月別アーカイブ: 2020年11月

自宅に居ながらにして見えるかも知れない「国際宇宙ステーション」

ここのところの新型コロナウィルス感染者の増え方というのは、色々思うところはありますが、とりあえずは不要不急の外出をしないことが一番の対策であろうと思います。ただ、そんな状況がこれからいつ終わるかわからないわけですから、なかなか生活するのも大変だろうと思います。テレビとインターネットだけではストレスがたまるという方のために、自宅にいながらにして体験できるのが空を見上げることではないでしょうか。

たまたま先日、野口聡一氏が長期滞在している国際宇宙ステーションが日本からかなりの好条件で見えるという情報を仕入れ、自宅の窓から南西方向を見てみました。

国際宇宙ステーションは、地上から約400km上空に建設された巨大な有人実験施設です。1周約90分というスピードで地球の周りを回っているのですが、太陽が沈んだ頃に日本上空を通過する時には肉眼でも十分に見ることができます。

といっても、宇宙ステーションと肉眼で認識できるくらいの大きさ(飛行機のように)見えるわけではありません。太陽からの光の当たり具合によって違うのですが、夜に出ると出てくる星のように見えるのですが、その星が相当な速さで動いているように見えるのです。

これは、私自身過去に経験したことですが、たまたま星だと思って見た光の点が動くのを見付け、しばらくその動きに注目して見ていたら、いつの間にかすっと消えてしまい、その様子を見ていた友だちとともに「あれは絶対UFOに違いない」と言ったことがありました(^^;)。元々「UFO」という言葉は「未確認飛行物体」のことなので、自分がその正体を知らずに飛行する現象を見たら「UFO」という認識はあながち間違いではないのですが、恐らく私が当時見たのは人工衛星だったと思います。国際宇宙ステーションも人工衛星と同じように見えますが、人が長期滞在できるほど大きいですし、他の人工衛星と比べるとかなり見やすいので、事前の軌道から計算された「日本からの見え方予報」を事前に入手しておき、その事を知らない人や子供と一緒に見ると、かなりびっくりされるのではないかと思います。

性格が悪い方は、事前にインターネットで国際宇宙ステーションが見られる方向と時間をしっかりと調べておき、あたかも宇宙人と交信しているような感じでベランダや外に出て、自分がUFOを呼んだと相手に信じこませるような演技を行なって見せることも可能でしょう(^^;)。宇宙ステーションの場合は、暗い空を求めて山の中に移動しなくても、自宅からでも十分に見えるだけの手軽さがあるので、そのようにして普段はあまり見ることのない夜の星空を家族で楽しみ、改めてコロナ後には自宅とは見え方の違う、天の川の見える星空を見比べるということもできるでしょう。

国際宇宙ステーションの見え方情報は、インターネットで「国際宇宙ステーション お住まいの都市名」で検索するとJAXAのページがヒットします。天気の具合にもよりますが、本日および明日は夕方から夜に見やすいということですので、まだ国際宇宙ステーションを見たことがない方は、ぜひ自宅から見えるかどうか試してみてはいかがでしょうか。


J:COMの「60分/一通話」かけ放題はお得なのか?

電話のかけ放題というのは、LINE通話でほとんどの通話が済んでしまうような人にとってはあまり意味のないものだと思われるかも知れません。ただ、最近になって固定電話がほとんど使われていない中で、何かの申し込みをする際に携帯電話の電話番号を書くことも多くなってくる中、問い合わせだったりかかってきた電話に折り返したりすることも出てくくることもあるでしょう。

そういう場合にも、全くかけ放題のオプションを付けないで、かける時にかけた分だけ支払うという考え方もありだと思いますが、LINEなどのデータ通信回線を使った音声通話よりも、従来の電話用の音声回線を使っての通話の方が品質もよくなり、まだまだ音声通話自体がすたれることはないと思います。

そんな中、格安SIMのJ:COMでは、今までの5分定額オプション(月額850円)からグレードアップした「かけ放題(60分/回)」の提供を2020年12月2日から開始すると発表しました。

