月別アーカイブ: 2021年8月

eSIMが多くの通信事業者から利用可能になってもまだ高い「スマートウォッチ」への壁

先日、テレビでスマートウォッチの特集をやっていまして、私自身は単にスマホとのペアリングを行なって様々な情報をスマホの方に転送して使う安いスマートバンドを使っているものの、はなからスマートウォッチについて購入を検討したことはなかったので、多少は興味深く内容を見ることができました。

基本的には画面が大きかったり、アプリを動かすことで多くの情報を得ることができるということと、音声認識による処理が可能なため、両手がふさがっていても周りに気がねしなければかなり便利に使えることは理解できます。しかし、個人的に私がスマートウォッチに求めたいものは、現在は大手三キャリアのみでその設定がある、スマートウォッチ自体に通信機能を付けて(eSIMによる通信)、スマホと連携しなくても単体で通話やネット接続によるアプリの利用ができるような事がサブブランドやMVNOのeSIMでもできないと、話にならないと思うのです。ちなみに、番組でスマートウォッチの利用パターンの紹介で、料理をしながら音声・文字ガイドでレシピなど有効な情報を得たい場合には、スマートウォッチを使うよりもAmazonで安く売っているFireタブレットを使えば、タブレット自体がスマートスピーカーのように使えるだけでなく、ネット上のサイトをそのまま見られるので、スマートウォッチよりも使いやすく結果も見やすいのではないかと思います。

これは、先日も紹介した楽天モバイルがiPhoneを販売するにあたっての通話・SMS着信がiOS標準アプリでしかできないように変更したことにも関わってくると思うのですが、日本の通信キャリアはアップルの顔色を見ながら事業を推進しているような状況の中では、いわゆるアップルウォッチについては、SIMフリーで、格安でeSIMでのプランが使えるようになることはまず考えられないのではないでしょうか。

そうなると、大手三キャリアで専用プランを使えない場合には、スマホと連携してその範囲内での利用になり、せっかくの単体での通信機能があるハードの機能が制限されてしまう(大手キャリアでアップルウォッチ単体での通信を使っていて、サブブランドやMVNOに変更しようとする場合)ことになります。そこで大手キャリアに縛られて安いプランに変更できないような人もいるでしょう。

せっかく、技術的には腕時計大のハードで一昔前の通信機能付きのフィーチャーフォンのような事ができるような時代になっているのに、企業同士の話し合いのもとに、そうした利便性をなかなか生かせない状況になっていることは悲しいことではないかと個人的には思います。

今後、期待することがあるとしたら、アップルでない他のメーカーがスマートウォッチに参入し、アップルウォッチ並みの性能や信頼性のある製品が出て欲しいということになります。日本のeSIMを提供する事業者であれば大手キャリアとの専用プランの契約なしでもSIMフリースマホのように使えるものであれば言う事ないのですが。そうなると、例えば今で言うとLINEMOのミニプラン(月3GB/音声通話付)や、楽天モバイルのeSIMあたりで使い、あくまでスマホの補助として使うようならそのコストは月980~990円くらいで収まるような感じで行けるのではないかと思います。

私自身今は、スマートバンドの機能にある程度満足していますので、しばらくはスマートウォッチの動向を静観しているような感じですが、現状では日本メーカーは全く蚊帳の外で、スマートバンドと同じように中国・韓国メーカーという選択しかない現状は、小さい精密なデバイス開発が得意な日本企業は何とかして欲しいと思います。

今後、スマートウォッチの展開によっては、なかなかスマホを持ち出してくれないシニアの方に向けて、本体のみで通話ができ、さらにバスや電車もスマートウォッチをかざして使えるような事も今の技術で十分できるので、そうした製品が出たら、できるだけ荷物を減らしての外出にもつながります。スマートウォッチの便利さを感じ、自分から外出時にスマートウォッチを身に付けて外出してくれるようになれば、本人がつかまらない時には電話だけでなくGPSのデータから探すことも可能でしょう。

さらにシニア向けとしては逆転の発想で、スマートウォッチとペアリングして使える電話機能のみに特化した手になじむ、フィーチャーフォンのような通話デバイスとセットで売り出せば、そこそこのニーズはあるでしょうし、私自身がその組み合わせでメインの電話番号を入れたeSIMをスマートウォッチに入れて使いたいくらいです。データ通信用には動画を見られるくらいの大きさのスマホかタブレットに現在のmineoのパケット放題のデータ専用SIMで大丈夫なので(^^;)、「スマートウォッチ」「スマホ」の2台持ちが普通になれば客単価もアップして通信業者的にも美味しいと思うのですが。


もはや監視カメラの網から逃れることは難しい社会になっているのか?

