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地元でいつも利用していた道がテレビで紹介されて初めて気付いたこともある

2023年3月18日にテレビ東京系の地上波で放送された、「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」のルートは、私の住む静岡市にある久能山東照宮から由比・蒲原を抜けて身延方面へ進み、甲府市の甲斐善光寺に至るコースで、私が山梨・長野方面に車で出掛ける際の定番コースがそのままルートになっていたので興味深く拝見しました。

由比ではようやくお店で桜えびを食べられるようになったので、複数のお店を回って桜えびを色々と楽しんでいたようですが、過去にはほとんど桜えびがとれなかったこともありまして、今は何とか放送の通りに食べられるようになったことは幸いでした。

ご存知の通り番組は、一回の充電で20kmくらい走れれば良い方の電動バイクで旅をするのですが、中部横断道が全線開通する以前の状況でも自動車とバイクとでは同じ道を通ってもそこで見える景色が違うということを改めて感じることになりました。というのも、興津から身延へと続く国道52号線を甲府へ向けて出掛ける際に、途中休憩を取る場合というのはどうしても道の駅やドライブインといった駐車場が確保しているところが中心で、途中にある農産物直売所にも食堂がある場合も多いので、街道の途中にある食事処というのは全くのノーマークでした。

番組で「からあげ金賞」のお店として紹介されていた山梨県南部町の「南部路」というお店は何回も通るのでお店の前にある大きな釜のモニュメントとともに記憶にあるものの、そこを目指して食べに行くというような感じではなかったのですが、テレビで見た様子をみていると、地元ではおすすめのお店(充電をお願いしたお宅でオススメのお店として紹介されたのでなおさら)だということがわかりました。同じ国道52号線沿いには「うな富士」という有名なうなぎのお店があるのは知っていたのですが、こうした情報というのはああした番組のコンセプトがあって初めて、今まで知らずに通り過ぎてしまっていた人間にもわかるという感じがして、改めてあの番組は他の旅番組とは違う面白さというものを再確認しました。

番組を見ていて一つ残念だったのは、番組内のハプニングで、初日ゲストの竹内涼真さんが自宅に免許証の入った財布を忘れたため、急遽番組の方で購入した電動アシスト自転車で並走するという事になった時、電動アシスト自転車の能力をそこまで感じていなかったのか、由比から蒲原というかなり短い距離しか移動しなかったということです。電動アシスト自転車は法令の関係上、アシストできる最大のスピードが原付の制限スピードの手前に抑えられているものの、それ以上は自力で漕いだり、下りを走る分には電動バイクと遜色なく、番組でも相当きつい坂でも楽々と登っていたことを考えると、普段の出川さんたちのペースでも十分竹内涼真さんは伴走できたのではないかと思います。そうなると、例えば予備の電池を用意して電動自転車でツーリングをするような旅の形も見えてくるのではないかと思ってしまったのですが。

過去に車中泊の旅の計画および装備を考える中で、車に折りたたみ自転車を積み込んで、車をいったんどこかに停めて、いわゆる「パーク・アンド・ライド」で旅を楽しむ方法について模索したことがありました。ただ、折りたたみの電動アシスト自転車も一般的になる中だと、車を停めてからの移行範囲はかなり広がるだろうと思います。観光は自転車で回り、車はその地域周辺の一日定額の駐車場に置くような形にすれば、地域で生活する人からオススメのお店を聞きながら自由に観光することもより楽にできるようになります。

ただ、今の世の中はわざわざ自転車を用意して積み込んで行かなくても、地域で電動アシスト自転車をシェアして、レンタル自転車を使っての観光も普通になってきています。一昔前のレンタル自転車とは状況も変わってきているので、色々なサービスを利用して行動範囲を広げるための手段についても色々と新しい方法を考える余地がありそうです。


地域のチェーン店でない飲食店の永続性があるかないかで決まる面もある地域の魅力

以前、全国ニュースで地域で有名な飲食店の中でも店主一人が頑張って続けているところであると、店主が営業を止めたり、店主の健康状態が悪くなってしまうと一気にお店は無くなってしまい、その後には何も残らないということを防止するために、「絶メシリスト」なるものを作り、現在普通に食べられるものの、今後はどうなるかわからない地域の味を発掘するプロジェクトが群馬県高崎市で行なわれていることを知りました。

群馬県高崎市と言えば、最近は「パスタの街」ということで町起こしを行なっている印象があります。そうした評判が立つのは、小麦の生産が盛んで、その小麦を使った飲食店ということでパスタを提供するお店(非チェーン店)が多く、多くのパスタを出すお店がお互いに競い合うようにしてパスタというものを売り出し、うまくはまったということがあるからだと思います。