この新しいオプションは、専用のアプリを使った通話ではなく、スマホの電話アプリから直接発信できる、電話番号を直接入力して通話できる、日本通信のかけ放題と同じシステムで、月額は税別で1,500円と、大手キャリアのかけ放題と比べると200円ほど安くなっています。

当然大手キャリアや日本通信のかけ放題と比べると「制限なし」ではなく「一通話60分」という縛りがあるのですが、私個人の感じでいうと、それこそ電話をしながらサシで飲むような腰を落ち着けた長電話をしなければ、一通話はさすがに60分以内で終わりますので、この60分という時間自体には不満は感じません。今までは「5分」「10分」「無制限」という選択肢しかありませんでしたが、今後他社も「60分かけ放題」というプランが出てくれば、なかなか面白いとは思います。

ちなみに、J:COMのSIMのみのデータ+音声通話料金の最安は、高速データ通信が月1GBまでのプランにすると月額980円で、それにこのオプションを付けると2,480円(税別)となるので、日本通信のかけ放題と比べると、あちらは月額3GBまで使え、さらに通話時間に制限はなく、もっと言うと現在はネットだけでなく全国のヤマダ電機での申込みが可能ということなので、人から相談されたら日本通信の方を勧めると思います。

データ通信なしで音声通話のみ60分/回のSIMが月額1,500円で維持できればインパクトが有るのですが、J:COMが発表した資料を見ても「オプション」という言葉が発見できなかったのでもしかしたら? と思ったものの、普通に考えれば音声のみのSIMを発売することは考えにくいので、それこそ高速通話無しでもう少し今回の60分定額を付けた専用のプランを安く提供してくれないと、ユーザーは流れないのではないのでしょうか。

ただ、今回の発表がきっかけになって、ほんのわずかな料金やサービスの違いで他社との差別化を打ち出そうと考えているところは多いと思いますので、無制限には掛けないものの音声通話をじっくり掛けられるタイプのオプションとして「一通話60分」という選択肢を出してくれるMVNOが増えてくれればいいなと思います。


2020年12月からのドコモの動きに注目

NTTは2020年11月17日に、NTTドコモの完全子会社化に向けた株式公開買い付け(TOB)が成立したことを発表しました。この流れでNTTがNTTドコモを完全子会社化することが決定的となり、果たしてNTTとauおよびソフトバンクが公正な競争ができるのかということが話題となってきそうです。

楽天モバイルとしても、NTTの子会社となるであろうドコモが、自社プランの対抗としてどういった「料金引き下げプラン」を出してくるのか注目しているでしょう。今後のなりゆきによっては、うまく自社エリアを整備できずに身売りという可能性も考えられなくもないので、そこにNTTが入ってくるようだとまさにキャリア界の一強になってしまって、その後の携帯電話代も競争ではなくNTTが主導して決めるようになってしまう、ユーザーにとってはあまり良ろしくない未来も見えてしまうところがあります。

どちらにしても公共の電波を使うことに変わりはないのでいわゆる「無制限」の通信を提供することは無理筋でしょうから、高速通信をセーブしたり月に使える容量を決めてのプランになることは間違いないでしょう。となると、一つの目安というのが、auやソフトバンクがすでにサブブランドを通じて出している「月間10GB・低速制限時 最大1Mbps」というプランの存在です。auとソフトバンクは多少の違いはありますが、この通信部分だけを見ると税抜2,980円+通話料という形で提供しています。低速制限時でもアプリ利用でそこまでもたつくことなく、さらにradikoも音楽も、動画も低速で楽しめるので、通話代がかさんでも月額が5千円を超えることはないくらいのプランです(通話無制限はプラス1,700円で利用可能なので)。

個人的にはこのくらいのプランであれば、政府が言う携帯電話値下げの金額にも合致するように思うのですが、ここまでNTTがドコモを子会社化するということになったので、しばらくはチキンレースのような値下げ合戦が続くのかということについては、ドコモの社長が交代するという2020年12月になってみないとわからないことがあります。

