月別アーカイブ: 2020年10月

久しぶりに買って良かったと思ったダイソーのカー用品

ここのところ、車内でスマホの充電を行ないながら走行しているつもりが、充電されていないという事が頻繁に起きていて、何とかならないかと思っていました。車のシガーソケット自体がおかしいわけではないのですが、過去に購入した3連のシガーソケットから電源を取っていてうまくいかない事が多かったので、別のUSB出力のあるアダプターを使おうと思っていたのですが、最近になって新たな展開がありました。

3連のアダプター経由で新しく購入したドライブレコーダーを使おうとしたところ全く通電せず、3連のアダプターを外したら動作しました。ドライブレコーダーについているシガーソケットに挿入する部分にはLEDが付いていて、電気が来ているのが差した時にわかるので、やはりこれはアダプターの問題だろうと思い、ふと入ったダイソーに2連のシガーソケットが売っていたので、ダメ元でも良いと思って購入しました。

こちらの商品は100円でなく200円の商品で、LED通電ランプが付いていて、出力容量の最大90W(2ポート同時使用の場合は各ポート45W)ということで、そこそこの能力があり、これがうまく動いてくれればいいなと思って差してみたところ、まずシガーソケットのLEDランプが点灯し、そこにドライブレコーダーとUSB出力のあるアダプターの2本を差しこんだところ、どちらも通電が確認できました。

あまり使い過ぎると車のバッテリーがもたなくなる心配はありますが、とりあえずドライブレコーダーを動かしている状態でスマホの充電をしたり、車内用のBluetoothスピーカーの走行中利用を同時にできることになったので、まずはほっとしています。今まで使っていた3連のアダプターが故障していたのか、性能が低かったので同時使用ができなかったのかはわかりませんが、少なくとも数千円出して以前に購入したものよりも、ダイソーの製品の方が使えることがわかり、久しぶりに100円ショップの有り難さを感じることができました。

ちなみに、ダイソーの500円商品で、車内で使えるUSB電源を利用した加湿器も売っていたのですが、私の場合、さすがにそれまで同時使用するとバッテリーに負担がかかり過ぎるのではないかと思って購入を躊躇しました。今後、空気が乾燥するとそうしたグッズも欲しくなりますが、加湿機能というのは、車内にハンガーを吊るし、そこに濡れたタオルを入れておいても代用はできるので(見てくれは悪くなりますが)、持ち運びできる湿度計の付いた目覚まし時計を持って行き、その数字を見ながら(だいたい40~60%くらいが目安)タオルの大きさや濡らし方を調整するのがいいかなと思ったりしています。もちろん、私のようにモバイル機器を多数充電する必要がない方は、シガーソケットをこうしたアダプターを使って増やし、加湿器を入れるというのも楽で良いと思います。

現在、日本より早く秋から冬の季節がやってきそうなヨーロッパにおいて、感染症の影響で都市のロックアウトが起こるなどの影響が出ています。今年は例年に増して車の中だけでなく生活している部屋の湿度についても気にして、さらに車内や室内の換気にも気を付けることが大事です。特に長時間のドライブをされる方は車内と車外の温度も変わってきますし、細心の注意を払って車内環境を整えることをおすすめします。


事故が起きたらその場から離れるべからず

ここのところ(2020年10月現在)、映画の宣伝ということでテレビのバラエティ番組に数多く出演してその存在をアピールしていた若手男性俳優が悪いニュースの主人公になってしまいました。最近は覚醒剤や大麻所持で警察に逮捕されるケースもありましたが、今回の若手俳優は自分の車に乗っていたところ人身事故を起こしたというのですが、どうやらバイクにぶつけて骨折した被害者を残してその場から立ち去ってしまったことで、単なる人身事故ということから更に悪い状況になってしまったようです。

こうした話というのは、悪いとわかっていてもするのかはわかりませんが、2年前(2018年)の今ごろにも同じように人身事故を起こしたのにその場から離れてしまったことで(その時は飲酒をしていたという今回の事故より悪質?)ひき逃げ事故になり、芸能界を去った元女性アイドルグループのタレントの例もありました。

その方は事故直後に芸能界を引退し、裁判では懲役2年執行猶予5年ということになったので、当分は生活自体を自粛しなければならなくなっています。たかが交通事故といっても、状況によっては他人の命にもかかわる事故を起こす可能性があるわけで、ハンドルを握る際には相当の覚悟が必要になることをどれだけの人が認識しているのかという事を考えてしまいます。