しかし、それなりに店舗を持ち、暖簾分けをできるようなお店ばかりではないということは明らかです。現在でも市内でも新興勢力のお店がより魅力的なパスタを産み出すような状況にはあるものの、多くの場合その店主が営業を止めたり店を畳んだりしたらそれでその店の味というものは世から消えてしまうことになります。こうした問題は高崎市だけの問題だけでなく、全国の地方の名物といわれている食べ物についても言えることです。ネットで色々な事を検索し、いよいよコロナの影響が無くなって旅行に出掛けられるようになり、以前に行って気に入っていたお店自体がその地域から無くなっていたということになると、それは地域の観光にとっても大きな打撃になるのではないかと思います。ちなみに、高崎市のニュースで出てきたお店はパスタのお店ではなく、地域で人気のあるカレーのお店「からゐ屋」でして、逆にそうした事を知って高崎にパスタでなくカレーを食べに行きたいと思う方も少なからずいることでしょう。

私の住む静岡では残念ながら行政を巻き込むような形での地域の味を守るような活動というのは高崎市のようには行なわれていないのですが、最近になってあくまで個人の志で閉店していたお店の味を継承するような事例があったので、正直ほっとしているという事がありました。

上のリンクにあるお店は、昨年末に店主が高齢で故郷の沖縄に帰ってしまうということで、閉店してしまっていたのですが、このたびその味を受け継いだ方が復活させて営業を同じ場所で再開するということです。店主のお名前が山田さんなので「山田カリー」ということのようです。私自身はかなり前から訪れていますが、当時からアルバイトで入っている人達の結びつきが強そうで、中には私の知人もアルバイトしていたことから、あの味がいつでも食べられないことは寂しいと思っていた一人だったのですが、行政の支援はなくとも、前店主の人柄もあり、きちんと味を継承してくれる人が現われたということは、本当に嬉しい事でした。

地域のB級グルメであれば、行政の保護も入るのかも知れませんが、実は地域にとっての宝はそうした外に向けたアピールがうまくいっている所だけでなく、ガイドブックに載っていなくても、その味をわかっている人がいる地域で唯一のお店だったりします。特にここ数年は外食産業にとってはかなり厳しい状況が続き、本当においしいお店というだけでは集客を維持することが難しくなってしまうことも考えられます。

現在は、上のリンクにもあるように、たとえ地方の小さなお店であっても、インターネットからの情報を見て全国から食べに来るような魅力的なお店は全国にあまたあるのではないかと思いますので、地域の活性化を目指す事を本気で考えているなら、地域にある様々な飲食店を含む店舗の維持ということも本気で考えていかなければならないのではないかと正直思っています。

どんなに美味しいお店でも一人の店主による個人営業であれば、大手と競合するにしても大変で、今回の例のようによほどの事がない限りその味は地域から消えてしまいます。私たちは、そうした地域の人たちが美味しいと食べられているお店を知らないままでいることも少なくなく、いかにしてその土地へ来ないと味わえない「味」を残していくかということも考えていただきたいと正直なところ思います。


久しぶりのお出掛けで桜えびを食しに由比港の「浜のかきあげや」へ行ってきました

引っ越しの際、テレビ視聴環境を変えたくなかったので、前の家で設置していたBSアンテナ一式を持ってきたのですが、新しい家で設置しようとしたら全く映像が写らず、長いことそのままにしていたのですが、たまたま安く新品のBSアンテナの設置用の道具が一式になったセットを購入できました。ネットで注文したものの、自宅までの送料がかかるので、家からちょっと離れたところにある同じ静岡市でも蒲原のコメリまで注文していたBSアンテナを取りに行ってきました。

やはり、持ってきた古いパラボラアンテナには問題があったようで、新しいアンテナを設置したら全く問題なく映り、リビングのテレビだけでなく分配したテレビサーバー(自宅内だけでなく外でもスマホやタブレットを使って自宅で見ているテレビ番組を見ることができたり、遠隔録画予約ができたりする)でも同時に、ブースターなしで安定した受信が可能になりました。これで、インターネットが安定して利用できるところでなら、自宅で受信した地上波およびBS放送をどこでも見られるようになり、一気にお出掛けの際もテレビを楽しめる環境が整いました。設置も全部自分でしたので、工事費もかかりませんでした。安全にベランダの手すりにアンテナを設置できるお宅なら、わざわざ光回線にフレッツ・テレビを契約するよりも、コストは安く、さらに長く使い続ければ続けるほどコスト減になります。と、その話はここまでにして、商品を受け取った後で帰り際に、久しぶりに食事のために立ち寄ったのが静岡市の由比港にある漁協が直営している「浜のかきあげや」でした。