こうした企業の発表に関するニュースについては、憶測で「こうなるといいのに」というようなことを平気で裏切ることもあるので注意が必要です。過去のブログで、もしかしたら書いたかも知れませんが、楽天モバイルが2020年10月下旬から提供を開始するとしていた通話・チャット用のアプリ「楽天Link」のWindows・Mac版を出すという発表があったのですが、今だにそうしたアプリは提供されないままもう11月下旬を迎えようとしています。個人的にはこのアプリは、自宅でパソコンを使っていながら電話がかかってきたらパソコンから電話を受けられるということで期待するところではなかったのですが、それだけ今回のNTTのドコモ子会社の流れが楽天モバイルを追い込んでいるのかなんて事も考えてしまいます。

どちらにしても、今後の事というのはまだ実現していない段階で過剰に反応するのは避けたほうがいいでしょう。さらに、この12月に更新月が来るのがドコモ回線のため、同じドコモ系列のサブブランドが出来たにしても、大手3社を行き来しないと、メリットがありそうな乗り換え割引は期待できそうにないので、よほどグッと来るようなプランをドコモが出してこなければ、他社のサブブランドの方にいったん避難した上で次の展開を考えるのもいいかなと現状では思っています。

現在契約中の楽天モバイルですが、自宅周辺がエリアに入るのは早くても加入時から一年が経過した2021年の春過ぎというところになりそうです。すでに楽天エリアになっている関東では順次auのローミングが終了していて、エリアのはずが電波を掴まないような場所もあるということなので、その辺が不安材料ではあります。個人的には自宅から楽天の電波を安定して捕まえてくれれば、その他のエリアは関係なく、楽天SIMを固定回線代わりに使うということを今も考えているので、もし自宅がauローミング終了後にエリアの穴になった場合は、その時点で契約を解除するしかなくなってしまうのですが、今回のNTTの事があるので、楽天には頑張ってもらった上で自分に合ったプランをユーザーが自由に選べるような状況がやってきてくれることを期待しています。


感染症対策は自分のためだけではない

週明けから、自分なりに体調に気を遣うのはもちろんですが、具体的な行動を始めました。実のところ、自分の世代の感染症対策はインフルエンザだけではなく「風しん」の抗体がない可能性があるということで、今年に入って無料での抗体検査及び、抗体が無かった場合のワクチンの予防接種が無料で受けられるクーポン券をもらっていたのですが、その期限が来年の2月までと迫っており、今後新型コロナウィルスの流行が激しくなってしまったら検査にも行けないと思い、出掛けてきたのです。

風しんは自分がかかること自体も恐いのですが、もし自分がかかった後に人に伝染してしまった場合、その方が妊娠している女性だったら大変なことになります。過去には沖縄で妊娠している女性への集団感染があり、風しんにかかった女性から生まれた子供の耳が聴こえなくなりました。このことは、私は山本おさむさんの描いた「遥かなる甲子園」という漫画で知ったのですが、実際に生まれながらにして耳が聴こえなくなった人とその子たちをとりまく人に取材した同名のノンフィクション(戸部良也・著)の漫画化なのですが、内容は二部構成になっています。

最初は、そうして生まれた子が大きくなって専門のろう学校で野球をやり、甲子園を目指した物語で、その後作者の山本氏が漫画の取材という枠を越えて住んでいる街の福祉関連の役所を訪ね、自ら手話を学びつつそこからの体験も作品の中に登場させることで、単なる沖縄の子供たちの物語ではなく、ハンディキャップを持つ人々と社会との関係について考えさせる作品になっています。全くその存在を知らない方のために、作品関連のAmazonリンクを張っておきます。Kindleの提供もありますので、興味のある方はどうぞ。

