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即時決済に慣れてしまうとちょっとした事で忘れてしまう可能性のあるネットバンキングの振り込み

最近、ここではクレジットカードや電子マネーの話題を出していて、世の中はパソコン上やスマホで即時決済ができる仕組みが整っています。しかし、先日ちょっとしたミスを自分はしてしまいまして、そうしたミスを繰り返さないように、ここでそのミスの内容を紹介させていただこうかと思います。

以前は、ネットショッピングでクレジットカードが使えないお店が結構あったのですが、今ではほとんどクレジットカード対応なので、申込時にカード番号やセキュリティコードを入れて決済が滞りなく完了すれば、もうあとは自宅に品物が届くまで待っていればいいのですが、今回たまたまクレジットカードの利用ができないショップで買い物をしまして、最近はクレジット以外での取り引きをしていないので、普段通りではないということがまずは問題だったと思います。

今回の支払いについては、相手の会社が指定する銀行口座への振り込みを選びました。たまたまそのお店が提示している銀行の口座を持っていて、スマホのネットバンキングを使えばATMから振り込みをするよりも安い手数料で支払うことができるので、他のサイトやお店で売っている価格と比較すると、それなりに安く購入できると踏んだわけです。

早速、出掛けたついでに銀行を回ってATMから現金を自分の口座に入金し、一連の手続きを終えたものだと思っていたのですが、数日待っても発送の連絡が来ないのがちょっと不安だったのですが、その後致命的なミスを自らが悟ることになるとは思っていませんでした。

メールチェックをしていて購入元からのメールを見付け、ようやく発送かと思って中味を確認したら、その内容は自分にとって信じられないものでした。何とまだお金が送金されてきていないという事だったのですが、あわててスマホでネットバンキングの画面に入り、その時の残高と取引明細を見てみたら、見事に入金はされていたものの振り込み作業を忘れていてまるまる口座の中には入金した現金が残ってしまっていたのでした。

あわててお詫びのメールを入れ、すぐさまネットバンキングで振り込みをしたことは言うまでもありません。これが評価の付くオークションやフリマなどの購入でなくて良かったと改めて思った次第です。

こういった支払い方法は常に行なうわけではないので、できれば現金を入金した時にその場でネットバンキングによる振り込みをスマホで行ない、確かに振り込んだかということについては改めてその場で通帳の記帳をするようなことで対応した方が良いのかなとも思います。今後はさらに銀行振り込みという支払い形態は無くなっていくとは思いますが、そう頻繁でないからこそ、行なうことになったら確実にということを実感した今回の失敗でした。私のような失敗はそうそうないとは思いますが、お金のやり取りというのは致命的になりやすいので、十分に注意しましょう。


ネット検索の結果には「広告」とそうでないものがあるのでじっくりと確認しよう

インターネットで色々なことを調べたり、目的のサイトを目指すために、検索をより細かくするためのスキルというものが必要になっていることをしみじみ感じます。というのも、先日普段はスマホのアプリで使っている「Twitter」のサービスをパソコンのブラウザ上から利用しようと、ブックマークをクリックするのではなく検索窓からそれこそ、「Twitter」と打って直接サイトへ行こうとしたところ、他の方はどうかわかりませんが私のブラウザで「Twitter」と打って一番目に出るサイトはAmazonのツイッターアプリやTwitterについて書かれた本が一覧になっているページでした。

こうした検索エンジンの仕組みについては個人ではどうにもならないようになっていることは十分わかっているのですが、それにしても、多くの人の共通認識としてある固有名詞を入力した場合、その名前を騙ったような違うサイトや、今回のような販売サイトの方が先の順位で表示されるようなケースはままあります。公式サイトだと思って商品情報を見ようとしたら流通関係大手のサイトであることはしょっちゅうです。

また、これは商品とはちょっと違うかも知れませんが、現在宿泊場所を探す際に最安値で泊まりたい場合、セール時期などの例外はあるものの、基本的にはその宿の本家サイトから直接予約することで、最安値で泊まれるというのが基本です。普通に考えても、旅館・ホテルは自分たちで部屋が全て埋まらないために旅行代理店に販売をお願いし、売れた分の手数料を支払うわけですから、そうした手数料の掛からない宿が直接運営するホームページの方が安くなっていなければ、恐らく宿になるのか代理店になるのかわかりませんが、誰かが損をしているということにもなるでしょう。

ですから、個人的にはその宿で働く人のためということを考えても、宿の運営するサイトからの直接予約にこだわります。一つ例外があるとすれば、個人予約でありながら、団体料金の価格で泊まれる可能性のあるJAF会員優待の宿予約システムにJAF会員である私はアクセスできるので、一応泊まろうとしている宿でJAFの優待が受けられる場合は比較しますが、基本はまず宿のホームページで宿泊価格を確認したいと思うのです。

