お知らせ・各種ニュース」カテゴリーアーカイブ

このブログについてのお知らせや、ブログで扱っている内容について新たなニュースがありましたらここで紹介および解説を行ないます。

Amazonの複雑怪奇な販売ルートについて理解しておかないともしかしたら騙されることもあるかも

ちょっと前からネット上で話題になっている話として、国外のそれなりに有名な宿泊予約サイトを利用して、国内のサイトでは予約不能だった宿を予約できたのは良いのですが、実際に当日その宿に住所を頼りに向かったところ、その場所に予約した宿はなく、更地だったり古いアパートがあるだけだったという人がいるという事があります。どちらにしても、他で予約できないのに、一つのサイトで簡単に予約できるというのがまずは怪しいと思わないと、当日に困るだけでなく事前に決済してしまった場合はお金を騙し取られることにもなるので、改めてネット上での取引には気を付けたいものです。

宿泊の場合は、基本的には大手旅行代理店のサイト(楽天トラベルやじゃらんのようなサイトも含む)から予約するよりも、基本的には宿の公式ページから直接予約した方が最安値を示してくれますし、何より騙されることがありません。最近は複数の宿泊予約サイトを比較して最安値を示してくれるサイトもあるものの、今回のようなニュースを聞いてしまうと、やはり信頼できるところから(ガイドブックや現地での看板などでURLが書かれていればその情報は信頼できるでしょう)宿の公式サイトを入手し、そこから予約するのか、直接宿に電話してみるのが基本だと思います。

インターネット上の世界では、宿泊予約だけでなくAmazonで何か買おうとした時にも戸惑うことがあります。型番で検索を掛けて絞り込んだつもりが、全く同じ製品が違う販売チャネルで売られていることが結構あるのです。それは主に、最近私が探していて実際に購入したミニPCやポータブル電源を選ぶ場合でも複数の購入窓口が出てきたことがあります。

そんな時、まず確認したいのが、メーカーの公式ショップであるか、メーカーから仕入れた業者のショップであるかというところです。販売元のリンクが公式ショップにされている場合は、その内容を改めて確認しますが、先日などは同じ商品なのに、公式ショップの販売ページが2つあるものがありました。これは果たしてどういうことか、ちょっとわからないのですが、さらに詳しく見ていくと、一つはプライム特典対応で送料無料だけでなく翌日配達のオプションが付いていたのですが、もう一方の商品は同じく送料無料ではあるものの、発送時期がプライム会員対応ではなく、注文してからもしばらく時間がかかるようになっていました。

もちろん、公式ストアの方で独自に送るからそうなっているということも考えられますが、プライム会員特典を使っての発送を希望する方は、プライムマークが付いているところから購入すれば、もし代理店などの出品だとしても、事前にアマゾンの倉庫にある商品が送られてくるので、アマゾン自体が仕入れをして売っている可能性もありますが、注文しても品物が送られて来ないということは無いので、複数の出品があって困った場合には、私はプライムマークのある方から注文するようにしています。それでトラブルが起きてもアマゾンは初期不良対応の返金処理も行なっていただけるので、その点では安心できます。

また、私のパソコンには怪しいサイト(特に同じ商品でもセール特価よりさらに安い価格で売っているようなお店のサイト)にアクセスしようとすると、すぐにサイトを表示せずに警告を出してくれるような機能拡張をインストールしています。何でも値上げの時代に、少しでも安いものを買いたいというのは人情ではあるのですが、アマゾンの場合はそれだけではなく、マーケットプレイスからの購入でトラブルになるケースもあります。そうした事が心配であったり、もはやAmazonのどこから買うべきかわからなくなった場合は、公式のショップがお店を出している楽天やヤフーショッピング、大手家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラなど)の送料が無料で利用できるショップの方を利用するとか、様々な方法があります。家電量販店の場合は、実店舗での受け取りが可能な場合もありますので、そうして受け取るのが送料もかからずに安心できるなら、そうした買い方を選ぶこともできます。

Amazonや旅行サイトに限らず、インターネットの世界というのは黙って画面上のボタンをクリックしてしまうと、その行為に責任が出てくるわけなので、絶えずネットがらみの詐欺の手口というものを知っておき、さらに色気を出して通常よりだいぶ安いものについては疑うような気持ちでネットを利用することが大事ではないかと思います。私自身もですが、ここを読んでいる皆さんもそうした悪どいサイトに騙されないように余裕を持ってお互いにネット利用をしたいものです。


公共駐車場や道の駅・サービスエリアの駐車場で待ち合わせて相乗りするのはもはや許されなくなっている

基本的に国道バイパスや高速道路のサービスエリア、そして道の駅はドライバーの休憩施設として作られています。車中泊をする場合、こうした休憩に該当するのか? という議論が過去からなされてきました。

基本的には車の少ない深夜に仮眠程度の利用が推奨されると思いますが、個人的には大変苦い経験があります。その時には前の日から夜通し走行して眠気で安全な運転ができなくなってしまって、一般道の休憩場所(車はほとんどその時にはいなかった)に車を止めて仮眠を取ることにしたのですが、その際は本当に疲れていたのか目が覚めたら相当な時間が経っていて、計算したら8時間くらいその場で「仮眠」をしてしまっていました。その時は不眠不休で長距離を走っていたので、さすがに適度な休憩を取りながら走ることは大事だと自覚したのですが、この場合は休憩の範疇を超えた迷惑駐車だとみなされても仕方ないでしょう。ただ、仮眠で車の中にいるなら、外から起こされればすぐに車を移動できるような状況ではありますので、今後も深夜の仮眠くらいは許して欲しいと思うのですが、車中泊とは別に長時間駐車することで他の車が休憩のために休憩場所やサービスエリアに立ち寄れないという問題が起こっています。

