月別アーカイブ: 2013年9月

宣伝のようなテレビ番組 その影響

2013年9月12日、テレビ朝日系列の放送局で全国放送された「いきなり! 黄金伝説」は、新東名ができて通行量が減り、利用者が少なくなった東名高速道路について、特に2013年9月に二週連続して三連休になったカレンダー並びに狙いを定め、東名高速道路にあるサービスエリア、パーキングエリアで売られている食べものについてのレポートを放送していました。この放送は単なるバラエティというよりも、「テレビを見た」と言うと品数を増やすなどサービスするというまさに通販番組と紙一重の内容になっていたように感じます。

その中で、できれば紹介して欲しくなかったと私が勝手に思っていたのが日本平PA下りにあるレストラン「駿河亭」でした。ここは私が東の方に向かって車で出掛けて帰ってくる場合、だいたい夕食をここで取ってから帰宅するという感じになっています。何しろメニューの幅が広く、安くいろんな種類が食べられます。そこにテレビの取材が入り、かなりインパクトのある情報が全国に広まってしまいました。「定食を頼んだ場合、プラス150円を追加すれば静岡おでんが食べ放題になる」というのです。

この食堂はご飯のお代わり自由というサービスもやっていたのですが、おでんについてはそういうものがあるとわかればかなり多くの人がおでんを頼み、食堂の経営にかなり支障をきたすことが予想できるもので、今までは知る人ぞ知るサービスだったのではないかと想像します。私は実はこのサービスは一回も利用したことはなかったのですが、地元でおでんは食べ慣れているということと、定食を食べたげけでお腹いっぱいになってしまうぐらい定食にボリュームがあるということもあり、あえておでんまで食べようとは思っていなかったのでした。

しかしこうしたサービスをテレビが明らかにしてしまったということで、インターネットを調べたらかなり拡散された複数の書き込みが見付かり、どうなのかと思って先日見に行ってみたところ(もちろんしっかり食事もしてきました(^^;))、このような掲示がありました。

最初に紹介したテレビ番組は2013年9月の連休を意識したものだったためか、この張り紙の内容を見ると一応最後の三連休の終わる23日まではサービスを継続したようですが、さすがにそれ以降は続ける余力はなかったようです。もっとも、こうしたきっかけがなければインターネットでこのサービスが徐々に広まり、ボディーブローのように食堂の経営を圧迫したかも知れませんから、むしろテレビの取材があったことに店側が感謝する部分もあったのかも知れませんが(^^;)。

ただ、テレビで見たという記憶だけを頼りに、おでん食べ放題のためだけに日本平PAにこれから行く人もいるかも知れませんので、ここではっきり報告しておきます。今から行ってもおでん食べ放題の企画は終了してしまっています(^^;)。また、ネット検索でこの話について調べていたら、このサービスをしていた食堂がある場所を間違えて載せているページも見付けてしまいました。大事なことなのでもう一度書きますが(^^;)、おでん食べ放題をやっていたのは日本平PAの下りで、上りではありませんし、現在ではこのサービスは終了しています。

おでんを目的にやってきてしまった人には残念ですが、それでもこの食堂の出す定食類は私にとって魅力的であります。テレビ番組ではあまり触れられていませんでしたが、ここの食堂が使っているご飯はかなりクオリティが高いもので、お米の味にうるさい人も納得させるだけのおいしさがあります。実は今回出掛ける中で、行きに日本平PA上りの食堂(下りの食堂とは別経営)を利用し、朝食の定食をいただいたのですが、こちらの方は普通のサービスエリアで出てくるごはんで、その差は歴然でした。

わざわざそのために行くようなところではないかと思いますが、大きいサービスエリアで全国で名の通ったチェーン店の出すものをそのまま食べる所よりも、旅に来て食べる食事ということではここの食堂はいいように思います。私のように結構頻繁に訪れても飽きないほどの種類もありますので、東海道を往復する中で立ち寄るのは無駄ではないと私は思います。

