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静岡県掛川市「粟ヶ岳」休憩所の建て替え情報

山の名前だけ書くといまいち知名度はないかも知れませんが、新幹線で静岡県内を走っている時に山側を見ると、東京方面から大井川を越えたあたりで山肌に「茶」の文字がくっきりと見える山があるというの具体的にイメージしやすいのではないかと思います。

道で近辺に出掛ける場合には国道一号線の「道の駅掛川」から車で山頂まで登れる道が整備されていますが、道幅はかなり狭いので走行には注意が必要です。標高が532mと手頃ということで歩きや自転車で登る方もいます。

新幹線や車から見ると、山に書かれるような「茶」の文字は、掛川自体が茶どころであるためにお茶の木で書いているように思われがちですが、実はこの文字はヒノキの植林により作られているそうです。

ここの山頂にある食事処で名物のうどんを食べながら桜の時期に周辺の展望を目当てに出掛けるのは地元民のささやかな贅沢なのですが、その山頂の施設が老朽化のために建て替えられることになったというニュースを見ました。すでに休憩所は営業を休止していますが、来月の10月13日に竣工式が行なわれ、新たな建物は2019年の5月頃にリニューアルオープンの予定だということです。

新装なるのが、桜の季節に間に合わないのではないかという感じがしますが、恐らくその頃には新茶の香りに包まれていると思います。リニューアルする施設は従来の休憩所・売店・食堂のスペースと、周辺にある茶畑で行なわれていて世界農業遺産となった「茶草場農法」を学ぶ研修にも使える多目的スペースの2つの建物が合わさったものになるようです。参考までに、「茶草場農法」についてのウェブページのトップには粟ヶ岳の「茶」の文字も写っていますので、興味のある方はごらんになってみてください。

http://kakegawa-kankou.com/chagusaba/

車で静岡県に来られる方にとっては何より「道の駅掛川」から登ることができるのでわかりやすいですし、走行中に富士山がくっきりと見えたら山頂まで上がってみようかと思ってもそれほど時間がかからずに行って帰ってこられます。また、山頂の施設から少し歩きますが比較的広い駐車場もありますので、周辺を散策するのも楽しいものです。もちろん、体力に自信がある方ならハイキング気分で山頂を目指してもいいですし、新茶の時期に訪れることができれば「茶草場農法」で作られた新茶を買い求めることもできます。

また、少し離れますが隣の島田市にあったお茶についての知識を学ぶことができる「お茶の郷」がリニューアルされ、「ふじのくに茶の都ミュージアム」と名前を変えて2018年3月からオープンしています。実は先日、このミュージアムに行ってきたのですが、日本の緑茶だけでなく世界のお茶についての展示もなされていて、通常の展示の他様々なイベントにも注目して欲しいところです。やはり時期にはお茶摘み体験があるので、5月の新緑と新茶の時期に粟ヶ岳と合わせて出掛けられるのがおすすめです。ミュージアムのウェブサイトにもリンクを貼っておきますのでそちらも参考になさってみて下さい。

https://tea-museum.jp/


南極砕氷船「しらせ」一般公開に出掛けてきました

地元紙による情報から、8月25日と26日に18年振りに清水港に南極砕氷船「しらせ」がやってくるというので出掛けてきました。台風の影響で風がかなり強く吹いていましたが、それがかえって気持ち良く、楽しんで見学してきました。

ちなみに、一般の人が「しらせ」を見学したい場合には、特別な予約などは必要ありません。一部に予約が必要な見学コースがあったようですが、一般の見学でも十分に楽しめました。

見学ルートは甲板の方を回って船の後方に出て、そこから内部に入っていくのですが、当然船らしい場所は見たかったものの、この船は乗員が179名でさらに南極へ人員と物資を運ぶために南極観測隊員80名となっていたので、中の様子は一体どうなっているのだろうかと思い、すでに午前9時から公開が始まっている中、現場に着いたのはお昼前という時間になってしまっていました。

ちなみに、港の周辺は路上駐車をすると駐車違反になりますので、コインパーキングの利用が推奨されます。できれば屋根のある「マリンパーキング」を利用した方が、夏なら特に車内温度を上げずに済みます。ちなみに、今回のような港でのイベント(多くは豪華客船の寄港など)の場合は駐車場への入場について、右折入場が規制されている場合が多いです。運悪く右折でしか入ることのできないルートで現地まで来てしまった場合は、回り道の案内も出ていますので、現地の案内に従いましょう。

