月別アーカイブ: 2024年5月

車中泊前乗りで行く鹿児島弾丸ツアー(5)鹿児島市の繁華街天文館で白熊をいただく

今回の旅では黒酢を体験し、知覧に行くところまでは決まっていたのですが、その後更に鹿児島市内の観光を行なうか、単に街ブラをするかということは、知覧を出るまではっきりと決めていませんでした。

その後の行動を決めた判断は、朝はかなり雲が出ていて過ごしやすい天気だったのが、空が晴れて一気に気温が上がってきたということでした。知覧でも外の施設を見ながら歩いてかなりの暑さを感じていたので、ここは鹿児島市内で観光するのなら、史跡を回る類のものではなく、アーケード商店街のある繁華街「天文館」をぶらぶらした方が、色々と体にはきつくないだろうと思ったのです。

そして天文館には鹿児島県発のスイーツであるかき氷の「白熊」があります。夏の旅行シーズンには本家の「むじゃき」にはかなりの観光客が訪れて、かき氷を食べるまでが大変になりますが、何せ行った時期は5月の平日で、しかもだいたい午後3時過ぎというお店の混雑のピークではない時間に天文館に入れそうだったので、お店に近そうな駐車場をピックアップして、そこにカーナビをセットして鹿児島市中心部に向かいました。

車を運転していて、鹿児島市は鹿児島中央駅周辺がまずかなり栄えていて、観覧車などもあるのですが、そこから少し離れた天文館にも多くのお店があり、日帰りではとても回り切れない大きなエリアがあるという風に感じていました。さらに、市内は路線バスだけでなく市電も走っているので、軌道の中に停まらないように気を付けながら目的地の駐車場に向かいます。それでも白熊のお店「むじゃき」から徒歩5分くらいの駐車場に一発で入れたのはラッキーでした。ちなみに、周辺の駐車場の料金は30分100円で、800円に達したらそれ以上かからないような感じでしたので、私の住む静岡市内と比べると安いと思います。ちなみに、今回はかき氷を食べてブラブラしたくらいなので、天文館には1時間ちょっと滞在して、駐車料金は300円で済みました。

そして、ようやく本家「むじゃき」に到着しました。白熊の剥製? のようなオブジェが置いてあり、お店の前には行列をするためにレーンが作られていました。その時並んでいたのは一組だけで、少し待ってすぐ入店できました。その際言われたのは、店内で食事をするか否か? ということです。

お店の人の話によると、一階は喫茶でかき氷だけの提供ができますが、食事もしたいということになると、二階のレストランで食事とかき氷という組み合わせが可能ということで、その意志を告げることでどちらに案内されるか決まるということになっているそうです。さすがに食事は必要ないので私たちは一階の喫茶の方でかき氷だけを食べることにしました。

で、頼んだのがスタンダードの白熊ですが、レギュラーだと1~2人前、ミニサイズだと1人前ということで、大きさの差はこのくらいあります。一度、地元のデパートの九州物産展で「むじゃき」さんが出店してくれ、このかき氷を食べたことはあったのですが、やはり現地まで来て食べるかき氷は本当にふわふわして美味しかったです。結構男の人(大人)が一人で食べに来ていて、黙々と白熊を食べている姿を見て、改めて白熊が鹿児島に根付いていることを感じました。

その後、アーケードを少々歩き、鹿児島物産を扱っているお店を見付け、パンに塗る「安納芋バター」を購入しました。パンは日々食べますが、なかなかこれは地元では売っていなくて、空港でも朝見付けることができなかったので(見落としていただけかも知れませんが)、そこで買えたのは街ぶらをしたおかげでした。

こうしたぶらぶら歩きをすることで、時間の調整ができ、帰りはあえて高速を使わずに下道で空港方面に向かいました。その際、訪れようかどうしようか迷っていた島津家別邸の仙厳園の前を通りましたが、そこから見た桜島の雄大さはこの旅一番でした。残念ながら写真は撮れませんでしたが、次回は鹿児島市内中心に観光をしながら、離島などを回るのも楽しいかも知れないので、色々と考えることはあります。

