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マイナンバーカードの有効期限更新完了と今後のマイナカードとの付き合い方について

以前、私の母親の分のマイナンバーカードについて有効期限更新の手続きをしましたが、先日私のところにも有効期限更新のお願いの封筒が届きましたので、平日休みを利用してさっさと更新手続きをしてきました。週末・休日に仕事が入ることが多い反面、ちょっとした事務作業(他には免許更新が控えています)を有休を取らずにできるというのは有難いことです。

ちなみに、本来は役所の窓口が開くと同時に行きたかったのですが、家でだらだらしていたり、役所へ行く前にちょっとした買い物を思い出してそちらの方を先にしてしまったということもあって、役所に到着したのは午前10時半くらいになってしまったのでした。

役所全体としては混んでいる感じではなかったのですが、マイナンバーカードに関する窓口は、私が番号札を取った時にはその前に26人待っている人がいて、このままで午前中に終わるのか? と思いながら待っていたのですが、実のところ私のように有効期限の更新に来ている人はそれほど多くなさそうで、他の用途(恐らく新たにマイナンバーカードを作るなど)の人に先んじで案内してもらいました。このごろ、12月から今までの紙の保険証が使えなくなり、マイナ保険証の利用を推奨するテレビコマーシャルが多く流れているため、今まで作ってこなかった人が窓口に押しかけているのかなと思いました。

それでも、終わるまでには30分ぐらいかかりましたが、そのほとんどは順番が自分のところに来るまでひたすら待っていた時間が多く、案内されてからは本当にすぐ更新できました。更新で行く場合は、そこまで面倒な事にはなりませんので、それなりに安心して出掛けられるのが良いと思います。ちなみに、手続きの際に2つの暗証番号をタッチペンを使って画面上から自分が入力する必要がありますので、二つの暗証番号はしっかりとチェックした上でないと、改めて役所の人に調べてもらう時間がかかってしまいます。あと、肝心のマイナンバーカード(本体)を持って行かないと作業ができませんので、それらを忘れずに持っていきましょう。

将来、スマホの画面でマイナンバーカードの代わりになった場合、マイナンバーカード本体は必要なのかどうかわかりませんが、とりあえずは次回の5年後の更新時には改めて写真を取り直した上で新しいカードに変わるということなので、どちらにしても今のマイナンバーカードを持って行く必要はあるのだろうと思っています。

今後のマイナンバーカード関連のイベントというと、運転免許更新時にマイナンバーカードにも免許証機能を付けるか否かということになるでしょう。私は、運転免許証の物理的スペアとしてマイナンバーカードが使えるなら、今の免許証が盗難の被害になったり、落としたりして紛失した場合でも、マイナンバーカード自体を携帯するようにすれば、免許証の再発行の手続きに車で行けるので、お金はかかってもマイナ免許証を持つための手続きはすると思います。

今後は、今まであえて連携させていなかった健康保険証との連携のタイミングをいつにするかということになります。今でもスマホ単体で一部の医療機関にある端末を利用してマイナンバーカードを持っていなくても受診できるようですが、少なくとも自分のかかりつけ医でスマホを保険証代わりに使えないうちは、連携せずに紙の資格確認書を使うようにしています。この辺がきちっと周知されれば、役所の窓口の混雑も多少緩和されるのではないでしょうか。これも以前ここに書きましたが処方されている薬や医療費についてはマイナポータルで見ることができるので、今後はいかにマイナンバーカードの機能がスマホで使え、それをいかに活用できる社会になるかというところにかかっていると思います。

恐らく、次回の更新時にはそうした事は全てできるようになっていると思いますが、今後もマイナンバーカードとスマホ連携の状況についてはしっかり見ていきながら利用方法についても考えていきたいと思っています。

日常必需品でない買い物については定点観測による過去の価格との比較が大切になるかも

日本の政治状況が変わり、今後の状況についてもどうなるのか私には全くわかりません。目の前の給付金やお米券が出るか出ないかということは個人的にはそこまで問題とは思っていませんし、車に関わるガソリンの暫定税率がなくなった後にもトータルのガソリン価格が上がる可能性についても考えていくべきだと思っています。