そうした場合も、残念なことに宿の公式ページがトップに出ないこともあります。宿の方でもそうした事を防ぐために、よく一番目の検索で出てくるページの横に添えてある「広告」とされたサイトに表示されるように(おそらくそれなりのお金を払うことで、何もしなければ検索順位1位になるサイトより前に表示される契約なのだろうと思います)、なっているのでは? と思われる状況もあります。結果として検索対策を行なうことで宿側のコストが増え、それを宿泊料金で回収することになると思うので、利用者としてはその点でも何とかして欲しいと思うところはあります。

ただ、このサイトにも広告が沢山掲載されていて、わずかではありますが、その報酬でブログを作るためのドメインやレンタルサーバーの費用を捻出できるようにしているため、全く広告が無くなってしまうというのは、逆に多くのユーザーの利便性を失なわせてしまうことであるとは理解できています。ただ、誤解して正式でないサイトをクリックし、思わぬ損失を個人が被る可能性のあるような表示の仕方であるとか、よく見ないと目的の公式ページを見付けられないような検索の仕組みについては、さすがに何とかしてほしいなと思います。

今回、Twitterのことがあったので、改めて自分の作っているブックマークを見直し、今後は以前使ったものや、今後便利なリンクだと思ったものについては自分できちんと分類して対応していこうとは思っています。よく確認しないままリンクをクリックすると、サイトクリック一つで詐欺被害の出ているサイトに飛ばされてしまうこともあるので、普通の検索であっても十分に気を付けてその内容を確認するように心がけようと思います。またマウスでリンク部分を乗せた時に出る表示についても、明らかに目的のサイトではないようなものが出ることもあるので、十分注意することから始めようと思います。


将来の食料自給率を上げるために消費者目線でできることを真剣に考える

昨年(2022年)のウクライナにロシアが攻め込んでからと言うもの、直接的には被害はなくても、世界の流れが変わり、それが電気料金の値上りや食料品全般の値上りが起こって私たちの日々の暮らしに影響が出ていることは紛れもない事実ではないかと思います。

そんな中、ニュースでは日本の農業の中でも酪農を行なっている農家の存続が危ぶまれています。現在の日本はかなりの量の生乳を海外から輸入していると聞きますが、私たちがスーパーで買う牛乳は海外から輸入されたものでなく、国内の生乳が使われた牛乳パックなのですが、今後酪農家を取りまく環境が厳しくなり、牛乳だけでなく加工品も輸入に頼らざるをならなくなった場合、普通に輸入ができているうちは良いのでしょう。

しかし、今の日本の政府は国防費に大金を投じるほど、日本の防衛に力を注いでいるように見える半面、大切なことをあえて行なっていません。それが日本国内の農産物の自給率をいかにして上げるかということだということは、歴史を見ていけばそれは明らかでしょう。

「武士は食わねど高楊枝」という言葉が日本にはあるものの「腹が減っては戦ができぬ」の方が物事の真実を表わしています。戦国時代の日本でも本気で戦をやる場合、その規模が大きくなればなるほど、兵士たちの食糧をいかに工面するかをまず考えないと、いくら大軍を動かしたところで、兵糧が尽きれば身動きが取れなくなってしまいます。過去の戦の中でも「兵糧攻め」を行なった戦はかなり悲惨で、食べるものがない地獄というのは、羽柴秀吉の鳥取城攻めの話など、本当に酷いことが起こっていたことがわかります。

現代の日本ではスーパーへ行けば常に物資が豊富で、お金があれば何でも買うことができます。しかし、現在鳥インフルエンザの影響で、時間をずらしてスーパーへ行くと、残っているのは高価な卵ばかりだったりしますし、同じものでも安いものからなくなっていくため、今までぎりぎりの生活をしていた人にとっては物があるのに買えないという状況になりつつあります。

もし、日本政府が心配するような有事が起こった場合、日本の貿易相手であるものの立場が違うような国からの今まで通りの食料輸入が期待できなくなりますので、その時にはお金があっても物が買えなくなり、残った国産品の価格が高騰し、一部の人しか買えなくなります。

そうしたことを防ぐために、将来の有事を想定するならばまずは日本の食糧自給率を上げる政策は必要で、今日本の酪農を潰す方向に舵を切るというのは、今後日本が有事に対応できなくなる可能性を秘めています。私は政府の人間でも農家の人間でもないため、今の状況の中でできるだけ農家のみなさんが生産を続けられるように日々の行動を考えていますが、国産の農産物を優先して購入するとともに、生産ロスを生まないために、早めに消費できるものは賞味期限の短いものから買ったり、スーパーではなく地産地商を推進する農産物直売所や、地元農家が直接収穫しているものを売っている、無人販売を活用するというような事を日常的に行なえれば良いと思います。

