アマゾンのタイムセールで、今使っているモバイルルーターMR03LNの次に出た現行機種MR04LNがクレードル付きで安く売られていたのでつい注文してしまいました(^^;)。どちらにしても電池がへたってきたら買い替えるつもりもあり、さらにテレビの一件でもし今のモバイルルーターが故障した時のことを思うと前機種をバックアップ的に用意するのもいいかと思って年末最後の買い物をしてしまいました。
改めてスペックを比べてみると充電池は共通なので、車が使えない長期旅行にはモバイルバッテリーを用意しなくても、いざという時のためにもう一つのバッテリーを入れ替えて使えばBluetoothでのテザリングなら何とかなりそうです。具体的にMR04LNの方にメリットがある点といえば以下のような点になるでしょう。
・通信方式にLTEより早いというLTE Advancedが利用可
・カタログ上のLTE伝送スピード(受信)が150Mbpsから300Mbpsへ
・国際ローミングでLTEの使える「クラス5」が使用可
・SIMスロットの数が1つから2つになり、切り替えて利用可能
・Wi-Fi通信が2.4GHzだけでなく5GHzでもルータ側で屋内・屋外と分けて設定可
・使える通信会社の範囲が増え、au・softbank(Y!mobile)のSIMも利用可能
・同時に接続できる台数が10台から16台へ
・バッテリー自体の長持ち効果が期待できるロングライフ充電(7割充電)の機能が付いた
主なところではこのくらいですが、ドコモのMVNOで使っている分にはMR03LNを使い続けても全く変わらないと思います。ただ、私が今メインのスマホに入れているのはauのLTEで使えるmineoのSIMなので、スマートフォンでテザリングするよりもMR04LNにSIMカードを入れ増しして使った方が使い勝手がいいという具体的なメリットがあります。また、最後のロングライフ充電ですが、常に満充電を繰り返していると充電池自体の寿命が縮まるという恐れがあることから、こうした機能が以前からNECのWimax用のモバイルルーターに搭載されていた機能がMR04LNで搭載されました。旅行などで長時間充電できない場合は設定を変更して100%充電をしてから出掛けるのがおすすめですが、普段使いならロングライフ充電の7割でも十分でしょう。
今後の事を考えた場合、料金節約のために複数の会社のデータプランをうまく使って、一回線だけの契約より安く効率的に運用する組み合わせがあればいつでも乗り替えることができるようになります。基本的に私の外でのデータ通信の使い方はスマートフォンでは遅くても何とかできるくらいの事しかやらず、動画やパソコン・タブレット端末での利用はモバイルルーターから行なうので、このルーターから使える通信をメインにできればそれでいいわけです。
将来のMVNOの展開を考えていくと、あれだけ政府与党から通信料金を下げろとの勧告があったわけですから、MVNOをほとんどドコモからのものに独占させている状態というのはおかしいということになるでしょう。大手3社がそろって回線の貸出しを行ない、業者に貸す料金が競争によって下がってくれば、auやsoftbank回線を使って今のドコモMVNOよりも安く提供するような所も出てくるかも知れません。無制限のプランを出すと、これ幸いとばかりデータのダウンロード量を増やすユーザーがいることが無制限というプランが一般的にならないことにつながっているという事はあるものの、固定回線のADSL並みに使えるプランがこの2スロットの組み合わせで実現できるかも知れません。今後のMVNOの展開にすぐに乗れるように、このMR04LNというモバイルルーターが来年すぐ役に立てばいいなと思います。