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公共機関を急に「民営化」することの功罪

今年もいよいよ押し詰まってまいりました。本年最後の更新になるかと思います。来年はなかなか厳しい年になるような気がするので、気を引き締めてその対応を考え、このブログで紹介することもあるかと思います。そんな中、ちょっとびっくりした地方のニュースが有りました。

恐らく、全国的な規模からではほとんど注目されないかと思いますが、過去にほとんどの静岡県民にその必要性を感じさせないまま建設と運用を当時の知事が強行するように開港まてこぎつけた静岡県にある空港「富士山静岡空港」があります。

恐らく住民税の中のいくらかかはこの空港のために払っているかと思うので、一回だけですがここから飛行機に乗って利用したことはあるものの、それはLCCが一般的になる前の話で、今だに富士山静岡空港に国内のLCCが就航していない今、いくら地元の空港といっても新しいお店やフードコートができたのを見に行ったり、飛行機が飛ぶところを見に行くというのがせいぜいです。それでも、今年までは「駐車場無料」という前提があったので行っていたものの、昨日の地元紙のニュースではそのメリットすら失ってしまいそうな雲行きになっています。

ニュースの内容は、繁忙期に2000台分もある無料駐車場が満車になることがあったそうで、そうしたケースで搭乗のために車で来た方に確実に停めてもらえるよう、事前予約のできる有料の駐車場スペースを作る可能性について言及があったということです。

最近になって赤字が続く富士山静岡空港では、空港の様々な事業を民営化していまして、新しくなったフードコートや有料のラウンジの増設という効果を生んでいるのですが、そうした赤字対策の一つとして駐車場の有料化というものも念頭にあるのでしょう。

有料化の原因という繁忙期の満車状態というのは、飛行機を利用する人というよりも、空港見学に駐車場を使う人が多いということなので、搭乗者専用の無料駐車場のスペースを繁忙期には広く取ればそれで済むような気がします。見学者は駐車場が満車になっていれば諦めて外の場所へ行くでしょうし、到着する人を迎えるスペースというのは別に取ればいいことなので、現在の無料駐車場というものを変える必要はないような気がするのですが、そこまでして赤字が解消できるのかというと、現在の収益を支えていると言っていい中国人観光客の動向について、もし今後中国とアメリカの悪い関係が日本へも向けば、一気に現在利用している中国人の観光客もいなくなってしまう可能性もあるわけで、駐車場を有料化したところでどうにもなるものではありません。究極の赤字対策は空港自体を止めることだという話もありますし(^^;)、国内のLCCを呼び込み、そこに「駐車場無料」というメリットがなければ、静岡県内に住んでいて今後使おうとは思えなくなりそうな気がするのですが。

今年は沖縄に車と飛行機を併用して出掛けたのですが、行くことが決まってから運賃の比較をすると、近場の富士山静岡空港から全日空を使って往復するよりも、中部国際空港からスカイマークを使った方が車のガソリン代を含めてもかなり安く行けました。さらに、前日から空港近くの東横インに宿泊するとホテルの駐車場を10日間無料で利用できるという特典を使ったので、トータルの出費も抑えられました。また、行く場所や利用するLCCによっては成田空港まで高速バスで行った方が本数も静岡の空港より多くありますし、旅の計画も考えやすいと言えます。

来年には私たちの生活には空港より必要である水道について民営化することが今年の国会で決まってしまいましたが、その結果どんなことが起こるのかということも気になります。空港は使わなければそれで済みますが、水道の場合は使わないわけにもいかないので、都市部ではいいとしても、人口の少ない自治体ではどうなってしまうのか、そんなことも考えてみたくなる年の頼でございます。

本年中は色々とお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。


「めんたいパーク伊豆」に行ってきました

東西から伊豆を観光する場合、車でなら必ず通ると思われる場所、函南にできた企業のテーマパーク・直売所がそろった工場施設、明太子メーカーである「かねふく」の「めんたいパーク伊豆」にオープン間もない中で出掛けてきました。

その場所は、最近になって新しく出来た道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」に隣接していて、高速道路を降りて伊豆方面に向かう際や、伊豆の観光を終えて帰途につく際にも寄りやすい位置関係になっています。今回は主に「めんたいパーク」を目指してやってきましたので、ほとんど観光気分を味わう前に着いてしまいました。