ニュースでは報じられていますが、ここ数年、由比港では深刻なくらいの桜えびの不漁が続いているのですが、由比港と言えば「桜えび」ということもあり、直売所や食事処の「浜のかきあげや」は営業を始めています。現在、食事処としては月・火・水・木曜が定休日という状態ですが、週末を中心にお店は営業しています。

私が出掛けた際にはそれほど観光客はいませんでしたが、感染対策のため注文までには時間がかかりました。注文はマイクを通して行ない、注文を受けるのも直近で食事を提供できる分に限られるので、人が多く来ると自分の番が来たとしても注文を受けること自体がストップになり、前のお客さんに食事が提供されるまで待たなければなりません。これから多くの観光客が来るような時期になると、かなり待たされることになるかも知れませんが、その点については感染症予防対策をしないと営業できない状況にあったこともありますので、ご了承願いたいところです。

メニューは基本的に桜えびが中心ですが、「かきあげ」「生桜えび」を中心に丼やお蕎麦が中心になり、価格はどちらも千円となっています。桜えびの味噌汁は今回頼みませんでしたが100円です。今回頼んだのはかきあげ2枚が乗った「かきあげ丼」でしたが、大盛り無料ということで注文したら、結構ボリュームのあるものがやってきました。

ちなみに、半額の500円で「ミニ丼」を注文することもできます。「ミニかきあげ丼」と「ミニ生桜えび丼」でも千円です。その辺はお好みになりますが、このかき揚げはかなり実が詰まっていて美味しかったです。

お蕎麦はさすがにテイクアウトできませんが、丼ものはテイクアウトが可能です。座席は屋根のあるところないところはあるものの、それなりに数はあります。テイクアウトでなくても発泡スチロールの丼なので、量が多くて全て食べられない場合には自分で持って帰ることができるので、少食の方はビニール袋やラップの用意をしてくるのも良いのではないかと思いますね。

昨日はかなり気温も上がり、屋外での食事も十分に楽しむことができました。温かい日には今後人も出てくるのではないかと思いますが、県外からやってくる方々にもこのおいしさをぜひ感じて欲しいと思います。

・JF由比港漁協のホームページ
http://yuikou.jp/enjoy.html


エネルギー価格の高騰によって近くで利用していたお店が消える可能性が出てきた

私の住む静岡市は、移住を考えている人にとって魅力的に映るというデータがあるとネットの記事で読みました。一時間に一本ある新幹線「ひかり号」を使うと静岡~東京までは約1時間で行けますので、通勤通学でやれないことはありませんし、毎日出社でなくある程度リモートワークで勤務することが可能なら、長距離通勤でも良いとする方も少なくないのかも知れません。

同じような理由で、東京からもっと離れた場所へ移住するような方もいらっしゃるかと思いますが、飛行機の料金は状況によりかなり激しく変わっていくことが予想されますし、悪天候だとそもそも飛ばないこともありますので、いざという時には自家用車を飛ばしてでも東京に行ける範囲ということになると、東京から170kmという距離はぎりぎりなのかも知れません。

本来は、そうした県外からの移住者を受け入れるために、住みやすい街を計画的に作るというのが、今後も多くの人が来てくれるための命題なのだと思うのですが、なかなか人の少ない地方都市の場合には難しいことも多いのではないかと思います。

これは昨日、静岡の新都心とも言うべき東静岡駅の近くにある大型ショッピングセンター「マークイズ静岡」の入口すぐ(1F)の状況なのですが、無駄に白い壁がずっと入口の方に伸びているのがおわかりでしょうか。実はこの壁の向こうにはかなり広いスペースが有って、2023年1月17日まではそこにマックスバリュというスーパーマーケットがテナントとして入っていたのですが、いきなり閉店になっただけでなく、そこにあった張り紙には、次にこのスペースがどうなるのかという説明もありませんでした。

東静岡駅付近には多くの高層マンションが建っていて、その場所を生活の拠点とする場合、やはり必要なのは日常的な食品の買い出しであるのですが、東静岡駅に一番近く、多くのテナントやフードコートのあるショッピングモールがあれば、そこで夕食の買い物などもするのが当り前だと思っていた東静岡駅が最寄り駅の住人からすると、かなりショッキングな出来事だと思います。

