防災対策と車中泊」カテゴリーアーカイブ

パソコンやスマホにNHKプラス・TVerアプリやサイトブックマークをしていない方は早めの登録を

日本全国で長い雨や風の被害が起きてしまっています。状況は変わっていきますが、直接の被害に遭遇しなくても、日本各地ではかなり長い時間にわたって停電が続いている地域があるということが気になりました。

もし大雨の中停電した場合、多くの方は明かりの準備くらいはされているとは思うのですが、部屋が多少明るくなっても、今後どうなるのか、そして家回りはどのような被害が起きているのかなど、情報を得られない中で過ごさなくてはならなくなります。

そのために、乾電池や手回し発電でも比較的長い時間利用することができるラジオの常備が勧められるわけですが、私たちは普段からラジオで伝えられる情報について慣れがなく、日々刻々と変わる状況を伝え続けてくれるテレビの情報というものは、台風に対する備えとしては必要ではないかと思うわけです。

ただ、停電になってしまうとテレビは付きません。テレビを停電の中で付けるためには、別にポータブル電源などを用意してテレビにつなぐことになるのですが、テレビの消費電力にもよりますが、そう長い時間テレビを見続けることは難しいという事はあると思います。

ということで、個人的におすすめしたいのは、停電になっても予備電源で基地局が動いている限りは利用可能なモバイル回線(携帯電話会社の回線)を利用して、インターネットで同時配信されるテレビをリアルタイムで見られるような仕組みがあります。主なものでは、

・「NHK+」登録しなくてもNHK総合とEテレの同時配信を提供。受信契約者がログインすると、過去の放送の見のがし配信が利用できる。

・「TVer」民間放送の見逃し配信中心のサイトだが、通常時でも夜のゴールデンタイムに限って同時配信している

・「AbemaTV」テレビ朝日系のインターネット放送でニュース専門チャンネルあり

こんなものが、スマホでインターネットが利用できれば、テレビとの同時配信が見られます。ただ、こうしたことを知らなければそれまでですし、知っていても何の準備もしていなければアプリのインストールをしたり、どのサイトで情報提供しているのかを停電が起こってから探さなければならなくなります。

というわけで、このブログではせめて挙げさせていただいた3つのアプリ(スマホ)やサイト(パソコン)については、いつでも呼び出せるように準備をしておき、必要に応じて会員登録をしておくことをおすすめします。テレビが普通にあるご家庭では、ほぼ例外なくNHKの受信契約はされていると思います。最初に挙げた「NHK+」は、受信契約者が登録をすると、過去のニュースなどの見逃し配信を受けることができるので、リアルタイムで見のがした場合にも役立ちます。

天気の情報だけなら、YouTubeの「ウェザーニュース」のチャンネルでは、ライブ配信で全国の天気情報・台風情報を流していますので、こうしたサイトもお気に入り登録して、いざという時にはすぐに見られるように準備しておくことで、真夜中に具体的な情報を得続けることができるようになります。

ただ、ネットで動画を流し続けられるのかという問題は出てくるでしょう。当然、ずっと配信を流し続けるためにはスマホの高速通信容量が必要になりますし、スマホ自体の電池の減りも気になります。

そういう時に備えるためには、モバイルバッテリーの準備はもちろんですが、いざという時に無制限で利用できる回線を用意しておくのも手です。例えばpovo2.0のデータSIMだけを契約しておいて(ほとんど維持費用を掛けずに回線を維持できます)、いざという時には24時間無制限のトッピングを使うというような非常用のネット環境を揃えたり、あとはもちろんモバイルバッテリーを複数事前にしておいて、いざという時にはスマホからずっと情報を流し続けられるような環境を作っておくことも必要でしょう。

長く続く停電中でも、明かりと情報が刻々と入ってくれば、その後の対策も立てられるので、多少は不安が和らぐのではないかと思います。モバイルバッテリーや通信回線の見直しなどは今の台風には間に合わないかも知れませんが、今のスマホでも登録すればすぐに使える、テレビとの同時配信を利用可能なアプリやウェブ設定についてはできる限り台風がやってくる前に済ましておきたいものです。


無駄に購入したとは言わせない? 台風の前こそ「モバイルバッテリー充電祭り」はいかが?

2024上の台風10号は、歩いているのか自転車なのかわからないくらいの速さで日本列島に近づいています。私の住む静岡では、連日災害避難指示が出るくらいの大雨と雷で、スマホから大音量での警告音が鳴り響くようなありさまですが、まだ台風は全く近づいていません。こんな地方は国内でも多いはずです。

進路情報は最新のものを入手することをおすすめしますが、状況によっては九州に上陸した後で本州に沿って進み、北海道に向かうという、まさに日本全国に影響を与えるような台風になってしまうかも知れません。

