カテゴリー別アーカイブ: 防災対策と車中泊

熱中症の危険回避策として作業時間を早くできないか

西日本の豪雨の後始末の話題が連休中には一斉にニュースで報道されていました。個人的にはとても現地までお手伝いに行くことはできないのですが、この文章を書いている2018年7月現在、現地までの交通網が寸断されているということと、かなり遠いため強行軍で車で出掛けた場合、先日山陽道で起こってしまった事故(現地まで支援に出掛ける中で事故を起こして現地までの交通網が滞ってしまった)を自分が起こしてしまったらと思うと、なかなか思い切って行けないということがあります。

そして、ニュース報道の内容を見ていると、明らかに太陽が照りつける中で過酷な作業をすることが予想されるので、自分が行ってもし体調を崩してしまったら周辺の人にさらに迷惑を掛けるのではないかと思いました。もし今後私の居住する地域の近くで同じような作業ボランティアの募集があったら出向くことも考えたいですが、果たして炎天下の中、ヘルメットをし手袋を付けて、さらに防塵のためにマスクをしてまともに動けるのかどうかということも大きな問題になりそうなので、地道な体力作りをしてそうしたいざという時のボランティアができるようにということも今回の報道を見て考えてしまいました。ただ体力を十分に蓄えてから出掛けたとしても、果たして今のように炎天下の中で活動した場合に、熱中症の方は大丈夫なのかという疑問があることも確かです。

というのも、現在の日本の気候では朝の9時か10時にはもう気温は30℃を超えてしまっているので、朝8時に集合してそこから順次派遣するにしても、作業開始から30℃以上の気温の中で作業をしなければなりません。これでは、一日中通して作業をしていれば誰でも体力的にきついですし、水分補給のために水やスポーツドリンクを持ってきたとしてもガブガブ飲んでしまうと、とても足りなくなってしまいます。元より水分補給というのはのどが渇いていなくても定期的にするのが良いと言われているので、できれば暑いから飲むというよりも、のどが渇いていない状態で定期的に水分を補給できる環境が望ましいと思えます。

幸い、7月なら日の出も早いので、もし開始時間をかなりずらして作業をすることが可能なようなら、例えば作業を午前5時から開始し、気温が30℃を超える午前9時から10時には終了するかいったん休憩するような日程は組めないものかと思います。どうしても日中の作業が必要な場合には十分な休息を取ることを条件にして短時間の作業に限定し、夕方になって日中ほどの暑さがなくなってきた時に残ったところをまとめて作業するとかできないのかと思います。もっとも、作業する人が朝の5時からということになると、作業先への説明や作業場所に住んでいる人がいる場合など、詳しい説明や事前準備などでボランティアの方々を受け付けて派遣する側の作業が大幅に増えることが危惧されます。しかし、これだけ暑い日々の中で作業をすることを想定する際、最初に「一番暑い時間の作業は中止」というコンセプトで現地でのボランティア活動を考えるというのも、一つの方法ではないかと思うのですが。

思えば、今まで大きな地震というのはまだ春になっていないような時期に起こったことで、雨や雪が降る中での寒さ対策というのがその後の復旧に向かう中のボランティアの活動の中でも求められてきたと思います。今回は梅雨明け前後に大雨が降ったものの、まさか7月中に猛暑日が連続するような状況になるとは私も思いませんでした。

昨日までのニュースの中でも、自らボランティア活動を志願して出掛けても体調を現地で崩したり、最悪の場合には命にも関わるような事が起こりつつあります。今回のボランティア対応では無理かもしれませんが、現地に行って被災者を助けたいと思った人が命の危険にさらされるような状況にならないようなボランティアの活動計画を考える必要というものはあると思います。そんな選択肢の一つに早朝や夕方の作業というものも加えていただけると個人的にも参加しやすくなるかなと思うのですが。


象印ステンレスボトル SJ-JS10

前回の内容で予告通り、ネットで注目して翌日には自宅にやってきたのが1.03Lというちょっと中途半端な容量の象印のステンレスボトル「SJ-JS10-BA(ブラック)」です。

実際のところ、今使っている象印の旧モデル「SD10-XA」と比べると取っ手やストラップホールもないためかなり軽いものの、本体の太さは少し細いくらいで手の小さい人が片手で持つには苦労するサイズであることは確かだろうと思います。にも関わらず全長は旧モデルよりさらに長いのが特徴です。性能は保温6時間後82℃以上ということで、サーモスの山専ボトルやモンベルのステンレスサーモボトルのカタログ値よりも高い性能を持ってきながら実売の最安値で2,500円前後という価格ということで、個人的に注目していたのです。もしここまでの話で興味を持った方は実際にお店でその大きさを確認した方がいいと思います。

ともあれ、本体だけを裸で持ち歩くのは辛そうなので、ボトルを入れるカバーを探しに行ってきました。一番都合が良さそうだったのが、昔から100円ショップの定番商品だと思われる、1.5Lペットボトル用のソフトケースでした。このケースは今でもコンパクトキーボードの入れ物としても利用しているのですが、なかなか具合はいいです。