そんなわけで、個人的には十分風しんにかからないための抗体の獲得は大切だと思っていたのですが、コロナ以前の生活の中では、わざわざ費用をかけて抗体の検査をし、抗体がなかった場合に予防接種をするという段階を踏むことはできませんでした。それが、今年になって過去に予防接種を受けていない可能性のある世代に向けて、無料で一連の検査から予防接種ができるクーポン券が自宅に送られてきたのですが、今年に入ってからの新型コロナウィルスの騒ぎでなかなか出掛けられていなかったのです。

今回はまず抗体があるかの検査で血液検査となりました。来週あたりには抗体の有無がわかるので、もし無かった場合は別のクーポン券を使ってしっかりと予防接種をしてきます。とりあえずこれで自分がかかることだけでなく、妊娠する可能性のある女性に伝染すことを回避できるでしょう。

この話は、中高年のためだけの話ではありません。もし若い世代の方でも自分の親や会社の上司、先生などに昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性がいた場合、特に女性の方には実際に過去に風しんになったり予防接種をしたことで、風しんの抗体があるのかどうかを聞いてみることをおすすめします。そしてもしそのような記憶がなかった場合、周りが早めに検査に連れていくことが大事だろうと思います。私自身も、いつかはしなくてはと思っていてもここまで遅れてしまい、その間に風しんにかからなかったのは本当に良かったと思っています。新型コロナウィルス関連で、それ以外の感染症についても考えてみることの重要性を改めて感じているところです。


今後は新型コロナに感染した恐れがあるシミュレーションも重要

相変わらず新型コロナウィルスについて、基本的な感染症対策を行政は訴えるのみですが、自分がかからないようにする予防は大切であるものの、状況は市中感染も疑われる状況になってきたので、自分ないし家族・職場の同僚・学校の友人や先生という日常的に「濃厚接触」の疑いがある人が感染した場合にどういった対応を取ることで、自分のところで感染の連鎖を止めるかということも考えておいた方が良くなってきたと個人的には思います。

これは、私がラジコのタイムフリーで時々聞いている番組内で起こったケースですが、その番組はメインパーソナリティが毎日出演し、パートナーのパーソナリティが曜日ごとに変わるというパターンだったのですが、そのパートナーの一人が出演する日の前日に高熱を出したということで番組を休みました。
その際、高熱を出したパーソナリティの方は念のためということで自費でPCR検査を受けたのですが、その結果が出ない時点ではまだメインパーソナリティの方は高熱が出たパーソナリティの代役の方と一緒に番組に出演していました。

しかし、PCR検査の結果、何と新型コロナの陽性反応がその方に出てしまったので、急遽メインパーソナリティの方もその翌日に番組を休むことになってしまったのです。逆に言うと、熱を出したパーソナリティの方が念のためと自費でPCR検査を受けなければ、新型コロナ陽性のまま番組に出演し、番組自体がクラスターの巣になってしまった可能性も考えられたところでした。

幸いメインパーソナリティの方が受けたと思われるPCR検査では陽性の結果は出なかったそうなので、その結果を受けて番組に復帰する方向で進んでいる様子ですが、陽性になった方はしばらくは番組に出演することはできなくなりました。そこは残念ですが、出演者やスタッフまで感染が広まらなかったことにほっとしたというのが正直なところです。

陽性になってしまったパーソナリティの方のTwitterでは、「病院に行く前にまず専用ダイヤルに連絡を」という言葉があり、それは冷静で正しい対応の仕方であると思えました。自費でPCR検査を受けたということは、恐らく専用ダイヤルに掛けても、すぐに対応はしてもらえなかったぽいですが、それでも自分ではなく周りの人に感染させている可能性を考え、さらにラジオに出演しているという立場もあるので、自費で検査を受けるにはどこへ行けばいいのかを聞いて、教えてもらったのでしょう。もし単に休んで家にいるだけの状態だったら、今回のケースでのメインパーソナリティやスタッフの検査も遅れ、もしラジオ局内でクラスターが起きたら相当まずいことになるでしょう。

