防災対策と車中泊」カテゴリーアーカイブ

日本発のハードの魅力度が落ちる原因の一つは新たな状況に対応していないから?

米国発のネット通販Amazonでは、恐らく米国内での事だと思いますが、Starlinkに対抗する衛星ネットサービスの「Amazon Leo」を2026年中盤に開始する予定だということを発表しました。

現状では250基弱くらいの衛星に留まっているそうですが、サービスが起動に乗り日本でサービスが開始されることになれば、先に発表されている製品モデルの中で超小型のアンテナセットが安く手に入れば、今入っているサブスクを整理してでも何とか契約しようと思っているくらいです。

このように、最近になって興味深いサービスが日本でない企業が提供しているサービスなり製品の中から出てくるのは、それだけ日本の企業の勢いが特に家電やモバイル関連では昔から比べるとかなり変わってしまっていると感じざるを得ません。

今年になってはまっているポータブルラジオについても、日本企業との差を感じないわけにはいきません。ただ、ラジオという製品自体は目まぐるしく機能が変わるわけではないので、そうそうモデルチェンジを繰り返すわけではないのですが、最近購入している中国メーカーのラジオには最新の状況に応じた「小さな改変」が行なわれていることで、個人として使用するについてのメリットが新たに出てきています。

私がそんな国内メーカーの防災ラジオの中でも個人的な評価をしているのがキュリオム(山善)のYTM-R100です。過去のブログでレビューを書いていますので、興味のある方は以下のリンクをごらん下さい。

防災ラジオの実力派キュリオムYTM-R100はあえて手回しや乾電池を入れて使わないようにする事で別の味が出る

私がこのラジオで唯一のウィークポイントだと思い、人に勧めにくいと思っているのは、疑似AC電源駆動・内蔵キャパシタへの充電が可能なUSB端子が、今やどのスマートフォンでも採用されているUSB-Cではなく、過去の主流であったmini-B端子になっているということです。

改めてこのmini-B端子で利用できる充電ケーブルは、現在なかなか入手することが難しくなっており、昨日近所のダイソーへ行ってみたら一種類しか在庫がありませんでした。付属品としてUSBケーブルは確かに付いていますが、mini-Bケーブルは突起がある分破損しやすく、いざという時の事を考えるといつでも買えるUSB-Cケーブルと比べると利便性に劣ります。

かたや中国メーカーのラジオは、数年前から基本性能は変わっていないものの、それまで多くの名機と言われたいたラジオ群がYTM-R100と同じくUSB端子がmini-Bケーブル対応だったものが、多くのラジオが端子のみUSB-C端子に変わったことで、今でも最強のラジオ群として魅力を保ち続けています。こういう世の中の流れに素早く反応して、YTM-R101というように型番変更させてUSB-Cケーブルが使得るラジオに変化したら、私はもっと広くこのラジオを多くの人に紹介しようと思うのですが、そのスピードが日本と中国のメーカーでは違うようです。そういうがっかり感が今後も続くことのないよう、日本のメーカーにも頑張って欲しいものですが。

もしものためにしまっている災害対策の品はいざという時に使えないと意味がない

今年に入って主に中国製のラジオを買い漁った私でしたが、それらのラジオは災害対策用ということではなく、日常的に使うために購入したので、最近は日常生活の中でラジオを使うことが多くなりました。

そんな中、以前から災害対策用として揃えてきた災害用ラジオがあるのですが、これらのラジオは普段全く使わずに、災害用品が入ったリュックの中に一緒に入れています。というのも、現在持っている手回し発電のできるラジオは、中に入っているのがニッケル水素電池やリチウムイオン電池など、化学変化によって劣化するものでなく、単に手回しして作った電気を溜め込むだけのスーパーキャパシタ(コンデンサー)を充電用に使っているので、長い間ずっと電源を入れなくても中の充電機能が劣化する心配が少なく、それこそいざという時にラジオだけでなくLEDライトやサイレンという機能まで普通に使えることが期待できるからです。

昨日はそうして長く、いざという時に持って逃げるためのリュックを漁り、ラジオの動作確認をしました。スーパーキャパシタは化学変化を起こさない代わりに、長く放ったらかしておくと中が空になってしまい、それなりの回数を回さないと電源すら入らないので一応200回くらい回して、ラジオやライトの電源を入れてみたのですがうんともすんとも言いませんでした。