当然、マークイズの方でも水面下で県内外のスーパーと交渉しているとは思うのですが、食料品の買い出しは毎日なので、現在のようにタイムラグが起こってしまうと、新たに近くで買い物のできるスーパーを探さなければならなくなってしまいます。

ただ、出店する側としても単にお客さんが減って売上が上がらないということだけではなく、今の状況では電気・ガスというエネルギー価格の高騰があるので、そうした経費と売上のバランスが急に変わったということでの閉店なのかも知れません。ただ、そうなってくるとテナント料を下げるとかしないと、なかなかこうした場所であっても新たなテナントが入ってくるのは難しいのかなと思ってしまうこともあります。なにせ、一般家庭の中にあっても、オール電化の家については電気代の値上げの影響はすごいということを聞き及んでいるので、今回紹介した大型テナントだけでなく、身近にあるスーパーも閉店の危機になっているのでは? という気もするのですね。

淘汰されるのは時代の流れとして仕方ないという考え方もあるものの、そうなると私たちが車で旅をしていて有難かった地方にあるスーパーやコンビニもその数を相当減らしてしまうことになり、食料の現地調達ということすら難しい旅に今後なっていくのではないかという気もします。それはそれで、旅の中で何とかなることではあるのですが、その地方で生活している人からすると、当然生活の利便性は失なわれていきます。それが今後地域社会の空洞化につながってしまうと、風光明媚な山河はあってもインフラはない中で地方の人はどうしていくのか? ということにもなってしまいます。

個人的にはとりあえず、昨日紹介したホームルーターを活かすことで自宅内からの情報についてはコストを下げつつもストレスなく収集できる環境を作ろうと思っているのですが、エネルギー関連の支出がどうなるか全く想像できないので、とりあえず無駄遣いをしないようにしないとどうにもならない気がしてきます。来週は全国的に寒くなるということですが、光熱費を節約しすぎると健康に影響が出るかも知れませんので、その点は十分考慮の上でお過ごしいたただければと思います。


実は身近なところに影響を受けた人がいた河津・天城荘の火事について

昨年から今年に入る中で、全く予期しない状況の中で色々な事故が起きていて、個人的にはかなりショッキングな想いをしています。山形県での突然の裏山崩壊による集落の被害は、事前に大雨・大雪などがなかったので突然なぜ崩れたのかという原因が特定されていないことが恐しくもあります。

そして、年が明けて突然火事が起こったのが、伊豆の河津大滝温泉の有名な温泉旅館で、映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地となったこともあり、滝を見ながら露天風呂に浸かることのできる数々の露天風呂を持つ「リバティリゾートAMAGISO」(天城荘)です。伊豆に温泉は数々ありますが、全国的にもかなり珍しい様々なお風呂を持っていて、今回の火事の影響でしばらく宿泊ができなくなるのと、日帰り温泉の復活についても状況がわからないので、これから長い期間において影響が出るのではないかと言われています。

一連の露天風呂は男女混浴ですが水着を着用して入浴するようになっているので、裸で混浴ということに抵抗がある人にも気軽に利用でき、まさに温泉のテーマパークのような場所であっただけに残念です。

実は、昨日親戚が自宅に遊びに来たのですが、昨年中にこの宿に今月末に泊まるつもりで予約をしたそうなのですが、まさにこの火事のお陰で宿泊が不可能になってしまったという、タイムリーでいてしかも今後の行動にかなり影響のある状況にあると話をしてくれました。

なぜ天城荘に宿を予約したのかというと、温泉の景観が唯一無二ということもあるのですが、日本の温泉旅館では珍しく「混浴で水着着用必須の露天風呂がある」からというところにあったそうです。というのも、海外の方を招いて日本を案内する予定でこの宿を選んだそうで、そもそも全裸で複数人での入浴を経験したことのない人もいるのだとのこと。確かに、海外のスパリゾートでは水着着用で混浴というような露天風呂のようなスペースがある所が多いですね。

日本で温泉を楽しむ人にとっては水着を着ないで、タオルも浴槽に浸けずに入浴することが当たり前ですが、同性ともいっしょに入浴することを体験したことのない海外の人にとっては、天城荘のシステムはすんなりと日本の温泉を楽しめるような形だったのかも知れないと思うと、海外からの集客を目指そうとする伊豆地方の観光業者全体にとってもその影響は出てくるのかも知れませんね。

