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もはや大きなイベントに入場するためには事前のネット予約が必然になりつつある

今週末、私の住む静岡市内で「静岡ホビーショー」が開催されます(すでに業者に向けて開幕中)。自宅から歩いても行ける場所で開催されているので、静岡市の地場産業である模型に関する展示を見てみたいところではあるのですが、それもなかなか叶わなくなりました。

というのも、私自身プラモなど模型に関する情熱をそこまで持っているわけではないので、いつもこの時期に開催されることはわかっていても、事前予約しないと当日いきなり出掛けて会場に入ることはできないので、そうした予約の手続きをしていなければ会場の脇を通っても、中で何が行なわれているかすら知ることはできません。

まだ、そこまで「静岡ホビーショー」が広まっていなかった頃には、普通にテレビで開催のニュースを見て、ちょっと出掛けようとフラッと会場へ行って入場することは可能でした。モデルガンの試し打ちやガンプラのブースには行列ができていましたが、ゆっくりと見られるところもあり、個人的には毎年楽しみにしていたのですが、ネットでイベントが広まるに連れ、だんだんふらっと行って入場することは難しくなりました。

まず、あまりにも多くの人が一般公開日に押しかけるため、開場前から入場するための列ができ、その列が会場を一周するくらいまで長くなったことで、現在のような「ネットによる事前予約制(定員あり)」に変わってしまって今に至ります。実際のところ、入場の方法をそのようにしないとやってくる人数をさばききれないという事があっての今なんだろうとは思いますが、地元民としてはせっかく近くでやっているのに見に行けないというのは残念ですね。ただ、地元の小学生は一般公開日でない日に見学できるようなこともやっていたと思うので、地元開催のメリットが全くないというわけではないでしょう。

ただ、国内外から多くの人たちが特定のイベント目当てに一気に押しかけるような事は今後も無くなることはないと思うので、本当に行きたいと思ったら近く遠くは関係なくネットで予約をしてから行くということを当り前にしないと、色々と不自由に感じることは増えていくのではないかと思います。自分の興味のある物について、日々リサーチをする中で自分で行って楽しめるイベントにはきちんと予約をして行くようなライフスタイルの変更をしていくことが大切だとしみじみ思います。

首都圏からの移住を考える場合には自然環境・買物避民回避策だけでなくエンタメ関係の状況も考えよう

様々な理由で、首都圏から地方に移住を考えている方は少なくないと思います。ただ、単なる憧れだけで移住先を決めるのは危険だと思います。といっても私自身、そこまで多くの地方で暮らしたわけではないのですが、今住んでいる静岡県から移る決意ができない理由があります。

私の住む静岡市は、かなり昔は冬には雪が積もった事もあったようですが、ちょっと昔くらいからは冬にちょっと雪が舞うくらいで済むくらい雪が降らない地方で、この恩恵を知ったのは学生の時に地元を離れた時でした。

その地方もそこまで雪が降る地方ではなかったのですが、一旦降り出すと数十センチは積もるので、雪をどかして車を出すのにも苦労するし、雪と土が混ざってどろどろになるし、さらにあまりの寒さに車のドアは開かなくなるし、雪は楽しいものではないという事がしっかりとわかりました。それでも、屋根の雪降ろしが必要な地域でなかったのがまだそうした事の全く経験がない私にとっては救いでした。

毎日の雪かきと、定期的な屋根の雪降ろしが必要な地域に、生まれてからそうした行動が当り前であるという認識がない人が行くと、私だったら相当なストレスになってしまうでしょう。さらに、暖房費がいやでもかかることや、車のタイヤもシーズン前に交換するなど、生活のコストも莫迦にできないなど、そうしたもろもろの情報を頭に入れて、それでも移住するかという事になると、全く雪の降らない土地の人間が雪国に憧れがあっても、移住するといった、そこまでの気持ちにはなりませんでした。

