お知らせ・各種ニュース」カテゴリーアーカイブ

このブログについてのお知らせや、ブログで扱っている内容について新たなニュースがありましたらここで紹介および解説を行ないます。

新東名の新御殿場インターチェンジおよび国道138号バイパス開通で静岡以西の道路アクセスが変わるか

まだ旅行にはなかなか車で行けないながらも、今後の車中泊旅を考える中で、かなり便利な道路が開通したので今後が楽しみなのが、新東名の御殿場ジャンクションから新御殿場インターチェンジ間が開通し、さらにそこから直結する国道138号バイパスが2021年4月10日開通しました。

国道138号バイパス自体は無料で通行でき、そこから東富士五湖道路の須走インターチェンジにつながります。ここまで来れば、そこから中央道の大月ジャンクションに繋がります。こちら静岡のテレビニュースでは静岡から富士急ハイランドに行きやすくなるということを中心に伝えられていますが、逆に東京方面からだとどこまで効果が出るのかは限定的のように思います。

ただ、静岡以西から東名か新東名を使って関東以北に向かう場合、今回新しく開通したルートを通って東名・新東名から中央道に乗り入れることができるので、通行する時期や時間にもよりますが、かなりスムーズに東京を通らずに東北方面に向かえるような感じになっています。

ちなみに、新東名・御殿場ジャンクションから新御殿場インターで降り、国道138号バイパスを使って東富士五湖道路の須走インターから入って大月ジャンクションのある中央道に出たら、八王子ジャンクションから圏央道に入り、さらに久喜白岡JCTから東北道に入ることができるので、一部国道バイパスを走ることになるものの、私の自宅近くの静岡インターチェンジからいわゆる一般道を走ることなく東北方面に高速道路を走行しながら入ることができるようになりました。

中央道から圏央道に入り、東北道に入るというルートは以前から東京に入らないで東北方面に行く場合に使っていましたが、富士あたりから河口湖インターチェンジまでは高速道を使えず渋滞に巻き込まれることがしばしばあったので、今回の開通で一番の問題だった地点がスーッと通れることになると思うと、自粛期間の終了が今から待ち遠しいです。

このルートは関西や名古屋方面から東北を目指す場合にも使え、帰りのルートではこの逆を走ってくればいいので、車での走行はかなり楽になりますね。まだ新東名も圏央道も開通していない頃には、首都高速のみの掲載された道路地図を用意して出掛けるものの、今のカーナビと同じで地図を注視したまま運転することはできないので、頭の中にルートを入れておかないと(どこのジャンクションでどちら方面に進むかなど)、変な方角に行ってしまい、結果として東京から抜け出すだけで数時間も時間がかかってしまっていたのですが、今ではカーナビが一般化しただけでなく、今回の道路開通で一般道を通行しないでずっと進めるようになったことで、改めて東北に行ってみたくなりました。

学生時代には電車でも車でも何回も東北には訪れ、東日本大震災で被害を受けた場所にも何度も行っていました。感染症の心配をしなくて良い頃には、東京オリンピックが終って世の中が落ち着いて来た頃がお出掛けのタイミングになるのではと思っていたのですが、世の中が落ち着くには東京オリンピックの開催の有無が関係なくなるとは思っていませんでした。さらに、国内での移動が奨励されない中で、高速道路の割引サービスも一時凍結されているような状態なのですが、感染症の心配がなくなり、今より安い通行料で長距離の車旅ができる状況が整ったら、このブログで紹介できるような車旅を実行してみたいものです。


地方のテレビ局はこんな時だからこそTVerを活用して地域アピールを行なってほしい

インターネットで地上波や一部の衛星放送テレビの見逃し配信を行なうサイト(スマホでは専用アプリ経由で利用可能)「TVer」を活用させていただいています。今までは主に東京や大阪のテレビ局が制作したテレビではお馴染みのお笑いタレントが多く出演するバラエティ番組を見るのが主だったのですが、最近番組リストを見ていると気になるのが、キー局でない地方局制作の番組が全国の視聴者に向けて「見逃し配信」されていることです。

たまたま先日見た、BSN新潟放送の「水曜見ナイト」という番組は新たにTVerでの配信が開始された地方発のバラエティですが、知名度のあるタレントに依存せずに手作り感満載でしたが、キー局の旅番組ではなくあくまでその地域の方々に伝える番組という感じで、色々と見ていて興味深い内容になっていました。

TVerでは地方局の中では先に長野県のSBC信越放送が、主にグルメ中心の旅をテーマにする「SBCスペシャル」を配信していて、観光客向けでない主に地元(県内の視聴者)向けの地域および旅情報がなかなか面白く、自粛期間が開けたら出掛けてみたいお蕎麦屋さんや、おいしそうな食事を提供してくれるお店をメモしながらたまに見ています。地域の人向けということで、グルメの内容には「新鮮な海鮮が食べられる店」といった、必ずしも私が長野県で食べたいグルメ情報ではないものもありますが、そこまで全国に知られていない地域の御当地グルメ(地域独特なラーメンなど)の情報は、なかなか他県在住では入手できないだけに、その情報は貴重だったりします。

先の「水曜見ナイト」では、私の見た回では新潟市中央区古町の地元で有名なお店を紹介していましたが、海鮮やへぎそばなど、いわゆる「新潟名物」を紹介するのではなくカツカレーやラーメンといったお店を紹介しているのも好感が持てました。

