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汽車土瓶のコレクションを見て考えたこと

前回少し紹介した3年ごとに行なわれる「世界お茶まつり2019」の催し物の中で、一つ興味深い展示がありました。それが、今ではもう知らない人もいるかも知れない「汽車土瓶」コレクションでした。

今も昔も汽車・電車の旅ではお弁当のお供に飲み物が欲しくなります。日本に鉄道が敷かれたのが明治5(1872)年の新橋~横浜間ですが、駅でお弁当が売られたのが明治10(1875)年の宇都宮駅で、おにぎりが売られたとのことですが、お弁当のお供としてお茶の入った「汽車土瓶」が登場したのがそれから14年後の明治22(1889)年に静岡駅でだったということが紹介されていました。

ちなみに土瓶は現在のNHKの朝ドラの舞台である信楽に発注したそうで、一時期には土瓶が廃止され代わりにガラスの容器が使われたものの評判が悪く、汽車土瓶は復活し戦前戦後の一時期までお弁当とセットで広く使われるようになります。

まず最初に展示されていたのは、静岡で初めて売られた小さな土瓶という感じの初期(大正10年頃まで)の汽車土瓶(左側の品)と、大正後期に鉄道省から汽車での土瓶使用禁止の通達が出たことで一時的に使われたガラス瓶(右側の品)です。普通に考えればガラス器は割れたら危ないですしこうしたガラス瓶は大正の終わりとともに姿を消し、陶器の汽車土瓶が復活します。

面白かったのは満州で使われた汽車土瓶の本物が展示されていたことで、ここにも日本のお茶を車内で出していたのかとその時代に思いを馳せることができます。ちなみに、日本が戦争に負けた後は、こうした駅弁と汽車土瓶はきれいサッパリ土地から消えたそうで、改めて日本独自の品なのだなあという感じがします。

戦後も駅弁とともに列車内でいただくための汽車土瓶は数多く出ていまして、この土瓶は富士山の形をしていて、湯呑でフタをし、お茶を注ぐための注ぎ口もあり一人でお茶を楽しむには便利にできています。ただ、ガラス瓶ほど危なくはないとは言え、やはり陶器は割れるものですし、全てを持って帰ってコレクションするという人もそう多くないということになると、多くの汽車土瓶が駅周辺で捨てられるということになるのですね。今でもあるおぎのやの釜飯なども、持ち帰っても容器の処理に困るところもありますし、そんな時代の変化によって出てきたのが、軽くで割れないプラ製の汽車土瓶です。

私などはこちらのタイプの方が馴染みがあるのですが、このタイプもひっくり返せばお茶をぶちまけてしまいますし、プラスチック臭の問題もありました。しばらくは缶飲料のお茶やペットボトルが出なかったこともあり比較的長くに渡って地元駅でも売っていた記憶があります。

しかし、軽くて飲み残してもフタを閉めれば漏れる心配のないペットボトルのお茶が一般化することでこうした汽車土瓶はその生命を全うしたのでした。ただこうした歴史を見ていくと、日本で庶民が汽車を使った旅をし始めた時からすでに列車内でお弁当だけでなくお茶を飲んで楽しむ文化があったということをこのコレクションは示してくれています。

現在はそうした利便性を追求する中でペットボトルのお茶が幅を利かせていますが、いつの時代にもついて回るのは、列車の中でお茶を飲んだ後にどうするかということです。元々駅だった遺跡を掘り起こすとかなりの数の汽車土瓶が出てきたという話もありますし、汽車土瓶そのものに「窓から投げ捨てないで」という注意書きがあったという話を読むと、昔からポイ捨ての悪癖は日本では明治時代からなくなっていないなということがわかってくるわけです。

日本茶というのはコーヒーと違ってミルクも砂糖も入れませんし、茶渋は付きますが洗いやすい真空断熱ボトルがあれば、ペットボトルより保温・保冷のできる状態で持ち運びができます。問題なのはわざわざ家からお茶をボトルに入れて持っていくような手間を掛けられる人ばかりではないということです。そうなると「ボトルの洗浄」と「お茶の注入」を合わせたお茶の販売ができないかという話になるわけですが、これだけ「マイボトル」が普及している世の中で、何とかお茶の中味だけ大手コーヒーチェーンのように売るために駅構内の洗い場のような設備を作っていただければ環境にも優しい社会の第一歩になるのではないかとすら思うのですが。汽車土瓶からの現状を見つつそんなことも考えてみたくなりました。


少容量ステンレス水筒の存在意義

たまたま近所のスーパーに行ったら、面白そうなボトルを見付けました。といっても、単体で写真に撮っても特に特徴はないように見えてしまうのでそれはしませんが、注目すべきはその容量の少なさです。普通のステンレス真空断熱ボトルのサイズは350mlから500mlぐらいだと思うのですが、このボトルは120mlと極端に少ないのです。

というわけで大きさの比較をするために、スリムタイプでない350mlのタイガーの水筒と、250mlの象印のスリムボトルと並べてみましたが、それらと比べても極端に小さいことがわかります。

実際に手の上に乗せてみるとその小ささがおわかりかと思います。高さは13.5cmで重さは空の状態で約130gです。この種の120mlのボトルで、一般的に認知されている製品としては、ロフトで売られている「ポケトル」があります。ちなみに「ポケトル」の価格は税抜1,200円ですが、写真にあるこの水筒は「ポケトル」とは別物の、税込でも500円ちょっととバッタ物感全開だったのですが、お店では隣に置いてあった500mlのボトルも同じ価格だったので、とりあえずすぐ壊れてもいいかとその用途の事まで考えずに購入してしまいました(^^;)。