これはおかしいと思ったら、ラジオを動かす電源の切替スイッチがあることを忘れていて、乾電池と充電池(このラジオの場合はキャパシタ)という切り替えになっていて、「乾電池」の方にスイッチを入れたまま頑張っていたのでした。
スイッチを切り替えて、これでようやくラジオが聞けると思ったものの、ライトは無事に点灯しましたが、液晶画面に「HLD(ホールド)」マークが付いてラジオが使えない状態でした。果たしてどうしたらホールドを解除できるのか、電源ボタンの長押しなどを色々試したのですが、ラジオが入っていた袋の中に説明書が入っているのに気が付き、よく見たら、さきほど切り替えた乾電池・充電池切り替えスイッチの隣に、サイレンを鳴らすスイッチがあり、そのスイッチの中にホールドを管理するスイッチを見付けました。

このスイッチを切り替えることで、ようやくラジオが聞こえるようになりました。昔購入して全く使っていなかったということが良くわかる話ではありますが、これを実際の災害時に行なってしまったらかなりのパニックになるのではないかと思ってちょっとゾッとしました。

今回試したハードであるラジオ自体の信頼性は揺るぎなく、かなり長く放ったらかしていても普通に使えるのですが、その使い方がわからないのではしょうがありません。今回、先述の通りいざという時の説明書を一緒に保管してあるので、その点は安心ではあるのですが、手持ちのハードの中にはもう説明書のないものもあります。

その場合は、災害が起きる前に製品名でネット検索を掛け、そこで出てきた説明書をクラウド上に保存したり、プリンターで印刷してハードと一緒に保管しておくことも考えた方が良いですね。比較的に直観的に使うことのできるラジオでもこんな事が起こるので、多機能ラジオを防災用として長期保管というのはやらない方がいい気がします。

限られた物の中でいかに効率的にエネルギーを使っていくかという事も大事

自然災害のような危機でなく、国家同士の紛争によってこれほど私たちの生活が影響を受けることになるとは、ロシアとウクライナとの間での紛争が始まる前にはそこまで考えることがありませんでした。ただ、日本は昔から食料などは輸入に頼らなくてはいけない国で、政府も極力国同士の紛争を無くしたり、紛争の解決に努力しないと自国が立ちゆかなくなることは明白であるのに、なかなか思った通りに動けず、難しいところだなあと思いながら、将来の不安についてあれやこれやと考えているところです。

石油は燃料としてだけでなく、様々な石油製品として使われる原料でもあるので、このまま入ってこなくなるとしたら、まず人々の暮らしにとって大切な順で使われていくようになると思います。そうなると、個人の楽しみで旅行へ行くような事も控えなくてはいけなくなることも考えられ、今まで常識的にやっていたこともできなくなるかも知れません。

ここまでは、今起きている事について改めて考えてみたことですが、さらに自分たちの考えていなかったような危機が起こる可能性というものも当然起こってきます。というのも、昨今改めて日本における火山の噴火の危険性が言われることもあり、テレビでは富士山噴火をシミュレーションした番組を放送するという話もあったりして、そう言えば私の住む静岡は富士山とはかなり近いので、その影響が出てくるのではないかと思えるからです。

富士山が噴火すると、ごく近くの地域が流れ出た溶岩で壊滅的な影響が出る可能性があるということと、風向きによってかなり広い範囲で火山灰が降り、その影響も出てきます。またかつて江戸時代に浅間山が大噴火した後、国内の農業に大きなダメージがあり、その後「天明の大飢饉」が起きたというような歴史も忘れてはいけないでしょう。

今回のブログを書くにあたって、富士山噴火の複数のシミュレーションを見てみましたが、東京および関東に灰が降り注げば直接の影響だけでなく首都圏に食料を供給する農業地域にも多大な被害が起こることが予想されます。風向きが変わった場合、灰は私の住む静岡市(富士山から見て西方向)にもかなり降ってくることが予想されています。この辺は本当に、人間の都合でどちらに風が吹くかわからないので、富士山が噴火して近所が灰まみれになるような状況も考えておかねばなりません。

常に火山灰と隣合わせで生活している鹿児島の場合、大規模な噴火で火山灰の降灰があった場合、太陽光発電の出力が平常時と比べて低下したというようなデータもあります。災害で電気が供給されなくなってもソーラーパネルからの発電で何とかなるというような事にならない可能性もあるということですね。