ちなみに、レンタカーのガソリン代ですが、約180kmくらい走って、平均燃費は20km/Lくらいで、レンタカー屋さんからもらったガソリンスタンドのクーポン券と、たまたま私がいつも使っているガソリンスタンドが出光で、レンタカーとの連携スタンドも出光だったので、アプリからの割引もあり、ガソリン代は二千円弱で回ることができました。車も損傷なくそのまま返すだけでOKで、改めて空港まで送迎してもらいます。いよいよ鹿児島とのお別れも近づいてきます。(5)おわり。


車中泊前乗りで行く鹿児島弾丸ツアー(4)思想はどうあれ一度は見ておきたい知覧

今回、同行者の母親からの要望で、知覧特攻平和会館に行きたいというのがあったので、その意見を尊重して知覧へと車を走らせました。来た道を戻り、鹿児島市を超えて知覧方面へと向かったのですが、有料道路を通ったせいかも知れませんが、途中コンビニすら見掛けることができなかったので、車の中でただただ水分が欲しいと思いながら運転していました。知覧はお茶の産地ということですが、お茶屋さんはあったものの、今回同じ茶処の静岡から出掛けていることもあり、あえてお茶をお土産にしなくても良く、鹿児島県産のお茶は静岡でも良く出ているので、とにかく一気に目的地の知覧特攻平和会館まで向かいました。

過去の戦争について展示のある施設ということですと、国内では沖縄に長崎と広島にはすでに行っています。また、かなり昔に仕事関連の招待でハワイに行った時には、自由時間あり過ぎの安いツアーだったことから、オアフ島をバス移動しながら戦艦ミズーリの記念館には行きました。知覧の施設に入ってわかったのですが、知覧と戦艦ミズーリの記念館はお互いに交流があるようで、加害者も被害者もなく、戦争の痛ましさ・虚しさというものを伝える施設としてどちらもあることは間違いないでしょう。今回実際に行ってみて、このような交流のあることを知り、改めて国内の事情にとらわれず、広く国際的に戦争に対しての意見を出していくことの大切さというものを感じることができました。

展示の内容は主に知覧飛行場から出撃した特攻隊員の写真と手紙(遺書が多い)です。じっくり見ていると時間がかかりますが、視聴覚室で定時に流しているビデオを見るなどして、その様子を感じたりすることもできるので、基本的には志願して特攻に行かざるを得なかった当時の状況を考える時間を持つことは必要ではないかと改めて思うところです。

朝は曇っていたのですが、このくらいになるとかなり晴れてきて、気温も30℃に届くくらいまで暑くなってきました。平和会館から出て外の方を色々と見ながら歩くのも大変になってきたので、近くにある武家屋敷散策は止めて、もうしばらく平和会館周辺を歩きながら観光することにしました。

旅というものは基本楽しいものではあるのですが、日本国内で象徴的な場所を訪れることは無駄にはならないと思います。時間の都合もあるのでそうそう長居はできませんでしたが、それでもしっかりと平和会館の展示を受け取めた上で、次の目的地に向かって出発することにしました。(4)おわり。


車中泊前乗りで行く鹿児島弾丸ツアー(3)体に良い?黒酢レストランで昼食を

今回の旅では二名での観光だということと、後部座席には荷物しか載せないということで、一番安い軽自動車を借りることにしました。なお、カーナビ・ETCは付いていますが、高速道路を走る場合には自分のETCカードを別に用意するのがセオリーです。

今回、軽自動車にしたというのは、高速代も普通車より軽自動車の方が安く使えるというセコい考え方もありました。ただ、今回は利用したレンタカー会社に車がありませんでしたが、軽ワゴン車が借りられたら、一泊二日借りて宿を車の中にして宿代を浮かすというパターンも可能なので、予定はないものの漠然と色々回りたいと思っている方は、普通車ではなく、後ろにマットを敷いて寝られる環境を作ることができる軽ワゴンを指定して借りるというのは意外に良いかも知れません。マットと夏用寝袋に、外からの視線が気になるなら、このブログで以前紹介したテンマクデザインのモノポールインナーテントを組み合わせれば、借り物の車の中でも外から覗かれても大丈夫な環境で車中泊可能です。