株価は史上最高の値を付けましたが、円の価値は下がっていて、輸入に頼る電気・ガスのようなエネルギーや、特に海外で作られたものを購入する場合には余分にお金がかかるようになりました。食料についてはお米の価格は高止まりで、天候の影響もあって野菜の価格も上がっていったりして、日常生活を過ごすためのコストは上がり気味です。

これまで、順調に下がり続けていた通信費についても、大手キャリアを中心に値上げを行なったり、同グループでの囲い込みが顕著になってきました。同グループのクレジットカードを使用して、自宅回線も同じグループ、さらに電力会社も同グループに変えないとコマーシャルで大々的に出している最低価格にならない仕組みは、私のように違う会社の回線を複数契約して通信障害に備えたいというような人たちにとっては、なかなか難しいという感じになってしまっています。

そんな中で、今年も年末に向けたセールの季節になってきました。すでに私自身セールを利用した買い物を行ないましたが、買うと決断するものというのは、改めて考えてみるとセール時に通常的と比べてかなり安くなっているものでした。逆に多少価格が下がっていなくても欲しいからといって買ってしまうと、後々でセール時の価格を見て、がっかりしてしまうことも出てくると思います。この辺は、あらかじめ自分の欲しいものについて、できればこれくらいで買いたいという具体的な数字を出しておいた方が後悔しにくいのではないかという気がします。

では、いつまで待てば良いのか? ということになると思いますが、これがなかなか難しいのですね。私の場合はパソコン・スマホ・デジタルグッズ・ポータブル電源(ソーラーパネル)と、国産のものよりも海外製品の方が安くて良さそうなものが揃っているという感じなのですが、果たして今後、今と同じような値段でそうしたグッズを買っていけるのかどうか、これもかなり不確実な状況になってくるかもと感じています。

日々生活していて政治の世界との関係を実感することは少ないのですが、アメリカのいわゆる「トランプ関税」の発動によって、何かの拍子で今まで普通に買えていたものが急に値上りして買えなくなるような事もこれから起こってくるような感じがしなくもありません。思想どうのこうではなく、現在の私たちは中国のメーカーの品だったり中国に工場がある製品が多く流通しています。中国はアメリカ以上にトップの決断が絶対というところがあるので、中国の会社が日本との取引きでいくら利益を上げていても、政治的な理由から取引が中止になり手に入らなくなるような事も考えられなくはありません。

以上のことは単なる個人的な思い過ごしということもあるかも知れませんが、少なくとも私が新しいスマホ(家族の分も含めて)を買う時までは、日中の関係が破綻してほしくないというのが正直なところです。ちなみに、日本のメーカーのスマホにも中国の部品が使われているため、もし取引停止なんてことになったら、国内メーカーの方もどう作っていくらで売り出すか大変な苦労をすることになるのではないかと思います。時給引き上げやライフライン補助も大切で、そうした政策はありがたいとは思いますが、もはや生活必需品になっているスマホの価格がダイナミックに上がってしまったら、むしろ家計はマイナスになってしまうかも知れません。とにかくこの冬は、そうした最悪の状況も考えながらそれに対応できるような形で状況を見ていきたいと思っています。

エアコンによる冷房フル稼働中とエアコンを使わない生活との電気料金の差について

昨日、契約している電気会社からLINEが届き今月分の電気料金が確定しました。料金の判定期間は10月12日~11月11日くらいで、この時期にはもはや日中の冷房が必要ないくらいの天候になっていました。私の自宅は集合住宅なので、一軒家でそれぞれのお部屋にエアコンが付いているようなお宅とはかなり違うと思いますが、主にワンルーム感覚だと比較的近いくらいの生活パターンではないかと思います。

今月の請求された電気料金は9千円ちょっとでした。ようやく1万を切ったかという感慨がありましたが、真夏で一日中エアコンを付けている日々が多かったピーク時には最大21,000円くらい払っていて、その差額は約12,000円でした。