ただ、私の住む静岡は南海トラフ地震で大きな被害を受けるかも知れない場所にあります。日々の生活コストは安くても、何かあったら今の住居に住めなくなる可能性もあり、さらには台風なども直接上陸する地理的な場所にあるため、もし私の住む静岡に移住したいと思われる方は、そうした地理的なマイナスポイントもしっかり頭に入れなければなりません。

そう考えるとどこて移り住んでも、同じように自然災害に遭遇する可能性は0ではないので、自分の理想に合った条件に当てはまるかということを考える必要があります。地理的条件で言うと、現在首都圏に住みその利便性を享受してきた人については、そうした利便性をほとんど放棄しても自然あふれたのびのびした生活を選ぶか、その地域自体でもそれなりに利便性を受けられるようなお店・レジャー関連の施設がある場所にするのか、それとも何かあったら気楽に首都圏に行くことができる交通の便が良いところにするのか、色々な判断のための条件が出てくるだろうと思います。

個人的には、大きな地震が起きることは前提にして、あとは買い物についてはネット通販を効果的に使いつつ、ネット通販では買えない文化的な施設もそれなりにあるようなコンパクトな街であることが望ましいと思います。あくまで私の場合ですが、有名なアーティストの公演などは首都圏まで行って見られれば良いのですが、マイナーなアーティストでも全国公演で寄ってくれたり、多くの人は見ないけれども好きな人は見たいと思う映画などはその地域で見られるような環境があると有り難いです。お芝居とかスポーツなどは、地方を回ることはそこまで期待できないのでこちらから行くしかないと思いますが、日常的に営業しているミニシアターの愛好者が多い地域であれば、わざわざ首都圏に出掛けなくても直接見られるものが増えますので、私にとって住みやすい地域になるかなと思います。

そういう意味で、私の住む静岡がそうかというと、そこまでという感じはしないのですが、これは自分がこの地に生まれてしまったということから逃れられない部分もあるかと思います。ネットから情報を取っていて他の地域が羨ましいと思えることもありますし、東京近郊で生活している人が羨ましいと思うこともありますが、地域で頑張っている人たちを応援することで状況は変わってくることもあります。

たまたま先日、私の興味あるジャンルのエンタメについて、ネットで見た全国で行なわれるイベントが自宅から歩いて行ける場所で行なわれることがわかったので、行けるようにチケットの手配をしましたが、こうしたイベントに顔を出していくことによって次のイベントが来てくれることもあります。エンタメ好きな方が地方への移住を考える場合は、そうしたイベントスケジュールを見た場合、移住候補に挙げている地域で自分の好みのエンタメがどんな感じで楽しめそうか、そんな事も考えると良いかと思います。

西伊豆と清水を結ぶ「駿河湾フェリー」の清水発着港が江尻埠頭に変わって運行開始に

静岡市の清水から西伊豆土肥を結ぶ「駿河湾フェリー」は船の不具合で長く運休していたのですが、昨日船だけではなく清水で発着する港を移した上でリニューアルオープンしました。

今までは、商業施設や映画館、観覧車などがある「エスパルスドリームプラザ」から近い「日の出埠頭」から出ていました。車で観光するにはエスパルスドリームプラザの駐車場が使えたりするので便利だったのですが、JR清水駅からは少々距離があるので、その点は不便だったのが、公共交通機関を利用される方に便利なように、フェリーが乗り入れする埠頭が変わりました。

昨日から清水側の出発地となったのが「江尻埠頭」で、今までは水上バスが発着していましたが、工事でフェリーも発着することができるようになりました。ポイントは「駅からの近さ」です。清水駅の改札から出て港方向に屋根の付いた専用通路を進むと、だいたい徒歩5分でフェリー埠頭に着きます。

さらに、その場所には清水の海の幸を売ったり、マグロを中心として食堂の並ぶ「河岸の市」に隣接しているので、フェリーに乗る前や伊豆方面から清水に着いた後に食事や買い物を楽しめるようになりました。フェリー乗り場に隣接する「新いちば館」がリニューアルオープンすることになり、フェリーとの相乗効果が期待されています。

