月別アーカイブ: 2025年6月

LINEMOの旧プランを使い続けていて良かったと思った昨日朝の通知について

私のモバイル回線は最強の一回線だけを契約するのではなく、複数のキャリアの安いプラン(本家でなくサブブランドやMVNOを利用するケースが多い)を契約しています。先日のauの通信がうまく繋がらなかった時に役に立ったのが、ソフトバンク回線の中でサブブランドとしての位置付けとなるLINEMOですが、現在はすでに契約ができなくなっている旧プランの「ミニプラン」を契約しています。

現在のLINEMOのプランは「ベストプラン」「ベストプランV」という二種類のプランになっているのですが、私が現在契約している「ミニプラン」との違いについてまずは説明しましょう。

まず、「ミニプラン」は高速クーポンは翌月繰越なしで3GBまで使えますが、高速クーポンを使い切ると低速になり、最高速度は300kbpsに制限されます。現在加入できる「ベストプラン」は、3GB未満(990円)・3GB~10GB(2,090円)の二段階料金になっています。10GBの高速クーポンを使い切った場合、10GB~15GB未満までの低速制限は最大300kbpsですが、15GBを超えてデータ通信を当月中に使い続けた場合は最大128kbpsに、こちらも二段階制限になります。

今回、昨日(29日)の朝にLINEMOの方からSMSが来まして、ミニプランの3GBを使い切ったという連絡でした。私の場合は旧プランなので請求料金は月額990円で変わりませんが、月末ぎりぎりになって3GBを超えてしまうと、その時点で新プランの「ベストプラン」にしてしまっていたら、料金は倍になっていたところでした。

ちなみに、私の環境で最大300kbpsの低速というのはどのくらいのスピードが出るのか? というところですが、お昼前後には150kbps程度で、昼休み時間を過ぎても170kbpsくらいという感じのものです。もっとも、さらに低速になると下手をすると100kbpsも出ない可能性があるので、電子決済は難しいのではと思います。というのも、150kbpsでもQRコードやバーコード表示までに少々待たされるので、レジの前に出てからアプリを開くようなやり方だと会計が滞ってしまう可能性があるからです。

しかしLINEMOは、LINEアプリを利用する場合に限り低速制限中でも高速通信での利用ができます。ニュースのチェックなどは事前にニュースサイトを登録しておいて、LINE経由で見るような習慣を付けていれば、低速制限も怖くありません。

私の使い方では、LINEMOの3GBもめったに使い切ることはなかったのですが、今月はもしかしたらWI-Fiの使える自宅内で知らないうちにWi-Fiを切ってしまっていて、外で使うためにとっておきたいLINEMOの高速クーポンを無駄に使ってしまったのかも知れません。

こうしたミスは誰でも起こすものですが、新プランだとそうしたミスが当月の請求金額に跳ね返ってくる分、少ない金額で回線を維持したいという場合には、もうLINEMOでは旧プランである「ミニプラン」には入れないので、サブブランドに固執しないでMVNOを使うか、5年後には高くなってしまい、さらには通話不可のデータ専用契約であるものの、ソフトバンク本家の「データ専用3GBプラン」を検討するのが良いかも知れません。ただし、3GB使い切ると低速制限は最大128kbpsとなります。

ちなみに、このデータプランではいざという時のために、1時間ごとの無制限使い放題の利用が可能で(1時間あたり110円)、さらにはYahoo!プレミアムが無料で利用できたり、PayPayクーポンが利用できるという、ソフトバンク本家の契約メリットがあります。

LINEMOが新プランになる前には、旧プランの「ミニプラン」と迷うところはありましたが、今ではスマホにデュアルSIMを入れるならデータ専用3GBプランでも十分です。私はLINEMOを入れているスマホに楽天モバイルのSIMも入れてデュアル運用していますが、外出先で低速通信では使えないと思った場合は、データ通信を楽天モバイルの方に切り替えれば、3GBまでは料金変わらずに使えるので、月3GBでも十分なのです。今月はちょっと容量オーバーしてしまいましたが、来月は特に自宅で使う時にはきちんとWi-Fiを掴んでいるかの確認をしてからスマホを使おうと改めて思いました。

au・楽天とは違った災害対応の空中基地局を模索するソフトバンクの戦略とは?