それにしても、150円でおでん食べ放題というのは、普通に考えてもかなり無理をしたサービスであると私でも思うのに、いくら食堂側と話が付いているといっても、テレビ番組で報道すべきだったのか、その影響についてもう少しテレビ局の方々に考えていただいた方が良かったのではないかと思うのです。この話が広まってしまった結果、恐らく今でもおでんを求めて多くの観光客が押し寄せ、その都様店側が釈明に追われるようなことになっていたのではないかという事は、出されていた張り紙を見ただけでも十分想像できました。先述のように上りと下りのサービスエリアの情報がネット上で錯綜しているので、上りのサービスエリアにも問い合わせがあったでしょうし、これからもあるかも知れません。今の世の中はテレビで放送されたことがインターネットによって拡散し、思っても見なかった影響が起こることもあります。ブログで情報発信をする私のような立場であってもこうした騒動の原因を作ってしまうこともあるわけで、改めて正確な情報発信するだけでなく、ブログで書いたらまずそうな事も十分に吟味してから書くように気を付けたいと思っています。ただ、最新の情報については現地側の都合でサービスが終了したり方向転換されてしまい、書いた当時は問題がない事でも時間の経過とともに問題が出てくる事もあるかと思いますので、私のページから情報を入手された場合は、内容が書かれた日付にもご注意下さい。そして、もし内容が現状と違っていたり、問題がありそうな部分がありましたらどうかご連絡下さい。

Panasonic ETC車載器 CY-ET909KDZ

 先日、御殿場へ行くために東名高速を使ったのですが、入場ゲートは無事に通ることができたものの、本線上にあるカード挿入確認のセンサーのあるところを通ったら何やら怪しげなエラー音がしました。そのままで大丈夫かなと思って出口のゲートに入ったら、案の定ゲートが開かず、ETCの故障を悟ったのでした。

 それまで使っていたのは一体型というもので、カードリーダーとアンテナとスピーカーが全て本体に付いているものでした。ダッシュボードの上に貼り付けて問題なく動作していたのですが、だめになってしまったので今回はアンテナとスピーカーが分離しているものの中から選ぶこととしました。

 カー用品店で購入すると、店内にあるものの中から選ぶことなってしまいますが、今回は通販で安く分離式の売れすじであるPanasonicのCY-ET909KDZを購入しました。購入のポイントは通行料金の告知やカードエラー警告、カードの未挿入警告、抜き忘れ警告、カードの有効期限通知までしてくれるという事が決め手になりました。Panasonicではもう少し販売価格の安いCY-ET912KDというアンテナ・スピーカー分離型の製品もありますが、カードの未挿入や違うカードを入れた場合のエラー警告しか出ません。個人的な使い勝手としては、やはり料金を教えてくれる機能は必要だと感じます。というのも、以前まで使っていたものも料金を音声で教えてくれるものでした。高速利用時ゲートに必ず料金が出る所だけを通るなら問題ないのですが、例えば首都高速を通るような場合、料金はETCからの通知でないとわからない場所を通った経験があります。その際にはたまたま友人を乗せていて、その際静岡から東京へ向かった交通費をきっちり半分にしたので、この機能のおかげできっちりと割り勘にすることができました。

 ETC車載器は車を乗り換える場合でも取りはずして付け直しすることができますし、何よりも車での旅行で使えば週末の通行料金が半額になるので、そのままETCが使えない状態でいるよりも結局は旅行経費の節約になります。今使っているETCの動作に不安がある方は、自分で安く通販を使うこともいいかも知れません。通販業者によってはセットアップをした状態で販売してくれるところもあります。私の場合はいつもお世話になっている業者さんにそういうものもあるという事を話したところ、そこまでしてくれるならこちらの方は取り付け作業だけすればいいので(セットアップを自前でできない場合はできる所にやってもらうために意外と手間がかかるそう)、むしろセットアップされた状態のものを持ち込んでくれた方が有難いということでした。

 とりあえずこれで、秋の行楽シーズンに出掛けるめどが付きました。あとはこれからの天候が穏やかになってくれれば言うことありませんね。すでにETCが付いている方でも、私のようにいざ使おうと思ったらうまく動作しないなんてことがあると大変なので、正常に動くかどうかぐらいはチェックしておくことをおすすめいたします。

恐れを知る人と知らない人

 未成年の人が運転する自動車が危険な運転をすることが社会的な問題になっているようで、この文章を書いているちょっと前にも朝からドリフト走行をしていた車が小学生の列に突っ込んだ事故がニュースになっています。ただ、その事故の場合、乗っていた車がマニュアルの日産フェアレディZで、しかもドリフト走行ができるように様々な改造をしていたのではないかという話もあり、さすがにこんな車を日常的に乗り回すような環境にある人は少なく、極めて稀な環境の中乗っていた車に突っ込まれたわけで、被害に遭われた方には本当に同情を禁じえません。さすがにそこまでのことは私の近所ではありませんが、それほどお金もかからずに維持費も安い原付のバイクで街中を乗り回すような手合いは私の近所でも見掛けます。この間はどう見ても50ccのバイクに3人乗りでノーヘルという人たちに夜遭遇しましたが(^^;)、実はこのようなとんでもないと誰もが思う人でなくても、ついつい暴走しかけてしまう恐ろしさが原付バイクにはあるように思います。