恐らく、台風自体がやってくるまでにまだ時間がある中で何を準備すべきかということを考えている方も少なくないと思います。私は昨日、部屋をガサガサとさせて、安いからとつい買ってしまったモバイルバッテリーの数々を引っぱり出してきました。充電端子がMicro-Bという古いものから、USB-Cが使えるものまで様々ですが、大体容量が10.000mAhくらいのものを安いからと買い続けてしまっていました。改めて写真に撮ってみましたが、よくもまあ同じようなものを買い続けたものだと自分に呆れています。

最近購入したものはノートパソコンにも充電できるような高出力を誇りますが、他のものについてはスマホやタブレットを充電するくらいのものですが、これだけ数があると全てを充電したらスマホやタブレットだけだったらかなり長期間使い続けられるのでは? と思いました。また、電力食いのプラズマテレビをできるだけ使わないようにするために購入したモバイルモニターもあるのですが、これは電源にモバイルバッテリーをつなぎ、同じようにAmazon FireStick TVと一緒に給電すれば、ノートパソコンよりも省電力で動画コンテンツを単体で見られるだけでなく、リモコンで操作もできるようになります。
ということは、このような小さなモバイルバッテリーであっても数がそれなりに揃えば、スマホの電源に関してはほとんど心配がいらなくなり、なおかつテレビ代わりのモバイルモニターを停電しても見続けながらネット同時配信の台風関連ニュースを見続けるような事もできるというわけです。

もちろん、これでUSB充電でのエネループを充電することもできるようになりますので、乾電池式のランタンや懐中電灯、ヘッドライトの電池が切れてもポータブル電源は外の事に使いながらモバイルバッテリーで気楽に充電ができるようになります。

写真のモバイルバッテリーはおおむね2千円以内で、ものによってはセールで千円そこそこで手に入れたものもあります。基本的にスマホ充電にしか使えないと思いがちですが、最近はUSB充電をするタイプのライトや扇風機などもありますので、地道にバッテリーを集めていると、時間とともに必ずやってくる台風対策としては、それほど悪い事ではないと思えてきました。

私のように、つい安くて面白そうなモバイルバッテリーを買わずにおけない方々は、ぜひこういった機会を利用して普段使わないにしてもいざという時に役立つアピールを家族に対してしてみるのも良いかも知れません。ただ、充電した後でちゃんとまとめてしまっておかないと、いざという時に役立ちませんので、今回を機に私もモバイルバッテリーはちゃんとまとめて保管するようにしたいと思います。


自宅でのパソコン作業でもノートパソコンを利用した方が作業が滞る可能性が少ない

自宅に注文していた8インチタブレットがやってきました。さっそくmineo(au回線)の「パケット放題Plus」のオプションで最大1.5Mbpsで使えるSIMカードを入れていますが、普通の動画だけでなく自宅に置いてあるテレビチューナーからの映像も、それなりにきれいに再生してくれるだけのパワーはあり、もう外でのネット利用はこれで十分じゃないかと思えるようになりました。

で、そんなタイミングで私の住む地方は不安定な天気になり、夕方になると夕立ちだけではなくかなり雷も光ります。先日は今住んでいるところからかなり近いところに雷が落ちた後に数分間停電が起こったのですが、昨日も急に雷が鳴ったと思ったら一瞬部屋の明かりが落ちてすぐに復旧したのですが、そこで改めて感じたことを、8インチタブレットを紹介する前に書かせていただこうと思います。

その時、モバイルモニターにFireTV Stickを接続し、Linux Mintを入れたノートパソコンで作業をしていました。同じことをChromebookで行なうとインターネットが常にオンラインであることが前提になるのですが、この時にはLinuxに入っているエディターを開いて入力をしていたので、急にモバイルモニターの画面が消えて再起動したのにはびっくりしましたが、作業自体は普通に続けられています。

もしこれが、リモートデスクトップでデスクトップタイプのMiniPCを使っていたら、たった1秒間の停電でも一気にシステムが落ちてしまい、今書いているブログも最初から書き直しということになってしまったかも知れません。そして、さらに困ったことがありました。

というのも、電源が1秒でも落ちると、自宅でのインターネットを利用するためのモデムやWiFiルーターの電源も落ちてしまいます。そうなると、今までつながっていたネットも接続不能な状態がしばらく続いてしまいます。今回も通信機器の点検をしながら再度電源を入れ直したので、今まで通り復旧するまでに結構な時間がかかってしまったのでした。

そういう意味でも、テザリング可能なモバイル回線があれば、光回線がしばらく使えない中でもネットの利用を続けることができますが、それも電源が入っているノートパソコンと一緒に使ってこその事でしょう。

停電がいつ来るかというのは予想できない事ではありますが、ここ数日の不安定な天候を見ていると、ネット上での雨雲の予想や雷の状況などを見ながら、危ないと思った時にはデスクトップは使わないか、ちゃんとした停電対策のバッテリーをつなげて停電があってもいきなり電源が切れないように準備してから利用するようにすべきだろうと思います。

