防災対策と車中泊」カテゴリーアーカイブ

水くみの行列を無くし停電時やエレベーターのない場所にも水を届ける工夫

ここ数日静岡県は残暑で日の光がめっぽう強く、静岡市清水区では全国からの善意の水が届いているものの、給水車を待っている高齢者の中には熱中症になってしまった方もいるという話も出てきています。それにも増して大変なのは、水を入れてもらったあと、その重い水をどうやって自宅まで持ち帰るかということもあります。

車で運べる方は便利ではあるのですが、歩いて水を汲みに来ている人は、坂道があったり、自宅が高台にあったり、さらには停電した場合の高層マンションや元からエレベーターのない集合住宅にお住まいの方は、水を持ち帰るためには相当の体力的負担があるということを考えなければいけないと思います。

そもそも、給水所に来る方には色々な人がいますが、持って来る容器の大きさによって持って帰ることのできる水の量が決まってしまうので、大きなポリタンクを持っている人はいいですが、水容器が何もなくて使い終わったペットボトルしかないような方は大変になります。

そこで、一つの可能性として「誰でも運べるくらいの量に小分けして運ぶ」という過去の災害時に実行された方法にもう一つ工夫を加えることで、給水所での行列を無くす方法について、私の考えを書いてみたいと思います。

具体的にどこの場所で行なわれていたのかは失念しましたが、とある集合住宅で、給水塔の水が無くなり、停電だけでなき建物全体で水が出ない状況になった時、恐らく集合住宅の自治会の方が行なったと思うのですが、まず建物入口に500mlの水の入ったペットボトルを置いておき、自分が必要なら自分で運べる分のペットボトルを持ったり、リュックに入れて階上に運ぶことで、自分だけでなくそこに住む世帯みんなのための水運びができるという素晴らしいアイディアを実践しているところがあったと記憶しています。

500mlのペットボトルであれば、歩いて階段を登ることができる幼稚園児でも一本単位での運搬が可能で、持ってきたペットボトルを各階の共同スペースに溜め込むように置いておけば、必要となった時点で必要なだけ、住民の方が同じ階に取りに来れば足の悪い住民にも水を供給することができるようになります。

これをもう少し大規模に行なうことはできないものでしょうか。給水車を派遣するだけではなく、空のペットボトルに水を詰めたものを大量に運び込み、大きなタンクがなく手ぶらでやってきた人でも、一人に渡す本数に制限を付けて持って行って貰えば(地方自治体の中には自分のところの水道水をペットボトルに入れて商品のように販売しているところもあるので)、現在のようにボトルを持ってきただけ人が給水できることもなくなります。また、少量の水で良ければ給水車の列に並ばずにペットボトルをもらって帰ればいいので、人の流れを分けることになり、結果として待ち時間を解消できます。

もう少し話を進めて、現在の状況でもできそうな事で言うと、自分で水をもらいに行けない人(時間の都合でなかなか水をもらいに行けない人もいる)のために町内やマンションの管理組合、小規模な集落の代表が給水所に行き、ペットボトルを地域の人たちが使う分だけ仕入れて地域に戻り、それを地域住民が自宅近くの水置き場まで取りに行くような仕組みができれば、足などが悪くて水を取りに行けない人への運搬は、集落の人たちでちょっと余力がある人がお宅の前まで持って行ってあげることもできます。

困った時というのは公的な援助だけでなく近隣の助け合いも必要なところがあるので、公的なところと、公ではそこまできめ細やかにはできない部分は自分たちで工夫し合うことで、状況は変わるのではないかと思うのですが。


水を節約して使うためにあると便利なのが旅行用品の「携帯用おしり洗浄具」

前回書きました断水時の水について、今回はその使い方について考えてみようと思います。料理や飲料用として使う場合にはそれほど問題にならないと思うのですが、私たちが普段でも水を無駄にしているような使い方をしていると、汲んできた水はたちまちなくなってしまうかも知れません。

それを感じたのが、たまたまテレビで見ていたお子さんの手洗いのためにペットボトルの水を使っているところを見た時でした。普通にペットボトルの水を手洗いに使う場合、キャップを外してそのまま手をすすぐと思いますが、それではかなりの水の量が無駄に流れていってしまいます。

そこで改めてその有効性を感じたのが、主に500mlのペットボトルのキャップを外して装着し、そのままでは水は出ませんが、ペットボトルを押さえることによって中味がシャワー状になって出てくる、いわゆる手動で洗浄便座の代わりをする「携帯用おしり洗浄具」の存在でした。

