カテゴリー別アーカイブ: お知らせ・各種ニュース

このブログについてのお知らせや、ブログで扱っている内容について新たなニュースがありましたらここで紹介および解説を行ないます。

車旅とレンタサイクルのベストマッチングとは

コンビニチェーンの大手「セブン-イレブン・ジャパン」は、全国の主要エリアの店舗において自転車シェアリングサービスを行なうことを発表しました。その第一歩として、すでに11月21日から埼玉県さいたま市の店舗でスタートしていまして、2018年中には全国の1000店舗で5000台のレンタルサイクルのサービス開始を目指すとのことです。

このように、全国規模で同じサービスが気軽に利用できるということになると、特に公共交通機関を使って移動している場合、観光地などをきめこまやかに回りたいと思っているような場合には便利そうに思えます。

ただ、大きな都市の中で元々自転車が多い地域の場合はそもそも自転車を商店街や観光地周辺に置く場所がないことがないところも問題になっているので、さらに地元のローカルルールを知らない観光客、特に海外からの観光客が地元民とトラブルになるような可能性も考えられます。もしシェアサイクルやレンタサイクルのサービスを地域の協力を得て行なう場合は、観光地周辺ならコンビニのない場所にもレンタサイクル専用の自転車置き場をきちんと確保してから始めないといろんな問題が出てくるように感じます。

もし、きめ細やかに様々な場所に自転車を置いたり返したりできるスペースが確保できるならば、同じ返却スペースの中に現在使用中で乗り出し不可の自転車と利用終了ですぐに利用可な自転車を混在させても一目でわかるような工夫が必要になるかも知れませんが、一台の自転車でずっと市内観光もでき、歩くのがしんどい時だけ限られた区間の移動に使うのも可能になるので、観光客には便利に使えるのではないでしょうか。

そういう意味でも、大きな都市ならいたるところにあるコンビニエンスストアの一部のスペースを使って自転車を借りたり返したりできるというシステムは、どのくらいの範囲に広がるかによっては観光客にとっては便利に使える可能性があります。ただ、こうしたシステムが一般化することはすなわち、観光客と地元民との自転車の取り合いにつながることも考えられるわけで、最初の内容からするとセブン-イレブンで一店舗ごとに置かれる自転車は5台程度と少ないので、今後の利用状況がどうなるのかということは後追いのニュースで出てきたら注目して見ていきたいと思っています。

あとこれは、個人的な希望のような話になってしまいますが、車を使っての旅と公共交通機関をつなぐ手段としてシェアサイクルの仕組みが活用できないかなと思うことがあるので、その点について書きます。

車での旅というのは公共交通機関による旅と比べると時間にも空間にも制約を受けにくいというメリットがある反面、渋滞するとどうにもならなかったり、道の狭い都市に乗り入れると駐車場を探すのも大変ですし、車で観光地を複数移動するということになると、それぞれに駐車場に停めなければならず、駐車場代もかさむなど悪い点もあります。

そこで車での旅のいい部分を生かし、悪い部分を最少限に抑えるため「パーク・アンド・ライド」という考え方があります。安く駐車できる郊外の一日駐車場に車を長い時間停めておき、観光地などへの移動は別の交通手段を使うというものです。私自身も京都へ車で行く時には、浜大津駅の駐車場に停め、京都への乗車券を購入することで駐車場の料金が当日限りの一日券が500円で利用できるのでほとんどこのルートを使っています。

駐車場と駅は隣接しているのでスムーズに電車に乗り継ぐことができるので便利なのですが、もしもっと安い駐車場が郊外にあり、その駐車場から最寄り駅や近くのバス停まで使えるシェアサイクルが用意されていて、駅で乗り捨てが可能であるなら、天気の具合にもよりますが駐車場が多少駅から離れていても駐車料金が安ければ(レンタサイクルの往復利用料込みで)、「駐車」→「自転車で駅(バス停)まで」→「駅から目的地へ」という流れが作れます。

こうしたシステムを実現する場合、駐車場に自転車を置くことは簡単だと思いますが、最寄り駅やバス停に乗り捨て&乗り出し(駐車場まで)に返却システムを搭載した駐輪スペースの設置が必要になり、特に設備の面でお金がかかるということにもなるでしょう。そういう意味でも、最初に紹介したセブン-イレブンのシェアサイクルのビジネスが成功するかどうかで、他社も追随する可能性があれば、時間貸し駐車場を展開する企業とコンビニがコラボして駅前(バス停)から効外駐車場のルートが構築できる可能性も開けてくるのではないかと思っています。

現状では、それこそ自分で折りたたみ自転車を車に積んで持って行き、常に自転車を持ち運んで観光という手段しか取れないのですが、この部分が社会的なインフラでできるようになれば、さらに車で出掛けようと思う人も増えるのではないでしょうか。


Appleはスマートスピーカー市場でも王者になれるか?

過去にスマートスピーカーの紹介をする際に、あえて日本発売のアナウンスがないAppleのHomePodについての詳細は説明しなかったのですが、今になってというか気になるニュースが入ってきました。現在GoogleやAmazon、LINEなどが出しているスピーカーはそれほど音楽を聴くのに適しているという程ではなく、あくまで日常的に便利に使える程度の性能でせいぜい2万円弱といった価格設定というものがメインでした。

それに対してAppleのHomePodは、スピーカー単体の性能にもこだわりがあるのが特徴で、7つのツイーターに4インチのサブウーファー、6つのマイクを搭載し、349ドル(約3万9000円)という高めの価格設定ながら、Apple Musicで楽曲やアルバムを楽しんできた人にとっては専用のコンポを買わなくてもHomePodだけあれば、それなりに音を楽しめそうなものになっているという印象です。