東京の地下鉄の駅で起きた、個人が個人を狙ったと思われる硫酸による傷害事件について、その実行犯は私の住む地域の人間だったということで、かなり周辺の関心が出ています。ここでは、その容疑者についての詮索ということではなく、あまりに早くに本人が特定されて全国に指名手配され、それからすぐに捕まった理由について考えていこうと思います。

私自身の情報のソースはマスコミのニユースから得ているのですが、それでも容疑者を追い詰めるためか、かなりのきわどい情報が警察から出ていたので、その辺から紹介していこうと思います。

事件が発生したことで、警察は現場で犯行を実行したと思われる人物を特定し、その写真のみを公開しました。と同時に、今回の犯行は被害者を少し前から容疑者と思われる男が尾行していることが駅構内の防犯カメラを遡ることでわかったようなので、その男の行動を周辺の防犯カメラを継続して追っていくことで、その男が犯行現場へ出発する自宅からの様子までを把握していたのでした。

さらに、犯行後の男の行動を追っていく中で、硫酸を掛ける時に付けていた手袋を捨てる所もカメラに写っていたため、その画像を解析し男が捨てたと思われる手袋を証拠品として回収することに成功したようです。さらに、防犯カメラの解析で把握した容疑者の自宅を家宅捜索し、そこにある指紋と証拠品の手袋に付いた指紋が一致したことにより、名前とマスクを付けない写真とともに全国指名手配ができたということのようです。

ちなみにその自宅の場所というのが静岡駅から近くの住宅街なのですが、同じように考えると私が自宅から出て東京へ行く過程は色々あると思うのですが、電車で行けば確実に今回逮捕された男のようにどこで何をしていたかというのは完全に記録されてしまうだろうということと、電車でなく車で移動したとしても車のナンバーを照合されればどの道を通ってどこで休憩してどこへいつ向かったのかということも当然第三者に把握されてしまうということなのですね。

先日終了したオリンピックではテロ対策のために顔だけでなく歩き方などの行動を認識して個人を特定することで、もし私が何か重大な犯罪を行なった場合すぐに特定され逮捕されてしまう可能性が高く、それが犯罪抑止効果になっていると思うのですが。

こうしたシステムは、逆に普通に犯罪を起こすつもりがない人にとっても気に掛けなければならないのではとふと思ってしまいました。最近は監視カメラとは別に多くの車にもドライブレコーダーが付いており、テレビのワイドショーでは運転時や駐車時のマナー喚起のためなのか、かなりきわどいトラブルの場面がテレビから流れてきます。

こうしたビデオを見て、多くの人は憤りを感じるかも知れませんが、中には自分が本当に悪いとは思ってないような人もいます。これは何もそうした人を非難するということではなく、自分が当事者となった事を考えた時、もし自分が誰も見ていないような所で車をぶつけたりしてしまったとして、今までは誰も見ていない(それ以上追求されない)と思って何の対応もしないで逃げるという行為が後になって問題にされるような事もこれからは十分に起こり得るだろうという気がしています。

もし今後、私が車で出掛けた先で何らかのトラブルがあったものの、相手の車が見付からないような場合、人間の心理として「このまま逃げてもわからないのではないか?」という悪魔の囁きが頭の中に響いてくることもあるかも知れません。しかし、もし万が一被害を受けた方が何とかして犯人を見付けようとして、ドライブレコーダーや防犯カメラの解析からその事故の全貌がわかってしまったら、普通に生活している環境がその場で崩れ、最悪の場合、ネットやテレビでその動画が拡散される可能性もあるかも知れません。

普通の事故の場合でも当て逃げ・ひき逃げが大きな非難を浴びることになりますので、車のドアを開けて隣の無人の車にぶつけてしまったような事故であっても、その場で保険会社に電話して適切な指示をあおぐべきだと思います。そうした初動対応が行なわれていれば、あくまでその場の粗相ということで相手にも理解してもらえますが、今の世の中では「無かったことにする」ことは難しく、簡単に時を戻して自分の行動が問題視される可能性も出てきます。

もちろん、旅先では事故やトラブルに気を付けて運転することにこしたことはありませんが、どんなに気を付けても偶発的に起こってしまうことはあります。その時になって慌てないように、今の社会は逃げ得を許さない仕組みがあるということも考えた上での責任ある行動をするようにしたいものです。


アウトドア用フライパンより便利かも? ダイソー1,100円で買えるホットサンドメーカー

最近は思わぬ散財を恐れて100円ショップ巡りは自粛していたのですが、先日どうしても雑貨品を必要とすることがあって、同じものでも安く買えそうな100円ショップを回ったのですが、地元のキャンドゥに置かれていて私自身としては初めて見た330円アルコールストーブは購入に至らなかったのですが(恐らくブームの際中だったらとりあえず買ってしまって後で後悔したと思います(^^;))、次に行ったダイソーにあったのが税込1,100円で購入できるホットサンドメーカーには物欲を抑えることはできませんでした。

このように、直火専用(IHでは使えません)で分離はできず鉄製でもないのですが(上記製品はアルミ合金にフッ素加工)、何しろ安い割にきちんとしていまして、日常的に使わなくてもキャンプ用にいいだろうということでつい購入してしまいました。今回購入したお店では、発売当初に売り切れたらすぐに店頭からなくなって幻の品ではないかと思っていたコーヒーミルと金属フィルター、カップのセット(こちらも税込1,100円)も材庫があったので、かなり珍しいお店ではないかとも思ったのですが、買い逃したらきっと後悔するだろうと思って買ってしまい、この辺はお店の思うつぼなのかも知れません。

