お知らせ・各種ニュース」カテゴリーアーカイブ

このブログについてのお知らせや、ブログで扱っている内容について新たなニュースがありましたらここで紹介および解説を行ないます。

Windows11でAndroidアプリを使える機能が2025年にサポート終了になるが

マイクロソフトはWindows 11上でAndroidアプリを動作できる環境「Windows Subsystem for Android」(WSA)のサポートを2025年に終了することを発表しました。つまり、以前このブログで期待を持って紹介したことがありましたが、WindowsOSの乗ったパソコンでAndroidアプリを使えるようにしてもあまり意味がないという結論に達したのか? と個人的には思っています。

以前使っていたモバイルパソコン(2in1)では、スペックの関係でAndroidアプリが入れられなかったので最近はすっかり忘れていたのですが、先日購入したモバイルパソコンではその条件をクリアしていたようで、ライブラリからアプリを探していて、スマホで使っていたものと同じものがあると思ってダウンロードしようとしたら、それがWindows上でAndroidアプリを使うためのソフトをまずインストールする必要が出てきて、何とかインストールをしてみたものの、かなり個人的には期待外れといった感じになっていました。

基本、WindowsでAndroidアプリを使う場合には、アマゾンのアプリストア経由でのインストールになるのですが、せめてFireタブレットに入れているアプリを入れられればと思っていたところ、Windows上で使えるアプリにはさらに制限があるようでした。結局私が使いたいAndroidアプリはKindleくらいしかなかったのですが、それなら先日書いた事と反するようですが、ノートパソコンと8インチクラスのタブレットを持って行った方ができることは増えます。パソコン上でもできる事は多いのですが、パソコンで書き物をしながら動画を再生するとか、やはり状況によってはAndroidアプリの走るタブレットを別に用意した方が幸せになれるのかなと今回の発表を聞いて思ったりしました。

ただしばらくは、手持ちのFireタブレット(8インチ)があれば、動画やリモートテレビの視聴ができ、さらに車にセットすると、音声で動かすことができるので、とりあえずは2台を併用しながら、今後のタブレットの動向を見つつ、現状の機器を使うことにしようかなと思っています。


日本通信「合理的290プラン」の通話オプションが値下げで通話中心回線は決まり?

月が変わったことで、今まではほとんどニュースらしいニュースがなかったMVNO関連でも新しくサービスが出てきました。今回は私も母親のために契約している「合理的290プラン」に変化があり、早速3月1日付けで新しいオプションプランに加入しましたので、その報告とともに新しいプランの詳細、さらには賢く利用するための方法について紹介させていただきたいと思います。

日本通信の「合理的290プラン」は、月額290円で、データ通信は月1GBの高速通信利用が可能で、電話をする場合の通話料は30秒11円というシンプルなプランです。母親はほとんどスマホを出掛ける時に持って行かないので、自宅の固定電話のように使っていて、その際データ通信は自宅の光回線を使えるため、これで十分なのです。

ただ、今後親戚間だけでなく友人たちとも気軽に話がしたいような状況も考えられます。そこに出てきたのが、新しく290プランに付けられる「5分かけ放題オプション」です。これは改めて説明するまでもないでしょう。従来の通話オプションは、「70分通話無料オプション」だけで、2024年2月までは月額700円だったのですが、新しく出た「5分定額」も「70分無料」も2024年3月から月額390円で利用できるようになりました。

つまり、基本料とオプションの合計680円で5分定額か月70分の通話まで無料という通話オプションが選べるようになったわけです。

通話料だけで比べるとpovo2.0の5分定額オプションが550円で最安であることには変わりないのですが、日本通信の場合は高速データ通信が1GB付いています(povo2.0はデータトッピングを別に付けないと最大64kbpsの低速)。スマホでキャッシュレス決済をしても、スマホ画面表示にもたつかないという点では日本通信の方に安心感があります。通話以外に全くスマホの機能を使わないならpovo2.0もありですが、日本通信は通話状況によっては月ごとにはなりますが、5分定額から月70分無料のオプションの入れ替えができるというのも大きなポイントです。