Appleのブランドイメージは日本では一番あると言えるでしょうし、Siriを使ってのアシスタントは現在使っている人もいると思いますので、日本語での処理能力にも問題はないでしょう。iPhoneが新しくなるたびに購入するようなファンも多いですし、他社と比べて高いという価格的な問題は既存ユーザーにとっては関係がないと思えるので、問題はいつから日本で販売することになるかということでもあったのですが、当初予定されていた海外での発売時期が2017年12月中ではなく、翌年にまで持ち越しということになってしまったそうです。そうなると日本での販売開始はさらに後になると思われますので、Appleの大好きな人がスマートスピーカーを手にするには、まずは別の陣営のものを手に入れつつ待つか、それとも本命のHomePodまで待つのか、悩んでしまいそうです。

ただ、私のようにどの陣営のスマートスピーカーを購入しようかと迷っている人にとっては、既に販売されているものの中から選ぶようになってしまうわけで、特にApple Musicを含む音楽サービスを今まで使っていない人に別のスマートスピーカーを買われてしまった場合、自分達の音楽関係のシェアを増やせないというAppleにとっては痛恨の結果にもなりかねないわけで、他のスマートスピーカー発売元の、対Appleに対しての力の入れようはさらに激しくなっていくのではないかと思うわけです。

実際にはGoogleの「Google Home」や、LINEの「Clova WAVE」はすでに日本で販売されていますが、Amazonの「Amazon Echo」はまだ販売受付も開始されていません。今後、日本のAmazonで販売や配送が滞ったとしたら、自然と既に販売している方に流れる可能性すらありますし、まだ商品としてのスマートスピーカーの魅力が広く伝わっていない段階でどの製品が売れていくのかというのは、まだ持っていない立場からするとまだ迷いますね。

昨日のニュースでは、「Clova WAVE」において、赤外線リモコンを使っている照明器具において、スピーカーに向かって話すことで点灯および消灯ができる機能が追加されたということがニュースで流れてきたりしているので、テレビと照明のリモコンを探すのもめんどくさいというご家庭では、音楽を聞くのに使わなくてもいいと割り切ればなかなか面白いことになってきているという感じがします。

私がこうしたスマートスピーカーの期待することは、今のところそれ自体が音質のよいスピーカーというよりも、未来の生活として自分達が想像していたことができてしまったり、手が使えなかったり目が見えなかったりしても声で操作でき、家電をも遠隔操作できるマルチなパートナーとしての存在です。特にAppleの技術というのは、私たちにバラ色の未来を感じさせてくれるような製品を出し続けてくれているだけに、現在のiPhoneとの親和性や、全く新しい技術が発信される可能性を秘めています。個人的には選挙のセリフではありませんが、次の次あたりに個人的には検討したい製品になっていってくれればいいなと思っています。


東芝のノートパソコン「Libretto 30」の思い出

東芝の経営問題というのは原子力発電にこだわったことによりそれまで育ててきた様々な種類の製品の歴史をも捨ててしまったかのようで、決して現在の日本の経済が好景気と言われてもにわかには信じられないというのは、このようなメーカーの衰退を目にしているからだとも言えるかも知れません。

そんな中で、私の東芝のイメージとしては家電製品もありますが、やはりノートパソコンの製品の数々で世界を席巻した事です。そんな中、決して世界戦略の中で出てきたわけではない、ほとんど日本国内専用という感じで出てきたのがWindows95の時代のモバイルパソコン「Libretto 30」でした。以下のリンクはPC Watchの当時の発表時の紹介ページです。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/961105/toshiba.htm

私自身、最初にパソコンを購入したのはMacで、デスクトップからノートブックまでしばらくはMac専門に使っていたのですが、いかんせんその大きさと重量はモバイル向きではありませんでした。私がパソコンを使う少し前に出ていたSONYがその設計に携わったと言われる「PowerBook100」くらいの大きさのものはもう市場にはなく、モバイル用と思われるものではDockとセットにして家ではデスクトップ、外では小型ノートとして使うPowerBook Duoシリーズがありました。憧れのマシンではあったものの定価が50万くらいするものもあるほど高価だったので、一時期は本体もACアダプタも今考えると拷問くらい大きいPowerBook150を10万円を切る安値で買えたこともありしばらくは使っていました。

たださすがに重いのでその次に買うものはモバイル運用が簡単なものにしたいと思っていたのですが、次に出たのがPowerBook2400というこれも本体が大きいもので、ここに来てMacでモバイルをやるという野望は私の中でついえてしまいました。実際、ようやくモバイル運用で楽しめるものが出てくるまでというのはiPhoneやiPadの登場まで待たなければならなかったのですから、当時のAppleは実験的にNewtonやeMate300というペン入力の端末を出していたとはいえ、私のパソコン遍歴の中ではなかなな縁がなかったという事しか言えません。

そんな中、旅先に持ち出してホテルの部屋の中で最低限のメールチェックや、当時のパソコン通信の読み書きを行なうためには、2つの方法がありました。本当に最低限の方法として、当時出ていた電子手帳やWindowsの簡易版「Windows CE」搭載機を使って簡易的に見たり書いたりする方法と、当時のWindows側の最新OSであるWindows95入りのノートパソコンを持ち出すことです。

私の場合は上記の理由でMacからWindowsに移りかけていた頃だったので、自宅以外で使うパソコンでもWindows95が使いたいと思っていたので購入したのが東芝の「Libretto 30」だったわけです。付属のポートリプリケーターを接続すれば自宅でも大きなキーボードを繋げたりできましたので、家でも外でも一般的なソフト(アプリ)が使えるということも大きく、しばらくは旅のお伴に「Libretto 30」を持って行くことで、早いうちから自宅でできることが旅先でも全てできるという環境は整っていました。

唯一問題だったのが旅先でのネット接続をどうするかということでしたが、当時のノートパソコンにはPCカードを装着することで様々な周辺機器を利用することができ、モデムをグレーや緑の公衆電話に繋いだり、携帯電話やPHSに接続したりして使うことも可能でした。当時はすでにアップロードされていた文字データをダウンロードするくらいのものでしたから常時接続はしなくても良く、その後PHSが接続スピードは遅いものの月間定額でインターネットつなぎ放題のプランを作ったことで、さらにリブレットのような小型パソコンの活躍の場は増えていきました。