対応スマホと通信衛星とを直接やり取りし、テキストメッセージでの送受信を可能にしたauのStarlink Directや、今後それより低い軌道で大きな衛星を使って全国エリアでの通話およびデータ通信を目指す楽天モバイルが、通信衛星とスマホとの直接接続による通信サービスの充実を目指しています。

そういった取り組みはユーザーにとっては有難いものの、いったいどのくらい費用がかかるのか(毎月の利用者のコスト)、さらに衛星は米国の企業のものを借りて運用するということもあり、もし何かが起きたらサービスが続かなくなるのではという不安も出てきます。

まだこの種のサービスを発表していなかったドコモとソフトバンクは、通信衛星でなく飛行機を使うという話をちょっと聞いていて、それで通信衛星と勝負になるのかと思っていましたが、今回ソフトバンクが新たなメッセージとしてメインの空中基地局を飛行船にすることを発表したので、色々と自分でも調べてみました。

飛行船は飛行機と比べると、ヘリウムガスを中に入れて浮力を得ることから、飛行機と比べて少ない燃料で飛べ、基地局として空中に長い期間(一年中空に留まることも想定されているそう)留まるためのソーラーパネルを設置するためのスペースも取りやすいということで、より太陽エネルギーを蓄えやすい形状をしています。

ソフトバンクの発表によると、この飛行船は衛星ほどの高さではないものの、気球が飛ぶようなかなり高くを飛び(高度は高度20kmで一機で200km程度のエリアをカバーできるそう)、とりあえずは災害が起こって通信手段がなくなった場所まで飛んで行ってそこで通信需要を満たすことを考えているそうです。

それこそ、能登半島で地震が起こった時には、現地へ行く道が無くなり、さらには海からも行けないような交通遮断された状況が起こりました。しかし、上空から罹災している人が多く集まる場所まで臨機応変に飛んで行けるというのは大きなメリットでしょう。

個人的に不安だと思ったのは、従来の飛行船の観念でいると悪天候で落雷が発生している場所へ行っても大丈夫なのかという点もあったのですが、上空20kmという高さは雲の上なのだそうで、いったん成層圏まで上がってしまえば天気は関係ないということになります。その状態でもし安定して長期間ソーラーパネルを使った空中基地局を浮かべられるのであれば、衛星のようにロケットで打ち上げなくても良くなるわけで、飛行船でもそれなりに維持コストはかかるものの、衛星よりはさすがに安くなるのでは? と思いますし、それで利用者のコスト上昇を抑えられるのであれば、それはそれで悪くない選択肢であるような気はします。

少なくとも今後、災害対策として使われるものについては、追加料金は請求されないだろうとは思いますが、衛星と飛行船の運用に関する費用にどのくらいの差があるのか、その辺がわかってくれば、また新たな展開も出てくるでしょう。やりようによっては、十分通信衛星によるサービスと対抗できるのではないかと思いますし、逆に飛行船による空中基地局の方が、不具合が起こったら地上に戻して修理してからまた戻すということができるなら、トラブルメンテナンスという観点でも安定してサービスを続けられるという可能性もあると思います。

こうしたソフトバンクの発表を受けて、現在自社契約では料金を取らないものの、サブブランドやMVNOからは多少金額の上下はありますがしっかり利用料を取るau、料金については不明な点のある通信衛星を使う楽天との対抗として、ドコモがどんな手段を提案してくるのか期待は大きいですね。

今回ソフトバンクが非衛星の提案をしてきたので、ドコモは飛行機(今回の飛行船と同じように、私たちが普通に考える飛行機とは違うものかも知れませんが)で行くのか衛星を使うのか、はたまたこちらが全く想像できないようなものを出してくるのか楽しみに待つことにします。

外でのスマホ利用が多い学生・社会人ほど大手キャリアへの依存から脱却すべきか

一昨日、一時的ではありますがauの回線に不具合が起き、au本体のサブブランドを含む回線および、MVNOの回線(au)が繋がりにくくなり、通話による緊急通報についてもうまく繋がらないような状況があったようです。

私自身、楽天回線がつながらない場合にはau回線を使う仕様になっていたり、au回線を借りて提供しているMVNO回線を使っているので、たまたまau回線を使おうとしていた時にトラブルに遭遇したら困ってしまったかも知れません。

ただ、今回のトラブルは全社の回線が不具合になったわけではないので、他回線のユーザーはそうした不具合自体あったことがわからないので、そういった面でのトラブルも起こっていたのではないかと思います。

これは私の考えですが、通学・通勤があり、常にスマホを外で触る時間のある学生こそ今回のauで起きた問題について真剣に考えなければと思います。現在、auを含み、UQモバイル、povo2.0のSIMでスマホを使っている人は、不具合が起きた時にたまたま電子決済を行なおうとしていた場合、データ通信不通になれば決済そのものができないということになってしまいます。その他、友人とのコミュニケーションも遮断されてしまうわけなので、いくら便利なプランであっても使えなくなってしまう不安の中で今後使い続けるということになってしまいます。