ちなみに自宅では食パンを買ってきてサンドイッチにして食べる事はあるのですが、わざわざトーストにするのがめんどくさかったのですが、今回ホットサンドメーカーを購入したことでキャンプだけでなく日常の食事にも使えるようになり、地味に嬉しいです。

さらに、キャンプに持って行く場合にも、蓋付きのフライパンのようにも使え、さらに洗いやすいフッ素加工なのは、後片付けの大変さから解放してくれるだけでなく、そのまま直火で網焼きしたくないアルコールストーブでの調理でも、それなりに使えるのではないかと期待しています。

具体的には湯沸かしをしてちょっと火が残ってしまったアルコールストーブの上に、ホットサンドメーカーを使ってボリュームたっぷりのホットサンドを作ってしまえますし、餃子を焼くという事もチャレンジされている方がいるようです。その他にも魅力的なホットサンドメーカーを使ったレシビは多く、使った後はとりあえずキッチンペーパーで吹くだけでも何とかなりそうなので、利用価値は大きいかなとも思います。

焚き火台に炭を入れて遠赤外線で網の上にのせた肉を焼くというのももちろん良いですが、後片付けとか考えてしまうと、ホットサンドメーカーを活用した方がまんべんなく焼けて食事を作りながら片付けができるということで、食事後や翌日に仕事を残すことも少なくなるのではないかと思います。そう考えると今までホットサンドメーカーを導入していなかったのは何なのかとも思うのですが、こういうものを買うというのはタイミングというところもあるので、今後はメスティンとホットサンドメーカーを作ったキャンプレシピを試しながら本番に備えようかなと今は思っています。

ただ、すぐにはキャンプには行けないので自宅のガス台で使ってみました。説明書には片面1~2分焼いてひっくり返して両面焼いて完成ということでしたが、自宅のガス台は安全装置が付いていて、これが実に具合が良く作用しました。

というのも、弱火から中火くらいにしてホットサンドメーカーを火にかけると、火に当たる面の温度が上がってくるに従ってガステーブルの安全装置が働き、一定の時間が経過するとトロ火状態に強制的になってしまいます。この時、すでにパンは焼けているので、ひっくり返してまた火を中火から弱火にして放置すると、また自動的に出力が低下してトロ火状態になります。この時点でもうホットサンドは出来上がっていて、こちらとしては時間を計らなくてもガス台の動作を確認しながらひっくり返して火から上げれば完成しています。

これだと2口あるガステーブルの別の方でお湯を沸かしたり別の調理をしていても中のパンを焦がすことなくホットサンドを作ることができるので、時間がない朝食用に常用することもできそうです。もし私と同じように安全装置が付いているガス台を使っている方はぜひお試し下さい。


楽天モバイル「10分(標準)通話かけ放題」新設の狙いはiPhoneユーザーか

日本のキャリアが単なる一メーカーに過ぎないアップルの動きに忖度してその内容を変えるというのは個人的にどうかと思いますが、これから楽天モバイルの回線を使ってiPhoneを利用しようと思う場合、Androidスマホを使う場合と比べると少々めんどくさくなっています。

何がどうなっているのかと言うと、Rakuten Linkアプリ以外からの音声通話が、iOS標準の電話アプリで着信するのです。同様にRakuten Linkアプリ以外から発信されたSMSもiOS標準のメッセージアプリで着信するので、こうした相手からの着信を受けられずに着信遍歴から直接電話・SMS送信をする場合、iOS標準のアプリからではせっかく国内無料の通話・SMS無料の特典が使用できないのです。

もちろん、iOS標準アプリからではなくRakuten Linkアプリから改めてコールバック・SMS送信を行なえば、通話料金がかからずに利用できるのですが、私ですらあせっていればそうした状況を忘れてつい通話記録の残るiOS標準アプリを使ってしまうでしょう。そうなると、その分の通信については別料金(通話30秒22円・SMS国内送信一通3円)がかかってしまうのです。

楽天としても、こうしたディメリットでiPhoneユーザーに負担がかかることを良いとは思っていないと思うのですが、これがアップルと楽天が話し合って出した結論なのですから仕方がないと言えば仕方ないでしょう。今回紹介したいのは、こうしたディメリットを他のキャリア同様に何とかするために出してきたと思われる「10分(標準)通話かけ放題」という有料オプションについて紹介します。

ちなみに、このオプションは10分以内のiOS標準アプリからの発信を月額1,100円で利用できるとともに、iOS標準のメッセージアプリからの国内SMS送信料を無料にできるオプションになっているのです。他社の10分以内の通話オプションと比べて高いのは、SMS送信無料が入っているからだと思われますが、個人的にはSMS有料で通話10分以内のみというプランも出して欲しかったとは思います。

ただ、iPhoneを使っている楽天ユーザーがこのオプションに入れば、今自分が使っているアプリを気にすることなく電話もSMSもまず問題なくでき、通話が10分超えそうな場合には改めてRakuten Linkアプリから長電話することも可能なので、ついうっかりしてしまいそうなiPhoneユーザーにとっては確かに有難いオプションではないかと思えます。特にLINEやメールよりも未だにSMSをやり取りすることが多い方にとっては、SMS無料というのは有難いのではないかと思いますが。

