月別アーカイブ: 2022年11月

テレビの地域格差は現在も存在しているのに一向に変わらないという理不尽

現在開催されているFIFAワールドカップは、カタールのドーハで行なわれていますが、サッカーの日本代表チームにとっては、このドーハの地というのはあまり思い出したくもなかったでしょう。1993年に、翌年行なわれたアメリカでのFIFAワールドカップの出場権をかけた最終予選で勝てば進出のところロスタイムでイラクに痛恨の失点をして大会出場を逃した「ドーハの悲劇」の舞台であるからです。

これを書いている時点ではドーハの悲劇から29年も経ちます(2022年)。およそ30年経てば相当状況は変わっていると思えます。しかし、日本国内で全国の多くの人たちが見たいと思う日本チームの出場する試合を地上波テレビで見られないという状況はこの期に及んでも変わっていないというのは驚きです。

ちなみに、ドーハの悲劇の時には、地上波の放映権はテレビ東京が持ったことにより、当時は十分に「サッカー王国」だった静岡県をはじめ、テレビ東京系のネットがされていない地域では、当時はまだ一般的ではなかったNHKBSを契約して見るしかありませんでした。恐らく、当時も見たいのに見られない多くのサッカーファンがいたと思いますし、地域によって明らかな格差があるテレビ放送の理不尽さについては、このブログでもさんざん書いてきました。ちなみに、静岡県ではいまだテレビ東京の番組をネットしている放送局がないため、リアルタイムでは一部の時間(TVerのゴールデンタイム配信)を除いて見ることはできずにいます。

実は2022年になっても、地域に民放が揃っていない場所においては、11月27日の日本対コスタリカ戦を地上波テレビで見ることができなかったそうです。それでも、ドーハの悲劇から30年経つ中で、今回のFIFAワールドカップはネットテレビのAbemaTVで全試合中継があるので、自宅にインターネットが引いてある家庭であれば、パソコンでも先日紹介したテレビに繋ぐAmazon fire tv stickのようなハードと組み合わせれば、大画面のテレビで試合を見ることはできたわけですが、そうしたスキルがない人たちや、スマホを使っていても月末にかけて高速データ通信の残量がわずかになってしまった人たちは、見たくても見られない状況が生じていたということになります。

現在は新たな設備投資も見送られる中で、現在首都圏と同じ地上波テレビを見られない地域において、すぐに同じ地上波テレビで同じように全ての番組を見られるようになる事は難しいでしょう。ドーハの悲劇から30年経とうとしているのにです。

同じ日本に住んでいて、住んでいる場所の違いで、郵便や新聞など人の手を使って届けられるものが遅れたりするのは仕方のない面があるものの、日本全国をカバーすべきテレビの情報を今までずっと遮断し続ける理由は何でしょうか。インターネットでの24時間同時配信を行ない、インターネットを引いていない家庭については、テレビ放送専用のネット回線をセットし、テレビに接続すれば済む話ではないでしょうか。地域色が濃い場所であれば、ずっと東京の放送の同時配信された番組を見ているわけではなく、地域に根ざした地元の放送からの情報も頼りになりますし、ネット配信によって地方局が見られなくなるというのは(24時間同時配信に反対する方々のご意見の一つ)、本当にそんなことになるのかと思います。

現在は、有線のインターネットが引けない場所でも、携帯電話の電波を使ったホームルーターがあり、基本的に携帯電話がつながる場所であれば、地上波テレビの同時配信を見ることは技術的には問題がないと思います。こうした事はテレビでは全国ニュースとして出てくることはほとんどありませんが、それでは国内における情報格差は今後もずっと残るままになってしまいます。

現状ではいくら地方が頑張ってネット環境を整備したとしても、今回のようにとりあえずネットが使えるようになっていても使えるだけのスキルのないご家庭については、AbemaTVのアプリをパソコンやAmazon fire tv stickにインストールして、見たい試合を見ることは難しいでしょう。とりあえず、各地域で東京・大阪などで見られるネット局がない部分については、首都圏の放送を24時間テレビから見られるような仕組みを作ることがなぜできないのでしょう。果たしてこのような状況の中で、4年後も地域格差が残ったままになるのではないかと思えて仕方ありません。この事は、もっと多くの人に知ってほしいと個人的には思っています。