将来的にはフェリー乗り場近くに、もしかしたらサッカーJリーグの清水エスパルスがフランチャイズにする新スタジアムが作られるのでは? という話もあります。Jリーグの観客動員はひとえに清水エスパルスがいかに頑張ってJ1をキープし、優勝争いにからんでいくかという事が大事だと思うので、その点は何とも言えないものの、アウェーで他県からやってくるサポーターにとっては、現在の日本平スタジアムはちょっと清水駅から距離があり、シャトルバスだと時間がかかり、駐車場も混雑していますが、もし江尻埠頭近くにスタジアムができれば、清水駅から歩いて行けるスタジアムになる可能性が高く、スタジアムに来るのも、帰るのも早くて時間が読めるようになるので、サッカーファンにとっては有難いところですが、これについては今後の進展にも期待したいところです。

ちなみに、東海道線は清水駅の2つ次の駅が東静岡駅で、現在東静岡駅に隣接する土地にアリーナを建設する構想があります。現在プロバスケットボールのベルテックス静岡(B2)がホームとしてアリーナを使いたいという話も出ているのですが、東静岡駅の隣の静岡駅にも新幹線ホーム側にある南口の再整備計画などがあり、「静岡」「東静岡」「清水」という駅を中心に新たなプロジェクトが動く中での駿河湾フェリーの新ターミナルに変更しての運行再開に、今後の期待が高まります。

ローカルラジオを聞き込むと思わぬその土地の特徴を感じる時がある

先日、仕事が平日に休みになったことをこれ幸いと、山梨まで車で出掛けてきました。その目的は、韮崎市にある「ワニ塚の桜」(樹齢約300年のエドヒガンザクラ)という一本桜を見に行くためでした。天気はちょっと怪しかったのですが、何とか到着した時にのぞいた青空をバックに一本桜を撮影することができました。

ただ、今回のお話は桜の話がメインではありません。確かに、目的地に向かうまでにどこもかしこも満開になっているソメイヨシノの姿に、帰りはちょっと別の桜も見ていこうかなと思っていたのですが、ワニ塚の桜のあまりにも大きなインパクトに、行き帰りのソメイヨシノは確かに綺麗で素晴らしかったものの、わざわざ止まって見ようとは思わなかったくらいでした。

そんな行き帰りの車の中では、地元のYBS山梨放送のラジオをずっと聞いていました。地元の情報なども流しながら、さらにはたまたま春のお祭りが始まる時期であったためか、お祭りに協賛する企業を呼んでPR活動の内容を流していて、私がいつも車に乗りながら聞いている地元局との印象とはちょっと違った感じでした。今回はそんな中、流れてきた一つの情報について大変興味深かったのでここで紹介しようと思います。

それは、「盗難車情報」という情報コーナーで、そこで紹介された車のナンバーを見掛けたらすぐさま110番に通報して欲しいというものでしたが、私が聞いた情報は2件で一台は品川ナンバーのレクサス、もう一台は山梨ナンバーのランドクルーザーでした。

実際のところ、山梨県は観光地としても富士山を見たいと思って来る人が多い県ですが、私の住む同じ富士山の見える静岡県では盗難車情報などラジオから流れないのですが、こういった情報が地域の民放ラジオから流れるというのは、やはり私が聞いたような高級車を狙った窃盗が多いからなのか? という事が心配になってしまいますね。

ちなみに、私の車は転売で利益を上げられるような車ではありませんが、今まて乗っていて耐久性だけはあるので、全く盗難の心配が無いとは言えないので、改めて旅行で出掛けた先での盗難には注意しようとこの放送を聞いていて思いましたし、案外こうした情報を定期的に流しているのは、盗難車が自分の乗っているのと同じ車種であったら、特に県外からレジャーで来ている人にとってはあえて注意喚起をしなくても、その情報を聞いて気を付けることで盗難の被害を防止するような効果も期待できるのではないかと思います。