ただ、今回もそうですが古い旅館の場合、増築を繰り返していくために建物全体が迷路のようになっていて、それが情緒を生むような事もあるのですが、火事のような災害が起こると逃げ道がわからずに取り残されてしまう危険性があります。今回はお正月の火事だったのでそれなりにお客さんも入っていたようですが、お客さんと従業員の被害は無かったということで、それが不幸中の幸いだったと言えるかも知れません。

今回のニュースで気になったのは、風評被害を気にしてか、ニュースで直接旅館の名前をなかなか出すことが無かったので、実際どの旅館が被害に遭ったのかという情報が入りずらかったということがあります。温泉自体が有名であるだけに、今から泊まりたいと思って問い合わせをしても電話がつながらなかったりネット予約ができなくなっていたりするような事も起きてしまうので、逆にはっきりとどの旅館なのかという情報を出して報道するということも大切ではないかと思ってしまいます。天城荘の皆様は2023年当初から再建を考えるという大変な状況になってしまったと思いますが、これからコロナが下火になっていけば、日本国内からだけでなく海外からのお客さんを呼び込める素晴らしい設備を持っていると思うので、ぜひ頑張って営業再開にこぎつけて欲しいと心から思っています。


今年もみかんの箱買いの季節が到来で私が自宅用にと選んだみかんは?

先週あたりから近くのスーパーで網入りでなく箱入りの「みかん」が売られる季節になってきました。毎年のことですが、こうしたことで季節が冬になっていくのだなとしみじみ感じる今日このごろです。

すでに、知り合いには贈答用の箱みかんを送っていたので、だいたいの相場はわかっていたのですが、今年のみかんは、やはり様々な物価上昇のあおりを受けたのか、通常期は10kgの箱だったものが、今年は少し容量が減って8kgになるなど、価格転嫁はしないながらも容量に変化があるということで、購入の際は価格だけではなく、その量についてもしっかりと確認することをおすすめします。

静岡県でのみかんの定番品種は「三ケ日みかん」ですが、同じ三ケ日みかんでも価格によって様々な差があります。抑えておきたいのが「大きさ」と「等級」になります。

まず、大きさは3L・2L・L・M・Sがあり、この中では「M」が一番高く(一箱5千円前後・2022年の価格以下同じ)、次が「S」(Mより多少安い)となっています。逆に大きな3Lや2Lは少し安い(3千円台)ですが、食べでがあるのは小さなサイズなので、お財布が許せば「S」サイズを狙いたいところです。

次に等級ですが、主に糖度により区分けされていて、最高級は「ミカエース」というブランドになっていますが、普通のスーパーにはほとんど置いてありません。通常の贈答用として用意されているのはミカエースの下の「秀」と、次の「優」のクラスです。私も友人に送ったものはこうしたグレードのものから選びました。

昨日、自宅用に箱入みかん(三ヶ日)を買ったのですが、自宅用にはもう少しお特なものをということで「優」の下のグレードの「良」の「S」を購入しました。ちなみに8キロで2,500円くらいとそれなりにお買い得でした。

また、今回はお店で見ませんでしたが、大きさが揃っていない「無印」(箱に等級の記載がない)というものもあります。それでも三ケ日みかんというグレードはあるので、他の生産地のみかんと比べるとその味の差はあるというのが毎年食べ慣れた自分の感想です。

他の産地のみかんも今回私が購入したスーパーには並んでいましたが、価格は三ケ日みかん>県内の他の産地>県外の産地という具合に並んでいました。この辺は実際に買って食べてみないと甘いかどうかはわからないので、それなりに安ければジュースを買う代わりに買っても良いと思っていますが、今回は三ケ日みかんの良品が手に入ったのでパスしました。

ただ、こうして買った大量の箱みかんも、年内には食べ尽くしてしまうので、年末のお買い物では改めて箱入みかんを買う予定にしています。もし静岡にやってきて自宅用のみかんを買いたいと思っている方は、贈答用のものなら大きなスーパーに行けばありますが、今回私が買ったような良品や無印の安いものは、地元の人が主に出向くスーパーに行かないと見付からないと思いますので、興味のある方は探してみてください。


秋に咲くコスモスの花を見に藤枝市岡部地区へ出掛けてきました

世間では旅行に関しての補助が出るということで、かなり人の移動が激しくなっている印象ですが、これからの季節は新型コロナでなくても体調を崩したり、昨年はほとんど流行しなかったインフルエンザの流行が懸念される中、今の時期がそこまで感染症のことを気にせずに出掛けられる良い季節であるとも言えます。というわけで、昨日は静岡県藤枝市岡部町の殿地区で行なわれているコスモスまつりに出掛けてきました。