私のように親にスマホを持たせるために契約されている方は、改めて通話明細を確認し、毎月の通話料および一回あたりの通話時間について調べてみると良いでしょう。特に遠方にいてこちらで親のスマホを操作できない場合には、ウェブ上の切り替えは簡単にできますので、毎月の請求金額から通話明細を確認してみて、状況に応じてこうした通話オプションの付け外しや、オプションの切り替えを行なうことで、利用実態に合った契約を結ぶことができます。

ただ、もし親のスマホを触ることができるのであれば、今回新しく登場した「5分かけ放題オプション」を付けた上で、スマホのアプリの中で「通話タイマー」を導入することをおすすめします。このアプリを動作させておくと、こちらから掛けた場合、例えば4分になった状態でバイブレーションでお知らせし、5分に達する前(具体的には4分45~50秒くらいで)に自動切断させるようにスマホを設定することができます。

こうしたアプリが入っていることを知らないで自動切断になってしまっても、改めて掛け直せば良いだけですので、スムーズに掛け直して話を続けることができます。その際、5分までは何回掛けても定額なので、長電話したい場合は何回も掛け直してという事を言っておけば、友人に電話するなどの機会も今後は増えていくのではないでしょうか。そもそも、電話代が高くなるからと電話を控えるような状況は健康的にも良くないと思うので、今後はそうした通話オプションを入れて、もっとスマホを活用してもらえれば良いと思っています。
高齢者でなくても、楽天のIP電話やau回線でなくドコモ回線で安く通話を楽しみたいと思っている方は、通話をこのオプションを付けた日本通信SIMにして、データ回線を別に利用するというのも十分にありではないかと思います。

今後は今よりもさらにキャッシュレス決済を使った方が安く上がる状況が増えることになるでしょう。本人が使えなくても本人のスマホできちんと決済ができるようなスマホを持ちながら、それでいて通話もきちんとできて、料金は安く使える日本通信のプランは、高齢者の方には有難いプランだと思います。


アマゾンの非プライム会員利用時の送料無料金額が3,500円からになる事で流れは変わるか

2024年に入ってからも、私たちの生活をしていく中での様々なコストが上がっているように思います。そうした情報をきちんと把握せず、以前からあるネットなどの情報を信じていると、いきなり値上りしたとびっくりしてしまうような事も起きてくるので、少なくとも日常的に使っているサービスについてはその状況をきちんと把握しておく必要は出てくると思います。

そんな中で、アマゾンがネットショップ利用時の「送料無料」についての金額のハードルを2024年3月29日から変えることが発表されました。今までは2,000円以上の買い物であれば、アマゾンが販売する商品であれば(マーケットプレイスは対象外)アマゾンプライム会員でない一般での購入でも送料込みという形で利用できたのですが、3月29日からはその最低金額が3,500円にアップされます。

現状では、ヨドバシカメラのショップは数百円の購入であっても、会員登録に関係なく送料は無料なので、アマゾンと比較して同じくらいの価格であれば購入先を変えるということで対応は可能ですが、もしそのような少額商品の受注がヨドバシに集中したら、さすがに現在と送料について考え直すことも考えられますので、安易に多くの人が流れてしまうと、また状況は変わってしまうように思います。

今まで通り数百円のものでも送料込みで買いたいのであれば、アマゾンプライムへの加入も考えるべきではないでしょうか。私自身は、最初は普通にアマゾンのホームページの方からプライム会員になって利用していたのですが、引っ越しを機に、地元の電力会社が扱っているアマゾンプライム会員プランの方に加入しました。金額面でのめりっとはないのですが、毎月年間のプライム会費を月割で電気料に上乗せして支払い、今年はアマゾンのギフト券という形で年間会費の5,900円分のチケットをもらい、更新時期になったらそのチケットで会費を支払うという形になっています。これだと、アマゾンの方で直接月払いコースにするよりも安く毎月の支払いを均等化できるので、今も続けています。

また、最近ではモバイル通信のpovo2.0でもアマゾンプライム会員の3ヶ月分の権利付きのデータトッピングを行なっています。この辺は好き嫌いが分かれるかと思いますが、通年ずっと会員にならずに、プライム会員のみ事前セールなどで安く自分の欲しい商品が販売される時だけそうしたプランを使って入れば、商品の価格を気にせずに定められた期間に集中して買い物をするような賢いネットショッピングも可能でしょう。