実際のところ、この建物は明太子を作っている「かねふく」の工場で、それに売店とちょっとしたアミューズメント要素を含んだ施設がくっついているという表現が適当だろうと思います。入場すると右側で明太子および関連商品が売られていまして、観光客はそれらの品々を購入して帰るのですが、さらにその場で食べられる軽食もあります。

目玉とおぼしきものは、作りたての明太子がたくさん入った「ジャンボおにぎり」で、その他明太子スパゲティや、ピンクの明太子まんや明太子ソフトクリームと、当然ながら明太子ずくしになっています。入場したのがオープンの午前9時からすぐだったのですが、フードのカウンターは長蛇の列になっていておにぎりと明太子まんを食べるまでにかなり時間がかかりました。ちなみに、おにぎり・ソフトクリームだけなら2階にあるフードカウンターでも午前10時以降なら利用して購入可能です。

一階の一部および二階にはイートインスペースがあって、外に出ると天気が良ければ富士山の見えるテラスになっています。二階の建物の奥にはボルダリングをはじめとする小さいお子さんが遊べるような施設になっていて、無料で利用できます。さらに、テラスの一部が足湯になっていて、足湯に浸かりながら富士山を見られるかも知れません。ちなみに、私の行った当日の天気は雨がぱらぱら降るくらいの天気だったので、ちょっと肌寒くて残念ではありました。

さらに、一階の右奥から工場見学のコースになっていまして、実際に明太子を作っている工程が見られたり、明太子に関することを知ることができるようになっているだけでなく、記念写真を撮るために作られている施設や、子どもが遊べるアトラクション的なものも用意されています。

一通り回ってみて、基本的には自社の明太子を使ったフードを食べてもらったり、お土産として明太子そのものを買って帰ってもらうために人集めのための施設を付けた工場であるということになるでしょう。観光バスや観光の行き帰りにはつい財布の紐が緩んで、明太子をつい買ってしまう人もこれから増えるのではないでしょうか。

ただ、これから家庭で食べる「切れ子」などお得用の明太子を買いに行くような場合、事前にクーラーボックスと保冷剤を用意した上で訪れるのがいいと思います。当然めんたいパークの方でも保冷バッグと保冷剤を用意していますが、どうしてもその場で購入するものは割高になってしまいます。ちなみに、道を挟んだ道の駅にはコンビニのセブンイレブンが入っており、そこにはちゃんと発泡スチロールのクーラーボックスが用意されていましたので(^^;)、何の用意もない方はコンビニや100円ショップで事前購入してから行くのがおすすめです。

また、かねふくの自社製品の中でも「食べるラー油」「マヨネーズ」「ドレッシング」も売られていましたが、価格は通常の小売価格で統一されており、めんたいパークだから値引きしているわけではないということもあります。かねふくは全国に明太子および関連商品を出荷している大きな会社であり、実はここで買うよりも地元のスーパーで買う方が同じものでも安く値が付いている可能性があります(^^;)。これはもう、まずはご自身が利用しているスーパーで「かねふく」の製品が売っていれば先にその内容をチェックして、あえて出掛けた先で高値で大量に商品を買ってこないように考えた買い物をするのがいいのではないかと思いますね。

しかし、めんたいパークでは同じ敷地にある工場で出来上がったものをそのまま出しているという「作り立て」のものを買えるというメリットもあるので、せっかく立ち寄られるのなら決して地元では買えないものを選んで買ってくることを心掛けられればと思います。

・めんたいパーク伊豆
https://mentai-park.com/park/izu/


地元民には食べる機会が少ない「チーズそば」をいただく

前回、静岡駅から清水駅まで在来線で移動してちびまる子ちゃんのマンホールカードをいただいてきたのですが、実のところ日常的な移動は車が中心になるので旅行の時くらいにしか電車に乗る機会がありません。そして旅行の時には出掛ける先での名所やグルメを求めて行くところがあるわけですから、なかなか地元にいても行ったことのない場所やお店というものは存在します。

今回はそうしたお店の極みとも言える、静岡駅構内にある「駅そば」のお店を目指します。普通に駅構内に入るためには入場券か電車に乗ることが必要ですから、今回電車に乗る機会があったのでついでに行ってしまおうとマンホールカードをゲットした後の帰りに立ち寄りました。