国道一号線のバイパスから岡部方面に入ると、旧東海道上にある旅籠柏屋という観光施設があり、その正面に地元の造り酒屋「初亀醸造」があります。そこから道の駅の「玉露の里」を目指して山の方へと進路を取っていくと、周辺はほとんど稲刈りが終わって、少々寂しい風景なのですが、おまつりが行なわれている殿地区へ入るとそこだけは写真のようにコスモスの花畑が広がっています。

この花畑は休耕田を利用し、およそ3haの広さのところに大小とりまぜてコスモスが植えられています。今年は静岡県を台風が襲ったことで、準備する方々も大変だったろうと思うのですが、無事にこのような形で広大なコスモスの咲き誇る風景を提供していただけるのは本当に有難いですね。

入場料などはありませんが、会場近くに車を停める場合は翌年のコスモス畑の維持管理のためにということで一回300円の駐車料金を徴収しています。また、会場には募金箱があって、駐車料金以外の寄付を募っています。会場には事前にローカルのテレビで取材があった影響か(実は私もそのテレビを見て出掛けたのでした)、入れかわりでかなりの人が訪れていましたが、何しろ会場が広いので感染症の事などは気にせずに写真撮影をしたり、風景を楽しみながらのんびりすることができました。

ちなみに、会場から500メートルほど歩くと、道の駅の「玉露の里」に行けます。そこには常設のトイレや無料駐車場、レストランおよび玉露を中心にしたお茶の販売、お茶自体も楽しめる茶席などがあり、お庭もきれいなので、散策するだけでも楽しむことができました。今回は同じ藤枝市のJAが運営する農産物直売所へ行った帰りに寄ったのですが、通常なら単なる買い物に過ぎないお出掛けも、ちょっと遠出して遊びに行ったような感じで楽しむことができました。

コスモスの花自体は11月中旬くらいまで楽しめそうで(会場内のコスモスは花の咲く時期をずらして植えられているようでしたので)、新東名の岡部インターから行けるくらいの場所にあるので、もし高速道を途中で降りることができるのであれば、ドライブの途中での息抜きにでも行って、岡部特産の玉露を楽しむのもいいかも知れません。私自身も、近いので機会があれば、今シーズンにもう一回ぐらいは行ってみたいと思っています。


スマホアプリと連動したレンタサイクルサービスは普段使いしなくても登録しておこう

私の住む静岡県中部の静岡市は比較的平坦な道が多いので、かなりの自転車が走っています。大きな荷物を持っていったり買い物をする時には自動車を使いますが、ちょっとそこまでの移動についてはほとんど自転車を使うという人が多い土地柄です。

つまり、ほとんどの家には自分専用の自転車がある人が多く、私のところでも家族はそれぞれの自転車を所有しているのですが、このブログでも以前紹介したことのあるスマホアプリを使ったレンタサイクルサービスは観光客だけでなくそこに住む人にも浸透しているようで、かなり利用されている状況になっています。

普段は自分の自転車を使うので、レンタサイクルには用はないと思いつつも、サービス開始時には電話番号(携帯)およびクレジットカードを登録し、いつでも使えるようにしていたのですが、昨日必要に迫られてこのサービスを使うことになりました。

というのも、自転車で出掛けたのはいいのですが、肝心の自転車の鍵をどこかで落としたらしく、全く動かせない状況になってしまったのです。それなりに荷台に荷物も載せていたので、歩いて自宅に帰って予備の鍵を取りに行ってまた歩いて帰ってくるというのはかなりしんどく、バスを使っても良いのですが、時間がかかりますし、今回はいったん自宅に戻ってからまた自転車のある所まで戻らなければいけないので、往復の交通費がかかってしまいます(静岡市を走る静岡鉄道の市内特定区域の一律料金は190円なのでおよそ380円かかります)。

そこで、では使ってみようと思ったのが15分70円というレンタサイクル(ハローサイクリング)だったのでした。自転車を置いたところから比較的近くにまだ借りることのできる自転車が置いてあるステーションがあるのはスマホアプリで確認済みだったので、まずは他の人に先に借りられないようにスマホから予約を完了させ、予約した番号と同じ自転車があるところまで歩きました。

レンタサイクルの鍵は予約時に出る4桁の暗証番号で管理されており(交通系ICカードを登録することでタッチアンドゴーも可能な場合あり)、自転車の通信部にあるディスプレイから暗証番号を入力すると解錠され、そこから時間がカウントされます。自転車は電動アシストなので、かなり楽に進むことができます。いったん自宅まで走り、予備のを鍵を取って同じ場所に戻ったのは何とか30分以内に完了したので、クレジットカードへの請求額は140円と片道のバスの料金よりも安く済みました。