こう書くとかなり高くなったような気がしますが、一日当たりにすると大体400円で、これで一日中部屋の中で快適に過ごせるということを考えると、あえて外に出るよりも自宅でのんびりしながらネット配信の映画を見るような事をしての電気代なので、その点では不満はありません。ただ、電話が定額で利用可能になったこともあり、「使った分だけ後払いでいくらになるかわからない」という料金の払い方には不安が無いと言えば嘘になります。幸いにして、LINEで毎月料金と使用電力のデータを取っているので、LINEのトークをたどれば毎年の値上り分はあるにせよ、大体の利用金額はわかってきます。

来年は値上げされるのかどうかわかりませんが、今年はあまり気にしないで電気を使っていたため、来年はもう少し意識して必要がないところでは止められれば良いとも思います。また、在宅が奨励されるような状況とは違ってきているので、日中外で涼みながらモバイルノートを持ち出してブログを書くような行動についても電気料金を下げるための一つの方法でしょう。

しかし、電気料金を出したくないと無理をするのはやめた方が良いと思います。これからの季節は逆に暖房費が必要になってきますが、私の住む静岡が雪の天気とは無縁で、南アルプスの方から乾いた風が吹いてくることはあっても閉め切った部屋の中は日中温かいので、早朝や夜に限定して暖房器具を出すようにしますが、例年はこたつ中心でも何とかなっているのが有難いです。

今年はポータブル電源の環境も整ってきたので、早朝にポータブル電源をつないだ電気ストーブを使ったり、石油ストーブで部屋を暖めるようにしてトータルの電気代を抑えるような事も考えていきたいと思っています。現在はインフルエンザも流行しているので、その辺を考えて繰り返しになりますが体に無理がかからない程度の工夫をしながら、電気代の節約は行なっていくだろうと思っています。

お米の影に隠れているものの実は数年前から倍以上値上げされているかも知れないコーヒーについて考える

ここ数年は夏が長い印象があるのですが、少なくともエアコンで冷房を使っている時にはホットコーヒーは飲む気になれません。代わりに飲んでいたのは、水出しでキーンと冷やした冷茶です。以前は麦茶を冷やしていたのですが、安い麦茶と濃い麦茶との違いを感じてしまったことから、何とか「抹茶入り」で味をごまかすことができる紙パックの水出し緑茶を好んで飲んでいました。ペットボトルのゴミも出ないので、これは来年も続けたいと思っています。

で、冷房を使わずそろそろ朝夕の寒さが身にこたえるようになってきたので、豆から挽いたコーヒーをドリップして熱々のホットコーヒーを飲み始めようかと思って、スーパーのコーヒー売り場に行ってきたのですが、ここのところのコーヒー価格の高騰を肌で感じる結果になってしまいました。

結構頻繁に買っていた徳用のコーヒーは、不味いというほどではなく何とか毎日飲めるくらいのクオリティがあって500gが500円強くらいの安さで楽しめていたのですが、昨年の今頃には量が400gに減って800円くらいまで値上がっていて、今回もそのつもりで買いに行ったのですが、今年は同じ量で1,300円くらいまで値上っていました(豆はアフリカ産)。

スーパーの徳用コーヒーは、最初に安いコーヒー豆ということで見付けた業務スーパーの豆よりも安かったので乗り換えた経緯があったのですが、改めて近くの業務スーパーに行ったら、現在の豆の量は360gに減っていましたが価格はぎりぎり千円を切っていたので、こちらで改めてコーヒー豆を買うことにしました。恐らくコーヒー豆全体が値上がりしていると思うので、こうした傾向は仕方のない事だとわかっているのですが、毎日飲むような生活をしていると、値上分の毎月の負担増になるということになってしまいます。これはお米でも同じように数年前の倍以上の値段になっているので、コーヒーがないと困るという方は大変だと思います。

現在の自宅での飲み物は温かい煎茶が中心で、煎茶自体はコーヒーと比べると値は安定しているので、今の生活で無理をするような事はありません。コーヒーも値上がったとは言え、一杯あたりの価格で言えば外で飲むよりずっと安く飲めますので、今後も気分転換したい時に飲みたいものですが、収入は変わらないのに値上がり率が高い日用品が複数あるというのは将来に対しての不安にもなります。どちらにしても支出の上限は決まってしまっているので、その範囲の中でやりくりするしかないでしょうね。今後は、何とか入手経路や購入の仕方を工夫してみるということも考えていきたいと思います。