現在、主な日本のキャリアは「ドコモ」「au」「ソフトバンク」「楽天モバイル」と4つありますが、MVNOでなく大手キャリアと直接契約している場合は、安いプランでも結構な金額になってしまうので、個人的に推奨したい予備回線を導入するということは難しいのではないかと思います。となると、今回のような大手キャリアにおけるトラブルがあった場合にはその時にはひたすら我慢し、電子決済ができない事に備えていくらかの現金を常に持ち歩かなければいけないのでしょうか。

現金の準備については、なかなか銀行口座からお金を引き出すことのできない状況も考えられる旅行に出掛ける前には必要だとは思いますが、大きな災害でなければそこまで考えなくても良いように思えます(個人的にはしっかり準備はしていますが(笑))。

外でスマホを使う時間が、自宅のWi-Fiで使用する時間よりも長い方は、こうした回線の不具合は災害に関係なく忘れた頃にやってくるのは仕方がないと思ってその対策を考えるべきでしょう。今のスマホは複数回線での運用ができるものが多いので、au回線の他にもう一枚(eSIMを含む)の回線を契約して同時使用していれば、どちらかのキャリアの回線が使えなくなっても、バックアップ回線として使えるようになります。

もし本家のキャリアで一回線の契約をしている場合、本格的にMVNOを含めた会社の乗り換えをすることで、2回線契約してももしかしたら今払っている金額よりも安くなる可能性すらあります。

もし私が全く何もない状態から自分の持っているスマホで2回線の契約を模索するとしたら、自分の行動範囲で楽天モバイルの電波が安定して入るなら「楽天モバイル」と別キャリアの回線という形を考えます。なぜかというと、楽天モバイルでの通話は、アンドロイドスマホの場合、楽天では通話・SMS用のアプリとして「Rakuten Link」があり、このアプリはデータ通信回線でも電話番号からの発信・SMSを行なう事が可能になるのです。

私がメインで使っているスマホには、楽天モバイルのSIMカードと、ソフトバンク回線のLINEMOのeSIMを同時に入れており、通話は基本的に楽天、データ通信はLINEMOに設定しています。こうすると、データ通信で消費されるのはLINEMOだけで、楽天の方は全くデータ通信容量が減らないので、現在契約している高速3GB(LINEMO)を消費し終えても、データ通信を楽天モバイルの方に切り替えればさらに3GBデータ通信が使えます。

もしソフトバンクの回線が使えなくなったら楽天モバイルの方にデータ通信を切り替えれば良いですし、楽天回線のトラブルがあった場合は何も切り替えずにそのままデータはソフトバンク回線を使うだけです。LINEはデータ通信ができれば使えますし、電話番号を使った通話・SMSもRakuten Linkを使うことで、楽天回線だけのトラブルなら(Rakuten Linkのトラブルだった場合は諦めますが)何とか使うこともできるのではないかと思っています。また、Rakuten Linkはデスクトップ版のソフトもあり、自宅のWi-Fiでスマホとパソコンがつながっている場合は、パソコンからでも発信やSMSの利用ができるというのが個人的には大きなポイントです。

もちろん、人に電話番号を知らせず、SNSやメールでの連絡だけで完結するということなら、あえて楽天を選択することなく、auの他にドコモでもソフトバンクでも、自分の好きな回線を入れてデュアル使用をすれば良いでしょう。

安くてそれなりに使えるサブ回線(主にデータ用)ということですと、ドコモ回線なら月20GBまで使っても月額1,200円、もし月1GB未満しか使わなければ月額119円で済んでしまう日本通信の「ネットだけプラン」、au回線なら利用する時だけトッピングして使うpovo2.0、ソフトバンクなら本家の「データ専用3GBプラン」なら加入後5年間は月額990円でソフトバンク加入者と同じ特典を利用しながら使えるので(5年後には月額1,408円)、サブ回線としてはこうしたプランを軸に考えてみるのも良いかも知れません(楽天モバイルは1プランなので選択肢はないのです)。

電子機器がなくても会議の記録を取ることができる「速記」の存在が思わぬ形で紹介されることに

2025年春のNHK朝ドラは漫画家のやなせたかしさんとその妻である暢さんを主役にした「あんぱん」ですが、今週の放送で終戦直後の状況の中で就職するのに有利な資格として「速記」が紹介されました。

今の世の中はパソコンのキーボードやスマホでの文字入力が高速ででき、さらに先日ちょっと紹介したAIボイスレコーダーを使えばタイピング技術の習得なくしても、文章を口述してそれを電子ファイルに仕上げることもできるようになっています。