翻って、もし私の周辺で高熱を出した人と間接的にでも関係があったことがわかったとしたら、その人がPCR検査を受けているのか? 職場の同僚や家族に影響はないのか? ということはかなり気にかかります。もし自分自身が高熱を出してしまった場合、インフルエンザなのか単なる風邪なのか、それとも新型コロナウィルスに感染したのかを自ら明らかにしないと、家族だけでなく職場や食事をした場所にいた人にも間接的に迷惑を掛けることになります。さらにスマホに入れている対策アプリから陽性登録を行なうこともできないため、もし色んな場所に出入りをしていた場合、さらに見ず知らずの人に広げてしまうことにもなってしまいます。

個人的には38℃以上の高熱が出た場合、かかりつけ医に来院を相談する前に、専門の対応窓口から検査の案内(インフルエンザウイルスの検査を含む)をしてもらい、安全に検査できるようにしてもらいたいのですが、検査にも現状ではお金がかかるのが大変ですね。現状では自分で症状を疑っている段階では(濃厚接触者扱いではない状態)、自費でPCR検査を受けるしかありません。職場や学校から検査料金の補助が出ればまだいいですが、そうでない場合にはお金が理由で自分の周辺から多くの人を感染させてしまう可能性についても考えておかなければならないでしょう。

恐らく、もし自分にそれらしい症状が出た場合、仕事を長期間休まされることになるでしょうが、職場の方としても陽性か陰性かわからない状況では同僚まで仕事を休ませることはしないでしょう。そうなると、万が一自分が陽性だった時のことを考え、自費で検査を受けるしかないのかなという気がします。ちなみに、私の住む静岡市では医師が検査の必要性有と判断した場合で、その場合はPCR検査ではなく、抗原検査の費用を市が助成するとのことです。それだと自分の場合はあくまで自費で検査を受けないといけないかなと思うのですが、皆さんの住まれている街ではその辺がどうなっているのか、事前にネットで調べた上でいざという時に対応してもらえるように考えておいた方がいいと思います。

できれば行政には、そうした住民の不安を解消してくれるよう、さらに新たなクラスターを感染経路がわかっている場合には消せるような対応をお願いしたいところですね。


楽天ポイントとSuicaが連携できるようになると

電子マネーや各種ポイントは、まだどの陣営が覇権を取るかわからず、熾烈なシェア争いを行なっています。ユーザーとしても、苦労して貯めたポイントの用途が多いか少ないかによって家計の内容も影響を受けますし、その動向から目が離せません。

そんな中、楽天は電子マネーである楽天ペイの新たな施策として、すでに現状では楽天ペイからSuicaにチャージできるようになっていましたが、今回新たに楽天ポイントをSuicaにチャージできるようにすることを発表しました。近いうちにポイント移行ができるようになるようですが、他社のポイントにもそれぞれに特徴があるものの、私は楽天ポイントの期間限定ポイントも出光スタンドでの給油に使えるという理由で、楽天ポイントを中心に貯めていたので、今回の決定にはちょっと期待します。

私の住んでいる地域はJR東海エリアなのですが、SuicaにチャージしておけばJRにも、地元の路線バスがSuicaと提携しているので、普通にスマホをかざせば乗れ、さらに電子マネーとしてキヨスクやファーストフードでの買い物もできるので、お出掛けの際には楽天ポイントよりも便利に使えるのがSuicaだったりします。今後具体的にどのように連携してポイント移行ができるのか、そもそも期間限定ポイントの扱いは? と色々なことを考えてしまいますね。

私自身は、今後のスマートフォンを使ったポイント利用については、ポイントを貯めて何か特別なものを買うというよりも、月々出費のある費用にポイントを使えるようと考えています。そうすれば口座の残高はポイントを使った分だけ残ることになるので、ポイントの無駄遣いを防ぎ、いつでも使える現金や電子マネーを残すことができます。

その一つとして、交通費をポイントで利用できる手段が、今までのガソリン代だけでなく電車やバスにも拡大されるということになると、ポイントを使い切れずに無駄にすることも少なくなるのではないでしょうか。

まだ詳細がわからないので何とも言えないものの、今後の楽天のアナウンスで詳細が明らかになったら、今後の楽天ポイントの使い方についても色々考えてみたいと思っています。