・清水マリンパーキング
http://www.hinode-dream.jp/information/parking.html

そうして港に着いたところ、予想に反してかなり大きな船が停泊していました。さすがにテレビや写真で見るのと違ってかなりの迫力があります。人はそこそこ来ているようでしたが、10分ぐらい待てば入船できるくらいで、そこまで混んでいなかったのはラッキーでした。

過去には護衛艦を見学したことはありましたが、この「しらせ」は同じ海上自衛隊の船とは言っても南極へ行くための船ですので、特に船内の設備が面白いなと感じました。まずあったのが「理容室」で、ちゃんと床屋さんの前に飾ってある「サインポール」が回転しています。南極観測隊では料理人をはじめとして様々な生活に関する仕事をしている人も南極で生活をともにするということでしたが、乗組員および南極観測隊員の方々の理容を全て任され、利用する方もサインポールが回っていて営業中なのを見て入って行くのだろうなと見ていて思いました。ちなみに、席は1つしかないので、うまく時間を合わせて行くことが大変かなとも思います。

その理容室の正面にあったのが、日本の船らしいと言えばそう思えた「神棚」でした。やはり、南極へ行くというのは普通の旅ではなく季節にもよりますが大きく船が揺れたりすることもあるでしょうから、下手をすると大怪我をしたり命を落とすということも考えられなくもありません。船に乗り合わせた方々も毎日神棚にお参りするのでしょうか。

また、乗組員用の船室は見られませんでしたが、南極観測隊員の船室は見ることができました。上の地位の方はわかりませんが、普通の隊員の場合は2人部屋で、奥に二段ベッドがあって手前にソファーがあり、それなりに居住空間としては良さそうです。水道も併設されているので、寝たい人はベッドに入って寝るし、まだ寝られなかったりやる仕事があるような場合はソファーの方でいろんなことができそうです。個人的にはこのくらいのスペースが有る2人くらいの部屋ということで考えると、活動できるスペースとは別にそこからすぐに寝られる就寝スペースがあるくらいが望ましい気がします。

今のところ、私の行なう車中泊は、寝る前に車の中のスペースを整理しながら就寝スペースを作ることで始めて寝られるのですが、車を運転していて猛烈な睡魔に襲われた時にはそんな寝床の準備をする余裕がない時には、最悪運転席のシートを倒しただけで寝に入ってしまうという甚だ就寝時のエコノミークラス症候群が心配されることになってしまいます。外から見られるのを承知で、最初から助手席側にコットをセットした状態で出掛ける時もありますが、やはり普通の車で昼間から助手席もつぶしてしまうというのは不便なこともあります。改めて後部だけで就寝スペースが作れるバンタイプの方がいいのかなと、船室を見てまで考えてしまいました(^^;)。

ちなみに、今回の一般見学は無料で行なわれ、普段はなかなかこんな大きな船に乗ることもない多くの人が実際にこれから南極へ行く船を見られるという事はないので、かなり貴重な経験をさせていただきました。帰りは自宅へと向かう中、先日のブログに書いた静岡大学の学生が遭難したのではないかと思われる海岸道路を通ったのですが、そこではまだ警察・消防の方々が現地周辺を捜索していました。このような事にならないように、「しらせ」の艦内に掲示してありました「総員離艦安全守則」の内容を画像アップします。


直売所の印象で土地の印象も変わる?

多くの方は「落花生」というと乾燥したものを想像すると思いますが、私のいる静岡県では生の落花生を塩を入れて茹で、枝豆のようにして食べる文化があり、それが落花生の収穫できる夏のこの時期に限られるので、この時期にはつい生落花生を買ってしまいます。

ただ、安くて新鮮なものを手に入れるには実際に栽培している産地近くの直売所に訪れて買って帰ってくるのがお得なので、例年私は静岡県富士宮市の農産物直売所に行って採れたての落花生を買ってくるのです。

そんな中、先日テレビを見ていたら、富士宮市のお隣の富士市でも落花生を栽培していて、その美味しさを伝えるためのPRをしている地方の番組がありました。その番組では丁寧に、富士の生落花生がどこに行けば買えるのかという紹介もしてくれていたので、番組のホームページに合った直売所の場所と営業時間を確認して昨日行ってきました。