これは私自身も肝に銘じて置かなければならないことで、いつ事故の当事者になってもいいように、もし事故を起こしてしまったら直後にはどうすればいいのかということをおさらいしておこうと思います。これは法律で決まっていて、道路交通法(72条1項前段)には「交通事故があつたときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。」と書かれています。つまり、

・直ちに車両を停める

・事故で負傷者がいれば救護する

・車を安全な場所に移動しさらなる事故を防ぐ処置をする

ということを、速やかに行なうことが必須だということです。事故相手や物への補償については自動車保険に入っていればそちらから補償することができますが、上記の行動を取らなかったり(今回の逃げてしまうことを含む)、相手および物の所有者の心証を害する行動を取った場合、いくら保険に入っていても、スムーズに事故処理が進んでいかなくなることもあります。上記の事を全て行なったとしても揉めることはあるものの、起こしてしまった事故を無かったことにはできないということだけは確かなので、その時点からどうするか困ったら保険会社や弁護士の先生に連絡する方が良いわけです。

以上のような行動をきちんと取ったとしても、相手に大きな怪我を負わせたような場合には保険会社任せでは済まず、被害者への対応がストレスになる場合もあります。しかし、そうしたリスクを承知した上でハンドルを握っているわけですので、事故を起こしてしまったら、その状況は冷静に受け入れ、3つの現場での事故処理を行なってから今後の事については考えるようにしましょう。

今の時代は、道路やお店の前にある監視カメラだけでなく、自分の前後や近くを走行している車にドライブレコーダーが設置されているケースも考えられるので、その場から逃げ切ろうという風に考えること自体が自分の首を絞めるかも知れません。今回の若手俳優の場合でも、彼はすぐ現場に戻ったという報道がされていますが、やはり今後は事故直後に運転者としての義務を果たさず逃げたことが問題視されることになってしまいます。くれぐれも自分がひき逃げの当時者になってしまわないように、事故直後に何をすればいいかということをまずは行なうことを肝に銘じましょう。


携帯料金は単純な価格だけの問題ではないのに

テレビニュースで携帯料金の解説しているのを見ていて、改めてこの国のメディアというのは国民目線でなく大スポンサーである大手キャリアの方を気にしながら伝えているのではないかと感じてしまいます。

政府の「携帯料金を安くすべし」という方針に沿うような形で、大手キャリアのうちauとソフトバンクが新たな料金プランを出したということがニュースになっていたのですが、その事実関係についてまずは見ていくことにしましょう。

まず、2020年10月28日現在で新プランを出しているのはauやソフトバンク本体ではなく、そのサブブランドであるUQモバイル(auのサブブランド)とワイモバイル(ソフトバンクのサブブランド)であるということです。現在auやソフトバンクと契約している方は、回線そのものをUQやワイモバイルに移行する手続きが必要になりますので、通常の回線引っこしと同じで、簡単には行きません。

まずUQモバイルは新プランで月額3,980円(税別)の「スマホプランV」を2021年2月以降に提供することを発表しました。UQモバイルには個人的におすすめの月額2,980円(税別)の「スマホプランR」があるのですが、違いというのは高速データ通信が月20GB(スマホプランV)・月10GB(スマホプランR)ということで、4Gの最高速でどれくらい外でインターネットを使うか? というところが問題になります。

また、ワイモバイルでは同じく月20GB利用できる新プラン「シンプル20」を2020年12月下旬から提供します。月額は4,480円(税抜)とUQに比べて割高ですが、この価格には通話の10分以内定額がすでに入っているので、UQで同じような10分定額を付けた場合と比べると安くなります。ただし、この「シンプル20」には家族割が付けられず、一人でのみ使う場合にはお得ですが、家族で使う場合のトータル金額が違ってくる可能性があります。

さらにワイモバイルのデータ通信はあえて高速通信をOFFにして残った高速通信容量を翌月に繰り越すような仕組みがないので、利用者の使い方によってどちらのサブブランドが向いているかの違いは出てくるでしょう。ちなみに、どちらのプランでも低速(ワイモバイルの場合高速クーポンを使い切った後の速度)は最大1Mbpsと、外出先で動画を見るくらいの使い方なら十分で、果たして月間20GBも必要ないのではないかと思ってしまいます。

つまり、例えばUQモバイルの現在あるスマホプランRを契約した場合で、そこそこ電話もする場合は、以下の内容別にオプションを選ぶことで毎月の利用料が変わってきます。

・24時間かけ放題(+1,700円)4,680円(税別・以下同)
・10分間かけ放題(+700円) 3,680円
・月60分まで無料(+500円) 3,480円
・かけ放題なしはプランと同額の2,980円