 先日、原付バイクに乗って移動中、後ろからすごい勢いで私のバイクを追い抜いて行った同じ原付バイクがありました。後ろ姿を見ただけですが、バイクを降りたらとても無茶な走行など思想も無さそうな女子学生風の方が運転する50ccのバイクで、私を追い抜いた後、3車線ある交差点から右折レーンに入り、そのまま曲がっていってしまいました。

 他に原付に乗っていてよく見るのが、ハイヒールやサンダルを履いたまま運転していたり、タンクトップやホットパンツなどの夏仕様の服装でかなり無茶な運転を(こちらから見ての印象ではありますが)している方をよく見掛けます。

 私自身はそういった感じで原付に乗ると、警察よりも自分の身体がどうなってしまうか恐ろしいという事で、少なくとも靴に靴下をはき、長いズボンと長袖のシャツに手袋をして、さらにフルフェイスのヘルメットをかぶって制限速度を守るようにしていますが、それでもどこか足りないらしく、前々回の免許更新後に歩行者の通行妨害で交通違反切符を切られてしまい、今でも免許の色はブルーのままです。何とか次の免許更新までは違反切符を切られないようにしたいと思っているのですが、それでも人に怪我をさせていないのは幸いだと思います。

 原付の乗車時の服装やスピードに必要以上に気を付けているのは、実は私には運転ミスによる転倒や縁石への体の接触の記憶があるからです。雨の日にマンホールのところで滑って転倒した時は着ていた合羽がぼろぼろになっただけでなく、しばらく打ち付けた左肩が上がらないほどでしたし、また20キロ程度で走行している状態で足を投げ出した状態で縁石足が当たってしまった時は、病院に行くほどではありませんでしたが、結構長くダメージを受けました。私の場合は2つの場合のどちらも、できるだけ体を露出していなかったのが幸いして、打撲だけで済みました。もしタンクトップに短パンサンダルという状態で転倒や接触をしたら、さらに大きい怪我をしてしまったでしょう。

 こんなことを書いても軽装でスピードを出す人が絶えないのは、私のような事例は単に野暮ったいだけで、自分は決してそうはならないと思っているからでしょう。しかし、今の原付はほとんどがアクセルを回すだけで走り、その動力は右手の動きによってコントロールされているので、何かの拍子で服や何かが右手に引っかかってしまい、急にアクセルが開いたまま発進してしまう事は有り得ます。バイクに限らす、自分では十分気を付けていても巻き込まれる事故だってありますからこれだけ保険が発達しているという事もあります。本当は免許を取る際にこうした基本的な事は学習しているはずなのですが、免許を取ったとたんにそうした情報はどこかに飛んでいってしまっているというのが現実なのかも知れません。

 しかし、私のように痛い思いをして初めてわかるようなつもりでいると、その痛い目に遭う事故で命も危ういほどの大怪我をしてしまっては後悔してもしきれない事になってしまうでしょう。できるなら、そうした恐怖の体験を自分の経験に重ね合わせて、できる限り深刻な事故につながらないような方向性を目指していくのがいいでしょう。

 これから日中の暑さもやわらき、ツーリングでちよっと遠出しようと思われる方も多いと思いますが、ネットなどで検索すれば原付に乗って恐ろしい体験をした話というのは多く見付かると思います。そうした体験を自分の頭の中で整理しつつ、無事に行って帰って来られるように十分準備されることをおすすめします。

「BIC SIM」ミニマムスタートプランと「OCNモバイルONE」1日30Mコースは最強の2トップ

 昨日の今日でまたMVNO業者によるドコモSIMカードを使っている人向けのニュースが入ってきました。NTT関連のOCNが出している「OCNモバイルONE」のプランの中で、「2GB/月コース」の月額料金が現在月1,780円ですが、2013年10月1日から月1,580円に値下げされるとのこと。これは、一昨日のIIJmioの発表に追随する形で2GBのデータ通信中最安値を目指したものと思われます。また、SIM3枚コースのパッケージの発売を開始し、このパッケージには最初からmicroSIM3枚が入った形で売られるようです。プランも従来の2GBコース(10月1日より月2,525円に値下げ)に加えて、1日60MBコース(月2,425円)が新設されるとのこと。

 私の場合、3枚まとめて契約するならどうしても1枚は標準SIMを使いたいので、魅力的とは思いつつも3枚コースは見送りますが、このようにすぐに追随して魅力的なコースを出してくるOCNはやはりIIJmioと並んで勢いがあり、今後にも期待できると思い、OCNの標準SIMパッケージを申し込むことにしました。