スポーツ観戦の楽しさを十分に堪能した2025年のMLBワールドシリーズ

昨日で2025年の野球シーズンは終了しました。日米とも真剣勝負が見られるのは来年の春まで待たなくてはならなくなりました。野球に興味がない方にとっては、ようやく騒々しい状況が終わり、お気に入りのドラマが野球中継によって中止になるような事がなくなってホッとしている方もいるかも知れません。

そもそも、野球の試合というのはサッカーのように時間が決まっていて、何らかのアクシデントが起こった場合に試合終了までの時間が伸びることはあるものの、まあまあ予定していた時間には終わるのですが、今回のワールドシリーズは延長戦になった場合には決着が付くまで行なわれるので、試合開始から6時間経っても終わらないような事も起こります。

ただ、普通の試合でだらだら時間を掛けていることでファンが離れていった状況から、リーグ戦では延長タイブレークを採用したり(ポストシーズンは無し)、投手が打者に投げる場合の時間制限(ピッチクロック)を設けたり、あいまいなジャッジで不満が溜まり、野球自体を見なくなるような事を防ぐため、他のスポーツには現在は普通にあるチャレンジ制度を取り入れています。

来年は今年のペナントリーグ・ポストシーズンを通して色々言われていたストライク・ボールの判定を自動的に機械が行なうように変わるなど、アメリカのメジャースポーツの中では一番人気が無かったMLBが、徐々に変わりつつあることは確かではないでしょうか。もちろん試合内容が白熱することが一番大切で、だからこそ今回のワールドシリーズの内容は素晴らしかったし、これをきっかけに野球の試合を観戦するような人たちも増えるのではないかと思います。

今回のワールドシリーズは日本から入団した選手が活躍したこともあり、シーズン中からロサンゼルス・ドジャースへの関心は高かったですが、相手のトロント・ブルージェーズの試合運びは守備がうまくバンドをきっちりやり、打撃は粘り強いという日本の野球を知っている人には見ていて楽しいチームではなかったかと思います。さらに今回のシリーズはアメリカ対カナダの対抗となり、さらにチーム編成にお金を使えるドジャースに、生え抜きが多く、ドジャースと比べると補強のための資金が限られているブルージェイズという両チームの微妙な関係の中で盛り上がったということもあるかも知れません。

2025年のポストシーズンは、アメリカンリーグのシアトル・マリナーズ対デトロイト・タイガースの試合も延長15回まで行き、果たしてどちらが勝つのかはらはらしながら見ていたのですが、まさかワールドシリーズの舞台でその回数を超える延長18回の試合が行なわれるとは思いませんでした。

個人的に見ると、選手個々の力という点では比較的ドジャースに分がありましたが、チーム力という点ではブルージェイズに分があり、最終的にはドジャースが負けるのではないかと思いながら昨日の試合も見ていました。結果はドジャースが逆転勝ちしたわけですが、ちょっとした事で勝敗は変わっていた可能性もあり、日本人選手の活躍はともかく、試合後しんみりしているブルージェイズの選手達の様子に深く感じ入りました。

恐らく来年も日本ではドジャースの試合を中心にテレビ放送されると思うのですが、他のチームでも個性があり面白い試合をやるチームは多く、さらに来シーズンから新たに日本のプロ野球からMLBに挑戦する選手もいるので、さらに多くの人たちに注目されるようになるのではないでしょうか。それと同時に、やはり日本のプロ野球も盛り上がってほしいものです。そのためには、リーグのあり方、試合進行の方法、ポストシーズンの仕組みなど、良いところはMLBに学んで多くの人が楽しめるリーグになってくれればと思います。