そういう意味では、車で旅に出ることが頻繁であれば、自分たちで消費するものだけではなく、親しい人へのお土産に、そうした農産物直売所で購入した農産物を買って帰るようなこともありでしょう。例えば新鮮な卵をお土産にすれば、それなりに喜ばれるのではないでしょうか。ちなみに、食には人それぞれ好みがありますので、購入前にLINE電話などで連絡を取り(きちんとスマホプランを契約すれば利用費用は格安でテレビ電話も可能です)、お好みのものを買ってお土産にすれば、それが現地の農家の方々の収入となるなら、微力ではありますが意味のあることではないかと思うのですが。


多少高くなっても「セット割」を契約し気軽に変われなくなることの方が不利益になることも

このブログでは色々と書くことの多いモバイル通信をはじめ、現在はライフラインに関わるものの中でも電気の自由化が行なわれて消費者が自由に購入先を選べるようになっています。今後はライフラインにかかる費用と言えども、今まで通り選択肢のない中で選べないのではなく、自己責任で利用する先を選べるようになっているのですが、新しい電力会社に契約したことによって、毎月の電気料金が高くなったというような、自らの選択が相応の結果を招くことにもなり、改めて問題が出てきているような気がします。

特に私が感じるのは、ライフラインの費用をまとめることによって「安くなる」とうたったり、例えば携帯電話代が特定の電力会社と契約すると安くなったり、業種を超えた「セット割」とも言うべき営業手法があることです。

私自身は大手キャリアの「家族割」とは全く縁がなかったということもあるのですが、早くからMVNOの安いモバイル通信で毎月の支払いを安くしてきました。セット割の恩恵は受けられませんが、当時使っていたMVNOより安い、新たな画期的なプランが出てきた際には、契約満了を待たずにすぐ移ることができたのですが、私の友人には家族割だけではなく、高額な端末代の分割払いも残ってしまっているため、MVNOや大手キャリアのサブブランドの方が安くてそれなりに使えることはわかってはいるものの、今だに大手キャリアと契約を続けている人がいます。さすがにアドバイスを送るにしても、短期で解約しての違約金の仕組みは無くなったものの、端末の負担や、家族割などの割引があるので新しい回線に変えられない方は少なくないでしょう。

通信と電気との結びつきも少なくなく、サブブランドでもUQモバイルが同系列の電力会社に加入することを条件にUQモバイルの利用料を割引するようになっています。auだけでなくソフトバンクも早くから電力会社の営業を代理店でもしていました。今はほとんどありませんが、テレビコマーシャルでも新しい電力会社のスポットが流れていたこともあり、かなりの人が新電力会社に移ったり、電話や直接訪問などで営業を受ける形で、電力会社を変えた方の中には、現在の高額請求に喘いでいる人もいるというニュースを見ました。

新電力会社の中には、電気料金を安くする代わりに、燃料費調整額の上限を設けないことなどで、現在の電気の元売り値が上がっている状況の中で、他の電力会社からするとびっくりするような燃料費調整額を請求していたことを明らかにしました。ニュースで出ていた電力会社は、「グランデータ」という名前なのですが、ニュースで報じられた内容によると、情報通信会社「光通信」の子会社だったそう。この会社については単に「光通信」と検索しようとしてもその概要すら上がってこないのですが、それだけ素人にはその会社の事情をよく調べて、今回のような原料が足りなくなった時にも安く電力を供給してくれるのか? ということを判断して大丈夫だと思えるような具体的な確信がないまま契約していまっている可能性が大きいと言えます。

現在の電気料金をとりまく状況は、もちろん想定外のロシアによる軍事侵攻の影響ということがあり、上記の会社でも軍事侵攻以前であれば以前の電力会社より安く電気を使えていたわけで、こんな問題に気付くことなく今でもそうした会社を利用しながら以前より電気料金が下がったことを喜んでいる人もいたかも知れません。ただ、今回の燃料費調整額についてはその内容がよく説明されないまま最悪の状況を迎えてしまったことはあるにしても、自ら契約する場合にはきちんと会社を選ぶようにしないと同じような悲劇は今後も起こってしまう可能性も0ではないでしょう。

毎日の生活が大変で、できるだけ月々の支出を抑えたいと思った時、割引やキャッシュバックなどの目前の安さにつられてしまうことについては私もそうなので大きな事は言えません。ただ、趣味や嗜好で購入するものでなく、普通に生活をしていく上で必ずかかってくる費用については、やはり動かす場合には慎重にした方が良いということを今回の電気代値上りの中で感じているところです。少なくとも私は、失敗したと思ったらすぐに抜けられるように、長期の契約であったりセット契約のような方法で入ることについては慎重に検討するでしょう。


運送業の「2024年問題」と荷物の「再配達」を極力無くすための個人的な取り組み

運送業のトラックドライバーの勤務時間を制限することで、今まで通りに荷物を運ぶことができなくなり、流通がうまく回らずに問題が発生するのではないかと言われる「2024年問題」はネットショッピングでの利便性を大きく変えることになる可能性があります。各メディアで紹介されていますが、国内の宅配業者のほぼ全てが、膨大な数の再配達の荷物を抱えて、過重労働に喘いでいるケースがあるようです。