それにしても、やはりというか国内で狙われる日本と言えばレクサスやランドクルーザーというトヨタ車が多いのですね。世界は今、トランプ米大統領の出した関税の高さに恐れおののいていますが、日本では経済自体の影響と同じくらい、これから購入価格がかなり上がると思われる国産の「海外でも売れる車」の盗難が増えてしまうのではないかという感じもします。そんなわけで、こうしたラジオ放送がない地域であっても、盗難車の対象とされやすい車でお出掛けになる方には十分注意をし、必要であれば車内から自動的にクラウドに飛ばせるようなSIMカードが付けられるドライブレコーダー・防犯カメラの導入なども検討されるのが良いのではと思います。と、同時にやはり車で移動する場合には音楽ではなく地元に密着したラジオをRadiko経由でも聞きながら走る方が様々な発見があるのでおすすめです。

2025年3月いっぱいで営業を終了するアピタ静岡店がイオン系のショッピング施設として再営業することに

以前、私の住む静岡市の地域情報として書かせていただいたのですが、静岡駅の南口から一直線で行くことのできる(車だとだいたい5分くらい)、駐車場も平面と立体があって利用しやすいショッピングモールでユニー系の「アピタ静岡店」がこの3月30日で閉店することになり、もはや閉店カウントダウンというところまで来た時点で新たな展開がありました。

元々、このアピタ静岡店が開店したのが2005年で、今年で19年目になります。一階と二階が店舗で、三階より上が駐車場になっていて、屋上の駐車場は毎年7月にある安倍川花火大会には一般客に開放され、店内で購入したものを楽しみながら花火大会を楽しめるなど、静岡市民に寄り添った営業をしていたので、この撤退のニュースは唐突で、当初はその後に撤退した後にこの施設はどうなるのかということも発表されていませんでした。

撤退の理由として、集客はそれなりにあるものの、設備の老朽化によるところもあります。上記で書いたように屋上を駐車場として使用しているため、屋上の防水についても対策が必要になるでしょうし、そうした費用をどのように負担するのかという事になってアピタ側はそのような負担をせず撤退という形になったのだろうと推測はできました。
閉店をすぐ前にして、「イオンリテール」が撤退するアピタ静岡店の後に入ることが決定したというニュースが入りました。全国的には大型スーパーの地方都市からの撤退が当り前のようにニュースになる中、このアピタ静岡店の場所がまたショッピングモールになるということで一安心というのが地元に住む人間としての第一の感想です。

ただ、先述の通り屋上の防水工事および、空調用の機器の入れ替えなど、改めて営業を開始するには大規模な工事が必要になるということで、イオン系のショップが営業を開始するのは翌2026年の春を予定しているそうです。

静岡駅周辺は、新幹線を使えば東京まで約1時間で行けるということもあり、首都圏からの移住先としても注目されていますが、実際に移住を考える方にとっては、日常的な買い物などの利便性がどのくらいあるかということも考えなければいけません。静岡の駅周辺はコンパクトにまとまっていて、駅まで出てしまえばそれなりに買い物はできるのですが、車を使って買い物をするには、アピタ静岡のような駅から近くても車が停められて食品から衣類、日用雑貨なども一通り揃うショッピングモールは便利でした。

ただ今回、撤退した後に入るテナントが一応決まったことで、近所の人からすると一安心といったところではありますが、予定はあくまでも予定であることも確かです。特に老朽化した店舗を改装して再オープンとなるとかなりお金も掛かりますから、本当に来年の春新しく再オープンできるのかというのは、近所や地元の人だけでなくこれから静岡市に移住を考えている方にとっても気にしておいた方が良いと思います。

静岡市における大型商業施設といえば、こちらはまだ全く予定がはっきりしていないのですが、東名高速道路の「日本平久能山スマートインター」付近に静岡市が用地を確保し、広くテナントを募集するという話もあります。今後、アピタ静岡のところにイオンが入り、さらに別の施設が郊外にできるということになると、かなり車での買い物環境が良くなることが予想はできます。