しかし、そのような技術がない時代には、人が言った言葉を記録するためにはメモが使われ、時代が下ってくるとテープレコーダーやICレコーダーが出てくることによって、音声を聞いての文字起こしが使われていたと思います。しかし、それ以前から使われていた速記を学習することによって、今のフリック入力やキーボード入力と同じくらいのスピードで文章を書くことは可能で、それを改めて普通の文字に起こすことも学習されている方であれば、むしろ音声ファイルからの文字起こしより早く作業ができていたのではないかと思われます。

裁判所や国会で発せられた言葉を書きとめて、それを文書化するという過程の中には、もう一つのアナログ機器が必要で、それが「和文タイプ」と呼ばれるものでした。英字用のタイプライターは今のパソコンのキーボードの配列と同じですが、和文タイプは全く違います。なぜなら日本語にはひらがなだけでなくカタカナもあり、さらには膨大な漢字も混在します。それだけに多くの文字盤にある中で目的の文字を見付けて早く文章を打つ技術というものがありました。和文タイプがどんなものかは別に検索すればわかると思いますが、和文タイプの技術も熟練が必要なもので、速記や和文タイプを使う技術は専門職として重宝された時代もあったのです。

速記自体、私はやったことはないのでそこまで詳しくはないのですが、かなを記号に置き換えるだけでなく、さまざまな略字のようなものもあるので、熟練の技術が必要になりますが、自分で書いて自分で普通の文字に起こすことをすれば、かなりスムーズに原稿の下書きは完成します。ドラマで主人公が就職する新聞社は、和文タイプとは別にこうした原稿を活字を拾って印刷に回す部所もあったので、今後はそうした「非デジタル社会」の中で、当時の人たちがどのように印刷物を作っていたのか? ということもわかってくるのではないかと期待しています。

今の世の中ではペーパーレスな環境も普通になっていますので、昔だと自分の考えを自費出版してまで世間に広めようと思ったら、自分で原稿を作ったとしてもそこから本として出版するまでには多くの熟練した人たちの手を通さなくてはいけなかったので、かなりの費用がかかったわけですが、今では私が今書いているようにブログにすればそれだけでも世間に自分の意見を出せるわけですし、さらに電子書籍という形にする場合にも、基本的には全てパソコンの中の作業だけで済んでしまうので、電子書籍の作成方法を学ぶことで費用を掛けずに出版することも可能になっています。

未来の社会は、さらに文章の作成の時点からAIの助けを借りることによって、書き手の訴えたいことをAIの力を借りて仕上げることもできるようになります。それこそ、速記によって形になっていたものも、音声データにAIを通すことでほぼ修正しなくても話し言葉で読める文章として成立することになるでしょう。その素材を、手書きで修正・編集するのかその後もAIで修正するのかわかりませんが、より人間一人でできることは増えていくでしょう。そんな事を考えながら、昔はどうだったのか? と考え、さらにはAIで出来ないことを私たちがどのようにして埋めていくのか? ということも意識しながら、今回の朝ドラには付き合っていこうかなと思っているところです。

大雨の後の晴れで蒸し暑くなる時期には決して無理な行動をしないことが大事

夏と冬とどちらが良いか? と考える事もあると思います。これを書いているのは6月から7月にかけての夏直前という季節ですが、すでに真夏日を記録する日が出るなど、もはや本格的な夏という感じになってきました。こうなると、自宅にいてもそうですし、外に出ても勤務先でも大変な思いをすることになるのですが、昨日ちょっと自分の不注意のせいでトラブルになってしまいました。

勤務先では、世間的に良くあると思うのですが、ちょっとした階上~階下へ移動する際にはエレベーターを使わずに、2ダウン1アップは階段でというスローガンがあったりするのですが、周りの人がそれ以上の階段上り下りをするので、昨日もそれに合わせて一階から四階までの階段を駆け上がってしまったのですが、それがどうも良くなかったらしく、何の前ぶれもなく片方の足のふくらはぎがけいれんを起こしてしまい、一時は足をひきずってしか歩けないありさまでした。

暑い中で仕事をしていたということもあって、あわてて水分補給とクエン酸の入った塩分タブレットをかじって多少は落ち着いてきたものの、痛み自体はずっと引かず、今は無事に階段を駆け上がったことを後悔しています。

逆に、これくらいで済んだから良かったとも考えることができます。暑さを体の中に溜め込んでしまって重篤な熱中症になってしまったら、多少休んだぐらいでは回復しないどころか、入院治療が必要になる可能性もあると言われています。

そんなことがあって、仕事から帰ったらすぐにエアコンを付け、サーキュレーターで部屋の空気を回しながら冷え過ぎない程度の快適空間を作って安静にしていたら、多少は足の痛みも良くなりました。