私は旅行用に2つ購入し、どのペットボトルと合わせて使えばいちばん使いやすいかを試してみましたが、炭酸用のペットボトルのうち、中央がくびれているものが押さえやすく使いやすいと感じます。押さえる力加減によって出てくるシャワーの勢いが違ってきますが、おしりだけでなく便器の洗浄にも使えるというのが一つのヒントになりました。

つまり、断水時に手を洗ったり食器を洗ったりすることがあるかも知れませんが、その時にこの機具を使うと、ピンポイントに狙ったところに勢いよく水を当てることができるので、手洗いでも食器洗いでも十分使いものになります。

私の場合、このおしり洗浄具とフタが付いた折りたたみバケツと一緒に使うことで、キャンプでも使える簡易シンクとして車内に用意しています。バケツは水くみに使えるだけでなく、食器を入れてシャワーを掛けながら洗い、濡れティッシュで拭き取ることで水の使用を最少限にして食器を洗うことができます。限られた水しかない中でも、ペットボトルに入れた500mlだけでも手洗い・食器洗いができると思います。

また、この類のおしり洗浄具は、災害時の携帯トイレで用を足す場合でも便利に使うことができます。携帯トイレは水をかけることで凝固し、普通のゴミとして捨てられるようになるのですが、必要以上に水を掛けるよりも、おしりを洗浄した水である程度固まってくれれば、トイレットペーパーの節約にもつながりますし、災害で水の使用を制限する場合にはどんな状況でも便利に使える、かなり応用範囲の広いトラベルグッズと言えるのではないでしょうか。私が購入したものは価格もそれほど高くないので、トイレとそれ以外の用途でペットボトルと一体化したセットを用意しておけば、海外旅行の時だけでなく温水洗浄便座がない国内での使用や、災害時の水の利用手段として様々な用途に使えるおすすめのグッズだと言えるのではないでしょうか。それこそ、断水で大変な方は今購入すればすぐ便利に使えると思うので、リンクを貼らせていただきます。


直接被害がなくても断水が起こった場合にどんな不便が出てくるのか

一昨日降った雨によってだいたい14時間くらい(深夜2時から夕方4時くらい?)の長期停電が続いた静岡市内ですが、そんな中で一部の地域では今後復旧の見通しが立たないくらいの断水が続いています。

私の住む静岡市は、静岡駅から南の「駿河区」と同駅から北の「葵区」というのが昔からの「静岡市」で、それまでは別の市や町であった「清水市」「由比町」「蒲原町」は現在「静岡市清水区」として静岡市の中にあります。今回、断水になったのは清水区内を流れる興津川から取水して水道を送っている「静岡市清水区」でトラブルが起きました。

というのも、大雨によって大きな木などの瓦礫が興津川に流れてきて、水道水として通す場所に大量の瓦礫がたまり、すぐに撤去することが不可能になったのです。この対応について、私がこの文章を書いている段階ではいつまでに水道が復帰するかということについては全く見当がつかないということのようで、興津川から取水した水を水道として使っている清水区の世帯、およそ5万7千世帯で断水が今も続いているのです。

水が止まり、自由に使えなくなると飲料水だけでなくトイレの水、食器洗いや洗濯、風呂に使う水も使えなくなります。災害対策を取っていないご家庭では、飲める真水を手に入れるためには、ペットボトル入りの水を買うか、地域にやってくる給水車を利用することになるのですが、とにかく清水区の方はほとんど断水状態なので、昨日などは炎天下で相当の行列ができたそうなので、行列に並ぶだけの体力がない場合にはなかなか水を得ることはできません。

水の購入については、私の住む静岡市の駿河区や葵区にあるスーパー・ドラッグストア・ホームセンターなどでもすぐに水が売り切れてしまい、残っているのは炭酸水ばかりといった状況です。給水や知人で水道が使える人に水を分けてもらえるようにポリタンクがあれば便利ですが、それも近くのお店では売り切れています。さらに言うと、断水していない地域の銭湯や温浴施設は清水区でお風呂に入れない人が押しかけているらしく、入場制限を行なわないと人を裁ききれないということもあるようです。

これは、静岡市だけの問題ではありません。大雨はどこでも降ってきますし、家自体に被害はなくても、断水が続いて苦労することも考えてその対策を考えることは必要です。今回の断水からの一連の動きを見た上で私が言えることは、まず大切なのは日常的な水の備蓄の大切さです。罹災した直後はすぐに水を手に入れることができないので、ペットボトルのお水を買い、一定時期に飲んだり調理に使ったりしてローテーションする方法が一般的だと思いますが、家族の人数が少ない場合には、スーパーのサービスでやっているおいしい水の供給マシンから定期的に水を汲みに行く労力を掛けるのも一つの方法でしょう。