国内ではどの業種も人手不足になっていて、その中でトラックドライバーの労働時間が制限されるとなると、必然的に今まで普通に行なわれていた荷物の流通が滞るようなことが起こってきます。そうした滞りを解決する一つの手段が、膨大な「再配達」の手間をいかに無くすか? ということになってくるのだろうと思います。

対策は企業でも行なわれていると思うのですが、もしそれがうまくいかなかった場合、恐らく確実にこれまでの送料と今後の送料を比べると値上げされると考えておく方が良いでしょう。ただ、企業が再配達をなくすための対策を利用者の側で活用することにして、今の送料のままで利用できるような方法を模索し、結果として再配達の荷物を減らすような取り組みをすることも大事になってくるような気がします。

現状で、私はかなりネットショッピングを利用するのですが、ここ数年は不在で再配達を利用したことがありません。自宅に配達員の方が来て、インターホンを押してくれればすぐに気が付いて荷物を受け取ることのできる環境にあるので、在宅なのに不在だと思われることはないということが、まずは良い環境であると言えるかも知れませんが、大きな家の場合は、家のインターホンとスマホを連携させるような事もできるならやることで、いろいろ便利になります。

インターフォンとスマホとの連携は自宅にいる時だけでなく、自宅にいない場合にもスマホが鳴って自宅に荷物を持って来ている配達員の方と連絡が取れるようなものもあります。最近は資産家のお宅を狙っての配達業者を装った強盗事件も頻発しているので、配達ボックスを設置し、不在時でも再配達なしで配達が終了するような環境は十分利用者側の工夫で作ることはできるでしょう。

ただ、仕事中にスマホに着信があっても急に電話を取れないような事もあると思うので、次に行ないたいことは、各宅配業者のアプリやLINEを使っての事前配達予告を受け取れるようにしておくことです。私の場合はヤマト運輸・佐川急便・日本郵便の配達がある場合に、事前にメールやLINEなどでメッセージが来るように設定しており、そこでだいたいいつ荷物が来るかを判断し、必要に応じて配達日時を自分が自宅に帰ってきている時を指定したり、荷物の受け取りを業者の事務所に変更することができるようにしています。連絡が来るのはある程度荷物が届くまでに余裕があるので、そうしたメッセージを見逃すことなく、荷物が自宅近くの営業所に着く前の段階で配達日時などの変更を終了させるようにしています。これで、いったん時間に関係なく配達手配されることなく、効率良く荷物が届くようにできるというわけです。

さらにもう一つの工夫は、最初から自宅に送らないで、専用ロッカーやコンビニ、業者の営業所で直に受け取るような設定で荷物を注文できるなら、そういった条件の元で注文するということです。私の場合遠くても1km以内に荷物を受け取ることのできる場所がどの配送会社を選んでもあるので、よほどの事がなければ、自宅で受け取る設定にしないで、自分の都合の良い時間に自分から受け取りに行くことで再配達になることを防いでいます。

それでもまだ商品によっては、自宅での受け取りに限定されることはあり、特に危険物(燃料など)はさすがに自宅で受け取らなくてはなりませんし、大きくて重い米や飲み物のまとめ買いなどでは玄関先まで運んでくれるサービスは大変ありがたいものです。ただ、せっかく運んでくれても不在で持ち帰り、再配達させるのでは悪いですし、今後もし再配達に手数料がかかるようになることも十分考えられることです。そういう風に状況が変わってから慌てるのではなく、今のうちから注文した荷物はできる限り再配達させないような手段を考えておくことが大切ではないかと思います。

今後の事を考えると、宅配ボックスを利用した「置き配」の利用についても考えていきたいですね。これは住環境によっても変わってきますが、ワイヤーで固定し、ボックスの開閉のためにダイヤル式のキーや南京錠を利用することによって、盗難被害を防止できるようなら、事前の宅配業者への連絡事項として、投函後に鍵をかけてくれるようにお願いすることで、不在時でも宅配ボックスを使っての置き配で大切なものを置き配してもらっても大丈夫なように対応できるような環境を作ることも一つの方法です。もし今後、置き配と受取ロッカー、営業所留めでの受け取りが普通になるような状況も考えられますので、もし自宅前にボックスを置けるスペースが有るなら、自宅での置き配用のボックス設置の可能性あたりも考えてみてはいかがでしょうか。


安心して暮らせる世の中にするためには正すことはしっかり正して欲しいと思うところも

いつもは車中泊に関係ない社会問題などはこのブログでは書かないのですが、本日は私の地元である静岡市で起こった「袴田事件」の再審について、検察が最高裁に特別抗告しないことがわかり(2023年3月20日が特別抗告をするためのタイムリミットでした)、正式に再審が行なわれることになりました。