ということで、まずは来年春までの状況を確認しつつこのブログからも状況を発信していければと思っています。静岡市自体が人口がそれほど増えていないというところはあるのですが、今後は静岡駅南口にも再整備計画があり、今まで無かった駅の南側にも大きな商業施設を作る計画もあるそうなので、行政の頑張りにも期待したいです。

大きなショッピングモールの閉店はその地方の活力まで奪ってしまいかねない

先日訪れた長野県松本市では、松本城の近くに大きなイオンモールができていてびっくりしましたが、その半面地域の老舗百貨店である井上百貨店やイトーヨーカドー南松本店が2025年に閉店することになることを聞き、私の住む静岡市でも他人事ではないと思っていましたが、同じ2025年の3月末で近所の大型ショッピングモール・ユニー系列の「アピタ静岡」が閉店するというニュースが急に入り、周りはかなりざわついています。

お店は客入り自体が悪いわけではなく、火曜日の特売や週末には多くの人たちが買い物に訪れ、テナントもセリア・無印良品・GUなどが入って繁盛しているように思えましたが、この場所は元はJR東海の社宅があった場所で、土地建物の持主であるJR東海とアピタを運営するユニーとの間に何かトラブルでもあったのか、そもそも契約満了での予定の結果なのか、第一報の段階では何とも判断できません。

土地勘がない人のためにちょっと説明すると、ショッピングモールの建物はJR静岡駅南口をまっすぐに南下した左側にあり、直ぐ側には地元のマスコミである静岡新聞・静岡放送の建物がある市内に住んでいれば誰もが知っている場所です。市民としてはこれらのモールの建物と隣接する静岡市の駿河区役所の建物は渡り廊下でつながっており、まさに現在、選挙の不在者投票を買い物のついでに行なえるということでも市民の利便性に一役買っています。

今回閉店する建物は区役所から離れていて、区役所の隣りにある主にスポーツ用品とレストランが入る建物については営業を今のところは継続するそうなので、区役所に用事がある場合、狭い区役所の駐車場に停めなくても、ショッピングモールの方の駐車場に停めて市役所の用事を済ますことは今後もできそうです。ただ、閉店する建物には立体駐車場があるので、大雨や台風の時でも濡れずに買い物ができていたのが、今後その建物にテナントが入らないで取り壊しということになれば、かなり利便性は損なわれます。

また、こんな事は考えたくありませんが、水害が予想されたり津波が襲ってくるような事が予見された場合、今後静岡市は民間の立体駐車場を開放するような形でお願いをするという話もあっただけに、災害時にも有効に使えるインフラが使えなくなるリスクが出てくるわけで、地域にとっては大きな損失になるかも知れません。

恐らく、今挙げたような理由から、JR東海は次のテナントとの話し合いをしていて、今とは違っても違うお店が営業をするのかも知れませんが、これも希望的観測に過ぎないでしょう。地域に大型店が入るメリットは色々あるものの、いったんそれが撤退となったら一気に環境が変わって地域衰退という憂き目になる可能性も出てくるわけです。その後、続報として今回閉店するショッピングフロアについてはイオングループが入るという話も出てきているようです。ただ、その場合でも閉店から次のお店の開店まではどうしてもタイムラグは出てきてしまいます。お店が残ればホッとはしますが、まだ確定ではないので、この事についての言及は今のところ控えることにします。

あと、静岡市内の大型スーパーと言えば、毎年開催される「静岡ホビーショー」が開催されるツインメッセ静岡の隣りにあるイトーヨーカドーがあります。今回のアピタの閉店によって、それなりにお客を集めている店舗であってもいつ閉店してしまうかというのは本当にわからないという事がわかりました。何でもそうですが、一つのサービスが未来永劫に続くと思ってそのサービスだけしか使っていないと、そのサービスが終了してしまうと本当に路頭に迷うような事にもなります。今回はショピングセンター・大型スーパーの話でしたが、あらゆるものに依存せず、ショックを伴う変化が起こっても慌てずに対応できるような感じで生活していくことは大切だとしみじみ思います。