 この決断によりmicroSIMで契約しているBIC SIM(ミニマムスタートプラン945円で契約)は解約しないで残す方向で、標準SIMのOCNモバイルONEとの2枚持ちで使っていこうと思っています。契約タイプは1日30MBまで高速通信可能な月980円のプランの予定で、2枚の合計で月1,925円となります。

 現状ではBIC SIMの方はスマートフォンに入れていて、月500MBある高速クーポンは何かないとほとんど使わない状態になっているので、繰り越し分を含めて、利用できる高速クーポンが1GBの状態を保っています。スマートフォンでちょっとウェブを見たりメールをしたりするだけならそれで十分だからです。ただ、今使っているスマートフォンではテザリング機能が使えないようになっていて、スマートフォンが防水になっている関係上いちいちSIMカードをルーターに入れ替えるのがかなり面倒です。そこで、もう一枚のSIMカードをテザリングのできるタブレットに入れているのですが、この中に1日30MBまで高速通信のできるOCNのSIMカードを入れて替えて運用する予定です。

 そうすると、とりあえず高速での通信が必要な場合にOCNのデータ通信を使うことになります。Wi-Fiしか使えない手持ちのdtabやNexus7はほとんどこのタブレットで使うことになりますが、状況によってはBIC SIMの入ったスマートフォンで使うこともああるかも知れません。というのも、IIJmioの高速クーポンを使っている分には、クーポンを使い切るまで速度規制のための容量をカウントしないらしいので、いざという時のために取っておきたいのです。これで、敢えてBIC SIMのクーポンを使わなくても日常的に高速通信によるネット接続ができるようになります。

 また、OCNの1日30MBプランにはBIC SIMにはない大きな特徴があります。高速の30MBを使い切ってしまったとしても、スピードが200kbps程度に抑えられるのみらしいということです。これを書いている2013年9月現在、同じOCNでも定量のプランの場合には、連続する3日で366MBを超えると規制によって100kbps以下くらいまで速度が落ちてしまうらしいのですが、そのようなスピード低下があるというようなアナウンスは1日30MBコースには出されていません。

 ということは、旅先でスマートフォンをネットに繋いでラジオ放送をラジコを聞いていて、つい寝入ってしまうことが続いたとしても(長時間データを流し続けることになるのでかなり大きなデータがダウンロードされることになってしまいます)、旅行中に接続スピードを制限されることもなく使い続けられるということです。これは少なくともBIC SIMにはできない芸当ですので、車中泊の車内でラジオを聞こうと思って思いの外電波状況が悪いような場合でもインターネット経由でいつでもラジコやNHKのらじる・らじるを聞けるようになるということです。

 また、旅先でどうしてもパソコンの大きなアップデータをダウンロードしなければらななくなった場合には、最大1GBまで(高速クーポンを繰り越した場合)の高速ダウンロードがBIC SIMの方でできるということになるので、私の場合SIMカードをスマートフォンから無線ルータの方に差し替えて使うパターンも出てくるかと思います。となると、OCNモバイルONEの売りであるプランの見直しを行なわなくても月額料金最安のプランを維持したまま使えるというわけです。しかも、BIC SIMには通常契約すれば月額380円かかるWi2の使用権がもれなく付いているわけですから実質的な月額料金は565円と言えるかも知れません。以下はありえない計算ですが(^^;)、Wi2のサービスを十分使っていると仮定すると、実質的な2枚のSIMカードによる通信の価値というのは、980+565円で1,545円とだいたいOCNモバイルONEの2GBコースの料金に近づきます。1日30MB高速通信をまるまる使い切れば月にすると約900MBが使用可能になるのでその分も加えるとデータ通信量についても結構使いでがあります。定額2GBというのも使い切れない人がいることを考えると、SIMが2枚になり、クーポンが使えるものと使えないもの両方の高速通信分を使い分けられるというのは、個人で使うならSIMカード3枚コースを契約するよりも私には魅力的でした。

 とりあえずOCNの方はシステムアップデートをしていないためテザリング可能なドコモの初代Galaxy Tabに入れ(これに入れて使うために標準SIMでないとだめなのです(^^;))、日常生活だけでなく旅行にも活用していきたいと思っています。Wi-FiのみのiPadやNexus7を持っている場合、OCNはSIMフリーの無線ルータとのセット販売も行なっているようですので、私のようなデータ専用スマートフォンとは別に無線ルータに入れて2枚体制にするパターンもありかと思います。これでほとんどのことがまかなえてしまうなら、来年に解約可能なWimaxをとりあえず解約し、モバイル通信の主役をこの2枚のSIMカードだけでまかなってしまえるのかどうか試してみたいとすら今思っています。