今回のようにたった1秒の停電でもパソコンやインターネットについては、電源が切れてしまっては台無しになってしまうことも考えなければいけないでしょう。天気については、スマホアプリに自分の地域を登録しておけば、雨が降る前にメールで連絡が入り、リンクをクリックすることで雨雲や雷の情報を入手することができます。基本的には遠くでもゴロゴロ鳴ったらデスクトップPCを使っていた時には早急に作業を中止し、ノートパソコンに移行しながらスマホやタブレット、モバイルルーターでのテザリングが行なえるように準備をしておくことの大切さがしみじみわかりました。

今回、そうした天気情報を8インチタブレットで見ましたが、スマホで確認するよりもよりわかりやすく広範囲を見ることができるので、やはりスマホの2台持ちとは違う良さというものがありますね。今回は幸いにして電子機器が壊れることはありませんでしたが、自分の住む建物に雷が落ちてしまったら多くの家電が一気にだめになってしまうことも考えた対策(雷ガードなど)も考えておくことも大事です。


いざという時に備える「防災ラジオ」について「手回し発電ラジオ」以外の入口から考えてみると

昨日、YouTubeの動画を色々見ていたところ、恐らくYouTuberの方でしょうか、防災ラジオについての動画があるのを見付けました。興味ある内容だったので見てみたところ、今まで自分で考えていた結果とはかなり違ったアプローチをしていました。

そこで、改めて「防災ラジオ」と検索をして出てきた動画を色々見てみたのですが、多くの動画で「防災=手回しラジオ」という感じのものが多く、その手回しラジオについても、手回しで発電する電気でスマホを充電するような形の紹介もありましたが、ガラケーの時代なら通話やメール用の電気をためようと思ったかも知れませんが、スマホのバッテリーを充電するにはかなり気の遠いくらいハンドルを回さなければならず、現実的ではないような気がします。

ちなみに、いわゆる全部入り防災ラジオとして売られているものは、手回しハンドルとともに小さなソーラーパネルも装備されており、色んな形での電源が取れるので安心といった論調で紹介している動画もちらほら見受けられました。ただ、本格的にソーラーパネルを使ってポータブル電源を充電されている方は、小さなラジオの僅かなスペースにソーラーパネルを置いたとしても、緊急時にはほとんど使えない可能性が高いと私は思います。さらに、普通の手回しラジオを非常用持出袋に長く入れていても、いざという時には内蔵のニッケル水素電池が劣化してしまっていて使い物にならない可能性が高いと思われます。手回しはあくまでラジオを聞いたり、本体に付いているLEDライトを光らせるためだと割り気った方が私は良いと思います。

では、お前はどんなラジオを防災用とするのか? という疑問はおありかと思います。ただその前に、手回しラジオの呪縛から離れてみると、違ったものが見えてきます。

まず、多くの防災用をうたった多機能ラジオというのは、本来のラジオとしての性能については疑問を持ってしまいます。当然、今後は日本の民放AM局は無くなる方向で進んでいますので、「ワイドFM」対応(古いラジオでもアナログテレビの1~3chを聞けるものであれば大丈夫です)のラジオを揃えるという点については異論はありませんが、現状での手回し発電ラジオの中では、電源として劣化しにくいキャパシタを内蔵していてニッケル水素電池搭載機よりかなりマシな東芝の「TY-JKR6」、「TY-JKR5」や、太知ホールディングの「ECO-5」でも、FMロッドアンテナも短いので、ラジオの受信感度はかなり低いと言わざるを得ません。

大きな地震でラジオ局の送信設備がだめになり、遠方からの放送局が出す電波の受信が命綱になるような場合は、手回しして充電してもいっこうに放送が聞こえないというような事も起こり得ます。私は、そういう場合にはニクロム線をロッドアンテナに付け、そのニクロム線を家の窓際にあるカーテンレールに垂らすことで簡易的なアンテナを作ることで、多少感度は改善するものの、ラジオ自体の感度が低ければ、雑音の奥から放送された情報を引き出すことは難しくなるのではないかと思います。

だとしたら、まず考えたいのは、ロッドアンテナが長くて感度もよく、単三乾電池あたりで動くアナログチューニングのできる機種、例えばパナソニックのRF-P155(横型)かRF-P55(縦型)あたりで十分だと思います(ソニーの同型機は高額になってしまっているので今回紹介は割愛します)。両方とも単三電池2本で動きますが、電池は入れっ放しにせず、そもそもアルカリ乾電池を使わないようにすることで、防災用としてのメリットが多く出てきます。

どういう事かというと、アルカリ電池の代わりに充電式の単三型電池であるエネループを使うのです。エネループは購入してすぐ使えるように充電されており、長期間使わなくても電池の残量が結構残っているという特徴があります。メーカーホームページによると、スタンダードタイプであれば、一年後の残量は約90%、十年後でも70%が残っているということです。ちなみに、上記ラジオの仕様では、マンガン電池を使ってスピーカーを鳴らしても、24時間以上連続で使えるくらいの消費電力なので、スタンダードエネループの4本パッケージを買って、電池を入れないラジオと一緒に非常用持出袋に入れておけば、一緒に入れた非常用食料の賞味期限切れのタイミングで動作テストをしつつ、エネループを充電しておけば、次の非常食のリセットのタイミングでは余裕で使える状況だろうと思います。