最高のスポーツの試合が行なわれるにもそれなりの「ルール」が必要だと感じた一日

アメリカのプロ野球(MLB)のナンバー1を決める試合の事を「ワールドシリーズ」と呼びます。最近になってWBCという国別対抗戦が始まったことで、なぜ一つの国で行なわれるプロの試合に過ぎない試合に「ワールドシリーズ」と付くのかと疑問を持つ方もいたと思うのですが、昨日のロサンゼルスで行なわれたトロント・ブルージェイズ対ロサンゼルス・ドジャースの延長18回、六時間を超える試合を観てしまうと、もはや国別対抗戦であるWBCすら霞んでしまう感じがしました。

というのも、そもそもなぜ延長が18回まで続くのかということを考えてみると、最近の野球に関するルールがかなり変わっている中で、頑なに変えない一つの「ルール」が見えてきます。MLBのレギュラーシーズン(リーグ戦)では延長になるとタイブレークで「ノーアウトランナー二塁」から始まりますが、チャンピオンを決めるポストシーズンに入るとそのルールは撤廃され、決着が着くまでアドバンテージ無しで試合が続きます。結果、昨日のワールドシリーズのように延々と延長戦が続くような事も起こってきます。

WBCの場合はMLBのレギュラーシーズンと同じように延長は「ノーアウトランナー二塁」からのタイブレークがあり、ピッチャーの投球制限もあります。WBCの場合、各国のプロ野球の選手が選抜されてくるので、どうしても本国リーグ優先という形でルールが作られていて、その分いつ終わるかわからないような試合が続くパターンにはなりにくいですが、テレビ中継などの関係で長時間の試合は行ないたくないようなルール設定になっています。

日本の高校野球についても「ノーアウト一塁二塁」から延長をスタートする方式に変わって試合が行なわれるようになってからは、スリリングな接戦はあっても、過去の名試合のような延長十八回再試合とか、延長十九回、二十五回(最長の甲子園での延長戦)のような試合は見られなくなっています。高校野球の場合はまだ成長期の生徒を疲弊させるという批判もあり、スピーディに決着を付けることが多くの人の支持を得ていますが、日本でも試合登録人数が多いプロ野球の日本シリーズくらいは徹底的に延長戦を行なうようにしても面白いのではないかと思ったりもします。

そういえば、昔の日本シリーズは平日でもお昼からのプレーボールでした。これなら、昨日の6時間超のとんでもない試合であっても、夕方から夜には終わりますが、現在のように午後6時から始まるような場合だと終了時にはもう翌日の午前0時を過ぎてしまいます。あと、日本シリーズはタイブレークは無いと思いますが、最終戦を除けば(最終戦は決着が着くまで行なわれる)延長12回で打ち切り(引き分け)になっているので、戦略を色々考えるには面白いかも知れませんが、サスペンデット(一時中止)試合の規定も日本のプロ野球では無くなっているので、いつ終わるともわからない試合を見る楽しみというのはMLBのプレーオフ(ワールドシリーズを含む)のみになってしまいました。

考えてみると、ほとんどのスポーツは予定された時間通りに終了するため、その日の予定がスポーツ観戦(テレビ含む)で崩れることはないのですが、昨日はさすがに途中で試合を見るのを止めるわけにもいかず、一日テレビの前から離れられないということはありません。しかしだからこそ面白いですし、後々まで語られるような共通の記憶になるような試合が生まれるわけで、日本の人気プレーヤーがMLBを目指すのもわかるような気がします。

日本のプロ野球も面白いですが、限られた試合くらい一切の制限を外したルールで、テレビ中継の事など考えず(今の時代はサブチャンネルもネット配信もあるので見たい人はとことん見られるようになっています)、行なえるようにあって欲しいと昨日の試合を通して見てしまった事で思いました。

引っ越し時に大量の蔵書・映像ソフトを捨てたことにより身軽になった心境について

数年前に引っ越しを行ない、広い家から狭い集合住宅に移りました。別に計画的にということもなかったのですが、その時に荷物用のコンテナルームを借りて移そうとも考えていたかなりの量の本と音楽・映画などのソフト、撮りためたビデオテープ類などの殆どを産業廃棄物として処分しました。