それは、複数の車が同じ場所で待ち合わせをして、その中の一台に「相乗り」をして目的地に向かうことにより、相乗りをするドライバーの車が朝から夕方までずっと駐車したままになってしまっているという問題です。ニュースになったのは高速道路ではありませんが、兵庫県姫路市にある国道2号線姫路バイパスにある姫路SAが、一般道からの進入が可能なため、サービスエリア近辺にいると思われる相乗り目的の車が、朝から駐車スペースに入ってしまい、かなり前から高速利用者が休憩目的で駐車しようとしても空きスペースが無いという問題でした。

こうした問題が長く続いていたことから、ついに国が動き、今までは一般道からバイパスへの進入が可能だったサービスエリアの駐車場に入る道にバリケードを作り、看板で「一般道からの入場はできません」という周知をしたところ、とりあえずは相乗り目的の車が入ってくることはなくなり、日中でも駐車場の空きは出てきたそうです。ただ、遠回りをしてでもバイパスからサービスエリアに入って相乗りをしていくような人が出てくれば、また同じような状況になってしまう可能性はあります。

相乗りするために車を長時間駐車していく人は、公共の場所で有料ではない駐車場に車を停めて何が悪いのか? という風に開き直ることもあると思いますが、公共の場所であるからこそ、他に利用する人のことを考え、後から来る人の迷惑にならないように利用することが大事だと思います。ニュース映像を見ると、そのサービスエリアはトイレと自販機だけではなく、営業しているお店も入っているようなので、満車だからと止まらずに他のお店に入らざるを得ないドライバーも今まで多かったと思います。しばらくは相乗りの利用は少なくなると思いますので、今後また同じように駐車場が満車になって夕方まで動かない車が集まってきた時と現在との売上げのデータを取っておき、具体的にどのくらいの金額を損失させられているのか、はっきりと数字で出すような事も必要かも知れません。

今回のニュースは駐車場の空きが増えたから良かったと終わりにするのではなく、維続的な対応が必要になるので、関係者の方は大変だと思います。さらに全国の他の地域でもサービスエリアを車での待ち合わせ場所にされ、相乗り用の駐車場として使われる場所はそこそこあるのではないかと思います。今回のニュースを機に、朝来て夕方に来ても(姫路サービスエリアのように上下線共通のサービスエリアも結構あります)同じ車が停まっている場合は、道路管理者に連絡してきちんと記録してもらうような事をしながら、サービスエリアがある本来の意味とは何なのかを多くの人と共有していきたいですね。


路線バスの路線そのものが大都市であっても無くなってしまう世界に私たちはどう対応したら良いのか

大阪の富田林市などで路線バスの営業運転をしている金剛自動車が、2023年12月20をもって事業から撤退することを発表したことがニュースになっています。大都市ではない場所での利用者減による採算割れでの事業撤退というのは良くあり、現在はコミュニティバスとして地方の足としてその使命を全うしていますが、今回の金剛自動車については、単純にお金の問題ではないという事がこれからの社会に対する大きな問題を私たちに突きつけている気がします。

金剛自動車の説明では、慢性的な人員不足が改善されず、さらに2024年から運転手の働き方改革の実施、いわゆる「2024年問題」によって、早朝から夜間まで、全く乗客がいない中でも毎日運行しなければならない路線バスは、燃料の節約もできず、労働条件も良くないので人が集まらないというところがあるようです。今までは観光バス事業で利益を出して路線バスの赤字を補っていた部分もあるそうですが、最近のガソリン・軽油代の高騰は凄まじい勢いなので、そうした経費の支出増というのも路線バス撤退の背景にはあるのかも知れません。

そもそも、すでに車を買って使っている私としても、今後電気自動車にシフトしていく中で、さらには細かな調整が必要な事故防止のためのセンサーのメンテナンスや、自動運転車を作るコストは車の価格へと転嫁されるだけでなく、メンテナンス費用もかかるということになると、車を所有すること自体が難かしくなってくる可能性があります。私の場合はまだ昔に免許を取ったので、車を手放してもレンタカーや時間利用の車を使うこともあるかも知れませんが、今の20才前後の人については、どうしても車での移動が必要な地域にいれば別ですが、電車でどこでも行けるような都市部に住んでいる人は、もはや免許を取るという選択すらしなくなるのではないかという気がします。

そうなると、必然的に大型バスを運転できる免許を取得するような意欲を持った人も減っていくことが考えられます。すぐに世の中の車のほとんどが自動運転車になれば良いですが、まだ自動運転車が今の道路に入り込んできた時にどうなるかという検証すら済んでいない中で、新卒のバス運転手を雇用することはかなり難しいと思われます。今回の大阪の路線バス廃止のニュースは特別なものではなく、来年になると今の人員でも働き方改革を実行することによって今までのようにシフトを回せなくなり、路線は残っても通勤時のみとか、朝や夜間の便は全て廃止というようなダイヤ変更が行なわれるバス会社が全国で出てくるのではないかと心配しています。

そうなると、旅先では観光地へのバス路線が廃止された中では、最寄り駅からレンタカー利用ということになっていくと思いますが、同じような人が増えればレンタカーも取り合いになってしまって、現地までの新幹線の切符や、宿泊先のホテルの予約が取れていたとしても、現地のレンタカーが取れないことで旅を断念するような事も起こってくるのではないでしょうか。レンタカーの回送についても人手は不足していると思いますし、そうなると折りたたみ電動自転車や電動キックボードでも持って電車で現地まで行くような旅のスタイルが現実的になってきてしまうかも知れません。