エネループはラジオ用だけにしてはもったいないです。メーカーではUSB経由で充電が可能な充電器も売っていますので、いざという時にはモバイルバッテリーやポータブル電源を使ってエネループの充電が可能になるので、非常用のランタンや懐中電灯、ヘッドライトも単三で利用できる(単一仕様のランタンの場合、単三を単一として使えるスペーサーがあるので、その利用が便利です)ものに統一しておけば、情報以外に明かりの問題も解決します。

実際、私のところではかなり多くのエネループを持っているので、いざという時には手回し発電ラジオを使うより、より高感度で聞くことのできるラジオから安定した感度で情報を聞くようになると思います。もちろん、手回しラジオにも良い点はありますが、外に出ていて夜に罹災し、電池の購入が不可能なケースには役立つでしょうが、その場合(地震直後)にはスマホから情報を得ることができる可能性も大きいでしょう。でしたら、小さなスピーカー付きラジオとイヤホン(スマホ用の有線イヤホンでOK)、さらにエネループをかばんの中に入れておき、いざという時使うようにした方が合理的です。同時にライトの電源として使い、使った分はローテーションさせながら常に満充電されたエネループを持っていれば、単三が使える別の家電にも使える可能性があるので、手回し発電で何とかするよりも緊急時には役に立つと思うのですが。防災ラジオの機能に注目するのではなく、実際に何か起こった場合にすぐ使えるか、きちんと放送を聞くことができるか、という観点から考えた方が良いのではないかと思います。


水道・下水道に影響のない停電であればガス給湯器を自力で動かす方法について考えておく

南海トラフ地震の注意情報は昨日の17時で解除されました。先日の宮崎での地震の余震はそこまで大きなものが起こらなかったので、ドミノ倒しのように他の地域でもすぐに大きな地震が起こるような状況ではないと判断されたようです。

ただ、宮崎の地震の直後に神奈川県の内陸部を震源とする地震が起こりましたし、日本列島はいつどこで大きな地震が起きても不思議はないので、この一週間で備えたものがあれば、もしもの時に活用できるように前向きに考えることも大切かと思います。

地震への心配とは別に、2024年の台風7号の進路予想が静岡県の伊豆半島から関東の沿岸部をかすめるような感じになってきているので、そちらへの対策も合わせて考えましょう。ただ、地震と台風の場合は微妙に備える方法や実際に何ができて何ができないのかが変わってくる可能性があります。

大きな被害が起こった場所ではライフラインの寸断が起きる可能性があります。ライフラインというのは、基本的には電気・ガス・水道と通信インフラが主なものだと思いますが、何が使えて何が使えないのかによって取る対策も変わってきます。

ちなみに、地震が起きた場合、水道は止まっていなくても水道管の損傷が地震の影響で起こっている可能性がありますので、上水道だけでなく下水道を使うトイレの使用も中止し、災害時のトイレを準備する必要があります。現在、大手ネット通販サイトでは災害用トイレを注文しようとしてもすぐには届かないような感じになっていますが、家の便器にゴミ袋を敷き、一回ごとにポリ袋に入れてゴミに出すような事をしないと、後から大変なことになります。ちなみに、専用の災害トイレ(凝固剤)が用意できない場合には、ペット用のシートがコストが安く流用できるという話もネットで検索すると出てきます。このやり方については、改めて自分で色々と今後考えてみようと思っていますが、ご自宅にペットがいてシートが用意されているお宅であれば、特別な用意をしなくても家族の非常用のトイレ替わりになるので、覚えておいて損はないでしょう。

台風や雷の影響で停電するような場合も今回の台風が通る地域では起こる可能性がありますが、その時他のライフラインはどうなっているかによって状況は変わってくると思います。ガスと水道は普通に使えるものの停電だけしている場合(プロパンガスの場合は使える可能性が高い)、普通ではできないあることができる場合があります。

ガスコンロは、電池を電源にしているものが多いので停電時でも普通に使うことができると思いますが、お風呂に入るためのガス給湯器は停電になると電源が入らないため動かなくなります。しかし、お宅のガス給湯器の仕様を見ると、大体60Wくらいの電気が使えればガス給湯器が使える可能性があります(ご自宅のガス給湯器の仕様をご確認下さい)。それくらいの電気なら、発電機を利用しなくても小さめのポータブル電源が一つあると、家族で利用するくらいのお湯を沸かして風呂にためるくらいの能力を持ち合わせています。私の持っているポータブル電源は200Wクラスの一番小さいものですが、これで停時だけでガス・水道が使えているなら何とかお風呂やシャワーを使えるようになります。

