昨日は、秋田大曲の花火大会が無事に開催されました。先日の大雨で秋田県も被害にあっているという情報を聞いていたので、果たして大曲の花火は大丈夫なのか? と思っていましたが、当日の公式ホームページで予定通り開催されるという情報を得て、当日NHKBSで夜の部開始からテレビによる生中継があることは知っていましたので、今年はテレビではなく大型スクリーンにビデオプロジェクターから放送を映写して見ることにしました。
通常、ビデオプロジェクターでテレビ番組を見る場合、テレビかチューナー(レコーダー)をHDMIケーブルで接続することを考えますが、私の自宅では専用のシアタールームがあるわけではなく、強引に居住スペースにスクリーンを出してプロジェクターも三脚に付けた状態で置くだけです。ここから更にテレビチューナーを持ってくると取り回しが大変なので、自宅のWiFiを経由するネットワークを使ってテレビを見られる仕組みを以前から仕上げています。
自宅ではテレビとは別にi-o dataの「Rec-on」というテレビチューナーを併設しています。このチューナーにスピーカー付きモニターをケーブル接続しても良いのですが、このチューナーはネットを介してスマホやタブレット、さらにはAmazon Fire TV Stickでもテレビ放送を見られます。元々は、自宅から出て外にいてもモバイル回線を使って自宅で見られるテレビ番組を見られるようにするためにこのチューナーを購入したのですが、今回はFire TV Stickに有料アプリのDixim playというアプリを入れることで、家にある他の自宅ネットにつながった映像機器をコントロールできるようになっているので、あえてDixim playを使っています。
単にテレビ番組だけでなく、大型テレビで録画した番組にアクセスして見ることもできるので、今回の場合もビデオプロジェクターのHDMI端子にFire TV Stickを付け、電源用のUSB端子につなぐだけで大画面スクリーンに動画配信だけでなく、これまで録り貯めた番組ライブラリーも一発で映し出すことができるのです。
さて、今回は録画されたものや動画配信のものを見るのではなく、生中継の花火大会の映像です。当然ながら実際に現地に行って見るのと比べれば迫力もなく(音はビデオプロジェクターから出しているので、圧倒的に重低音が足りないと思います)、映像はカメラによって切り取られてしまうので自由度もありません。しかし、直接現地に行くまでも大変なら、花火大会の場合、会場から出ることがまず大変です。さらに宿泊場所もないということになると、車で行ったら帰ってくるまでが本当に大変です。
それが、スクリーンで見れば、自宅から準備もそこそこに、エアコンの効いた部屋でゆっくりと楽しんで、終わったらすぐに寝られます。ただ、実際にテレビの画面で見る花火大会はそこまでの臨場感を感じることはできませんでした。果たして100インチスクリーンで見る花火大会はどんなものでしょうか。

中継が始まってしばらく見ていて、ちょっとぼやけていて美しくないという感じだったのですが、これはビデオプロジェクターが自動でピントを出していたので、細かいところのピントが合っていない事に気付きました。改めてピント合わせを行なったところ、かなり細部まで花火の様子をスクリーンで見ることができまして、当然現地で見るのとは違うとは思うのですが、色んな会社の花火の違いを感じることができました(大曲の花火大会は全国の競技花火大会で色々な種類の花火が上がるのです)。
テレビ中継ではカメラワークの関係で、花火が画面いっぱいに映り込まないような時もありますが、クライマックスのスターマインではアップにして画面いっぱいに映るので、それはそれで十分テレビ中継でも楽しむことができました。
ちなみに、この日の観覧席の有料チケットは当日券はすでに売り切れていましたが、レジャーシートに座って4人まで観覧可能な席は11,000円でした。今回購入したビデオプロジェクターは数回花火大会の有料観覧席を取ることを考えると元は取れてしまいます。まあ、実際に見るのとは大部違うことは十分理解していますが、地理的に大曲まで行くのが難しかったり、体力的に長く座っていたり移動自体が難しい人にとっては、こうした大スクリーンでの花火大会を見ることも十分に有りではないかと思います。