このように本体がすっぽりと入り、わずかではあると思うのですが保温保冷機能を向上させることにも期待が出てきます。もちろん、カバーを付けたまま中味を注ぐことができますので、安いものですがとりあえずこのカバーを使ってみることにしました。

私がこのボトルを持ち出すことを想定しているのは、バックパックのサイドポケットにカバーに入れた状態で入るかということでした。もちろん、使っているバックパックによってその機能には違いはあるものの、写真のように十分サイドポケットに入れて落とさずに運べることがわかりました。過酷な登山に向くかどうかはわかりませんが、ちょっとした山登りで中に熱々のお湯を入れていけば、カップヌードルなら最大3人分くらいは行けそうですし、2人ならカップヌードルにコーヒーをいただいてもこれ一本で十分になるでしょう。

あと、本体を手にして確認したいと思ったのですが付属カップの容量です。写真のようにねじ込むための線の手前まで入れると約150mlということで、いわゆるインスタントコーヒーをいただくには十分な容量です。ただ、ギリギリまで水を入れようとしても約180mlくらいまでしか入りませんので、200ml以上の容量を飲みたい場合は素直に別のカップを持って行くのがいいと思います。
今回はこれで、気軽に使える1リットルのボトルが2つ揃うことになりましたが、旧製品でも冷たい飲料や氷入りの飲料は十分に冷たさが持続しますので、旅先で水を切らしたらスーパーやコンビニで安い2リットルの冷やされた水を購入して移し換えれば、氷いらずで冷たさを持続させることができますので、ドライブ中の水分補給には十分です。

また、旅の出発時にあらかじめ中味を温めておいたこのボトルに熱湯を入れておけば早朝出発の時でもお昼には十分な熱さのお湯がいただけます。車中泊の旅を道の駅や高速道路のサービスエリアで行なうのが主という方にとって、現場でお湯を沸かさなくとも必要十分な熱さと量のお湯が火を使わないで手に入るためのグッズとしてはもっと注目されてもいい製品ではないかと思うのですが。

最後になりますが、この製品はスポーツドリンクのような酸のきつい飲料を入れ続けても中のフッ素コーティングがだめにならないように従来品の2倍のコーティングをしていることもあり、麦茶やお茶、コーヒーを直に入れて使われる方も少なくないと思いますが、水とお湯だけを入れて旧製品を使っている身からすると、旅先でも手入れはカップだけで良く、そのカップも抗菌加工が施されているということで、水やお湯をカップに移してお茶でもコーヒーでもジュースでもスープやみそ汁でも作る方が物として長持ちさせることができるということで、私は今後もこの使い方を崩すつもりはありません。車の旅では思わぬところで安全に飲めるおいしい水が汲める場所に行き付くこともあるので、汲んだ時と近い冷たさを大量にキープできる大きめのステンレスボトルを狙っている方にはなかなかいい製品ではないかと思います。色違いで赤もありますので、水とお湯でボトルを替えるというのも面白いのではないかと思います。


大は小を兼ねるという観点から選ぶ真空断熱ボトル

先日東京へ行った時、多くの外国人観光客の方々がいらっしゃいましたが、一人で4本も5本もペットボトルを買い込み、無造作にバッグに入れているような方をお見かけしました。今後の梅雨明けの状況からするとかなり日本国中が暑くなりそうなので、特に旅行先での十分な水分補給の必要性ということからするとその場その場でペットボトル飲料を買いたくなる気持ちもわかります。

しかし、ペットボトルは買った当初は冷えていますがだんだんと生ぬるくなり、長時間飲み掛けにしていると口から雑菌が増えてしまう可能性があります。これは、スポーツタイプのボトルの多くで採用している直接口を付けて飲むタイプのボトルも同じで、スポーツの試合中など短時間のうちに飲み切るような使い方であればいいのですが、旅行中の水分補給に使うには長時間になればなるほど雑菌を体に取り込んでしまって健康に悪い影響を与える可能性も無いとは言えません。

私自身のボトルの使い方は中に直接味の付いた飲み物を入れるのではなく、水やお湯を入れてカップに移して飲むためカップ付きのボトルを旅行には極力持って行くようにしています。今までは500mlと350mlというように用途に応じてボトルを複数持っていくという考え方だったのですが、これだと中味を飲みきった場合に空のボトル何本も持って行き、状況に応じてその組合せをどうするかというのが問題になっていました。今回東京駅の売店を見ていると、中心に揃っているのは500mlの商品であることは当り前ですが、そんな中にひっそりと1リットルの水も置かれているのを見て、今後はあえて1リットルサイズの真空断熱ボトルを一本持って行くのもいいのではないかと思い、このエントリーを立ち上げました。