引っ越し先に持ってきたのは、一部のCDと、パソコンで作ったデータおよび動画・写真などの入ったDVD・CDくらいですが、それもあまり見ることはありません。たまには、「もし今、前購入した本や映像ソフトなどがあれば」とも思っていたのですが、最近のニュースで作家の荒俣宏さんが数万冊の蔵書を廃棄物として処分せざるを得なかったという話を聞き、あれほどの著述家の方が集めた希少本さえもゴミとしてしか扱ってもらえない現実を見る中で、泣く泣く処分したものについての悔しさが和らぐような気がしました。

それこそ、まだインターネットのない世界においては、本・雑誌・音楽・映像のソフトを集めまくり、かなりの散財をしてきたように思えます。月の自由になるお金がほとんどそうしたソフトに化けるという感じでもあったのですが、それでも見たいものというのは見られないまま過ごしてきてしまったと感じることがあります。

膨大なコレクションは、誰かが系統建てて集める必要はあるかと思うのですが、その仕事は普通に生活している人にとっては無謀です。例えば、公的でも私的でも使命感を持って集めている方がいる場合、断舎利を考えているなら無償で提供するくらいの感じでゴミとならない方法があるのなら、そうして処分すれば良いでしょうが、残念ながら私の持っている趣味・嗜好のグッズはほとんどが必要のないものだという風に考えた方が良いのかも知れません。

ただ、そうは言っても自分の現在の状況を見ていくと、好きな音楽を聞き、好きな映画をとことん見るような事は、自分でお金を出して各種ソフトを購入していた時よりも充実しています。それは、インターネット接続とセットで、ネット配信で楽しめるサービスがあり、さらには本棚も必要なく自分で必要な本を手に入れることができる電子書籍が普及したおかげであると言えるでしょう。

昔は、自分の好きなアーティストのアルバムをLPで購入し、コンポからカセットテープに録音して繰り返し聴いていましたが、月に一枚のLPを買い録音用のカセットテープを買うだけで月3,000円くらい飛んで行ってしまいます。そんな中で映画を見に行ったり音楽・演劇などのライブに出掛けるということになると、お金はいくらあっても足りないということになってしまいます。

個人的には一期一会の出会いがあるライブには今後も出掛けたいと思っているのですが、先日のネットニュースを見ていたら、来年あたりにU-NEXTが音楽配信をするかも知れないという話もあったので、今後はネット経由の配信中心でいいのではと思っています。私の場合ですがU-NEXTとAmazonプライムの両会員になって支払う費用は、大体月2,500円くらいです。さらに、U-NEXTの場合、電子書籍の購入にも使える1ポイント1円で使えるポイントが毎月1,200ポイント出るので、雑誌は読み放題で月額料金以上はかからず、どうしても気になった新刊書を月1冊購入するくらいの感じでエンタメ系の欲求を満たすことができるというのは単に料金面だけのメリットではないものもあります。それが、「片付けを必要としない自分専用のライブラリがバーチャル空間で持てる」ということです。

現在、スマホ・タブレット・パソコンに加えて自宅の大画面テレビでも、さらに先日購入したビデオプロジェクターを使ってもオンデマンドのソフトライブラリにはいつでもアクセスできるので、今後新しく本棚を買う必要もなければ、DVDなども本当に配信される可能性のないものを除けば買う必要はなくなります。

実は先日、昔からずっと見たいと思っていたのですがなかなか見られなかった昔の映画をオンデマンドで見ることができました。これも、「ソフト購入」「再生用の機器購入」というような部分をすっとばして、今持っている視聴環境で使えるというのが良いと思っています。

ただ、これから家にあるその手のものを処分しようと考えておられる方は、ネットオークションなりフリマなどに出品してみて、買い手が付くようなら売ってその分を自分の懐に入れるように考えた方が良いと思います。私の場合はそういう事をする時間的余裕がなかったので、ほとんどのソフトはゴミ扱いになってしまいましたが、長いスパンで持ち物を減らせれば良いと考えている環境の方であれば、「ネットで全く売れないものはゴミ」という感じで考えつつ、小遣い稼ぎのつもりでフリマやオークションを楽しむのも良いと思います。