GoToキャンペーンの利用継続についての考え方

この文章を書いている中で、大都市だけでなく北海道の利尻島でもクラスターが発生したから言うのではなく、既に寒波に見舞われていたヨーロッパでの新型コロナウィルス感染者の増え方を見ると、日本でも同じように感染が広がることはある程度予想は付いていたということを前提にしてこれからの事を書こうと思います。

過去の日本ではスペイン風邪の流行はあったものの、その時代を知っている人がほぼいない中で、日本列島に新型コロナウィルスが入ってきて、学校が休校するような事になり、自宅に引きこもる人が増え、ストレスをためる人が増えてきました。さらに今まで当り前のように営業していた飲食業や宿泊業の存続自体が危ぶまれる状況が訪れたことから、旅行に行き、食事に行くことで関係者の生活を守ろうと意図する中で、GoToトラベル・GoToイートのキャンペーンが張られ、それが一定の効果を(業者だけでなくひきこもっていた人にも)挙げていたことも確かでしょう。

しかし、最初に書いたような北海道の離島でクラスターが発生してしまうような事が実際に起きてしまうと、GoToキャンペーンが、その恩恵に預かることなく穏やかに暮らしていた人の心に不安ということだけでなく、深刻な生活への影響を与えてしまうことになってしまっていることを理解しなければならないでしょう。

ちなみに、利尻島での感染のきっかけは島内の誰でも利用できる食堂だったそうですが、一定の場所にとどまっての会食の危険というものを感じるとともに、宿泊や食事についてその費用を助成する政策というのは、離島や山間部のような地域に生きる人たちの生活を脅かす可能性があり、地域を限定して業者への支援金を出すような方向に助成の形を変えることも必要なのではないでしょうか。

ただ、どうしてもその場所に行かなければならない人がいたとしたら、そうした助成を行なっている場所に入るために事前に検査を受けて行くようにするとか、食事も食堂ではなくお弁当などのテイクアウトで提供するようにするとか、外部から来る人間の排除ではなく安全に住み分けできるようなシステムを作っておくことも大事なような気がします。

私自身はどうしても出掛けなければならないような場合には(現状では検査は自費になると思うので検査しないで出掛けることが前提で)、車中泊利用で、食事も事前に用意するか、基本はテイクアウト利用をしますが、お店の方々の対応で可能ならば、車の中で待っていて電話ないしネット注文をして車の前までテイクアウトの食事を届けてもらうような形でできるだけ地元の人と接触しないような方法を考えると思います。

今後、何の対策もしないでGoToキャンペーンを続けた場合、単に感染者数の増加ということだけではなく、都市と農村・漁村・山村といった地方との個人的な軋轢が生まれ、コロナ後の旅行にも悪い影響が出てしまうのではないかということを心配するところもあります。それと同時に、どこかへ出掛ける以外に引きこもり状態のストレスを軽減する方法について、みんなで考えていくべきだろうと思います。


Googleフォトの今後とこれからの考え方

インターネットの世界というのは、今日あったものが明日も変わらずにあるものではないということは良くあります。特に無料でそれなりに便利に使えていたものが急にサービスを終了するというのは、使っている人は早めに代替のサービスを考えておかなければならないでしょう。

今回、Googleから発表のあった「Googleフォト」の高画質フォトの無制限保存の2021年5月いっぱいでの終了のアナウンスには個人的には何とか乗り換えをしなくてはと思っています。

それほどスマホで写真を撮ることがなく、さらにGoogleDriveを使っていない方ならそのまま使い続けても問題はないと思うのですが、合計15GBあるGoogleを利用したサービスは、GoogleDriveだけでなくGmailの容量も合わせて無料で使用できるところが15GBになります。2021年6月以降には、さらにこの中にGoogleフォトの容量も合算されるということになるので、普通に写真をアップしていてもかなり早い時期に無料部分がいっぱいになってしまうことが予想されます(今まで保存していた分は影響を受けません)。