しかし、せっかくやってきたのに、目的の直売所に落花生は全くありませんでした。ホームページにあった営業時間が午前9時から午後1時までと短いのも気になっていましたし、何より現地に着いたのが11時半とかなり遅くなってしまっていたのでどちらにしろ売れ残りのものしかないのでは? と思っていたのですが全くないというのは想定外でした。

ただ、お話ししたい事はここからです。このまま生落花生を買わずに帰るのも何なので、今まで生落花生を買いに行く際に必ず行っていた富士市の隣の富士宮市の農産物直売所にだいたい30分くらいかけて行きました。現地に到着したのが午後0時ちょうどぐらいだったのですが、直売所にはまだ多くの農産物があり、富士市では全く手に入らなかった生落花生もちゃんと置かれていました。

もちろん、粒の大きいいいものはなくなっていましたが、今までも何回か来た経験上、お昼くらいまでに到着できれば朝一番で入っているものだけでなく、開店してからも新しい生産者さんが落花生を納入しに来て、時間によっては落花生の数も増えることがあります。そうした売り方を富士宮の方ではすることを知っていたので、何とかこの時間でも購入できるとふんでいたのでした。改めて考えてみると、わざわざ富士市の直売所に寄らずに直接富士宮市の直売所に行った方が良かったということになってしまいました。ちなみに富士宮市の直売所は午後5時まで開いていて、さすがに昼過ぎから夕方に行っても落花生は売っていないかも知れませんが、名物の富士宮やきそばを売るお店や、落花生が入ったソフトクリームを売っているお店もあり、もしここでも生落花生が買えなかった場合でもいろいろ楽しめるような品揃えがされています。

こうした、お隣の地域で作っている作物はほとんど同じであっても、それら農産品をどのように売るかという力の入れ方一つで、人の流れというのが変わるという一例を今回はからずも紹介できたわけですが、特に富士市の場合二ヶ所ある道の駅でもあまり直売所には力を入れていないような感じで、最近では東名高速のサービスエリアと併設された「道の駅富士川楽座」にも行かないで帰ってくることも増えてきました。

最初に書いたように、今回はそもそも出る時間が遅かったことで、富士市で売っている生落花生を買うのに間に合わなかったので、甘く見ていた私がそもそも悪いと言われればそれまでなのですが(^^;)、私が富士市の直売所にやってきた時はまだ営業中にも関わらずお客さんは見付けることができず、駐車場もガラガラだったのは裏を返せば今の時期は生落花生以外に魅力を見付けられる人が少ないということでもあるでしょう。

実際のところ、富士市自体大きな市ですのできちんと考えて様々な品物を揃え、営業時間も拡大すれば自らPRをしなくても口コミで話題が広がって人が集まってくると思うのですが。今回はかなりローカルな話題ということで紹介しましたが、実はこれは限られた地域だけの話ではなく、全国のどこの場所でも当てはまる話ではないかと思います。最近は野菜も高いので、農家価格で市場より安く新鮮なものを購入できるだけでも人は直売所を目指して集まる傾向にあります。車での旅をする中で、あえてネットで検索をせずに気ままに走っている中でふと見付けた直売所が当たりか外れかというのは、旅を振り返ってみた時でも、結構心に残るものです。これからも魅力的な直売所を探しながら旅をしてみたいと思っています。


失いかけて初めてわかる地方の観光資源

私の住んでいる静岡県中部では、なかなか全国の人が注目するお祭りというのは、正直見付からないということがあります。これは、昔から多くの人々が東海道を行き来する中で東や西から様々な流行りの風俗が入れ変わり立ち代わり入ってくることによって、昔から土地に根ずく大きなお祭りが育たなかったのではないかと思います。ちなみに、全国から人を呼ぶということでは秋に大規模な「大道芸ワールドカップ」はありますが、これはお祭りというよりイベントです。古くから伝わる日本全国で知られているお祭りがある土地が羨ましく、その雰囲気を感じるためにお祭りを見たり参加できるのなら現地に行ってみたいと今でも思っています。

過去には、かなり前になりますが青森のねぶた祭りに青森に実家のある友人宅を訪ねたら、その友人に付いていく形でハネトとしてお祭りに参加するという経験ができました。その時は青森まで東北自動車道をひた走って行ったのですが、運転の疲れはあったものの大きなねぶたを前にするとアドレナリンが分泌されたのか、疲れなど全く感じずに踊り切ることができました。