ただ、現在このパソコンを見ると、キーボードは大きさの関係で両手で打つことができないほど小さく、長文を作って送るような時には片手一本で入力しなければならず大変でした。今の考え方ならとてもこんなパソコンを作ることはできないのではないかと思われますが、このシリーズは私のような外出先でWindows95を使いたいと思っている人の支持を受けてヒットしたのでした。

当時の東芝は、まさか海外メーカーに買収されるような事は全く考えられず、世界で一番ノートパソコンを売っているメーカーとして国内向けにこんな変態マシンを出せるほど力があったという事を忘れないためにも今後も覚えておきたいマシンの一つです。東芝のパソコン子会社自体は台湾のASUSとの売却の話がまとまったというニュースがあります。ただ、東芝の方ではこの話を否定するといった話が新たなニュースになるなど、ぎりぎりまでどうなるのかはわからないものの、そんな事がニュースになってしまう状況は、過去に東芝のノートパソコンを好んで使っていた身からすると、一抹の寂しさを感じざるを得ません。


続報のないテレビ・ネット報道への不満

月曜から土曜までの朝8時から8時15分という時間は、NHKの朝ドラが放送されている時間で、民放はそうした状況を把握する中で動画のショッキングなニュースを投入するような事が多いのではないかと思います。そうした動画のニュースは海外の動画サイトから持ってきたようなものが多いのですが、先日このブログにも関係ありそうな衝撃的な動画がテレビで放送されたのを見ました。

これは、後で詳しく調べようとしても第一報しか見付けることができなかったのですが、11月13日(月)の午後3時頃、長野県伊那市の国道152号の杖突峠付近でキャンピングカーが燃えているとの一報が運転手から入り、約1時間ほどで火は消えたもののキャンピングカーは全焼したということで、燃えさかるキャンピングカーの動画がテレビで紹介されたのです。全て焼やし尽くして何も残らないような壮絶な火事になったことはインターネットに掲載された写真からもわかりました。事故が起きた場所から推測するに、キャンピングカーは過去にこのブログでも紹介したことのある高遠城の紅葉を見に行った帰りなのかも知れません。

こういう時は必ず、何か続報がありましたらお知らせしますとは言うのですが、この衝撃的な光景を見て一番思うことである、炎上の原因は何かということについての続報については知ることが今までできていません。キャンピングカーに乗っていたご夫妻2人は早く車から逃げ出して無事だったとのことですが、炎上当初のインタビューでも火事の原因についての言及はなく、走っていて燃えだしたのか(この場合は車自体の不具合が疑われます)、峠で止まって調理中に起きた事故だったのか(この場合はキャンピングカー自体の不具合ではなく、コンロを車内で倒してしまったなど、調理機具を扱う人間側に原因があった可能性もあります)、このくらいは現場で運転者や同乗者にインタビューすることでだいたいの原因について取材できなかったのかと思われます。

よく、車中泊をする場合に、「車内で調理をするのは大丈夫か?」とか「車内でカセットガスを使ったストーブを使うのはいいのか?」というような疑問を持ち、車中泊の道具を揃える場合にどうしようか迷うことがあるかと思いますが、もし今回の火災がキャンピングカーの車内で調理中に起こったものだとしたら、乗用車などではさらにキャンプ用のコンロを倒して車が燃えてしまうリスクが高くなりますので、車内での使用について考え直さなければはらなくなるでしょうし、何もしていないのに燃え出したのだとしたら、そのキャンピングカーは自作なのか業者におまかせで作ってもらったものなのかというところまで検証し、改めて車内で調理しても安全な装備であったのかまで考えてみる必要も出てくるでしょう。

コンロが倒れたり、カセットコンロのようなものでも簡単にテーブルから落ちないようなストッパーが付いているだけでも火器転倒や落下が原因の火災を防ぐことができますし、お気に入りのキャンプ用品があるなら、その用品専用の安全な調理台を作るなどの対策も出てくると思います。それでなくても車というのは大きなガソリン・軽油タンクが付いているため、車内で火が出てもすぐに消せる消火器を常備しているかということも問題になってくるかも知れません。

ここまで書いていてまだ原因がわからないまま書かざるを得ないのは本当に残念なのですが、火事という結果だけがあり、その原因についてこれまで続報を出してくれないマスコミは、やはりもう十分だと思えるような話題を延々と長い時間に報道する暇があったら、少なくとも第一報を自社で出したニュースについては、続報をサイトにリンクをはる形で載せてくれるとか、まだ警察から何の発表がないとしたら発表の際に改めて記事を発信してくれるとか、何らかのアフターフォローをこの件についてもそうですが、別の事件報道でも関連すると思われる方のために是非お願いしたいと思います。単なるインパクトを視聴者に持ってもらうために動画を使うなら、海外のニュースだけにしてもらいたいとも思ったりするのです。

(2017.11.24追記)

この記事を書いてから定期的に地元のマスコミのニュースサイトを見ながらその原因が書かれているニュースはないだろうかと思いましたが、その後個人のブログの中で、事故当初の報道として警察によると走行中に出火」という文字を見付けました。

普通にこの情報を捉えると、車の走行中に調理などを行なわないと思えますので、車自体の整備不良を疑うべきなのかも知れませんが、サブバッテリーを使って電化製品を走行中も使い続けている場合に、コードから出火ということも考えられますので、基本的には走行中には炊飯や湯沸かしを避けることを徹底し、その上で定期的な車自体の定期点検を欠かさないように気を付けるというのがまずは大切でしょう。

さらに車内で調理が可能な車であるため消火器を用意したり、いざという時にはすぐに水が掛けられるように消火用の水についても車内に置いておくこともキャンピングカーの装備を考える場合は大切ではないかと思います。

家電製品の使用については乗用車でもやってしまう場合があるかも知れません。火事以外にも走行中に家電製品を利用することについてのリスクについてもこの機会に改めて紹介しておきます。よくある車のシガーソケットを利用した湯沸かしポットや炊飯器は、お湯が湧いたりごはんが炊き上がるまでに時間がかかるのでアイドリングをしながら1時間近く待てずに走らせながら使うことも経験ある方がいるかも知れませんが、利用中に事故を起こしたら、車内に沸騰しつつあるお湯や熱々のお米をばらまくことになるので、特にお子さんと一緒に移動している場合はアイドリング禁止場所以外に停めて行なうように心掛けた方が良さそうです。


