚することも有りえるので、こんな動画は残すものではありませんし、そもそもこんな行動を起こした事が周辺にバレたらどうなるのかを考えれば、決して起こしてはいけない事であることに違いありません。

さらに、お客さんの車やバイクを預かって整備や車検をするための作業をやっていたかもしれない中で火を出すことの危険については、車が事故を起こして炎上するような動画なども見ている人なら、絶対やってはいけない事で、イエローハットのアルバイトを含めた社員教育はどうなっているのかという批判はこれから出てくることになり、連休の始めから企業としては大変大きなダメージになってしまいました。なぜこの時期に逮捕されたのかはわかりませんが、いわゆる「見せしめ」として事を表ざたにするなら、一番関係者にとって痛いと思われる時期にニュース種にすることもあるということが今回の報道を見て感じるところではあります。

私のイエローハットのイメージで言うと、以下のリンクにある過去のブログでも書いたことがありましたが、トレードマークの黄色い帽子のマークが入った風呂桶の事を紹介させていただき、決して公衆浴場でその中にある「ケロリン桶」を持ち出して来ているわけではないということをアピールするためには大変便利なグッズで企業イメージは悪くなかったのですが。

車での温泉めぐりには「ケロリン桶」より「イエローハット桶」

そして、今回問題になった車のホイールに火を付けた事についても、古くて捨てるようなホイールをキャンプ用コンロのようにホイール自体を裏返しにした上で加工して利用することもできないことはないような気もしますので、お店とは関係ない安全に火を使えるところで真面目な「廃物利用・キャンプ・防災用品」の焚き火台としてプレゼンをすれば、加工の仕方にもよると思いますが、大きめの鍋も乗せて調理もできそうなポテンシャルがありそうなので、別の意味で注目が集まったのではないかとも思えるのですが(実際に「焚き火台 ホイール」でネット検索してみると実際に加工された方のページを見られます)、それだけに今回のホイールを燃やす動画がニュース映像で繰り返し再生されることで、危ないというイメージが付いてしまいそうなのは本当に残念です。