足をいためたのは運動不足やそれなりに年を取っているからなのかも知れませんが(笑)、熱中症の方は年齢とは関係ないと思いますので、これから秋になるまでけっこう長い期間になりますが、特に寝不足などで疲れを感じている場合には、あえてゆっくりと行動することも大切かも知れません。スマートウォッチやスマートバンドを付けている方は、その数値にも注目し、日常の数値と比べて明らかに変わっていると感じたら、そこで立ち止まって深呼吸するくらいの余裕は持ちたいものです。

データ無制限が基本の「Rakuten最強U-NEXT」はどんな人が幸せになれるのか

皆さんは毎月どのくらいモバイル通信を使っているでしょうか。私はというと、外で動画を見るよりも自宅の大型テレビで動画配信サイトを見るようにしているので、その場合は自宅に引いた光回線を利用することがほとんどなので、実はモバイル通信については色々な回線を契約はしているものの、そこまでデータ量を使ってはいません。

そんな中、楽天モバイルが動画配信のU-NEXTと提携するプランを出すことを発表しました。このプランは今までの三段階(0~3GB~20GB~で料金が変わる)のデータ量で料金が決まるのではなく、全く使わなくても、それこそ月100GB以上使おうと料金に変化はありません。今回はその無制限プランに、U-NEXTの利用できるオプションを付けて月額4378円(税込)で、2025年10月からスタートします。

ちなみに、U-NEXTを単体で契約する場合、月額は2,189円なので、月20GB以上常に使っているユーザーであれば、それぞれに加入するよりも月額1,000円くらい安く利用できるというわけです。

ただし、注意点もあります。通常のU-NEXT契約では毎月ポイントが1200ポイントもらえ、それをオプションサービスの利用に充当できるのですが、楽天のプランではこのポイント付与はありません。だからこそ安いと言えるのだろうと思いますが、個人的にはU-NEXTではNHKオンデマンドを月980円で利用できるサービスを行なっているので、映画やテレビドラマ、アニメ、スポーツに加えて過去のNHK(BS含む)のコンテンツを追加料金なく見られると思っても、それには支払いを追加しなければならないということになります。

私のように自宅で主に動画を見るような場合は、そもそも外出先でそこまで動画を見す、その代わり家の中で見ることが多いので、単体加入の方が現実味があります。

では、このプランをしゃぶり尽くすためにはどういった形が良いのかということについて考えてみました。月額4,378円というと、大体家で使う光回線(マンション契約)くらいなのではないかと思います。一戸建ての場合はもう少し工事費を含めて高くなるという感じではないでしょうか。

というわけで、このプランを契約するにあたって、今まで光回線を引いていた方があえて回線の解約を行ない、別にSIMカードの差さるホームルーターを購入し、プランのSIMを入れることで自宅が楽天モバイルのエリアに入っていることが条件になりますが、もし5Gで普通に使えるなら、もはや光回線を使わなくても十分自宅のインターネットをまかなえてしまいます。

ただ、プランのSIMカードはデータ通信だけでなく通話もできるので、ホームルーターに入れてしまうと電話およびSMSが使えないのでは? と思う方もいるかも知れませんが、実は楽天ではスマホ以外に、パソコン上で動く「デスクトップ版Rakuten Link」というアプリを提供しています。契約の回線でパソコンからインターネットに接続した場合、電話回線ではありませんが、データ通信を使って楽天から提供された電話番号を使っての電話(基本的に通話料無料)・SMS(同じく無料)をパソコン上から利用することができます。

常に電源を入れっぱなしのWindowsタブレットを安く買って、それに受話器型のイヤホンマイクを接続してスタンバイすれば、画面をタップして電話を掛けたり、キーボードを繋いでSMSを送信したりもできるのではないかと思います。

普通、光回線の場合には電話番号をもらい通話ができる光電話を設置するとさらに料金がかさみますが、ハードを別に揃える必要はあるものの、毎月の料金は変わることなく電話・SMS・インターネット・エンタメが利用できるということになりますね。

U-NEXTはTBS系列とテレビ東京系列のパラビを内包していますので、複数の民放テレビのコンテンツが充実し、最近ではテレビ東京系列が独占生中継をしている世界卓球を配信するなど、スポーツ中継にも力を入れています。このようなコンテンツに魅力を感じる場合には、自宅の回線として契約するというのが一番うまい使い方ではないかと私は思います。

実際のところ自分の好みに合うのかという点については無料トライアルもありますし、5日間から限定的に使えるU-NEXTカードをコンビニで購入して使うこともできますので、サービス開始までの期間、色々と試してみるのも良いかも知れません。

備蓄米の販売の仕方で楽天とアマゾンとの違いをしみじみと思ってしまう

私の住む静岡県内でも、近くのスーパーに随意契約で売りに出された備蓄米が5kg2,000円ちょっとで売りに出されるようになりました。昨日見た、備蓄米を販売したスーパーに取材したテレビニュースでは、一番早い方で午前3時半に並んで手に入れたということです。