小さなポータブル電源の場合、車のシガーソケットから走行充電をすると、最大100Wくらいの出力で充電が可能なので、車で買い物に行く時にでも充電を行なえば、2~3時間くらいで0から満充電が可能です。毎日お風呂に使うくらいならポータブル電源の容量を全て使うことはないと思うので、ソーラーパネルがなくても、停電の影響のない場所まで買い物に行きながら充電をするようにすれば、最低限の利用ができます。ただ、購入するポータブル電源の付属品としてシガーソケットからの充電ケーブルが付いていない製品もありますので、購入する際にはソーラーパネルは無理でも、車の走行充電ができるように準備をしておくと日常的な旅でも便利ですし、用意しておく意味はあると思います。

今回は、台風に対応する必要が出てきそうですが、地震と違い進路や影響に関する情報は刻一刻と変わっていきます。すでに交通機関で計画運休が発表された部分については、その通り利用できなくなるため、最新の情報を常にインターネットで入手するように心掛けましょう。ライフラインについては、各企業・役所のホームページよりXのアカウントの方が早く出ることもありますので、必要があれば電力会社・ガス会社・水道局、さらに交通機関(鉄道および高速道路など)のアカウントに注目しながら、最新の情報を持って対策を考えましょう。


まだネットで買えるようなので過去に購入した浄水器を便利グッズとともに紹介

ここ数日、主にネット上での防災用品の推移についてウォッチングをしてきました。やはり災害時の断水を見越してペットボトルの水はかなり売れているのでは? と素人的な考えではありますが思います。ただ、私の場合はすでに登山用の浄水器を手に入れていますので、あえて水を買おうとは思いませんでした。

ペットボトルは大量の箱を持って逃げるわけには行きませんが、浄水器の場合は水は現地調達したものをろ過するだけなので、浄水器本体と水容器だけを持って逃げれば何とか水を確保することができそうで、こうした選択をすることになりました。

浄水器にも色々ありますが、私がおすすめしたいのは、一般的なペットボトルの口に装着することができるものです。サイズがペットボトルと同じであれば、容器そのものも用意する必要はなく、どこかで手に入れたペットボトルを再利用したり、ペットボトルと同じサイズの製品を使うことができます。

私が持っているのは、SAWYER(ソーヤー)マイクロスクィーズフィルター SP2129という製品です。同じメーカーのソーヤーミニSP128の方が知名度がある分、Amazonでは売切になっていますが、SP2129の方はまだ入手可能なようなので、改めてその内容を紹介するとともに、災害用としてだけでなく旅行のお供にも使えるポテンシャルについて説明させていただこうかと思います。

商品自体は小さなもので、写真にはありませんが、水を入れるためのパウチと接続させることで飲めない水をろ過できます。そのパウチ自体はそれほど強度のあるものではなく、フィルム状になっているパウチは乾きにくいので、扱いやすくなおかつ折りたたんで持ち運べる代替品として目を付けたのが、ダイソーの330円商品「折りたためるコンパクトボトル」です。

呑み口のキャップを外すとそのサイズはペットボトルと同じなので、そのままフィルターをねじ込んで付けることができます。容量は500mlあり、本体を押して水を出すことができるシリコンボトルは、浄水器と接続することでその効果を発揮できると思います。

SP2129がソーヤーミニと違う点は、付属の青いクリーニングカップリングを出水口の方にセットして逆にして(本体の向きに注目)ペットボトルやシリコンボトルにセットし、汚染されていないきれいな水を入れて水を通すと、汚れたフィルターの清掃ができます。一回使った後すぐにこの清掃を行なえば、一般的な用途であればほぼ半永久的に使えるポテンシャルを持っています。

ソーヤーミニの場合は、このような使い方はできません。ソーヤーミニにも付属する針なし注射器にきれいな水を入れてフィルターを逆向きに通すことでフィルターの掃除をします。SP2129は注射器も使えますが、クリーニングカップリングとセットで注射器がなくてもフィルターの洗浄を行なえる分だけ便利だと私は思います。

現在は、この浄水器のセットにダイソーのシリコンボトル、さらに飲料水の運搬用にエバニューのウォーターキャリーボトル「アウトドア ウォーターキャリー 900ml」をセットにして非常用持出袋の中に入れていますが、一式は小さなポーチにまとめているので、旅行の時にはそれだけ出して旅行用のカバンに入れて持っていくような体制になっています。浄水器は災害時にしか使わないというのではなく、準備してきた飲料水が無くなった場合でも飲み水や料理用の水を確保できるという点では、車中泊グッズとしても有用なものだと思います。

山の沢の水というのは、そのままで飲むと最悪命に関わる事もありますので、きちんと水質検査がされたところでないとそのまま飲むのは危険です。そういう意味でも、レジャーで野外キャンプ・車中泊を行なう頻度が高い方はこうした浄水器を持っていて損をすることはないと思いますので、まだ普通に購入が可能なようなら災害対策とは関係なく入手するのも悪くないと個人的には思うのですが。


地震がいつ発生するかわからない中で調理をするには電気を使うのが最善ではあるものの

災害が起きて避難所に行く場合は、支援物資が配布されることが予想されるので、自分で何とかする必要はないものの、自宅で避難している場合には、基本そうした食事などの支給は行なわれないというのが普通です。ただ、自宅周辺で生活ができるなら、人が密になることもなく、さらにはペットがいる家庭の場合には、あえて避難所には行かないという判断をされる場合もあるかと思います。

