早速、購入したFPad5をいろいろいじっているのですが、今回持ち運びしやすい8インチタブレットを手に入れたことで、最低限の外出時の作業環境を作る方向で家にあるものを使って色々工夫してみました。
自宅にあるものでは、やはりタブレット用のスタンドがあるとないとでは違います。動画を見る時に手で持たなくても済むだけでなく、作業時にタブレット自体が安定します。そして、私の作業といったら、やはりブログを書くことです。
そこで、用意したのは現在手に入らないもので恐縮ですが、かつて任天堂のDS用に販売されていたタイピング練習用のソフトに付いてきた「ポケモンキーボード」です。写真にあるものですが、タブレットを立てているスタンドもポケモンキーボードと一緒に付いてきたもので、実用性はかなり高くて気に入っているものの、最近はノートパソコンを使うことが多くなったので、なかなか使わずにいたものです。
電源は単三乾電池2本で、現在はエネループを利用して使っているので、ほぼ電源の心配はありません。ペアリングは「Fn」キーを押して起動することで、タブレットからNintendo Keyboadという機種名が表示されるようになるので、あとは画面に出た数字をキーボードからタイピングすることでペアリングが完了します。
これで、タブレットにエディターを入れれば文字入力マシンとなるわけですが、Androidの場合、キー入力での日本語入力はローマ字に基本なるので、できればいつも慣れ親しんでいるGoogle日本語入力に入れてある入力方式を使いたいので、もうひと工夫しました。
といっても、Google Playで提供されているChormeのリモートデスクトップアプリを入れるだけです。
これは、ChromebookでもLinux Mintでも同じことをしているので、全く問題なくアプリをインストールして、接続までできました。ただ、つながっても最初にワイヤレスキーボードを認識しなかったので、設定変更が必要になります。
「画面での入力」という項目にチェックを入れるとワイヤレスキーボードを認識してキーボードからWindowsを操作できるようになります。ただ、タブレットの画面が消えた場合、同じ画面を表示しても私の場合はキーボードが使えなくなってしまっていました。その場合は、再度設定画面から「画面での入力」のチェックをいったん外し、改めてチェックすることによってキーボードとの接続が復活しました。この辺はワイヤレスの宿命なのか私のやり方が悪いのかわかりませんが、とにかく使えるのは良いことです。こうなってくると、私の中で一つの思い出というものがわきあがってきます。
過去に一斉を風靡したモバイルマシンの中で、NTTドコモが売りだした「シグマリオン」シリーズというものがありましたが、この中の「シグマリオン3」というモバイル端末がWindowsとのリモートデスクトップ機能をサポートしていて、外から自宅のWindowsPCの画面を出先からでも利用することができたのです。サイズ的にも今のタブレットはシグマリオン3くらいの大きさだったため、ノートパソコンでないモバイル端末でもWindowsとリモート接続すれば外でできることがかなり多くなることを実感したのでした。
ただ当時はモバイル回線で無制限にはできなかったので、安定した公衆WiFiのあるところで使うことが必要でしたし、外出先から自宅のパソコンを起動させるWake on lanの設定が厄介でした。うまく行く時もあれば、うまく起動しない時もあり、一時は物理的スイッチをリモートコントロールしてパソコンの電源を外出先から入れることも考えたのですが、現在はAmazonのAlexaに「パソコンを付けて」と呼び掛けたりアプリから文字入力することにより、自宅のパソコンが安定して基動するようになっているので、相当楽にリモートデスクトップを使えるようになりました。
ネットにつながっていないと使えないというディメリットはありますが、これなら小さめのChromebookを持ち出すよりも8インチタブレットとミニキーボードとの組み合わせの方が私は便利だと思います。
もちろん、自宅が停電していたり、自宅自体が災害を受けているような場合には使えませんが、それでも写真の組み合わせは常に持ち出して動けるくらい小さいものですし、昔のシグマリオン3のキーボードと比べると、ワイヤレスのキーボードは千差万別で色々な特色を持ったものを選ぶことができるので、打ち心地重視か、携帯性重視かによっては違ってきますが、自分の好きなものでそろえる事ができる分、かなり魅力的ではないでしょうか。
小型のWindowsOSの入ったノートパソコンは、それはそれで持っていると便利なのですが、日常的に持ち歩くと故障も心配ですので、今後ちょっとしたお出掛けであればこれで済ませてしまうこともできるのではないかと思っています。現在タブレットを単体で使われている方は、ワイヤレスキーボードでのリモートデスクトップ使用をぜひお試し下さい。