で、車でまずどこへ向かったかと言うと、空港から車で40分ぐらいで到着する霧島市福山町の「黒酢の郷レストラン桷志田」というところでした。事前に調べましたら、かなり古くからやっているところでも同じような黒酢料理を出してくれるレストランはあったのですが、お土産のバリエーションが多いということと、たまたま行く直前にテレビで紹介されているのを見た「黒酢ドレッシング」がおいしそうだったからという安直な理由でした。到着したら、熟成用の壺が並んだ景色に圧倒されました。

この旅で一番心配したのは、黒酢製品というのはガラス瓶に入っている場合がほとんどなので、多くお土産を買った場合、帰りの飛行機で手荷物として持ち込むことになるものの、たまたま今回乗ったスカイマークの飛行機は天候が安定しないという理由からかなり揺れまして、これで本当に中味を割らずに持って帰れるのかということでした。ただ、色々とお土産を物色しているうちに結構な量になってしまい、合計額が1万円を超えてしまったのですが、このお店では1万円を超えた場合にはゆうパックで送る送料をサービスしてくれるということだったので、それならと自宅に購入した黒酢製品を全て送ることにしました。もし、規定額に足りなかった場合には、別のお土産を一緒にして、空港内に入っている宅配業者(空港ではヤマト運輸)に預けてしまっても良いでしょう。特にLCCを使う場合には、当日預け荷物の送料が3千円近くかかってしまうので、お土産を買う場合には最初から宅配便で自宅送りにして身軽に観光するのがベストだと思います。

お土産を選んでいる間にレストランの開店時間になったので、それを待って二階のレストランに上がっていったら、すでに先客がいました。お店のシステムで、人数を入力して番号で呼ばれるための番号札を取る仕組みになっているので、人が多い時期であれば開店前であっても先にレストランの方に上がって番号札を取る方が良い事を後で知りました。ただ、事前調査で、とにかく黒酢を使って作った酢豚が食べたいと思っていたので、メニューも見ずにすぐ注文し、早めに昼食をいただくことができました。酢豚を選べるランチコースは写真の内容で2,200円で、食後のデザートと飲み物までついています。

食事はゆっくり桜島を遠くに見ながら黒酢を熟成する壺の並んだ壮観な景色を見ながら食べていたこともあり1時間くらい時間を取りましたが、その頃には平日の昼間で団体客がいないにも関わらず、かなりお店の中は混んでしまっていました。主に健康に気をつかう私より年の多めの人が多かった感じはありましたが、旅先で健康的な食事をいただけるというのは有難いことでした。今回は日帰りの弾丸ツアーということでそこまで時間はないので、名残惜しさを感じつつお店を後にし、次の目的地に向かいます。(3)おわり


車中泊前乗りで行く鹿児島弾丸ツアー(2)鹿児島空港内を少しブラブラする

今回往復の鹿児島の旅に利用した飛行機はスカイマークでした。大手とLCCの中間という位置付けで、荷物を預ける場合20kgまで無料、座席もそれなりに広く、さらに機内サービスとして「温かいお茶」「コーヒー」「冷たいアップルジュース」がサービスされ、ちょっと得した気分になります。中部国際空港から鹿児島空港までは1時間半なので、そういったサービスを受けている間にもう到着という感じでした。初めて降り立った鹿児島空港は、九州で2番目の大きさということで、色々なものが揃っています。到着したのが午前8時過ぎだったので、レストランはまだ開いていないところもありましたが、おみやげコーナーは軒並み開いていたので、レンタカーを借りる時間まで、空港内を散策することにしました。

まず、訪れたのは航空関連の展示をしている「SORA STAGE(航空展示室)」でした。古い飛行機の客室周りやタイヤ、エンジンなど飛行機に関するものが展示されていて、外の展望デッキに出るところには、エンジンの丸い枠があって、そこを通って外に出られるようになっていました。色々な資料を見て、飛行機に関する興味が湧いてくる人も多いでしょう。