普通の避難生活の場合でも、支援物資が届くまでにタイムラグはあるので、自宅で用意した食べものを温めたりして食べるような機会もあるかも知れません。ただ、地震による被害の場合、今回の日向灘沖での地震についても、今後大きな余震が起こる可能性があるという事が言われているので、調理しているうちに大きな揺れが来たら、それが原因で火事を起こしてしまうかも知れず、キャンプなどで使う調理用品をそのまま使う場合には注意する必要が出てくるのではないでしょうか。カセットコンロでも、もし点火したままテーブルから落ちてしまうようだと、やはり危ない点はあります。

そういう意味で言うと、家庭用に非常用としてポータブル電源を十分用意しているなら、家電製品をそのまま使うのが、少なくとも大きな揺れが起こっても火が出るような可能性は少ないのでなないかと思います。炊飯器があればお米は炊けますし、炊飯器を使った煮込み料理もできます。IH調理器については使用電力が高いので、小さなポータブル電源ではそもそも出力が小さくて使えない可能性がありますし、使えても容量が少なければ連続使用は難しそうです。お湯を沸かすにも、同じ理由で電気ケトルを使う場合にもそうした問題が付きまといます。

そういう理由から、私は電気を使った調理の他に、別の燃料を使っての調理もできるような用意をしています。ただ、火を扱うものだけに、調理中に大きな地震が起こっても安全に使える調理器具というと、その数は限られてくるでしょう。私が実践的に使うことを考えているのは、アルコール燃料を使った「アルポット」です。

細長い筒状の鍋で、風の影響を受けず、点火した状態でも取っ手を手で持って移動できるという利点があるのですが、取っ手を手で抑えることによって、大きな揺れが調理中にあったとしても他のキャンプ用のストーブと比べ安全に使うことができます。そもそも、カセットコンロであれば揺れたら火を消せば良いのでそれはそれで安全だという事もあるのですが、カセットガスを備蓄するのも部屋にそれなりのスペースが必要になります。また、多くの方が災害用の備蓄として購入を考えると思うので、今後はなかなかまとめて手に入れるのも難しくなるのでは? と思っています。

今回、いざという時の調理をアルポットでと思い、備蓄用としてもあると安心するアルコール燃料を近くの薬局に買いに行ったのですが、さすがにアルコール燃料を災害対策として考えている方は少ないとみえて、店頭には材庫が普通に置いてあったので、すでにいくらかは持っていたものの、さらなる長期避難に備えて買い足しました。今後、アルコール燃料の入手し易さが変わってくるかも知れませんが、多くの人はそこまでして災害用にアルコールストーブを使わないと思うので、十分な管理の元、いざという時にはアルポットとセットで使えるように準備しておきたいと思っています。


旅行中に知らないで危険な場所に行かないために防水スマホとスマートバンドのセット使いを推奨

南海トラフが動く地震が起こる可能性が上がったということもあり、外出することを躊躇する声もあるものの世間は夏休みということで、行動を中止しないつもりの方もいることでしょう。今回はあくまで、注意喚起ということなので、そこまで行動を自粛することはどうかとも思いますが、それでもきちんと対策を取った上で出掛けることを心掛けたいものです。

それこそ、私の場合先日宮崎で地震が起こった時、リアルタイムに地震が起こったことは知りませんでした。その時はずっと自分の古いパソコンにLinux Mintを導入するのに手いっぱいで、自宅でテレビも付けずにずっと作業をしていたのでした。むろん津波注意報が出たことについてもすぐにはわかりませんでした。ただ、日頃からしてきた一つの習慣によって、比較的早くにそうした情報を知ることができました。

というのも、私は健康状態を常に把握するため小さなスマートバンドをお風呂に入る時以外、寝ている時にも付ける生活をしています。スマートバンドは通話用のスマホと連携していて、自分の健康関連(心拍数が急に上がったなど)以外はスマホからの通知を表示するようになっています。といってもメールにまで反応させてしまうと、かなりの頻度で通知がやってきすぎるので、電話がスマホに掛かってきたりSMSが届いた時、さらにLINE通知に限定してスマートバンドに表示・振動させるようにしてあります。

で、今回の本題ですが、旅行などで人のいない山や海などをぶらつくことはあると思うのですが、もし自分が海沿いを歩いていたとして、地震の振動は感じなくても津波が襲ってくることはあります。もし、実際に危険な状況なのにも関わらず、津波注意報や警報を知らないでその場所にとどまってしまっていたとしたら、最悪の場合命の危険があるかも知れません。せっかくスマホを持っていながら、バッグなどに入れておいて通知に気付かず、情報に気付かないというのは単なる不運では済まないような気がするのです。

ちなみに、私が津波注意報と地震が起こったことを知った経緯は、作業中に急にスマートバンドが振動して、スマートバンドの画面に津波注意報という文字が出たことで、何かが起こっていることを知り、慌ててテレビを付けました。そして九州宮崎で震度6をこえる大きな地震が起こったことと、周辺に津波注意報が出ていることを知ったのでした。