キー局の放送している旅番組の中では唯一そんな好感を持ってグルメ情報を見られる番組に、テレビ東京の「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」があります。この番組はどこまで事前打合わせを行なっているかは不明なのですが、一応全く旅をする地域についての情報は入れないで、食事についてはそこで出会った地元民の方々のおすすめのお店を聞くことで、私自身行ったことがある場所の旅でも、知らなかったようなお店やグルメにありついているのが羨ましいと思いながら見ているのですが、それでもその地域の魅力の多くはこぼれ落ちてしまっているだろうなとも思えます。

今は、旅行にも行けないような時期ではあるのですが、自分の中ではTVerで見逃し配信して全国どこでもネット経由で見られるような地方発バラエティが増えていって欲しいなと思います。番組自体が直接旅の参考になりますし、元々地方局は地域のお店を宣伝することによって成り立っているところもあると思うので、そのターゲットをTVerで配信することによって広げ、普段は地元民しか行かないような食堂のようなところにも経済的なメリットが発生するような展開が生まれれば、この流れは全国の地方局にも及んでくると思うのですが。

ちなみに、私のいる静岡発の番組では地元の情報も提供するコンテンツとして、お笑いコンビの霜降り明星の冠番組やピン芸人の宮川大輔さんの出演するコーナーを配信していますが、その地方に関係ない全国的に有名なタレントに依存するような形だと、情報の入りがそこまで主ではなくなってしまうので、その番組から静岡に遊びに来てくれる人がいるのかはちょっと疑問です。その点ではもう少し、地元チームで作った地域情報を出すような方向のものも配信してくれるといいのになと思ったりします。


団扇を飲食店向けに配ろうとした兵庫県の考え方は感染症対策としてはどうなのか?

たまたま前日のブログでプラスチック製の扇子について紹介した後に、兵庫県が感染症対策の飲食店向けに「団扇」を配るというニュースが有り、さらにこの事に神戸市の方では配布を止めるよう県に申し出をした事がニュースになっていて、結局団扇の配布を中止することになったそうです。

昨日、兵庫県の新型コロナウイルス新規の陽性者数は過去最多の507人となり、会食そのものをする雰囲気ではなくなっているということもあるでしょうが、県が税金で計32万本もの団扇(予算は数百万円?)を発注し、飲食店に配るというのは対応としてはやはりおかしいと思ってしまいます。ただ、全く効果がないということはないと思うのですが、店内に入ってきたお客さんがお店に置いてある団扇を使うならば、ほぼ使い切りのものでしょうし、どれくらいの大きさになるかによって飛沫が飛ぶ範囲は広くなってしまうかも知れません。

私が購入したプラスチックの扇子は十分に口を覆うことができるくらいの大きさで、自分のものですし自分で除菌をすれば使い回すことも可能です。また常に外で使うということではなく、お店に十分なアクリル板があるような所では使わないと思います。会食自体も今の状況ではするつもりはありませんが、もし外で食事をしなければならなくなった場合、自分発の飛沫を撒き散らすような行動に見えないために扇子を使うことも想定しています。もちろん食事が終わればマスクを付けますし、マスクを付けたり外したりしながら会食する「マスク会食」をするくらいなら、まだ扇子で口を覆いながら食べる方がマシなのではないかという考えのもとで私はプラスチック製の扇子を(出掛ける前に除菌します)持っていくことを判断して購入しています。

購入場所が100円ショップで、それほどの経済的負担にはならないということもあり、興味のある方にはおすすめしたいと思っているのですが、当然マスクをしていても飛沫は飛ぶので完全に飛沫を扇子で抑えることができないことも承知しています。ただ、自分の口を隠すだけでなく相手が喋っている時に自分の方をマスク無しで向かれた場合には、大層なものではありませんが盾の代わりとしても使える部分もあるのではないかと思っています。マスクと組み合わせ、使用が終わったら直接拭いて除菌を行なうことを心掛けることで、ワクチン接種後に多少会食はいいのではないか? となった場合に使うことも出てくるかも知れませんが、現状では会食そのものが無謀なような気もします。

しかしながら、こうしたグッズは何かのきっかけでさばけ出してしまうと一気に市場から消えてしまう可能性のあるものでもあります。特に今後は季節も良くなっていきますし、無風状態の中で自分で他人と接触する可能性が少ない場所で涼を取る場合には便利だろうと思いますし、逆に人がいる場所では仰ぐような使い方は控えることも、感染症への不安を考えると必要になってくるのではないかとも思います。

もし兵庫県が感染症対策で飲食店に配布するものを考えるならば、個人でも調達が可能な団扇ではなく、イタリアンレストランのサイゼリヤで考案された食事用マスク「しゃべれるくん」のようなものを対策として考え、少なくとも今回の波が引いてからその活用(「しゃべれるくん」はマスクの上に紙ナプキンを掛けるものなので、わざわざ配布などしなくても提案は可能)を考えるべきだったと思います。そして、「マスク会食」「団扇(扇子)会食」「アクリル板を立てた会食」など、飲食店側でやれそうな対策について、科学的な検証を今のうちに行ない、店内の換気とともにどの方法がコストを掛けずに最大限の効果が上がるかということについて検証を今の段階でやっておくことも大事ではないかと思います。