それ以上に困るのが、今回の場合でもいわゆる坂の上に作られたニュータウンに住んでいる人たちは、行きは自転車で、帰りは自転車を載せてもらってタクシーで帰る(あるいは往復タクシー)ようなライフスタイルになってしまうのか、今後が読めない状況につながっていかなければ良いと思います。もちろん、タクシーの運転手さんも激務なので、人手不足は慢性的にあると思うので、単純にバスの代わりにタクシーをというわけにも行かないでしょう。

そうなってくると、やはり頼りになってくるのがスマホアプリを使ったコミュニティバスの運行ではないでしょうか。乗り合い場所から目的地と行きたい時間を入力して申請すると、他の人の申請状況によってAIがダイヤを決定するような事もできるでしょう。日中バスが走っている時間には、スマホアプリの地図を見てどこをバスが走っているか確認し、定員の関係でその場で乗車予約ができるようならスマホで予約処理をしてから乗り合い場所に向かってコミュニティバスを利用するようにすれば、空のバスをぐるぐる回さなくても済むので、比較的運行が成立しやすいような気はするのですが。

あとは、通勤時間によって大きなバスを出すことも日々の利用状況を見ながらできるでしょうし、徹底的に無駄をなくして経費を節減するためには、利用者自らがシステムを円滑に使用できるようにならないと難しいのではないかと思います。

こうしたシステムをいったん作っておくと、将来自動運転車のバスが町内循環で回るような場合でも、利用者の要請が無い時にはバスを止め、利用申請があった時に近い所にいるバスを向かわせるようなシステムを作り込めば、「あと◯分で着きます」というような情報もスマホで得ることが利用者にはできるので、24時間運行とは行かないまでも電車の始発に間に合わせたり、終電後の足として利用することもできるようになるかも知れません。

ただ、来年には2024年問題が一気にかかってくるので、急に路線バスが無くなってしまう地域が全国でも出てくるかも知れませんね。ただそうした場合にも、新たなシステムによるコミュニティバス路線の再構築で何とか自動運転が主流になるまでのつなぎを何とかして欲しいところです。


日本代表チームの活躍が楽天モバイルに思わぬ付加価値を与えた感のあるNBA生配信サービス

バスケットボールというと、私の地元静岡では女子で過去に黄金時代を築いたシャンソン化粧品が近くにあり、その強さが際立っていた頃には実業団リーグ戦などテレビ中継をされている時には見る機会が多かったです。オリンピックにも出場してシャンソンの選手(古くは村上睦子選手や永田睦子選手など)の活躍を見ていたのですが、そのためか女子の試合は良く見ました。

その後、女子日本代表チームは、東京オリンピックで銀メダルという偉業を成し遂げ、女子のバスケは世界レベルに到達している事を世界に示したと言えるでしょう。逆にそうした事があって、女子の選手がテレビのバラエティ番組などに出ているのを見ると、男子との差が際立ってしまいます。東京オリンピックは開催枠で出場したものの、男子はというと世界で勝てずに人気も上がらないという状況でした。

特に男子についてはプロリーグを作る際に、様々な思惑があったのだと思いますがコート外で揉めたこともあって海外での試合禁止というとても重い処分を受けたことが尾を引き、漫画の「スラムダンク」は海外でも大人気なのに日本の男子トップの人気も実力も上がらないという暗黒時代が続いていました。

そんな中、プロリーグが軌道に乗り、静岡でも今季からB2リーグに昇格した地域密着のベルテックス静岡が人気になってきている中、パリ五輪の予選を兼ねたワールドカップが日本を含むアジアで行なわれることになりましたが、ヘッドコーチに東京オリンピックで女子チームを率いて銀メダルに導いたトム・ホーバス氏が就任した話題性はあったものの、世界の厳しさを知っている人にとっては大会で活躍することは大変で、日本でバスケットボールが盛り上がるのか懐疑的な想いがあったことは私の中では事実でした。

同じボールゲームとしてはかつての栄光を取り戻すかのように、近年メキメキと力を付けてきている男子バレーボールでも国際大会で勝ち進んでいても地上波ではなくBS放送での中継(生中継ですが)のみになっていたのを見ていて、果たして地上波で試合を中継しても見る人は限られるのでは? と思っていたのですが、初戦の強豪(結果的には優勝したからすごく強い)ドイツ戦で善戦し、後半の最後には互角の勝負をしていた日本チームの試合を見て、これは相当力を付けているのでは? と思いながら予選の試合を全て見ましたが、試合が進むにしたがって歴史的なヨーロッパのチーム(フィンランド)に対しての勝利もあり、まるで今までの不人気が嘘のように日本チームの試合がクローズアップされて盛り上がっていったのは本当に嬉しかったです。

結局、日本はパリオリンピックの出場権を獲得し、活躍した選手にもスポットライトが当たってきました。今後は活躍した選手の露出も増え、日本国内のリーグも盛り上がると思いますが、世界最高峰の試合を見たいとなると、やはりアメリカのNBAを見たいと思う人もこれからは増えていくでしょう。もしかしたらワールドカップで活躍した選手がNBAに呼ばれるかも知れませんし、八村選手や渡辺選手の本場NBAの戦いぶりを生で見たいと思う人にとって、すでに「楽天モバイル」に加入しているならば、2023年10月20日(金)より、「Rakuten最強プラン」および「Rakuten最強プラン(データタイプ)」に加入していると、「NBA LEAGUE PASS for 楽天モバイル」というNBAの試合のすべて(?)を配信するコンテンツを無償提供で見られるのはものすごい魅力になってしまいました。