IIJmioがSMSオプション付きSIMカードを発表したタイミング

 私が契約しているBIC SIMのデータ通信サービスを提供しているIIJmioから昨日メールがやってきて、今までは限られたMVNO事業者しか提供していなかったSMSオプションを2013年10月から開始するというアナウンスがありました。

 以前もここで紹介した通り、端末でショートメールの送受信ができるだけでなく、一部のスマートフォンで起こっていたセルスタンバイ問題を回避する方法としてSMSオプションに期待している人も多く、安定して200kbpsのスピードが出るIIJmioで実現するということで具体的に今までの契約を整理しようと思っている人もいるでしょう。

 正式に発表されたのが9月25日というのは、実に戦略的で露骨な同業他社つぶしであると思われます。というのも、すでにSMSオプションのサービスを行なっているDTIのServersMan LTE 100の当月中の解約期限が毎月25日で、すでにSMSオプションを付けているDTIのユーザーがこのニュースを聞いてServersMan LTE 100を解約すれば、多少はタイムラグが出ますが、晴れてIIJmioのSIMにSMSオプションを付けて10月から利用することができるという寸法です。

 毎月の料金についてはServersMan LTE 100の方が月490円と安いものの、肝心のスピードが100kbpsを割ることが普通だという状況もあって、もしIIJmioにSMSオプションが付けばすぐに乗り換えようと考えていた方は多かったと思われます。実際どの程度移動があるのかわかりませんが、昨日中に解約手続きをされた方はかなりの数になったのではないかと思われます。

 かくいう私もいい機会なので、DTIの契約を解除することにしました。幸いなことに今使っているどの端末でもセルスタンバイ問題は出ていないので、急いでSMSオプションの付いたSIMカードに変えようとは思っていませんが、今のところ高速オプションを使わなくてもほとんど問題はないということと、できれば複数の端末にSIMカードを入れて同時に使いたいということもあり、もう一つのBIC SIMも解約して代わりに同じIIJmio系のエキサイトBBのSIM3枚プランを契約し(3Gで良ければ3枚で月1,155円、LTEの最安3枚プランは月2,100円)、別に公衆無線LANのWi2を契約するという手もあるかなと思ったりしました。将来的にSMSオプションを付けたい場合は3枚のうち1枚をSIMカード交換手数料の2,100円を払って交換するという方法もありますが、3枚セットのサービス自体に他社から新たなものが出てくればそれを機に解約して改めて契約しなおすほうがいいようになるかも知れません。そうした考えとは別に、SMSオプションと同時に発表された本家のカード3枚プランの値下げが発表されましたので、単にプラン変更をして月2GBまで使えることを生かして常時高速通信を楽しむという方法もあります。はたまた、BIC SIMはそのまま残し、これにもう1枚、OCNのモバイルONEのSIMを増やすことで、手数料無料で毎月プランを変更できるメリットを受けながら使い分けるとか、いろいろ考えるところはあります。

 どちらにしても、自由に解約することができるサービスというのはこういった変化があった時にすぐにサービスを乗り換えられるというのがあるので、こんなに頻繁に契約することができるわけです。最近ではSIMカードの契約でも1年とか2年という縛りを付けているところがありますので、新たに加入する際には自分が長い期間使い続けられるかということも考える必要があります。契約と解約を繰り返すたびに登録手数料がかかるのは仕方ないですが、今後いろんなサービスが発表されるたびに今まで書いたことがひっくり返る可能性もあります。今回のIIJmioの発表を受けて、さらなる興味深いプランが同業他社から出てくることも期待したいですね。

携帯電話の機種変更をしないで本体だけでなくオプションも揃えるには

 世の中にはスマートフォンなど全く使う必要がなく、極端な事を言えば電話さえ普通にできればいいという人が結構います。この連休前にそうした人から相談を受けた際(キャリアはNTTdocomo)、かなり古くなって新しい携帯電話に変えたいという話が最初にありました。

 よくよく聞いてみると、今使っている携帯電話は0円で入手したものだそうで、今もそのつもりでショップに行くと、かなりのギャップにびっくりすることでしょう。その方はずっとドコモを使っているので、2年の縛りは苦にならないと思いますが、下手をするとスマートフォンを勧められる可能性すらあります。機種としては文字が大きなものということで「らくらくホン」が第一候補ですが、ドコモのオンラインショップで調べると最新機種のらくらくホンベーシックで実質負担金(月々サポートを除いた額)が2万円強で、グレードが高い方のらくらくホンは同金額が4万円弱と決して安くはありません。