展望デッキにはよくある大きな双眼鏡があるのですが、ここでは利用するための料金は当分の間無料になっているそうです。ただし、見たい人が多い時期には2分くらいで交代してくださいという表記がありました。無料だからずっと一人じめしたいという心情もわからないわけではありませんが、お互い譲り合いの心で、今の無料開放が今後も続くように利用者側からも良いマナーで使いたいものです。

展望デッキと同じ階にあるレストランは朝早い時間は全滅でしたが、2階の一部のレストランと、お土産店はすでに開いています。今回、車で出た後に11時くらいからランチを予定していたので、空港のレストランは使わず、売店で売られている鹿児島名物「さつま揚げ」をテイクアウトしていただくことにしました。時間が早いので作り置きのものを食べましたが、それでも美味しくて、お土産用というよりも家に持って帰ってじっくり食べようという気にさせてくれました。

空港のお土産品は本当に豊富で、その後色々と観光はしましたが、観光しながらお土産を買うよりも、先に品定めだけしておいて、帰りに売店で一気に買うのを基本にして、下見した空港で見なかったものや、魅力的だと思ったものを現地で買うようにした方が良いのではないか? と思うほど充実した品揃えでした。今回はあらかじめ行くところを決めていたこともあり、一部を除いてはほとんど空港でお土産をゲットしましたが、それには最初の段階でじっくり売店の品揃えを見たということも大きかったと思います。

一通り売店まで見終わったところでレンタカー店に連絡をし、空港まで迎えに来てもらいました。いよいよレンタカーで回る鹿児島観光スタートになります。(2)おわり。


車中泊前乗りで行く鹿児島弾丸ツアー(1)空港までのアクセスについて

ついに計画していた旅に出発することになりました。たまたま第三の航空会社であるスカイマークのセールを利用して安く鹿児島まで行けることがわかったので、まずは二人分の航空券を確保しました。

ルートは成田でも羽田でもなく中部国際空港(セントレア)~鹿児島空港です。片道およそ5千円で料金設定されていたので、予算的にはかなり最初から余裕がありました。今回は同行者の都合で一日しか休みが取れないということで、最初から朝一番の便で出発し、最終便で帰るというものでしたが、セントレア発鹿児島行きの始発は午前7時出発なので、公共交通機関では間に合いません。そこで、今回は静岡の自宅から車を使ってセントレアの駐車場に停め、帰りも車というスケジュールを立てました。その場合、自宅でぎりぎりまで寝て出発というパターンもあるのですが、当日何が起こるかわからないということもあります。そんなわけで、前日の夜に出発し、セントレアの駐車場に日付が変わるぐらいの時間で着くようなスケジュールで出発し、駐車場内で仮眠(車中泊)をすることにしました。

今回出発したのは平日であるため、まさか駐車場が満車になることはないと思ってはいたものの、セントレアの駐車場は千円の予約金を払うと事前予約ができるので、航空券が取れた時点で駐車場を押さえました。車のナンバープレートを登録すると自動的に入口のカメラがその番号を捉え、予約の内容と照合して出発ロビーから近い予約専用の駐車スペースへの入庫ができるようになります。

ちなみに、到着までの時間予測はスマホのカーナビアプリを使って行ないました。静岡から中部国際空港へ行く場合、静岡県内および愛知県の蒲郡手前まではバイパスに乗って行けるので、時間調整をしながら向かう場合には必ずしも高速道路を使わなくてもそこまでストレスはかかりません。

今回は自宅を夜の8時半くらいに出て、駐車場に入ったのはちょうど日付が変わったくらいの時間でした。約3時間半ですが、一般道の場合、道の駅の売店は営業を終了していますし、空いているのは大手コンビニくらいのものでした。ファミリーレストランの類は今回通った道沿いにはほとんどなく、蒲郡を過ぎてから発見したデニーズも、営業しているのか確かめようとした途端に看板の電気が消えてしまったりと、以前のように24時間営業が当り前というような時代ではなくなっているので、まだコンビニが開いているのが救いだと考えるしかないかなと思ったりしました。