ただ、今回のアマゾンの決定というのは、さすがに今まで通りでは配送を仕事として行なっている方々の賃金に影響が出る(2024年問題などあるので)ということもあり、このような送料込みの価格の引き上げを行なったと思われます。非会員のままで少額な物をどうしても買わなければならない時には送料を支払うようにするか(1個につき410~450円)、最初からサブスクの金額を払って送料込みで利用するかというのは、まずはアマゾンの注文履歴から一年間にどのくらい利用しているのかを確認して決めるようにするのが良いでしょう。

ちなみに私は基本的にアマゾンで購入することが多いですが、最近では事前にアマゾンの最安値と楽天・ヤフー・ヨドバシくらいは価格の比較を送料込みの値段で行なうようにしています。ポイントはあくまでも「おまけ」と考え、あくまで支払い金額で比較することが多いですが、アマゾンは数百円のものもプライムマークがあれば送料込みなので、通常価格より下がって2000円より下がるものがあれば、積極的にアマゾンで購入することは多いです。逆に余裕で3,500円を超えるものについては、アマゾンではそこまでポイントが付かないものが多いので、ポイントの付く別業者の方を利用することも結構増えています。アマゾンプライムは単に送料無料だけの特典でもなく、動画やクラウドの支給など魅力的な特典もありますので、そうした付加価値についても考えた上で、自分のネットショッピングにアマゾンが合うのかということを、この際再点検することも有りだと思います。


povo2.0の期間限定トッピング「10回分1,980円」の詳細とお得な使い方

最近、様々な企画トッピングを出しているpovo2.0ですが、ローソンのプレミアムロールケーキと0.5GBの高速データが支払いしてから24時間使えて一回205円とプレミアムロールケーキの価格でデータをおまけとして付けてくれるというのは、今月いっぱいの利用必須であるのですが、なかなか面白いですね。個人的には最近甘いものは控えているので買わないと思いますが、同時期(2/29まで)行なわれているキャンペーンのもう一つが個人的にはとても面白いのではないかと思います。

それが、「データ使い放題(24時間)10回分」というトッピングで、料金は1,980円と一回あたりのトッピングと比べると安くなっています。ちなみに、3回分のデータ使い放題のトッピングも2月26日までですが、790円で提供されています。

今回の10回分トッピングは、29日までに支払いするとすぐに最初の一回分が適用されます。その後、一週間以内にメールで残り9回分の引き替えコードが届くようになるとのことです。ちなみに、残り9回の利用期限は5月31日まであるので、3・4・5月のうちに9回を使い切れる人向けということです。

私の場合、普段のスマホのデータ通信はiijmioの2GBにして料金を節約しているのですが、4月から5月のゴールデンウィークの期間に国内旅行をしようと思っている方であれば、povo2.0のデータ使い放題(24時間)のトッピング料金が一回330円なので、6回使えば同額になります。まあ、私の場合は出先では長時間の動画を見るような契約はしていないので、外に出てちょっとした時間に動画を見るような使い方をするだけでも良いのではないでしょうか。

4月から5月の連休に実家に帰るようなケースでは、実家にいる時にトッピングを連続で使うような形にすれば、その時だけお金はかかるものの、あとの期間はまたしばらく眠らせておくこともできます。5月の連休前にまたどんなトッピングプランが出てくるのかはわからないので、絶対ではありませんが、povo2.0のデータ使い放題は無制限で利用ができるので、もしSIMカードで運用している方なら、スマホからau回線に対応するホームルーターに入れ替えて、車中泊の車の中でポータブル電源を使ってホームルーターを使えるようにすれば、旅行中の車内はほぼ自宅と同じようなインターネットの使い方ができるだろうと思います。

楽天モバイルや、他のサブブランドでも月3千円くらいの支払いで同じような感じでネットを使えると思いますが、今回のプランは日々0円で回線を維持しておいても、旅行中だけお金を掛けて集中的に使えるので、一度プランを変えて翌月の取り消しを忘れてそのまま使わない通信料を払うような事がありませんので、3ヶ月で7回以上無制限のインターネットを24時間限定で使いたい方は、今月末までにトッピングしてみると良いのではないでしょうか。

