最近、ちょとした電子小物を中心にネット通販でまともに買うのが馬鹿らしいと思った時には、オークションよりもフリマを利用しています。ここのところは、8インチタブレットを購入したこともあり、タブレットを便利に使うことのできそうな小物類を物色しているのですが、今のところ大外れな品物に当たったことはありません。ラッキーと言えばラッキーなのかも知れませんが、元々購入金額がそれほど高くないものなので、騙されても自分の中で納得するくらいの価格のものに絞って購入するようにしています。
たまたま先日、タブレットと合わせて使ってみたいと思ったものを調べていたら、新品では以前より値上りして5千円くらいするものが、フリマでは2千円を切って、そこまで使い込んでいなさそうなものが出品されていました。品物の内容ととともに、事前コメントがあったことがわかったのですが、そこで私と同じように同じ商品に注目をしたと思しき人からのコメントが有りましたが、それは具体的な金額を述べた値引き交渉の様子でした(そのサイトでは公式に値引交渉することは許されています)。
恐らくその出品者は、最初は2千円を超える価格で出していたと思われるのですが、ある人物の二千円弱(ここには具体的な数字が入っていた)に下げられませんか? というコメントに応ずる形で品物が値下げされていたのが私が見た時のだいたい半日くらい前のコメントとして残っていました。普通なら、相手が自分の申し出に応じて値下げをしてくれたら、すぐに購入するのが普通の流れなのでは? と思うのですが、まさかの放置で私が見た時には同じ商品の最安値(他の出品者の状況によって最安値の金額は当然変わってきます)になっていました。
私は、その商品をAmazonで見ていたのですが、そこには中古品の出品もあって、Amazonの中古だとだいたい三千円くらいだったので、フリマの方が商品に不安はあるものの、二千円弱くらいだったらもし動かなくても諦めが付くかと思ってそのまま私が注文を決定して取引完了ということになりました。
それにしても、昔のパソコンに有線でしかインターネットができなかった時代ならまだしも、相手から自分の言い値まで値下げをしてくれたことは、スマホでちょっとした時間に商品ページを見ればわかっていると思うのに、値下げ交渉だけして放流というのは、ちょっと私には解せません。たまたま同じ商品を狙っていて、自分でお願いした金額より安く出品している人が見付かったので、そちらに乗り換えたのかぐらいしか思い付かないのですが、それはちょっと、自分が出品者だったら気分が悪くなると思います。
出品者の方は、いわゆるフリマ初心者ではないくらいの評価を持っていたので、それまで販売されている相場を見ながら二千円弱でも良いだろうと思い、すぐ現金化したいと思って値下げに応じたのだろうと思います。ネットでの取引は相手の顔が見えませんが、私自身がやり取りをする場合には、極力値下げ交渉はしないで、その時に自分で出せる金額であれば買うという形でやっているので、今回の購入はたまたま値下交渉の直後に当たってしまったという感じでした。
今回の場合、もしかしたらコメントを付けて値下げ交渉に成功した人が買うつもりで準備している矢先に、私がさっと奪っていったというような感じにも思っているのかも知れませんが、そうだとしたら出品者の方は値下げ交渉に応じて失敗したと思っているかも知れません。ただ、こちらとしてはあくまで価格と中古としての状態を写真と説明文だけで判断するので、あまり高く買えないので、出せる価格の範囲内で購入したというのが実際のところです。
ネットフリマの場合は価格はオークションのように上がっていくものではないので、私が出品して値下げをするなら、ずっと売れないような場合に人から言われたのではなく、自分の意志で値下げをするといった形の方が後々スッキリするのではないかと思います。実際のところ、私のように買う方は、いわゆる中古ショップよりも安く買えれば嬉しいと思って自分に必要なものを探している人もそれなりにいると思うので、出品するものの現状での中古価格をじっくり調査して、売れてこのくらい貰えればという金額を出したらしばらくは同じ価格で粘ってみるのも良いと思います。どうしてもすぐに欲しければ、私なら多少微妙な金額であっても購入へ進む可能性は高いです。
ただ、こんな事を書いても実際に届いた品が良いものではなかった場合には、やはりそういった状況があったので値下げに応じたんだなと、ちょっと落ち込むかも知れませんね。ネットでの個人取引というのは本当に難しいですが、まだ色々と掘り出し物に会える可能性は高いと思います。興味のある方は、まずは自らの懐が傷まないくらいの小物の購入から始めてみるのはいかがでしょうか。