私が汲みに行くスーパーは2店舗ありますが、どちらも4リットルの容器2つを用意し、最大16リットルの水をすぐ飲める状態で置いておくことができます。そうして罹災直後の飲料水を確保しつつ、その水が無くなる前に新たなお水を手に入れるためにはネット通販の利用がポイントだと思います。これはそのままペットボトルのお水を買っても良いのですが、罹災してしばらくして、誰か近くに水道水を使わせてくれる人がいるなら(今回は断水した知り合いを私の方が助けるために水道水を分けてあげるつもりです)、大き目のポリタンクをネット通販で購入するようにすれば、近所のショップのどこへ行っても手に入らないものでも、全国的な規模で考えれば、数日でネット注文すれば届くと思います。

逆に言うと、ネット通販で水やポリタンクを購入して、何とか自前で水を用意することができるぐらいになるまでの水の備蓄が必要だということになります。また、この騒ぎが落ち着いたところあたりで、20リットルくらいのポリタンク(水用)を買って置いておくことができれば、少なくともどこかからお水を分けてもらえる目処が付けば、かなり状況は楽になります。多少並んで給水車から水をもらうつもりの場合には、ポリタンクを乗せるための台車やキャリアを用意するか、タンク自体にコロコロ転がしていけるタイヤが付いているタイプのポリタンクを選ぶようにすれば、特に帰りの水運びが楽になります。

基本的に、私自身が長期の断水に見舞われた場合、恐らく殺気立って買えない人と買えた人との間のトラブルにもなりかねない、近所のスーパーでの水争奪戦には参加したくないというのが正直なところです。広域で大きな災害が起こってしまった場合は難しい部分もありますが、地域限定のトラブルの場合にはネット注文をした方が安く欲しいものを確実に買える可能性が高まりますので、そうしたことも考えながら日常的な備蓄ということについても考えていきたいものです。


災害で停電が長く続いた場合は長時間光り続けるヘッドランプは用意すべき

大きなエネルギーを持った台風14号は、私の住む静岡には直接の被害を受けないで済みましたが、次に日本にやってきた台風15号は規模は大きくないものの、近づく前の状況からかなりの雨を降らせていました。

24時間で400ミリという量の雨が降り、24日未明には何度も避難指示や大雨・洪水の警報が出て、そのたびにスマホのアラームが鳴り続けるという状況でした。自宅ではスマホと同時に、地方自治体の災害情報が入るたびに伝えてくれる防災ラジオも鳴っていたのですが、昨日の深夜二時頃に、情報を伝えるアナウンサーが最初に市内中心部で起こった停電の事を伝えてくれました。
そのコミュニティFM局(市内の広報による防災情報を発信する)は静岡市中心部にあり、深夜二時過ぎから停電が起こり、自家発電により放送を続けているということを知らせてくれていました。過去にも雷の影響で十分前後停電することはあったのですが、その時には今回の停電がそこまで長びくとは思いませんでした。

幸いにして自宅での停電はなかったのですが、今回は静岡駅こそ自家発電により明るさを保っていたのですが、駅を中心にしてかなりの広範囲で信号が消え、家やマンション、ホテルなどの明かりが全て消えるというかなり深刻な停電に見舞われてしまったのでした。

昨日は仕事は休みのはずだったのですが、停電が長びいたことで停電中に呼び出され、電気が使えない中での人的対応をしてきました。なかなかそんな機会はないので、今回は本当に真っ暗な中で作業をする場合に使った明かりについて書いてみようと思います。

今回は、窓から光が入るところまで行けば持っているものが何なのか、さらにそこに書かれているものの内容がわかるものの、少し奥まったところで細かい書類などの内容を確認することは周辺がかなり暗くて、予備電源も長期停電で消えているので、何らかの明かりを持っていかないとだめだろうと思い、何を持っていくかを考えました。普通ならいわゆる懐中電灯系のものを手に持ちながら見たいものに光を当てて確認するようにしようと思ったのですが、今回はあえて懐中電灯ではなく、モンベルのヘッドライトにしたのですが、これがビンゴでした。