とにかく、布マスクでも感染を広げてしまうという話もありますし、今あるものの中でどう防衛していくかという情報がもっと欲しいですね。わからない場合は外出しないという選択もありますので、特にお役所にはきちんとした情報提供を今後ともお願いしたいです。


変わりつつあるレンタサイクルの利用法から今後の電動バイクへの波及に期待

一昨日、本田技研工業株式会社、川崎重工業株式会社、スズキ株式会社、ヤマハ発動機株式会社が発足した「電動二輪車用交換式バッテリーコンソーシアム」が、日本での電動二輪車普及に向け、相互利用を可能にする交換式バッテリーとそのバッテリー交換システムの標準化(共通仕様)に合意したというニュースが入ってきました。

電動バイクというと、テレビ東京の「出川哲朗の充電させてもらえませんか」という番組で出てくるようなものですが、普通に使うには長距離走行に適しているとは言えず、ただ番組では充電切れしてからその場所周辺で家庭用コンセントから走行用バッテリーを充電させてもらうことが番組の見所になっています。今回のバッテリーコンソーシアムでは、充電が切れても多くの拠点に満充電の状態で用意されたバッテリーにユーザー自身が交換するようなシステムについても考えられているそうです。

ただ、テレビ東京の番組を見ていると坂道は本当に歩くよりも遅かったり、体重が重かったり荷物を多く載せている場合、それほど良くない燃費がさらに悪くなるなど、電動バイク自体の課題も感じられます。今回の流れの中で、広くバッテリーステーションを作ることができるかどうか(そのためにバッテリーの標準化を行なっていると思うので)、今後の状況に期待します。

電動バイクでは有りませんが、現在私の住む静岡市では市内の多くの拠点でスマホアプリを使ってレンタサイクルを利用できる「PULCLE(パルクル)」の自転車が用意されるようになっています。この自転車は全てが電動アシスト自転車で、料金は15分70円、12時間上限1,000円ということなのですが、観光客がほとんどいない現状でもけっこうこれらの自転車を利用している人を街で良く見掛けます。日々の足代わりに使っている市民もけっこう多いようです。

もちろん観光にも使えまして、有名な観光地に自転車を乗り捨てたり新たに借りられるステーションが設置してあり、先日標高307mもある景勝地の日本平でこの自転車に乗っている人がいたのにはびっくりしました。一日中自転車で回るというだけではなく、例えば移動のための公共交通機関がすぐ来ない場合の代替とかで15分以内で移動可能ならバスよりもかなり安く移動できるので、多くのレンタルサイクルステーションがあることで多くの人が利用することができることもあるようです。

私自身は自転車を持ってはいるものの、例えば市内の中心部に自転車を置き、無料駐輪場に自転車をそのままにして帰ってきたような場合(飲酒運転は自転車でもダメなので)、その自転車を取りに行くためにレンタサイクルを最寄りのステーションで乗り捨てて、自分の自転車で帰ってくるような使い方も、コロナ後の社会では結構利用したくなるやり方です。

今後、全国でこうしたシステムが普及したら、特に道が狭くて自動車では回りにくいような観光地では車を駐車場に停めて、観光はもっぱら自転車でという事もできてくるでしょう。逆に今後コロナの影響が去った後で、静岡市に観光でやってくる人がいたら、このレンタサイクルシステムは利用価値が大きいので、以下のリンクから専用アプリをダウンロードして利用することを考えてみて下さい。

https://pulcle.hellocycling.jp/

まだ自宅から近くにレンタサイクルステーションがないのですが、もしステーションができたら、電車を使って旅行をする場合に行きは歩いて行っても、荷物が増えたら帰りにはレンタサイクルを利用するとか、ちょっとしたことで使ってみたいと思います。だからこそ、最近日常的に使っている市民が多いのかなと思ったりもします。

今後、こうした取組みは自転車だけでなく電動バイク自体を時間ごとに乗り捨てられるステーションがあれば面白いと思います。電動バイクを導入する事のネックはその価格と維持費にあると思うので、気軽に電動バイクを日常の生活に利用できるような仕組みが街にできれば、かなり車に乗る機会が減り、結果としてCO2削減につながっていくのではないかと思います。そういう意味でも、「電動二輪車用交換式バッテリーコンソーシアム」の動向には今後も期待を持って見ていきたいと思っています。


OCNモバイルONEの新料金プラン発表 「OCNでんわ」を使っても専用アプリが必要ない理由とは?

個人的にはMVNOとしてのほぼ最後の料金プラン改定ということで注目していたNTT系列のMVNOであるOCNモバイルONEが2021年4月1日から適用する新しいプランの内容がようやく出てきました。正直その内容にはそこまでびっくりするような点はなかったのですが、主に通話定額オプションを付けた場合に少し感じが違ってきています。

今までは大手キャリア以外のMVNOでの通話定額オプションというのはほとんど24時間無料の設定がなく、さらに5分とか10分の定額でも相手の電話番号の前に4ケタのプレフィックス番号を付けることでデータ通信のいわゆるIP電話よりは通話品質が良く安く使えるようになっていました。このプレフィックス電話による通話は専用線ではなくあくまで中継電話サービスなので、音声専用のVoLTEを使えるわけではありませんが、この種のサービスを使っている人が音声通話品質について不満を感じているような事はあまり聞かないので、このパターンでも十分だと言えたのかも知れませんが、一つ問題がありました。