実は、すでに私は過去にカップ付きの1リットルサイズの真空断熱ボトルを持っています。象印の「SD10-XA」というタイプのもので、取っ手が付いていて持ち運びやすく、重さやスリムさは最新モデルよりも劣りますが、外に持っていくには便利な一品です。ただ肝心の保温性能について1リットルの容量がある割には若干あのモンベルの「アルパインサーモボトル0.9リットル」に劣るというのが残念でありました。95℃の熱湯と、4℃の冷水を保温する能力はこんな風になっています。

・アルパインサーモボトル0.9L 保温6時間後81℃以上 保温24時間61℃以上

・象印 SD10-XA 1リットル  保温6時間後79℃以上 保温24時間54℃以上

ちなみに、現行の象印のカップ付きの真空断熱ボトル「SJ-TG10-AA」(取ってはないものの紐付きで軽くなっています)でもSD10-XAと同じカタログ値で、天下の象印が何をやっているんだと思ってしまう結果になっています。モンベルのアルパインサーモボトルは、モンベルのホームページを見るとどうやら在庫限りの売り止めになっているようで、新しいボトルが出るのか出ないのかわからないのが不安ですが、できれば0.9リットルでなく1リットルで保温能力が高くて安いボトルがないかと思ってネット上を探したところ、何と象印が昨年に出したカップ付きの別のボトルがありました。

それが「SJ-JS10」という持ち手もストラップホールもないスリム型(とは言ってもかなり太めのボトルです)の1.03リットルというちょっと1リットルより多い真空断熱ボトルで、スポーツドリンクを入れても大丈夫なように中のフッ素加工が2倍になっているせいなのか、保温・保冷性能がモンベルのアルパインサーモボトルより高いことがわかりました。保温6時間後82℃以上でアルパインサーモボトルをしのぎ、保冷機能は同等です。

ハードな使い方には向かないかも知れませんが、旅に持って行く場合には100円ショップなどでぴったりのケースやシリコン関連グッズでも探して、自分なりに仕上げればデイパックのサイドにも収まり、自宅から用意して行った水を飲み干しても出先で1リットルの水を買って補充すれば一人だけでなく家族での水分補給にも対応できるでしょう。ボトルの色は黒と赤の2種類あるので、家族で2本持って行って片方に冷水、もう一本に熱湯を入れて行き、出先でコーヒーやお茶、または外でフリーズドライのお味噌汁やカップ麺をいただくにも十分な保温能力と容量を誇ります。また、2本1リットルの真空断熱ボトルがあれば、車での旅などで荷物にならずにボトルを複数持って行けるなら、現在のペットボトルに入った水のコストは恐らく2リットルタイプのものが一番安いと思うので、キンキンに冷えた水をスーパーなどで購入すれば長いことその温度を維持することができます。

また、公共交通機関等を使っての旅でも1リットルタイプのものを家族で2本持って行けるようであれば、中味を全て飲み切ってもコンビニで2リットルのボトルを2本の真空断熱ボトルに移せば旅の途中の熱中症対策としても役立ちます。個人的にはボトルの中にスポーツドリンクを入れるよりも、水と塩飴やクエン酸が配合されたタブレットを併用した方がボトルの洗浄もカップのみで済みますし、スポーツドリンクにおける糖分のとりすぎもせーぶすることができるように思います。そんなわけで、手持ちの1リットル用の真空断熱ボトルを2本にすべく、つい「SJ-JS10」を新たに注文してしまいました(^^;)。実際に到着しましたら、ハード的な部分のレポートをしてみようと思っていますので、これから夏に向けて新しい真空断熱ボトルの購入を検討されている方がいましたらぜひこの続きをお読みいただければと思っています。


車内から脱出するために必要なもの

西日本を中心にした大雨による被害状況についての映像を見ていると、多くの車が水没してしまったことがわかりました。また、急に水が増えてそれまで普通に走れていた車が流されてしまっている映像を見て、特に日没後の状況では車を使って逃げるということはたとえ周辺の地理を知っていたとしても、何が起こっているかがわからないので車での避難は難しいのではないかという思いを強く持ちました。

また、岡山県や広島県では山が崩れて土砂に埋まったような状態の映像が見られましたが、たとえ車の側面の半分以下の土砂であっても中からドアを開けて外に出ることは難しくなると思われます。そんな時に役に立つのが先の尖った形の車のサイドガラスを割ることのできる緊急脱出用ハンマーの存在です。

ご自身の乗られている車に愛着を持っている方だと、自分の力でドアが開けられるならできるだけ車を壊したくないと思う方もいるかも知れません。しかし、容易にドアが開けられないくらい冠水した水で水没してしまった場合や、土砂に埋もれてしまった場合、もはやその事自体で車の機能(主に電気系統)は使えなくなり、普通は保険を使って全損扱いになってしまう状況にあります。雨が降り続いていたり、さらなる土砂災害の恐れがあるような場合は車の窓を割るか割らないか悩んでいる前に行動を起こさないと、運が悪ければさらに車の周りに水や土砂が流れてきて脱出にさらなる困難が起こる可能性があります。