報道では再審になれば無罪は決まったようなもの的な話もされていますが、検察の方でもこうした決定に文句があれば、改めての裁判で白黒付けて欲しいと思っています。ただ、まだどうなるか完全に決まったわけではないとは言うものの、一旦厳しい取り調べおよび非取り調べの時間にもプレッシャーを掛けたことによる自白だけで死刑判決にまでなってしまった犯罪捜査の手段についても考えてもらいたいと思います。

私自身は事件について書かれたものを読んだりした程度ですが、一度、再審を求めている中での支援者の集いのような場所に出くわしたことがあり、そこで健気に弟の無実を訴える今回の被告袴田巌さんの姉のひで子さんのお姿を拝見したことがあります。私の住む静岡では昔から警察のかなり強引な捜査というのは知られていて、一時期数々の冤罪と言われる事件に再審の道が開かれ、無罪という結果を得ることになった「免田事件」や「島田事件」の裁判のような事もあったものの、その後なぜか、同じような「この事件は冤罪ではないか?」と思われるような事件においても再審への道はかなりハードルが高くなってしまいました。

袴田事件はまさにそのような中で何度も再審への道を閉ざされてきた歴史があるので、関係者や弁護団の方々にはここまで支援を続けた事には、ゆるぎない信念があったのだろうと思います。それでも、実際に裁判で死刑が言い渡されたということで、袴田被告を犯人だと信じている人もいて、こうした地域の中の歪んだ関係を生み出してしまった「事件」とは何だったのか? そんな事も再審の中で語られて欲しいと思いますね。

袴田被告については、「元プロボクサー」という経歴が犯人像を作り上げていく中で逮捕起訴へと進んでいったところがあるため、多くの世界チャンピオンを含むボクサーからも支援があることでも知られています。昔の「プロボクサー」に対する印象というのは今とは違っていて、今回の再審を求めた運動というのは、ボクシング界にとっても他人事とは言えなかったのだろうと思います。殴り合いとは言え、ボクシングは一定のルールの元で競われるスポーツで、だからこそ今でもオリンピック種目として続いているのだろうと思います。裁判では、ぜひこうした当時のプロボクサーについての偏見が今回の結果をもたらしたのかどうか? というような所にもしっかりと判断して欲しいと思っています。

私はいわゆる正義という言葉が好あまりきではありませんが、さすがにこの事件の流れを見ていると、きちんと公平に袴田被告が裁かれたのかという点では十分な疑問があります。逮捕したり起訴をする人たちの偏見によって不公平に裁かれる社会であれば、私たちは安心して生活をすることはできません。車中泊をしていると中には夜中に警察官による職務質問を受ける方もいるかも知れませんが、全く自分が身に覚えのない事で突然逮捕されるような社会になって欲しいとは思いませんし、きちんと自分の主張を聞いてもらい、裁判では検察に都合の悪い証拠を隠したりしないで、公平に裁かれる社会であって欲しいと思います。

しばらくして行なわれる再審の裁判は、こうした事をきちんと検証し、今後安易に人々の普通の生活を脅かすような出来事が起こらないような方向に進んで欲しいと思いますね。今回は地元の事件ということもあり、WBCの野球の話ではなく裁判の話をさせていただきました。


同じような「悪ふざけ」でも個人のネットとテレビ番組内でのものとの決定的な違いとは?

ある意味、どこにでも居そうな人たちが外食先で悪ふざけをし、それがネットにアップされることでの騒動がなくなりません。こうしたことは以前からありました。Twitterに動画をアップしたことで、今までは仲間同士の悪ふざけだけで済んでいたものが、広く社会的に認知されることによってニュースとして広まり、単なる悪ふざけでは済まなくなってしまうような窮地に追い込まれてしまう人たちを私は何回も見てきました。

テレビの衰退ということが言われていますが、ネットの動画というのは、国内だけではなく全世界で共有されてしまうこともありますので、面白半分にネットにアップする場合、その後どんな反応が起き、結果自分の立場がどうなってしまうのか考えて行動を起こさないと、特に若年層の方々はその後の人生における可能性まで潰してしまいかねません。

今回は、そうしたネット動画と、地上波・BS・CSを含むテレビ番組内での悪ふざけをする番組と、何がどう違うのかということについて考えてみたいと思います。

実は、少し前に「これはテレビ番組のロケではないか?」というような状況を遠目から見たことがあります。私の住む静岡市の中心部、静岡駅近くの国道沿いから入った場所に、ワゴンタイプの車が2台停まっていて、そこに多くの人がいるような状況を深夜から早朝にかけて目撃したので、最初は何か事件でも起きて、テレビの報道関係者が集まっているのか? と思っていました。以前静岡駅近くの繁華街で大がかりな盗難事件が起こったことを聞いていたからです。ただ、その日および翌日の報道を気を付けて見ていたものの、そのような報道はなく、もしかしたら、駅ということで地元のテレビ局の人たちが集まってロケに出発したのか? ぐらいの事は思っていたものの、結局本当に遠目で騒いでいるのを見ただけだったので詳しいことはわからず、そのままにしておりました。しかし、数日前に放送されたTBS系「水曜日のダウンタウン」(2023年3月8日放送)を見て、もしかして私が目撃したのはこの時の状況だったのではないか? と思ったのでした。