恐らく、楽天モバイルの方もこうした奇跡のようなシナリオを予想できる人はいなかったでしょう。ただ、今回じっくりと日本チームの試合を見た後だと、前半でかなりリードを許していても、最後の最後まで何が起こるかわからないスリリングなバスケットボールのゲーム観戦の魅力を知ってしまったので、レベルの高い試合を見ていれば、今後は日本チームを見る目が肥えてくるようになるのではないでしょうか。

現在、日本のサッカーチームは親善試合ではありますがドイツに敵地で圧勝し、トルコにも余裕の戦いで勝利するなど、かなり実力を上げてきていますが、それは多くの選手が海外に出て活躍するようになったからだと思います。バスケットボールも、日本からNBAと契約して活躍する選手が増えれば今よりももっと世界で戦えるチームになっていくのではないかと思います。

ちなみに、NBAを楽天の配信で見るには、1プランの「Rakuten最強プラン」に入っていればそれで良いので、例えば普段はRakutenLinkでの無料通話を使うために使い、データは他のプランで使うような私のような使い方をしていても見ることができます。基本的には電話番号を表示させられる電話を無制限に掛けることができて、もしもの時には月3GB未満のデータ通信量で収められるなら、プロ野球パ・リーグの試合とNBAの配信を生で見られて月980円+税で済んでしまうわけで、コンテンツ利用料として考えただけでもお得なプランに今回のワールドカップで楽天のプランの魅力が増えたということになります。その後はわからないものの、今シーズンは無料で見られそうなので、今回のワールドカップを機にバスケットに目覚めたという方も、今シーズンのNBAを見るために試しに入ってみても面白いのではないかと個人的には思います。


もはや自力でスマホを使いこなすスキルがないと生き残れない時代であることを意識すべき

先日、自分より年上の方からの相談を受けました。その方はそれなりの大きな会社できちんと働いている方なのですが、今まで紙で出ていた給与明細を基本的に自分のスマホやパソコン上から会社の新たなシステムに入り、そこからダウンロードして印刷・閲覧するようにという話になったのでどうすべきかというものでした。

残念ながら、私はその方と同じ会社に勤めているわけではありませんので、その会社の人しか入ることのできないシステムに入るためにその内容を詳しく聞いたり設定のお手伝いをすることはできませんので、同じ会社の中でスマホの扱いに詳しい人に聞きながら登録してはとアドバイスしたのですが、その方はスマホは持っていてもなかなか作業をするのが苦手だということで、そうであれば、会社の総務に話をして、今まで通り紙で出してもらうようにできれば良いのだがという話をして、とりあえず話はそこで終わったのですが、こうした流れはもはや止まることはないだろうと思います。

恐らく、その方の会社の方でも経費節減という側面もあると思いますし、細々とした作業を減らして他の方に力を注ぎたいというところなのでしょう。ただ、詳しく話を聞いたわけではないのですが、最初に使っているスマホに特定のアプリを導入してそのアプリで会社のホームページに入るための認証を行なうらしいので、パソコン単体では接続できない(恐らくパソコンでIDとパスワードを入力しても、さらにスマホ画面からの認証を行なわないとログインできない?)ような感じなのでしょう。それは当然、悪意ある第三者がシステムに侵入できないような対策なのでしょう。しかし、そうしたセキュリティを強化していく中で、それこそ現在まだスマホでなくガラケーしか使っていない人が会社にいた場合は、ついにというかスマホへの転換を強制されることになるわけです。

恐らく、しばらくは以前のようなやり取りを続ける例外を認めているとは思いますが、最初はそのような事はできても、ずっとそれが続く保証はありません。翻って、私自身や身の回りについて考えてみても、そうした事が自分の身に起こる可能性はあるので、やはりきちんとスマホへの乗り換えを行ない、スムーズに新しいシステムを使わなくてはいけなくなっても、移行できるようにしておかないといけない状況はあると思います。

ただ、一つそうしたシステムについて問題だと思うことは、閲覧はスマホがあればそのまま画面の中で見ることはできるのですが、もし自分で出した書類を紙に出力したい場合、新たな費用が発生しかねないことだと思います。昔なら年賀状を毎年一回は書く時に家庭用のプリンターを使っていましたが、今や「年賀状じまい」をし、用件は全てメールやSNSで済ます人も珍しくありません。インクジェットプリンターの場合、使わないで放っておくとインクづまりが発生していざという時に印刷できないという事も考えられる中、あえてそのためだけにプリンターを買うのは、現代の値上げ社会に生きていると、コスト的に痛いという方もいると思います。

そうした場合、ファイルをPDFやエクセルファイルなどの定形で保存できるならば、スマホからコンビニのマルチコピー機を使って出力するサービスを活用することを考えた方が良いでしょう。

https://syachu.net/202211030

上のリンクは、以前紹介したセブンイレブンのマルチコピー機を使って会員登録不用で印刷が可能な「かんたんnetprint」というアプリを使い、QRコードを読み込ませて印刷できるという内容について紹介しています。詳しい使い方や入手先についての説明はセブンイレブンの以下のリンクを紹介しておきますので、こうしたものを使えば、今後色々な変化が自分の周りであったとしても、スマホ一台で何とかなることは確かです。だからこそ、苦手であってもスマホに向き合って使っていく覚悟というものも必要になってくるところもあるかも知れません。ただ、頑張ってそうした苦手を克服することができれば、お金も掛けずに対応できるようになります。こうした社会の流れを理不尽だと思う方もいるかも知れませんが、今の社会は今までのように単純作業をするための人材まで常に置くことはできなくなっていることも確かなのです。今回相談を受けた方についても、できれば自分で閲覧・印刷ができるようにした方が良いのでは? とアドバイスしたいと今は思っています。