このプランでは、トッピング直後に高速で使えるようになりますので、その回線で何がどこまでできるのかを確認して改めてお出掛けに備えるというのも良いのではないでしょうか。私の場合は、現状ではできればゴールデンウィークなどの繁忙期を外して出掛けたいので、連休に限定しないスケジュールで運用できるというのは嬉しいです。5月末までのうちに国内旅行をする予定が入っている方は、終了までのタイミングが短いので、まずはその内容を確認されると良いでしょう。


衛星通信とスマホを結んだネット・通話機能は常時使うというよりも災害時の無料開放に期待

現在、通信衛星を使ってインターネット環境を構築するには、コストコでも買えるStarlinkのキットを購入し、WiFiをスマホで使うような形で使うようにすれば、全く人のいない場所で車中泊をするような状況になっても、電源とアンテナの設置場所さえ確保できれば、携帯電話のエリアを気にすることなくネット通信を利用することができるようになっています。

このブログではそうした設備の必要ない、直接電波をスマホと衛星間でやり取りするような形を望んで色々と調べていたのですが、世界で行なわれている複数の企業が国内の4キャリアと提携するなどして、どのキャリアでも衛星通信を利用できるような状況は今後整いつつあります。ただ、料金がどうなるか? というのが気にかかります。

シビアな話ですが、衛星を打ち上げて基地局として運用するにはやはりお金がかかります。国内キャリアは自前でそうした装備を整えるのではなく、提携した企業のサービスを使わせてもらうということになるので、衛星通信を使う場合は、SMS(電話番号に直接送れるショートメール)のみなのか、通話・ネット通信を含んだりそれらを切り離した形でのプランが出てきてくれると個人的にはありがたいと思います。

個人的には、安くSMSだけでも衛星経由で使えるようになると、もしかしたら現在どのキャリアでも無料である受信にも料金が発生する可能性はありますが、今回の能登半島地震で全く地上の携帯基地局が使えなくなった場合でも、被災地以前から送られてくるSMSを即時受け取ることができ、簡単な生存確認だけでもその場で発信することができるようになります。これは、何も大きな災害の時だけでなく、山間部や海上(フェリーでの移動などでは特に)でネット利用はともかく、個人的な連絡が全くできなくなるというのは何とかならないかと思っているので、まずは各キャリアでスマホからSMSの衛星経由利用ができるように整備をして欲しいと思います。

衛星インターネット関連のニュースと言えば、長距離フェリーの中で大阪~志布志(鹿児島県)の航路の船にStarlinkの設備を載せて、利用客向けの試験サービスを行なうという話を聞きました。ネットの口コミなどを見ると、今まではフェリー船内でのインターネットというのは、無料Wi-Fiのサービスはあるものの、出港時くらいは使えていても、地上基地局から離れてしまうと使えなくなることが多いという話なので、国内を運行している多くの長距離フェリーで衛星インターネットが使える環境が整備されれば、長い乗船時間でもスマホだけでなくパソコンなども使いながらできることが増えるように思います。

スマホで直接衛星インターネットのできる時代はもうすぐだとは思いますが、やはりサービス開始時はそれなりにコストが掛かることは覚悟すべきです。そんな中で、災害時にはキャリアの方でスマホ単体での通話やネットまで含めたサービスを無料開放してくれたり、地上・海上でキャリアのエリア外になってしまうようなところでも、特定の場所(フェリー船内や公共の場所など)にStarlinkのような衛星ネット環境を備え、それを使わせてもらえるような環境をまずは作って欲しいと思います。


2024年3月乗車分から「ぷらっとこだま」は完全チケットレスになりEX会員登録必須に

今後、交通乗車券のチケットレス化はどんどん進んでいき、スマホを持っていないとどうにもならない状況がすぐそこに来ています。リーズナブルに東海道新幹線を使いたいと思う人に必須なのが「ぷらっとこだま」という東海道新幹線こだま号の指定席とドリンクチケットがセットになった旅行企画商品なのですが、この3月乗車分(2月1日から予約開始)から完全にチケットレス化されるということで、その概要についてお伝えするとともに、購入する場合に必要なものについて紹介します。