特にUQモバイルの場合、普段の待ち受けの状況で高速クーポンを無駄遣いしないようにアプリから低速への切り替えが可能で、低速のままでも各種動画や音楽のストリーミングサービス、インターネットラジオやSNSなどは普通に利用できる可能性が高いです。使い切れなかった場合は翌月に繰り越してダウンロードやさらに快適なネット利用に使えばいいので、あえて月20GBにしなくても月10GBで利用してみて、不満が出た場合にプラン変更をすればいいのではないかと思います。

ここで大切なのが低速時の最大速度であることは言うまでもありません。現在、蚊帳の外に置かれているドコモをはじめとする、au・ソフトバンク本体での高速通信分を使い切った後の低速制限時のスピードは128kbpsとUQモバイルのスマホプランRの低速制限時の1Mbpsと比べるとだいたい10分の1くらいで、動画はおろか音楽ストリーミングもまともに使えなくなる可能性があります。

私自身は、全く高速通信ができなくても(つまり0GB)、常時最大1Mbpsのスピードが出る回線をさらに安く提供してくれれば、それで十分だと思うくらいです。というのも、無制限に高速通信が使えるということは有限な資源である電波を使っている以上ありえない事なのです。ですから、やみくもに高速通信の量を増やすことよりも、使っている人の工夫で高速と低速の切り替えをしつつ、最低速度の上限を上げてもらうような方向の方が、個人的には有難いというのが正直なところです。

ただ、今後の報道の流れというのは「高速通信月20GBで月5千円以内」というスペックだけが先行していき、本来はもっと安く、しかも通信制限におびえることなくスマホの利用ができるUQやワイモバイルのプランが有るのに、今回の流れに追随したドコモ・au・ソフトバンクが新たに作った5千円以下で20GBの新プランに変更して毎月の料金が多少安くなって喜ぶという形で終わってしまうかも知れません。そんなわけで、ニュースの内容だけで乗り換える会社やプランを即決しないで、十分な選択肢を考える方がいいと思います。そうしないと、結局は相変わらず高速クーポンを使い切った後のスマホ利用にストレスを溜める人は減らないのではないでしょうか。


Googleが作った新キャンプ用品とは?

表題の答えは、2020年10月現在テレビでのコマーシャルも多く配信されているGoogleの新しいスマートフォン、5G対応のGooglePixelなんだそうです。ツイッターの広告のフレーズでこの言葉が出てきた時には少々驚きました。あわててもう少し説明文を読むと、1泊2日は充電いらずの長持ちスマートフォンだからということなのだそうですが、少なくとも「新キャンプ用品」なんてキャッチフレーズを付けるようなスマホではないのではないかと私は思いますね(^^;)。

ちなみに、 Googleストアでのこの製品の直販価格は税込7万4800円ということなので、アップルの出した新しいiPhoneの中でも廉価版と言われるiPhone12miniの価格が74,800円(税別)ということなので、消費税分GooglePixelの方が安く買えるくらいですが、安いとは言われるもののやはり普通の人が一括で買うにはハードルが高いくらいの製品であるとも言えるでしょう。今後、また第二段の給付金が出るようなら、買う人も増えるとは思いますが。

グーグルが出すスマホということで、OSのアップデートがある程度見込めるメリットが有り、その点ではiPhone並に使い続けられるというメリットはありますが、今回注目した「1泊2日は充電いらず」という点について調べてみると、「スーパーバッテリーセーバー」という機能をONにすると(具体的にそのモードでどのくらいの実用度があるかは不明)最長48時間連続で持つようになるそうです。

技術仕様で調べると内蔵電池の容量は4080mAhと確かに多いですが、さすがに電池がいくら持つと言っても、つい「スーパーバッテリーセーバー」機能をついオフにしてしまった中でキャンプに出掛けてしまった場合、気が付いた時には電池容量がわずかになっているような事も考えなければならないでしょう。

こんな当り前の事を書くのも莫迦みたいなのですが、たとえ1泊2日の旅でGooglePixelを持っていたとしても、小さくて容量の多いモバイルバッテリーと充電用ケーブル、さらに車での移動ならシガーソケットに差すタイプの充電器や大き目のポータブル電源を「キャンプ用品」として持っていくことこそ大事なのではないかと思うのですが。

そもそも、スマホの電池節約アプリというのはGPS・Wi-Fi・Bluetoothをオフにすることで電池の消耗を防ぐものが多く、私はあえてそうした機能をオフにせず、多少電池が消費されてもモバイルバッテリーとの併用で補うことをまずは考えます。ワイヤレス機器をストレスなく使うためだったり、位置確認の必要なアプリを起動した時に改めて設定を開けるちょっとしたストレスを避けるためにあえて電池を消費する設定にしておいても日々の生活の中では本体充電するまでには行かないくらいの電池容量を今のスマホは持っています。