景気が低迷している今こそ軽自動車の規格変更を行なう時期ではないか

スズキ自動車は日本国内だけでなくインドでも多くの車を作って業績を挙げていますが、たまたま車関係のニュースを見ていて、スズキのインド子会社が新型のミニバン「イーコ」を発売したというニュースを見ました。

形は軽自動車のエブリイのような形をしていて、商用の2人乗りから乗用の5人・7人乗りまで、価格は87万円~138万円と格安です。正に車中泊用にカスタマイズするには最適ですが、日本で言うと普通小型自動車の範囲となる1,200ccのエンジンで燃費も20.20km/Lということです。ただこのままでは、この車を日本に持ってきても、軽自動車のように気軽に利用することはできない仕様になっています。

車両価格を抑えて手軽な車を出すというのは、スズキの真骨頂で、過去には47万円という軽自動車アルトを出したり、2人乗りのピックアップ風軽自動車マイティボーイは45万円から購入できました。その代わり内装が安っぽいなどの不満を持つ人もあったかも知れませんが、お金のない若い人が自分の稼ぎだけで車を持つには十分でした。

そうしたスズキのスピリットがインドで息づいているということには安心しますが、肝心の日本でそうしたインド発売モデル(ワゴンRにもインド仕様の1,000cc・1,200ccモデルあり)が出てこないのは、インドと日本とでは車の大きさと税金の仕組みが違うからに他なりません。

恐らく、インドからこうしたスズキのインド子会社の作った車をそのまま持ってきても、維持費の関係から日本独自の軽自動車を選ぶ人が多いのではないでしょうか。しかし日本で軽自動車を新車で購入するとなると、一番安い軽自動車でも100万円くらいしますし、今の世の中では普通の若い人が買うには高いものであることには変わりありません。

こうした状況を変えるには、やはり現在660ccである軽自動車の規格変更を行なうか、1,000cc・1,200ccクラスの車の税金を下げ、軽自動車以上普通小型自動車以下ぐらいの維持費で乗れるようにするだけで、インドから安いインド仕様の魅力的な車を日本でも楽しめる日が来るのではないかと思います。

それでなくても今の自動車を所有することについての税負担は高いと感じている人が少なくない中で、海外から安い車が入ってくると軽自動車が売れなくなってしまうという事も、規格変更をためらう一因なのかも知れませんが、そういったユーザー目線に合わないような政策を続けていると、最終的には日本のメーカーの業績にも影響が出てくるのではないかと思うわけですが。

私自身、最初は軽自動車で車中泊を行なっていたものの、1,000や1,200クラスの車に乗ると、軽自動車と比べての余裕を感じることとなり、軽自動車と比べて高い税金を甘んじて払っているのですが、そんな状況の中で車を買い換える場合軽自動車に戻れるのか? という気もします。

もし、1,200ccクラスのトラックが出て、その税金が下がるなら、軽の「スーパーキャリーのように運転席助手席の後ろにスペースを設けてリクライニングができる状況にしても、荷室部分で大人が足を伸ばして寝られるだけのスペースを持ったものができるようなら、幌を付けて夏用の車中泊車として使うもよし、荷室全体に居住スペースを作り、山道でも余裕を持った走行ができるミニキャンピングカーも、今より維持費を安くして作ることができるでしょう。

当然、そうしたニッチな要求をするユーザーばかりではないと思いますが、安くてもそこそこ乗れて維持費が安い車を作ることは、個人的には意義のあることだと思うのですが。国民の生活の事を国会で話すなら、日本国内における自家用車の重要性を認識した上で、安い経費で維持できる車についても考えていただきたいものだと思うのですが。


テレビの視聴環境を劇的に変えてくれる「Amazon Fire TV Stick」は非PRIME会員でも使える

テレビ離れという言葉が普通に使われるようになって久しいですが、その分動画視聴などでスマホやタブレットを使っている方も少なくないと思います。個人的には、現在はテレビは地上波を中心に私は見ているものの、けっこうな割合で、テレビに繋いだネット動画をテレビ画面で見ることのできる「Amazon Fire TV Stick」を主に使っています。

このハードは主にAmazonのプライムビデオを見るために安く提供されていると思うのですが、アプリストアから各種アプリを導入することで、他の動画サービスも無料で使えますので、非PRIME会員でも十分に活用できるようになります。