ちなみに、私と同じようにセントレアの駐車場で車中泊をしているような人は予約スペースに駐車している周りの車ではないようでした。こちらも車中泊といっても二名分足を伸ばしてゆったり寝るというようなスペースは作れないので、持参した羽毛布団を掛けて、シートを倒して仮眠するというくらいの今回は車中泊でした。なお、羽毛布団を車内に持ち込む際、よくスーパーのカゴのサイズにピッタリ合う買い物袋があると思うのですが、この袋は紐を締めることできっちりと絞るように閉じられるので、羽毛布団を入れて閉めるようにすると、まるで専用の袋に入れたようで、結構持ち歩きし易いことを発見しました。私の持って行ったものは、内がアルミになっていて、普通に使う場合には氷を一緒に入れれば、多少は冷たさをキープできるようになっているので、今回は買い物袋以外の使い方でしたが、車中泊の旅用としては車内にキープしておくと色々便利に使えそうではあります。

今回の旅の出発は5月半ばでしたが、車内で寝る場合、ちょっと閉め切っているので暑さを感じていました。これだと夏に同じ方法で出るのは難しいかも知れません。きちんと睡眠を取るためには本来は家で事前に寝た状態で夜中に走る方が良いのかも知れませんが、今回の旅はまず行きの飛行機に乗れないと全ての計画がおかしくなってしまうので、今回のスケジュールに不満はありません。というわけで、無事に保安検査をくぐり抜け、さらにLCCと違って20kgまでの手荷物の預け料金は無料というスカイマークのメリットを享受し、ほぼ空でお土産用にと持ってきたスーツケースを預けて、いよいよ鹿児島に向けて出発することになりました。

(1)おわり。


oppo Reno7 AとReno9 Aとの決定的な差がOS14へのアップデートで明らかに

IIJmioで現在もキャンペーンをやっているスマートフォン端末を安く売る中で、個人的に興味があったのはそれまで使っていたoppo Reno5 Aの後継機であるReno7とReno9が安く出ていたことです。
これら2機種のスペックはほぼ変わりませんが、本体の材質やメモリなどわずかな違いがあるだけの中で、どちらに機種変更するかというのが結構悩みどころでした。申込みをした当時は、Reno7 Aが確か7,980円で、Reno9 Aが9,980円とそれほど価格は変わりませんでした。ただReno9 Aの方はサイトを見た時には品切中で入荷未定になっていました。

そこですぐReno7 Aの方に行く気にはなりませんでした。というのも、Reno5 Aを持っている身としては、OSアップデートの期待があるReno9 Aが安く買えるなら乗り換えても良いかなと考えていたので、しばらくサイトの方を見ていたらReno9 Aの在庫が復活したので、それを待って購入した経緯があります。

一部ニュースではすでに報道されていますが、Reno9 AをAndroid14へアップデートするバージョンアップが私のReno9 Aに来ていました。IIJmioで購入したものはSIMフリーモデルだと思うので、当時購入した人にも同じようにアップデートが来ていると思います。

今回のアップデートで私が注目したい点は、バッテリー回りの設定に変更があったことです。スマホを長く使い続けるために必要な点というのは、いかにバッテリーの消耗を抑えて運用するかという事なのですが、今回のアップデートには「80%で充電を停止」という項目が新たに追加されています。これをONにしておくと、まずは過充電で内蔵電池が膨らむような事を心配しなくても良くなります。過去に充電ケーブルを繋いだままずっと外さないで置いていたスマホの電池が膨らみ、そのままでは使えなくなるような事を経験していますので、このような心配をしなくて済むということだけでも良いと思います。

そして、あえて満充電にしないで80%の容量をキープすることによって電池の劣化を防ぐということは、手持ちのポータブル電源でも実践しているほど、充電用の機器を長く使い続けるためにはできれば行ないたいところです。ただ、目視で80%になったところで充電を止め、そこで電源を切るように毎回行なうのはかなり厳しいものがあります。こうして、OSの設定でこのような機能が増えたことで、Reno7 Aとの差はかなり開いたのではないかと思うことになりました。

今までは果たしてReno9 AでOSアップデートされるのかわからない状況でしたが、今回無事にアップデートが降りてきまして、これでしばらくは安心してReno9 Aを使い続けることができそうです。今後順次アップデートが降りて来るとは思いますが、中古でこれから購入したいと思っている方は、SIMフリーモデルの方から探してみるのが良いと思います。


企業への正当なクレームは文章の形で送るようにするのが良いのでは?