もし、長時間の停電が起き、さらにモバイルバッテリーを持っていなかったり使い切ってしまった場合にスマホだけで運用しなくてはならなくなった場合には「スーパーバッテリーセーバー」も役に立つだろうとは思いますが、そこまで考えるのなら電源を一定の時間切って一日数時間の限定運用にしてもいいでしょうし、太陽電池パネルを使ったモバイルバッテリーの充電を行なっている間(直接スマホに太陽電池パネル充電器を使用すると、不安定な天候で充電した場合、内蔵電池を痛めやすいため買い替えが比較的容易なモバイルバッテリーでの充電を個人的にはおすすめします)、使えるように管理する方がいいので、わざわざ「新キャンプ用品」と名付けられたスマホを使わなくてもいいだろうと思うのです。

個人的にはこの広告がツイッターで回っていたのを見て、いくら世の中がキャンプブームだからと言っても、こじつけし過ぎで、この広告コピーを真に受けてスマホ単体で持ち出す人がいない事を祈るばかりです。個人的にはカメラの性能もいいし、OSのアップデートも安心なので長く使うには便利で、製品自体は悪くないとは思っているのですが、さすがにこの広告コピーにはびっくりしてしまいました。キャンプの時はテレビもラジオも入りにくい山間部に入った時など、スマホの機能を最大限に使う場面も出てくると思いますので、くれぐれもスマホ一台で何もかもやろうとはせず、いざという時にいつでもスマホを充電できる用意をきちんとした上で出掛けるようにしましょう。


ちょっとした情報でもわかるキャンパーとしての熟練度

車中泊に関する話題とは少しずれますが、先週のBSテレ東の金曜9時の旅番組枠で、先週と先々週の2回にわたって自転車で引っぱるキャンピングカーを使っての旅の様子を放送していたのでネット配信のTVerを使ってつい前後編とも見てしまいました。

旅人はYou Tubeに動画をアップしている女性のソロキャンパー、と言うより番組の説明では普段は軽自動車の箱バンに乗って車中泊旅をしながらキャンプ動画をアップしているというユーザーネーム「ちょもか」さんが、電動アシスト自転車に自転車用キャンピングカーをつなぎ、富士山周辺を散策するという内で、個人的にはもう少し自転車でも引けるキャンピングカーの情報が欲しかったところですが、今はやりの女子ソロキャンプ推しの番組になっていました。

私自身は今のキャンプブームについては、車中泊のブームと同じでブームにはピークがあってその後どうなるのかという風にしか考えていないので、それなりに楽しんで見ました。ただ、この「ちょもか」さんを選んだというのは、焚き火の起こし方から旅先で仕入れた食材をきちんと調理してインスタ映えのする食事を作るというところまできちんと行ない、さらには番組で当日のキャンプの様子を生配信しているところまで番組で紹介していて、いわゆる「仕事」でキャンプをする方として実に優秀な人をピックアップしているなという気がしました。

私の方は、どちらかというとキャンプ飯にこだわるよりも、芸人のヒロシさんのように鬼のように移動した日の食事はインスタントで済ますような形でも問題ないので、そこまでキャンプスタイルにはこだわらないのですが、番組を見ていてちょもかさんのキャンプ道具が映る中、ある事に気付き、ニヤッとしてしまいました。

というのも、火を起こして焚き火をするような事はせず、すぐに温かいものを食べたい時に重宝し、私も使っている、家庭でも使うことの多い「カセットガス」を燃料に使ったシングルバーナー、SOTOのST-310がちょもかさんの持ち物として出てきたのですが、そこにST-310のコアなユーザーならやっているだろうと思われるある仕掛けが施されているのを発見してしまったからです。

これは、100円ショップのダイソーで売っているクッキーを作る時に使う「かわいい抜型」(^^;)ですが、この「5個組」の外枠の金具を流用してST-310に合わせるとさらに実践的にこのシングルバーナーを使うことができるようになります。

このように、バーナーの火口のところにすっぽりと収まるので、多少の風が吹いても影響を受けない風防の役目を持たせることができるようになるのです(この写真は部品購入時に撮影したもので、最近のものではありません)。ご飯を炊くときなどとろ火が必要な時に強い風が吹いている時にはこの風防だけでは不十分かも知れませんが、簡易的に使うならちょっとしたことですがこの抜型風防でも十分に役に立ちます。