NHKが受信料を下げないのは「ネット配信のため」もあるのか

このブログでは、実際に自宅を離れてモバイルのネットが頼りになるようなケースを考えつつ、従来のワンセグが使えないような場所でもテレビが見られる可能性のある、テレビ放送の常時同時ネット配信についての流れについて、何か新しい情報があれば書くようにしています。

先日、NHKが具体的な年度まで目標にして地上波と同じ放送をネットでも流すという方針に対し、民放のトップが反対を打ち出したところまで紹介したと思います。今回は、そうした流れでいくとネット配信の実現は遠のいたのかと思ったところ、思わぬところからネット配信についての話がニュースになっていました。

NHKの受信料を下げるという話が最近あり、今後のなり行きを期待していた方も少なくないと思いますが、昨日のニュースによると2018~20年度の次期経営計画案とともに受信料の値下げについて議論している中で、受信料は値下げしない方向で調整に入ったということが毎日新聞の取材でニュースになっていました。

民放からの意見はあるものの、NHKは将来的にはあくまでネット同時配信は行なう予定のようで、ネット配信のための初期投資(常時で同時配信するためには回線のバックボーンなどがしっかりしていないと集中するアクセスに対応できないためと思われます)に約50億円、運用に年約50億円などを見込み、さらに18年末に実用放送を開始する超高精細映像4K・8Kなどに多額の経費がかかるということで、受信料はそのままでという方向らしいです。

個人的にはネット常時同時配信というのはあれば有難いという立場ですが、もし上記のような投資をネット配信を開始することになると民放もそれぞれしなければならないなら、さすがに民放各社の中には離脱するところも出てくるかも知れませんし、もしかしたらNHKしか同時配信をしないようになってしまうかも知れません。さらに、NHKが常時同時配信を実際に開始すると、現在日本で一番普及しているiPhoneを使っているだけで(iPhoneにはワンセグチューナーは入っていません)テレビは持っていない人からも受信料を取る根拠になるわけで、NHKがどうしてもネット常時同時配信をやりたいと意気込む理由もわかります。

元来、公共放送の使命とは何かということを考えると、常時同時ネット配信というインフラの整備は当然必要だと考える方もいるかも知れませんが、ネット接続であるからこその不確定要素というものもあります。それが長期にわたる電力供給ができない場合などの災害時に使えないという問題です。

そう言った意味では、前回紹介した新ラジオシステムの「i-dio」は地域ごとにそれぞれ違う細かな情報を配信することも可能で、送信設備さえ無事で専用端末が電池でも動けば停電とは関係なく情報の入手が可能です。そう考えると「i-dio」が生き残る道の一つには、そうした非常時の利用を前提としたところもあると思いますが、災害時の地上波テレビのネット配信については、送信設備だけでなく、ネットを使いたい場所の近くにある中継局も止まることなく動いてなければならず、その点は電波による直接受信と比べると劣り、災害用としては使えない場合の方が多くなるのではないかとも思えます。

そう考えると、普段の生活の中で地上波テレビの常時同時ネット配信を使うというケースは、iPhoneのような元々チューナーが付いていないスマホを除けば、ワンセグがどうしても映らない野外でテレビを見たい場合でもないと使わない人も多いのではないでしょうか。そこまでしてテレビは見なくてもいいと思う人もいるでしょうし、低速通信ではスムーズに見えなければ、あえて高速クーポンを使ってまで見る人というのはよほど特殊な場合であると言わなけれはなりません。

現状でも車に設置するアンテナを付けるなどしてワンセグをそのまま使うか、さらにBSを直接受信する設備を付けることで、どうしても車の中でテレビを見たいというニーズには対応できます。さらに、自宅の上り回線が高速の光回線を使っていれば、自宅のテレビをネット経由で外でも見られる方法についても確立されているので、自宅にそうした機材を用意してモバイルでも高速回線が使えれば(私の使っているセットでは低速ではさすがに快適にはテレビ視聴は無理でした)、ネット経由でBSCSを含めたテレビ放送をネット同時配信の仕組みを自前の装置のみで利用することも可能です。

まあ、NHKは初期投資に50億円も掛けるのですから低速の128kbps(大手キャリアの低速に制限された場合の速度)でも十分に鮮明な画像でネット経由のテレビを楽しめるように準備するのでしょうが、まずはコアな旅行者以外にどのくらいのスマホユーザーが地上波常時同時ネット中継を望んでいるのかをまずは調査した方がいいような気もするのです。私自身は衛星放送を含め受信料はきちんと収めていますので、できればBSまでネットでの常時同時配信をやってほしいと思いますが、個人の希望と契約者全体の意向とは違なることもあるわけですから、NHKには実勢を的確に判断して、多くの契約者のためになるような方向へ進んで行って欲しいと思います。


Amazon Music Unlimitedは契約者を伸ばせるか

アマゾンのプライム会員向けに提供されている音楽聴き放題サービスと言えば「Prime Music」がありますが、今回新しく更なる音楽サービスが開始される運びとなりました。それが「Amazon Music Unlimited」です。

このサービスは4,000万曲以上が聴き放題で、通常の価格は個人プランが月額980円(税抜価格 以下の表示も同じ)で、プライム会員なら月額780円で利用できるということですが、年払いにすると年額7,800円で2ヶ月分割引になります。さらにAmazonが満を持して発売するスマートスピーカー「Echo」のユーザーは月額380円で利用可能とのこと(ただしサービスが使えるのは「Echo」で利用するだけで他の端末では利用できません)。

また、複数の端末で同時に使えるように、6ユーザーまで違う端末で使い分けができるファミリープランは一般でもプライム会員でも月額1,480円ですが、プライム会員の場合は年払にすると2ヶ月お得な年額14,800円という支払いコースが用意されています。こうした音楽サービスの間で一般とプライム会員との間で差を付けるというのは、今後のアマゾンのサービスの二極化と捉えれば理解することができるでしょう。