勤め先では全員首からぶら下げる名札を付けるのですが、最近になってその名札の表記が変わりました。私と同じように変わった人も全国でいると思いますが、ご存じない方のために、変わった形およびなぜ変わったかということについて少々説明させていただきたいと思います。

今までは、名札には漢字表記のフルネームが書かれていて、さらに数年ごとに更新する顔写真が名札には付いています。職員でなければ入れない場所に入るということで、自分の身分を証明するためにはこうしたものも必要なのではないかと思っていたのですが、そうしたメリットを手放すような形での変更がありました。

まず、顔写真は廃止し、名前の表記も名字だけで、しかも「ひらがな」で大きく書かれるだけになりました。何か保育園の名札のような感じがしますが、このように変わったのには大きな理由があるということがだんだんわかってきました。

私自身は内勤なので外に出ることもなく、外から来たお客さんと接することもほとんどないのですが、社内には外から来た人と接触して直接話す人もいるので、名札の変更はこうした人を守るために変えられたものだと思われます。

というのも、外回りや窓口で顧客と接触する中で、言われなきクレームを受けることが社会の中でも増えてくる中で、例えばクレームを言う相手が動画を撮りながらその理不尽さ(?)を訴える中で、本人の顔だけでなく名札に書いてある氏名を映したり、Xなどでその名前そのものを出して発言したものが拡散されてしまった場合、単なる企業へのバッシングだけでなく、個人へのハラスメントへと発展しかねない恐ろしさが出てきます。それで、顔写真も氏名の掲載も止めて、ひらがなで名字のみを表記するという形になったようです。

これは、役所でも先にそうした表記にしてカスタマーハラスメント対策にしているところは多いようで、具体的に何かあったというよりも私の勤務先でもそうした流れに合わせて変えたのだと思います。私自身は今のところ基本的には顧客と会って話すような事はないので良いのですが、不意に撮影され、その姿をSNSに晒されても、名字だけならまだ個人特定されにくいことはあると思いますし、逆に晒した方の方が炎上する可能性もあります。どちらにしてもネットへ晒すことで自分の意志を示したいという事を避けるとともに、もし自分が企業にクレームを入れる場合でも、カスタマーハラスメントと取られないような抗議の仕方について考えることも必要だと思います。

以前からこのブログでも書かせていただいていますが、企業のお客様対応の電話番号が0570から始まる携帯の無料通話の対象外になる「ナビダイヤル」について何とかならないかと書いてきました。ただ、これからの流れを見ると、企業が心配する以上に悪質なカスタマーハラスメントを行なう人の数は増えているのではないかと思います。そうした対応を少しでも少なくするためには、実は直接会って文句を言ったり、電話でまくしたてることを避ける方向に持っていくというを考えるべきでは? と思うのです。

言葉で伝えようとしても、感情的なやり取りに終始してしまうと、こちらがハラスメントをする側と捉えられてしまう可能性があります。そこで、利用したいのが多くの企業が用意していると思われる「メールフォーム」の利用です。もし企業にクレームを出したい案件があった場合、まずは冷静にその概要について書き出してみましょう。もしかしたら自分の考えが甘い部分があるかも知れないので、それを防ぐため、書いてすぐに送信するのではなく、一晩は送信を待って、改めて自分の書いたものを読み直してみて、それでも書いた当初の想いが変わらなかった場合、改めて書き直して送信されるのが良いと思います。

文書でのやり取りの場合、いわゆる「言った言わない」のトラブルは発生しませんし、相手の意見を聞く余裕も出てきます。私自身、企業を困らせるために文句を言おうとは思っていませんので、困るのがこちらが最初からクレーマーと認識されて対応されるところでもあるので、特に自分が当事者になってしまうことは避けたいと思います。