放送された内容は2つあり、ネットでかなり否定的な感想を述べた方が多かった「砂かけババア、部屋に出たら最悪説」の方ではなく、名古屋から東京赤坂のTBSまでヒッチハイクをするのですが、その際、停まってくれた車の査定額により移動できる距離が変わってくる「買取査定ヒッチハイクレース」の方のロケでした。お笑い芸人の3組がレースを行ない、誰かがゴールしたらレース終了ということだったのですが、そのうちの一組、お笑い芸人のトム・ブラウンがあえなく静岡駅まで来たところで他チームがゴールをして終了になったのですが、トム・ブラウンの布川さん(相方のみちおさんは翌日の仕事のために帰宅)はだいたい深夜一時頃からレース終了の午前4時半くらいまで、それこそ私が目撃した静岡駅すぐの国道一号線沿いでヒッチハイクをしていたようなので、まさに状況と番組の内容が合います。テレビだとそれほどスタッフはいなくても撮れそうな映像ではありましたが、査定をする人も一緒に移動していたので、かなりの人がいたのだろうと思います。

この内容も単なる悪ふざけ的なものかと思うのですが、実は巧妙なPR戦略が隠されていました。放送翌日、「水曜日のダウンタウン」を放送したTBS系では、野球好きの方なら大いに関心を寄せるであろうWBCの初戦で大谷翔平選手が先発するとあって、恐らく夕方の6時から試合終了の夜11時近くまでずっと見ていたろうと思うのですが、この大会スポンサーが「買取査定ヒッチハイクレース」で車を査定した会社だったのです。VTRを見たスタジオでは、恐らくこれもかなり前の収録だと思うのですが、ダウンタウンの松本人志さんが、「査定した会社だけが得をしたのでは?」と言うような事をコメントしたのは正にその通りでした。

普通の広告だとなかなか多くの人に見てもらえないわけですが、番組の企画にしたことで、「思った金額よりも高額の査定である」「査定は現地だけでなく本部に問い合わせてその場で決定するので安心」「買取額は年式・走行距離の他に傷などの有無も関係する」というような説明調ではなかなか浸透しないような事を面白VTRを流すだけで知らず知らずのうちにその内容が理解できるような作りになっています。まさにそれこそが今回の企画の狙いだったのではないでしょうか。

単なる悪ふざけと思わせておいて、大きなスポンサーを巻き込むことによってその意向を盛り込み、その後行なわれる大イベントにおけるスポンサーの営業に効果を生ませるかなり考え込まれた企画だと思ったら、単に「悪ふざけ」ということではない、ネット動画との違いを見せ付けた感じになりました。同番組で散々ひどい目に合うお笑い芸人たちもテレビ出演ということで知名度を広げ、それがまた企業の広告にとって「使える」人間へと変わっていくわけで、表面上の事だけを取り上げるのではなく、番組も単なるおふざけだけという事ではないという事を理解すべきでしょう。

話は最初に戻りますが、いわゆる迷惑系のユーチューバーが行ないニュースになる行為というのは動画を収益化することにおけるスポンサーの顔をつぶすような行為なので、お金を産むどころか反対の結果をもたらします。お金など関係なくあらゆるところに攻撃を仕掛けることができるというのは、確かにネットでしかできないと思いますが、それを続けていくにはかなりのエネルギーが必要でしょう。そんな事も考えながら、ネット動画やテレビ番組を見るのも面白いかも知れません。


テレビ朝日深夜の人気番組「タモリ倶楽部」2023年3月で終了の報を聞き一つの時代の終わりを感じる

まだインターネットで様々な趣味・嗜好を持つ人が発表の機会を得ることができなかった時、そうした少数者の嗜好というのは、個人がコツコツ進めていくしかなかったのですが、そうした極めてマイナー嗜好な人にスポットを当てるテレビの深夜番組が今年3月に消えることになりました。

テレビ朝日の深夜枠で、長いこと独自の方向性を持って脱力系の番組を作り続けてきた「タモリ倶楽部」ですが、「笑っていいとも」「ミュージックステーション」、そして「ブラタモリ」のように国民の多くが見るようなところでの番組でなかったことが、40年もの長きにわたって続いてきた原因なのかとも思ったりします。

今回のテレビ朝日の判断には、当然メインパーソナリティーを務めるタモリさんの体力の問題もあると思いますが、いわゆるサブカルチャー的な情報を発信する手段が、深夜のテレビでなくインターネットにシフトしてきたということもあるのではないかと思います。