お店は全国どこにでもある立ち食いそばですが、お店は静岡駅が創業した時から駅弁を売っている「東海軒」が経営している「富士見そば」というお店です。この東海軒は、過去には24時間営業していて、国道一号線沿いにあったものの今は移転してしまったのですが、昔の社屋の一階で深夜でも早朝でもお弁当を売っていました。まだコンビニもない頃には、夜中にどうしてもお弁当が食べたい時には車でお弁当を買い出しに行くなど重宝しました。また、そうした深夜営業の一つとして、夜行列車が静岡駅に止まるのを見越して深夜の静岡駅ホームに駅売りのお弁当屋さんが出ていたこともありました。これは青春18きっぷを使って東京方面から「大垣夜行」に乗り、西へ出掛けた方にはご存知の方もいるのではないでしょうか。

さて、今回なぜ静岡駅の駅そばをわざわざ食べに行ったのかと言うと、他の駅そばにはない「チーズそば」というメニューがあるからです。お店の方でも一押しという感じがするのですが、実際にお店で食べている人でチーズそばを食べている人は私の他にはいませんでした(^^;)。揚げ玉の入った普通のおそばの上にモッツァレラチーズが乗っていて、お蕎麦と一緒に食べるのが新食感ということでお店の一押しになっているということなのです。

ただ、こうした駅そばの名物というのは千葉県我孫子駅の大きな唐揚げがのった「唐揚げそば」や、姫路駅の中華麺を使った「えきそば」、そして北海道の音威子府駅の駅そばのような全国でも知られたものが多くあり、今回の「チーズそば」がその中に入っても違和感がないのかどうかは食べてみなければわかりません。ちなみに、チーズそばの価格は440円で、券売機で食券を購入して注文となります。

面白いと思ったのは、チーズそばを頼むと普通のお蕎麦では七味か一味が出てくるのが常なのですが、このチーズそばにはタバスコが付いてくるのです。お好みでかけるのは同じですが、モッツァレラチーズの上にしこたまかけてから揚げ玉と刻みネギの入ったお蕎麦と一緒にいただくと、簡単なことですがこれで結構食味が広がって普通のお蕎麦とは違った味が出てくるのが新発見でした。汁の方はちょっとしょっぱ目と感じる方がいるかも知れませんが、これもチーズに負けない味を出すのに役立っているような感じがします。

ただ、このチーズそばは十分自分でも作れそうですね(^^;)。てっとり早い方法としてはカップそばに溶けるチーズを散らして3分待てば同じような感じのものが作れそうな気もしますが、普通のお蕎麦にチーズが入るだけで、十分腹持ちのする軽食として使えるという感じがします。わざわざこのお蕎麦を食べるために静岡駅にやってくるのは違う気がしますが、電車での移動中にちょっと何か食べたいが時間がないというような場合には、わずかな乗り換え時間でもさっとかきこめるだけのメニューですので、機会があったらぜひこのチーズそばを試してみて欲しいと思います。


地方自治体のホームページは機能しているか

私たちが国内外問わず、旅行に行こうと思った場合一応確認したいと思うことに旅行先の安全は大丈夫なのか? ということがあります。国外で、テロや戦争の恐れがある場所に観光旅行に行く人はさすがにいないでしょうが、国内でも台風や大雨・大雪をもたらす雲が目的地に向かっていることがわかったら目的地を変更するか旅行自体を延期したり、旅行そのものを中止する判断をしなければならないこともあるでしょう。

今回の話は、そこまで深刻ではなくてもちょっと気になる地域の話題です。皆さんはテレビのニュースで「クマが市街地に出現した」とか「イノシシが市街地で車とぶつかった」とか「サルが市街地に出没して人を襲い逃げ回っている」という動物のニュースを見た場合、その場所を直近の旅行先とするでしょうか。クマはもちろん出会ってしまったら人間はとてもかないませんので、地元の猟友会の皆さんによって山に帰されたり駆除されたというニュースを確認してから出掛けるのが得策のように思います。