我が家のソーラーパネルは、晴天時に展開して大雨などの時には部屋の中にしまうようにしているのでパネル自体についての被害はないと思うのですが、天気が晴れていても灰の影響でポータブル電源への充電ができないということは覚悟しなければならないと思います。そのため、それなりに蓄電池を持っていたとしても(電気自動車内の電池を使っている場合も同様)、大事に電気を使うことも考えなくてはなりません。

具体的には、調理には電気はあえて使わずにカセットコンロやキャンプ用の燃料、さらには身の回りにあるものを工夫してお湯をわかしたりご飯を炊く技術についてもそのノウハウを持っていた方が良いでしょうし、夜の明かりにも明るさを落としたりエネループで照らせるライト・ランタンを優先して使うようにして、ポータブル電源の持続時間を増やすように工夫するような事も必要になってくるのではないかと思います。

単に計画停電だけだったら停電時にポータブル電源を使い、通電したらコンセントから充電をするだけで十分なので、かなり贅沢にポータブル電源で何でもやってしまえる所があると思いますが、さらに過酷な状況が起きることも考えつつ、改めて「非電化技術」についても考えていく方が良いかなと思っています。

アンプなし単純構造のループアンテナでも災害目的としては十分な及第点

ポケットタイプのラジオながら受信感度も良く、さらにはイヤホンジャック形式のアンテナ入力に対応し、短波だけでなくAMでも外部アンテナが利用可能なTECSUN PL-330というラジオがあります。国内でも八千円台でこれを書いている現在購入可能で、最近このブログで紹介したラジオと電池の型式(BL-5Cという元々はガラケー用のリチウムイオン電池)が共通化できるので、購入して試したところ、他の安いラジオと比べて圧倒的に感度が良く、国内向け短波放送のラジオNIKKEIが昼間でも何とか聞けるくらい入感します。ただ、ラジオ付属のロッドアンテナだけではどうしても感度が不安定になるというのが問題でした。

そこで、本当に使えるのか? と思いながらその安さにつられて購入したのが、YouLoopのループアンテナというものですが、これは単に同軸ケーブル二本を輪にしてアンテナにするというものです。リンク先のセットだけではPL-330とはつながらないので、別に同軸ケーブルメスと3.5mmイヤホンジャックが両端についているものを別途購入しました。

このブログで購入報告をした安い中華ラジオ単体でも、夜であれば自宅(鉄筋の集合住宅の5F)窓際からならテレビを消してノイズ発生を押さえればかなりのAM・短波局が入感しますが昼間はなかなかそうはいきません。それでもこのPL-330は地元の静岡の局だけでなく、AM1242KHzのニッポン放送は何とか入感しますが、このニッポン放送もFM局に行ってしまうので、昼夜問わず自宅から聞けるラジオ局というのは限られます。

写真のようにダイソーでトラベルグッズとして売っていた折りたたみハンガーに同軸ケーブルを巻きつけ、窓際のカーテンレールに設置しPL-330を接続した上でラジオNIKKEIの周波数(6.055MHz・6.115MHz)に合わせたところ、不安定さおよびノイズも軽減され、昼間でも地元局のようにラジオNIKKEIが入感するようになりました。

はっきり言って、この結果だけで私的には十分満足です。なぜなら、もし南海トラフが動くほどの大きな地震が起き、地元のテレビ・ラジオ局からの送信が途絶えたような場合、もはや外からの放送を聞くには災害の影響を逃れた場所に送信施設のある放送に頼るしかありません。日本国内の場合、夜であればNHKのAM局の遠方受信はできるだろうと思いますが、昼間は電波が遠くまで飛びにくいため、くっきりとした音でラジオを聞くためには国内向けの短波放送を聞くことのできるラジオNIKKEIに希望を託すしかないと思っています。

ちなみに、ラジオNIKKEIの送信所は千葉県長生郡長柄町にあり、東日本大震災の発生直後にも地震に関する情報を発信していました。ラジオ自体は鉄筋コンクリートの住宅内で聞くより、外に出た方が安定して聞けるようになりますが、自宅避難をしている場合、やはりうかつに外に出たくはないですし、そこまでラジオ聴取の環境が良くない場所でも、簡単な構造のループアンテナだけでもかなり家の中で聞けることがわかったことで、今回紹介したYouLoopとPL-330は組み合わせて旅行先(特に海外)に持って行き、そこで万が一の場合の情報入手手段として活用することも考えたいと思います。