基本的には、現在FIFAワールドカップの全試合を生中継で放送している「AbemaTV」「You Tube」「TVer」「NHK+」のようなアプリを入れておくことで、ネットで見逃し配信がある番組についてはレコーダーが必要なくなります。昨日は日本中で大注目されたFIFAワールドカップ「コスタリカ対日本」の試合がありましたが、その裏番組でNHKは大河ドラマを通常放送していました。

家族でサッカーより大河ドラマという人がいたり、いつもは大河ドラマを見ているけど昨日はさすがにサッカーを見たというような場合、今までは予約録画が必要でしたが、Amazon Fire TV Stickに「NHK+」アプリを入れ、登録をすれば一週間までの見逃し配信を利用することができ、大河ドラマは試合後いつでも見ることができるようになるので、最少の装備で最大の効果を上げることも可能になるわけです。

さらに、通常のテレビ放送では流していないライブ画像も、ネット経由で流れている場合があります。私はサッカーが好きなので、昨日にはYou TubeでJ3の下部リーグであるJFL参入を掛けて地域チャンピオンズリーグが中継されていたのでその様子をネットで生で見ることができました。元日本代表の高原直泰さんが作った沖縄SVが悲願のJFL昇格を成しとげたのは、静岡でサッカーを見てきた者の一人としては本当に嬉しいことでした。

今回のFIFAワールドカップでも地上波では中継のない試合もAbemaTV経由でなら見られますし、もう一つ個人的には大好きなのに、なかなかテレビでの中継のない卓球のワールドカップもネットの生配信が結構あるので、テレビの活用の仕方が変わってきます(今まで紹介したコンテンツは全て無料で利用可能です)。

現在、Amazonではセールを行なっており、通常より安い価格で購入することができます。FIFAワールドカップの決勝ラウンドを見るにはまだ間に合いますし、今後コロナやインフルエンザの影響で自宅に籠もるような場合にも、外への扉を開く窓として十分に活用できるのではないかと思います。下には4Kでない通常版の製品にリンクを張ってありますので、興味のある方はご活用下さい。


日本で生活している人の多くは「来た時よりも美しく」という行動を実践しているのか?

現在開催されているFIFAワールドカップにおいて、日本チームを応援するサポーターが観戦後のスタジアムでゴミ拾いをして帰ることが美談としてニュースになっています。現地で観戦する日本サポーターの方は、もはや伝統的に「来た時よりも美しく」という標語を実践していて、他の国の人からはびっくりされるのだと思いますが、それをあたかも日本人全体に当てはめるような論調が見掛けられることもあり、これには私は違和感を覚えます。

一つ例として挙げさせていただければ、富士山を世界遺産へという運動があり、現在は「世界文化遺産」ということで認定されているのですが、これはあくまで富士山を「信仰の対象と芸術の源泉」ということで認定されています。私たちが富士山というと、その自然の美しさということがまずは浮かぶわけですが、「世界自然遺産」としては落選してしまったのは、富士山の回りの環境汚染があったからということになります。粗大ごみや産業廃棄物が捨てられていて、毎年その清掃活動が行なわれているものの改善されていません。そうした行動をしているのも日本で生活している人の仕業であるわけですから、日本人はきちんとゴミを片付ける民族かどうかというのは、にわかに判断できることではないでしょう。

行楽地でも公共のゴミ箱の中に明らかに行楽地で出たものではなさそうなゴミが捨てられていたり、キャンプ場や川原でのバーベキューで、直火で焚火をしたり、持ってきたバーベキュー用具をそのままにして帰るような事をするのも同じ日本人だと考えると、ワールドカップを見に行くような人たちの行動だけを見て、日本人はすごいという論調に持っていこうとするのは、やはりおかしいと思います。

本当に、日本人が世界中の人からすごいと思われたいなら、大きなイベントでのピンポイントな行動を大きく報道するのではなく、日常生活の中でそもそもゴミを出さない生活をするとか、車で出掛けるならゴミを家まで持ち帰ったり、有人のガソリンスタンドや有料のキャンプ場で処理してくれるところがあれば、そこで処理をお願いするようなことが当り前の事になるようにみんなで行動を正していくことが必要になってくるのではないかと思います。

何も海外ニュースを日本国内に紹介する際の報道の姿勢を、日本が海外に向けての外面だけを良くする必要なないと個人的には思います。富士山の事でも、世界遺産としてアピールを求める前に、皆で富士山をきれいにしようという意識が統一されていれば、文化遺産でなく自然遺産として存在できていたかも知れません。特別なことではなく、ポイ捨てや不法投棄を一人一人がやらないことが当り前の社会であれば、世界に誇ることができると思いますし。