今回はたまたま必要とした時に近場のステーションに使える自転車があったというのが大きいですが、普段全く使わなくても、アプリを導入した上で登録までしておくと、いざという時には本当に役に立つと今回はしみじみ思いました。

ただ、残念なことに自宅に近いステーションを探すと、約300メートルも離れているということでしょうか。今回こんなことになったので、自転車を取りに行った後で、自宅から一番近いステーションに向かい、そこから自転車を降りて歩きながら自宅を目指したところ、徒歩約5分といったところでした。この時間というのは結構重要で、私の最寄り駅から自宅まで歩いたとすると約20分くらいかかるのですが、家族で出掛けて駅から自宅まで帰る場合、タクシーを使うよりも、駅にあるレンタサイクルを借りていったん自宅から近いステーションまで行けば、まず15分以内に到達できるので、70円払ってあとは歩けば自動車が停めてある場所まで5分歩くことを許容できるなら、自分で運転することになりますが、家族には駅で待っていてもらえれば、タクシーを使わなくてもそれなりにスムーズに帰ることができます。

これは、始発の電車に乗りたいような場合にも使えるテクニックです。同じく自宅から最初に5分間歩くことを許容できるなら、近くのステーションから駅にあるステーションに移動して乗り捨てすれば良く、有料の駐輪場よりも安い価格(15分以内なら70円なので)で自転車を使っての移動が可能になります。ちなみに、最寄り駅の駐輪場の料金は一日100円ですが、大きな交通トラブルがあると当日帰りができないような事もあるかも知れません。レンタサイクルなら出発前に自転車を返し、戻ってきたらまた借りるだけなので、駐輪代金の心配をすることもありません。

問題は、乗りたいところに自転車があり、さらに乗り捨てたい場所で自転車を返せるかということになりますが、それはスマホアプリで状況がわかるので、自転車を使うということを決めたら先に自転車および返却場所の予約をアプリからしてしまえば良いので、始発に乗って終電近くまで電車で帰ってくる旅であれば、まずは問題なく自宅までの足も確保できるのではないかと思います。

さらに、静岡市で導入している「ハローサイクリング」のサービスは、全国でも同じように展開しているので、旅先の足としても活用できます。地元でその使い方に慣れておけば、旅先での移動もスムーズに安く、さらに時間を気にせず利用ができるのではないでしょうか。本当に今回は、他の公共交通機関と比べて、レンタサイクルのメリットを感じることとなりました。今後もこのサービスをうまく使いこなして、行動の幅を広げてみようかなと改めて思いました。


JR貨物コンテナ弁当神戸のすきやき編を近所の駅弁大会でゲットしてきました

2022年10月になって全国の旅行に政府の補助が入り、かなり旅する人が増えたとは言え、なかなか旅に出掛けられない方もいると思います。そんな人たちにとって嬉しいのは、デパートや大規模スーパーで行なわれる物産展で、中でも有名駅弁の揃う駅弁大会ではないかと思います。

近所の、比較的大きなスーパーで定期的に開催されている駅弁大会が週末に開催されていたので行ってきました。物価高騰の影響もあるのだと思いますが、もはや1,000円以内では買えない駅弁の方が多いという状況の中、安くても甘く煮てあっておいしい豊橋駅の「いなり寿司」(610円)を一応の目当てに、もし富山駅の「ますのすし」でなく冬季限定販売の「ぶりのすし」(1,700円)があれば買ってこようかなと思い、さらにはもしおぎのやさんの「峠の釜めし」(1,200円)があれば、食べた後の益子焼の容器を使って、最近はまっているアルコールストーブの上に乗せて自動炊飯をするために買おうかなと思って出掛けたものの、現場では「ぶりのすし」も「峠の釜めし」もありませんでした。

代わりに見付けたのは、一部の鉄道ファンには話題になっている神戸の駅弁「JR貨物コンテナ弁当 神戸のすきやき編」(1,500円)という、JR貨物が監修した鉄道コンテナの中にお弁当が入った人気駅弁が来ていたので、これは買っておかねばと思い確保しました。

パッケージを開けるとプラスチックの容器が出てくるのですが、写真の通りかなりしっかりと作られている印象です。さすがにお弁当箱として使うのはどうかと思いますが、ちょっとしたものを入れておく小物入れとしては重宝しそうです。