今回紹介する徳島市を主会場にしてお盆の時期に開催される「阿波おどり」ですが、これは盆踊りの一種だそうで、その熱気のため一揆の温床となる可能性を感じた為政者によって江戸時代にはしばしば禁止されたものの、現在まで踊り継がれてきた日本の中でも歴史のある「盆踊り」であると言えます。

私自身はテレビの生中継では「総踊り」を含む阿波おどりの様子を見たことはありますが、いつかは一回行きたいと思っていたのですが、このブログでも紹介している鳴門市の大塚美術館に行った時、たまたま阿波おどりの時期と重なったので、もし徳島市内に宿が取れたら夜の街に繰り出し、阿波おどりを堪能しようと思ったものの例年は130万人以上が訪れるお祭りだということで、見事に当日の徳島市内のホテルが取れずに断念した経験があります。

それだけ県外から多くの観光客の方が来られるのですから、お祭り自体の収支とは別にホテル・旅館や食堂などに落とされる経済効果もなかなかのものだと思います。そうした経済効果を上げた各事業者が税金を市や県にも収めるわけで、今年の阿波おどりについてのいざこざが全国ニュースで報じられて、さらにそれを受けた現地での状況を聞いているとお祭り自体の収支だけでなく、徳島市の経済にもかなりの影響が今後出てくるのではないかと心配になります。

ちなみに、先述の徳島市内のホテルは今年は全く取れないということもなく、昨日の午前中に8月15日分のビジネスホテルのシングルルームの空きを調べたところ、何とまだ空いていたので、もしその気になれば思い立って現地まで行って泊まることも可能になっていました。これは観光客にとっては嬉しいものの、お祭りによって地元の経済を潤そうと考えている人達にとってはかなり由々しき事態でしょう。

テレビ報道も、昨日に徳島市長が東京まで忙しいスケジュールの間をぬって民放の番組にはしごして出るなど、阿波おどりについての悪いイメージを払拭しようと必死でしたが、逆にマスコミを前にして喋ることでさらなる苦境に陥る可能性もあります。

私自身は地元で誰が悪いのか? というような事には興味がなく、これからも阿波おどりが全国から注目されるお盆の恒例行事として存続していってほしいと願うだけです。ただ、そのためには、江戸時代に何度も禁止されたような強権的な祭り潰しのような事があってはならないと思います。今は別に踊り手が一揆を起こすようなことは無いのですから(^^;)、事前にチケットを手に入れられないような旅行者でも、街の中で踊っている様子が見られるような部分を残して続けていってくれれば、いつかはお盆の時期に徳島に立ち寄りたいなと思うところです。


駐車場が足りないお盆の中部国際空港

5月の終わりから6月にかけて静岡から沖縄まで行くために地元の富士山静岡空港ではなく愛知県常滑市の中部国際空港を利用しました。その時にはゴールデンウィークでもない時期だったのでそれほど混雑は感じませんでしたが、一つの不安要素を抱えていました。それが、車を空港近辺の駐車場に停められるのかということでした。

現在の中部国際空港は昨年春に確保されていた駐車場の収容台数約11,000台分があったものの、その敷地に建つ新ターミナルの建設工事で閉鎖された分があるので、毎年のピークの利用台数を下回る8,100台分しか駐車場が用意されていないという事なのです。

私は空港が運営する駐車場には停めず、空港のすぐ前にあるビジネスホテルの東横インが運営する駐車場に停めたのですが、空港の駐車場は事前予約が可能なので、空港を使うことが決まった時点で予約すればいいのですが、東横インの駐車場については予約が効かず、先着順になっているので、駐車場が空いているかは実際に行ってみなければわからないという状況でした。ただ、混雑する時期ではなかったため無事に駐車して東横イン宿泊者の特典である入庫から240時間利用料が無料ということで、3泊4日の沖縄旅行に車を使ってもホテルの宿泊代のみの負担で済みました。ちなみに、私がその時に利用したスカイマークでは、往復をスカイマークで利用すると、空港の駐車場の1日分のチケットをプレゼントするというキャンペーンをやっていまして、もし東横インの駐車場に入れなかった場合はこのキャンペーンを利用して多少は駐車料金を抑えることはできました。

ただ、これからのお盆から夏休みの季節に中部国際空港から飛行機に乗る方で事前に何も対策をしないで車で行こうとしている方は注意した方がいいでしょう。先に紹介した空港の運営する駐車場の予約ができるサイトが有るのですが、8月8日現在同日から翌月の9月1日(土)まで全て「満車」になってしまっています。もちろん旅行から帰ってくる方が車を出す可能性もあるので車で行っても停められるかも知れませんが、同じ日に飛行機に乗る人が多ければ多いほど車は駐車場に向かいますので、お盆のシーズンは入庫するまで時間がかなりかかる可能性があります。