というのも、MVNOのかけ放題を使うには電話番号の前に4ケタのプレフィックス番号を付ける必要があります。これは手動でいちいち付けてもいいのですが、スマホの場合は業者が提供するダイヤル用アプリを使うことで、アプリが自動的にプレフィックス番号を付けてくれます。利用者側も専用のダイヤルアプリ(OCNモバイルONEの場合は「OCNでんわ」アプリ)を使っている通話については、無制限を含む定額が実現していました。

今回、OCNモバイルONEは、恐らくOCNのSIMカードを使う通話についてはプレフィックス番号「自動付与」の仕組みを使っていると思うのですが、専用アプリを使わなくても「OCNでんわ」からの発信ができるようになったようです。今後はガラホでの利用や、専用アプリを使わずともスマホに最初から入っているダイヤルアプリを使ってもOCNモバイルONEのかけ放題を利用できることになったわけです(当然オプションプランの契約が必要)。今までは専用アプリからだと110番・119番などへの電話ができませんでしたが(その場合にはダイヤルアプリから電話することになるため混乱してしまう原因になっていました)、そんなトラブルとも無縁になり、自動的に電話番号でシステム側が判断してくれると言うなら、他の専用アプリを利用するMVNOとの差別化になり得ます。

またオプションプランに入っていない人でも、音声通話付SIMカードからの発信については今までの半額である30秒10円(税込では11円)で利用できるようになるそうです。音声通話付SIMの最安値はデータ通信容量1GBで月額税込770円(税抜700円)で保持できますので、ほとんど通話しないもののたまに通話するくらいなら、月額千円以内でスマホを使うことができるようになりそうです。

通話オプションについては、完全かけ放題が月額1,300円(税込1,430円)・10分以内定額なら月額850円(税込935円)で実現できます。最安の1GB770円と組み合わせる場合には完全かけ放題で税込2,200円、10分以内定額利用で1,705円となります。

個人的にはこのプランは、専用アプリはいらなくなるとは言え、そこまでそそられるプランとは言い難いのではと正直思います。というのも、新プランになりそれまでの売りだった低速200kbps固定での利用ができなくなり、音楽系アプリでの制限なし利用のオプションはあるものの、「低速(節約モード)での通信量が基本通信容量の半分を超えると、さらに通信速度を200kbps以下に制限する場合があります。」という内容で新プランは回っているので、1GBを使い切ってしまったら低速で運用するのもなかなか大変だろうと思います。

また、通話定額についても60才以上のシニア利用ならUQモバイルの場合は月3GBのデータ量が使え、専用アプリは当然使用せず、さらにVoLTEで使えるかけ放題でも月額2,180円(税込2,398円)で利用できます。UQの3GBプランなら、データ通信については低速利用でもOCNモバイルONEより早い300kbpsで、しかも低速利用時の制限なしで使えるので、auのエリアで不自由がない人でしたらシニアの方々はまずUQで検討した方が良いと思われます。

UQの場合は60才未満の利用では割引が適用されないので、その場合は上記金額の1,000円アップになりますが、主に通話にスマホを使い、そこまでデータ通信を使わない場合には、同じドコモ回線を使う日本通信のプランの方が最低でも月3GBから使えて月間70分まで定額(それ以降はOCNモバイルONEと同じ30秒10円)で使える「Wスマートプラン」なら月額1,580円(税込1,738円)と、OCNモバイルONEの10分以内かけ放題と比べるとプランのスペック上は日本通信に軍配が上がるのではと思います。かけ放題を希望する場合も、同じ日本通信の「合理的かけほプラン」ならデータ通信月3GBの場合2,480円(税込2,728円)となり、こちらは若干価格の差は出てしまうものの、日本通信のプランの場合はVoLTEが使えてデータ通信量が多いことを考えると、あえてOCNモバイルONEを選ばなくてもいいのではないか? という風に思えます。

今回のOCNモバイルONEの発表は、NTTと総務省の談合疑惑が公になった状況での動きとなり、なかなか思い切ったプランを出すことは難しかったと思います。そもそも、NTTドコモをNTTが完全子会社化した段階では、auに対するUQ、Softbankに対するYmobileのように、ドコモがOCNモバイルONEをドコモのサブブランド化して、戦略的なプランを出してくるのではと思っていたのですが、唐突なahamoの登場でOCNモバイルONEの方向性が揺らいできたような気がしてなりません。

せめて今回の新プラン発表では、最低速度でも1Mbpsで使えるようなプランが出てくるのではないかと期待していたのですが、ドコモ本体がahamoを出してしまったことが逆にOCNモバイルONEとしては、ahamoのようなプランを出しにくくなったという点では実に皮肉です。IIJmioのようなeSIMの格安プランのようなインパクトも無いですし、唯一のメリットは契約とスマホ同時購入でスマホが安く買えるという点しかないといったら言い過ぎでしょうか。賢く利用する方は、まずはOCNモバイルONEでSIMフリースマホを安く購入し、一定期間利用した後で本命のブランドにそのスマホとともに乗り換えるというのが一番いいのかなと思います。ただこんな状況が続けばOCNモバイルONEの業績にも影響してきてしまうでしょう。新プランが出たばかりですが、もう少し戦略的で乗り換えようと思うようなプランを改めて開発して欲しいというのが正直なところですね。