これより少し前、出掛けた際によく行くショッピングセンターに置いてあったカプセルトイに「3Dファイルシリーズ THE水筒」というのがありまして、そのあまりのリアルさに買いそうになったのですが、このシリーズは容量があまりにも少ないということと、あくまで外見を似せただけで液体や食べ物を入れるようには作られていないということで(ミニケースという表示はありましたが)、購入を見送っていたのですが、やはりボトルマニアとしては格安で一応使えそうなステンレス断熱水筒があったので買ってしまったというところもあります。

しかし、改めて考えてみると少容量だからこその使い道というのは意外とあるものです。まずは小さくて持ち運びがしやすく小さめのカップぐらいの液体を持ち運ばなければならない時というのは、特にお昼などにお茶やジュースでは代替できない薬を飲むための水を持って行きたいような場合には大変役に立ちそうです。また、これくらいのサイズなら出先で少し水を分けてもらいたいような場合にこの水筒を出して薬用に水をとお願いしてみれば、案外すんなりと水を分けてもらえるかも知れません。

また、車での旅と組み合わせる場合、真空断熱二層構造であることから、よくサービスエリアにある給茶サービスを利用する際、いったん小型の紙コップに注がれた熱いお茶を入れ替えて飲むというやり方もあります(備え付けの紙コップで熱々のお茶を飲もうとすると、コップが熱すぎて飲めない場合があるのです)。ただ、紙コップからボトルに一時的にせよ移す行為については、場所によっては給水器の水やお茶をボトルに移し替えることが禁止されているケースもあるので、その場で飲むのだからとむやみやたらにボトルに詰め替えてしまうとトラブルの元になるかも知れませんので、その点はご注意を。

そして、本体こそバッタ物でもカバーやオプションはロフトで手に入れることができますので(細かな大きさは違うかも知れませんが)、用がなくても空のボトルを常に持っていてもじゃまにならない事を生かし、まさに常備できるボトルとしてしばらく持ち運びをしながら、少容量のボトルの利用価値というものを改めて考えてみようかなという気がしています。考えようによっては小さな自分専用のカップを持ち歩くことでもあると思いますので、これからの旅のお供として使ってみながら面白い使い方がありましたらまたここで紹介させていただこうかと思います。


自動集中ロックは便利だが……

車で避難をする中で、急に周辺が増水してきたことでそのまま車の中で身動きが取れなくなる状況というのは、実際に自分が遭遇したらかなりのパニックになるように思います。前回のエントリーで説明した事前に用意したグッズを使って命の危険から逃れるためのステップはだいたい以下の通りになるかと思いますが、この一連の動作をスムーズにできるかどうかというのが問題ではあります。

1 ドアロックをしている場合は解除する
2 シートベルトを外し必要があればライフジャケットやヘルメットを付ける
3 シートベルトが外れない場合、シートベルトを切る
4 自分の力でドアが開けられるならそのまま開けて脱出
5 ドアが開かない場合専用ハンマーで窓を叩き割る
6 飛び散ったガラスに注意しながら外に出て、安全な所に避難する。

これだけの手順を事前に考えてみましたが、実際に現場に立ち合ってみないとわからない事が多いので、いざという時にしっかりと脱出までできるのかどうかというのは正直わからないということはあります。こうして文字にして手段をおさらいしてみると、窓を叩き割るのはハンマーのある場所をわかっていれば手に取って叩くだけなので、勢いでもどうにかなりそうですが、シートベルトを切るためにはカッターが必要なので、できれば脱出用のハンマーにシートベルトを切るカッターが付いているものを選び、その使い方についても理解しておくことが大事です。

あと、もう一つの問題は、「車の自動ロック」です。私の車には付いていないのですが、昔からある車でもドアを閉めて一定の速度で走行することによって自動的にロックするような仕組みになっている車もあります。これは、あおり運転の被害に遭い、急停車させられて相手がこちらに歩いてきて強引にドアを開けようとした場合や、お子さんがドアをいじっていて走行中に中から開けてしまって転落する危険を防止するためには有効ですが、今回のような車が水没の危機にあるような場合には、そのままにしていると車の電気系統がいかれてしまうとロック解除ができなくなってしまい、ロックがかかっていなければ簡単にドアを開けて外に出られるところが、中からドアが開かないことでパニックになり、事前に考えていた手順をこなせないまま車から脱出できないというような事も起こり得ます。

私の車の場合は自動的にロックされないので、外から人や動物が車のドアを開けようと迫ってきた場合、手動により集中ロックを動かして外から開けられないようにロックをする必要はあります。逆に自動ロックがかかる車に乗っている場合には、車が冠水した道に入ったら、まずは手動でロックを解除するように心掛けておけば、車の周りに水が迫ってくる前だったらドアを開けて脱出することができます。

どちらにしても、最後に脱出するのか車の中に留まるのかの判断をするのは人間です。雨は雨でもひどい雷雨の場合は、車の中にいた方が雷の直撃を受けることはないので、車の中に留まった方が安全だと言えます。雷が鳴り続けている中で避難しなければならないような場合は、いつでも車外に逃げられる状況を作りながら車内で雷を待つしかないでしょうが、それも車が流されてしまうような事になったら変わってきますので、あくまで冷静に行動することが大切でしょう。