私と同じように出てきた人は、手持ちの懐中電灯タイプの明かりを使って作業するか、そうした用意をせずに来て、スマホの撮影用ライトを懐中電灯代わりに使っているかのどちらかでしたが、ヘッドライトで自分の目線を照らす形であれば、単三電池一本の必ずしもそこまで明るくないライトでも、十分実用になります。今回持っていったモンベルのコンパクトヘッドランプは明るさが三段階あります。白色LEDの最大60ルーメンで27時間、少し暗めの白色20ルーメンで72時間、明るさがダントツに少ない電球色の5ルーメンだと何と115時間も持ちます。今回真っ暗な中では最少の電球色の明かりでも十分暗い中で文字が見えます。手元だけを照らすためには十分で、ちょっとわかりずらい時には白色LEDの方に切り替えることで、電池消耗の心配をせずに利用することができました。

同じことをスマホの明かりでやった場合、当然スマホの電池が早く消耗してしまいますし、場合によっては熱による暴走をしてうまく起動しなくなったりします。少なくとも私の持っているスマホを懐中電灯のように照らそうとした時にそうなりました。そうした心配なく長時間明かりを使うなら、シンプルでもし電池を使い切っても汎用の単三電池一本で使えるヘッドライトというのは、もしもの時に頼りになるなあとしみじみ思いました。

最新のエネループ(充電式単三・単四電池)は、一度満充電しておけば、10年後でも残容量は約70%をキープすることができるので、複数のエネループを用意しておけば、いざという時に使えないということはあまり考えなくて良く、さらに電池持ちのよい明かりと合わせることで、長期間の停電でも心配することなく使える目処が立ちました。

当然、部屋全体を照らすLEDランタンや、懐中電灯の類もあると便利ですが、もしもの時のために一つ持つ明かりとしたら、単三電池一本で使えるヘッドライトがやっぱりおすすめだと確信することができました。ヘッドライトに明るさを求める場合にはあまり良い品とは言えないかも知れませんが、暗闇にまずは光をということで常備用の一本としておすすめしておきます。


次第に報道されなくなってくる新型コロナへの対応のために心掛けたいこと

世間ではもはやマスクも必要ないのではと言われる新型コロナ対応ですが、実際に感染してしまったらそんな事は言っていられません。昨日、ついに身近なところで感染者が出てしまいました。

実は本日、ある友人と食事をする約束をしていたのですが、その方の配偶者が新型コロナに感染してしまった可能性が高く、その方は濃厚感染者になる可能性があるため食事会は中止になりました。それはそれでいいのですが、その方にはお子さんがいて、お子さんも濃厚接触者になってしまう可能性があるので、今後個人的には何をサポートしていけば良いのか? という事を今回は考えてみます。

すでにその方の配偶者は熱が出ているということなのですが、もしその方がコロナ陽性になってしまった場合、恐らく自宅待機になると思います。今では無症状の場合は買い物くらいは仕方ないという流れはあるので、友人に症状が無ければ外出は可能という見解に今はなっています。ただ、やはり万全を期すためには診断結果が陽性であればしばらく自宅から出ない方が良いのではないかと思います。

まずは、発熱外来へ行くということですが、これは住んでいる地方自治体のホームページから連休中に発熱外来を開いている医院を掲載しています。ホームページでは、まずかかりつけ医に連絡して、どうにもならない場合に当番の発熱外来にという流れで考えればいいでしょう。

濃厚接触のみで無症状なら買い物は行けると思いますが、もし体がだるいなど自分も無症状でないような状況になった場合、最近は外食を提供する普通のお店も配達サービスを提供していますので、弁当の類であれば注文して届けてもらうことで、さしあたっての食事については問題はないと思います。しかし、日数が伸びてしまうと普通にスーパーに買い物に行きたいところですが、そうもいかないとなると、食料の調達が必要になるでしょう。

地方自治体では食料配達のための相談窓口を開いているところもあるので、そうしたサービスを利用することが基本だと思いますが、すぐに必要な時にサービスしてくれるかという問題はやはりあります。もし友人がどうにもならないと連絡があれば、私が買い物代行をしようとは思っているのですが、もし自分だけで何とかすることを考えた場合、ネットから注文して自宅まで届けてくれる「ネットスーパー」についてその友人には伝えました。ちなみに、私の住んでいるところでは大手ではイオングループかイトーヨーカドーでネットスーパーのサービスを行なっています。クレジットで事前決済すれば、配達員と直接の接触はなく買った物を受け取ることができます。

また、ネットスーパーでは配達してもらう場合に手数料がかかりますが、無症状で買い物に出る場合の一つのヒントとして、店内の専用ロッカーに注文した商品をまとめて入れてもらい、商品は自分で取りに行くというやり方で買い物をすれば、スーパー内をうろうろすることなく(他人と接触する可能性は減る)、しかも手数料0円でネット注文した商品を受け取ることができるサービスを行なっていることも覚えておくといいでしょう。