ちょもかさんのST-310には本体と同じくらいに変色したこの抜型風防と思われる部品が付いていましたので、こうした道具の工夫をしながらキャンプ生活を楽しんでいるのだなあとついにやっとしてしまったわけです。

テレビの旅番組でヒロシさんのような本当のキャンプ好きな人が出演すればそれなりのリアリティを担保した上で楽しめるのですが、ドラマや映画/舞台の宣伝のために出演してくれたような女優さんがソロキャンプをするような旅番組を作ったとしても、その方のファンならその場にいることを楽しみに見られると思いますが、純粋にキャンプ好きな人を満足させることは難しいでしょう。しかし、実際にそれなりの実績を上げているユーチューバーの方からピックアップすることで、それなりの説得力を持って番組を見ることができました。ただ、これだと将来的にはタレント自体必要なくなる時代も来てしまうのではないかという事も同時に思います。


スポーツファンに対するDAZNの対応に見る今後への不安

サッカーJリーグに大金を投じ、リーグの活性化に貢献するとともに、過去のスカパーの料金と比べると比較的安価に多くのスポーツライブを楽しめる有料動画配信のDAZN(ダゾーン)ですが、最近になって提供している競技および大会の配信を予告なしに突然止めるということで困惑の声が挙がっているようです。

サッカーファンにとっては全試合見たいと思う人が多い、サッカー欧州チャンピオンズリーグが2020年10月20日から開幕したのですが、それまで日本での放映権を持っていたDAZNが唐突に日本での放映権を事前案内などない状況で返上し、現在日本ではチャンピオンズリーグを全試合見られない状態になっています(無料で配信されますが、主要試合のみで日本語対応のない欧州サッカー連盟(UEFA)の公式動画配信サービス「UEFA.tv」で視聴は可能)。

DAZNも動画配信によるスポーツ中継なので、テレビ放送で見られないというのは同じなのですが、チャンピオンズリーグを見るにはDAZNに入るしかないので入っていたサッカーファンにとっては、放映権を手離すのなら、事前に国内で見たい人が(有料での視聴を含めて)見られるようにきちんと段取りを付けるから手放すべきだったのではないか? と思う方も多いと思います。

今回のことで、企業としては収益を上げるためにあるのだから切り捨てる時には非情であっても企業存続のために大なたを振るうという事情がある事は理解できるものの、自社の行なっているサービスを楽しみに見ているスポーツファンの事を考えていないで、企業としての業務は行なえないのではないか? という疑念が湧いてきてしまうのですね。

極端な話、大金を投じて獲得した国内サッカーのプロリーグJリーグの全試合放映権についても、いつ撤退するかわからない不安要素があるなんてことになると、今回のチャンピオンズリーグと同じように急にそうしたことが行なわれ、実際の試合を見ることができなくなるようなことが起こった場合、これはもう、日本のサッカー自体の危機に繋がる可能性があります。現状ではDAZNに加入していれば、車中泊で出掛けてテレビ電波の届かない山の中であっても、携帯電話の電波が届いていさえすれば自分の好きなチームの試合を見ることができるというメリットがありましたが、今後の状況が不安になるのは私だけではないでしょう。

このように、大きな資本を持つ企業がごそっと利権を総取りしてしまうような事があると、その当初は料金が安かったりサービスも充実していたりと文句も出てこないと思うのですが、大手が競争相手を潰した後に何をするかはわかりません。個人的には、世界中が注目するような大きなスポーツイベントについては、できるだけ地上波のテレビや、ネット接続料以外に料金がかからないネット配信の形で出して欲しいものですが、この点ではまだインターネットもなかった頃に地上波で放送されていた時の方がましなようになってしまっています。

今回の事は、サッカーファン以外には関係のないと思う方もいるかも知れませんが、同じようなことが別のパターンで出てくる可能性もあります。例えば、今後携帯電話サービス自体も政府の値下げ圧力で、大手三社が現在のMVNO並みに料金を下げてしまったら、多くの個性的なMVNOは商売にならなくなり、大手の寡占が進むことになります。

当初は携帯料金が下がったと喜ぶ人々はいるでしょうが、現在の携帯電話事業は民間企業によって運営されていますので、経営状況の変化や社会状況の変化によってユーザー目線でないやり方で制度が改悪され、その不満のはけ口が無くなってしまうような未来も現実に起こってしまうかも知れません。とにかく、目先の事ばかりを追い掛けていると、こうしたワナにはまってしまう可能性が出てくるのではないかと思ってしまいますね。私自身もDAZNのサービス開始には喜んだ一人だったのですが(現在は解約しています)、今後は冷静に新しいサービスを判断して長く利用していくものは何であるべきかということも考えてみたいと思っています。