マイナンバーカードを健康保険証として使うつもりだった人の気持ちは? 本格運用開始を当面先送りする方針

私の家族の中でも実はまだ誰もマイナンバーカードを持っていない状態が続いていたのですが、家族の中で運転免許証を持っていないことから、本人確認が面倒くさいという普通の生活を送るために困ることが出てきてしまったので、ここに来てその分のマイナンバーカードを申請すべく、申込書をもらってきました。

ちなみに、その本人が役所の窓口に行かなくても同居の親族の場合、代理人である私の本人確認ができれば、申請書を出してもらえます。申請書にはID番号および、スマホで読み取ると簡単に申請できるサイトへ飛べるので、さあいよいよ申し込もうと思ったところ、昨日になってマイナンバーカードを保健証代わりに使えるのが2021年3月下旬と言われていたのに、当面運用を先送りするというニュースが入ってきました。

ニュースによると、本人が勤務先に教えたマイナンバーが間違っていたり、健康保険組合でのマイナンバーの入力に誤りが多くあったためうまく連携できないという、ちょっと考えられないような理由でスケジュールに間に合わないという事なのですが、これは過去のブログでも書いてきたように、政府全体のITスキルというのが未熟なのではないかという疑念が更に強くなるような感じがしてきました。

LINEの個人情報流出について、政府与党の議員の方々はかなり強い調子で企業としてのLINEを非難していましたが、今後は政府の方も情報管理者としての責任を追求される可能性も出てくるので、この調子だとマイナンバーカードの情報が流出するような事になった場合にはブーメランになって批判が返ってくるような状況も考えておいた方がいいような気がします。

ただ、運転免許証を持たない人にとっては顔写真付きの身分証明書として、マイナンバーカードはないと困るものでもあるため、その分の申請は続けるつもりですが、かつての年金関連の情報についてもそうでしたが、ちゃんとした管理が本当にできるのかという不安が今後も付きまとうことだけは確かなようです。

今回のニュースと同時に、マイナンバーカード作る際のメリットとして今月末までなら5,000円分のポイントが付くという「マイナポイント」の申請期限が延長されるというニュースも入ってきました。現状では今申し込んでもカード発行には一ヶ月以上かかるということなので、今そういう事を言われても、こちらではこのまま申請しても期限までにマイナンバーカードを手にできるかはちょっとわからないので、そのメリットを得られない可能性の方が高いです。ただそこまでして国民に持たせたいカードであるものの、そのメリットであった機能をスケジュール通りに進められない今の状況は、逆に個人がきちんとしたITスキルを持ち、過度に公の機関を信用しないような対応も必要になるのではないかと思います。

それと同時に気になるのは、これは野党が政府の提出した新しい法案に誤りが多くあったため、改めて直したものを出して欲しいと要請したニュースです。今まで私が見てきた中で、こうした単純なミスがニュースになること自体考えられなかったのですが、それだけ政府の様々な仕組みを作っている官僚の人たちが疲弊していることが想像できます。それは単なるオーバーワークの問題なのか、それとも組織としての機構上の問題なのか、はっきりと検証して立て直しを図って欲しいですね。そうしないと、どんなに素晴らしいプランを政府が持っていても、それが実現するまで時間がかかり、そのメリットも薄れてしまうような事も起こりかねません。様々な給付金もマイナンバーカードを持っていれば早く受け取れるということになれば、カードの普及も一気に進むと思うのですが、それには事務処理能力を上げることが必要不可欠です。


無くして困るデータはどのように取り扱えばいいのか クラウドが信用できない場合には

LINEのトークの内容や登録内容などが中国本土で同国の技術者に閲覧可能な状況に置かれていたということが明らかになったことで、LINE本社では中国や韓国からLINEのサーバーの中味を見られないようにするとか、サーバー自体を中国や韓国ではなく日本国内に置くということを個人情報漏洩対策として発表しました。

問題は、単にサーバーを国外に置いたり、技術者を広く国外に求めることなのではないでしょう。現在の国内企業でも海外拠点は多くありますし、外国籍の社員も普通にいます。問題なのは、ボーダーレスでどこの国に置いても物理的には問題ないサーバーを、国家権力で管理しようとする国に置くというのが問題なのです。

LINEが日本よりも厳しく個人情報について守る姿勢を打ち出している国にサーバーを置くことができていれば、ここまでの問題にはなっていなかったでしょう。中国にサーバーを置くことのメリットは何なのかは私にはわかりませんが、一つには国内にサーバーを置く場合、地震・水災など毎年広い地域で災害が起こっていることから、情報の分散化の方法としては有りだと思います。場合によっては大きな災害でデータを消失してしまう危険性がありますが、今回のような状況というのはある意味災害よりたちが悪いかも知れません。安心してデータを保管できる国にならサーバを置くこと自体に問題はないと私は思います。

少し話は逸れますが、今回問題になったLINEのトークを含めた内容については、自身でバックアップを取ることができます。スマホを乗り換える場合には、いったんクラウドにその内容を避難させ、新しいスマホでアプリ自体の乗り換えを終えたら、改めてクラウドにアクセスしてデータを読み込むようにすればそれまでのトークの内容などは元に戻ります。

私などは結構スマホやパソコンの原状復帰のためにクラウドを使うことが少なくないのですが、それは写真などでも他人に見られても困らないようなものを多く保管します。そして複数のクラウド(国内・国外を含む)と契約し、一部同じものを保管し、どちらかのクラウドが使えなくなっても大丈夫なようにしています。