脱出用のハンマーがない場合、かなりの力のある人がガラスを叩いても、ヒビは入るかも知れませんがなかなかガラスを割って脱出することは難しくなります。緊急脱出用のハンマーは先が尖っていることで少ない力でも一点に集中させることができるという特徴を持っています。

現状で私の車は普通車であるものの、後ろに人を乗せるということはあまりないので、前方ドアのサイドポケットに一つずつ入れています。こんな事を書いていてもまだこのハンマーを使ったことがないので説得力がないかも知れませんが、もし同乗者がいた場合は一人一つハンマーを持って叩き割ることができるので、どちらかが先に破ればそこから二人逃げてもいいですし、二人同時にやれば心理的にもパニックになることか少なくなるのではないかと思った上で用意をしています。

そんな私のように考えた人がいたのか、ネットショップの中では緊急脱出用ハンマーを2個セットで販売しているところがあります。実際にカーショップだったり100円ショップでも売っているところがあるのでネットで購入することが全てではありませんが、こうした「いざという時に役立つ」物というのは買おうと思った時に買って車に載せておかないと、本当に必要な時には間に合わない場合があります。本来は車を購入した際の標準装備として用意されるべきものではないかという感じもするのですが、まだ持っていないという方は真剣に購入を考えておくべき品ではないかと思います。


日々の生活の中でいざという時にいただける食べ物は

台風と梅雨前線の影響で、日本全国のどこでもかなりの雨が降り、各地で被害が出ているようです。自宅を出て避難されている方は大変だと思いますが、そんな中改めて災害時の食事をどうするのかという事で考えてみました。

このブログでは過去に長期間保存可能な災害用に特に作られたいわゆる「災害食」というものを試したことがあるのですが、そうした蓄えとともに必要になってくるのは日常生活の中で購入している保存食やインスタント食品、主食を冷凍するなどしていざという時に備えるというものです。その方法では時間のない時にすぐできるものとしてストックしておくものがいざという時にすぐに食べられる非常食になるというところがあるので、特に今回のような被害が予測できる大雨の予報が出た時に買いだめをしておけば、すぐに活用することができます。

多くの方はお湯があればすぐ食べられるカップ麺や、電子レンジを使って調理が完了するパックごはんや各種冷凍食品を想像すると思います。もちろん、そうした食材をストックしておくことは間違いではないのですが、ライフラインが災害時にどうなるかということを考えると不安です。具体的には電気が止まったり水が出ない状態でどうなるかということです。

ですから、個人的には災害の状態に応じた数々の状況を想定した上で各種食品を組み合わせて用意しておくことが大事ではないかと思います。一応、4段階で考えてみると以下のようなことになると思います。

その1 電気・ガス・水道が使える場合

この場合は別に今ある食材をそのまま調理し、お米も炊けます。このお米という食材は、日本人がはるか昔から利用してきた備蓄が効く食品であり、普段の生活の中でもお米は常にストックしておくことが大事だと思います。何もおかずがなくても「塩むすび」にして食べてもいいわけなので、毎日の食事の中でお米を炊いて食べる食生活をされていない方は、毎日でなくてもご飯を炊いて食べる習慣を考えてみられてはいかがでしょうか。

その2 水はあるが電気・ガスが止まっている場合

先日の大阪の地震の後に、一部地域には家庭ごとにカセットコンロが配られました。水については早い時点でも給水車で供給されることは考えられますが、災害の規模にもよりますが、簡単な調理やお湯がわかせるだけでも有難いものです。そうなると、いわゆるカップ麺や袋麺のインスタントラーメンだけでなく、パックごはんやレトルトカレーなどのパックに入ったレトルト食品も活用できます。また冷凍食品の中でもレンジでなくフライパンで作ることのできるものもありますので、冷凍食品を買う場合は電子レンジでなくても使えるものも入れておき、鍋だけでなくフライパンも用意しておくといいでしょう。そして、多くの冷凍食品を常にストックしている場合は、保冷剤とともに大きめのクーラーボックスも停電対策として用意しておきましょう。

その3 水も電気・ガスも使えない場合

このブログでは主にキャンプ用品を使用し、カセットコンロがなくてもお湯をわかしたり主にソロ用の調理のレポートも載せてはいるものの、ここではあえてライフラインが全く使えず、給水車も来ないようなケースも想定してみます。水もお湯も作れないとなると食材をそのまま食べるということになります。そのままでも食べられる食材というのは限られますが、この場合はパンが役に立ちます。
よく、避難場所ではお弁当とともに菓子パンが配られるようなケースがありますが、袋に入っていて常温でいただけるのが良い反面、菓子パン自体を備蓄することは難しいという問題があります。
そこでおすすめしたいのが、日々の食事で食べている食パンのような味の付いていないパンが残ったら一枚ずつラップでくるんで冷凍しておくという方法です。これなら冷蔵庫の電気が切れても冷凍庫に保冷剤を入れておき、クーラーボックスに保冷剤とともに移すことができれば食べる分だけ解凍すればそのまま食べられます。いつも食事に使っているジャムやピーナッツバターもストックしておけば、好みの味でいただけます。
また、食パンはこれも常温で保存可能な缶詰を開けてそれと一緒に食べたり(ツナ缶は結構便利です)、かなり食事としてのバリエーションが増えるという特徴もあります。お湯が手に入る状況でもカップ麺だけでは物足りない場合にはスープに食パンを浸していただくという手もありますし、時間の経過とともにライフラインが復旧するまでのつなぎの食材としてのポテンシャルは高いものだと思います。