もし自分が注意報の出ている海岸にいた場合でも、何が起こっているかというのは早めに気付くことがスマホ経由のスマートバンドからの表示でわかるわけで、同じように外にいて情報から遮断されている人に伝えることもできます。

そういう意味では、単にスマホを持つだけではなく、手をかざしてすぐに目から確認できるような形で情報を知ることのできる、スマホとスマートバンド(当然スマートウォッチでも可)の連携というのは大事だなと改めて感じることができました。

あと、当然ではありますが旅行であれば特に、スマホだけだと情報を見たり連絡をしたりして色々とスマホを使ってしまうと、電池の減りがいつもより激しくなります。旅行中に持ち運ぶバッグの中には、やはりモバイルバッテリーをいつでも使えるようにして持っておくことが大切だなということも改めて考えました。旅行中ということになると、つい充電するのを忘れてしまうような事もあるかも知れません。少なくとも出掛ける前にはきちんとバッテリーの残量を確認して、満充電されたものを、できれば複数持って行くようにしましょう。旅先で災害に巻き込まれてしまった場合にはスマホの充電ができない状態が長く続く可能性もあります。その時、できるだけ長くスマホを使えるようにしておくことも、立派な災害対策だと言えるでしょう。


大きな地震に備えて何をこれから用意すればいいのかを冷静になって考えてみる

宮崎県を震源に起きた震度6弱の大きな地震では、この地震をきっかけにして南海トラフが動くような形で広範囲で地震が起こる可能性があるということで、私の住む静岡県でも注意喚起がされています。今回の稿を書くにあたり、ヒステリックに恐怖をあおるような事はなく、むしろ普通の生活をしながらもしもの時に備えることが大切だと思います。ただ、大きな地震があり電気やガス・水道のようなライフラインが止まった時に備える必要は出てくるので、南海トラフ沿岸を中心に、商店から様々な防災グッズが姿を消したり、プレミア価格で売られる可能性があります。欲しいと思っていたものがあっても手に入らないような事も起こってくる中で、私たちはどうすれば良いのか、思うところをこれから書いていきたいと思います。

まず、生活するためには必要な「食」についてですが、私は過去に台風で市内一部で水道が出なくなった時の体験があったので、一応ペットボトルに入った水は数日分は確保しています。まだ普段の生活を変える必要はないので、買い物に行きながらスーパーが提供してくれるおいしい水の給水は、スーパーで続けてくれる限り続けるつもりです。今の季節はたくさん給水しても水が痛むので、日々飲めるくらいの水を少しずつ続けていこうと思っています。給水機に人が殺到した時の事を考え、普段は一回2本まで給水が可能なのですが、今後は回数が制限される可能性もあるので、その分回数を多くすることも考えなければと思います。

また、これから買えるかどうかわかりませんが、雨水やお風呂等にためておいた水を飲むための災害用(登山用)浄水器は、水の確保に不安があるなら、新たに買えるのだったら買っておきたいものです。私自身はまだ袋も開けていませんが、以前に買っておいたものがあったのですが、試す機会がなかったのでブログでは紹介してきませんでした。もっとも、私の持っているものはペットボトルに装着して、少しずつ飲める水を作るようなものなので、本当に切羽詰まらないと使わないと思います。実際に大きな災害が起これば、時間の経過とともに支援物資として水は届くと思いますので、この辺の優先順位は変わってくるかも知れません。

あと、缶詰類とレトルト食品、災害直後にしか利用できませんが冷凍食品については、少しですが用意しています。カップ麺も複数用意し、賞味期限が迫ったら食べた分だけ買い足すような事は行なっています。あと、基本的に毎日の生活の中で備蓄できる食料として貴重なのは「お米」であることは間違いないでしょう。これも幸いというか、最近お米がスーパーに置いていないという異常な状況だったため、まだ以前買った分が残っていたのですが、心配になって予備的に一袋購入したばかりでした。地震云々の話の前でも、よく行くスーパー(水を提供してくれるところです)では一家族一袋という形での購入制限を実施するほど売る米もなくなっていることを把握しての行動でしたが、今後もパニックにならない程度に、インターバルを取りながら定期的にお米を買い続けることができれば、最悪何もおかずがなくても大丈夫なので、手に入るなら用意しておきたいものです。

「住」という点で考えると、災害によって停電すれば夜には明かりがなくなります。さらに携帯電話の基地局の予備電源が切れたらスマホでの通信も使えなくなります。そのため、電池で使える明かりとラジオが家にあれば、電池とともに備えておきましょう。小さなラジオなら、停電が解消するまでは電池交換は必要ないくらい電池が持ちます。ただ、ラジオが家になく家電店などに行っても売り切れだった場合には、スマホの機能としてラジオが付いていないかどうかを調べ、もし付いているようならスマホを使ってラジオを聞けるように、有線のイヤホンを買っておきましょう(有線イヤホンをFM用のアンテナとして使うため)。また複数のラジオや明かりを持っている場合、ご近所やお友達に分けてあげることも考えておきたいものです。