インフルエンザ予防接種の助成について

昨日のテレビのニュースの中ではGoToトラベルやイートの話題が相変わらず華やかではありましたが、やはり感染症にかからないかどうかというところも気になります。これから空気が乾燥して寒くなるにつれ、新型コロナウィルス以外の感染症は毎年対策が必要ではあるのですが、これからの数ヶ月というのは、果たしてどんな事になるか全くわからないので、それに対する事だけはしておこうと思って、昨日何とかインフルエンザの予防接種を受けてきました。

費用は年齢によって違いがありますが、私のところではジャスト3千円でした。こうした費用負担も仕方ないなあと思っていたのですが、予防接種を受けた後で職場から費用の助成を受けられるという話を聞きました。昨年はそういう補助はなく全て自己負担で打っていたのですが、実質額でも何でもなくこちらの負担なし(ただし助成には上限金額あり)でインフルエンザ対策ができるというのは本当にありがたいです。

逆に言うと、今後の状況が読めないだけに、免疫のない新型コロナウィルスによる感染症にかかるのは止められないものの、インフルエンザ感染を防御したりかかっても重症化させないような期待が持てるので、実際に症状が出た場合に完全にインフルエンザ感染の可能性を除外するわけにはいきませんが、手洗いをしてマスクをして行動し、さらに不用な外出をしないなどの生活態度に気を付けることで、かなり高い確率でインフルエンザ感染を避けられるのではないかと考えています。

もちろん予防接種の過信は禁物ですが、一つ一つできることをやり、さらに人からうつされないような行動を取ることで、家族や友人、職場関連の人に迷惑を掛けないようにしたいですね。

昨年は予防接種をしてからしばらく打った腕がかゆくなることがしばらく続いたのですが、今年についてはそんなことはなく、ちゃんと抗体が体の中で作られることも合わせて期待しています。

今年はさすがに状況が例年とは違いますので、私の場合と同じように、自分でかかりつけ医にお願いしてインフルエンザの予防接種を受けた場合、領収書と引き替えにはなると思いますが、予防接種費用の助成が職場などで受けられる可能性はあると思いますので、先に打ってしまった場合でも領収書はきちんと取っておいて、その後の対応について確認してみましょう。GoToキャンペーンほどはお得にならないかも知れませんが、自分と家族の健康のためにも打てるならインフルエンザの予防接種は受けた方がいいのではないかと私は考えています。


山間部への旅は国内山間部の状況変化を把握してから

ここのところ全国の里にクマが下りてきたり、ハイキングコースにクマが出没したりといったニュースが出てきています。私の住む静岡県では静岡市と焼津市との境にある満観峰ハイキングコースの鞍掛峠付近で目撃情報があり、びっくりしましたが、石川県加賀市のショッピングセンターに侵入したケースや、福井県敦賀駅近くの新幹線の工事現場での対人被害(工事関係者)など、北陸地方において、かなりの出没例や被害も出てきてしまっていて、そちらの方も心配になります。

こうしたニュースはここ数年でめっきり増えているような感じがしていて、専門家は山にクマの食料となるどんぐりがなくなったので降りて来たというような説明をする方もいますが、クマが山から降りることを躊躇するような障害がなくなっているということも見方としてはあるのではないかと思います。

例えば、クマの天敵になるかはわかりませんが、野犬の類や飼われている犬でもリードを付けて散歩することが常識になったので、犬が自由に歩き回れない状況がクマなどの野生生物の侵入を許す一因になっているのではないかという考え方もあります。今回の話はそうした要因だけでなく新たな心配される状況の変化についてです。

動物にとって一番の天敵は人間だろうと思います。よく毎年あるのが、山に入ったところ熊に出くわした人の話ですが、人によっては一喝だったり道具を使ったり、さらには投げ飛ばしたりしてクマを撃退した武勇伝がニュースで報道されることもあったのですが、今年はそういう話がなく(山間部に住む人も例年より外に出て仕事しなくなった?)一気にクマが里に降りてきてしまったというような感じもあります。

そう考えると、やはり今年は年明けから新型コロナウィルスの侵入によってお出掛けをする人が減ったことと関係があるのかということも考えてしまうのですね。山の中で暮らす人はそれほど変わった行動をしていなくても、山の中の生き物からすると、明らかに人間と遭遇する機会が減っているのではないでしょうか。そんな中、さらにレジャーで山に入ってくる人が減っていき、皆無に近くなった状況というのは、単に自分の縄張りが広がったと感じているのかも知れません。そのまま人の気配を感じることなく移動していて、里に降りたところで食べ物に不自由しない場所(目撃されたショッピングセンターのバックヤードや工事現場の事務所などクマの餌になる残飯がある場所)にたどり着いてしまったという事も十分に考えられるのではないかと思いますね。