ちなみに、私が使った東横インの駐車場は空港の運営する駐車場より料金が安く(一日1,000円)、紹介したようにホテル宿泊者には240時間分の無料利用で提供していることもあり、先に東横インの駐車場が埋まる可能性があります。運良くホテルが取れた方でも、チェックイン時間の前に行けば停められるのではないかと思って行くと、状況によっては全く入庫ができないということも考えられますので、とりあえずは予約はできないものの、ホテルの方に当日の状況を聞いてから車で行くか車を諦めるかを考えた方がいいと思います。

そういった事がわかっている方はすでに航空券と同時に駐車場まで抑えてあるのだろうと思いますので、よほど車でないとだめな方を除いて車以外の交通機関で出掛け、荷物を車から降ろしたり運んだりするのが面倒だというのなら、先に荷物だけでも旅行先の滞在予定のホテルに直送するなどして、ほぼ手ぶらで行くことをおすすめします。

新ターミナルの工事が終われば立体駐車場の利用や他の施設の駐車場を使用するなどして約10,400台という現在より2,300台分の駐車場が増える見込みだそうですが、ターミナルの完成予定が来年度上期ということで、まだ現状のような駐車場が足りない状況が続くようです。今となっては駐車場の予約はできないので、もし奇跡的に夏休みの中部国際空港発の航空券が取れた場合は、車を使わずに行く方法についても考えるべきでしょう。


やいづ黒潮温泉 ようやく復旧か

このブログでも何回も紹介させていただいた静岡県焼津市の天然温泉「やいづ黒潮温泉」の出なくなった源泉井戸ですが、源泉井戸「高草1号井」の修繕工事が8月1日までに終了し、この井戸から市内の温泉に約2ヶ月半ぶりに温泉が供給されることが地元紙のニュースにより明らかになりました。

地元紙によると、点検などを経て速ければ翌週の8月6日から供給を開始する予定だと言うことです。故障の内容は、温泉を引くためのパイプに亀裂が入ってしまったことなのだそうですが、今回はそのパイプより小さい口径のパイプを入れて二重構造にし、漏れを防ぐことができたとのことです。これで、今までせっかく焼津駅前にある足湯にお湯がなかったのが、週明けから利用できるようになりそうです。

やいづ黒潮温泉の今後のことを考えると、なぜパイプに亀裂が入ったのかということも気がかりですし、同じような故障が合った場合に備えて、なにかしらの対策は打てないのかという気もします。ただこれは焼津市だけの問題ではないでしょう。

井戸から汲み上げて温泉を集中管理するような形を取っている温泉の場合、源泉に何らかの不具合が起こって温泉がくみ出せなくなったら、温泉地としての集客能力にも影響が出ます。常に複数の源泉を確保し、どちらかが使えなくてもすぐにもう一方に切り替えることのできるような非常時における対応について考えておかねばならないでしょうし、今回焼津市が温泉施設に対して行った「泉質の似た熱海温泉を車で運んで供給する」といった、近隣の温泉地との共同でのリスク回避のための協力体制をすぐに発動するという温泉地同士の提携準備も大切になるのではないかと思うこともあります。

あと、温泉で思うのは最近とみに増えてきた地震や小規模な火山噴火の影響によって今まで沸いていた温泉の源泉から温泉が出なくなってしまう場合にどうするかということも考えておいた方がいいのではないかと思います。

過去には箱根の火山活動が活発化した時に、周辺の箱根温泉の源泉の中で大涌谷での温泉の量が少なくなったという話もありました。その時は、温泉供給施設内が立入禁止区域になってしまったので、原因追求が火山活動が激しいうちはできなかったという事情がありました。たとえそれが一時的であっても、温泉がないならその旨を告知しつつ、代替えでの供給が可能なようにスクランブル体制をとっていないと、今回のような夏休みのお客さんが集まる時期に温泉が使えないという焼津市のようなある意味最悪の状況は避けられるのではないかという気がします。