車中死を防ぐために「ライフジャケット」常備を考えてみては

過去のブログで車を運転する際の腰の負担の軽減に利用できるだけでなく、いざという時にはライフジャケットとして使えるモンベルの災害用品「浮くっしょん」について紹介したことがありました。詳しい内容については、リンクを貼っていますので、改めてご覧いただければと思います。

https://syachu.net/monbel-ukussyon

これからの車でのお出掛けのことを考える中で、先日の台風21号の影響を受けた千葉県での大雨による人的な被害のニュースというのは大変衝撃を受けることになりました。その際のお亡くなりになった人の多くは家にいて土砂崩れで犠牲になった人よりも、車で移動中に水にのまれてお亡くなりになった、いわゆる「車中死」方の方が多かったのです。

今回の雨では川が決壊するなどして一気に道路に水が溢れ、車内に水が侵入する中で外からの水圧でドアを開けることも難しい中、そのまま水にのまれてしまったことが想像され、とても痛ましい事だと思います。お亡くなりになった方にはご冥福を祈らずにはいられないのですが、ではどうするのか? ということを考えることも必要だと思います。

基本的には大雨で冠水する中では車での避難は極力控え、できるだけ高い所に逃げることが大切だろうと思うのですが、自宅周辺で地理を知っている場合ならそうするにしても、車で旅行中に知らない場所で大雨に巻き込まれてしまったとしたら、気付いたら周辺が冠水していたというケースも想定しておくべきだろうと思いました。

一応、今までもつい低い場所で車が立ち往生し、大人の力でも中から車のドアが開けられないような場合に備え、中から車のドアを叩いて割れる「脱出用ハンマー」を運転席と助手席の両方に常備し、その中で座席のところに通常はクッションとして使いながらもいざという時にライフジャケットとして使える「浮くっしょん」を付けているのですが、もしこの状態で今回のような急な雨にやられて脱出不可能になった場合、まずはカバーから浮くっしょんを出して正しい方法で体に装着した後、必要なら車の窓を割ってでも車から脱出し、車の屋根に乗ったり他に高い所があればそこまで移動しつつ逃げる方法を考えるようにできると思います。

この際、ライフジャケットを装着することによって水にのまれても体自体が沈むことを防ぐことはできると思います。大きな災害では瓦礫などにぶつかってしまう危険はありますが、そこまで考えるなら、頭を守る「ヘルメット」の用意も必要になってきます。今後はそうした脱出の際に役に立つグッズを車内に常備しておくことの重要性を感じ、すぐに車に用意することがいざという時に自分と家族の命を守ることにもつながるでしょう。

物自体はホームセンターで揃えられると思いますが、ライフジャケットは釣具屋さんに行けば子供用のものも用意されていますので、安いものをまとめて購入したいなら釣具屋さんで相談して家族の人数分購入し、車の中でもすぐに取り出せるところに置いておきましょう。この用意があれば、車旅の途中で川遊びをしようということになった場合でも、家族全員がライフジャケットを着た状態になるので、もし何かの拍子で川に流されてしまったとしても助かる可能性は上がってくるのではないかと思います。こうした用意をする人が増えることで、今回起きたような悲劇が少なくなることを願いたいですね。


車内はとりあえず「温かい飲み物」モードに

暑かった季節もようやく終わりを告げたようで、このような天候の中でこそ思い切りスポーツをするのに適していて、今までの日本の「体育の日」が前回の東京オリンピックの開幕日である10月10日だったことを実感できます。このことを改めて考えてみると、1964年の東京オリンピックを招致した時でもさすがに当時の日本の夏でも世界最高レベルのスポーツ競技会を行なうのは無理だという頭があったんだろうと思いますね。ちなみに、1964年7月末から8月初めにかけての東京の最高気温は32度から33度という現在の基準からしても相当暑い日々が続いているので、もしその日程でオリンピックが行なわれていたら、それはそれで大変なことになっただろうと思います。

多少肌寒いような天気に落ち着いてきたことによって、夏の間に持ち歩いていたマイボトルの状況も変化してきました。夏の暑い時期にはとにかく火照った体を冷やすためにキンキンに冷やした麦茶を持ち出していましたが、今ではそこまで冷やさなくてもちょっと汗をかいたときに補給できるくらいの常温の水を持って出れば十分という感じになっています。逆に、寒くなれば常温の水でも冷たく感じてしまうので、沸かしたお湯を保温ボトルに入れて持っていき、お茶やコーヒーを出先でいただく方がいいぐらいになってきました。

ボトルとそれに入れるものというのは、個人の好みで違ってはくるでしょうが暑い時には毎日同じボトルに麦茶を入れて持っていったものですが、同じようにボトルを用意した方はおわかりかと思いますが、水でない麦茶やお茶でもかなりボトルに汚れがついてしまいます。改めて思ったのですが、ボトルによってはパッキンや飲み口の洗えない部分の汚れが激しく、気にする方ならその部分だけでも1シーズンで交換した方がいいというところがあります。さらに言うと、パッキンやフタという部品が売り切れになっていたり新品の方が部品合計の金額より安く売っていたりすると、エコなマイボトルと言いながら一定期間で買い替える方が金銭的には良いということになってしまうので、何かもったいないなと感じてしまいます。