では同じようなニュースの「サル」はどうでしょう。これがイノシシやシカなら、比較的早く捕獲できる体制が整っていそうなのでまだいいのですが、サルは捕まえようにも罠にはなかなかかからないと言いますし、すばしっこく相手が人間でも女性や子供が自分より弱いと感じると平気で襲ってきますし、一日の行動範囲も広くなる場合もあるので、もし自分の出掛けようと思っている所でサルが出没したというニュースがあった場合、その騒ぎは収まったのかどうか確認したいところです。

ところで、サルの出没事件と言えば、かつて静岡県御前崎市でサルが出没し、住民に怪我を負わせたことで大捕物となったもののテレビではサルの捕獲の瞬間を見られなかったまま、その後の報道がぱったりと消えてしまったことを覚えておられるでしょうか。ちなみにそのニュースがテレビで放送されたのは2018年9月20日前後ということですから、今まで2ヶ月もその後の動向が伝わってきていませんでした。

それがようやく11月22日に御前崎市で一匹のサルが捕獲されたというニュースが入ってきました。捕獲されてすぐの段階ではこのサルが9月に住民に噛み付いたサルと同じ個体なのかということにはニュースでははっきりと断言しませんでした。しかし、昨日になってこのサルこそ2ヶ月前に多くの人間を襲ってニュースにもなったサルと同じ個体だということが確認されたのでした。今回、住民が噛みつかれたのは複数のサルではなく、この一匹のサルによる被害だったことがわかり、さぞかし住民の皆さんもほっとしているのではないかと思います。

実は「御前崎市」と一口に言っても静岡県最南端の「御前崎」周辺だけでなくかなり広い地域が御前崎市になっています。別に御前崎灯台の近くにサルが出没しているわけではないのですが、このように地域にある有名な場所を市の名前にしてしまうと、このような事が起きた時に地域にとっては風評被害のような影響が出てしまうことを地元の方々も心配していたのではないでしょうか。先日の連休には間に合いませんでしたが、捕獲された個体は静岡県外の施設に送られたということのようですし、ようやくこれでサルの被害の心配をせずに御前崎市に観光に来ていただけるのではないかと思います。

ちなみに、今回捕獲されたサルが2ヶ月前にテレビで全国に放送されたサルであることを私が知ったのはたまたま地元のラジオ放送の中でそのニュースが読み上げられたからでした。そこて改めて御前崎市の「くらしの情報」が記載されている市のホームページを訪問させていただいたところ「重要なお知らせはありません」となっていて、サルに関する情報を全く見付けることはできませんでした。さらに、観光のページにもそうした今の現地はどうなっているかを紹介しているページはなく、地元の名所や名物が所狭しとならび、イベントの告知で埋め尽くされていただけだったのですが、市外や県外から御前崎市にやってくる予定の観光客の中には、このサル騒動の事を覚えていて、今現在はどうなっているのかを知りたい人もいるはずです。

捕獲には市の職員も出ていたわけですから、せめて住民のためにもサルの目撃情報や被害に遭った場所や時間の報告くらいは誰でも見られるホームページを使ってやっていただかないと、サルが捕獲されたことを知らない人は、無条件で御前崎市をパスした旅行にされてしまう可能性もあります。今のテレビはなかなか事件の収束状況までを最後までフォローして報道してくれない傾向があるので、その辺は地方自治体がしっかりとフォローしていただきたいですし、今回の御前崎市のような形ではなく、かなり細かく観光客のためにおらが町を訪れる際の注意点として、動物の出没状況や火山がある場合はその活動状況・火山ガスについての注意点など、地元の人も気を付ける安全に旅をするための情報をしっかりと出してくれている観光地に同じ行くなら出掛けたいと思うのは人情だと思います。いくら見ばえのよいホームページでも、月に一回のイベントの更新だけではイベント時以外に人はやってこなくなるかも知れません。地元の人の熱意が伝わるこまめな更新が大切ではないかと思う次第です。


具のないおにぎり「塩むすび」をいただく

連休最終日になって、改めて車でどこへもお出掛けしていないことに気付き、ドライブというにはそんなに大したことはないのですが、静岡市から隣の藤枝市に行ってきました。といっても、藤枝のJAが運営している農産物直売所の方が大きくて様々な種類があり、お昼のおかずも揃っているので、拡大のお買い物行といった感じではあります。