先日から開始された同じAmazonプライム会員向けのサービスとして、電子書籍のKindleが無料で読めるというKindle Prime Readingというものがあるのですが、月額980円で利用できるKindle Unlimitedという有料サービスと比べると読める本の数も同時に端末に保存できる数も極端に少なく、プライム会員向けのおまけのような感じになっています。恐らく、今後「Amazon Prime Music」も同じような道の歩むのかどうかわかりませんが、今まで無料で聴き放題だった曲が期間によって聴けなくなっていたりしていて、そんな状況に不満を感じている人を取り込もうとしていると考えることもできるかも知れません。

私自身は現状では100万曲以上追加料金なしで聴けるという「Amazon Prime Music」というのは実のところ決まった聴きたいアルバムがある時には使うこともありますが、適当に好きなアーティストや好きなジャンルの曲を流したいと思った時には、別の音楽サービスであるSpotifyの無料会員の利用範囲でランダム再生としばしばSpotifyのお知らせが入る状況の中で聴き続けるような形を取っています。特に、長時間のドライブでも続けて流れてくれるので、途中で操作をすることなく聴けるのが気に入っているのですが、これも最新の曲にこだわらずにかなりゆるい条件で音楽を聴くぐらいでとどめているからに相違ありません。

私の場合は聴くジャンルがなかなか大手の音楽聴き放題サービスでも扱っていないというのが正直なところなのですが、他の音楽サービスがのきなみ月額980円のところ、780円と少し安く利用できるということだけでもメリットはあるわけですから(年払にすればさらに安くなります)、あとはその4,000万曲の中に自分が好きなアーティストの曲が全て網羅されているかどうかを無料の30日体験で確かめてみるのがいいだろうと思います。

ちなみに、現状の「Amazon Prime Music」で特定の楽曲を検索したところ、曲名でヒットしたのが同曲の「オルゴール演奏」のみだったという憂き目に遭った方は(^^;)、一度どんなものか試してみる価値はあるかも知れません。そして、もう一つ問題なのは他社の音楽サービスを使っている人が乗り換えてくるのかどうかというのも気になります。有料サービスを魅力的なものにするためにはアマゾンプライム自体の魅力を上げることも必要だと思うのですが、最近ではプライムビデオでしか見られない番組のコマーシャルを地上波TVで流したりして、それなりの効果は挙げているようです。

恐らくプライムビデオの特典はそれなりに付ける中で、他のサービスを有料サービスと差別化していくのが、最もてっとり早く利益を挙げるための手法になるかも知れませんが、逆にAmazonが唯一のAV関連、そして電子書籍関連サービスの提供者になっていく流れになるとまた状況は変わってくるでしょう。今こそそうしたサービスを利用するユーザーは、単に安いからという理由だけでなく、扱っている楽曲の内容で選ぶなどのこだわりを求める中でどの音楽聴き放題サービスを選ぶのかということになるかと思います。

そんな中、少し気になるのが最初に少し紹介したAIを使ったスピーカー「Echo」を使ったプランです。人間というのは横着になるもので、今まではスマホのアプリから音楽聴き放題サービスのアプリを選んで、お気に入りのアルバムやアーティスト、あとはプレイリストを使って音楽を聴いていますが、最初からAIスピーカーで音楽を聴くようなライフスタイルを目指すなら、月380円のプランでスピーカーに話し掛けながら今自分が聴きたい曲をスムーズに聴くためにこのプランが今後売れていく可能性は確かにあるでしょう。スピーカー自体は持ち運び自由なため、たとえ「Echo」でしか使えなくても慣れてしまえばもうパソコンやスマホから音楽を聴くのではなく、直接スピーカーに指示して音楽を聴く時代に入るのかなとも思います。「Echo」の購入を検討している方は、とりあえずどこまでAmazon Music Unlimitedが使えるのかということを先に知っておいてもいいかも知れませんね。


マナー違反の動画の中に映し出される中国の国内事情

現在の日本の車でのマナーについて、道の駅や高速道路の駐車スペースに車を止めるだけでなく、空きスペースにテーブルや椅子を出して休んだり、コンロまで出してバーベキューをやるという行為は現在はマナー違反という認識があると思います。過去、そうした評価が固まる前には、実際にやるだけでなくブログやSNSに写真をアップするような人もいて、そうした行為が不謹慎だと非難を受けるケースが増え、テレビなどでもそんな行為をたしなめるような感じで特集されるようになって、今ではそこまで傍若無人に振る舞う人もいなくなったように思います。

しかし、たまたま昨日テレビで見た中国の高速道路の様子を見たら、国民性の違いなのか、あまりにも早くインフラが整いすぎて国民の間でマナーという観念が育っていないのかはわかりませんが、日本国内でマナーが最悪だと思われる人よりもマナーが悪いだろうと思われるケースが続出していました。

定年後にやることがないからと、わざわざ高速道路に歩いて入り、橋の上から釣りをしているおじさんがいたり、日本と比べるとサービスエリアが少ないということで、普通に流れている車道の路肩に車を停め、家族揃ってバーベキューを路肩にテーブルを出してやっている人がいたりと(改めて調べると中国中央テレビ(CCTV)のニュース番組の流用で、貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州の高速道路での話だとわかりました)、さすがにそんな人たちは地元の警察に検挙されて罰金を払っていたのですが、中国がこれから世界に対して大国としてふるまっていくためには、このような公衆におけるマナーを徹底しないとまずいですね。路肩の一番端で止まっていたとしても事故になる可能性は高く、マナー違反をしている人が事故の原因となれば、外国人観光客の移動手段として高速道路を使いたくないという事にもなりかねません。こういうところは世界共通で変えていかなければならないところだなと思います。

ただ、他の動画も見ていると中国の高速道路の渋滞事情というのはことのほかひどいようで、事故処理や天候不良の場合の誘導が具体的にどうなっているかはわかりませんが、一度止まったら5時間6時間全く動かないのは普通だそうで、そこにもうひとつの問題が隠れています。