ただ、問題はそれこそ他人に知られるとアカウントを乗っ取られたり、情報そのものを元に脅迫されるような個人情報の扱いをどうするかということです。重要人物でもなければ多少の個人情報が知られるのは仕方がないとは言え、各種サイトやネットバンキング、健康診断の結果、マイナンバーなどの情報というのはクラウドに保管するようだと、それをもしわかる人が解析したとしたら、知らぬ間に口座のお金が消えていたり、クレジットカードの不正使用にあったり、病歴などの情報をネットに晒される危険性は残ります。

ですから、自分の生活基盤を壊される可能性のあるデータについては、便利なクラウドであってもアップすることは避け、当然LINEのようなアプリでも個人情報に関係するような話をすることは避けることが大事になります。

ではそうした人に見られたくない情報はどのように扱ったらいいのかということになりますが、一つの方法としてはロックを掛けたUSBメモリ、ハードディスク、メモリカードに保存するという方法が無難なのではないでしょうか。私が使っているスマホとガラケーにはどちらもmicroSDカードが入っているのですが、具体的にはこのカード内に大事なデータを入れて、普段は別にそれを使うでもなく入れておきます。もちろん、内容が変わった場合にはデータの上書きをし、最新の情報に更新しておくことも大事です。

私の場合は、大切なデータはパソコンのメモリに入れておき、その管理の中でデータをスマホ内のmicroSDカードにコピーするためにはケーブルで直接行なってもいいのですが、写真のようなUSBメモリーとUSBメモリをスマホ(Type-C端子)に直結するアダプターをセットで用意しています。USBメモリは大事なデータを複数持つことになるので持ち出さずに、もっぱら家でデータの移動に使い、もしパソコンが壊れてしまった場合のバックアップと兼ねるように使うことにしています。

大きなハードディスクと違って持ち運びに苦労することもないですし、このUSBメモリ自体を自分で作った非常用持出品の中に入れておけば、新しいパソコンで作業する場合にはこちらの組み合わせの方が色々やりやすいように思います。

なお、こうしたやり方はあくまで私の方法であって、客観的に見るとかなりセキュリティ的に甘い部分があることは十分承知しています。ただ、万全のセキュリティを追求するとなると、その分日々の利用やデータ管理が煩雑になるので、どのくらい妥協して自分のセキュリティを守るかというのが今後に向けての課題になるのではないかと思います。

一昔前と比べると、ネットの情報を使って他人の口座からお金を移動させたり、他人のクレジットカードを使って買い物をし、それを現金化するような状況は、今のような閉塞的な状況が続くと、将来にわたってそうした被害が増えてくるのではないかと危惧しています。いつの時代も被害を最初に受けるのはセキュリティを守るという考え方をあまり持たず、スマホは便利だとしか思わない人であるのではないでしょうか。今回のLINEの問題を前向きに捉え、情報の保管については色々と考えておくべきでしょう。今回は主にクラウドやメモリーにデジタルデータを保管することについて考えましたが、自宅や貸し金庫などに安全に保管できる場合は、データをプリントアウトしたものを別に置いておくことも一つの考えだと言えましょう。


総務省がLINEの使用を禁止することの意味 代替サービスでも心配される個人情報流出問題

採用活動や意見募集など、公の機関でも使われていて、直接電話で話すことが苦手な人に対してトークへの誘導もされていたコミュニケーションアプリのLINEに逆風が吹いています。以前からそのレキュリティに疑問を持ちながら使っていたような所のあったアプリなのですが、国外への情報漏えいの可能性が指摘され、今後は総務省が利用を中止することになり、この流れが全国の地方自治体にも波及する可能性が考えられます。

特に今回はLINEの個人情報が、中国の関連会社で閲覧可能な状態になっていたということから、国の政策が他国に筒抜けになることを恐れた対応であるので、問い合わせ先としての利用だけでなく、国家公務員が私的に利用することを良しとしない風潮が広がることが考えられます。ただ、東京オリンピックの開・閉会式の演出上の打ち合わせの中で人権上問題のあるプランを出した人がいたことが問題になったのが週刊文春が入手したLINEの書き込みであったことを考えると、韓国や中国がというよりも、あまりにも多くの人が当り前に私的な事から公的な事まで使えるアプリになっているLINEという存在について、良く思っていない人がいることも確かでしょう。

この流れというのは、今までメールや電話の代わりに利用できていた公的機関の連絡手段を切ってしまうという結果になるわけですが、そうなった場合に代替のサービスはどうするのかというのが気になります。LINEの問い合わせ窓口があれば、少なくとも格安SIMの一番安いプランしか契約していない人でも(究極的にはデータ通信限定の安いプランでも)、連絡手段として利用できていたのですが、今後行政への問い合わせ口として残るのが、世代によってはあまり使われていない電子メールや、NTTコミュニケーションズの0570から始まるナビダイヤルが主になってしまうということになると、積極的に行政への問い合わせが利用されなくなり、そうした問い合わせが出来る人と出来ない人との格差が広がってしまう可能性も出てきます。