今回紹介するのはその農産物直売所ではなく、以前から少々気になっていた美味しいお米を炊いて提供してくれるお店についてです。場所は旧東海道の岡部宿にある「大旅籠柏屋」の隣りにある「ゆとり庵」というお店です。このお店では土鍋で米を炊き、店内で食事もできるのですが、店内で食事ができるのは午前11時からで、来店したのは朝の時間だったため今回は自慢のお米を握ったおにぎりを買っていくことにしました。ちなみに、お店での販売は午前9時半からです。

引き戸が閉まっていて、本当に営業しているのか? と不安になるほどお客さんのいる気配がない中でお店に入ったら、カウンターには様々なおにぎりやいなり寿司などもありましたが、普通のおにぎりやいなりならコンビニでも買える今の世の中、やはりここはお米のおいしさを感じるためにということでお昼用にと購入したのが「塩むすび3個」(390円)でした。

写真を見ていただければおわかりかと思いますが、「たべくらべ」とあるように3個のおにぎりのお米が全て産地と銘柄が違っています。旅行で静岡に来た方にとっては地元産のお米を使ったおにぎりが一個もないことが不満になるかも知れませんが、逆に言うとそこまで静岡のお米は「秋田産あきたこまち」「佐渡こしひかり」「宮城ひとめぼれ」と比べると、そこまで自信を持って提供できないのかも知れません。

このおむすびは本当に塩をまぶしてあるだけで中には何も入っていないおにぎりなので、お米自体の味を感じることができることもありますが、別にお惣菜を購入して一緒に食べるにはうってつけのものです。今回はいったん買い物を済ませた後に電子レンジにかけていただいたので多少は炊きたての心地を想像しながらいただくことができましたが、3つのおにぎりはそれぞれあまくておいしいので、野外でいただいてもおいしくいただけるのではないかと思います。

外でいただく場合は、もし保温のできるステンレスボトルがあれば熱湯を入れて持っていき、フリーズドライの味噌汁と一緒にいただくだけでも結構なお弁当になりますし、普通のお弁当に飽きた時には再度利用してみようかなと今は思っています。

「ゆとり庵」
・静岡県藤枝市岡部町岡部839-1
・054-667-2827
・営業時間11:00~19:00
・おにぎりなどの販売は9:30から
・定休日 火曜・第3水曜


秋の桜えび漁は不透明な状況へ

先日のブログで一部の状況をお知らせしましたが、駿河湾に生息するとされる桜えびの姿が本当に見付からないようで、その状況はかなり深刻になっているようです。先日の地元紙のトップニュースがこの桜えびに関するニュースで、秋漁を前にした組合の資源調査で集めたサンプルについてのニュースでした。

サンプルの中にいた桜えび1600匹のうち半分以上が翌年春に産卵するために水揚げに適さない「0歳エビ」であったことが問題になっています。なお、サンプル採取を目的に海に出たものの、桜えびの群れ自体が見当たらずに調査そのものができなかったという沼津沖~安倍川沖ではこの春の漁を自粛する方向であるということを先日のブログで紹介させていただきましたが、この他の漁場でも不漁が続く可能性があるので、実際どのくらいの範囲で桜えびが穫れるのかということも現時点でははっきりしない状況になっています。

改めて自体の深刻さを考える必要に迫られているのですが、来年の春に向けてはそれだけ桜エビの個体を増やすための漁の自粛でもあるわけなので、まさに「今の時期に獲れればいい」のか、「将来においても安定して獲りたい」のかという判断をするわけです。

ただ前回から繰り返しますが、由比港の周辺では冷凍の桜えびの在庫はあるということなので、現地へ行っても桜えびが食べられないということは、それこそ当分ないと思われます。静岡県に住む人間にとって、やはりゴールデンウィークに全国から来てくれるであろう多くの観光客の皆さんに失望されたくはないので、こればかりは春になってみないとわからない桜えびの春漁の事も気にしながら、今回サンプリング調査をした「0歳エビ」が順調に育ってくれることを願ってやみません。


桜えびの不良の影響はどこまであるか

11月12日に秋の桜えび漁が静岡県内で始まりましたが、今年の春漁も不漁が続くなど不安定な状況が続いていたのですが、この秋漁でも沼津から静岡市の安倍川沖までの漁場では桜えびの魚群がほとんど見付からなかったとのことでその地域では秋漁を自粛する予定だというかなりショッキングなニュースが報じられたばかりです。