そういう意味からおすすめしたいのが、先日購入した「ナルゲンボトル」の利用で、このボトルはパッキンを使用していないながらも漏れなく締まり、きれいに洗った後には匂いが残りませんので、味の付いた飲み物を入れて直飲みするならこのボトルを利用すれば一シーズン毎の買い替えは必要ないでしょう。ただ、分厚いながらもプラスチックボトルには違いないので今の季節はいいですが、真夏には最初冷たくてもだんだんぬるくなっていきます。

ナルゲンボトルは飲み物を入れたまま凍らせることができるので水分の膨張に注意しながら(氷は水の1.1倍になるため少なめに入れること)フタを外した状態で冷凍庫で凍らせた麦茶なりお茶なりを持って行く方法があります。このやり方だとボトルを保冷剤代わりにできるので、小さめのソフトクーラーに複数のボトルを入れて持っていくというのもいいでしょう。しかし凍らせたボトル単体だと持ち出してすぐ飲めないので、そういう場合には凍らせずに冷蔵室で液体のまま冷やしたものを少し大き目のボトルカバー(一応保冷機能があるものが望ましい)に保冷剤を入れたのと一緒に持って行ったりするというパターンも有りでしょう。

気軽に飲みたい人にはちょっとめんどくさいような、それなりの工夫が必要にはなりますが、どちらにしても真夏であれば水の消費量も多いと思います。そんな状況下ではボトルの中味がぬるくなる前に飲み切れるかと思いますので、何とか夏の季節でも冷たい飲み物を飲むことができるでしょう。そもそも「ナルゲンボトル」の存在をご存知ない方は、先日紹介したナルゲンボトルの詳細について過去に書いたものがあるので、そちらの方も合わせてごらん下さい。

ナルゲン(nalgene)Kitchen広口0.5Lボトル

逆に冬はナルゲンボトルに入れると時間が経てば経つほど常温での保管になりますので(そうした特性を利用してタオルを巻いたりフリースの袋に入れて湯たんぽとしても使えるのですが)、熱いお湯を使って飲み物をという場合には普通のカップ付きのステンレスボトルに飲み物を入れて持参する形でいいと思います。ただ、直接お茶やコーヒーをボトルに入れて飲んでいるとパッキンに匂いが移って気になる人は気になると思います。私の場合にはボトルには熱湯のみを入れて、別にカップと粉末でお湯に溶かして飲むタイプのものを併用するように心掛けています。大容量のステンレスボトルにお湯を入れていくと、早朝に入れていってもお昼にカップ麺やスープをいただくことも可能になりますので、事前に準備ができればお湯を入れて持っていくことになるでしょう。

ただ、そうは言ってもそこまでの用意せずに出発してしまうこともあります。私の車の中も季節の変化を受けて、飲み物のための装備を更新しました。以前に購入していたステンレスの2重になったカップをドリンクホルダーに2つ入れました。こちらについてもその存在をご存じない方は、過去に紹介したブログのエントリーがあります。この商品はこれを書いている2019年10月現在には品切れになってしまっているようですが、同じような製品は今後も出てくると思いますので、参考ということにはなりますが、以下の内容についてもリンクを貼っておきます。

パール金属「真空コンビニカップ」は旅行にも災害対策にも有利

これ自身に飲み物を注いで飲んでもいいのですが、車の中なので飲んだ後でつい車の中で放置してしまって汚れたままになってしまうということにも気を付けなければなりません。写真のカップの中にはカップに熱い飲み物を入れた場合に多少持ち易くなるように考えられた紙製のカバーを入れていて、紙のカップを入れただけの時よりも多少温かさが長持ちしないかと考えてのことです。

上のリンクをご覧いただくと良くわかると思いますが、よくコンビニで提供されているレギュラータイプの紙コップにピッタリ合うようなサイズになっていまして、コンビニで熱いコーヒーを買い、揺れてもこぼれないようにフタをして車内に持ち込みこのカップに入れると、熱が外に伝わらずに飲物自体が冷めにくくなるという特徴があります。コンビニコーヒーはカップ自体が熱くなってしまうということで、手を温めながら飲もうとすればその分早く冷めてしまうというところがありますが、車内で飲むならそこまで体が冷えることもないと思いますので、このカップ兼ホルダーに入れたままこれからの季節は車内で楽しもうと思ってます。


台風への対策とともに考えておきたい不気味な地震の兆候

当初、日本列島に上陸するといっても、西日本が直撃という感じだった2019年の台風19号は、10月9日現在10月12日から13日あたりにかけて、静岡県から関東地方に上陸する可能性が高くなってきました。台風の動きは予報通りにはいかないとしても、台風という災害はその規模とスピードを解析することにより、現状では日本の関西・四国・東海・関東という広い範囲で大きな被害を地域に残しながら進むような感じなので、台風に対する対策というものを考えておく必要があります。

今回の台風は勢力が強く、風もかなり強い状態で上陸する可能性が高いということで、もし先日の台風で大きな被害が起きた場所が再度その風を受けてしまうような事になったら本当に大変ですし、そうでなくても私の住む場所を含むどこかが台風による大きな被害を受けることは間違いないと思うので、各々が最悪の状況になることを考えながら、準備をすることが大事だと思います。