https://www.printing.ne.jp/support/mobile/appli_netprint_k.html


あくまで車両である「自転車」運転中に気を付けたい行動について考える

先日、TVerのコンテンツを色々と見ていたら、先日目標ではあるものの運転時にヘルメットの着用が言われるようになった自転車について、取締りを行なっている警察の方々の様子を取材したニュース素材を見る機会がありました。
今のところ罰金までは行かないものの、悪質な場合には切符が切られて書類送検されるような事例もあるというこで、実際に警察に止められて注意を受けるケースと、そこでごねたらどうなるかというところまで紹介されてきて興味深い内容でした。

テレビの取材ということで、かなりマナーを逸脱している人にカメラを向けているという感じがしました。明らかに止まれの標識のある交差点で一旦停止しないで通り抜けた人が、警察に止められた時に「時間がない」を連発し、切符を切るため身分証明書の提出を求められた際に写真付きの証明書を持っていなかったため、警察が自宅を訪れて確認したいと言ったところ、激しく抵抗する様子がカメラに追い掛けられていました。

もし同じように自転車を重点的に対象にした取締りが行なわれた場合、そういったことも想定しておくことは大切であると思いましたが、私の場合は運転免許証を携帯しているので自宅まで来られることはないにしても、信号無視はもちろん、「自転車も止まれ」という表示のある止まれの標識のところでは、きちんと停止線のところで足を下ろして止まることは今後はきちんとやっていかないと、見付かれば注意を受けるでしょうし、悪質と判断されれば、書類送検の可能性もあることを肝に銘じました。

あと、自転車に乗っていて違反と言われる行動の中に、「イヤホンを付けての運転」があります。「ながらスマホ」の場合は歩行中でも注意を受けるのは自転車も同じですが、イヤホンを付けての運転というのは、回りの音を遮断するということで、注意の対象になるということです。

これはそのニュース内でも実際に警察官の方が注意の対象として、イヤホンを使って音楽やラジオを聞いている人を止めて注意カードを渡していました。スマホの画面を見ながら運転するのはもちろんだめですが、イヤホンで耳を塞いで何かを聞いていると思われると(実際に音を出していなくても)、自転車を止められて事情を聞かれる対象にはなるということなので、私の持っているワイヤレスイヤホンは歩いて行動している時限定にしなければならないでしょう。

ただ、今後自転車に乗りながらラジオなどを聞きたいと思った場合にどうすれば良いのかということも考えます。自転車にスピーカーを付けてしまうという手段もありますが、走っている時は良いにしても、大きな交差点で停まっている時にはその音で周りに迷惑を掛けてしまいそうですし、自転車から離れる際にいちいち取り外すのは面倒です。となると、今のところはネックスピーカーを首に挟んで利用するのがベターな選択かなと思います。

前々からネックスピーカーは一つ持っておきたいと思っていたのですが、今後自動車の代わりに自転車で移動する機会が増え、場所から場所の移動が長くなるような場合は、車で移動する時のように、ラジオや音楽をスマホと連動させて聞けるようにしておけば、それはそれで便利ですし、耳は塞いでいないので警察に止められたとしても、ネックスピーカーを使うこと自体がいけないのか、音をある程度絞れば大丈夫なのか、現場での判断を聞くこともできるのではないかと思います。

ということで、今まであまり意識せず歩いている時と同じように、自転車に乗っている場合にもワイヤレスイヤホンをしたままにしている方は、もし見付かれば注意を受ける可能性があるというこをを十分理解しておく方が良いと思います。止められると急いでいる場合に時間に間に合わない場合もあるかも知れませんし、そのために加害事故を起こしてしまったら悔やんでも悔やみきれません。そうした事でいやな思いをしないためにも、自転車に乗る場合には十分注意したいものです。


固定電話のメタル回線からIP化されるのをいい機会として「ナンバーディスプレイ無料化」へ舵を切れないものか?

2023年8月29日、政府の松本総務大臣が記者会見で語ったことがニュースになっていたので興味深く読みました。お隣の中国から、日本国内の主に飲食店などに迷惑電話を掛ける頻度が多くなり、その対応について語ったものです。29日記信の読売新聞のウェブニュースでは、以下のような発言が紹介されています。

(ここから引用)
松本氏は、対策として、(引用者注・主に中国からと思われる迷惑電話のこと)特定の番号や国際電話などの着信を拒否する迷惑電話対策サービスの活用を挙げた。通信事業者には、「(利用者から)問い合わせがあった場合、対策サービスをしっかりと説明し、申し込みがあれば円滑に対応してほしい」と求めたという。
(引用ここまで)

しごくもっともな話ではあるのですが、実際に迷惑電話を受けた人が通信会社へ連絡すると、すでに加入していれば手間だけで電話番号通知や特定の電話番号の着信拒否などの方法を取れると思うのですが、オプション無しで固定電話回線のみを契約している人の場合、詳しく電話番号通知のやり方を説明するということは、企業にとっては有料サービスの「ナンバーディスプレイ」の契約を取ることができるという、営業を国が後押ししてくれる美味しい話ではあるのですが、あらゆる物価高に悩みながら深刻に迷惑電話に困っている人は、迷惑電話対策にもお金がかかるのかと思うかも知れません。