まず、チケットレスの利用については交通系ICカードやQRコードで乗車するようになり、今までの店頭でのクーポン受取りや、券売機から受け取るのとは違ってスマホのみで申し込み利用することになります。そして、利用にはJRグループのエクスプレス予約(年会費1,100円)か年会費無料の「EXスマート」会員に登録する必要があるとのことです。当然ながら、JR各社が提供している交通系ICカードを持っていればタッチアンドゴーで改札を抜けられるので、以前のように出られる改札口が限られるということもなくなります。

申込み期限は前日までというところは変わりませんが、予約は24時間可能で、前日の23時30分までと利用できる時間は伸びました。また、今まではドリンクチケットはその日に利用できなくても乗車日から1ヶ月間利用できたのですが、ドリンクチケット自体も紙から電子クーポンによるものに変わったため、その有効期間は乗車日当日のみということになっているので、その日のうちに引き換えないとその分が無駄になってしまうので注意しましょう。

個人的には、スマホで予約をしてそのままモバイルSuicaを使ってチケットを購入し、当日は改札にタッチして普通に新幹線に乗れてしまうので便利になったという感じはしますが、家族の分をまとめて発券するような事ができなくなるので、ほとんどこういった作業のできない家族に変わって、EX会員の登録からはじめてモバイルSuicaの取得、専用サイトからの予約までやってあげることが必要になるでしょう。住んでいる場所によっては、私たちのようにほとんど日常的にSuica自体を使うことがないような場合にはめんどくさいと感じる人もいるかも知れませんね。

ただ、全てお膳立てをして改札に向かえば、スマホを改札にタッチするだけで利用できるので、普段電車すら使わない人でも、改めてタッチ決済の便利さを感じられるようになると思います。今後、まずは自分でオールチケットレスでの使い勝手を試しつつ、多少は時間がかかっても快適に旅ができる新幹線こだま号の旅を家族で楽しめるように旅の計画を立ててみたいです。


スポーツ配信サービスのDAZNが「DAZN Freemium」を開始した意味とは

スポーツをテレビ観戦される方も多いと思いますが、ここのところ地上波のテレビで見られないコンテンツが増えてきています。最近は日本中で注目されそうな井上尚弥選手のボクシングの世界統一戦は地上波では見られず、NTTドコモが提供する配信サービスのLeminoで生配信されたことで、スマホやタブレット、パソコンを使って見ている人も多いでしょう。一昨日はボクシング界に転身した那須川天心選手の試合を、アマゾンプライムで配信が行なわれていました。特にボクシングについては、もはやテレビよりもインターネット配信に流れが移ったかのようです。

ただ、こうした動画配信サービスは、将来の有料化への布石というものは当然あるものの、少なくともネット環境を自分で用意できる人に対しては、特別に配信を見るための料金を課さないで、見ることは現在できています。テレビにネットをつなぎ、配信サービスの映像を出すことも比較的簡単にできるので、普通にテレビを見る感覚でネット配信を楽しんでいる方もそれなりに多いだろうと思います。

そんな中、日本の中でもメジャースポーツであるはずのサッカーについて、日本代表の試合が地上波テレビで放送されない事態がまた発生しました。これは、Jリーグだけでなくアジアサッカー連盟が主催する試合までDAZNが契約を結んでいるためで、今回のアジアカップでも、日本チームの予選リーグの試合のうち、ベトナム戦は中継されませんでした。
そんな中、突如DAZNで出てきたのが、「DAZN Freemium」という一部のコンテンツおよび生配信をログインすれば無料で見ることのできるプランです。今のところ、当然ながら日本チームの試合は無料では見られないようになっていますが、アジアカップでも注目の試合を生配信で利用できるようにしていたり、それなりに無料コンテンツはあります。Jリーグについても、J3の一部の試合を生配信で見られるようにするという話もあるのですが、その辺のコンテンツの選定の仕方は、有料会員になって欲しいからということもあります。

ただ、今後国内であまりにも注目される試合がDAZN有料会員独占生配信ということになってしまうと、かなり世間からの反発が出てくるのでは? と思うところもあります。個人的にはぜひ一試合だけのパッケージというものを導入していただければ、毎月支出されるコストは少なくて済むので、そういった方法もやっていただきたいですが、そうした中で無料で注目の試合が生配信されるのであれば、それはそれで喜んで見るとは思います。