新型コロナウィルスの影響があと数年続くとする見方がありますが、もしそのくらいの期間に山の中に入っていく人が地元の人など限られた人になってしまった場合、単に自分の縄張りが広がったということでその中で完結してくれていればいいのですが、例年なら観光客が訪れていても、人の気配すらなくなった場所まで縄張りと認識してしまうようになったとしたら、自粛明けで人が出掛けた先でクマと鉢合わせする可能性が大きくなるのではないかという心配があります。

なかなか人の監視というのは難しいとは思うのですが、これだけ平野部でもクマが出てくるということになると、クマ被害を減らすために何かやってもらいたいところです。山小屋やキャンプ場、山の中にある名所、道の駅あたりでも監視カメラの分析をし、クマの出没情報を定期的に発表することで、今までクマが出ていない所にもクマの行動範囲があるという可能性を多くの人に知らせて欲しいと思います。今後はそれほど山の中ではないキャンプ場でもクマの心配をしなくてはならなくなるかも知れませんし、管理をする方々にとっても大変だとは思いますが、テントで寝ていて熊に襲われるような事も自粛明けの状況の中では出てくるかも知れません。

そういう意味では車中泊というのは、きちんとロックして寝ればさすがにクマでもドアを開けて入ってくることはないでしょうし(海外ではロックしていないドアを開けるクマの動画もありますので就寝時のロックを忘れずに)、車が襲われてもクラクションを鳴らして威嚇した上ですぐに移動することはできますが、引っかかれたり突進してきた事によって壊れた車両は、保険を付けていてもクマに損害賠償は請求できないので(^^;)基本的には自己責任で、オールリスクタイプ(一般の車両保険)の車両保険を掛けていないと自己負担になることは承知の上で出掛けるようにしましょう。今後は全国でのクマ出没情報にも気を付けておこうと思います。


国内旅行の穴場を自宅から見付けるには

県境を超えての旅行について、自粛する人が多い中で私自身も例外ではなく、もし今後どこそこに行くことになったら何をして楽しもうかということを考えながらネットサーフィンをしているのですが、例えば私の住んでいる静岡市内の美味しいお味を探そうとして「静岡駅 ランチ」などと検索しても広告費をかけて上位に掲載するようなサイトの方が目立ってしまい、具体的に食べたいものがあればさらに検索ワードで絞り込めるものの、漠然とその土地で地元の人が食べているもの(決して土地の名物でないことに注意)を食べたいと思ってもなかなかネット検索ではたどり着けないような感じになってしまいます。

昨日、昼間運転しながらスマホアプリのradikoエリアフリーの仕組みを使い、適当に全国のラジオ局の中から適当な場所を選んで昼の生ワイド番組を聞いていたら、たまたまパーソナリティの方の外食談義になっていました。その土地は私が何回も行ったことのある場所でしたが、旅行で訪れる場合にはつい土地の名物ということでお店を探してしまうので、ラジオから流れてくるパーソナリティお気に入りのお店の名前を聞いても今一つピンとこなかったのですが、いわゆるB級の食事ということであえてガイドブックでは出てこず、安くて癖になるということからお昼や夜中につい行ってしまうというお店の名前が出てきたので、車を安全な所に止めて(^^;)、ラジオで言っているお店をネット検索してみました。

そこで改めて、旅行者として訪れる場合に地元の人に連れていってもらうようなお店と、日々の生活の中でその土地に馴染んでいる地元食との違いを改めて知ることになったのです。こうした情報というのはテレビの食事処紹介のような番組ではお店側に忖度することも考えられるので、その情報を信じて行ったとしてもテレビで見た以上の事はないのではないかと考えてしまうところがあります。今回の場合は、別に積極的に情報を出しているわけではなく、ラジオでの何気ないパーソナリティーのおしゃべりの中から出てきたお店の話題でしたので、確かにわざわざ旅行者が食べに行くようなお店ではないかも知れませんが、地元の人が常用するお店というのは安くておいしいのではないかという期待はありますね。

現在、GoToキャンペーンを利用しようと考えている方もいるかも知れませんが、それは個人の考え方によって使うか使わないかが変わってくるでしょう。感染症に怯えながら出掛けることは、どうしても出掛けなければ困る用事に私は限定することにして、今後は旅に出たい場所のラジオを聞きながら食事やお出掛けスポットの情報を探し、今後の旅行に備えるようなことを考えています。