基本的には野外に風で飛びそうなものを放置しない(重ければ重いほど風の勢いで飛べば無防備な人を直撃して人的・物的被害を生み出す恐れがあります)ということがまず第一ですが、あと大事なのは、余分な下準備をして生命を危険にさらさないということです。

雪国の方なら十分おわかりのことだと思いますが、屋根に上って作業をする場合は、十分に安全を確保してから行なわないと、命綱もない中で高所から転落したらかなり危険です。それほど高くない場所での作業でも、インターネットで調べるとまさかと思うような状況でさえ、転落して命を落とした事例があるのです。

例えば、高さ約60cmの脚立に乗って作業をしていて、仰向けに転落したことで死亡事故につながったこともあるそうです(その際、ヘルメットや保安帽の着用はなかったそうです)。台風に備えて窓に板を打ち付けるために脚立に登って作業をするような事もあるかとは思いますが、バランスを崩したりそれこそ強い風にあおられることで仰向けにひっくり返るような事は無いとは言えません。さらに中高年の方々の場合は、自分の頭の中では転倒や転落を避けることはたやすいと思っていても、体が付いていかずに自分の意志とは違った転び方をすることで体にダメージが出てしまうこともあります。できれば脚立を使った作業は補助してくれる家族などがいる時に、ヘルメットを着用の上行なうようにしましょう。

そして、屋根が飛ばされてしまってはどうしようもありませんが、現実に起こりそうなのが停電です。特にオール電化の家では調理すらもできなくなってしまいます。通信については基地局は補助バッテリーがあるのですぐ切れるわけではありませんが、せめて明かりとテレビ・ラジオの情報の入手(テレビはスマホのワンセグが利用できます)ができるくらい、モバイルバッテリーの充電や電池(エネループなどの充電池含む)の用意をしておくことは基本ですが、さらに飲料水のストックをした上で簡単に調理ができるカセットコンロの用意などをしておきましょう。

食事は冷凍食品よりもお湯があれば食べられるインスタント食品や、米を炊いて缶詰を食べるような方向で考えた方がいいでしょう。お米は常に電気炊飯器で炊いている方も、カセットコンロを使い鍋で炊く方法を解説しているキャンプを楽しむ人のページもありますので、事前にそうした鍋での炊飯の仕方をプリントアウトして用意しておくというのも立派な災害対策の一つだと言えるでしょう。

そんな風に、台風の脅威を前にして生命の危険を避けるためには無駄な外出をしないで物資を整えた家の中から出ないということでほとんどの方は大丈夫だと思うのですが、昨日ちょっと気になることがありました。それは、東京23区で震度3を記録した直下型の地震が起きたことです。

日本で地震と言うと、東日本大震災の震源となる三陸沖や、東南海大地震の太平洋プレートが揺れる地震、さらには熊本や北海道で起こった地震の事が思い出されます。しかし、過去の日本では首都圏の直下が震源となった「関東大震災」がありました。現在でも首都圏を震源とする直下型地震は起こるのか? という話はあり、政府は東京都、茨城県、千葉県、埼玉県、神奈川県、山梨県を含む南関東地域のどこかを震源として起こるマグニチュード7クラスの大規模地震が『30年以内に70%』の確率で起こるのではないかという風に警鐘を鳴らしています。

昨日の夕方に起きた地震はマグニチュード3.5の震度3ということで大規模ではないものの、ラグビーワールドカップ開催中に起こったものだけに、それほど大きな地震でなくても海外からのお客さんが驚いてパニックになったらどうするのかというようなことも頭をよぎります。ラグビーの台風対策は、場所を台風の影響のないスタジアムに移して無観客試合というものがあるそうですが、今年と来年はイベント開催時に地震が起こったらどうするのかということも考えておかないとまずいような気がしてなりません。


ナルゲン(nalgene)Kitchen広口0.5Lボトル

昨日のエントリーを書きながらネットでナルゲンの方の0.5Lボトルを注文し、翌日にはもう届いていました。これでラグビーワールドカップのスタジアムに自宅から水を持って行けるようになりました。

やはり新しいということははいいもので、さらに透明なボトルということで光っているように思えます。普通の水の入ったペットボトル(500ml)と並べてみましたが、大きさ的にはほとんど変わらないものの、厚手のプラ容器ということで相当頑丈であるという感じがします。

サイズは一般的な登山用のナルゲンボトル(0.5L)と同じで、キャップやアクセサリを共用できます。もっとも、ボトルカバーについては普通に100円ショップに置いてあるようなものの中から選んでもいいような気がします。

一般的にプラスチックボトルと言うと、海に流れ出したプラスチックのゴミが海洋生物にや地球環境に悪影響を与えると国際的に非難され、プラスチックストローを今まで出していたファーストフードやレストランでは、脱プラスチック化が進むなど、あまりいい話は聞かないと思いますが、それは日本に蔓延しているペットボトルが大量に消費され、そののゴミが無造作に捨てられる現状があるからだと思います。

今回購入したナルゲンのボトルは、BPAやBPSといった人にとって有害とされる物質を使っていないので安心して使い続けることができます。様々な匂いのきつそうな物を入れても洗えば臭わなくなるので、とんでもない破損をしない限りは長く使い続けることができます。これは、かなりすごいことなのです。