どんな職種でも接客のお仕事をされている方は、今の時代は本当に大変だと思います。面と向かって反論もできない状況というのもあるかとは思いますが、最初に紹介したように企業の方でも理不尽なカスタマーハラスメントについては今後断固とした対応をしていく傾向にはあると思いますので、できるだけ冷静に対応することを心掛けましょう。


旅立つ前にやっておきたいスマホアプリ・パソコンソフトのアップデート

旅行のための準備には色々ありますが、その中で忘れがちになるのはいつも使っているスマホやパソコンを旅行に持って行ってもうまく使えないことを防ぐための準備ではないでしょうか。

私は、スマホやパソコンに、自宅にあるTVチューナーとインターネット経由でアクセスし、自宅で受信しているテレビ放送を外出時に見られるようにアプリを入れているのですが、先日その機能を使おうとして使えなくなる事態が発生してしまいました。

というのも、外からのテレビ視聴というのは、定期的にスマホやパソコンを使って実際にテレビを見ていないと、一定期間を過ぎると再設定をしなければアクセス不能になってしまうのです(あくまで、一時的に家を留守にする場合に使うものという考えに基づいてアプリ・ソフトが作られているのです)。

今回はその他にも、楽天モバイルの特徴の一つであるアプリを使っての通話・SMSを利用できるようにする「Rakuten Link」のアップデートがつい最近ありました。古いものを使っていると何かトラブルに遭った場合、すぐに通話をしたくても新たなバージョンを探してインストールしないと通話自体ができなくなってしまうかも知れません。私の場合、スマホのアプリだけでなくデスクトップ版をモバイルパソコンにもインストールしていて、特にSMSを送信するのに便利に使っているので、旅立つ前に新しいバージョンに更新しました。

パソコンの場合には、他にもOSの大きなアップデートがあるかどうかの確認を行ない、旅先で大きなファイルをダウンロードしに行かないように、きちんと最新の状況にしてから出発することと、それ以降に急にアップデートが来ても大丈夫なように、出掛ける前にアップデートを自動でダウンロードしないような設定に変えることは必要ではないかと思っています。

ただ、スマホでは特に色々なアプリが入っているので、いつどんなトラブルが起こるかというのは完全には把握できていないというのが正直なところです。それでも、全くハードが使えないことがないように、複数台のスマホにパソコンを合わせて持っていくというのも一つの知恵かなとも思ったりします。そんな中で起きたトラブルは、次回のお出掛けの際に同じ事を起こさないための糧になってくれると思います。


富士山の登山が事前予約制になるのは世の中の流れだと思えるか思えないか

先週行なわれた「静岡ホビーショー」は、一般入場可能な日程に訪れるためには、事前予約の手続きが必要でした。これは混雑緩和のための方法ですが、今年はかなり早いうちに定員を超えるくらいの申し込みがあり、当日いきなり行っても入場することはできませんでした。過去には、とにかく自宅から会場までが近いので、自転車で会場に気ままに行って入ることもできたのですが、もはやイベントが広く知れ渡ることにより、国内だけでなく海外から訪れる人もいるので、行きたい場合にはやはり事前予約をしてQRコードを入手する必要があるくらいに変わってしまったということになります。

同様のことが、富士登山についても起こってきていて、先日のニュースでは山梨県の富士吉田口から頂上を名指す場合、一日4,000人までは事前予約で入山料などをスマホによる決済(クレジットカード・QR決済)で行なうことでゲートを通ることのできるリストバンドを受け取ることができるようになるそうです。

こうした「事前予約」のシステムだと、急に思い付いたり、急に思いがけない休みができた場合に、もしその日の事前予約が定員に達していたら、富士山に登りたいと思ってもできないということになってしまいます。ただ、登山というのは常にトレーニングをしている人ならまだしも、普通の人が登るためにはそれ相応の準備期間が必要になるわけで、そうした準備の一環としての事前予約をするというのはそこまで悪い手ではないような気がします。

まだ、静岡県側の登山口ではどのような形にするかはまだはっきりしないので、弾丸登山を目指す人は静岡側から入るケースも今年は増えるのかなと思いますが、これ以上人が押し寄せて渋滞になるとその魅力も半減してしまうと思うので、個人的には事前予約である程度入山者をコントロールできるようになれば良いのではと思います。