過去のうらみつらみではありませんが、日本がアメリカワールドカップの出場がかかっていた日本対イラク戦(いわゆる「ドーハの悲劇」)は、当時地上波ではテレビ東京が放映権を持っていたので、当時代表選手も多くいた静岡県の地上波テレビでは生中継が見られないという事態が起こりました。その時にはNHKBSで中継はしていたのですが、衛星放送の設備を持っていない人が当時は多かったので、負けたショックも当然あったでしょうが、そもそも中継映像を見られないストレスを周りの人たちは持っていました。DAZNでもこうした無料視聴の仕組みがスタートしたことにより、状況によっては生配信を無料で見られる可能性は出てきたということで、今後のDAZNの動きには注目して見ていきたいと思っています。現在、FireTV Stickを持っている方は、まずはDAZNのアプリをインストールして、無料登録をまずはされる事をおすすめします。


公共交通機関で遠出する際のリスクを考えた時に優秀なはずの新幹線が止まるとは

大きな災害や大雨、大雪の影響で交通機関が止まるということは良くあることです。昔はそうしたことは無かったですが、今では翌日に天候の急変が予想される場合には計画的に運休措置を取るようになったことで、過去と比べてもそこまで多くの人が立ち往生して困るということは少なくなったかと思いますが、それでも急に突発的な事が起こった場合にはどうしようもありません。

そうした天災のうち、やはり地震は事前に予想ができないという点で、起きた時に公共交通機関に乗っていた場合には諦めるしかないのかなという感じがします。ただ、本当に困るのが天災でも天候不良でもなく交通機関が動かないというケースです。

昨日、JR東日本の東北・北陸・上越新幹線が停電のため動かなくなりました。過去にも停電で新幹線が停まったことはありましたが、復旧までにかなり時間がかかり、今回もJRの方では相当復旧まで時間がかかることがアナウンスされており、途中で停車した車両では乗客を外に出して歩いて避難させるようなことも行なわれているようですが、近場での移動ではなく長距離の移動の途中で停止ということになった場合、本当に大変だろうと思います。

電車に乗っていた人だけでなく、これから乗ろうと思っている人にとっても突然の停電による運休というのはかなりショックだったと思います。出発前の関東(東京近辺を想定)で足止めをされた方については、いかんせん最近の東京付近のホテルは満室が多く、部屋があっても海外旅行客との競争で、通常の価格よりかなり高い価格に設定された部屋に泊まらなくてはならない人も出てくるかと思います。

足止めをされた方にとってはまさに泣きっ面に蜂という感じもありますが、やはり基本的には早めにホテルに入って休む決断をし、通常の価格で泊まれるビジネスホテルを抑える方向で行動し、どうしても高いものしかない場合にはカプセルホテルやサウナへ、さらには個室利用可能なネットカフェの宿泊も考えるべきでしょう。女性専用のエリアがあるところは今もほとんどなので、いざという時のために各種宿泊施設について暇な時にでも、調べておく事をおすすめします。

ただ、それでも今回のケースでも全く新幹線が動かなくなった場合には近くの駅などへの移動をサポートはしてくれるようですが、将来的にリニアが開通したらどうなってしまうのか、本気で心配になりました。乗る予定の方が運休になっているような状態であれば、東京や大阪でだったら何とか運転再開まで何とかなると思います。ところが、乗車中に突然停電によって途中で停まってしまった場合、新幹線とは比べものにならない状況に追い込まれる可能性があります。

リニアは駅の数も少なく、経路にはほとんど何もないような場所で、車内から降りて避難するような事になると、避難できる場所まで行くのにどのくらい時間がかかるのでしょう。今の時期の南アルプスの山岳地帯でしたら、救助に来る事自体が大変で、防寒着の用意をしていない乗客がいた場合、その過酷さは想像もできません。長期停電でまっ暗ななかでリニアが動かず、車内でお腹が空いたり気分が悪くなった場合に何とかできるのでしょうか。外から助けが来ても、リニア自体が鉄道の軌道ではないので、避難できる場所までの移動はどうなるのか、実際にこのような新幹線に影響を与える停電というのは起こっているので、リニアでは起こらないという事もないと思うので、その点はちょっと考えてしまいますね。