このブログ的には、過去にこのブログ内でも紹介しましたが、車中泊のブームが起こり始めた時に車中泊をする人たちを番組に呼んでの車中泊特集が組まれたことがありました。普通のテレビ番組であれば、キャンピングカーやハイエース改造の車だけを紹介することで終わってしまうのではないかと思いますが、タモリ倶楽部では「落ち」的な人選として、軽自動車のパジェロミニで強引に車中泊をする人を出すなど(寝床は4,500円かけてDIYしたと記憶しています)、単なる情報番組ではなく見ていてくすっとするようなエッセンスが乗っていて、全く自分の知らない事も新たに知りながら面白いというような番組でした。

恐らく、これまでのタモリ倶楽部の立ち位置は、あまたいるYouTuberがとって代わることになっていくのだろうと思います。ブログの場合は別に面白くなくても、情報を知らせることができれば良いと思いますが、動画というのは退屈だと見ている人が感じたらすぐに視聴を止め、他のものに変えられてしまいますので、今後動画で食べていこうとする方々は大変だと思いますが、そうした人たちの中から、「タモリ倶楽部」的なネタや新しいキャラクターが出てくるのではないかと、個人的には期待しているのですが。

タモリ倶楽部の思い出というのはたくさんありますが、私が考える番組の功績の一つとして、「鉄オタの公認化」があると思います。昔のタモリさんは、卓球を「暗いスポーツ」と主張するなど、自分自身がマイナーな世界に身を置きながらもそうした趣味とは距離を取った活動をしていたように思います。それが、現在は「鉄道ビッグ4」の一人、ホリプロマネージャーの南田裕介氏が初めて出演した回で、恐らく大々的に自分が鉄オタであることを公言したように思います。その後俳優の原田芳雄氏との同番組での共演では、もはやお二人とも子どものように気動車の運転体験に大はしゃぎする様子を流し、タモリ倶楽部出演を願う多くの鉄道趣味を公言するタレントが出る流れとなり、その後の鉄オタ系タレント発掘に大きな役割を果たしたように思います。

鉄道をはじめとした「オタク系」の人たち全体が「タモリ倶楽部」から巣立っていったと言うと言い過ぎかも知れませんが、今やもうオタクだからと差別を受けることなく多くのニッチな趣味を持つ人々が自由に発言し、行動しているというのは、確かに「番組は役割を終えた」と言えるのかも知れません。

私ごときが言うことではありませんが、こうした番組は長く続けることに意義があると思いますし、その点ではタモリさんだけでなくスタッフの方々の力も大きかったでしょう。今後は「タモリ倶楽部」の面白さを理解している人たちによって、新しい流れが起こってくることを期待しています。


テレビコンテンツ全てが駄目なのではなく地上波のコンテンツが悪くなっている?

昨日は、NHKの地上波でも次回のパリオリンピックで正式な種目となり、日本のメダル獲得が期待される「ブレイキン」が放送されていましたが、個人的にはそちらよりも注目していたのは、NHKがBS波で放送している日本国内の大会ではない世界選手権が開催されているスキー・スノボの中継でした。

昨日はスキーだけでなく、スノーボードの世界選手権が開幕し、初日から過去に日本チームが世界選手権やオリンピックでメダルを取ったことのある、女子スノーボードパラレル大回転が行なわれました。メダリストの竹内智香選手と、北京オリンピックで活躍した三木つばき選手が決勝に進みましたが、三木選手は雪のない静岡県(掛川市)が地元で、小学生の頃から地元では「天才少女」としてマスコミにも取り上げられ、その成長とともに地元での注目度もアップしていたので、生中継の方を見守っていました。

竹内選手は1回戦で途中棄権してしまい残念でしたが、三木選手は北京オリンピックと同じ予選3位というアドバンテージを生かし、順調に勝ち上がっていきました。この競技は一対一のトーナメント方式で争い、予選上位の選手が2つあるコースの中から自分の使いたいコースを選ぶことができる一発勝負です。採点競技と違って先にゴールした方が勝つというわかりやすい種目ですが、そうした種目で日本選手が勝つことは難しく、同じスノーボードのフリー種目であるハーフパイプなどと比べると地味に見えますが、個人的には王道種目だと思っています。

北京オリンピックでは三木選手は予選の状況からメダルも期待されたものの、プレッシャーがあったのか一回戦で満足な滑りをすることができずに敗退しましたが、今回の世界選手権では見事に一回戦を勝ち、次の準々決勝でも安定した滑りができるコースを選んだことで勝ち上がり、いよいよメダルを掛けた準決勝になりました。