 というわけで、白ロムで安いものを探すことにしたのですが、店頭で見付けたのが二種類のらくらくホンでした。安いものは2千円くらいからあったのですが、気になったのが現行モデルの前のモデルである「らくらくホンベーシックF-07A」でした。値段は程度が少々悪いせいもありましたが6~7000円くらいでありました。とにかく安くということでは2千円のもので決定なのですが、発売時期の違いでオプション品の入手が可能かどうかというのがポイントでした。F-07Aの方が発売時期の関係からまだアフターサービスやオプション品の入手がオンラインショップやドコモショップから取り寄せができ、しかもドコモのポイントで購入することも可能でした。その方はずっと機種変更を行なっていなかったようなので、その方のパソコンを使ってドコモIDを取得し、先に端末の確保をしてからドコモオンラインショップにアクセスし、卓上ホルダおよび予備電池を無料で注文することができたのでした。

20130923_170608

 購入したらくらくホンF-07Aを卓上ホルダに乗せるとこんな感じですが、片手にすっぽりおさまるくらいコンパクトで、防水はありませんが基本性能は十分で、歩数計や拡大鏡(カメラを向けると対象物を拡大してくれるので、ルーペの代わりになる)なども付いていて、かなり便利に使えそうな端末です。あと、エリアメールにも対応しているそうなので、緊急地震速報も受信できるということで、落下や水没など致命的な事がなければ、これからしばらくはこの携帯電話で十分ではないかと思います。今回は相談された方にも納得していただいたので良かったですが、すぐ使う状況でなくても今使っているガラケーがすでにアフターサービス期間が終了し、オプション品の入手が難しくなっているようなら、オプション品を揃えられるくらいの時期に出た新しめのガラケー機種を白ロムで狙ってみるのも一興でしょう。安い値段で見付けたら、とりあえずオプション品と一緒に確保しておくのも悪くないと思います。

電子制御された「Ecoモード」は運転しやすい?

 先日、1200ccの平成24年登録のスズキ スイフトを運転させてもらう機会がありました。普段軽自動車を乗っている身からすると、かなり余裕がある感じで運転することができたのですが、車を市街地から国道のバイパスに進めたところ、ちょっとした違和感を持つことになりました。

 交通量が少なめの道で、流れに乗ろうとアクセルをふかしても思ったほど加速しないのに気付き、はたと思い出したのが走行中の運転モードが燃費重視の「Ecoモード」になっていたということでした。

 いくら新しい車だといっても、ハイブリッド車でなくガソリン車で燃費を向上させるためには何かカラクリが必要です。私が今乗っている軽自動車、スズキのkeiですが、この夏はエアコンを最大に回したまま日中の運転を行なっていたら、とうとう実燃費が10km/lを割ってしまいました。エアコンさえ付けなければ市街地走行でも12km/l以上は行くのに、こうした差を生み出すのが運転する環境や運転の仕方です。特に最近では燃費の数字自体が一人歩きしているような感じで、その数字を前面に押し出したテレビコマーシャルも普通にあるくらいです。そうした広告を見て購入した人が、実際にエアコンを全開にしたまま急発進・急加速を繰り返すような運転をすればかなりカタログに記載された数字とはかけ離れてしまうことでしょう。「Ecoモード」というのは、かなり乱暴な運転をしようと思っても車の中に組み込まれているコンピューターが電子制御をして燃費重視の走行をするためのモードであると私には思えました。もう少し言うと、エンジンの回転数をおさえることで、できるだけ燃費をカタログ値に近いものにするように調整されているということです。これを燃料節約のための嬉しい機能と取るか、軽やかに走ろうとしても加速しないストレスのたまる機能と取るかで、このモードの評価が変わってくるのも面白いですね。

 私が今の車の前に乗っていた一世代前のワゴンR(エネチャージが付く前のものです)には「Ecoモード」の設定はありませんでしたが、簡易燃費計が付いていました。アクセルを踏み込んで急加速するとその際の燃費は一桁に落ちるものの、下りの坂道を惰性で進む場合は表示上限の50km/lに達します。そうして逐一測定して平均の燃費を出す機能もあるのですが、この数値は結構正確で、ガソリンを入れて走行距離から計算する数値とほとんど同じでした。もちろん現行の車でもドライブモードを切り替えて使えばいいのですが、それだと高速道路が急に上り坂になった時など、その都度手動でモードを変更するようにしないと加速がゆるやかになりそうなので、ちょっとめんどくさいのではないかと思ったりします。個人的には簡易燃費計が付いていれば、燃費重視の場合はそれなりに走るなど、自分の中で燃費重視かパワー重視かということを決めて扱うことで十分だと思うのですが、そうなると自分が乗りたい車はどうしても新車より中古車の中から車を選ぶことになってしまいますね(^^;)。