マイナンバーカードを健康保険にしていなくても医療費・薬の情報はスマホで見られる

昨日、歯の定期検診で歯医者に行ってきたのですが、そこで改めて定期的に飲んでいる薬はあるか? と聞かれました。こういう場合はお薬手帳を出したり、健康保険証とマイナンバーカードを一体化させれば良いのでしょうが、私は今のところ健康保険の資格確認書を窓口に出すようにしているので、こういう時に困ってしまうのですね。

ただ、その時にダメ元で電子証明書を導入していて指紋認証でログインできるようにしているアプリ・マイナポータルを開いて、そのメニューにある薬についてのリンクを開くと、健康保険証とマイナンバーカードとの連携をしていないにも関わらず、直近の薬の処方についての情報を見ることができたので、その内容を窓口で見せることで、お薬手帳を出さなくてもそれで良しとなりました。

ちなみに、直近の医療費についても見ることができるので、今後の確定申告にも役に立ちそうです。実のところ、マイナンバーカードと健康保険証の連携をしない事で、こうした事もできないと思い込んでいたので、知っている方からすると今さらと思われるかも知れませんが、これならしばらく資格確認書とスマホとの組み合わせでだいたいの事はできそうです。

個人的には、今後スマホの中に健境保険証の機能そのものを入れ、スマホを医療機関の専用端末にかざすことで手続きが完了するような事が普通にできるようになれば、改めて連携をし直そうとも考えていました。ただ、運転免許証と違ってマイナ保険証と資格確認書との「二枚持ち」ができない状況なので、スマホに健康保険証を入れた状態で日々の生活に問題が出ないようなら考えてみたいですが、今のところはマイナポータルで出てくる情報があれば大丈夫そうなのでこのままいこうと思います。

日々増えていく時代の証人とも言えるグッズ・商品をどう残していくのか?

先日、NHKの「所さん!事件ですよ」という番組で、現代の日本の文化財の保存についての問題点が取り上げられていました。番組では奈良県の山中にある村を訪ね、東大寺と関連のある廃寺となった由緒ある寺にあった仏像などの文化財を、地域の住民が保存している場所に専門家が出向き、今まで市町村レベルでも登録文化財となっていなかったものについてその由緒を調べ、改めてそれらの中に登録して守るべきものはないのかということを調査していました。

番組内で調べたものの中には、登録されていてもおかしくないような貴重な文化財となりえる仏像もあったようですが、中には安置されていた箱だけが残っていても中味の仏像が盗まれたのではないか? というようなケースもあったようです。こうした文化財に登録されないものの盗難については、保管している人たちもその内容について理解できていないことから、満足に盗難届も出せない(そもそも何が盗まれたかもわからない)という現実があるようです。

こうした事例が奈良県だけではなく他の都道府県でも起こっているそうなので、まさに日本の文化財の危機が起こっていると言えるでしょう。日本で生まれた文化財をどうやって守っていくか、それは海外から日本にやってくる人たちの興味を減らしてしまうことでもあります。また番組では、国宝となっている建物を修理するために、持っていた重要文化財を売りに出して修繕費を稼ぎ出さざるを得ない厳しい古刹の現状もレポートしていました。残念ながら自分にもそうした窮状を抱える人たち全てに金銭的援助をすることもできませんし、このまま貴重なお宝が日本から失くなってしまうのを傍観するしかないのでしょうか。

日本独自の文化というのは、国宝や重要文化財に指定される古い美術品だけではありません。現在、カセットテープが高値で取り引きされているような状況がありますが、少し昔の日本では当り前にあったものがもはやどこを探しても見付からないという社会の変わり方の早さによる製品のライフサイクルの短さがあだとなり、身の回りにあった色々なものが失なわれているということについても、考えなければならないことではないかと思います。

以前、千葉県佐倉市にある国立の歴史民俗博物館に行ったことがありましたが、その所蔵品についてはいわゆる「懐かしい」ものはあってもあまりにジャンルが広いものを集めるということになると、自ずと限界があるということを感じました。例えば、東京にある「絶滅メディア博物館」のように、フィルムカメラからデジタルカメラに移行する中でそのメディアを含めた歴史的な製品を展示したり、パソコンやスマホ(携帯電話)の歴史を収集するのも大変だと思います。