今回のケースでは、そうした感染と台風の直撃か重なってしまいそうなので、個人的に友人には外に出ないで何とか今の状況を乗り切って欲しいと思っています。新型コロナはもはや恐れる事はないという意見もありますが、やはり感染したら色々気を遣って大変なところもあります。他の自然災害と二重の大変さを味わうこともあると思うので、これを読んでいる方々も、台風への準備と同時にご自身の健康にも十分にご留意下さい。


台風だけではない複合災害に備えるためには様々な想象力が必要なこともある

昨日九州に上陸した台風は、統計を取り始めてから一番気圧の低い第二室戸台風と比べると気圧が高い状態(統計が取れている台風では4番目の規模だということです)で上陸をしました。この文章を書いているのは18日から19日に欠けての夜間になるので、細かい状況についてははっきりしたことは言えないものの、福岡県在住の知り合いから、窓ガラスが割れないような対策をした上で台風に対峙するというメッセージをいただきました。「過去最強クラス」という言葉が何度も出てくると、言葉のインフレと言いますか、本来は深刻に受け止めるように発した言葉であっても、一部の人にはうまくその真意が伝わらないこともあるかも知れませんが、準備をしてその準備が無駄に終わる方が被害がなくて良かったということになるので、事前の準備はしっかりすべきかと思います。

今回の台風が接近するさなか、沖縄県の宮古島に津波注意報が出たことで、改めて複合災害の恐さという事を実感しました。一昨日から台湾で大規模な地震が続いていて、台湾在住の方はもし今回の台風でも被害が出るとしたら、大きな地震と台風で二重の被害を受けてしまうわけで、台風だけの対策をしていても足りない事が起きてしまうかも知れませんので、今後の事も考えつつ、夜から朝にかけての台風対策および地震のことも考えた備えについて考えていこうと思います。

台風は時間とともに被害が増えますが、抜ければ直接の被害を受ける危険は無くなります。ただし、外に出ようとして窓ガラスが割れたり、停電で回りが見えずに部屋から出ようとして物を落としてしまい、それによる被害が起こることも考えられます。これは、基本的には地震に対する備えということで、枕元に履物と手袋を置いておき、逃げる際にはガラスの破片を踏んで怪我などをしないようにするというのがあります。

今回はこれに加えて、半袖半ズボンではなく、長袖長ズボンで体の露出部分を隠す用意もしておいた方が良いと思います。夜間に状況に変化が起きたのでと焦って動くと、部屋の中で物が倒れていなくても、角に手足をぶつけて怪我をする可能性があります。素肌を晒すことは移動するときには控え、熱帯夜の続く地方の場合には、上Tシャツに半ズボンで寝ているというケースは多いと思いますが、長ズボンやスパッツなどはしっかりと履き、またできれば靴下を履いた上から、履けばそのまま外に出られる履物を履いた上で移動しましょう。

上半身は上から長袖のシャツを羽織っても良いですが、最近は日焼け止めのために手首からひじの上まで覆うことのできるアームカバーもあるので、長袖はちょっとと言う場合には、そうしたものも用意した方がいいでしょう。カバーがあれば、多少強く何かにぶつかっても血が出るまでの怪我にはならない可能性は増えます。ちょっとしたことですが、用意しておくと役に立つのではないでしょうか。

停電時にあわてないためには、明かりは必要です。できれば、ランタンのように部屋全体を照らすものを用意した上で、スポットライト的に見たい場所をはっきり見ることができる懐中電灯やヘッドライトのようなものがあると、自分の回りにある危険を発見することができます。ずっとテレビやラジオから情報を取るために起きていようと思っても、寝落ちしてしまうことは普通に起こるので、最悪な状況を考える中で、「体を露出させない服装(靴を含む)」「停電でも周辺の様子を確認できる明かり」は用意した方がいいです。

最後に、自宅にいて自宅に留まること自体に危険を感じない場合には、周辺が明るくなるまではやみくもに動かない方が良いでしょう。無理に暗い中で動くことで、大変危険な状況に身を晒してしまうことも考えられます。ともあれ、人命を第一にして安全にお過ごし下さい。