製品の寿命ということで言えば、登山用として売られている、キャップが本体に接続されているTritanシリーズのボトルには容量を計れる目盛りが付いているのですが、これが長く使っているうちにだんだんと消えてくるのです。このTritanシリーズのメリットとしては山での計量カップの代わりとして使えるというものがあり、そのメリットを生かして使っている人にとっては、目盛りが消えた頃が替え時なのかも知れませんが、今回購入したキッチンボトルの場合は、最初から目盛りも、製品名の記載もないのです。ですから、そういう事を気にせずに使い続けられそうです(^^)。

このボトルは旅先などで水筒として使う場合、先に書いたペットボトルのゴミ拡散を防ぐ働きもしてくれます。たいがいの自販機で売っているペットボトル(主に水や無糖のお茶類が前提です)の容量は500mlから650mlくらいだと思いますが、購入したところですぐこのボトルに移し、残ったらその場で飲んでしまえば、自販機の横にあるごみ箱に購入したペットボトルをすぐに捨てられます。結果として空いたペットボトルはすぐにリサイクルに回すことができるので、今の日本の社会の中で飲み物を消費しながらきちんと空き容器の処理もできる、環境対策としても良いボトルではないかと思っています。

さらに、パッキンがないので手入れがしやすく、広口で漏れにくいナルゲンボトルの特性を生かし、個人的には水に溶かして飲むスポーツドリンクやお茶類を活用し、ペットボトルから移したお水に粉末の飲料の素を入れてシェイクして飲むというのも十分にありそうです。

今や世の中は「マイボトル」というのはステンレス製の真空二層構造で、保温・保冷に威力を発揮するものが主流になりました。かくいう私も多くのそうしたマイボトルを持っていますが、あえて保冷・保温機能のないシンプルなプラスチックボトルを選び、そのボトルを使う頻度が多くなっている今の状況を考えると、ボトルについても他のグッズ同様に「シンプル・イズ・ベスト」ということが言えるのではないでしょうか。ある意味究極なシンプルさを持つこのボトルは、応用範囲も広くて料理にも使えるという点もあり、今後も長く使える道具として使っていくことになると思います。


あえて買うなら長く使え、用途の広いボトルを

以前このブログでラグビーワールドカップのチケットを紹介したことがありましたが、その試合がいよいよ来週に迫ってきました。ワールドカップが開幕してからワールドカップをスタジアムで観戦するため、何を持って行っても大丈夫なのかということも実際に大会を運営していく中で色々変わってきていて、その情報を仕入れながら改めて何を持って行くべきかを考えました。といっても、無駄なものをたくさん持っていけば行くほど、入場前の手荷物検査が大変になりますので、必要最低限のものだけにしたいと思っています。

過去のブログで紹介しましたが、開幕当初は弁当やお菓子を持ってスタジアムに入ろうとした場合には全て没収ということになっていましたが、スタジアムの売店で満足に食べ物が買えないということもあり、自分が食べる分程度の食べ物の持ち込みは許されることになりました。一応スタジアム内で食べ物を入手できなかった時の事を考えて、サンドイッチなどの軽食のパックを買って持って行こうと思っているのですが、そこで問題になるのがスタジアムでビールなどのお酒以外の飲み物を入手できるかどうかということです。

大会では無料で利用できる給水所を用意しているということですが、何しろとんでもない人が押し寄せるスタジアム内で無事に入手できるのかわかりませんし、同じ飲み物でもビールならそれほど待たずに買えるようですが、ソフトドリンク類というのは購入するのが難しい状況もあったようで、運営の方ではこれまで用意した量の倍くらいのソフトドリンクを用意するような通達を出したということがニュースになってはいたものの、購入するために行列に並んでいる間に試合が始まってしまうかも知れず、できれば事前に用意した飲み物を持ち込みたいところです。

しかし、大会運営の方ではテロ対策という点でこのペットボトル等の飲み物の持ち込みは認めることはなく、ペットボトルなどの飲み物は手荷物検査の場所で没収になります。ただ、唯一の例外が市販のペットボトルでなく自前の水筒に水やお茶などを入れて持参し、手荷物検査のところで実際に口を開けて飲むことで薬を飲んだり水分補給のためとして例外的にスタジアム内に持ち込み可能なのです。

ということで、自前のボトルに水でもお茶でも入れて持って行けばいいのですが、今回は今後の旅にも日常生活にも便利に使えるようなボトルの購入を考えました。基本的には保冷や保温のできるステンレス水筒ではなく、入れた中味が誰にもわかるように厚手のプラスチックを使ったボトルを新たに購入しようと思って2つの候補を出しました。それが以下のリンクのボトルです。

プラスチックボトルのスタンダードは、すでに1リットルのボトルを持っているナルゲンのボトルが評価が高いですが、もう一つリストアップしたモンベルのクリアボトルは、ナルゲンの蓋が本体と一体になり失くす心配がないタイプが、同じ0.5リットルのナルゲンのボトルと比べると500円から600円くらい安く購入できます。

モンベルのボトルとの比較ということでもう一つ挙げたのがナルゲンの登山用ではないキッチン用(といっても性能的には登山用と変わらないのでお買得)という蓋が本体とつながっていないタイプのボトルで、価格的にはこの2つのボトルはほとんど変わりません。