そうは言っても国が主導するスマホアプリということを考えてみるに、満足に機能を発揮できていない厚生労働省が普及を呼び掛けた新型コロナウイルス対策のために作った「cocoa」アプリのようなものになっても困ります。LINEのようなサービスが国内で開発され運用されたとしても、そこでの情報が海外に流出する危険性は常にあるわけで、要はあくまで使い分けの問題ではないかと思われます。LINEはあくまで友人らとのコミュニケーションツールであって、海外に流出するとまずいような内容をそこで扱わずに、相談側がLINEで連絡をしたら折返しメールや電話で行政側が連絡するような形を取るのが現状ではベターな気がするのです。

こうしたニュースを聞いてさらに思うのは、大手キャリアが普及させようとしているものの全く普及していない状況の「+メッセージ」はいまだに全てのスマホユーザーに利用が開放されていないということです。auのpovoやドコモのahamoでは使えるようですが、楽天やMVNOのユーザーは最初から蚊帳の外です。さらにアプリ利用者同士の無料通話についても実装されないなど、LINEの使い勝手と比べるとかなり劣ります。逆にLINEについてはiijmioやmineo、そしてRakuten UN-LIMITでもLINEの年齢認証が可能になるなど、ますます多くの人が使えるような変更ができているというのに、その点では大変不満です。個人的には+メッセージは使えるなら一度使ってみたいですが、今後LINEの代替アプリにする気があるのなら、もう少し間口を広げるとともに、便利な機能の実装が必要でしょう。

もちろん、LINEの情報漏えいを起こす体制というのは批判されるべきものなのですが、大手の新プランから言うとSoftbankのLINEMOは、スタート時点からその売りであるLINEの利用について政府から釘を差されるような格好になり、ここのところNTTと総務省との関係がずぶずぶなのではないか? という疑念がある中で、国内での通信サービスを総務省はどう変えたいのか? という点がちょっとわかりかねる部分があります。

この問題を総務省が本当に真剣に考えているのなら、少なくともすぐに「+メッセージ」アプリをどの通信業者でも使えるようにし、ゆくゆくはLINEの代替アプリとして利用されるくらいに機能を強化することが必要だと思います。そもそもインターネットの世界では国境は簡単に超えられるので、本当に知られたくない話はスマホを使わずに行なうことを個人としては徹底したいと思っています。


新幹線の公衆電話サービスが2021年6月で終了 緊急時のための備えと自分の電話を貸す試み

日本国内の固定電話や公衆電話のネットワークが通信会社の重荷になりつつあるようです。景気のよい携帯電話の新プランの話で持ち切りな時期に、ひっそりと流れてきたのが、2021年6月に全国の新幹線に設置されている公衆電話サービスが終了するというニュースでした。

少し前には、トンネル内では携帯電話が使えないので、運行のトラブルでトンネル内で新幹線が長時間停まってしまった場合、公衆電話が携帯が使えない場合の唯一の外への通信手段であったようなケースも聞いていますが、最近ではトンネル内でも携帯電話での通信が可能になったこともあり、利用者が少なくなったことで採算ラインに届かない車内公衆電話を止めるのも当然のなりゆきではないかと思われます。

しかしながら、実際に新幹線車設備内での唯一の外への通信手段が無くなるということは、いったん新幹線に乗車した場合には、他の乗客の方が絡むような重要な事でない限りは自分で外への通信手段を確保しておく必要があります。

私の場合はメインの通話にはガラホ(フィーチャーフォン)、通話と通信にスマホというように分けていて、旅先での情報収集は主にスマホで行なっていて、スマホの使い過ぎで電池切れ寸前になってしまったとしても、ガラホを使っての簡単なネット接続と通話については十分できるようになっており、通話とデータ通信を一つのスマホにまとめない事の一つの理由となっています。

さらに、現在は普通に出掛ける時にも10000mAクラスのモバイルバッテリーを持って出掛けているので、ガラホを使いながらスマホを充電することで災害時や新幹線が立ち往生したような状況でも何とか必要な時に外との連絡をしばらくは取ることはできるような準備はしています。そこまでは、新幹線を利用する際のスマホ関連の半ば常識ではないかと思っているのですが、今回のニュースを受けて個人的に考えてみたい事があります。

というのも、新幹線の乗客の方はほとんど携帯電話を持っているとは思うのですが、中には持っていない人が急に外との連絡が必要になったり、列車が立ち往生するような中でモバイルバッテリーやACアダプターとケーブル類(コンセント付き車両の場合)の用意がなく電池切れで連絡ができなくなるような事も起こり得ます。今まではそのような状況に備える意味で公衆電話が設置されていたと思うのですが、それが無くなってしまうということになると、やはり何とかするような方法を考えてみたいと思います。

コンセントが使える車両なら、コンセントから複数のUSB出力を利用できるタップと充電用ケーブルを使わせてあげるという方法もあるのですが、まだ全ての車両で自由に充電ができるわけではありません。私はメインのガラケーも、サブのスマホでも電話については時間無制限の話し放題(前者は日本通信の「合理的かけほプラン」、後者は楽天モバイルの「楽天LINK」による)を使えるようにしているので、外と連絡できずに困っている人がいた場合、通話時間を気にせずにと気楽に自分の電話を使ってもらうこともできます。