さすがに自分はそこまでして買う気はありませんし、現在は以前購入したお米を食べ切るために消費しているところなので、急にそんな情報が入っても並んでまで買おうとは思いません。

このブログでは度々書いていますが、一応安い備蓄米ではなく3千円台で買える「そこそこ安い」備蓄米を私は購入しています。なぜなら、この種のお米は並んでまで買わなくても、買いに行った時に在庫がある可能性があり、必要な時にあれば買うことができるからです。

ネット通販でも販売していますが、抽選にはなかなか当たらないようだし、さらに楽天のように事前告知(何日の何時から販売すると告知)をされても、あっという間に売切れ表示になってしまって素人では買えないのでは? と思うくらい出足が早いので、なかなか通販でも手が出ないというのが正直なところです。ただ、実は昨日は古い備蓄米を通販で買えるチャンスはありました。

というのも、昨日はMLBのドジャース戦で大谷翔平選手が朝5時から投げるというので、出勤前に何とか投打二刀流が見られると思って5時前に起きたのですが、その際にアマゾンの買いたいものリストに入れておいた備蓄米が買えるようになっているのを発見したのです。

アマゾンの場合、事前の告知なくいきなり在庫が出てくる場合があります。私自身アマゾンでのネット通販の利用が多いのは、そうした急なバーゲンによって格安に買い物ができるチャンスがあるからというところがあるのですが、後から聞いたところによると、昨日は早朝だけでなくお昼前にも買える状況があったということです。

ただ、現状では新たにお米を買うと食べないでダメにしてしまう可能性が高かったので、購入自体はスルーしました。欲しい品物を「買いたいものリスト」に載せていると、購入するまでは簡単にその状況を見ることができるので、今後もし、たまたまお米が無くなりそうになった時に買える状況であれば、買うこともあるかなとは思っていますが、最近は先述の通りお店でもそれなりに安いお米が買えてしまうので、実際のところタイミング良く買えるかどうかというのはわからないですね。

しかし、基本的に見付けたもの勝ちにはなりますが、どこにいても買えるか買えないかがパソコンやスマホからわかり、注文ができればわざわざ行列に並ばなくても買えてしまうアマゾンの売り方は私にとっては合っているように感じます。逆に細かくバーゲンの内容がスケジュール化され、時間を待って一気にパソコンやスマホに向かう楽天のような売り方だと、買えた時にはギャンブルで勝った時のような嬉しさは出るかも知れませんが、そこまでの準備など、それなりに時間を取られるのはもったいないと考えてしまいます。

というか、アイリスオーヤマが抽選販売をする前にやった時間を区切って早い物勝ちという感じで売った時にはさんざん頑張っても全く歯が立たなかったので、その後に猛烈な虚無感が残ったということもありましたが。

ただ、事前告知ありの一斉販売をある種のイベントと捉え、そうしたイベントに参加することに楽しみを覚えるような方は、楽天方式の方が楽しいと思う方もいるでしょう。本当に買えた時の喜びもあるわけですし。その辺は色々あると思うので、悲観的にならず自分に合ったやり方でネット通販にチャレンジするのも面白いかも知れません。

なぜある種の人々は簡単に「○○が消える日」という主張をするのだろうか

ネットで配信されている日本経済新聞のコラムを見て、ちょっとげんなりしました。東京芸術大学教授の布施英利氏のコラムの題名が「キーボードが消える日」とあったので、どんな事を書いているのか、無料の会員登録をして読んでみました。

その内容を簡単に要約すると、一昔前には普通に仕事や家庭で使われていたファクシミリが現在ではあまり使われなくなって、世間的には消えたことを紹介し、文字入力に使われている「キーボード」も同じように消えてしまうのではないかと思い始めているそうです。

氏は愛用しているApple Watchに話し掛けると、その声が文字に変換される技術を体感し、AIを使った音声認識が進化することで、AIボイスレコーダーを使えば声が瞬時に文章(テキスト)になり、散歩をしながらしゃべるだけで文章が書けるようになる、だから今後は文字入力方法としての「キーボード」に取って替わり、「ファクシミリ」のように「キーボード」はなくなるのでは? という感じのコラムでした。

氏は以前はペンで書いていた文章をキーボードで打つようになり、将来はAIボイスレコーダーに向かってしゃべる形での執筆活動に変わっていくと考えていらっしゃるようです。論文などを作る場合には、さすがに散歩をしながらボイスレコーダーに喋りかけるだけではだめでしょうが、パソコンのマイクに話し掛けつつ画面に出てくるテキスト文を編集するだけなら、キーボードに慣れ親しんでいない方にとっては革命的な作業になるだろうとはおぼろげに理解はできます。