単に水筒として使うだけなら、100円ショップで売っているプラスチックボトルボトルでも良さそうなのにと思う方も少なくないと思います。しかし、これらのボトルの特徴として厚手のプラスチックを使っているので落としても傷が付きにくく、蓋はゴムパッキンがないのにきつく閉まることで漏れないという特徴があります。私の持っている1リットルのナルゲンボトルはこの夏、水出しの麦茶を作るのに大活躍したのですが、冷蔵庫に横にして入れても一切漏れることはありませんでした。

さらに、同じナルゲンボトルを春には「いちご酢」を作って長いこと冷蔵庫に入れていたのですが、きちんと中を洗ったら全く中にいちごや酢の匂いが残らず、麦茶を作ってもその匂いが残ることはありません。旅先でさっと洗えれば、炭酸ではない水やお茶を入れても、違和感なく使い続けることができます。

二つのボトルの違いは、蓋が本体と一体化しているかしていないかということになるのですが、これについては使い方によってどちらのボトルがいいのかということに違いが出てくるでしょう。旅先でラフに使う場合は、蓋は一体化していた方が失くす心配はないのでモンベルのボトルに軍配が上がるでしょうが、主に家庭内で水筒だけでなく様々な食材を入れて使うような場合、蓋を本体から外してきちんと洗えた方が便利な場合もあります。そのため「キッチン」という名が付いているのでしょうが、ここで、もう一つの二つのボトルの違いについても紹介しておきます。それが本体の耐熱・耐冷温度の違いです。

・モンベル クリアボトル
耐熱温度:本体 90℃/ キャップ 100℃
耐冷温度:本体 0℃/ キャップ 0℃

・ナルゲンボトル
耐熱温度:本体/100℃、キャップ/120℃
耐冷温度:本体/-20℃、キャップ/0℃

耐熱・耐冷性能のどちらもナルゲンボトルの方が良いことがわかります。これはどういうことかというと、夜間でお湯を沸かしたものをボトルに入れる場合、モンベルクリアボトルの場合は少し冷ましてから入れないと変形の恐れがありますが、ナルゲンボトルの場合はそういう事を気にしないでお湯を入れられ、冬の寒い時期に湯たんぽとしての利用も可能になります。さらに、逆に暑い夏にボトルを保冷剤代わりに水やお茶・スポーツドリンクを凍らせて持って行きたい場合、ナルゲンボトルならキャップを外して冷凍することで、まず家庭用の冷蔵庫なら問題のないカタログ値になっています。さらに、今回紹介したナルゲンのキッチンボトルなら本体と蓋を切り離しておけるので、まさにボトルを凍らせて持って行くにはベストの選択になるのではないかと思います。

基本的にはどちらを選んでも間違いのないボトルだと思いますが、水筒以外にも使い回すことを考え、今回はナルゲンボトルの方を発注しました。うまい具合に届けば、改めてそのボトルについてのレビューを行ないたいと思っています。


ピンポイントの警報音はどのように確認すべきか?

昨日の事ですが、とある立体駐車場のあるショッピングモールに買い物に行きました。駐車場はモールに隣接しており、入口には誘導員の方がいて、普通に入ることができました。この駐車場は5Fまで店舗のある上にあるものなので延々と螺旋状になった坂を登っていったのですが、その途中で明らかに尋常ではないアナウンスと警報音が流れてくるのを確認したのです。

ちなみに、車の中ではラジオを付けているのでこの警報音が地震や津波などの地域全体に出ている情報からの警報でないことはわかりました。となると、考えられるのは施設の中で何かが起こったのかということになります。普通に考えると火災による警報ではないか? と思いましたが後ろからも車が来ているので、とにかく登り切ってどこかに車を停めてから確認するしかないというのがその時の状況でした。

前の中が同じように警報音を聞いてあたふたしているのがわかりましたが、なまじ自己判断で降りようとしても逆走になってしまったりするとそちらの方が危険かも知れないので、とにかく一番早く入ることのできる階から駐車場に入り、バーの前で止まってパーキングチケットが出てくるのを確認して、これはゲートを閉鎖していないので、そこまで大きな問題ではないのでは? と思いつつ、できるだけ入口から離れた空きスペースに車を停め、売り場へのエスカレーターが動いているのを確認し、とにかく状況をつかもうと下に降りることにしました。

恐らく本当に大きな火事だったらこの時点でそれなりに焦げ臭かったり煙が上がってくるのではないかと思うので、その時分には十分落ち着いていたのですが1階まで降りて来た時、警備担当らしいスタッフが消化器を持って走っていっているのを見て、小火でもあったのかと思ったものの、その直後に店内にわかるような放送があり、警報そのものが間違いであったということがわかりました。

そこで、ようやく安心して買い物をすることができたのですが、それまでは果たして駐車場に入れたものの安全に車を出せるのか? という不安を持ったままでした。このような体験というのは今回が初めてでしたが、実際に五感で火事の予感を感じることはなかったので、とにかく今回の警報の出た状況を確認するところまではやったものの、そこまでパニックになるということはありませんでした。

車で移動している中、何かに巻き込まれるような場合は、ラジオなど公共のメディアから情報の入手ができますが、今回のように限られた場所の中で何かに巻き込まれた場合、ある程度は自分で確認しなければなりません。今回のように一方通行の螺旋状の立体駐車場の場合、いったん駐車スペースのあるフロアに出なければ降りられないというのが普通なので、今回の場合はとにかく途中では止まらずに駐車スペースに止めてから緊急避難的にゲートを強行突破して降りる可能性も考えながら、もし近くに職員の方がいればその指示に従うということも忘れずに行動を取るしかないでしょう。