高速道路が開通することによって利便性が失なわれる現実を感じた中部横断道無料区間

先日、中部横断道を使って山梨方面に秋のとうもろこしを買うために出掛けてきました。昔は国道52号線を上がり、身延から甲府方面へとカーブの多い下道を延々と走るか、富士から富士宮方面から河口湖の方へと抜ける感じの行き方が主だったのですが、今はかなり楽になっています。

東名高速に乗って清水ジャンクションで中部横断道に入ると、下道を通ることなく甲府方面に抜けられます。なお、山梨県内の中部横断道は、富沢ICから六郷ICまでは対面通行ではあるものの無料区間となっているので、一般道と同じように料金を払わないで通行することができます。最近はノンストップで走ることのできる中部横断道のルートをいつも使っているのですが、一つ不満点があります。

それは、東名から中部横断道を進む中で車で休む場所がかなり減ってしまったことです。まだ中部横断道が一部開通の時代には、新東名の新清水ICまではノンストップで行けたので、そこへ行くまでに新東名の清水PAで休憩を取ることができ、そこから富沢の道の駅やJAの農産物直売所などが点在していたので、目的地に着くまでにも色々立ち寄っていくことが多かったのですが、東名の清水ジャンクションから直接中部横断道に入ってしまうと、道の駅としては中部横断道沿線にある道の駅なんぶが唯一の休憩施設となります。先日立ち寄った時も、同じように休憩や食事をするために多くの人が訪れていて、特にレストランの混雑ぶりが半端なく、ゆっくり休憩をすることもなかなかできません。

ちなみに、道の駅なんぶのすぐそばにはコンビニのローソンが営業をしているので、深夜や早朝の休憩時でも何とか食料や飲み物は手に入れることはできます。しかし立ち寄るためにはいったん一般道に降りてから改めて中部横断道に乗り直すことになってしまうので、めんどくさがってそのまま通過してしまう場合には注意が必要です。下道に降りるにしても夜などはどこかコンビニを探すような事になり、道の駅やSAはもう少し走った道の駅富士川(増穂ICに併設)まで行かなければなりません。

先日は、行きはストレートに走りましたが、帰りはより道をしながら帰るようにし、あえて下道の国道52号線をしばらく走りました。途中にあるスーパーや、農産物直売所に寄るのが目的でしたが、しばらく使っていない道を走ると以前との変化が見えたりもしました。

今回残念だったのは、無料区間の始まる六郷と富沢の間にある中富で以前はよく立ち寄っていた中富の農産物直売所に寄った時のことです。実は立ち寄ったタイミングでお昼を食べようと思って寄ったのですが、以前は地元のJAの方が運営していた食堂が廃止になってしまっていて、その場所は「休憩所」という表記で以前のレストランとしての面影を残しながら単なる空きスペースになってしまっていたのでした。

これは当然ながら、中部横断道の開通とともに交通量も少なくなり、わざわざ食事のために立ち寄ってくれる観光客の数が減ったことの現れであることが考えられます。この地域は大豆の産地で、立ち寄った時にはその直売所の今の売りであるご当地大豆の枝豆は売切れになっていたので、直売所としてのニーズは地元の方々を中心にあるのだろうと思います。今後もそうしたものを狙って訪れることはできそうなので安心はしましたが、道路が開通することで無くなってしまうものもあるという当り前のことを感じる今回の訪問となりました。

静岡市内にある水場を散策して汲んできた「竹千代の水」はマナーを守って利用しよう

9月に入っても太陽が出ている間は本当に肌に突き刺さるような暑さだったのですが、この暑さの中ちょっと思い立って私の住む静岡市内で一般でも利用可能な井戸水を汲みに行きました。