日本の場合、昨日も東北道で午前7時半ごろにトラックのタイヤがパンクしたことによる渋滞の中で、それから約2時間後の午前9時40分から約20分の間に、東北自動車道・下り線の大衡ICと鶴巣PAの間で、あわせて11台が絡む4件の追突事故が相次ぐというようなひどい状況になっていたようですが、お昼のテレビニュースを見た限りでは少しずつではありますが車は動いていて、迅速に事故処理および車の誘導が行なわれていると思うのですが、少なくとも早めの現場急行と誘導処理がなければ、長時間出口のない高速道路では全く動かなくなることは明らかです。

最初話題にしたテレビの話に戻りますが、番組ではもうひとつの高速道路上でのとんでもない行為として、渋滞にはまって全く動かなくなったドライバー向けにプロパンガスと中華鍋を持ち込んで作りたての炒飯を売っているおじさんや、歩いて高速道路に入り込んで桃を売るおばさん、さらに高速道路を走行中の車の中から外に出て、ダンスを踊る集団や縄跳びをする女の子を面白おかしく中国のニュースとして報道していたものの、このような渋滞で数時間全く動かなくなる事が常態化しているなら、物を売って儲けようと思う人が出てくるのは仕方ないところでもあるかも知れません。もちろんそうした行為を容認するわけではありませんが、全く止まったままの状態でドライバーが放置されていることが常態化していることで、物売りの類が入ってきてしまうということは今の中国では防ぐことはできないのではないかと思います。

高速道路上でダンスや縄跳びをする人についても同じような事が言えるかも知れません。全く動かず、いつになったら動くかがわからない車の中で下手をすると5時間以上同じ姿勢をキープしながら乗り続けることは、エコノミークラス症候群による血栓で命の危険があることは日本国内なら常識であり、車から降りて適度な運動をすることは、むしろおすすめされるべき行動でしょう。

日本の中国に対する報道の中には画面のインパクトを優先するものも多く、このケースでもダンスや縄跳びをするような人まで「民度が低い」と非難するのは少々酷ではないかと思えてしまいます。日本でも大雪でチェーンの用意のない車が立ち往生し、全く動くことができなくなったような場合には車の外に出て手足を伸ばしたり、トイレを借りるために近くに停まっているキャンピングカーまで出向いたりということは普通に起こることですので、中国だからだめだという事にはならないような気もするのです。

人々のマナーというものが問題を引き起こすことは十分に可能性があるので、最初に紹介したような高速道路の路肩にテーブルと椅子を出して食事をするような事はいかに中国でもやめて欲しいですし、安易に渋滞時を狙った物売りを物理的にシャットアウトするのではなく、事故処理と誘導をきっちりやって、現場でチャーハンを作って売るなんて行為が成立しないように前も後ろも全く動かないというような状況を頻繁に起こさないことが大切だということになると思いますが、こういう方向でニュース報道をすると、中国国内では内政批判ということになってしまうかも知れず、そうした方向での報道になっていないのではないかと思うと、何かやるせない気分になってしまいます。

(2017.11.4 追記)

今回こちらで書いた文章の中に、

「トイレを借りるために近くに停まっているキャンピングカーまで出向いたりということは普通に起こることですので」

という記述をしましたが、これは実際に長時間雪の影響で全く車が動かなくなった日本の高速道路で起こった立ち往生の際、流れたニュース映像を見て、そんなやり取りがあったという話を自分が覚えていた事を基にして書かせていただいたものです。

恐らく現在同じようにかなり長時間の立ち往生の状況が起きたら同じように立ち往生の列に停まっているキャンピングカーを見付けた人の中には、どうしてもトイレを貸して欲しいとキャンピングカーの持ち主にお願いするような事は起こると思います。しかし、キャンピングカー内にトイレを設置している方の立場としては、あくまで非常用として旅の間でも全く使わないようにしている方もいたり、他人に本来のポータブルトイレの利用方法を知らないまま内部で溶けないものを一緒に流されたりすることを恐れて利用をさせないケースもあります。

もちろん、家族で大切に使っているものを、いくら困っているとはいっても他人に使わせる事自体NGだと考えている方もいて、それは普通の事だと思います。ただ、私が見たような立ち往生の現場の映像を見た人の中には、緊急時であれば頼み込んでキャンピングカーのトイレを使わせてもらってもいいのではないかという誤った認識が広がってしまう危険性があります。今回の記述についてはこの点についての配慮がなく、多くのキャンピングカーのオーナーからすると大変困る記述をしてしまったかも知れないという点で不完全な部分がありました。ここで改めておわびさせていただきます。

今後、日本でも車が立ち往生した時や災害時において、キャンピングカーにトイレを借りることは仕方ないという考えがエスカレートすると、これからもし同様の事が起きて逆ギレするような形でトイレを使わせろというような状況も起こるかも知れません。そうした行為は間違いなくマナー違反であり、あくまで相手から利用を促されたような場合でなければ使わない方がいいでしょうし、紙などは流さないなどの使い方についても知っておくべきでしょう。

特に立ち往生が出る可能性のある天候の中で車で出掛ける場合は、自ら使うことも見越して簡易トイレの用意をしてから出掛けることか大事だと思います。


東海道沿線の地震情報発信の仕組みが変わった

毎月の月初めを契機に色んなものが変わることがあるのですが、そんな中で自動車を運転して遠くへ移動するような方に変わった事を知っておいて欲しいことがあります。今までは気象庁では「東海地震は予知できる」との前提で、複数の地点に設置した地震歪み計の数値が異常な値を示した時にその度合いに合わせて東海地震について、3種類の「調査情報」「注意情報」「予知情報」という情報を発表するように決まっていました。

今までは3つのうちで一番緊急性を要する「予知情報」が出ると直ちに内閣総理大臣から「警戒警報」が出され、静岡県を含めた東海地方で被害が予想される地域には緊急車両を除いた自動車の乗り入れができなくなるなったりショッピングモールが営業を中止するなど、生活に必要なライフラインについても当該地域では規制される事になっていました。