泊まりの旅行に持っていくボトルはペットボトルホルダーとボトルの合わせ技が良いか

先日、近所の大手スーパーで2021年に買ってこのブログでもかつて紹介したことのある、巾着袋カバーの付いたペットボトルカバー(商品名は「「ステンレス製真空ペットボトルキーパー」)が破格値の税込550円で売っていたので、一つあるのにもう一本追加購入しました。ちなみに、当時書いたブログはこちらです。

https://syachu.net/category/bosai/bottle/%e7%9c%9f%e7%a9%ba%e6%96%ad%e7%86%b1%e3%83%9c%e3%83%88%e3%83%ab/page/3

恐らくこの製品はもう一般には流通していないのでこのくらい安く買えたのかも知れません。巾着袋が付かない真空断熱方式のペットボトルカバーはダイソーでも770円で売っているので、改めてこの商品に飛び付く必要はないかと思いますし、カバーのない商品に100円ショップで売っているペットボトルカバーを合わせて使えば同じように使えるので、今回書く内容について興味がある方は参考にしていただけると幸いです。

今回、このペットボトルカバーを使って旅先でも飲み物の保温・保冷に活躍させるためのノウハウについて改めて紹介します。まずは、以下の写真をごらん下さい。

左からステンレスストローがセットになったタイガーのMCS-A35という350mlの真空断熱ボトル、ペットボトルカバー、そしてナルゲンの500mlボトルになります。

これから暑くなるとゴクゴク冷たい水を一気に飲んでしまいがちになりますが、基本的には少量をこまめに行なうことが推奨されています。その点、一気に飲むことができず、自分で飲む量をコントロールでき、ストロー部分の劣化がないステンレスストローを採用した冷たさのキープできる水筒は、旅での移動中に水分補給するには最適だと思います。

ただ一つ、350mlという容量に不安を持つ方も少なくないでしょう。その場合はペットボトルの水を買ってペットボトルホルダーに入れておけば水の冷たさをキープしたまま必要に応じてストローボトルに補給できます。

さらに、水でなく味の付いた飲み物、炭酸飲料が飲みたいというような場合は、その際購入したペットボトルをペットボトルホルダーに入れて保冷したままでそちらをメインに飲めばいいわけです。

そうなると、ナルゲンボトルは必要ないのではないか? という話もあるのですが、この辺はかなり色んな使い方ができるのがこのセットの特徴で、例えばコンビニで購入したホット・アイスコーヒーを持ち運びたい場合、紙およびプラスチックカップに入ったコーヒーをナルゲンボトルに入れてペットボトルホルダーに入れれば、保温・保冷したままかなり長い間その温度をキープできます。

ただし、ホット飲料の場合、ナルゲンボトルを開けてそのまま飲もうとすると一気に中味が出て口をやけどする恐れがありますので、飲み口が最初から付いていたり、別売りのものがあるクリアボトルで代用する方が良いかも知れません(私が今持っているナルゲン500ml用飲み口は現在取り扱いが無いようなのが残念です)。ナルゲンボトルは洗えば匂いが付かないのが特徴なので、冬に温かいコーヒーを持ち運びたいと思ったり、外でボトルにお茶などを詰めてもらえるサービスを利用したい場合は、こうしたプラスチックのボトルを合わせるのが良いと思います。

なお、このペットボトルカバーは私が旅行用で使っているバックパックのサイドポケットに入ります。さらに、布カバーを付けたタイガーのMCS-A35もすっぽり入るので、バックパックの中に空のナルゲンボトルを押し込めば、さほど荷物にもならず、最大約1.3Lの飲み物を持ち歩けます。長期旅行に出ると、出発時にある程度の用意はしていっても、やはり飲み物は現地調達することが必要になります。行く場所にもよりますが、旅先でいわゆる名水に出会うことも少なくないと思います。単に水を運搬するだけなら使わない時には折りたたんでおけるプラティパスのような水タンクも持って出るとなお良いのでしょうが、出先で水分補給をするくらいなら、このくらいのセットでも十分だと思います。旅先ではボトルとペットボトルをうまく使い分けながら利用していきたいものです。

NHKラジオ第2放送がひっそりと終了したが改めてラジオと教育番組について考える

2026年3月30日の0時5分をもって、NHKラジオ第2の放送が終了しました。これを書いている30日の間中は、「ラジオ第2放送 終了告知放送」が延々と流れています。内容は第2放送が終了したことと、代替番組がある場合の移転先(主にFM波)の紹介を軽快なBGMとともに流し続けていました。