中には確かな味のすき焼きの具が乗ったお弁当になっていまして、JRコンテナの再現率はかなり高く、ちょっとした小物入れとして使うにはうってつけです。雑貨としてこのケースを買ったとしてもそんなに安くないと思いますので、もし旅先だけでなく近所に駅弁大会がやってくるような時にはこのお弁当が来ていないかチェックすると、特に広く知られていないような場所では、売出後にすぐ完売ということもなく、むしろ私がお昼に行くまで全く売れていなかったくらいスルーされている可能性もあります。

あと、面白かったのがこのお弁当に付いている箸が、キャンプ用のお箸のように、伸び縮みしてコンテナの中に入るようになっていることでした。せっかくなら伸びる部分が木製ではなく再度利用可能なプラスチック製にして、列車のような印刷が付いていれば、キャンプ用のお箸として持ち歩けたのに(このお箸は残念ですが使い捨てタイプだと思われます)と思いました。

旅先でもこのお弁当は真四角なので、どこかで中味を洗えばそのままバッグの中にきれいに収まるのではないかと思います。旅の思い出ということだけでなく、今後の展開にも注目していきたいと思っています。


全国のセブンイレブンで期間限定ながら京都・新福菜館のラーメンが食べられる

以前、深夜バスを使って京都を観光しに行ったことがあるのですが、当時は深夜発の便では京都駅到着が午前5時くらいだったので、そこからどうやって時間を過ごすか困ったものです。お寺の中には開いているところがあるので、境内でまったり時間を過ごすのも一つの手ですが、早朝営業をしているお店へ行き朝ごはんという手もあります。

のっけから今回紹介するものとは違うのですが、京都駅から歩いてすぐのところにある「第一旭」という有名なラーメン屋さんが当時は朝5時半からの営業だったため(現在はお店のホームページによると午前6時からの営業のようです)、お昼前には大行列のできる人気のラーメンを列に並ぶことなく食べることができたことを思い出します。その「第一旭」の隣りにあり、当時午前7時半開店(こちらも現在の開店時間は午前9時になっています)だったのでちょっとラーメンのはしごができなかった思い出のあるのが今回紹介する「新福菜館」のラーメンです。

全国の有名ラーメンのカップ麺や袋麺の再現というのは普通にあるのですが、今回は一部の地域で行なわれていたコンビニの関西フェアの一環として全国で、そのままレンジにかけることで出来上がる生のラーメンの状態で新福菜館のラーメンが売られることになったという情報を聞き付けました。

というわけで、早速商品を購入してきました。価格は税込684円ですが、今の時期はセブンイレブンアプリからPayPayで決済すると最大20%のポイント還元が受けられますので、500円そこそこくらいで食べることができます。購入したら中のスープをこぼさないように気を付けて持ち帰り、すぐにレンジに掛けました(500Wで5分30秒、1500Wで1分50秒)。

レンジから出してからスープと具を合わせました。このように、チャーシューで麺が隠れてしまうくらいの肉のボリュームで、以前店舗で食べた時と同じような真っ黒なスープは、お店のご主人も確認したという話で、再現性はかなりあります。一口食べたら京都で食べたことを思い出しました。お店で食べていない人からすると、いきなりこちらのラーメンを食べても感動は薄いかも知れませんが、見た目ではかなり味も濃いように思えるものの、そんなことはなく、独特の味で京都へ行った時の事を思い出させてくれる味です。これを期間限定とは言え、近くのコンビニで買ってくれば自宅で食べられるとは、日本のコンビニもなかなかあなどれないということは感じました。ちなみに、ラベルを見たら製造元は地元にある食品工場になっており、きちんとしたレシピで味を再現しているようです。

個人的には、新福菜館はラーメンも良いですが「ヤキメシ」(チャーハン)も普通のチャーハンと違って色が濃いもののしつこくなくて美味しくて、いつもお店に行くとどちらを頼もうか迷ってしまうのですが、ヤキメシについては日清食品がカップのものを出しているものの、きちんと焼いたものが食べられるといいなと思ってしまいます。

京都は海外からの観光客を受け入れているうちに、海外からの観光客が利用するために市バスの混み具合が尋常ではなくなり、しばらく足が遠のいたところにコロナ騒動が起きてしまったので、今回コンビニラーメンでいただくまでは、地元の京都展のイートインスペースに新福菜館が出張してきたときにいただいただけで、長く食べていませんでした。このような形で以前の旅の思い出に浸れたのはラッキーでした。地域によってはお昼前に売れてしまうこともあるかも知れませんので、お昼の時間からすると多少早めにコンビニに行って確保をするのがおすすめです。