お店のサービスが次々に終了していく今の世の中に未来はあるのか

先日、買い物の際に必ず同時にやるようにしている、スーパーのお水(水道水を濾過して雑味のない純水として提供してくれるというサービス)を汲んで帰ろうとしたら、給水をする機械の調子が悪く、容器の洗浄も水の供給もできない状態になっていました。全国多くのスーパーでお水を提供するサービスは有るのですが、現在の物価高騰で経費も上がり、スーパー自体の経営が大変だと思われる中で、こうした無料の(当然スーパーの買い物を利用する方へのサービスなので、全くお金を払わずに給水されることは推奨されないでしょう)サービスというのは、例えば機械の故障というような、ちょっとしたきっかけで無くなってしまう可能性があります。

先日のニュースで、全国の牛丼チェーンの中で唯一牛丼を頼むとサービスで味噌汁が付いてきた「松屋」において、北海道の店舗では味噌汁の無料サービスの提供を中止するというアナウンスがあったことを知ったこともあり、今まで当たり前に水を汲んでいた私は、それなりに買い物をすることで、このサービスがまだ続くことを願わずにはいられません。

というのも、この給水のサービスというのは一回の給水で4リットル近くの純水を得ることができ、そうして汲んできた水を順次飲料水や料理用に使っていくことで、意識することなく災害用の水を備蓄するようになっていきます。夏などは頻繁に水を汲むために買い物をするので、大量買いではなく必要なものプラスαという感じで買っていくのですが、その中でも常温で保存することのできる缶詰やレトルト食品については、用意しているものが少なくなった分を買い足すような感じなのですが、そうした買い物行動自体が、いざという時の家庭内の食料確保に役立ちます。

水・食料ともに過不足なく頻繁に行なうことで、いざという時に備えているわけですが、もし全国のスーパーで水の提供が無くなったらどうするかということも考えないといけないかも知れませんね。

私の住む静岡市は比較的水道の水については純水と比べても著しく味が変わるということはありませんので、大きなジャグに水道の水をためて毎日ジャグが満タンの状態をキープするとか、あとはお風呂の残り湯や雨水ならフィルターを通して飲める水にできる災害用の浄水器があるので、いざという時のために用意し、ジャグとは別に夜入ったお風呂の水は朝になるまでこぼさないようにするとかなどの方法は考えられるものの、給水と買い物は私の中ではセットで行なっているので、この状況が変わると正直大変だなあと思ってしまいます。

当然ながら、企業が消費者に行なってくれているサービスについては有難く受けさせていただくものの、そのサービスが終了したからといって責めるべきものではありません。社会全体の逼迫状況というものがあり、それが原因で企業サービスが無くなってしまうことは残念ですが、今後もそうした社会の状況を見ながらよりよい生活パターンを考えていきたいと思っています。


外でコーヒーを淹れるための「コーヒドリッパー」は440円出してキャンドウで

このブログでは最近アルコールストーブについて何回も書いているのですが、実際のところここまでアルコールストーブについて凝ることになったのは、外でコーヒーを飲むためのセットを作ろうとしたところから始まっています。

当初は、モンベルで現在も販売している、折りたたむと片手で隠れるくらい小さくなる形状記憶合金を使った布製のフィルター「O.D.コンパクトドリッパー」をセットの中に忍ばせていました。確かに小さくて紙フィルターが無くてもそのまま使えるアイデア商品ではあるのですが、安定してカップなどの上に載せるにはお箸など二本の棒状のものを付けた上でカップの上に這わせることが必要ですし、一般的な台形のペーパーフィルターを使った場合でも、コーヒーは布製の本体に染み込むので、外出先で何度も使う場合にはきちんと洗浄することも必要になります。

そこで、色々とキャンプなどに持って行けるコーヒードリッパーについて検討していたのですが、そんな中でもユニフレームが作っている針金を整形したような「コーヒーバネット」および、全国どこの100円ショップでも置いてあると思うそのコピーのようなコーヒーバネットは一応100円ショップのものを購入してみたものの、カップに乗せた時の安定性が不安だったり、あまり圧縮してバッグに押し込むと変形してしまうので、使わなくなってしまいました。

そんな中、100円ショップチェーンの中でもキャンドウの400円商品(税込440円)で発売を開始した、まるでスノーピークの焚き火台のような形状をしたコーヒードリッパーのコピーだと思われる「折りたたみ式コーヒードリッパー」が目にとまったのですが、当然ながら地方のキャンドウでは発売後はすぐ売り切れてしまうか、元々入荷がないような状態で、半は諦めていたのですが、先日たまたま地元のキャンドウに立ち寄った際に比較的大量にお店に並んでいるのを発見し、久し振りに興奮しながら購入してきました。

見れば見るほど、スノーピークの同じような商品とそっくりな感じですが、ものはステンレス製でしっかりしています。パッケージそのものが開封後もジップロックで蓋ができるので、このドリッパー用の「円錐形」のコーヒーフィルターとともに入れて、私のコーヒーセットのメインドリッパーとして使うことにしました。