こうした日々の生活の用意の元で、もう少し何かが欲しいということになったら長期保存が可能な防災用の食品を補完的に使うような感じでもいいのではないかと思います。今回紹介した食品はどれか一つを用意していけば良いということはなくて、どんな状況でも対応できるような形で、普通の生活をする中で、それぞれの食材を用意しておくことの大切さというものを感じます。


地震への意識の差が被害を生むこともある

大阪府高槻市が小学校のプールを周辺の大人の目から隠すため、高いブロック塀を設置したことで大きな地震によってその壁が倒れ、不幸なことに犠牲者が出てしまいました。テレビのワイドショーではなぜ建築基準法を守らないような形で高槻市が危険なブロック塀を設置してしまったのかということを指摘していましたが、そこにはやはり「地域差」というものが存在するのではないかと思います。

私が住んでいるのはかなり前から東海地震が起こると言われ、それこそ過敏に地震に対する備えを行なってきたと思われる静岡県静岡市です。今回の報道でも出てくるのが1978年の宮城県沖地震でのブロック塀の倒壊事故でした。
当時の報道によると地震に関連する犠牲者28人のうち、18人が塀の下敷きとなって死亡したということがかなりインパクトが有ったことを覚えています。この事により法律の改正が行なわれ、新たにブロック塀を作る場合の規制が厳格化されました。ただ、今回の被害を生んだようなブロック塀があるということは、今から40年以上前に施工されたブロック塀については全国的にはほとんど対策はされていないということもあるかと思います。

実は静岡周辺では宮城県沖地震の被害をいつ自分達の回りで起こってもおかしくない事と捉え、ブロックを補強することで対策をしたケースが多々あります。今回はいい機会かと思いますので、恐らく40年前の地震報道を受けて補強されたケースを写真で紹介します。

まず代表的な補強は、裏についたてのように縦にブロックを組み、高槻市の例のように全ての塀が倒れないように補強されたケースです。ただ、この補強の場合は裏から見るとわかりますが、塀の正面から見るとわかりにくいこともあります。

さらにこれは、一枚目の敷地入口に施された施工例ですが、金属で支えるようにして塀が崩れることを防いでいます。ちなみに静岡市全域でも2009年の「駿河湾地震」で震度5強の揺れを記録したりなど多くの地震に晒されてきたものの、今回これから紹介するブロック塀についてはひび割れることもなく倒れることもなく恐く40年以上経過しても安定してブロック塀はそこに存在しています。

次に、これは逆に裏を見ることはできないのですが、しっかり裏からブロック塀全体を支えていますよという事を示すような形で鉄の柱をボルトで止めています。この塀についても近寄って観察したところ、ヒビが入っているところは確認できませんでした。

最後にさらに自己主張の強い鉄で補強されたブロック塀です。この道は街道としてかなりの車が走っているので、地震の時に塀が倒れてしまうと幹線が閉鎖されてしまうことを考えて、当時の家主さんが工事されたものだと思われますが、これもいつ巨大地震が起こっても不思議ではないと40年以上言われてきた地域ですので、宮城県沖地震が起こってすぐにこのようなブロックの補強を行なったお宅も少なくなかったと聞きます。

それに反して、今回大きな被害が出た大阪周辺というのは、正直ここまで大きな地震が起こるというような感覚はあの阪神淡路大震災を経験したからこそ生まれてしまったのかとも思えます。というのも、もし過去に東海地震が静岡県に大きな被害をもたらしたとしても、地域で大きなエネルギーの放出があったからしばらくは大きな地震は来ないだろうと、科学的には全く根拠のない思い込みで安心しきってしまうような事が起こらないとも限らないからです。

さらに、その前に観測を始めてから最大という震度5という揺れの大きさを記録した群馬県(渋川市)周辺についても、同じような「根拠のない感情」がはびこっていることが予想されます。というのも、以前群馬県出身の人と話をしていて、私のいる静岡市では学校の椅子には必ずいざという時には頭にかぶり上から落ちてくる物に対して頭を守る「防災ずきん」を用意し、学校では何回も避難訓練をして学校内での避難経路を確認するという話をしたら、そんな事は全くしたことがないと言われました。