音声の認識についてはAIを使えば誤変換の類は減るとは思いますが、音声認識による文章作りが万能かというと、私はそうは思いません。例えば、学校の授業でクラス全員で作文を書かせるような場合、パソコンやタブレットを使っての授業で、課題提出の方法もテキストデータをメールなどで送るのが普通になる中、生徒全員が音声認識入力を行なうために声を出すのでしょうか? また、新幹線など移動中に車内コンセントを使ってパソコンを動かして仕事をする際、静かな車内で文書を作ったりメールを送る際には皆声を出して入力するのでしょうか?

特に企業での文書にはその内容を知られたくないような時もありますし、さらに言うと、スマホの入力にも音声入力を使うなら、SNSなどで友人たちとやり取りする内容を声を出して入力するのが当り前になるとでも言うのでしょうか。

パソコンのキーボードにしろ、スマホのソフトキーボードにしろ、頭の中で考えたことを手を使って文字化するというやり方を、ファクシミリのように気付いたら誰も使わなくようになったとしたら、その時代に外に出ると、聞きたくもない他人のコミュニケーションの内容をどこへ行っても聞かされるようになってしまうのでしょうか。

将来的に、パソコンのキーボードよりもスマホを入力装置として使用し、ソフトキーボードでフリック入力をする方が主流になるかもということは予想は付くものの、キーボード自体が無くなることはないというのが私の思うところです。ちなみに、キーボードとフリック入力とで入力速度を競ったサイトがあって、色々調べたら一般的にはフリック入力の方が早いという調査結果を見付けました。

ただ、両手で打つキーボードの場合はローマ字入力だけでなく、入力スピードに特化した様々な入力方式があり、極端な例ではありますが、専用キーボードを使ったテレビの字幕を付けるための専門の職業があるので、全ての状況でフリック入力がいつも速いとは言えないかも知れませんが、それでも音声認識よりも速くフリック入力できてしまう人は多いのではないか? と思います。そうなると作業効率という点からも音声入力よりフリック入力を含めたキーボードからの入力を選ぶ人はいくらAIが進化しても無くなることはないと思います。

ちなみに、日本語の同音異義語についてはAIで何とかなると思うのですが、例えば普通の人の名前など同じ「ジロウ」でも「二郎」なのか「次郎」なのか、「治郎」なのか「二朗」なのかなど、どうしても入力後の修正が必要になってくると思います(有名人の場合はGoogle日本語入力でかなり正確に表示は可能ですが)。一文字だけ修正というような場合は、やはりキーボードを使う必要が出てくるのではと思います。新しい入力方法としてAIによる音声入力を使いつつ、キーボードと併用するのが賢いやり方だと思います。キーボードが消えるような方向でやっていく事はないのでは? と思うのですが。

もし、キーボードがなくなるとしたら、人間が頭の中で考えていることを瞬時にテキスト化して画面に表示できるような、音声認識を超えた技術が出てくるまでかかるのではないかと思います。コラムとして「○○が終わる日」というのはちょっと挑戦的で、今回の私のブログもそうですが多くの人がいぶかしがって注目するとは思うのですが、今回はその内容を読ませていただいた上で自分なりの考えとしてまとめさせていただきました。

エレコムからついに発売された「ナトリウムイオン電池」搭載のモバイルバッテリー

先日、このブログに対してのコメントを書いていて思い出したのは、モバイルバッテリーを含むバッテリーにおいて、以前研究が続けられている「ナトリウムイオン電池」の開発はどうなっているのかと思っていたら、何とすでに日本のメーカーであるエレコムからナトリウムイオン電池を採用したモバイルバッテリーが発売されているEC-C27L-BKです。

このバッテリーは、名前の通り現在での主流になっているモバイルバッテリーの中味である「リチウムイオン電池」の「リチウム」の代わりに「ナトリウム」が使われているバッテリーです。リチウムというのはいわゆるレアアースと呼ばれているもので、特定の場所でしか採れない希少な金属ですが、ナトリウムの場合は塩が「塩化ナトリウム」と呼ばれていることからわかるように、四方を海に囲まれている日本では簡単に入手できます。

ただ今までは、エネルギー密度が低くリチウムイオン電池と比べるとサイズが大きくなってしまったり、新たな電極を開発しなければならないなど、市販に向けてのハードルが高いと言われてきましたが、ようやく市販化されたのを知り、大変興味が出てきました。