富士登山に限らず、旅行をスムーズに楽しむためにはネットを使ってスマホを媒介した事前予約をすることが大切になってくるというのはもはや時の流れです。ただ、スマホを持っていない人が富士登山をしたい場合には、山小屋を予約すれば五合目のゲートを通れるようですし、必ずしもスマホが必須ではないというところもあります。山小屋に泊まらないで、半袖半ズボン、サンダル履きで突発的に山頂を目指すような人を、山の事故を防ぐという観点で通さないようにすることも大事なので、ネットを通じての事前予約をすることによって、スマホに表示された重要事項を守れないなら通さないというような事もできると思います。

かく言う私も、もうすぐ旅行に行くようにしているのですが、当日の行動を考える上でどうしても使えないと困るものについては事前予約しました。具体的には飛行機に確実に乗るために空港近くの駐車場を予約したり、現地に着いてからのレンタカーの確保は当日だともし自分の希望する車種が取れないとその分手間がかかるので、そこだけはきっちりと予約しました。反面、施設への入場予約というようなものについては、予定は変わる可能性があるので、そこまでは行なっていません。皆さんもうまくバランスを取りながら、必要な予約はきっちりと事前にしておくことをおすすめします。


モバイル通信の救世主と思われる通信衛星の状況が気になる「太陽フレア」

2024年のお正月に起こった能登半島での大きな地震で、都市部であればほどなく復旧可能なライフラインがなかなか復旧していない状態になっています。これを書いている2024年5月でも水道が使えない場所もあるというのは、人も物もなかなか入れない時期が関係しているのか? と思ったりもします。

モバイル通信についても例外でなく、携帯電話の基地局が停電によって予備電源が切れて使えなくなった後は、現地でスマホによるインターネットが使えなくなった事により、自分で電気や水など生活に必要な物を用意していたとしても、罹災した場所によってはラジオは聞けてもこちらから発信することができなくなるというのは、過去の大きな地震では考えられなかったので、その問題を解決する「衛星インターネット」の導入および普及は必要だし、これがあれば最悪何とかなると思っていたのですが、ここにきてまさかの衛星インターネットに対しての不安要因が出てきました。

それが太陽の活動が活発になることによって起こる太陽フレア(太陽表面の爆発現象)です。ニュースでは普段では見ることのできないオーロラがロンドンや北海道でも見えたというような形でニュースになっていますが、活発化した活動によって磁気嵐が起こり、様々な影響が出ることが懸念されています。

特に思ったのは、今後さらに多くの衛星が打ち上げられることで、スマホと直接通信をするタイプの通信衛星とのやり取りで、地上の様々な災害とは関係なく通信ができると期待されている通信衛星は万能ではないということです。

これから懸念されることと言えば、通信衛星が使えなくなることで、インターネットがつながりにくくなったり、使えなくなる衛星が増えることでGPSの精度が落ちるのではないかという話も出てきています。今回のニュースを読んでいたら、2022年2月に、アメリカのスペースXが高速インターネット接続サービス、「スターリンク」に使う衛星49基を打ち上げたものの、約8割の40基が失われたと発表したという話があることがわかりました。

今回の太陽フレアによる磁気嵐では、そこまで大きな影響はないとは言われていますが、もう少ししたらカーナビに全面的に依存する車旅に出掛けるので、影響でうまく目的地に着けないような事になったらとちょっと心配なります。
ただ、そう考えると今後は全てを通信衛星からのインターネットに依存することは危険だということですね。それは個人のレベルでも言えることです。モバイルインターネットにおいても各キャリアのトラブルに備え、複数の回線を使うということもあるのですが、全ての通信を無線だけにしないで有線(光回線)も組み込むこともやはり大切だなあと思います。

もっとも、まだ通信衛星と直接スマホをやり取りするには時間がかかるとともに、いざという時のSMSなどに限定されるかも知れないので、そこまで心配することもないのかも知れませんが、新しい技術が出ることで従来の技術をないがしろにしないで、バランス良く使うということが大事なのではないかということを、今回の太陽フレアに関するニュースを読んで感じました。