近い将来にやってくるであろう「衛星基地局」を使えるサービスの整備は前倒しで行なわれるか

私自身、災害に関してのブログも書くことが多いので、様々な先の見えにくい将来への可能性を見越していたつもりなのですが、今年1月1日の能登半島の地震による携帯電話のネットワークの大幅な休止状態までは予想できませんでした。あの東日本大震災の時ですらも、多少のタイムラグはありましたが携帯キャリアの方々の懸命な努力によってスマホ通信の復旧も早かったですし、それによって助かった人も少なくなかったと思います。

しかし、いたるところで被災地までの道路が寸断され、海岸線が隆起したことにより、船上の基地局ですらなかなか被災地には近づけないような状態になり、結局のところ地震前から過去の衛星携帯電話と比べて維持費がかからない衛星インターネットのStarlinkが来るまで全くスマホでの連絡ができなかったという状況を見ていくと、今までのような人口比率でエリアを地上に作るよりも、衛星を使った電話・インターネット網を作る方がはるかに災害に強いということがわかってきました。

たまたまこの文章を書いている少し前の日のニュースで、楽天の三木谷氏とAST SpaceMobileのAbel氏が低軌道衛星と市販スマホの直接通信試験を行ない、多少の遅延はあるものの通話は普通にできていることを発表しています。現在の楽天モバイルでは、特に室内での電波の状況が他のキャリアに比べて悪いという評判があり、さらに山間部では楽天回線のエリアが狭いという事もあります。ビルの中などについては、プラチナバンドの開通を待つ必要がありますが、もしこのプラチナバンドの運用と時を同じくして衛星を使った電話・ネットが楽天モバイルで使えるようになるなら、他社を先んじて災害に強いキャリアとして一気に脚光を浴びる可能性はあります。

少し前に書きましたが、楽天モバイルを使っての電話は、専用アプリであるRakuten linkを使ってIP化することによって、楽天の電波が届いていない場合でもWi-Fiが使えれば発信(SMSを含め)できるのですが、着信およびSMSの受信については難しいので災害の時に使えはしても一方向でしか連絡が取れないため、例えばLINEのIDなどをメールやSMSで相手に伝えた後に、LINEでの連絡に切り替えるというような方法があります。また、楽天回線の電波をスマホがつかめない場合には発信した相手に対して番号が通知されないので、今の状況では通話用の回線として最安でかけ放題が使えても、まだまだ他のキャリアと比べて不便さはぬぐえないでしょう。

そうしたディメリットを払拭する切り札が低軌道衛星を使っての楽天モバイルのエリア構築ではないかと思っています。この方式はニュースにもあったように今多くの人が持っているスマホで利用可能という点です。天候や天災の影響がない高度で動いている衛星基地局を経由しての通信ですので、国内での利用エリアは室内はどうかわかりませんが、空が見渡せる場所でなら100%ということになれば、Rakuten Linkを使っての番号通知も問題なく、さらにネット通信も楽天回線のもの(衛星通信でも無制限?)を安心して使えるようになります。

楽天のモバイル事業については様々な意見はあるかと思いますが、後発で基地局が整備できないというところを逆にメリットとして、他のキャリアより衛星通信を早く使えるようになれば、今回のような孤立する集落でも特別なハードを必要とせず、楽天の回線の入ったスマホとポータブル電源にソーラーパネル、さらにパソコンが一台あれば滞ることなく相互連絡が可能になります。もちろん、衛星基地局を使うに費用はかかってくるので、現在の料金大系を変えるのか、それとも衛星通信利用をオプションにするのかわからないものの、個人的にはそうなったら嬉しいですね。

というのも、例えば今でも長距離フェリーに乗って旅をするような場合、当然ながら地上の基地局から遠く離れてしまうので、当然携帯電話のエリア外となることが多く、乗船中はネットも電話もできないという可能性が大きいのですが、それもこうしたシステムが整えばかなり問題は解消されるのではないかと思っています。今回の事で、私たち利用者の方も、今まで山間部や海上ではドコモというような常識が破壊されたような感じがしていて、旅をする中でいざという時に連絡を取ったりメールをしたり、SNSに投稿できるような環境を保持したいと思っている方は多いでしょう。そうしたユーザーの声に応えるためにも、今回紹介した楽天だけではなく、他の事業者についても前倒しで災害が起きてもつながるネットワークについて考えて欲しいものです。


最新の安性装置の付いた車でも重大な人身事故は普通に起きてしまうのか?