さすがに、焚き火台の構造を模したものであるだけに、小さなカップの上に載せても安定性は問題ありません。使用後はティッシュなどで軽く水気を拭き取って収納すれば良く、布製のO.D.コンパクトドリッパーとのお手軽度の差は明らかです。もちろん、仕舞寸法の差はあるので、使う状況で使い分ける必要はあるでしょうが、私のコーヒーセットにはかなりいろいろなものが入っているので、折りたたみ式コーヒードリッパーの入る隙間はあるので、今までのように持ち運ぶことも全く問題ありません。むしろ、かなり使いやすくなった感じがします。

ここでは紹介しませんが、先日自宅内でコーヒー豆を挽くために電動のミルを購入しました。手回しのコンパクトミルをこのセットには入れているのですが、今までは自宅でコーヒーを淹れる時にもこの手回しミルを使っていたので、自宅用と外出用のセットを分けることができ、これでようやく外に持ち出せるコーヒーセットが完成したという感が強いですね。コーヒー道楽はお金を掛ければきりがありませんが、普段は豆を冷凍庫に入れておき、飲む時だけ出してきて飲む分だけ挽くようにすれば、それほど高い豆でなくても、私としては十分に満足できるものなので、これでさらに家でも外でもコーヒーがいただけるようになると、外でコーヒーを買う機会も減っていくかも知れません。

今回紹介したコーヒードリッパーは、私の地域でも入荷してきたので、興味のある方はお近くのキャンドウの店頭を確認してみると良いと思います。今まで台形型のコーヒーフィルターを使っていた方は円錐形のフィルターと一緒に購入することをおすすめします。


常時携帯するグッズの中に「食」に関する2つのグッズを加えてみました

現在、出掛ける時には二つのバッグ(袋)を用意して、どんなお出掛けかにより持って行くものを変えています。そのようにしたきっかけというのは、お財布を2つ持つようにしたことに関係しています。

以前は大き目の財布をパンパンにして、中にありとあらゆるカード(ポイントカードだけでなくクレジットカードや図書館の利用カードや診察券など)を全て持ち歩いていましたが、ポイントカードはスマホの中にアプリとして入れることによって、カードの利用情報も移行でき、スマホだけでかなりカードを減らせるようになりました。それでも、普段使わないながら常用カードのブランド違いで使えないお店があったり、普段全く使わないながらも、ためているポイントカード(マイナーなお店だとアプリ化もなし)というようなものもあるので、そうした一連のカードを別の財布(というよりカードがほとんど)に入れるところから始まりました。

私は現在は必要と考えるものを全て携行するということはしないので、場合によっては必要となるものをリストアップし、折り畳み傘や予備のマスクケース、書類用のファイルなどを巾着袋に入れ、車で出る時や雨が降りそうな場合は持って歩きますが、最近はそこまで持ち出すことはなくなりました。

現在は、小さ目のウエストポーチに必要なものをまとめて両手を開けて外出しています。その中に入っているのは、小銭と紙幣が入った折りたたみ財布に、小型のモバイルバッテリー、そしてスマホと接続するためのケーブルと有線イヤホンを入れているので、外出先でスマホの充電が必要になっても安心な仕様になっています。

ここに今回加えたのは、写真の折りたたむことができる箸とストローの二品です。普通に生活しているとあまり使うことはない二品なのですが、日常の中で非日常が起こってしまう可能性を考えると、ちょっとしたスキマに入るものですので、持っていても悪くないのではないかと思います。

ストローは、もしペットボトルを分け合って飲む場合に、感染症予防のために効果があるでしょうし、水などをボトルに入れて飲む場合にも、ボトルに口を付けてしまうと洗わないと不潔ですが、ストローを使えば洗うのはストローだけで済みます。このセットには専用のブラシも付いていますので、そこも便利です。

そして、ねじ込むことによって4つのパーツが2つになる金属製のお箸です。ストローと比べると「マイ箸」というのは最近の環境問題が叫ばれる以前から多くの人に普及している考え方なので、そこまで使っていても目立たないと思います。普段は使わなくても常に持ち運ぶものにマイ箸を仕込んでおくと、例えばお弁当を持ってきたり買ってきて、さあ食べようと思った時に箸を入れ忘れたり、お店の人が箸を入れることを忘れていたということも全く起こらない事ではありません。