しかし、根本的な問題として、ピンポイントで観測していても地震の予知は難しいということと、東海地震というのはさらに広い範囲で起こる地震として知られている、南海トラフで起こる地震に一本化して警戒するようになるため今後は東海地震に限っての、こうした警戒警報の発令についての取り決めは2017年11月1日正午をもってなくなったわけです。

今後は東海地域だけでなくさらに広い範囲で異常が見付かった場合には、「南海トラフ地震に関連する情報」が定例と臨時で出ることになります。東海地震の場合と違っているのは、現状では東海地震の警戒警報が出た場合と同じようにするかどうかというのは、現状では特に決まっていることはないとのこと。そうは言っても法令整備を待たずに地震はやってくる可能性もあるので、どこかの権限で危険と思われる道路において安全を確保するための命令が出されるのかということについても、まだ具体的な情報は入ってきていません。

ただ、南海トラフを震源とする地震の被害が起こる可能性のある地域というのは、東京から東名・新東名・名神・新名神・四国道あたりの高速道路を含むかなり広い範囲の周辺道路になるため、関東から四国・九州周辺を通行する場合に、いつ臨時の地震に関連する情報が出てきたとしても情報をいつでも受けられるように準備しておく必要があります。

とりあえず運転する時に普通にカーラジオを付けていればすぐに情報を入手することができますが、状況によってラジオを付けたまま走行することができない場合もあると思うので、大手キャリアのスマホやガラケーを使っている場合にはエリアメールが常に入ると思うので、警報音が出たらラジオを付けるようにすればいいかと思いますが、SIMフリーのスマホやガラホにはエリアメールを受信する機能がないものもあります。

その場合には南海トラフ地震の警戒警報だけでなく、緊急地震速報やJアラートも鳴りませんので、全くエリアメールを受信できる環境がない場合には、その代わりとなるような対策が必要になります。具体的には「Yahoo!防災速報」のようなアプリを入れて、南海トラフ地震に関する臨時情報が出た場合など、生命に関わるような重大な情報が出た場合には音と振動で伝わるような設定にしておくことが必要になるでしょう。

本来、日本の防災対応の実務が変わるような場合は、同じ日付で切り替わった新東名の最高速度100km/h→110km/hへの変更のように、事前にしっかりと告知した上で「その時」を迎える準備をし、すぐに新しい規制(この場合は最高速110km/hという設定)に切り替わるようにすべきだと思うのですが、かなり防災対応という点では国の対応は緩いですし、これで新しい規制内容が決まったとしてもすぐに徹底できるのかと不安に思ってしまいます。

詳しくは市町村から発表はあると思いますが、東海地震で想定された内容に準じて考えると、特には交通機関について、公共交通機関が全て最寄りの駅まで運行した後で運転停止になったり、危険だとみなされた地域に入る道路を封鎖して、緊急車両のみ入れるだけになる事も想定しつつ、いかにして地震が起こった場合の安全を確保するかということについても考えておいた方がいいでしょう。高速道路上で警戒警報があった場合、後方の車がその情報を聞いているかわからない中で急ブレーキを掛ければそれが事故につながってしまいますから、ハザードランプを点灯させて徐々にスピードを落として周囲に気を付けて走るのが無難でしょう。

もしすぐ近くに高速道路に直結しないインター・サービスエリア・バス停があるようならそこまで進んで停めることで高速道路上の事故を防ぐことができます。ただ、やみくもに長い距離を走って出口を目指すというのは、それまで何も起こらなければいいですが、すぐに本震がやってきた場合には命の危険がありますので、あくまで臨機応変に対応するようにしたいものです。もちろん強い揺れを感じた場合は走行中でも車を左端に寄せて止め、三角板を出して安全を確保するようにするしかありません。高速道路はいざという時のためには緊急の物資輸送道路になりますので、止むを得ず車を残して避難する場合にはキーを差したままにし、キーレスの車の場合にはキーユニットをダッシュボードなどわかるような場所に置いたままにし、緊急車両の通行の妨げにならないようにすることが基本です。


新税の「出国税」から自動車関係の税金についても考える

今回紹介するような新たな税金の仕組みについての話は、ぜひ選挙を行なう前に多くの人にわかるように発表して欲しかったものですが、私が昨日見たニュースによると、海外から日本にやってくる人や、日本人でも海外へ出国する人に対して航空運賃などに上のせするなどして「出国税」として一回千円の徴収を目指し、政府は2017年末にまとめる2018年度税制改正大綱に盛り込み、19年度の開始を目指すとのことです。

たかが千円だから、そう海外旅行に出掛ける人数に関しては影響がないだろうとは言われているものの、今までぎりぎりの値段でツアーを提供してきた業者からすれば、この税金が導入ということになれば、今まで価格を抑えるために頑張ってきたタガが外れて、一気にツアー料金の値上げという方向につながってくるかも知れません。

どちらにしても、初期の消費税が出てきた時のように、業者の方がこの「出国税」を肩代わりするような事はないと思います。そうなると純粋に海外旅行に行く場合、少なくとも出掛ける人数×1,000円が今までより余分にかかるようになるということは十分理解しなくてはならないでしょう。

一回ごとの料金は少ないとは言え、仕事などで頻繁に出入国を繰り返しているような場合も、トータルの出費で考えるとなかなか大変な事になってしまいそうな感じもしますし、今後どんな影響が出てくるのかはこれから色んなところでシミュレートされるて明らかになるところもあると思います。

個人的には国内旅行中心に楽しんでいることもあり、この話題にはあまり関係ないということはあるのですが、例えば船で出国する場合は取るのかということと、船で出るにしても寄港地で下船しなければどうなるのかなど、細かい内容についての発表があった時点で対策を考えることになるでしょうが、もう一つ気になることがあります。