今後、日本に多くの海外からの旅行客が入ってきた時、「日本人はきちんとゴミを片付ける」というイメージを持っている人だったら、今の日本国内の状況に期待を裏切られたと感じてしまうのではないでしょうか。改めて、多くの人に「来た時よりも美しく」という言葉が浸透し、行動を伴って国内の状況も変わっていって欲しいと思います。


車がない生活の中で興味がわいてきた電動アシスト自転車について感じたこと

車検に出していた車がようやく戻ってきました。この2年はちょうど新型コロナのまん延で全国的に活動の自粛が行なわれたため、例年と比べても極端に車を運転する機会がなくなったため、車検費用も若干かさみ、日々それなりの距離を運転することで、部品の劣化を抑えられることがあるということを改めて知りました。コロナ自粛中には、それこそ近くのスーパーなど買い物でわずかな距離しか走っていなかったのですが、できれば週一度は10キロ前後連続して走ることを勧められました。古い車ではありますがそこそこ走るので、そうしたアドバイスを真摯に受け止めて、時間がある時はドライブでもしながら自分のストレス解消も兼ねようと思っています。

そんな感じで、およそ一週間の間、車のない生活をしていたのですが、まずは車を取りに行くことになって、前回は路線バスを乗り継いで行ったのですが、今回は市内あちこちに点在するレンタサイクルを活用して行きました。

自宅近くのサイクルステーションに貸出可能な自転車があることを確認した上で、借りたい自転車をスマホアプリで予約してからステーションに向かいました。そうしないと、ステーションに着いてその場に自転車があっても、他の人に貸し出し予約が先にされてしまって、自転車を使うことができなくなる可能性もあります。

自宅から予約したので、予約が解除になる時間までに自転車を取りに行き、レンタル手続きをすればそこからは電動自転車で移動できます。目的地の近くにはステーションがないのが残念ではありましたが、バスを利用した場合とそれほど変わらず、ステーションから改めて歩くことにはなりましたが、途中で銀行に寄り、追加分のお金を下ろすようなことも自転車を使えばかなり効率的にできます。

私は現在非電動の自転車を使っているのですが、原付に乗らなくても電動自転車があれば、車を使わなくてもかなりの行動範囲を広げられるのではないかと思います。そして、厳格に適用される可能性のある交通違反についても、例えば一時停止の標識が出ている交差点の場合、電動自転車であればきちんと停止を繰り返しても、漕ぎ出しが軽いので、きちんとルールを守って走行しやすくなります。買い物用に前後のカゴ(及び雨が入らないためのカバーも必須)を付けたりすれば、一人で出掛けるには十分という感じもしますが、自転車に依存してしまうと逆に車に乗らなくなり、最初に書いた通り車の調子が心配されるということで、今後の利用には迷うところです。

ただ、自転車の最大の問題は複数で出掛ける時と、雨などの悪天候の時の移動のストレスがあるということがあります。そして、電動自転車を使っている方はおわかりでしょうが、アシスト機能を使うとかなり勢いよく走れてしまうので、対歩行者や自転車と接触や衝突してしまうような場合には、相手にはかなりのダメージを負わせてしまう可能性があるという点もありますね。

ちなみに、そうした自転車に乗っている場合の保険は自動車保険の中で追加してカバーしているので、その点は安心なのですが、それも自動車に乗っていなければ、改めて自転車用の保険に加入する必要があるので(賠償責任だけでなく自身のケガの保険も必要です)、その点も自転車に乗る場合のコストとして考えるべきでしょう。

電動アシスト自転車には、電池のメンテナンスという問題もあります。予備の電池は安くなく、さらに盗難の危険もあります。電池は安くなく、劣化して長く乗るには買い替えが必要ですが、それも考え方一つでしょう。原付の代わりに電動自転車に乗るなら、オイル交換や点検、そしてガソリン代だけでなく、自動車税もかからないメリットは大きいですね。ただ、タイヤの交換ぐらいしか手間を掛けない非電動の自転車と比べてしまうとお金はかかるので、今後も必要に応じて電動のレンタサイクルと併用するのも良いかな? という風に思っています。