多くのものは必要なくなってゴミになりますが、そんな中にも有志の人たちがコレクションという形で色々なものを系統建てて集めているところに、現代風俗のコレクションは依存しているというのが正直なところでしょう。私のブログでも写真として残して公開しているところはあるものの、現物をずっと持っているわけにはいきません。

昨日は大阪万博が最終日を迎えましたが、こうした日本にとってその歴史(風俗・時代を映したグッズなどを含む)のアーカイブも古い文化財を保護するのと同じくらい必要なのではないかとしみじみ思います。個人的にはせめてそうしたものがあったことを残すための写真や動画のアーカイブを残していきたいとは思いますが、それを誰かが見たいとか活用したい場合のシステムをどうするのかとか、難しい点はあります。

昔でも、とあるジャンルの一大コレクターという方がお亡くなりになった際、そのコレクションの大事さを残ったご家族がなかなか理解できず、バラバラにして売ったり、ひどい場合にはゴミとして捨てられてしまうような事も普通にあったと言います。今後も同じような事が起こってしまうのは仕方のない事だと思いますが、ぜひこうした身近な風俗・歴史を伝えるようなコレクションについても、何らかの方法で残すための方法について、国が主導して考えていって欲しいものだと思いますが。

お特なアマゾンプライム料金セットプランも更新を忘れてしまうと台無しに

私は、電力会社のアマゾンプライムのセットプランを契約してプライム会員の料金を特殊な方法で払っています。アマゾンプライムの年会費を毎月分割して電気料の中に入れて納め、電力会社から年に一回、プライム会費分(今年は5,900円)分のアマゾンギフトカードが届く仕組みになっています。

実は私のアマゾンプライム会員の会費支払いが今月末で、その辺がどうなっているのか不安になったので改めて電力会社のホームページにログインして調べてみたところ、すでに今年の初めに年会費分のアマゾンギフトが届いていました。ただ、早々にアマゾンギフトをアカウントに連携してしまうと、何か買い物をする際にアマゾンギフトの方から先に支払われてしまうので、当時はそのまま塩漬けにして(アマゾンギフト自体の有効期限は8年以上あるので使えなくなることはない)、切り替え期日直前に有効にしようとしていたことをその時思い出しました。

こうしてアマゾンプライム会費を払うようにすると、月払でアマゾンに直接払うよりも安く済みますし、さらに電力会社から電気料金の支払いにも1ポイント1円で使えるポイントが付きます。まあ、電力会社自体を変えた方がトータルで安くなるのかも知れませんが、個人的にはこのやり方が気に入っています。ただ、アマゾンギフトでプライム会費を払うタイミングを遅らせてしまうと、送料無料のつもりが送料がかかってしまったり、見たいと思っていた映画が見られなくなるなど、問題も起こるかも知れません。

プライム会員切替のタイミングは自分しかわからないので、電力会社から連絡が来ることはありません。ですから、自分の頭の中に叩き込む必要があるわけですが、しかし現代はそんなことをしなくても、スマホの来年のスケジュールにアマゾンプライム切替日前に、電力会社からのメールに書いてあるリンクからアマゾンギフトを交換し自動切替ができるようにしておくことはできます。

今回は私の場合でしたが、同じようなプランを別のサービスにからめて契約されている方も、その必要を感じた場合には、自分でスムーズに一連の手続きができるように、きちんとその手順を忘れないようにしておくことが大切ですね。もっとも、アマゾンギフトは普通に買い物にも使えるので、プライム会費はとりあえず自分で払っておいて、後で買い物をする場合の支払いにも使えるので、どちらにしてもそれで損をするということはありません。ただ、何事もスムーズに進めたいものです。今回これを書くことで、来年の予定にアマゾンギフトの交換とプライム会員更新について記入したので、少なくとも来年同じ内容のものを書くことはないと思います。皆さんも毎年の支払い関連でやることについてのチェックをしながら、忘れないように気を付けましょう。