今のまま保存する容量を増やしたい場合は、月額250円で100GBまで保存できるようになりますが、年払にすると2,500円で利用できるようになるそうです。ただ、同じことのできる有料サービスを私の場合はすでに利用しているので、写真の保存だけはそちらの方に移行しようかなと思っています。それは、Amazonプライム会員の特典の一つである「プライム・フォト」の方に保存することです。

ちなみに、Amazonのプライム・フォトは5GBまでは無料で利用できますが、プライム会員(年会費は4,900円)になると無制限で利用することができます(逆にプライム会員を解約すると無料上限までしか保存できなくなるということです)。もし同時使用されている方がいたら、Googleフォトとダブっている写真は削除した上で、しばらくはプライム・フォトに画像をアップロードする設定にし、無料上限の5GBまで使いながら、今後の写真の取扱いについて考えるのがいいのではないでしょうか。

また、2020年11月現在で無料で多くのストレージが使えるサービスで、スマホから自動アップロードができるサービスには「MEGA」があります。こちらは無料で50GBまで使え、さらにPC用・スマホ用のアプリをダウンロードして使うとボーナスストレージがもらえるので、Amazonのプライム・フォトと併用して自動アップロードを設定しておき、どちらかのサービスが改変されてもどちらかが生き残るようにしておいた方がいいかなと思っています。

というのも、今回のGoogleと同じように、MEGAやAmazonのプライム会員特典の方も、Googleフォト難民が私のように押し寄せる可能性があるので(^^;)、今後の状況によってはどうなるかわかりません。特にAmazonは、今後取って代わるサービスが出てきたら、ほとんどプライム会員でいるメリットはなくなるかも知れませんので、今後のために新たなサービスの利用を複数にわたって模索する方がいいように思います。

また、そうした複数コピーの方法として、フラッシュメモリーも安く手に入るようになってきたので、あえてクラウド上ではなく、外部メモリにまとめてコピーして保管するということも一つの対策です。さらに言うと、スマホのカメラの設定を変更し、解像度を落として一枚あたりのファイルサイズを少なくできるなら、自分で納得できる範囲で画質を落とすことも考えてみましょう。


モンベル「浮くっしょん」用のカバーを探す

車中泊グッズとしてかなり前に紹介したモンベルの「浮くっしょん」は現在もその形を変えないまま現行商品として存在しているのは嬉しいものです。この商品はいわゆるライフジャケットなのですが、専用のクッションカバーに入れると、車の座席に置いておくにはピッタリのサイズのクッションとしても使えるので、いわゆる車中泊のしにくい車において、段差を埋めたり寝ていて違和感があるようなところに置くことで、車中泊しやすい状況を作ってくれる有難い存在です。

ただ、専用のクッションカバーが肌触りが良いのですが、継続して使っていると、どうしても破けてしまい、その都度カバーを買い換えるのが、なかなかモンベルショップに行けない状況になっている中では大変で、先日まで破れた部分を隠して使っていたのですが(^^;)、先日のこと、専用品でなくても使えるものはないかと思って、近くにあるニトリに行ってきました。

ニトリに限らず、クッション用のカバーは様々なホームセンターなどで売っていると思うのですが、この「浮くっしょん」にぴったりとはまるサイズは45cm×45cmになります。今回はとにかく、破れたままのものから換えるため、一番安い(税込400円くらいで購入)モノトーンのカバーを購入しました。

浮くっしょんを畳んで紐なども中に押し込むようにしてからカバーに入れれば、このように運転席・助手席に置いても違和感ない形になります。クッション自体がライフジャケットのため、沈み込みも少なく、私の場合はこのクッションを入れた方が腰も痛くならないような感じがします。2020年に通販で売れたというハニカム構造の卵が割れないクッションも試してみたいですが、こちらの浮くっしょんは、単なるクッション以外にも役に立つ場合があるかも知れないので、やはりこちらの方をメインに使って浮気はしない方がいいかなと思います。