大切なお金を失なわないためにはじっくりと確認してから行動を起こす必要が

最近、大手ネット通販サイトAmazonでの買い物についてのイレギュラーな話題が問題として報道されています。Amazonの場合、Amazon本体が売り主として倉庫にある商品を販売する場合はそこまで気に掛ける必要はないのですが、Amazon本体の材庫が無くなった場合、Amazonとは違う個人や法人がAmazonの暖簾を借りて販売する「マーケティングプレイス」での購入には注意が必要です。

PRIMEマークの付いた商品(委託のためAmazonの倉庫に商品を納入している業者の商品にもPRIMEマークが付いている場合もあります)については、PRIME会員になっていればその値段に関わらず送料は無料で、お急ぎ便で翌日に配達もされるのですが、それとは関係ない出品者が、あえてAmazon本体の価格よりかなり安い価格を付ける代わりに、普通に運送業者に頼んだ場合よりかなり高額な送料を設定することで、利益を上げようともくろんでいる場合があります。こうした事は、特にAmazon本体の材庫が切れている場合、本体の価格が安いため目に付きやすく、ユーザーの中には送料無料のつもりで注文したところ、送料と合わせると普通に購入するよりもかなり高額な買い物になってしまったというケースがあるということなのです。

こうしたことは、注文を行なう前にしっかりとその内容について把握した上で最後の「注文を確定する」ボタンを押すように習慣付けることで解消できると思います。また、送料無料ではあるものの、Amazon本体からの発送ではないために、海外からの発送(恐らく船便?)になってしまい、早く手に入れたいのにかなり長い時間待たされたり、もっとひどい場合には商品が到着しないというような事になってしまうこともあるかも知れません。先日、私もある商品を購入しようと注文画面に進んだところ、あるはずのPRIMEマークがなかったためよく調べたら、Amazonの倉庫からの発送ではなく、同じ商品を出品している別業者が海外から発送するため、注文から一週間以上日数がかかることがわかり、あわてて最終的な注文には進まず、改めて、注文日から翌日に届くように、Amazonから直接購入できるように注文し直したことがあります。

私自身、そこまで無防備に注文まで進むことはないのですが、何かの拍子でAmazonのマーケティングプレイスのリンクをクリックしてしまったことで、何の疑問もなく注文前まで進んでしまいました。私は以前、買ったばかりのものについてレシートを捨ててしまったため、初期不良の手続きをしてもらうことができなかった痛い思い出があるために、実店舗で買い物をする場合にも、お店が出すレシートは捨てずに内容を確認して、その品物に問題がなければ処分するのですが、ネットの場合はきちんと証拠がデータの形で残りますので、後から「分からなかった」と言うのは難しいので、この世知辛い世の中では最終的に注文ボタンを押す前にはこれでもかというくらいにその内容を確認することを心掛けたいものです。


アジア(中東)開催のワールドカップでの日本チームの初戦を冷静に振り返る

見事なジャイアントキリングをサッカーのFIFAワールドカップ2022で日本チームが起こしてくれました。個人的にはとても勝ち目がないだろうと思っていたところもあったのですが、ワールドカップには様々なデータが有り、そのデータの裏付け通りに試合が進行したというのは、見ていても鳥肌が立つほどでした。

大会でどのチームが活躍し、どの国が優勝するかというのはワールドカップの開催地と関係があります。現在までの開催国はヨーロッパ・南米・中南米・アジア・アフリカと多岐にわたりますが、数少ない例外を除いて、ヨーロッパでの開催や、地理的に近いアフリカではヨーロッパのチームが優勝し、その他のヨーロッパ(南米・中南米・アジア)では南米のチームが優勝しています。

数少ない例外が、第6回(1958年)スウェーデン大会のブラジルと、第20回(2014年)ブラジル大会での今回日本が勝利したドイツなのですが、先日同じくアジアのチームとして歴史的な勝利をしたサウジアラビアの相手であったアルゼンチンと違い、ドイツは「ゲルマン魂」という最後の最後まで試合を諦めない強さがあります。個人的な印象としては、特に1986年のメキシコで開催されたワールドカップ決勝で(当時は西ドイツ)、マラドーナのいたアルゼンチンに0対2から同点に追い付くところなどは(最終的には2対3で惜敗)、これぞゲルマン魂だと思ったものでした。

そんなドイツが相手だったこともあって、最後の最後まで手に汗を握りながら見ていたのですが、地の利のあるヨーロッパでのワールドカップではなく、さらに一発勝負のトーナメントに入っての試合ではなく、どの国も難しい試合になる初戦だったことも、そして前半0対1から後半立て続けに得点をするという、直前に起こったサウジアラビア対アルゼンチンの試合結果と同じ試合パターンになったことも、日本には有利に働いたと言えるかと思います。