今回私が遭遇した警報音はどうやら本当に間違いで訓練の類ではなかったことが後で判明したのですが、そういう意味では普段なかなかできない経験ができたということになるのかも知れません。車の場合は中で音楽やラジオを聞いていたり、窓を閉めていたりすると外の異変になかなか気付きにくいところがありますので、何か様子が変だと思い、さらにラジオでそうした異変を流していない時はスピーカーを切り窓を全開にして情報収集をしながら安全に車を停められるところを探すというのが今回の体験からの私の教訓でした。


大量の水を階段の上に運ぶためには

千葉県を襲った2019年の台風15号のもたらした影響は、時間が経つにしたがって大きくなっているかのようです。屋根が壊れたお宅に訪問し、雑にブルーシートを養生テープで止めただけで十数万円の請求を行なった例があるというような情報がネットでは拡散されているようですが、ここまでひどくなくても、大きな災害の被害者を狙ってお金をだまし取ろうとするような悪い人が出現しているのは事実のようです。

そうした人に注意するのはもちろんですが、自分でできることは自分でやるという風に考える中で、様々な知恵が出てくることも確かです。ここでは、断水した中で給水車などからお水をいただいた後の運搬について考えてみます。

人間にとって水がないと生命の危険があると言われますが(飲量で一日2リットルとも)、水というのは大量に入る容器があったとしても、水を満載した容器をどうやって自宅まで運ぶのか? というのが災害時には問題になるでしょう。4人家族で数日間生命をつなぐための約20リットルの容器では満水にするとその重さは20キロということになるので、普通に手で持って移動するには毎日ウェイトトレーニングをしているような人でないとなかなか運べないというのが正直なところではないでしょうか。普通の一軒家の場合、車で運んだり、歩きでも台車やキャスター付きの容器に入れれば、転がしていくことができるので何とかなる場合もありますが、問題となるのが集合住宅の場合です。

高層住宅に住んでいて、停電になると水道が止まっていなくても水を上まで上げるポンプが動かず水道が出なくなるということもありますが、断水になったら当然その水も来ないわけで、給水車から分けてもらった水を自分の力で階上まで運ぶ必要があります。停電ではエレベーターは当然動かないので、人力で運ぶということになりますが、さすがに20キロのポリタンクを高層階まで上げるというのは大変なことになります。そこで、いかにして水を階段を登って運ぶか? ということを考えると、その方法は限られてくるでしょう。

まず水をもらいに行く場合、一緒に行く人数にもよりますが、ポリタンクだけを持って行くのではなく、しっかりとした作りのリュックサック(バックパック)を用意しましょう。山登り用のものはピッタリと体に密着し、重心を上の方にすることにより重いものでも入れて階段を登りやすくなるので、まずは自分に合ったバッグ選びをしっかりと行ないましょう。そして、そのリュックサックに入れるペットボトルを用意します。

ペットボトルは使用済のものを洗った中で乾かしての再利用でもいいですし、ナルゲンボトルのようなポリタンクで代用しても構いません。ただ、10リットルから20リットルの水をリュックには入れたいので、2リットルから500ミリリットルくらいで大きさの違うものをうまく入るように組み合わせる必要はあるかも知れません。空のボトルから給水するのは大きなポリタンクにして、運ぶ前にポリタンクから空のペットボトルに水を移します。蛇口の付いているポリタンクの場合、漏斗を使って蛇口からペットボトルに移してもいいですが、灯油用ではない水用の手動ポンプを利用するのが、給水した水を無駄にしない(こぼれてもポンプで押した分だけなので)分おすすめかなと思います。

ペットボトルに小分けすると、いっぺんに水を持って上がらなくても良くなります。集合住宅で地上に自分用の倉庫がある場合、そこにペットボトルをまとめておいて必要な分だけ持って上がるようにするというのも一つの方法です。

また、これは住宅内の自治会全体で小分けしたペットボトルに給水してきた水を入れて集め、各階ごとにまとめて置いたり、直接給水車のところまで行けない人のためにペットボトルに移した水を他の住民が持って行ってあげたりという相互扶助の行動にもなっていくと思います。300や500ミリリットルのペットボトル1つなら小学生以下の小さな子でも自分で持って上がることはできますし、高齢者でなかなか階段を往復できない人のために毎日何本かのペットボトルをその人の玄関先まで届けるということも可能でしょう。

山登りをされる方ならおわかりのことかと思いますが、ふもとに同じように用意された水の入ったペットボトルを頂上付近にある山荘のために持って上がるというシステムのように、近所の人々で助け合う象徴として小分けしてペットボトルに入れた水を利用するというのも一つの案ではないかと思います。

さらにペットボトルを利用して水を入れておくと、100円ショップではペットボトルの蓋を外して利用するような、一気に水を出さずにジョウロのように出す器具もあります。飲用でなく手洗いや歯磨きに利用する場合は、そうした器具を使うことによって節水することもできます。これらも事前にそういったものを用意しておくだけで使えるようになるので、植木の水やりにそうした器具を使いながらいざという時には流用するとか、様々なペットボトルの使い方というのを考えていけば、さらに素晴らしい断水時のアイデアが出てくるのではないかと思います。