これで、純粋な教育関連に特化したラジオ放送はデジタルラジオの放送大学だけになったということになりますが、普通のラジオで聞ける放送局は消えたということになります。

ただ、ラジオによる教育放送というのは、ラジオの性能および電波状況に左右されるため、放送を明瞭に聞くことのできる地域かそうでないかの差が起きがちです。ただ、NHKラジオ第2放送は全国に送信所があったので、よほどの山奥でない限りは明瞭に聞くことができていました。

NHKの朝ドラの題材にもなったラジオの英語講座は、多くの人たちが英語を学ぶ手段として今まで続いてきました。ただ、これについては必ずしもラジオ放送という形でやらなくても、効果的に学習することは可能です。

私の経験ですが、NHKではないのですがラジオの大学受験講座を当時のラジオ短波(ラジオNIKKEI)で聞いていたのですが(首都圏では普通に聞けた文化放送は地方ではほぼ聞くのは無理だったのです)、短波放送はAM・FMと比べても時間によって波があり、良く聞こえたり聞こえにくくなったりします。講義を聞いていてここは大事だと思われる所に差し掛かった時、急に電波の入りが悪くなるような事もしょっちゅうでした。少なくともクリアにラジオの大学受験講座を聞けていたら、もう少し自分の成績は上がっていたはず(笑)という風にも思ったりします。

また、当時は違法CB無線などで露骨にラジオに妨害電波が入ってくることもありましたので、そうした心配なしに学習することができるネット配信および聞き逃しの講義内容をまとめてダウンロードできる環境があれば、ラジオ放送を主に聞きながらも聞けなかった時や放送が中止になった時でもその分を何とかすることは可能です。最初から聞いていたのに不可抗力で一回聞けなくなったことで講座そのものの受講を挫折することも無くなるわけです。

放送時間の関係で、早朝に起きて本放送を待って聞くのも良いですが、朝が苦手だったり夜勤や早朝出勤でどうしても聞けず、再放送の時間にも勉強する体勢が取れなくても、自分のできる時間に無理なく学習を続けることが、ラジオ学習用に特別なハード(予約タイマー付きラジオなど)を買わなくてもインターネットラジオを使えばできるわけで、この点についてはリアルタイムでなくても良いと私は思います。

今はNHKラジオに特化して、聞き逃し用の放送をまとめてダウンロードできるスマホアプリもたくさんあります。そうしたアプリを使えば、ラジオがなくても学習をすることができ、わからない所があれば何度でも聞き直すことができます。ラジオテキストについては、社会的にも批判的な話も出ている受信料とのからみで、ネットから今よりも安く入手(ダウンロードして印刷するなど)できればもっとNHKのラジオを使って学ぼうと思う人は増えていくのではないでしょうか。放送停電ということで一抹の寂しさはあるものの、今後はそんな感じでラジオおよびインターネット放送が活用されていけば良いなと思っています。

デジタルエアチェックしたラジオ番組をMP3プレイヤー付きラジオで聞く楽しみ

NHKの第一放送とFMで放送されている「リワインドタイム」という音楽番組がありまして、一つのテーマに関わる楽曲を番組の方で選択し(国内・海外問わず)、約50分間にわたってノンストップで楽曲を流すという実にシンプルな構成になっています。アナウンスは最初に今回のキーワードを述べるだけで曲紹介もありません。

ただ、今の時代あえて伝えない情報でもインターネットで補完している部分があり、番組のホームページにちゃんと局紹介の部分があるので、気になった時に見に行けるようになっています。一昔前だったらNHKは決してこんな構成の番組は放送しなかったと思うのですが、ラジオで聞くよりも「らじる★らじる」のようなアプリを使ってスマホやパソコンで聞く人が増えたからこその番組と言えるかも知れません。

今回は単なる番組の紹介ではありません。先日購入した、MP3プレーヤーが付いているのですが、ディスプレイは無く曲名などを選べず単に曲飛ばしボタンがあるだけのD-328というラジオ(写真のラジオ)があるのですが、こんな仕様だと色々な音楽をmicroSDカードに入れたとしても、全曲ランダムで聞くような使い方しかありません。そんな中でどのアーティストのどんな曲をカードにコピーするか、その扱い方に困っていたのですが、その問題をあっさり解決してくれたのが最初に紹介した「リワインドタイム」という番組であることに気付きました。