ただ、試合終了後のインタビューで監督や選手たちも言っていましたが、この一勝だけで目標とするワールドカップベスト8を手繰り寄せたわけでも、予選リーグを突破したわけでもないので、体調不良や体を痛めた選手のケアをしっかりしてもらい、次の試合でも同様のパフォーマンスをして、まずはグループリーグトップでの勝ち抜けを目指して欲しいと思います。

正直言って本当に今日日本チームがボロボロに点を取られて負けるかも知れないと思っていて、そうなるとその後の2試合は消化試合になってしまうのでは? という悪い想像もしていた部分もあったのですが、これでまた寝不足の日々が続きそうですね。


故障した場合の修理費も補償する損保ジャパンの自動車保険とはどんなものか?

テレビを見ていて気になったコマーシャルがあります。「故障の修理費も保証する自動車保険といえば?」という投げかけをして、それが損保ジャパンの自動車保険だというものです。一般的に、自動車保険というのは事故を起こした場合や、天災で車が壊れてしまった場合に補償するもので、故障に対する補償というのは、例えばレッカーを呼ぶ費用だとか、車が自走できなくなった時のホテル代や代替交通費などの故障をしたことによる修理費でない費用を出すものは今までもありましたが、今回紹介する損保ジャパンのものは、車両保険の価格の範囲内での故障時の修理費を保険から出す「故障運搬時車両損害特約(ホームページより)」というものを付けた時に利用ができるもののようです。

この特約を付けると、故障時の修理費用を最大100万円まで保険で出すことが可能になるということです。最近の車の場合、深刻な電気系トラブルの場合に果たしてどのくらい修理費がかかるのかわからないので、これで全ての故障に対応することができるかというのはわかりません。ただ、これまで一回も事故を起こして保険を使ったことがない方にとっては、興味深い内容と言えるでしょう。

今、最大100万円と書きましたが、この金額についても状況によってはそこまで出ない場合もありますので注意が必要です。基本的に故障の保険も車自体に付く「車両保険」の中の特約という位置付けであるので、現在の自分の車の市場価格より割り出した、車両保険価格を上限とすることになっています。中古車で50万円で購入した車の場合、普通に考えると50万円以上での車両保険を付けるわけにはいかないので、事故でも故障でも50万円まで(車両保険を付けた場合)の補償に留まるというわけです。

具体的に考えてみると、損保ジャパンのホームページには故障の例として「エンジンから煙が出る(恐らくエンジン全載せ替え?)で約70万円」、「エンジン警告灯が点滅する(エンジン部品の一部交換?)で約55万円」、「ヘッドライトが点灯しなくなった(電球ではなくユニット全体の交換?)で約20万円」と出ています。安い車を買って乗っている場合や、古い車を乗り続けている場合には、それでも20万円の故障特約付車両保険を付けていた場合、修理費が20万円以内で収まれば、修理をして愛着のある車に乗り続けるという判断ができるでしょう。

この特約の場合、実際に修理しなくても保険金が出るそうなので、修理見積もりで車両保険金額より高い修理金額が出た場合は、車両保険の金額までの保険金が下りるということになります。そのお金を次の車を買うための資金として使うことも可能ということなので、大きな故障に伴う支出を保険料の支払いでカバーすることもできます。ただしそれも、自分の車の価値と保険料を考えた上で冷静に判断することが必要です。新車から乗り出すと車自体の保証期間もありますし、普通日本車の場合は、なかなか故障をしない傾向があります。逆に、故障する可能性が上がるにしたがって契約するメリットは年々少なくなっていくだろうと思います(車両の価値自体も目減りするため)。

ただ、車のトラブルというものには色々あって、新しめの車であっても故障のリスクはあります。そんな時、普通の故障だと思って高いお金を出して直したものが、後からメーカーがリコールの届け出をすることで、たまたまその症状が現れないユーザーがメーカーの無償の部品交換で故障のリスクを避けられるような場合があります。メーカーが本当に車両の欠陥に気付かない場合もありますが、過去にはメーカーも車両の欠陥ではないかと思っていてもリコールの届けを出さないでいるうちに運の悪いユーザーの車に故障が起き、相応の負担を強いられるような事が起きてしまうと、故障する個体に当たってしまった人は本当に不幸です。そうした事に当たってしまった人は、自分で有償修理をしたディーラーに掛け合って返金させたような事例をネット上で見付けることができましたが、修理した内容とその後起きたリコールの内容をきちっとユーザー側が把握しておかないと、自動的にお金が戻ってくることはないという感じです。