スマートフォンを家電のリモコンにするシステム

 日本の家電メーカーが売り上げを伸ばす秘策として、最近特に家電製品とスマートフォンの連携を前面に押し出した製品がたくさん出てきています。基本的には冷蔵庫や掃除機など自体にインターネット接続機能が搭載されており、外からアプリなどを介してインターネット網に繋がったスマートフォンで家電を操作できるというものです。特にシャープのロボット掃除機COCOROBOの対応機種では、掃除機本体のリモートコントロールだけでなく、別売のコントローラーを使えば同メーカーのテレビやエアコンなども外出先から管理できるという優れものです。

 スマートフォン以前にもこうした技術というのはあって、私が使っていたのは携帯電話のメールを使ったハードディスクレコーダーのテレビ番組録画の仕組みでした。ただ、当時はスマートフォンのようなアプリなどはないので、決まった書式にのっとったメールを作り、ハードディスクレコーダーが設定したメールサーバー(無料メールアドレスを取得して設定する)にアクセスし、定期的にメールを受信することで予約録画の情報をハードディスクレコーダーが読み込み、外からでも録画予約ができるというしごく簡単なものでした。今では家電側も無線LANを使ってネットに常時接続できている状態なら、リアルタイムでいつでも自宅にいるような感じでスマートフォンから家電を操作できるようになっているので、相当進化している感じがありますね。

 このシステムの利点というのは、対応の家電を揃えるのに多少お金はかかるものの、家自体に特別な工事や施設を付ける必要がなく、インターネットが安定して使えれば一連のシステムは使用可能になります。もっとも、私の自宅ではとてもロボット掃除機では掃除できないくらい部屋の中がごちゃごちゃしていますので(^^;)家電コントロール化の第一段階で挫折せざるを得ないのですが。そういう問題もなくシステムを揃えられれば、車での旅行中でも常に自宅の家電を使えるようになれば、思い立った時にテレビ番組の録画とか、帰宅直前にエアコンのスイッチを入れるとか、逆に動作させたまま出掛けてしまった場合の運転停止の操作も手元のスマートフォンで行え、まるで昔の人が夢見たリモートコントロールできる住居というものが一部ではありますが実現できるような時代になっているということは言えると思います。

 ただこうした便利なシステムも、スマートフォンを使うということで、別の問題が起こることが考えられます。スマートフォンが故障すれば家電のリモコンが壊れたと同じ事なので、これら便利な使い方が全て使えなくなってしまいます。こうしたシステムを本格的に導入しようと思われる場合は、家族が持っているスマートフォン全てでコントロールできるようにしておくか、少なくとも一台はスペアを用意しておいた方がいいでしょう。スマートフォンが壊れてしまったり、つい先んじてOSのアップデートをしてしまい、アプリが使えなくなるようなトラブルがあった場合、今まで紹介してきた便利な機能が全て使えなくなってしまうということも十分あり得るわけですから、もうすでにスマートフォンでの家電コントロールの便利さにはまってしまっている方は、問題なくシステムが使えているうちに対策も考えておきましょう。

東日本大震災の被災施設撤去に思うこと

 今年(2013年)5月に岩手県から宮城県の海岸沿いを訪ね、それまではテレビでしか見ることができなかった被災地の様子を自分の目で見に行ってきました。その時私が感じたのは、瓦礫が撤去されて入るものの漁船が内陸部まで流されてきてしまった光景とか、被災し鉄骨だけが残った姿に、「テレビで見たものと同じだ」というものでした。

 その時に見た気仙沼市に打ち上げられた漁船はすでに解体作業が始まり、先日になって南三陸町にある防災庁舎の撤去も決まりました。テレビなどで繰り返し報道されたものであるだけに、東日本大震災の大きな被害状況を忘れないため、残してはどうかという意見もありましたが、地元の方々は撤去を望んだという結果となりました。