以前(引っ越し前)には、夜のウォーキングがてら、当時の自宅からそれほど遠くない静岡市駿河区西脇にある萩錦酒造の井戸の水を分けてもらっていたのですが、ここの井戸での水汲みのマナーが守られなかったようで、気が付いた時には一般の人は水を汲むことができなくなってしまい、それまで続けていたウォーキングの習慣が途切れてしまいました。私の場合はその日か次の日にお茶を入れるような感じで1Lか2Lくらいを行った時に汲んでいただけだったのですが、大きなポリタンクを多く持ってきて水汲み場を占領したり、深夜や早朝にやってきてゴソゴソされると、やはり井戸の持ち主としては気持ちが悪くなるのかなと思ったりしました。静岡市は安倍川水系の水があり、水道の水も美味しいと言われていますが、きちんと水質管理された井戸の水の美味しさは格別で、日々私が利用しているスーパーの水とは違います。もちろん、スーパーのお水もありがたく使わせていただいていますが、水道水をフィルターを通して純水にするものが主流なので、井戸の水とは違うのですね。

そんな井戸水を自由に汲むことのできる場所はまだ静岡市内にはあります。駅からちょっと離れますが、自転車で大体15分か20分くらい離れた住宅地の中に「竹千代の水」という井戸水が湧いています。詳しい場所については「竹千代の水」と検索すれば出てきます。

なぜ竹千代の水なのかと言いますと、徳川家康の幼名が竹千代で、家康はこの竹千代時代に、この井戸水の湧く場所の近くにあった臨済寺という名刹で今川の人質としての生活をしていました。当時は水道設備はないわけですから、昔からずっと湧いているこの水源に近い水を幼い家康も飲んでいたと思うと、なかなか興味深いものがあります。

このようにずっと水が出続けていて、近所の人だけでなく一般の人も自由に汲んで利用できるのですが、当然ながら注意事項はあります。深夜や早朝の利用については基本的に禁止で、私が行った時に掲示されていたのは朝6時から夜の9時までということになります。

また、井戸をとりまく環境は普通の住宅地であるので、車を停めて汲むことも禁止されています。ちょっとだけだからということを許してしまうと、結局そうした取り決めが無くなってしまい、無法地帯になる可能性は常にあります。私は自転車を井戸の前に停めて汲ませていただきましたが、これくらいであれば許容されるようです。観光で静岡を訪れて興味がある方は、レンタサイクルやシェアサイクルを使って現地まで行くか、近くのコインパーキングに停めて歩いて訪れることが推奨されると思います。

当日は日差しも強く暑い日でしたが、井戸水はキンキンには冷えてはいないものの、十分に体を冷やすくらいの冷たさはありました。持ってきた真空断熱ボトルに竹千代の水を入れ、帰りはそれを飲みながら帰ってきましたが、近所にこうした井戸水を利用できる場所に住んでいる人が改めて羨ましくなりました。今回はそのままごくごく水そのものを飲んでしまったのですが、もう少し涼しくなってきたら、今度は沸かしてお茶やコーヒーをいただくために再訪しようかと思っています。当然マナーを守って利用しようと思いますが、全国にあまたある名水についても、同じようなローカルルールがある場合にはそれを守って利用したいものですね。

実際に現地へ行ってみないとわからなかった時の記念日の行事についての覚書

以前このブログで、具体的にイベント名を書かずにネットで検索することの大変さについて書いたことがありましたが、今回はそのイベントの当日が昨日だったので、その内容について、あまり読んでためになる人はいないかも知れませんが紹介します。

以前その事に触れた際には、個人のブログやXでの書き込みが頼みの綱だったので、後から私と同じようにネットを検索する人がいた場合、今年(2024年)の現状についてレポートしておくことによって、役立つこともあるかなと思います。