何度も書きますが、私の自宅ではADSLを止める時に一緒に固定電話の契約も解約しました。使うことがないというだけでなく、以前は電話帳に載せていた番号ということもあり、しょっちゅう(中国からではない)営業や勧誘の電話が入ってきていたのに嫌気が差したというところです。

メタル回線の場合でも光電話でもナンバーディスプレイは月額400円くらいのオプション契約になっています。ちなみに、携帯電話では何のオプションを付けなくても非通知や通知不可能な電話からのものでない限りは掛けてきた番号が通知されるので、電話帳にない番号からの電話には出ないとか、専用のアプリでかかってきた時にどこからかがわかるものを入れて対応すれば、今回のような中国からの電話には出なくて済むわけです。

それが、固定電話を使い続けているような方が困り果ててたどり着いた先には、オプション料を稼ぐビジネスが待っていて、総務省もそうした流れを推奨するというのはどうなのでしょうか。振り込め詐欺とまでは言えませんが、迷惑を受けた方がお金を出さなくては解決できないのなら(果たしてそれで解決になるのかは不透明)、個人的にはもう固定電話とは決別して、自宅に24時間使い放題を付けたスマホを置いておくような運用の仕方をこちらとしてはおすすめします。

もしネットからの直接契約ができるような人が迷惑している人の周りにいる場合には、中古でも良いので何かスマホ一台と、ドコモなら日本通信の各種プラン(固定料金が安い月290円のプランに、通話放題オプションを付けると1,890円)、auならpovo2.0にかけ放題のトッピング(月1,650円)あたりで、通話専用でしかもナンバーディスプレイや迷惑電話対応の機能が付いた電話回線が手に入ります。

つまり、現在のメタル回線の基本料金と同じくらいの価格でそうしたことができるわけですから、今後メタル回線が全面的にIP電話にとって代わるなら、全く携帯電話と同じことは無理でもせめて今までは有料オプションだったナンバーディスプレイやその付随サービスを基本料金のみで提供しても良いのではないかと思うわけです。

主に高齢者が振り込め詐欺の被害に遭っていたのは、番号が電話機に出ないため、「俺だよ」と言われてしまうと本当に自分の息子なのかと思ってしまうからではないかと思います。もし振り込め詐欺が社会問題になっている時にナンバーディスプレイの全面無料化が行なわれていたら、多少は犯罪を未然に防げたのではないでしょうか。

今後政府や通信会社がどのような判断をするかわかりませんが、一度こうした迷惑電話でダメージを受けたと相手に思わせてしまうと、違う事例の時にも他国から面白がって無作為に番号通知がされないであろう固定電話を中心にして迷惑電話がかかるのが当り前になってしまう危険性があります。通信会社も固定電話が儲からないというのなら、現在携帯会社が行なっているようなSIMカードが入った無線での専用ルーターに電話機をつないでサービスを提供することで、本来携帯電話であっても今までの市外局番からの番号が使えるような電話に切り替えてもらうとか、策はあるはずです。

なのに、迷惑を受けている側に固定電話のオプションを案内するのが当り前のようなやり方というのは、さすがに今の多くの値上げに苦しむ人たちの事をわかっていないと思わざるを得ないのです。


ワイモバイルの新プラン登場でサブブランドのお得感は失なわれ気味になっていることに注意しましょう

政治がどうこうとはあえて言いたくないですが、いっときの携帯料金を引き下げることが国策のようになっていた時と比べると、またそれ以前の大手キャリア横並び護送船団方式のビジネスモデルに戻っていってしまっているような気がします。

まずドコモがOCNモバイルONEの新規契約を止め、irumo(イルモ)を立ち上げ、それに呼応するように、それまでは普通の人はauとの関係についてあまり知らなかった時もあったUQモバイルが、複雑で各種サービスと合わせないと月々の利用料金が安くならないように新プランを出してきました。

そんな中でそれまでの料金プランを維持してきたソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルでも、2023年10月から新プランに変わる(現在の契約者はそのまま旧プランを使えます)ことが発表されました。詳しい内容については、他のサイトや動画で詳しく解説してくれるサイトの方で見れば良いと思いますのであえてここではそこまで詳しくは触れませんが、3キャリア共通の仕様として、まず自社のクレジットカードで決済した場合のみの割引が設定されているのはまさに横並びといった感じです。いくら割引があるといっても、新たにクレジットカードの申し込みをしたくない私としては、そうした割引がある時点で契約する気が無くなってしまいます。

あと、ワイモバイルについてはSMLプランで少々の高速クーポンの増量を行なうことで基本料金を上げているのですが、今後動画視聴を常に行なうことが当り前になる中で、今回のワイモバイルの新プランの内容についてちょっと気を付けなくてはいけない部分があるので、その点についてはその内容をここで紹介します。

・Sプラン(3GB→4GB) データ量超過時最大300kbpsに制限
・Mプラン(15GB→20GB)同最大1Mbpsに制限
・Lプラン(25GB→30GB)同最大1Mbpsに制限

とここまではいいのですが、今回のワイモバイルの新プランには速度制限がもう一段階あります。上記の内容はこれまでのプランと同じで、速度制限はこのまま月末まで続く代わりにそれ以上スピードが下がることはなかったのですが、新プランの場合は当月にデータを使い切ってからさらに基本データ量の半分(S→2GB、M→10GB、L→15GB)を追加使用してそれぞれ合計がs→6GB、M→30GB、L→45GBを超えた場合、どのプランを使っていても最大128kbpsに2段階制限されるというのです。