もっとも、由比港周辺や県内のお店では相当の冷凍桜えびの十分な備蓄があるので、静岡県に来て桜えびが食べられないということはないのですが、このまま全く漁れない時期が長く続いてしまっては、今までのように静岡県の名産が「桜えび」だとは言えなくなってしまうという最悪のケースも考えられます。

さらに問題なのは、この不漁の原因が全くの不明だということなのです。海水温が高くなったので移動してしまったのでは? という考え方もあるようなのですが、その考えにどのくらいの根拠があるのかというのは不透明で、現在は漁協が漁を自粛することで少しでも駿河湾にやってくる桜えびの資源保護を計りたいということのようです。

毎年、由比港ではゴールデンウィークの時期に「由比桜えびまつり」を行なっていますが、来年はゴールデンウィークが10連休になることが決定したこともあり、地元としては何としても次の春の漁で巻き返しを図り、桜えびまつりが開催できるようにと今回の秋漁の自粛を決めたのだと思います。

同じく静岡県沿岸で漁れる「生しらす」についても不漁の話は何度も聞くものの、無事に復活して生しらすを食べられるようになっています。しらすについても冷凍及び解凍技術が進歩しているので、不漁の時期であっても生のしらすが食べられるように最近ではなっています。しらすのように、桜えびの漁獲量が春に向かって戻ってくることを今は期待するしかないのですが、先に書いた通り由比港周辺では過去の漁であがった桜えびを冷凍して確保しているので、秋の行楽シーズンにはぜひ立ち寄っていただければと思っています。


寸又峡バスの通年通行の行方

静岡県における観光にとって重要な交通機関が2ヶ所も廃止される危機が起こりました。過去にこのブログで書きましたが、一つは清水港と伊豆の土肥港とを結ぶ「駿河湾フェリー」でしたが、こちらは静岡県が入って運行が継続されるように決定されました。

今後は黒字化を目指して様々な改善案を出していますが、その中で一つ挙げられている案として、フェリー乗り場を今のところから清水駅から歩いても行けるような場所に移動するというのがあります。現在、清水駅の東口正面に清水港であがったマグロを中心にした魚を売る「河岸の市」とそこに隣接する食堂街があるので、そのそばにフェリー乗り場を設置することができれば、相乗効果で清水も盛り上がるのではないかという話があります。乗り場の移転というのはすぐにできるというわけではないのですが、フェリーの乗客を増やして黒字化するためにはやはり最寄りの駅からのアクセスの改善が一番だと思うので、今後の情報に期待したいところです。

もう一つの危機は、大井川鉄道の終点千頭から寸又峡温泉をつなぐ大井川鉄道が運営する路線ばすが今年度いっぱいで通年の営業を終了するというニュースが流れたというものです。何せ大井川鉄道という会社自体が経営基盤が弱いもので、今まで使っていたバスを買い替えることが難しく、その赤字を負担してまで路線バスを維持することは難しいということはわかるので、このまま年間を通しての運行でなく季節運行になることもしょうがないのかなと思っていたのですが、この件について新たなニュースが報じられました。

結論から言うと、寸又峡のある川根本町が来年4月から試験的に町営バスとして運行を続けることを発表したのです。乗客の増える観光シーズンには大井川鉄道が出す季節運行バスと合わせて本数が増えることになり、観光客の増加に対応するようになるということです。

新聞発表によると、2019年4月からの町営バスは毎日5往復くらいの運行をする予定だということです。大井川鉄道が夏やゴールデンウィークに運行する季節便は一日3往復くらいで、シーズンは一日8往復くらいになる予定なのだそうです。気になる運賃は現在の運賃に準ずる価格になり、さらに川根本町の町民には運賃の補助を町が行なうことで、町民のメリットも提供していく計画のようです。

というわけで、来年度になっても今年と同じように通年バスが走るということで、安心された方も少なくないと思いますが、ただ駿河湾フェリーと同じように抜本的な黒字化を目指す取り組みをやっていかないと試験運行だけで終わってしまう可能性も0ではないというところもあるでしょう。そうは言っても自動車で直接寸又峡に行くとバスを使わないということにもなってしまうので、その辺もいろいろ考えなければなりません。