この保険はそうした隠れたリスクにも対応できると思いますが、今回の損保ジャパンは後から故障の原因が車両の欠陥に起因するものとわかった場合、メーカーに修理費を請求できるものなのか、それは個人的に興味深いです。それができるなら、保険会社はもしメーカーの製造物に起因する故障については一時的にその修理費を負担しても、実はリコール対象の問題だった場合、改めて交渉しメーカーから保険金として出した分を取り戻せるなら、保険料の額も今後は変わってくるように思います。損保ジャパンのホームページでは、年齢・免許の色・割引など最高の条件で車両保険150万の車に故障特約を付けると月額490円というモデルケースを出していました。いざという時に100万円までの修理が補償されて年間約6千円が高いか安いか、それは今後の状況にも関わってくると思います。故障に対する自動車保険の登場で、メーカーのリコールを届け出るタイミングのようなことについても、もっと注目が集まって欲しいですね。


「超とろ火」のグルーブストーブを作ることで使えるクッカーが増え調理の幅が広がる

この週末に、また色々と飲み終わったアルミ缶を使って遊んでいました。単にアルミ缶をハサミで切って組み合わせるだけで高性能なアルコールストーブとして使える「グルーブストーブ」を現在私は使っているのですが、市販の大小の缶を使って作るものには注意しなければならないことがあります。こうした注意点については、グルーブストーブを作られたりるびわ~くすさんがYou Tubeにアップされています。とりあえず、以下の動画をまずはごらん下さい。

基本的に直径が10センチ以上のクッカー(鍋・ヤカンなど)をグルーブストーブで使おうとすると、上記動画のような「熱暴走」が起きて大変なことになるのです。そのため、今まではマグカップをそのまま載せたり、直径が10センチを超えないようなものと組み合わせて使っていたのですが、大小のアルミ缶を組み合わせるという、一つの工夫をすることでグルーブストーブがとろ火仕様になり、熱暴走を起こすほど炎が広がらないような事ができることを知りました。この内容についても同じりるびわ~くすさんの動画でご確認下さい。

私も上記動画のようなキャンプ用のヤカンを持っていて、さらにこのヤカンにぴったりな、ステンレス板を組み合わせて使う、Clikstandという風防がセットできるゴトク(トランギアのストームクッカー風)を持っているのですが、グルーブストーブでこのゴトクを使おうとすると、とにかくこのヤカン自体を使うことが危険ということと、かなりクッカーと風防がくっつくことから、熱がこもってしまって危険なため今まで使えずにいたのです。しかし、アルミ缶からほとんど広がらない「とろ火」が安定して出るなら試してみる価値はあると思って材料のアルミ缶を調達しに行きました。

実は、通常のアルミ缶の場合、底の部分が湾曲しているので、2つ重ねて置こうとすると安定が取れなくなってしまうのです。ただ、上の写真のような主にコーヒーが入っている缶の場合には底が平らになっているのです。

このような形になっているので、そのまま小さいグルーブストーブが置けます。ただ、このままだと重ねて置く時に滑ってしまって安定しないので、ビニールテープを底の部分の一部に貼り付けることで、簡単にずれることはなくなりましたので大小二つのアルミ缶をClikstandにセットして試してみることにしました。

直径10センチ以内のクッカーとグルーブストーブクレセントを使って500mlの水からお湯を沸かす場合、だいたい10分ぐらいで沸騰するのですが、この組み合わせの状況は写瞬のようなとろ火なので、500mlの水を沸騰させるまでに16~18分ぐらいかかりました(細かい調整をすれば多少良くなるかも知れませんが火が大きくなるのは避けたいのでとりあえずこのまま私は使います)。ただ燃料の消費については、20ml入れて3ml回収したので約17mlで沸騰させることができ、それなりに低燃費です。そして、とろ火なだけに同じ量のアルコールでも長い時間同じ火力を維持させることができます。

これは、うまく使えばヤカンと同じくらいの大きさの鍋(個人的にはヤカンと同じような吊り下げ式になっているロータスアルミポットあたりの利用がベスト?)を使うと、とろ火での煮込み料理が可能になってくるでしょう。