これまで、私は加入するならMプランにして、高速通信を使い切っても月末まで最大1Mbpsで使えれば、普通にスマホで使うならまず問題はないと思ってきたのですが、こういった数値を見せられてしまうと、月にこうしたデータ量を使うことは珍しいことではないと思うので、知らないで加入して2段階制限の超低速になってクレームを言ってみても、覆されることもなく、実際ほぼ使えないスピードでスマホを使わざるを得ない状況も見えてきます。

ワイモバイルは、回線またぎでの契約をする場合には、格安でスマホが買えたりするケースもあったので、ソフトバンク回線で問題がなければ、悪くない選択だと今までは思っていたのですが、この仕様変更によって、後から2段階速度制限を食らって泣く人が出ないように祈るしかありません。

同じソフトバンク回線であれば、LINEMOはまだそうした制限はありませんし、LINE電話は無料で使えますので、個人的にはサブブランド的にソフトバンク回線を使いたい場合には、ワイモバイルでなくLINEMOをおすすめします。

実は私の通話用スマホでは楽天モバイルを通話用に、LINEMOをデータ通信用として分けて使っているのですが、2回線合わせて2,000円(LINEMOは月3GBで超過時の速度制限300kbsのミニプラン)くらいで運用しているのですが、これだとLINEMOの速度制限が起こった時にデータ通信も楽天モバイルに変えれば、合計6GB未満までは同じ月2,000円くらいで使えますし、20GBまで行っても千円増しのだいたい3,000円で収まります。当然楽天モバイルは速度制限なし無制限なので、Lプランで足りなくなって2段階速度制限が怖い場合にも、さらに千円増しで通信制限はなく料金もそれ以上はかかりません。

そんなわけで試算してみましたが、LINEMOミニプランと楽天モバイルの2回線運用の方がエリアにもよりますが安く済むことがご理解いただけると思います。それに、楽天モバイルが提供するRakuten Linkを使えば電話番号を使った通話も無料でできますので、その音質に問題がないと思えば、電話とLINE電話が使い放題のこの2回線の合わせ技はさらに実力を発揮するでしょう。

さらに楽天モバイルの場合は楽天のエリア外ではauの一部エリアが使い放題にもなりますので、楽天・au・ソフトバンクという3キャリアを常にカバーできるという点も、災害時や通信障害時を考えると悪くない選択肢だったと自分で使っていて思います。

もはやかつておすすめされた「大手キャリアのサブブランドとしてのうまみ」というのは、今回のワイモバイルの発表によってほとんど無くなってしまったと言っても良いのではないでしょうか。個人的にはかつてMVNOから契約者を奪っていったサブブランドがいる中でもしぶとく生き残っているMVNOの中で、明らかに他サービス・決済の抱き合わせでなくそれなりに安いところを選んでおく方が無難かと思います。

今や回線縛りは無くなったという建前ではあるものの、今回のワイモバイルしかり、大手キャリアのサブブランドでは自社の他サービス(光回線・クレジットカード・電力会社)との抱き合わせでないと最安価格にならなくなっているので、同じ金額でサービスを受けたい場合には他の回線に移れなくなってしまいます。現プランがさらに改悪された場合や、他に新しい画期的な回線契約が今後出てきてもすぐには移れないということは、やはりいい事ではないのではと思うのですが。皆様におかれましても、その辺は冷静に考えて、いつでも改悪してきたら止めて他社に移れるような体勢を取っておくことをこのブログではおすすめしたいです。


スマホのバッテリーが交換可能になるのは良いことか悪いことか個人的には歓迎だが問題も

EUがスマートフォンに対する新たな規制内容として、「バッテリーを簡単に交換できるようにすること」という条件を出したことにより、今後のスマホはどうなっていくのかという事が話題になっています。先日ネット上のコラムの中で、バッテリー交換が可能なスマホに変わるのは必ずしも良いことばかりではないというような内容を読み、それについてはしごくまっとうな話だと思いました。

どういうことかと言うと、現在私たちが使っているスマホは、内蔵バッテリーのものを使っているので、ほぼ100%純正のバッテリーが使われていて、スマホの高性能な電源管理を行なうための対応がされています。内蔵電池にすることで、より薄いスマホとして発売できていたものが、外付バッテリー必須ということになると、設計を再度見直す中で、今までのものより大きく重くなってしまう可能性が出てくるということなのです。また、自由に電池パックを取り換えられるということになると、別の問題も発生します。

以前ガラケー用で電池パックが別売で購入できていたころ、純正でない互換バッテリーが安く売っていました。ガラケーの場合、そこまでシビアに電池の管理を行なっていたわけでもなさそうでしたが、それでも互換電池の品質は一定ではなく、外れを引いてしまった場合には充電中に電池パックが膨らんで爆発するような最悪の結果も考えられます。

その当時と比べると遥かにスマホ内部は高性能になっているので、安いからと言って粗悪な互換電池を使用することで、爆発はしなくても、データが飛んでしまうとか、メーカー保証のない電池パックを使ったことによる故障について、メーカーの保証が受けられなくなるのではないか? というような、ユーザーにとっても不具合が出てくるのではないかというような指摘がありました。

これはもちろんその通りで、今後大手ネット通販上でわけのわからないiPhoneの交換用バッテリーパック(今後交換可能な電池パックを使う形のスマホが出てきたらという前提での話になります)を使って何かあっても自己責任になる可能性があります。個人的に思うことは、互換の安い電池パックを使う場合には今後メーカー保証が受けられなくなることを理解した人が使うようにした方が良いと思います。