私自身、群馬県内でブロック塀がどのようになっているか(特に40年以上前から建っているもの)はわかりませんが、さすがに今回紹介したようなブロック塀に対する補強工事をそこまで行なってはいないだろうと思います。ただ、昨今の地震が起こっている場所の分布を見ると、この日本列島に住んでいればいつどこで大きな地震が起こっても不思議ではないという事も十分言えると思います。特に通勤・通学する経路に高めのブロックがあり、さらに今回紹介したような補強が全くされていないような古いブロック塀を見付けた方については、日々通う経路を変えてみるということも考えてみてください。


スーパーの「水」はボトルも水の種類も様々

先日起こった大阪での地震により水道が濁ったり止まったりした地域がかなりあったと思いますが、こうしたライフラインのうち水が手に入らない時間が続くというのはかなり大変なものです。特に喉が乾いて脱水症状にもなりかねない季節に向かっていくわけですから、常に自分ないし家族が飲む分の水くらいは確保しておきたいところです。

私自身はすでに地域にあるスーパーの買い物のついでに水をボトルに給水してくれるサービスを利用させていただいていて、一個4リットルのボトルを2本常備し、少なくとも満タンの4リットルの水を用意し、主にご飯を炊くお水やお茶用に使っています。

今回は、それだけだと純粋に水を飲みたくなる時にちょっと水の量が足りなくなる可能性があるということで、新たなお店を開拓し水用のボトルを購入してきました。私が購入したスーパーはイオン系列のスーパーなので、持っているイオンカードがあれば給水は量の制限はあるものの一定量までは無料で汲めるので買い物ついでには最適です。

ボトルのサイズについては恐らく静岡県内のイオンスーパー、系列のマックスバリュー・ビックで共通に使えると思うのですが、4リットルと2リットルのボトルが有りました。そのうち2リットルのボトルは一般的なペットボトルのお茶で使われていそうな形をしているのですが、今回はこのボトルを税込300円で購入しました。

私の行ったスーパーで入れられるのは弱・中・強が選べるアルカリイオン水でしたが、飲みすぎて体に悪くならない程度に(一般的にアルカリイオン水は1日に体重の5%くらいまでを推奨されると書いてあったネット情報を信じて書いています(^^;))を家族で飲むくらいだったら、このくらいの量で十分だと思ったからです。ちなみに、他に汲みに行っている水は中性の純水なので、飲み足りなかったら純水の方を飲めばいいと思い、この夏の水分補給に利用しようと思っています。

改めてこのサイズのボトルを購入して良かったと思ったことは、このまま冷蔵庫に入るのでボトル入れ替えの手間が省けるということと、さらに大きめのクーラーボックスを持って出掛けるならそのままこのボトルを入れて持ち運ぶことも可能でしょう。さらに静岡県内限定になってしまうかも知れませんが、イオンスーパー及び県内で提携しているスーパーに飛び込めば同じボトルで水は給水できるので、ボトルが空の状態で出発して現地付近で新鮮な水を給水して持ち運べるということもあります。今のところ私のところでは2リットルボトルが一本でも十分だと思っていますが、今回のボトル導入で買い物のお店を使う比重が変わるようなことがあったら追加でボトルを買うかも知れません。

今回の内容は、全国共通で役に立つことはないかも知れませんが、もし近くにスーパーの提供するお水のサーピスがあるような場合は、その用途別にお店や容器の大きさを分けるという事も考えながら選ぶことも大切かなと思いました。水道が使えるのが当り前だと考えがちではありますが、先日の地震だけでなく他の災害でも水道管が破裂したり水が濁ったりして、水道が使えなくなることはどうしても出てきてしまいます。そんな時にいざという時に給水車が来るまで家族が飲む水について、あえてペットボトルで購入しなくても日々飲みながら備蓄できる方法があるということをまずは理解し、自分がよく訪れるスーパーのお水給水のサービス内容や、ボトルの種類・お水の内容(純水かアルカリイオン水かなど)を調べ、さらに家でお茶を茶葉から煎れて飲むかにもよりますが、毎日どのくらいの飲料水を使うかによって日々どのくらいの水を汲みに行けるかということもわかってきます。

特にこれからは汗により失われてしまう水分も多く、水分補給の重要性は十分に理解できると思いますが、具体的に汲みに行った水はおいしい水である反面、消毒のためのカルキを除去していることから、長く保管するには適さないということもあります。ただその点を十分理解し、汲んできた水を長く置いておかないで早めに汲んだ分は飲み切るようにすることで、喉がかわいていない時でも効果的に必要な量の給水ができ、熱中症予防にも役立つことになるのではないかとこの夏は期待しています。


うるしの常三郎 片口小鉢はお茶にもコーヒーにも良し

先日京都に行った知り合いからおみやげをいただきました。多くの場合は食べたらなくなるものがほとんどなのですが、今回はこのブログで紹介したいくらい日常にも旅先でも便利に使えそうな道具をいただいたのですぐ書きたくなってしまいました。

これは古代朱の片口小鉢というもので、つや消しの赤というおももちです。特徴的なのは液体を入れると注ぐことができる口が付いていることで、これが様々な用途に使えると思った理由です。