 被災地からの情報が時間の経過とともに少なくなってきている現状で、被災地以外の人間が勝手な事を言っていいのかとも思いますが、一つ言えることがあります。これを書いている数日前、東日本大震災が起きた日から2年半経過した時期においても、福島県いわき市で最大深度5強という地震が起こりました。気象庁の発表では東日本大震災の余震だと言います。あまり日々の話題にはなりませんが、これほど大きな地震ではなくても、最大震度3くらいの地震は関東地方から東北にかけて毎日のように起こっている事実も忘れてはいけないでしょう。つまり、原子力発電所の事故処理だけではなく、地震のエネルギー放出自体もまだ収束していない状況であり、一連の震災はまだ終わっていないと感じられる状況があるので、やはりモニュメント的に残るものがあると、何かのきっかけで良くない記憶を呼び起こしてしまう恐れがあることは確かでしょう。

 大きな災害や戦争による破壊された事実を忘れないために、後世に何を残していくかというのは将来に向けた課題であるとは言うものの、人為的に発生した戦争は一度終わってしまえば再び起こそうという人たちがいない限りはそこからの再建という風に考え方を改めることができますが、こういった天災の場合、いったいいつが終わりなのか地震の揺れに原子力発電所の問題が複雑にからまってくると、未だ再建の道すらはっきりしないというのが実情でしょう。そう考えるとまずは復興を成し遂げてから被災した当時の状況をどう伝えていくのか考えればいいのではないかと私は思います。

 これからの7年間、東京オリンピックで盛り上がることはいいと思いますが、少なくともオリンピック開催時には東北の被災地も軒並み復興しているという状況になっていくのなら、海外から訪れるオリンピック目当ての観光客のために改めてモニュメントを作るという議論が出てくると思いますし、復興がなった日本の姿を内外に示すということを印象付けられます。そういう意味では漠然と復興を目指すよりも、7年という期限が課せられたことをプラスに感じつつ、個人的にも東北地方の復興に力を貸すことができれば嬉しく思います。

iPhone騒動の意外な影響

 昨日は朝から全国一斉に新しいiPhoneが発売されるのに合わせて、東京のアップルストアなどからテレビのワイドショーのカメラが全国に中継をし、あのNHKですらも夜のニュースの準トップ扱いで報道していました(ニュースウォッチ9)。それだけ新しいiPhoneの携帯電話会社主要3社からの発売にはインパクトがあるということなのかも知れません。

 日本における全てのスマートフォンのうちでiPhoneが一番売れているという事に間違いはないのですが、端末自体の特徴についてはあまり語られないままマスコミはiPoneをプッシュしているようにも思えます。早い人では10日も前から並んでいるという人々の熱狂的な盛り上がりを前面に出すことでお祭り的な状況を伝えてはいるものの、なぜこれだけ人気があって売れるのかということや、今までスマートフォンを使っていない人にとってもすんなり使えるものなのかとかなど、特にスマートフォンを使っていない人にとってはなぜこれだけ盛り上がっているのかはテレビ報道だけではわかりにくいのではないでしょうか。とりあえず景気良く物が売れるということは明るいニュースなのかも知れませんが、決して安い買い物ではありませんので、購入をすでに決めている人以外は冷静にこうしたニュースを受け入れる方がいいだろうと私は思います。

 テレビのニュースで何だか盛り上がっているからいいものに違いないと思ってしまう人がもしいたとしたら、個人的にはこうした「現象」を報道するマスコミの報道するアナウンス効果の賜物ではないかと思われます。報道する側にそうした意図はなくても、結果的に消費行動を刺激する広告に近いものだと思うのですが、いったい広告費に換算するといくらぐらいになるのだろうとこちらは本当に下世話なことも考えてしまいますね(^^)。

 今後のドコモのスマートフォンについて展望すると、契約者の中でのiPhoneの契約比率が高くなればなるほど今まで使っていた端末が吐き出される形で増えると思われますので、私としてはこの騒ぎに便乗するような形ではありますが、中古市場の活発化に期待をしています。とりあえず、すでに発売されているドコモのスマートフォンのラインアップの中から自分が使いたいと思う機能を持つ機種をリストアップしてその相場を追いかけたり、ちょっと特殊な端末がこの騒動の影響で叩き売りのように安くなっていたら、そういうのも狙って入手し、ここで順次紹介していければいいなと漠然と考えています。そうなるとSIMカードを入れて使える端末がますます増えてしまうわけで(^^;)、ハードの導入状況によってはSIM3枚契約も視野に入れておかないといけないかなとも思ったり。今使っているサービス自体に不満はないのですが、こういう状況もiPhoneが3社から出たためだとも言えるわけで、そういう意味では全くiPhoneを使わない人間でも何らかの影響があるということで、さすがiPhoneというのが今回の結論です(^^)。