私の学生時代の思い出として、受験の際に用意しておくものの一つとして、マイ箸でも袋入りの割り箸にしろ、必ず箸を持って行けと当時の先生に言われたことが心に残っています。入学試験は一日行なわれるので、午前中の科目である程度の目処が付く人もいれば、うまく点数が取れなかったので午後の科目で挽回しようと思いながら持ってきた(買ってきた)お弁当を食べるのがお昼休みになるのですが、もしそこに弁当を食べる箸がなかったら、心の動揺はかなりのものになり、午後の試験の成績にも影響してしまうことがあるかも知れません。だからこそ、持って行くお弁当とは別に、マイ箸や割り箸、カトラリーセットなどを用意しておき、いざという時に使うことに躊躇しないということが大事だということです。

今回紹介したマイストローやマイ箸は100円ショップでも簡単に購入できますので、災害時に使うということだけでなく、日常生活のピンチを救うグッズとしても、常に持ち歩くバッグの隙間に忍ばせることを個人的にはおすすめしたいです。


災害時に役に立ちそうな情報は必ずしも詳しく説明されるとは限らない

9月というのは毎年防災に関する話題が色々なところで語られるので、このブログでも少し考えてみることにします。数日前ですが、TBSテレビ系の「マツコの知らない世界」で、過去にも出演した防災アドバイザーの高荷智也氏が様々な防災グッズを紹介していたのですが、番組の中では何も語られなかった中で、個人的に真似しようと思ったことがあります。

災害で停電が続くと、やはり大切なのは手持ちの道具で部屋の中を明るくするための方法だと思います。自宅にはLEDランタンがあり、それなりの明るさを確保できると思うのですが、高荷氏が紹介していたのは私がたまたま先日購入した懐中電灯型のLEDライトとペットボトルを使って部屋を明るく照らす方法について解説されていました。

テレビでは、500mlのペットボトルを下から懐中電灯で照らすことで、部屋全体を照らせるランタンのように使うためのポイントについて話していました。ペットボトルに水を入れただけでは光がボトルを突き抜けてしまうので、ペットボトルにキャップ一杯の牛乳を入れたり、さらに効果を上げるにはサラダ油を入れて振ってから光を当てると、かなり広範囲を白色の光で照らせるようになるということですが、そこで単体では立たせにくくペットボトルを乗せにくい懐中電灯をどう固定するかというところで、素晴らしいアイディアを実践していたのですが、そのアイディアについてはテレビでは触れずじまいでした。

それは、芯のあるトイレットペーパーを台座として使い、トイレットペーパーの芯の部分にすっぽり入る懐中電灯であれば、この上にペットボトルを乗せることで、簡易ランタンとして部屋の広範囲に照らすことができるわけです。

ちなみにこちらは、1000mlのナルゲンボトルにシリコンカバーを巻き、中に水を入れなくても光を拡散させたところです。これでも十分安定して立っていますので、家でも避難所でも置いてあり、支援物資としての入手も可能な芯のあるトイレットペーパーというものを台座に使うというアイデアは、日頃から防災について考えられている方だけあるなという感じでした。今後、マグライト系の懐中電灯を購入する場合は、トイレットペーパーの穴に差して立てることができるようなものを選ばれるといいと思います。

また、何気にびっくりしたのは、停電やガスの供給がされない場合に備えて「カセットガス」の利用を呼び掛ける中で、果たしてどんな使い勝手なのかと、長期間自宅のガスを使わずにカセットガスのみで生活してデータを取っていたというところです。写真には大量の溜まったカセットガスの姿がありましたが、普通の人にはここまでやり込むことはないので、その内容も参考になりました。ちなみに、カセットガス一本の連続使用でだいたい60分ほどということで、災害時を考えると家族一人につき一日一本ぐらいないと、普通の調理のように使うことは難しいのではないかと言っていたと思います。

そのために、日常的にカセットガスを使い(カセットガスには使用期限があるためほとんど使わないのに多くためていてもあまり意味がありません)、家族で定期的に行なう料理に使って消費できるように、普通のカセットコンロの他に、焼肉・たこ焼き・ろばた焼きなどに特化した製品を買って使うことがおすすめなのだそうです。

ただそれだと、毎月かなりのカセットガスの空容器をゴミとして出すことを意味するので、調理を湯沸かしや炊飯に限定すれば、カセットガスほどではありませんが燃費が良く、ゴミもそれほど出ず、さらにはいざという時に熱源自体を手作りできるアルコール燃料を使ったアルコールストーブが自分には合っているように思います。このように、新たなアイディアを取り入れながら、自宅の防災用品の種類も増やしていこうと思っています。