ただ、このオプションはAndroidスマホでわざわざ入る価値というのは、よほど通話品質がRakuten Linkアプリからのものが劣化するような状況になければ(SMSの場合は品質を気にする必要はありません)、ほぼないと感じる人が多いのではないかと思います。個人的にはそこまでして楽天モバイルでiPhoneを使いたい方や、親などに使わせたい方は入った方がいい場合もあるでしょうが、同じようにサービスを使っていて1,100円の差が使っているスマホのOSによって出るというのは、何かおかしいと思います。ただこの辺は、Androidスマホは眼中になく、iPhoneでなければ駄目という人がこの日本では相当多いことがその背景にあることも確かなのです。

ですから、今回の事で楽天をどうこう言う事は間違っていると思います。果たして、楽天ユーザーの中でオプションを契約してでもiPhoneを使いたいと思っている人がどのくらいいるか? ということが個人的には興味深いですね。


自宅でのインターネットスピードが上がったのは回線のせいかルーターを変えたせいか

自宅からの無線インターネットの選択肢が増えてきたため、今使っている楽天モバイルのSIMカードでの利用には十分満足をしていても、やはり他社の中でもドコモのhome 5Gあたりが気になります。

逆に、自宅で私中心に使う分については、100Mbps以上のハイスピードはそこまで必要なく、まあ大型テレビで動画を見つつパソコンやスマホ・タブレットで快適にインターネットが使えればそれでいいわけで、それにはどのくらいのスピードがあればいいのでしょう。

ちなみに、私が楽天モバイルの回線を使う前にはYahoo!のADSLを使っていて、だいたい6Mbpsくらいでした。動画は標準画質くらいならスムーズに見ることができ、同時にパソコンを使っていても速度低下を感じることはありませんでした。

楽天モバイルにはいまだに電波が弱いと、電波の強いauの電波(パートナー回線で月5GBを使い切ると最大1Mbpsまで速度低下する)を拾ってしまう事がまだしばしばあるのですが、その場合は明らかな速度低下を感じるので、今だに解決策として楽天SIMを入れたルーターを再起動さて高速な楽天回線を使う事を行なっています。このパートナー回線の問題を解決できれば、今のところ日々のネット利用には困らないくらいの速度で接続できていたのですが、昨日になって新たな動きがありました。

一昨日までは何回もスピードテストをしても10~15Mbpsという数値で安定していたのですが、昨日の夕方に何気なくスピードテストをしてみたところ、下り53Mbps・上り35Mbpsという新記録が出ました。その時の画面を上に貼り付けています。その後も上り下りとも30~40Mbpsをキープしているので、基地局の動向に変化があったのか、それとも買い換えたWi-Fiルーターの影響なのかというところなのですが、今だにパートナー回線に切り替わることが多いことを考えると、まだ家近くまでには基地局はやってきていないと思われますので、遠方にある基地局が改善されたのかとも思いますが、この調子で安定して自宅からつながる基地局ができてくれれは現状のハードでも十分に使えるようになると思うので期待したいところです。

改めて楽天モバイルのエリアマップを見たのですが、私の住んでいる地域では5Gエリアには全くかすりもしていないようなので、それ自体はまだ時間がかかるのでしょうが、なかなか楽天のエリアマップを見ているだけだと自宅周辺の電波状況がどう改善しているのかわからないことがほとんどなので、こまめなスピードチェックは必要なように思います。もうしばらく経過観察をして、今回出たスピードアップが本当にデフォルトの速度になっているのかを見ていきたいと思っています。


新型コロナウイルスワクチンをかかりつけ医で受けていて気が付いたこと

昨日、ようやく新型コロナワクチンの一回目の接種を受けることができました。二回目の接種は三週間後の予定ではありますが、政府が市町村に支給するワクチン供給の具合によっては本当に打てるかどうかわからないので、あまり浮足立つことなく過ごしていきたいと思っています。

私が打ったのは大規模接種会場ではなく、いわゆるかかりつけ医の個人病院でした。事前に2回の接種を済ませた私の親の場合はかかりつけ医での接種を希望したものの予約を取ることができず、大規模接種会場になりましたが、これから予約を考えている方のために、今回の接種について書いてみようと思います。果たしてどちらの方がその人に合っているかということの参考になればと思います。

まず、大規模接種会場の場合、会場に来る人は全て接種をしにくる人だけなので、時間が決まっている場合、並んだ順に打った後は15分くらいの休憩をして終了になりますが、かかりつけ医の場合だと通常の診療との合間に行なうので、他にどんな人が受診してくるのかにもよって、打つ時間を読むことは難しくなります。

さらに、時間帯によっては発熱している方がやってくる場合もあります。ちなみに、私の予約した時間の一時間後からその医院では「発熱外来」を設けていて、受付に発熱外来に来た人が少し早く入ってきたため、同じ空間にコロナウイルス感染が疑われる人と一瞬ですが一緒になってしまいました。その時は受付からかなり離れていましたし、受付では患者同士の接触を避けるため、看護師の方が、車の中で時間まで待機してくれと言い、発熱していると思われる方と同席した時間はほんのわずかでしたが、こうした事例というのは十分に考えられるわけですので、気にする方は対策が必要です。