まず最初に考えたのは抹茶でも煎茶でも新茶やおいしいお茶をいただきたい時に、小鉢の中に熱湯を注いでからそのまま置くことで冷まし、だいたいこの小鉢一杯で一人前くらいの量が入るので以下のリンクで紹介したお茶セットと一緒に持ち出して、煎茶をミルで挽いた粉末茶でいただいてもいいし、紙パックに入れた煎茶をカップに入れそこに適温のお湯を注ぐために使ってもいいかなと思ったのです。

https://syachu.net/coffee-tea-set-0000

また、このお茶セットの中での用途を考えた場合、実はお茶だけでなく一人分のコーヒーを淹れる場合にも便利な事に気付きました。基本コーヒーをいただく時には二人分のコーヒーをまとめて淹れることを考えていたのですが、一人旅でコーヒーをいただく場合、一人で二杯分まとめて飲むのもいいですが、時間を置いて楽しみたかったり、熱湯の形で真空断熱ボトルに入れたものを使うため、半分はコーヒーにして半分はお茶でもいいわけです。しかし、ボトルに入った二人分のお湯を半分に分けるというのはなかなか難しいことです。しかしこの片口小鉢に移せば、何なく一人分ごとに分けることができます。

そして何より、口の部分からコーヒーを抽出するのに細く切った状態でお湯を注げるというのはこの形のものであればこそなので、ボトルから直接湯を落とすのに比べると実にスマートで、さらに味も美味しくできるような感じになります。

そういう事になると、いただいたものは家に置いて使うものの、旅行用に追加で欲しくなったので、本来はあまり聞くべきではないと思ったのですがお土産としていただいた方にどのくらいするものか聞いてみたところ、何と一つ千円くらいのものだと聞いて、これは旅用に持っておくべきだと本気で思いました。

また夏にでも京都に行く機会があるので、出掛けて購入してこようと思っていますが、ネット通販を使っても60サイズの宅配便で届けてくれるようなので、それほど負担にならないかと思います。気になる方は公式ホームページのアドレスを書いておきますので、参考になさってみて下さい。

http://www1.enekoshop.jp/shop/urushi-kyoto/


Panasonic充電器セット K-KJ53MCC40(充電器BQ-CC53)使用レポート

先日のブログで購入を考えた単三や単四のニッケル水素電池「エネループ」の充電用にと考えていた充電器を購入しました。現在、エネループを販売しているパナソニックの出している中で、急速充電ではない普通充電の行なえるBQ-CC53という充電器と単三エネルーブ4本とのセットK-KJ53MCC40を注文し、先日自宅に到着しました。

ネット上では高速充電ができ、さらに電池の診断機能があるBQ-CC55の人気が高いわけですが、この電池の診断機能というのは実際のところどうなのかと正直思うところがあります。というのも、ニッケル水素電池を充電するというのは電池内部で化学反応を行なうことになるので回数を繰り返すうちに劣化したり、放電しすぎて反応がなくなったりして充電しなくなる事があることは十分理解しつつも、充電器を変えて充電することによって充電できるようになったり普通の充電器でも充電できるように回復したりする場合があります。

それはあたかも、急速充電の仕組みに耐えられないものの、普通の充電器で時間を掛けて充電したり、電池の状況に応じて最適な充電をしてあげれば多少性能は落ちるものの、使う機器によっては十分に使えるのに「使えない」という烙印を押されるようなもので、エコだからアルカリ乾電池でなくニッケル水素電池を使っているという事に逆行するようにも思えます。そういう意味で今回はあえて急速充電器のBQ-CC55ではなく、普通充電を行ない電池の診断機能のないBQ-CC53の方を購入することにしたのです。

この充電器は電池を入れると緑のLEDが点滅した後に点灯に変わると充電が開始されます。点滅が止まらないような場合はこの充電器では充電できない電池ということで、これはこれで電池の状態を分類してくれています。ちなみに、そうしてはじかれた電池については、以前購入した「スーパーチャージャー」という電池の状態を分析した上、必要ならば放電をしてから電池に優しい充電をしてくれる充電器で一本ずつ充電すれば(複数まとめての充電だとうまくいかないのでこの充電機はいわゆるダメ電池専用として現在使っています)何とかその電池のポテンシャルを引き出す形で充電することができます。

電池は一本ずつ個別に充電されるので、写真のように同じ状態で使っていた電池を一度に入れても充電終わりでLEDが消えるタイミングに差が出てきます。そうした電池容量のバラツキを目で見られるというのはそれだけでも有難いと思えます。今後は私のメインと充電器として活躍してくれるのではないかと思います。