私が過去に行って、現在も続いているのか? と思ったイベントは、毎年時の記念日に、静岡市の小梳(おぐし)神社で行なわれていた地域の時計商の組合が行なっていた時計の供養祭および、有志によるアンティーク時計の即売会の事でした。過去、地方紙や地域のテレビニュースでそうしたイベントが行なわれていることを知り、通常時より安くアンティークの腕時計・懐中時計などが売り出されているのを何回か見に行った記憶があったのです。

それが現在はどうなっているのかわからず、私が仕入れた情報で一番新しいイベント告知が2019年まで情報として入手することができていました。ただ、2019年といえば、その年の12月に新型コロナウィルスの症例の第一号が出て、2020年以降はイベントの自粛になったことは多くの人が記憶しているでしょう。

2024年になってほとんどのイベントは元通りに行なわれるようになったので、時計供養祭と時計市も復活するのではと思って昨日出掛けてみたのですが、残念ながらそうしたイベントの影も形もありませんでした。

私は主催者ではないので、イベント自体が終了したのか、凍結されたのか、今後も行なわれるのか行なわれないのかは正直わからないのですが、とにかく2024年には行なわれていなかった事ははっきり言えます。2019年の段階で、90年間続いていたということなので、こうしたイベントが行なわれないというのは本当に残念ですが、この件については、実際に行けなくても行なわれれば後からローカルニュースで報道されると思うので、基本的に時計好きな私としては、今後もその動向について、地元からの発信を記録できるような体制は取り続けておきたいと思っています。

平日にさっさと行ってきた今が旬のとうもろこし「ゴールドラッシュ」を購入

例年時期になると買いに行っていた山梨県中央市にある「道の駅とよとみ」で、新とうもろこしの販売のニュースが聞かれるようになりました。今年は二週にわたって、6月8日(土)と15日(土)に合計2万本のとうもろこしを販売する「とうもろこしフェア」が開催されるそうです(午前9時から)。

コロナ前には毎年出掛けていて、購入を待っている行列の途中に試食の茹でたてとうもろこしが提供されるのですが、朝取りの新鮮さを最大に味わうには、開催前から並んで試食をいただくというのがベストだったのですが、今年はその日程だとスタート時から並んで待つことはできなくなったため、平日休みだった昨日に出掛けてきました。道の駅には定休日がありますが、5月末から6月にかけてのとうもろこしシーズンは無休で営業するそうなので、平日に行ってもバラおよび箱入り(2L10個入)を購入することができます。なお、写真にある一本あたりの価格は日によって変動する可能性がありますので、その点はご了承下さい。

その日は早朝に家を出て、何とか道の駅の通常の営業開始時間の8時をちょっと回ったところで到着しました。イベントの時くらいの量はなかったですが、個人購入をするには十分な量のとうもろこしが店内には用意されていまして、問題なく購入することができました。

なお、今回は私が休みの日だったのですが、家族の同行者がお昼過ぎから仕事になってしまったので、とうもろこしを購入してとんぼ返りという事になってしまいましたが、朝6時過ぎに出発して午前中の11時前にはもう帰ってこられるほど早く帰ってこられました。静岡市から甲府市に近い中央市までは、東名高速から中部横断道を経由して、中部横断道の無料区間をぎりぎりまで走り、六郷ICから下道で行っても約1時間半くらいで到着します。以前は国道52号をだらだら走っていましたが、道ができたことでかなり手軽になりました。

静岡県では森町の「甘々娘」の販売が有名ですが、あちらは深夜から待っている人がいて、イベントとは関係なく待つことも予想されましたので、品種は違いますが、今年も山梨県のとうもろこしを買いに行ってしまいました。

ちなみに、とうもろこしの調理については店内に掲示がありましたので、それも合わせて報告します。皮をむいて水洗いしてからラップにくるみ、500Wの電子レンジで3分で出来上がりとかなり簡単です。もし車中泊用に電子レンジを積んで移動している方がいたら、このレシピと同じように使えば、朝収穫してすぐのとうもろこしを最高の状態で食べることができるのではないでしょうか。

道の駅とよとみのイベントはこれからなので、興味のある方はぜひどうぞ。