というのも、基本NHKはCMがないのでCMカットをする必要がありません。さらに最初にテーマ紹介をするだけでそのテーマに沿った音楽を流すというコンセプトの番組なので、膨大なライブラリの中からどの曲を選ぶか? という点については番組の選局をする方にお任せになるので、単にこの番組を録音したファイルをmicroSDカードにコピーするだけで、様々なジャンルの曲を再生できるようになります。

ファイルは一回分の放送で1つになるので、一曲一曲を切り離すことはできませんが、ネットで手に入るラジオ録音アプリを使って番組をダウンロードし(その際ダウンロードしたファイルを扱いやすいMP3ファイルに変換しておくと便利)、さらにホームページにある曲紹介の内容をコピーし、それをセットにしてクラウドに保管します。

私はそうして保管した番組の音声ファイルをmicroSDカードにコピーし、番組単位で聞けるようにしました。こうすると、コピーしたファイル名がわからなくても、番組最初のアナウンスで出てきたキーワードですでに聞いたものかまだ聞いていないかを判断することができます。聞いていて曲名を知りたくなったらスマホで番組ホームページや曲名をコピーしたファイルを開けばすぐ内容にアクセスできます。

ラジオの良さというのは、自分で全て編集するのではなく、プログラムの内容は他人任せにして、そこから新たな発見をすることができるというところにもあります。今回紹介した「リワインドタイム」で流れる曲は古き良き作品が多く、個人的にはあまり知らない曲はないのですが、それでも一部に知らないものがあるので、そこから興味ある曲を見付けたら、新たにサブスクの方でその曲と関連するものを聞くということもできます。私にとってこの番組はラジオとインターネットをつなげてくれるような面白い番組だと思いました。すでにご存知で楽しみに聞いている方にとっては書くのは野暮かも知れませんが、この番組は過去に放送されたものの再放送も多いので、今からでも「らじる★らじる」の「聞き逃し」から検索して一気にライブラリを増やすことが容易です。

今後はぼちぼち自分のライブラリを増やしながら、デジタルエアチェックした番組を、ポケットラジオのスピーカーから聞くことを楽しみたいと思っています。

昔のラジオをゴミにしないで使い続けるためにもきちんとした情報を入手することが必要

もはやいつ買ったかも覚えていないのですが、単三電池2本(エネループでも動きます)で使えるデジタル選局のポケットラジオ、ソニーのICF-M260というラジオがあります。このラジオは自動チューニングはできないものの、ローカル局をメモリーすることはできるので、一度セットしてしまえばぴたっと一発で目指すローカル局を聴くことができます。

ただ、今後の民放のAM放送がほんの一部を除きFMワイド90~108MHzのエリアに移転するのですが、このラジオはFMワイド放送には対応しているものの、昔FMワイドエリアを使って放送していたアナログテレビの音楽を聴くために、90MHz以降は「1ch」「2ch」「3ch」という過去のアナログテレビのチャンネルの形でしか電波を捉えることができなくなっているのです。

この辺はアナログチューニングの古いラジオであれば、目盛りに同じように90MHzから1~3chの表記があったとしてもダイヤルを回せばその中間にある放送も聞くことができるのですが、このラジオ発売当時にはまさかアナログ放送が終わった後に全国のAM民放局がそこにごっそり入ってくるとは思っていなかったでしょう。

今後、AM局がFMワイドに移った後はAMはNHKの一波(NHK第二放送も無くなるので)ということになり、多くの放送を聴くならFMワイドが聞けないとゴミになるというのは言い過ぎかも知れませんが、使い方が制限されることになってしまいます。まさにこのICF-M260はそんなラジオなのでした。

しかし、実はこのラジオには裏技があってFMワイドを可変にして使用することが可能なコマンドがあるのです。というのも、当時のソニーはこのラジオを日本向けとしてだけでなく、世界に向けて売っていましたので、日本仕様をワールド仕様へと変えることで、ワイドFMで移転してきたAM局を利用することが可能になるのです。

それはいったん電源をOFFにした状態で、「おやすみタイマー/時刻合わせ」ボタンを押しながら「電源」ボタンを5秒押すことでワールド仕様になりFMが76~108MHzまで0.5MHz幅で可変できるようになります。ただその場合、今までの放送局のプリセット及び時刻がリセットされてしまいます。さらに、AMの周波数ステップが9KHzから10KHzに変わってしまいますので、地元NHK局の周波数によってはAMラジオが聞けなくなってしまうという不具合はあります。

ただ、この変更でFM専用ラジオにしたとしても便利な機能は入れ替えて使うことができますので、AMの民放局が移動してしまった後も使い続けることは可能になるわけです。

こうした情報はネットでこのラジオを購入して楽しんでいる方の間で共有されていますが、自分でネットから調べないと、わからないところもあります。同じようにこのままでは使い道がなくなると思っていたデジタル選局のラジオについても同じような裏技があるかも知れませんので、古いデジタルラジオを持っている方は一応きちんと調べてみるのも良いのではないでしょうか。

スポーツ中継で皆がネット配信を見ている中で密かにラジオを聞いていると「予言者」になれる?