こういった事にならないように、もしかかりつけ医での接種を希望している方については、まだ具体的に予約をしていないうちに、自分のかかりつけ医ではどんなスケジュールで業務が行なわれているかを調べておくことも必要かも知れません。発熱外来が行なわれていない(もしそうした患者さんが来院しようとしても基本的には入れないようにしている)日に予約ができるようにあらかじめスケジュールを考えておくことも一つの考え方です。

私自身は看護師さんに呼ばれるまで待ち、呼ばれた後に診察室ですぐに接種しました。左右どちらの腕にするかを聞かれましたが、一応効き腕でない方にするのが一般的ではないかと思います。当日はお風呂に入るのは大丈夫と言われ、ちょっとチクっとしたくらいでかなりあっけなく接種は終了しましたが、多少打った方の腕が重く感じたりするようなことはあったものの、体温も平熱をキープしており、今この文章を両手打ちで書けていることもあり、生活に影響が出るほどの副反応は第一回目の接種ということもあってか、なかったのはほっとしました。ただ、全ての事が終わって自宅に帰ってくるまで、予定された時間より前に受付をしたにも関わらず、結局1時間くらいかかってしまったので、スケジュールが詰まっている場合には他の用事に影響を与えるようなケースも考えられます。

まだ当日の段階で副反応は大丈夫だと言い切るのは時期尚早という気もしますが、かかりつけ医で打つ場合は副反応への対応も自分の事を知っている先生や看護師の方に見てもらえる安心感は確かにあります。ただ、会社勤めなどで夜しか接種の時間を持てないような場合には大規模接種会場を利用した方が予約は取りやすくなりますし、スケジュール的なことを考えなくて済むようになります。まだ接種をされていない方は、それぞれの接種会場を選んだ場合のメリットデメリットを考えながら打つ場所を決めるのが良いと思います。

恐らく来年以降には、国産のワクチンも登場することでもっと予防接種がしやすくなると思いますし、状況によっては学校や職場で感染の心配をすることなく打つことができるようになるのではないかと思います。まだまだ我慢の日々が続くとは思いますが、今年は常に最新の情報を入れながらかからないための工夫をしていきたいと思います。私もそうでしたが、なかなかワクチン接種ができなくても焦ることなく、長丁場の感染対策が必要であることを考えながら過ごしていきたいものです。


Wi-Fiルーターの乗り替えには本体設定以外にもあるものの基本はスマホアプリから

新型コロナウイルス感染が広がっている中での買い物というのは、わざわざ長い時間を掛けて実店鋪を回るよりも、ネットで比較しつつ決めてしまった方が翌日には届くように注文することもできるので、今回はネットからの購入になりました。また、荷物の受け取りについては人と直接会わないように近くのスーパーの外に設置されているロッカーで受け取りを行ない、一応自分なりに感染のリスクは下げたつもりです。

今回購入したのは、TP-LINKのArcher C6というWi-Fiルーターの製品で、Amazonでたまたまクーポンがあったのでだいたい2,600円くらいで購入できました。ただ、写真のようにアンテナが4本もあって本体もデカイので、壁にビスを付けてそこから吊り下げるような形で設置することにしました。こうした方が邪魔にはなりませんし、前のルーターはアンテナ内蔵式だったのですがそれよりも感度を上げることができると思うので、今まで届きにくかったお風呂の中でも防水のスマホを使って家のテレビをWi-Fiで飛ばして見ることもできるようになりそうです。ただ、お風呂でスマホというのは最悪スマホの故障の原因ともなるので、どうしてもお風呂に入りながらテレビを見たいような状況でもなければ使わないつもりではいるのですが。

Wi-Fiルーターの設定自体は、パソコンからではなくスマホ専用のアプリをダウンロードしてから画面の通りに進んでいけば問題なくインターネットに接続できるようになります。最初はアプリをインストールしたスマホだけでWi-Fiルーター経由でのインターネット接続ができるようになるのですが、あとは各々の機器からWi-Fi接続を選び、新しいルーターを選択したら本体裏にあるパスワードを入力することで単体ごとのインターネットは問題なく可能になります。

私が使っている複数のパソコンとスマホ・タブレットに加え、大型テレビに接続しているAmazon Fire Stickと、これも複数あるスマートスピーカーの設定もスマホに入れているアプリ経由で行ない、問題なくつながるようになりました。ただ、最後に一つ難関が待ち受けていたのでした。

それは、パソコンやスマホにワイヤレスで接続してプリントするためのプリンターの設定です。プリンターを購入した際に接続設定をしたものの、どうやってWi-Fiで新しいルーターに接続するようにするのかわからないまま時間が経過してしまいました。