この「出国税」は日本の観光振興のためだけに使われるのか、観光以外の事にも使われるものなのかどうかが気になりますが、税金として取る以上、日本の財政を健全化するために使うべきという意見もありますし、そうなると日本人から徴収する分はともかく、海外からやってくる観光客から日本の借金を返すために使われる可能性も出てくるわけです。そもそも観光振興を目的とした環境整備のためということなら、国土交通省の予算を確保するだけでも十分ではないかという意見も一部にはあるようですし、今回「出国税」として増税した分が使う必要もないのに「予算を使い切る」という目的でそれほど必要ではないようなところで使われるのではないかという懸念も出てくるわけです。

この辺は、他の税金でも同じような事が言えるわけですが、特に私も含めて自動車を所有している人が自動車関係の税金(自動車取得税・重量税・自動車税・ガソリン税など)を払っていながらその使い道についてはあまり知らないということも、問題になっているのではないでしょうか。

以下のリンクには自動車の税金について、ユーザーの立場として意見を提起しているJAFのページです。こうした疑問について、先日の選挙でも全く論議の対象にならなかったのは残念でしたが、今後「出国税」を徴収する流れが出てきた場合には、合わせて自動車関連の税金についても、多くの人たちを巻き込むような形で議論を行なっていただきたいものです。

http://www.jaf.or.jp/profile/report/youbou/jaf_tax/

今回の「出国税」の話についても、政府は取りやすい所から取るなあというのが正直な感想であるのですが、そうなると今後注目されるのが、携帯電話の回線について税金を今後取るのではないかという懸念が生まれてきます。個人的にはかなりの回線を保有していますので(^^;)、そうなったらどうしても必要な回線については契約を続けるものの、趣味で持っているような回線は解約してしまうかも知れません。今後の政府はどういった形で税金を取るのかはわかりませんが、そんな動きについても見ながら変化があればここで紹介させていただきたいと思っています。


神戸製鋼アルミ製部品に対しての自動車メーカーの対応から

先日このブログで紹介した、強度などの具合がどうなっているのがよくわからない中で自社の製品を取引先の企業に出してしまったことで問題になった神戸製鋼所のアルミ製品について、一部の自動車メーカーが一部製品に使われている部品の強度についての調査結果を発表しつつあります。

まずは、ホンダとマツダ、そしてトヨタ自動車が部品の強度には問題ないことを発表しています。具体的にアルミ製品は車のどの部分に使われているかと言うと、車のボンネットやドアなどに使われているそうです。元々ボンネットなどは車体を軽くするために鉄でなくアルミにする流れがあったそうですが、最近は事故を起こした場合にその衝撃を分散させるようにわざと破損しやすく車のボディを作っているというところもあります。

さらに、燃費を良くするためには車体を軽くする必要があり、電気自動車の開発にもアルミ製の部品は必要とされます。今回の発表で、恐らく国内の自動車メーカーについてはリコール騒ぎなどは起こらない可能性が高くなったと言えるのではないでしょうか。

ただ、結果オーライという形で考えている方がいたとするなら、それば違います。今回の神戸製鋼の不正は小さなことかも知れませんが、大きな事故というのは、普通ならほとんど問題にならない小さなミスが積み重なり、さらに天候の悪化や運転のミスなどの不運が重なって起きることが多いと言われています。車体の設計に携わる方は、神戸製鋼の出したデータを基にしてきっちりと検査して製品として送り出すわけですから、製品として世に出た時点でほんのわずかではありますが思っていた通りの性能になっていない状況がすでに起こっています。

そうして部品が車として組み立てられるわけですが、自動車メーカーの方で車を安全に運行するための試験は十分に行なわれているようでも、先日明らかになった日産での検査の不完全さが明らかになったようにその内容が不十分で出荷停止になるような状況が重なれば、さらにカタログ上の性能が保証されない形で新車が世に出ることになります。

車の検査はかなり過酷に行なわれていて、さらに日本の場合は車検制度もあるのでそうそう深刻な事は起こらないかと思いますが、メーカーが想定されないような使われ方をされてしまい、さらに大きな災害が起こった時に走行しなければならないなどの様々な要因が重なった場合、もしかしたら部品がきちんと作られていたり、車の出荷前検査がしっかりと行なわれていたら見付かった不具合を見逃したりしていたことが事故の原因の一つになったとしたら、やはりこれは取りかえしのつかない事になってしまいます。

不幸が重なって大事故になってしまったかのタイタニック号が沈没した原因の一つに、使われていた鉄がもろくて低温にも弱いものだったり、不完全な防水壁しか作られていなかった設計の甘さがあると言われています。さらに、タイタニック号を納品する際に用意されていた救命脱出のためのボートは定員と比べると極端に数が少なく、この救命ボートに乗れなかった人は冷たい海で生命を維持することができませんでした。

これらの事は、きちんと船を作る段階で考えていればクリアできることで、船の沈没は防げなかったとしても人命はそこまで奪われることはなかったかも知れません。そのくらい物を作る中で、いかに致命的なエラーを少なくするかという事が重要かわかるかと思いますが、昔も今も、一部のメーカーではあまりにもものづくりの精神をないがしろになっている状況があるのではないかとの想いを強くせざるを得ません。

今回の事はもし今後とも問題はなかったとしても、将来にわたっても大丈夫かと問われれば、決して大丈夫とは言えないような内容ではないかと思われます。これも先日起きたニュースで、恐らく走る大型トラックから落ちたと思われるタイヤに乗り上げる形でトレーラーが転倒したことで、その直前に事故を起こし路肩に逃げていた親子の命が失なわれてしまいました。トラックから落ちたタイヤは単なる運転前の点検漏れ(ボルトが締まっていなかった)のか、それともタイヤを止めていた部品が経年劣化で取れてしまったのか現段階ではわかりませんが、あらゆる状況を考えて対策を取るような事がきちんとなされていえば、そもそも起きなかった事故ではないかという想いを強くする出来事でした。

特にこれからの自動車業界は世界の国々と競争しながら電気自動車にシフトしていくことになるわけですから、直接の事故の対応だけでなく、大きな事故を起こして世界中でリコールを行なったり賠償請求をされて会社として立ち行かなくなってしまう状況も考えられます。改めて日本の製品だったら安心だと言われる品質を目指して自動車メーカーもしのぎを削っていただければと思います。