ただ、普通充電器とはいっても昔の充電器と違って充電完了までの時間が早くなっていることと関係があるのか、そこそこ電池や充電器自体が使い続けているうちに熱くなってしまうこともあります。電池が触れないほどには熱くはなりませんでしたが、充電時間の早さはその分電池の寿命を縮めるということもあると思いつつ、妥協して使う必要はあるでしょう。きめ細やかな充電にこだわればこだわるほど、充電器の前につきっきりになったり、時間がかかったりするので、私も先述の「スーパーチャージャー」を使うのはこの充電器でも充電できない電池を何とかして復活させる時だけに限定するようにします。そうしないと電池を使うことが目的ではなくて電池をコレクションのように買いあさって充電することが趣味のようになってしまいます(^^;)。

かつては単三電池を使っていたデジカメが多かったため、趣味が単三電池の充電というような状況になりかけましたが、今回の新充電器の購入で、そこまで充電にのめり込むことのないように気を付けたいと思います。


公共広場のベンチはどうあるべきか

私はそこまでしたことはありませんでしたが、一昔前のバックパッカーの中には公園やバスの待合所、無人駅のベンチを活用して寝床を作り、一夜の宿とするような旅行のスタイルがありました。今でももしかしたら四国のお遍路旅では橋の下に寝床を作って毎日歩きながら八十八箇所を回る人もいるのかも知れませんが、四国については歩き遍路のための善根宿があるものの、他の地域ではなかなか公園で寝袋に入って野宿というのはしにくい時代になっていると思われます。

それは、地域に住んでいる人にとっては、突然現われて夜中に何をしているかわからない人というのは恐怖の対象となりえますので、日が落ちてからウロウロしているだけでも通報されるような事はあるかも知れません。それと同時に変わってきたのは公共の施設自体が変わってきたことです。

いわゆる公園のベンチというのは、昔ならそのままベンチに寝そべっている人の姿があるだいたい人の背ぐらいの長さを一人で専有できる感じの作りになっていました。それがバックパッカーや飲み過ぎた酔っぱらい対策ではなく、いわゆるホームレス対策として「寝られない設計のベンチ」に取り替えられたのは多くの方がご存知でしょう。

この方法には賛否両論あることと思いますが、危惧されるのはもしホームレス対策のないベンチを設置した場合、そのベンチが公園利用者が使えないような状態になってしまいやしないかという事でしょう。公園の利用者というのは、例えばラジオ体操をやるために集まってきたり、早朝のウォーキングというところまで考えるとかなり朝早くから夜に至るまで、多くの市民が利用することが考えられます。だからこそバックパッカーの駅寝や公園での仮眠については地域の人が活動をし始めたらすぐに撤去するという暗黙のルールを持って行なっている人の場合は大きなトラブルにはなりにくいのですが、そうした暗黙のルールを知らずに地域住民の生活に立ち入ってしまう人が多く出てくるにあたって、強制的に宿代わりにベンチを使っている人という風に一くくりにして排除する事を考えた時にあのようなベンチが一般化したということが言えるわけです。

そんな中、とある場所で見付けたのが写真のようなベンチで、まずこのまま人間一人なら十分寝床として使えるようになっているというのにびっくりしました。ただ、このベンチは駐車場のすぐ脇に設置されていたので、別の意味で長い時間占拠するには相当神経が図太くないと難しいのではと思いました。ただ、あえて昔のような仕切りのないベンチにするのは理由があるのではないかと思って近ずいてみたら、その理由がわかりました。

ごらんの通り、ベンチの「足」として座る部分を支えている2つのやけに大きなものは、災害が発生して水道が使えなくなった場合に備えられた「防災トイレ」としての役割を持っていたのです。ベンチを写真のように単純に作ることにより、いざという時にはこのまま天板を外せばすぐに使えるようになるのか、それともこのトイレ部分を用意された下水道に直結するマンホールにつなげるのかはわかりませんが、この駐車場には同じものがもう一つあったので、この場所で外からトイレを運び込んで来なくても4つのトイレをこの施設自体で使うことができるということになるでしょう。

私の推測が正しければ、この形のいつでも防災トイレに変化するベンチは、あくまで人の出入りのある駐車場から公園に向かう通路に設置されたことでホームレスやバックパッカーの流用を防ぐという形で設置されたということが言えるかも知れません。

ちょっと興味が出てきたので調べてみたところ、このベンチについては「防災トイレベンチ」という単語で検索すると同じものが出てきます。またこの防災トイレを出している同じ会社では「防災かまどベンチ」というものもありますが、こちらの方はベンチを3つに分け、このベンチでは寝られないようになっています。

こうした流れを見ると、今後は防災トイレベンチもそのベンチには寝られないような形のものが出てくることも考えられます。ただ一つだけ言わせてもらえれば、通常時には一人によって占領されない形で仕切りのあるベンチを置かれるのはいいと思うのですが、いざという時には足の部分はトイレとして使え、さらに天板部分については担架として使えたり、簡易コットとして使えるように仕切りを取り外せるようにするのも実際の災害時には役立つこともあります。今後はそんな観点からどこかへ出掛けた時には単なるベンチではなく何かあった場合に変形する可能性のある変わったベンチがあったらそのベンチに注目してみたいと思います。