そんな時に、ふと気付いたのは、今までの設定はほとんどスマホのアプリから設定を変えてきたということでした。ちなみに、プリンターをスマホと繋いで印刷するアプリを入れていたので試しに起動してみたところ「設定の修復」という形でスマホの画面にプリンタのボタンのどこを押して設定を変えればいいのかというのが順序立てて紹介されていたので、電源を入れたプリンタの無線LAN接続のボタンを押してスマホアプリから新しいルーターのパスワードを入れることで、これも全く問題なくスマホだけでなくパソコンからのワイヤレス印刷の設定も完了してしまいました。やはり時代はスマホだと思いますが、細かいルーター上の設定はパソコンのブラウザから行なった方が逆にわかりやすく、その点だけは変わっていないという感じでしたね。

前のルーターは正常動作していた時でも、一部の機器では急に接続できなくなってしまったりすることがあったのですが、今のところはそんな事もなく、かなり安心して使えるようになりました。こんな事なら引っ越した時に無線ルーターも代えてしまった方が良かったかなとも考えてしまいます。

しばらくは楽天SIMを入れたモバイルルーターにクレードルから有線LANで今回購入したWi-Fiルーターに接続することで十分インターネットを使える感じになっていますので、5G対応の製品が出るまでは今の環境で使っていきたいと思っています。半日とかからずに設定が終了できたのは、やはりスマホからかなりの設定ができたからかなと思っています。


改めて緊急時の現状把握にはTwitteが信頼できると思った瞬間

一般的に、大きなサイレン音が聞こえたり、明らかに遠方に火の手が上がったりした場合、何が起こっているか知りたいと思う方は少なくないはずです。ただ、それが東京であっても地方であってもピンポイントに知りたい情報にアクセスできるかと言うと、必ずしもそうではありません。

かなり前に、私の住む静岡市内で大規模な交通規制が行なわれたことがあったのですが、こんな時にと思ってブックマークしておいた地元の新聞社やテレビ局のサイトを見ても全く情報が入ってきませんでした。そこで頼りにしたのが現場にいるであろう人たちの「口コミ」情報をリアルタイムに見ることができるTwitterでした。

その時の原因というのは、銀行に不審物の入った紙袋が置いてあることを発見し、警察の爆発物処理班が入っていたというのが真相だったのですが(実際にはいたずらで中に爆弾はありませんでした)、車で出掛けていて何が起こっているか当初はわからなかったのですが、Twitterでつぶやかれている現場での様子を読みながら、そこでつぶやかれている内容を総合して考え、おおよその騒ぎの原因を推測することができたので、本当に近くにいる人からの口コミ情報は、ガセネタもあるかも知れませんが有難いものだと痛感した次第です。特に土地勘のない旅行先で何かただならぬ状況があったとしても、地域が限られていてラジオやネットでニュースサイトを調べても何もわからなかった場合に備え、Twitterでその場にいる人からの状況報告の書き込みを見付けることはその後の行動にも関わってくると思いますので、旅先での心得として多くの人に考えていただきたいところです。

実は、昨日の早朝4時過ぎに急に家族に起こされまして、何事かと思ったら家の中の電気が全く付かないというのです。ブレーカーが落ちたのかと思って見に行ってもそんな事はなく、窓から外を見ると街全体の明かりが消えているので、これは停電ではないかと思ったのですが、別に天候が悪く雷が鳴ったわけでもなく、なぜ停電が起こっているかもわかりません。家族の方では本当に停電なのか、自宅だけが電源が落ちているのか未だにわからないような感じで言われたので、早速スマホを取り出してTwitterからその時刻に現在いる地域内で停電が起こっていないか調べてみたところ、やはり静岡市の全体や川根本町といったかなり広い範囲で停電が発生していたことを匂わせる書き込みがあり、しばらくして中部電力のホームページに原因はわからないものの地域ごとの停電情報が更新されているのを確認し、その画面を見せたらようやく納得したようでした。ちなみに、地元メディアのニュースサイトにその時見た「停電したが原因はわからない」という情報が記載されたのはその日の午後になってからでした。

家族に起こされてしばらくしたら停電は終わっていたので(自宅周辺)、生活自体には影響なく事無きを得たのですが、自宅では些細な被害もありました。最近調子の悪かったWi-Fiルーターがお亡くなりになってしまったようで、正常なランプ点灯をせず、何回電源につないでも同じ状況のままになってしまいました。

おかげでWi-Fiルーターの買い替えという余分な出費ができてしまったのですが、その他には目立った被害がなく幸いでした。それにしてもまさに忘れた頃にと言いますか、改めてTwitterの非常用の情報ソースとしての有用さというものを感じました。もちろん口コミ情報ということで、フェイクなものも入っていることを考えながら見ないといけないのでしょうが、少なくとも現場で何が起こっているのかという事だけでも知りたいような場合には、大手ニュースサイトを始めとした多くの情報ソースは即時性がなく、自分で情報を集めようとする場合にはTwitterの利用というものも大切になってくるのではないかと今回の停電騒ぎでも思いました。