そういう意味で言うと、自然現象や機器の故障で温泉が出なくなるのはあるいみ仕方がないような気がしますが、こちら静岡県の話で言うと、静岡県は通過するだけのJR東海が工事しているリニアモーターカーのトンネル工事によって、静岡や山梨、長野の山の温泉がどうなってしまうかということについて、あまりそうした内容の話が聞かれないのが心配です。もちろん温泉の源泉に通じる箇所は避けて工事を行っているとは思いますが、温泉というのは世界に誇る日本の観光資源であり、お金をいくら出しても出なくなった温泉を再び同じように同じ成分のものを出すことはできないでしょう。工事の進捗とともに温泉が出なくなったことがニュースになるようなことは実際に起きないことを祈っています。


災害の記憶を留めるためのモニュメント

私が東北地方へ車で出掛けたのは、今から5年前の2013年5月でした。東日本大震災から2年という月日が過ぎていましたが、まだ津波の恐ろしさを感じさせるような場所は随所に残っていて、さらに思ったのは写真に写らずビデオを見ても感じることのない「匂い」がしました。それは、多くの人が被災した象徴的な場所で、そこでは多くのお供えやお線香がたかれていて、私が感じたのはそのお線香の匂いだったということを思い出します。

震災から約7年という時間の経過の中、そこで暮らす人々の生活も徐々に変わっていき、まず大切なのはその場所に生きる人達が安心して生活できる街づくりになってくるのではないかと思います。5年前に東北を訪れた中で一番印象深かったのは岩手県の陸前高田市でしたが、そこではまだ「奇跡の一本松」はまだそのまま立っていましたが、もう一つ印象的だったのが、津波に耐えてそのままの姿で立っていたセルフスタンドの看板でした。

当時は一本松のインパクトがかなり大きかったためそこまで注目されることはなかったと思いますが、このスタンドでは同じ場所で営業を続けていて、当時の津波の高さをこの看板で知ることができたり、多少のへこみはあったものの倒れることなく存在していることは話題になり、さらに当時の津波の高さを看板に表示するなどして今でも残る数少ない災害遺産としての存在感は抜群でした。

そんな看板ですが、スタンド自体が現在の場所がかさ上げされることによって移転を余儀なくされたということで、7月31日に撤去されたという事がニュースになっていました。新聞に掲載されていた看板の写真を添付しますが、実際に現地に入られた方はあの看板かとおわかりのことと思います。

普通、こうした建造物はいったん撤去されたらそのままになってしまうのですが、この看板については震災の物凄さを伝えるためにスタンドを運営する企業が新しく移転した場所に改めて建てられるということです。ただ、前と同じ高さの約15メートルではなく、その半分くらいの高さになるということです。

このニュースを聞いて思い出したのが、私が陸前高田に訪れた時に仮店舗で営業していた喫茶店の方が、仮店舗での営業は昨年から今年にかけてで営業を終了し移転する必要があると言っていたことでした。恐らく看板のスタンドも同じ理由で現地で営業ができなくなったのだろうと思いますが、震災から7年、仮店舗でも営業していたお店は少なからずあったように記憶していますが、そうしたお店は無事に営業を続けられるのかという事が気になります。大手のチェーン店なら何とか資金的に移転する費用は出るでしょうが、個人営業のお店はなかなかそうは行きません。私が過去に訪れたお店では広く寄付を募ってお店の建設資金を集めているそうです。

日本全国で多くの災害が起こっている中、つい私たちは過去の大きな天災の事を忘れてしまいがちになりますが、まだまだどこの地域でも災害の影響で苦しんでいる人がいるということを改めて考えさせられた今回のニュースでした。できれば陸前高田を含む東北地方には再訪したいと思っているのですが、なかなか出掛けられないのが辛いです。


台風に対する準備はお早めに

先日の西日本豪雨の際、かなり広い範囲にわたって今まで経験したことのない雨が降るというアナウンスが気象庁からなされました。現在この文章を書いているのは2018年7月26日から27日にかけてですが、その翌日の7月28日から29日にかけて台風12号が東海から関東地方に上陸するという予報が出てきています。

実はこの週末には私の住む静岡市では一番大きな花火大会「安倍川花火大会」が7月28日にあり、すでに桟敷席の販売もされるなど年に一度の花火大会に期待している人も多かったのですが、花火大会の実行委員会は花火大会の中止(延期)を発表しました。用意された花火については翌月に行なえないかということで調整中だということですが、詳しい日程などはまだ未定だということです。