そうでなくても、インスタントラーメンを外で作るような場合でも、あらかじめ沸騰までが早い別のアルコールストーブでお湯を作っておき、そのお湯を鍋に入れてこのシステムで使うようにすれば、麺類を茹でて作ってもアルコールのトータルの消費を抑えることができるようになるでしょう。

これは発想の転換で、一つのアルコールストーブで火力を変えるのではなく、複数のアルコールストーブを使い分けることで、単なる湯沸かしではない新たなグルーブストーブの可能性を感じることになりました。Clikstandは風にも強いですし、今後は屋外でのんびり湯沸かしをする時にでも実戦投入してみようかと思っています。


たとえMVNOであっても毎月の利用額実現のために条件を付ける契約については考えもの

先日、私も契約しているUQモバイルの新たな割引やかけ放題の仕様変更の発表がありました。私自身、UQモバイルを悪く書くつもりは全くないのですが(現在も契約を続けているということでもありますし)、大手3社のサブブランドの中で、ソフトバンクのサブブランド「LINEMO」が月3GBの高速データを使えるミニプランを月額990円で出したにも関わらず、UQはその価格を見直すことはなく、特定の他契約(光回線や電力会社の契約など)をした上で条件を満たした場合のみ下げるというような形で出してきたのは、現在の状況を見ると良い方法ではなかったような気がしています。

恐らく多くの方が感じていると思いますが、UQモバイルのテレビコマーシャルで「auでんき」のような系列の電力会社に同時加入すると割引するという内容の広告を出さなくなりました。それは、ロシアがウクライナと戦闘状態になり、ロシアからの天然ガスの輸入ができなくなり、さらに原油価格も上がったことで、他の新電力会社も軒並み今までのように新規契約を募るだけの有利さが無くなっていることと関係があるのかとつい考えてしまいます。

私は、従来の電力会社を変えることはなく今も契約を続けているのですが、以前から電力会社の場合、通信回線を変えるようにコロコロ変えることができるのか? ということに不安を覚えていたので、あえて電力割引も親子割引もないノーマルの月3GBの契約をしているのですが、このままの状態だとなかなか昔のようにサブブランドではUQが良いとは必ずしも言えなくなっています。

当然、月15GBのくりこしプランMは基本的に中速の最大1Mbpsで低速運用していて、必要な時に最大30GBのauと変わらない高速通信が使えて月2,728円(割引なしの場合というのは確かに悪くはありません。ただ、私の場合はあまり高速通信を外では使わずに、ほとんど中速の利用のみで済んでしまうような使い方をしているので、UQのくりこしプランS(3GBで月1,628円)をキープし、中速についてはmineoの「マイそく」(平日お昼の一時間以外は最大1.5Mbpsをキープ)のドコモ回線を使っています。au回線一回線よりも、auとドコモの回線で使い分けられる方のメリットの方がどちらの回線がトラブルになっても、その代替として使えることが大きいので、今のところ2回線に分けるというパターンを崩す可能性は少なく、今後もし月単位のpovo2.0のデータトッピングが安くできるようになるなら、UQのSIMを同じau回線のpovo2.0に変えてしまおうかとも考えています。

基本的には、やはり何かの契約と合わせて安くするような形の企業というのは、うまく行っている時は良いものの、合わせて契約したプランに魅力がなくなった場合、割引を持続させるためだけに契約を保つようなことはしたくないので、個人的にはそうした割引プランを持つところではないところと契約する方が良いのではと思います。そもそも、大手キャリア以外の事業者というのは、大手キャリアが長年行なってきた縛りのある契約内容に異を唱えて、いつでも他に移ることができる立場を持っておくことを大手との違いとして打ち出してきたように思います。それが、価格競争の中で別の縛りを生み出しているような事が一部では起きています。

私なりの結論として、少なくとも自分が選ぶ契約というのは、あくまで縛りを生み出す契約ではなく、いつでも新しく魅力的なプランが出てきたら、すぐに回線を変更できるような形でキープしていきたいと思います。さらに「実質○○円」というような表記をしたり、割引の期間が決まっているのに、あたかもその安い月額を押しだして広告を作っているところには注意をしています。良い会社であれば最初から通常の割引なしの条件で勝負して欲しいものですし、私自身はそうした期間的な割引については極力考えないようにして、契約する回線を決めていきたいと思っています。