ちなみに、おしゃかになったWi-Fiルーターですが、現在楽天モバイルを固定化するためにモバイルルーターにSIMカードを入れてWi-Fiルーターにつないで利用しているので、現在は直接モバイルルーターからインターネット接続を行なっていることでネット自体は問題がありません。ただ、ルーターの買い替えをするなら、今回楽天のSIMでも使えるホームルーターの購入もちょっと考えたのですが、唯一使えそうな製品としてアイ・オー・データ機器のルーターWN-CS300FRがあるものの、今のところ4Gのみ対応ということで、通常のWi-Fiルーターを安く購入して、新たに5Gでの通信をサポートするSIMフリーのホームルーターが出るまでのつなぎとして使おうと思っています。

さらに、停電がよくわからない原因で起こったということで、最近ちょっとおろそかになっていた手持ちのポータブル電源についてバッテリー残量のチェックを行ない、改めて先日購入した60Wで取り扱いしやすいソーラーパネルを使って充電を行なったのですが、ソーラーパネルは小さいものでも設置する場所を選ぶことができる分、大は小を必ずしも兼ねないということも今回知りました。60Wのパネルは小さくて軽いので、物干し竿から吊り下げて設置することも可能なので、この場合全体で光を受けられるからか、自宅で使う分においては十分100Wの大きなソーラーパネルと同等かそれ以上の充電量を確保することができるのがわかりました。今後は今回の停電を通じて得た教訓を生かし、さらにトラブルに強い自宅内システムと、それを扱う自分のスキルを上げていかなくてはと思っているところです。


日本の野球界は未だに暴力容認体質が抜けないのか その社会的影響について

車中泊を行なっていて夜間に一番怖いのは、大雨も動物(イノシシや熊など)もありますが、やはり「人間」だというのは多くの方に異論はないところでしょう。私は幸いにも遭遇したことはありませんが、夜間に車内にいるところを大勢の人たちに襲撃される「暴力」によって車だけでなく自分の命すらも危なくなるような事は、過去にも様々な事例があります。何か問題があったとしても暴力で解決するということは何より時代に合いませんし、暴力の被害を受ける社会からの根絶を目指していかないと、車中泊を安全に行なうことも難しくなってしまうと思います。

そんな事を考えながら現在の日本のプロ野球界の動きについて見ると、何とも寛容に暴力を許し、それを美談に仕立て上げようと球団だけでなくマスコミも動いているように思えます。これは元・北海道日本ハムファイターズの中田翔選手の起こした暴力事件に端を発した読売ジャイアンツへのトレードと、すぐに公式戦に出場させて活躍したことを報じる一連の動きのことです。

別のマスコミの報道によると、中田選手は高校時代からいわゆる番長気質の立ち位置だったということですが、プロ入団直後には怖い先輩から釘を刺されていたものの、高校時代と同じく自分より先輩の選手がいなくなったくらいから、いわゆる子分を引き連れて面倒を見るような感じでチーム内での存在感を出していたということらしいです。

今回の暴力沙汰も、子分として面倒を見ていた選手の行動に腹を立てて手を出してしまったということらしいですが、暴力的な雰囲気で集団が支配されていたとしたら、なかなかチーム内でも言いたいことが言えずに、健全にチーム内の意思疎通が行なわれていたのかは疑問です。事件発覚でファイターズ側は中田選手を出場停止にしていましたが、そんな中で急遽読売にトレードに出されたことで、中田選手は公への釈明及び謝罪の機会を失ってしまいました。

日本のプロ野球の場合、球団が独自に選手と交渉できるわけでなく、ドラフト指名をして日本のプロ野球機構そのものに就職するような形となるため、一般常識に照らし合わせると球団もそうですが、プロ野球機構も何らかのアクションを取る必要があったのではないかと思います。今回の措置は企業で言えば支社の異動くらいのもので済ますような事にもなるでしょうが、こういう事例が普通ということになれば、一般企業でも同じような暴力事件を起こしても被害者が救済されにくい状況が続いてしまうことにもなりかねません。もし過去に中田選手からの威圧感を感じていた選手が読売に在籍していた(今後トレードされて入団する人も含みます)としたら、その選手にとってはいかに本人が反省していると言っても、新たなストレスの種となることでしょう。

プロ野球選手というのは夢を売る職業という側面もあり、選手が活躍することで癒やされる人もいるからという考え方もあります。しかし、一般人にとっては夢の舞台であるプロ野球の世界で日常的に暴力行為が今も行なわれており、その暴力を受ける被害者がいるであろうという事が今回の一連の動きでクローズアップされることになり、個人的には純粋に試合を楽しめなくなってしまったところがあります。一般の企業内でもこうした暴力事件への対処が甘くなってしまうのではないかと心配になります。

何より、今の世の中には必ずしも暴力を真っ向から否定することができない部分があるということがクローズアップされてしまったということは、今以上に外出には気を付けなければならないと思うような社会になってしまうのではないかという怖れもありますね。悲しいことに、今の世の中ではある程度は「自助」で物事を解決しなくてはならないところもあるので、日常生活における暴力についても自分である程度は何とかするように考えなくてはならないかも知れません。そういう意味でも、まずは人々に夢を売るプロ野球の世界でしっかりとした対応を望みたいものですが。