このような決定に至ったのは、さすがに週末の土曜日にはやみくもに外に出ては危ないくらいの状況が予想されるからだと思います。ただし金曜日にはまだ台風の影響はなさそうなので、台風で飛ばされそうなものをしまったり、停電や断水というライフラインの一時的な滞りに備えてインスタント食品や水の確保、そして何より明かりをキープできるようにランタンやヘッドライト懐中電灯の用意を電池とともにしておくことが推奨されます。

個人的にはラジオは有り余るほど持っているのですが、さらに停電でもテレビが見られるよう、フルセグチューナー付きのタブレットと大き目の容量のモバイルバッテリーの充電を既に行なっています。私の持っているタブレットはクレードルにテレビアンテナが繋がる端子があるので、もし停電して自宅のテレビが見られなくなっても、アンテナをつなぎ直せば内蔵アンテナよりも安定してテレビ放送を見ることができるようになります。

停電をすると自宅のWi-Fiが使えなくなり、モバイル通信が使えればインターネットは利用できますが、高速クーポンを使い切ると動画ニュースやウェザーニューズのようなリアルタイムネット放送は使いずらくなるので、もし今使っていなくてもフルセグチューナーの付いたスマホやタブレットを持っている方は、自宅Wi-Fiが使えるうちにアプリやシステムの更新が残っているようだったら済ませておくのがいいと思います。

他には、もしどうしても台風のやってくる中で外に出なければならなくなった場合、恐らく雨傘は役に立たないと思いますので、安いものでもいいのでポンチョや合羽を用意しておきましょう。自転車用やバイク用のものがある方はそれを流用してかまいません。

このように、梅雨前線がもたらす豪雨とは違って時間の経過とともに動いていく台風というのは事前の準備をして災害に備えることができます。もちろん、実際には想定外のことも多く起こる可能性はありますが、地震のようにいつ起こるかわからないというものではないので、基本的にあらゆることを想定する中で、最新の情報を常に入手することを心掛けつつ、何が起こっても対応できるような心構えを持っておくことをおすすめします。

ちなみに、車で移動をする方に注意していただきたいのが、特に一般道を使って国道一号線を通り静岡市を抜けようとする方は道路の通行止め情報にご注意いただきたいと思います。現在でも国道一号線・東名高速道路が狭い地域を走り、そこに鉄道の東海道本線まで並走する「薩た峠」付近は台風が直撃しなくても台風による高波で通行止めや運休になり得ます。現在、薩た峠の迂回路がないということで地元では何とか迂回路を作ってもらえないかという話が出ているそうですが、現状では新東名に乗って移動するしか方法がありませんが、過去には山の中を突っ切るようにして作られた新東名において、山くずれが起こったという事故があったことがあるので、完全に安全とも言い切れません。

改めて言いますが、台風が直撃する中ではどうか車を使って外出をするのはどうしても行かなければならない用事がある時のみにし、さらに最新の情報で大雨や土砂崩れが予想される場合は無理に進まずに様子を見ることも大切になります。くれぐれも無理をしないで安全に進んだり留まったりできる場所や方法を探してみて下さい。


「道の駅なんぶ」オープニングに潜入

先日、国道52号線から山梨方面に出掛けた際、新たに国道沿いの南部町に道の駅が完成しており、オープンが7月21日(土)とのことでした。オープン初日には行けませんでしたが、翌日の22日に行ってきましたのでその状況と施設について紹介させていただこうと思います。

静岡方面から行くと道の左側にあり、かなり広大な敷地になっています。案内板を見ていただくと、かなり駐車場用地が確保されていることがわかるでしょう。今回はオープンということで多くの乗用車が入ってきたので観光バスの利用がありませんでしたが、大型や観光バスの駐車場もしっかり確保されています。静岡から山梨県内に入ると「道の駅とみざわ」「道の駅みのぶ」がありますが、とみざわは駐車場が狭く、みのぶはクラフトパークという施設に付随しているため、ちょっと駐車するのに躊躇する場合があるかも知れませんが、この「道の駅なんぶ」は安心して車を停められます。トイレ休憩をされる場合にはここのトイレはかなり女性の事を考えて作られていて、個数も多くなっています。ドライブでの一休みには最適な施設になっていると思います。

実際に施設の全景を駐車場から撮ってみました。左右に建物があって向かって右側が生産物直売所と食堂が入っていて、左側にはキッズルームや授乳室、一般の休けい場所などの施設があります。2つの建物の間には屋根があって、当日も露店が出ていましたが、多少の雨なら営業も可能でしょうし、イベントで使われる場合もあるのかも知れません。何しろ広くて広大な敷地が印象的です。