旅行先で川遊びをするような場合の他、車内にライフジャケットをいつでも使えるように用意しておくということは、もし運転中に不注意で海や湖に転落したり、急な大雨で車が冠水してしまったような場合に、内側から車の窓ガラスを叩いて割る専用ハンマーと同時に置いておくと、まず冷静に浮くっしょんをカバーから取り出し本体に書かれている装着の方法に従って装着し、ドアが開かない場合にはサイドの窓ガラスを叩き割って車から脱出するという事を覚えていれば、下手をすると命の危険のある水場からの脱出をサポートしてくれます。

モンベルのサイトを見ると浮くっしょん本体の材庫はあるようですが(オンラインショップの内容で確認しています)、クッションのカバーについては一部の柄が完売してしまっているものもあるようですので、私のようにつまらない柄のものでなく、自分の車に合ったデザインのクッションカバーをモンベル以外から探すというのもいいかも知れません。


ヤマハの「Distance Viewing」で全盛期のパフォーマンスの記録を

新型コロナウィルスの関係で、飲食業界とともに厳しいのが、エンターテインメント業界だと言われています。コロナ騒動の初期からクラスターが発生したことで今でもなかなかお客さんを多く入れての営業ができないライブハウスでは、ライブハウスのオーナーだけでなく演奏するミュージシャンも活動の場を奪われてしまっています。

2020年の10月にヤマハは、こうしたライブ・コンサートの臨場感を再現するためのシステム「Distance Viewing(ディスタンスビューイング)」を発表しました。ステージにおけるミュージシャンの動きをカメラで撮影し、大型プロジェクターを使ってライブの音と映像を再現するのですが、その際、ステージの照明のパターンやミキサーの操作情報もデータ化して、あたかも目の前でミュージシャンがパフォーマンスをしているような形でのライブ再現が可能になるという触れ込みです。

もちろん、全てが同じというわけにはいかないものの、現在のライブハウスでは店内を満員にするまで人を詰め込むわけにもいかない中、いったん記録したライブデーターを何回かに分けて上映することで、ミュージシャンの負担も少なくなりますし、ライブハウスの集客という点でも回数を分けることで集客力が高まる効果が期待されます。直接ミュージシャンと触れ合うことができないのはライブハウスの魅力を一部削ぐような事になってしまうところはあるのですが、バーチャルなライブの再現なら全国どこでも開催でき、それにリモートトークなどをからませれば、今までは大都市に行かなければ体験できなかったライブ感を観衆はある程度体験できるということにもなるでしょう。

個人的には、さらにシステムがバージョンアップして、ミュージシャン特有の音をできるだけライブ会場で直接聞くくらいまでレベルアップしてもらえると、コロナ関連ではない需要が生まれるのではないかと期待するところがあります。

どういうことかと言うと、いつの世にも「伝説の」と付くようなミュージシャンのセッションはあると思うのですが、これが音だけで記録されたものではなく、その時のミキサーの操作までライブ時と同じに保たれ、さらにその場の雰囲気もライティングで似せることができるとしたら、伝説の演奏というのはいつでもこのシステムを使って再現できるということになります。

つまり、このシステムで現在の最高のライブパフォーマンスをあらゆるジャンルに渡って記録することを続けていければ、例えば私たちがモーツァルトの指揮するオペラの記録やジャズのチャーリー・パーカーのセッションを当時の雰囲気そのままでライブ会場に出向けば見られるようになるくらいの事が未来には起こるということになります。逆にそうなると、現役のミュージシャンは過去の伝説のミュージシャンと比べられてしまうというところがありますが、逆に自分の能力を伸ばす上での格好の材料にもなるのではないでしょうか。

さらにこのシステムを使う場合、個人レベルではなかなか記録されたライブを再現するだけの設備を用意できないので、ライブハウスの営業自体を食うようなこともないという点でしょう。コロナ後の社会ではライブの予定のない時間帯に過去の名演を楽しむような形で、ライブハウスの集客力もアップするのではないかと思いますし、今後のシステムのバージョンアップでどんなものができてくるのか、個人的にも楽しみです。