世の中はテレビで大きなスポーツイベントが見られなくなるという事について大きな話題になっていますが、現在行なわれている野球の世界選手権とも言えるWBCについては、全国の多くの地方で、民放ラジオ(AM)局が試合を生中継しているので、映像はないもののその場の雰囲気は無料で(ラジオについてはNHKの聴取料は現在ありません)楽しむことができます。

今後も、ネットフリックスで日本の試合を楽しもうと思われている方はいると思いますが、ラジオ中継も楽しめる地域にお住まいの方は、同時視聴(聴取)をすると、かなりの違和感に見舞われるのではないかと思います。

かつてテレビがアナログ放送だった頃、テレビは現場で行なわれている事を即時的に家庭にあるテレビ画面に映しだしていました。それが、デジタル放送が開始されるにあたり、少しではありますが現場との時差を付けて放送するようになりました。テレビというのは、そこで起きている全てのもの(カメラに映っているもの)を全て流してしまいますが、もし生中継中に大きなハプニングがあり、それを見た多くの人がトラウマを引き起こすような「事件」が起きた場合、それをそのまま伝えてしまいます。現在はそんなことはなく、テレビ局側が常に映象を監視しており、テレビに映したくないような事が現場で起こったら映像を切るという選択肢を持たせるために現場から多少の時差を作って放送しています。

さらに、ネット配信の場合はその時差はさらに長くなり、さらにアクセス集中などが起こると技術的な問題がなくても映像が切れてしまう可能性を常に持っています。つまり、テレビであってもネット配信であっても、「LIVE」「生中継」と画面に表示されていても、数秒から数十秒というタイムラグが出ています。今回のWBCではイニング毎のコマーシャルタイムが決まっている(2分くらい?)ようですが、CM再開後には当り前のようにプレイが始まっているのは、何らかの調整が行なわれているのではないかと私は思っています。

先日、WBCで日本対韓国の試合が行なわれたのですが、私の家ではネットフリックスで中継を見ていたのですが、5対3と日本がリードしていて韓国のバッターがロサンゼルス・ドジャースのキム・ヘソン選手というところで、おもむろに地元でも放送されているラジオのスイッチを入れたところ、ラジオからは「韓国同点!」というアナウンスがありました。テレビの方を見ると、全くそんな感じではなかったのですが、しばらくネット配信の中継を見ていてその理由がわかりました。キム・ヘソン選手が2ランホームランを放ち、それで同点になっていたのですね。

改めて、そこでネット配信とラジオと中継とではかなりのタイムラグがあるということがわかりました。だとすると、現地て行って観戦しながら解説も聞いたいという場合は、ポケットラジオを持って行くことが今でもベストな選択であることを認識しました。

昔は、ソニーやナショナル(現パナソニック)のトランジスタラジオにイヤホンを接続し、野球場で解説付きの野球観戦を楽しんでいる人が多くいましたが、もし同じことをスマホを使って行なおうとした場合、ネットフリックスの動画配信はなおのこと、Radikoを使ったインターネットラジオでも同時配信はしてくれませんので、現地では実況および解説が過去の現場について喋ることになり、聞く方もストレスがたまるかも知れません。野球だけでなくスポーツイベントでラジオ中継があるような場合は、スマホに頼るのではなくポケットラジオも持っていくことをおすすめします。

逆に、パブリックビューイングで多くの人が楽しんでいる中でラジオを聞いていると、その場だけですが自分が「予言者」のような事をすることができます。先述のタイミングで私がパブリックビューイングの会場にいた場合、一番にキム・ヘソンの同点ホームランという事実を知ることができるので、それを周りに伝えれば「なぜ?」という風に思われるでしょう。

ただ、皆で試合を楽しんでいるのに、一人だけ先行して結果を知っているというのはあまり良い事ではないと思うので、ラジオで一刻も早く結果を知りたいと思っている方は、あまり周りの人にその結果を言うべきではないと思います。それでも、各メディアの特性を理解することで、ネット配信やテレビで隠したいことをラジオは伝えてくれるかも知れません。というわけで、ここのところ多くのラジオ製品を紹介していますが、やはり一家に一台はラジオを持っておくことは無駄ではないと思います。