そしてオープニングイベントが行なわれている直売所の方にやってきました。写真の場所は出口になっており、入る場合には左側から回ったところに入口があります。当日はお買い上げ金額に応じての抽選会もやっていましたが、何せ人が多くてゆっくり買い物もできないということと、もう一つの理由でそこまで買い物はしませんでした。

というのも、今回が人がどっと押し寄せるオープンの日だということもあるのですが、写真のようにかなり売リ場面積が狭く、このように写真に撮るのも大変なくらいだったということがあります。また、品揃えという点では山梨の名物が余すところなく揃っているという感じはあるものの、道の駅のある南部町の名物が何かというインパクトに弱いような感じもしました。逆に山梨から帰りに立ち寄るような場合には、一通り山梨の名物が揃っているので高速道路に乗る前に立ち寄るのはありのような気もします。

さらに、地元の農産物を売るためのディスプレイが「平面的」ではなく「立体的」であることも、この建物が少々狭いということを作っている方もわかっているという感じがしました。見に来ていた人が何気なく「ドン・キホーテ」のようだと言っていたのですが、それはまさに言い得て妙です。写真のディスプレイは少量のパッケージを吊るして売るように作られており、単身や二人で買って帰るにはいいサイズですが、大量にまとめて買う場合には、今後は建物の外に露店形式で出してあるお店の方から選んだ方がいいかも知れません。

当日はかなり日差しも強く、すごく雰囲気の良さそうな屋外でくつろぐ人は全くいませんでした(^^;)。しばらくは曇りの日以外には同じような風景になるでしょうが、長いドライブの疲れを取るためにこういう所で横になったりするのも良さそうです。さすがに今回はオープニング期間だったため、直売所が閉まった後の駐車場のスペースが例えば一部閉鎖されるのかそうではないのかというところまでは見て来られませんでした。

山梨県では、中部横断自動車道に隣接する「道の駅富士川」とともに、安心して車を夜でも停めてトイレを使ったり仮眠したりできる施設になるのではないかと思います。ただ、しばらくは新しい道の駅ということで周辺の方々が多く訪れることになると思いますので、混雑することを覚悟しながらもこの夏休みには利用してみてください。


「やいづ黒潮温泉」の営業情報と温泉施設情報

以前このブログでお伝えした、静岡県焼津市に湧き出す「やいづ黒潮温泉」の原泉の一つが不具合を起こし、まだ回復していません。原泉の施設を直すのも難しいという話もあり、一つの方法として新たに温泉を掘るという案も出ているという、かなり深刻なトラブルであることが伺えるニュースが入っていました。つまり、現状でも復旧していないのですが、地元マスコミによる新たな施設営業情報が入ってきましたので、ここで紹介させていただきます。

今まで温泉の供給を中止してきた施設のうち、「なかむら館」で使っていて、今回被害を受けなかった小型の井戸による原泉から引き入れる形で温泉の営業をはじめているところがあります。具体的な施設は以下の通りです。

・湊のやど汀家 既に再開中

・エキチカ温泉くろしお(旧焼津駅前健康センター)既に再開中

・ホテルアンビア松風閣 7月9日から営業開始

・焼津グランドホテル 7月9日から営業開始

・やいづマリンパレス 7月11日から営業開始

なお、「かんぽの宿焼津」については、現在は焼津市の方で「やいづ黒潮温泉」と泉質の似た熱海温泉を運んできて使用しているそうですが、8月からは「やいづ黒潮温泉」に切り替える予定になっているそうです。なお、「サンライフ焼津」および「焼津駅南口足湯」は引き続き休止しています。

今後の状況については、新たに掘るのではなく不具合のある現施設を修理する方向で決まったという話で、原泉の管理をしている会社が修理のための部品調達に入っているとのことです。

なお、今後の状況については時間の経過とともに変わっていく可能性があります。また、小さな井戸から引き入れるということになると、以前とは各旅館での温泉の扱いが変わってくる可能性もあります。温泉自体の状況については焼津市のホームページへのリンクを貼っておきますが、実際に泊まりたい宿がある場合は、宿の方に現状を電話やメールでお聞きになった方が正確な情報を入手できると思います。ともあれ、夏休みを前にして全く温泉が利用できないという状況は避けられたようで、ほっとしています。

・焼津市のホームベージ

https://www.city.yaizu.lg.jp/index.html