現状で、その使用リポートを見るとかなり容量に対しての大きさは大きい感じでまだ登場したばかりの粗さは残ります。

それでも、今後の事を考えると追加でモバイルバッテリーを購入する場合はリチウムイオンではなくナトリウムイオン電池をと考えています。というのも、リチウムイオン電池と比べると使える温度の幅が広く−35℃~50℃という範囲で使えます。さらに興味深いのは、繰り返し使う場合の充電回数がリチウムイオンの約500回に比べ、約5000回と飛躍的に伸びていることです。

昨年あたりから私がポータブル電源を買い出したのは、それまでのリチウムイオン電池からリン酸鉄リチウム電池に変わり、その安全性および充電回線が飛躍的に伸びたからです。リン酸鉄の場合、3000回充電しても元の容量の80パーセント使えるくらいの性能があるということです。

ちなみに、このエレコムのナトリウムイオン電池の方も安全性は高く、さらにカタログ値での充電回線は何と約5000回とのこと。これなら先走って買ったものでも劣化することなくずっと使い続けられるということになります。将来的にさらなる研究が進めば、さらにバッテリーのサイズが小さくなったり、もしかしたら単三・単四電池タイプの製品も出てくるかも知れません。そうなると、もはやエネループを駆逐するだけの製品としての魅力が出てくるわけで、この技術を応援することにやぶさかではありません。

ただ、今回は大き目の買い物をしたばかりなので、せめて来月になるまで購入は我慢しようとは思っていますが、今後衝動買いを含めてさらにモバイルバッテリーを増やしてしまったとしても、リチウムイオン電池のようにその寿命を考えながら使うような事もしなくて良くなりますし、徐々に今あるリチウムイオンのモバイルバッテリーとの入れ替えを進めることによって、気軽にソーラーパネルでの直充電にもチャレンジすることができればと思っています。

ポータブル電源をソーラーパネルとのセットで購入した結果使い勝手は上がったか?

先日購入の報告をした、ポータブル電源「エコフローRiver2Pro」ですが、今回はそれに同じエコフローの110Wのソーラーパネルをセットにしたものを購入しました。セットの割引価格が46,870円で、それだけでもかなり安かったのですが、ポータブル電源単体だとコストコへ行けばさらに安く(36,000円くらい?)で購入できるので、個人的にはセットで付いてきたソーラーパネルは実際のところ使えるのか? という点が気がかりでしたがようやく晴れ間になり比べることができましたのでここで報告します。

写真のように、狭いベランダにせり出すように二枚のパネルを設置しています。手前が今回購入したエコフローの110Wのパネルで、奥にあるのがすでに持っているエレガンタの120Wのパネルになります。これをエレガンタのパネル用の並列接続ケーブルを使って二枚のパネルで発電した電力をポータブル電源に充電していたのですが、雲が晴れた状態でも100Wには届かなくて(晴れていて70Wくらい)、これはもしかしたら不良品? はたまた二枚のパネルの相性が悪いのか? と思いました。

エレガンタのパネルでは冬には単体で80Wくらい出ていたので、こんな感想になりまして、また以前から持っている60Wのパネルと並列接続したら余裕で100Wオーバーの出力を叩き出していたのでまずはその60Wのパネルを引っぱり出してきて、同じように接続して出力を見てみたら、何と二枚でも50W出ていないことを確認しました。

そこで、改めて連日続く暑さがパネルの効率に悪影響を及ぼしていることを確認し、この組み合わせを秋から冬にかけて使えば、それなりの効率で充電できるであろうことが類推できました。まず何よりも手持ちの並列接続ケーブルとエコフローのパネル用の出力変換ケーブルがうまく動作していたことにほっとしました。

そうなると、今回セットで買えたということは無駄ではなく、より大きな充電量を確保するためには今の環境で最大限の使い方ができるということがわかりました。そもそも、今使っているソーラーパネルは条件が良い場合でも曇ってきたりパネルに影がかかったりするとがくっと発電量が減ってしまいますし、野外に持ち出し良い角度でパネルに太陽光を当てることができれば、ベランダに吊り下げるよりも効率は上げられると思います。気温が高く、パネルの温度が上がることでこのように発電量が落ちてしまうことを十分に承知の上で今後はこの二枚のパネルを使うことにします。

そうしてみると、小容量のポータブル電源なら100Wクラスのパネルで十分だとかいう話もありますが、やはり様々な状況(雲の状況や影、気温の上昇)を考えて大出力のパネルを揃えたり、一枚だけでなく接続して出力を増やすことを考える方が良いという事を感じました。さすがに自宅のベランダでは一枚200Wクラスのパネルを設置することは難しいので、今回紹介したような100Wクラスのものを複数用意して、必要に応じて接続するようにすることで、様々な大きさのポータブル電源の充電に合わせて使い分けることを考えていきたいと思います。