旅行中のスマホ以上のサイズのモバイル端末にはモバイルルーターの活用を

現在、スマホ以外でSIMカードを差して単体でのネット接続ができる端末として、かなり前のAndroidタブレット(7インチ)を無理に使っています。メモリの少なさや処理能力のなさに目をつぶって使い続けているのですが、今の端末を使えなくなるまで使い続けようとは思っているものの、その後はどうするのか? という事についてその選択肢と展開について考えてみたいと思います。

7~8インチぐらいのタブレットというのは片手で持つことができ、パソコンのように起動しなくても使えるので、まさにスマホ以上パソコン未満というような使い勝手があります。これは旅先で使う場合にも結構便利なのです。7インチクラスなら車のダッシュボードにもそれほど大変でもなく設置できますので、スマホと比べても大きい画面でカーナビを動かしたり、運転中は見られませんが助手席や後方席の人向けに動画を見せることもできます。

ただ、最近は新たなタブレットがあってもSIMカードスロットが無くWi-Fi接続のものが多いので個人的には残念です。そうした製品は安くても自宅内のWi-Fiとセットで使うようなものになりがちで、頻繁に移動しつつ車から出たりするような旅行中にはできれば単体でネット接続ができる機器が貴重なのです。

お金を掛けずに大きな画面を得るには、スマホの周辺機器で最近では100円ショップでも売っている投影式の拡大スクリーンで強引にスマホだけで済ましてしまうという方法もあります。タブレットと比べてセットしにくく、見る角度によっては全く見えないので多くの人が一緒に見るには大変であるのですが、一人での利用ならこれでも十分なような気もします。

また、移動中にはスマホでやり過ごし、大画面では車中泊の車内や宿泊先のホテルでしか使わないというのなら、これはスムーズに13インチくらいのノートパソコンを一緒に持ち出す方がいいのかも知れません。かつてはタブレットにワイヤレスキーボードやマウスを繋いで、マルチに使いこなそうとしたこともあったのですが、ウィンドウズのパソコンではできるものの、Androidのタブレットにはできない事も結構あります。

私の場合泊まりでお出掛けの際にはやはりノートパソコンは持って行って、日常と変わらない方法でブログの更新を行なっていますが、日常ではやらない端末でいつもの作業をこなすというのは案外難しいものです。そう考えているので、タブレットはあくまでスマホ以上パソコン未満の作業をこなしたり、気軽に音楽や映像を楽しむような使い方をしているので、コスト的な事を考えるとスマホとパソコンの二刀流というのがやはり便利で、そこでどうしても不満が出てきた場合に新しいタブレットの導入を考えるべきなのかなと思います。

なお、あえて比較的安価に購入できるSIMカードスロットのないタブレットを導入する場合には、車内でのネットをどうするかという点も問題になってきます。スマホのテザリングを使えばネットは使えますが、本体が熱くなって動作が不安定になったり、家族など複数で移動する場合、タブレットをインターネットに接続し続けるためには、スマホとセットでタブレットを持って行かなければならず、結構めんどくさいので(スマホを車内の見える所に置いておくと盗難の危険もあります)、できれば専用の回線を作ってモバイルルーターにSIMカードを入れて使うようにした方がいいと思います。そうすれば、車内でスマートスピーカー機能もあるAmazonタブレットを家の中と同じように使うことができるので、声でタブレットを操作するような事も可能になります。もちろん、モバイルルーターとノートパソコンとの接続も簡単なので、旅行中のネット利用をモバイルルーター中心に行なってしまうことができます。

ちなみに、その場合のモバイルルーターは毎日使うものでなければ、中古で安く買ってくれば新品でなくても十分でしょう。単体でネット接続できるタブレットがあれば便利ですが、SIMカードスロット付きのタブレットが無い場合には、今後のスマホの選択としてSIMカードを二枚一緒に入れて使えるスマホを使い、いざという時にデータ中心に使えるSIMカードをモバイルルーターに入れ替えて使うような体制にしておくのも、いわゆる「使わない回線」を生まずに済む方法だと言えます。

私の場合、自分の電話番号に紐付けされたSIMカードのプランは通話優先でデータ量は少量にしておき(これを「A」とします)、データ専用のSIMカードプランは、中速で相当使っても余裕を持てるだけのデータ量を確保しています(これを「B」とします)。スマホの設定で「電話をA」「データ通信をB」というように割り振って使うことができるので、日常でのスマホ利用で動画を長時間見てもデータが枯渇する心配はまずありませんし、旅行時にはデータ通信を使いたい場合にはスマホでもモバイルルーター経由でネット接続をすることもできます。

また、回線を電話と通話で分ける場合、もし可能ならばAとBの回線はキャリアを別にするということも考えておいて下さい。車での旅というのは人が住んでいない場所を通っていくこともあるので、特定のキャリアが圏外になっても、別のキャリアでは電波が届く可能性があります。もし電話回線でauやSoftbankを使っている場合はデータ回線はDocomoというのがセオリーで、電話回線がDocomoの場合はお好みでいいのではないかと思いますが、楽天モバイルはまだ自社エリアが少ないので、いざという時はauのパートナー回線になってしまい、無制限には使えないこともありますのでその点にはご注意下さい。