自宅で生活をする中で、家具の転倒防止のための金具を付けていても、やはり危険な陶器やガラスの破片は床に散らばってしまうということは考えておいても良いでしょう。そうした場合に自宅でしばらく暮らすには、足裏を守る「部屋ばき」があると便利です。これは防災グッズというくくりでなくても手に入るものなので、軽くて持ち運びしやすいものを枕元に置いて寝たり持出袋に入れておくようにすると便利です。同じ理由で軍手も複数持っていると良いですね。怪我防止になります。

それから、家にとどまることができなくなり、避難所にも行けない場合に車の中で寝るという選択をする方もいると思いますが、とにかく、手足を折り曲げたまま長時間過ごすということは、最悪の場合血栓が溜まって命の危険も起きますので、安易に車の中で寝るということではなく、車の中で自宅と同じように手足を伸ばして寝る方法について、個別に考えていくことも大事です。最近はテントも安く買得ますので、売り切れなならないうちに安い価格で買えるなら手に入れるというのも良いかもです。


突然の停電に遭遇し復旧までの有り様を自宅で体験したことでわかったこと

少し前の話になりますが、パリオリンピックの開催日、現地時間で朝の9時から始まる男子バレーボールの予選リーグ「日本対ドイツ」を見ようと放送開始の日本時間7月27日の15時50分頃にテレビのリモコンを操作しようとしたら、テレビだけでなく稼働していたエアコンも落ちてしまいました。

これはもしかして、ずっとエアコンを使っていたことによりブレーカーが落ちたのか? と思ってブレーカーを見に行ったら何の異状もありませんでした。外を見ると、まだ夕方とは言え日は出ていたものの、周辺の建物の明かりが消えていることがわかり、部屋の外には常時点灯している明かりがあるのですが、それも消えてしまっていて、これは本格的に停電だということに気付いたのでした。

考えてみると、昼過ぎにテレビで高校野球の試合をテレビ中継したものの、いきなり試合が中断され、なぜだと思ったら雷が近くで鳴ったからだという事があったことも思い出しました。あわててXで「静岡 停電」と検索を入れるとかなり広い地域で停電が起きているという書き込みを見付けることができました。ちょっと何が起こったかわからないというような時にはXでのつぶやきを見るというのは改めて有効だということもありますね。

とにかく、暑いさなかにすべての電気が止まってしまったので、まずは扇風機だけでも付けようと充電しておいたポータブル電源を出してきて扇風機につなぎ、風だけは体に当てることができ、次に自宅の光通信の代わりとしてモバイルルーターの電源を入れ、パソコンを通じて動画などのニュースを入手しようと思っていたところに停電が復旧しました。

その際、気が付いたことがありますので備忘録的に追記しますが、電気が復旧してもエアコンは止まったままでしたが、部屋の明かり(LEDライト)は付けていた部屋も消していた部屋も、両方とも勝手に付いてしまっていました。LEDライトの場合消費電力は少ないですが、自宅を長い間留守にしている場合、帰宅したら何故か部屋の明かりが付いているということも起こる得るわけで、その場合は外からの侵入を疑うとともに、自宅付近で停電していなかったかということも知っておくべきことなのかなとも思いました。

また、現在クーラーボックスに入れる保冷剤を冷やしている小型の冷蔵庫は、ACからの給電が可能なポータブル電源に常時接続しているのですが、こちらは停電時でも連続してポータブル電源からの給電に自動的に切り変わって動き続けていました。こうした機能を持つポータブル電源は、どうしても急に落としたくない家電があれば接続しておくことも大事だと思います。デスクトップパソコンを使っていたり、光回線用のモデムやルーターだけでも停電時に落ちないようにつなげておくために、容量が少ない安いタイプのものを用意するのも、人によっては必要になってくるのかも知れません。

あと、今回の停電はまだ明るい時間に発生したので、室内での行動が止まることはありませんでしたが、多少は室内が暗く、細かな説明書(いつもと違う家電を動かすために説明書を引っぱりだして来たのです)を見るためには明かりが必要でした。そのくらいで済めば良いですが、夜に停電になると周りがまっ暗になるため、まずは明かりを何とかしないといけなくなります。そのために我が家には電池式のLEDランタンが常備してあります。今回は夕方でも明かりが必要になったということもあるので、どんな時にでもすぐ持って来られるような所に各種ライトを置いておくことも大切だとも思います。ランタンだけでなく、スポットライト式のものや、両手を使わなくても目の前を照らせるヘッドライトもあると便利です。今回は数分で停電が終わったのでそこまで慌てなくて済みましたが、それでも光回線が復旧するまでには時間がかかりました。夏は電力を使うので、単にブレーカーが落ちただけなのか停電なのかはわかりずらいので、何でも自分が原因とは思わないでまずは色々と情報収集をすることが大事だと思います。