ただ、インクジェットプリンタに安いインクカートリッジが利用され、工作機械の世界における標準仕様とも言って良い、マキタの工具や掃除機用のバッテリーにも互換バッテリーが存在していることを考えると、こうした流れを止めることはできず、使っている人は自己責任ということを十分理解した上で、互換バッテリーの中でも比較的安心して使えるもの(多少純正より性能は落ちても普通に使える互換バッテリーでないと、商売として成り立たないので互換でも使い方によっては全て駄目ということもないと私は思います)がそれでも出てくるだろうと思います。そうしたバッテリーを中古のスマホ(基本的にメーカー保証を求めない)で使うというのなら有りのような気もするのです。

とにかく、今のスマホというのは頻繁に回線を大手キャリアをまたいで変更しないと安く買えなくなっています。それなりに高性能で、動画編集もできるノートパソコンより高いスマホなどいくらもあります。しかしスマホの寿命というのは物によってはパソコンより短く、しばらく事故なく使っていても買い換えを余儀なくされます。今後も同じように一定期間で高額なスマホを買い換えて行けるのかということを考えると、安くスマホを使うための手段として、互換バッテリーの別買いというのも選択肢の中にあっても良いのではないでしょうか。

今後、もし今売られているスマホのバッテリーが内蔵ではなく交換式に変わっていくのならば、発売から日が経っているもののまだ十分使えるようなスマホがあった場合、安く本体が買えれば、互換バッテリーとセットにして使うこともあるかも知れません。

スマホの電源管理の中には、電池の寿命を伸ばすためにあえて満充電させず最大85%になったところで充電をストップする機能が付いているものもありますが、これだとずっとACアダプターにスマホをつなぎっ放しにしていても、電池が膨らんでしまう恐れは少なくなると思います。純正バッテリーでもずっとアダプターにつないでいたら電池が膨らんできてしまって使えなくなった事も経験していますので、交換可能なバッテリーが普通になることで、多くのスマホにそうした機能が当り前に付き、安全に使えるような流れになってくれれば嬉しいのですが。


マスコミがガソリン節約の方法をレクチャーする前に伝えていくべきことは

このブログでは直接的にはおしていないものの、「節約」に関する内容について色々書いています。これは、個人の限られた収入だけであれもこれも贅沢に生活するというのは難しいので、多少コストを抑えることで他の方に予算を使えるようにと色々考えた内容を紹介するとともに、自分の生活に活かすことを目的にしています。ただ、その場合には、できるだけそれまでの使い勝手を損なわないやり方を模索しています。そうしないとどうしてもネガティブな考え方に向かってしまうのではないかと思うからです。

最近、ガソリン代の値上りが過去と比べてもかなり高くなっていて、今年中に自宅の近くのスタンドでもレギュラーガソリンの1リッター当たりの価格が200円を超えてしまうのでは? という勢いになっています。今まで、政府の補助が入っていたものがしだいになくなってきたからだと言うことですが、同じように電気やガスの補助も無くなってしまったら生活そのものをエネルギー消費に向けざるを得なくなる以上、そのために生活自体が困窮するというケースも出てくるのではないかと心配になります。

そんな状況の中、マスコミ(ネットニュース含む)報道で見る機会があったのが、「自動車の運転の仕方でガソリン消費が減る」などという、個人ブログやユーチューブなどで発信されるべき情報を大手マスコミがコーナーを作って行なっているのですが、確かに個人的な努力が必要だと思う反面、単に節約だけを多くの人たちに紹介するだけで良いのか? という疑問も湧いてきます。

現在の日本には、一定のガソリン価格より値上がりした場合にガソリン税を引き下げてガソリンの価格安定を目指す「トリガー条項」があります。これはレギュラーガソリンの価格が1リッター160円を3ヶ月連続で超えた場合に上限25.1円分(ガソリン税の暫定徴収分)の税金を適用しないというものでしたが、東日本大震災の影響でその復興財源を確保するという事で凍結されたまま現在に至っています。

本来マスコミは、個人でいくら叫んでも変わらない政策に付いて物申すことで、社会的に訴えるような事をもっとやってもらっても良いのではないでしょうか。個人的にはトリガー条項に関わらず、現在のガソリン税の暫定税率分の徴収を止め、本体にのみ掛けないで各種税金との合計にかけている消費税を、ガソリン本体価格のみに掛けるようにするだけで、相当価格を下げることはできるでしょう。

暫定はあくまで暫定であり、それが訂正されることなく今まで続いていること自体がおかしいわけですし、販売価格のうちかなりの割合になっているガソリンに掛ける税金(ガソリン本体+ガソリン関連の税金)にも消費税を課すということも、やはりおかしいわけで、今の状況を正当化するなら、まずそうした矛盾を解消してから改めてガソリンに関する税金のあり方に付いて広く議論をすれば良いと私は思います。

ただ、今まで色々なところで同じような意見が上がっても全く政府は動かなかったわけですので、せめてマスコミはこうしたガソリン節約のためのノウハウを伝える前に、今のガソリン価格の仕組み自体がおかしいことについてもしっかりアナウンスしてから、節約のためのノウハウについての情報を流すべきではないかと思うのです。

電気自動車を使われている方もいると思いますが、今のお盆の大渋滞を伴う列島大移動をする車全てが電気自動車になった場合、途中でバッテリーが切れた場合どうなるのでしょうか。充電待ちの列とそれだけの充電をこなす施設(広い敷地)が整わないうちはとても電気自動車を主流にするのは難しいと個人的には思います。あとは電車のように高速道路を走行しながら電気を供給するような設備を作れば充電のための渋滞もなくなるでしょうが、そんな道路を作るためには果たしていくらかかるのか。そのために今の高いガソリン税や自動車関連税を取っているというのなら納得もできるのですが。