日本におけるスノーボードはハーフパイプでの活躍が主で、タイムトライアルやノックアウト方式で単純に先着するかで競う、アルペン系の競技というのは、過去に世界選手権やオリンピックでも(スキーを含めて)、同種目の竹内選手や、かなり古くなりますが男子回転で1956年のコルチナ・ダンペッツォオリンピックでの猪谷千春選手の銀メダルが最高だったのですが、三木選手はその準決勝も突破し、決勝は予選1位の選手との対戦になりました。

それまでは予選の結果から、三木選手の方にコースの選択権があったものの、決勝は相手の方が予選の成績が上なので、トーナメント戦初めてのコースに入らざるを得ませんでした。それで慎重になったのか、スタート直後は先行されましたが、その後落ち着いた滑りで挽回し、相手がそうしたプレッシャーからか転倒したため、そのまま三木選手はゴールし、日本のアルペン史上、オリンピック・世界選手権を含めて初の金メダルを三木選手が獲得したのです。

話は戻りますが、小学生の頃からオリンピックを目指してスノーボードに打ち込んできた三木選手は、海外遠征のためのスポンサーを獲得するのも大変で、主にそのスポンサーは地元の掛川市で得ることができ、優勝を決めたインタビューを受けている時にレースで滑ったスノーボードに出ている協賛企業の多くが地元のものであることを確認し、本人の力もさることながら、小学生の頃から応援してきたサポーターもどんなに嬉しいかと、つい地元贔屓でその様子を見ていました。

テレビ離れというのは、こうしたコンテンツを報道したり伝えないことからも明らかで、相変わらず地上波のスポーツニュースはまだ開幕してもいないプロ野球の情報に熱心で、こうした世界的な偉業を大々的に報道することはしません。今はまだBSでの無料放送がありますので、やはりBS放送への期待が大きくなってしまいますね。

オリンピックと違って世界選手権は、いくら過去に注目されていても地上波で放送することは少ないだろうと思いますが、スノーボードではフリーのハーフパイプや、スキーのアルペン複合やジャンプも今後NHKBSでの放送があります。三木選手もまだ試合には出場しますので、その様子にも期待したいところです。


マイナンバーカード普及運動より先にしてもらいたい「電子マネー」の環境整備

昨日はちょっとした用事があって車で出掛けたのですが、目的地に着いたと思ったらなぜか隣りにある郵便局(大きい局でないので駐車スペースはわずか)が大混雑しているようで、私の目的地であった隣の店舗の駐車場を塞ぐような形で車が停まっていて、かなり往生しました。

その後、大き目のショッピングセンターに行ったところ、なぜそんな風に混雑していたのか、その理由がわかりました。ショッピングセンターの一角にATMがあるのですが、普段の同じ時間にはそこまで混雑していないATMが行列になっていて、そこに並んでいたのは見るからに同じ目的で並んでいるであろうことがわかる年代の方々がいました。

実は昨日は年金の支給日で、その日を目指して多くの年金支給者の方々が金融機関を訪れていたのでしょう。これはまさしく、現金を持って使うという方が多いことの裏返しであり、日本全国同じような光景が繰り広げられていることが想像されます。

こうした状況はいつまで続くのかということを考えると、すでにある程度の買い物を電子マネーに置き換えている私の中で考えても、まだ続くのではないかと思えるのです。実際、今回郵便局の隣りにあるお店で買い物をしてきたのですが、そのお店は電子マネーが使えないようだったので現金で払うことになりました。もし、電子マネーが普通に生活する中でほとんどのお店で使えるようになっていたら、もし私に年金が振り込まれた場合、即座に現金を下ろさなくても、実際に買い物をする直前にその分をチャージすることで、手数料を掛けずに口座の中にある現金を使って電子マネーでの決済がスムーズに行なえます。その方がお金を落としたり盗まれたりする可能性も少なく、後からお金の流れを追うにも簡単です。

もちろん、現金の取扱いは全く無くすわけにはいかないのは確かですが、電子マネー決済が年金を支給されている人にも一般化されてくれば、少なくとも昨日私が感じたような多くのところでの混雑は減っていくのではないかと思うわけです。現在、政府ではマイナンバーカードの取得を呼び掛けていますが、個人的にはそれよりも先にスマホでの電子決済を奨励することで、スマホ内での操作で色々できる便利さというものを知らせることで、マイナンバーカードを持つ事についての考え方が変わってくる人もいると思うのですが。

当然ながら、頑なにマイナンバーカードを持たず、電子マネーも使わない人が少なからず存在するのも確かですが、これも時代の流れで変わってくると思います。ただ、マイナンバーカード自体が生活を便利にする度合いよりも、銀行の支店がなくなり、ATM自体も少なくなったり、今まで無料だった手数料が有料になったりしていく中で、電子マネーの利用範囲の拡大というのは確実に人々の生活に関係してきます。優先順位的には、今よりももっと電子マネーが使える場所を増やすことに社会も後押しをしてくれることで、昨日のような混雑も、そこで生まれるイライラも減るのではないかと思うのですが。