私の場合で言うと、静岡から日帰りで行ける地域の外食情報について、近隣のラジオ局を連日ウォッチしながら情報を得るというのも有りのような感じがします。ラジオから流れてくる言葉があやふやな感じにしか聞こえなかった場合、ネットによる検索は最大の威力を発揮します。ラジオで聞いた複数のキーワードを入力して調べると、普通に検索しても決して出てこなかった場所が出てくる可能性もアップします。

情報を得てもすぐに行けるような状況でもなさそうなので、今後自分なりの情報収集を続け、自粛をする必要がなくなったら、その調査結果を使って思う存分旅を楽しもうと画策しているところです。


Canon ギガタンクインクジェットプリンター G5030 その概要

今回購入したプリンターは、複合機ではないものの、それなりに一通りの機能が揃っている割に安く買えたギガタンク仕様のインクジェットプリンターCanonのG5030という機種です。

見てくれはこんな感じで、普通のプリンターそのものですが、少し前から「ギガタンク」方式のプリンターが出てくる中、このプリンターもインクコストが安いことが特徴になっています。ご存知の方も多いとは思いますが、どこが今までのプリンターと違うのかということをまずは紹介させていただこうかと思います。

まず、プリンターの上に購入時に付属してきたインクボトルを載せた写真を撮ってみました。このインクはボトルにインクが入っているだけで、インクカートリッジを追加購入するわけではなく、このインクボトルを購入することになります。本体には黒・シアン・マゼンタ・イエローの4色を入れる注入口があり、ボトルを垂直に立ててインクを落とすようにタンクに補充します。

さらに面白いのは、プリンターのヘッドの仕組みで、普通のプリンターでは自分で交換するのも困難ですが、このプリンターのヘッドは「ブラック」と「カラー(CMY)」に分かれていて、キャノンの安いプリンタ用のカートリッジや、HPのヘッド一体型のカートリッジに似ています。ブラックとカラーの位置を間違わないようにセットするのですが、実はこのヘッドは部品として安価に注文が可能なので、普通のプリンターならメーカー送りになるところを、このプリンターならヘッドの単品を注文して自分で交換できるのです。これは故障のパターンとしてヘッド不良というのが少なくないだろうと思うので、インク云々だけでなくもしもの時に心強い点だろうと思います。

そして、注入したインクは管を通ってヘッドに至り、印刷ができるわけですが、私自身は過去にHPのプリンターを使っていたことを思い出しました。HPのプリンターではヘッドが消耗する前にインクが無くなってしまい、まだ十分に使えるヘッドを捨ててしまうのはもったいないので、ボトルに入ったサードパーティのインクボトルのみを購入し、インクカートリッジの上から注射器でインクを注入して経済的にプリンターを使っていたのですが、一回ずつ注入する際に気を付けないと手だけでなく部屋もインクまみれになってしまい、さらにインクを注入したカートリッジが正常に印刷できるように調整するのが大変だった思い出があります(その代わり印刷コストは激的に下がりましたが)。

このプリンタは、過去にネットで調べて、大変苦労し、さらにメーカーの保証を諦め(純正インク使用以外の不具合は保証が受けられない)た上で使っていたのが、今回のプリンタはそれと同じことを全て純正インクで行なえ、気を付けて行なえば手も汚れずにインクの継ぎ足しもできるので、それだけでも素晴らしい状況の変化だと思えます。

プリンターの設定は、家庭内のインターネットに接続しているパソコンが有れば有線ケーブル(USBおよびLAN)が無くても設定して利用することができます。私は複数のパソコンから使えるように設定したのですが、便利なのはプリンター用のソフトから電源を切ることができ、さらに電源が入っていない状態でもソフトの設定で印刷を開始すれば自動的に電源が入って印刷できることです。

さらにこのG5030では、普通紙(A4)を本体下のカセットにセットすることができますので、印刷のたびに紙をセットする必要はありません。年賀状など、サイズ違いの用紙は背面から手差しをして印刷しますが、基本的には定型のA4印刷が主なので、この仕様は有難いです。あと、大量に印刷する場合にはありがたい、自動両面印刷に対応しています。具体的に300ページの文書を印刷する場合に用意する紙は半分の150枚で済むというのは地味ですが嬉しい点ですね。

また、先日紹介した通りスマホから写真を撮ってコピーとして出力するようなアプリもありますので、インクが固まらないように常に動かすことを意識して使ってみようと思います。量販店でもぎりぎり2万円台で購入可能ですので、プリンタの買い替えを考える方で複合機が必要ない方には魅力のあるプリンターではないかと思うのですが。