千頭から寸又峡への道というのはとにかく道が狭いので、運転に自信が無い場合はバスを使った方が安心というところもある路線です(今回の路線廃止の直接の原因となったのも、寸又峡温泉への狭い道を通ることができる特注のバスの代替問題でもあるわけですので)。必要であれば途中で車をどこかに駐車して鉄道やバスと組み合わせて寸又峡の温泉や夢の吊り橋を十分に楽しむというのも面白いでしょう。また、寸又峡温泉にはホテルだけでなくリーズナブルに利用できる民宿も多くありますので、県内からいらっしゃる方はまずは安心していただきたいですし、大井川鉄道イコールSLやきかんしゃトーマス号だけでなく、鉄道沿いの「川根温泉」や、寸又峡温泉、ミニ列車で接続している接阻峡温泉など山のいで湯もたくさんありますので、ぜひ泊まりでお越しいただきたいです。


静岡県掛川市「粟ヶ岳」休憩所の建て替え情報

山の名前だけ書くといまいち知名度はないかも知れませんが、新幹線で静岡県内を走っている時に山側を見ると、東京方面から大井川を越えたあたりで山肌に「茶」の文字がくっきりと見える山があるというの具体的にイメージしやすいのではないかと思います。

道で近辺に出掛ける場合には国道一号線の「道の駅掛川」から車で山頂まで登れる道が整備されていますが、道幅はかなり狭いので走行には注意が必要です。標高が532mと手頃ということで歩きや自転車で登る方もいます。

新幹線や車から見ると、山に書かれるような「茶」の文字は、掛川自体が茶どころであるためにお茶の木で書いているように思われがちですが、実はこの文字はヒノキの植林により作られているそうです。

ここの山頂にある食事処で名物のうどんを食べながら桜の時期に周辺の展望を目当てに出掛けるのは地元民のささやかな贅沢なのですが、その山頂の施設が老朽化のために建て替えられることになったというニュースを見ました。すでに休憩所は営業を休止していますが、来月の10月13日に竣工式が行なわれ、新たな建物は2019年の5月頃にリニューアルオープンの予定だということです。

新装なるのが、桜の季節に間に合わないのではないかという感じがしますが、恐らくその頃には新茶の香りに包まれていると思います。リニューアルする施設は従来の休憩所・売店・食堂のスペースと、周辺にある茶畑で行なわれていて世界農業遺産となった「茶草場農法」を学ぶ研修にも使える多目的スペースの2つの建物が合わさったものになるようです。参考までに、「茶草場農法」についてのウェブページのトップには粟ヶ岳の「茶」の文字も写っていますので、興味のある方はごらんになってみてください。

http://kakegawa-kankou.com/chagusaba/

車で静岡県に来られる方にとっては何より「道の駅掛川」から登ることができるのでわかりやすいですし、走行中に富士山がくっきりと見えたら山頂まで上がってみようかと思ってもそれほど時間がかからずに行って帰ってこられます。また、山頂の施設から少し歩きますが比較的広い駐車場もありますので、周辺を散策するのも楽しいものです。もちろん、体力に自信がある方ならハイキング気分で山頂を目指してもいいですし、新茶の時期に訪れることができれば「茶草場農法」で作られた新茶を買い求めることもできます。

また、少し離れますが隣の島田市にあったお茶についての知識を学ぶことができる「お茶の郷」がリニューアルされ、「ふじのくに茶の都ミュージアム」と名前を変えて2018年3月からオープンしています。実は先日、このミュージアムに行ってきたのですが、日本の緑茶だけでなく世界のお茶についての展示もなされていて、通常の展示の他様々なイベントにも注目して欲しいところです。やはり時期にはお茶摘み体験があるので、5月の新緑と新茶の時期に粟ヶ岳と合わせて出掛けられるのがおすすめです。ミュージアムのウェブサイトにもリンクを貼っておきますのでそちらも参考になさってみて下さい。

https://tea-museum.jp/


南極砕氷船「しらせ」一般公開に出掛けてきました

地元紙による情報から、8月25日と26日に18年振りに清水港に南極砕氷船「しらせ」がやってくるというので出掛けてきました。台風の影響で風がかなり強く吹いていましたが、それがかえって気持ち良く、楽しんで見学してきました。

ちなみに、一般の人が「しらせ」を見学したい場合には、特別な予約などは必要ありません。一部に予約が必要な見学コースがあったようですが、一般の見学でも十分に楽しめました。