タクシーの運転手の数が少ない事が問題になっている中、昨日朝のテレビニュースを見ていたら20代の運転手の人が運転するタクシーが東京都港区で自転車に乗った高校生と人身事故を起こし、被害者は報道時には意識不明の重体というニュースを見ました。被害を受けた方の意識が戻ることをお祈りしながら、一つの疑問が浮かんできましたのでここに書かせていただきたいと思います。

現在のタクシーは昔のそれと違って、東京の複雑な道であってもその道を全て覚えることなく、カーナビに目的地を入力すれば運転をアシストできる点から、そこまでタクシー運転手の負担は少なくなっています。恐らく今回事故を起こされた運転手の方も、そうした状況があるからこそ、運転手として働いていたのではないかと思います。

さらに、昔と違う点というのは、カーナビだけでなく様々な安性に関わるアシスト機能が車に付いたことです。レーンからのはみ出しを検知したり、衝突するかも知れない状況では自動ブレーキが起動して事故を回避したり、私たちはテレビコマーシャルなどでもそうした素晴らしい機能の付いた新車の性能を見ています。

今回、テレビでは事故を起こした車両が出ていましたが、車名はすぐにはわかりませんでしたが、車に付いていた会社名のロゴから、その会社が採用しているタクシー用車両がニュースで出ていたものと同じだと思い、その車種が個人的にではありますが特定できました。その車種とは、トヨタがタクシー用として作っていると思われるその名も「JPN TAXI」という車ではないかと思われます。

車名がわかれば、その車の安全性能についてもネット上で追っていくことができます。トヨタのホームページで調べると、この車には当然ながら、数々の安全装置が付いています。今回の事故との関連で言うと、衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)やペダル踏み間違い時加速抑制装置など安全運転を支援する装置を搭載しているということです。

運転手は現場で逮捕されたとニュースでは報じられていましたが、ここで一つの疑問が生じます。ニュースでは、高校生が横断歩道を渡っていてタクシーにはねられたという事なのですが、その際に衝突被害軽減ブレーキは効かなかったのか、効いていても相手が意識不明になるほどの衝撃だったのか、その辺が良くわかりません。

タクシー運転手が信号無視をしてかなりのスピードで交差点に侵入するような状況であれば、急ブレーキがかかってもなかなか車を安全に停止させることは難しいので、当然過失運転の責任が問われるわけですが、タクシー運転手は十分に休養をしてハンドルを握っていると思うので、「なぜ安全装置付きの車で重大な人身事故が起こったのか」という点について、しっかり解明をお願いしたいと個人的には思います。

これから、有人から無人へと車の運転はシフトされていくと思いますが、もし安全装置が働かなかったということになると、現在自動運転車を開発されている方々にとっても大きな問題であるとも言えます。と同時に、今後もしタクシーが自動運転になったとして、今回のような歩行者・自転車との重大な人身事故を未然に防ぐためにはどうすれば良いのか、それをきちんとクリアしてもらわないと大変ですし、その前段階の課題もあります。

以前から報道されているように、タクシー運転手の労働力不足を補うものとして、2024年4月から「ライドシェア」のシステムが一部地域で解禁されます。「ライドシェア」とは、一般のドライバーが自家用車を使って有償で旅客を運ぶ仕組みですが、ドライバーの所有する車の安全性能というのはまちまちで、常に正確に動作するのかの点検を定期的に行なえても今回のような事故が起こる場合には、本職のタクシードライバーと同じように、たとえ別に仕事を持っているような方でも、きちんと乗車前には一定時間の休息が必要になってくると思います。そうした勤務管理はどうするのかとか、大きな事故が起こってから検討されるのでは遅すぎます。