さすがにメインの電話番号からだとその番号が全く知らない相手に知られたら怖いのでそちらは貸さないと思いますが、楽天LINKからのかけ放題なら、もし電話を掛けさせることでその後何らかのトラブルに巻き込まれたとしても、こちらの番号の方は変えて困るようなものではないので、いったん楽天モバイルの回線を解約して契約し直すこともできるので、そこまでのリスクはないと考えています。現在、スマホにはUQモバイルのSIMをデータ通信用として入れているので、トンネルの中で新幹線が止まったとしてもデータ通信はちゃんとできると思うので(auエリアなら通常使用OK)、通話品質についてもそこまで心配はしていません。

さすがに新幹線が普通に動いている時には、周りの乗客が外と連絡できずに困っていても、いよいよという場合は次の駅でホームに降りてそこから公衆電話を使えばいいと思うので、そこまでして自分のスマホを貸そうとは思いませんが、新幹線が止まっていつ復旧するかわからない状況であれば話は別です。本当に緊急状態の場合にはさすがに車掌さんを通してJRの方の無線で連絡するでしょうが、そこまでではないものの外に連絡できずに困っている人がいたら、こちらから電話を貸す話をしてみようと思っています。

最近は、列車で隣り合わせた人との交流というのは、旅行に出ていても萎縮してしまう部分があり、過去に旅先で意気投合した人と一緒に観光したという話はもはやかなり遠い昔の話になりつつあります。しかし、時代が変わったとはいえ、旅先で困った人を見掛けたら、相手がその申し出を受けてくれるのであれば、こちらの方ではその時の自分にできる事の一つとして、無制限に通話できる電話を貸してあげるという事は、新幹線の公衆電話サービスが無くなってしまう事を受けて自分なりのできることとして考えておこうと思いました。


鉄道の駅名や地名についての話は地元の人でなくても楽しめる 2022年秋に肥前山口駅が江北駅に?

感染症の広がりが懸念されるようになってから鉄道の旅もなかなかできないのですが、ニュースで駅の話題が出るとついいろんな事を考えてしまうところがあります。佐賀県の江北町にある肥前山口駅を町名である「江北」を付けた「江北駅」に名称変更することが決定したというニュースがありました。

肥前山口駅と言えば、「最長片道切符の旅」の旅の終点駅として、私はその旅をしたことはありませんが、テレビ番組で俳優の関口知宏さんが稚内駅をスタートする最長片道きっぷの旅にチャレンジして、そのゴール地点として肥前山口駅前にモニュメントが立っていると思うのですが、機会があればいつかはチャレンジしてみたいと思っていたのでした。

駅の歴史について調べていたら、地名の前に地域を表わす「肥前」のような名前が付くのは、全国の駅名の中に同じ名前の地域があるからですが、実は駅としての開業時期は佐賀の肥前山口駅の方が早く、山口県山口市の山口駅が後年に開業したことに合わせ、向こうは県庁所在地だということもあるのか、こちらの方が山口駅という名称を返上したような形で肥前山口駅が誕生したという経緯があるようです。

鉄道マニアにはおなじみの駅名であり、さらに地元の中でも町名と合わせた方がわかりやすいとする派と、昔からの駅名を残したいという派がいろいろあったことが想像されますが、今後、最長片道きっぷの経路表示は「稚内→江北」という風に変わってしまうと思うので、駆け込み的に最長片道きっぷの旅にチャレンジする人も出てくるのかも知れませんね。

この地名や駅名の変更にまつわる話というのは実に面白いもので、名称を争うように変えた事例が私の住む静岡県にもあります。いわゆる平成の大合併でそれまでの町や村が合併することが多くありましたが、かつて静岡県内に存在した庵原郡富士川町は富士市と合併して「富士川町」という名称が無くなってしまったことで、それなら町の名前をもらうと手を上げたのが、静岡県でなく山梨県の増穂町・鰍沢町でした(二つの町は合併して山梨県南巨摩郡富士川町となりました)。この辺は私が車で山梨県から長野県方面に行く時に通るので良く知っているのですが、富士川という名前はインパクト抜群で、個人的には平成の大合併の中では一番うまくやったパターンではないかと思っています。

ただ、「富士川駅」という名前や高速道路の富士川インター(隣接する道の駅富士川楽座も)は未だ元の静岡県の方の富士川町のあった場所に名前を変えずに存在しています。ただ道の駅富士川となると、こちらの方は山梨県の富士川町にあるという、知らないとかなり混乱するような事になっているのです。ちなみに、道の駅富士川は、隣りにある中部横断自動車道のインターは富士川ICという名称は使えないので旧町名の「増穂IC」でインターチェンジそばの下り増穂PA(これも同じく「富士川PA」という名称は使えない?)から行くことができるようになっています。

こうなると、東京方面から東名高速を使って「富士川SA」で一旦休憩し、隣接する「道の駅富士川楽座」で遊んだ後、清水ICから中部横断自動車道に入って増穂PAから「道の駅富士川」に立ち寄ったら、何が何やらわからなくなるのではないかとつい思ってしまいますね(^^;)。

このように、名前を変えるというのは大変なことで、肥前山口駅が江北駅に変わることでも今後色々な事が起こってくるのではないかと思います。ちなみに、「江北駅」は東京都交通局の駅として東京都足立区に存在しますが、JRの駅とは違うので「肥前江北駅」にはならないでしょう。どちらかというと地元の方が江北町の知名度を上げたいという事もあると思うので、駅前変更で地域がどう変わるのか、いつか新しい駅に行けることを期待しながら今後の状況を見て行きたいです。