スペア電池と充電機を買うよりも安くその機能を満たすハードをより安く購入してみた

先日購入した「Retekess V115」というポケットラジオはかなり使い勝手が良く、最近はラジオだけでなくCDデータをmicroSDカードに移して聴いたり、ラジオ本体で録音したラジオ番組を聞くような事もしています。持ち歩くだけでなく家でもラジオを付けながら作業する際に使ってみたりして、すっかりお気に入りになってしまいました。

このラジオの特徴の一つに、電池の形態があります。日本でポケットラジオと言えば単三や単四の乾電池(充電式のエネループを代用に私は使っていますが)で動くものがほとんどだと思うのですが、「Retekess V115」は昔の携帯電話用の「BL-5C」という1000mA/3.7Vという薄型のリチウムイオン電池を使っています。

充電は本体にあるUSB-C端子から行なうのですが、空の状態からだとそれなりに時間がかかり、放送を聴きながら充電もできるのですが、場合によってはノイズが乗ることもあります。それでも、充電式のラジオの多くがユーザーが内蔵の充電池を交換できない仕様になっているものも少なくない中で普通に交換できるので、例えば過充電で電池が膨らんだとしても追加で電池のみを購入すれば修理に出す必要がないのは有難いことです。

そこで、日本で売っているROWA(各社リチウムイオン電池の互換電池の販売で有名)から予備用の電池と充電器を購入しようとしたのですが、今回はちょっと変わった予備電池と充電器のセットを購入する事にしました。

先日から始まったアマゾンの新生活セールでいくらか安くなってくれると有難いなと思っていたのですが、残念ながらROWAの互換電池はセール対象外で、充電器とBL-5Cのセットが1,450円でした。ラジオにセットされている電池は単体で買うと高く付くものだなと思って色々調べてみたら、AliexpressでBL-5Cを使っているRetekess V115とは違うポケットラジオ「XHDATA D-328」が1,390円で売っているではないですか。このラジオは今年最初に購入した同じXHDATAのD-219というアナログ表示の短波の感度が良いラジオにMP3プレイヤーが付いているモデルなのですが、当然ながらUSB-C端子からの充電に対応しています。

今回の価格は他に2点どんなものでもまとめ購入することで適用されるので、純粋に1,390円だけで済むわけではないのですが、まとめ買い製品の中に、航空機にモバイルバッテリーを安全に持ち込むことができるバッテリー用の耐火袋があったので、それらを合わせて2,000円弱でまとめ購入しました。

どちらにしても、BL-5C自体が昔のリチウムイオン電池ということもあるので、他のモバイルバッテリーと一緒に耐火袋に入れて持ち運ぼうと考えていたところで、耐火袋は日本で買うと結構高いので、さすがにジップロックにバッテリーを入れて運ぶよりは安心できるだろうということで、こんな感じでラジオを増やすことになってしまいました(笑)。

XHDATA D-328については、D-219を使っているので感度的にはRetekess V115の短波の感度を補うものとしても使えますし、Retekess V115を使っている時にはBL-5Cの充電器としても使えます。これはD-326を使っている時でもV115で充電するというような使い方もできるので、二台のラジオをリレー的に使うことで連続使用が可能になるというメリットもあるのではないでしょうか。

それにしても、予備電池と充電器を買う値段より安くそれなりに使えるラジオが入手できるとはびっくりです。恐らくこの二台のラジオを持っていけば、海外旅行先でもそれなりに使い分けられるようになると思います。バッグの中には20Wクラスの折りたたみソーラーパネルもあり、いざという時にはモバイルバッテリーへの充電も可能なので、専用電池であってもまさに携帯電話を充電するように、災害時でも連続使用はできるだろうと思います。

ただ唯一、乾電池使用ラジオの場合は使い切りのアルカリ電池を使えるというメリットはありますが、災害時には電池は普通に買えないと思いますし、災害時にはスマホの充電ができるような感じで環境を整備しているので、専用リチウムイオン電池使用のラジオでもそこまで困らないのではないかと、ある意味楽観的に考えています。ただ、以前ここで紹介した単四電池2本使用のイヤホン専用ラジオもバッグには忍ばせてあるので、その点にも抜かりはないと思うのですが。