見学ルートは甲板の方を回って船の後方に出て、そこから内部に入っていくのですが、当然船らしい場所は見たかったものの、この船は乗員が179名でさらに南極へ人員と物資を運ぶために南極観測隊員80名となっていたので、中の様子は一体どうなっているのだろうかと思い、すでに午前9時から公開が始まっている中、現場に着いたのはお昼前という時間になってしまっていました。

ちなみに、港の周辺は路上駐車をすると駐車違反になりますので、コインパーキングの利用が推奨されます。できれば屋根のある「マリンパーキング」を利用した方が、夏なら特に車内温度を上げずに済みます。ちなみに、今回のような港でのイベント(多くは豪華客船の寄港など)の場合は駐車場への入場について、右折入場が規制されている場合が多いです。運悪く右折でしか入ることのできないルートで現地まで来てしまった場合は、回り道の案内も出ていますので、現地の案内に従いましょう。

・清水マリンパーキング
http://www.hinode-dream.jp/information/parking.html

そうして港に着いたところ、予想に反してかなり大きな船が停泊していました。さすがにテレビや写真で見るのと違ってかなりの迫力があります。人はそこそこ来ているようでしたが、10分ぐらい待てば入船できるくらいで、そこまで混んでいなかったのはラッキーでした。

過去には護衛艦を見学したことはありましたが、この「しらせ」は同じ海上自衛隊の船とは言っても南極へ行くための船ですので、特に船内の設備が面白いなと感じました。まずあったのが「理容室」で、ちゃんと床屋さんの前に飾ってある「サインポール」が回転しています。南極観測隊では料理人をはじめとして様々な生活に関する仕事をしている人も南極で生活をともにするということでしたが、乗組員および南極観測隊員の方々の理容を全て任され、利用する方もサインポールが回っていて営業中なのを見て入って行くのだろうなと見ていて思いました。ちなみに、席は1つしかないので、うまく時間を合わせて行くことが大変かなとも思います。

その理容室の正面にあったのが、日本の船らしいと言えばそう思えた「神棚」でした。やはり、南極へ行くというのは普通の旅ではなく季節にもよりますが大きく船が揺れたりすることもあるでしょうから、下手をすると大怪我をしたり命を落とすということも考えられなくもありません。船に乗り合わせた方々も毎日神棚にお参りするのでしょうか。

また、乗組員用の船室は見られませんでしたが、南極観測隊員の船室は見ることができました。上の地位の方はわかりませんが、普通の隊員の場合は2人部屋で、奥に二段ベッドがあって手前にソファーがあり、それなりに居住空間としては良さそうです。水道も併設されているので、寝たい人はベッドに入って寝るし、まだ寝られなかったりやる仕事があるような場合はソファーの方でいろんなことができそうです。個人的にはこのくらいのスペースが有る2人くらいの部屋ということで考えると、活動できるスペースとは別にそこからすぐに寝られる就寝スペースがあるくらいが望ましい気がします。

今のところ、私の行なう車中泊は、寝る前に車の中のスペースを整理しながら就寝スペースを作ることで始めて寝られるのですが、車を運転していて猛烈な睡魔に襲われた時にはそんな寝床の準備をする余裕がない時には、最悪運転席のシートを倒しただけで寝に入ってしまうという甚だ就寝時のエコノミークラス症候群が心配されることになってしまいます。外から見られるのを承知で、最初から助手席側にコットをセットした状態で出掛ける時もありますが、やはり普通の車で昼間から助手席もつぶしてしまうというのは不便なこともあります。改めて後部だけで就寝スペースが作れるバンタイプの方がいいのかなと、船室を見てまで考えてしまいました(^^;)。

ちなみに、今回の一般見学は無料で行なわれ、普段はなかなかこんな大きな船に乗ることもない多くの人が実際にこれから南極へ行く船を見られるという事はないので、かなり貴重な経験をさせていただきました。帰りは自宅へと向かう中、先日のブログに書いた静岡大学の学生が遭難したのではないかと思われる海岸道路を通ったのですが、そこではまだ警察・消防の方々が現地周辺を捜索していました。このような事にならないように、「しらせ」の艦内に掲示してありました「総員離艦安全守則」の内容を画像アップします。